JPH11273379A - チャージ・ポンプ回路 - Google Patents
チャージ・ポンプ回路Info
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- JPH11273379A JPH11273379A JP7027298A JP7027298A JPH11273379A JP H11273379 A JPH11273379 A JP H11273379A JP 7027298 A JP7027298 A JP 7027298A JP 7027298 A JP7027298 A JP 7027298A JP H11273379 A JPH11273379 A JP H11273379A
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Abstract
昇圧によるトランジスタ、コンデンサ等の素子の破壊を
防止することができ、かつ、低電源電圧時においても、
バックゲート効果の影響を緩和させて、より高電圧への
昇圧を可能とした高電圧チャージ・ポンプ回路を、でき
る限りにおいてレイアウト面積を小さくして提供する。 【解決手段】 複数段の昇圧段stg1、…と、各昇圧
段に、それぞれ、クロック信号CLK1、…を供給する
クロック信号供給回路とを有するチャージ・ポンプ回路
に於いて、クロック信号CLK1(CLK3)を昇圧す
るクロック信号昇圧回路BSTCRCTを設け、後段側
の各昇圧段に対しては、クロック信号昇圧回路よりの昇
圧クロック信号BSTCLK1(BSTCLK3)と、
クロック信号供給回路よりのクロック信号CLK2(C
LK4)とを供給し、前段側の各昇圧段に対しては、ク
ロック信号供給回路よりのクロック信号CLK1、…を
供給する構成とする。
Description
るチャージ・ポンプ回路に係るものであり、特に、低電
源電圧でも動作可能としたチャージ・ポンプ回路に関す
るものである。
ャージ・ポンプ回路は、例えば、フラッシュメモリ等の
不揮発性半導体記憶装置において用いられている。ま
ず、不揮発性半導体記憶装置、具体的には、フラッシュ
メモリの構造について説明する。
を図2に示す。このフラッシュメモリセル1は、コント
ロールゲート2、フローティングゲート3、並びに、ソ
ース4及びドレイン5から構成されており、フローティ
ングゲート3に注入される電子により”1”、”0”の
データ記憶を行なうものである。フラッシュメモリにお
いては、このようなフラッシュメモリセルがm×n個マ
トリクス状に配列されたメモリセルブロックが複数個設
けられた構成となっている。各メモリセルブロックの構
成は、m本のワード線にコントロールゲート2がそれぞ
れn個、n本のビット線にドレイン5がそれぞれm個接
続され、ソース4は全て共通接続された構成となってい
る。消去動作については後に説明するが、ブロックごと
にソース4が共通という構造上の特徴があるため、セル
の消去についてはブロック単位で一括消去が行なわれ、
1ビットごとに消去することはできない。
込み、消去、それぞれの機能動作について簡単に説明す
る。
から成る読み出し信号が外部から与えられると、コント
ロールゲート2に高電圧(例えば5V)、ドレイン5に
低電圧(例えば1V)、ソース4に低電圧(例えば0
V)が印加される。この時に、読み出したいメモリセル
のソース4−ドレイン5間に流れる電流と、基準となる
メモリセルに流れる電流とをセンスアンプによって比較
し、データの”1”及び”0”の判定を行なう。そし
て、メモリセルからの読み出しデータを外部へ出力し、
読み出し動作が完了する。
データ及びアドレス信号を与え、コントロールゲート2
に高電圧(例えば12V)、ドレイン5に高電圧(例え
ば7V)、ソース4に低電圧(例えば0V)を印加す
る。このとき、ドレイン(5)接合近傍で発生されたホ
ットエレクトロンは、コントロールゲート2に印加され
た高電圧によりフローティングゲート3に注入される。
この後、書き込み状態をオフにしてベリファイ動作を行
なう。書き込まれたメモリセルがベリファイ成功なら書
き込み完了となる。失敗なら、再び書き込みを行なっ
て、ベリファイを行なう。この動作を規定回数実施し、
ベリファイ失敗の場合は、外部へ書き込みエラーのステ
ータスを返す。
号及びアドレス信号から成る制御信号及び消去データを
外部から与え、コントロールゲート2に低電圧(例えば
−10V)、ドレイン5をフローティング状態、ソース
4に高電圧(例えば6V)を印加する。このような電圧
を印加すると、フローティングゲート3−ソース4間に
高電界が発生し、トンネル現象を利用してフローティン
グゲート3内の電子をソース4に引き抜くことができ
る。この後、消去状態をオフにして、書き込み時と同様
にベリファイ動作を行なう。消去ブロックのすべてのメ
モリセルがベリファイ成功なら消去完了となる。失敗な
ら、再び消去に関する動作を行なって、ベリファイを行
なう。この動作を規定回数実施し、ベリファイ失敗の場
合は、外部へ消去エラーのステータスを返す。
込み、及び消去動作時等にメモリセル1のコントロール
ゲート2、ドレイン5、及びソース4に与えられる高電
圧(12V、7V等)や負電圧(−10V等)は、一般
に、チャージ・ポンプ回路により発生し、印加される。
例を、図3に示す。
ンジスタN1、N2、及びコンデンサC1、C2から成
る、複数段(図では、8段)の昇圧段stg1、…、s
tg8が縦続接続された構成となっており、各段の各コ
ンデンサには、それぞれ、図4に示すクロック信号CL
K1、CLK2、CLK3、及びCLK4が印加される
構成となっている。
簡単に説明する。
2、CLK3、及びCLK4は、それぞれ、各昇圧段へ
の入力クロック信号であり、図4で表されているよう
に、適当な”H”、”L”の期間と周期をもつ方形波で
ある。このチャージ・ポンプ回路は、stg1のコンデ
ンサC2から、stg2、stg3、…と、順に、コン
デンサC2に電荷を蓄えて、任意の高電圧を得るもので
あるが、前段のコンデンサC2から、昇圧された電圧を
コンデンサC2で受ける際、タイミング良く、コンデン
サC1に入力されるクロック信号CLK1若しくはCL
K3を、グランドレベルから電源電圧レベルに変化させ
ることにより、前段から受け渡される昇圧電圧の電圧降
下を抑える構造になっている。その後、コンデンサC2
に受け渡された昇圧電圧は、入力されるクロック信号C
LK2若しくはCLK4をグランドレベルから電源電圧
レベルにすることにより、更に昇圧される。これによ
り、前段で昇圧された電位より、電源電圧幅にほぼ等し
い電圧だけ昇圧することができる。この一連の動作を繰
り返すことにより、ポンプの段数を重ねていくにつれ
て、各ポンプ段の出力電圧は高くなっていく。
路で発生する電圧が高くなるに伴い、バックゲート効果
によりトランジスタN1、N2のしきい値が高くなって
くる。すなわち、高電圧チャージ・ポンプ回路の各段で
発生する電圧が高電圧になるほど、その段のトランジス
タN1、N2のしきい値が高くなってくる。したがっ
て、バックゲート効果によるトランジスタのしきい値が
最も大きくのは、最も高い電圧が発生するポンプ最終段
であり、トランジスタのしきい値がポンプに入力される
クロック信号電圧に等しくなった場合には、高電圧チャ
ージ・ポンプ回路は、それ以上昇圧することができなく
なる。
ランジスタのしきい値に比べて、クロック信号電圧が十
分に大きいため、電荷受渡し時における昇圧された電荷
の電圧降下はない。これに対して、電源電圧が3V程度
に低くなってくると、ポンプ最終段においては、前段か
ら受け渡される際に昇圧した電位が下がることになり、
昇圧効率が悪くなる。更に、電源電圧が2V程度にまで
低くなってくると、ポンプ最終段のトランジスタのしき
い値が、ポンプに入力されるクロック信号電圧にほぼ等
しくなるので、前段から受け渡された電圧以上に昇圧す
ることができなくなる。これはポンプ段をさらに追加し
ても、昇圧可能な電圧は同じであることを意味してい
る。すなわち、電源電圧5V時には、チャージ・ポンプ
回路で昇圧し、発生することができた電圧は、2V程度
の低電圧電源では、トランジスタのしきい値上昇の影響
が大きくなるために、発生することができなくなる。し
たがって、従来の回路において、低電源電圧、低消費電
力のデバイスを設計するためには、トランジスタのしき
い値を小さくする必要がある。
い値の上昇を考慮した低電圧電源対応の高電圧チャージ
・ポンプ回路の一例として、特開平6−261538号
公報に示される回路がある。
ージ・ポンプ回路は、クロック信号電圧を昇圧する回路
が付加されており、低電圧電源に対しても、前段から受
け渡される際に、昇圧した電位の降下を抑え、昇圧効率
を上げるような構成になっている。
来の高電圧チャージ・ポンプ回路では、クロック信号電
圧を昇圧する回路で単一の昇圧電圧しか生成することが
できない。すなわち、電源電圧の定数倍の昇圧電圧しか
生成できず、かかる高電圧チャージ・ポンプ回路では、
ある特定の低電圧の電源電圧に対しては、クロック信号
電圧の昇圧が有効になるが、電源電圧の範囲が広くなっ
た場合には、電源電圧の高電圧側でクロック信号電圧の
昇圧電圧が高くなり過ぎるおそれがあり、回路を構成す
るトランジスタ、コンデンサ等に高電圧がかかり、最悪
の場合、素子が破壊し、デバイスの信頼性に悪影響を及
ぼす可能性がある。更に、通常、昇圧された電圧に対す
る必要な電流量が多くなるにつれ、昇圧に用いるコンデ
ンサの容量は大きくなる。クロック信号電圧を昇圧する
回路により、この昇圧に用いるコンデンサを充電しなけ
ればならないが、この容量よりもクロック信号電圧を昇
圧する容量を大きくする必要があり、レイアウト面積の
増大を招く。
圧チャージ・ポンプ回路に於いては、バックゲート効果
によりトランジスタのしきい値が最も大きくなるのはポ
ンプ最終段であり、この最終段を含む後段側の1または
複数の昇圧段において、トランジスタのしきい値の上昇
が問題となる。前段側の各昇圧段については、その前段
よりの入力昇圧電圧が比較的低いため、トランジスタの
しきい値が殆ど上昇しないので、電源電圧振幅のクロッ
ク信号にて、充分に正常駆動することができる。
ンプ回路を構成する複数段の昇圧段のうちの、最終段を
含む、後段側の1または2以上の昇圧段に対してのみ、
適度に昇圧されたクロック信号を供給し、前段側の昇圧
段に対しては、通常の、電源電圧振幅のクロック信号を
供給する構成としたことを特徴とするものである。
い値の上昇が回路動作に影響を及ぼす後段側の昇圧段に
対してのみ、適度に昇圧されたクロック信号が効果的に
印加されることになり、前段側の昇圧段に対しては、過
度に昇圧されたクロック信号が印加されることがないの
で、トランジスタ、コンデンサ等の素子への過度な高電
圧の印加が防止され、信頼性の低下、素子の破壊等を未
然に防止することができるものである。
る2つのクロック信号(CLK1及びCLK2、又はC
LK3及びCLK4)により駆動されるが、何れか一方
のクロック信号(CLK1及びCLK3、又はCLK2
及びCLK4)のみを昇圧させ、他方のクロック信号は
昇圧させない構成であっても、バックゲート効果による
トランジスタしきい値の上昇による、ポンプ昇圧段内部
に於ける昇圧電圧降下ロスを排して、所望の昇圧動作を
実行させることができる。
クロック信号のみを昇圧させる構成としたことを特徴と
するものである。
縮小を図ることができ、レイアウト面積の縮小を図るこ
とができるものである。
電源電圧に対しては、クロック信号の昇圧が必要となる
が、より高い電源電圧の場合には、クロック信号の昇圧
が不要、或いは、より小さい幅の昇圧で、充分に正常動
作を行わせることができる。
圧、又は/及び昇圧幅の切り換え機能を有するクロック
信号昇圧回路を設けたことを特徴とするものである。
適振幅のクロック信号をポンプ各段に印加することが可
能となり、過度に昇圧されたクロック信号が印加される
ことを防止することができるものである。
ジ・ポンプ回路は、各段が、それぞれ、前段よりの出力
電圧を後段に出力するためのスイッチング・トランジス
タと、該スイッチング・トランジスタの出力に一方の電
極が接続される、後段への出力電圧昇圧用コンデンサと
を有する、n段(n:2以上の整数)の昇圧段と、上記
スイッチング・トランジスタのゲートに一方の電極が接
続されるゲート電圧昇圧用コンデンサの他方の電極、及
び上記出力電圧昇圧用コンデンサの他方の電極に、それ
ぞれ、所定の位相を有する第1クロック信号、及び第2
クロック信号を供給するクロック信号供給回路とを有す
るチャージ・ポンプ回路に於いて、上記クロック信号供
給回路よりのクロック信号を昇圧するクロック信号昇圧
回路を設け、上記n段の昇圧段のうちの、最終段を含
む、後段側m段(m:正整数)に対しては、上記クロッ
ク信号昇圧回路よりの昇圧クロック信号を供給し、前段
側(n−m)段に対しては、上記クロック信号供給回路
よりのクロック信号を供給する構成としたことを特徴と
するものである。
ポンプ回路は、各段が、それぞれ、前段よりの出力電圧
を後段に出力するためのスイッチング・トランジスタ
と、該スイッチング・トランジスタの出力に一方の電極
が接続される、後段への出力電圧昇圧用コンデンサとを
有する、n段(n:2以上の整数)の昇圧段と、上記ス
イッチング・トランジスタのゲートに一方の電極が接続
されるゲート電圧昇圧用コンデンサの他方の電極、及び
上記出力電圧昇圧用コンデンサの他方の電極に、それぞ
れ、所定の位相を有する第1クロック信号、及び第2ク
ロック信号を供給するクロック信号供給回路とを有する
チャージ・ポンプ回路に於いて、上記クロック信号供給
回路よりの第1クロック信号又は第2クロック信号の何
れか一方のクロック信号のみを昇圧するクロック信号昇
圧回路を設け、上記n段の昇圧段のうちの、最終段を含
む、後段側m段(m:正整数)に対しては、上記クロッ
ク信号昇圧回路よりの昇圧第1クロック信号又は昇圧第
2クロック信号と、上記クロック信号供給回路よりの第
2クロック信号又は第1クロック信号とを供給し、前段
側(n−m)段に対しては、上記クロック信号供給回路
よりの第1クロック信号及び第2クロック信号を供給す
る構成としたことを特徴とするものである。
ポンプ回路は、上記請求項1又は2に係るチャージ・ポ
ンプ回路に於いて、制御信号に応じて、昇圧・非昇圧、
又は/及び昇圧幅を切り換える切換回路を有する上記ク
ロック信号昇圧回路を設けたことを特徴とするものであ
る。
ポンプ回路は、上記請求項1、2又は3に係るチャージ
・ポンプ回路に於いて、負電圧方向の昇圧を行うことを
特徴とするものである。
れば、広電源電圧範囲に対応し、クロック信号の過昇圧
によるトランジスタ、コンデンサ等の素子の破壊を防止
することができ、かつ、低電源電圧時においても、バッ
クゲート効果の影響を緩和させて、より高電圧への昇圧
を可能とした高電圧チャージ・ポンプ回路を、できる限
りにおいてレイアウト面積を小さくして提供することが
できるものである。
て、図面を参照して詳細に説明する。
実施形態であるチャージ・ポンプ回路の構成を示す回路
構成図である。
同様に、各段が、それぞれ、NチャネルMOSトランジ
スタN1、N2、及びコンデンサC1、C2から成る、
複数段(図では、8段)の昇圧段stg1、…、stg
8が縦続接続された構成となっている。すなわち、複数
段の昇圧段の構成については、従来と同様の構成となっ
ており、前段のコンデンサC2から昇圧された電位をコ
ンデンサC2で受ける際、タイミング良くコンデンサC
1に入力されるクロック信号をグランドレベルから電源
電圧レベルに変化させることにより、前段から受け渡さ
れる電荷電位の電圧降下を抑える構造になっている。
は、後段側の5段目以降の各昇圧段のコンデンサC1
(NチャネルMOSトランジスタN2のゲート電圧昇圧
用コンデンサ)に印加するクロック信号として、従来の
クロック信号CLK1及びCLK3に代えて、該クロッ
ク信号CLK1及びCLK3をクロック信号昇圧回路B
STCRCTにより昇圧させた昇圧クロック信号BST
CLK1及びBSTCLK3を用いる構成としている点
である。なお、5段目以降の各昇圧段のコンデンサC2
(後段への出力電圧昇圧用コンデンサ)へのクロック信
号は、従来と同様にCLK2またはCLK4であり、ま
た、前段側の4段目までの各昇圧段の各コンデンサC1
及びC2へのクロック信号印加は、従来と全く同様であ
る。
5段目以降については、前段からの昇圧された電圧を受
けとる際、クロック信号昇圧回路BSTCRCTより出
力される昇圧クロック信号BSTCLK(図5に示すよ
うに、入力クロック信号CLKと同位相で、振幅が電源
電圧(Vcc)以上とされたクロック信号)を、コンデ
ンサC1の一方の電極に印加する。なお、クロック信号
昇圧回路としては、通常のブースト回路を用いることが
できる。これにより、バックゲート効果が顕著に現れる
高電圧チャージ・ポンプ回路の後半段において、前段か
らの電荷受渡し時の電圧降下を抑えつつ、一方でレイア
ウト面積の増大を極力抑えることができる。
段のコンデンサC2から昇圧された電位をコンデンサC
2で受ける際、タイミング良く、コンデンサC1に入力
されるクロック信号CLK1若しくはCLK3を、グラ
ンドレベルから電源電圧レベルに変化させることによ
り、前段から受け渡される電位のロスを抑える。その
後、コンデンサC2に入力されるクロック信号CLK2
若しくはCLK4をグランドレベルから電源電圧レベル
にすることにより昇圧を行なう。これにより、前段で昇
圧された電位より、電源電圧幅にほぼ等しい電圧だけ昇
圧することができる。この前半段ではバックゲート効果
の影響が小さく、トランジスタのしきい値にも殆ど変化
が見られない。よって、このチャージ・ポンプ回路前半
段については、レイアウト面積を小さくするという目的
からクロック信号昇圧回路BSTCRCTによる入力ク
ロック信号の昇圧は行なわない。
路後半段では、昇圧電圧が高くなるに伴い、バックゲー
ト効果によりトランジスタN1、N2のしきい値が高く
なってくる。次第に高くなるトランジスタのしきい値
が、入力クロック信号CLK1〜CLK4のクロック電
圧(通常、電源電圧Vcc)に等しくなった場合、前段
から受け渡される昇圧電圧と、次段に受け渡す昇圧電圧
が同じ電位になってしまう。すなわち、(トランジスタ
のしきい値)=(クロック信号電圧)の状況になってし
まうと、高電圧チャージ・ポンプ回路の段数を増加させ
ても昇圧することができない。したがって、トランジス
タのしきい値を下げるか、或いは、クロック信号電圧を
上げるという手法を用いなければ、それ以上の高電圧チ
ャージ・ポンプ回路による昇圧は不可能である。
圧を上げるという手法を用いている。この場合、後段側
の各昇圧段のコンデンサC1とコンデンサC2に印加さ
れるクロック信号CLK1〜CLK4のすべてを昇圧す
る構成としてもよいが、必ずしも、クロック信号CLK
1、CLK3の信号電圧と、クロック信号CLK2、C
LK4の信号電圧の双方を昇圧する必要はない。何れか
一方の入力クロック信号の電圧を昇圧することでも、高
電圧チャージ・ポンプ回路の出力電圧の更なる昇圧が可
能である。これは、レイアウト面積、チャージ・ポンプ
出力電圧の設計目標を比較検討することで決定するのが
望ましい。
スを抑えるための、トランジスタN2を駆動する入力ク
ロック信号CLK1、CLK3の電圧のみを昇圧する構
成としている。前段より受け取った電荷電圧を昇圧する
入力クロック信号CLK2、CLK4の電圧は昇圧を行
なわないで、レイアウト面積の低減を図っている。通
常、CLK1、CLK3に比べ、CLK2、CLK4に
より駆動されるコンデンサの方が、その容量が大きい。
したがって、入力クロック信号の昇圧回路BSTCRC
Tを、クロック信号CLK2、CLK4に対しても設け
た場合、そのコンデンサ容量を比較的大きくしなければ
ならず、レイアウト面積の増大を招いてしまう。これら
の状況に鑑み、本実施形態に於いては、電荷受渡し時の
ロスを抑えるための、トランジスタN2を駆動する入力
クロック信号CLK1、CLK3の電圧のみを昇圧する
構成としている。このように、高電圧チャージ・ポンプ
回路後半段では、電荷受け渡し時のロスを抑えるための
トランジスタN2を駆動するクロック信号を、昇圧クロ
ック信号BSTCLK1、BSTCLK3とすること
で、入力クロック信号CLK1、CLK3の場合では発
生させることができなかった高電圧を、低電圧電源に対
しても発生・出力することができるものである。
すように、各段毎に設ける構成としてもよいが、クロッ
ク信号CLK1用の昇圧回路と、クロック信号CLK3
用の昇圧回路とを、それぞれ一つずつ設け、前者の出力
(昇圧クロック信号BSTCLK1)を5段目と7段目
に共通に供給し、後者の出力(昇圧クロック信号BST
CLK3)を6段目と8段目に共通に供給する構成とす
る方が、レイアウト面積縮小の効果が大きい。
Tの構成について、更に詳細な説明を進める。
TCRCTとしては、通常のブースト回路を用いること
ができるが、チャージ・ポンプ回路が含まれる集積回路
の電源電圧範囲が広い場合、電源電圧が低い場合は、ク
ロック信号の昇圧が必要であるが、電源電圧が比較的高
い場合は、昇圧が不要、若しくは、昇圧幅が小さくても
充分であるという場合が考えられる。したがって、電源
電圧に応じて、昇圧・非昇圧または昇圧幅、或いは、そ
の双方を切り換えられる構成とすることにより、電源電
圧に応じて、最適振幅のクロック信号を昇圧段に印加す
ることが可能となり、過度に昇圧されたクロック信号が
印加されることによる、コンデンサ等の破壊を未然に防
止することができる。
囲に及ぶ場合、例えば、1.8Vと、3.3Vの2つの
電源電圧が設定されている場合では、電源電圧1.8V
時には、クロック信号の昇圧が有効であるが、同様の回
路条件で、電源電圧3.3Vにすると、昇圧クロック信
号BSTCLKの電圧レベルが高くなりすぎ、コンデン
サ等の破壊を起こす可能性がある。したがって、電源電
圧3.3Vモードでは、昇圧クロック信号BSTCLK
の電圧レベルを下げる必要がある。更に、電源電圧5V
モードでは、電源電圧振幅のクロック信号で、設計目標
の昇圧電圧を達成できるので、クロック信号の昇圧動作
をする必要がない。以上のことより、コンデンサ等の破
壊を防ぐために、電源電圧により、クロック信号の昇圧
電位を変更する必要がある。
たクロック信号昇圧回路の一構成例を示す回路図であ
る。この回路は、例えば、電源電圧として、1.8Vと
3.3Vとが設定されている場合に用いて有効なもので
あり、電源電圧が1.8Vのときは、セレクト信号BS
TSELが、”H”に設定されることにより、昇圧幅が
大きくなり、電源電圧が3.3Vのときは、セレクト信
号BSTSELが、”L”に設定されることにより、昇
圧幅が小さくなる。なお、セレクト信号については、電
源電圧に応じて、所定レベルを外部より入力する構成と
してもよいし、或いは、電源電圧に応じて、内部回路
(電圧検出回路)により発生させる構成としてもよい。
成としたクロック信号昇圧回路の一構成例を示す回路図
である。この回路は、例えば、電源電圧として、1.8
Vと5Vとが設定されている場合に用いて有効なもので
あり、電源電圧が1.8Vのときは、セレクト信号BS
TSELが、”H”に設定されることにより、クロック
信号の昇圧動作が実行され、電源電圧が5Vのときは、
セレクト信号BSTSELが、”L”に設定されること
により、昇圧動作の実行は停止される。なお、セレクト
信号については、上記と同様に、電源電圧に応じて、所
定レベルを外部より入力する構成としてもよいし、或い
は、電源電圧に応じて、内部回路(電圧検出回路)によ
り発生させる構成としてもよい。
路を用いることにより、電源電圧が比較的高電圧の場合
に於いても、クロック信号の過昇圧によるコンデンサ、
トランジスタ等の破壊を未然に防止することができるも
のである。
・非昇圧の切り換えと、昇圧幅の切り換えの双方が可能
な回路を設けることも可能であり、かかる構成とするこ
とにより、例えば、電源電圧として、1.8V、3.3
V、及び5Vが設定されているような場合にも対応が可
能となるものである。
向の高電圧を発生させるチャージ・ポンプ回路において
本発明を実施したものであるが、本発明は、負方向の高
電圧を発生させる負電圧チャージ・ポンプ回路において
も同様に実施することができる。
ャージ・ポンプ回路の構成図である。複数段(図では8
段)の昇圧段stg1、…、stg8の構成は、基本的
に図1と同様の構成であるが、負電圧を出力するもので
あるため、トランジスタが、NチャネルMOSトランジ
スタ(N1、N2)からPチャネルMOSトランジスタ
(P1、P2)に変更されている点が相違する。図1に
示す高電圧チャージ・ポンプ回路と同様に、後段側の5
段目以降の昇圧段に対してのみ、昇圧クロック信号BS
TCLK1またはBSTCLK3を印加する構成として
いる。すなわち、クロック信号CLK1用の昇圧回路B
STCRCT1と、クロック信号CLK3用の昇圧回路
BSTCRCT2とを、各一つずつ設け、前者の出力
(昇圧クロック信号BSTCLK1)を5段目と7段目
の昇圧段に共通に供給し、後者の出力(昇圧クロック信
号BSTCLK3)を6段目と8段目の昇圧段に共通に
供給する構成としている。クロック信号昇圧回路BST
CRCTとしては、上述した、図6若しくは図7に示す
昇圧回路、或いは、他の構成のブースト回路を用いるこ
とができる。なお、負電圧チャージ・ポンプ回路駆動用
のクロック信号CLK1〜CLK4の波形図を図9に示
す。
うち、クロック信号CLK1及びCLK2が入力される
ポンプ段は、クロック信号CLK1がVcc(電源電圧
レベル)からVss(グランドレベル)に変化すること
により、PチャネルMOSトランジスタP2がオンし、
前段から受け渡される負の電荷電位の電圧降下を抑え
る。更に、クロック信号CLK1がVssからVccに
変化するとともに、クロック信号CLK2がVccから
Vssに変化することにより、電源電圧幅にほぼ等しい
電圧だけ降圧を行う。同様に、クロック信号CLK3及
びCLK4が入力されるポンプ段は、クロック信号CL
K3がVcc(電源電圧レベル)からVss(グランド
レベル)に変化することにより、PチャネルMOSトラ
ンジスタP2がオンし、前段から受け渡される負の電荷
電位の電圧降下を抑える。更に、クロック信号CLK3
がVssからVccに変化するとともに、クロック信号
CLK4がVccからVssに変化することにより、電
源電圧幅にほぼ等しい電圧だけ降圧を行う。
路においても、PチャネルMOSトランジスタのしきい
値(絶対値)が高くなる問題は生じ、最悪の場合、更な
る降圧を行えなくなる可能性がある。
ポンプ段を構成する、電荷受け渡しのために付加されて
いるPチャネルMOSトランジスタP2側に、グランド
レベルと昇圧された電圧の間を変化するBSTCLK
(BSTCLK1、BSTCLK3)を入力する。チャ
ージ・ポンプ回路を構成するPチャネルMOSトランジ
スタのしきい値が上昇する問題は、クロック信号CLK
1やCLK3より変化の幅が大きい、昇圧された電圧と
グランドレベル間で変化する昇圧クロック信号BSTC
LK1、BSTCLK2をチャージ・ポンプ回路に入力
することにより解決される。すなわち、PチャネルMO
SトランジスタのゲートとBSTCLK間に接続される
コンデンサC1により、クロック信号CLK1やCLK
3を用いる場合よりも更に降圧された電圧が該Pチャネ
ルMOSトランジスタのゲートに印加され、該Pチャネ
ルMOSトランジスタP2を確実にオンさせることが可
能となる。これにより、PチャネルMOSトランジスタ
のしきい値上昇による、電荷受け渡し時のロスが抑制さ
れ、効率よく負電圧の発生が行われることとなる。
MOSトランジスタのしきい値の変化は殆ど見られない
ため、レイアウト面積の縮小化の観点からブースト回路
を用いたクロック信号の昇圧は行わない。
ャージ・ポンプ回路によれば、広電源電圧範囲に対応
し、高電源電圧側でのクロック信号の過昇圧によるコン
デンサ、トランジスタ等の破壊を防止することができ、
かつ、低電源電圧時に於いても、バックゲート効果の影
響を緩和させて、より高電圧への昇圧を可能とした高電
圧チャージ・ポンプ回路を、できる限りに於いてレイア
ウト面積を小さくして提供することができるものある。
電源電圧と高電源電圧のそれぞれに対応したクロック信
号(位相信号)を生成する構成とした,チャージ・ポン
プ形負電圧供給回路用位相信号発生回路が開示されてい
るが、回路規模が大きく、レイアウト面積の増大につな
がるという問題点を有する。また、負電圧チャージ・ポ
ンプ回路を構成するすべてのポンプ段が個々に位相信号
発生回路と接続する構成であるため、レイアウト面積が
更に増大する。更に、ブースト位相信号は、負電位から
電源電位(Vcc)まで変化するため、位相信号発生回
路で電流の逆流が生じ、回路上問題を生じやすい。とい
った問題点も有する。本発明によれば、かかる問題点も
生じない極めて有用なチャージ・ポンプ回路を提供する
ことができるものである。
ンプ回路の回路構成図である。
ある。
る。
のクロック信号の波形図である。
TCLKとの関係を示す信号波形図である。
である。
図である。
ポンプ回路の回路構成図である。
信号の波形図である。
Sトランジスタ C1、C2 コンデンサ BSTCRCT クロック信号昇
圧回路 CLK1、… クロック信号 BSTCLK1、BSTCLK2 昇圧クロック信
号 P1、P2 PチャネルMO
Sトランジスタ BSTCRCT1、BSTCRCT2 クロック信号昇
圧回路
Claims (4)
- 【請求項1】 各段が、それぞれ、前段よりの出力電圧
を後段に出力するためのスイッチング・トランジスタ
と、該スイッチング・トランジスタの出力に一方の電極
が接続される、後段への出力電圧昇圧用コンデンサとを
有する、n段(n:2以上の整数)の昇圧段と、上記ス
イッチング・トランジスタのゲートに一方の電極が接続
されるゲート電圧昇圧用コンデンサの他方の電極、及び
上記出力電圧昇圧用コンデンサの他方の電極に、それぞ
れ、所定の位相を有する第1クロック信号、及び第2ク
ロック信号を供給するクロック信号供給回路とを有する
チャージ・ポンプ回路に於いて、 上記クロック信号供給回路よりのクロック信号を昇圧す
るクロック信号昇圧回路を設け、上記n段の昇圧段のう
ちの、最終段を含む、後段側m段(m:正整数)に対し
ては、上記クロック信号昇圧回路よりの昇圧クロック信
号を供給し、前段側(n−m)段に対しては、上記クロ
ック信号供給回路よりのクロック信号を供給する構成と
したことを特徴とするチャージ・ポンプ回路。 - 【請求項2】 各段が、それぞれ、前段よりの出力電圧
を後段に出力するためのスイッチング・トランジスタ
と、該スイッチング・トランジスタの出力に一方の電極
が接続される、後段への出力電圧昇圧用コンデンサとを
有する、n段(n:2以上の整数)の昇圧段と、上記ス
イッチング・トランジスタのゲートに一方の電極が接続
されるゲート電圧昇圧用コンデンサの他方の電極、及び
上記出力電圧昇圧用コンデンサの他方の電極に、それぞ
れ、所定の位相を有する第1クロック信号、及び第2ク
ロック信号を供給するクロック信号供給回路とを有する
チャージ・ポンプ回路に於いて、 上記クロック信号供給回路よりの第1クロック信号又は
第2クロック信号の何れか一方のクロック信号のみを昇
圧するクロック信号昇圧回路を設け、上記n段の昇圧段
のうちの、最終段を含む、後段側m段(m:正整数)に
対しては、上記クロック信号昇圧回路よりの昇圧第1ク
ロック信号又は昇圧第2クロック信号と、上記クロック
信号供給回路よりの第2クロック信号又は第1クロック
信号とを供給し、前段側(n−m)段に対しては、上記
クロック信号供給回路よりの第1クロック信号及び第2
クロック信号を供給する構成としたことを特徴とするチ
ャージ・ポンプ回路。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のチャージ・ポン
プ回路に於いて、 制御信号に応じて、昇圧・非昇圧、又は/及び昇圧幅を
切り換える切換回路を有する上記クロック信号昇圧回路
を設けたことを特徴とするチャージ・ポンプ回路。 - 【請求項4】 負電圧方向の昇圧を行うことを特徴とす
る、請求項1、2又は3に記載のチャージ・ポンプ回
路。
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