JPH11271251A - 水分検出装置及びそれを備えたコンバイン - Google Patents

水分検出装置及びそれを備えたコンバイン

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JPH11271251A
JPH11271251A JP7794998A JP7794998A JPH11271251A JP H11271251 A JPH11271251 A JP H11271251A JP 7794998 A JP7794998 A JP 7794998A JP 7794998 A JP7794998 A JP 7794998A JP H11271251 A JPH11271251 A JP H11271251A
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moisture
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moisture value
grain
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JP7794998A
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English (en)
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Kazuhiro Takahara
高原  一浩
Susumu Onishi
大西  進
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Koji Yamagata
山形  浩司
Kakuji Kawaguchi
覚次 川口
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Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
Original Assignee
Kubota Corp
Kett Electric Laboratory
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀粒の含有水分値についての分布状態を明確
に検出するとともに、その水分計測値の分布状態の情報
に基づいて、穀粒の損傷を極力防止しながら、刈取収穫
作業を効率よく行うようにする。 【解決手段】 水分検出装置SKの計測情報に基づい
て、複数の刈取作業用の作動部の作動状態を変更調節す
る作動制御手段100が、複数の作動部のうちの第1作
動部の制御においては、穀粒の水分計測値の分布におけ
る高水分側の水分値に基づいて制御を実行し、第1作動
部以外の第2作動部の制御においては、穀粒の水分計測
値の分布における中央値側の水分値に基づいて制御を実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀粒の含有水分値
を求める水分検出装置、及び、その水分検出装置を備え
たコンバインに関する。
【0002】
【従来の技術】上記水分検出装置では、例えば刈取穀稈
を脱穀処理して得られた穀粒を計測部に取り込んで電気
抵抗を計測し、その穀粒の電気抵抗の計測値に基づいて
穀粒の含有水分値を求めるようにしていた。そして、上
記の水分検出装置を備えたコンバインでは、圃場内の穀
稈の刈取収穫作業を行うときに、穀粒の含有水分値が高
いと上限車速が低速側になるように車速制御の条件を変
更して、脱穀装置内での処理物の粘着による詰まり等の
不具合を回避させるとともに、脱穀負荷を適正に保つよ
うにしていた(例えば、特開平5−7419号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、刈取対象と
なる穀稈に着粒している穀粒の含有水分は圃場毎で異な
る場合があり、例えば、圃場の水路に近い箇所では穀粒
の含有水分が多くなり、水路から離れた箇所では、水路
に近い箇所よりも穀粒の含有水分が少なくなるなど、同
一圃場内においても場所により穀粒の含有水分が異なる
場合がある。又、上記従来の水分検出装置においては詳
述されていないが、穀粒の水分値を求める場合には、穀
粒1粒づつを順次計測して得られる複数個の計測値の平
均値を用いることが一般的であると考えられる。しかし
ながら、上記平均値を水分値とするものでは、計測対象
の圃場の穀粒の含有水分値について全体の傾向を判断す
ることはできるが、例えば、同じ平均値でも各計測値が
低水分側から高水分側まで広い範囲に大きくばらついて
分布しているのか、ばらつきが小さいのか等の水分計測
値の分布状態については判断できないことになる。又、
比較的高い水分値の穀粒が存在していても、その割合が
少ない場合には平均値は高くならず、水分計測値には現
れない場合がある。
【0004】一方、前述のコンバインの制御構成におい
て、穀粒の水分値に対して上限車速以外の制御条件につ
いては何ら考慮されておらず、刈取穀稈を脱穀処理する
ために回転駆動される扱胴や一番回収用等の穀粒搬送装
置、及び脱穀後の処理物を穀粒選別する選別処理装置な
どの刈取作業用の作動部の駆動条件は、水分値が異なっ
ても同一の条件にされていた。通常は、刈取収穫作業の
作業効率を向上させるために、刈取作業用の各作動部は
極力高速条件で駆動されていた。そして、コンバイン等
の刈取収穫機において脱穀処理したり搬送装置により搬
送する際などに、穀粒の含有水分が少ない場合には、穀
粒が割れたり傷ついたりする等の損傷を受ける虞れは少
ないのに対して、穀粒の含有水分が多い場合には穀粒が
損傷を受けて割れたりなどする虞れが大きくなる。従っ
て、上記含有水分の平均値に基づいて刈取作業用の作動
部の作動状態を制御するようにした場合には、比較的高
水分の穀粒が存在していても平均値としての含有水分値
は低い値となるので、上記高水分の穀粒に対して適切な
処理が行われず、穀粒が損傷を受けるおそれが大にな
る。その結果、収穫される穀粒に損傷粒が多く含まれて
しまい、とくに、種籾を収穫する場合には、損傷した穀
粒の含有率が多くなると発芽率が低下するという問題が
あった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、穀粒の含有水分値につい
て、全体としての水分値を判断できるようにするととも
に、高水分側の水分値等の水分計測値の分布状態を適切
に判断できるようにした水分検出装置を提供する点にあ
る。又、第2の目的は、上記水分計測値の分布状態の情
報に基づいて、穀粒の損傷を極力防止するとともに、刈
取収穫作業を効率よく行うことが可能となるコンバイン
を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1によれば、計測部が穀粒の含有水分
を順次計測し、その計測情報に基づいて、演算部が、穀
粒の水分計測値の分布における高水分側の水分値と、穀
粒の水分計測値の分布における中央値側の水分値とを夫
々求める。したがって、穀粒の水分計測値の分布におけ
る高水分側の水分値によって、高水分値の穀粒の状態を
判断することが可能になるとともに、穀粒の水分計測値
の分布における中央値側の水分値によって、穀粒の含有
水分値について全体の傾向を判断することができる水分
検出装置が得られる。
【0007】請求項2によれば、請求項1において、演
算部は、計測部の計測情報に基づいて、設定個数の穀粒
の水分計測値をサンプリングして、サンプリングされた
設定個数の水分計測値のうちで最大水分値に近い水分値
を高水分側の水分値として求め、上記サンプリングされ
た設定個数の水分計測値の平均値を中央値側の水分値と
して求める。したがって、サンプリングされた設定個数
の水分計測値のうちで最大水分値に近い水分値を高水分
側の水分値とするので、例えば最大水分値そのものを高
水分側の水分値として求めると、最大水分値が異常に高
い値であるような場合には、高水分側の水分値の検出が
不適切になるおそれがあるのに対して、そのような異常
値を確実に排除して高水分側の水分値の検出を適切に行
うことができ、同時に、上記設定個数の水分計測値を平
均するという簡素な演算により中央値側の水分値を適切
に求めることができ、もって、請求項1の好適な手段が
得られる。
【0008】又、前記の第2の目的を達成するために、
請求項3によれば、請求項1又は2記載の水分検出装置
を備えたコンバインにおいて、その水分検出装置の計測
情報に基づいて、複数の刈取作業用の作動部の作動状態
を変更調節する作動制御手段が、複数の作動部のうちの
第1作動部の制御においては前記高水分側の水分値に基
づいて制御を実行し、上記第1作動部以外の第2作動部
の制御においては前記中央値側の水分値に基づいて制御
を実行する。したがって、作動状態によっては含有水分
値の高い穀粒に対して損傷を与えるおそれのある第1作
動部については、穀粒の水分計測値の分布における高水
分側の水分値に基づいて穀粒を極力損傷させないような
作動状態に制御することができ、又、含有水分値の高い
穀粒に対して損傷を与えるおそれの少ない第2作動部に
ついては、穀粒の水分計測値の分布における中央値側の
水分値に基づいて全体として能率良く処理するような作
動状態に制御することができ、その結果、穀粒の損傷を
極力防止しながら、刈取収穫作業を効率よく行うことが
可能となるコンバインが得られる。
【0009】請求項4によれば、請求項3において、第
1作動部として、エンジンの回転数が前記高水分側の水
分値に基づいて変更調節される。したがって、例えば、
高水分側の水分値が高い場合には、エンジンの回転数を
低下させるようにエンジンの作動状態を制御することに
より、エンジンによって駆動される刈取作業用のコンバ
イン各部での穀粒に対する当たりがソフトになって、穀
粒の損傷を極力防止することができ、もって、請求項3
の好適な手段が得られる。
【0010】請求項5によれば、請求項3において、第
1作動部として、脱穀処理用の扱胴の回転数が前記高水
分側の水分値に基づいて変更調節される。したがって、
例えば、高水分側の水分値が高い場合には、脱穀処理用
の扱胴の回転数を低下させるように扱胴の作動状態を制
御することにより、扱胴によって扱き処理される穀粒に
対する当たりがソフトになって、穀粒の損傷を極力防止
することができ、同時に、上記扱胴の変速を行う場合
に、例えば扱胴を駆動するエンジンの回転数を変更する
と、扱胴以外のコンバイン各部における処理速度が変更
されないように変速する装置が必要になるのに比べて、
扱胴だけの変速装置を設けるだけでよく、コンバイン全
体として装置構成の簡素化を実現することができ、もっ
て、請求項3の好適な手段が得られる。
【0011】請求項6によれば、請求項3〜5のいずれ
か1項において、第2作動部として、脱穀処理後の処理
物を穀粒選別する選別処理装置の選別状態が前記中央値
側の水分値に基づいて変更調節される。したがって、例
えば、中央値側の水分値が高いほど、上記選別処理装置
の選別状態を脱穀処理後の処理物が速い処理速度で処理
される状態に調節する等の制御を行うことにより、選別
処理装置において穀粒の詰まり等が発生しないようにし
ながら、穀粒の含有水分に対応した状態で穀粒の選別処
理を全体として円滑にかつ能率良く実行するができ、も
って、請求項3〜5のいずれか1項の好適な手段が得ら
れる。
【0012】請求項7によれば、請求項3〜5のいずれ
か1項において、第2作動部として、車体走行速度を上
限車速を越えないように変更調節する走行変速装置にお
ける前記上限車速が変更設定される。したがって、例え
ば、中央値側の水分値が高いほど、上記上限車速を遅く
する等の車速の制御を行うことにより、含有水分の高い
穀稈が多量に処理物として刈取されないように、穀粒の
含有水分に対応した状態でコンバインにおける刈取収穫
作業を全体として円滑に実行することができ、もって、
請求項3〜5のいずれか1項の好適な手段が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る水分検出装置、及び
この水分検出装置を備えたコンバインについて図面に基
づいて説明する。コンバインは、図1に示すように、左
右一対のクローラ走行装置5を備えた走行機体に運転座
席6、脱穀装置7、穀粒タンク8などを備えるととも
に、機体前部に刈取部4が備えられている。そして、機
体走行に伴って植立穀稈を刈り取りながら刈取穀稈の脱
穀選別処理を行い、選別後の穀粒を穀粒タンク8にて貯
留し、刈取作業終了後には、穀粒タンク8に貯留した穀
粒を排出オーガ9により外部に排出することができるよ
うに構成されている。前記刈取部4は、植立穀稈を立姿
勢に引き起こす引起し装置1、引き起こされた穀稈の株
元を切断する刈取装置2、刈り取られた穀稈を脱穀装置
7に向けて搬送する搬送装置3などを備えて構成されて
いる。
【0014】前記脱穀装置7は、図2に示すように、刈
取穀稈の株元側を挟持搬送する脱穀フィードチェーン1
0を備えて、扱室11内において回転駆動される脱穀処
理用の扱胴12にて、搬送される刈取穀稈の穂先側を扱
き処理するように構成されている。そして、扱室11の
下方側には、上記脱穀処理後の処理物を穀粒選別する選
別処理装置Bが設けられている。この選別処理装置B
は、受網13を通して下方に漏下した処理物を後方側に
揺動移送しながら漏下選別する揺動選別板14と、細か
な藁屑などを吹き飛ばす唐箕15と、選別漏下する一番
物である穀粒を回収する一番回収スクリュー18、枝付
き籾などの二番物を回収して横送りする二番回収スクリ
ュー19を備え、扱室11の穀稈搬送方向下手側箇所に
は、浮遊する塵埃などを外部に排出する排塵ファン17
を備えて構成されている。上記揺動選別板14には、互
いに平行な状態に維持された複数個の帯板状のチャフシ
ーブ14aが並置され、それらのチャフシーブ14aの
隣接するものの間に形成された漏下開度t(チャフ開
度)が、チャフ開度変更モータ16(図4参照)によっ
て変更調節自在に構成されている。
【0015】前記二番回収スクリュー19にて回収され
る二番物は、その二番回収スクリュー19の搬送終端部
に連通する状態で設けられた二番搬送スクリュー21を
介して揺動選別板14上に還元するように構成されてい
る。したがって、二番回収スクリュー19と二番搬送ス
クリュー21により二番還元装置22が構成され、一番
回収スクリュー18により回収される穀粒は、その一番
回収スクリュー18の搬送終端部に連通する状態で設け
られた穀粒搬送装置としての揚穀スクリュー20を介し
て穀粒タンク8に搬送される。
【0016】上述のようなクローラ走行装置5、刈取部
4、脱穀装置7などの各装置は、運転座席6の下側に配
置されたエンジンEにより駆動するように伝動系が構成
されている。つまり、図3に示すように、エンジンEの
動力がその出力軸31から走行クラッチを兼用するベル
ト伝動装置32を介して無段式の走行変速装置33の入
力軸33aに伝えられる。そして、その変速後の動力
が、ミッションケース34を介して左右クローラ走行装
置5に伝えられるとともに、走行変速装置33の出力軸
33bの回動力を刈取クラッチを兼用するベルト伝動装
置35を介して刈取処理駆動軸36に伝えられ、その動
力が刈取部4に伝えられる。したがって、刈取部4の各
装置は、走行変速装置33での変速操作により車速が変
化すると、その車速に同期して駆動速度が変化すること
になる。また、エンジンEの動力が、脱穀クラッチを兼
用するベルト伝動装置37を介して脱穀装置7に伝えら
れている。エンジンEには、その出力回転数を検出する
エンジン回転数センサー42が設けられている。
【0017】前記エンジンEに対する燃料噴射量を変更
させることで、エンジンEの出力回転数を変更調節する
アクセル操作装置43、エンジンEから唐箕15への動
力を変速する唐箕変速装置39、エンジンEから二番還
元装置22への動力を変速する二番変速装置40のそれ
ぞれが備えられている。
【0018】図4に示すように、このコンバインには、
刈取収穫作業に伴って穀粒の含有水分値を求める水分検
出装置SKが備えられ、この水分検出装置SKは、穀粒
の含有水分を順次計測する計測部としての単粒水分計4
1と、この単粒水分計41の計測情報に基づいて水分値
を求める演算部101とが備えられている。前記単粒水
分計41は、前記揚穀スクリュー20の終端部から穀粒
がタンク8内に飛散しながら供給される箇所に設けられ
て(図1参照)、飛散する穀粒を受け止めながら1粒ず
つ取り込み、電極と兼用された一対の回転ローラに挟ん
で押し潰した状態でその電極間の電気抵抗を測定するよ
うに構成されている。
【0019】マイクロコンピュータを備えて構成される
制御装置46が設けられ、この制御装置46に前記単粒
水分計41の計測情報が入力されると共に、前記演算部
101が上記制御装置46を利用して構成されている。
そして、演算部101は、単粒水分計41の計測情報に
基づいて、穀粒の水分計測値の分布における高水分側の
水分値と、前記穀粒の水分計測値の分布における中央値
側の水分値とを夫々求めるように構成されている。つま
り、設定個数(例えば、100個)の穀粒の水分計測値
をサンプリングして、サンプリングされた設定個数の計
測値のうちで最大水分値に近い水分値を前記高水分側の
水分値として求め、且つ、前記サンプリングされた設定
個数の水分計測値の平均値を前記中央値側の水分値とし
て求めるように構成されている。
【0020】具体的に説明すると、前記演算部101
は、100個の穀粒の水分計測値のうち最も水分値の高
い値から10個分のデータを除去した後、そのうちで最
も水分値の高い計測値、つまり、100個の水分計測値
の分布における90パーセント点の計測値を、前記高水
分側の水分値として求め、又、その100個分の水分計
測値の平均値を前記中央値側の水分値として求める。
尚、上記100個分の水分計測値のデータは、10粒の
計測が終了する毎に最も古い10粒の計測値が順次捨て
られるようにして更新され、その更新された100個分
の水分計測値のデータに基づいて、上記90パーセント
点の計測値及び平均値を算出するので、10粒の計測が
終了する毎に新たな高水分側の水分値及び中央値側の水
分値が求められる。
【0021】図4に示すように、前記制御装置46に、
前記エンジン回転数センサー42の検出情報が入力さ
れ、制御装置46からは、前記アクセル操作装置43、
唐箕変速装置39、二番変速装置40、及び、走行変速
装置33に対して図示しないアクチュエータを介して各
駆動信号が出力され、又、前記チャフ開度変更モータ1
6に対する駆動信号が出力されている。
【0022】そして、前記制御装置46を利用して、前
記水分検出装置SKの計測情報に基づいて、複数の刈取
作業用の作動部の作動状態を変更調節する作動制御手段
100が構成され、この作動制御手段100は、上記複
数の作動部のうちの第1作動部SD1の制御においては
前記高水分側の水分値に基づいて制御を実行し、前記第
1作動部SD1以外の第2作動部SD2の制御において
は前記中央値側の水分値に基づいて制御を実行するよう
に構成されている。
【0023】具体的には、前記第1作動部SD1の制御
として、エンジンEの回転数が変更調節される。すなわ
ち、高水分側の水分値が高い場合には、エンジンEの回
転数が低回転側に変更されるようにアクセル操作装置4
3を制御して、扱胴12の回転数や一番回収スクリュー
18の回転数等を低速側に変更させて、脱穀処理時や搬
送時に穀粒が損傷を受けて割れたり傷ついたりする虞れ
を少なくさせるのである。尚、このエンジンEの回転数
の低下時にも、唐箕15の回転数や二番還元装置22の
速度が変化しないように、唐箕変速装置39や二番変速
装置40が制御され、唐箕15の回転数低下に起因して
選別性能が低下するのを防止するとともに、二番物の回
収速度が低下することによる処理物の詰まりの発生を抑
制するようにしている。
【0024】前記エンジンEの回転数制御について説明
すると、基本的には、図5に示すように、高水分側の水
分値が30〜34パーセントであれば、エンジン回転数
を定格回転数(2700rpm)になるように調節し、
30パーセント以下ならば定格回転数の5パーセント増
(2835rpm)に調節し、34〜36パーセントで
あれば定格回転数の5パーセント減(2565rpm)
になるように調節し、36パーセント以上であれば定格
回転数の10パーセント減(2430rpm)に調節す
る。
【0025】前記第2作動部SD2の制御としては、前
記選別処理装置Bの選別状態が変更調節される。具体的
には、前記揺動選別板14に備えたチャフシーブ14a
の漏下開度t(チャフ開度)を、チャフ開度変更モータ
16によって変更調節して、上記揺動選別板14におけ
る穀粒の漏下状態が調節される。つまり、中央値側の水
分値が高いほど、揺動選別板14上に存在する処理物の
目標層厚が小さくなるように、上記漏下開度tを大きく
して処理物を迅速に漏下させて詰まり等の発生を抑制す
る。
【0026】又、前記エンジンEに対する負荷が大きい
ほどエンジン回転数が低下することから、前記作動制御
手段100は、エンジン回転数センサー42にて検出さ
れるエンジンEの回転数の基準回転数(作業開始時の無
負荷状態での回転数)からの低下量でエンジン負荷の大
きさを判別して、その負荷が適正範囲に維持されるよう
に且つ上限車速を越えないように前記走行変速装置33
を作動させる車速制御を行う場合に、前記第2作動部S
D2の制御として、車体走行速度(車速)を上限車速を
越えないように変更調節する走行変速装置33における
前記上限車速を変更設定するように構成されている。つ
まり、中央値側の水分値が高いほど、上限車速が低くな
るように変更設定して、刈取穀稈量の増加を抑制する。
【0027】次に、制御装置46の制御動作について、
図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、単粒
水分計41において計測される水分計測値をサンプリン
グして、サンプリング回数nが10回に達する毎に、最
新の100個のサンプリングデータのうち、最も高い側
から10個分のデータを除去したものの中で最大値(9
0パーセント値)を高水分側の水分値として求め、最新
の100個のサンプリングデータの平均値を中央値側の
水分値として求める。サンプリング回数nが100回に
達していないときには、単粒水分計41において計測さ
れる水分計測値のサンプリングを行う(ステップ1〜
5)。そして、上記の高水分側の水分値データに基づい
て第1作動部SD1の制御(エンジン回転数の制御)を
実行し(ステップ6)、上記の中央値側の水分値データ
に基づいて第2作動部SD2の制御(選別処理状態の制
御、及び上限車速の変更)を実行する(ステップ7)。
【0028】〔別実施形態〕 (1)上記実施形態では、第1作動部SD1の制御し
て、エンジンEの回転数を変更調節するように構成した
が、エンジンEの回転数を変更調節するのに代えて、図
7に示すように、エンジンEの動力が扱胴12に伝えら
れる伝動系に扱胴変速装置47を備えて、前記高水分側
の水分値情報に基づいて、この扱胴変速装置47を作動
させて扱胴12の回転数を変更調節するように構成して
もよい。尚、この場合に、前述の唐箕変速装置39と二
番変速装置40は不要になり、又、第2作動部SD2の
制御として、前述のチャフ開度tの変更調節、及び、車
速制御における上限車速の変更設定が行われる。
【0029】(2)上記実施形態では、穀粒の水分計測
値の分布における高水分側の水分値の一例として、設定
個数の水分計測値での90パーセント値を用いる場合を
例示したが、穀粒の水分計測値の分布における高水分側
の値であればよく、例えば、水分計測値の分布における
最大値と90パーセント値との中間値などでもよい。
又、上記実施形態では、穀粒の水分計測値の分布におけ
る中央値側の水分値の一例として、設定個数の水分計測
値での平均値を用いる場合を例示したが、これ以外に、
例えば、設定間隔で区分した各水分値の度数を調べて、
最大度数となる位置の水分計測値を用いるようにしても
よい。
【0030】(3)上記実施形態では、穀粒の含有水分
を順次計測する計測部として1粒ずつの水分を計測する
単粒水分計41にて構成したが、このような構成に限ら
ず、非破壊式で連続測定が可能な高周波水分計やその他
の計測手段などを利用するように構成してもよい。
【0031】(4)上記実施形態では、含有水分を順次
計測する計測部(単粒水分計41)が揚穀スクリュー2
0の終端部から穀粒が穀粒タンク8内に飛散しながら供
給される箇所に備えられているが、このような箇所に限
らず、例えば、揚穀スクリュー20の途中部に備えるよ
うにしてもよい。
【0032】(5)第1作動部SD1の制御、及び、第
2作動部SD2の制御としては、上記実施形態に示す作
動部以外の刈取作業用の作動部の作動状態を変更調節す
るようにしてもよい。
【0033】(6)上記実施形態では、水分検出装置S
Kをコンバインに備えるようにしたが、コンバイン以外
の作業装置(例えば、固定設置型の脱穀装置等)に備え
て、その水分値情報に基づいて、作業装置の制御条件を
変更調節するものでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図
【図2】脱穀装置の断面図
【図3】伝動系統図
【図4】制御ブロック図
【図5】エンジンの回転数制御の条件を示す図
【図6】制御動作のフローチャート
【図7】別実施形態の制御ブロック図
【符号の説明】
12 第1作動部としての扱胴 33 第2作動部としての走行変速装置 41 計測部 100 作動制御手段 101 演算部 B 第2作動部としての選別処理装置 E 第1作動部としてのエンジン SD1 第1作動部 SD2 第2作動部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 嘉之 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 山形 浩司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 川口 覚次 東京都大田区南馬込1丁目8番1号 株式 会社ケット科学研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粒の含有水分を順次計測する計測部
    と、この計測部の計測情報に基づいて水分値を求める演
    算部とが備えられ、 前記演算部は、 前記計測部の計測情報に基づいて、穀粒の水分計測値の
    分布における高水分側の水分値と、前記穀粒の水分計測
    値の分布における中央値側の水分値とを夫々求めるよう
    に構成されている水分検出装置。
  2. 【請求項2】 前記演算部は、 前記計測部の計測情報に基づいて、設定個数の穀粒の水
    分計測値をサンプリングして、サンプリングされた設定
    個数の水分計測値のうちで最大水分値に近い水分値を前
    記高水分側の水分値として求め、且つ、前記サンプリン
    グされた設定個数の水分計測値の平均値を前記中央値側
    の水分値として求めるように構成されている請求項1記
    載の水分検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の水分検出装置を備
    えたコンバインであって、 前記水分検出装置の計測情報に基づいて、複数の刈取作
    業用の作動部の作動状態を変更調節する作動制御手段が
    備えられ、 前記作動制御手段は、 複数の作動部のうちの第1作動部の制御においては前記
    高水分側の水分値に基づいて制御を実行し、 前記第1作動部以外の第2作動部の制御においては前記
    中央値側の水分値に基づいて制御を実行するように構成
    されているコンバイン。
  4. 【請求項4】 前記作動制御手段は、 前記第1作動部としてエンジンの回転数を変更調節する
    ように構成されている請求項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】 前記作動制御手段は、 前記第1作動部として脱穀処理用の扱胴の回転数を変更
    調節するように構成されている請求項3記載のコンバイ
    ン。
  6. 【請求項6】 前記作動制御手段は、 前記第2作動部として脱穀処理後の処理物を穀粒選別す
    る選別処理装置の選別状態を変更調節するように構成さ
    れている請求項3〜5のいずれか1項に記載のコンバイ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記作動制御手段は、 前記第2作動部として車体走行速度を上限車速を越えな
    いように変更調節する走行変速装置における前記上限車
    速を変更設定するように構成されている請求項3〜5の
    いずれか1項に記載のコンバイン。
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