JPH11270787A - エンジンオイルの劣化判定装置 - Google Patents

エンジンオイルの劣化判定装置

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JPH11270787A
JPH11270787A JP6963998A JP6963998A JPH11270787A JP H11270787 A JPH11270787 A JP H11270787A JP 6963998 A JP6963998 A JP 6963998A JP 6963998 A JP6963998 A JP 6963998A JP H11270787 A JPH11270787 A JP H11270787A
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JP
Japan
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engine oil
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time
temperature
oil
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JP6963998A
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Inventor
Akihiro Kobayashi
章宏 小林
Katsuya Miyamoto
克弥 宮本
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Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Tennex Corp
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンオイルの劣化判定をオイルの不溶解
分濃度の変化によって行うにあたり、パラメータとなる
オイルの電気抵抗値に測定時の温度が影響しないように
する。 【解決手段】 抵抗値補正回路4に予め設定されたオイ
ルの温度−抵抗特性から、実測電気抵抗値をその都度予
め定められている特定の基準温度での電気抵抗値に補正
する。オイル初期使用時間での抵抗値の初期増加量を求
め、予め設定された抵抗−不溶解分濃度特性から、初期
使用時間に対応する不溶解分濃度を演算回路5で算出す
る。初期使用時間とそれに対応する不溶解分濃度との関
係から、予め設定された不溶解分濃度の許容上限値に対
応するオイル使用可能時間の限界値を推定回路6で推定
し、限界値に達したときに判定回路7が警報ランプ8を
点灯させてオイル劣化の警報を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等のエンジ
ンオイルの劣化判定装置に関し、特に経時変化によるオ
イル中の不溶解分濃度の増加を指標としてエンジンオイ
ルの劣化を判定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエンジンオイルの劣化判定方式
としては、例えば特開平9−292096号公報に示さ
れているように、エンジンオイルの劣化判定をオイル中
の不溶解分濃度(重量パーセント)の増加を監視するこ
とによって行い、その測定をオイルの電気抵抗値をパラ
メータとして用いて行うにあたり、不溶解分濃度の変化
に対して電気抵抗値の変化率の少ない範囲すなわちオイ
ル劣化進行時の判定を、変化率の顕著な範囲すなわちオ
イル使用開始初期の関係値から推定することにより判定
精度の向上を図ったものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の方
式では、オイルの電気抵抗は温度により大きく変化する
にもかかわらずその温度による影響が全く考慮されてい
ないため、特に温度変化の大きいエンジンオイルではオ
イルの劣化時期を正確に判定することができず、なおも
改善の余地を残している。
【0004】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、温度の影響によるオイルの電気抵抗値の変
動を十二分に考慮して、エンジンオイルの劣化時期を正
確に判定できるようにした劣化判定装置を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エンジンオイル中に浸漬されて経時的な不溶解分濃
度の増加によるエンジンオイルの劣化度合を二つの電極
間の電気抵抗値として検出するオイルセンサと、エンジ
ンオイル中に浸漬されてそのエンジンオイルの温度を検
出する温度センサと、エンジンオイルの温度と電気抵抗
値との関係が予め設定されていて、この温度と電気抵抗
値との関係から、前記オイルセンサによって検出された
実測電気抵抗値をその都度予め定められている特定の基
準温度での電気抵抗値になるように補正する抵抗値補正
手段と、エンジンオイルの使用を開始してから所定時間
が経過するまでの初期使用時間での電気抵抗値の初期増
加量を求め、この初期使用時間と初期増加量との関係
と、予め設定しておいた電気抵抗値とエンジンオイル中
の不溶解分濃度との関係から、前記初期使用時間経過時
の不溶解分濃度を算出する演算手段と、エンジンオイル
の使用時間と不溶解分濃度との関係を比例的とみなした
とき、前記初期使用時間経過時とそれに対応する不溶解
分濃度との関係から、予め設定された不溶解分濃度の許
容上限値に対応するエンジンオイル使用可能時間の限界
値を推定する推定手段と、前記エンジンオイルの使用時
間がその限界値に達したかどうかを監視して限界値に達
したときに所定の警報手段を作動させてエンジンオイル
の劣化の警報を発する判定手段とを備えていることを特
徴としている。
【0006】上記の警報手段は、警報ランプの点灯や点
滅あるいはブザー等のいずれのものでもよい。
【0007】請求項2に記載の発明は、エンジンオイル
中に浸漬されて経時的な不溶解分濃度の増加によるエン
ジンオイルの劣化度合を二つの電極間の電気抵抗値とし
て検出するオイルセンサと、エンジンオイル中に浸漬さ
れてそのエンジンオイルの温度を検出する温度センサ
と、前記温度センサによって検出された実測温度を監視
し、その実測温度が予め定められている特定の基準温度
となったときに前記オイルセンサによって検出された実
測電気抵抗値を取り込む温度監視手段と、エンジンオイ
ルの使用を開始してから所定時間が経過するまでの初期
使用時間での電気抵抗値の初期増加量を求め、この初期
使用時間と初期増加量との関係と、予め設定しておいた
電気抵抗値とエンジンオイル中の不溶解分濃度との関係
から、前記初期使用時間経過時の不溶解分濃度を算出す
る演算手段と、エンジンオイルの使用時間と不溶解分濃
度との関係を比例的とみなしたとき、前記初期使用時間
経過時とそれに対応する不溶解分濃度との関係から、予
め設定された不溶解分濃度の許容上限値に対応するエン
ジンオイル使用可能時間の限界値を推定する推定手段
と、前記エンジンオイルの使用時間がその限界値に達し
たかどうかを監視して限界値に達したときに所定の警報
手段を作動させてエンジンオイルの劣化の警報を発する
判定手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、実測温度と実測抵抗値とを予
め記憶設定されているエンジンオイルの種別ごとの温度
−電気抵抗特性と照合することによりエンジンオイルの
種別を特定する手段を備えていて、演算手段では、この
エンジンオイルの種別情報を受けて、予め記憶設定され
ているエンジンオイルの種別ごとの電気抵抗値と不溶解
分濃度との関係のなかから該当するものを選択するもの
であることを特徴としている。
【0009】したがって、請求項1に記載の発明では、
初期使用時間中に少なくとも2回電気抵抗値を測定して
特定の基準温度換算での電気抵抗値の初期増加量を求め
ると、この初期使用時間経過時と初期増加量との関係
と、予め設定しておいた電気抵抗値とエンジンオイル中
の不溶解分濃度との関係とを照合することにより、初期
使用時間経過時の不溶解分濃度が求められる。そこで、
エンジンオイルの使用時間と不溶解分濃度との関係を比
例的とみなし、初期使用時間経過時とそれに対応する不
溶解分濃度との関係から、予め設定された不溶解分濃度
の許容上限値に対応するエンジンオイル使用可能時間の
限界値を推定する。そして、エンジンオイルの使用時間
がその限界値に達したときに所定の警報手段を作動させ
てエンジンオイルの劣化の警報を発して、エンジンオイ
ルの交換を促す。これにより、オイル劣化推定時期の誤
差から少なくともエンジンオイル温度の影響による誤差
が排除されることになる。
【0010】請求項2に記載の発明では、特定の基準温
度での電気抵抗値に換算するのではなく、初期使用時間
中に対少なくとも2回特定の基準温度での実際の電気抵
抗値を測定してその初期増加量を求めると、以降は請求
項1に記載の発明と全く同様に、エンジンオイルの使用
時間がその限界値に達したときに所定の警報手段を作動
させてエンジンオイルの劣化の警報を発して、エンジン
オイルの交換を促す。
【0011】請求項3に記載の発明では、実測温度と実
測抵抗値、および予め記憶設定されているエンジンオイ
ルの種別ごとの温度−電気抵抗特性とを照合することに
よりエンジンオイルの種別を特定し、このエンジンオイ
ルの種別情報を受けて、予め記憶設定されているエンジ
ンオイルの種別ごとの電気抵抗値と不溶解分濃度との関
係のなかから該当するものを選択した上で、請求項1ま
たは2に記載の発明と同様の処理を行う。これにより、
オイル劣化推定時期の誤差からエンジンオイルの温度の
影響による誤差のみならずエンジンオイルの種別の違い
による誤差も排除されることになる。
【0012】
【発明の効果】請求項1,2に記載の発明によれば、エ
ンジンオイルの電気抵抗値検出時の温度の影響が回避さ
れるため、エンジンオイルの劣化時期を一段と正確に判
定できるようになり、その判定精度の信頼性が大幅に向
上する効果がある。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、オイル劣
化推定時期の誤差からエンジンオイルの温度の影響によ
る誤差のみならずエンジンオイルの種別の違いによる誤
差も排除されることから、請求項1,2に記載の発明に
比べてより一層正確にオイル劣化時期を判定できる効果
がある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜4は本発明の好ましい実施
の形態を示す図で、特に図1に示すように、劣化判定装
置1は、オイルセンサ2、温度センサ3のほか、抵抗値
補正回路4、演算回路5、推定回路6、判定回路7およ
び警報手段としての警報ランプ8とによって構成されて
いる。そして、上記の抵抗値補正回路4、演算回路5、
推定回路6および判定回路7は処理回路9としてマイク
ロコンピュータにより構成されていて、図2に示すよう
な処理を実行する。
【0015】上記のオイルセンサ2は、オイルパン10
内のエンジンオイル11中に浸漬された一対の電極1
2,13を有していて、エンジンオイル11中の不溶解
分の濃度をその二つの電極間12,13の電気抵抗値R
として検出して、この実測抵抗値Rが後段の抵抗値補正
回路4に入力されるようになっている。
【0016】また、温度センサ3は同じくその測温部が
エンジンオイル11中のオイルセンサ2と近接した位置
に浸漬されていて、温度センサ3によって検出された実
測温度Tが上記の実測抵抗値Rとともに抵抗値補正回路
4に入力される。
【0017】最初に、エンジンオイル11の使用開始初
期段階において、図3の(A)に示すように、エンジン
オイル使用開始後のエンジン稼働累積時間Hが例えば1
00時間(=h0)に達するまでの電気抵抗値Rの初期
増加量r0=R1−R0を算出する(図2のステップS1
〜S8までの処理)。
【0018】なお、h0=100時間としているのは、
図3の特性曲線(A),(B)から明らかなように、エ
ンジンオイル11が比較的新しくその不溶解分濃度(重
量パーセント=Wt%)が例えば2重量%以下では、不
溶解分の増加に対して電気抵抗値Rの増加も顕著であ
り、電気抵抗値Rから不溶解分濃度Wt%を算出するこ
とは比較的正確にできるものの、エンジンオイル11の
劣化が進み通常の使用限度とされる例えば3重量%近傍
においては電気抵抗値Rの増加が緩慢となって飽和して
しまうためである。
【0019】より詳しくは、エンジンオイルの交換に際
してオイルパン10内の古いエンジンオイルを抜き取っ
た上で新しいエンジンオイル11を注入すると、上記の
古いエンジンオイルが抜き取られたときにそのオイルパ
ン10内に配置されているオイルセンサ2の電極12,
13が空気にさらされることになって、その一対の電極
12,13間の電気抵抗値Rが急増する。これをもって
図2のプログラムの初期リセットを行い、エンジンの稼
働に伴いエンジン稼働時間Hのタイムカウントがスター
トするとともに(ステップS2)、初期抵抗値R0がオ
イルセンサ2によって検出され、同時にそのエンジンオ
イル11の初期温度T0が温度センサ3によって検出さ
れ、それぞれ記憶される(ステップS3)。
【0020】ここで、エンジンオイル11の温度Tと電
気抵抗値Rとに間には図4に示すような関係があり、こ
の特性を表す補正数式(1)が抵抗値補正回路4に予め
記憶設定されている。
【0021】 Rn=R10 exp B{(1/Tn)−(1/T10)}‥‥(1) Rn:基準温度(絶対温度Tn(K))における抵抗値 R10:実測温度(絶対温度T10(K))における抵抗値 B:B定数≒5,050 そして、前記オイルセンサ2によって検出された実測抵
抗値R0と温度センサ3によって検出された実測温度T0
が抵抗値補正回路4に取り込まれ、上記(1)式の演算
が行われることにより、実測温度T0での電気抵抗値R0
を、予め設定されている基準温度Tnの電気抵抗値R0′
に換算するべく、上記実測抵抗値R0が基準温度Tnでの
電気抵抗値R0′となるように補正される(ステップS
4)。
【0022】また、エンジン稼働時間Hが、予め設定さ
れている初期使用時間h0となると、すなわちH=h0と
なると(ステップS5)、その時点でのエンジンオイル
11の温度T1が温度センサ3により、同じくエンジン
オイル11の電気抵抗値R1がオイルセンサ2によりそ
れぞれ検出されて、上記と同様に抵抗値補正回路4に取
り込まれる(ステップS6)。そして、上記(1)式の
演算が行われることにより、実測温度T1での電気抵抗
値R1を予め設定されている基準温度Tnでの電気抵抗値
R1′に換算するべく、上記実測抵抗値R1が基準温度T
nでの電気抵抗値R1′となるように補正され、これが後
段の演算回路5に出力される(ステップS7)。
【0023】こうして、基準温度換算でのエンジンオイ
ル11の電気抵抗値RO′,R1′が求められると、演算
回路5では前述したr0=R1−R0=R1′−R0′の演
算を行って電気抵抗値Rの初期増加量r0を算出する
(ステップS8)。
【0024】一方、前記オイルパン10に注入されたエ
ンジンオイル11の基準温度Tnでの電気抵抗値Rと不
溶解分濃度(重量パーセント=Wt%)との関係を示す
特性が図3の(B)に示す特性曲線Bとして予め演算回
路5に記憶設定されており、演算回路5は特性曲線Bか
ら初期増加量r0に対応する不溶解分濃度W0を求め、こ
れを後段の推定回路6に出力する(ステップS9)。
【0025】続いて、推定回路6では、図3の(A)の
エンジン稼働時間Hと同図(B)の不溶解分濃度Wt%
との関係を比例的であるとみなして、同図(C)に示す
ように、不溶解分濃度Wt%−エンジン稼働時間Hの特
性曲線Cを設定し、予め設定されたオイル劣化の許容上
限値すなわち不溶解分濃度Wt%の許容上限値Wu(例
えば3%)に対応するエンジン稼働時間Hの限界値hu
を推定し、これを後段の判定回路7に出力する(ステッ
プS10)。
【0026】そして、上記のエンジン稼働時間Hは判定
回路7で監視され、このエンジン稼働時間Hが限界値h
uとなると(ステップS11)、判定回路7は警報ラン
プ8を点滅もしくは点灯させてエンジンオイル11が劣
化したことを告知し、エンジンオイル11の交換を促す
ことになる。
【0027】ここで、上記の初期使用時間h0は、必ず
しもエンジンオイル使用開始時からのデータでなくとも
例えばエンジンオイル使用開始後50時間を経過してか
ら150時間までのものでもよい。すなわち、エンジン
オイルの初期使用時間としては、図3の(A)に示すよ
うに特性曲線Aの勾配が顕著であってほぼ直線的とみな
される範囲のものであればよい。
【0028】このように本実施の形態によれば、エンジ
ンオイルの温度による電気抵抗値の変化を補正した上で
エンジンオイルの劣化時期を推定するようにしているた
め、その告知される劣化時期が一段と正確なものとな
る。
【0029】図5,6は本発明の好ましい第2の実施の
形態を示す図で、図1と図5とを比較すると明らかなよ
うに、図1に示した抵抗値補正回路4を温度監視回路1
4に置き換えたものである。すなわち、本実施の形態で
は、第1の実施の形態のような温度の影響による抵抗値
補正処理を行わない代わりに、温度監視回路14でエン
ジンオイル11の温度を監視して、予め定められた特定
の基準温度Tn例えば使用頻度の高い温度帯域のうちの
特定の温度となった時の抵抗値を検出するようにしたも
のである。
【0030】本実施の形態では、図6から明らかなよう
に、エンジンオイル11の交換がなされた時点から、そ
のエンジンオイル11の温度を温度センサ3で検出しつ
つその温度が基準温度Tnになったかどうか温度監視回
路14で監視する(ステップS1,S2)。そして、基
準温度Tnになった時点でステップS3,S4の処理を
実行し、エンジンの稼働に伴いエンジン稼働時間Hのタ
イムカウントがスタートするとともに、初期抵抗値R0
がオイルセンサ2によって検出されて記憶される。
【0031】また、エンジン稼働時間Hが、予め設定さ
れている初期使用時間h0となると、すなわちH=h0と
なると(ステップS5)、エンジンオイル11が基準温
度であることを条件に、その時点でのエンジンオイル1
1の電気抵抗値R1がオイルセンサ2により検出され
て、先の初期抵抗値R0とともに後段の演算回路15に
取り込まれる(ステップS6,S7)。
【0032】こうして、基準温度Tnでのエンジンオイ
ル11の電気抵抗値RO,R1が求められると、演算回路
5ではr0=R1−R0の演算を行って電気抵抗値Rの初
期増加量r0を算出し(ステップS8)、以降は第1の
実施の形態と同様のステップS9以降の処理が実行され
る。
【0033】本実施の形態においても先の実施の形態と
全く同様の効果が得られる。
【0034】図7〜9は本発明の好ましい第3の実施の
形態を示す図で、第1の実施の形態と同様の機能のほか
に、新たに注入されたエンジンオイル11の種類を特定
できる機能すなわちオイル種別判定回路16を付加した
ものである。
【0035】図9に示すように、エンジンオイル11の
温度−抵抗特性はその種類に応じて少しづつ異なってお
り、一般的にグレードの高いエンジンオイルほど電気抵
抗値が小さくなる傾向がある。そこで、図9に示すよう
なエンジンオイルの種類ごとの温度−抵抗特性を予めオ
イル種別判定回路16に記憶させておくものとする。
【0036】そして、エンジンオイルの交換が行われる
と、エンジン稼働時間Hのタイムカウントがスタートす
るとともに(ステップS1,S2)、初期抵抗値R0が
オイルセンサ2によって検出され、同時にそのエンジン
オイル11の初期温度T0が温度センサ3によって検出
され、それぞれ記憶される(ステップS3)。
【0037】オイル種別判定回路16では、上記の初期
抵抗値R0と初期温度T0とを図9に示した温度−抵抗特
性と照合して、新たに注入されたエンジンオイル11の
種類を特定する一方(ステップS13)、前記実測抵抗
値R0と実測温度T0が抵抗値補正回路4に取り込まれ、
第1の実施の形態と同様に、実測温度T0での電気抵抗
値R0を、予め設定されている基準温度Tnでの電気抵抗
値R0′に換算するべく、上記実測抵抗値R0が基準温度
Tnでの電気抵抗値R0′となるように補正される(ステ
ップS4)。
【0038】また、エンジン稼働時間Hが、予め設定さ
れている初期使用時間h0となると、すなわちH=h0と
なると(ステップS5)、その時点でのエンジンオイル
11の温度T1が温度セン3サにより、同じくエンジン
オイル11の電気抵抗値R1がオイルセンサ2によりそ
れぞれ検出されて、上記と同様に抵抗値補正回路4に取
り込まれる(ステップS6)。そして、上記(1)式の
演算が行われることにより、実測温度T1での電気抵抗
値R1を予め設定されている基準温度Tnでの電気抵抗値
R1′に換算するべく、上記実測抵抗値R1が基準温度T
nでの電気抵抗値R1′となるように補正され、これが後
段の演算回路15に出力される(ステップS7)。
【0039】こうして、基準温度換算でのエンジンオイ
ル11の電気抵抗値RO′,R1′が求められると、演算
回路15では前述したr0=R1−R0=R1′−R0′の
演算を行って電気抵抗値Rの初期増加量r0を算出する
(ステップS8)。
【0040】一方、前記オイルパン10に注入されたエ
ンジンオイル11の基準温度Tnでの電気抵抗値Rと不
溶解分濃度(重量パーセント=Wt%)との関係を示す
特性が図3の(B)に示す特性曲線Bとして各エンジン
オイル11の種類ごとに予め演算回路15に記憶設定さ
れており、演算回路15はオイル種別判定回路16から
のオイル種別情報をもとに該当するエンジンオイルの種
類の特性曲線を選択した上で、その特性曲線Bから初期
増加量r0に対応する不溶解分濃度W0を求め、これを後
段の推定回路6に出力する(ステップS9)。
【0041】そして、以降は第1の実施の形態と同様の
ステップS10以降の処理が実行される。
【0042】このように本実施の形態によれば、エンジ
ンオイルの温度による電気抵抗値の変化のほかエンジン
オイルそものの種別の違いによる電気抵抗値の変化を補
正した上でエンジンオイルの劣化時期を推定するように
しているため、エンジンオイルの種別の違いにかかわら
ずその告知される劣化時期がより一層と正確なものとな
る。
【0043】図10,11は本発明の好ましい第4の実
施の形態を示す図で、第2の実施の形態と同様の機能の
ほかに、新たに注入されたエンジンオイル11の種類を
特定できる機能すなわちオイル種別判定回路16を付加
したものである。そして、図9に示すようなエンジンオ
イルの種類ごとの温度−抵抗特性を予めオイル種別判定
回路16に記憶させておく。
【0044】本実施の形態では、図11から明らかなよ
うに、エンジンオイル11の交換がなされた時点から、
そのエンジンオイル11の温度を温度センサ3で検出し
つつその温度が基準温度Tnになったかどうか温度監視
回路14で監視する(ステップS1,S2)。そして、
基準温度Tnになった時点でステップS3,S4の処理
を実行し、エンジンの稼働に伴いエンジン稼働時間Hの
タイムカウントがスタートするとともに、初期抵抗値R
0がオイルセンサ2によって検出されて記憶される。
【0045】オイル種別判定回路16では、上記の初期
抵抗値R0と温度情報とを図9に示した温度−抵抗特性
と照合して、新たに注入されたエンジンオイル11の種
類を特定する(ステップS14)。
【0046】また、エンジン稼働時間Hが、予め設定さ
れている初期使用時間h0となると、すなわちH=h0と
なると(ステップS5)、エンジンオイル11が基準温
度Tnであることを条件に、その時点でのエンジンオイ
ル11の電気抵抗値R1がオイルセンサ2により検出さ
れて、先の初期抵抗値R0とともに後段の演算回路15
に取り込まれる(ステップS6,S7)。
【0047】こうして、基準温度Tnでのエンジンオイ
ル11の電気抵抗値RO,R1が求められると、演算回路
15ではr0=R1−R0の演算を行って電気抵抗値Rの
初期増加量r0を算出する(ステップS8)。
【0048】一方、前記オイルパン10に注入されたエ
ンジンオイル11の基準温度Tnでの電気抵抗値Rと不
溶解分濃度(重量パーセント=Wt%)との関係を示す
特性が図3の(B)に示す特性曲線Bとして各エンジン
オイル11の種類ごとに予め演算回路15に記憶設定さ
れており、演算回路15はオイル種別判定回路16から
のオイル種別情報をもとに該当するエンジンオイルの種
類の特性曲線を選択した上で、その特性曲線Bから初期
増加量r0に対応する不溶解分濃度W0を求め、これを後
段の推定回路6に出力する(ステップS9)。
【0049】そして、以降は第2の実施の形態と同様の
ステップS10以降の処理が実行される。
【0050】このように本実施の形態によれば、エンジ
ンオイルの温度による電気抵抗値の変化のほかエンジン
オイルそものの種別の違いによる電気抵抗値の変化を補
正した上でエンジンオイルの劣化時期を推定するように
しているため、エンジンオイルの種別の違いにかかわら
ずその告知される劣化時期がより一層と正確なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック回路
図。
【図2】図1の回路での処理手順を示すフローチャー
ト。
【図3】(A)はエンジンオイルの使用時間と電気抵抗
値との関係を示す特性図、(B)はエンジンオイルの不
溶解分濃度と電気抵抗値との関係を示す特性図、(C)
はエンジンオイルの使用時間と不溶解分濃度との関係を
示す特性図。
【図4】エンジンオイルの温度と電気抵抗値との関係を
示す特性図。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック回路
図。
【図6】図5の回路での処理手順を示すフローチャー
ト。
【図7】本発明の第3の実施の形態を示すブロック回路
図。
【図8】図7の回路での処理手順を示すフローチャー
ト。
【図9】エンジンオイルの種類ごとの温度と電気抵抗値
との関係を示す特性図。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示すブロック回
路図。
【図11】図10の回路での処理手順を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
2…オイルセンサ 3…温度センサ 4…抵抗値補正回路 5…演算回路 6…推定回路 7…判定回路 8…警報ランプ 9…処理回路 10…オイルパン 11…エンジンオイル 12,13…電極 14…温度監視回路 15…演算回路 16…オイル種別判定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンオイル中に浸漬されて経時的な
    不溶解分濃度の増加によるエンジンオイルの劣化度合を
    二つの電極間の電気抵抗値として検出するオイルセンサ
    と、 エンジンオイル中に浸漬されてそのエンジンオイルの温
    度を検出する温度センサと、 エンジンオイルの温度と電気抵抗値との関係が予め設定
    されていて、この温度と電気抵抗値との関係から、前記
    オイルセンサによって検出された実測電気抵抗値をその
    都度予め定められている特定の基準温度での電気抵抗値
    になるように補正する抵抗値補正手段と、 エンジンオイルの使用を開始してから所定時間が経過す
    るまでの初期使用時間での電気抵抗値の初期増加量を求
    め、この初期使用時間と初期増加量との関係と、予め設
    定しておいた電気抵抗値とエンジンオイル中の不溶解分
    濃度との関係から、前記初期使用時間経過時の不溶解分
    濃度を算出する演算手段と、 エンジンオイルの使用時間と不溶解分濃度との関係を比
    例的とみなしたとき、前記初期使用時間経過時とそれに
    対応する不溶解分濃度との関係から、予め設定された不
    溶解分濃度の許容上限値に対応するエンジンオイル使用
    可能時間の限界値を推定する推定手段と、 前記エンジンオイルの使用時間がその限界値に達したか
    どうかを監視して限界値に達したときに所定の警報手段
    を作動させてエンジンオイルの劣化の警報を発する判定
    手段と、 を備えていることを特徴とするエンジンオイルの劣化判
    定装置。
  2. 【請求項2】 エンジンオイル中に浸漬されて経時的な
    不溶解分濃度の増加によるエンジンオイルの劣化度合を
    二つの電極間の電気抵抗値として検出するオイルセンサ
    と、 エンジンオイル中に浸漬されてそのエンジンオイルの温
    度を検出する温度センサと、 前記温度センサによって検出された実測温度を監視し、
    その実測温度が予め定められている特定の基準温度とな
    ったときに前記オイルセンサによって検出された実測電
    気抵抗値を取り込む温度監視手段と、 エンジンオイルの使用を開始してから所定時間が経過す
    るまでの初期使用時間での電気抵抗値の初期増加量を求
    め、この初期使用時間と初期増加量との関係と、予め設
    定しておいた電気抵抗値とエンジンオイル中の不溶解分
    濃度との関係から、前記初期使用時間経過時の不溶解分
    濃度を算出する演算手段と、 エンジンオイルの使用時間と不溶解分濃度との関係を比
    例的とみなしたとき、前記初期使用時間とそれに対応す
    る不溶解分濃度との関係から、予め設定された不溶解分
    濃度の許容上限値に対応するエンジンオイル使用可能時
    間の限界値を推定する推定手段と、 前記エンジンオイルの使用時間がその限界値に達したか
    どうかを監視して限界値に達したときに所定の警報手段
    を作動させてエンジンオイルの劣化の警報を発する判定
    手段と、 を備えていることを特徴とするエンジンオイルの劣化判
    定装置。
  3. 【請求項3】 実測温度と実測抵抗値とを予め記憶設定
    されているエンジンオイルの種別ごとの温度−電気抵抗
    特性と照合することによりエンジンオイルの種別を特定
    する手段を備えていて、演算手段では、このエンジンオ
    イルの種別情報を受けて、予め記憶設定されているエン
    ジンオイルの種別ごとの電気抵抗値と不溶解分濃度との
    関係のなかから該当するものを選択するものであること
    を特徴とする請求項1また2に記載のエンジンオイルの
    劣化判定装置。
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