JPH11270720A - 多方弁および浄水器 - Google Patents

多方弁および浄水器

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JPH11270720A
JPH11270720A JP10092564A JP9256498A JPH11270720A JP H11270720 A JPH11270720 A JP H11270720A JP 10092564 A JP10092564 A JP 10092564A JP 9256498 A JP9256498 A JP 9256498A JP H11270720 A JPH11270720 A JP H11270720A
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JP
Japan
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sphere
outlet
way valve
movement suppressing
suppressing member
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JP10092564A
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English (en)
Inventor
Taku Isobe
卓 磯部
Yasuo Yonezawa
康男 米澤
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多方弁の下流の流路抵抗に差があっても、閉
塞すべき流出口から流体が流出する不具合が発生せず、
確実に流路の切換ができる多方弁を提供する。 【解決手段】 流入口と複数の流出口を有する弁ケース
と、弁ケース内に配備され、流出口を開閉するための球
体と、球体に当接して球体を変位させることにより、球
体が流出口を閉塞する状態と開放する状態とを作る当接
部材と、流出口を開放状態から閉塞状態へ切り換えると
きに球体が流出口から離れることを抑制する球体移動抑
制部材とを備えている多方弁、およびその多方弁を用い
た浄水器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流入路と複数の流
出路を有する多方弁とその多方弁を用いた浄水器に関
し、特に弁体に球体を用いて流路を切り換えるようにし
た多方弁、およびその多方弁を用いた浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多方弁として、特開平9
−170670号公報に記載されているように、弁体で
ある球体を変位させて、流出口を閉塞したり、開放した
りすることにより流路を切り換えるものが知られてい
る。流出口を開放状態から閉塞状態に切り換えるには、
球体を流出口まで強制的に変位させなければならない
が、流出口に十分接近すると、球体は流出する流れによ
って自然に流出口に向かって移動し流出口に嵌まり込
む。すなわち、球体を流出口の位置まで正確に変位させ
なくても、流出口に接近させるだけで、容易に流出口を
閉塞することができる。
【0003】しかしながら、複数の流出口それぞれの下
流の流路抵抗に差がある場合には、この閉塞動作に不具
合が生じることがある。図1に、従来の多方弁の概略構
造と、不具合が生じる過程を示した。図1(a)は、流
入口201から、下流の流路抵抗が大きい流出口202
へ流れている状態であり、(b)は、下流の流路抵抗が
小さい流出口203へ流れている状態である。(a)の
状態から、当接部材204を矢印Wの方向に押して
(b)の状態へ切り換える際、流出口203を開いた瞬
間に弁ケ−ス205内の水圧は急激に低下する。このと
き、(c)に示すように、流出口202から弁ケ−ス2
05内へ流体の逆流が生じるため、球体206は流出口
202に嵌まり込むどころか、流出口202から離され
てしまう。その後、逆流がおさまって流出口202から
の流出が始まっても、弁ケ−ス205内の水圧が低いこ
とから、わずかな流量しか流れず、流出口202から離
れた球体206を再び流出口202に引き込む力が生じ
ない。すなわち、(a)の状態から(b)の状態へ切り
換えようとしても(c)の状態で止まり、両方の流出口
から流体が流出してしまうという不具合が生じることが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
ような問題に鑑みてなされたものであって、多方弁の下
流の流路抵抗に差があっても、閉塞すべき流出口から流
体が流出する不具合は発生せず、確実に流路の切換がで
きる多方弁を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の多方弁は、流入口と複数の流出口を有する
弁ケースと、弁ケース内に配備され、流出口を開閉する
ための球体と、球体に当接して球体を変位させることに
より、球体が流出口を閉塞する状態と開放する状態とを
作る当接部材と、流出口の開閉状態を切り換えるときに
球体が当接部材から外れることを抑制する球体移動抑制
部材とを備えていることを特徴とするものからなる。
【0006】ここで、球体移動抑制部材は、球体に被さ
るように設けられていることが好ましい。また、球体移
動抑制部材は、遊動自在に設けられていることが好まし
い。
【0007】また、球体移動抑制部材は、前記当接部材
とともに変位する構成とすることもできる。この場合、
たとえば、球体移動抑制部材を当接部材に連結し、か
つ、該当接部材との連結部を中心に揺動可能な構成とで
きる。
【0008】球体移動抑制部材の位置は特に限定しない
が、球体が流出口を閉塞したときに、流出口の上方に球
体が位置し、球体の中心よりも上方に球体移動抑制部材
が位置することが好ましい。
【0009】当接部材の構造も特に限定しないが、球体
の重心よりも流出口に近い球面部分において球体に当接
して作用する構造とすることが好ましい。
【0010】本発明に係る浄水器は、このような多方弁
と、多方弁を介して流入した原水を濾過する濾過部とを
備えたものからなる。
【0011】本発明に係る多方弁においては、流出口の
開閉状態を切り換えるときに球体が当接部材から外れる
ことを抑制する球体移動抑制部材が備えられてため、流
路を切り換える瞬間に流出口から弁ケ−ス内に逆流が生
じても、球体が流出口から離れることが抑制され、球体
は流出口に確実に嵌まり込む。したがって、流体が両方
の流出口から流出することが防止され、確実に流路が切
り換えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照して説明する。本実施態様では、例
えば家庭のキッチンなどの水道蛇口に取り付けられる浄
水器に、球体開閉式の多方弁を装備したものを例に採っ
て説明する。
【0013】図2は本発明の一実施態様に係る多方弁が
装備された浄水器が水道蛇口に取り付けられた状態を示
す正面図、図3は図2の浄水器の縦断面図、図4は図2
におけるA−A矢視断面図、図5は図4におけるB−B
矢視断面図である。
【0014】図2に示すように、この浄水器1はその内
部に多方弁構造を内蔵した本体部(以下、単に「本体
部」と言う)2と、濾材が収納された濾過部3とから構
成されており、本体部2の上部が水道蛇口4に取り付け
られる。
【0015】図3ないし図5に示すように、本体部2
は、ハウジング6の内部に配備された弁ケース7や弁ケ
ース7内に配備されて多方弁5を構成する2個のボール
(球体)11、12、ハウジング6の前部に設けられた
押釦10によって前記ボール(後述では第1ボール、第
2ボールと言う)11、12を操作する弁操作部8など
で構成された弁機構を備えている。
【0016】弁ケース7はその上部がハウジング6の上
部開口から突出し、かつその底部が前方振り上がり状に
ハウジング6に固定されている。また、弁ケース7の上
部の段差部分にはリング状のパッキン15が嵌入されて
おり、図3に二点鎖線で示す水道蛇口4のおねじ部分に
ねじ込んだアダプタ16を介して、取付ナット17を弁
ケース7の上部にねじ込むことにより、浄水器1が水道
蛇口4に取り付けられるようになっている。
【0017】図3に示すように、ハウジング6の下部に
は水道蛇口4から受け入れらた原水をそのままシャワー
水として吐出するシャワー吐出口18や、受け入れた原
水を上記濾過部3へ供給するための濾過部供給口19を
備えている。すなわち、本実施態様の球体開閉式多方弁
5は、水道蛇口4からの原水をそのまま利用するシャワ
ー吐出口18への流路か、原水を浄水処理するための濾
過部供給口19への流路かを切り換えるためのものであ
る。
【0018】図4、図5に示すように、弁ケース7の底
部には、シャワー吐出口18に連通する第1流出口31
と、濾過部供給口19に連通する第2流出口32とがそ
れぞれ前後位置をずらした状態で開設されており、弁ケ
ース7内には第1流出口31を開閉するための前記第1
のボール11と、第2流出口32を開閉するための第2
のボールとが収納されている。
【0019】原水流入口21には板状部材22が嵌入さ
れており、板状部材22によって水道蛇口4より受け入
れた原水の勢いを緩和して、滑らかに弁ケース7内に流
入させるようになっている。
【0020】図4ないし図6に示すように、弁操作部8
は弁ケース7内で第1、第2ボール11、12を当接支
持する当接部材41と、ハウジング6の前面に付設され
た押釦10と、押し操作による押釦10の変位を当接部
材41に伝えるための、前後方向に往復動可能な往復軸
42と、押釦10と往復軸42との間に介在され、往復
軸42の動きを所定の位置で一時停止させる一時停止機
構43とで構成されている。
【0021】当接部材41は第1、第2ボール11、1
2を転動可能に当接支持し、かつ、弁ケース7の内下面
を前後方向にスライドするようになっている。つまり、
当接部材41にはその内側面がすり鉢状に形成された第
1、第2支持孔51、52が設けられており、ここに第
1、第2ボール11、12が嵌まり込んでいる。この当
接部材41が前後方向にスライドすることにより、支持
された第1、第2ボール11、12が、図4、図5に示
したように前後位置をずらして形成された第1、第2流
出口31、32のいずれかに嵌まって一方の流出口31
(32)を閉状態にし、他方の流出口32(31)を開
状態にするようになっている。当接部材41の下面のそ
れぞれ第1、第2支持孔51、52の周縁部分には切欠
部56、57が形成され、原水が流出口31、32に流
入しやすくなっている。
【0022】この当接部材41は、図4に示すように、
往復軸42の軸心がボール11(12)の重心Qよりも
Eだけ偏心して配置されているので、第1流出口31
(あるいは第2流出口32)にその下部が落ち込んだ第
1ボール11(あるいは第2ボール12)に対して、ボ
ール11(12)の重心Qよりも流出口31(32)に
近い球面部分においてボール11(12)に当接作用
し、比較的軽い操作力で流出口31(32)を閉状態か
ら開状態に切り換えることができる。
【0023】当接部材41の第1、2支持孔51、52
間に設けられた中央壁59の頂部には球体移動抑制部材
50が設けられており、第1、2ボール11、12に被
せられている。中央壁59の頂部に形成した2カ所の連
結凸部60a、60bが、球体移動抑制部材50の中央
部に形成した2カ所の連結孔部60c、60dに挿入さ
れているため、当接部材41が前後方向にスライドする
と、球体移動抑制部材50も同時に前後方向にスライド
するようになっている。しかも、連結凸部60a、60
bと連結孔部60c、60dは比較的大きなクリアラン
スを有しているため、図7の(a)、(b)に示すよう
に、球体移動抑制部材50は連結部60を中心にして斜
めに傾いたり(揺動)、比較的小さい範囲ではあるが上
下動することが可能になっている。すなわち、球体移動
抑制部材50は第1、2ボールに接触する位置から接触
しない位置へ移動が可能であり、つまり、球体移動抑制
部材50は遊動自在に設けられており、ボールの転がり
を妨げたり、ボールを無理に押しつけてボールの摩耗を
促進させたりすることは無い。
【0024】図4ないし図6などに示すように、弁ケー
ス7の前面には当接部材41を前後方向にスライドする
ための往復軸(可動部材)42が摺動可能に挿通されて
おり、その先端が当接部材41の前面に形成した連結切
り欠き58に嵌合されて、当接部材41と往復軸42と
が一体的に連結されている。
【0025】一時停止機構43は弁ケース7の前面にね
じ込み固定された案内筒61と、案内筒61の内部先端
まで挿入されて、かつ押釦10に当接する往復カム71
と、往復カム71に噛み合い、かつ往復軸42の他端に
係合された回転カム81と、往復軸42を前方手前(回
転カム81)側に付勢するスプリング91とで構成され
ている。
【0026】図5に示す状態は、往復軸42と当接部材
41が往復動する過程において、第1流出口31が第1
ボール11によって閉塞され、第2流出口32が開放さ
れた状態で、これを第1停止位置P1とする。押釦10
の押し操作によって一時停止機構43を介して往復軸4
2が後方(図5では右側)に移動し、これに連動して当
接部材41が第1流出口31から第1ボール11を強制
変位させることにより第1流出口31が開放されるとと
もに、第2流出口32に第2ボール12が嵌まり込んで
第2流出口が閉塞した状態となる。これを第2停止位置
P2とする。
【0027】次に、濾過部3について簡単に説明する。
図3に示すように、濾過部3は、その容器34の側部に
前記本体部2の原水取出口19に接続される原水受入口
33が設けられ、また、その下部には原水受入口33か
ら取り入れた原水を濾過して浄化水として吐出する複数
のシャワー孔(濾過水供給口)35が設けられている。
容器34の内部底面に形成された円筒状突起34aには
円筒体36の下端がOリング37を介して嵌入立設さ
れ、この円筒体36上下端外周面がリング状のフィルタ
38、39で容器34の内壁面に固定されている。円筒
体36の内部には、複数本の中空糸膜を束ねて逆U字状
に折り曲げて収納した中空糸膜束45が配備されてい
る。中空糸膜の両端末は、円筒体36の下部にて各中空
糸間の隙間および中空糸と円筒体36間に封止剤として
の硬化性樹脂46を充填して封止固定(ポッティング)
されている。容器34へ嵌入する前にポッティング部を
一部切断除去しているので、各中空糸の末端は濾過水供
給口35に向かって開口している。円筒体36と容器3
4の内壁面との間には活性炭、ゼオライト、イオン交換
樹脂、キレート樹脂などからなる吸着剤層47が配備さ
れている。また、容器34の上部は、中空糸膜束45と
吸着剤が容易に充填できるよう開口しており、中空糸の
汚れ具合が外部からよく見えるように透明キャップ48
が嵌入されている。さらに透明キャップ48の上部には
蓋49が容器34と着脱自在に設けられている。
【0028】以上のように構成された本実施態様に係る
球体開閉式の多方弁5が装備された浄水器1において、
流路の切り換わり状態と球体移動抑制部材50の作用、
効果について以下に説明する。
【0029】図3ないし図5の状態は当接部材41が第
1停止位置P1にある状態であり、弁ケース7の第1流
出口31が第1ボール11により閉塞され、第2流出口
32が開放されている。すなわち、この状態で、流入口
21から流入した原水は、第2流出口32を通過して濾
過部供給口19を経て濾過部3に供給され、濾過された
後、浄化水として流出される。
【0030】ここで、操作者によって押釦10が押され
ると、往復軸42により押釦10の変位が当接部材41
に伝えられ、当接部材41は後方(図4、図5では右
側)にスライドする。これに伴って、第2ボール12
と、第1流出口31にその下部が落ち込んでいた第1ボ
ール11は後方に転動する。第1ボール11が第1流出
口31から外れた瞬間に第1流出口31は開放され、原
水は第1流出口31を通過してシャワー吐出口18から
流出し始める。第1流出口31からシャワー吐出口18
までの流路抵抗が、第2流出口32から吸着剤層47と
中空糸膜束45を経て濾過水供給口35に至る流路の抵
抗に比べて著しく小さいことから、弁ケース7内の水圧
は瞬時に低下する。このとき、水圧が高かった濾過部3
から少量であるが水が逆流し、第2流出口32から弁ケ
ース7内に流入する。
【0031】一時停止機構43により往復軸42が一時
停止し、当接部材41が第2停止位置P2で停止する
と、第2流出口32のほぼ真上に第2ボール12が保持
される。第2流出口32から弁ケース7内に流入する逆
流水により、第2ボール12は第2流出口32から離れ
ようとするが、第2ボール12に被さっている球体移動
抑制部材50が、その動きを抑制し、第2ボール12が
当接部材41から外れることを抑制する。そして、逆流
がおさまって第2流出口32からの流出が始まると、そ
の流れに引き込まれて、第2ボール12は第2流出口3
2に嵌まり込む。すなわち、球体移動抑制部材50によ
り第2ボール12が第2流出口32の近傍に保持された
ことから、第2流出口32の閉塞が可能になり、第2ボ
ール12が第2流出口32から離れたままになって両方
の流出口から流出し続けるという不具合は生じない。球
体移動抑制部材50は揺動あるいは上下動するが、その
変位量は小さいため、第2ボール12が第2流出口32
から離れてしまうほどではない。本実施態様では、第2
ボール12の鉛直上方に球体移動抑制部材50が位置す
ることから、球体移動抑制部材50の自重が球体移動の
抑制力を高めている。
【0032】この状態で、流入口21から流入した原水
は、第1流出口31を通過してシャワー吐出口18より
吐出される。
【0033】操作者によって再び押釦10が押され、続
いて、その押し力が解除されると、スプリング91の付
勢により当接部材41は前方(図4、図5では左側)に
スライドして第1停止位置P1に戻る。このとき、第1
ボール11は、球体移動抑制部材50により第1流出口
31の近傍に保持されるため、流れに引き込まれて即座
に第1流出口31に嵌まり込む。すなわち、球体移動抑
制部材50により第1流出口31の閉塞が確実になり、
第1ボール11が跳ねて第1流出口31から離れて両方
の流出口から流出し続けるという不具合は生じない。
【0034】本発明においては、以下のように変形実施
することができる。 (1)上記実施態様では、第1、第2ボール11、12
が、第1、第2流出口31、32から離れるのを、1つ
の球体移動抑制部材50で抑えているが、図8に示すよ
うに、第1ボール11を第1球体移動抑制部材101
で、第2ボール12を第2球体移動抑制部材102でそ
れぞれ抑えてもよい。
【0035】(2)前記実施態様では、当接部材41に
球体移動抑制部材50を積載しているが、図9、図10
に示すように、弁ケース7あるいは板状部材22に球体
移動抑制部材103、104、球体移動抑制部材105
を支持してもよい。このとき、球体移動抑制部材10
3、104、105は、いずれも揺動可能か、上下動可
能になっている。
【0036】(3)前記実施態様では、流出口31、3
2の鉛直上方にボール11、12が位置し、ボール1
1、12の鉛直上方に球体移動抑制部材が位置している
が、流出口とボールと球体移動抑制部材が水平方向に並
んでいても、鉛直下向きに並んでいてもよい。
【0037】(4)前記実施態様では、当接部材41に
球体移動抑制部材50を積載しているが、図11に示す
ように、球体移動抑制部材106、107が特に支持固
定されることなく、球体11、12に被さっていてもよ
い。
【0038】なお、本発明と同様の効果を得る目的で、
図12に示すように、ボールの軌道に沿って球体移動抑
制ガイド210を設けてみたが、当接部材41がスライ
ドする際、球体移動抑制ガイド210と当接部材41と
の間にボール12が挟まれ、流出口32を閉塞できない
ことがあった。すなわち、球体移動抑制部材が変位しな
いと、両方の流出口から流出するという不具合が生じ
る。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明によれば、球体の中心に対して流出口の反
対側に、球体が当接部材から外れることを抑制する球体
移動抑制部材が備えられているので、流路を切り換える
瞬間に流出口から弁ケース内に逆流が生じても、球体が
流出口から離れることが抑制され、球体は流出口に確実
に嵌まり込む。すなわち、流体が両方の流出口から流出
することなく、確実に流路を切り換えることができる。
【0040】また、請求項2に係る発明によれば、球体
移動抑制部材が球体に被さるように設けられているの
で、球体の不都合な移動が効果的に抑制される。
【0041】また、請求項3に係る発明によれば、球体
移動抑制部材が、遊動自在に設けられており、球体に接
触する位置から、球体に接触しない位置に移動可能であ
るため、球体移動抑制部材が球体の転がりを妨げたり、
球体を無理に押しつけて球体の摩耗を促進させたりする
ことは無い。
【0042】また、請求項4に係る発明によれば、球体
移動抑制部材が当接部材とともに変位するため、球体が
球体移動抑制部材と当接部材との間に挟まれて流出口が
閉塞できないという不具合を防ぐことができる。
【0043】また、請求項5に係る発明によれば、球体
移動抑制部材が、当接部材の連結部を中心に揺動可能に
なっているため、球体が流出口から離れることを効果的
に抑制することができる。しかも、球体移動抑制部材が
球体の転がりを妨げたり、球体を無理に押しつけて球体
の摩耗を促進させたりすることも無い。
【0044】また、請求項6に係る発明によれば、流出
口の上方に球体が位置し、球体の中心よりも上方に球体
移動抑制部材が位置しているため、球体移動抑制部材の
自重が球体移動の抑制力を高めることができる。
【0045】また、請求項7に係る発明によれば、当接
部材が、球体の重心よりも流出口に近い球面部分におい
て球体に当接して作用するため、流出口を閉塞している
球体を小さい力で押し上げることができる。
【0046】また、請求項8に係る発明によれば、請求
項1ないし7に記載の多方弁と、原水を濾過する濾過部
とを備えているため、原水を濾過することができ、か
つ、確実に流路を切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の押し操作式多方弁の概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施態様に係る多方弁が装備された
浄水器が水道蛇口に取り付けられた状態を示す概略正面
図である。
【図3】図2の浄水器の縦断面図である。
【図4】図2におけるA−A矢視断面図である。
【図5】図4におけるB−B矢視断面図である。
【図6】押釦を除いた弁操作部および球体の分解斜視図
である。
【図7】第1停止位置および第2停止位置における多方
弁の部分縦断面図である。
【図8】本発明の他の実施態様に係る多方弁の球体移動
抑制部材部分の斜視図である。
【図9】本発明のさらに他の実施態様に係る多方弁の球
体抑制部材部分の縦断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施態様に係る多方弁の
球体抑制部材部分の縦断面図である。
【図11】本発明のさらに他の実施態様に係る多方弁の
球体移動抑制部材部分の斜視図である。
【図12】本発明とは異なる球体移動抑制方法における
不具合を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
1 浄水器 2 本体部 3 濾過部 4 水道蛇口 5 多方弁 6 ハウジング 7 弁ケース 10 押釦(押し部材) 11、12 ボール(球体) 18 シャワー吐出口 19 濾過部供給口 21 流入口 31、32 流出口 41 当接部材 42 往復軸 43 一時停止機構 50、101、102、103、104、105、10
6、107 球体移動抑制部材 59 中央壁 60 連結部 61 案内筒 71 往復カム 81 回転カム 91 スプリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の多方弁は、流入口と複数の流出口を有する
弁ケースと、弁ケース内に配備され、流出口を開閉する
ための球体と、球体に当接して球体を変位させることに
より、球体が流出口を閉塞する状態と開放する状態とを
作る当接部材と、流出口を開放状態から閉塞状態へ切り
換えるときに球体が流出口から離れることを抑制する球
体移動抑制部材とを備えていることを特徴とするものか
らなる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明に係る多方弁においては、流出口
開放状態から閉塞状態へ切り換えるときに球体が流出口
から離れることを抑制する球体移動抑制部材が備えられ
いるため、流路を切り換える瞬間に流出口から弁ケ−
ス内に逆流が生じても、球体が流出口から離れることが
抑制され、球体は流出口に確実に嵌まり込む。したがっ
て、流体が両方の流出口から流出することが防止され、
確実に流路が切り換えられる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】一時停止機構43により往復軸42が一時
停止し、当接部材41が第2停止位置P2で停止する
と、第2流出口32のほぼ真上に第2ボール12が保持
される。第2流出口32から弁ケース7内に流入する逆
流水により、第2ボール12は第2流出口32から離れ
ようとするが、第2ボール12に被さっている球体移動
抑制部材50が、その動きを抑制し、第2ボール12が
第2流出口32から離れることを抑制する。そして、逆
流がおさまって第2流出口32からの流出が始まると、
その流れに引き込まれて、第2ボール12は第2流出口
32に嵌まり込む。すなわち、球体移動抑制部材50に
より第2ボール12が第2流出口32の近傍に保持され
たことから、第2流出口32の閉塞が可能になり、第2
ボール12が第2流出口32から離れたままになって両
方の流出口から流出し続けるという不具合は生じない。
球体移動抑制部材50は揺動あるいは上下動するが、そ
の変位量は小さいため、第2ボール12が第2流出口3
2から離れてしまうほどではない。本実施態様では、第
2ボール12の鉛直上方に球体移動抑制部材50が位置
することから、球体移動抑制部材50の自重が球体移動
の抑制力を高めている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る発明によれば、球体の中心に対して流出口の反
対側に、球体が流出口から離れることを抑制する球体移
動抑制部材が備えられているので、流路を切り換える瞬
間に流出口から弁ケース内に逆流が生じても、球体が流
出口から離れることが抑制され、球体は流出口に確実に
嵌まり込む。すなわち、流体が両方の流出口から流出す
ることなく、確実に流路を切り換えることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口と複数の流出口を有する弁ケース
    と、弁ケース内に配備され、流出口を開閉するための球
    体と、球体に当接して球体を変位させることにより、球
    体が流出口を閉塞する状態と開放する状態とを作る当接
    部材と、流出口の開閉状態を切り換えるときに球体が当
    接部材から外れることを抑制する球体移動抑制部材とを
    備えていることを特徴とする多方弁。
  2. 【請求項2】 前記球体移動抑制部材は、球体に被さる
    ように設けられている、請求項1に記載の多方弁。
  3. 【請求項3】 前記球体移動抑制部材は、遊動自在に設
    けられている、請求項1または2に記載の多方弁。
  4. 【請求項4】 前記球体移動抑制部材は、前記当接部材
    とともに変位可能に構成されている、請求項1〜3のい
    ずれかに記載の多方弁。
  5. 【請求項5】 前記球体移動抑制部材は、前記当接部材
    に連結されており、かつ、該当接部材との連結部を中心
    に揺動可能に構成されている、請求項4に記載の多方
    弁。
  6. 【請求項6】 前記球体が流出口を閉塞したときに、流
    出口の上方に球体が位置し、該球体の中心よりも上方に
    前記球体移動抑制部材が位置することを特徴とする、請
    求項1〜5のいずれかに記載の多方弁。
  7. 【請求項7】 前記当接部材は、球体の重心よりも流出
    口に近い球面部分において球体に当接する、請求項1〜
    6のいずれかに記載の多方弁。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の多方弁
    と、該多方弁を介して流入した原水を濾過する濾過部と
    を備えた浄水器。
JP10092564A 1998-03-20 1998-03-20 多方弁および浄水器 Pending JPH11270720A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USD541372S1 (en) 2005-11-01 2007-04-24 Clarity Filters Llc Water filter
US7252757B2 (en) 2002-09-09 2007-08-07 Clarity Filters Llc Faucet-mounted water filtration device including gate position sensor
US7258781B2 (en) 2002-09-09 2007-08-21 Clarity Filters Llc Single-use long-life faucet-mounted water filtration devices
JP2018017089A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 株式会社タカギ 水栓器具

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USD541372S1 (en) 2005-11-01 2007-04-24 Clarity Filters Llc Water filter
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