JPH11271602A - 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器 - Google Patents
焦点検出装置及びそれを用いた光学機器Info
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- JPH11271602A JPH11271602A JP9250498A JP9250498A JPH11271602A JP H11271602 A JPH11271602 A JP H11271602A JP 9250498 A JP9250498 A JP 9250498A JP 9250498 A JP9250498 A JP 9250498A JP H11271602 A JPH11271602 A JP H11271602A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影画面又は観察面上の広い範囲にわたり焦
点検出を可能とする焦点検出装置及びそれを用いた光学
機器を得ること。 【解決手段】 対物レンズの像面側に一対の開口部を有
する絞りと、これに対応した一対の2次結像系とを有す
る光学手段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳
の異なる領域を通過した光束を用いて被写体像に関する
複数の光量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な
位置関係を複数の素子より成る光電変換素子により求
め、該光電変換素子からの信号を用いて該対物レンズの
合焦状態を検出する焦点検出装置において、該一対の開
口部と、該一対の2次結像系のレンズ面の構成を適切に
設定したこと。
点検出を可能とする焦点検出装置及びそれを用いた光学
機器を得ること。 【解決手段】 対物レンズの像面側に一対の開口部を有
する絞りと、これに対応した一対の2次結像系とを有す
る光学手段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳
の異なる領域を通過した光束を用いて被写体像に関する
複数の光量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な
位置関係を複数の素子より成る光電変換素子により求
め、該光電変換素子からの信号を用いて該対物レンズの
合焦状態を検出する焦点検出装置において、該一対の開
口部と、該一対の2次結像系のレンズ面の構成を適切に
設定したこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用カメラやビ
デオカメラ、そして観察装置等に好適な焦点検出装置及
びそれを用いた光学機器に関し、特に対物レンズ(撮影
レンズ)の瞳を複数の領域に分割し、各領域を通過する
光束を用いて複数の被写体像(物体像)に関する光量分
布を形成し、これら複数の光量分布の相対的な位置関係
を求めることにより、対物レンズの合焦状態を撮影範囲
中の広い領域にわたり検出する際に好適なものである。
デオカメラ、そして観察装置等に好適な焦点検出装置及
びそれを用いた光学機器に関し、特に対物レンズ(撮影
レンズ)の瞳を複数の領域に分割し、各領域を通過する
光束を用いて複数の被写体像(物体像)に関する光量分
布を形成し、これら複数の光量分布の相対的な位置関係
を求めることにより、対物レンズの合焦状態を撮影範囲
中の広い領域にわたり検出する際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より対物レンズを通過した光束を利
用した受光型の焦点検出装置に所謂像ずれ方式(位置差
検出方式)と呼ばれる方式がある。
用した受光型の焦点検出装置に所謂像ずれ方式(位置差
検出方式)と呼ばれる方式がある。
【0003】この像ずれ方式の焦点検出装置は、検出可
能なデフォーカス量が大きいことや被写体距離に左右さ
れずに焦点状態を良好に検知できるという特徴がある。
能なデフォーカス量が大きいことや被写体距離に左右さ
れずに焦点状態を良好に検知できるという特徴がある。
【0004】像ずれ方式の焦点検出装置においては対物
レンズの像面側に一対の開口部を有する絞りとそれに対
応した一対の2次結像系(再結像レンズ)を有する光学
手段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳の異な
る領域を通過した光束を用いて被写体像に関する複数の
光量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な位置関
係を複数の素子より成る光電変換素子により求め、該光
電変換素子からの信号を用いて該対物レンズの合焦状態
を検出している。
レンズの像面側に一対の開口部を有する絞りとそれに対
応した一対の2次結像系(再結像レンズ)を有する光学
手段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳の異な
る領域を通過した光束を用いて被写体像に関する複数の
光量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な位置関
係を複数の素子より成る光電変換素子により求め、該光
電変換素子からの信号を用いて該対物レンズの合焦状態
を検出している。
【0005】像ずれ方式の焦点検出装置では、一対の開
口部の開口形状が焦点検出精度に大きく影響している。
口部の開口形状が焦点検出精度に大きく影響している。
【0006】特開昭56−130725号公報に示され
る焦点検出装置における絞りは二つの小判形の開口部を
有し、それらの一つ一つは再結像レンズの並び方向に狭
く、それと直交方向に長い開口部となっている。
る焦点検出装置における絞りは二つの小判形の開口部を
有し、それらの一つ一つは再結像レンズの並び方向に狭
く、それと直交方向に長い開口部となっている。
【0007】また、特開昭62−95511号公報で提
案されている焦点検出装置における絞りは二つの円弧よ
り成る開口部を並列したものと、ほぼ45度に斜設した
正方形の開口部を並列したものとなっている。これらの
形状の絞りの開口部は何れも一方を平行移動することで
他方に重ね合わせることができ、特開昭62−9551
1号公報に説明されているとおり、対物レンズのピント
が合っていない状態であっても光学像を電気信号に変換
するセンサー上の二つのボケ像は極めて高い精度で合同
となる。したがって、絞り開口部をこのような形状に設
定することで高精度なデフォーカス量の検出が可能とな
っている。
案されている焦点検出装置における絞りは二つの円弧よ
り成る開口部を並列したものと、ほぼ45度に斜設した
正方形の開口部を並列したものとなっている。これらの
形状の絞りの開口部は何れも一方を平行移動することで
他方に重ね合わせることができ、特開昭62−9551
1号公報に説明されているとおり、対物レンズのピント
が合っていない状態であっても光学像を電気信号に変換
するセンサー上の二つのボケ像は極めて高い精度で合同
となる。したがって、絞り開口部をこのような形状に設
定することで高精度なデフォーカス量の検出が可能とな
っている。
【0008】ところで、一眼レフカメラの高機能化に伴
い、用いられる焦点検出装置は撮像面の中央だけを焦点
検出するものから撮像面内に複数のフォーカスポイント
を設けたものへと変化している。このため、上述した公
知技術による形状の絞り開口部が必ずしも最適とは言え
なくなってきた。
い、用いられる焦点検出装置は撮像面の中央だけを焦点
検出するものから撮像面内に複数のフォーカスポイント
を設けたものへと変化している。このため、上述した公
知技術による形状の絞り開口部が必ずしも最適とは言え
なくなってきた。
【0009】焦点検出装置の絞りは、焦点検出装置の動
作限界被写体輝度を決定す上で極めて重要な要素であ
る。即ち、焦点検出装置の出力が所望の検出精度を維持
するためには、再結像レンズに取り込むべき光束が対物
レンズでけられることなくセンサーまで到達することが
前提であるが、これとともに、より暗い被写体に対して
正常に動作させるためには対物レンズでけられることの
ない範囲で可能な限り太い光束を取り込むことが望まし
い。
作限界被写体輝度を決定す上で極めて重要な要素であ
る。即ち、焦点検出装置の出力が所望の検出精度を維持
するためには、再結像レンズに取り込むべき光束が対物
レンズでけられることなくセンサーまで到達することが
前提であるが、これとともに、より暗い被写体に対して
正常に動作させるためには対物レンズでけられることの
ない範囲で可能な限り太い光束を取り込むことが望まし
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】撮影レンズ(対物レン
ズ)には一般に口径蝕と呼ばれる周辺像面での撮影光束
の減少がある。上記の焦点検出装置では一対の再結像レ
ンズだけで焦点検出領域全体をエリアセンサー上に再結
像するように構成されており、そのために撮影レンズの
光軸から最も離れた焦点検出領域上の点を基準として絞
り開口部を決定する必要性がある。
ズ)には一般に口径蝕と呼ばれる周辺像面での撮影光束
の減少がある。上記の焦点検出装置では一対の再結像レ
ンズだけで焦点検出領域全体をエリアセンサー上に再結
像するように構成されており、そのために撮影レンズの
光軸から最も離れた焦点検出領域上の点を基準として絞
り開口部を決定する必要性がある。
【0011】このような絞り開口部の設定では焦点検出
装置が取り込む光量が少なくなる傾向が顕著であり、動
作限界被写体輝度の性能を維持するためには可能な限り
太い光束を取り込むことが以前にも増して重要となって
いる。
装置が取り込む光量が少なくなる傾向が顕著であり、動
作限界被写体輝度の性能を維持するためには可能な限り
太い光束を取り込むことが以前にも増して重要となって
いる。
【0012】従って、前述の特開昭56−130725
号公報や特開昭62−95511号公報等に開示されて
いる絞り開口部の形状では十分な動作限界被写体輝度の
特性を得られない場合がある。
号公報や特開昭62−95511号公報等に開示されて
いる絞り開口部の形状では十分な動作限界被写体輝度の
特性を得られない場合がある。
【0013】本発明は、対物レンズ(撮影レンズ)の像
面側に設ける焦点検出用の光学手段の各要素を適切に設
定することにより十分な動作限界被写体輝度特性を有
し、撮影範囲内の任意の点において焦点検出を高精度に
行うことができる焦点検出装置及びそれを用いた光学機
器の提供を目的とする。
面側に設ける焦点検出用の光学手段の各要素を適切に設
定することにより十分な動作限界被写体輝度特性を有
し、撮影範囲内の任意の点において焦点検出を高精度に
行うことができる焦点検出装置及びそれを用いた光学機
器の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出装置
は、 (1-1) 対物レンズの像面側に一対の開口部を有する絞り
と、これに対応した一対の2次結像系とを有する光学手
段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳の異なる
領域を通過した光束を用いて被写体像に関する複数の光
量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な位置関係
を複数の素子より成る光電変換素子により求め、該光電
変換素子からの信号を用いて該対物レンズの合焦状態を
検出する焦点検出装置において、該一対の開口部を該対
物レンズの光軸近傍の光路に平行であって、該一対の2
次結像系のレンズ面の曲率中心を含む第1の平面上及び
該対物レンズの光軸近傍の光路に平行であって該第1の
平面と直交する第2の平面のいずれにも中心を有しない
4つの円弧を含む形状より成り、かつ該第1の平面に対
して面対称となるようにしたことを特徴としている。
は、 (1-1) 対物レンズの像面側に一対の開口部を有する絞り
と、これに対応した一対の2次結像系とを有する光学手
段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳の異なる
領域を通過した光束を用いて被写体像に関する複数の光
量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な位置関係
を複数の素子より成る光電変換素子により求め、該光電
変換素子からの信号を用いて該対物レンズの合焦状態を
検出する焦点検出装置において、該一対の開口部を該対
物レンズの光軸近傍の光路に平行であって、該一対の2
次結像系のレンズ面の曲率中心を含む第1の平面上及び
該対物レンズの光軸近傍の光路に平行であって該第1の
平面と直交する第2の平面のいずれにも中心を有しない
4つの円弧を含む形状より成り、かつ該第1の平面に対
して面対称となるようにしたことを特徴としている。
【0015】特に、 (1-1-1) 前記対物レンズの合焦状態を撮影視野内の複数
の領域において検出していること。
の領域において検出していること。
【0016】(1-1-2) 前記光学手段は前記対物レンズか
らの光束を反射させて所定面上に被写体像を形成する集
光性の反射鏡を有し、前記2次結像系は該所定面上に形
成された被写体像を前記光電変換素子面上に再結像して
いること。等を特徴としている。
らの光束を反射させて所定面上に被写体像を形成する集
光性の反射鏡を有し、前記2次結像系は該所定面上に形
成された被写体像を前記光電変換素子面上に再結像して
いること。等を特徴としている。
【0017】本発明の光学機器は、 (2-1) 構成(1-1) のいずれか1項記載の焦点検出装置か
らの信号を用いて対物レンズを構成する合焦レンズを駆
動させて合焦を行い、撮像手段面上に被写体像を形成し
ていることを特徴としている。
らの信号を用いて対物レンズを構成する合焦レンズを駆
動させて合焦を行い、撮像手段面上に被写体像を形成し
ていることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明の焦点検出装
置をカメラ等の光学機器に適用したときの実施形態1の
要部概略図である。図1は焦点検出装置において対物レ
ンズ(撮影レンズ)の瞳を縦方向に分離する第1の検出
系を示し、図2は対物レンズの瞳を横方向に分離する第
2の検出系を示している。
置をカメラ等の光学機器に適用したときの実施形態1の
要部概略図である。図1は焦点検出装置において対物レ
ンズ(撮影レンズ)の瞳を縦方向に分離する第1の検出
系を示し、図2は対物レンズの瞳を横方向に分離する第
2の検出系を示している。
【0019】図中101は対物レンズ、1は対物レンズ
101の光軸、2はフィルム(撮像面)、3は対物レン
ズ101の光軸1上に配置された半透過性の主ミラー、
103は焦点板であり、対物レンズ101による被写体
像が主ミラー3を介して結像している。
101の光軸、2はフィルム(撮像面)、3は対物レン
ズ101の光軸1上に配置された半透過性の主ミラー、
103は焦点板であり、対物レンズ101による被写体
像が主ミラー3を介して結像している。
【0020】4は対物レンズ101の像面側に光軸1上
に対して斜めに配置された第1の反射鏡であり、集光性
の凹面鏡や楕円面鏡等から成っている。5は第1の反射
鏡4によるフィルム2に共役な近軸的結像面で被写体像
が結像している。6は第2の反射鏡、7は赤外カットフ
ィルター、8は4つの開口8e,8f,8g,8hを有
する絞り、9は絞り8の4つの開口に対応して配置され
た4つのレンズ9e,9f,9g,9hを有する2次結
像系(再結像レンズブロック)、10は第3の反射鏡、
11はエリアセンサーであり、二対の2次元型受光エリ
アセンサ11e,11f,11g,11hを有する光電
変換素子(受光手段)をそれぞれ示している。第1の反
射鏡4,第2の反射鏡6,絞り8,そして2次結像系9
等は光学手段の一要素を構成している。
に対して斜めに配置された第1の反射鏡であり、集光性
の凹面鏡や楕円面鏡等から成っている。5は第1の反射
鏡4によるフィルム2に共役な近軸的結像面で被写体像
が結像している。6は第2の反射鏡、7は赤外カットフ
ィルター、8は4つの開口8e,8f,8g,8hを有
する絞り、9は絞り8の4つの開口に対応して配置され
た4つのレンズ9e,9f,9g,9hを有する2次結
像系(再結像レンズブロック)、10は第3の反射鏡、
11はエリアセンサーであり、二対の2次元型受光エリ
アセンサ11e,11f,11g,11hを有する光電
変換素子(受光手段)をそれぞれ示している。第1の反
射鏡4,第2の反射鏡6,絞り8,そして2次結像系9
等は光学手段の一要素を構成している。
【0021】各受光エリアセンサ11e〜11fは複数
のセンサー列より構成しており、センサー列同士も対を
なしている。
のセンサー列より構成しており、センサー列同士も対を
なしている。
【0022】ここで、第1の反射鏡4は楕円鏡であっ
て、楕円を定義する二つの焦点は、対物レンズ101の
光軸1上の光線が主ミラー3で屈折した後の光路を逆に
対物レンズ101側に延長した線上と、その光線が第1
の反射鏡4によって反射した後の光路を延長した線上に
それぞれ位置する。また、第1の反射鏡4は焦点検出領
域を制限する視野マスクの役割を兼ねるため、必要な領
域のみが光を反射するようになっている。第2の反射鏡
6と第3の反射鏡10は平面鏡である。なお、これらの
構成要素のうちの光学的に機能する部分は何れも紙面に
対して対称に構成している。
て、楕円を定義する二つの焦点は、対物レンズ101の
光軸1上の光線が主ミラー3で屈折した後の光路を逆に
対物レンズ101側に延長した線上と、その光線が第1
の反射鏡4によって反射した後の光路を延長した線上に
それぞれ位置する。また、第1の反射鏡4は焦点検出領
域を制限する視野マスクの役割を兼ねるため、必要な領
域のみが光を反射するようになっている。第2の反射鏡
6と第3の反射鏡10は平面鏡である。なお、これらの
構成要素のうちの光学的に機能する部分は何れも紙面に
対して対称に構成している。
【0023】図3は絞り8の平面図である。図3におい
て絞り8は金属製あるいは樹脂製の遮光性薄板より成る
絞り、8e〜8fは絞り開口部(開口部)、8i,8j
は位置決め穴である。絞り8は位置決め穴8i,8jを
介して再結像レンズブロック9に固定している。
て絞り8は金属製あるいは樹脂製の遮光性薄板より成る
絞り、8e〜8fは絞り開口部(開口部)、8i,8j
は位置決め穴である。絞り8は位置決め穴8i,8jを
介して再結像レンズブロック9に固定している。
【0024】再結像レンズブロック9の光入射側は第1
の反射鏡4によって偏向した対物レンズ101の光軸上
に中心を持つ単一の凹状球面、射出側は互いに反対方向
に偏芯した2対の凸レンズ面9e〜9hとなっている。
さらに、凹状球面の中心は第1の反射鏡4によって形成
される対物レンズ101の近軸的結像面5に、また、前
記2対のレンズ部9e〜9hの中心は前記絞り開口8e
〜8hの近傍にほぼ等しく設定してある。このようにレ
ンズのパワーを配置する事によって広い波長域にわたっ
て、また撮影範囲の複数の領域において高精度な焦点検
出を可能としている。
の反射鏡4によって偏向した対物レンズ101の光軸上
に中心を持つ単一の凹状球面、射出側は互いに反対方向
に偏芯した2対の凸レンズ面9e〜9hとなっている。
さらに、凹状球面の中心は第1の反射鏡4によって形成
される対物レンズ101の近軸的結像面5に、また、前
記2対のレンズ部9e〜9hの中心は前記絞り開口8e
〜8hの近傍にほぼ等しく設定してある。このようにレ
ンズのパワーを配置する事によって広い波長域にわたっ
て、また撮影範囲の複数の領域において高精度な焦点検
出を可能としている。
【0025】絞り8と再結像レンズブロック9との位置
関係は、図3に破線で示した如く絞り8の背後に2対の
レンズ9e〜9hが位置するようになっている。絞り開
口8e,8gの開口重心は、対物レンズ101の光軸近
傍の光路に平行であってレンズ部9e,9gの曲率中心
P6,P7を含む第1の平面(図1の紙面)PL1上に
あり、また、絞り開口8f,8hの開口重心とレンズ部
9f,9hの曲率中心は対物レンズ101の光軸近傍の
光路を含み第1の平面PL1と直交する第2の平面(図
2の紙面)PL2上にある。
関係は、図3に破線で示した如く絞り8の背後に2対の
レンズ9e〜9hが位置するようになっている。絞り開
口8e,8gの開口重心は、対物レンズ101の光軸近
傍の光路に平行であってレンズ部9e,9gの曲率中心
P6,P7を含む第1の平面(図1の紙面)PL1上に
あり、また、絞り開口8f,8hの開口重心とレンズ部
9f,9hの曲率中心は対物レンズ101の光軸近傍の
光路を含み第1の平面PL1と直交する第2の平面(図
2の紙面)PL2上にある。
【0026】焦点検出光束の光路としては、絞り開口部
8e〜8hとレンズ部9e〜9hとは同一の添字で示し
たもの同士が対応し、各開口部を通過した光束は第3の
反射鏡10を介してエリアセンサー11上に2次物体像
を形成する。尚、異なる添字の要素を通過した光束はエ
リアセンサー上の所定の位置に到達しないため焦点検出
には寄与しない。
8e〜8hとレンズ部9e〜9hとは同一の添字で示し
たもの同士が対応し、各開口部を通過した光束は第3の
反射鏡10を介してエリアセンサー11上に2次物体像
を形成する。尚、異なる添字の要素を通過した光束はエ
リアセンサー上の所定の位置に到達しないため焦点検出
には寄与しない。
【0027】添字e,gで示した要素を通過する光束を
用いる検出系は、対物レンズの射出瞳を縦方向に分離
し、一方、添字f,hで示した要素を通過する光束を用
いる検出系は、対物レンズの射出瞳を横方向に分離す
る。以降、瞳を縦方向に分離する検出系を第1の焦点検
出系(第1の検出系)、瞳を横方向に分離する検出系を
第2の焦点検出系(第2の検出系)と呼ぶことにする。
用いる検出系は、対物レンズの射出瞳を縦方向に分離
し、一方、添字f,hで示した要素を通過する光束を用
いる検出系は、対物レンズの射出瞳を横方向に分離す
る。以降、瞳を縦方向に分離する検出系を第1の焦点検
出系(第1の検出系)、瞳を横方向に分離する検出系を
第2の焦点検出系(第2の検出系)と呼ぶことにする。
【0028】次に以上の構成における光学作用を説明す
る。図1および図2に示した12e,12g,12f,
12hは絞り8を通過して焦点検出に使われる画面中央
への光束である。これらの光線の進む順に説明を加える
と、まず、対物レンズ101からの光束は主ミラー3を
透過した後、第1の反射鏡4によってほぼ主ミラー3の
傾きに沿った方向に反射される。第1の反射鏡4は前述
のように楕円鏡であって、二つの焦点の近傍同士を実質
的に投影関係におくことができる。
る。図1および図2に示した12e,12g,12f,
12hは絞り8を通過して焦点検出に使われる画面中央
への光束である。これらの光線の進む順に説明を加える
と、まず、対物レンズ101からの光束は主ミラー3を
透過した後、第1の反射鏡4によってほぼ主ミラー3の
傾きに沿った方向に反射される。第1の反射鏡4は前述
のように楕円鏡であって、二つの焦点の近傍同士を実質
的に投影関係におくことができる。
【0029】ここでは一方の焦点を対物レンズ101の
代表射出瞳位置101aの光学的な等価点に、他方の焦
点を絞り8の光学的な等価点に設定し、フィールドレン
ズとしての機能を持たせている。対物レンズ101の代
表射出瞳位置101aとは、カメラに装着される種々の
投影レンズの射出窓の条件を勘案し、総合的に決定され
る焦点検出系固有の仮定瞳位置である。
代表射出瞳位置101aの光学的な等価点に、他方の焦
点を絞り8の光学的な等価点に設定し、フィールドレン
ズとしての機能を持たせている。対物レンズ101の代
表射出瞳位置101aとは、カメラに装着される種々の
投影レンズの射出窓の条件を勘案し、総合的に決定され
る焦点検出系固有の仮定瞳位置である。
【0030】第1の反射鏡4で反射した光束は第2の反
射鏡6で再び反射し、赤外線カットフィルター7に入射
する。ここで焦点検出の精度を低下させる要因となる赤
外線が除去され、対物レンズの収差補正が十分に成され
ている波長域の光のみが背後に置かれた絞り8や再結像
レンズブロック9まで到達する。再結像レンズブロック
9の作用で収斂した光束は第3の反射鏡10を介して2
次物体像をエリアセンサー11上に形成する。
射鏡6で再び反射し、赤外線カットフィルター7に入射
する。ここで焦点検出の精度を低下させる要因となる赤
外線が除去され、対物レンズの収差補正が十分に成され
ている波長域の光のみが背後に置かれた絞り8や再結像
レンズブロック9まで到達する。再結像レンズブロック
9の作用で収斂した光束は第3の反射鏡10を介して2
次物体像をエリアセンサー11上に形成する。
【0031】図4はエリアセンサー11上の2次物体像
22e〜22hの様子を示す図でありって、格子状の物
体についての例である。再結像レンズブロック9の四つ
のレンズによって四つの2次物体像が形成され、22
g,22e及び22f,22hがそれぞれ相対的位置関
係を検出すべき対の像(2次物体像)となる。
22e〜22hの様子を示す図でありって、格子状の物
体についての例である。再結像レンズブロック9の四つ
のレンズによって四つの2次物体像が形成され、22
g,22e及び22f,22hがそれぞれ相対的位置関
係を検出すべき対の像(2次物体像)となる。
【0032】ここで、絞り8の開口部8e,8gの間隔
と、開口部8f,8hの間隔とは異なり、間隔の広い第
2の焦点検出系の方が2次物体像の移動が敏感になるた
め、高精度な焦点検出が可能である。
と、開口部8f,8hの間隔とは異なり、間隔の広い第
2の焦点検出系の方が2次物体像の移動が敏感になるた
め、高精度な焦点検出が可能である。
【0033】物体が投影される範囲は、2次物体像22
g,22eと2次物体像22f,22hとでは異なり、
2次物体像22g,22eでは第1反射鏡4の大きさで
決定される領域に、2次物体像22f,22hではその
絞り開口部8f,8hの間隔の差異から、主ミラーや第
2反射鏡上で光線が通れるだけの領域となって2次物体
像22g,22eよりも狭くなる。また、第1の反射鏡
4が斜設されていることに起因して、各像には軸対称性
のない、かなり大きな歪みが生じる。
g,22eと2次物体像22f,22hとでは異なり、
2次物体像22g,22eでは第1反射鏡4の大きさで
決定される領域に、2次物体像22f,22hではその
絞り開口部8f,8hの間隔の差異から、主ミラーや第
2反射鏡上で光線が通れるだけの領域となって2次物体
像22g,22eよりも狭くなる。また、第1の反射鏡
4が斜設されていることに起因して、各像には軸対称性
のない、かなり大きな歪みが生じる。
【0034】ただし、このような歪みが存在する場合で
あっても、次の二つの条件を満たせば、特に速やかなピ
ント合わせが必要なカメラ用の焦点検出装置としても問
題はない。
あっても、次の二つの条件を満たせば、特に速やかなピ
ント合わせが必要なカメラ用の焦点検出装置としても問
題はない。
【0035】その条件とは、正確な合焦判定を得るため
に、 .少なくとも対物レンズが合焦している際に、検出対
象となる一対のセンサー列上には物体上で同一位置に対
応する2次物体像が投影されていること、つまり、セン
サー列に直交する方向において二像の倍率差が小さいこ
と。
に、 .少なくとも対物レンズが合焦している際に、検出対
象となる一対のセンサー列上には物体上で同一位置に対
応する2次物体像が投影されていること、つまり、セン
サー列に直交する方向において二像の倍率差が小さいこ
と。
【0036】また、正確なデフォーカス検出を得るため
に、 .対物レンズのデフォーカスが生じた際に、検出対象
となる一対のセンサー列上には物体上で同一位置に対応
する2次物体像が位置的な位相差を持って投影されてい
ること。である。
に、 .対物レンズのデフォーカスが生じた際に、検出対象
となる一対のセンサー列上には物体上で同一位置に対応
する2次物体像が位置的な位相差を持って投影されてい
ること。である。
【0037】さて、このような観点からこの焦点検出系
について説明する。まず、瞳を縦方向に分離する第一の
焦点検出系については、第一の反射鏡4の傾きが瞳の分
離方向と一致した図1の紙面内であるために、2次物体
像22g,22eの何れについても歪みはこの紙面に対
称な扇形状となり、歪み自体の量はかなり大きい。しか
し、二像間での歪みの差に注目すれば、それは僅かであ
って、特に瞳の分離と直交する方向に相当する図の横方
向の2次物体像22gと22eの像倍率差はほとんど無
い。
について説明する。まず、瞳を縦方向に分離する第一の
焦点検出系については、第一の反射鏡4の傾きが瞳の分
離方向と一致した図1の紙面内であるために、2次物体
像22g,22eの何れについても歪みはこの紙面に対
称な扇形状となり、歪み自体の量はかなり大きい。しか
し、二像間での歪みの差に注目すれば、それは僅かであ
って、特に瞳の分離と直交する方向に相当する図の横方
向の2次物体像22gと22eの像倍率差はほとんど無
い。
【0038】したがって、図6の如く受光エリアのセン
サー列11e,11gを配置すれば、一方の受光エリア
11e上の任意のセンサー列上に投影された物体像22
eと対になる物体像22gは他方の受光エリア11g上
の対応するセンサー列上に投影されることになる。つま
り、上記の条件を満たす。
サー列11e,11gを配置すれば、一方の受光エリア
11e上の任意のセンサー列上に投影された物体像22
eと対になる物体像22gは他方の受光エリア11g上
の対応するセンサー列上に投影されることになる。つま
り、上記の条件を満たす。
【0039】また、2次物体像の歪みの要因は第1の反
射鏡4、すなわち瞳投影光学系にあり、第1反射鏡4の
近軸的結像面5に生じた歪みが再結像レンズブロック9
によってそのままエリアセンサー11上に投影されてい
ると言える。したがって、2次物体像22e,22gの
移動方向は絞り開口部8e,8fの並び方向であって、
エリアセンサー上では図5に示す矢印の方向である。
射鏡4、すなわち瞳投影光学系にあり、第1反射鏡4の
近軸的結像面5に生じた歪みが再結像レンズブロック9
によってそのままエリアセンサー11上に投影されてい
ると言える。したがって、2次物体像22e,22gの
移動方向は絞り開口部8e,8fの並び方向であって、
エリアセンサー上では図5に示す矢印の方向である。
【0040】したがって、上記のように図6の如くセン
サー列を設定することによって同時にの条件をも満た
し、これをもって2次物体像22e,22gの相対的位
置関係を比較し対物レンズのデフォーカス量を求めるこ
とが可能である。
サー列を設定することによって同時にの条件をも満た
し、これをもって2次物体像22e,22gの相対的位
置関係を比較し対物レンズのデフォーカス量を求めるこ
とが可能である。
【0041】図8にはこのように配置した受光エリアに
よ撮像面上での焦点検出領域を示す。歪みのある2次物
体像22gを矩形に整列した受光エリア11g,11e
で光電変換するために焦点検出領域31は、撮像面30
内で図のように歪んだ形状となる。
よ撮像面上での焦点検出領域を示す。歪みのある2次物
体像22gを矩形に整列した受光エリア11g,11e
で光電変換するために焦点検出領域31は、撮像面30
内で図のように歪んだ形状となる。
【0042】次に、瞳を横方向に分離する第2の焦点検
出系について説明する。二像間での像倍率差が瞳の分離
と直交する方向で小さくなるのは、今度は撮像面の中央
部に近い領域だけである。そこで、この部分だけに受光
エリアを限定すれば、一方の受光エリア上の任意のセン
サー列上に投影された物体像と対になる物体像は他方の
受光エリア上の対応するセンサー列上に投影され、上記
の条件を満たすことになる。
出系について説明する。二像間での像倍率差が瞳の分離
と直交する方向で小さくなるのは、今度は撮像面の中央
部に近い領域だけである。そこで、この部分だけに受光
エリアを限定すれば、一方の受光エリア上の任意のセン
サー列上に投影された物体像と対になる物体像は他方の
受光エリア上の対応するセンサー列上に投影され、上記
の条件を満たすことになる。
【0043】図7は図6に示した第1の焦点検出系の受
光エリア11g,11eに加えて第2の焦点検出系のた
めの受光エリア11f,11hを描いたエリアセンサー
11の平面図である。対となる2次物体像22f,22
hの移動方向は第1の焦点検出系と同様の理由から絞り
開口部8f,8hの並び方向であって、センサー列を図
のように設定することによりすでにの条件も満たすこ
とができている。このような受光エリアによる撮像面上
での焦点検出領域は図9に示すとおりであり、焦点検出
領域34は撮像面30内の中央部となる。
光エリア11g,11eに加えて第2の焦点検出系のた
めの受光エリア11f,11hを描いたエリアセンサー
11の平面図である。対となる2次物体像22f,22
hの移動方向は第1の焦点検出系と同様の理由から絞り
開口部8f,8hの並び方向であって、センサー列を図
のように設定することによりすでにの条件も満たすこ
とができている。このような受光エリアによる撮像面上
での焦点検出領域は図9に示すとおりであり、焦点検出
領域34は撮像面30内の中央部となる。
【0044】このようなエリアセンサー11を用いて光
量分布を電気信号として出力し、検出対象とした一対の
センサー列上の像(2次物体像)の相対的位置関係を検
出することによって、対物レンズの焦点位置を検出する
ことが可能である。この際、検出対象のセンサー列対を
適当に選択すれば、撮像面上で2次元的な結像状態の検
出ができる。
量分布を電気信号として出力し、検出対象とした一対の
センサー列上の像(2次物体像)の相対的位置関係を検
出することによって、対物レンズの焦点位置を検出する
ことが可能である。この際、検出対象のセンサー列対を
適当に選択すれば、撮像面上で2次元的な結像状態の検
出ができる。
【0045】また、例えば図8で領域32や領域33と
して示すように、センサー列を複数の領域に分割して得
られる、より細分化されたフォーカスポイントの焦点情
報から撮像面上のデフォーカスマップを作成し、主とな
る被写体の中で最も適切な任意の位置に対物レンズのピ
ントを自動制御することも可能である。これによって被
写体中の複数の領域において焦点検出を行っている。
して示すように、センサー列を複数の領域に分割して得
られる、より細分化されたフォーカスポイントの焦点情
報から撮像面上のデフォーカスマップを作成し、主とな
る被写体の中で最も適切な任意の位置に対物レンズのピ
ントを自動制御することも可能である。これによって被
写体中の複数の領域において焦点検出を行っている。
【0046】次に、図10から図13を用いて絞り8の
開口部8e〜8hの形状について説明する。ここでは焦
点検出領域の広い第1の焦点検出系について述べる。ま
ず、図11は第1の焦点検出系の光束を決定する際に制
限となる対物レンズの射出窓についての説明図である。
ここでは図8に示した対物レンズの光軸1から一番遠く
にある焦点検出領域上の点P1について各種対物レンズ
の射出窓を求めたとき、このうち光束を最も細く制限す
る射出窓47,48を示している。
開口部8e〜8hの形状について説明する。ここでは焦
点検出領域の広い第1の焦点検出系について述べる。ま
ず、図11は第1の焦点検出系の光束を決定する際に制
限となる対物レンズの射出窓についての説明図である。
ここでは図8に示した対物レンズの光軸1から一番遠く
にある焦点検出領域上の点P1について各種対物レンズ
の射出窓を求めたとき、このうち光束を最も細く制限す
る射出窓47,48を示している。
【0047】一般に、射出窓は光軸方向から見たとき
に、ほぼ円形であって、それを垂直視する図11上では
線として表現される。焦点検出領域上の点P1での焦点
検出精度を保証するためには、焦点検出光束がどの対物
レンズでもけられることなく焦点検出系に取り込まれる
ことが必要であるが、これは斜線を付した領域49の内
側に焦点検出光束が含まれていなければならないことを
意味する。
に、ほぼ円形であって、それを垂直視する図11上では
線として表現される。焦点検出領域上の点P1での焦点
検出精度を保証するためには、焦点検出光束がどの対物
レンズでもけられることなく焦点検出系に取り込まれる
ことが必要であるが、これは斜線を付した領域49の内
側に焦点検出光束が含まれていなければならないことを
意味する。
【0048】この様子を詳しく知るためには、対物レン
ズの光軸上に何らかの面を定義したうえで、この面上に
射出窓を投影し、焦点検出光束との関係を調べればよ
い。ここでは投影面として対物レンズの代表射出瞳位置
を選ぶことにする。このように設定すれば、投影面上で
の光軸1に対する焦点検出光束の位置関係を、絞り8上
での光軸に対する絞り開口の位置関係として置き換えて
考えることもできるので都合がよい。
ズの光軸上に何らかの面を定義したうえで、この面上に
射出窓を投影し、焦点検出光束との関係を調べればよ
い。ここでは投影面として対物レンズの代表射出瞳位置
を選ぶことにする。このように設定すれば、投影面上で
の光軸1に対する焦点検出光束の位置関係を、絞り8上
での光軸に対する絞り開口の位置関係として置き換えて
考えることもできるので都合がよい。
【0049】図11において46が投影面となる代表射
出瞳位置であり、光軸1の周りに領域49の断面がほぼ
均等に広がる位置となる。
出瞳位置であり、光軸1の周りに領域49の断面がほぼ
均等に広がる位置となる。
【0050】図13は射出窓47,48の投影像40,
41と焦点検出光束との関係を示す図であり、図8に示
した撮像面の中央の点に入射する第1焦点検出系の光束
を、対物レンズの射出瞳上で切った状態を示したもので
ある。図において、42e,42gは撮像面の中央の点
に入射し、かつ、絞り8の開口部8e,8gを通過する
光束の代表射出瞳位置における通過範囲である。
41と焦点検出光束との関係を示す図であり、図8に示
した撮像面の中央の点に入射する第1焦点検出系の光束
を、対物レンズの射出瞳上で切った状態を示したもので
ある。図において、42e,42gは撮像面の中央の点
に入射し、かつ、絞り8の開口部8e,8gを通過する
光束の代表射出瞳位置における通過範囲である。
【0051】中心線L3は、図1,図2の紙面と投影面
46との交線である。また、中心線L4は対物レンズ1
01の光軸1を通り、中心線L3に直交する直線であ
る。通過範囲42e,42gは中心線L3に沿って位置
し、一方、射出窓の投影像40,41は対物レンズの光
軸1を中心とする二つの円形像となる。而して、斜線を
付した領域50の中に通過範囲42e,42gは余裕を
持って入り、光束がけられることはない。
46との交線である。また、中心線L4は対物レンズ1
01の光軸1を通り、中心線L3に直交する直線であ
る。通過範囲42e,42gは中心線L3に沿って位置
し、一方、射出窓の投影像40,41は対物レンズの光
軸1を中心とする二つの円形像となる。而して、斜線を
付した領域50の中に通過範囲42e,42gは余裕を
持って入り、光束がけられることはない。
【0052】このように、対物レンズの光軸に近い点に
ついては、一般に焦点検出光束の通過範囲42e,42
gに対する射出窓の投影像が大きくなって焦点検出光束
のけられは起こらない。すなわち、対物レンズの光軸1
から遠くにある焦点検出領域上の点で絞り8の開口部の
形状が決定される。
ついては、一般に焦点検出光束の通過範囲42e,42
gに対する射出窓の投影像が大きくなって焦点検出光束
のけられは起こらない。すなわち、対物レンズの光軸1
から遠くにある焦点検出領域上の点で絞り8の開口部の
形状が決定される。
【0053】図12は焦点検出領域上の周辺の点での射
出窓47,48の投影像43,44と焦点検出光束との
関係を示す図である。図において45e,45gは、焦
点検出領域上の点P1に入射し、かつ、絞り8の開口部
8e,8gを通過する光束の代表射出瞳位置における通
過範囲である。第1の焦点検出系は瞳を縦方向に分離す
るために、通過範囲45e,45gは中心線L3に沿っ
て位置し、投影像43,44は焦点検出領域上の点P1
が撮像面の隅の点であるために、斜めにずれた二つの円
状の像となる。
出窓47,48の投影像43,44と焦点検出光束との
関係を示す図である。図において45e,45gは、焦
点検出領域上の点P1に入射し、かつ、絞り8の開口部
8e,8gを通過する光束の代表射出瞳位置における通
過範囲である。第1の焦点検出系は瞳を縦方向に分離す
るために、通過範囲45e,45gは中心線L3に沿っ
て位置し、投影像43,44は焦点検出領域上の点P1
が撮像面の隅の点であるために、斜めにずれた二つの円
状の像となる。
【0054】図11で斜線を付した領域49の投影面4
6上での範囲は、投影像43,44が交わった領域50
に相当する。
6上での範囲は、投影像43,44が交わった領域50
に相当する。
【0055】焦点検出光束がどの対物レンズに対して
も、けられることのないことを保証するためには、少な
くとも焦点検出光束の通過範囲45e,45gが領域5
0の内部に含まれていることが必要である。この上で、
十分な動作限界被写体輝度の特性を有した焦点検出装置
を実現するには、通過範囲45e,45gの面積をでき
るだけ大きくしなければならない。
も、けられることのないことを保証するためには、少な
くとも焦点検出光束の通過範囲45e,45gが領域5
0の内部に含まれていることが必要である。この上で、
十分な動作限界被写体輝度の特性を有した焦点検出装置
を実現するには、通過範囲45e,45gの面積をでき
るだけ大きくしなければならない。
【0056】ただし、この際の制約として、特開昭62
−95511号公報に説明されている如く絞り開口部の
形状を一方を平行移動して他方に異なる形状にしなけれ
ば、高精度なデフォーカス量の検出は不可能となる。
−95511号公報に説明されている如く絞り開口部の
形状を一方を平行移動して他方に異なる形状にしなけれ
ば、高精度なデフォーカス量の検出は不可能となる。
【0057】上記の条件を満たす最大面積は、通過範囲
45e,45gを次のような形状にすることで得られ
る。まず、焦点検出系には対称性があることから、通過
範囲45e,45g最大面積化のためにも中心線L3に
対しての線対称形状が前提となる。
45e,45gを次のような形状にすることで得られ
る。まず、焦点検出系には対称性があることから、通過
範囲45e,45g最大面積化のためにも中心線L3に
対しての線対称形状が前提となる。
【0058】次に、投影像43,44に沿う円弧を定義
することが必要である。ただし、通過範囲45e,45
gが平行移動によって互いに重なるためには、円弧45
e−1と45g−1,45e−2と45g−2,45e
−3と45g−3,および45e−4と45g−4の半
径が同一である必要性がある。
することが必要である。ただし、通過範囲45e,45
gが平行移動によって互いに重なるためには、円弧45
e−1と45g−1,45e−2と45g−2,45e
−3と45g−3,および45e−4と45g−4の半
径が同一である必要性がある。
【0059】先の対称条件と併せると、円弧45e−
1,45g−1,45e−2,45g−2の組、それか
ら45e−3,45g−3,45e−4,45g−4の
組が同一半径となる。
1,45g−1,45e−2,45g−2の組、それか
ら45e−3,45g−3,45e−4,45g−4の
組が同一半径となる。
【0060】前述のように、第1の反射鏡4のフィール
ドレンズとしての作用によって絞り8と対物レンズの代
表射出瞳位置とは投影関係にあり、上述の通過範囲45
e,45gの形状は絞り8上に置き換えて考えてよい。
ドレンズとしての作用によって絞り8と対物レンズの代
表射出瞳位置とは投影関係にあり、上述の通過範囲45
e,45gの形状は絞り8上に置き換えて考えてよい。
【0061】図10は絞り8の形状定義についての説明
図である。絞りの一対の開口部8e,8gは同一形状で
あるので、ここでは開口部8gについて説明する。開口
部8gは通過範囲45gと同様に4つの円弧で構成さ
れ、それらの中心はP2,P3,P4,P5にある。さ
らに、通過範囲45gとの対応から、円弧8g−1,8
g−2,それから8g−3,8g−4が同一半径となっ
ている。
図である。絞りの一対の開口部8e,8gは同一形状で
あるので、ここでは開口部8gについて説明する。開口
部8gは通過範囲45gと同様に4つの円弧で構成さ
れ、それらの中心はP2,P3,P4,P5にある。さ
らに、通過範囲45gとの対応から、円弧8g−1,8
g−2,それから8g−3,8g−4が同一半径となっ
ている。
【0062】これらの円弧の中心は対物レンズの光軸近
傍の光路に平行であってレンズ部9e,9gの曲率中心
P6,P7を含む第1の平面上PL1及び該対物レンズ
の光軸近傍の光路を含み第1の平面PL1と直交する第
2の平面PL2上の何れにも位置しない。
傍の光路に平行であってレンズ部9e,9gの曲率中心
P6,P7を含む第1の平面上PL1及び該対物レンズ
の光軸近傍の光路を含み第1の平面PL1と直交する第
2の平面PL2上の何れにも位置しない。
【0063】本実施形態では絞り8の開口部8e,8g
は以上のように設定して動作限界被写体輝度の向上を図
っている。
は以上のように設定して動作限界被写体輝度の向上を図
っている。
【0064】図14は本発明の他の実施形態の絞り8の
開口部の説明図である。図1,図2に示した焦点検出装
置の絞り開口部は全周が円弧で囲まれた形状のみに限ら
れず、例えば図14に示すような形状であってもよい。
開口部の説明図である。図1,図2に示した焦点検出装
置の絞り開口部は全周が円弧で囲まれた形状のみに限ら
れず、例えば図14に示すような形状であってもよい。
【0065】図において、開口部60gは同様に4つの
円弧を含み、それらの中心は点P10,P11,P1
2,P13である。更に、円弧60g−1,60g−
2、それから60g−3,60g−4が同一半径となっ
ている。これらの円弧の中心は対物レンズの光軸近傍の
光路に平行であって、レンズ部9e,9gの曲率中心P
6,P7を含む第1の平面上PL1及び該対物レンズの
光軸近傍の光路を含み、第1の平面PL1と直交する第
2の平面PL2上の何れにも位置しない。
円弧を含み、それらの中心は点P10,P11,P1
2,P13である。更に、円弧60g−1,60g−
2、それから60g−3,60g−4が同一半径となっ
ている。これらの円弧の中心は対物レンズの光軸近傍の
光路に平行であって、レンズ部9e,9gの曲率中心P
6,P7を含む第1の平面上PL1及び該対物レンズの
光軸近傍の光路を含み、第1の平面PL1と直交する第
2の平面PL2上の何れにも位置しない。
【0066】この部分は絞り開口の面積を大きくする目
的から第1の実施例と同様の構成となっている。第1の
実施例と異なるのは、円弧が鋭角に交わる位置の形状で
ある。円弧60g−1と60g−4が交差する位置を線
分60g−5で、円弧60g−2と60g−3が交差す
る位置を線分60g−6で繋いでいる。
的から第1の実施例と同様の構成となっている。第1の
実施例と異なるのは、円弧が鋭角に交わる位置の形状で
ある。円弧60g−1と60g−4が交差する位置を線
分60g−5で、円弧60g−2と60g−3が交差す
る位置を線分60g−6で繋いでいる。
【0067】このようにすることで、レンズ部9e,9
gの曲率中心P6,P7から最も離れた位置に入射する
光束をカットすることができ、受光エリア上での点像の
まとまりが改善されて焦点検出精度の向上が可能とな
る。
gの曲率中心P6,P7から最も離れた位置に入射する
光束をカットすることができ、受光エリア上での点像の
まとまりが改善されて焦点検出精度の向上が可能とな
る。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、対物レン
ズ(撮影レンズ)の像面側に設ける焦点検出用の光学手
段の各要素を適切に設定することにより十分な動作限界
被写体輝度特性を有し、撮影範囲内の任意の点において
焦点検出を高精度に行うことができる焦点検出装置及び
それを用いた光学機器を達成することができる。
ズ(撮影レンズ)の像面側に設ける焦点検出用の光学手
段の各要素を適切に設定することにより十分な動作限界
被写体輝度特性を有し、撮影範囲内の任意の点において
焦点検出を高精度に行うことができる焦点検出装置及び
それを用いた光学機器を達成することができる。
【図1】本発明の実施形態1の第1の焦点検出系の光路
説明図
説明図
【図2】本発明の実施形態1の第2の焦点検出系の光路
説明図
説明図
【図3】本発明の実施形態1の絞りの平面図
【図4】本発明の実施形態1のエリアセンサー上の2次
物体像の様子を示す説明図
物体像の様子を示す説明図
【図5】本発明の実施形態1の2次物体像の移動方向を
示す説明図
示す説明図
【図6】本発明の実施形態1のセンサー列の配置方向を
示す説明図
示す説明図
【図7】本発明の実施形態1のエリアセンサーの平面図
【図8】本発明の実施形態1のエリアセンサーの平面図
【図9】本発明の実施形態1のエリアセンサーの平面図
【図10】本発明の実施形態1の絞りの形状定義につい
ての説明図
ての説明図
【図11】本発明の実施形態1の対物レンズの射出窓に
ついての説明図
ついての説明図
【図12】本発明の実施形態1の対物窓の投影像と焦点
検出光束との関係を示す説明図
検出光束との関係を示す説明図
【図13】本発明の実施形態1の対物窓の投影像と焦点
検出光束との関係を示す説明図
検出光束との関係を示す説明図
【図14】本発明の実施形態1の他の絞りの形状定義に
ついての説明図
ついての説明図
101 対物レンズ 1 光軸 2 撮像手段 3 主ミラー 4 第1の反射鏡 5 結像面 6 第2の反射鏡 7 赤外カットフィルター 8 絞り 9 2次結像レンズ 10 第3の反射鏡 11 エリアセンサー 8e〜8h 絞り開口部 9e〜9h レンズ部 P6,P7 曲率中心 PL1 第1の平面 PL2 第2の平面
Claims (4)
- 【請求項1】 対物レンズの像面側に一対の開口部を有
する絞りと、これに対応した一対の2次結像系とを有す
る光学手段を設け、該光学手段により該対物レンズの瞳
の異なる領域を通過した光束を用いて被写体像に関する
複数の光量分布を形成し、該複数の光量分布の相対的な
位置関係を複数の素子より成る光電変換素子により求
め、該光電変換素子からの信号を用いて該対物レンズの
合焦状態を検出する焦点検出装置において、該一対の開
口部を該対物レンズの光軸近傍の光路に平行であって、
該一対の2次結像系のレンズ面の曲率中心を含む第1の
平面上及び該対物レンズの光軸近傍の光路に平行であっ
て該第1の平面と直交する第2の平面のいずれにも中心
を有しない4つの円弧を含む形状より成り、かつ該第1
の平面に対して面対称となるようにしたことを特徴とす
る焦点検出装置。 - 【請求項2】 前記対物レンズの合焦状態を撮影視野内
の複数の領域において検出していることを特徴とする請
求項1の焦点検出装置。 - 【請求項3】 前記光学手段は前記対物レンズからの光
束を反射させて所定面上に被写体像を形成する集光性の
反射鏡を有し、前記2次結像系は該所定面上に形成され
た被写体像を前記光電変換素子面上に再結像しているこ
とを特徴とする請求項1の焦点検出装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の焦点
検出装置からの信号を用いて対物レンズを構成する合焦
レンズを駆動させて合焦を行い、撮像手段面上に被写体
像を形成していることを特徴とする光学機器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9250498A JPH11271602A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9250498A JPH11271602A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11271602A true JPH11271602A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=14056148
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9250498A Pending JPH11271602A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 焦点検出装置及びそれを用いた光学機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11271602A (ja) |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP9250498A patent/JPH11271602A/ja active Pending
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