JPH11272165A - 複数葉の地図の不連続性を解消する方法、および、連続性を有する複数葉の地図 - Google Patents
複数葉の地図の不連続性を解消する方法、および、連続性を有する複数葉の地図Info
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- JPH11272165A JPH11272165A JP7039098A JP7039098A JPH11272165A JP H11272165 A JPH11272165 A JP H11272165A JP 7039098 A JP7039098 A JP 7039098A JP 7039098 A JP7039098 A JP 7039098A JP H11272165 A JPH11272165 A JP H11272165A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広大な地域を複数の地区に区分して、地区ご
とに地図を作成する場合、上記複数の地区に分断された
道路の連続状態を合理的に標示して、複数葉の地図の不
連続性を解消する。 【解決手段】 (B)は東京都千代田区の区分図のうち
で港区に接している南西部を、(A)は同じく港区の区
分地図のうちで千代田区に接している北部を、それぞれ
描いてある。上記双方の区を結んで区境と交わる主要道
路が4本有る。本例では、上記4本の道路のそれぞれに
ついて、区境の近傍の道路上に特定の地点を選定し、そ
れぞれの特定の地点に特定の記号(本例では円形マーク
の中に連続数字1〜4を配した)を付してある。双方の
区分地図に付されている同じ記号は、同一の道路上の、
同一の特定地点を標示しているので、道路に関する連続
性が即座に分かる。
とに地図を作成する場合、上記複数の地区に分断された
道路の連続状態を合理的に標示して、複数葉の地図の不
連続性を解消する。 【解決手段】 (B)は東京都千代田区の区分図のうち
で港区に接している南西部を、(A)は同じく港区の区
分地図のうちで千代田区に接している北部を、それぞれ
描いてある。上記双方の区を結んで区境と交わる主要道
路が4本有る。本例では、上記4本の道路のそれぞれに
ついて、区境の近傍の道路上に特定の地点を選定し、そ
れぞれの特定の地点に特定の記号(本例では円形マーク
の中に連続数字1〜4を配した)を付してある。双方の
区分地図に付されている同じ記号は、同一の道路上の、
同一の特定地点を標示しているので、道路に関する連続
性が即座に分かる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広大な地域を複数
の地区に区分して、地区ごとに地図を作成する場合、上
記複数の地区に分断された道路の連続状態を合理的に標
示して、複数葉の地図の不連続性を解消する方法、およ
び、連続性を与えられた複数葉の地図に関するものであ
る。
の地区に区分して、地区ごとに地図を作成する場合、上
記複数の地区に分断された道路の連続状態を合理的に標
示して、複数葉の地図の不連続性を解消する方法、およ
び、連続性を与えられた複数葉の地図に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば地図帳などにおいて、広大な区域
を複数の地区に区分して、地区ごとに別葉の地図を作成
するという手法は一般に広く用いられている。上記の広
大な、とは相対的な大小関係の意であって、我国領土の
全部を都道府県別に区分する場合もあり、大都市を区ご
とに区分する場合もあり、また、全国を緯線と経線とに
よって多数の長方形に区分する場合(いわゆるメッシュ
方式)も有る。ここに別葉とは、異なる紙面もしくは異
なるエリアにという意味であって、1枚の紙の表裏に印
刷された場合も、本発明においては別葉であるとする。
複数葉に区分された地区の間を移動する者は、該複数葉
の地図相互が何のように接続されるのか、その連続性を
理解しなければならない。このため従来一般に、地図の
製作者は上記の連続性が理解し易いように符号を付する
など種々の工夫を凝らしていた。
を複数の地区に区分して、地区ごとに別葉の地図を作成
するという手法は一般に広く用いられている。上記の広
大な、とは相対的な大小関係の意であって、我国領土の
全部を都道府県別に区分する場合もあり、大都市を区ご
とに区分する場合もあり、また、全国を緯線と経線とに
よって多数の長方形に区分する場合(いわゆるメッシュ
方式)も有る。ここに別葉とは、異なる紙面もしくは異
なるエリアにという意味であって、1枚の紙の表裏に印
刷された場合も、本発明においては別葉であるとする。
複数葉に区分された地区の間を移動する者は、該複数葉
の地図相互が何のように接続されるのか、その連続性を
理解しなければならない。このため従来一般に、地図の
製作者は上記の連続性が理解し易いように符号を付する
など種々の工夫を凝らしていた。
【0003】図5は、広大な東京都の地域を23区ごと
に区分して描かれた地図の1例として示した千代田区図
であって、見開いた2ページについて主要道路と鉄道以
外を極度に省略した平面図である。この千代田区の周囲
には、新宿区(西方・図において左上方)、文京区(北
方・図において右上方)、台東区(北東方・図において
右方)、中央区(南東方・図において下方)、および港
区(南西方・図において左方)が位置していて、千代田
区はこれら五つの区に取り囲まれている。鎖線で示した
のは、区と区との間の境界線である。
に区分して描かれた地図の1例として示した千代田区図
であって、見開いた2ページについて主要道路と鉄道以
外を極度に省略した平面図である。この千代田区の周囲
には、新宿区(西方・図において左上方)、文京区(北
方・図において右上方)、台東区(北東方・図において
右方)、中央区(南東方・図において下方)、および港
区(南西方・図において左方)が位置していて、千代田
区はこれら五つの区に取り囲まれている。鎖線で示した
のは、区と区との間の境界線である。
【0004】例えば、この千代田区と港区とを結んでい
る主要道路について考察すると、図の左側の縁付近に記
載したように、青山通り1と、六本木通り2と、桜田通
り3と、日比谷通り4とが有る。前記の青山通り1が地
図の周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至北
青山」と書かれている。図示を省略するが、これと異な
る千代田区図においては、この「至北青山」に代えて
「至渋谷」と書かれている例もある。同じく六本木通り
2が周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至谷
町」と書かれている。この「至谷町」代えて「至六本
木」と書かれている例もある。同じく、桜田通り3が周
辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至神谷町」
と書かれている。この「至神谷町」に代えて「至虎ノ
門」と書かれている例もある。同じく、日比谷通り4が
周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至御成
門」と書かれている。この「至御成門」に代えて「至芝
五」と書かれている例もある。なお、芝五とは芝五丁目
の略であるが、どうして芝ではなくて芝五丁目としてあ
るかは、余程この辺の地理や慣習に明るい者でなければ
分からない(地図を見て道順を探す者は、総じて当該地
周辺の地理に明かるくはないと思われるのであるが)、
ここで、前記の矢印が地図の周辺部から外側を示してい
ることから推察し得るように、本図5に示した千代田区
図においては、千代田区から周辺の区に向かって進出し
て行く者の立場に身を置いて道路の行先を標示してあ
る。このように、この標示はあくまでも図内を走行して
いる者が図外へ進出するときの目標地の選定をすること
が目的であって、不連続性を解消するものではない。こ
れを比喩的に言うならば、矢印方向(進出方向)の自動
車に対する道路標識と同様の内容が矢印に付記されてい
るのである。即ち、周辺区から千代田区内へ進入してく
る自動車に対する道路標識は示されていない。このた
め、千代田区図と周辺区図とを照合する際に、連続性の
理解が難しくなっている。照合の難しさの詳細について
は「発明が解決しようとする課題」の欄で後述すること
とし、ここでは先ず、従来技術の全容を略述する。
る主要道路について考察すると、図の左側の縁付近に記
載したように、青山通り1と、六本木通り2と、桜田通
り3と、日比谷通り4とが有る。前記の青山通り1が地
図の周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至北
青山」と書かれている。図示を省略するが、これと異な
る千代田区図においては、この「至北青山」に代えて
「至渋谷」と書かれている例もある。同じく六本木通り
2が周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至谷
町」と書かれている。この「至谷町」代えて「至六本
木」と書かれている例もある。同じく、桜田通り3が周
辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至神谷町」
と書かれている。この「至神谷町」に代えて「至虎ノ
門」と書かれている例もある。同じく、日比谷通り4が
周辺で切られている箇所には、矢印に添えて「至御成
門」と書かれている。この「至御成門」に代えて「至芝
五」と書かれている例もある。なお、芝五とは芝五丁目
の略であるが、どうして芝ではなくて芝五丁目としてあ
るかは、余程この辺の地理や慣習に明るい者でなければ
分からない(地図を見て道順を探す者は、総じて当該地
周辺の地理に明かるくはないと思われるのであるが)、
ここで、前記の矢印が地図の周辺部から外側を示してい
ることから推察し得るように、本図5に示した千代田区
図においては、千代田区から周辺の区に向かって進出し
て行く者の立場に身を置いて道路の行先を標示してあ
る。このように、この標示はあくまでも図内を走行して
いる者が図外へ進出するときの目標地の選定をすること
が目的であって、不連続性を解消するものではない。こ
れを比喩的に言うならば、矢印方向(進出方向)の自動
車に対する道路標識と同様の内容が矢印に付記されてい
るのである。即ち、周辺区から千代田区内へ進入してく
る自動車に対する道路標識は示されていない。このた
め、千代田区図と周辺区図とを照合する際に、連続性の
理解が難しくなっている。照合の難しさの詳細について
は「発明が解決しようとする課題」の欄で後述すること
とし、ここでは先ず、従来技術の全容を略述する。
【0005】図6は、前掲の図5に示した千代田区の南
西側に隣接して位置する港区の区分地図であって、見開
いた2ページについて主要道路と鉄道以外を極度に省略
した平面図である。本図6の中央に港区が大きく描か
れ、図の右上方(北東側)の隅に千代田区の一部分が描
かれている。この港区図においても、その周辺で道路が
切られている箇所には進出方向の矢印に添えて行先の地
名が記されている。図7は、前掲の図5に示した千代田
区図と図6に示した港区図とを対照するために示したも
ので、(A)は見開いたままの状態の港区図、(B)は
同じく千代田区図の平面図である。港区図(A)におい
て北はやや右下がり右方であり、千代田区図における北
は右上方である。なお、図には表れていないが港区図
(A)は1/17,500の縮尺で描かれ、千代田区図
(B)は1/13,200の縮尺で描かれている。この
ような差を生じるのは、規定寸法の枠内に対象行政区画
をなるべく大きい縮尺で描くためであって、一般に広い
行政区画の縮尺は小さくなる傾向を有し、狭い行政区画
の縮尺は大きくなる傾向を有している。詳しくは、必ず
しも縮尺のみで決まるのではなく、その行政区画の輪郭
に外接する長方形の大小によって決まる。前掲の図5,
図6に例示した東京都区分地図帳の中で、いわゆる東京
23区の区分図で最も大きい縮尺は千代田区の1/1
3,200であり、最も小さい縮尺は足立区の1/3
0,700である。このように、縮尺の数値が有効数値
3桁の半端な値になっている処にも、「少しでもより詳
細な地図(大縮尺の地図)にしたい」という、制作者の
意欲と願望が滲みでている。そして、結果においては同
じ地図帳の中の区分図中における最大縮尺を最小縮尺と
の比率が2倍以上になっている。さらに、各区分図は必
ずしも「図の上方を北にする」という原則が守られてい
ない。先に例示した東京都区分地図帳の東京23区の2
3葉の区分図の内で、北がほぼ真上になっているものは
5葉(正確に真上は1葉のみ)である。そして、各区の
輪郭は不規則な形状であって長方形ではないから、各区
の区分図の周辺部には隣接区が描かれている。例えば図
6(港区図)の図の右上方に千代田区の一部が描かれて
いる。当該区でない周囲区については、彩色を簡略化す
るなどの省略図法が用いられるが、道路(少なくとも主
要道路)は省略されずに記載されている。例えば、図7
において斑点を付して示した不正四辺形は、主要道路で
囲まれた部分の1例として示したもの(政治中枢の永田
町)であって、千代田区に属しているが、港区図(A
図)にも描かれている。主要道路で囲まれた地区が
(A)図にも(B)図にもダブって描かれていることか
ら明らかなように、道路が区境と交わっている箇所の周
辺は、双方の区分図に描かれ、その一部分はダブって描
かれている。(A),(B)両図の斑点部分(永田町)
を比べてみると、両図の縮尺が同一でないこと、およ
び、方位が同一でないことを理解することができる。
西側に隣接して位置する港区の区分地図であって、見開
いた2ページについて主要道路と鉄道以外を極度に省略
した平面図である。本図6の中央に港区が大きく描か
れ、図の右上方(北東側)の隅に千代田区の一部分が描
かれている。この港区図においても、その周辺で道路が
切られている箇所には進出方向の矢印に添えて行先の地
名が記されている。図7は、前掲の図5に示した千代田
区図と図6に示した港区図とを対照するために示したも
ので、(A)は見開いたままの状態の港区図、(B)は
同じく千代田区図の平面図である。港区図(A)におい
て北はやや右下がり右方であり、千代田区図における北
は右上方である。なお、図には表れていないが港区図
(A)は1/17,500の縮尺で描かれ、千代田区図
(B)は1/13,200の縮尺で描かれている。この
ような差を生じるのは、規定寸法の枠内に対象行政区画
をなるべく大きい縮尺で描くためであって、一般に広い
行政区画の縮尺は小さくなる傾向を有し、狭い行政区画
の縮尺は大きくなる傾向を有している。詳しくは、必ず
しも縮尺のみで決まるのではなく、その行政区画の輪郭
に外接する長方形の大小によって決まる。前掲の図5,
図6に例示した東京都区分地図帳の中で、いわゆる東京
23区の区分図で最も大きい縮尺は千代田区の1/1
3,200であり、最も小さい縮尺は足立区の1/3
0,700である。このように、縮尺の数値が有効数値
3桁の半端な値になっている処にも、「少しでもより詳
細な地図(大縮尺の地図)にしたい」という、制作者の
意欲と願望が滲みでている。そして、結果においては同
じ地図帳の中の区分図中における最大縮尺を最小縮尺と
の比率が2倍以上になっている。さらに、各区分図は必
ずしも「図の上方を北にする」という原則が守られてい
ない。先に例示した東京都区分地図帳の東京23区の2
3葉の区分図の内で、北がほぼ真上になっているものは
5葉(正確に真上は1葉のみ)である。そして、各区の
輪郭は不規則な形状であって長方形ではないから、各区
の区分図の周辺部には隣接区が描かれている。例えば図
6(港区図)の図の右上方に千代田区の一部が描かれて
いる。当該区でない周囲区については、彩色を簡略化す
るなどの省略図法が用いられるが、道路(少なくとも主
要道路)は省略されずに記載されている。例えば、図7
において斑点を付して示した不正四辺形は、主要道路で
囲まれた部分の1例として示したもの(政治中枢の永田
町)であって、千代田区に属しているが、港区図(A
図)にも描かれている。主要道路で囲まれた地区が
(A)図にも(B)図にもダブって描かれていることか
ら明らかなように、道路が区境と交わっている箇所の周
辺は、双方の区分図に描かれ、その一部分はダブって描
かれている。(A),(B)両図の斑点部分(永田町)
を比べてみると、両図の縮尺が同一でないこと、およ
び、方位が同一でないことを理解することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前掲の図7に示したよ
うに、不規則な境界線(詳しくは不規則に屈曲している
曲線)で区分されている二つの地区を結んでいる道路が
上記の境界線を通過している場合、それぞれの地区が描
かれている地図の相互について、前記の道路の繋がり具
合を理解することが容易でない。例えば図7(A)の港
区図の右側の縁a−bと、(B)の千代田区図の左側の
縁c−dとは異なる線であるから、(A)図の右辺と
(B)図の左辺とを突き合わせてみても道路は繋がらな
い。同様の不連続は、メッシュ式で区分された地図相互
においても生じる。図8は、広大な地域の1例としての
関東主要部をメッシュ方式で21地区に区分した場合の
ページ数を索引するための目次として使用するように制
作された平面図である。この例では境界線が東西・南北
の直線であるから、例えばページ数315を付されてい
る葉とページ数313を付されている葉とを左右に並べ
ると、縁と縁とが対応する。しかしながら、例えばペー
ジ数315を付されている葉とページ数303を付され
ている葉とを上下に並べても、左右方向(東西方向)に
ずれていて繋がらない。さらに、例えばページ数283
を付されている葉とページ数285を付されている葉と
は、縁同士を接せしめて並べただけでは何のようにずら
しても繋がらない。すなわち不連続である。
うに、不規則な境界線(詳しくは不規則に屈曲している
曲線)で区分されている二つの地区を結んでいる道路が
上記の境界線を通過している場合、それぞれの地区が描
かれている地図の相互について、前記の道路の繋がり具
合を理解することが容易でない。例えば図7(A)の港
区図の右側の縁a−bと、(B)の千代田区図の左側の
縁c−dとは異なる線であるから、(A)図の右辺と
(B)図の左辺とを突き合わせてみても道路は繋がらな
い。同様の不連続は、メッシュ式で区分された地図相互
においても生じる。図8は、広大な地域の1例としての
関東主要部をメッシュ方式で21地区に区分した場合の
ページ数を索引するための目次として使用するように制
作された平面図である。この例では境界線が東西・南北
の直線であるから、例えばページ数315を付されてい
る葉とページ数313を付されている葉とを左右に並べ
ると、縁と縁とが対応する。しかしながら、例えばペー
ジ数315を付されている葉とページ数303を付され
ている葉とを上下に並べても、左右方向(東西方向)に
ずれていて繋がらない。さらに、例えばページ数283
を付されている葉とページ数285を付されている葉と
は、縁同士を接せしめて並べただけでは何のようにずら
しても繋がらない。すなわち不連続である。
【0007】別葉に構成された区分図の連続性につい
て、さらに考察を進めてみるに、地図帳のページを繰っ
て見るとき、図7に示したように港区図(A)と千代田
区図(B)とを並べて同時に両方の図を見ることは出来
ない。(図6参照)いま、港区内の何れかの地点から千
代田区の四ッ谷へ行こうとして自動車を運転していると
すると、鎖線で囲んで示したD部の標示に注意を向け
る。このD部に「至四谷」という矢印が有るので、港区
内の何処に居ても、この図6の港区図によって矢印eも
しくは矢印fのごとく、D部に到達することができ、そ
の途中で地点gもしくは地点fを通過したとき、区境を
越えて千代田区内に入ったことを知り得る。ところが、
矢印eもしくは矢印fのようにD部まで来ると、その先
は、この図6の港区図には載っていないので図5の千代
田区図のページを開いて見ることになる。図5を見る
と、図の左上の隅に目的地である四ッ谷を見出だすこと
ができるが、この時、自分が千代田区内の何処を何の方
向に走っているのかを見失ってしまう。実は、図6(港
区図)のD部に差しかかって図5(千代田区図)を見た
とき、本図5に矢印iで示した地点を矢印i方向に走っ
ているのであるが、この千代田区図には上記の矢印iが
印刷されていないので、余程千代田区内の地理に明るい
者でなければ、自分が今、矢印iの位置・方向で走行し
ていることが分からない(千代田区の地理に明るい者で
あれば、四ッ谷へ行くのに地図を開いて見ることは無い
であろうから、地図を開いて見る者にとっては自己の位
置・方向を知ることが至難である)。この場合、千代田
区内の地理には暗くても、地図を読むことに熟練してい
る者であれば、図6(港区図)のD部に達したとき、自
分が微北北東に向かって走行していることを認識するこ
とができるので、図5(千代田区図)を開いたとき、自
分が図の右上方向上寄りに向かって走っていることを推
察できる。しかし、図上の何の地点を右上方向上寄りに
向かっているのかは分からない。
て、さらに考察を進めてみるに、地図帳のページを繰っ
て見るとき、図7に示したように港区図(A)と千代田
区図(B)とを並べて同時に両方の図を見ることは出来
ない。(図6参照)いま、港区内の何れかの地点から千
代田区の四ッ谷へ行こうとして自動車を運転していると
すると、鎖線で囲んで示したD部の標示に注意を向け
る。このD部に「至四谷」という矢印が有るので、港区
内の何処に居ても、この図6の港区図によって矢印eも
しくは矢印fのごとく、D部に到達することができ、そ
の途中で地点gもしくは地点fを通過したとき、区境を
越えて千代田区内に入ったことを知り得る。ところが、
矢印eもしくは矢印fのようにD部まで来ると、その先
は、この図6の港区図には載っていないので図5の千代
田区図のページを開いて見ることになる。図5を見る
と、図の左上の隅に目的地である四ッ谷を見出だすこと
ができるが、この時、自分が千代田区内の何処を何の方
向に走っているのかを見失ってしまう。実は、図6(港
区図)のD部に差しかかって図5(千代田区図)を見た
とき、本図5に矢印iで示した地点を矢印i方向に走っ
ているのであるが、この千代田区図には上記の矢印iが
印刷されていないので、余程千代田区内の地理に明るい
者でなければ、自分が今、矢印iの位置・方向で走行し
ていることが分からない(千代田区の地理に明るい者で
あれば、四ッ谷へ行くのに地図を開いて見ることは無い
であろうから、地図を開いて見る者にとっては自己の位
置・方向を知ることが至難である)。この場合、千代田
区内の地理には暗くても、地図を読むことに熟練してい
る者であれば、図6(港区図)のD部に達したとき、自
分が微北北東に向かって走行していることを認識するこ
とができるので、図5(千代田区図)を開いたとき、自
分が図の右上方向上寄りに向かって走っていることを推
察できる。しかし、図上の何の地点を右上方向上寄りに
向かっているのかは分からない。
【0008】図9は、港区図に対して千代田区図を、
「方位を揃えて」並べた状態を模式的に描いた説明図で
あって、(A)は見開いた状態から右回り(時計方向)
に90度回転させた状態の港区図を描き、(B)は上記
港区図の方位と合わせるように左に傾けた千代田区図を
描いてある。地図を読むことに熟達していても、上掲の
図9のように並べた双方の地図を見くらべて自己の位置
を走行方向を見出だすには相当の手間ひまを要し、運転
しながら出来ることではない。まして、本図9のように
双方の区分地図を見くらべることが出来ず、港区のペー
ジと千代田区のページとを交互に開き見て、記憶力の助
けを借りて頭の中で比べなければならないから、一般の
ユーザーにとっては極めて困難な作業である。図10は
仮想の模式図であって、前掲の図9に示したように方位
を揃えた港区図と千代田区図とを平行移動させて接近さ
せ、港区図に描かれている新橋駅5と千代田区図に描か
れている新橋駅5とを一致させるように双方の区分図を
部分的に重ね合わせてある。この図10に見られるよう
に、新橋駅5同士を重ね合わせると、双方の区分図の東
海直線はほぼ一致して重なり合うが、主要道路は全くず
れてしまって重ならない。その理由は、双方の区分図の
縮尺が異なっているからである。従って、新橋駅5から
離れるほど、ずれ量が大きくなっている。
「方位を揃えて」並べた状態を模式的に描いた説明図で
あって、(A)は見開いた状態から右回り(時計方向)
に90度回転させた状態の港区図を描き、(B)は上記
港区図の方位と合わせるように左に傾けた千代田区図を
描いてある。地図を読むことに熟達していても、上掲の
図9のように並べた双方の地図を見くらべて自己の位置
を走行方向を見出だすには相当の手間ひまを要し、運転
しながら出来ることではない。まして、本図9のように
双方の区分地図を見くらべることが出来ず、港区のペー
ジと千代田区のページとを交互に開き見て、記憶力の助
けを借りて頭の中で比べなければならないから、一般の
ユーザーにとっては極めて困難な作業である。図10は
仮想の模式図であって、前掲の図9に示したように方位
を揃えた港区図と千代田区図とを平行移動させて接近さ
せ、港区図に描かれている新橋駅5と千代田区図に描か
れている新橋駅5とを一致させるように双方の区分図を
部分的に重ね合わせてある。この図10に見られるよう
に、新橋駅5同士を重ね合わせると、双方の区分図の東
海直線はほぼ一致して重なり合うが、主要道路は全くず
れてしまって重ならない。その理由は、双方の区分図の
縮尺が異なっているからである。従って、新橋駅5から
離れるほど、ずれ量が大きくなっている。
【0009】いま仮に、港区図を透明なシートに印刷し
て千代田区図の上に部分的に重ねてみたとしても図10
のようにしかならないので、別葉(別ページ)に印刷さ
れた港区図と千代田区図との連続性を読みとることは非
常に難しく、実際問題としては、第1の区分図(例えば
港区図)の周辺に達したとき、何町何丁目付近を何の方
向に走っているかを探し出し、次いで第2の区分図(例
えば千代田区図)を見て同町同番地を探すか、または、
著明な建造物(例えば官公庁,学校,モニュメント,建
造物など)を頼りにして自分の位置を図上で探すことが
必要であって、多大の時間と手数とを要し、しかも判断
を誤る虞れが少なくなかった。本発明は上述の事情に鑑
みて為されたものであって、複数葉に区分された地図相
互の間における道路の連続状態を簡単に、かつ明確に標
示して不連続性を解消する方法、および、連続性を有す
る複数葉より成る地図を提供することを目的とする。
て千代田区図の上に部分的に重ねてみたとしても図10
のようにしかならないので、別葉(別ページ)に印刷さ
れた港区図と千代田区図との連続性を読みとることは非
常に難しく、実際問題としては、第1の区分図(例えば
港区図)の周辺に達したとき、何町何丁目付近を何の方
向に走っているかを探し出し、次いで第2の区分図(例
えば千代田区図)を見て同町同番地を探すか、または、
著明な建造物(例えば官公庁,学校,モニュメント,建
造物など)を頼りにして自分の位置を図上で探すことが
必要であって、多大の時間と手数とを要し、しかも判断
を誤る虞れが少なくなかった。本発明は上述の事情に鑑
みて為されたものであって、複数葉に区分された地図相
互の間における道路の連続状態を簡単に、かつ明確に標
示して不連続性を解消する方法、および、連続性を有す
る複数葉より成る地図を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに創作した本発明の基本的原理について、その1実施
形態に対応する図2を参照して略述すると次のとおりで
ある。すなわち、(B)は東京都千代田区の区分地図の
うちで港区に接している南西部を、(A)は同じく港区
の区分地図のうちで千代田区に接している北部を、それ
ぞれ描いてある。上記双方の区を結んで区境と交わる主
要道路が4本有る。本例では、上記4本の道路のそれぞ
れについて、区境の近傍の道路上に特定の地点を選定
し、それぞれの特定の地点に特定の記号(本例では円形
マークの中に連続数字1〜4を配した)を付してある。
双方の区分地図に付されている同じ記号は、同一の道路
上の、同一の特定地点を標示しているので、道路に関す
る連続性が即座に分かる。
めに創作した本発明の基本的原理について、その1実施
形態に対応する図2を参照して略述すると次のとおりで
ある。すなわち、(B)は東京都千代田区の区分地図の
うちで港区に接している南西部を、(A)は同じく港区
の区分地図のうちで千代田区に接している北部を、それ
ぞれ描いてある。上記双方の区を結んで区境と交わる主
要道路が4本有る。本例では、上記4本の道路のそれぞ
れについて、区境の近傍の道路上に特定の地点を選定
し、それぞれの特定の地点に特定の記号(本例では円形
マークの中に連続数字1〜4を配した)を付してある。
双方の区分地図に付されている同じ記号は、同一の道路
上の、同一の特定地点を標示しているので、道路に関す
る連続性が即座に分かる。
【0011】以上に説明した原理に基づいて請求項1に
係る発明方法の構成は、不規則な境界線によって区分さ
れている第1の地区と第2の地区とが有り、主として第
1の地区を描いた地図と、主として第2の地区を描いた
地図とが別葉になっており、かつ、上記双方の地区を結
ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、第1の地区を
描いた地図に表されている道路と、第2の地区を描いた
地図に表されている道路とが連続していることを地図上
に標示して、双方の地図の不連続性を解消する方法にお
いて、前記の道路が境界線と交わっている箇所の近傍に
位置せしめて、該道路上の特定の地点を選定し、主とし
て第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、およ
び、主として第2の地点を描いた地図上の前記特定の地
点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の記号
を付することを特徴とする。以上に説明した請求項1の
発明方法によると、第1の地区と第2の地区との間の境
界線と交わって双方の地区を結んでいる道路に対して、
同一の記号が付される。詳しくは、双方の地区を結んで
いる1本の道路が別葉の区分図のそれぞれに分断されて
いる状態で、該道路が「第1の地区を描いた区分図に表
されている部分」と、「第2の地区を描いた区分図に表
されている部分」とのそれぞれに、同じ特定の記号が付
されるので、当該道路が連続した1本の道路であること
が標示される。そして、1本の道路に対して該道路を特
定する記号を付されるので、他の道路との識別が明瞭に
なり、他の道路と混同される虞れが無くなる。更に、上
記特定の記号は、道路上の特定の地点を指示しているの
で「第1の地区を描いた区分図上の特定の記号」と、
「第2の地区を描いた区分図上の特定の記号」とを重ね
合わせた状態を考察すると(必ずしも実体の物品である
区分図を相互に重ね合わさなくても、頭の中で重ね合わ
せれば足りる)、第1,第2双方の地区の区分図上にお
ける特定の地点が明確に照合される。不規則な境界線で
区分されている地区を別葉に描かれた区分地図の特性と
して双方の地区を結んで境界線と交わっている道路の一
部分(周辺部)が双方の区分図にダブって描かれる。こ
のため、前記のごとく、双方の区分図に描かれている道
路上の特定の地点を迅速容易に対比照合して、その連続
性を直感的に理解できることの実用的価値は多大であ
る。この請求項1の構成における特定の記号は、「道路
が境界線と交わっている箇所の近傍」に設けなければな
らないが、必ずしも「道路が境界線と交わっている箇
所」であることを要せず、その近傍で良い。このよう
に、記号位置の自由度が大きいことは、本発明の実施を
容易ならしめ、その実用的価値を上昇させる。その理由
は、主要道路が境界線と交わっている地点に重要な事物
(例えば公共性の高い建造物や著名な旧跡など)が有る
場合、「道路上の特定の地点」を、その近傍という範囲
内で選定できるから、地図上で二つの記号の重なりを避
け得ないという困難を免れる。
係る発明方法の構成は、不規則な境界線によって区分さ
れている第1の地区と第2の地区とが有り、主として第
1の地区を描いた地図と、主として第2の地区を描いた
地図とが別葉になっており、かつ、上記双方の地区を結
ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、第1の地区を
描いた地図に表されている道路と、第2の地区を描いた
地図に表されている道路とが連続していることを地図上
に標示して、双方の地図の不連続性を解消する方法にお
いて、前記の道路が境界線と交わっている箇所の近傍に
位置せしめて、該道路上の特定の地点を選定し、主とし
て第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、およ
び、主として第2の地点を描いた地図上の前記特定の地
点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の記号
を付することを特徴とする。以上に説明した請求項1の
発明方法によると、第1の地区と第2の地区との間の境
界線と交わって双方の地区を結んでいる道路に対して、
同一の記号が付される。詳しくは、双方の地区を結んで
いる1本の道路が別葉の区分図のそれぞれに分断されて
いる状態で、該道路が「第1の地区を描いた区分図に表
されている部分」と、「第2の地区を描いた区分図に表
されている部分」とのそれぞれに、同じ特定の記号が付
されるので、当該道路が連続した1本の道路であること
が標示される。そして、1本の道路に対して該道路を特
定する記号を付されるので、他の道路との識別が明瞭に
なり、他の道路と混同される虞れが無くなる。更に、上
記特定の記号は、道路上の特定の地点を指示しているの
で「第1の地区を描いた区分図上の特定の記号」と、
「第2の地区を描いた区分図上の特定の記号」とを重ね
合わせた状態を考察すると(必ずしも実体の物品である
区分図を相互に重ね合わさなくても、頭の中で重ね合わ
せれば足りる)、第1,第2双方の地区の区分図上にお
ける特定の地点が明確に照合される。不規則な境界線で
区分されている地区を別葉に描かれた区分地図の特性と
して双方の地区を結んで境界線と交わっている道路の一
部分(周辺部)が双方の区分図にダブって描かれる。こ
のため、前記のごとく、双方の区分図に描かれている道
路上の特定の地点を迅速容易に対比照合して、その連続
性を直感的に理解できることの実用的価値は多大であ
る。この請求項1の構成における特定の記号は、「道路
が境界線と交わっている箇所の近傍」に設けなければな
らないが、必ずしも「道路が境界線と交わっている箇
所」であることを要せず、その近傍で良い。このよう
に、記号位置の自由度が大きいことは、本発明の実施を
容易ならしめ、その実用的価値を上昇させる。その理由
は、主要道路が境界線と交わっている地点に重要な事物
(例えば公共性の高い建造物や著名な旧跡など)が有る
場合、「道路上の特定の地点」を、その近傍という範囲
内で選定できるから、地図上で二つの記号の重なりを避
け得ないという困難を免れる。
【0012】請求項2に係る発明方法の構成は、前記請
求項1の発明方法の構成要件に加えて、前記の特定の地
点は、道路が境界線と交わる箇所の一つについて1個と
するとともに、複数の道路に対応せしめて相互に異なる
特定の記号を設け、かつ、上記特定の記号は、円形,半
円形,扇形,楕円形,卵形,長円形,多角形,各種星
形,括弧,ハート,スペード,クラブ,ダイヤおよび、
これらに類似する図形の少なくとも1種類を含む図形の
中に文字を配したものであることを特徴とする。以上に
説明した請求項2の発明によると、第1の地区と第2の
地区とを結んで境界線と交わる道路が複数本敷設されて
いる場合、それぞれの道路ごとに特定の地点を選定して
特定の記号が付されるので、複数の道路それぞれの識別
を直感的に可能ならしめる。さらに上記の記号のそれぞ
れは双方の地区の境界線近傍に位置せしめられ、かつ、
それぞれの記号は道路上の特定の地点を表しているの
で、第1の地区を描いた地図に付されている複数個の特
定の記号の並びと、第2の地区を描いた地図に付されて
いる複数個の特定の記号の並びとを見比べると、双方の
地図の間における方位の関係が容易に、しかも迅速に理
解される(例えば本発明の1実施形態を示した図2の
(A),(B)両図のそれぞれに付されている特定の記
号の並びを見れば、地図を傾けたりなどしなくても、同
じく図3の(A),(B)両図のように双方の地図の方
位を揃えた状態を直感的に頭の中に描くことができ
る)。その上、本請求項2の構成に係る特定の記号は、
円形,星形などのように名前を持った図形の中に文字が
配されているので、別葉の地図同士を僅少の時間差で見
比べるとき、例えば「丸に3」というように頭の中に記
憶して該特定の記号を探すことができるので、熟練を要
しないで確実に記号を対比して照合することができる。
さらに本請求項2に係る特定の記号のそれぞれは、図形
と文字との組合せによって構成されているので、N種類
の図形とM種類の文字とを組み合わせてN×M種類の記
号を作り出すことが出来る。これにより、複雑な道路網
の接続状態を標示するために多数の特定の記号を必要と
する場合であっても対応可能であり、記号相互が類似で
あるために混同するといった不具合を招く虞れが無い。
求項1の発明方法の構成要件に加えて、前記の特定の地
点は、道路が境界線と交わる箇所の一つについて1個と
するとともに、複数の道路に対応せしめて相互に異なる
特定の記号を設け、かつ、上記特定の記号は、円形,半
円形,扇形,楕円形,卵形,長円形,多角形,各種星
形,括弧,ハート,スペード,クラブ,ダイヤおよび、
これらに類似する図形の少なくとも1種類を含む図形の
中に文字を配したものであることを特徴とする。以上に
説明した請求項2の発明によると、第1の地区と第2の
地区とを結んで境界線と交わる道路が複数本敷設されて
いる場合、それぞれの道路ごとに特定の地点を選定して
特定の記号が付されるので、複数の道路それぞれの識別
を直感的に可能ならしめる。さらに上記の記号のそれぞ
れは双方の地区の境界線近傍に位置せしめられ、かつ、
それぞれの記号は道路上の特定の地点を表しているの
で、第1の地区を描いた地図に付されている複数個の特
定の記号の並びと、第2の地区を描いた地図に付されて
いる複数個の特定の記号の並びとを見比べると、双方の
地図の間における方位の関係が容易に、しかも迅速に理
解される(例えば本発明の1実施形態を示した図2の
(A),(B)両図のそれぞれに付されている特定の記
号の並びを見れば、地図を傾けたりなどしなくても、同
じく図3の(A),(B)両図のように双方の地図の方
位を揃えた状態を直感的に頭の中に描くことができ
る)。その上、本請求項2の構成に係る特定の記号は、
円形,星形などのように名前を持った図形の中に文字が
配されているので、別葉の地図同士を僅少の時間差で見
比べるとき、例えば「丸に3」というように頭の中に記
憶して該特定の記号を探すことができるので、熟練を要
しないで確実に記号を対比して照合することができる。
さらに本請求項2に係る特定の記号のそれぞれは、図形
と文字との組合せによって構成されているので、N種類
の図形とM種類の文字とを組み合わせてN×M種類の記
号を作り出すことが出来る。これにより、複雑な道路網
の接続状態を標示するために多数の特定の記号を必要と
する場合であっても対応可能であり、記号相互が類似で
あるために混同するといった不具合を招く虞れが無い。
【0013】請求項3に係る発明方法の構成は、前記請
求項1の発明方法の構成要件に加えて、前記第1の地区
の周囲に、不規則な境界線で区分された第2の地区ない
し第Nの地区(ただし、Nは3もしくはそれ以上の整
数)が存在していて、それぞれの地区を別葉の地図と
し、上記N個の地区のうち、相互に隣接する地区を結ぶ
道路が境界線と交わっている箇所の近傍に位置せしめ
て、上記の交わっている箇所ごとに道路上の特定の地点
を選定し、別葉の地図上に表されている特定の地点ごと
に、他の記号と識別し得る特定の記号を付することを特
徴とする。以上に説明した請求項3の発明方法による
と、第1の地区に隣接する複数個の地区が該第1の地区
を取り囲んでいて、これら複数個の地区と第1の地区と
を結ぶ道路が境界線と交わっている場合、上記第1の地
区と第2の地区とを結んでいる道路の連続性を標示する
のみでなく、前記複数個の地区のそれぞれと第1の地区
とを結ぶ複数本の道路についても接続状態が標示され
る。この請求項3の適用対象である「不規則な境界線で
区分された地区」は、地図業界の実情においては行政区
画である場合が圧倒的に多く、かつ、行政区画の中では
「複数個の隣接行政区画」を有している例が非常に多い
(例えば東京23区の中で、隣接区の数が2のもの1
区、同じく3のもの8区、同じく4のもの6区、同じく
5のもの8区である。大阪市24区,名古屋市16区に
おいてもほぼ同様の傾向である)。こうした実情に鑑み
ると、隣接する複数個の区との境界における道路の連続
状態の標示(区分地図相互の不連続性の解消)は多大の
実用的価値を有する。
求項1の発明方法の構成要件に加えて、前記第1の地区
の周囲に、不規則な境界線で区分された第2の地区ない
し第Nの地区(ただし、Nは3もしくはそれ以上の整
数)が存在していて、それぞれの地区を別葉の地図と
し、上記N個の地区のうち、相互に隣接する地区を結ぶ
道路が境界線と交わっている箇所の近傍に位置せしめ
て、上記の交わっている箇所ごとに道路上の特定の地点
を選定し、別葉の地図上に表されている特定の地点ごと
に、他の記号と識別し得る特定の記号を付することを特
徴とする。以上に説明した請求項3の発明方法による
と、第1の地区に隣接する複数個の地区が該第1の地区
を取り囲んでいて、これら複数個の地区と第1の地区と
を結ぶ道路が境界線と交わっている場合、上記第1の地
区と第2の地区とを結んでいる道路の連続性を標示する
のみでなく、前記複数個の地区のそれぞれと第1の地区
とを結ぶ複数本の道路についても接続状態が標示され
る。この請求項3の適用対象である「不規則な境界線で
区分された地区」は、地図業界の実情においては行政区
画である場合が圧倒的に多く、かつ、行政区画の中では
「複数個の隣接行政区画」を有している例が非常に多い
(例えば東京23区の中で、隣接区の数が2のもの1
区、同じく3のもの8区、同じく4のもの6区、同じく
5のもの8区である。大阪市24区,名古屋市16区に
おいてもほぼ同様の傾向である)。こうした実情に鑑み
ると、隣接する複数個の区との境界における道路の連続
状態の標示(区分地図相互の不連続性の解消)は多大の
実用的価値を有する。
【0014】請求項4に係る発明方法の構成は、東西も
しくは南北の、または直交する直線状の境界線によって
区分されている第1の地区と第2の地区とが有り、主と
して第1の地区を描いた地区と、主として第2の地区を
描いた地図とが別葉になっており、かつ、上記双方の地
区を結ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、第1の
地区を描いた地図に表されている道路と、第2の地区を
描いた地図に表されている道路とが連続していることを
地図上に標示して、双方の地図の不連続性を解消する方
法において、前記の道路が直線状の境界線と交わってい
る箇所の至近に位置せしめて、特定の地点を設定し、主
として第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、お
よび、主として第2の地区を描いた地図上の前記特定の
地点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の記
号を付することを特徴とする。以上に説明した請求項4
の発明方法によると、経線と緯線によって、または直交
する直線によって長方形に区分された別葉の地図におい
て、二つの地区を結んでいる道路の連続状態を地図上に
明確に標示することができ、ユーザーは迅速容易に別葉
の地図相互間の連続状態を直感的に認識できる。大都市
を区分して区分図を制作する場合は、ほとんどの場合
は、行政区ごとに区分するので境界線は不規則に屈曲す
る曲線になるが、例えば関東とか、関東甲信越とか、中
国四国などという広範囲を1冊の地図帳とする場合は南
北の直線(経線)および/または東西の直線(緯線)で
長方形に区分する、いわゆるメッシュ方式が多く用いら
れるので、経線および/または緯線で別葉に分断された
道路の連続状態を標示することの重要性および利用頻度
は非常に大きい(例えば株式会社武揚堂発行の10万分
の1関東甲信越地図帳(ビッグマップ)に従って東京か
ら仙台まで国道4号線を走行すると、経線で切られた地
図の周縁を6回、緯線で切られた地図の周縁を10回通
過して、次々の別葉の地図を見てゆかねばならない)。
このような実情であるから、経線,緯線で区分された別
葉の地図相互の接続状態を迅速・容易に読み取り得るこ
との実用的価値は多大である。上述のような使用をユー
ザーの立場から見ると、地図帳の或るページから次のペ
ージに移ってゆくという単純な移動の繰り返しであっ
て、或るページの地区から周囲の地区へ同時に放射状に
移動することは無いから、本請求項4の構成によって第
1の地区の地図に描かれている道路と、第2の地区に描
かれている道路との連続状態を知れば足り、自分が目的
地まで辿ってゆく道路以外の道路の連続状態を知ること
の必要性は極めて小さい。
しくは南北の、または直交する直線状の境界線によって
区分されている第1の地区と第2の地区とが有り、主と
して第1の地区を描いた地区と、主として第2の地区を
描いた地図とが別葉になっており、かつ、上記双方の地
区を結ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、第1の
地区を描いた地図に表されている道路と、第2の地区を
描いた地図に表されている道路とが連続していることを
地図上に標示して、双方の地図の不連続性を解消する方
法において、前記の道路が直線状の境界線と交わってい
る箇所の至近に位置せしめて、特定の地点を設定し、主
として第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、お
よび、主として第2の地区を描いた地図上の前記特定の
地点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の記
号を付することを特徴とする。以上に説明した請求項4
の発明方法によると、経線と緯線によって、または直交
する直線によって長方形に区分された別葉の地図におい
て、二つの地区を結んでいる道路の連続状態を地図上に
明確に標示することができ、ユーザーは迅速容易に別葉
の地図相互間の連続状態を直感的に認識できる。大都市
を区分して区分図を制作する場合は、ほとんどの場合
は、行政区ごとに区分するので境界線は不規則に屈曲す
る曲線になるが、例えば関東とか、関東甲信越とか、中
国四国などという広範囲を1冊の地図帳とする場合は南
北の直線(経線)および/または東西の直線(緯線)で
長方形に区分する、いわゆるメッシュ方式が多く用いら
れるので、経線および/または緯線で別葉に分断された
道路の連続状態を標示することの重要性および利用頻度
は非常に大きい(例えば株式会社武揚堂発行の10万分
の1関東甲信越地図帳(ビッグマップ)に従って東京か
ら仙台まで国道4号線を走行すると、経線で切られた地
図の周縁を6回、緯線で切られた地図の周縁を10回通
過して、次々の別葉の地図を見てゆかねばならない)。
このような実情であるから、経線,緯線で区分された別
葉の地図相互の接続状態を迅速・容易に読み取り得るこ
との実用的価値は多大である。上述のような使用をユー
ザーの立場から見ると、地図帳の或るページから次のペ
ージに移ってゆくという単純な移動の繰り返しであっ
て、或るページの地区から周囲の地区へ同時に放射状に
移動することは無いから、本請求項4の構成によって第
1の地区の地図に描かれている道路と、第2の地区に描
かれている道路との連続状態を知れば足り、自分が目的
地まで辿ってゆく道路以外の道路の連続状態を知ること
の必要性は極めて小さい。
【0015】請求項5に係る発明方法の構成は、前記請
求項4の発明方法の構成要件に加えて、前記の特定の記
号は、円形,卵形,長円形,楕円形,三角形,四角形,
五角形,六角形,星形,および、その他の「名称を有す
る図形」の中から1種類もしくは複数種類、またはこれ
らの組み合わせを選定し、かつ、上記図形の中に「互い
に連続性を有する文字」の1文字もしくは複数文字を配
したものであることを特徴とする。以上に説明した請求
項5の発明方法によると、複数本ないし多数本の道路に
対して、それぞれ明確に他と識別し得る特定の記号を付
することができて便利である。本請求項が適用の対象と
するメッシュ式区分地図帳は、多くの場合、多数葉の区
分図(例えば100葉程度)によって広大な地域をカバ
ーするので、この地域の中に敷設されている主要道路の
数は、国道,都道府県道,市町村道を合わせて膨大な多
数である。従って、これら多数の道路のそれぞれに「明
確に他と識別できる特定の記号」を付することの重要性
は非常に大きく、この請求項5の発明は前記請求項4の
発明をして実効あらしめるために推奨される。本請求項
5の構成よりなる特定の記号は、例えば円形とか三角形
とかいうように名称を有している図形の中に「一連の文
字」を配したものである。こうした構成は、(a)互い
に紛らわしくない多数の特定記号を設定することがで
き、(b)特定記号の相互の差異が明確であるだけでな
く、相互の関係を表現でき、(c)特定記号を一時的に
記憶し易いという好適な特性を有している。すなわち、 (a)連続性を有する一連の文字としては、1,2,3
といったアラビア数字を用いることもでき、一,二,三
といった漢数字を用いることもでき、また、大文字のロ
ーマ数字や小文字のローマ数字を用いることもできる。
さらに、a,b,cといった小文字のアルファベットや
A,B,Cといった大文字のアルファベットを用いるこ
とができ、α,β,γや甲,乙,丙など、一般に馴染ま
れている「連続性を有する文字」は、少なく見積っても
約8種類、60余文字有る。しかも、例えばA3とか6
dとかいった組合せも可能であり、その上、これら一連
の文字と「名称を有する図形(例えば円形,三角形な
ど)と組み合わせるので、組合せより成る特定の記号の
数は、広大・複雑な道路網の連続状態を標示する場合で
も不足することが無い。 (b)図形と連続性文字とを組み合わせて道路上の特定
地点を標示するので、上記特定地点を分類して関連性を
表現することも可能である(例えば円形は国道,三角形
は県道といった使い分けや、数字が若いほど南(図の下
方)寄りにするといった使い分けなど)。 (c)地図帳においては別葉の地図を並べて対照とする
ことができず、或るページの区分図を一時的に記憶して
おいて他のページを開かねばならない。このような使用
状態において、例えば「三角マークの6」とか「星形の
8」とかいう具合に特定の記号を記憶に留め易いので、
別葉に分断されている道路の連続状態を理解するための
記号として好適である。
求項4の発明方法の構成要件に加えて、前記の特定の記
号は、円形,卵形,長円形,楕円形,三角形,四角形,
五角形,六角形,星形,および、その他の「名称を有す
る図形」の中から1種類もしくは複数種類、またはこれ
らの組み合わせを選定し、かつ、上記図形の中に「互い
に連続性を有する文字」の1文字もしくは複数文字を配
したものであることを特徴とする。以上に説明した請求
項5の発明方法によると、複数本ないし多数本の道路に
対して、それぞれ明確に他と識別し得る特定の記号を付
することができて便利である。本請求項が適用の対象と
するメッシュ式区分地図帳は、多くの場合、多数葉の区
分図(例えば100葉程度)によって広大な地域をカバ
ーするので、この地域の中に敷設されている主要道路の
数は、国道,都道府県道,市町村道を合わせて膨大な多
数である。従って、これら多数の道路のそれぞれに「明
確に他と識別できる特定の記号」を付することの重要性
は非常に大きく、この請求項5の発明は前記請求項4の
発明をして実効あらしめるために推奨される。本請求項
5の構成よりなる特定の記号は、例えば円形とか三角形
とかいうように名称を有している図形の中に「一連の文
字」を配したものである。こうした構成は、(a)互い
に紛らわしくない多数の特定記号を設定することがで
き、(b)特定記号の相互の差異が明確であるだけでな
く、相互の関係を表現でき、(c)特定記号を一時的に
記憶し易いという好適な特性を有している。すなわち、 (a)連続性を有する一連の文字としては、1,2,3
といったアラビア数字を用いることもでき、一,二,三
といった漢数字を用いることもでき、また、大文字のロ
ーマ数字や小文字のローマ数字を用いることもできる。
さらに、a,b,cといった小文字のアルファベットや
A,B,Cといった大文字のアルファベットを用いるこ
とができ、α,β,γや甲,乙,丙など、一般に馴染ま
れている「連続性を有する文字」は、少なく見積っても
約8種類、60余文字有る。しかも、例えばA3とか6
dとかいった組合せも可能であり、その上、これら一連
の文字と「名称を有する図形(例えば円形,三角形な
ど)と組み合わせるので、組合せより成る特定の記号の
数は、広大・複雑な道路網の連続状態を標示する場合で
も不足することが無い。 (b)図形と連続性文字とを組み合わせて道路上の特定
地点を標示するので、上記特定地点を分類して関連性を
表現することも可能である(例えば円形は国道,三角形
は県道といった使い分けや、数字が若いほど南(図の下
方)寄りにするといった使い分けなど)。 (c)地図帳においては別葉の地図を並べて対照とする
ことができず、或るページの区分図を一時的に記憶して
おいて他のページを開かねばならない。このような使用
状態において、例えば「三角マークの6」とか「星形の
8」とかいう具合に特定の記号を記憶に留め易いので、
別葉に分断されている道路の連続状態を理解するための
記号として好適である。
【0016】請求項6に係る発明方法の構成は、前記請
求項5の発明方法の構成要件に加えて、前記第1の地区
を描いた地図の長方形,正方形、もしくはこれらを基調
とする形状の4辺のうち、その2辺に接して、もしくは
3辺に接して、または4辺に接して、隣接地区を描いた
複数の地図を、それぞれ別葉の地図とし、前記特定の記
号は、第1の地区を描いた地図の各辺ごとに1種類の
「名称を有する図形」を割り当てるとともに、1種類の
図形が複数個であるとき、該図形の中に同一種別の、互
いに異なる文字を配することを特徴とする。以上に説明
した請求項6の発明方法によると、ユーザーが走行して
いる地区が描かれている地区の二方,三方、もしくは四
方が別葉の地図に描かれた地区で囲まれている場合、進
行方向前方が描かれている別葉の地図との間の連続性
(とりわけ道路の連続性)を迅速容易に認識することが
できる。メッシュ方式の区分は、通常、広大な地域を多
数(例えば、株式会社武揚堂発行の10万分の1関東甲
信越ビッグマップでは95)の地区に区分されるので、
三方もしくは四方を隣接地区で囲まれている地区が圧倒
的に多い。こうした実情に鑑みて、1区画の隣接地区に
対して1種類の図形を割り当てるとともに、同じ図形相
互を文字によって識別することにより、周囲隣接地区の
道路との連続状態を合理的にかつ明確に標示することが
できる本請求項6の実用的価値は多大である。
求項5の発明方法の構成要件に加えて、前記第1の地区
を描いた地図の長方形,正方形、もしくはこれらを基調
とする形状の4辺のうち、その2辺に接して、もしくは
3辺に接して、または4辺に接して、隣接地区を描いた
複数の地図を、それぞれ別葉の地図とし、前記特定の記
号は、第1の地区を描いた地図の各辺ごとに1種類の
「名称を有する図形」を割り当てるとともに、1種類の
図形が複数個であるとき、該図形の中に同一種別の、互
いに異なる文字を配することを特徴とする。以上に説明
した請求項6の発明方法によると、ユーザーが走行して
いる地区が描かれている地区の二方,三方、もしくは四
方が別葉の地図に描かれた地区で囲まれている場合、進
行方向前方が描かれている別葉の地図との間の連続性
(とりわけ道路の連続性)を迅速容易に認識することが
できる。メッシュ方式の区分は、通常、広大な地域を多
数(例えば、株式会社武揚堂発行の10万分の1関東甲
信越ビッグマップでは95)の地区に区分されるので、
三方もしくは四方を隣接地区で囲まれている地区が圧倒
的に多い。こうした実情に鑑みて、1区画の隣接地区に
対して1種類の図形を割り当てるとともに、同じ図形相
互を文字によって識別することにより、周囲隣接地区の
道路との連続状態を合理的にかつ明確に標示することが
できる本請求項6の実用的価値は多大である。
【0017】請求項7に係る発明方法の構成は、前記請
求項2もしくは同7の構成要件に加えて、前記特定の記
号に、地図と異質の色調を用いて彩色することにより、
同一図形,同一文字であっても異なる記号を作り出すこ
とができ、かつ、特定の記号の存在を鮮明ならしめると
ともに、該特定の記号が道路上の特定の地点を標示する
ものであることを使用者に容易に、かつ強烈に認識せし
めることを特徴とする。以上に説明した請求項7の発明
方法によると、道路上の特定の地点を標示する特定の記
号が独特の形状をしているだけでなく、他と明確に識別
できる色調に彩色されているので、該特定の記号を探す
手間が掛からず、一見しただけで直感的に該特定の記号
の存在を認識することができる。このようにして該特定
の記号の発見が容易になることは、単に道路の連続状態
を迅速に知り得るというだけでなく、(a)混同防止の
ため、および(b)交通事故防止のために重大な意義を
有している。すなわち、 (a)本発明に係る特定の記号を構成している円形,三
角形などの図形は、幾何学的図形という意味だけでは識
別性が完全であるとは言い難い。例えば三角形は山頂や
三角点(測量の基準点)にも用いられている図形である
が、使用者の常識によって「このような市街地に山頂が
有る筈は無い」という判断を加えて、山頂ではなくて道
路の地点標示マークであると認識することになる。本請
求項7の適用によって単なる三角形ではなく、例えば濃
紺色の三角形や鮮紅色の三角形として表されていれば、
思考や判断を要せずに道路標示の記号であることが直ち
に分かる。 (b)別葉の地図を見比べるという動作は、自動車の走
行中に行なわれないとも限らない。このため、地図を見
ながら探したり考えたりすることは、間接的に交通事故
を誘発する原因となりかねない。こうした観点から、本
請求項7の発明は交通安全に貢献する。
求項2もしくは同7の構成要件に加えて、前記特定の記
号に、地図と異質の色調を用いて彩色することにより、
同一図形,同一文字であっても異なる記号を作り出すこ
とができ、かつ、特定の記号の存在を鮮明ならしめると
ともに、該特定の記号が道路上の特定の地点を標示する
ものであることを使用者に容易に、かつ強烈に認識せし
めることを特徴とする。以上に説明した請求項7の発明
方法によると、道路上の特定の地点を標示する特定の記
号が独特の形状をしているだけでなく、他と明確に識別
できる色調に彩色されているので、該特定の記号を探す
手間が掛からず、一見しただけで直感的に該特定の記号
の存在を認識することができる。このようにして該特定
の記号の発見が容易になることは、単に道路の連続状態
を迅速に知り得るというだけでなく、(a)混同防止の
ため、および(b)交通事故防止のために重大な意義を
有している。すなわち、 (a)本発明に係る特定の記号を構成している円形,三
角形などの図形は、幾何学的図形という意味だけでは識
別性が完全であるとは言い難い。例えば三角形は山頂や
三角点(測量の基準点)にも用いられている図形である
が、使用者の常識によって「このような市街地に山頂が
有る筈は無い」という判断を加えて、山頂ではなくて道
路の地点標示マークであると認識することになる。本請
求項7の適用によって単なる三角形ではなく、例えば濃
紺色の三角形や鮮紅色の三角形として表されていれば、
思考や判断を要せずに道路標示の記号であることが直ち
に分かる。 (b)別葉の地図を見比べるという動作は、自動車の走
行中に行なわれないとも限らない。このため、地図を見
ながら探したり考えたりすることは、間接的に交通事故
を誘発する原因となりかねない。こうした観点から、本
請求項7の発明は交通安全に貢献する。
【0018】請求項8に係る発明方法の構成は、前記請
求項2、もしくは請求項5の発明方法の構成要件に加え
て、前記特定の記号を形成している図形の輪郭線の一部
分を太くして、該図形が「通例の地図用記号」と異なる
ものであることを明確ならしめることを特徴とする。以
上に説明した請求項8の発明方法によると、必ずしも色
わけしなくても特定の記号の選別,認識を容易ならしめ
ることができる。この輪郭線の太さに変化を与えるとい
う方法は、前記請求項7に係る記号の彩色と併用するこ
とも可能であるが、何らかの事情(例えば地図が単色刷
りの場合など)によって特定記号の色わけが出来ないと
き、この請求項8を適用して輪郭線に特徴を与えて視認
性を良くすることが有効である。本請求項8を適用して
図形の輪郭線の一部分を太くする、いわゆる影響を付け
るという作業は、地図制作用のコンピュータを用いるこ
とにより、簡単な操作で容易に実施することができるの
で実用的である。
求項2、もしくは請求項5の発明方法の構成要件に加え
て、前記特定の記号を形成している図形の輪郭線の一部
分を太くして、該図形が「通例の地図用記号」と異なる
ものであることを明確ならしめることを特徴とする。以
上に説明した請求項8の発明方法によると、必ずしも色
わけしなくても特定の記号の選別,認識を容易ならしめ
ることができる。この輪郭線の太さに変化を与えるとい
う方法は、前記請求項7に係る記号の彩色と併用するこ
とも可能であるが、何らかの事情(例えば地図が単色刷
りの場合など)によって特定記号の色わけが出来ないと
き、この請求項8を適用して輪郭線に特徴を与えて視認
性を良くすることが有効である。本請求項8を適用して
図形の輪郭線の一部分を太くする、いわゆる影響を付け
るという作業は、地図制作用のコンピュータを用いるこ
とにより、簡単な操作で容易に実施することができるの
で実用的である。
【0019】請求項9の発明に係る複数葉の地図の構成
は、不規則な境界線で区分された第1の地区と第2の地
区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、上記境
界線と交わる道路が双方の地図上に表されており、上記
第1の地区の地図に表されている道路上に、境界線に近
接して位置する特定の地点を標示する特定の記号が付さ
れているとともに、前記第2の地図に表されている道路
上の、前記特定の地点に相当する箇所に、前記特定の記
号が付されていて、前記第1の地区を描いた地図に表さ
れている道路と、第2の地区を描いた地図に表されてい
る道路との連続性が、前記特定の記号を介して表現され
ており、かつ、上記双方の地図に描かれている道路が、
他の道路と混同されないようになっていることを特徴と
する。以上に説明した請求項9の発明によると、不規則
な境界線で区分された二つの地区のそれぞれが描かれて
いる別葉の地図の間で、上記双方の地区を結んでいる道
路の連続性が簡単な記号によって明確に標示されている
ので、例えば大都市の区分地図などのように不規則な輪
郭線で囲まれた地区のそれぞれを別葉に描かれる区分図
に好適である。3地区もしくは3地区以上のN個の地区
のそれぞれを描いたN葉の地図が作成される場合におい
ても、上記N個の地区の中から任意の二つの地区を選定
して、その何れか一方を第1の地区とし、他方を第2の
地区とすることによって適応することができる。
は、不規則な境界線で区分された第1の地区と第2の地
区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、上記境
界線と交わる道路が双方の地図上に表されており、上記
第1の地区の地図に表されている道路上に、境界線に近
接して位置する特定の地点を標示する特定の記号が付さ
れているとともに、前記第2の地図に表されている道路
上の、前記特定の地点に相当する箇所に、前記特定の記
号が付されていて、前記第1の地区を描いた地図に表さ
れている道路と、第2の地区を描いた地図に表されてい
る道路との連続性が、前記特定の記号を介して表現され
ており、かつ、上記双方の地図に描かれている道路が、
他の道路と混同されないようになっていることを特徴と
する。以上に説明した請求項9の発明によると、不規則
な境界線で区分された二つの地区のそれぞれが描かれて
いる別葉の地図の間で、上記双方の地区を結んでいる道
路の連続性が簡単な記号によって明確に標示されている
ので、例えば大都市の区分地図などのように不規則な輪
郭線で囲まれた地区のそれぞれを別葉に描かれる区分図
に好適である。3地区もしくは3地区以上のN個の地区
のそれぞれを描いたN葉の地図が作成される場合におい
ても、上記N個の地区の中から任意の二つの地区を選定
して、その何れか一方を第1の地区とし、他方を第2の
地区とすることによって適応することができる。
【0020】請求項10の発明に係る複数葉の地図の構
成は、東西もしくは南北の直線状の境界線もしくは直交
する直線状の境界線によって区分された第1の地区と第
2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、
上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表されてお
り、上記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所、
もしくは、境界線と交わっている箇所の至近に位置せし
めた特定の地点に、当該道路が当該境界線と交わってい
という特定の地点を標示する特定の記号が付されてい
て、前記第1の地区が描かれている地図上の前記の道路
と、第2の地区が描かれている地図上の前記の道路との
連続性が、前記特定の記号によって表現されるととも
に、上記双方の地図に描かれている一連の道路が、他の
道路と混同されないようになっていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項10の発明によると、東西
の、または直交する直線状境界によって区分された双方
の地区の間における道路の連続状態を標示することもで
き、南北の直線状境界によって区分された双方の地区の
間における道路の連続状態を標示することもできるの
で、上記の二種類の標示を併用することにより、経線と
緯線とでメッシュ状に区分された、「広大な地域を区分
された多数の長方形地区のそれぞれを別葉に描かれた複
数葉の地図」に適用するに好適である。経線,緯線では
なく、直交する直線で区分された複数葉の地図において
も同様の作用,効果を奏する。
成は、東西もしくは南北の直線状の境界線もしくは直交
する直線状の境界線によって区分された第1の地区と第
2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、
上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表されてお
り、上記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所、
もしくは、境界線と交わっている箇所の至近に位置せし
めた特定の地点に、当該道路が当該境界線と交わってい
という特定の地点を標示する特定の記号が付されてい
て、前記第1の地区が描かれている地図上の前記の道路
と、第2の地区が描かれている地図上の前記の道路との
連続性が、前記特定の記号によって表現されるととも
に、上記双方の地図に描かれている一連の道路が、他の
道路と混同されないようになっていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項10の発明によると、東西
の、または直交する直線状境界によって区分された双方
の地区の間における道路の連続状態を標示することもで
き、南北の直線状境界によって区分された双方の地区の
間における道路の連続状態を標示することもできるの
で、上記の二種類の標示を併用することにより、経線と
緯線とでメッシュ状に区分された、「広大な地域を区分
された多数の長方形地区のそれぞれを別葉に描かれた複
数葉の地図」に適用するに好適である。経線,緯線では
なく、直交する直線で区分された複数葉の地図において
も同様の作用,効果を奏する。
【0021】請求項11の発明に係る複数葉の地図の構
成は、前記請求項9もしくは同10の発明の構成要件に
加えて、前記第1の地区と第2の地区とを結んで境界線
と交わる道路が複数本描かれており、前記特定の記号
は、円形,楕円形,三角形,四角形,五角形,六角形,
および星形、並びに、上記以外の「名称を有する図形」
の内の何れか1種類以上の中に、「連続性を有する複数
個の文字」の1個もしくは複数個、またはインデックス
文字が配されたものであることを特徴とする。以上に説
明した請求項11の発明によると、別葉の地図として描
かれる地区が多数であって、地区相互の間の境界線の数
が更に多数であり、該多数の境界線と道路とが交わる特
定の地点の数が極めて多数であっても、それぞれ特定の
地点を識別するために必要な極めて多数の記号を設定す
ることができ、しかも記号相互の差違が明確で混同の虞
れが無い。
成は、前記請求項9もしくは同10の発明の構成要件に
加えて、前記第1の地区と第2の地区とを結んで境界線
と交わる道路が複数本描かれており、前記特定の記号
は、円形,楕円形,三角形,四角形,五角形,六角形,
および星形、並びに、上記以外の「名称を有する図形」
の内の何れか1種類以上の中に、「連続性を有する複数
個の文字」の1個もしくは複数個、またはインデックス
文字が配されたものであることを特徴とする。以上に説
明した請求項11の発明によると、別葉の地図として描
かれる地区が多数であって、地区相互の間の境界線の数
が更に多数であり、該多数の境界線と道路とが交わる特
定の地点の数が極めて多数であっても、それぞれ特定の
地点を識別するために必要な極めて多数の記号を設定す
ることができ、しかも記号相互の差違が明確で混同の虞
れが無い。
【0022】
【発明の実施の形態】図2は本発明に係る複数葉の地図
の1実施形態を示し、(A)は港区の区分図の鉄道と道
路とを抽出した模式図、(B)は同じく千代田区の鉄道
と道路とを抽出した模式図である。本図2(A)は、港
区図の従来例を示した図6の上半部(北半部)に、本図
2(B)は従来例の千代田区図を示した図5の左半部
(南西半部)に、それぞれ対応している。そして、本図
2(A),(B)に記入した1点鎖線は区の境界線であ
って、不規則な曲線をなしている。主要道路が「港区と
千代田区との境界線」と交わっている地点は、(A)図
にも(B)図にも現れている。上記の「主要道路と境界
線とが交わっている地点」の数は、主要道路の本数と等
しい。上記の「主要道路と境界線とが交わっている地
点」の近傍に位置せしめて、各1個の特定の地点を選定
して円形の図形を付し、さらに、該円形の図形の中に、
「連続性を有する文字」の1例としてアラビア数字(算
用数字ともいう。1,2,3,4)を記入する。これが
道路上の特定の地点であることを鮮明ならしめるために
地図と異質の色調で彩色することが望ましい。図2
(A),(B)は、相互に縮尺を異にし、かつ方位も異
にしているが、数字を記入した円形の配列を見比べると
境界線の形状を容易に察知することができる。(A),
(B)の両図に同一の記号を付された特定の地点は両図
において対応していることを知っていれば、頭の中で図
3のごとく照合することは容易であり、別段の熟練や手
数を要しない。これら特定の記号のそれぞれが、道路上
の特定の地点を表していることを知っていれば、両図の
間における道路の接続状態は迅速容易に、直感的に認識
することができる。図2,図3の実施形態においては、
(B)図に示した円形の特定記号4個のうち、3番の特
定記号(丸に3)は、千代田区と港区との境界線よりも
外側(周辺部寄り)の港区内に位置せしめて配設した。
本発明において、不規則な境界線と道路とが交わる特定
の地点の近傍に設ける特定記号は、特定地点の近傍であ
れば良く、境界線の内,外を限定しない。図示を省略す
るが、図2,図3と異なる実施形態として、円形の代り
に三角形や星形を用い、アラビア数字の代りにアルファ
ベットを用いても同様の作用,効果が得られる。
の1実施形態を示し、(A)は港区の区分図の鉄道と道
路とを抽出した模式図、(B)は同じく千代田区の鉄道
と道路とを抽出した模式図である。本図2(A)は、港
区図の従来例を示した図6の上半部(北半部)に、本図
2(B)は従来例の千代田区図を示した図5の左半部
(南西半部)に、それぞれ対応している。そして、本図
2(A),(B)に記入した1点鎖線は区の境界線であ
って、不規則な曲線をなしている。主要道路が「港区と
千代田区との境界線」と交わっている地点は、(A)図
にも(B)図にも現れている。上記の「主要道路と境界
線とが交わっている地点」の数は、主要道路の本数と等
しい。上記の「主要道路と境界線とが交わっている地
点」の近傍に位置せしめて、各1個の特定の地点を選定
して円形の図形を付し、さらに、該円形の図形の中に、
「連続性を有する文字」の1例としてアラビア数字(算
用数字ともいう。1,2,3,4)を記入する。これが
道路上の特定の地点であることを鮮明ならしめるために
地図と異質の色調で彩色することが望ましい。図2
(A),(B)は、相互に縮尺を異にし、かつ方位も異
にしているが、数字を記入した円形の配列を見比べると
境界線の形状を容易に察知することができる。(A),
(B)の両図に同一の記号を付された特定の地点は両図
において対応していることを知っていれば、頭の中で図
3のごとく照合することは容易であり、別段の熟練や手
数を要しない。これら特定の記号のそれぞれが、道路上
の特定の地点を表していることを知っていれば、両図の
間における道路の接続状態は迅速容易に、直感的に認識
することができる。図2,図3の実施形態においては、
(B)図に示した円形の特定記号4個のうち、3番の特
定記号(丸に3)は、千代田区と港区との境界線よりも
外側(周辺部寄り)の港区内に位置せしめて配設した。
本発明において、不規則な境界線と道路とが交わる特定
の地点の近傍に設ける特定記号は、特定地点の近傍であ
れば良く、境界線の内,外を限定しない。図示を省略す
るが、図2,図3と異なる実施形態として、円形の代り
に三角形や星形を用い、アラビア数字の代りにアルファ
ベットを用いても同様の作用,効果が得られる。
【0023】図2,図3を参照して以上に説明したの
は、二つの地区の間における道路の連続状態の標示例で
あるが、同じ技術的思想に基づいて複数の地区相互の間
における道路の連続状態を標示することができる。図
2,図3のように具体的な地区名(固有名詞)を用い
ず、一般的にN個の地区における道路の連続状態標示と
して述べると、図4は、第1の地区を中心として、その
周囲に、不規則な境界線で区分された第2の地区ないし
第Nの地区(Nは3以上の整数)が存在している場合の
道路網を描いた模式図である。道路と区境とが交わって
いる箇所の近傍に特定の地点を選定して、上記区境を隔
てて隣接している双方の地区の区分図のそれぞれに、他
の記号と識別し得る特定の記号を付するという原則に関
しては、前掲の図2,図3に示した実施形態と同様であ
るが、本図4の実施形態においては記号の配置に規則性
を持たせて、第1の地区と第2の地区との境界線近傍の
特定地点には菱形の図形を、第1の地区と第3の地区と
の境界線近傍の特定地点には円形の図形を、第1の地区
と第4の地区との境界線近傍の特定地点には星形の図形
を、第1の地区と第Nの地区との境界線近傍の特定地点
には三角形の図形を、それぞれ配設した。なお、第3の
地区と第4の地区との境界線近傍の特定地点には正方形
の図形を配設してある。本図4に例示したように、境界
線ごとに異なった図形を用いると識別が容易で見誤る虞
れが無い。そして、これらの図形を記入する「連続性を
有する文字」は上(北)からとか、左(西)からという
ように順序よく並べることが望ましく、また、例えば
「国4」のように(国道4号線の意)2文字を配するこ
とも妨げない。本図のように図形と文字とで記号を構成
すると、多数の記号を設定することができて好都合であ
る。図示を省略するが、これらの記号を彩色すると、い
っそう識別が容易になる。この場合の記号の色調は、地
図と異質の色調を用いた方が良い。本図4の例のよう
に、菱形,円形,星形、などのように「名称を有する図
形」に文字を記入すると、別葉の地図の記号を対比する
とき心の中で、例えば「星形に3」とか「三角の2」と
かいうように一時的に記憶しておくことが容易で、照合
に手間どらず、照合誤りが予防される。
は、二つの地区の間における道路の連続状態の標示例で
あるが、同じ技術的思想に基づいて複数の地区相互の間
における道路の連続状態を標示することができる。図
2,図3のように具体的な地区名(固有名詞)を用い
ず、一般的にN個の地区における道路の連続状態標示と
して述べると、図4は、第1の地区を中心として、その
周囲に、不規則な境界線で区分された第2の地区ないし
第Nの地区(Nは3以上の整数)が存在している場合の
道路網を描いた模式図である。道路と区境とが交わって
いる箇所の近傍に特定の地点を選定して、上記区境を隔
てて隣接している双方の地区の区分図のそれぞれに、他
の記号と識別し得る特定の記号を付するという原則に関
しては、前掲の図2,図3に示した実施形態と同様であ
るが、本図4の実施形態においては記号の配置に規則性
を持たせて、第1の地区と第2の地区との境界線近傍の
特定地点には菱形の図形を、第1の地区と第3の地区と
の境界線近傍の特定地点には円形の図形を、第1の地区
と第4の地区との境界線近傍の特定地点には星形の図形
を、第1の地区と第Nの地区との境界線近傍の特定地点
には三角形の図形を、それぞれ配設した。なお、第3の
地区と第4の地区との境界線近傍の特定地点には正方形
の図形を配設してある。本図4に例示したように、境界
線ごとに異なった図形を用いると識別が容易で見誤る虞
れが無い。そして、これらの図形を記入する「連続性を
有する文字」は上(北)からとか、左(西)からという
ように順序よく並べることが望ましく、また、例えば
「国4」のように(国道4号線の意)2文字を配するこ
とも妨げない。本図のように図形と文字とで記号を構成
すると、多数の記号を設定することができて好都合であ
る。図示を省略するが、これらの記号を彩色すると、い
っそう識別が容易になる。この場合の記号の色調は、地
図と異質の色調を用いた方が良い。本図4の例のよう
に、菱形,円形,星形、などのように「名称を有する図
形」に文字を記入すると、別葉の地図の記号を対比する
とき心の中で、例えば「星形に3」とか「三角の2」と
かいうように一時的に記憶しておくことが容易で、照合
に手間どらず、照合誤りが予防される。
【0024】図1は、本発明の1実施形態に係る複数葉
の地図のうち、隣接する2つの地区のそれぞれを別葉に
描かれた2枚を対比させた模式図である。本図1(A)
は、前掲の図4に符号Aを付して示した第2の地区の区
分図、同じく(B)は符号Bを付して示した第1の地区
の区分図である。本図1(A),(B)のように別葉の
地図を対比しつつ、(A),(B)両図に付されている
同一の特定の記号(例えば菱形に2のマーク同士)がそ
れぞれ同一の地点を表していることを考え合わせると、
両図の間における道路の接続状態が、迅速,容易に、直
感的に理解される。前掲の図4に例示したような、各種
図形にアラビア数字を配した特定の記号の代りに、図1
(C)〜(H)に示したように各種の特定の記号を用い
ることもできる。(C)〜(F)は図形の輪郭の一部分
を太くして特徴をより明確にした例、(G),(H)は
2種類の図形を重ねて他との混同を防止した例、(D)
は図形の中にアルファベットを配した例、(G)は同じ
くローマ数字を配した例である。
の地図のうち、隣接する2つの地区のそれぞれを別葉に
描かれた2枚を対比させた模式図である。本図1(A)
は、前掲の図4に符号Aを付して示した第2の地区の区
分図、同じく(B)は符号Bを付して示した第1の地区
の区分図である。本図1(A),(B)のように別葉の
地図を対比しつつ、(A),(B)両図に付されている
同一の特定の記号(例えば菱形に2のマーク同士)がそ
れぞれ同一の地点を表していることを考え合わせると、
両図の間における道路の接続状態が、迅速,容易に、直
感的に理解される。前掲の図4に例示したような、各種
図形にアラビア数字を配した特定の記号の代りに、図1
(C)〜(H)に示したように各種の特定の記号を用い
ることもできる。(C)〜(F)は図形の輪郭の一部分
を太くして特徴をより明確にした例、(G),(H)は
2種類の図形を重ねて他との混同を防止した例、(D)
は図形の中にアルファベットを配した例、(G)は同じ
くローマ数字を配した例である。
【0025】以上に図1〜図4を参照して説明したの
は、不規則な境界線で区分された地区を描いた複数葉の
地図に本発明を適用した例であるが、例えば図8に示し
たようにメッシュ方式で分割された区分図に本発明を適
用することもできる。メッシュ方式の区分図に本発明が
適用する場合も、「特定の地点に特定の記号を付する」
という原則は全く同じであるが、次の点のみが異なる。
すなわち、例えば図1の(A),(B)両図を対比して
容易に理解できるように、不規則な境界線と道路とが交
わっている地点は、(A)図の中にも(B)図の中にも
描かれている。従って、上記の交わっている地点の近傍
に付されている特定の記号は、交差点の至近の位置でな
くても、近傍に配置すれば(A),(B)両図の中に描
かれることになる。これに比してメッシュ式の場合は、
例えば図8に付記した国道4号線6が緯線(東西の線・
図において左右方向の線)j−kと交わっている点は、
区分図の縁の上に位置している。このため、特定の記号
7は上記の交差点の至近に配置しなければならない。望
ましくは交差点に特定の記号7を配置したいのである
が、交差点を特定の記号で覆い隠すことがどうしても困
難な場合が無いとは限らないので、本実施形態において
は交わっていると限定せず、その至近の位置とした。
「交わっている箇所から至近の位置」とは、「交わって
いる箇所」を含む概念である。図示を省略するが、メッ
シュ方式の地図は必ずしも経線,緯線ではなく、単に直
交する直線によって区分される場合もあるが、このよう
に区分された場合においても、以上に説明した「経線,
緯線によって区分されたメッシュ方式」におけると同様
の作用,効果を奏する。
は、不規則な境界線で区分された地区を描いた複数葉の
地図に本発明を適用した例であるが、例えば図8に示し
たようにメッシュ方式で分割された区分図に本発明を適
用することもできる。メッシュ方式の区分図に本発明が
適用する場合も、「特定の地点に特定の記号を付する」
という原則は全く同じであるが、次の点のみが異なる。
すなわち、例えば図1の(A),(B)両図を対比して
容易に理解できるように、不規則な境界線と道路とが交
わっている地点は、(A)図の中にも(B)図の中にも
描かれている。従って、上記の交わっている地点の近傍
に付されている特定の記号は、交差点の至近の位置でな
くても、近傍に配置すれば(A),(B)両図の中に描
かれることになる。これに比してメッシュ式の場合は、
例えば図8に付記した国道4号線6が緯線(東西の線・
図において左右方向の線)j−kと交わっている点は、
区分図の縁の上に位置している。このため、特定の記号
7は上記の交差点の至近に配置しなければならない。望
ましくは交差点に特定の記号7を配置したいのである
が、交差点を特定の記号で覆い隠すことがどうしても困
難な場合が無いとは限らないので、本実施形態において
は交わっていると限定せず、その至近の位置とした。
「交わっている箇所から至近の位置」とは、「交わって
いる箇所」を含む概念である。図示を省略するが、メッ
シュ方式の地図は必ずしも経線,緯線ではなく、単に直
交する直線によって区分される場合もあるが、このよう
に区分された場合においても、以上に説明した「経線,
緯線によって区分されたメッシュ方式」におけると同様
の作用,効果を奏する。
【0026】
【発明の効果】以上に本発明の実施形態を挙げてその構
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、第1の地区と第2の地区との間の境界線と
交わって双方の地区を結んでいる道路に対して、同一の
記号が付される。詳しくは、双方の地区を結んでいる1
本の道路が、別葉の区分図のそれぞれに分断されている
状態で、該道路が「第1の地区を描いた区分図に表され
ている部分」と、「第2の地区を描いた区分図に表され
ている部分」とのそれぞれに、同じ特定の記号が付され
るので、当該道路が連続した1本の道路であることが標
示される。そして、1本の道路に対して該道路を特定す
る記号を付されるので、他の道路との識別が明瞭にな
り、他の道路と混同される虞れが無くなる。更に、上記
特定の記号は、道路上の特定の地点に付されるので「第
1の地区を描いた区分図上の特定の記号」と、「第2の
地区を描いた区分図上の特定の記号」とを重ね合わせた
状態を考察すると(必ずしも実体の物品である区分図を
相互に重ね合わさなくても、頭の中で重ね合わせれば足
りる)、第1,第2双方の地区の区分図上における特定
の地点が明確に照合される。不規則な境界線で区分され
ている地区を別葉に描かれた区分地図の特性として双方
の地区を結んで境界線と交わっている道路の一部分(周
辺部)が双方の区分図にダブって描かれる。このため、
前記のごとく、双方の区分図に描かれている道路上の特
定の地点を迅速容易に対比照合して、その連続性を直感
的に理解できることの実用的価値は多大である。
成・機能を明らかならしめたように、請求項1の発明方
法によると、第1の地区と第2の地区との間の境界線と
交わって双方の地区を結んでいる道路に対して、同一の
記号が付される。詳しくは、双方の地区を結んでいる1
本の道路が、別葉の区分図のそれぞれに分断されている
状態で、該道路が「第1の地区を描いた区分図に表され
ている部分」と、「第2の地区を描いた区分図に表され
ている部分」とのそれぞれに、同じ特定の記号が付され
るので、当該道路が連続した1本の道路であることが標
示される。そして、1本の道路に対して該道路を特定す
る記号を付されるので、他の道路との識別が明瞭にな
り、他の道路と混同される虞れが無くなる。更に、上記
特定の記号は、道路上の特定の地点に付されるので「第
1の地区を描いた区分図上の特定の記号」と、「第2の
地区を描いた区分図上の特定の記号」とを重ね合わせた
状態を考察すると(必ずしも実体の物品である区分図を
相互に重ね合わさなくても、頭の中で重ね合わせれば足
りる)、第1,第2双方の地区の区分図上における特定
の地点が明確に照合される。不規則な境界線で区分され
ている地区を別葉に描かれた区分地図の特性として双方
の地区を結んで境界線と交わっている道路の一部分(周
辺部)が双方の区分図にダブって描かれる。このため、
前記のごとく、双方の区分図に描かれている道路上の特
定の地点を迅速容易に対比照合して、その連続性を直感
的に理解できることの実用的価値は多大である。
【0027】この請求項1の構成における特定の記号
は、「道路が境界線と交わっている箇所の近傍」に設け
なければならないが、必ずしも「道路が境界線と交わっ
ている箇所」であることを要せず、その近傍で良い。こ
のように、記号位置の自由度が大きいことは、本発明の
実施を容易ならしめ、その実用的価値を上昇させる。そ
の理由は、主要道路が境界線と交わっている地点に重要
な事物(例えば公共性の高い建造物や著名な旧跡など)
が有る場合、「道路上の特定の地点」を、その近傍とい
う範囲内で選定できるから、地図上で二つの記号の重な
りを避け得ないといった困難を免れる。
は、「道路が境界線と交わっている箇所の近傍」に設け
なければならないが、必ずしも「道路が境界線と交わっ
ている箇所」であることを要せず、その近傍で良い。こ
のように、記号位置の自由度が大きいことは、本発明の
実施を容易ならしめ、その実用的価値を上昇させる。そ
の理由は、主要道路が境界線と交わっている地点に重要
な事物(例えば公共性の高い建造物や著名な旧跡など)
が有る場合、「道路上の特定の地点」を、その近傍とい
う範囲内で選定できるから、地図上で二つの記号の重な
りを避け得ないといった困難を免れる。
【0028】請求項2の発明によると、第1の地区と第
2の地区とを結んで境界線と交わる道路が複数本敷設さ
れている場合、それぞれの道路ごとに特定の地点を選定
して特定の記号が付されるので、複数の道路それぞれの
識別を直感的に可能ならしめる。さらに上記の記号のそ
れぞれは双方の地区の境界線近傍に位置せしめられ、か
つ、それぞれの記号は道路上の特定の地点を表している
ので、第1の地区を描いた地図に付されている複数個の
特定の記号の並びと、第2の地区を描いた地図に付され
ている複数個の特定の記号の並びとを見比べると、双方
の地図の間における方位の関係が容易に、しかも迅速に
理解される(例えば本発明の1実施形態を示した図2の
(A),(B)両図のそれぞれに付されている特定の記
号の並びを見れば、地図を傾けたりなどしなくても、同
じく図3の(A),(B)両図のように双方の地図の方
位を揃えた状態を直感的に頭の中に描くことができる。
その上、本請求項2の構成に係る特定の記号は、円形,
星形などのように名前を持った図形の中に文字が配され
ているので、別葉の地図同士の謹少の時間差で見比べる
とき、例えば「丸に3」というように頭の中に記憶して
該特定の記号を探すことが出来るので、熟練を要しない
で確実に記号を対比して照合することができる。さらに
本請求項に係る特定の記号のそれぞれは、図形と文字と
の組合せによって構成されているので、N種類の図形と
M種類の文字とを組み合わせてN×M種類の記号を作り
出すことが出来る。これにより、複雑な道路網の接続状
態を標示するために多数の特定の記号を必要とする場合
であっても対応が可能であり、記号相互が類似であるた
めに混同するといった不具合を招く虞れが無い。
2の地区とを結んで境界線と交わる道路が複数本敷設さ
れている場合、それぞれの道路ごとに特定の地点を選定
して特定の記号が付されるので、複数の道路それぞれの
識別を直感的に可能ならしめる。さらに上記の記号のそ
れぞれは双方の地区の境界線近傍に位置せしめられ、か
つ、それぞれの記号は道路上の特定の地点を表している
ので、第1の地区を描いた地図に付されている複数個の
特定の記号の並びと、第2の地区を描いた地図に付され
ている複数個の特定の記号の並びとを見比べると、双方
の地図の間における方位の関係が容易に、しかも迅速に
理解される(例えば本発明の1実施形態を示した図2の
(A),(B)両図のそれぞれに付されている特定の記
号の並びを見れば、地図を傾けたりなどしなくても、同
じく図3の(A),(B)両図のように双方の地図の方
位を揃えた状態を直感的に頭の中に描くことができる。
その上、本請求項2の構成に係る特定の記号は、円形,
星形などのように名前を持った図形の中に文字が配され
ているので、別葉の地図同士の謹少の時間差で見比べる
とき、例えば「丸に3」というように頭の中に記憶して
該特定の記号を探すことが出来るので、熟練を要しない
で確実に記号を対比して照合することができる。さらに
本請求項に係る特定の記号のそれぞれは、図形と文字と
の組合せによって構成されているので、N種類の図形と
M種類の文字とを組み合わせてN×M種類の記号を作り
出すことが出来る。これにより、複雑な道路網の接続状
態を標示するために多数の特定の記号を必要とする場合
であっても対応が可能であり、記号相互が類似であるた
めに混同するといった不具合を招く虞れが無い。
【0029】請求項3の発明方法によると、第1の地区
に隣接する複数個の地区が該第1の地区を取り囲んでい
て、これら複数個の地区と第1の地区とを結ぶ道路が境
界線と交わっている場合、上記第1の地区と第2の地区
とを結んでいる道路の連続性を標示するのみでなく、前
記複数個の地区のそれぞれと第1の地区とを結ぶ複数本
の道路についても接続状態が標示される。この請求項3
の適用対象である「不規則な境界線で区分された地区」
は、地図業界の実情においては行政区画である場合が圧
倒的に多く、かつ、行政区画の中では「複数個の隣接行
政区画」を有している例が非常に多い(例えば東京23
区の中で、隣接区の数が2のもの1区、同じく3のもの
8区,同じく4のもの6区,同じく5のもの8区であ
る。大阪市24区,名古屋市16区においてもほぼ同様
の傾向である)。こうした実情に鑑みると、隣接する複
数個の区との境界における道路の連続状態の標示(区分
地図相互の不連続性の解消)は多大の実用的価値を有す
る。
に隣接する複数個の地区が該第1の地区を取り囲んでい
て、これら複数個の地区と第1の地区とを結ぶ道路が境
界線と交わっている場合、上記第1の地区と第2の地区
とを結んでいる道路の連続性を標示するのみでなく、前
記複数個の地区のそれぞれと第1の地区とを結ぶ複数本
の道路についても接続状態が標示される。この請求項3
の適用対象である「不規則な境界線で区分された地区」
は、地図業界の実情においては行政区画である場合が圧
倒的に多く、かつ、行政区画の中では「複数個の隣接行
政区画」を有している例が非常に多い(例えば東京23
区の中で、隣接区の数が2のもの1区、同じく3のもの
8区,同じく4のもの6区,同じく5のもの8区であ
る。大阪市24区,名古屋市16区においてもほぼ同様
の傾向である)。こうした実情に鑑みると、隣接する複
数個の区との境界における道路の連続状態の標示(区分
地図相互の不連続性の解消)は多大の実用的価値を有す
る。
【0030】請求項4の発明方法によると、経線と緯線
とによって、または直交する直線によって長方形に区分
された別葉の地図において、二つの地区を結んでいる道
路の連続状態を地図上に明確に標示することができ、ユ
ーザーは迅速容易に別葉の地図相互間の連続状態を直感
的に認識できる。大都市を区分して区分図を制作する場
合は、ほとんどの場合、行政区ごとに区分するので境界
線は不規則に屈曲する曲線になるが、例えば関東とか関
東甲信越とか、中国四国などという広範囲を1冊の地図
帳とする場合は南北の直線(経線)および/または東西
の直線(緯線)で長方形に区分する、いわゆるメッシュ
方式が多く用いられるので、経線および/または緯線で
別葉に分断された道路の連続状態を標示することの重要
性および利用頻度は非常に大きい(例えば株式会社武揚
堂発行の10万分の1関東甲信越地図帳(ビッグマッ
プ)に従って東京から仙台まで国道4号線を走行する
と、経線で切られた地図の周縁を6回、緯線で切られた
地図の周縁を10回通過して、次々に別葉の地図を見て
ゆかねばならない)。このような実情であるから、経
線,緯線で区分された別葉の地図相互間の接続状態を迅
速・容易に読み得ることの実用的価値は多大である。上
述のような使用をユーザーの立場から見ると、地図帳の
或るページから次のページに移ってゆくという単純な移
動の繰り返しであって、或るページの地区から周囲の地
区へ同時に放射状に移動することは無いから、本請求項
4の構成によって第1の地区の地図に描かれている道路
と、第2の地区に描かれている道路との連続状態を知れ
ば足り、自分が目的地まで辿ってゆく道路以外の連続状
態を知ることの必要性は極めて小さい。
とによって、または直交する直線によって長方形に区分
された別葉の地図において、二つの地区を結んでいる道
路の連続状態を地図上に明確に標示することができ、ユ
ーザーは迅速容易に別葉の地図相互間の連続状態を直感
的に認識できる。大都市を区分して区分図を制作する場
合は、ほとんどの場合、行政区ごとに区分するので境界
線は不規則に屈曲する曲線になるが、例えば関東とか関
東甲信越とか、中国四国などという広範囲を1冊の地図
帳とする場合は南北の直線(経線)および/または東西
の直線(緯線)で長方形に区分する、いわゆるメッシュ
方式が多く用いられるので、経線および/または緯線で
別葉に分断された道路の連続状態を標示することの重要
性および利用頻度は非常に大きい(例えば株式会社武揚
堂発行の10万分の1関東甲信越地図帳(ビッグマッ
プ)に従って東京から仙台まで国道4号線を走行する
と、経線で切られた地図の周縁を6回、緯線で切られた
地図の周縁を10回通過して、次々に別葉の地図を見て
ゆかねばならない)。このような実情であるから、経
線,緯線で区分された別葉の地図相互間の接続状態を迅
速・容易に読み得ることの実用的価値は多大である。上
述のような使用をユーザーの立場から見ると、地図帳の
或るページから次のページに移ってゆくという単純な移
動の繰り返しであって、或るページの地区から周囲の地
区へ同時に放射状に移動することは無いから、本請求項
4の構成によって第1の地区の地図に描かれている道路
と、第2の地区に描かれている道路との連続状態を知れ
ば足り、自分が目的地まで辿ってゆく道路以外の連続状
態を知ることの必要性は極めて小さい。
【0031】請求項5の発明方法によると、複数本ない
し多数本の道路に対して、それぞれ明確に他と識別し得
る特定の記号を付することができて便利である。本請求
項が適用の対象とするメッシュ式区分地図帳は、多くの
場合、多数葉の区分図(例えば100葉程度)によって
広大な地域をカバーするので、この地域の中に敷設され
ている主要道路の数は、国道,都道府県道,市町村道を
合わせて膨大な多数である。従って、これら多数の道路
のそれぞれに「明確に他と識別できる特定の記号」を付
することの重要性は非常に大きく、この請求項5の発明
は前記請求項4の発明をして実効あらしめるために推奨
される。本請求項5の構成より成る特定の記号は、例え
ば円形とか三角形とかいうように名称を有している図形
の中に「一連の文字」を配したものである。こうした構
成は、(a)互いに紛らわしくない多数の特定記号を設
定することができ、(b)特定記号の相互の差異が明確
であるだけでなく、相互の関係を表現でき、(c)特定
記号を一時的に記憶し易いという好適な特性を有してい
る。すなわち、 (a)連続性を有する一連の文字としては、1,2,3
といったアラビア数字を用いることもでき、一,二,三
といった漢数字を用いることもでき、また、大文字のロ
ーマ数字や小文字のローマ数字を用いることもできる。
さらに、a,b,cといった小文字のアルファベットや
A,B,Cといった大文字のアルファベットを用いるこ
ともでき、α,β,γや甲,乙,丙など一般に馴染まれ
ている「連続性を有する文字」は、少なく見積っても約
8種類、60余文字有る。しかも、例えばA3とか6d
とかいった組合せも可能であり、その上、これら一連の
文字と「名称を有する図形(例えば円形,三角形など)
と組み合わせるので、組合せより成る特定の記号の数
は、広大・複雑な道路網の連続状態を標示する場合でも
不足することが無い。 (b)図形と連続性文字とを組み合わせて道路上の特定
地点を標示するので、上記特定地点を分類して関連性を
表現することも可能である(例えば円形は国道,三角形
は県道といった使い分けや、数字が若いほど南(図の下
方)寄りにするといった使い分けなど)。 (c)地図帳においては別葉の地図を並べて対象するこ
とができず、或るページの区分図を一時的に記憶してお
いて他のページを開かねばならない。このような使用状
態において、例えば「三角マークの6」とか「星形の
8」とかいう具合に特定の記号を記憶に留め易いので、
別葉に分断されている道路の連続状態を理解するための
記号として好適である。
し多数本の道路に対して、それぞれ明確に他と識別し得
る特定の記号を付することができて便利である。本請求
項が適用の対象とするメッシュ式区分地図帳は、多くの
場合、多数葉の区分図(例えば100葉程度)によって
広大な地域をカバーするので、この地域の中に敷設され
ている主要道路の数は、国道,都道府県道,市町村道を
合わせて膨大な多数である。従って、これら多数の道路
のそれぞれに「明確に他と識別できる特定の記号」を付
することの重要性は非常に大きく、この請求項5の発明
は前記請求項4の発明をして実効あらしめるために推奨
される。本請求項5の構成より成る特定の記号は、例え
ば円形とか三角形とかいうように名称を有している図形
の中に「一連の文字」を配したものである。こうした構
成は、(a)互いに紛らわしくない多数の特定記号を設
定することができ、(b)特定記号の相互の差異が明確
であるだけでなく、相互の関係を表現でき、(c)特定
記号を一時的に記憶し易いという好適な特性を有してい
る。すなわち、 (a)連続性を有する一連の文字としては、1,2,3
といったアラビア数字を用いることもでき、一,二,三
といった漢数字を用いることもでき、また、大文字のロ
ーマ数字や小文字のローマ数字を用いることもできる。
さらに、a,b,cといった小文字のアルファベットや
A,B,Cといった大文字のアルファベットを用いるこ
ともでき、α,β,γや甲,乙,丙など一般に馴染まれ
ている「連続性を有する文字」は、少なく見積っても約
8種類、60余文字有る。しかも、例えばA3とか6d
とかいった組合せも可能であり、その上、これら一連の
文字と「名称を有する図形(例えば円形,三角形など)
と組み合わせるので、組合せより成る特定の記号の数
は、広大・複雑な道路網の連続状態を標示する場合でも
不足することが無い。 (b)図形と連続性文字とを組み合わせて道路上の特定
地点を標示するので、上記特定地点を分類して関連性を
表現することも可能である(例えば円形は国道,三角形
は県道といった使い分けや、数字が若いほど南(図の下
方)寄りにするといった使い分けなど)。 (c)地図帳においては別葉の地図を並べて対象するこ
とができず、或るページの区分図を一時的に記憶してお
いて他のページを開かねばならない。このような使用状
態において、例えば「三角マークの6」とか「星形の
8」とかいう具合に特定の記号を記憶に留め易いので、
別葉に分断されている道路の連続状態を理解するための
記号として好適である。
【0032】請求項6の発明方法によると、ユーザーが
走行している地区が描かれている地区の二方,三方,も
しくは四方が別葉の地図に描かれた地区で囲まれている
場合、進行方向前方が描かれている別葉の地図との間の
連続性(とりわけ道路の連続性)を迅速容易に認識する
ことができる。メッシュ方式の区分は、通常、広大な地
域を多数(例えば、株式会社武揚堂発行の10万分の1
関東甲信越ビッグマップでは95)の地区に区分される
ので、三方もしくは四方を隣接地区で囲まれている地区
が圧倒的に多い。こうした実情に鑑みて、1区画の隣接
地区に対して1種類の図形を割り当てるとともに、同じ
図形相互を文字によって識別することにより、周囲隣接
地区の道路との連続状態を合理的にかつ明確に標示する
ことができる本請求項6の実用的価値は多大である。
走行している地区が描かれている地区の二方,三方,も
しくは四方が別葉の地図に描かれた地区で囲まれている
場合、進行方向前方が描かれている別葉の地図との間の
連続性(とりわけ道路の連続性)を迅速容易に認識する
ことができる。メッシュ方式の区分は、通常、広大な地
域を多数(例えば、株式会社武揚堂発行の10万分の1
関東甲信越ビッグマップでは95)の地区に区分される
ので、三方もしくは四方を隣接地区で囲まれている地区
が圧倒的に多い。こうした実情に鑑みて、1区画の隣接
地区に対して1種類の図形を割り当てるとともに、同じ
図形相互を文字によって識別することにより、周囲隣接
地区の道路との連続状態を合理的にかつ明確に標示する
ことができる本請求項6の実用的価値は多大である。
【0033】請求項7の発明方法によると、道路上の特
定の地点を標示する特定の記号が独特の形状をしている
だけでなく、他と明確に識別できる色調に彩色されてい
るので、該特定の記号を探す手間が掛からず、一見した
だけで直感的に該特定の記号の存在を認識することがで
きる。
定の地点を標示する特定の記号が独特の形状をしている
だけでなく、他と明確に識別できる色調に彩色されてい
るので、該特定の記号を探す手間が掛からず、一見した
だけで直感的に該特定の記号の存在を認識することがで
きる。
【0034】このようにして該特定の記号の発見が容易
になることは、単に道路の連続状態を迅速に知り得ると
いうだけではなく、(a)混同防止のため、および
(b)交通事故防止のために重大な意義を有している。
すなわち、 (a)本発明に係る特定の記号を構成している円形,三
角形などの図形は、幾何学的図形という意味だけでは識
別性が完全であるとは言い難い。例えば三角形は山頂や
三角点(測量の基準点)にも用いられる図形であるが、
使用者の常識によって「このような市街地に山頂が有る
筈は無い」という判断を加えて、山頂ではなくて道路の
地点標示マークであると認識することになる。本請求項
7の適用によって単なる三角形ではなく、例えば濃紺色
の三角形や鮮紅色の三角形として表されていれば、思考
や判断を要せずに道路標示のマークであることが直ちに
分かる。 (b)別葉の地図を見比べるという動作は、自動車の走
行中に行なわれないとも限らない。このため、地図を見
ながら探したり考えたりすることは、間接的に交通事故
を誘発する原因となりかねない。こうした観点から、本
請求項7の発明は交通安全にも貢献する。
になることは、単に道路の連続状態を迅速に知り得ると
いうだけではなく、(a)混同防止のため、および
(b)交通事故防止のために重大な意義を有している。
すなわち、 (a)本発明に係る特定の記号を構成している円形,三
角形などの図形は、幾何学的図形という意味だけでは識
別性が完全であるとは言い難い。例えば三角形は山頂や
三角点(測量の基準点)にも用いられる図形であるが、
使用者の常識によって「このような市街地に山頂が有る
筈は無い」という判断を加えて、山頂ではなくて道路の
地点標示マークであると認識することになる。本請求項
7の適用によって単なる三角形ではなく、例えば濃紺色
の三角形や鮮紅色の三角形として表されていれば、思考
や判断を要せずに道路標示のマークであることが直ちに
分かる。 (b)別葉の地図を見比べるという動作は、自動車の走
行中に行なわれないとも限らない。このため、地図を見
ながら探したり考えたりすることは、間接的に交通事故
を誘発する原因となりかねない。こうした観点から、本
請求項7の発明は交通安全にも貢献する。
【0035】請求項8の発明方法によると、必ずしも色
わけしなくても特定の記号の識別,認識を容易ならしめ
ることができる。この輪郭線の太さに変化を与えるとい
う方法は、前記請求項7に係る記号の彩色と併用するこ
とも可能であるが、何らかの事情(例えば地図が単色刷
りの場合など)によって特定記号の色わけが出来ないと
き、この請求項8を適用して輪郭線に特徴を与えて視認
性を良くすることが有効である。本請求項8を適用して
図形の輪郭線の一部分を太くする、いわゆる影線を付け
るという作業は、地図制作用のコンピュータを用いるこ
とにより、簡単な操作で容易に実施することができるの
で実用的である。
わけしなくても特定の記号の識別,認識を容易ならしめ
ることができる。この輪郭線の太さに変化を与えるとい
う方法は、前記請求項7に係る記号の彩色と併用するこ
とも可能であるが、何らかの事情(例えば地図が単色刷
りの場合など)によって特定記号の色わけが出来ないと
き、この請求項8を適用して輪郭線に特徴を与えて視認
性を良くすることが有効である。本請求項8を適用して
図形の輪郭線の一部分を太くする、いわゆる影線を付け
るという作業は、地図制作用のコンピュータを用いるこ
とにより、簡単な操作で容易に実施することができるの
で実用的である。
【0036】請求項9の発明によると、不規則な境界線
で区分された二つの地区のそれぞれが描かれている別葉
の地図の間で、上記双方の地区を結んでいる道路の連続
性が簡単な記号によって明確に標示されているので、例
えば大都市の区分地図などのように不規則な輪郭線で囲
まれた地区のそれぞれを別葉に描かれる区分図に好適で
ある。3地区もしくは3地区以上のN個の地区のそれぞ
れを描いたN葉の地図が作成される場合においても、上
記N個の地区の中から任意の二つの地区を選定して、そ
の何れか一方を第1の地区とし、他方を第2の地区とす
ることによって適応することができる。
で区分された二つの地区のそれぞれが描かれている別葉
の地図の間で、上記双方の地区を結んでいる道路の連続
性が簡単な記号によって明確に標示されているので、例
えば大都市の区分地図などのように不規則な輪郭線で囲
まれた地区のそれぞれを別葉に描かれる区分図に好適で
ある。3地区もしくは3地区以上のN個の地区のそれぞ
れを描いたN葉の地図が作成される場合においても、上
記N個の地区の中から任意の二つの地区を選定して、そ
の何れか一方を第1の地区とし、他方を第2の地区とす
ることによって適応することができる。
【0037】請求項10の発明によると、東西の直線状
境界によって区分された双方の地区の間における道路の
連続状態を標示することもでき、南北の直線状境界によ
って区分された双方の地区の間における道路の連続状態
を標示することもできるので、上記の二種類の標示を併
用することにより、経線と緯線とでメッシュ状に区分さ
れた、「広大な地域を区分された多数の長方形地区のそ
れぞれを別葉に描かれた複数葉の地図」に適用するに好
適である。経線,緯線でなく、直交する直線で区分され
た複数葉の地図においても同様の作用,効果を奏する。
境界によって区分された双方の地区の間における道路の
連続状態を標示することもでき、南北の直線状境界によ
って区分された双方の地区の間における道路の連続状態
を標示することもできるので、上記の二種類の標示を併
用することにより、経線と緯線とでメッシュ状に区分さ
れた、「広大な地域を区分された多数の長方形地区のそ
れぞれを別葉に描かれた複数葉の地図」に適用するに好
適である。経線,緯線でなく、直交する直線で区分され
た複数葉の地図においても同様の作用,効果を奏する。
【0038】請求項11の発明によると、別葉の地図と
して描かれる地区が多数であって、地区相互間の境界線
の数が更に多数であり、該多数の境界線と道路とが交わ
る特定の地点の数が極めて多数であっても、それぞれの
特定の地点を識別するために必要な極めて多数の記号を
設定することができ、しかも記号相互の差異が明確で混
同の虞れが無い。
して描かれる地区が多数であって、地区相互間の境界線
の数が更に多数であり、該多数の境界線と道路とが交わ
る特定の地点の数が極めて多数であっても、それぞれの
特定の地点を識別するために必要な極めて多数の記号を
設定することができ、しかも記号相互の差異が明確で混
同の虞れが無い。
【図1】本発明の1実施形態に係る複数葉の地図のう
ち、隣接する2つの地区のそれぞれを別葉に描かれた2
枚を対比させた模式図である。
ち、隣接する2つの地区のそれぞれを別葉に描かれた2
枚を対比させた模式図である。
【図2】本発明に係る複数葉の地図の1実施形態を示
し、(A)は港区の区分図の鉄道と道路とを抽出した模
式図、(B)は同じく千代田区の鉄道と道路とを抽出し
た模式図である。
し、(A)は港区の区分図の鉄道と道路とを抽出した模
式図、(B)は同じく千代田区の鉄道と道路とを抽出し
た模式図である。
【図3】前掲の図2に示した実施形態の(A)図と
(B)との方角を揃えた状態の模式図である。
(B)との方角を揃えた状態の模式図である。
【図4】第1の地区を中心として、その周囲に、不規則
な境界線で区分された第2の地区ないし第Nの地区(N
は3以上の整数)が存在している場合の道路網を描いた
模式図である。
な境界線で区分された第2の地区ないし第Nの地区(N
は3以上の整数)が存在している場合の道路網を描いた
模式図である。
【図5】広大な東京都の地域を23区ごとに区分して描
かれた地図の1例として示した千代田区図であって、見
開いた2ページについて主要道路と鉄道以外を極度に省
略した平面図である。
かれた地図の1例として示した千代田区図であって、見
開いた2ページについて主要道路と鉄道以外を極度に省
略した平面図である。
【図6】前掲の図5に示した千代田区の南西側に隣接し
て位置する港区の区分地図であって、見開いた2ページ
について主要道路に鉄道以外と極度に省略した平面図で
ある。
て位置する港区の区分地図であって、見開いた2ページ
について主要道路に鉄道以外と極度に省略した平面図で
ある。
【図7】前掲の図5に示した千代田区図と図6に示した
港区図とを対照するため示したもので、(A)は見開い
たままの状態の港区図、(B)は同じく千代田区の平面
図である。
港区図とを対照するため示したもので、(A)は見開い
たままの状態の港区図、(B)は同じく千代田区の平面
図である。
【図8】広大な地域の1例としての関東主要部をメッシ
ュ方式で21地区に区分した場合のページ数を索引する
ための目次として使用するように制作された平面図であ
る。
ュ方式で21地区に区分した場合のページ数を索引する
ための目次として使用するように制作された平面図であ
る。
【図9】港区図に対して千代田区図を、「方位を揃え
て」並べた状態を模式図に描いた説明図であって、
(A)は見開いた状態から右回り(時計方向)に90度
回転させた状態の港区図を描き、(B)は上記港区図の
方位と合わせるように左へ傾けた千代田区図を描いてあ
る。
て」並べた状態を模式図に描いた説明図であって、
(A)は見開いた状態から右回り(時計方向)に90度
回転させた状態の港区図を描き、(B)は上記港区図の
方位と合わせるように左へ傾けた千代田区図を描いてあ
る。
【図10】仮想の模式図であって、前掲の図9に示した
ように方位を揃えた港区図と千代田区図とを平行移動さ
せて接近させ、港区図に描かれている新橋駅5と千代田
区図に描かれている新橋駅5とを一致させるように双方
の区分図を部分的に重ね合わせてある。
ように方位を揃えた港区図と千代田区図とを平行移動さ
せて接近させ、港区図に描かれている新橋駅5と千代田
区図に描かれている新橋駅5とを一致させるように双方
の区分図を部分的に重ね合わせてある。
1…青山通り、2…六本木通り、3…桜田通り、4…日
比谷通り、5…新橋駅、6…国道4号線、7…特定の記
号。
比谷通り、5…新橋駅、6…国道4号線、7…特定の記
号。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】請求項10の発明に係る複数葉の地図の構
成は、東西もしくは南北の直線状の境界線もしくは直交
する直線状の境界線によって区分された第1の地区と第
2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、
上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表されてお
り、上記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所、
もしくは、境界線と交わっている箇所の至近に位置せし
めた特定の地点に、当該道路が当該境界線と交わってい
るという特定の地点を標示する特定の記号が付されてい
て、前記第1の地区が描かれている地図上の前記の道路
と、第2の地区が描かれている地図上の前記の道路との
連続性が、前記特定の記号によって表現されるととも
に、上記双方の地図に描かれている一連の道路が、他の
道路と混同されないようになっていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項10の発明によると、東西
の、または直交する直線状境界によって区分された双方
の地区の間における道路の連続状態を標示することもで
き、南北の直線状境界によって区分された双方の地区の
間における道路の連続状態を標示することもできるの
で、上記の二種類の標示を併用することにより、経線と
緯線とでメッシュ状に区分された、「広大な地域を区分
された多数の長方形地区のそれぞれを別葉に描かれた複
数葉の地図」に適用するに好適である。経線,緯線では
なく、直交する直線で区分された複数葉の地図において
も同様の作用,効果を奏する。
成は、東西もしくは南北の直線状の境界線もしくは直交
する直線状の境界線によって区分された第1の地区と第
2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成り、
上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表されてお
り、上記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所、
もしくは、境界線と交わっている箇所の至近に位置せし
めた特定の地点に、当該道路が当該境界線と交わってい
るという特定の地点を標示する特定の記号が付されてい
て、前記第1の地区が描かれている地図上の前記の道路
と、第2の地区が描かれている地図上の前記の道路との
連続性が、前記特定の記号によって表現されるととも
に、上記双方の地図に描かれている一連の道路が、他の
道路と混同されないようになっていることを特徴とす
る。以上に説明した請求項10の発明によると、東西
の、または直交する直線状境界によって区分された双方
の地区の間における道路の連続状態を標示することもで
き、南北の直線状境界によって区分された双方の地区の
間における道路の連続状態を標示することもできるの
で、上記の二種類の標示を併用することにより、経線と
緯線とでメッシュ状に区分された、「広大な地域を区分
された多数の長方形地区のそれぞれを別葉に描かれた複
数葉の地図」に適用するに好適である。経線,緯線では
なく、直交する直線で区分された複数葉の地図において
も同様の作用,効果を奏する。
Claims (11)
- 【請求項1】 不規則な境界線によって区分されている
第1の地区と第2の地区とが有り、 主として第1の地区を描いた地図と、主として第2の地
区を描いた地図とが別葉になっており、かつ、上記双方
の地区を結ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、 第1の地区を描いた地図に表されている道路と、第2の
地区を描いた地図に表されている道路とが連続している
ことを地図上に標示して、双方の地図の不連続性を解消
する方法において、 前記の道路が境界線と交わっている箇所の近傍に位置せ
しめて、該道路上の特定の地点を選定し、 主として第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、
および、主として第2の地区を描いた地図上の前記特定
の地点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の
記号を付することを特徴とする、複数葉の地図の不連続
性を解消する方法。 - 【請求項2】 前記の特定の地点は、道路が境界線と交
わる箇所の一つについて1個とするとともに、複数の道
路に対応せしめて相互に異なる特定の記号を設け、 かつ、上記特定の記号は、円形,半円形,扇形,楕円
形,卵形,長円形,多角形,各種星形,括弧,ハート,
スペード,クラブ,ダイヤ,および、これらに類似する
図形の少なくとも1種類を含む図形の中に文字を配した
ものであることを特徴とする、請求項1に記載した複数
葉の地図の不連続性を解消する方法。 - 【請求項3】 前記第1の地区の周囲に、不規則な境界
線で区分された第2の地区,ないし第Nの地区(ただ
し、Nは3もしくはそれ以上の整数)が存在していて、
それぞれの地区を別葉の地図とし、 上記N個の地区のうち、相互に隣接する地区を結ぶ道路
が境界線と交わっている箇所の近傍に位置せしめて、上
記の交わっている箇所ごとに道路上の特定の地点を選定
し、 別葉の地図上に表されている特定の地点ごとに、他の記
号と識別し得る特定の記号を付することを特徴とする、
請求項1に記載した複数葉の地図の不連続性を解消する
方法。 - 【請求項4】 東西もしくは南北の、または直交する直
線状の境界線によって区分されている第1の地区と第2
の地区とが有り、 主として第1の地区を描いた地図と、主として第2の地
区を描いた地図とが別葉になっており、かつ、上記双方
の地区を結ぶ道路が前記境界線と交わっている場合、 第1の地区を描いた地図に表されている道路と、第2の
地区を描いた地図に表されている道路とが連続している
ことを地図上に標示して、双方の地図の不連続性を解消
する方法において、 前記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所の至近
に位置せしめて、特定の地点を設定し、 主として第1の地区を描いた地図上の上記特定の地点、
および、主として第2の地区を描いた地図上の前記特定
の地点のそれぞれに、道路上の特定の地点を表す特定の
記号を付することを特徴とする、複数葉の地図の不連続
性を解消する方法。 - 【請求項5】 前記の特定の記号は、円形,卵形,長円
形,楕円形,三角形,四角形,五角形,六角形,星形、
および、その他の「名称を有する図形」の中から1種類
もしくは複数種類、またはこれらの組み合わせを選定
し、かつ、上記の図形の中に「互いに連続性を有する文
字」の1文字もしくは複数文字を配したものであること
を特徴とする、請求項4に記載した複数葉の地図の不連
続性を解消する方法。 - 【請求項6】 前記第1の地区を描いた地図の長方形,
正方形,もしくはこれらを基調とする形状の4辺のう
ち、その2辺に接して、もしくは3辺に接して、または
4辺に接して、隣接地区を描いた複数の地図を、それぞ
れ別葉の地図とし、 前記特定の記号は、第1の地区を描いた地図の各辺ごと
に1種類の「名称を有する図形」を割り当てるととも
に、 1種類の図形が複数個であるとき、該図形の中に同一種
別の、互いに異なる文字を配することを特徴とする、請
求項5に記載した複数葉の地図の不連続性を解消する方
法。 - 【請求項7】 前記特定の記号に、地図と異質の色調を
用いて彩色することにより、同一図形,同一文字であっ
ても異なる記号を作り出すことができ、 かつ、該特定の記号の存在を鮮明ならしめるとともに、
該特定の記号が道路上の特定の地点を標示するものであ
ることを使用者に容易に、かつ強烈に認識せしめること
を特徴とする、請求項2もしくは請求項5に記載した複
数葉の地図の不連続性を解消する方法。 - 【請求項8】 前記特定の記号を形成している図形の輪
郭線の一部分を太くして、該図形が「通例の地図用記
号」と異なるものであることを明確ならしめることを特
徴とする、請求項2もしくは請求項5に記載した複数葉
の地図の不連続性を解消する方法。 - 【請求項9】 不規則な境界線で区分された第1の地区
と第2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図より成
り、上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表されて
おり、 上記第1の地区の地図に表されている道路上に、境界線
に近接して位置する特定の地点を標示する特定の記号が
付されているとともに、 前記第2の地図に表されている道路上の、前記特定の地
点に相当する箇所に、前記特定の記号が付されていて、 前記第1の地区を描いた地図に表されている道路と、第
2の地区を描いた地図に表されている道路との連続性
が、前記特定の記号を介して表現されており、かつ、 上記双方の地図に描かれている道路が、他の道路と混同
されないようになっていることを特徴とする、連続性を
有する複数葉の地図。 - 【請求項10】 東西もしくは南北の直線状の境界線ま
たは直交する直線状の境界線によって区分された第1の
地区と第2の地区とのそれぞれを描いた複数葉の地図よ
り成り、上記境界線と交わる道路が双方の地図上に表さ
れており、 上記の道路が直線状の境界線と交わっている箇所、もし
くは、境界線と交わっている箇所の至近に位置せしめた
特定の地点に、当該道路が当該境界線と交わっていると
いう特定の地点を標示する特定の記号が付されていて、 前記第1の地区が描かれている地図上の前記の道路と、
第2の地区が描かれている地図上の前記の道路との連続
性が、前記特定の記号によって表現されるとともに、 上記双方の地図に描かれている一連の道路が、他の道路
と混同されないようになっていることを特徴とする、連
続性を有する複数葉の地図。 - 【請求項11】 前記第1の地区と第2の地区とを結ん
で境界線と交わる道路が複数本描かれており、 前記特定の記号は、円形,楕円形,三角形,四角形,五
角形,六角形,および星形、並びに、上記以外の「名称
を有する図形」の内の何れか1種類以上の中に、「連続
性を有する複数個の文字」の1個もしくは複数個、また
はインデックス文字が配されたものであることを特徴と
する、請求項9もしくは請求項10に記載した連続性を
有する複数葉の地図。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7039098A JPH11272165A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 複数葉の地図の不連続性を解消する方法、および、連続性を有する複数葉の地図 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7039098A JPH11272165A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 複数葉の地図の不連続性を解消する方法、および、連続性を有する複数葉の地図 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11272165A true JPH11272165A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13430079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7039098A Pending JPH11272165A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 複数葉の地図の不連続性を解消する方法、および、連続性を有する複数葉の地図 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11272165A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108088448A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-05-29 | 武汉中海庭数据技术有限公司 | 一种高精度车道组与传统道路的匹配方法及装置 |
| CN113850907A (zh) * | 2020-06-28 | 2021-12-28 | 浙江宇视科技有限公司 | 一种路网信息提取方法、装置、电子设备和存储介质 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP7039098A patent/JPH11272165A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108088448A (zh) * | 2017-11-21 | 2018-05-29 | 武汉中海庭数据技术有限公司 | 一种高精度车道组与传统道路的匹配方法及装置 |
| CN108088448B (zh) * | 2017-11-21 | 2020-04-21 | 武汉中海庭数据技术有限公司 | 一种高精度车道组与传统道路的匹配方法及装置 |
| CN113850907A (zh) * | 2020-06-28 | 2021-12-28 | 浙江宇视科技有限公司 | 一种路网信息提取方法、装置、电子设备和存储介质 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040928 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20041117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050419 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |