JPH11270372A - ディーゼルエンジンの停止装置 - Google Patents
ディーゼルエンジンの停止装置Info
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- JPH11270372A JPH11270372A JP7237098A JP7237098A JPH11270372A JP H11270372 A JPH11270372 A JP H11270372A JP 7237098 A JP7237098 A JP 7237098A JP 7237098 A JP7237098 A JP 7237098A JP H11270372 A JPH11270372 A JP H11270372A
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
ングが発生することを防止することのできるディーゼル
エンジンの停止装置を提供する。 【解決手段】ディーゼルエンジン11の停止時には吸気
系に設けられた吸気絞り弁55が全閉にされることで、
速やかなエンジン11の停止や同停止時の振動低減が図
られる。エンジン11に設けられた電子制御ユニット
(ECU)は、同エンジン11の停止時に吸気絞り弁5
5全閉に基づきエンジン回転数の急な低下が生じたと
き、そのエンジン回転数の低下に起因して過度に増加す
る燃料噴射量を上限ガードする。また、ECUは、エン
ジン11の停止時に吸気絞り弁55全閉に基づき吸気圧
の急な低下が生じたとき、その吸気圧の低下に基づき過
度に進角側に補正される目標燃料噴射時期を進角側につ
いてガードする。
Description
吸気絞り弁を吸入空気量減量側へ制御するなどして機関
回転抵抗を付与するディーゼルエンジンの停止装置に関
するものである。
ジンにおいては、アクセル踏込量、機関回転数及び吸気
圧など、エンジンの運転状態に基づき燃料噴射量や燃料
噴射時期が求められる。こうして燃料噴射量及び燃料噴
射時期が求められると、その求められた燃料噴射量に対
応した量の燃料が、求められた燃料噴射時期に対応した
時期にディーゼルエンジンの燃焼室に噴射される。上記
求められる燃料噴射量は、アクセル踏込量が「0」であ
る条件のもとでは機関回転数が低くなるほど大きくな
る。また、上記求められる燃料噴射時期は、アクセル踏
込量を一定とした条件のもとでは機関回転数が大きくな
るほど進角側の値になる。
圧が低くなって吸気圧が低くなるときには、燃焼室内で
の良好な燃料の燃焼を図るために進角側に補正される。
即ち、吸気圧が低くなって燃焼室に吸入される酸素量が
少なくなると、燃焼室内の燃料への着火に遅れが生じ、
その着火遅れに起因してディーゼルエンジンに失火や白
煙が生じてしまう。しかし、上記のように燃料噴射時期
を進角させることで、燃焼室内での燃料への着火遅れを
防止し、失火や白煙が発生しない良好な燃焼を得ること
ができるようになる。
ては、同エンジンの停止時における振動低減を意図して
機関回転抵抗を付与する場合がある。このように機関回
転抵抗を付与する方法としては、ディーゼルエンジンの
吸気通路に吸気絞り弁を設け、同エンジンの停止時に上
記吸気絞り弁を閉じることが考えられる。こうした吸気
絞り弁の一例としては、例えば特開昭58−13133
9号公報に記載されたものが知られている。上記公報に
記載された吸気絞り弁をディーゼルエンジンに採用した
場合、同エンジンの停止開始時には吸気絞り弁が閉じら
れて吸入空気量が減量されることとなる。そして、吸入
空気量減量によるディーゼルエンジンのポンピングロス
増大により、同エンジンの停止完了を速やかに行わせる
ことで、エンジン停止時における振動低減が図られる。
エンジンの停止時には、直ちに燃料噴射を停止するより
も停止開始して所定時間が経過してから燃料噴射を停止
した方が、停止時における同エンジンの振動が小さくな
ることが知られている。しかし、上記のような燃料噴射
停止の遅延を行った場合、ディーゼルエンジンの停止開
始時にアクセル踏込量が「0」にされるとともに吸気絞
り弁が閉じられれると、同エンジンの機関回転数が速や
かに低下するため、求められる燃料噴射量が急に増大し
て燃焼室に余分な燃料が噴射されることとなる。こうし
て余分な燃料が燃焼室に噴射された状態でディーゼルエ
ンジンが停止完了すると、同エンジンを次回に始動させ
るとき、燃え残った上記余分な燃料に起因してスモーク
が発生してしまう。
与する手段として吸気絞り弁を採用した場合に限らず、
例えばディーゼルエンジンの排気通路に排気絞り弁を設
け、同エンジンの停止時に上記排気絞り弁を閉じて機関
回転抵抗を付与するようにした場合においても概ね共通
したものとなっている。
吸気絞り弁が閉じられると、吸入空気量が減量して吸気
圧が低下し、求められる燃料噴射時期が進角側に補正さ
れる。このようにしてディーゼルエンジンの燃料噴射時
期が進角すると、同エンジンにノッキングが発生し、そ
のノッキング音も無視できないものとなる。
ものであって、その目的は、停止時に余分な燃料が噴射
されるのを防止するこのできるディーゼルエンジンの停
止装置を提供することにある。
キングが発生するのを防止することのできるディーゼル
エンジンの停止装置を提供することにある。
め、請求項1記載の発明では、燃焼室内に機関運転状態
に基づいて求められる量の燃料を噴射供給するととも
に、停止開始時には機関回転抵抗を付与するディーセル
エンジの停止装置において、ディーゼルエンジンが停止
開始したとき、前記機関運転状態に基づき求められる燃
料噴射量を上限ガードする噴射量ガード手段を備えた。
転抵抗が付与されたとき、その機関回転抵抗の付与に基
づき機関回転数が急に低下するようになる。しかし、同
構成によれば、上記機関回転数などの機関運転状態に基
づき求められる燃料噴射量が上限ガードされることとな
る。そのため、機関回転抵抗の付与に基づき機関機関回
転数が急に低下することによって燃料噴射量が過度に増
加することがなく、その過度な燃料噴射量の増加に基づ
く燃焼室への余分な燃料噴射が防止される。
発明において、前記燃料噴射量のガード値は、ディーゼ
ルエンジンの停止開始時の燃料噴射量以下の値であるも
のとした。
止開始以後には、機関回転抵抗が付与されて機関回転数
が急に低下しても燃料噴射量が増加しないため、燃料噴
射量が過度に増加することに基づく燃焼室への余分な燃
料噴射が好適に防止される。
発明において、前記燃料噴射量のガード値は、アイドル
噴射量以下の値であるものとした。同構成によれば、例
えばディーゼルエンジンを空ぶかしした直後に同エンジ
ンを停止開始した場合、空ぶかしに基づき増加した燃料
噴射量がアイドル噴射量以下となるようガードされる。
即ち、停止開始後の燃料噴射量がアイドル噴射量以下に
なり、燃料噴射量が過度に増加することに基づく燃焼室
への余分な燃料噴射が好適に防止される。
いずれかに記載の発明において、ディーゼルエンジンの
停止開始時に機関回転抵抗を付与すべく前記燃焼室への
吸入空気量を減量側に制御する吸気絞り弁と、同エンジ
ンの吸気圧に基づき補正される燃料噴射時期にて燃料噴
射を行わせる噴射時期制御手段と、ディーゼルエンジン
が停止開始したとき、前記求められる燃料噴射時期を進
角側についてガードする噴射時期ガード手段とを更に備
えることを特徴とするディーゼルエンジンの停止装置。
開始時に吸気絞り弁が吸入空気量減量側に制御される
と、吸気圧が低くなって燃料噴射時期が進角側に補正さ
れる。その燃料噴射時期が進角側についてガードされる
ため、燃料噴射時期が過度に進角することに基づくノッ
キングが防止される。
発明において、前記燃料噴射時期のガード値は、ディー
ゼルエンジンの停止開始時の燃料噴射時期と同じ値であ
るものとした。
止開始以後には、吸気絞り弁が吸入空気量減量側に制御
されて吸気圧が低下しても燃料噴射時期が進角しないた
め、燃料噴射時期が過度に進角することに基づくノッキ
ングが好適に防止される。
いずれかに記載の発明において、ディーゼルエンジンの
停止開始時に機関回転抵抗を付与すべく前記燃焼室への
吸入空気量を減量側に制御する吸気絞り弁と、同エンジ
ンの吸気圧に基づき補正される燃料噴射時期にて燃料噴
射を行わせるとともに、ディーゼルエンジンの停止開始
時には前記補正される燃料噴射時期よりも遅角した時期
にて燃料噴射を行わせる噴射時期制御手段とを更に備え
た。
止開始時の燃料噴射時期を、吸気圧に基づき補正される
燃料噴射時期よりも遅角させつつ、スモークの発生を抑
制可能な値とすることができるようになる。従って、燃
料噴射時期の過度な進角によるノッキングを防止しつ
つ、燃料噴射時期の遅角し過ぎによるスモーク発生を防
止することができるようになる。
形態を図1〜図7に従って説明する。図1に示すよう
に、ディーゼルエンジン11のシリンダブロック11a
には、ピストン12が往復移動可能に設けられている。
このピストン12は、コンロッド13を介してディーゼ
ルエンジン11の下部に設けられたクランクシャフト
(出力軸)14に連結されている。そして、ピストン1
2の往復移動は、コンロッド13によりクランクシャフ
ト14の回転へと変換されるようになっている。こうし
たディーゼルエンジン11には、始動時にクランクシャ
フト14を強制的に回転させるためのスタータ51が設
けられている。このスタータ51の駆動は、自動車の室
内に設けられたイグニッションスイッチ52を操作する
ことによって行われる。
一つの突起15aが設けられ、クランクシャフト14の
側方には突起15aを検出して検出信号を出力するクラ
ンクポジションセンサ16が設けられている。そして、
クランクシャフト14が回転して、突起15aが所定周
期毎にクランクポジションセンサ16の側方を通過する
と、同センサ16から所定間隔毎に検出信号が出力され
るようになる。
ゼルエンジン11の冷却水温を検出するための水温セン
サ11bが設けられている。また、シリンダブロック1
1aの上端にはシリンダヘッド17が設けられている。
そして、シリンダヘッド17とピストン12との間には
燃焼室18が設けられている。シリンダヘッド17に
は、その燃焼室18内に燃料を噴射するための噴射ノズ
ル18aが設けられるとともに、吸気ポート19及び排
気ポート20が同燃焼室18と連通するように設けられ
ている。そして、それら吸気ポート19及び排気ポート
20には、それぞれ吸気バルブ21及び排気バルブ22
が設けられている。
及び排気バルブ22を開閉駆動するための吸気カムシャ
フト23及び排気カムシャフト24が回転可能に支持さ
れている。これら吸気及び排気カムシャフト23,24
はタイミングベルト(図示せず)を介してクランクシャ
フト14に連結され、同ベルトによりクランクシャフト
14の回転が吸気及び排気カムシャフト23,24へ伝
達されるようになっている。そして、吸気カムシャフト
23が回転すると、吸気バルブ21が開閉駆動されて、
吸気ポート19と燃焼室18とが連通・遮断されるよう
になる。また、排気カムシャフト24が回転すると、排
気バルブ22が開閉駆動されて、排気ポート20と燃焼
室18とが連通・遮断されるようになる。
は、それぞれ吸気管30及び排気管31が接続されてい
る。この吸気管30内及び吸気ポート19内は吸気通路
32となっており、排気管31内及び排気ポート20内
は排気通路33となっている。
れたアクセルペダル34aの踏込量に基づき開度調節さ
れるスロットルバルブ34が設けられている。そのアク
セルペダル34aの踏込量(アクセル踏込量)はアクセ
ルポジションセンサ27によって検出され、同センサ2
7からは上記検出されたアクセル踏込量に対応した検出
信号が出力される。また、スロットルバルブ34の開度
(スロットル開度)はスロットルポジションセンサ28
によって検出され、同センサ28からは上記検出したス
ロットル開度に対応した検出信号が出力される。更に、
吸気管30において、スロットルバルブ34よりも下流
側には圧力センサ30aが設けられている。この圧力セ
ンサ30aは、スロットルバルブ34よりも下流側に位
置する吸気通路32内の圧力を検出し、その検出された
圧力に対応した検出信号を出力する。
も下流側は、ディーゼルエンジン11における排気の一
部を吸気通路32に再循環させるための排気再循環(E
GR)通路35を介して排気通路33と連通している。
このEGR通路35によって吸気通路32へ排気が再循
環されると、ディーゼルエンジン11の燃焼室18内に
おける燃焼温度が下がって窒素酸化物(NOx )の生成
が抑制され、エミッションの低減が図られるようにな
る。
36が設けられている。このEGRバルブ36は、ダイ
ヤフラム36aによって自身の内部に負圧室36bが区
画形成されたケース36cと、ダイヤフラム36aに連
結されてケース36cの外部に突出するロッド36d
と、ロッド36dの先端に取り付けられた弁体36eと
を備えている。そのロッド36dは、ケース36c内の
コイルスプリング36fによってケース36cから突出
する方向に付勢されている。そして、この状態にあって
は、弁体36eが閉じられてEGR通路35を通過する
排気の量が「0」になる。
レクトリックバキュームレギュレーティングバルブ(E
VRV)38を介して、クランクシャフト14の回転に
伴って駆動されるバキュームポンプ59に接続されてい
る。EVRV38は電磁ソレノイド(図示せず)を備
え、その電磁ソレノイドへの電圧印加をデューティ制御
することで、バキュームポンプ59により負圧室36b
から負圧通路37を介して吸引される空気の量が調整さ
れる。その吸引空気量の調整によってロッド36dのケ
ース36cに対する突出量が変化し、同ロッド36dに
取り付けられた弁体36eの開度が調節される。こうし
たEGRバルブ36の開度調節により、排気通路33を
介して吸気通路32へ再循環する排気の量が調整される
ようになる。
34を迂回して吸気通路32に連通するバイパス通路5
3が設けられている。このバイパス通路53には、アク
チュエータ54の駆動により開閉動作する吸気絞り弁5
5が設けられている。上記アクチュエータ54は、ケー
ス54a内に二つの負圧室56a,56bを区画形成す
る二つのダイヤフラム55a,55bと、それらダイヤ
フラム55a,55bに連結された状態でケース54a
の外部に突出して吸気絞り弁55に連結されるロッド6
0とを備えている。そのロッド60は、ケース54a内
のコイルスプリング60a、60bによって、ケース5
4aから突出する方向に付勢されている。
ぞれ負圧通路57a,57b及びバキュームスイッチン
グバルブ(VSV)58a,58bを介して、上記バキ
ュームポンプ59に接続されている。VSV58a,5
8bは、電磁ソレノイド(図示せず)を備え、その電磁
ソレノイドの消磁状態においては負圧通路57a,57
bを大気に開放し、電磁ソレノイドの励磁をすることに
よって負圧通路57a,57bをバキュームポンプ59
と連通させる。
ームポンプ59とが連通すると、同ポンプ59の駆動に
よって負圧室56a,56b内の空気が吸い出され、負
圧室56a,56b内に負圧が生じることとなる。この
負圧によってロッド60及びダイヤフラム55a,55
bがコイルスプリング60a,60bに抗して、同ロッ
ド60がケース54a内に没入する方向へ移動し、吸気
絞り弁55が閉じ側へ制御されるようになる。
えばディーゼルエンジン11の停止時に、同エンジン1
1の振動低減を意図して行われる。即ち、ディーゼルエ
ンジン11の停止時に吸気絞り弁55が閉じられると、
同エンジン11のポンピングロスが増大して機関回転抵
抗が付与されることとなる。この機関回転抵抗によって
速やかにエンジン11が回転低下して停止され、エンジ
ン停止時における振動低減が図られるようになる。
(EGR量)を微調整する際などにも利用される。即
ち、EGR量は排気通路33と吸気通路32との圧力差
によって変化するため、吸気絞り弁55の開度を制御し
て吸気通路32のスロットルバルブ34下流側の圧力を
変更することによって、上記圧力差を調整してEGR量
を微調整することが可能になる。
33において、EGR通路35よりも下流側には、アク
チュエータ45の駆動により開閉動作する排気絞り弁4
6が設けられている。上記アクチュエータ45は、ケー
ス45a内に負圧室45bを区画成形するダイヤフラム
45cと、ダイヤフラム45cに連結された状態でケー
ス45aの外部に突出して排気絞り弁46に連結される
ロッド45dとを備えている。そのロッド45dは、ケ
ース45a内のコイルスプリング45eによって、ケー
ス45aから突出する方向に付勢されている。そして、
この状態にあっては、排気絞り弁46が閉じられること
となる。
レクトリックバキュームレギュレーティングバルブ(E
VRV)48を介して、上記バキュームポンプ59に接
続されている。EVRV48は電磁ソレノイド(図示せ
ず)を備え、その電磁ソレノイドへの電圧印加をデュー
ティ制御することで、バキュームポンプ59により負圧
室45bから負圧通路47を介して吸引される空気の量
が調整される。その吸引空気量の調整によってロッド4
5dのケース45aに対する突出量が変化し、同ロッド
45dに取り付けられた排気絞り弁46の開度が調節さ
れる。こうした吸気絞り弁46の開度調節は、例えば、
・機関温度が低い状態でのディーセルエンジン11のア
イドル運転中に、同エンジン11の速やかな暖気を行う
ために排気絞り弁46を閉じ側に制御する。
路33の排気絞り弁46よりも上流側の圧力を微調整
し、排気通路33と吸気通路32との圧力差を適切なE
GR量が得られる値へと微調整する。等々のかたちで実
行される。
シャフト14は、燃料噴射ポンプ41のドライブシャフ
ト41aと連結されている。この燃料噴射ポンプ41
は、燃料ライン42を介してシリンダヘッド17の噴射
ノズル18aに接続されている。そして、燃料噴射ポン
プ41は、クランクシャフト14の回転がドライブシャ
フト41aに伝達されることによって駆動され、自動車
の燃料タンク(図示せず)から燃料を吸引するとともに
同燃料を噴射ノズル18aへ向けて吐出する。噴射ノズ
ル18aは、燃料噴射ポンプ41から送り込まれた燃料
の圧力によって作動し、その燃料を燃焼室18内へ噴射
する。
18aへ向けて吐出される燃料の量を調整する電磁スピ
ル弁43と、その燃料の吐出開始時期を調整するタイマ
装置44とを備えている。そして、燃料噴射ポンプ41
から噴射ノズル18aへ向けて吐出される燃料の吐出量
と吐出時期とを上記電磁スピル弁43及びタイマ装置4
4で調整することによって、噴射ノズル18aから燃焼
室18へ噴射される燃料の噴射量及び噴射時期が調整さ
れる。更に、燃料噴射ポンプ41には、ディーゼルエン
ジン11の回転数を検出するための回転数センサ45が
設けられている。この回転数センサ45は、ドライブシ
ャフト41aの回転に対応した検出信号を出力する。
は、その吸気行程において、ピストン12の下降に伴い
吸気通路32を介して燃焼室18に空気が吸入される。
その後、圧縮行程において、ピストン12の上昇により
燃焼室18内の空気が圧縮された状態で、噴射ノズル1
8aからアクセルペダル34aの踏込量に対応した量の
燃料が同燃焼室18へ向かって噴射される。その結果、
燃焼室18内の高圧空気中に噴射された燃料が自己着火
して燃焼し、その燃焼エネルギーによりピストン12が
下降して爆発行程に移る。この爆発行程によってエンジ
ン11は駆動力を得ることとなる。燃焼室18内で燃料
が燃焼することにより発生した排気ガスは、エンジン1
1の排気行程においてピストン12の上昇により排気通
路33へ排出される。そして、排気通路33における排
気の一部は、EGR通路35を介して吸気通路32に再
循環される。
置の電気的構成を図2に基づいて説明する。この停止装
置は、燃料噴射時期制御、燃料噴射量制御及び吸気絞り
弁制御など、エンジン11の運転状態を制御するための
電子制御ユニット(以下「ECU」という)92を備え
ている。このECU92は、ROM93、CPU94、
RAM95及びバックアップRAM96等を備える論理
演算回路として構成されている。
や、それら各種制御プログラムを実行する際に参照され
るマップ等が記憶されたメモリであり、CPU94はR
OM93に記憶された各種制御プログラムやマップに基
づいて演算処理を実行する。また、RAM95はCPU
94での演算結果や各センサから入力されたデータ等を
一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM9
6はエンジン11の停止時に保存すべきデータを記憶す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
b、クランクポジションセンサ16、アクセルポジショ
ンセンサ27、スロットルポジションセンサ28、圧力
センサ30a、回転数センサ45及びイグニッションス
イッチ52等が接続されている。一方、外部出力回路9
9には、電磁スピル弁43、タイマ装置44及びVSV
58a,58b等が接続されている。
セルポジションセンサ27からの検出信号に基づきアク
セル踏込量が「0」であるか否か、即ちアイドル運転中
か否か判断する。また、ECU92は、水温センサ11
bからの検出信号に基づき冷却水温が例えば70℃以上
か否か、即ちディーゼルエンジン11が暖機完了状態に
あるか否かを判断する。更に、ECU92は、イグニッ
ションスイッチ52からの信号に基づき、ディーゼルエ
ンジン11が停止開始した状態が否か判断する。
状態でのアイドル運転中である旨判断されると、ECU
92は、VSV58a,58bの電磁ソレノイドを共に
消磁状態にすることで、負圧室56a,56b内を大気
圧にする。この状態にあっては、コイルスプリング60
a,60bの付勢力によってアクチュエータ54のロッ
ド60が最もケース54aから突出することとなり、そ
のロッド60によって吸気絞り弁55が全開になる。こ
のように吸気絞り弁55を全開にすることで、ディーゼ
ルエンジン11の吸入空気量が十分に確保される。
た状態でのアイドル運転中である旨判断されると、EC
U92は、VSV58aの電磁ソレノイドを励磁すると
ともにVSV58bの電磁ソレノイドを消磁すること
で、負圧室56aのみから空気を吸い出させる。この状
態にあっては、負圧室56a内の負圧によってアクチュ
エータ54のロッド60がケース54aに対して最も没
入する位置と最も突出する位置との中間に位置すること
となり、そのロッド60によって吸気絞り弁55が半開
になる。このように吸気絞り弁55を半開にすること
で、アイドル運転中における振動や騒音の低減が図られ
る。
した状態にある旨判断されると、ECU92は、VSV
58a,58bの電子ソレノイドを共に励磁すること
で、アクチュエータ54の負圧室56a,56b内から
空気を吸い出させる。この状態にあっては、負圧室56
a,56b内の負圧によってアクチュエータ54のロッ
ド60が最もケース54a内に没入することとなり、そ
のロッド60によって吸気絞り弁55が全閉になる。こ
のように吸気絞り弁55を全閉にすることで、ディーゼ
ルエンジン11に機関回転抵抗が付与され、その抵抗に
より同エンジン11の速やかな停止が図られて停止時振
動が低減される。
て図4を参照して説明する。図4は、燃料噴射量Qを算
出するための燃料噴射量算出ルーチンを示すフローチャ
ートである。この燃料噴射量算出ルーチンは、ECU9
2を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて実行さ
れる。
92は、ステップS101の処理として、回転数センサ
45からの検出信号に基づきエンジン回転数NEを求め
るとともに、アクセルポジションセンサ27からの検出
信号に基づきアクセル踏込量を求める。更に、ECU9
2は、周知のマップを参照してエンジン回転数NE及び
アクセル踏込量に基づき燃料噴射量Qをマップ演算す
る。こうしてマップ演算される燃料噴射量Qは、アクセ
ル踏込量を一定とした条件のもとでは、エンジン回転数
NEが大きくなるほど小さい値になる。また、上記燃料
噴射量Qは、エンジン回転数NEを一定とした条件のも
とでは、アクセル踏込量が大きくなるほど大きい値にな
る。
運転中)である条件下において、上記算出される燃料噴
射量Qがエンジン回転数NEの変化に対してどのように
推移するかを図3に実線で示す。同図から明らかなよう
に、アイドル運転中の燃料噴射量Qは、エンジン回転数
NEが小さくなるほど大きい値になる。なお、ディーゼ
ルエンジン11の目標アイドル回転数(例えば700r
pm)に対応した燃料噴射量Qはアイドル噴射量となっ
ており、通常のアイドル運転中には同アイドル噴射量に
対応した量の燃料が噴射ノズル18aから燃焼室18内
に噴射されることとなる。
して、イグニッションスイッチ52からの信号に基づ
き、同スイッチ52が停止操作されたか否か判断する。
そして、ステップS102において、イグニッションス
イッチ52が停止操作されていない旨判断されると、E
CU92は、この燃料噴射量算出ルーチンを一旦終了す
る。また、ステップS102において、イグニッション
スイッチ52が停止操作された旨の判断がなされると、
ステップS103に進む。
して、VSV58a,58bの電磁ソレノイドを共に励
磁することでアクチュエータ54を駆動し、吸気絞り弁
55を全閉にする。このように吸気絞り弁55を全閉に
することで、ディーゼルエンジン11の吸入空気量が減
量して機関回転抵抗が付与されることとなり、同エンジ
ン11の速やかな停止と停止時の振動低減とが図られ
る。
ンジン回転数NEが低下するときには、そのエンジン回
転数NEの低下に基づき上記ステップS101の処理に
よって算出される燃料噴射量Qが増加してしまう。この
ように増加した燃料噴射量Qに基づき燃料噴射を行う
と、燃焼室18内に余分な燃料が噴射されてディーゼル
エンジン11が停止されることとなり、次回のディーゼ
ルエンジン11の始動時に燃え残った上記余分な燃料に
起因してスモークが発生してしまう。続くステップS1
04以後の処理は、ステップS101の処理によって算
出された燃料噴射量Qが過度に増加するのをガードし、
次回のディーゼルエンジン11の始動時にスモークが発
生するのを防止するためのものである。
して、イグニッションスイッチ52が停止操作されてか
ら所定時間(本実施形態では0.2秒)が経過したか否
か判断する。そして、ステップS104の処理におい
て、NOである旨判断されると、ステップS105に進
む。ECU92は、ステップS105の処理として、前
回の燃料噴射量Q、即ち吸気絞り弁55全閉に起因して
増加する前の燃料噴射量Qをガード値QMXとして設定
し、RAM95の所定領域に記憶する。
理として、上記ステップS101で算出された燃料噴射
量Qを上記ガード値QMXで上限ガードした後、この燃
料噴射量算出ルーチンを一旦終了する。こうして燃料噴
射量Qを算出した後、ECU92は、別のルーチンによ
って上記燃料噴射量Qに基づき電磁スピル弁43を駆動
制御し、その燃料噴射量Qに応じた量の燃料を噴射ノズ
ル18aから燃焼室18内へ噴射させる。
6の上限ガード処理により、吸気絞り弁55の全閉に起
因する過度な増加が防止されるため、ディーゼルエンジ
ン11の停止開始時に燃焼室18内へ余分な燃料が噴射
されることはない。従って、次回のディーゼルエンジン
11の始動時に、燃え残った上記余分な燃料によってス
モークが発生するのを防止することができるようにな
る。
止操作されてから上記所定時間(0.2秒)が経過する
と、ステップS104の処理においてYESである旨判
断され、ステップS107に進むこととなる。ECU9
2は、ステップS107の処理として、燃料噴射量Qを
「0」にした後、この燃料噴射量算出ルーチンを一旦終
了する。このように燃料噴射量Qを「0」になると、E
CU92は、別のルーチンによって電磁スピル弁43を
駆動制御し、噴射ノズル18aから燃焼室18内への燃
料噴射を停止させる。
により、イグニッションスイッチ52の停止操作後に、
所定時間(0.2秒)が経過してから燃料噴射が停止さ
れることとなる。これは、イグニッションスイッチ52
の停止操作直後に燃料噴射を停止するよりも、その停止
操作から所定時間経過した後に燃料噴射を停止した方
が、ディーゼルエンジン11の停止時の振動を低減する
ことができるためである。
る手順について図5を参照して説明する。図5は、目標
燃料噴射時期ATRGを算出するための燃料噴射時期算
出ルーチンを示すフローチャートである。この燃料噴射
時期算出ルーチンは、ECU92を通じて例えば所定時
間毎の時間割り込みにて実行される。
U92は、ステップS201の処理として、基本燃料噴
射時期ATRGに大気圧補正量APIMを加算したもの
を目標燃料噴射時期ATRGとして算出する。基本燃料
噴射時期ABSEは、エンジン回転数NEとアクセル踏
込量とに基づき周知のマップからマップ演算される。こ
の算出された基本燃料噴射時期ABSEは、エンジン回
転数NEが高くなるとともにアクセル踏込量が多くなる
ほど進角側の値になる。
る際には、圧力センサ30aからの検出信号に基づき求
められるディーゼルエンジン11の吸気圧PMを求め
る。そして、その吸気圧PMに基づき図6に示すマップ
を参照して大気圧補正量APIMをマップ演算する。こ
の算出された大気圧補正量APIMは、吸気圧PMが小
さいほど、即ち大気圧が低いほど進角側の値になる。従
って、基本燃料噴射時期ABSEに大気圧補正量API
Mを加算して求められる目標燃料噴射時期ATRGは、
大気圧が低いほど大気圧補正量APIMによって進角側
に補正されることとなる。
出した後、ステップS202に進む。ECU92は、ス
テップS202の処理として、イグニッションスイッチ
52が停止操作されたか否か判断する。そして、ステッ
プS202において、イグニッションスイッチ52が停
止操作されていない旨判断されると、ECU92は、こ
の燃料噴射時期算出ルーチンを一旦終了する。こうして
目標燃料噴射時期ATRGを算出した後、ECU92
は、別のルーチンによって上記目標燃料噴射時期ATR
Gに基づきタイマ装置44を駆動制御し、実際の燃料噴
射時期を目標燃料噴射時期ATRGに近づける。
が低くなって吸入空気量が減量されると、燃焼室18内
に吸入される酸素量が少なくなって燃料への着火に遅れ
が生じ、ディーゼルエンジン11に失火や白煙が発生す
ることとなる。しかし、上記のように大気圧(吸気圧P
M)が低くなるほど目標燃料噴射時期ATRGを進角側
に補正することで、燃料への着火遅れを防止して失火や
白煙の発生を防止することができるようになる。
イグニッションスイッチ52が停止操作されてた旨の判
断がなされると、ステップS203に進む。ECU92
は、ステップS203の処理として、VSV58a,5
8bの電磁ソレノイドを共に励磁することでアクチュエ
ータ54を駆動し、吸気絞り弁55を全閉にする。この
ように吸気絞り弁55を全閉にすることで、ディーゼル
エンジン11の吸入空気量が減量することとなり、同エ
ンジン11の速やかな停止と停止時の振動低減とが図ら
れる。
気圧PMが小さくなると、上記ステップS201の処理
によって算出される目標燃料噴射時期ATRGが進角側
に補正される。このように進角補正した目標燃料噴射時
期ATRGに基づき燃料噴射を行うと、過度に早い時期
に燃料への着火が行われてディーゼルエンジン11にノ
ッキングが発生する。そして、ディーゼルエンジン11
の停止時にノッキング音が生じることとなる。続くステ
ップS204以後の処理は、ステップS201の処理に
よって算出される目標燃料噴射時期ATRGが過度に進
角補正されるのをガードし、ディーゼルエンジン11の
停止時におけるノッキング発生を防止するためのもので
ある。
して、前回の目標燃料噴射時期ATRG、即ち吸気絞り
弁55全閉に起因して進角補正される前の目標燃料噴射
時期ATRGをガード値ATRGMXとして設定し、R
AM95の所定領域に記憶する。ECU92は、続くス
テップS205の処理として、上記ステップS201で
算出された目標燃料噴射時期ATRGを上記ガード値A
TRGMXで進角側についてガードした後、この燃料噴
射時期算出ルーチンを一旦終了する。こうして目標燃料
噴射時期ATRGを算出した後、ECU92は、別のル
ーチンによって上記目標燃料噴射時期ATRGに基づき
タイマ装置44を駆動制御し、実際の燃料噴射時期を目
標燃料噴射時期ATRGに近づける。
テップS205の進角ガード処理により、吸気絞り弁5
5の全閉に起因する過度な進角が防止されるため、過度
に早い時期に燃焼室18内の燃料に着火が行われること
はない。従って、ディーゼルエンジン11の停止開始時
に、過度に早期の燃料着火が行われることに起因してノ
ッキングが生じ、ノッキング音が発生してしまうのを防
止することができるようになる。
よるエンジン11の運転停止制御の動作について図7の
タイムチャートを参照して総括する。なお、図7のタイ
ムチャートにおいて、(a)〜(f)はそれぞれ、吸気
通路32内の負圧、目標燃料噴射時期ATRG、燃料噴
射量Q、エンジン回転数NE、吸気絞り弁55の開度及
びイグニッションスイッチ52の出力信号の推移を示す
ものである。
いては、通常、アクセル踏込量が「0」となって、燃料
噴射量Qが(c)に示すようにアイドル噴射量とされ、
エンジン回転数NEが(d)に示すようにアイドル回転
数になる。この状態にあって、イグニッションスイッチ
52が(f)に示すようにONからOFFへと停止操作
されると、吸気絞り弁55が(e)に示すように開いた
状態から全閉状態へと変化する。このように吸気絞り弁
55が全閉になると、吸入空気量が急に減量されて機関
回転抵抗が付与されることとなり、エンジン回転数NE
が(d)に示すように急に低下する。
知のマップから算出される燃料噴射量Qが過度に増加す
るが、その燃料噴射量Qは燃料噴射量算出ルーチン(図
4)におけるステップS106の処理によって上限ガー
ドされることになる。従って、上記のようにエンジン回
転数NEが低下しても、燃料噴射量Qは、(c)に波線
で示すように過度に増加することはなく、ディーゼルエ
ンジン11の停止開始後も実線で示すようにアイドル噴
射量に保持される。こうして燃料噴射量Qがアイドル噴
射量に保持されることで、ディーゼルエンジン11の停
止時に燃焼室18内へ余分な燃料が噴射されることはな
くなり、次回のエンジン11の始動時において、燃え残
った上記余分な燃料に起因するスモークの発生が防止さ
れる。
時に吸気絞り弁55が全閉になると、吸気通路32内の
負圧が(a)に示すように急に大きく(吸気圧PMとし
ては急に小さく)なる。こうして吸気圧PMが急に小さ
くなると、図6のマップから算出される大気圧補正量A
PIMが進角側の値になり、目標燃料噴射時期ATRG
が(b)に波線で示すように過度に進角側へ補正される
こととなる。
料噴射時期算出ルーチン(図5)におけるステップS2
05の処理によって進角ガードされる。従って、上記の
ように吸気圧PMが小さくなっても、目標燃料噴射時期
ATRGは、(b)に波線で示すように過度に進角側に
補正されることはなく、ディーゼルエンジン11の停止
開始後も実線で示すように停止開始前の状態に維持され
る。こうして目標燃料噴射時期ATRGが停止開始前の
状態に維持されることで、過度に早い時期に燃焼室18
内の燃料に着火が行われることがなくなり、ディーゼル
エンジン11にノッキングが生じてノッキング音が発生
してしまうのを防止することができるようになる。
よれば、以下に示す効果が得られるようになる。 (1)ディーゼルエンジン11が停止開始したとき、吸
気絞り弁55の全閉による機関回転抵抗の付与が行われ
てエンジン回転数NEが急に低下しても、そのエンジン
回転数NE等に基づき算出される燃料噴射量Qが上限ガ
ードされるため、燃焼室18に余分な燃料が噴射される
ことはない。従って、次回のディーゼルエンジン11の
始動時に、燃え残った上記余分な燃料に起因してスモー
クが発生してしまうのを防止することができる。
ガード値QMXは、ディーゼルエンジン11の停止開始
時の燃料噴射量Qと同じであるため、その停止開始以後
には燃料噴射量Qが増加しない。従って、ディーゼルエ
ンジン11の停止開始時に燃料噴射量Qが過度に増加す
ることに基づく燃焼室18内への余分な燃料噴射を好適
に防止することができる。
したとき、吸気絞り弁55が全閉になって吸気圧PMが
低下しても、その吸気圧PM低下に基づき進角補正され
る目標燃料噴射時期ATRGが進角側についてガードさ
れるため、過度に早い時期に燃焼室18内の燃料に着火
が行われることはない。従って、その過度に早い時期で
の燃料への着火に起因したノッキングを防止し、そのノ
ッキングに伴うノッキング音の発生を防止することがで
きる。
ードする際のガード値ATRGMXは、ディーゼルエン
ジン11の停止開始時の目標燃料噴射時期ATRGと同
じであるため、その停止開始後には目標燃料噴射時期A
TRGが進角補正されない。従って、ディーゼルエンジ
ン11の停止開始時に目標燃料噴射時期ATRGが過度
に進角側に補正されることに基づくノッキング発生を好
適に防止することができる。
変更することもできる。 ・目標燃料噴射時期ATRGを進角ガードするためのガ
ード値ATRGMXを、ディーゼルエンジン11の停止
開始時の目標燃料噴射時期ATRGと同じにするのでは
なく、予め実験等によって決められたものとしてもよ
い。この場合、例えばガード値ATRGMXを、そのガ
ード値ATRGMXによって進角ガードされた目標燃料
噴射時期ATRGが、吸気圧PMに基づき進角補正され
る目標燃料噴射時期ATRGよりも遅角し、且つスモー
クの発生を抑制可能な値となるようなものにすることが
好ましい。こうしたガード値ATRGMXを採用した場
合には、目標燃料噴射時期ATRGの過度な進角による
ノッキングを防止しつつ、目標燃料噴射時期ATRGの
遅角し過ぎによるスモーク発生を防止することができ
る。
ード値QMXを、ディーゼルエンジン11の停止開始時
の燃料噴射量Qと同じにするのではなく、予め実験等に
よって決められたものとしてもよい。この場合、例えば
ガード値QMXをアイドル噴射量と同じ値にすることが
好ましい。こうしたガード値QMXを採用した場合、例
えばディーゼルエンジン11を空ぶかしした直後に同エ
ンジン11を停止開始したとき、空ぶかしに基づき増加
した燃料噴射量Qがアイドル噴射量と同じ値に上限ガー
ドされる。即ち、上記のようなディーゼルエンジン11
の運転状況でも、燃料噴射量Qがアイドル噴射量と等し
い値になり、燃料噴射量Qが過度に増加することに基づ
く燃焼室18内への余分な燃料噴射を好適に防止するこ
とができる。
に、必ずしも吸気絞り弁55を全閉まで閉じ側に制御す
る必要はない。即ち、吸気絞り弁55を任意の開度に調
整することができるアクチュエータを採用した場合に
は、ディーゼルエンジン11の停止開始時に吸気絞り弁
55が例えば全閉付近の開度となるよう上記アクチュエ
ータを駆動制御してもよい。
ガード値ATRGMX,QMXを採用する場合には、そ
れらガード値ATRGMX,QMXを必ずしも一定値に
する必要はない。例えば、それらガード値ATRGM
X,QMXを、ディーゼルエンジン11の停止開始から
の経過時間や吸気絞り弁55の動作(開度)に基づき可
変としてもよい。この場合、ディーゼルエンジン11の
停止開始後における燃料噴射量Qや目標燃料噴射時期A
TRGの更なる適正化を図ることができる。
された後に0.2秒が経過してから燃料噴射を停止した
が、その0.2秒という時間を適宜変更してもよい。こ
の場合でも、速やかにディーゼルエンジン11を停止さ
せるために、その時間を1秒以内とすることが好まし
い。
チ52が停止操作されたか否かに基づき、ディーゼルエ
ンジン11が停止開始時が否かを判断するようにした
が、本発明はこれに限定されない。例えば、故障時等に
ディーゼルエンジン11を強制的に停止させる非常停止
ボタン等が採用されている場合には、上記イグニッショ
ンスイッチ52の停止操作以外に、非常停止ボタンが操
作されたか否かに基づいて同エンジン11の停止開始時
か否かを判断するようにしてもよい。この場合、上記非
常停止ボタンからの信号がECU92に入力され、EC
U92は同信号に基づき非常停止ボタンが操作されたか
否かを判断することとなる。
1に機関回転抵抗を付与する手段として吸気絞り弁55
を採用し、同エンジン11の停止開始時に吸気絞り弁5
5を閉じることで機関回転抵抗を付与したが、本発明は
これに限定されない。例えば、ディーゼルエンジン11
の停止開始時に排気絞り弁46を閉じ側に制御すること
で、同エンジン11への機関回転抵抗の付与を行っても
よい。また、機関回転抵抗を付与する手段として、自動
車に搭載された空調設備のコンプレッサを利用してもよ
い。こうしたコンプレッサは、クラッチを介してディー
ゼルエンジン11のクランクシャフト14に連結され、
同クラッチをつないでクランクシャフト14の回転が伝
達されることにより駆動されるようになる。従って、デ
ィーゼルエンジン11の停止開始時にクラッチをつなぐ
ことで、コンプレッサにより同エンジン11に機関回転
抵抗が付与される。これらの場合、ECU92は、ディ
ーゼルエンジンが停止開始された旨の判断に基づき、E
VRV48の電磁ソレノイドに対する電圧印加を制御し
たり、クラッチを駆動するための油圧の制御を実行した
りする。
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。 (1)機関吸気圧に基づいて補正される燃料噴射時期に
て燃料を燃焼室内に噴射供給するとともに、停止開始時
には前記燃焼室への吸入空気量を減量側に制御する吸気
絞り弁を備えるディーゼルエンジンの停止装置におい
て、ディーゼルエンジンが停止開始したとき、前記補正
される燃料噴射時期を進角側についてガードする噴射時
期ガード手段を備えることを特徴とするディーゼルエン
ジンの停止装置。
開始時に吸気絞り弁が吸入空気量減量側に制御される
と、吸気圧が低くなって燃料噴射時期が進角側の値とし
て求められるが、その燃料噴射時期が進角側についてガ
ードされるため、燃料噴射時期が過度に進角することに
基づくノッキングを防止することができる。
ジンの停止装置において、前記燃料噴射時期のガード値
は、ディーゼルエンジンの停止開始時の燃料噴射時期と
同じ値であることを特徴とするディーゼルエンジンの停
止装置。
止開始以後には、吸気絞り弁が吸入空気量減量側に制御
されて吸気圧が低下しても燃料噴射時期が進角しないた
め、燃料噴射時期が過度に進角することに基づくノッキ
ングを好適に防止することができる。
ジンの停止装置において、ディーゼルエンジンの吸気圧
に基づき補正される燃料噴射時期にて燃料噴射を行わせ
るとともに、ディーゼルエンジンの停止開始時には前記
補正される燃料噴射時期よりも遅角した時期にて燃料噴
射を行わせる噴射時期制御手段を更に備えることを特徴
とするディーゼルエンジンの停止装置。
止開始時の燃料噴射時期を、吸気圧に基づき求められる
燃料噴射時期よりも遅角させつつ、スモークの発生を抑
制可能な値とすることができるようになる。従って、燃
料噴射時期の過度な進角によるノッキングを防止しつ
つ、燃料噴射時期の遅角し過ぎによるスモーク発生を防
止することができる。
ルエンジンの停止開始時に機関回転抵抗が付与されたと
き、その機関回転抵抗の付与によって低下する機関回転
数などの機関運転状態に基づき求められる燃料噴射量が
上限ガードされるため、燃料噴射量が過度に増加するこ
とに基づく燃焼室への余分な燃料噴射を防止することが
できる。
エンジンの停止開始以後には、機関回転抵抗が付与され
て機関回転数が急に低下しても燃料噴射量が増加しない
ため、燃料噴射量が過度に増加することに基づく燃焼室
への余分な燃料噴射を好適に防止することができる。
ーゼルエンジンを空ぶかしした直後に同エンジンを停止
開始した場合、空ぶかしに基づき増加した燃料噴射量が
アイドル噴射量以下となるようガードされる。即ち、停
止開始後の燃料噴射量がアイドル噴射量以下になり、燃
料噴射量が過度に増加することに基づく燃焼室への余分
な燃料噴射を好適に防止することができる。
エンジン停止開始時に吸気絞り弁が吸入空気量減量側に
制御されると、吸気圧が低くなって燃料噴射時期が進角
側に補正されるが、その燃料噴射時期が進角側について
ガードされるため、燃料噴射時期が過度に進角すること
に基づくノッキングを防止することができる。
エンジンの停止開始以後には、吸気絞り弁が吸入空気量
減量側に制御されて吸気圧が低下しても燃料噴射時期が
進角しないため、燃料噴射時期が過度に進角することに
基づくノッキングを好適に防止することができる。
エンジンの停止開始時の燃料噴射時期を、吸気圧に基づ
き補正される燃料噴射時期よりも遅角させつつ、スモー
クの発生を抑制可能な値とすることができるようにな
る。従って、燃料噴射時期の過度な進角によるノッキン
グを防止しつつ、燃料噴射時期の遅角し過ぎによるスモ
ーク発生を防止することができる。
ゼルエンジン全体を示す断面図。
ン回転数変化に対する燃料噴射量Qの推移を示すグラ
フ。
ト。
プ。
メータの推移を示すタイムチャート。
セルポジションセンサ、30a…圧力センサ、41…燃
料噴射ポンプ、43…電磁スピル弁、44…タイマ装
置、45…回転数センサ、46…排気絞り弁、52…イ
グニッションスイッチ、55…吸気絞り弁、92…電子
制御ユニット(ECU)。
Claims (6)
- 【請求項1】燃焼室内に機関運転状態に基づいて求めら
れる量の燃料を噴射供給するとともに、停止開始時には
機関回転抵抗を付与するディーセルエンジの停止装置に
おいて、 ディーゼルエンジンが停止開始したとき、前記機関運転
状態に基づき求められる燃料噴射量を上限ガードする噴
射量ガード手段を備えることを特徴とするディーゼルエ
ンジンの停止装置。 - 【請求項2】前記燃料噴射量のガード値は、ディーゼル
エンジンの停止開始時の燃料噴射量以下の値である請求
項1記載のディーゼルエンジンの停止装置。 - 【請求項3】前記燃料噴射量のガード値は、アイドル噴
射量以下の値である請求項1記載のディーゼルエンジン
の停止装置。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のディーゼ
ルエンジンの停止装置において、 ディーゼルエンジンの停止開始時に機関回転抵抗を付与
すべく前記燃焼室への吸入空気量を減量側に制御する吸
気絞り弁と、同エンジンの吸気圧に基づき補正される燃
料噴射時期にて燃料噴射を行わせる噴射時期制御手段
と、ディーゼルエンジンが停止開始したとき、前記求め
られる燃料噴射時期を進角側についてガードする噴射時
期ガード手段とを更に備えることを特徴とするディーゼ
ルエンジンの停止装置。 - 【請求項5】前記燃料噴射時期のガード値は、ディーゼ
ルエンジンの停止開始時の燃料噴射時期と同じ値である
請求項4記載のディーゼルエンジンの停止装置。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載のディーゼ
ルエンジンの停止装置において、 ディーゼルエンジンの停止開始時に機関回転抵抗を付与
すべく前記燃焼室への吸入空気量を減量側に制御する吸
気絞り弁と、同エンジンの吸気圧に基づき補正される燃
料噴射時期にて燃料噴射を行わせるとともに、ディーゼ
ルエンジンの停止開始時には前記補正される燃料噴射時
期よりも遅角した時期にて燃料噴射を行わせる噴射時期
制御手段とを更に備えることを特徴とするディーゼルエ
ンジンの停止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07237098A JP3832078B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07237098A JP3832078B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270372A true JPH11270372A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3832078B2 JP3832078B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=13487366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07237098A Expired - Fee Related JP3832078B2 (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | ディーゼルエンジンの停止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3832078B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009079596A (ja) * | 2008-12-08 | 2009-04-16 | Hitachi Ltd | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 |
| DE102010001725A1 (de) | 2009-02-10 | 2010-08-12 | Denso Corporation, Kariya-City | Maschinenstoppsteuerungssystem für eine Brennkraftmaschine |
| JP2012091579A (ja) * | 2010-10-25 | 2012-05-17 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の制御装置 |
| JP2016070141A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | マツダ株式会社 | エンジンの制御装置 |
| US9845753B2 (en) * | 2014-09-29 | 2017-12-19 | Mazda Motor Corporation | Control apparatus for engine |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP07237098A patent/JP3832078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009079596A (ja) * | 2008-12-08 | 2009-04-16 | Hitachi Ltd | 筒内噴射式内燃機関の制御装置 |
| DE102010001725A1 (de) | 2009-02-10 | 2010-08-12 | Denso Corporation, Kariya-City | Maschinenstoppsteuerungssystem für eine Brennkraftmaschine |
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| JP2016070141A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | マツダ株式会社 | エンジンの制御装置 |
| US9845753B2 (en) * | 2014-09-29 | 2017-12-19 | Mazda Motor Corporation | Control apparatus for engine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3832078B2 (ja) | 2006-10-11 |
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