JPH11270180A - ブレースダンパ - Google Patents

ブレースダンパ

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JPH11270180A
JPH11270180A JP7953598A JP7953598A JPH11270180A JP H11270180 A JPH11270180 A JP H11270180A JP 7953598 A JP7953598 A JP 7953598A JP 7953598 A JP7953598 A JP 7953598A JP H11270180 A JPH11270180 A JP H11270180A
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JP
Japan
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brace
plate
damping force
vibration
damper
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JP7953598A
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Tatsuya Ganmi
龍也 願海
Akira Matsuno
亮 松野
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Hitachi Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は大地震のときの大きな振動だけでな
く比較的小さな交通振動も減衰できることを課題とす
る。 【解決手段】 ブレースダンパ装置19は、比較的大き
な振動を減衰させる油圧ダンパ23と、比較的小さな振
動を減衰させる減衰力発生機構25と有する。そして、
減衰力発生機構25は、第1ブレース24の端部に連結
されたリンク33と、リンク33の先端に連結された揺
動板35と、基礎151 に固定された取付板37と、揺
動板35を挟持するように取付板37に固定された摩擦
板38と、から構成されている。従って、減衰力発生機
構25は、第1ブレース24が軸方向に変位することで
揺動板35に摩擦力が付与されるよう構成されており、
小地震や交通振動等の比較的小さい振動エネルギによっ
てブレースが変位した場合も減衰力を発生させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレースダンパに係
り、特に構造物の地震による振動を吸収できると共に交
通振動も吸収できるよう構成されたブレースダンパに関
する。
【0002】
【従来の技術】ビルや住宅等の構造物の耐震性を高める
手段として、柱や梁等の骨組み間に骨組を塑性変形させ
ようとするエネルギを吸収するため、骨組みの対角位置
に装架されるブレースにダンパを取り付けて大地震の振
動エネルギを吸収して骨組みを制振させる制振構造の開
発が進められている。
【0003】このような制振構造に用いられる従来のブ
レースダンパとしては、例えば実開平7−23108号
公報に開示された構成のものがある。この公報に記載さ
れたものは、骨組みの対角位置に形成されたブレースに
シリンダ,ピス卜ン,逆止弁等からなる油圧ダンパが設
けられた構成されている。そして、このように構成され
たブレースダンパでは、大地震等の振動エネルギを油圧
ダンパのピストンとシリンダとの相対変位に伴う減衰力
によって吸収する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように建物のブレース部に油圧ダンパを用いたブレース
ダンパでは、大地震などの大きな揺れに対しては油圧ダ
ンパにより発生される減衰力によって制振することがで
きるので有効であるが、一般住宅における振幅の小さな
揺れに対しては油の圧縮性やオイルシールの摺動抵抗、
静摩擦の影響が大きいため減衰手段として作用せず、単
なる弾性体となってしまって振動を低減できないといっ
た問題があった。
【0005】そのため、従来のブレースダンパでは、油
圧ダンパで発生される減衰力が大地震のときの振動エネ
ルギを吸収できるように設定されているので、比較的小
さい地震あるいは自動車等の車両の通行による交通振動
が発生した場合、油圧ダンパで減衰力を発生させるだけ
の十分なストロークが得られず振幅の小さい振動を効果
的に減衰できなかった。
【0006】すなわち、ブレースダンパに適用される油
圧ダンパは、地震等の大きなエネルギを吸収する特性を
有するため、交通振動のような周波数が高く振幅の小さ
い振動を十分に吸収することができなかった。そこで、
本発明は上記問題を解決したブレースダンパを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、枠体に結合されるブレースを所定角度傾
斜させて取り付けられるブレースダンパにおいて、前記
ブレースと前記枠体との結合部分に前記ブレースが軸方
向に変位することで減衰力を発生させる減衰要素を設け
たことを特徴とするものである。
【0008】従って、請求項1記載の発明によれば、ブ
レースと枠体との結合部分にブレースが変位することで
減衰力を発生させる減衰要素を設けたため、小地震や交
通振動等の比較的小さい振動エネルギによってブレース
が変位した場合も減衰要素による減衰力によって比較的
小さい振動を減衰し、構造物の微小振動を制振すること
ができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記請求項
1記載のブレースダンパであって、前記減衰要素が、前
記ブレースの端部に連結されたリンク先端に支持され、
前記ブレースの軸方向の変位に応じて前記リンク先端が
揺動することで減衰力を発生させることを特徴とするも
のである。従って、請求項2記載の発明によれば、減衰
要素がブレースの端部に連結されたリンク先端に支持さ
れ、ブレースの軸方向の変位に応じてリンク先端が揺動
することで減衰力を発生させるため、ブレースの変位が
リンクによって拡大されて減衰要素による減衰力が得ら
れるので、小地震や交通振動等の比較的小さい振動エネ
ルギによってブレースが変位した場合も減衰要素による
減衰力によって、構造物の微小振動を制振することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になるブレースダ
ンパの一実施例が取り付けられた構造物の概略構成図で
ある。図1に示されるように、構造物11は、鉄骨を組
み合わせた1階骨組み12の上に鉄骨を組み合わせた2
階骨組み13を積み重ねた鉄骨構造であり、1階骨組み
12の柱14(141 ,142 )は基礎15(151
152 )に固定され、1階骨組み12の梁16は柱14
(141 ,142 )の上端間を横架するように締結され
ている。そして、2階骨組み13の柱17(171 ,1
2 )は梁16に締結され、2階骨組み3の梁18は柱
17(171 ,172 )の上端間を横架するように締結
されている。尚、図1において、外壁パネルや内壁パネ
ルや天井板等は省略してある。
【0011】1階骨組み12の対角線上には、ブレース
ダンパ装置19が取り付けられている。このブレースダ
ンパ装置19は、1階骨組み12の柱141 と基礎15
1 とにより形成された第1の角部20と、柱142 と梁
16とにより形成された第2の角部21との間に装架さ
れている。ブレースダンパ装置19は、1階骨組み12
の対角方向に傾斜した状態に取り付けられているので、
例えばA方向の変位が1階骨組み12に加えられると、
ブレースダンパ装置19には引っ張り荷重が作用する。
そして、B方向の変位が1階骨組み12に加えられる
と、ブレースダンパ装置19には圧縮荷重が作用する。
【0012】このように、構造物11にA,B方向の振
動が入力された場合、ブレースダンパ装置19には、圧
縮荷重、引っ張り荷重が交互に作用する。そのため、ブ
レースダンパ装置19は、吸収して1階骨組み12の振
動を減衰して1階骨組み12の上部に設けられた2階骨
組み13に伝搬した振動が増幅することを防止する。ブ
レースダンパ装置19は、1階骨組み12にA,B方向
の振動が入力されたときに減衰力を発生させる油圧ダン
パ23と、油圧ダンパ23のシリンダ23aと第1の角
部20との間に装架された第1ブレース24と、第1ブ
レース24と第1の角部20との間に設けられた減衰力
発生機構25と、油圧ダンパ23のピストンロッド23
bと第2の角部21との間に装架された第2ブレース2
6とからなる。
【0013】減衰力発生機構25は、後述するように第
1ブレース24が軸方向に変位することで、その変位量
に応じた減衰力を発生させるよう構成されており、小地
震や交通振動等の比較的小さい振動エネルギによってブ
レースが変位した場合も減衰力を発生させて比較的小さ
い振動エネルギを効果的に吸収することができる。ここ
で、上記減衰力発生機構25の構成について説明する。
【0014】図2は減衰力発生機構25を拡大して示す
正面図である。また、図3は図2中C−C’線に沿う縦
断面図である。図2、図3に示されるように、減衰力発
生機構25は、柱141 と基礎151とにより形成され
た第1の角部20に設置されており、大略、第1ブレー
ス24の端部にピン32を介して連結されたリンク33
と、リンク33の先端にピン34介して連結された揺動
板(減衰要素)35と、基礎151 に六角穴付きボルト
36により固定された取付板37と、揺動板35を挟持
するように取付板37に固定された摩擦板38と、から
構成されている。
【0015】取付板37は、側方からみると断面形状が
L字状に形成されており、摩擦板38に対向する垂直板
37aと、基礎151 に固定される水平板37bとを有
する。また、垂直板37aの背面側には、水平板37b
から起立された補強用リブ47が結合されている。そし
て、取付板37の垂直板37aと摩擦板38との間に形
成された隙間48には、揺動板35が揺動可能に挿入さ
れている。また、ブレースダンパ装置19の取付時は、
揺動板35が揺動により面内方向のずれを許容するの
で、取り付け作業が容易に行える。
【0016】リンク33は、第1ブレース24の延在方
向に対して直交する向きに延在されており、ピン34が
取付板37に固定されているので、ピン34を軸として
揺動可能に取り付けられている。そのため、第1ブレー
ス24に対する揺動板35の変位量は、ピン34と第1
ブレース24と連結されたピン32との距離Laと、ピ
ン34と揺動板35端部までの距離Lbとの比La/L
bによって決まる。従って、上記La/Lbの比が任意
の値となるようにピン34から揺動板35端部までの距
離Lbを大きくすることにより、第1ブレース24の変
位量を拡大して揺動板35に伝達することができる。
【0017】このように第1ブレース24と連結された
リンク33及び揺動板35は、第1ブレース24が軸方
向に変位するのに伴って、より大きな変位量で油圧ダン
パ23に近接又は離間する方向に揺動する。例えば、第
1ブレース24がC方向に変位した場合、リンク33及
び揺動板35は、E方向に揺動し、第1ブレース24が
D方向に変位した場合、リンク33及び揺動板35は、
F方向に揺動する。
【0018】また、リンク33に設けられた揺動板35
は、取付板37と摩擦板38の間に挟まれている。そし
て、取付板37及び摩擦板38は、ボルト391 〜39
4 、ナット461 〜264 により揺動板35の両面を押
圧した状態に保持される。そのため、ボルト391 〜3
4 とナット461 〜264 の締め付け力を調整するこ
とにより、揺動板35に対する摩擦力を調整することが
できる。また、揺動板35及び取付板37、摩擦板38
の材質を変更することにより摩擦係数を任意の値に設定
することができる。
【0019】そして、第1ブレース24が軸方向(C,
D方向)に変位してリンク33及び揺動板35がE,F
方向に揺動すると、揺動板35は取付板37及び摩擦板
38に当接した状態のまま摺動するため、揺動板35に
対して摩擦力が付与される。尚、この状態では、第1ブ
レース24の変位量が小さいので、油圧ダンパ23が動
作しておらず、油圧ダンパ23からの減衰力が得られて
いない。
【0020】この際、揺動板35の変位量は、ピン34
と第1ブレース24と連結されたピン32との距離La
と、ピン34と揺動板35端部までの距離Lbとの比L
a/Lbによって拡大される。そのため、第1ブレース
24の変位量が微小でも揺動板35は摩擦力を発生させ
るのに十分な変位量で揺動することができる。また、揺
動板35が上記のように揺動する際に得られる摩擦力
は、取付板37と摩擦板38との挟持力、揺動板35の
摺動面積、各部材の摩擦係数により任意の大きさに設定
される。
【0021】そのため、1階骨組み12に交通振動等の
振幅の小さい振動が伝播した場合には、第1ブレース2
4が軸方向の変位することでリンク33及び揺動板35
の揺動動作により発生する上記摩擦力が減衰力として作
用する。このように、1階骨組み12の微小な振動は、
揺動板35と取付板37及び摩擦板38との間の摩擦力
によって制振される。
【0022】また、取付板37には、揺動板35が揺動
許容範囲を越えないように規制する第1、第2ストッパ
401 ,402 が取り付けられている。第1ストッパ4
1は揺動板35がF方向に揺動したときの規制位置に
取り付けられており、第2ストッパ402 は揺動板35
がE方向に揺動したときの規制位置に取り付けられてい
る。また、第1、第2ストッパ401 ,402 には、揺
動板35が当接したときの衝撃力を緩和させるため、例
えばゴムなどの弾性体411 ,412 が固着されてい
る。また、第1、第2ストッパ401 ,402 の反対側
には、補強用のリブ421 ,422 が設けられている。
【0023】そして、上記のようにリンク33及び揺動
板35が上記第1、第2ストッパ401 ,402 により
設定された揺動許容範囲を越えるように第1ブレース2
4が軸方向(C,D方向)に大きく変位した場合、揺動
板35が第1、第2ストッパ401 ,402 の弾性体4
1 ,412 に当接してそれ以上同方向への揺動が規制
される。この当接状態でさらに第1ブレース24が軸方
向(C,D方向)に変位すると、第1ブレース24が変
位が油圧ダンパ23に伝達され、油圧ダンパ23で減衰
力が発生される。
【0024】そのため、揺動板35が第1、第2ストッ
パ401 ,402 に当接する揺動範囲を越えるストロー
クの振動が第1、第2ブレース24、26に伝達された
場合、油圧ダンパ23に圧縮荷重又は引っ張り荷重が作
用して油圧ダンパ23による減衰力が1階骨組み12に
付与される。これにより、比較的振幅の大きい振動を制
振することができる。
【0025】次に、本発明の変形例について説明する。
図4に示されるように、減衰力発生機構25の変形例1
として摩擦板38を押し付け板60、スプリング6
1 ,612 を介して揺動板35に押し付けるようにし
て摩擦板38と揺動板35との摩擦力をスプリング61
1 ,612 の押圧力により設定することができる。この
場合、摩擦板38がすり減った場合でも隙間48が開く
ことがなく、摩擦による減衰力を得ることができる。
【0026】また、図5に示されるように、減衰力発生
機構25の変形例2として摩擦板38,62を押し付け
板60、スプリング611 〜614 を介して揺動板35
の両側から押し付けるようにすることも可能である。こ
の場合、スプリング611 〜614 の押圧力により揺動
板35に対する摩擦力を設定することができると共に、
揺動板35が揺動方向と直交する板厚方向に変動しても
各スプリング611 〜614 の伸縮動作により吸収する
ことができる。
【0027】図6は減衰力発生機構25の変形例3を拡
大して示す正面図である。また、図7は図6中D−D’
線に沿う縦断面図である。尚、上記図6及び図7におい
て、前述した図2及び図3と同一部分には、同一符号を
付してその説明を省略する。図6、図7に示されるよう
に、減衰力発生機構51は、大略、第1ブレース24の
端部にピン32を介して連結されたリンク33と、リン
ク33の先端にピン34介して連結された揺動部材52
と、基礎151 に六角穴付きボルト36により固定され
た箱状の容器53と、容器53内にボルト36により固
定された取付板37とから構成されている。
【0028】箱状の容器53内には、任意の粘度を有す
る粘性体54が注入されている。また、揺動部材52
は、同一面積を有する揺動板52a〜52cを有する。
この揺動板52a〜52cは、側方からみると櫛歯状に
形成されており、揺動部材52から側方に突出する支持
部52dにより所定間隔毎に平行に支持されている。そ
のため、揺動部材52は、容器53内における粘性体5
4に対する接触面積が増大される。また、揺動板52a
〜52cの間隔を小さくすることにより粘性体54の剪
断抵抗を増大させることができる。そのため、揺動部材
52は、揺動板52a〜52cが粘性体23に浸された
状態で揺動することにより減衰力が付与される。尚、揺
動板52a〜52cに付与される粘性体54の剪断抵抗
は、粘性体54の粘度、揺動板52a〜52cの間隔に
よって任意に設定することができる。
【0029】そして、第1ブレース24が軸方向(C,
D方向)に変位してリンク33及び揺動部材52がE,
F方向に揺動すると、揺動部材52は揺動板52a〜5
2cが粘性体23に浸された状態で揺動するため、粘性
体54の剪断抵抗力が減衰力として付与される。この
際、揺動部材52の変位量は、ピン34と第1ブレース
24と連結されたピン32との距離Laと、ピン34と
揺動板52a〜52c端部までの距離Lbとの比La/
Lbによって拡大される。そのため、第1ブレース24
の変位量が微小でも揺動部材52は減衰力を発生させる
のに十分な変位量で揺動することができる。尚、この状
態では、第1ブレース24の変位量が小さいので、油圧
ダンパ23が動作しておらず、油圧ダンパ23からの減
衰力が得られていない。
【0030】そのため、1階骨組み12に交通振動等の
振幅の小さい振動が伝播した場合には、第1ブレース2
4の軸方向の変位に伴うリンク33及び揺動部材52の
揺動動作により発生する上記剪断抵抗力が減衰力として
作用する。このように、1階骨組み12の微小な振動
は、粘性体54と揺動板52a〜52cとの間の抵抗力
によって制振される。
【0031】そして、上記リンク33及び揺動部材52
が上記第1、第2ストッパ401 ,402 により設定さ
れた揺動許容範囲を越えるように第1ブレース24が軸
方向(C,D方向)に大きく変位した場合、揺動部材5
2が第1、第2ストッパ40 1 ,402 の弾性体4
1 ,412 に当接してそれ以上同方向への揺動が規制
される。この当接状態でさらに第1ブレース24が軸方
向(C,D方向)に変位すると、第1ブレース24が変
位が油圧ダンパ23に伝達され、油圧ダンパ23で減衰
力が発生される。
【0032】そのため、揺動部材52が第1、第2スト
ッパ401 ,402 に当接する揺動範囲を越えるストロ
ークの振動が第1、第2ブレース24、26に伝達され
た場合、油圧ダンパ23に圧縮荷重又は引っ張り荷重が
作用して油圧ダンパ23による減衰力が1階骨組み12
に付与される。これにより、比較的振幅の大きい振動を
制振することができる。
【0033】上記説明では、油圧ダンパ23が設けられ
たブレースダンパ装置について説明したが、これに限ら
ず、油圧ダンパ23のない構成、すなわちブレースと上
記減衰力発生機構25または51のみの組み合わせとし
ても良い。この場合、小さな振動に対してはこれを吸収
し、大きな振動に対してはブレースにより構造物の強度
を高めることもできる。
【0034】また、上記実施例では、地震による振動を
油圧ダンパ27により減衰するよう構成されたブレース
ダンパを一例として説明したが、これに限らず、油圧ダ
ンパ27の代わりに鋼材を塑性変形させて地震による振
動を減衰する鋼棒ダンパ、あるいは鉛により形成された
ダンパ部材を変形させて地震による振動を減衰する鉛ダ
ンパ、あるいは摩擦部材による摩擦抵抗により地震によ
る振動を減衰する摩擦ダンパ等を用いることもできる。
【0035】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、ブレースと枠体との結合部分にブレースが軸方向に
変位することで減衰力を発生させる減衰要素を設けたた
め、小地震や交通振動等の比較的小さい振動エネルギに
よってブレースが変位した場合も減衰要素による減衰力
によって比較的小さい振動エネルギを効果的に吸収し、
構造物の微小振動を制振することができる。
【0036】また、請求項2記載の発明によれば、減衰
要素がブレースの端部に連結されたリンク先端に支持さ
れ、ブレースの軸方向の変位に応じてリンク先端が揺動
することで減衰力を発生させるため、ブレースの変位が
リンクによって拡大されて減衰要素による減衰力が得ら
れるので、小地震や交通振動等の比較的小さい振動エネ
ルギによってブレースが変位した場合も減衰要素による
減衰力によって比較的小さい振動エネルギを効果的に吸
収し、構造物の微小振動を制振することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるブレースダンパの一実施例が取り
付けられた構造物の概略構成図である。
【図2】減衰力発生機構25を拡大して示す正面図であ
る。
【図3】図2中C−C’線に沿う縦断面図である。
【図4】減衰力発生機構25の変形例1の縦断面図であ
る。
【図5】減衰力発生機構25の変形例2の縦断面図であ
る。
【図6】減衰力発生機構25の変形例3を拡大して示す
正面図である。
【図7】図6中D−D’線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
11 構造物 12 1階骨組み 13 2階骨組み 14(141 ,142 ),17(171 ,172 ) 柱 15(151 〜152 ) 基礎 16,18 梁 19 ブレースダンパ装置 23 油圧ダンパ 24 第1ブレース 25 減衰力発生機構 26 第2ブレース 33 リンク 35 揺動板 37 取付板 38 摩擦板 51 減衰力発生機構 52 揺動部材 53 容器 54 粘性体 60 押し付け板 611 〜614 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に結合されるブレースを所定角度傾
    斜させて取り付けられるブレースダンパにおいて、 前記ブレースと前記枠体との結合部分に前記ブレースが
    軸方向に変位することで減衰力を発生させる減衰要素を
    設けたことを特徴とするブレースダンパ。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のブレースダンパであ
    って、 前記減衰要素は、前記ブレースの端部に連結されたリン
    ク先端に支持され、前記ブレースの軸方向の変位に応じ
    て前記リンク先端が揺動することで減衰力を発生させる
    ことを特徴とするブレースダンパ。
JP7953598A 1998-03-26 1998-03-26 ブレースダンパ Pending JPH11270180A (ja)

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