JPH11270453A - 水力機械とその運転方法 - Google Patents
水力機械とその運転方法Info
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- JPH11270453A JPH11270453A JP10075706A JP7570698A JPH11270453A JP H11270453 A JPH11270453 A JP H11270453A JP 10075706 A JP10075706 A JP 10075706A JP 7570698 A JP7570698 A JP 7570698A JP H11270453 A JPH11270453 A JP H11270453A
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Abstract
に排除することができ、ランナの外周部の滞留水の量を
円滑に調整することによって、安定した空転運転を可能
とする水力機械およびその運転方法を提供すること。 【解決手段】 本発明の水力機械10は、ランナ室8と
ランナ10とを備えている。ランナ室8にはケーシング
12およびドラフトチューブ2が連結されている。ラン
ナ室8内には、圧縮空気供給管16が連通している。ま
たケーシング12内とドラフトチューブ2内とをケーシ
ング排水管13が連通している。ランナ室8内のランナ
10とケーシング12との間には、ガイドベーン7が設
けられている。ガイドベーン7には、ランナ室8の水面
9がドラフトチューブ2にまで押し下げられてランナ1
0が空転運転状態となった場合にガイドベーン7を小開
状態とするガイドベーン駆動制御部17が接続されてい
る。
Description
などの水力機械に係り、とりわけ調相運転のような空転
運転において安定した空転運転の継続が可能な水力機械
およびその運転方法に関する。
械において、調相運転などの空転運転を行う場合には、
まずガイドベーンを全閉し、次にランナ室に圧縮空気を
送入してランナ室の水面を押下げることによってランナ
を空転状態におく。
2に示す。図12に示すように、水力機械50は、ラン
ナ下カバー51を有するランナ室58と、ランナ室58
内に配置され主軸周りに回転するランナ60とを備えて
いる。ランナ室58の外方には、ケーシング62が連結
されており、ランナ室58の下方にはドラフトチューブ
52が連結されている。
縮空気を導入してランナ室58の水面59をドラフトチ
ューブ52にまで押し下げる圧縮空気供給管66が連通
している。
シング62との間には、ガイドベーン57が設けられて
いる。ガイドベーン57は、ガイドベーン駆動部67に
接続されており、ガイドベーン駆動部67によって開閉
駆動されるようになっている。
2との間には、排水弁駆動部53bによって駆動される
排水弁53aを備えた排水管53が設けられている。さ
らにランナ室58の周部には、ランナ60とランナ室5
8とのシール部にシール水を給水するためのシール吸水
管54,55および主軸封水部給水管56が設けられて
いる。
おいて空転運転を行う場合、まずガイドベーン駆動部6
7によってガイドベーン57が全閉とされる。次にラン
ナ室58内に圧縮空気供給管66によって圧縮空気が送
入され、ランナ室58内の水面59がドラフトチューブ
52内の予め設定された水位まで押し下げられる。これ
によってランナ60は空転運転状態となる。なお、ケー
シング62内の水は排除されない。
ナ室58内に給水されるシール水、および主軸封水部給
水管56からランナ室58内に給水されるシール水は、
ランナ60の回転による遠心力の作用により、ランナ6
0とガイドベーン57の間に溜まり、図13に示すよう
な水カーテン61を形成する。同時に、ケーシング62
内からガイドベーン57とランナ室58との間の微小ギ
ャップを通ってランナ室58内に至る漏水も、水カーテ
ン61を形成する。
回転に伴ってランナ室58内を回転するが、同時に撹拌
されて熱せられる。そして水カーテン61の熱はランナ
60に伝達され、ランナ60を膨張させる。膨張したラ
ンナ60は、特にシール部等の微小ギャップ部分におい
て、ランナ室58に対して「かじり現象」を起こす場合
がある。また、水カーテン61の増大は、ランナ60に
よる水カーテン61の撹拌エネルギを増大させ、すなわ
ちエネルギ損失が増大して、空転時の電動機負荷が増加
して運転コストが悪化する。
るランナ下カバー51とドラフトチューブ52との間の
排水管53によって、空転運転中に、水カーテン61を
形成する水をドラフトチューブ52内へ排水している。
す。図14に示す水力機械は、ケーシング62内とドラ
フトチューブ52内とを、ケーシング62内の水をドラ
フトチューブ52内に排水するためのケーシング排水管
63が連通しており、ケーシング排水管63に第1弁駆
動部63bにより駆動されるケーシング排水弁63aが
設けられている。その他の構成は図12に示す水力機械
と同様である。図14において、図12に示す水力機械
と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略
する。なお、図14に示す水力機械の詳細は、特開平2
−108865号公報に記載されている。
動部63bを制御してケーシング排水管63からケーシ
ング62内の水を排除することができる。従って、ケー
シング62内からガイドベーン57とランナ室58との
間の微小ギャップを通ってランナ室58内に至る漏水が
発生しない。逆に、水カーテン61を形成する水が、ガ
イドベーン57とランナ室58との間の微小ギャップか
らケーシング62側に逃がされ、そこからケーシング排
水管63を介してドラフトチューブ52内に排出され
る。
に、水力機械を空転運転する場合には、ランナ60とガ
イドベーン57との間に存在して水カーテン61を形成
する滞留水を適度に排出して、水カーテン61の厚みを
調整する必要がある。
テン61を形成する水が、ランナ下カバー51から排水
管53を介してドラフトチューブ52内に排出される。
しかしながら、ランナ下カバー51に設けられた排水管
53は、水カーテン61が形成される位置から離れたと
ころに配置されているため、排水効果が十分でない場合
がある。
による排水に加えて、水カーテン61を形成する水が、
ガイドベーン57の上下端面とランナ室58との間の微
小ギャップからケーシング62側に逃がされ、そこから
ケーシング排水管63を介してドラフトチューブ52内
に排出される。しかしながら、ガイドベーン57の上下
端面とランナ室58との間のギャップは、水力機械起動
時にガイドベーン57を開とする前に当該ギャップから
の漏水でランナ60が回り出す事を避けるために微小に
設定されているため、やはり排水効果が十分でない場合
がある。
たものであり、ランナとガイドベーンとの間の滞溜水を
適切に排除することができ、ランナの外周部の滞留水の
量を円滑に調整することによって、安定した空転運転を
可能とする水力機械およびその運転方法を提供すること
を目的とするものである。
ランナ室内に配置され、主軸周りに回転するランナと、
ランナ室の外方に連結されたケーシングと、ランナ室の
下方に連結されたドラフトチューブと、ランナ室内に連
通し、ランナ室内に圧縮空気を導入してランナ室の水面
をドラフトチューブにまで押し下げる圧縮空気供給管
と、ケーシング内とドラフトチューブ内とを接続し、ケ
ーシング内の水をドラフトチューブ内に排水するケーシ
ング排水管と、ケーシング排水管に設けられ、第1弁駆
動部により駆動されるケーシング排水弁と、ランナ室内
のランナとケーシングとの間に介在するガイドベーン
と、ガイドベーンに接続され、ランナ室の水面がドラフ
トチューブにまで押し下げられたランナの空転運転状態
時にガイドベーンを小開状態とするガイドベーン駆動制
御部と、を備え、ランナの空転運転時において、ランナ
室の外周部に滞留する漏水を小開状態となったガイドベ
ーンからケーシング内に逃がし、さらにケーシング内に
逃がされた漏水をケーシング排水管によってドラフトチ
ューブ内に排水することを特徴とする水力機械である。
とする事によって、ガイドベーンの開口すきまを通して
ランナ外周に溜まった滞留水をケーシング内に逃がすこ
とができ、これによりランナとガイドベーン間の滞溜水
を適切に排除することができる。
状態から空転運転状態に移行させる運転方法であって、
圧縮空気供給管からランナ室内に圧縮空気を導入してラ
ンナ室の水面をドラフトチューブにまで押し下げると同
時にケーシング排水弁を開としてケーシング排水管から
ドラフトチューブへの排水を開始する工程と、ランナの
回転主軸を回転させる工程と、ランナ室の水面がドラフ
トチューブにまで押し下げられてランナが空転運転状態
となった場合にガイドベーン駆動制御部によりガイドベ
ーンを小開状態とする工程と、を備えたことを特徴とす
る水力機械の運転方法である。
空転運転状態に円滑に移行させることができるととも
に、ガイドベーンを小開状態とする事によって、ガイド
ベーンの開口すきまを通してランナ外周に溜まった滞留
水をケーシング内に逃がすことができ、これによりラン
ナとガイドベーン間の滞溜水を適切に排除することがで
きる。
運転状態から空転運転状態に移行させる運転方法であっ
て、ガイドベーン駆動制御部を介してガイドベーンを閉
状態へと操作するとともに、入口弁を第2弁駆動部によ
り閉状態へと操作する工程と、ガイドベーンが全閉にな
ったことを条件として圧縮空気供給管からランナ室内に
圧縮空気を導入してランナ室の水面をドラフトチューブ
にまで押し下げる工程と、入口弁が全閉となったことを
条件として第1弁駆動部によりケーシング排水弁を開と
してケーシング排水管からドラフトチューブへの排水を
開始する工程と、を備えたことを特徴とする水力機械の
運転方法である。
から空転運転状態に円滑に移行させることができるとと
もに、ガイドベーンを小開状態とする事によって、ガイ
ドベーンの開口すきまを通してランナ外周に溜まった溜
水をケーシング内に逃がすことができ、これによりラン
ナとガイドベーン間の滞溜水を適切に排除することがで
きる。
施の形態について説明する。
示す。図1に示すように、水力機械は、ランナ下カバー
1を有するランナ室8と、ランナ室8内に配置され主軸
周りに回転するランナ10とを備えている。ランナ室8
の外方には、ケーシング12が連結されており、ランナ
室8の下方にはドラフトチューブ2が連結されている。
気を導入してランナ室8の水面9をドラフトチューブ2
にまで押し下げる圧縮空気供給管16が連通している。
圧縮空気供給管16には、給気弁駆動部16bによって
駆動される給気弁16aが設けられている。またケーシ
ング12内とドラフトチューブ2内とは、ケーシング排
水管13によって互いに連通している。ケーシング排水
弁13には、第1弁駆動部13bによって駆動されるケ
ーシング排水弁13aが設けられている。
ング12との間には、ガイドベーン7が設けられてい
る。ガイドベーン7には、ランナ室8の水面9がドラフ
トチューブ2にまで押し下げられてランナ10が空転運
転状態となった場合に、ガイドベーン7を小開状態とす
るガイドベーン駆動制御部17が接続されている。
ー1とドラフトチューブ2との間には、排水弁駆動部3
bによって駆動される排水弁3aを備えた排水管3が設
けられている。さらにランナ室8の周部には、ランナ1
0とランナ室8との間のシール部にシール水を給水する
ためのシール吸水管4,5および主軸封水部給水管6が
設けられている。
12内に水を導入するための導入管14が設けられ、導
入管14には、ケーシング内への水の導入量を制御する
とともに第2弁駆動部14bにより駆動される入口弁1
4aが設けられている。
8の水面9がドラフトチューブ2にまで押し下げられて
ランナ10が発電方向に空転運転状態となった場合、ケ
ーシング排水管13の断面積をA、ガイドベーン7の高
さをB、ガイドベーン7の設置枚数をZgとした場合に
式(1)によって規定されるガイドベーン開度a(図2
参照)の範囲でガイドベーン7を小開状態とするように
なっている。
ナ室8の水面9がドラフトチューブ2にまで押し下げら
れてランナ10が揚水方向に空転運転状態となった場
合、式(2)によって規定されるガイドベーン開度aの
範囲でガイドベーン7を開状態とするようになってい
る。
口弁14aが全閉状態の場合にのみガイドベーン7を小
開状態とするようになっている。
の作用について図3および図4を用いて説明する。図3
および図4は、本実施の形態における入口弁14a、ガ
イドベーン7、給気弁16aおよびケーシング排水弁1
3aの作動状態を示すフロー図である。
転運転状態に移行させる場合、図3に示すように、まず
ガイドベーン駆動制御部17および第2弁駆動部14b
によってガイドベーン7および入口弁14aが全閉とさ
れる。次に給気弁駆動部16bによって給気弁16aが
開状態となってランナ室8内に圧縮空気供給管16から
圧縮空気が送入され、ランナ室8内の水面9がドラフト
チューブ2内の予め設定された水位まで押し下げられ
る。一方、第1弁駆動部13bによってケーシング排出
弁13aが開状態となり、ケーシング排水管13からケ
ーシング12内の水を排除する。
れによってランナ10は空転運転状態となる。
ら空転運転状態に移行させる場合には、図4に示すよう
に、まずガイドベーン駆動制御部17によってガイドベ
ーン7を全閉状態へと操作するとともに、第2弁駆動部
14bによって入口弁14aを全閉状態へと操作する。
後、給気弁駆動部16bによって給気弁16aを開状態
とし、圧縮空気供給管16からランナ室8内に圧縮空気
を導入してランナ室8の水面9をドラフトチューブ2に
まで押し下げる。
1弁駆動部13bによってケーシング排水弁13aを開
状態とし、ケーシング排水管13からドラフトチューブ
2への排水を開始する。
給水管4,5からランナ室8内に給水されるシール水お
よび主軸封水部給水管6からランナ室8内に給水される
シール水は、ランナ10の回転による遠心力の作用によ
ってランナ10とガイドベーン7との間に移動する。一
方、ガイドベーン駆動制御部17は、図2乃至図4に示
すように、ランナ10が空転状態となった場合にガイド
ベーン7を小開状態とする。従って、ランナ10とガイ
ドベーン7との間に移動した滞留水11は水カーテンを
形成することなく、ガイドベーン7の開口すきまを介し
てケーシング12内に逃がされる。ケーシング12内に
逃がされた水は、さらにケーシング排水管13を介して
ドラフトチューブ2内に排水される。
ランナ室8内のランナ10とガイドベーン7との間に移
動した滞留水11だけでなく空気までがケーシング12
側に抜けてしまう。このケーシング12側に抜けた空気
は、ケーシング12内とドラフトチューブ2内とを連通
させているケーシング排水管13を通ってドラフトチュ
ーブ2へ還流されるが、このケーシング排水管13の断
面積Aが十分大きくないと空気がドラフトチューブ2ヘ
還流しきれずにケーシング12内に溜まってしまうこと
がある。
aは好適な範囲に制御されることが望ましい。ガイドベ
ーン7の好適な開度aについて、図1を用いて説明す
る。まず図1に示すように、ドラフトチューブ2におけ
る圧力をHd、ランナ10とガイドベーン7との間の部
分における圧力をHr、ケーシング12における圧力を
Hcとする。ランナ10の外周部の圧力Hrは、ランナ
10の回転による遠心力の作用によってHdより高圧で
ある。一方、ケーシング12の圧力Hcは、ランナ10
の外周部の圧力Hrより低圧で、その差圧(Hr−H
c)とガイドベーン7の開口面積(開度a×高さB×枚
数Zg)とガイドベーン7の流出係数Cgvとによっ
て、ガイドベーン7を通ってケーシング12に流れる水
または空気の流量Qgvが次式(3)のように定まる。
シング排水管3を通って還流する水量Qepは、ケーシ
ング排水管13の断面積A、ケーシング排水管13の流
出係数Cepを用いて次式(4)のように定まる。
はすべてケーシング排水管13を通ってドラフトチュー
ブ2ヘ還流するので、Qgv=Qepとなる。これを用
いて上記(3)、(4)式を変形すると、
態は複雑で、流出係数Cgvを計算で求める事は難しい
が、本件発明者は、安定的に空転運転が可能なときの
方向回転において0.7〜8.2の範囲である事を実験
的に求めた。この範囲を(5)式に当てはめると、発電
方向空転運転時においては式(1)の範囲が、揚水方向
空転運転時においては式(2)の範囲が得られる。
ーン駆動制御部17は、ガイドベーン7の小開開度が好
適な範囲となるようにガイドベーン7を駆動制御する。
ドベーン7を小開状態とする事によって、ガイドベーン
7の開口すきまを通してランナ10の外周部に溜まった
滞留水をケーシング12内に逃がすことができ、これに
よりランナ10とガイドベーン7との間の滞溜水を適切
に排除することができる。
止状態から空転運転状態に円滑に移行させることができ
る。また本実施の形態によれば、水力機械を発電運転状
態から空転運転状態に円滑に移行させることができる。
形態について説明する。第2の実施の形態の水力機械3
0は、ガイドベーン駆動制御部17が、予め定められた
時間間隔で小開状態と全閉状態とに交互にガイドベーン
7を制御するようになっている点が異なるのみであり、
その他の構成は図1に示す第1の実施の形態の水力機械
30と略同様である。
部17によって、ランナ10の外周部に水が溜まった時
に対応してガイドベーン7が開口して溜まった水をケー
シング12側に逃がし、さらに空気がケーシング12側
へ抜けるのを防ぐために所定の時間間隔でガイドベーン
7が全閉となる。これにより、安定した空転運転が可能
となる。
第3の実施の形態について説明する。図5において、水
力機械30は、ランナ10の外周部近傍にランナ温度計
20が設けられ、ガイドベーン駆動制御部17は、ラン
ナ温度計20の測定値に基づいて、ランナ温度計20の
測定値が一定値以上の場合にガイドベーン7を小開状態
とし、一定値未満の場合にガイドベーン7を全閉状態と
するようになっている。その他の構成は図1に示す第1
の実施の形態の水力機械30と略同様である。第3の実
施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と同一
の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
まる滞留水の量が増すと、ランナ10がこの滞留水11
を撹拌し、滞留水11の温度が上昇してランナ10の外
周部近傍の温度が上昇することを利用するものである。
による測定温度があらかじめ定められた上限値を超えた
時にランナ10の外周部に水が溜まったと判断して、ガ
イドベーン駆動制御部17がガイドベーン7を開口制御
するため、空気がケーシング12側へ抜けることが防止
され、安定した空転運転が可能となる。
第4の実施の形態について説明する。図6において、水
力機械30は、ランナ排水管3に漏水温度計21が設け
られ、ガイドベーン駆動制御部17は、漏水温度計21
の測定値に基づいて、漏水温度計21の測定値が一定値
以上の場合にガイドベーンを小開状態とし、一定値未満
の場合にガイドベーンを全閉状態とするようになってい
る。その他の構成は図1に示す第1の実施の形態の水力
機械30と略同様である。第4の実施の形態において、
図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
まる滞留水11の量が増すと、ランナ10がこの滞留水
11を撹拌し、滞留水11の温度が上昇し排水管3を通
って排水される漏水の温度が上昇することを利用するも
のである。
よる測定温度があらかじめ定められた上限値を超えた時
にランナ10の外周部に水が溜まったと判断して、ガイ
ドベーン駆動制御部17がガイドベーン7を開口制御す
るため、空気がケーシング12側へ抜けることが防止さ
れ、安定した空転運転が可能となる。
第5の実施の形態について説明する。図7において、水
力機械30は、ランナ10の回転主軸による電動機出力
を測定する出力計22が設けられ、ガイドベーン駆動制
御部17は、出力計22の測定値に基づいて、出力計2
2の測定値が一定値以上の場合にガイドベーン7を小開
状態とし、一定値未満の場合にガイドベーン7を全閉状
態とするようになっている。その他の構成は図1に示す
第1の実施の形態の水力機械30と略同様である。第5
の実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と
同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
まる滞留水11が増大すると、ランナ10を回すための
回転主軸の負荷が増大することを利用するものである。
て測定された電動機出力があらかじめ定められた上限値
を超えた時にランナ10の外周部に水が溜まったと判断
して、ガイドベーン駆動制御部17がガイドベーン7を
開口制御するため、空気がケーシング12側へ抜けるこ
とが防止され、安定した空転運転が可能となる。
第6の実施の形態について説明する。図8において、水
力機械30は、ランナ10の回転主軸による電動機出力
の変動量を測定する出力変動量計23が設けられ、ガイ
ドベーン駆動制御部17は、出力変動量計23の測定値
に基づいて、出力変動量計23の測定値が一定値以上の
場合にガイドベーン7を小開状態とし、一定値未満の場
合にガイドベーン7を全閉状態とするようになってい
る。その他の構成は図1に示す第1の実施の形態の水力
機械30と略同様である。第6の実施の形態において、
図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
まる滞留水11が増大すると、ランナ10がランナ10
の外周部の滞留水11をかき込むので、周期的に回転主
軸の負荷が変動するようになることを利用するものであ
る。
によって測定された電動機出力の変動量があらかじめ定
められた上限値を超えた時にランナ10の外周部に水が
溜まったと判断して、ガイドベーン駆動制御部17がガ
イドベーン7を開口制御するため、空気がケーシング1
2側へ抜けることが防止され、安定した空転運転が可能
となる。
第7の実施の形態について説明する。図9において、水
力機械30は、ランナ10の回転主軸の軸振れを測定す
る軸振れ計24が設けられ、ガイドベーン駆動制御部1
7は、軸振れ計24の測定値に基づいて、軸振れ計24
の測定値が一定値以上の場合にガイドベーン7を小開状
態とし、一定値未満の場合にガイドベーン7を全閉状態
とするようになっている。その他の構成は図1に示す第
1の実施の形態の水力機械30と略同様である。第7の
実施の形態において、図1に示す第1の実施の形態と同
一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略す
る。
まる滞留水11が増大すると、ランナ10を回すための
回転主軸の軸振れが増大することを利用するものであ
る。
って測定されたランナの回転主軸の軸振れがあらかじめ
定められた上限値を超えた時にランナ10の外周部に水
が溜まったと判断して、ガイドベーン駆動制御部17が
ガイドベーン7を開口制御するため、空気がケーシング
12側へ抜けることが防止され、安定した空転運転が可
能となる。
の第8の実施の形態について説明する。図10におい
て、水力機械30は、ランナの回転主軸の軸振れの変動
量を測定する軸振れ変動量計25が設けられ、ガイドベ
ーン駆動制御部17は、軸振れ変動量計25の測定値に
基づいて、軸振れ変動量計25の測定値が一定値以上の
場合にガイドベーン7を小開状態とし、一定値未満の場
合にガイドベーン7を全閉状態とするようになってい
る。その他の構成は図1に示す第1の実施の形態の水力
機械30と略同様である。第8の実施の形態において、
図1に示す第1の実施の形態と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
まる滞留水11が増大すると、ランナ10がランナ10
の外周部の滞留水11をかき込むので、周期的に回転主
軸の負荷が変動するようになることを利用するものであ
る。
5によって測定されたランナの回転主軸の軸振れの変動
量があらかじめ定められた上限値を超えた時にランナ1
0の外周部に水が溜まったと判断して、ガイドベーン駆
動制御部17がガイドベーン7を開口制御するため、空
気がケーシング12側へ抜けることが防止され、安定し
た空転運転が可能となる。
の第9の実施の形態について説明する。図11におい
て、水力機械30は、ケーシング12の上部に空気を抜
くための空気抜き管15が設けられ、空気抜き管15に
空気抜き量を制御するとともに第3弁駆動部15bによ
り駆動される自動弁15aが設けられている。その他の
構成は図1に示す第1の実施の形態の水力機械30と略
同様である。第9の実施の形態において、図1に示す第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
より口径の小さい管によって構成されている。
の場合に開状態に制御されるが、空転運転から通常運転
に移行する時点で開状態としてもよい。また、発電方向
空転運転時に比べて揚水方向空転運転時のほうがガイド
ベーン7からケーシング12ヘ空気が抜けやすいため、
自動弁15aは揚水方向回転の空転運転時にのみ開状態
としてもよい。
運転中に第3弁駆動部14bによって自動弁14aを開
状態とすることにより、ケーシング12内の空気を大気
に逃がし、空気の滞留を効果的に防ぎ、滞留した空気が
揚水運転時に導水路を通って上地に、あるいは発電運転
時に放水路を通って下地に流れて高圧空気が大気圧に開
放されて膨張することによって構造物が破壊されること
が防止される。
運転中にランナの外周部に溜まる滞留水をガイドベーン
の開口すきまを通してケーシング側に逃がすので、安定
した空転運転が可能な水力機械を提供することができ
る。
す概略断面図。
けるガイドベーン部分を示す概略上面図。
けるガイドベーンおよび各弁の作動状態を示すフロー
図。
けるガイドベーンおよび各弁の作動状態を示すフロー
図。
す概略断面図。
す概略断面図。
す概略断面図。
す概略断面図。
す概略断面図。
示す概略断面図。
示す概略断面図。
れた状態を示す概略断面図。
Claims (14)
- 【請求項1】ランナ室と、 ランナ室内に配置され、主軸周りに回転するランナと、 ランナ室の外方に連結されたケーシングと、 ランナ室の下方に連結されたドラフトチューブと、 ランナ室内に連通し、ランナ室内に圧縮空気を導入して
ランナ室の水面をドラフトチューブにまで押し下げる圧
縮空気供給管と、 ケーシング内とドラフトチューブ内とを接続し、ケーシ
ング内の水をドラフトチューブ内に排水するケーシング
排水管と、 ケーシング排水管に設けられ、第1弁駆動部により駆動
されるケーシング排水弁と、 ランナ室内のランナとケーシングとの間に介在するガイ
ドベーンと、 ガイドベーンに接続され、ランナ室の水面がドラフトチ
ューブにまで押し下げられたランナの空転運転時にガイ
ドベーンを小開状態とするガイドベーン駆動制御部と、
を備え、 ランナの空転運転時において、ランナ室の外周部に滞留
する漏水を小開状態となったガイドベーンからケーシン
グ内に逃がすとともにケーシング内に逃がされた漏水を
ケーシング排水管によってドラフトチューブ内に排水す
ることを特徴とする水力機械。 - 【請求項2】ガイドベーン駆動制御部は、ランナ室の水
面がドラフトチューブにまで押し下げられてランナが空
転運転状態となり、かつランナが発電方向に空転運転す
る場合、排水管の断面積をA、ガイドベーンの高さを
B、ガイドベーンの設置枚数をZgとしたときに式
(1)によって規定されるガイドベーン開度aの範囲で
ガイドベーンを小開状態とすることを特徴とする請求項
1に記載の水力機械。 【数1】 - 【請求項3】ガイドベーン駆動制御部は、ランナ室の水
面がドラフトチューブにまで押し下げられてランナが空
転運転状態となり、かつランナが揚水方向に空転運転す
る場合、排水管の断面積をA、ガイドベーンの高さを
B、ガイドベーンの設置枚数をZgとしたときに式
(2)によって規定されるガイドベーン開度aの範囲で
ガイドベーンを開状態とすることを特徴とする請求項1
に記載の水力機械。 【数2】 - 【請求項4】ガイドベーン駆動制御部は、予め定められ
た時間間隔でガイドベーンが小開状態となるよう全閉状
態とに交互にガイドベーンを制御することを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかに記載の水力機械。 - 【請求項5】ランナの外周部近傍にランナ温度計が設け
られ、 ガイドベーン駆動制御部は、ランナ温度計の測定値に基
づいて、ランナ温度計の測定値が一定値以上の場合にガ
イドベーンを小開状態とし、一定値未満の場合にガイド
ベーンを全閉状態とすることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の水力機械。 - 【請求項6】ランナ室の外周部とドラフトチューブ内と
を接続し、ランナ室の外周部に滞留する漏水を排水する
ランナ排水管が設けられ、 ランナ排水管に漏水温度計が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、漏水温度計の測定値に基づ
いて、漏水温度計の測定値が一定値以上の場合にガイド
ベーンを小開状態とし、一定値未満の場合にガイドベー
ンを全閉状態とすることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載の水力機械。 - 【請求項7】ランナの回転主軸による電動機出力を測定
する出力計が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、出力計の測定値に基づい
て、出力計の測定値が一定値以上の場合にガイドベーン
を小開状態とし、一定値未満の場合にガイドベーンを全
閉状態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の水力機械。 - 【請求項8】ランナの回転主軸による電動機出力の変動
量を測定する出力変動量計が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、出力変動量計の測定値に基
づいて、出力変動量計の測定値が一定値以上の場合にガ
イドベーンを小開状態とし、一定値未満の場合にガイド
ベーンを全閉状態とすることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれかに記載の水力機械。 - 【請求項9】ランナの回転主軸の軸振れを測定する軸振
れ計が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、軸振れ計の測定値に基づい
て、軸振れ計の測定値が一定値以上の場合にガイドベー
ンを小開状態とし、一定値未満の場合にガイドベーンを
全閉状態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載の水力機械。 - 【請求項10】ランナの回転主軸の軸振れの変動量を測
定する軸振れ変動量計が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、軸振れ変動量計の測定値に
基づいて、軸振れ変動量計の測定値が一定値以上の場合
にガイドベーンを小開状態とし、一定値未満の場合にガ
イドベーンを全閉状態とすることを特徴とする請求項1
乃至3のいずれかに記載の水力機械。 - 【請求項11】ケーシング内に水を導入するための導入
管が設けられ、導入管にケーシング内への水の導入量を
制御するとともに第2弁駆動部により駆動される入口弁
が設けられ、 ガイドベーン駆動制御部は、入口弁が全閉状態の場合に
のみガイドベーンを小開状態とすることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれかに記載の水力機械。 - 【請求項12】ケーシングの上部に空気を抜くための空
気抜き管が設けられ、空気抜き管に空気抜き量を制御す
るとともに第3弁駆動部により駆動される自動弁が設け
られたことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに
記載の水力機械。 - 【請求項13】請求項1に記載の水力機械を停止状態か
ら空転運転状態に移行させる運転方法であって、 圧縮空気供給管からランナ室内に圧縮空気を導入してラ
ンナ室の水面をドラフトチューブにまで押し下げると同
時にケーシング排水弁を開としてケーシング排水管から
ドラフトチューブへの排水を開始する工程と、 ランナの回転主軸を回転させる工程と、 ランナ室の水面がドラフトチューブにまで押し下げられ
てランナが空転運転状態となった場合にガイドベーン駆
動制御部によりガイドベーンを小開状態とする工程と、
を備えたことを特徴とする水力機械の運転方法。 - 【請求項14】請求項11に記載の水力機械を発電運転
状態から空転運転状態に移行させる運転方法であって、 ガイドベーン駆動制御部を介してガイドベーンを閉状態
へと操作するとともに、入口弁を第2弁駆動部により閉
状態へと操作する工程と、 ガイドベーンが全閉になったことを条件として圧縮空気
供給管からランナ室内に圧縮空気を導入してランナ室の
水面をドラフトチューブにまで押し下げる工程と、 入口弁が全閉となったことを条件として第1弁駆動部に
よりケーシング排水弁を開としてケーシング排水管から
ドラフトチューブへの排水を開始する工程と、を備えた
ことを特徴とする水力機械の運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07570698A JP3936059B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 水力機械とその運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07570698A JP3936059B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 水力機械とその運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270453A true JPH11270453A (ja) | 1999-10-05 |
| JP3936059B2 JP3936059B2 (ja) | 2007-06-27 |
Family
ID=13583943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07570698A Expired - Lifetime JP3936059B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 水力機械とその運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3936059B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001669A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 水力機械およびその調相運転方法 |
| CN108194249A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-22 | 湖南省湘电试验研究院有限公司 | 一种水轮发电机组导叶漏水量检测方法及系统 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP07570698A patent/JP3936059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014001669A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Toshiba Corp | 水力機械およびその調相運転方法 |
| CN103511161A (zh) * | 2012-06-18 | 2014-01-15 | 株式会社东芝 | 水力机械及其调相运行方法 |
| CN108194249A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-06-22 | 湖南省湘电试验研究院有限公司 | 一种水轮发电机组导叶漏水量检测方法及系统 |
| CN108194249B (zh) * | 2018-01-19 | 2019-11-12 | 湖南省湘电试验研究院有限公司 | 一种水轮发电机组导叶漏水量检测方法及系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3936059B2 (ja) | 2007-06-27 |
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