JPH11273058A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
- Publication number
- JPH11273058A JPH11273058A JP7577198A JP7577198A JPH11273058A JP H11273058 A JPH11273058 A JP H11273058A JP 7577198 A JP7577198 A JP 7577198A JP 7577198 A JP7577198 A JP 7577198A JP H11273058 A JPH11273058 A JP H11273058A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- recording medium
- magnetic recording
- fatty acid
- acid ester
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- Lubricants (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁性層の強磁性粉末の分散性を向上させ、電
磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤と
を主体とする磁性塗料が塗布され磁性層が形成されてな
る磁気記録媒体において、第4級アンモニウム塩または
第3アミノ基を有する結合剤を用いるとともに、上記磁
性層にポリグリセリン脂肪酸エステルを添加する。ポリ
グリセリン脂肪酸エステルは、分散剤として機能し、強
磁性粉末の分散性が向上する。また結合剤の極性基との
相互作用により、走行耐久性が確保される。
磁変換特性に優れた磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 非磁性支持体上に強磁性粉末と結合剤と
を主体とする磁性塗料が塗布され磁性層が形成されてな
る磁気記録媒体において、第4級アンモニウム塩または
第3アミノ基を有する結合剤を用いるとともに、上記磁
性層にポリグリセリン脂肪酸エステルを添加する。ポリ
グリセリン脂肪酸エステルは、分散剤として機能し、強
磁性粉末の分散性が向上する。また結合剤の極性基との
相互作用により、走行耐久性が確保される。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる塗布型の
磁気記録媒体に関するものであり、特に電磁変換特性や
走行耐久性に優れ高密度記録に好適な磁気記録媒体に関
するものである。
磁気記録媒体に関するものであり、特に電磁変換特性や
走行耐久性に優れ高密度記録に好適な磁気記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体は、オーディオ用テープ、
ビデオテープ、バックアップ用データーカートリッジ、
フロッピーディスク等として広く利用されている。特
に、近年は、記録波長の短波長化、あるいはディジタル
記録方式など、高記録密度化に関する検討が盛んに行わ
れており、電磁変換特性の優れた磁気記録媒体の開発が
要求されている。
ビデオテープ、バックアップ用データーカートリッジ、
フロッピーディスク等として広く利用されている。特
に、近年は、記録波長の短波長化、あるいはディジタル
記録方式など、高記録密度化に関する検討が盛んに行わ
れており、電磁変換特性の優れた磁気記録媒体の開発が
要求されている。
【0003】塗布型の磁気記録媒体においては、電磁変
換特性を向上させるために、磁性層の薄膜化が検討され
ている。これは、記録時の自己減磁損失を低減すること
により電磁変換特性を向上させることを狙ったもので、
このような薄膜化に対応するべく、近年、種々の塗布方
式が提案されている。
換特性を向上させるために、磁性層の薄膜化が検討され
ている。これは、記録時の自己減磁損失を低減すること
により電磁変換特性を向上させることを狙ったもので、
このような薄膜化に対応するべく、近年、種々の塗布方
式が提案されている。
【0004】また、記録再生時のスペーシングロスを最
小限にするため、磁性層表面の平滑化も進められてい
る。高密度記録においては、使用する記録波長が短いた
め、表面の粗さの影響を受けやすく、表面粗さの制御が
特に重要である。
小限にするため、磁性層表面の平滑化も進められてい
る。高密度記録においては、使用する記録波長が短いた
め、表面の粗さの影響を受けやすく、表面粗さの制御が
特に重要である。
【0005】さらに、磁性層に使用する強磁性粉末の改
良も有効な手法である。具体的には、強磁性粉末として
強磁性合金粉末の使用、強磁性粉末の微細化、強磁性粉
末の保磁力の増加及び保磁力分布の均一化等が挙げられ
る。現在では、磁性材料の改良が積極的に進められた結
果、飽和磁化が140Am2 /kgを越える強磁性粉末
や、長軸長が0.1μm以下の強磁性粉末が開発されて
いる。また、保磁力が160kA/mを越える強磁性粉
末も現れ、保磁力分布に反映する粒子サイズ分布も極め
て均一化される等、めざましい発展が見られる。
良も有効な手法である。具体的には、強磁性粉末として
強磁性合金粉末の使用、強磁性粉末の微細化、強磁性粉
末の保磁力の増加及び保磁力分布の均一化等が挙げられ
る。現在では、磁性材料の改良が積極的に進められた結
果、飽和磁化が140Am2 /kgを越える強磁性粉末
や、長軸長が0.1μm以下の強磁性粉末が開発されて
いる。また、保磁力が160kA/mを越える強磁性粉
末も現れ、保磁力分布に反映する粒子サイズ分布も極め
て均一化される等、めざましい発展が見られる。
【0006】ところで、磁気記録媒体が良好な電磁変換
特性を発揮するためには、強磁性粉末を磁性塗料中に均
一に分散させる必要がある。しかしながら、一般に、上
述した要件を満たすために微細化された強磁性粉末ほ
ど、均一に分散させることが困難になる傾向にある。
特性を発揮するためには、強磁性粉末を磁性塗料中に均
一に分散させる必要がある。しかしながら、一般に、上
述した要件を満たすために微細化された強磁性粉末ほ
ど、均一に分散させることが困難になる傾向にある。
【0007】このような状況に対応する手法として、磁
性塗料を調整する際に行う混練或いは分散の所要時間を
長くすることが考えられる。しかし、これは、強磁性粉
末の損傷や製造効率の低下につながり、好ましくない。
性塗料を調整する際に行う混練或いは分散の所要時間を
長くすることが考えられる。しかし、これは、強磁性粉
末の損傷や製造効率の低下につながり、好ましくない。
【0008】一方、結合剤に官能基を導入することで、
強磁性粉末との相互作用を強くし、分散性を向上させる
試みもなされており、これによりある程度の性能が発揮
されるものの、高密度記録用として開発された微細な強
磁性粉末を十分に分散させるのは未だ困難であるという
のが現状である。
強磁性粉末との相互作用を強くし、分散性を向上させる
試みもなされており、これによりある程度の性能が発揮
されるものの、高密度記録用として開発された微細な強
磁性粉末を十分に分散させるのは未だ困難であるという
のが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するために提案されたものであり、磁性層
中の強磁性粉末の分散性を向上させ、電磁変換特性に優
れた磁気記録媒体を提供することを目的とする。
問題点を解決するために提案されたものであり、磁性層
中の強磁性粉末の分散性を向上させ、電磁変換特性に優
れた磁気記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
目的を達成せんものと様々な角度から鋭意検討を重ねた
結果、塗布型磁気記録媒体において、結合剤に特定の極
性基を導入するとともに、磁性層塗料中に磁性粉表面処
理剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを添加するこ
とで、優れた電磁変換特性が得られることを見いだし、
本発明を完成させるに至った。
目的を達成せんものと様々な角度から鋭意検討を重ねた
結果、塗布型磁気記録媒体において、結合剤に特定の極
性基を導入するとともに、磁性層塗料中に磁性粉表面処
理剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを添加するこ
とで、優れた電磁変換特性が得られることを見いだし、
本発明を完成させるに至った。
【0011】すなわち、本願発明の磁気記録媒体は、非
磁性支持体上に結合剤と比表面積35m2 /g以上の強
磁性粉末とを主体とする磁性塗料が塗布され磁性層が形
成されてなる磁気記録媒体において、上記結合剤が極性
基として第4級アンモニウム塩及び/又は第3アミノ基
を有し、且つ磁性層がポリグリセリン脂肪酸エステルを
含有することを特徴とするものである。
磁性支持体上に結合剤と比表面積35m2 /g以上の強
磁性粉末とを主体とする磁性塗料が塗布され磁性層が形
成されてなる磁気記録媒体において、上記結合剤が極性
基として第4級アンモニウム塩及び/又は第3アミノ基
を有し、且つ磁性層がポリグリセリン脂肪酸エステルを
含有することを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、磁性層に添加されたポリ
グリセリン脂肪酸エステルが分散剤としての機能を果た
し、強磁性粉末の均一に分散させる。同時に、結合剤に
含まれる第4級アンモニウム塩や第3アミノ基により強
磁性粉末との相互作用が強化され、優れた電磁変換特性
と優れた走行耐久性とが両立される。
グリセリン脂肪酸エステルが分散剤としての機能を果た
し、強磁性粉末の均一に分散させる。同時に、結合剤に
含まれる第4級アンモニウム塩や第3アミノ基により強
磁性粉末との相互作用が強化され、優れた電磁変換特性
と優れた走行耐久性とが両立される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気記録媒体
の実施の形態について詳細に説明する。
の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】本発明に係る磁気記録媒体は、非磁性支持
体上に磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性塗料が塗布
され磁性層が形成されて構成され、特に、上記磁性層
に、ポリグリセリン脂肪酸エステルが分散剤として添加
されていることを特徴とする。
体上に磁性粉末と結合剤とを主体とする磁性塗料が塗布
され磁性層が形成されて構成され、特に、上記磁性層
に、ポリグリセリン脂肪酸エステルが分散剤として添加
されていることを特徴とする。
【0015】ここで、用いられるポリグリセリン脂肪酸
エステルとしては、下記の化6で示される化合物であ
る。
エステルとしては、下記の化6で示される化合物であ
る。
【0016】
【化6】
【0017】この化6に示すポリグリセリン脂肪酸エス
テルにおいて、R1、R2のうちの少なくとも一方が一般
式CnH2(n-m)+1CO(但し、m、nはいずれも整数を
表し、n<20、m<5、n>mである。)で表される
アシル基であることが好ましい。ここで、アシル基の炭
素数nは、増加するほど溶媒への溶解性が悪くなるた
め、20未満とすることが好ましい。
テルにおいて、R1、R2のうちの少なくとも一方が一般
式CnH2(n-m)+1CO(但し、m、nはいずれも整数を
表し、n<20、m<5、n>mである。)で表される
アシル基であることが好ましい。ここで、アシル基の炭
素数nは、増加するほど溶媒への溶解性が悪くなるた
め、20未満とすることが好ましい。
【0018】また、ポリグリセリンの重合度xが大きく
なるほど分子量が増加し、強磁性粉末に吸着できる単位
重量当たりの分子数が減少するため、分散効果が低下す
る傾向にある。しかも、塗料粘度も増加する傾向にあ
る。したがって、重合度xは、10未満であることが望
ましい。
なるほど分子量が増加し、強磁性粉末に吸着できる単位
重量当たりの分子数が減少するため、分散効果が低下す
る傾向にある。しかも、塗料粘度も増加する傾向にあ
る。したがって、重合度xは、10未満であることが望
ましい。
【0019】上述したポリグリセリン脂肪酸エステル
は、磁性層に添加されると、その水酸基が強磁性粉末の
表面に吸着することによって分散剤として機能を果た
し、強磁性粉末の分散性を向上させる。均一に分散され
た強磁性粉末は、その特性を十分に発揮し、電磁変換特
性が向上する。
は、磁性層に添加されると、その水酸基が強磁性粉末の
表面に吸着することによって分散剤として機能を果た
し、強磁性粉末の分散性を向上させる。均一に分散され
た強磁性粉末は、その特性を十分に発揮し、電磁変換特
性が向上する。
【0020】さらに、ポリグリセリン脂肪酸エステル
は、強磁性粉末に対して速い速度で吸着するため、強磁
性粉末の分散速度が速く、分散に要する時間の短縮が可
能となる。
は、強磁性粉末に対して速い速度で吸着するため、強磁
性粉末の分散速度が速く、分散に要する時間の短縮が可
能となる。
【0021】磁性層に添加されるポリグリセリン脂肪酸
エステルの添加量は、強磁性粉末100重量部に対し
て、0.3〜10重量部が望ましい。添加量が10重量
部を越える場合には、未反応の官能基が磁性層中に多く
残存し、これらが相互作用を及ぼし合うため分散性が低
下してしまう。一方、添加量が0.3重量部未満の場合
には、分散剤としての機能が発揮されない。ポリグリセ
リン脂肪酸エステルが分散剤としての機能を十分に発揮
するためには、その添加量が1.0〜5.0重量部であ
ることがより望ましい。
エステルの添加量は、強磁性粉末100重量部に対し
て、0.3〜10重量部が望ましい。添加量が10重量
部を越える場合には、未反応の官能基が磁性層中に多く
残存し、これらが相互作用を及ぼし合うため分散性が低
下してしまう。一方、添加量が0.3重量部未満の場合
には、分散剤としての機能が発揮されない。ポリグリセ
リン脂肪酸エステルが分散剤としての機能を十分に発揮
するためには、その添加量が1.0〜5.0重量部であ
ることがより望ましい。
【0022】さらに、全添加量が上記範囲内にあれば、
2種類以上のポリグリセリン脂肪酸エステルを同時に添
加してもよいし、従来公知の他の分散剤と併用して使用
してもよい。
2種類以上のポリグリセリン脂肪酸エステルを同時に添
加してもよいし、従来公知の他の分散剤と併用して使用
してもよい。
【0023】上述した磁性層は、ポリグリセリン脂肪酸
エステルが添加された磁性塗料を非磁性支持体上に塗
布、乾燥することによって形成される。
エステルが添加された磁性塗料を非磁性支持体上に塗
布、乾燥することによって形成される。
【0024】具体的には、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ルと強磁性粉末と結合剤とを同時に混合し、溶剤ととも
に混練、分散する方法によって磁性塗料が調整される。
または、予めポリグリセリン脂肪酸エステルで処理をし
た強磁性粉末を結合剤と溶剤とともに混練、分散する方
法によって磁性塗料が作製される。
ルと強磁性粉末と結合剤とを同時に混合し、溶剤ととも
に混練、分散する方法によって磁性塗料が調整される。
または、予めポリグリセリン脂肪酸エステルで処理をし
た強磁性粉末を結合剤と溶剤とともに混練、分散する方
法によって磁性塗料が作製される。
【0025】一方、結合剤中に導入される第4級アンモ
ニウム塩の一般式は下記の化7、化8で表され、第3ア
ミノ基の一般式は下記の化9、化10で表される。
ニウム塩の一般式は下記の化7、化8で表され、第3ア
ミノ基の一般式は下記の化9、化10で表される。
【0026】
【化7】
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】これら第4級アンモニウム塩や第3アミノ
基の含有量は、0.001mmol/g〜1mmol/
gの範囲とすることが好ましい。含有量が0.001m
mol/g未満であると、結合剤と表面処理剤の界面間
の相互作用が弱くなるため、十分な走行耐久性を確保す
ることができない。一方、含有量が1mmol/gを越
えると、塗料の粘度が増し、強磁性粉末の分散性が阻害
されるのみならず、テープ表面の平滑性も悪化し、良好
な電磁変換特性が得られない。したがって、これら第4
級アンモニウム塩や第3アミノ基の含有量は、0.00
1mmol/g〜1mmol/gの範囲とすることが好
ましく、0.01mmol/g〜0.3mmol/gの
範囲内にすることがより好ましい。
基の含有量は、0.001mmol/g〜1mmol/
gの範囲とすることが好ましい。含有量が0.001m
mol/g未満であると、結合剤と表面処理剤の界面間
の相互作用が弱くなるため、十分な走行耐久性を確保す
ることができない。一方、含有量が1mmol/gを越
えると、塗料の粘度が増し、強磁性粉末の分散性が阻害
されるのみならず、テープ表面の平滑性も悪化し、良好
な電磁変換特性が得られない。したがって、これら第4
級アンモニウム塩や第3アミノ基の含有量は、0.00
1mmol/g〜1mmol/gの範囲とすることが好
ましく、0.01mmol/g〜0.3mmol/gの
範囲内にすることがより好ましい。
【0031】非磁性支持体の上記磁性層が設けられてい
ない面(裏面)には、磁気記録媒体の走行性の向上や帯
電防止、及び転写防止等を目的として、バックコート層
を設けてもよい。
ない面(裏面)には、磁気記録媒体の走行性の向上や帯
電防止、及び転写防止等を目的として、バックコート層
を設けてもよい。
【0032】また、磁性層と非磁性支持体との間に、磁
性層の平滑性を得る目的で、非磁性粉末を結合剤中に分
散させた非磁性層(下層)を設けることも可能である。
これは、一般に重層塗布型磁気記録媒体と呼ばれるもの
である。
性層の平滑性を得る目的で、非磁性粉末を結合剤中に分
散させた非磁性層(下層)を設けることも可能である。
これは、一般に重層塗布型磁気記録媒体と呼ばれるもの
である。
【0033】上記磁性層に含有させる結合剤には、従来
より磁気記録媒体用の結合剤として使用される公知の熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂等が使用可能で
あり、数平均分子量が5000〜100000のものが
好ましい。
より磁気記録媒体用の結合剤として使用される公知の熱
可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂等が使用可能で
あり、数平均分子量が5000〜100000のものが
好ましい。
【0034】熱可塑性樹脂の例としては、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビ
ニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロ
ニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデ
ン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共
重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、
メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリフッ化
ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースダイアセテー
ト、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネ
ート、ニトロセルロース)、スチレン−ブタジエン共重
合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹
脂、合成ゴム等が挙げられる。
ル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビ
ニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロ
ニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデ
ン共重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン共
重合体、メタクリル酸エステル−塩化ビニル共重合体、
メタクリル酸エステル−エチレン共重合体、ポリフッ化
ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、
アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリアミド樹
脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘導体(セルロ
ースアセテートブチレート、セルロースダイアセテー
ト、セルローストリアセテート、セルロースプロピオネ
ート、ニトロセルロース)、スチレン−ブタジエン共重
合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アミノ樹
脂、合成ゴム等が挙げられる。
【0035】熱硬化性樹脂または反応性樹脂の例として
は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化
型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド
樹脂などが挙げられる。
は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化
型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリアミン樹脂、尿素ホルムアルデヒド
樹脂などが挙げられる。
【0036】また、上記の全ての結合剤には、顔料の分
散性を向上させるために、−SO3M、−OSO3M、−
COOM、P=O(OM)2等の極性官能基を導入して
もよい。ここで、式中Mは、水素原子或いはリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属である。あるい
は、−OH、−SH、−CN、エポキシ基等の極性官能
基もある。これら極性官能基の含有量は、0.001〜
1mmol/gであり、好ましくは0.01〜0.3m
mol/gである。
散性を向上させるために、−SO3M、−OSO3M、−
COOM、P=O(OM)2等の極性官能基を導入して
もよい。ここで、式中Mは、水素原子或いはリチウム、
カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属である。あるい
は、−OH、−SH、−CN、エポキシ基等の極性官能
基もある。これら極性官能基の含有量は、0.001〜
1mmol/gであり、好ましくは0.01〜0.3m
mol/gである。
【0037】これら結合剤は、一種単独で用いることも
可能であるが、2種類以上を併用することも可能であ
る。磁性層における結合剤の含有量は、強磁性粉末10
0重量部に対して、1〜200重量部、好ましくは10
〜50重量部である。結合剤の含有量が多すぎる場合に
は、相対的に強磁性粉末の磁性層に占める割合が低下し
て出力が低下し、また、ドライブでの繰り返し摺動等に
より塑性流動を起こしやすくなり、磁気記録媒体の走行
耐久性が低下する。一方、結合剤の含有量が少なすぎる
場合には、塗膜が脆くなり、磁気記録媒体の走行耐久性
が低下してしまう。
可能であるが、2種類以上を併用することも可能であ
る。磁性層における結合剤の含有量は、強磁性粉末10
0重量部に対して、1〜200重量部、好ましくは10
〜50重量部である。結合剤の含有量が多すぎる場合に
は、相対的に強磁性粉末の磁性層に占める割合が低下し
て出力が低下し、また、ドライブでの繰り返し摺動等に
より塑性流動を起こしやすくなり、磁気記録媒体の走行
耐久性が低下する。一方、結合剤の含有量が少なすぎる
場合には、塗膜が脆くなり、磁気記録媒体の走行耐久性
が低下してしまう。
【0038】さらには、上記結合剤を架橋硬化させるポ
リイソシアネートを併用することも可能である。このポ
リイソシアネートとしては、トルエンジイソシアネート
並びに、これらの付加体、アルキレンジイソシアネート
並びに、これらの付加体が挙げられる。これらポリイソ
シアネートの上記結合剤への配合量は、上記結合剤10
0重量部に対して、5〜80重量部、好ましくは、10
〜50重量部である。
リイソシアネートを併用することも可能である。このポ
リイソシアネートとしては、トルエンジイソシアネート
並びに、これらの付加体、アルキレンジイソシアネート
並びに、これらの付加体が挙げられる。これらポリイソ
シアネートの上記結合剤への配合量は、上記結合剤10
0重量部に対して、5〜80重量部、好ましくは、10
〜50重量部である。
【0039】上記磁性層に用いられる強磁性粉末として
は、Fe、Co、Ni等の金属、Fe−Co、Fe−N
i、Fe−Al、Fe−Ni−Al、Fe−Al−P、
Fe−Ni−Si−Al、Fe−Ni−Si−Al−M
n、Fe−Mn−Zn、Fe−Ni−Zn、Co−N
i、Co−P、Fe−Co−Ni、Fe−Co−Ni−
Cr、Fe−Co−Ni−P、Fe−Co−B、Fe−
Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co
−V等の合金、窒化鉄、炭化鉄等が挙げられる。還元時
の焼結防止または形状維持等の目的として、Al、S
i、P、B等の軽金属元素を適当量添加しても、本発明
の効果を妨げるものではない。
は、Fe、Co、Ni等の金属、Fe−Co、Fe−N
i、Fe−Al、Fe−Ni−Al、Fe−Al−P、
Fe−Ni−Si−Al、Fe−Ni−Si−Al−M
n、Fe−Mn−Zn、Fe−Ni−Zn、Co−N
i、Co−P、Fe−Co−Ni、Fe−Co−Ni−
Cr、Fe−Co−Ni−P、Fe−Co−B、Fe−
Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co
−V等の合金、窒化鉄、炭化鉄等が挙げられる。還元時
の焼結防止または形状維持等の目的として、Al、S
i、P、B等の軽金属元素を適当量添加しても、本発明
の効果を妨げるものではない。
【0040】さらに、強磁性粉末としては、γ−Fe2
O3、Fe3O4、γ−Fe2O3とFe3O4とのベルトラ
イド化合物、Coを含有するγ−Fe2O3、Coを含有
するFe3O4、Coを含有するγ−Fe2O3とFe3O4
とのベルトライド化合物、CrO2に1種またはそれ以
上の金属元素、例えばTe、Sb、Fe、B等を含有さ
せた酸化物等が挙げられる。また、六方晶系板状フェラ
イトも使用可能であり、M型、W型、Y型、Z型のバリ
ウムフェライト、ストロンチウムフェライト、カルシウ
ムフェライト、鉛フェライト等が挙げられる。また、こ
れらに、保磁力を制御する目的で、Co−Ti、Co−
Ti−Zn、Co−Ti−Nb、Co−Ti−Zn−N
b、Cu−Zr、Ni−Ti等を添加したものもある。
O3、Fe3O4、γ−Fe2O3とFe3O4とのベルトラ
イド化合物、Coを含有するγ−Fe2O3、Coを含有
するFe3O4、Coを含有するγ−Fe2O3とFe3O4
とのベルトライド化合物、CrO2に1種またはそれ以
上の金属元素、例えばTe、Sb、Fe、B等を含有さ
せた酸化物等が挙げられる。また、六方晶系板状フェラ
イトも使用可能であり、M型、W型、Y型、Z型のバリ
ウムフェライト、ストロンチウムフェライト、カルシウ
ムフェライト、鉛フェライト等が挙げられる。また、こ
れらに、保磁力を制御する目的で、Co−Ti、Co−
Ti−Zn、Co−Ti−Nb、Co−Ti−Zn−N
b、Cu−Zr、Ni−Ti等を添加したものもある。
【0041】これら強磁性粉末は、それぞれ一種単独で
用いることも可能であるが、2種類以上を併用すること
も可能である。
用いることも可能であるが、2種類以上を併用すること
も可能である。
【0042】また、本発明に用いられる強磁性粉末の比
表面積は、35〜80m2/g、好ましくは40〜70
m2/gであることが望ましい。比表面積が、上記範囲
内にあると、強磁性粉末の形状の微粒子化に伴い、高密
度記録が可能となり、ノイズ特性に優れた磁気記録媒体
を得ることが可能である。
表面積は、35〜80m2/g、好ましくは40〜70
m2/gであることが望ましい。比表面積が、上記範囲
内にあると、強磁性粉末の形状の微粒子化に伴い、高密
度記録が可能となり、ノイズ特性に優れた磁気記録媒体
を得ることが可能である。
【0043】さらに、本発明に用いられる強磁性粉末
は、長軸長0.05〜0.50μm、軸比が2〜15で
あることが好ましい。長軸長が0.05μm未満である
場合には、磁性塗料中の分散が困難となり、長軸長が
0.50μmを越える場合には、ノイズ特性が劣化する
虞れがあり好ましくない。軸比が2未満である場合に
は、強磁性粉末の配向性が低下し出力が低下する。軸比
が15を越える場合には、短波長信号出力が低下する虞
れがあり好ましくない。板状フェライトの場合には、板
径0.01〜0.5μm、板厚0.001〜0.2μm
程度が好ましい。長軸長、軸比、板径、及び板厚は、透
過型電子顕微鏡写真から無作為に選んだ100サンプル
以上の平均値を採用する。
は、長軸長0.05〜0.50μm、軸比が2〜15で
あることが好ましい。長軸長が0.05μm未満である
場合には、磁性塗料中の分散が困難となり、長軸長が
0.50μmを越える場合には、ノイズ特性が劣化する
虞れがあり好ましくない。軸比が2未満である場合に
は、強磁性粉末の配向性が低下し出力が低下する。軸比
が15を越える場合には、短波長信号出力が低下する虞
れがあり好ましくない。板状フェライトの場合には、板
径0.01〜0.5μm、板厚0.001〜0.2μm
程度が好ましい。長軸長、軸比、板径、及び板厚は、透
過型電子顕微鏡写真から無作為に選んだ100サンプル
以上の平均値を採用する。
【0044】重層塗布型磁気記録媒体の場合に、非磁性
層に用いられる非磁性粉末としては、例えば、α−Fe
2O3等の非磁性酸化鉄、ゲータイト、ルチル型酸化チタ
ン、アナターゼ型酸化チタン、酸化錫、酸化タングステ
ン、酸化硅素、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、
チタンカーバイト、BN,α−アルミナ、β−アルミ
ナ、γ−アルミナ、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二
硫化モリブデン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、チタン酸バリウム
等がある。
層に用いられる非磁性粉末としては、例えば、α−Fe
2O3等の非磁性酸化鉄、ゲータイト、ルチル型酸化チタ
ン、アナターゼ型酸化チタン、酸化錫、酸化タングステ
ン、酸化硅素、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化セリウム、
チタンカーバイト、BN,α−アルミナ、β−アルミ
ナ、γ−アルミナ、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二
硫化モリブデン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、チタン酸バリウム
等がある。
【0045】これらの非磁性粉末は、単独で用いること
も可能であるし、複数を混合して用いることも可能であ
る。また、これら非磁性粉末は、目的に応じて適当量の
不純物をドープすることも可能であるし、分散性の改
良、導電性の改良、導電性の付与、色調の改善等の目的
で、Al、Si、Ti、Sn、Sb、Zr等の化合物で
表面処理することも可能である。非磁性粉末の非表面積
は、30〜80m2/g、好ましくは40〜70m2/g
である。また、必要に応じて、ゴム用ファーネス、熱分
解カーボン、カラー用ブラック、アセチレンブラック等
のカーボンブラックが含まれていてもよい。これらカー
ボンブラックの比表面積は、100〜400m2/g、
DBP(Dibutyl phthalate)吸油量
は、20〜200ml/100gであることが好まし
い。非磁性粉末及びカーボンブラックの比表面積が上記
範囲内にある場合には、形状の微粒子化に伴い非磁性層
(下層)が平滑化し、結果的に磁性層(上層)の平滑化
が可能となるため、変調ノイズ特性に優れ、スペーシン
グロスの影響の少ない磁気記録媒体を得ることが可能と
なる。
も可能であるし、複数を混合して用いることも可能であ
る。また、これら非磁性粉末は、目的に応じて適当量の
不純物をドープすることも可能であるし、分散性の改
良、導電性の改良、導電性の付与、色調の改善等の目的
で、Al、Si、Ti、Sn、Sb、Zr等の化合物で
表面処理することも可能である。非磁性粉末の非表面積
は、30〜80m2/g、好ましくは40〜70m2/g
である。また、必要に応じて、ゴム用ファーネス、熱分
解カーボン、カラー用ブラック、アセチレンブラック等
のカーボンブラックが含まれていてもよい。これらカー
ボンブラックの比表面積は、100〜400m2/g、
DBP(Dibutyl phthalate)吸油量
は、20〜200ml/100gであることが好まし
い。非磁性粉末及びカーボンブラックの比表面積が上記
範囲内にある場合には、形状の微粒子化に伴い非磁性層
(下層)が平滑化し、結果的に磁性層(上層)の平滑化
が可能となるため、変調ノイズ特性に優れ、スペーシン
グロスの影響の少ない磁気記録媒体を得ることが可能と
なる。
【0046】本発明の磁気記録媒体においては、必要に
応じて上記磁性層に潤滑剤を含有させることが可能であ
る。上記潤滑剤としては、黒鉛、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、シリコーンオイル、炭素数が10〜
22の脂肪酸、並びにこれと炭素数が2〜26のアルコ
ールからなる脂肪酸エステル、テルペン化合物、並びに
これらのオリゴマー等が挙げられる。
応じて上記磁性層に潤滑剤を含有させることが可能であ
る。上記潤滑剤としては、黒鉛、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、シリコーンオイル、炭素数が10〜
22の脂肪酸、並びにこれと炭素数が2〜26のアルコ
ールからなる脂肪酸エステル、テルペン化合物、並びに
これらのオリゴマー等が挙げられる。
【0047】また、必要に応じて上記磁性層に研磨剤粒
子を含有させることが可能である。上記研磨剤粒子とし
ては、酸化アルミニウム(α、β、γ)、酸化クロム、
炭化硅素、ダイヤモンド、ガーネット、エメリー、窒化
ホウ素、チタンカーバイト、炭化硅素、炭化チタン、酸
化チタン(ルチル、アナターゼ)等が挙げられる。これ
らの研磨剤粒子は、強磁性粉末100重量部に対して、
20重量部以下、好ましくは10重量部以下が望まし
い。また、これらの研磨剤粒子は、モース硬度が、4以
上、好ましくは5以上であり、比重が、2〜6、好まし
くは、3〜5の範囲が望ましい。平均粒径は、0.5μ
m以下、好ましくは、0.3μm以下が望ましい。研磨
剤粒子の平均粒径も、強磁性粉末の場合と同様に、透過
型電子顕微鏡写真から測定し、統計処理する。
子を含有させることが可能である。上記研磨剤粒子とし
ては、酸化アルミニウム(α、β、γ)、酸化クロム、
炭化硅素、ダイヤモンド、ガーネット、エメリー、窒化
ホウ素、チタンカーバイト、炭化硅素、炭化チタン、酸
化チタン(ルチル、アナターゼ)等が挙げられる。これ
らの研磨剤粒子は、強磁性粉末100重量部に対して、
20重量部以下、好ましくは10重量部以下が望まし
い。また、これらの研磨剤粒子は、モース硬度が、4以
上、好ましくは5以上であり、比重が、2〜6、好まし
くは、3〜5の範囲が望ましい。平均粒径は、0.5μ
m以下、好ましくは、0.3μm以下が望ましい。研磨
剤粒子の平均粒径も、強磁性粉末の場合と同様に、透過
型電子顕微鏡写真から測定し、統計処理する。
【0048】非磁性支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリエチレン−2−6−ナフタレート等の
ポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン
類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテー
ト等のセルロース類、ビニル系樹脂、ポリイミド類、ポ
リカーボネート類に代表されるような高分子材料、或い
は、金属、ガラス、セラミックス等により形成される支
持体等が挙げられる。
フタレート、ポリエチレン−2−6−ナフタレート等の
ポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン
類、セルローストリアセテート、セルロースジアセテー
ト等のセルロース類、ビニル系樹脂、ポリイミド類、ポ
リカーボネート類に代表されるような高分子材料、或い
は、金属、ガラス、セラミックス等により形成される支
持体等が挙げられる。
【0049】以上、上述した分散剤、磁性粉末、結合
剤、潤滑剤、研磨剤等から磁性塗料を調整し、非磁性支
持体上に塗布、乾燥することによって磁性層を形成す
る。
剤、潤滑剤、研磨剤等から磁性塗料を調整し、非磁性支
持体上に塗布、乾燥することによって磁性層を形成す
る。
【0050】磁性塗料を調整する際に用いられる溶剤と
しては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶
媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピ
ル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエ
ステル系溶媒、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、2−エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素系溶媒、メチレンクロライ
ド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、
クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げ
られる。
しては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、メタ
ノール、エタノール、プロパノール等のアルコール系溶
媒、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸プロピ
ル、乳酸エチル、エチレングリコールアセテート等のエ
ステル系溶媒、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ル、2−エトキシエタノール、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素系溶媒、メチレンクロライ
ド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、
クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒等が挙げ
られる。
【0051】磁性塗料の調整は、混練工程、混合工程、
分散工程の各工程によって行われる。分散及び混練に
は、ロールミル、ボールミル、サンドミル、アジター、
ニーダー、エクストルーダー、ホモジナイザー、超音波
分散機等が用いられる。磁性塗料の調整後は、この磁性
塗料を非磁性支持体上に吹き付け或いはロール塗布等の
任意の方法で塗布、乾燥させればよい。さらに必要とあ
れば、カレンダー装置に導き、巻き取りロールに巻き取
る。さらにバックコート層を磁性層(例えば重層塗布
層)の反対面に塗布した後、例えば8mm幅にスリット
して磁気テープを作成し、これをカセット内に収容して
テープカセットを製造する。
分散工程の各工程によって行われる。分散及び混練に
は、ロールミル、ボールミル、サンドミル、アジター、
ニーダー、エクストルーダー、ホモジナイザー、超音波
分散機等が用いられる。磁性塗料の調整後は、この磁性
塗料を非磁性支持体上に吹き付け或いはロール塗布等の
任意の方法で塗布、乾燥させればよい。さらに必要とあ
れば、カレンダー装置に導き、巻き取りロールに巻き取
る。さらにバックコート層を磁性層(例えば重層塗布
層)の反対面に塗布した後、例えば8mm幅にスリット
して磁気テープを作成し、これをカセット内に収容して
テープカセットを製造する。
【0052】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について実験
結果に基づいて説明する。なお、本発明は、この実施例
に限定されるものではないことは言うまでもない。
結果に基づいて説明する。なお、本発明は、この実施例
に限定されるものではないことは言うまでもない。
【0053】 <磁性塗料の調整及び磁気記録媒体の作製>磁性塗料の組成 Fe系メタル強磁性粉末 100重量部 (保磁力:160kA/m、飽和磁化量:145Am2/kg 比表面積:51m2/g、長軸長:0.08μm、針状比:3) ポリ塩化ビニル樹脂(第4級アンモニウム塩含有量0.05mmol/g、ガラ ス転移点Tg73℃) 14重量部 ポリエステルポリウレタン樹脂(第4級アンモニウム塩含有量0.08mmol /g、ガラス転移点Tg70℃) 3重量部 添加剤(Al2O3) 5重量部 ポリグリセリン脂肪酸エステル(具体的には、後述する化合物を用いた。) 3重量部 ステアリン酸 1重量部 ヘプチルステアレート 1重量部 メチルエチルケトン 150重量部 シクロヘキサン 150重量部 先ず、上記の組成で示される強磁性粉末、結合剤、添加
剤、所定量の溶剤、及び分散剤としてポリグリセリン脂
肪酸エステルを混合し、エクストルーダーにより混練し
た後、サンドミルで6時間分散した。
剤、所定量の溶剤、及び分散剤としてポリグリセリン脂
肪酸エステルを混合し、エクストルーダーにより混練し
た後、サンドミルで6時間分散した。
【0054】次に、得られた磁性塗料にポリイソシアネ
ートを3重量部添加し、これを厚さ7μmのベースフィ
ルム(ポリエチレンテレフタレート)上に厚みが6.5
μmとなるように塗布した。その後、ソレノイドコイル
により配向処理を行い、乾燥、カレンダー処理、硬化処
理を行った。
ートを3重量部添加し、これを厚さ7μmのベースフィ
ルム(ポリエチレンテレフタレート)上に厚みが6.5
μmとなるように塗布した。その後、ソレノイドコイル
により配向処理を行い、乾燥、カレンダー処理、硬化処
理を行った。
【0055】バック塗料組成 カーボンブラック(商品名:旭#50) 100重量部 ポリエステルポリウレタン 100重量部 (商品名:ニッポランN−2304) メチルエチルケトン 500重量部 トルエン 500重量部 さらに、上記の組成によるバック塗料をベースフィルム
の上記塗布面とは反対側に塗布した。このようにして得
られたフィルムを8mm幅にスリットして8mmカセッ
トに組み込んで磁気テープを作製した。
の上記塗布面とは反対側に塗布した。このようにして得
られたフィルムを8mm幅にスリットして8mmカセッ
トに組み込んで磁気テープを作製した。
【0056】<実験1>分散剤として表1に示すポリグ
リセリン脂肪酸エステルを用い、上述した作製方法にし
たがって、磁気テープ(実施例1〜18)を作製した。
リセリン脂肪酸エステルを用い、上述した作製方法にし
たがって、磁気テープ(実施例1〜18)を作製した。
【0057】
【表1】
【0058】以上、それぞれの磁気テープについて、電
磁変換特性と表面粗さを測定した。電磁変換特性の測定
は、固定ヘッド式電特測定機を用いて行った。この測定
機は、回転ドラムとこれに接触するヘッドから構成され
ており、磁気テープはドラムに巻き付けられる。実際の
測定は、先ず各磁気テープの最適記録電流で10MHz
の矩形波信号を記録し、スペクトクラムアナライザーに
より10MHzの出力レベルを検出するものである。磁
気テープ−ヘッド間の相対速度は、3.33m/sとし
た。
磁変換特性と表面粗さを測定した。電磁変換特性の測定
は、固定ヘッド式電特測定機を用いて行った。この測定
機は、回転ドラムとこれに接触するヘッドから構成され
ており、磁気テープはドラムに巻き付けられる。実際の
測定は、先ず各磁気テープの最適記録電流で10MHz
の矩形波信号を記録し、スペクトクラムアナライザーに
より10MHzの出力レベルを検出するものである。磁
気テープ−ヘッド間の相対速度は、3.33m/sとし
た。
【0059】表面粗さの測定は、レーザー光干渉方式に
よる非接触型表面粗さ計を用いて、中心線平均粗さを調
べた。
よる非接触型表面粗さ計を用いて、中心線平均粗さを調
べた。
【0060】これらの結果を表2に示す。なお、リファ
レンス(0dB)として、従来の分散剤が使用されてい
る8mmテープ(基準サンプル)を用い、これを比較例
1とした。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを用い
ないサンプルを比較例2とした。
レンス(0dB)として、従来の分散剤が使用されてい
る8mmテープ(基準サンプル)を用い、これを比較例
1とした。また、ポリグリセリン脂肪酸エステルを用い
ないサンプルを比較例2とした。
【0061】
【表2】
【0062】表2より、ポリグリセリン脂肪酸エステル
を用いた各実施例サンプルは、リファレンスである比較
例1やポリグリセリン脂肪酸エステルを全く加えていな
い比較例2と比較して、表面が平滑であり、かつ電磁変
換特性に優れていることがわかる。
を用いた各実施例サンプルは、リファレンスである比較
例1やポリグリセリン脂肪酸エステルを全く加えていな
い比較例2と比較して、表面が平滑であり、かつ電磁変
換特性に優れていることがわかる。
【0063】ただし、ポリグリセリン脂肪酸エステルの
添加量の少ない実施例16では、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの効果が十分に発揮されず、出力が低くなって
いる。また、表面平滑性も十分でない。
添加量の少ない実施例16では、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの効果が十分に発揮されず、出力が低くなって
いる。また、表面平滑性も十分でない。
【0064】ポリグリセリン脂肪酸エステルの添加量が
多すぎる実施例17では、強磁性粉末の分散が損なわ
れ、出力や表面粗さが悪化している。
多すぎる実施例17では、強磁性粉末の分散が損なわ
れ、出力や表面粗さが悪化している。
【0065】実施例18は、ポリグリセリンの例である
が、この場合も表面性が悪化し、電磁変換特性に問題が
見られる。このことから、ポリグリセリンの水酸基の少
なくとも一方がエステル化されていることが好ましいこ
とがわかる。
が、この場合も表面性が悪化し、電磁変換特性に問題が
見られる。このことから、ポリグリセリンの水酸基の少
なくとも一方がエステル化されていることが好ましいこ
とがわかる。
【0066】実施例1〜15では、いずれのサンプルに
おいても高い出力が得られているが、添加量には最適値
が存在し、実施例1〜3のように5重量部以下が最も効
果が高い。また、ポリグリセリンの重合度xの値は、4
以下で特に良好な特性が得られている。
おいても高い出力が得られているが、添加量には最適値
が存在し、実施例1〜3のように5重量部以下が最も効
果が高い。また、ポリグリセリンの重合度xの値は、4
以下で特に良好な特性が得られている。
【0067】<実験2>磁性塗料の結合剤(ポリ塩化ビ
ニル樹脂及びポリエステルポリウレタン樹脂)に含まれ
る極性基を第3アミノ基に変え、分散剤として表3に示
すポリグリセリン脂肪酸エステルを用い、上述した作製
方法にしたがって、磁気テープ(実施例19〜36)を
作製した。
ニル樹脂及びポリエステルポリウレタン樹脂)に含まれ
る極性基を第3アミノ基に変え、分散剤として表3に示
すポリグリセリン脂肪酸エステルを用い、上述した作製
方法にしたがって、磁気テープ(実施例19〜36)を
作製した。
【0068】
【表3】
【0069】これらの磁気テープについても、実験1と
同様、電磁変換特性と表面粗さを測定した。結果を表4
に示す。
同様、電磁変換特性と表面粗さを測定した。結果を表4
に示す。
【0070】
【表4】
【0071】表4より、ポリグリセリン脂肪酸エステル
を用いた各実施例サンプルは、リファレンスである比較
例1やポリグリセリン脂肪酸エステルを全く加えていな
い比較例2と比較して、表面が平滑であり、かつ電磁変
換特性に優れていることがわかる。
を用いた各実施例サンプルは、リファレンスである比較
例1やポリグリセリン脂肪酸エステルを全く加えていな
い比較例2と比較して、表面が平滑であり、かつ電磁変
換特性に優れていることがわかる。
【0072】ただし、ポリグリセリン脂肪酸エステルの
添加量の少ない実施例34では、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの効果が十分に発揮されず、出力が低くなって
いる。また、表面平滑性も十分でない。
添加量の少ない実施例34では、ポリグリセリン脂肪酸
エステルの効果が十分に発揮されず、出力が低くなって
いる。また、表面平滑性も十分でない。
【0073】ポリグリセリン脂肪酸エステルの添加量が
多すぎる実施例35では、強磁性粉末の分散が損なわ
れ、出力や表面粗さが悪化している。
多すぎる実施例35では、強磁性粉末の分散が損なわ
れ、出力や表面粗さが悪化している。
【0074】実施例36は、ポリグリセリンの例である
が、この場合も表面性が悪化し、電磁変換特性に問題が
見られる。このことから、ポリグリセリンの水酸基の少
なくとも一方がエステル化されていることが好ましいこ
とがわかる。
が、この場合も表面性が悪化し、電磁変換特性に問題が
見られる。このことから、ポリグリセリンの水酸基の少
なくとも一方がエステル化されていることが好ましいこ
とがわかる。
【0075】実施例19〜33では、いずれのサンプル
においても高い出力が得られているが、添加量には最適
値が存在し、実施例19〜21のように5重量部以下が
最も効果が高い。また、ポリグリセリンの重合度xの値
は、4以下で特に良好な特性が得られている。
においても高い出力が得られているが、添加量には最適
値が存在し、実施例19〜21のように5重量部以下が
最も効果が高い。また、ポリグリセリンの重合度xの値
は、4以下で特に良好な特性が得られている。
【0076】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る磁気記録媒体によれば、極性基おとして第4級
アンモニウム塩あるいは第3アミノ基を有する結合剤を
用い、磁性層にポリグリセリン脂肪酸エステルを添加し
ているので、強磁性粉末を均一に分散することができ、
高密度記録に好適な優れた電磁変換特性、走行耐久性を
実現することができる。
明に係る磁気記録媒体によれば、極性基おとして第4級
アンモニウム塩あるいは第3アミノ基を有する結合剤を
用い、磁性層にポリグリセリン脂肪酸エステルを添加し
ているので、強磁性粉末を均一に分散することができ、
高密度記録に好適な優れた電磁変換特性、走行耐久性を
実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 健 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に結合剤と比表面積35
m2 /g以上の強磁性粉末とを主体とする磁性塗料が塗
布され磁性層が形成されてなる磁気記録媒体において、 上記結合剤が極性基として第4級アンモニウム塩及び/
又は第3アミノ基を有し、 且つ磁性層がポリグリセリン脂肪酸エステルを含有する
ことを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが下
記の化1にて示される化合物であることを特徴とする請
求項1記載の磁気記録媒体。 【化1】 - 【請求項3】 上記化1に示すポリグリセリン脂肪酸エ
ステルにおいて、R1、R2 の少なくとも一方が、一般
式CnH2(n-m)+1CO(但し、m、nはいずれも整数を
表し、n<20、m<5、n>mである。)で表される
アシル基からなることを特徴とする請求項2記載の磁気
記録媒体。 - 【請求項4】 上記ポリグリセリン脂肪酸エステルが、
強磁性粉末100重量部に対して0.3以上、10重量
部以下の割合で磁性層に添加されていることを特徴とす
る請求項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項5】 上記第4級アンモニウム塩が、下記の化
2及び/又は化3で表される極性基であることを特徴と
する請求項1記載の磁気記録媒体。 【化2】 【化3】 - 【請求項6】 上記第3アミノ基が、下記の化4及び/
又は化5で表される極性基であることを特徴とする請求
項1記載の磁気記録媒体。 【化4】 【化5】 - 【請求項7】 上記結合剤に含まれる第4級アンモニウ
ム塩及び/又は第3アミノ基の含有量が、0.001m
mol/g以上、1mmol/g以下であることを特徴
とする請求項1記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7577198A JPH11273058A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7577198A JPH11273058A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11273058A true JPH11273058A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13585816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7577198A Withdrawn JPH11273058A (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11273058A (ja) |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7577198A patent/JPH11273058A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |