JPH11273746A - パック電池の寿命管理方法及び該パック電池を電源とする電子機器 - Google Patents

パック電池の寿命管理方法及び該パック電池を電源とする電子機器

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JPH11273746A
JPH11273746A JP10077482A JP7748298A JPH11273746A JP H11273746 A JPH11273746 A JP H11273746A JP 10077482 A JP10077482 A JP 10077482A JP 7748298 A JP7748298 A JP 7748298A JP H11273746 A JPH11273746 A JP H11273746A
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JP
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battery pack
battery
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electronic device
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JP10077482A
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Hiromasa Shibata
博正 柴田
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NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数個のパック電池使用環境下でも、個々の
パック電池の寿命を推定することを可能とする。 【解決手段】 本体11は、液晶ディスプレイ15、セ
ンサ制御部32及び圧電フィルムセンサ13を有する収
容部17とで構成される。パック電池12は収容方向側
面部16に、パック電池12を識別するためのエンボス
部23が形成されたエンボス型識別シール14を有す
る。パック電池12は本体11の収容部17に装着され
る際、エンボス型識別シール14のエンボス部23が圧
電フィルムセンサ13を押圧する。センサ制御部32は
圧電フィルムセンサ13からの出力に基づいて、エンボ
ス部23の位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パック電池の寿命
管理方法、及び該パック電池を電源とする電子機器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、二次電池を内蔵したパック電池
は、専用の充電器を使用して充電を実施することによ
り、繰り返し使用可能であることからランニングコスト
が低く抑えられる利点を持ち、広く市場でハンディタイ
プの電子機器に一般的に使用されるに至っている。
【0003】しかし、充放電繰り返し回数は有限であ
り、保証回数を越えて充放電を繰り返すと完全に充電処
理しても公称充電容量の60%以下の容量しか蓄電でき
なくなったり、最悪の場合、内部セル落ちなどにより突
発的に電池としての機能を果たさない状態に陥ってしま
う。 二次電池は上記のような特徴を有しているため、
寿命を考慮しないで使用していると電子機器の期待した
性能を発揮できなくなるだけでなく、最悪の場合には突
発的な出力断により電子機器のハードウェアにダメージ
を与えたり、機器内部に記憶されている貴重なデータを
破壊する恐れがある。
【0004】これらの二次電池の不具合は、電池の使用
頻度を調査し、その寿命を実施すれば容易に回避可能で
ある。
【0005】従来の寿命管理方法としては、パック電池
にラベルを貼り、そこにユーザ自らが使用開始年月日を
記入するという方法、あるいは電気的又は機械的構造を
電子機器側に設置して、充放電の回数とみなす電子機器
へのパック電池の脱着の回数を電気的又は機械的にカウ
ントする方法等が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パック
電池にラベルを貼り、そこにユーザ自らが使用開始年月
日を記入するという方法は、ユーザがその都度記入しな
ければならないという煩わしさと、記入を怠った場合に
本来の目的を果たさないという問題が存在し、それらの
目的達成の可否が全てユーザに委ねられている点が、寿
命に対しての不確定要素を増加させており問題である。
さらに、そこから得られる情報が、あくまでそのパック
電池の使用期間のみのため、ユーザの使用頻度と使用期
間より充放電回数を類推するしかないため、不確実な情
報であることも問題である。
【0007】また、電気的又は機械的構造を電子機器側
に設置して、電子機器へのパック電池の脱着の回数を電
気的又は機械的にカウントする方法は、あくまで電子機
器とパック電池が1対1対応の場合のみ有効な方法であ
る。すなわち、電子機器本体に対して、複数のパック電
池を回し使いしているユーザ運用環境下では、パック電
池個々の脱着の回数をカウントすることは不可能である
ため、やはり寿命管理はできないという問題がある。
【0008】このように、従来のシステムではこの二次
電池の寿命管理を積極的に導入した方法はほとんど存在
しない。
【0009】そこで本発明は、複数個のパック電池使用
環境下でも、個々のパック電池の寿命を推定することが
可能な、パック電池の寿命管理方法及び該パック電池を
電源とする電子機器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のパック電池の寿命管理方法は、電子機器に脱着
自在に設けられ、前記電子機器の電源として使用され
る、二次電池で構成される複数個のパック電池の個別の
寿命を、前記パック電池の脱着回数より推定するパック
電池の寿命管理方法において、前記パック電池に、他の
パック電池と識別可能な情報を有する識別体を取り付け
ておき、前記電子機器として、前記識別体の情報を識別
する識別手段と、前記パック電池の脱着回数を前記情報
毎に記録する記録手段とを有する前記電子機器を用い
て、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記記録
手段により前記パック電池の個々の脱着回数を記録する
ことで、複数個の前記パック電池の個別の寿命を前記パ
ック電池の脱着回数より推定する。
【0011】また、パック電池の識別及び脱着回数の記
録を、パック電池を脱着する毎に実行するものでもよ
く、さらに、識別体は、表面に、使用するパック電池に
応じて異なる位置にエンボスが配置されたものであり、
エンボスの位置を認識することにより識別を行うもので
もよいし、識別体は、表面に、使用するパック電池に応
じて異なる位置に、少なくとも1つの導電性エンボスが
配置されたものであり、導電性エンボスの位置及び数を
電気的に認識することにより、識別を行うものでもよ
い。
【0012】本発明の電子機器は、電子回路を有する本
体と、本体と脱着可能に設けられ、前記電子機器の電源
として使用される、二次電池で構成されるパック電池と
を有する電子機器において、前記パック電池に取り付け
られた、他のパック電池と識別可能な情報を有する識別
体と、前記本体に設けられた、前記識別体を識別する識
別手段と、前記本体に設けられた、前記本体への前記パ
ック電池の脱着回数を記録する記録手段とを有する。
【0013】識別体は、裏面に粘着層を有するシート状
部材で、パック電池に脱着可能に取り付けられたもので
あってもよいし、識別体は、表面に、使用するパック電
池に応じて異なる位置にエンボスが配置されたものでも
よい。
【0014】また、その識別手段は、エンボスが押し付
けられる圧電フィルムセンサと、圧電フィルムセンサの
出力よりエンボスの位置を検出することでパック電池を
特定するセンサ制御部とを有するものでもよい。
【0015】さらに、識別体は、表面に、使用するパッ
ク電池に応じて異なる位置に、少なくとも1つの導電性
エンボスが配置されたものであるってもよいし、その識
別手段は、導電性エンボスと本体とを電気的に接続する
マトリクス状に配列された端子と、接続により流れる電
気信号からパック電池を特定するマトリクス制御部とを
有するものでもよい。
【0016】また、識別及び記録は、前記パック電池を
脱着する毎に実行されるものでもよい。
【0017】上記の通り本発明では、パック電池に他の
パック電池と識別可能な情報を有する識別体が脱着可能
に取り付けられているので、パック電池が電子機器の本
体に対して脱着されると、どのパック電池が脱着された
かが識別手段により識別され、その脱着回数が記録手段
により記録される。これにより、複数個のパック電池の
個別の寿命の推定が行える。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について図
面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態で
ある、ハンディターミナルの概略構成図の一例を示す。
【0019】本体11は、液晶ディスプレイ15、セン
サ制御部32、圧電フィルムセンサ13及びパック電池
12が収容される収容部17とで構成される。パック電
池12は収容方向側面部16に、パック電池12を識別
するためのエンボス部23が形成されたエンボス型識別
シール14が貼り付けられている。さらに、パック電池
12が本体11の収容部17に収容、装着される際、エ
ンボス型識別シール14のエンボス部23が突き当たる
ことにより押圧される位置である、収容部17の奥には
圧電フィルムセンサ13が設けられている。
【0020】図2は、図1で示したパック電池12の拡
大斜視図である。
【0021】パック電池12の本体11への収容方向側
面部16には、本体11に電源を供給するための電極部
である、プラス電極部24及びマイナス電極部25が設
けられている。
【0022】これら電極部の構成は、充電方式の形態に
より異なる場合があり、本実施形態のように、パック電
池12がそれ自体で充電される他、本体11に装着され
た状態でもパック電池12を介して充電される機能を持
つものや、パック電池12を介してACアダプタが接続
されるものも存在する。このような場合には、充電器接
続もしくはACアダプタ接続検出用の複数の電極部がパ
ック電池12に設けられることになる。
【0023】また、プラス電極部24及びマイナス電極
部25が設けられている収容方向側面部16には、これ
らの電極部と干渉することのないレイアウトで、エンボ
ス型識別シール14が貼られている。エンボス型識別シ
ール14上には、個々のパック電池12に固有の形状、
かつ、固有のパターン配列のなされたエンボス部23が
あり、シール面より突出した構造をもつ。上述のレイア
ウト上の制約を考慮した上で、エンボス型識別シール1
4の外形サイズは決定される必要があるが、その制約下
で決定された外形サイズの範囲内でもエンボス部23の
効果的な配置により、エンボス型識別シール14の設計
は十分可能である。エンボス型識別シール14のパター
ン数を制限する要因としては、エンボス型識別シール1
4の外形サイズの他、本体11側の圧電フィルムセンサ
13の分解能がある。
【0024】図3は、エンボス型識別シール14で作成
可能なパターン例を示したものである。エンボス型識別
シール14上のエンボス部23の位置をいろいろ変更す
ることにより、幾種類もの異なった識別シールを作成す
る事が可能である。
【0025】次にパック電池12の識別及び脱着回数の
カウントに関する回路ブロックの一例について図4を参
照して説明する。
【0026】本実施形態の回路ブロックは、パック電池
12の脱着を検知する脱着検出スイッチ34及び脱着検
出部35、エンボス型識別シール14を検出する圧電フ
ィルムセンサ13、圧電フィルムセンサ13を制御する
ための、A−D変換部38を内蔵したセンサ制御部3
2、 A−D変換部38からのデータをフラッシュメモ
リ36内に格納するCPU31、及び後述するパック電
池12を取り外す際の電源供給を行うバックアップ電源
37で構成される。
【0027】本体11は、パック電池12が装着される
際に圧電フィルムセンサ13にエンボス型識別シール1
4を押圧すると、本体11に搭載されているCPU31
の指令により圧電フィルムセンサ13が走査され、これ
により、個々のパック電池12に固有のエンボス部23
のパターンを認識する。その結果をパック電池12の脱
着毎に認識し、その回数を寿命管理データとして本体1
1に搭載されているフラッシュメモリ36内に記憶す
る。これにより、ユーザで混在使用されている個々のパ
ック電池12の脱着回数は個別に管理され、よって個々
のパック電池12の寿命管理が可能となる。
【0028】次に、図4及び本体11へのパック電池1
2の装着時の制御を説明する図5のフローチャートを用
いて、制御フローの詳細を説明する。
【0029】パック電池12が装着されると(ステップ
101)、脱着検出スイッチ34が作動し、パック電池
12の装着のタイミングが検出され(ステップ10
2)、その検出信号が脱着検出部35に入力される。脱
着検出部35は、検出信号のノイズ除去及びラッチ処理
を実施した後、その加工処理されたパック電池装着検出
信号をセンサ制御部32へ入力する。センサ制御部32
はパック電池装着検出信号をトリガにして圧電フィルム
センサ13へのX−Y両方向スキャン信号の送出を開始
し(ステップ103)、X−Y各々のリターン信号をセ
ンサ制御部32内部のA−D変換部38に取り込んでデ
ジタル化されたX−Y2次元の座標データに変換する
(ステップ104)。
【0030】結果として変換された座標データがパック
電池12側のエンボス型識別シール14のエンボス部2
3の位置を示すことになる。センサ制御部32は、座標
データを自身のバッファ内部に保存し、割り込み要求信
号をCPU31に対して出力し、バッファ内部の座標デ
ータの引き取りをCPU31に要求する(ステップ10
5)。また、同時に省電力化の為、圧電フィルムセンサ
13へのX−Y両方向スキャン信号の出力を停止する。
CPU31は、割り込み要求信号受付後、データBU
Sを介して座標データをセンサ制御部32から引き取る
(ステップ106)。次に、その座標データをフラッシ
ュメモリ36内に格納保存するわけであるが、格納保存
する際には、フラッシュメモリ36の内部に格納されて
いるパック電池種別管理データと比較検討し、その座標
データが新規データか否かの判断を実施(ステップ10
7)した上で、新規データの場合はパック電池種別管理
データを新規作成する(ステップ108)。既存の識別
データの場合は、既存のパック電池種別管理データの脱
着回数データの装着回数値を追加する(ステップ10
9)。この時、脱着回数値が規定回数以内かどうかを判
別し(ステップ110)、規定回数を超えているなら、
ユーザへの電池交換警告メッセージを液晶ディスプレイ
15に表示し(ステップ111)、注意を促すほか、寿
命に到達したパック電池12によってもたらされる、極
端な放電時間の減少等の弊害を未然に防ぐため、電圧低
下アラームの早期発動や過負荷デバイス、オプション装
置の早期使用禁止などのハードウェア的防衛手段の発動
を実施する。
【0031】次にパック電池12が本体11から取り外
される場合の動作を、図4及び図6に示す、パック電池
取り外し時の制御フローチャートを用いて説明する。
【0032】パック電池12が取り外される際(ステッ
プ121)、完全に取り外される前に脱着検出スイッチ
34が作動し(ステップ122)、パック電池12のパ
ック電池取り外し検出信号が脱着検出部35に送出され
る。脱着検出部35は、そのパック電池取り外し検出信
号をノイズ除去及びラッチ処理を実施した後、センサ制
御部32へ送出する。センサ制御部32は、その加工処
理されたパック電池取り外し検出信号をトリガにして圧
電フィルムセンサ13へのX−Y両方向のスキャン信号
の送出を開始する(ステップ123)。その後の各回路
ブロックの手順は、上述のパック電池装着時の手順と基
本的に同一である。すなわち、圧電フィルムセンサ13
のX−Y両方向おのおののリターン信号をセンサ制御部
32内部のA−D変換部に取り込んでX−Y2次元の座
標データにデジタル変換し(ステップ124)、これか
ら取り外されるパック電池12のエンボス型識別シール
14のエンボス部23のパターンの座標データをセンサ
制御部32自身のバッファ内部にラッチ保存する。次
に、センサ制御部32はCPU31に対し割り込み要求
信号を出力すると同時に圧電フィルムセンサ13へのス
キャン出力信号を停止する(ステップ125)。 CP
U31は、割り込み要求信号受付後、データBUSを介
してセンサ制御部32のバッファ内部よりエンボス部2
3のパターンの座標データを引き取り、フラッシュメモ
リ36の内部に格納保存する(ステップ126)。フラ
ッシュメモリ36に格納保存する際には、そのエンボス
部23のパターンデータよりフラッシュメモリ36の内
部に格納保存されているパック電池種別管理データに該
当するパック電池12の取り外し回数値を追加する(ス
テップ127)。その後、パック電池12が抜けたこと
により省電力化のため、CPU31はスリープモードに
入る(ステップ128)。
【0033】上記一連の処理は、ハードウェア的には、
バックアップ電源37により電源を供給されて動作す
る。
【0034】以上説明したように、本発明を採用したハ
ンディターミナルは、パック電池12に貼られたエンボ
ス型識別シール14により、ユーザ先で混同使用されて
いる多数のパック電池12を個別に寿命管理でき、また
寿命に達した劣化したパック電池12の使用を未然に防
ぐことができるため、電子機器運用の信頼性を高いレベ
ルで保持することができる。 (第2の実施形態)図7は、本発明の第2の実施形態で
ある、ハンディターミナルの概略構成図の一例を示す。
【0035】本体51は、液晶ディスプレイ55、マト
リクス制御部72、マトリクス53及びパック電池52
が収容される収容部57とで構成される。パック電池5
2は収容方向側面部56に、パック電池52を識別する
ための導電エンボス部63が形成された導電エンボス型
識別シール54を有する。構成としては、上述の第1の
実施形態と基本的に同じであるが、図1で示した圧電フ
ィルムセンサ13部に代えて、電極マトリクス53を設
けたことが第1の実施形態と異なっている。
【0036】図8は、図7で示したパック電池52の拡
大斜視図である。
【0037】パック電池52の収容方向側面部56に
は,プラス電極部64及びマイナス電極部65が設けら
れている。また、プラス電極部64及びマイナス電極部
65が設けられている収容方向側面部56には、これら
の電極部と干渉することのないレイアウトで、導電エン
ボス型識別シール54が貼られており、導電エンボス型
識別シール54上には個々のパック電池52に固有のパ
ターン配列のなされた導電エンボス部63が形成されて
いる。構成としては、上述の第1の実施形態と基本的に
同じであり、図1で示したエンボス型識別シール14
が、導電エンボス型識別シール54に、エンボス部23
が導電エンボス部63へとそれぞれ変更になった構成と
なっている。パック電池52を本体51へと装着する
際、導電エンボス部63を、本体51のマトリクス53
に接触させるため、導電エンボス部63は図8に示すよ
うに、導電エンボス型識別シール54のシール面よりも
突出した形状となっている。
【0038】図9は、導電エンボス型識別シール54で
作成可能なパターン例を示したものである。導電エンボ
ス型識別シール54の外形サイズ内に4×4(4行4
列)のマトリクスで規則性を持たせて導電エンボス部6
3を配置することにより、最大256パターンの識別シ
ールを作成可能であることを示す。また、このマトリク
スの行数及び列数を増やすことにより更にパターンを増
やすことが可能であり、多数のパック電池52を混在使
用しているユーザにも対応可能である。
【0039】図10は、パック電池52の識別及び脱着
回数のカウントに関する回路ブロック図の一例である。
パック電池52の脱着を検知する脱着検出スイッチ74
及び脱着検出部75、導電エンボス型識別シール54と
接触するマトリクス53、マトリクス53を制御するマ
トリクス制御部72、 マトリクス53からのデータを
フラッシュメモリ76内に格納するCPU71、及びパ
ック電池52を取り外す際の電源供給を行うバックアッ
プ電源77で構成される。
【0040】本実施形態の場合、第1の実施形態の圧電
フィルムセンサ13がマトリクス53となり、これによ
りスキャン信号生成回路やA−D変換回路が不要となる
ため、回路が簡略化されている。
【0041】図11はマトリクス53の構成を示す図で
ある。
【0042】導電エンボス型識別シール54の導電エン
ボス部63は、4×4のマトリクスで構成されているた
め、導電エンボス型識別シール54を識別する機能を有
する本体51側のマトリクス53も4×4のマトリクス
構成をとっている。コンタクト電極53a1〜53d
8は、二対構成となっていて、片方がバックアップ電源
77にプルアップ抵抗82を介して接続されており、も
う片方がグランドに接続されている。従って本体51に
パック電池52が装着されると導電エンボス型識別シー
ル54上の導電エンボス部63が、マトリクス53のコ
ンタクト電極53a 1〜53d8のうちの二対を短絡す
る。図11では、コンタクト電極53a1と53a2、及
び53a5と53a6の二対二組が導電エンボス型識別シ
ール54上の導電エンボス部63a12と63a56によっ
て電気的に短絡されたり開放されたりすることになる。
すなわち、パック電池52が本体51に装着されると、
コンタクト電極53a1と53a2とを導電エンボス部6
3a12が短絡することで、グランドレベルの電圧信号を
ラッチバッファ部81に出力し、パック電池52が本体
51から取り外され、コンタクト電極53a1と53a2
とが開放されると開放されると、バックアップ電源77
の電圧信号をラッチバッファ部81に出力する。
【0043】次に、図10及び本体11へのパック電池
12の装着時の制御を説明する図12のフローチャート
を用いて、制御フローの詳細を説明するが、マトリクス
制御部72とマトリクス53のブロックの動作を除け
ば、制御フローは第1の実施形態と全く同一である。な
お、以下の説明に関しても、コンタクト電極53a1
53a2に対応する導電エンボス部63a12を例に挙げ
て説明する。
【0044】パック電池52が装着された場合(ステッ
プ201)、脱着検出スイッチ74が作動し、パック電
池52の装着のタイミングが検出され(ステップ20
2)、その検出信号が脱着検出部75に入力される。脱
着検出部75は、パック電池装着検出信号のノイズ除去
及びラッチ処理を実施した後、その加工処理されたパッ
ク電池装着検出信号をマトリクス制御部72へ入力す
る。マトリクス制御部72はこのパック電池装着検出信
号をトリガにして、作動開始する(ステップ203)。
また、パック電池52を装着することで、導電エンボス
部63a12により短絡されたコンタクト電極53a1
53a2を介してグランドレベルの電圧信号がマトリク
ス制御部72に内蔵されたラッチバッファ部81に出力
される(ステップ204)。マトリクス制御部72が、
CPU71に対して割り込み要求信号を出力する(ステ
ップ205)ため、割り込み要求信号を受け付けたCP
U71がラッチバッファ部81よりパターンデータを引
き取り(ステップ206)、導電エンボス型識別シール
54の導電エンボス部63のパターンデータが、16ビ
ットのデジタルデータとしてCPU71に認識される。
次に、このパターンデータをフラッシュメモリ76内に
格納保存するわけであるが、格納保存する際には、フラ
ッシュメモリ76の内部に格納されているパック電池種
別管理データと比較検討し、そのパターンデータが新規
パターンデータか否かの判断を実施(ステップ207)
した上で、新規パターンデータの場合はパック電池種別
管理データを新規作成する(ステップ208)。既存の
パターンデータの場合は、既存のパック電池種別管理デ
ータの脱着回数データの装着回数値を追加する(ステッ
プ209)。この時、脱着回数値が規定回数以内かどう
かを判別し(ステップ210)、規定回数を超えている
なら、ユーザへの電池交換警告メッセージを液晶ディス
プレイ55に表示し(ステップ211)、注意を促すほ
か、寿命に到達したパック電池52によってもたらされ
る、極端な放電時間の減少等の弊害を未然に防ぐため、
電圧低下アラームの早期発動や過負荷デバイス、オプシ
ョン装置の早期使用禁止などのハードウェア的防衛手段
の発動を実施する。
【0045】次にパック電池52が本体51から取り外
される場合の動作を、図11及び図13に示す、パック
電池取り外し時の制御フローチャートを用いて説明す
る。
【0046】パック電池52が取り外される際(ステッ
プ221)、完全に取り外される前に脱着検出スイッチ
74が作動し(ステップ222)、パック電池取り外し
検出信号が脱着検出部75に送出される。脱着検出部7
5は、そのパック電池取り外し検出信号をノイズ除去及
びラッチ処理を実施した後、その加工処理されたパック
電池取り外し検出信号をマトリクス制御部72へ入力す
る。マトリクス制御部72は、そのパック電池取り外し
検出信号をトリガにして作動開始する(ステップ22
3)。その後の各回路ブロックの手順は、上述のパック
電池装着時の手順と基本的に同一である。すなわち、パ
ック電池52を取り外すことで、コンタクト電極53a
1と53a2は開放され、バックアップ電源77レベルの
電圧信号がマトリクス制御部72に内蔵されたラッチバ
ッファ部81に出力される(ステップ224)。マトリ
クス制御部72が、CPU71に対して割り込み要求信
号を出力する(ステップ225)ため、割り込み要求信
号を受け付けたCPU71がラッチバッファ部81より
データを引き取り(ステップ226)、導電エンボス型
識別シール54の導電エンボス部63のパターンデータ
が16ビットのデジタルデータとしてCPU71に認識
される。次に、既存のパック電池種別管理データの脱着
回数データの取り外し回数値をフラッシュメモリ76内
に追加し、格納する(ステップ227)。その後、パッ
ク電池52が取り外されたことによりパック電池52か
らの電源供給がなくなるので、省電力のため、CPU7
1はスリープモードに入る(ステップ228)。
【0047】上記一連の処理は、ハードウェア的には、
バックアップ電源77により電源を供給されて動作す
る。
【0048】以上によりユーザは、寿命に達した劣化し
たパック電池52の使用を未然に防ぐことができ、電子
機器運用の信頼性を高いレベルで保持することができ
る。
【0049】以上説明したように、本実施形態は、識別
シールの構成とそれを認識する本体51側のデバイスを
工夫することにより、より簡単なハードウェア構成で、
かつコストを下げた形態で第1の実施形態と同等の効果
を実現することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、パック電
池に脱着可能に取り付けられた、他のパック電池と識別
可能な情報を有する識別体を、電子機器の識別手段によ
り個々のパック電池を識別し、また記録手段によりその
パック電池の脱着回数を記録することで、複数個のパッ
ク電池の個別の寿命を推定することができるため、パッ
ク電池の劣化による電子機器への弊害を未然に防止し、
電子機器運用の信頼性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるハンディターミ
ナルの一例の概略構成図である。
【図2】図1で示したパック電池の拡大斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態でのエンボス型識別シ
ールで作成可能なパターン例を示した図である。
【図4】本発明の第1の実施形態のパック電池の識別及
び脱着回数のカウントに関する回路ブロックの一例を示
した図である。
【図5】本発明の第1の実施形態のパック電池装着時の
制御を説明するフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施形態のパック電池取り外し
時の制御を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態であるハンディターミ
ナルの一例の概略構成図である。
【図8】図7で示したパック電池の拡大斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態での導電エンボス型識
別シールで作成可能なパターン例を示した図である。
【図10】本発明の第2の実施形態のパック電池の識別
及び脱着回数のカウントに関する回路ブロックの一例を
示した図である。
【図11】第2の実施形態でのマトリクスの構成図であ
る。
【図12】本発明の第2の実施形態のパック電池装着時
の制御を説明するフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施形態のパック電池取り外
し時の制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
11、51 本体 12、52 パック電池 13 圧電フィルムセンサ 14 エンボス型識別シール 15、55 液晶ディスプレイ 16,56 収容方向側面部 17,57 収容部 23 エンボス部 24、64 プラス電極部 25、65 マイナス電極部 31、71 CPU 32 センサ制御部 34、74 脱着検出スイッチ 35、75 脱着検出部 36,76 フラッシュメモリ 37,77 バックアップ電源 53 マトリクス 53a1〜53d8 コンタクト電極 54 導電エンボス型識別シール 63、63a12、63a56 導電エンボス部 72 マトリクス制御部 81 ラッチバッファ部 82 プルアップ抵抗

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に脱着自在に設けられ、前記電
    子機器の電源として使用される、二次電池で構成される
    複数個のパック電池の個別の寿命を、前記パック電池の
    脱着回数より推定するパック電池の寿命管理方法におい
    て、 前記パック電池に、他のパック電池と識別可能な情報を
    有する識別体を取り付けておき、 前記電子機器として、前記識別体の情報を識別する識別
    手段と、前記パック電池の脱着回数を前記情報毎に記録
    する記録手段とを有する前記電子機器を用いて、 前記識別手段による識別結果に基づいて、前記記録手段
    により前記パック電池の個々の脱着回数を記録すること
    で、複数個の前記パック電池の個別の寿命を前記パック
    電池の脱着回数より推定することを特徴とするパック電
    池の寿命管理方法。
  2. 【請求項2】 前記識別及び前記脱着回数の記録を、前
    記パック電池を脱着する毎に実行する請求項1に記載の
    パック電池の寿命管理方法。
  3. 【請求項3】 前記識別体は、表面に、使用するパック
    電池に応じて異なる位置にエンボスが配置されたもので
    あり、前記エンボスの位置を認識することにより前記識
    別を行う請求項1または2に記載のパック電池の寿命管
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記識別体は、表面に、使用するパック
    電池に応じて異なる位置に、少なくとも1つの導電性エ
    ンボスが配置されたものであり、前記導電性エンボスの
    位置及び数を電気的に認識することにより、前記識別を
    行う請求項1または2に記載のパック電池の寿命管理方
    法。
  5. 【請求項5】 電子回路を有する本体と、前記本体と脱
    着可能に設けられ、前記電子機器の電源として使用され
    る、二次電池で構成されるパック電池とを有する電子機
    器において、 前記パック電池に取り付けられた、他のパック電池と識
    別可能な情報を有する識別体と、 前記本体に設けられた、前記識別体を識別する識別手段
    と、 前記本体に設けられた、前記本体への前記パック電池の
    脱着回数を記録する記録手段とを有することを特徴とす
    る電子機器。
  6. 【請求項6】 前記識別体は、裏面に粘着層を有するシ
    ート状部材で、前記パック電池に脱着可能に取り付けら
    れたものである請求項5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記識別体は、表面に、使用するパック
    電池に応じて異なる位置にエンボスが配置されたもので
    ある請求項5または6に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記識別手段は、前記エンボスが押し付
    けられる圧電フィルムセンサと、前記圧電フィルムセン
    サの出力より前記エンボスの位置を検出することで前記
    パック電池を特定するセンサ制御部とを有する請求項5
    ないし7のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記識別体は、表面に、使用するパック
    電池に応じて異なる位置に、少なくとも1つの導電性エ
    ンボスが配置されたものである請求項5に記載の電子機
    器。
  10. 【請求項10】 前記識別手段は、前記導電性エンボス
    と前記本体とを電気的に接続するマトリクス状に配列さ
    れた端子と、前記接続により流れる電気信号から前記パ
    ック電池を特定するマトリクス制御部とを有する請求項
    5、6または9に記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 前記識別及び前記記録は、前記パック
    電池を脱着する毎に実行される請求項5ないし10のい
    ずれか1項に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009133755A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yokogawa Electric Corp フィールド機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02294231A (ja) * 1989-05-01 1990-12-05 Fujikura Ltd 交換型充電電池パック用充電装置

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