JPH11273261A - アドレス割り付け方法、記録/再生装置及び方法並びに記録媒体 - Google Patents

アドレス割り付け方法、記録/再生装置及び方法並びに記録媒体

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JPH11273261A
JPH11273261A JP6911198A JP6911198A JPH11273261A JP H11273261 A JPH11273261 A JP H11273261A JP 6911198 A JP6911198 A JP 6911198A JP 6911198 A JP6911198 A JP 6911198A JP H11273261 A JPH11273261 A JP H11273261A
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recording medium
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floppy disk
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JP6911198A
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Kyoichi Shirane
京一 白根
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なるフロッピーディスクに対して効
率よく記録/再生が行えるようにアドレスを割り付ける
記録/再生装置を提供する。 【解決手段】 記録/再生装置は、同心円状の複数のゾ
ーンに分割されてゾーン毎に異なったパラメータにて情
報信号が記録される第1のフロッピーディスク、又はゾ
ーンに分割されていない第2のフロッピーディスク対し
て情報信号の記録/再生を行うものであって、フロッピ
ーディスク1の種類を判別するディスク種類判別部17
と、第1のフロッピーディスクについての信号処理部3
1〜36と、第2のフロッピーディスクについての信号
処理部21〜26と、第1のフロッピーディスクに対し
ては記録トラックに順次アドレスを割り付け、第2のフ
ロッピーディスクに対しては両面の同一トラックを交互
に切り換えるようにアドレスを割り付けるようにアドレ
ス割り付けを制御する制御部15とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既存のフロッピー
ディスクと、既存のフロッピーディスクと互換性を有す
る大容量の記憶容量を有するフロッピーディスクに対し
てアドレスを割り付けるアドレス割り付け方法、記録再
生装置及び方法並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスクドライブ装置にて、情報
信号の記録/再生を行われる記録媒体として、フロッピ
ーディスクが提供されている。
【0003】フロッピーディスクにおいては、情報信号
を磁気的に記憶できるように、磁性材料を得されたプラ
スチックのレコード状円盤が、紙やプラスチックのジャ
ケットに収められている。
【0004】このようなフロッピーディスクに記録/再
生を行うディスクドライブ装置、いわゆるフロッピーデ
ィスクドライブ(floppy disk drive; FDD)は、パーソ
ナルコンピュータ、ワークステーションなどの各種情報
機器に広く使用されている。
【0005】ところで、従来の高々数Mバイトのフロッ
ピーディスクに対して、数十Mバイト〜数百Mバイトの
大容量のフロッピーディスクが提案されている。
【0006】フロッピーディスクの大容量化は、記録媒
体の材料、ヘッドチップの構造、再生信号の処理、トラ
ッキングサーボの有無等の種々の技術の集積によって、
達成される。大容量フロッピーディスクドライブ装置の
一つとして、ディスク回転数を高くし、磁気ヘッドをデ
ィスクの記録面より僅かに浮かした状態で、データの記
録/再生を行う浮上型のものが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、大容量
を実現するために記録面を半径方向に複数のゾーンに分
割したようなゾーンビット記録を実現した大容量フロッ
ピーディスクにおいては、ゾーンによって記録/再生に
使用するパラメータが異なる。特に既存のフロッピーデ
ィスクと互換性を持たせようとすると上下のヘッドはヘ
ッドスライダの位置が同一半径上に存在していてもヘッ
ドチップの位置は異なることになる。
【0008】このように構成されたヘッドにおいては、
同一トラック番号を持つ上下面のトラックは同一半径上
に存在しなければならないことになり、上下のトラック
が異なるゾーンに存在する場合もある。
【0009】ここで、参考のために従来の3.5インチ
のフロッピーディスクについて、トラック0及びトラッ
ク1の間のトラックのずれ量の具体的な値を示すと、ト
ラック密度67.5TPIに対しては4、トラック密度
135TPIに対しては8である。
【0010】このような場合、同一トラック番号を持っ
ているからといって、そのトラックが異なったゾーンに
属することもあり、ヘッドを切り換えても記録/再生に
要するパラメータの再設定を行わなければならなくな
り、ディスクの上下のヘッドを切り換えることによりデ
ータの高速な記録/再生を行っていた従来方式の利点は
なくなる。
【0011】それどころか、ゾーンによってトラック当
たりのデータセクタ数が異なっていることからヘッド切
り換えにより上下のヘッドで使用できるデータセクタを
独立に把握管理する必要が生じる。これら、パラメータ
の切り換え、データセクタ数の管理、を逐次ファームウ
ェアが制御していかざるを得ず負担が増大する。
【0012】既に提案されている浮上方式の大容量フロ
ッピーディスクドライブ装置は、既存のフロッピーディ
スクドライブ装置のとの互換性、すなわち下位互換性を
有しないといった問題が有った。したがって、今後数年
間は、現行のフロッピーディスクドライブが使用される
状況では、パーソナルコンピュータに大容量のフロッピ
ーディスク用のディスクドライブ装置を内蔵できないと
行った問題が有った。
【0013】この発明では、上述の実情に間がみて提案
されるものであって、下位互換性を有し、さらに高密度
のヘッドチップの記録/再生特性を向上させるようにし
たアドレス割り付け方法、記録/再生装置及び方法、並
びに記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るアドレス割り付け方法は、ディスク
状の基板に形成された記録トラックに沿って情報信号が
記録される記録媒体であって、同心円状の複数のゾーン
に分割されてゾーン毎に異なったパラメータにて情報信
号が記録される第1の記録媒体と、ゾーンに分割されて
いない第2の記録媒体とに対してアドレスを割り付ける
アドレス割り付け方法において、上記第1の記録媒体に
対しては当該記録媒体の同一面の記録トラックに順次ア
ドレスを割り付け、アドレスの割り付けた上記記録媒体
の最内周又は最外周に至ってから反対面の記録トラック
に順次アドレスを割り付け、上記第2の記録媒体に対し
ては当該記録媒体の両面の同一トラックを交互に切り換
えるようにアドレスを割り付けるアドレス割り付け工程
を有するものである。
【0015】また、本発明に係る記録/再生装置は、デ
ィスク状の基板に形成された記録トラックに沿って情報
信号が記録される記録媒体であって、同心円状の複数の
ゾーンに分割されてゾーン毎に異なったパラメータにて
情報信号が記録される第1の記録媒体と、ゾーンに分割
されていない第2の記録媒体とに対して情報信号の記録
/再生を行う記録/再生装置において、当該記録媒体が
上記第1の記録媒体又は上記第2の記録媒体のいずれで
あるかを判別する記録媒体判別手段と、上記記録媒体判
別手段からの結果に応じて、上記第1及び第2の記録媒
体に対して情報信号を記録/再生する記録/再生手段
と、上記第1の記録媒体に対しては当該記録媒体の同一
面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、アドレス
の割り付けた上記記録媒体の最内周又は最外周に至って
から反対面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、
上記第2の記録媒体に対しては上記記録媒体の両面の同
一トラックを交互に切り換えるようにアドレスを割り付
け、上記記録/再生手段においては、上記アドレス割り
付けに従って記第1又は第2の記録媒体に対する記録/
再生を行うように制御する制御手段とを有するものであ
る。
【0016】さらに、本発明に係る記録/再生方法は、
ディスク状の基板に形成された記録トラックに沿って情
報信号が記録される記録媒体であって、同心円状の複数
のゾーンに分割されてゾーン毎に異なったパラメータに
て情報信号が記録される第1の記録媒体と、ゾーンに分
割されていない第2の記録媒体とを用い、上記第1及び
第2の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記録
/再生工程と、上記第1の記録媒体に対しては当該記録
媒体の同一面の記録トラックに順次アドレスを割り付
け、アドレスの割り付けた上記記録媒体の最内周又は最
外周に至ってから反対面の記録トラックに順次アドレス
を割り付け、上記第2の記録媒体に対しては当該記録媒
体の両面の同一トラックを交互に切り換えるようにアド
レスを割り付け、上記記録/再生工程においては、上記
アドレス割り付けに従って記第1又は第2の記録媒体に
対する記録/再生を行うように制御する制御工程とを有
するものである。
【0017】そして、本発明に係る記録媒体は、ディス
ク状の基板に形成された記録トラックに沿って情報信号
が記録される記録媒体であって、上記記録媒体を同心円
状に分割した領域毎に異なったパラメータにて情報信号
が記録される記録媒体において、上記記録媒体には同一
面の記録トラックに順次アドレスを割り付けられ、アド
レスの割り付けが上記記録媒体の最内周又は最外周に至
ってから両面の記録トラックに順次アドレスが割り付け
られたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアドレス割り
付け方法、記録/再生装置及び方法並びに記録媒体の実
施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態となるディス
クドライブ装置の一例を示している。図1に示すディス
クドライブ装置で使用可能な記録媒体であるフロッピー
ディスク1としては、図2のA、Bに示すように、少な
くとも2種類のフロッピーディスク1A、1Bを想定し
ている。すなわち、図2のAは、既存のフロッピーディ
スクと互換性を有する数十Mバイト〜数百Mバイト程
度、あるいはそれ以上の大記録容量を有する高記録密度
(上位モード)のディスク媒体2Aが収められたフロッ
ピーディスク1Aを示し、図2のBは、既存の例えば2
Mバイト程度の記録容量を有する標準記録密度(下位モ
ード)のディスク媒体2Aが収められたフロッピーディ
スク1Bを示している。この図2において、ライトプロ
テクタ5は、孔が閉じているとき書込可能状態を、孔が
開いているとき書込禁止状態をそれぞれ示し、HDホー
ル6は、孔が開いているとき記録容量が約2Mバイト
(アンフォーマット時)のいわゆる2HDディスクを、
孔が閉じているときそれ以外のディスクをそれぞれ示す
ものである。また、図2のAにおいて、上記ライトプロ
テクタ5やHDホール6以外の所定位置に設けられた孔
7は、高記録密度の上記上位モードのディスクであるこ
とを示すものであり、この孔7の位置は上述した記録容
量が例えば数十Mバイト〜数百Mバイト程度の大容量フ
ロッピーディスクの規格により所定位置に定められるも
のである。
【0020】上述の大記録容量を有する高記録密度(上
位モード)のフロッピーディスク1Aのディスク媒体1
Aは、図3に示すように、大記録容量を実現するために
ゾーンによって記録面を半径方向に分割し、ゾーン毎に
異なったパラメータにて情報信号が記録されるゾーンビ
ット記録を採用している。
【0021】ディスク媒体1Aにおける情報信号の記録
方式を、図3の原理説明図を参照して説明する。情報信
号が記録される信号記録面は、同心円状の領域であるゾ
ーンz1、ゾーンz2等に分割されている。このような
各ゾーンにおいては、それぞれ記録/再生に用いられる
パラメータが異なる。
【0022】高記録密度(上位モード)のディスク媒体
1Aの半径方向には、サーボに利用されるサーボセクタ
111が形成されている。サーボセクタ111間には、
情報信号が記録される単位領域であるセクタが形成され
ているが、ゾーンz1においては各サーボセクタ111
間に3セクタ形成されているのに対して、ゾーンz2に
おいては各サーボセクタ111間には2セクタ形成され
ている。また、図中の112にて、ヘッドシークがなさ
れる。
【0023】ここで、図3に示したディスク媒体1Aに
おいては、ゾーンz0、z1が表されているが、ゾーン
の数はこれに限定されるのではない。例えば、ディスク
媒体1Aにゾーンz0〜z6の7個のゾーンを形成する
ことができる。
【0024】なお、上述した大容量の高記録密度(上位
モード)のフロッピーディスク1Aの識別手段として
は、図2のAに示すような孔7を設ける代わりに、図4
に示すように光反射部材8を設けてもよく、この他、切
り欠きの有無、反射率の違い、等の識別手段を用いるよ
うにしてもよい。また、上記上位モードが例えば記録容
量の違い等により複数種類規定される場合には、複数個
の孔の有無の組み合わせ等により複数種類の上位モード
を識別するようにしてもよい。
【0025】再び図1に戻って、フロッピーディスク1
(上記1A又は1B)に対して磁気的に記録/再生を行
うための磁気ヘッド部122には、磁気ヘッド素子12
が備えられ、この磁気ヘッド素子12には、既存の上記
標準記録密度(下位モード)のフロッピーディスク1B
用のヘッドチップ及び上記高記録密度(上位モード)の
フロッピーディスク1A用のヘッドチップがそれぞれ組
み込まれている。モータ14はフロッピーディスク1を
回転駆動する。制御部15は、モータ14の回転駆動制
御や、磁気ヘッド素子12の移動制御等のディスクドラ
イブ全体の動作を制御するものであり、後述するモード
信号(上記上位モードか下位モードかを示す信号)に応
じて、モータ14の回転速度切換制御や、記録/再生回
路部の切換制御、さらにインターフェースの切換制御を
行う。フロッピーディスク1の上記識別手段(例えば孔
7)を機械的や光学的に検出する検出部16からの検出
信号がディスク種類判別回路17を介して上記モード信
号として制御部15に送られるようになっている。
【0026】磁気ヘッド部122は、フロッピーディス
ク1の上下に配置され、フロッピーディスク1上側の磁
気ヘッド部122Aと、及びフロッピーディスク1下側
の磁気ヘッド部122bとから構成されている。これら
の磁気ヘッド部122A,Bの磁気ヘッド素子12に設
けられる高記録密度(上位モード)用のヘッドチップ及
び標準記録密度(下位モード)用のヘッドチップについ
ては、後に詳細に説明する。
【0027】上記下位モード用のヘッドチップに接続さ
れる記録/再生系は、増幅回路21、変調/復調回路2
2、フォーマット化/フォーマット分解回路23、誤り
処理回路24、バッファメモリ25、及び既存のFDD
(フロッピーディスクドライブ)用のインターフェース
(IF)であるFDDIF26を有して成り、上記上位
モード用のヘッドチップに接続される記録/再生系は、
増幅回路31、変調/復調回路32、フォーマット化/
フォーマット分解回路33、誤り処理回路34、バッフ
ァメモリ35、及びハードディスク等の大容量データ記
憶装置用のインターフェースであるIDE(Intelligen
t Drive Electronics) IF36を有して成っている。
【0028】ここで、上記FDDIF26は、例えば、
いわゆる3.5インチマイクロフロッピーディスクイン
ターフェースと称されるものである。このインターフェ
ースは、いわゆるFDC(フロッピーディスクコントロ
ーラ)と称される周辺LSIによりディスクの磁気情報
を直接読み書きする機能を有し、現在のパーソナルコン
ピュータにおいても最も低レベルの制御方法によってコ
ントロールされていることから、フロッピーディスクに
最小限のシステムファイルを記録しておくことにより、
他のデータストレージ装置等からの起動ができない場合
であっても、フロッピーディスクから起動することがで
きる、という利点を持っている。これに対してIDEイ
ンターフェース36は、一般にパーソナルコンピュータ
の内蔵ハードディスク装置等のストレージ機器のインタ
ーフェースとして多く用いられており、転送レートが高
く、制御機能も高いものであるが、ハードディスク等が
クラッシュした場合には基本OSの起動が行えなくなる
こと等を考慮して、殆どのパーソナルコンピュータに
は、フロッピーディスク駆動装置が少なくとも1台は設
けられているわけである。
【0029】このようなフロッピーディスクインターフ
ェースは、初期の8ビットCPUや16ビットCPUの
パーソナルコンピュータ用に作られたインターフェース
をそのままで使用しており、このインターフェースは、
8インチフロッピーディスクドライブが作られたときか
ら殆ど変わっておらず、デファクトスタンダード化して
いる。また、パーソナルコンピュータにおけるフロッピ
ーディスク装置は、ハードディスクが市場に登場する以
前からコンピュータの外部記憶装置として広く用いられ
ており、現在市場に出回っているパーソナルコンピュー
タの殆どは、ハードウェアと基板に実装された立ち上げ
用ROMとにより、フロッピーディスクからの立ち上げ
が可能に構成されている。
【0030】次に、ディスク記録装置にて記録/再生が
行われる、ゾーンビット記録方式を採用する高記録密度
(上位モード)のフロッピーディスク1Aに対する、ア
ドレス割り付けについて説明する。
【0031】大容量の高記録密度(上位モード)のフロ
ッピーディスク1Aのディスク媒体2Aは、図5の一部
断面図に示すように、ディスク媒体2Aを同心円状の複
数のゾーンに分割し、各ゾーン毎に異なったパラメータ
にて情報信号の記録/再生を行うゾーンビット記録方式
を採用している。
【0032】図5のディスク媒体2Aには、ディスク内
周側から外周側へ、n+1個のゾーンz0〜znが形成
されている。これらゾーンz0〜znには、、ゾーン毎
に異なったパラメータにて情報信号の記録/再生が行わ
れる。
【0033】パラメータとしては、例えば情報信号の記
録/再生を行う際のディスク媒体2Aの角速度を挙げる
ことができる。また、パラメータによって、ゾーン毎に
セクタの数が異なることもある。
【0034】ディスク媒体2Aの上下には、このディス
ク媒体2Aに対して情報信号を磁気的に記録/再生する
磁気ヘッド素子12がそれぞれ設けられている。
【0035】ディスク媒体2Aの上側に配された磁気ヘ
ッド素子12には、標準記録密度(下位モード)用のヘ
ッドチップ123及び高記録密度(上位モード)用のヘ
ッドチップ124がそれぞれ設けられている。
【0036】ディスク媒体2Aの下側に配された磁気ヘ
ッド素子12には、標準記録密度(下位モード)用のヘ
ッドチップ223及び高記録密度(上位モード)用のヘ
ッドチップ224がそれぞれ設けられている。
【0037】ディスク媒体2Aの上側に配される磁気ヘ
ッド素子12の標準記録密度(下位モード)用のヘッド
チップ123は、ディスク媒体2Aの下側に配される磁
気ヘッド素子12の高記録密度(上位モード)用のヘッ
ドチップ224にディスク媒体2Aを挟んで対向するよ
うに配設される。
【0038】また、ディスク媒体2Aの上側に配される
磁気ヘッド素子12の高記録密度(上位モード)用のヘ
ッドチップ124は、ディスク媒体2Aの下側に配され
る磁気ヘッド素子12の標準記録密度(下位モード)用
のヘッドチップ223にディスク媒体2Aを挟んで対向
するように配設される。
【0039】なお、これら磁気ヘッド素子12等の詳細
については、後に詳細に説明することにする。
【0040】この高記録密度(上位モード)に対応する
ヘッドチップ124,224は、ディスクの半径方向に
位置がずれているため、図5中にLにて示す、ディスク
媒体2Aの上下のヘッドチップの可動範囲も上記ヘッド
チップ124,224の半径方向の離間距離に応じてず
れている。
【0041】図5中では、ディスク媒体2A上側の磁気
ヘッド素子12の備えるヘッドチップ124は、ディス
ク媒体2A下側の磁気ヘッド素子12の備えるヘッドチ
ップ224よりディスク外周側にある。
【0042】これに対応して、ディスク媒体2Aの上側
の磁気ヘッド素子12の備えるヘッドチップ124の可
動範囲は、ディスク媒体2Aの下側の磁気ヘッド素子1
2の備えるヘッドチップ224の可動範囲よりも、ディ
スク外周側にずれている。但し、可動範囲自体は、両者
とも等しく距離Lである。
【0043】ここで、既存の標準記録密度(下位モー
ド)のフロッピーディスク1Bについては、アドレスの
割り付けは、トラックを決めたらそのトラック内のセク
タを回転方向順に昇順でつけ、続いてディスク媒体2A
に対向する磁気ヘッド素子12に切り換え同一トラック
番号の裏側のセクタに番号付けるようになされている。
【0044】このようにアドレスの割り付けをするの
は、トラックを送るよりも上下の磁気ヘッド素子12を
切り換える方が時間的に早いからである。
【0045】これに対して、大容量の高記録密度(上位
モード)のフロッピーディスク1Aについては、図6に
示すように、ディスク媒体2Aは同心円状の複数のゾー
ンに分割されているために、ディスク媒体2Aの半径方
向に所定間隔だけ離間して配設された高記録密度(上位
モード)用のヘッドチップ124,224は、ディスク
媒体2Aの上下で異なるゾーンに属することがある。
【0046】すなわち、図6においては、ディスク媒体
1A上側の磁気ヘッド素子12の高記録密度(上位モー
ド)用のヘッドチップ124はゾーンzk+1 に、ディス
ク媒体1A下側の磁気ヘッド素子12に高記録密度(上
位モード)用のヘッドチップ224はゾーンzk に属し
ている。
【0047】先に述べたように、各ゾーンはそれぞれ異
なったパラメータにて記録されている。したがって、図
6において、例えばディスク媒体1Aの上側の高記録密
度(上位モード)用のヘッドチップ124からディスク
媒体1Aの下側の高記録密度(上位モード)用のヘッド
チップ224に切り換えると、当該ヘッドチップ124
が記録/再生を行うゾーンがゾーンzk+1 からゾーンz
k に切り換わるので、パラメータも対応して切り換わる
ことになる。
【0048】このため、ゾーンビット記録方式を採用す
る高記録密度(上位モード)のフロッピーディスク1A
に対しては、記録/再生を行う磁気ヘッド素子12をデ
ィスク媒体2Aについて対向するディスク媒体2Aに切
り換えるのみならず、パラメータを当該ゾーンに応じて
切り換える必要がある。
【0049】したがって、高記録密度(上位モード)の
フロッピーディスク1Aにあっては、磁気ヘッド素子1
2の上下の切り換えに所定の時間を要するため、磁気ヘ
ッド素子12のディスク媒体2Aの半径方向への移動の
方がむしろ時間的に早い。
【0050】それどころか、ゾーンによってトラック当
たりのデータセクタ数が異なっていることからヘッド切
り換えにより上下のヘッドで使用できるデータセクタを
独立に把握管理する必要が生じる。これら、パラメータ
の切り換え、データセクタ数の管理、を逐次ファームウ
ェアが制御していかざるを得ず負担が増大する。
【0051】このような事情から、ディスクドライブ装
置においては、ゾーンビット記録を採用する高記録密度
(上位モード)のフロッピーディスクに対しては、同一
トラック番号のトラックをヘッドを切り換えて交互に使
用するという方法を止め、同一面に存在するトラックを
トラック送りを行いながら順次使用していくように物理
アドレスの割り付けを行う。
【0052】図7にこの方式の具体例として、大容量の
高記録密度(上位モード)のフロッピーディスク1Aの
ディスク媒体2Aに対するサーキュラーレイアウトに割
り付けをした後に、サーキューラーマッピングにより物
理アドレスから論理アドレスへのマッピングをした例を
示す。
【0053】サキューラーレイアウトによるアドレス割
り付けとは、ディスク媒体2Aをサーキューラーに周回
して順にアドレスを割り付けるものである。
【0054】この具体例では、高記録密度(上位モー
ド)のフロッピーディスク1Aのディスク媒体2Aの下
側の中周から開始し外周に向かって物理アドレスを割り
付けていき、外周に至ってディスクの上側に至り外周か
ら内周に向かって進む、その後下側の内周から中周へと
物理アドレスが進んでいく。
【0055】そして、このようにアドレス割り付けがな
された後に、経路aに示すように、ディスク媒体2Aの
下面において、情報信号が記録可能な情報領域の最内周
及び最外周の記録トラックの径の略々中央の径の記録ト
ラックを始点として外周側に順に物理アドレスから論理
アドレスへのマッピングが行われる。
【0056】そして、論理アドレスへのマッピングが下
面の情報領域の最外周に達すると、経路bに示すよう
に、上面の情報領域の最外周から内周側に順に行われ
る。そして、マッピングが上面の情報領域の際内周に達
すると、経路cに示すように、下面の情報領域の最内周
から外周側に順に行われる。
【0057】ディスク媒体2Aには、サーキュラーマッ
ピングが施される情報領域の他に、欠陥領域の分布等を
記録する欠陥リスト101、空トラック102、及び工
場出荷時に行われるスリッピングや使用に従って発生す
る欠陥領域を補充するためのスペア領域103も設けら
れている。
【0058】このようなサーキュラーアドレッシングに
よる物理アドレスの割り付け、及びこの物理アドレスの
割り付けに続く物理アドレスから論理アドレスへのマッ
ピングにより、ヘッドの切り換え頻度は最小限ですみ、
同一ゾーン内のデータセクタをまとまって使用すること
ができるようになる。同一ゾーン内では記録/再生のパ
ラメータは同一であり、トラック当たりデータセクタ数
も一定であることからこれらの管理と制御は非常に単純
なもので事足りることになる。
【0059】続いて、磁気ヘッド素子12を含み、フロ
ッピーディスク1に対して情報信号を磁気的に記録/再
生する磁気ヘッド部122の構成について、図面を参照
して具体的に説明する。
【0060】磁気ヘッド部122は、図8に示すよう
に、フロッピーディスク1を上下に挟み込むように、上
側の磁気ヘッド部122Aが支持アーム140Aにて、
下側の磁気ヘッド部122Bが支持アーム140Bによ
って支持される。
【0061】磁気ヘッド部122A,122Bは、それ
ぞれ支持アーム140A,140Bの先端部141に載
置されたスペーサ部材142と、このスペーサ部材14
2上に配置されたジンバル143と、このジンバル14
3に取り付けられた上述の磁気ヘッド素子12とを備え
て構成されている。
【0062】上下のヘッド部122A,122Bは、図
9に示すように、フロッピーディスク1を挟むように対
向して配置される。この場合、図9に示すように、ヘッ
ド部122Aを構成する磁気ヘッド素子12のレール1
26a,126bが、それぞれヘッド部122Bを構成
する磁気ヘッド素子12のレール126b,126aと
相対するように配置される。
【0063】そして、さらに、ヘッド部122Aを構成
する磁気ヘッド素子12のレール126a,126bに
設けられたヘッドチップ123,124(図9には図示
せず、図10参照)のディスク半径方向の中心CEB
2,CEB1とが一致するように配置される。この場
合、ヘッド部122Aを構成する磁気ヘッド素子12の
レール126a,126bの外側のエッジ部130a,
130bを除くディスク半径方向の中心と、ヘッド部1
22Bを構成する磁気ヘッド素子12のレール126
b,126aの外側のエッジ部130b,130aを除
くディスク半径方向の中心とは略一致する。
【0064】図10A〜Cは、磁気ヘッド部122A,
122Bを構成する磁気ヘッド素子12の構成を示して
いる。図10Aは、フロッピーディスク1側から見た磁
気ヘッド素子12の底面図である。図10Bは、図10
Aのa−a´線上の断面外形を示す図である。図10C
は、図10Aの下側から見た磁気ヘッド素子12の側面
図である。
【0065】磁気ヘッド素子12を構成するスライダ1
25の底面には、トラックの接線方向(ディスク回転方
向)Rと同一方向に延長し、互いに平行に、2本のレー
ル126a,126bが突出して形成されている。ま
た、トラックの接線方向Rを基準としてフロント側およ
びリア側が規定され、レール126a,126bのフロ
ント側にフロントテーパ127a,127bが形成さ
れ、そのリア側にリアテーパ128a,128bが形成
されている。
【0066】この場合、レール126bの幅Dbはレー
ル126bの幅Daより狭く形成される。そして、レー
ル126a,126bのそれぞれの内側のエッジ部12
9a,129bは、ブレンド加工され、またレール12
6a,126bのそれぞれの外側のエッジ部130a,
130bは、テーパ状に加工されている。なお、レール
126a,126bの内側のエッジ部129a,129
b以外に存在するエッジに関してもブレンド加工され、
そのエッジによってディスク記録面が傷つくことを防止
するようになっている。
【0067】レール126aに標準記録密度(下位モー
ド)用のヘッドチップ123が組み込まれる。下位モー
ドでは、上述せずも、フロッピーディスク111が標準
速度で回転する。この回転数では、スライダ25は浮上
せず、ヘッドチップ123とディスク記録面とが接触し
てデータの記録/再生が行われる。そのため、接触が最
も安定となるトラックの接線方向の略中央位置に、ヘッ
ドチップ123の記録/再生部123aおよび消去部1
23bが配されている。
【0068】また、レール26bのトラックの接線方向
Rのリア側に高記録密度(上位モード)用のヘッドチッ
プ24が組み込まれる。ヘッドチップ24は、線記録密
度を高くすることができる構造、例えばMIG(Metal
In Gap)ヘッドの構造とされる。上位モードでは、上述
せずも、フロッピーディスク1が高速度で回転する。こ
の回転数では、空気流による浮上圧が発生し、スライダ
125が浮上する。
【0069】ここで、フロッピーディスク1が高速度で
回転し、スライダ125が浮上している状態でデータの
記録/再生が行われるものであることから、ディスク記
録面とヘッドチップ124のギャップと間隔が所定値と
なるように浮上量が調整される。この浮上量は、フロッ
ピーディスク1の相対的周速度を一定とすると、レール
126a,126bの幅等によって規定される。レール
126bの浮上量を抑えて、ディスク記録面とヘッドチ
ップ124とのギャップとの間隔が所定値となるように
売るため、上述したようにレール126bの幅Dbはレ
ール126aの幅Daより狭く形成される。これによ
り、スライダ125は、浮上した状態では、レール12
6aよりもレール126bがディスク記録面に近付くよ
うに傾斜した状態となる。
【0070】続いて、ディスクドライブ装置の回路部分
について、図11を参照して説明する。ディスクドライ
ブ装置の回路部分においては、具体的には、CPU70
に接続されたCPUバス71に、スタートアップROM
72、RAM74、FDC(フロッピーディスクコント
ローラ)75が接続され、FDC75がFDDIF(フ
ロッピーディスクドライブインターフェース)76を介
して、フロッピーディスク装置に接続されることにな
る。
【0071】このように、FDC75を介して接続され
るフロッピーディスク装置の場合には、パーソナルコン
ピュータの電源オン時やリセット時等のシステム立ち上
げ時に実行されるBIOS(Basic IO System) 及びブ
ートストラップROMがフロッピーディスク装置を認識
し、立ち上げ用フロッピーからシステムファイルを読み
込むような動作が行われる。
【0072】上記フロッピーディスクから、あるいはハ
ードディスクからブートプログラムがメモリ、例えばR
AM74に読み込まれると、スタートアップROM72
のブートストラップローダ73はコンピュータの制御を
そのブートプログラムに渡す。このディスクのブートプ
ログラムは、さらに大きい別のディスクプログラム、例
えばOS(オペレーティングシステム)等を読み込むよ
うな処理を行うためのものである。
【0073】以上は、通常のパーソナルコンピュータの
場合に行われるシステム立ち上げ時の処理であり、図1
に示すような、本発明の実施の形態のディスクドライブ
装置の場合も同様に、上記標準記録密度(下位モード)
のフロッピーディスクを用いてのシステム立ち上げが可
能である。
【0074】ただし、本発明の実施の形態のディスクド
ライブ装置の場合には、図1に示したようにFDDイン
ターフェース26とIDEインターフェース36とを備
えており、これらのインターフェース26、36に対し
てそれぞれコンピュータとの接続がなされるようになっ
ている。
【0075】すなわち、図11のコンピュータ側のFD
Dインターフェース76とディスクドライブ装置10側
のFDDインターフェース26とが接続されると共に、
コンピュータ側のIDEインターフェース77とディス
クドライブ装置10側のIDEインターフェース36と
が接続される。コンピュータ側のIDEインターフェー
ス77は、CPUバス71に接続されている。
【0076】なお、CPUバス71には、必要に応じて
SCSI(Small Computer Interface)のインターフェ
ース78等が接続され、ハードディスク装置等のSCS
I機器80のSCSIのインターフェース81と接続さ
れる。
【0077】ここで、上記図1のディスクドライブ装置
の高記録密度(上位モード)用のディスクのインターフ
ェースとしては、上述したIDEインターフェースの代
わりに、E(Extended)IDEインターフェースや、S
CSI(Small Computer Interface)、IEEE(Inst
itute of Electrical and Electronics Engineers)1
394規格のインターフェース等のような、種々の高レ
ベル高容量のインターフェースを用いてもよい。
【0078】このような上記上位モードのフロッピーデ
ィスク1Aと下位モードのフロッピーディスク1Bの互
換性を有する図1のディスクドライブ装置において、例
えば上記下位モードのフロッピーディスク1Bに対して
記録/再生を行う場合には、外部のホストコンピュータ
等からFDDIF26に記録/再生のためのアクセス要
求が出され、後述するような手順によって下位モードの
フロッピーディスク1Bの有無が判別されて、ディスク
有りとされたときには、ホストコンピュータ等から記録
データの記録や、フロッピーディスク1Bからの記録デ
ータの再生が行われる。
【0079】具体的に、記録時には、上記記録データが
FDDIF26を介してバッファメモリ25に格納さ
れ、バッファメモリ25からの記録データが誤り処理回
路24に送られてCRC等が生成付加されて、フォーマ
ット化/フォーマット分解回路23に送られ、既存のフ
ロッピーディスクの記録に適したセクタ構造を有する所
定のフォーマットのデータに変換される。フォーマット
化されたデータは、変調/復調回路22に送られて、所
定のディジタル変調(例えばMFM)が施され、増幅回
路21で増幅されて、下位モード用の磁気ヘッド素子1
2に供給され、フロッピーディスク1Bに記録される。
【0080】また、再生時には、上記記録時とは逆に、
フロッピーディスク1Bから磁気ヘッド素子12により
再生されたデータが、増幅回路21で増幅されて、変調
/復調回路22でディジタル復調され、フォーマット化
/フォーマット分解回路23によりフォーマット分解さ
れて、誤り処理回路24でエラーチェック等の処理が施
され、バッファメモリ25を介し、FDDIF26を介
して、ホストコンピュータ等に送られる。
【0081】次に、上記上位モードのフロッピーディス
ク1Aに記録/再生を行う場合には、外部のホストコン
ピュータ等からIDEIF36に記録/再生のためのア
クセス要求が出され、後述するような手順によって下位
モードのフロッピーディスク1Aの有無が判別される。
上位モードのフロッピーディスク1Aが有りとされたと
きには、ホストコンピュータ等からの記録データのフロ
ッピーディスク1Aへの記録や、フロッピーディスク1
Aの記録データの再生が行われる。
【0082】具体的に、記録時には、上記記録データが
IDEIF36を介してバッファメモリ35に格納さ
れ、バッファメモリ35からの記録データが誤り処理回
路34に送られてパリティや誤り訂正符号等が生成付加
される。誤り処理回路34からのデータは、フォーマッ
ト化/フォーマット分解回路33に送られ、上記上位モ
ードのフロッピーディスク1Aの記録に適したセクタ構
造を有する所定のフォーマットのデータに変換される。
フォーマット化されたデータは、変調/復調回路32に
送られて、所定のディジタル変調(例えばMFM)が施
され、増幅回路31で増幅されて、上記下位モード用の
ヘッドチップ13に供給され、フロッピーディスク1A
に記録される。
【0083】また、再生時には、上記記録時とは逆に、
フロッピーディスク1Aからヘッドチップ13により再
生されたデータが、増幅回路31で増幅され、変調/復
調回路32でディジタル復調され、フォーマット化/フ
ォーマット分解回路33によりフォーマット分解され
て、誤り処理回路34でエラー訂正等の処理が施され、
バッファメモリ35を介し、IDEIF36を介して、
ホストコンピュータ等に送られる。
【0084】ここで、フロッピーディスク1が図1のデ
ィスクドライブ装置内に挿入され装着されると、上記検
出部16により、例えば上記図2の孔7の有無が検出さ
れ、ディスク種類判別回路17により上記上位モードの
フロッピーディスク1Aか、下位モードのフロッピーデ
ィスク1Bかの判別が行われ、判別結果がモード信号と
して制御部15に送られる。制御部15は、このモード
信号に基づいて、データの記録/再生すべきインターフ
ェースを、IDEIF36かFDDIF26かのいずれ
かに決める。一方ホストコンピュータ側は、ディスクド
ライブ装置に用意されている複数のインターフェースの
任意のものにアクセスできる。すなわち、フロッピーデ
ィスク1A、1Bのいずれが実際に使用できるかを知ら
ずに、ホストコンピュータ側からのアクセス要求がディ
スクドライブ装置に対して起こり得る。この場合、ディ
スクドライブ装置側では、ホストの要求に対し、どのイ
ンターフェースであっても何らかの反応を示さなければ
ならない。すなわち、ディスクが挿入されてアクセス可
能なインターフェースでは通常のデータの記録/再生を
行い、それ以外の有効でないインターフェースについて
の要求に対してはディスクがないことを応答することに
なる。
【0085】制御部15は、上位モードのフロッピーデ
ィスク1Aに対しては同一面の記録トラックに順次アド
レスを割り付け、アドレスの割り付けた上記記録媒体の
最内周又は最外周に至ってから反対面の記録トラックに
順次アドレスを割り付け、下位モードのフロッピーディ
スク1Bに対しては両面の同一トラックを交互に切り換
えるようにアドレスを割り付ける。そして、フロッピー
ディスク1A,1Bに対して記録/再生を行う際には、
上記アドレス割り付けに基づいた順序にて、記録トラッ
クに対する情報信号の記録/再生をなすものである。
【0086】次に、アドレス割り付け方法に係る一連の
工程を、図12に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0087】このアドレス割り付け方法は、同心円状の
複数のゾーンに分割されてゾーン毎に異なったパラメー
タにて情報信号が記録される大容量の高密度記録(上位
モード)のフロッピーディスク1Aと、ゾーンに分割さ
れていない標準記録密度(下位モード)のフロッピーデ
ィスク1Bに対して、アドレスを割り付けるものであ
る。
【0088】最初のステップS11は、そのフロッピー
ディスクが上位モード又は下位モードのいずれであるか
を判別する記録媒体判別工程である。そして、次のステ
ップS12に進む。
【0089】ステップS12は、ステップS11の記録
媒体判別工程におけるフロッピーディスクの種類の判別
の結果に応じて、上位モード又は下位モードのフロッピ
ーディスク1A,1Bに対応するアドレス割り付けに切
り換えるアドレス割り付け切り換え工程である。そし
て、次のステップS13に進む。
【0090】ステップS13は、上位モードのフロッピ
ーディスクに対しては同一面の記録トラックに順次アド
レスを割り付け、アドレスの割り付けた最内周又は最外
周に至ってから反対面の記録トラックに順次アドレスを
割り付け、下位モードのフロッピーディスクに対しては
両面の同一トラックを交互に切り換えるようにアドレス
を割り付けるアドレス割り付け工程である。
【0091】そして、このステップS13にて、アドレ
ス割り付け工程に係る一連の工程を終了する。
【0092】次に、記録/再生方法に係る一連の工程
を、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
【0093】この記録/再生方法は、同心円状の複数の
ゾーンに分割されてゾーン毎に異なったパラメータにて
情報信号が記録される大容量の高記録密度(上位モー
ド)のフロッピーディスク1Aと、ゾーンに分割されて
いない標準密度のフロッピーディスク1Bとに対して情
報信号を記録/再生するものである。
【0094】最初のステップS21は、制御工程であっ
て、上位モードのフロッピーディスク1Aに対しては同
一面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、アドレ
スの割り付けた最内周又は最外周に至ってから反対面の
記録トラックに順次アドレスを割り付け、下位モードの
フロッピーディスク1Bに対しては反対面の同一トラッ
クを交互に切り換えるようにアドレスを割り付ける。
【0095】また、このステップS21の制御工程にお
いては、ステップ21の上記記録/再生工程において
は、上記アドレス割り付けに従って記フロッピーディス
ク1A,1Bに対する記録/再生を行なわれるように制
御する。そして、次のステップS22に進む。
【0096】ステップS22は、フロッピーディスク1
A,1Bに対して情報信号を記録/再生する記録/再生
工程である。記録再生方法に係る一連の工程は、このス
テップS22にて終了する。
【0097】次に、記録媒体について説明する。この記
録媒体は、ディスク状の基板に形成された記録トラック
に沿って情報信号が記録される記録媒体であって、上記
記録媒体を同心円状に分割した領域毎に異なったパラメ
ータにて情報信号が記録される記録媒体であって、同一
面の記録トラックに順次アドレスを割り付けられ、アド
レスの割り付けが上記記録媒体の最内周又は最外周に至
ってから両面の記録トラックに順次アドレスが割り付け
られたものである。
【0098】このような記録媒体は、平坦な直方体状の
筐体に回動可能に収納された、ディスク状の基板の両面
に磁性材料を被着されてこの磁性材料の残留磁化により
記録トラックに沿って情報信号を記録される、いわゆる
フロッピーディスクについて、上述のアドレス割り付け
が行われることにより提供される。
【0099】以上説明したように、本発明は、従来のフ
ロッピーディスクでは、同一トラック番号の上下トラッ
クを順次交互に使用してアドレスを割り付けているが、
ゾーン分割された大容量フロッピーディスクでは、同一
面トラックを順次使用してアドレスを割り付ける。さら
に、これら異なったアドレス割り付け法を、挿入された
ディスクの種別により自動的に使い分けるものである。
【0100】なお、本発明は、上述の実施の形態には限
定されない。例えば、上記記録媒体としてはフロッピー
ディスクの他に、光磁気ディスクを利用することができ
る。
【0101】
【発明の効果】上述のように、本発明によると、従来タ
イプのフロッピーディスクでは上下トラックを交互に使
うというアクセス方法を使用し、高容量メディアではデ
ィスク面毎に使用するという方法を採用する。これによ
り各々のシステムにおいて最も効果的な記録/再生が達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクドライブ装置の構成を概略的に示すブ
ロック図である。
【図2】大容量フロッピーディスクの一例及び既存のフ
ロッピーディスクを示す図である。
【図3】ディスク媒体に対するゾーンビット方式による
情報信号の記録を説明する原理説明図である。
【図4】大容量フロッピーディスクの他の例を示す図で
ある。
【図5】磁気ヘッド素子とディスク媒体のゾーンとの関
係を示す図である。
【図6】磁気ヘッド素子の対応するヘッドチップがディ
スク媒体の異なったゾーンに位置する状態を示す図であ
る。
【図7】サーキュラーレイアウトのアドレス割り付けを
説明する図である。
【図8】上下の磁気ヘッド部の構成を示す図である。
【図9】上下の磁気ヘッド素子の配置関係を示す図であ
る。
【図10】磁気ヘッド素子を示す三面図である。
【図11】ディスクドライブ装置の回路部分を示すブロ
ック図である。
【図12】アドレス割り付け方法の工程を示すフローチ
ャートである。
【図13】記録/再生方法の工程を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク、1A 大容量フロッピーディ
スク、1B 既存のフロッピーディスク、20 磁気ヘ
ッド素子、122 磁気ヘッド部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の基板に形成された記録トラ
    ックに沿って情報信号が記録される記録媒体であって、
    同心円状の複数のゾーンに分割されてゾーン毎に異なっ
    たパラメータにて情報信号が記録される第1の記録媒体
    と、ゾーンに分割されていない第2の記録媒体とに対し
    てアドレスを割り付けるアドレス割り付け方法におい
    て、 上記第1の記録媒体に対しては当該記録媒体の同一面の
    記録トラックに順次アドレスを割り付け、アドレスの割
    り付けた上記記録媒体の最内周又は最外周に至ってから
    反対面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、上記
    第2の記録媒体に対しては当該記録媒体の両面の同一ト
    ラックを交互に切り換えるようにアドレスを割り付ける
    アドレス割り付け工程を有することを特徴とするアドレ
    ス割り付け方法。
  2. 【請求項2】 当該記録媒体が上記第1の記録媒体又は
    上記第2の記録媒体のいずれであるかを判別する記録媒
    体判別工程を有することを特徴とする請求項1記載のア
    ドレス割り付け方法。
  3. 【請求項3】 上記記録媒体判別工程における当該記録
    媒体の判別の結果に応じて、上記アドレス割り付け工程
    を第1又は第2の記録媒体に対応するアドレス割り付け
    に切り換えるアドレス割り付け切り換え工程を有するこ
    とを特徴とする請求項2記載のアドレス割り付け方法。
  4. 【請求項4】 ディスク状の基板に形成された記録トラ
    ックに沿って情報信号が記録される記録媒体であって、
    同心円状の複数のゾーンに分割されてゾーン毎に異なっ
    たパラメータにて情報信号が記録される第1の記録媒体
    と、ゾーンに分割されていない第2の記録媒体とに対し
    て情報信号の記録/再生を行う記録/再生装置におい
    て、 当該記録媒体が上記第1の記録媒体又は上記第2の記録
    媒体のいずれであるかを判別する記録媒体判別手段と、 上記記録媒体判別手段からの結果に応じて、上記第1及
    び第2の記録媒体に対して情報信号を記録/再生する記
    録/再生手段と、 上記第1の記録媒体に対しては当該記録媒体の同一面の
    記録トラックに順次アドレスを割り付け、アドレスの割
    り付けた上記記録媒体の最内周又は最外周に至ってから
    反対面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、上記
    第2の記録媒体に対しては上記記録媒体の両面の同一ト
    ラックを交互に切り換えるようにアドレスを割り付け、
    上記記録/再生手段においては、上記アドレス割り付け
    に従って記第1又は第2の記録媒体に対する記録/再生
    を行うように制御する制御手段とを有することを特徴と
    する記録/再生装置。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2の記録媒体は直方体状
    の平坦な筐体に格納され、上記記録媒体判別手段は上記
    筐体の透過孔、光反射部材、若しくは切り欠きの有無、
    又は反射率の高低により上記第1及び第2の記録媒体を
    判別することを特徴とする請求項4記載の記録/再生装
    置。
  6. 【請求項6】 ディスク状の基板に形成された記録トラ
    ックに沿って情報信号が記録される記録媒体であって、
    同心円状の複数のゾーンに分割されてゾーン毎に異なっ
    たパラメータにて情報信号が記録される第1の記録媒体
    と、ゾーンに分割されていない第2の記録媒体とを用
    い、 上記第1及び第2の記録媒体に対して情報信号を記録/
    再生する記録/再生工程と、 上記第1の記録媒体に対しては当該記録媒体の同一面の
    記録トラックに順次アドレスを割り付け、アドレスの割
    り付けた上記記録媒体の最内周又は最外周に至ってから
    反対面の記録トラックに順次アドレスを割り付け、上記
    第2の記録媒体に対しては当該記録媒体の両面の同一ト
    ラックを交互に切り換えるようにアドレスを割り付け、
    上記記録/再生工程においては、上記アドレス割り付け
    に従って記第1又は第2の記録媒体に対する記録/再生
    を行うように制御する制御工程とを有することを特徴と
    する記録/再生方法。
  7. 【請求項7】 ディスク状の基板に形成された記録トラ
    ックに沿って情報信号が記録される記録媒体であって、
    上記記録媒体を同心円状に分割した領域毎に異なったパ
    ラメータにて情報信号が記録される記録媒体において、 上記記録媒体には同一面の記録トラックに順次アドレス
    を割り付けられ、アドレスの割り付けが上記記録媒体の
    最内周又は最外周に至ってから両面の記録トラックに順
    次アドレスが割り付けられたことを特徴とする記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 上記記録媒体は、上記ゾーン毎に異なっ
    た数のセクタを有し、上記ゾーン毎に異なった角速度に
    て情報信号を記録されたことを特徴とする請求項7記載
    の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010198663A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Hitachi Ltd アドレス生成及び検出方法、再生及び記録装置

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