JPH1127062A - 差動増幅器及び演算増幅器 - Google Patents

差動増幅器及び演算増幅器

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JPH1127062A
JPH1127062A JP9195067A JP19506797A JPH1127062A JP H1127062 A JPH1127062 A JP H1127062A JP 9195067 A JP9195067 A JP 9195067A JP 19506797 A JP19506797 A JP 19506797A JP H1127062 A JPH1127062 A JP H1127062A
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voltage
stage
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drain
transistor
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JP9195067A
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Koji Tanagawa
幸次 棚川
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力電圧の範囲を拡大した差動増幅器及び正
常な出力を得ることが可能な演算増幅器を提供すること
である。 【解決手段】 入力段1と出力段2を備えた差動増幅器
10において,出力段2に,差動増幅器10の第1のN
MOS4側の出力電圧をレベルシフトして,第4及び第
5のPMOS7,8の入力電圧をバイアスするバイアス
段3を設ける。かかる構成によれば,出力段2の電圧降
下を最小限に抑えることができ,入力段1に供給できる
入力電圧の範囲を電源電圧Vdd+にまで拡大できる。演
算増幅器40は,差動増幅器10の後段において,差動
増幅器10の第2のNMOS5側の出力電圧をレベルシ
フトして出力するレベルシフト段20と,レベルシフト
段20の出力電圧を外部へ出力する出力バッファ段30
を設ける。かかる構成によれば,出力バッファ段30が
動作し正常な出力が得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体集積回路に
おいて使用されている差動増幅器及び演算増幅器に関す
るものであり,特に差動増幅器の入力電圧の範囲を拡大
し,演算増幅器の出力を正常に得ることができるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路において,入力信
号を増幅する手段として,例えば,相補型MOSトラン
ジスタ(以下,CMOSという。)やバイポーラトラン
ジスタ等で構成された差動増幅器が使用されている。差
動増幅器としては,温度ドリフトが非常に少なく動作速
度が速いCOMS型のものが知られている。
【0003】図3は,従来の一般的なCOMS型の差動
増幅器100を示す構成図である。差動増幅器100
は,電源電圧Vdd+(例えば5.0V)と接地電位(G
ND)の間に接続されており,正相入力端子Vin+及
び逆相入力端子Vin−から供給された入力電圧の差に
応じた差動増幅を行ってノードN1に出力するように構
成されている。
【0004】差動増幅回路100は,入力段101と出
力段102から主に構成されている。入力段101は,
入力用の第1及び第2のNチャンネルMOSトランジス
タ(以下,NMOSという。)103,104と,定電
流源用の第3のNMOS105より構成されている。出
力段102は,能動負荷用の第4及び第5のPチャンネ
ルトランジスタ(以下,PMOSという。)106,1
07より構成されている。
【0005】入力段101において,第1のNMOS1
03のゲートは,正相入力端子Vin+に接続され,第
2のNMOS104のゲートは,逆相入力端子Vin−
に接続され,第1及び第2のNMOS103,104
は,差動増幅器100における差動対になる。また,第
3のNMOS105のゲートは,バイアス電圧Vbbに接
続され,ドレインは,第1及び第2のNMOS103,
104のドレインに共通接続され,ソースは,接地電位
に接続されている。
【0006】また,出力段102において,第4及び第
5のPMOS106,107の各ゲートは,ノードN2
に共通接続されると共に第1のNMOS103のドレイ
ンに接続され,第4のPMOS106のドレインは,ノ
ードN2を介して第1のNMOS103のドレインに接
続され,第5のPMOS107のドレインは,ノードN
1を介して第2のNMOS104のドレインに接続さ
れ,第4及び第5のPMOS106,107の各ソース
は,電源電圧Vdd+に接続されている。第4及び第5の
PMOS106,107は,いわゆる電流ミラー回路と
して構成されており,ノードN2の電圧で,第4及び第
5のPMOS106,107がオン,オフ動作するよう
に構成されている。
【0007】以上のように構成された差動増幅器100
において,正相入力端子Vin+及び逆相入力端子Vi
n−から第1及び第2のNMOS103,104に対し
てそれぞれ入力電圧が供給されると、その入力電圧が差
動増幅器100で差動増幅され、ノードN1に出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで,従来の差動
増幅器100において,第4及び第5のPMOS10
6,107が,オン動作した場合には,第4及び第5の
PMOS106,107は,第1及び第2のNMOS1
03,104に対してそれぞれ負荷トランジスタとして
機能し,電圧降下を生じさせる。第1のNMOS103
のドレインの電圧は,電源電圧Vdd+から第4のPMO
S106の電圧降下分だけ低い電圧になり,同様に第2
のNMOS104のドレインの電圧は,電源電圧Vdd+
から第4のPMOS106の電圧降下分だけ低い電圧に
なる。また,第4及び第5のPMOS106,107
が,正常にオン動作をするためには,第4及び第5のP
MOS106,107のゲート−ソース間電圧が,スレ
ッショルド電圧Vth(例えば0.8V)程度は最低限必
要になる。即ち,第4及び第5のPMOS106,10
7のゲートの電圧が,電源電圧Vdd+からスレッショル
ド電圧Vth分だけ低い電圧(例えば4.2V)になる
と,第4及び第5のPMOS106,107が,正常に
オン動作する。ここで,第1及び第2のNMOS10
3,104の各ゲートに入力電圧が供給された場合に
は,第1及び第2のNMOS103,104がオン動作
し,ノードN2の電圧が降下する。そして,ノードN2
の電圧が,電源電圧Vdd+からスレッショルド電圧Vth
分だけ低い電圧になると,第4及び第5のPMOS10
6,107の各ゲートは,ノードN2に接続されている
ので,第4及び第5のPMOS106,107の各ゲー
トの電圧が,電源電圧Vdd+からスレッショルド電圧V
th分だけ低い電圧となり,第4及び第5のPMOS10
6,107が共にオン動作をする。
【0009】しかしながら,第4のPMOS106のゲ
ート及びドレインに接続された第1のNMOS103の
ドレインの電圧は,第4のPMOS106のオン動作に
よる電圧降下により,少なくとも電源電圧Vdd+からス
レッショルド電圧Vth分だけ低い電圧となる。この状態
で,第1のNMOS103が正常にオン動作をするため
には,第1のNMOS103のゲートに供給される入力
電圧が,電源電圧Vdd+からスレッショルド電圧Vth分
だけ低い電圧より僅かに上回った電圧又は下回った電圧
に制限される。即ち,電源電圧Vdd+を例えば5.0V
とし,第4のPMOS106のスレッショルド電圧Vth
を例えば0.8Vとすると,電源電圧Vdd+からスレッ
ショルド電圧Vth分だけ低い電圧は例えば4.2Vとな
り,第1のNMOS103のドレインの電圧も例えば
4.2Vとなる。ここで,通常のトランジスタにおい
て,ゲート−ドレイン間電圧は,逆電圧として最大でも
0.2Vまで許容できるように設計されており,図示の
例では,第1のNMOS103のゲートに供給できる入
力電圧の最大値は例えば4.4Vまでとなる。
【0010】こうして,入力用に用いられるトランジス
タの特性によっては,電源電圧Vdd+から所定電圧,例
えば0.6V〜1.0V程度低い電圧にまで入力電圧が
制限される。また,通常,第2のNMOS104には,
第1のNMOS103に供給される入力電圧に対して逆
位相の入力電圧が供給される。従って,第1及び第2の
NMOS103,104に供給される入力電圧の範囲
は,第4のPMOS106の電圧降下により,最大で
も,電源電圧Vdd+から第4のPMOS106の電スレ
ッショルド電圧Vth分だけ低い電位より僅かに上回った
範囲に制限される。特に,例えば電源電圧源Vdd+が例
えば1V程度の低電源電圧の場合には,出力段による電
圧降下により入力電圧が供給できなくなるという不安が
生じる。
【0011】従って,本発明は,上記のような問題点に
鑑みてなされたものであり,その目的は,差動増幅器に
おいて,出力段による電圧降下を最小限に抑えて,入力
段に供給できる入力電圧の範囲を拡大できる,新規かつ
改良された差動増幅器を提供することにある。
【0012】本発明の別な目的は,入力電圧の範囲が電
源電圧の付近にまで改善しても,正常な出力を得ること
が可能な新規かつ改良された演算増幅器を提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに,請求項1の発明は,各ゲートを介して入力信号が
供給される入力用の第1及び第2のトランジスタと,ゲ
ートがバイアス電圧に接続され,ドレインが前記入力用
の第1及び第2のトランジスタの各ソースに共通接続さ
れ,ソースが接地電位に接続された定電流源用の第3の
トランジスタとから成る入力段と,各ゲートが共通接続
され,各ドレインが対応する前記入力用の第1及び第2
のトランジスタのドレインにそれぞれ接続され,各ソー
スが電源電圧に接続された能動負荷用の第4及び第5の
トランジスタとから成る出力段を備え,前記入力段から
入力された入力信号を差動増幅して,前記出力段から出
力する差動増幅器において,前記出力段に,前記差動増
幅器の一方の出力をレベルシフトして,前記第4及び第
5のトランジスタの入力電圧をバイアスするバイアス段
を設けたことを特徴とする。
【0014】この請求項1の発明によれば,差動増幅器
の一方の出力は,バイアス段によってレベルシフトさ
れ,第4及び第5のトランジスタの入力電圧をバイアス
する。バイアスされた第4及び第5のトランジスタはオ
ン動作し,第4及び第5のトランジスタは,第1及び第
2のトランジスタに対してそれぞれ負荷トランジスタと
して機能し,電圧降下を生じさせる。ここで,第4及び
第5のトランジスタの電圧降下は,第4及び第5のソー
スードレイン間電圧と等しくなる。こうして,出力段に
よる電圧降下を最小限に抑えることができる。
【0015】なお,請求項1に記載した差動増幅器にお
いて,請求項2の発明のように,前記バイアス段は,ゲ
ートが差動増幅器の一方の出力に接続され,ドレインが
電源電圧又は接地電位に接続され,ソースが前記第4及
び第5のトランジスタの各ゲートに共通接続された第6
のトランジスタと,ゲートがバイアス電圧に接続され,
ドレインが前記第4及び第5のトランジスタの各ゲート
に共通接続され,ソースが接地電位に接続された定電流
源用の第7のトランジスタとから成るように構成するの
が良い。
【0016】この請求項2の発明によれば,第6のトラ
ンジスタのスレッショルド電圧と第4及び第5のトラン
ジスタのソース−ドレイン間電圧の和が,第4及び第5
のトランジスタのスレッショルド電圧と等しくなるよう
に動作する。
【0017】また,請求項3の発明は,請求項1又は2
に記載の差動増幅器の後段に,前記差動増幅器の他方の
出力をレベルシフトして出力するレベルシフト段と,前
記レベルシフト段の出力を外部へ出力する出力バッファ
段とを設けたことを特徴とする演算増幅器を構成するこ
とである。
【0018】この請求項3の発明によれば,電源電圧付
近にまで上昇した差動増幅器の他方の出力電圧を,レベ
ルシフト段によって接地方向にレベルシフトして,出力
バッファ段に出力することにより,出力バッファ段が動
作し正常な出力を得ることができる。
【0019】なお,請求項3に記載した演算増幅器にお
いて,請求項4の発明のように,前記レベルシフト段
は,ゲートが前記差動増幅器の他方の出力に接続され,
ドレインが電源電圧に接続された第8のトランジスタ
と,ゲートがバイアス電圧に接続され,ソースが接地電
位に接続され,ドレインが前記第8のトランジスタのソ
ースに共通接続されると共にレベルシフト段の出力に接
続された定電流源用の第9のトランジスタとから成るよ
うに構成するのが好ましい。また,請求項5の発明のよ
うに,前記出力バッファ段は,ゲートが前記レベルシフ
ト段の出力に接続され,ソースが電源電圧に接続され,
ドレインが出力端子に接続された第10のトランジスタ
と,ゲートがバイアス電圧に接続され,ソースが接地電
位に接続され,ドレインが前記第10のトランジスタの
ドレインに接続された定電流源用の第11のトランジス
タとから成るように構成するのが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお,
以下の説明において,略同一の機能及び構成を有する構
成要素については,同一の符号を付することにより,重
複説明を省略する。
【0021】(第1の実施形態)図1は,本発明の実施
例を示す差動増幅器10の回路図である。差動増幅回路
10は,入力段1,出力段2及びバイアス段3から主に
構成されており,入電源電圧Vdd+(例えば5.0V)
と接地電位(GND)の間に接続されている。そして,
差動増幅回路10は,正相入力端子Vin+及び逆相入
力端子Vin−から供給された入力電圧の差に応じた差
動増幅を行ってノードN1に出力するように構成されて
いる。
【0022】入力段1は,入力用の第1及び第2のNM
OS4,5と,定電流源用の第3のNMOS6より構成
されている。出力段2は,能動負荷用の第4及び第5の
PMOS7,8より構成されている。バイアス段3は,
差動増幅器10の第1のNMOS4側の出力電圧をレベ
ルシフトする第6のNMOS9と,定電流源用の第7の
NMOS11より構成されている。
【0023】入力段1において,第1のNMOS4のゲ
ートは,正相入力端子Vin+に接続され,第2のNM
OS5のゲートは,逆相入力端子Vin−に接続され,
第1及び第2のNMOS4,5は,差動増幅器10にお
ける差動対になる。ここで,第1及び第2のNMOS
4,5のゲート−ドレイン間電圧は,逆電圧として例え
ば0.2Vまで許容できるように設計されている。ま
た,第3のNMOS6のゲートは,バイアス電圧Vbbに
接続され,ドレインは,第1及び第2のNMOS4,5
の各ソースに共通接続され,ソースは,接地電位に接続
されている。
【0024】出力段2において,第4及び第5のPMO
S7,8の各ゲートは,ノードN3に共通接続され,第
4のPMOS7のドレインは,第1のNMOS4のドレ
インに接続され,第5のPMOS8のドレインは,第2
のNMOS5のドレインに接続され,第4及び第5のP
MOS7,8の各ソースは,電源電圧Vdd+に接続され
ている。第4及び第5のPMOS7,8のオン状態での
ソース−ドレイン間電圧は,例えば0.2Vになるよう
に設計されている。
【0025】バイアス段3において,第6のNMOS9
のゲートは,差動増幅器10の第1のNMOS4側の出
力に接続され,ドレインは,電源電圧Vdd+に接続さ
れ,ソースは,第4及び第5のPMOS7,8の各ゲー
トに共通接続されていると共にノードN3に接続されて
いる。また,第7のNMOS11のゲートは,バイアス
電圧Vbbに接続され,ドレインは,ノードN3を介して
第4及び第5のPMOS7,8のトランジスタのゲート
に接続され,ソースは,接地電位に接続されている。な
お,第7のNMOS11は,定電流源として働くが,第
7のNMOS11を例えば抵抗等の他の手段に置き換え
ても良い。
【0026】そして,バイアス段3は,差動増幅器10
の第1のNMOS4側の出力電圧を,接地電位の方向に
レベルシフトしてノードN3に出力し,第4及び第5の
PMOS7,8の入力電圧をバイアスするように構成さ
れている。即ち,第4及び第5のPMOS7,8の各ゲ
ートは,ノードN3に接続されているため,第4及び第
5のPMOS7,8は,ノードN3の電圧で,オン,オ
フ動作するように構成されており,ノードN3の電圧
は,電源電圧Vdd+から第4及び第5のPMOS7,8
のスレッショルド電圧Vth分だけ低い電圧(例えば4.
2V)になると第4及び第5のPMOS7,8が,正常
にオン動作するように構成されている。ノードN3の電
圧は,ノードN2の電圧から第6のNMOS9のスレッ
ショルド電圧Vth分だけ低い電圧になり,ノードN2の
電圧は,電源電圧Vdd+から第4のPMOS7のソース
ードレイン間電圧分だけ低い電圧になる。従って,第4
及び第5のPMOS7,8とは特性が異なる第6のNM
OS9のスレッショルド電圧Vth(例えば0.6V)と
第4のPMOS7のソース−ドレイン間電圧(例えば
0.2V)の和は,第4及び第5のPMOS7,8のス
レッショルド電圧Vth(例えば0.8V)と等しくな
る。
【0027】以上のように構成された差動増幅器1の動
作について説明する。
【0028】先ず,正相入力端子Vin+及び逆相入力
端子Vin−から入力用の第1及び第2のNMOS4,
5の各ゲートにそれぞれ入力電圧が供給され,第1及び
第2のNMOS4,5がオン動作する。第1のNMOS
4がオン状態なのでノードN2の電圧が降下する。それ
と同時に,差動増幅器10の第1のNMOS4側の出力
電圧は,ノードN2を介して第6のNMOS9のゲート
に出力される。
【0029】バイアス段3は,差動増幅器10の第1の
NMOS4側の出力電圧を,第6のNMOS9により,
接地方向にレベルシフトし,ノードN3を介して,第4
及び第5のPMOS7,8の各ゲートに出力する。第6
のNMOS9の電圧降下は,第6のNMOS9のスレッ
ショルド電圧Vth(例えば0.6V)と等しく,ノード
N3の電圧は,ノードN2の電圧から第6のNMOS9
のスレッショルド電圧Vth分だけ低い電圧になるので,
ノードN2の電圧が下がるのに伴い,ノードN3の電圧
が,電源電圧Vdd+(例えば5.0V)から第4及び第
5のPMOS7,8のスレッショルド電圧Vth分(例え
ば0.8V)だけ低い電圧(例えば4.2V)になる。
こうして,バイアス段3は,第4及び第5のPMOS
7,8の入力電圧をバイアスし,第4及び第5のPMO
S7,8はオン動作する。オン状態の第4及び第5のP
MOS7,8は第1及び第2のNMOS4,5に対して
負荷トランジスタとして機能し,電圧降下を生じさせ
る。ここで,第4及び第5のPMOS7,8の電圧降下
は,第4及び第5のPMOS7,8のソースードレイン
間電圧(例えば0.2V)と等しくなる。第1のNMO
S4のドレイン電圧は,電源電圧Vdd+から第4のPM
OS7のソースードレイン間電圧分だけ低い電圧(例え
ば4.8V)となり,同様に,第2のNMOS5のドレ
イン電圧は,電源電圧Vdd+から第5のPMOS8のソ
ースードレイン間電圧分だけ低い電圧となる。
【0030】そして,第1及び第2のNMOS4,5の
ゲート−ドレイン間電圧は,逆電圧として例えば0.2
Vまで許容できるように設計されているので,第1及び
第2のNMOS4,5の各ゲートに電源電圧Vdd+にま
で拡大した入力電圧を供給できる。
【0031】以上のように,本実施の形態にかかる差動
増幅器10によれば,第4及び第5のPMOS7,8の
オン,オフ動作を,バイアス段3を介して行うことによ
り,出力段2の電圧降下を,電源電圧Vdd+から第4及
び第5のPMOS7,8のソースードレイン間電圧分だ
け低い電圧にして,最小限に抑えることができる。そし
て,第4及び第5のPMOS7,8のソースードレイン
間電圧が,第1のNMOS4のゲート−ドレイン間電圧
において許容されている逆電圧以下である場合には,第
1及び第2のNMOS4,5の入力電圧の範囲を電源電
圧Vdd+にまで拡大することができる。従って,低電源
電圧で動作する半導体集積回路において,本発明の差動
増幅器を使用することにより,入力電圧の範囲を電源電
圧にまで拡大し,出力段による電圧降下により入力電圧
が供給できなくなるという状態は回避される。その結
果,低電源電圧で動作する半導体集積回路を有効に活用
することができる。
【0032】(第2の実施形態)図2は,本発明の第2
の実施形態にかかる演算増幅器40の概略構成を示して
いるが,この演算増幅器40は,差動増幅器10の後段
に,レベルシフト段20と出力バッファ段30を設けた
構成となっている。従って,差動増幅器10の構成及び
動作については,先に説明した第1の実施形態と同様な
ので,重複説明は省略する。
【0033】レベルシフト段20は,電源電圧Vdd+
(例えば5.0V)と接地電位の間に直列接続された第
8のNMOS21と定電流源用の第9のNMOS22か
ら主に構成されている。第8のNMOS21ゲートは,
ノードN1に接続され,ドレインは,電源電圧Vdd+に
接続されている。ここで,第8のNMOS21のスレッ
ショルド電圧Vthは例えば0.8Vである。また,第9
のNMOS22のゲートは,バイアス電圧Vbbに接続さ
れ,ドレインは,第8のNMOS21のソースに共通接
続されると共にレベルシフト段20の出力に接続され,
ソースは,接地電位に接続されている。
【0034】出力バッファ段30は,電源電圧Vdd+と
接地電位の間に直列接続された第10のPMOS31と
定電流源用の第11のNMOS32から構成されてい
る。第10のPMOS31のゲートは,ノードN4に接
続され,ドレインは,出力端子33に接続され,ソース
は,電源電圧Vddに接続されている。ここで,第10の
PMOS31のスレッショルド電圧Vthは例えば0.8
Vである。第11のNMOS32のゲートは,バイアス
電圧Vbbに接続され,ドレインは,第10のPMOS3
2のドレインに接続され,ソースは,接地電位に接続さ
れている。
【0035】次に,以上のように構成された演算増幅器
40の動作について図2を参照しながら説明する。
【0036】先ず,正相入力端子Vin+及び逆相入力
端子Vin−から入力電圧が供給され,差動増幅器10
で差動増幅され,ノードN1を介して,レベルシフト段
20の第8のNMOS21のゲートに出力される。レベ
ルシフト段20では,電源電圧Vdd+(例えば5.0
V)付近にまで上昇したノードN1の電圧(例えば4.
8V)を,第8のNMOS21により接地方向にレベル
シフトして,ノードN4を介して,出力バッファ段30
の第10のPMOS31のゲートに出力する。その際
に,第8のNMOS21はオン動作するので,第8のN
MOS21の電圧降下は,第8のNMOS21のスレッ
ショルド電圧Vth(例えば0.8V)に等しい。そし
て,第10のPMOS31のゲートには,ノードN1の
電圧から第8のNMOS21のスレッシュルド電圧Vth
分だけ低い電圧(例えば4.0V)が入力されることに
なる。こうして,電源電圧Vdd+に近い入力電圧が差動
増幅器10に供給され,ノードN1の電圧と電源電圧V
dd+との間の電位差が第10のPMOS31のスレッシ
ュルド電圧Vth(例えば0.8V)以下になっても,差
動増幅器10の出力電圧をレベルシフト段20でレベル
シフトして,出力バッファ段30の第10のPMOS3
1のゲートに出力するので,第10のPMOS31のゲ
ートーソース間電圧がスレッシュルド電圧Vthより低く
なることはなく,第10のPMOS31がオン動作す
る。そして,第10のPMOS31がオン動作すること
により,出力バッファ段30が動作し,正常に出力端子
23に出力を得ることができる。
【0037】以上のように,本実施の形態にかかる演算
増幅器40によれば,差動増幅器10の後段に,レベル
シフト段20と出力バッファ段30を設けることによ
り,入力電圧の範囲を電源電圧Vdd+にまで拡大するこ
とによって,差動増幅器10の出力電圧の範囲が電源電
圧Vdd+に付近にまで上昇しても,レベルシフト段20
で差動増幅器10の出力電圧をレベルシフトして,出力
バッファ段30が動作し正常な出力を得ることができ
る。従って,低電源電圧で動作する半導体集積回路にお
いて,本発明の演算増幅器を使用することにより,正常
な出力を得ることができる。その結果,低電源電圧で動
作する半導体集積回路を有効に活用することができる。
【0038】以上,添付図面を参照にしながら本発明の
好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例
に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記
載された技術的思想の範疇内において各種の変更例また
は修正例に想到し得ることは明らかであり,それらにつ
いても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解さ
れる。なお,各種の変更例または修正例としては,例え
ば次のようなものがある (1) 本発明の実施形態の
例で示したMOSトランジスタをバイポーラトランジス
タに入れ替えても同様の利点が得られる。 (2) 接地電位は電源電圧Vdd−としてもよい。ま
た,図1の電源電圧Vdd+と接地電位とを入れ替え,そ
れに応じてNMOSをPMOS,PMOSをNMOSに
入れ替える等の回路構成にしても上記実施形態の例とほ
ぼ同様の利点がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように,請求項1及び2の
発明によれば,差動増幅器の入力電圧の範囲を電源電圧
にまで拡大し,請求項3〜4の発明によれば,演算増幅
器において,入力電圧の範囲が電源電圧の付近にまで拡
大されても,正常な出力が得ることができる。従って,
半導体集積回路を低電源電圧においても有効に活用で
き,低消費電力な半導体集積回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる差動増幅器の回路図
である。
【図2】本発明の実施形態にかかる演算増幅器の回路図
である。
【図3】従来の差動増幅器の回路図である。
【符号の説明】
1 入力段 2 出力段 3 バイアス段 9 第6のトランジスタ 10 差動増幅器 11 第7のトランジスタ 20 レベルシフト段 21 第8のトランジスタ 22 第9のトランジスタ 30 出力バッファ段 31 第10のトランジスタ 32 第11のトランジスタ 40 演算増幅器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ゲートを介して入力信号が供給される
    入力用の第1及び第2のトランジスタと,ゲートがバイ
    アス電圧に接続され,ドレインが前記入力用の第1及び
    第2のトランジスタの各ソースに共通接続され,ソース
    が接地電位に接続された定電流源用の第3のトランジス
    タとから成る入力段と;各ゲートが共通接続され,各ド
    レインが対応する前記入力用の第1及び第2のトランジ
    スタのドレインにそれぞれ接続され,各ソースが電源電
    圧に接続された能動負荷用の第4及び第5のトランジス
    タとから成る出力段を備え;前記入力段から入力された
    入力信号を差動増幅して,前記出力段から出力する差動
    増幅器において:前記出力段に,前記差動増幅器の一方
    の出力をレベルシフトして,前記第4及び第5のトラン
    ジスタの入力電圧をバイアスするバイアス段を設けたこ
    とを特徴とする差動増幅器。
  2. 【請求項2】 前記バイアス段は:ゲートが前記差動増
    幅器の一方の出力に接続され,ドレインが電源電圧又は
    接地電位に接続され,ソースが前記第4及び第5のトラ
    ンジスタの各ゲートに共通接続された第6のトランジス
    タと;ゲートがバイアス電圧に接続され,ドレインが前
    記第4及び第5のトランジスタの各ゲートに共通接続さ
    れ,ソースが接地電位に接続された定電流源用の第7の
    トランジスタと;から成ることを特徴とする,請求項1
    に記載の差動増幅器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の差動増幅器の後
    段に:前記差動増幅器の他方の出力をレベルシフトして
    出力するレベルシフト段と;前記レベルシフト段の出力
    を外部へ出力する出力バッファ段と;を設けたことを特
    徴とする演算増幅器。
  4. 【請求項4】 前記レベルシフト段は:ゲートが前記差
    動増幅器の他方の出力に接続され,ドレインが電源電圧
    に接続された第8のトランジスタと;ゲートがバイアス
    電圧に接続され,ドレインが前記第8のトランジスタの
    ソースに共通接続されると共にレベルシフト段の出力に
    接続され,ソースが接地電位に接続された定電流源用の
    第9のトランジスタと;から成ることを特徴とする請求
    項3に記載の演算増幅器。
  5. 【請求項5】 前記出力バッファ段は:ゲートが前記レ
    ベルシフト段の出力に接続され,ドレインが出力端子に
    接続され,ソースが電源電圧に接続された第10のトラ
    ンジスタと;ゲートがバイアス電圧に接続され,ドレイ
    ンが前記第10のトランジスタのドレインに接続され,
    ソースが接地電位に接続された定電流源用の第11のト
    ランジスタと;から成ることを特徴とする請求項3又は
    4に記載の演算増幅器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004518993A (ja) * 2000-11-30 2004-06-24 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム 液晶表示装置用の駆動回路および方法
KR100906424B1 (ko) 2007-08-02 2009-07-09 한국과학기술원 출력 버퍼 및 이를 포함하는 전력 증폭기
JP2013544060A (ja) * 2010-12-16 2013-12-09 ザイリンクス インコーポレイテッド カレントミラーおよび高コンプライアンス単段増幅器

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