JPH11274502A - 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法Info
- Publication number
- JPH11274502A JPH11274502A JP7282398A JP7282398A JPH11274502A JP H11274502 A JPH11274502 A JP H11274502A JP 7282398 A JP7282398 A JP 7282398A JP 7282398 A JP7282398 A JP 7282398A JP H11274502 A JPH11274502 A JP H11274502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- thin film
- semiconductor film
- film transistor
- poly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リーク電流が小さく、コンパクトで生産性の
高いpoly−Si薄膜トランジスタを提供する。 【解決手段】 poly−Si薄膜トランジスタの半導
体膜13として、チャネル領域(第1の領域)13i
と、複数のn型不純物としてP(リン)およびAs(ひ
素)が添加されたコンタクト領域(第3の領域)13
s、13dと、チャネル領域13iとコンタクト領域1
3s、13dとの間に挟まれ、n型不純物としてPが添
加されたLDD領域(第2の領域)13Lとを有してい
る。またこのLDD領域のLDD長dは好ましくは約
0.5μm以下に設定される。このような構成によりL
DD長を短くすることができリーク電流を低減するとと
もに、キャリアの移動度を高くすることができる。
高いpoly−Si薄膜トランジスタを提供する。 【解決手段】 poly−Si薄膜トランジスタの半導
体膜13として、チャネル領域(第1の領域)13i
と、複数のn型不純物としてP(リン)およびAs(ひ
素)が添加されたコンタクト領域(第3の領域)13
s、13dと、チャネル領域13iとコンタクト領域1
3s、13dとの間に挟まれ、n型不純物としてPが添
加されたLDD領域(第2の領域)13Lとを有してい
る。またこのLDD領域のLDD長dは好ましくは約
0.5μm以下に設定される。このような構成によりL
DD長を短くすることができリーク電流を低減するとと
もに、キャリアの移動度を高くすることができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜トランジスタに
関し、特に多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネ
ルに用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法に関す
る。また本発明は液晶表示装置の画素選択用スイッチン
グ素子に適した薄膜トランジスタに関する。
関し、特に多結晶質シリコンからなる半導体膜をチャネ
ルに用いた薄膜トランジスタおよびその製造方法に関す
る。また本発明は液晶表示装置の画素選択用スイッチン
グ素子に適した薄膜トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタ(TFT:Thin
Film Transister)は、様々な分野で大
量に用いられている半導体素子である。
Film Transister)は、様々な分野で大
量に用いられている半導体素子である。
【0003】例えば液晶表示装置等の表示装置は薄型・
軽量であり、低電圧駆動が可能で、さらにカラー表示も
容易である等の特徴を有しており、近年、パ−ソナルコ
コンピュータ、ワードプロセッサ、あるいは各種携帯用
情報端末の表示装置として幅広く用いられている。そし
て液晶表示装置の画素部、駆動回路部のスイッチング素
子としてはMOS(MIS)電界効果トランジスタなど
の薄膜トランジスタが広く用いられている。
軽量であり、低電圧駆動が可能で、さらにカラー表示も
容易である等の特徴を有しており、近年、パ−ソナルコ
コンピュータ、ワードプロセッサ、あるいは各種携帯用
情報端末の表示装置として幅広く用いられている。そし
て液晶表示装置の画素部、駆動回路部のスイッチング素
子としてはMOS(MIS)電界効果トランジスタなど
の薄膜トランジスタが広く用いられている。
【0004】シリコンからなる半導体膜をチャネルに用
いた薄膜トランジスタを、キャリア走行層(活性層)の
構成材料から分類すると、非晶質シリコン(アモルファ
スシリコン:a−Si)からなる半導体膜を用いたもの
と、結晶相を有する多結晶質シリコン(非単結晶の結晶
質シリコン)からなる半導体膜を用いたものとに分類す
ることができる。多結晶質シリコンとしては主として多
結晶シリコン(poly−Si)、または微結晶シリコ
ン(μc−Si)が知られている。さらに薄膜トランジ
スタのチャネル半導体膜の材料としては、シリコン以外
にも例えば、SiGe、SiO、CdSe、Te、Cd
S等が用いられている。
いた薄膜トランジスタを、キャリア走行層(活性層)の
構成材料から分類すると、非晶質シリコン(アモルファ
スシリコン:a−Si)からなる半導体膜を用いたもの
と、結晶相を有する多結晶質シリコン(非単結晶の結晶
質シリコン)からなる半導体膜を用いたものとに分類す
ることができる。多結晶質シリコンとしては主として多
結晶シリコン(poly−Si)、または微結晶シリコ
ン(μc−Si)が知られている。さらに薄膜トランジ
スタのチャネル半導体膜の材料としては、シリコン以外
にも例えば、SiGe、SiO、CdSe、Te、Cd
S等が用いられている。
【0005】poly−Siあるいはμc−Siなどの
多結晶質シリコン(非単結晶の結晶質シリコン)からな
る半導体は、アモルファスシリコンからなる半導体と比
較してキャリアの移動度が10倍から100倍程度大き
いという特徴があり、スイッチング素子の構成材料とし
て非常に優れた特性を有している。また多結晶質シリコ
ンを活性層に用いた薄膜トランジスタは高速動作が可能
なことから、近年では各種論理回路(例えばドミノ論
理、CMOSトランスミッションゲート回路)やこれら
を用いたマルチプレクサ、EPROM、EEPROM、
CCD、RAM、さらに液晶表示装置、エレクトロルミ
ネセンス表示装置等の駆動回路などを構成するスイッチ
ング素子としても注目されている。近年、このようなp
oly−Si(ポリシリコン)をチャネル半導体膜とし
て用いた薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチング素
子及び周辺の駆動回路として採用したアクティブマトリ
クス型液晶表示装置が注目されている。安価な非結晶質
のガラス基板を用いて低温成膜ができるpoly−Si
半導体膜を用いて薄膜トランジスタアレイを構成するこ
とにより、反射型や大面積、高精細、高画質かつ安価な
パネルディスプレイ(例えばフラット型テレビジョン)
を実現できる可能性があるからである。
多結晶質シリコン(非単結晶の結晶質シリコン)からな
る半導体は、アモルファスシリコンからなる半導体と比
較してキャリアの移動度が10倍から100倍程度大き
いという特徴があり、スイッチング素子の構成材料とし
て非常に優れた特性を有している。また多結晶質シリコ
ンを活性層に用いた薄膜トランジスタは高速動作が可能
なことから、近年では各種論理回路(例えばドミノ論
理、CMOSトランスミッションゲート回路)やこれら
を用いたマルチプレクサ、EPROM、EEPROM、
CCD、RAM、さらに液晶表示装置、エレクトロルミ
ネセンス表示装置等の駆動回路などを構成するスイッチ
ング素子としても注目されている。近年、このようなp
oly−Si(ポリシリコン)をチャネル半導体膜とし
て用いた薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチング素
子及び周辺の駆動回路として採用したアクティブマトリ
クス型液晶表示装置が注目されている。安価な非結晶質
のガラス基板を用いて低温成膜ができるpoly−Si
半導体膜を用いて薄膜トランジスタアレイを構成するこ
とにより、反射型や大面積、高精細、高画質かつ安価な
パネルディスプレイ(例えばフラット型テレビジョン)
を実現できる可能性があるからである。
【0006】特に、液晶表示装置においては、画素部
(画素アレイ)と、走査線信号回路や信号線駆動回路な
どの周辺駆動回路とを同一の基板上に形成する、いわゆ
る画素部・駆動回路部一体型の液晶表示装置の研究・開
発も精力的に行われている。このような画素部・駆動回
路部一体型の液晶表示装置の画素のスイッチン素子、周
辺駆動回路のスイッチング素子としてはpoly−S
i、μc−Siなどの多結晶質シリコンからなる半導体
膜をチャネルに用いた薄膜トランジスタを用いることに
より、液晶表示装置の性能を向上するとともに生産性も
向上することができる。
(画素アレイ)と、走査線信号回路や信号線駆動回路な
どの周辺駆動回路とを同一の基板上に形成する、いわゆ
る画素部・駆動回路部一体型の液晶表示装置の研究・開
発も精力的に行われている。このような画素部・駆動回
路部一体型の液晶表示装置の画素のスイッチン素子、周
辺駆動回路のスイッチング素子としてはpoly−S
i、μc−Siなどの多結晶質シリコンからなる半導体
膜をチャネルに用いた薄膜トランジスタを用いることに
より、液晶表示装置の性能を向上するとともに生産性も
向上することができる。
【0007】ところで、poly−SiTFTを液晶表
示装置等の表示装置の画素選択用のスイッチング素子に
用いる場合、オフ電流が大きく、表示品質が低いという
問題がある。
示装置等の表示装置の画素選択用のスイッチング素子に
用いる場合、オフ電流が大きく、表示品質が低いという
問題がある。
【0008】従来の単結晶のMOSトランジスタでは、
ゲート逆バイアスにおいて、チャネルがソース又はドレ
インと逆極性になり、空乏層が形成されて十分な耐圧及
び整流性を示すため、リーク電流の増加はなかった。し
かしながら、poly−SiTFTでは半導体膜を構成
する結晶粒子の粒界、あるいは粒子内の欠陥を経由して
電流が流れてしまうため、大きなリーク電流が発生する
という問題がある。さらに、MOSトランジスタは、そ
れほど大きなゲート逆バイアスでは用いられないため
に、リーク電流は問題とはならなかった。ところが、例
えばアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられる
poly−SiTFTでは、約10V以上の逆バイアス
下で用いられるため、リーク電流が大きな問題となる。
この問題は、液晶表示装置の画素選択用薄膜トランジス
タにpoly−Siを用いる場合に特に重要な問題であ
る。
ゲート逆バイアスにおいて、チャネルがソース又はドレ
インと逆極性になり、空乏層が形成されて十分な耐圧及
び整流性を示すため、リーク電流の増加はなかった。し
かしながら、poly−SiTFTでは半導体膜を構成
する結晶粒子の粒界、あるいは粒子内の欠陥を経由して
電流が流れてしまうため、大きなリーク電流が発生する
という問題がある。さらに、MOSトランジスタは、そ
れほど大きなゲート逆バイアスでは用いられないため
に、リーク電流は問題とはならなかった。ところが、例
えばアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられる
poly−SiTFTでは、約10V以上の逆バイアス
下で用いられるため、リーク電流が大きな問題となる。
この問題は、液晶表示装置の画素選択用薄膜トランジス
タにpoly−Siを用いる場合に特に重要な問題であ
る。
【0009】このようなpoly−SiTFTにおける
逆バイアスでのリーク電流を低減するために、従来、L
DD構造(Light Doped Drain構造)
やオフセットゲート構造が用いられている。
逆バイアスでのリーク電流を低減するために、従来、L
DD構造(Light Doped Drain構造)
やオフセットゲート構造が用いられている。
【0010】図16はLDD構造を採用した従来の薄膜
トランジスタの断面構造の例を概略的に示す図である。
トランジスタの断面構造の例を概略的に示す図である。
【0011】この例ではn−ch薄膜トランジスタ90
nとp−ch薄膜トランジスタ90pとが並列されい
る。
nとp−ch薄膜トランジスタ90pとが並列されい
る。
【0012】ガラスなどの絶縁性基板91には保護層9
2が形成され、保護層92上には多結晶質シリコンから
なる半導体膜93が形成されている。この半導体膜93
は、イントリンシックなチャネル領域93iと、n型不
純物がドープされたコンタクト領域93s、93dと、
チャネル領域93iとコンタクト領域93s、93dと
の間に挟まれたLDD領域(Lightly Dope
d Drain領域)93Lとを有している。半導体膜
93はゲート絶縁膜94に覆われており、ゲート絶縁膜
94を介して半導体膜93のチャネル領域92iと対向
するようにゲート電極95が形成されている。ゲート電
極95の上側からは層間絶縁層96が形成され、ゲート
絶縁膜94および層間絶縁層96に形成されたコンタク
トホールを介して半導体膜93のソース・ドレイン各コ
ンタクト領域93s、93d領域とソース電極97s、
ドレイン電極97dとが接合している。なおp−chの
薄膜トランジスタ90pは、多結晶質シリコンからなる
半導体膜98を有しており、この半導体膜98は、イン
トリンシックなチャネル領域98iと、p型不純物がド
ープされたコンタクト領域98s、98dとを有してい
る。LDD構造は備えていない。
2が形成され、保護層92上には多結晶質シリコンから
なる半導体膜93が形成されている。この半導体膜93
は、イントリンシックなチャネル領域93iと、n型不
純物がドープされたコンタクト領域93s、93dと、
チャネル領域93iとコンタクト領域93s、93dと
の間に挟まれたLDD領域(Lightly Dope
d Drain領域)93Lとを有している。半導体膜
93はゲート絶縁膜94に覆われており、ゲート絶縁膜
94を介して半導体膜93のチャネル領域92iと対向
するようにゲート電極95が形成されている。ゲート電
極95の上側からは層間絶縁層96が形成され、ゲート
絶縁膜94および層間絶縁層96に形成されたコンタク
トホールを介して半導体膜93のソース・ドレイン各コ
ンタクト領域93s、93d領域とソース電極97s、
ドレイン電極97dとが接合している。なおp−chの
薄膜トランジスタ90pは、多結晶質シリコンからなる
半導体膜98を有しており、この半導体膜98は、イン
トリンシックなチャネル領域98iと、p型不純物がド
ープされたコンタクト領域98s、98dとを有してい
る。LDD構造は備えていない。
【0013】例えば薄膜トランジスタ90nのようなL
DD構造は、例えば以下のような工程により形成され
る。まずpoly−Si半導体膜93を形成した後、ゲ
ート絶縁膜94、ゲート電極95を形成し、このゲート
電極95をマスクとして不純物イオンのライトドープを
行う。このときゲート電極95はチャネル領域93iお
よびLDD領域93Lを覆うようにパターニングしてお
く。ついでゲート電極95をチャネル領域93iのみを
覆うように再度パターニングする。そして再度パターニ
ングしたゲート電極95をマスクとしてれたマスクとし
て不純物イオンのへビードープを行う。
DD構造は、例えば以下のような工程により形成され
る。まずpoly−Si半導体膜93を形成した後、ゲ
ート絶縁膜94、ゲート電極95を形成し、このゲート
電極95をマスクとして不純物イオンのライトドープを
行う。このときゲート電極95はチャネル領域93iお
よびLDD領域93Lを覆うようにパターニングしてお
く。ついでゲート電極95をチャネル領域93iのみを
覆うように再度パターニングする。そして再度パターニ
ングしたゲート電極95をマスクとしてれたマスクとし
て不純物イオンのへビードープを行う。
【0014】このような手法によりLDD構造を形成す
る場合、ゲート電極のパターニングの際のマスクずれな
どにより、チャネル領域の両側でLDD長(チャネル領
域とコンタクト領域との間のLDD領域の厚さ)が異な
ったり、ばらついたりするという問題がある。このため
薄膜トランジスタの特性がばらつき、また薄膜トランジ
スタの生産性が低下してしまうという問題がある。ま
た、マスク合わせマージンを確保するため、LDD長を
約2μm以下にすることはできない。このためLDD領
域が高抵抗になり、キャリアの移動度が減少してしまう
という問題がある。
る場合、ゲート電極のパターニングの際のマスクずれな
どにより、チャネル領域の両側でLDD長(チャネル領
域とコンタクト領域との間のLDD領域の厚さ)が異な
ったり、ばらついたりするという問題がある。このため
薄膜トランジスタの特性がばらつき、また薄膜トランジ
スタの生産性が低下してしまうという問題がある。ま
た、マスク合わせマージンを確保するため、LDD長を
約2μm以下にすることはできない。このためLDD領
域が高抵抗になり、キャリアの移動度が減少してしまう
という問題がある。
【0015】また通常、アクティブマトリクス型液晶表
示装置等のディスプレイでは、液晶層及び蓄積容量に印
加する電圧をTFTにより制御している。しかし、po
ly−SiTFTでは結晶粒界を通じたリーク電流が発
生しやすいために、画素に蓄積した表示信号に対応した
蓄積電荷の放電が1フレーム内で発生することにより、
表示にフリッカーが発生する。特に、バックライトを有
する透過型液晶表示装置では、バックライトの照射光に
より光リークが発生するため、さらにフリッカーが増大
してしまうなど動作上好ましくない問題が存在してい
る。
示装置等のディスプレイでは、液晶層及び蓄積容量に印
加する電圧をTFTにより制御している。しかし、po
ly−SiTFTでは結晶粒界を通じたリーク電流が発
生しやすいために、画素に蓄積した表示信号に対応した
蓄積電荷の放電が1フレーム内で発生することにより、
表示にフリッカーが発生する。特に、バックライトを有
する透過型液晶表示装置では、バックライトの照射光に
より光リークが発生するため、さらにフリッカーが増大
してしまうなど動作上好ましくない問題が存在してい
る。
【0016】さらにまた、poly−SiTFTをこの
種の表示装置に用いる場合、その特性、特にオフ電流の
バラツキが問題になり、均一で再現性の高い表示を行う
ことができないという問題がある。
種の表示装置に用いる場合、その特性、特にオフ電流の
バラツキが問題になり、均一で再現性の高い表示を行う
ことができないという問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、特性が均一で、生産性が高い構造を有するpo
ly−Si薄膜トランジスタを提供することを目的とす
る。また本発明はLDD長が短く、集積化に適した構造
を有するpoly−Si薄膜トランジスタを提供するこ
とを目的とする。
題点を解決するためになされたものである。すなわち本
発明は、特性が均一で、生産性が高い構造を有するpo
ly−Si薄膜トランジスタを提供することを目的とす
る。また本発明はLDD長が短く、集積化に適した構造
を有するpoly−Si薄膜トランジスタを提供するこ
とを目的とする。
【0018】また本発明は、リーク電流の小さなpol
y−SiTFTを提供することを目的とする。また本発
明は、透過型液晶表示装置の画素選択用スイッチング素
子に適した、リーク電流が少ない薄膜トランジスタを提
供することを目的とする。さらに本発明は、高い生産性
で、均一な特性を有するpoly−Si薄膜トランジス
タの製造方法を提供することを目的とする。また本発明
は表示品質の高い液晶表示装置を提供することを目的と
する。
y−SiTFTを提供することを目的とする。また本発
明は、透過型液晶表示装置の画素選択用スイッチング素
子に適した、リーク電流が少ない薄膜トランジスタを提
供することを目的とする。さらに本発明は、高い生産性
で、均一な特性を有するpoly−Si薄膜トランジス
タの製造方法を提供することを目的とする。また本発明
は表示品質の高い液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【0019】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明は以下のような構成を採用している。本発
明の薄膜トランジスタは、多結晶質シリコンからなる第
1の領域と、第1の不純物が添加された前記多結晶質シ
リコンからなり、前記第1の領域の外側に配設された第
2の領域と、前記第1の不純物および第2の不純物が添
加された前記多結晶質シリコンからなり、前記第2の領
域の外側から前記第1の領域を挟むように配設された第
3の領域とを有する半導体膜と、前記半導体膜の前記第
1の領域および前記第2の領域とゲート絶縁膜を介して
対向するように配設されたゲート電極と、前記半導体膜
の前記第3の領域と接合したソース・ドレイン電極、と
を具備したことを特徴とする。
るため本発明は以下のような構成を採用している。本発
明の薄膜トランジスタは、多結晶質シリコンからなる第
1の領域と、第1の不純物が添加された前記多結晶質シ
リコンからなり、前記第1の領域の外側に配設された第
2の領域と、前記第1の不純物および第2の不純物が添
加された前記多結晶質シリコンからなり、前記第2の領
域の外側から前記第1の領域を挟むように配設された第
3の領域とを有する半導体膜と、前記半導体膜の前記第
1の領域および前記第2の領域とゲート絶縁膜を介して
対向するように配設されたゲート電極と、前記半導体膜
の前記第3の領域と接合したソース・ドレイン電極、と
を具備したことを特徴とする。
【0020】ここで第1の不純物と第2の不純物とは同
じ電導型の不純物である。また第1の不純物と第2の不
純物とは、第1の不純物の前記半導体膜に対する拡散係
数が、第2の不純物の前記半導体膜に対する拡散係数よ
りも大きくなるように選択する。 また第1の領域とは
例えばチャネル領域であり、例えばイントリンシックな
多結晶質シリコン、また例えばチャネルドープされた多
結晶質シリコンから形成される。また第3の領域とは例
えばコンタクト領域であり、例えばn型不純物(薄膜ト
ランジスタがn−chの場合)あるいはp型不純物(薄
膜トランジスタがp−chの場合)が添加された多結晶
質シリコンから構成される。またコンタクト領域もイン
トリンシックな多結晶質シリコンから構成し、シリサイ
ド層を介してソース・ドレインと接合するようにしても
よい。そして第2の領域とは例えばコンタクト領域より
も低濃度の不純物が添加されたLDD領域であり、例え
ばp型不純物あるいはn型不純物が添加された多結晶質
シリコンから構成される。第2の領域はチャネル領域の
両側に配設するようにしてもよいし、ソース側またはド
レイン側のどちらか一方に配設するようにしてもよい。
じ電導型の不純物である。また第1の不純物と第2の不
純物とは、第1の不純物の前記半導体膜に対する拡散係
数が、第2の不純物の前記半導体膜に対する拡散係数よ
りも大きくなるように選択する。 また第1の領域とは
例えばチャネル領域であり、例えばイントリンシックな
多結晶質シリコン、また例えばチャネルドープされた多
結晶質シリコンから形成される。また第3の領域とは例
えばコンタクト領域であり、例えばn型不純物(薄膜ト
ランジスタがn−chの場合)あるいはp型不純物(薄
膜トランジスタがp−chの場合)が添加された多結晶
質シリコンから構成される。またコンタクト領域もイン
トリンシックな多結晶質シリコンから構成し、シリサイ
ド層を介してソース・ドレインと接合するようにしても
よい。そして第2の領域とは例えばコンタクト領域より
も低濃度の不純物が添加されたLDD領域であり、例え
ばp型不純物あるいはn型不純物が添加された多結晶質
シリコンから構成される。第2の領域はチャネル領域の
両側に配設するようにしてもよいし、ソース側またはド
レイン側のどちらか一方に配設するようにしてもよい。
【0021】第2の領域の幅、すなわちチャネル領域と
コンタクト領域との間隔は約2μm以下に設定すること
が好ましい。このLDD長はより好ましくは約0.5μ
m以下、さらに好ましくは0.1μm以下に設定するよ
うにしてもよい。このようなLDD長は、第1のドーパ
ントと第2のドーパントの拡散係数を選択し、また製造
の際の活性化温度等の拡散時の温度条件を調節すること
により、必要に応じて調節するようにすればよい。
コンタクト領域との間隔は約2μm以下に設定すること
が好ましい。このLDD長はより好ましくは約0.5μ
m以下、さらに好ましくは0.1μm以下に設定するよ
うにしてもよい。このようなLDD長は、第1のドーパ
ントと第2のドーパントの拡散係数を選択し、また製造
の際の活性化温度等の拡散時の温度条件を調節すること
により、必要に応じて調節するようにすればよい。
【0022】また、生産性の観点からはゲート電極を半
導体膜の第1の領域および第2の領域と対向させること
が好ましい。これは、本発明では、例えばゲート電極を
マスクとして第1の不純物および第2の不純物の添加を
行うことができるからである。しかしながら必要に応じ
てゲート電極を半導体膜の第1の領域と対向するように
配設してもよい。
導体膜の第1の領域および第2の領域と対向させること
が好ましい。これは、本発明では、例えばゲート電極を
マスクとして第1の不純物および第2の不純物の添加を
行うことができるからである。しかしながら必要に応じ
てゲート電極を半導体膜の第1の領域と対向するように
配設してもよい。
【0023】また本発明は、多結晶質シリコンをチャネ
ル半導体膜に用いた薄膜トランジスタにおいて、半導体
膜のチャネル領域とコンタクト領域との間の少なくとも
一方に、ゲート電極端部と対向し、コンタクト領域と同
じ電導形のLDD領域を有するようにしてもよい。
ル半導体膜に用いた薄膜トランジスタにおいて、半導体
膜のチャネル領域とコンタクト領域との間の少なくとも
一方に、ゲート電極端部と対向し、コンタクト領域と同
じ電導形のLDD領域を有するようにしてもよい。
【0024】またこのような薄膜トランジスタは、ゲー
ト電圧がソースまたはドレイン電圧よりも10V以上低
く動作するように設定してもよい。
ト電圧がソースまたはドレイン電圧よりも10V以上低
く動作するように設定してもよい。
【0025】このような構成を採用することにより、L
DD長が均一で、しかも短い薄膜トランジスタを、高い
生産性で製造することができる。またチャネル長を短く
することができるので、高い移動度を保つことができ
る。このような構成を有する本発明の薄膜トランジスタ
を例えば液晶表示装置の画素領域に配設することによ
り、表示品質を向上するとともに、生産性も高めること
ができる。
DD長が均一で、しかも短い薄膜トランジスタを、高い
生産性で製造することができる。またチャネル長を短く
することができるので、高い移動度を保つことができ
る。このような構成を有する本発明の薄膜トランジスタ
を例えば液晶表示装置の画素領域に配設することによ
り、表示品質を向上するとともに、生産性も高めること
ができる。
【0026】本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
少なくとも表面が絶縁性を呈する基板上に非単結晶の結
晶質シリコンからなる半導体膜を形成する工程と、前記
半導体膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲー
ト絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極をマスクとして前記半導体膜に第1の不純物イオン
を添加する工程と、前記ゲート電極をマスクとして前記
半導体膜に、前記第1の不純物よりも前記半導体膜に対
して小さな拡散係数を有する第2の不純物を添加する工
程と、前記半導体膜を加熱して前記第1の不純物および
前記第2の不純物を活性化する工程とを有することを特
徴とする。すなわち本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、半導体膜のコンタクト領域に拡散係数の異なる同
じ電導型のドーパントをドープし、その後複数のドーパ
ントを同時に拡散させることにより、高濃度領域である
コンタクト領域と、チャネル領域との間に低濃度領域で
あるLDD領域を形成するものである。
少なくとも表面が絶縁性を呈する基板上に非単結晶の結
晶質シリコンからなる半導体膜を形成する工程と、前記
半導体膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記ゲー
ト絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート
電極をマスクとして前記半導体膜に第1の不純物イオン
を添加する工程と、前記ゲート電極をマスクとして前記
半導体膜に、前記第1の不純物よりも前記半導体膜に対
して小さな拡散係数を有する第2の不純物を添加する工
程と、前記半導体膜を加熱して前記第1の不純物および
前記第2の不純物を活性化する工程とを有することを特
徴とする。すなわち本発明の薄膜トランジスタの製造方
法は、半導体膜のコンタクト領域に拡散係数の異なる同
じ電導型のドーパントをドープし、その後複数のドーパ
ントを同時に拡散させることにより、高濃度領域である
コンタクト領域と、チャネル領域との間に低濃度領域で
あるLDD領域を形成するものである。
【0027】第1の不純物の前記半導体膜へ導入と第2
の不純物の前記半導体膜の導入は前後を問わない。また
第1の不純物と第2の不純物とを同時に半導体膜へ添加
するようにしてもよい。また不純物の半導体膜への添加
は、例えばイオンドーピング法により行うようにしても
よいし、またイオン注入法により行うようにしてもよ
い。
の不純物の前記半導体膜の導入は前後を問わない。また
第1の不純物と第2の不純物とを同時に半導体膜へ添加
するようにしてもよい。また不純物の半導体膜への添加
は、例えばイオンドーピング法により行うようにしても
よいし、またイオン注入法により行うようにしてもよ
い。
【0028】このような不純物の半導体膜への添加は、
ゲート電極をマスクとして行うことが好ましいが、ゲー
ト電極とは別にマスクを形成して行うようにしてもよ
い。また本発明の薄膜トランジスタの製造方法では、L
DD領域はコンタクト領域に添加された同じ電導型の複
数のドーパントのうち、拡散係数が大きいほうのドーパ
ントの拡散により形成される。したがってゲート電極を
マスクとして不純物の添加を行う場合には、ゲート電極
はチャネル領域およびLDD領域を覆うように形成して
おけばよい。本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
このような構成を採用することにより、均一な特性を有
し、かつコンパクトな薄膜トランジスタを高い生産性で
製造することができる。また、ソース・ドレイン領域に
拡散係数の異なる同型のドーバントをドープして拡散さ
せることにより、薄膜トランジスタのチャネル端部に低
濃度領域(n- 領域)を形成することができる。またマ
スクずれ等の心配もなく、LDD長を短くすることがで
きるので、キャリアの移動度が減少してしまうこともな
い。
ゲート電極をマスクとして行うことが好ましいが、ゲー
ト電極とは別にマスクを形成して行うようにしてもよ
い。また本発明の薄膜トランジスタの製造方法では、L
DD領域はコンタクト領域に添加された同じ電導型の複
数のドーパントのうち、拡散係数が大きいほうのドーパ
ントの拡散により形成される。したがってゲート電極を
マスクとして不純物の添加を行う場合には、ゲート電極
はチャネル領域およびLDD領域を覆うように形成して
おけばよい。本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、
このような構成を採用することにより、均一な特性を有
し、かつコンパクトな薄膜トランジスタを高い生産性で
製造することができる。また、ソース・ドレイン領域に
拡散係数の異なる同型のドーバントをドープして拡散さ
せることにより、薄膜トランジスタのチャネル端部に低
濃度領域(n- 領域)を形成することができる。またマ
スクずれ等の心配もなく、LDD長を短くすることがで
きるので、キャリアの移動度が減少してしまうこともな
い。
【0029】このように本発明によれば、大きな工程増
加なしにpoly−SiTFΤのオフ電流を大きく減少
させ、安定で良好な特性を有する薄膜トランジスタを実
現することができる。
加なしにpoly−SiTFΤのオフ電流を大きく減少
させ、安定で良好な特性を有する薄膜トランジスタを実
現することができる。
【0030】つぎに本発明の薄膜トランジスタの別の構
成について説明する。本発明の薄膜トランジスタは、多
結晶質シリコンからなり、第1の平均粒径を有する第1
の領域と、前記第1の領域を挟むように配設され前記第
1の平均粒径よりも大きな第2の平均粒径を有する第2
の領域と、前記第2の領域の外側から前記第1の領域を
挟むように配設された第3の領域とを有する半導体膜
と、前記半導体膜の前記第3の領域と接合したソース電
極およびドレイン電極と、前記半導体膜と絶縁性膜を介
して対向し、前記半導体膜に電界を印加するゲート電
極、とを具備したことを特徴とする。
成について説明する。本発明の薄膜トランジスタは、多
結晶質シリコンからなり、第1の平均粒径を有する第1
の領域と、前記第1の領域を挟むように配設され前記第
1の平均粒径よりも大きな第2の平均粒径を有する第2
の領域と、前記第2の領域の外側から前記第1の領域を
挟むように配設された第3の領域とを有する半導体膜
と、前記半導体膜の前記第3の領域と接合したソース電
極およびドレイン電極と、前記半導体膜と絶縁性膜を介
して対向し、前記半導体膜に電界を印加するゲート電
極、とを具備したことを特徴とする。
【0031】ここで第1の領域とは例えばチャネル領域
であり、例えばイントリンシックな多結晶質シリコンか
ら構成される。また第3の領域とは例えばコンタクト領
域であり、例えばp型不純物あるいはn型不純物が添加
された多結晶質シリコンから構成される。またコンタク
ト領域もイントリンシックな多結晶質シリコンから構成
し、シリサイド層を介してソース・ドレインと接合する
ようにしてもよい。
であり、例えばイントリンシックな多結晶質シリコンか
ら構成される。また第3の領域とは例えばコンタクト領
域であり、例えばp型不純物あるいはn型不純物が添加
された多結晶質シリコンから構成される。またコンタク
ト領域もイントリンシックな多結晶質シリコンから構成
し、シリサイド層を介してソース・ドレインと接合する
ようにしてもよい。
【0032】そして本発明の薄膜トランジスタでは、第
1の領域のチャネル方向の外側に接して第1の領域より
も平均粒径の大きな第2の領域を備えている。すなわ
ち、チャネル端部のpoly−Si半導体膜を構成する
結晶粒の面密度あるいは体積密度が、チャネル領域より
も低くなっている。このチャネル端部の第2の領域は、
例えばイントリンシックな多結晶質シリコンから構成す
るようにしてもよいし、また例えばLDD領域のように
低濃度の不純物を添加した多結晶質シリコンから構成す
るようにしてもよい。またソース側又はドレイン側の少
なくとも一方のコンタクト領域と接するチャネル端部の
poly−Si層の結晶粒の面密度又は体積密度を、チ
ャネル領域のpoly−Si層より低くするようにして
もよい。また、チャネル端部のpoly−Si層の結晶
粒の面密度又は体積密度を、チャネル領域のpoly−
Si層の約1/3以下、より好ましくは1/10以下程
度に設定するようにすればよい。
1の領域のチャネル方向の外側に接して第1の領域より
も平均粒径の大きな第2の領域を備えている。すなわ
ち、チャネル端部のpoly−Si半導体膜を構成する
結晶粒の面密度あるいは体積密度が、チャネル領域より
も低くなっている。このチャネル端部の第2の領域は、
例えばイントリンシックな多結晶質シリコンから構成す
るようにしてもよいし、また例えばLDD領域のように
低濃度の不純物を添加した多結晶質シリコンから構成す
るようにしてもよい。またソース側又はドレイン側の少
なくとも一方のコンタクト領域と接するチャネル端部の
poly−Si層の結晶粒の面密度又は体積密度を、チ
ャネル領域のpoly−Si層より低くするようにして
もよい。また、チャネル端部のpoly−Si層の結晶
粒の面密度又は体積密度を、チャネル領域のpoly−
Si層の約1/3以下、より好ましくは1/10以下程
度に設定するようにすればよい。
【0033】薄膜トランジスタチャネル領域とコンタク
ト領域との間にLDD領域が介挿されている場合、この
LDD領域のpoly−Si層の平均粒径を、チャネル
領域よりも大きくするようにしてもよい。また、LDD
領域のpoly−Si層の結晶粒の面密度又は体積密度
を、チャネル領域のpoly−Si層の約1/3以下、
より好ましくは1/10以下程度に設定するようにして
もよい。
ト領域との間にLDD領域が介挿されている場合、この
LDD領域のpoly−Si層の平均粒径を、チャネル
領域よりも大きくするようにしてもよい。また、LDD
領域のpoly−Si層の結晶粒の面密度又は体積密度
を、チャネル領域のpoly−Si層の約1/3以下、
より好ましくは1/10以下程度に設定するようにして
もよい。
【0034】また、ソース側又はドレイン側の少なくと
も一方のコンタクト領域と接するチャネル端部のpol
y−Si層のバンドギャップ内準位の密度を、チャネル
領域のpoly−Si層より低くなるようにしてもよ
い。またチャネル端部のpoly−Si層のバンドギャ
ップ内準位の密度を、チャネル領域のpoly−Si層
の約1/3以下、より好ましくは1/10以下程度に設
定するようにしてもよい。また、LDD領域のpoly
−Si層のバンドギャップ内準位の密度を、チャネル領
域のpoly−Si層より低くするようにしてもよい。
また、LDD領域のpoly−Si層のバンドギャップ
内準位の密度を、チヤネル部のpoly−Si層の約1
/3以下、より好ましくは1/10以下程度に設定する
ようにしてもよい。
も一方のコンタクト領域と接するチャネル端部のpol
y−Si層のバンドギャップ内準位の密度を、チャネル
領域のpoly−Si層より低くなるようにしてもよ
い。またチャネル端部のpoly−Si層のバンドギャ
ップ内準位の密度を、チャネル領域のpoly−Si層
の約1/3以下、より好ましくは1/10以下程度に設
定するようにしてもよい。また、LDD領域のpoly
−Si層のバンドギャップ内準位の密度を、チャネル領
域のpoly−Si層より低くするようにしてもよい。
また、LDD領域のpoly−Si層のバンドギャップ
内準位の密度を、チヤネル部のpoly−Si層の約1
/3以下、より好ましくは1/10以下程度に設定する
ようにしてもよい。
【0035】発明者らは、poly−Siをチャネル半
導体膜に用いたpoly−SiTFTの特性と各種プロ
セス、構造パラメータとの相関関係を調べた。そして、
チャネル領域のソース側コンタクト領域と接する領域の
平均粒径が、チャネル領域のpoly−Si半導体膜の
平均粒径よりも大きな薄膜トランジスタではリーク電流
が小さくなることを見出だした。
導体膜に用いたpoly−SiTFTの特性と各種プロ
セス、構造パラメータとの相関関係を調べた。そして、
チャネル領域のソース側コンタクト領域と接する領域の
平均粒径が、チャネル領域のpoly−Si半導体膜の
平均粒径よりも大きな薄膜トランジスタではリーク電流
が小さくなることを見出だした。
【0036】以下にリーク電流の発生機構について説明
する。リーク電流のパスとしては、1)チャネル領域の
蓄積ホールとコンタクト層n+の電子とのギャップ準位
を介した再結合電流と、2)チャネル領域の蓄積ホール
のコンタクト領域n+ への拡散電流、とが考えられる。
する。リーク電流のパスとしては、1)チャネル領域の
蓄積ホールとコンタクト層n+の電子とのギャップ準位
を介した再結合電流と、2)チャネル領域の蓄積ホール
のコンタクト領域n+ への拡散電流、とが考えられる。
【0037】どちらの経路がより本質的なリーク電流の
原因であるかを確かめるために、本発明者らはコンタク
ト領域n+ へ添加する不純物濃度を1×1014cm
-3(通常は1×1021cm-3程度に設定される)に設定
した拡散電流が流れやすい構造の薄膜トランジスタを実
際に作製し、そのリーク電流の測定を行った。そして、
この薄膜トランジスタのリーク電流は通常の薄膜トラン
ジスタと比べて増加していないという結果を得た。この
結果から、リーク電流の主要なパスは拡散電流ではな
く、ギャップ内準位を経由した再結合電流であると判断
できる。すなわちリークは、励起された電子は電界によ
りドレイン側にドリフトし、ホールはソース側にドリフ
トし、n+ の電子とギャップ準位を介して再結合するも
のと考えることができる。したがってリーク電流を低減
させるためには、リークの原因であるソース領域とチャ
ネル領域との間でのpoly−Siのバンドギャップ内
準位を少なくすればよいことになる。ここで、poly
−Siを半導体膜として用いたpoly−Si薄膜トラ
ンジスタでは、耐圧性を向上するのため通常LDD構造
を採用していることが多い。このようなLDD構造を有
する薄膜トランジスタでは、LDD領域のpoly−S
i層のバンドギャップ内準位を少なくするようにしても
よい。
原因であるかを確かめるために、本発明者らはコンタク
ト領域n+ へ添加する不純物濃度を1×1014cm
-3(通常は1×1021cm-3程度に設定される)に設定
した拡散電流が流れやすい構造の薄膜トランジスタを実
際に作製し、そのリーク電流の測定を行った。そして、
この薄膜トランジスタのリーク電流は通常の薄膜トラン
ジスタと比べて増加していないという結果を得た。この
結果から、リーク電流の主要なパスは拡散電流ではな
く、ギャップ内準位を経由した再結合電流であると判断
できる。すなわちリークは、励起された電子は電界によ
りドレイン側にドリフトし、ホールはソース側にドリフ
トし、n+ の電子とギャップ準位を介して再結合するも
のと考えることができる。したがってリーク電流を低減
させるためには、リークの原因であるソース領域とチャ
ネル領域との間でのpoly−Siのバンドギャップ内
準位を少なくすればよいことになる。ここで、poly
−Siを半導体膜として用いたpoly−Si薄膜トラ
ンジスタでは、耐圧性を向上するのため通常LDD構造
を採用していることが多い。このようなLDD構造を有
する薄膜トランジスタでは、LDD領域のpoly−S
i層のバンドギャップ内準位を少なくするようにしても
よい。
【0038】ところで、poly−Si層ではバンドギ
ャップ内準位は、結晶粒間に集中して存在しているた
め、バンドギャップ内準位密度を減少させるということ
は、結晶粒の間の体積を減少させるということと同じで
ある。すなわち、半導体膜を構成する結晶粒の平均粒径
を大きくすれば、また結晶粒の面密度又は体積密度を小
さくすれば、バンドギャップ内準位密度を減少させるこ
とができる。
ャップ内準位は、結晶粒間に集中して存在しているた
め、バンドギャップ内準位密度を減少させるということ
は、結晶粒の間の体積を減少させるということと同じで
ある。すなわち、半導体膜を構成する結晶粒の平均粒径
を大きくすれば、また結晶粒の面密度又は体積密度を小
さくすれば、バンドギャップ内準位密度を減少させるこ
とができる。
【0039】すなわちリーク電流を低減させるために
は、ソース領域−チャネル領域間のpoly−Si半導
体膜を構成する結晶粒の平均粒径をチャネル領域内より
も大きくすればよいことがわかる。
は、ソース領域−チャネル領域間のpoly−Si半導
体膜を構成する結晶粒の平均粒径をチャネル領域内より
も大きくすればよいことがわかる。
【0040】このような構成を採用することにより、多
結晶質シリコンからなる半導体膜を有する薄膜トランジ
スタのリーク電流を低減することができる。個々の薄膜
トランジスタの構成によっても差はあるが、例えば、チ
ャネル端部でのpoly−Siの結晶粒の面密度、体積
密度、あるいはバンドギャップ内準位密度を約1/3程
度にすることにより、薄膜トランジスタのリーク電流を
約一桁程度減少することができる。
結晶質シリコンからなる半導体膜を有する薄膜トランジ
スタのリーク電流を低減することができる。個々の薄膜
トランジスタの構成によっても差はあるが、例えば、チ
ャネル端部でのpoly−Siの結晶粒の面密度、体積
密度、あるいはバンドギャップ内準位密度を約1/3程
度にすることにより、薄膜トランジスタのリーク電流を
約一桁程度減少することができる。
【0041】一方、液晶表示装置の画素電極に選択的に
表示信号電圧を供給する画素選択用の薄膜トランジスタ
はその特性を長く保つため、ソース電極、ドレイン電極
に引加させる電圧を逆転させて動作させる場合がある。
このような場合には、励起された電子とホールは上述の
説明とは逆の方向に流れることになるため、ドレイン領
域とチャネル領域との間に、チャネル領域よりも平均粒
径の大きな領域を形成するようにすればよい。すなわち
ドレイン領域とチャネル領域の間のpoly−Si層の
バンドギャップ内準位を、チャネル領域のpoly−S
i層より少なく、または結晶粒密度をより低くしてやれ
ばよい。
表示信号電圧を供給する画素選択用の薄膜トランジスタ
はその特性を長く保つため、ソース電極、ドレイン電極
に引加させる電圧を逆転させて動作させる場合がある。
このような場合には、励起された電子とホールは上述の
説明とは逆の方向に流れることになるため、ドレイン領
域とチャネル領域との間に、チャネル領域よりも平均粒
径の大きな領域を形成するようにすればよい。すなわち
ドレイン領域とチャネル領域の間のpoly−Si層の
バンドギャップ内準位を、チャネル領域のpoly−S
i層より少なく、または結晶粒密度をより低くしてやれ
ばよい。
【0042】このように本発明の薄膜トランジスタによ
れば、チャネル端にチャネル領域よりも結晶粒の平均粒
径の大きな領域を配設することにより、リーク電流を低
減することができる。このような構成を有する本発明の
薄膜トランジスタを、画素選択用スイッチング素子とし
て採用した液晶表示装置を構成することにより、保持特
性を向上することができる。したがって均一で再現性の
高いすぐれた表示品質を得ることができる。
れば、チャネル端にチャネル領域よりも結晶粒の平均粒
径の大きな領域を配設することにより、リーク電流を低
減することができる。このような構成を有する本発明の
薄膜トランジスタを、画素選択用スイッチング素子とし
て採用した液晶表示装置を構成することにより、保持特
性を向上することができる。したがって均一で再現性の
高いすぐれた表示品質を得ることができる。
【0043】さらに本発明の薄膜トランジスタの別の構
成について説明する。本発明の薄膜トランジスタは、多
結晶質シリコンからなり、チャネル領域と、チャネル領
域の両側に配設されたコンタクト領域と、前記チャネル
領域と前記コンタクト領域との間の少なくとも一方に配
設されたLDD領域とを有する半導体膜と、前記半導体
膜の前記第1の領域とゲート絶縁膜を介して対向するよ
うに配設されたゲート電極と、前記半導体膜の前記第3
の領域と接合したソース・ドレイン電極とを具備し、前
記第2の領域または前記第3の領域では、前記第1の領
域よりもバンドギャップが大きいことを特徴とする。ま
た、本発明の薄膜トランジスタは、多結晶質シリコンか
らなり、チャネル領域と、チャネル領域の両側に配設さ
れたコンタクト領域と、前記チャネル領域と前記コンタ
クト領域との間の少なくとも一方に配設されたLDD領
域とを有する半導体膜と、前記半導体膜の前記第1の領
域とゲート絶縁膜を介して対向するように配設されたゲ
ート電極と、前記半導体膜の前記第3の領域と接合した
ソース・ドレイン電極とを具備し、記第3の領域では、
不純物としてN、O、C、Clからなる群の少なくとも
1種を約3×1020〜約3×1021cm-3添加されてい
ることを特徴とする。
成について説明する。本発明の薄膜トランジスタは、多
結晶質シリコンからなり、チャネル領域と、チャネル領
域の両側に配設されたコンタクト領域と、前記チャネル
領域と前記コンタクト領域との間の少なくとも一方に配
設されたLDD領域とを有する半導体膜と、前記半導体
膜の前記第1の領域とゲート絶縁膜を介して対向するよ
うに配設されたゲート電極と、前記半導体膜の前記第3
の領域と接合したソース・ドレイン電極とを具備し、前
記第2の領域または前記第3の領域では、前記第1の領
域よりもバンドギャップが大きいことを特徴とする。ま
た、本発明の薄膜トランジスタは、多結晶質シリコンか
らなり、チャネル領域と、チャネル領域の両側に配設さ
れたコンタクト領域と、前記チャネル領域と前記コンタ
クト領域との間の少なくとも一方に配設されたLDD領
域とを有する半導体膜と、前記半導体膜の前記第1の領
域とゲート絶縁膜を介して対向するように配設されたゲ
ート電極と、前記半導体膜の前記第3の領域と接合した
ソース・ドレイン電極とを具備し、記第3の領域では、
不純物としてN、O、C、Clからなる群の少なくとも
1種を約3×1020〜約3×1021cm-3添加されてい
ることを特徴とする。
【0044】なお、第1の領域のバンドギャップに対し
て、第2の領域または第3の領域の少なくともいずれか
一方のバンドギャップを大きくするようにすればよい。
て、第2の領域または第3の領域の少なくともいずれか
一方のバンドギャップを大きくするようにすればよい。
【0045】また、LDD領域のバンドギャップをチャ
ネル領域より大きくするようにしてもよい。
ネル領域より大きくするようにしてもよい。
【0046】このような構成を実現するために、例えば
不純物としてN、O、C、Cl、Fを半導体膜のコンタ
クト領域またはLDD領域に添加して、これらの領域の
p−Siのバンドギャップを広げるようにしてもよい。
不純物としてN、O、C、Cl、Fを半導体膜のコンタ
クト領域またはLDD領域に添加して、これらの領域の
p−Siのバンドギャップを広げるようにしてもよい。
【0047】TFT−LCDやX線撮像装置等のデバイ
スでは、TFTのオフ時にはゲート電圧が約3〜20V
程度の大きな負バイアスで用いられる。このような大き
な負バイアスでは、poly−SiTFTには大きなリ
ーク電流が発生する。従来の単結晶のLSIに用いられ
ていたMOSトランジスタでは、3〜20V程度の大き
な負バイアスでもpn接合によりキャリアの流れが制限
されるためにほとんど電流が流れず、リーク電流の問題
は発生しなかった。poly−SiTFTのリーク電流
の原因としてはドレイン領域での価電子帯の電子の伝導
帯への直接トンネリングや、トラップ準位を介したトン
ネリングによる。特に多結晶質シリコンでは、グレイン
粒界等によるトラップが多いためにリーク電流が大きく
なる。本発明では、チャネル領域と、コンタクト領域あ
るいはLDD領域との間で半導のバンドギャップを広く
することにより、オフ電流を小さくしている。
スでは、TFTのオフ時にはゲート電圧が約3〜20V
程度の大きな負バイアスで用いられる。このような大き
な負バイアスでは、poly−SiTFTには大きなリ
ーク電流が発生する。従来の単結晶のLSIに用いられ
ていたMOSトランジスタでは、3〜20V程度の大き
な負バイアスでもpn接合によりキャリアの流れが制限
されるためにほとんど電流が流れず、リーク電流の問題
は発生しなかった。poly−SiTFTのリーク電流
の原因としてはドレイン領域での価電子帯の電子の伝導
帯への直接トンネリングや、トラップ準位を介したトン
ネリングによる。特に多結晶質シリコンでは、グレイン
粒界等によるトラップが多いためにリーク電流が大きく
なる。本発明では、チャネル領域と、コンタクト領域あ
るいはLDD領域との間で半導のバンドギャップを広く
することにより、オフ電流を小さくしている。
【0048】このような構成を採用することにより、こ
れによりオフ電流が減少する。したがってこの薄膜トラ
ンジスタを用いて液晶表示装置を構成することにより、
表示品質を向上することができる。また本発明によれ
ば、poly−SiTFTのオフ電流を大きく減少さ
せ、安定でに良好な特性を実現することができる。
れによりオフ電流が減少する。したがってこの薄膜トラ
ンジスタを用いて液晶表示装置を構成することにより、
表示品質を向上することができる。また本発明によれ
ば、poly−SiTFTのオフ電流を大きく減少さ
せ、安定でに良好な特性を実現することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に本発明について実施形態を
とりあげながらさらに詳細に説明する。
とりあげながらさらに詳細に説明する。
【0050】(実施形態1)図1は本発明の薄膜トラン
ジスタの断面構造の例を概略的に示す図である。なお、
ここではn−chの薄膜トランジスタ10Nとp−ch
の薄膜トランジスタ10Pとを図示している。
ジスタの断面構造の例を概略的に示す図である。なお、
ここではn−chの薄膜トランジスタ10Nとp−ch
の薄膜トランジスタ10Pとを図示している。
【0051】n−ch薄膜トランジスタ10Nは、ガラ
スなどからなる絶縁性基板11には、例えば酸化シリコ
ン膜(SiOx )や窒化シリコン膜(SiNx )あるい
はこれらの積層膜からなるアンダーコート層(バッファ
層)12が形成され、アンダーコート層12上には多結
晶質シリコンからなる半導体膜13が形成されている。
半導体膜13の膜厚は例えば400nm〜800nm程
度に設定するようにすればよい。この例では550nm
に設定している。半導体膜13は、チャネル領域(第1
の領域)13iと、複数のn型不純物としてP(リン)
およびAs(ひ素)が添加されたコンタクト領域(第3
の領域)13s、13dと、チャネル領域13iとコン
タクト領域13s、13dとの間に挟まれ、n型不純物
としてP(リン)が添加されたLDD領域(第2の領
域)13Lとを有している。ここではLDD領域13L
は、チャネル領域の両側に配設しているが、どちらか一
方の側にのみ配設するようにしてもよい。またこのLD
D領域のLDD長dは約2μm以下、好ましくは約0.
5μm以下、より好ましくは約0.1μm以下に設定す
るようにすればよい。なおこの例ではチャネル領域13
iにも、閾値電圧Vthを制御するためにB(硼素)がド
ープされている。このようなチャネルドープ必要に応じ
て行うようにすればよく、またチャネル領域13iをイ
ントリンシックなpoly−Siから構成するようにし
てもよい。
スなどからなる絶縁性基板11には、例えば酸化シリコ
ン膜(SiOx )や窒化シリコン膜(SiNx )あるい
はこれらの積層膜からなるアンダーコート層(バッファ
層)12が形成され、アンダーコート層12上には多結
晶質シリコンからなる半導体膜13が形成されている。
半導体膜13の膜厚は例えば400nm〜800nm程
度に設定するようにすればよい。この例では550nm
に設定している。半導体膜13は、チャネル領域(第1
の領域)13iと、複数のn型不純物としてP(リン)
およびAs(ひ素)が添加されたコンタクト領域(第3
の領域)13s、13dと、チャネル領域13iとコン
タクト領域13s、13dとの間に挟まれ、n型不純物
としてP(リン)が添加されたLDD領域(第2の領
域)13Lとを有している。ここではLDD領域13L
は、チャネル領域の両側に配設しているが、どちらか一
方の側にのみ配設するようにしてもよい。またこのLD
D領域のLDD長dは約2μm以下、好ましくは約0.
5μm以下、より好ましくは約0.1μm以下に設定す
るようにすればよい。なおこの例ではチャネル領域13
iにも、閾値電圧Vthを制御するためにB(硼素)がド
ープされている。このようなチャネルドープ必要に応じ
て行うようにすればよく、またチャネル領域13iをイ
ントリンシックなpoly−Siから構成するようにし
てもよい。
【0052】半導体膜13は例えばSiNx からなるゲ
ート絶縁膜14に覆われており、ゲート絶縁膜14を介
して半導体膜13のチャネル領域13iと対向するよう
にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15は
半導体膜のチャネル領域13iおよびLDD領域13L
と対向するように配設されている。またゲート絶縁膜1
4はSiOx やSiNx の積層膜から構成するようにし
てもよい。
ート絶縁膜14に覆われており、ゲート絶縁膜14を介
して半導体膜13のチャネル領域13iと対向するよう
にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15は
半導体膜のチャネル領域13iおよびLDD領域13L
と対向するように配設されている。またゲート絶縁膜1
4はSiOx やSiNx の積層膜から構成するようにし
てもよい。
【0053】ゲート電極15の上側からは例えばSiO
x からなる層間絶縁層16が形成され、ゲート絶縁膜1
4および層間絶縁層16に形成されたコンタクトホール
を介して半導体膜13のソース・ドレイン各コンタクト
領域13s、13d領域とソース電極17s、ドレイン
電極17dとがオーミック接合している。
x からなる層間絶縁層16が形成され、ゲート絶縁膜1
4および層間絶縁層16に形成されたコンタクトホール
を介して半導体膜13のソース・ドレイン各コンタクト
領域13s、13d領域とソース電極17s、ドレイン
電極17dとがオーミック接合している。
【0054】なおp−chの薄膜トランジスタ10P
は、多結晶質シリコンからなる半導体膜18を有してお
り、この半導体膜18は、チャネル領域18iと、p型
不純物がヘビードープされたコンタクト領域18s、1
8dとを有している。LDD構造は備えていない。な
お、チャネル領域18iにも、閾値電圧Vthを制御する
ためにP型不純物であるB(硼素)がドープされてい
る。チャネル領域18iはイントリンシックなpoly
−Siから構成するようにしてもよい。
は、多結晶質シリコンからなる半導体膜18を有してお
り、この半導体膜18は、チャネル領域18iと、p型
不純物がヘビードープされたコンタクト領域18s、1
8dとを有している。LDD構造は備えていない。な
お、チャネル領域18iにも、閾値電圧Vthを制御する
ためにP型不純物であるB(硼素)がドープされてい
る。チャネル領域18iはイントリンシックなpoly
−Siから構成するようにしてもよい。
【0055】図2は、例えば図1に例示したような本発
明の薄膜トランジスタの半導体膜中のチャネル方向の不
純物濃度のプロファイルの例である。このようなプロフ
ァイルは例えばTF−SIMSにより測定することがで
きる。図2(a)はドーパントが添加されている半導体
膜13を模式的に示している。またこの例では同じ電導
型の複数のドーパントとしてPとAsとを選択して用い
ている。poly−Si半導体膜中のPの拡散係数は、
約600℃では約3×10-18[cm2 /sec]程度
であり、これに対してAsの拡散係数は約600℃では
約3×10-21 [cm2 /sec]程度であり、一般に
Pの拡散係数の方が大きい。したがって、例えばゲート
電極15をマスクとして半導体膜13のコンタクト領域
13s、13dにPとAsとをイオンドーピング法ある
いはイオン注入法などにより添加し、半導体膜13を加
熱するとPの方がAsよりも広範な領域まで拡散するこ
とになる。このように、添加するドーパントの種類(元
素、核種)、ドーパントのドーズ量、加熱温度(活性化
温度)、加熱時間等を調節することにより、LDD長d
を0.5μm以下、あるいは0.1μm以下に設定する
ことができる。さらにこのような手法で形成したLDD
領域13LのLDD長dはチャネル領域13iの両側で
極めて均一なものとなる。
明の薄膜トランジスタの半導体膜中のチャネル方向の不
純物濃度のプロファイルの例である。このようなプロフ
ァイルは例えばTF−SIMSにより測定することがで
きる。図2(a)はドーパントが添加されている半導体
膜13を模式的に示している。またこの例では同じ電導
型の複数のドーパントとしてPとAsとを選択して用い
ている。poly−Si半導体膜中のPの拡散係数は、
約600℃では約3×10-18[cm2 /sec]程度
であり、これに対してAsの拡散係数は約600℃では
約3×10-21 [cm2 /sec]程度であり、一般に
Pの拡散係数の方が大きい。したがって、例えばゲート
電極15をマスクとして半導体膜13のコンタクト領域
13s、13dにPとAsとをイオンドーピング法ある
いはイオン注入法などにより添加し、半導体膜13を加
熱するとPの方がAsよりも広範な領域まで拡散するこ
とになる。このように、添加するドーパントの種類(元
素、核種)、ドーパントのドーズ量、加熱温度(活性化
温度)、加熱時間等を調節することにより、LDD長d
を0.5μm以下、あるいは0.1μm以下に設定する
ことができる。さらにこのような手法で形成したLDD
領域13LのLDD長dはチャネル領域13iの両側で
極めて均一なものとなる。
【0056】図2(b)のプロファイルでは、ドーパン
トはPもAsも矩形型に分布しており、一方図2(c)
のプロファイルではドーパントはPもAsもガウシアン
に分布している。このように本発明の薄膜トランジスタ
では、複数のドーパントの分布はガウシアンに限ること
なく、矩形型でも、その他の分布でもよい。すなわち本
発明の薄膜トランジスタでは、LDD領域に添加される
N型不純物の濃度がコンタクト領域に添加されたN型不
純物の濃度よりも低くなっていればよい。、またLDD
領域に添加されるP型不純物の濃度がコンタクト領域に
添加されたP型不純物の濃度よりも低くなっていればよ
い。このような分布のプロファイルも、ドーパントの種
類、加熱温度、加熱時間等を選択、調節することにより
必要に応じて調節するようにすればよい。
トはPもAsも矩形型に分布しており、一方図2(c)
のプロファイルではドーパントはPもAsもガウシアン
に分布している。このように本発明の薄膜トランジスタ
では、複数のドーパントの分布はガウシアンに限ること
なく、矩形型でも、その他の分布でもよい。すなわち本
発明の薄膜トランジスタでは、LDD領域に添加される
N型不純物の濃度がコンタクト領域に添加されたN型不
純物の濃度よりも低くなっていればよい。、またLDD
領域に添加されるP型不純物の濃度がコンタクト領域に
添加されたP型不純物の濃度よりも低くなっていればよ
い。このような分布のプロファイルも、ドーパントの種
類、加熱温度、加熱時間等を選択、調節することにより
必要に応じて調節するようにすればよい。
【0057】このような構成を採用することにより、本
発明の薄膜トランジスタは、poly−Si薄膜トラン
ジスタの課題であったリーク電流を低減することができ
る。そして、本発明の薄膜トランジスタでは、LDD長
を短くすることができるため抵抗が高くなってしまうこ
とはない。したがってキャリアの移動度が低下すること
もなく、優れたスイッチング特性を実現することができ
る。さらにLDD長が短いので薄膜トランジスタのサイ
ズがコンパクトになる。本発明の薄膜トランジスタを集
積して各種の回路を構成することにより回路のサイズを
小さくし、集積化度を向上することができる。
発明の薄膜トランジスタは、poly−Si薄膜トラン
ジスタの課題であったリーク電流を低減することができ
る。そして、本発明の薄膜トランジスタでは、LDD長
を短くすることができるため抵抗が高くなってしまうこ
とはない。したがってキャリアの移動度が低下すること
もなく、優れたスイッチング特性を実現することができ
る。さらにLDD長が短いので薄膜トランジスタのサイ
ズがコンパクトになる。本発明の薄膜トランジスタを集
積して各種の回路を構成することにより回路のサイズを
小さくし、集積化度を向上することができる。
【0058】(実施形態2)つぎに本発明の薄膜トラン
ジスタの製造方法の例について説明する。図3、図4は
本発明の薄膜トランジスタの製造工程を説明するための
図であり、主要な工程における薄膜トランジスタの断面
構造を概略的に示したものである。 例えば薄膜トラン
ジスタ10nのようなLDD構造は、例えば以下のよう
な工程により形成される。まず、例えばガラス、石英等
からなる透光性の縁性性基板11上にPE(プラズマエ
ンハンスド)CVD法等によりバッファ層12となるS
iNx 膜、SiOx 膜をそれぞれ約50nm、約100
nmの膜厚で成膜する。ついでCVD法等によりa−S
i:H(水素添加したa−Si)からなるa−Si半導
体膜13aを厚さ約55nm成膜し、炉アニールを行っ
た。半導体膜13aにはB(ホウ素)等の不純物をドー
プして成膜するようにしてもよい。
ジスタの製造方法の例について説明する。図3、図4は
本発明の薄膜トランジスタの製造工程を説明するための
図であり、主要な工程における薄膜トランジスタの断面
構造を概略的に示したものである。 例えば薄膜トラン
ジスタ10nのようなLDD構造は、例えば以下のよう
な工程により形成される。まず、例えばガラス、石英等
からなる透光性の縁性性基板11上にPE(プラズマエ
ンハンスド)CVD法等によりバッファ層12となるS
iNx 膜、SiOx 膜をそれぞれ約50nm、約100
nmの膜厚で成膜する。ついでCVD法等によりa−S
i:H(水素添加したa−Si)からなるa−Si半導
体膜13aを厚さ約55nm成膜し、炉アニールを行っ
た。半導体膜13aにはB(ホウ素)等の不純物をドー
プして成膜するようにしてもよい。
【0059】その後、例えばXeClエキシマレーザを
用いたELA法によりa−Si半導体膜13aを溶融再
結晶化させてpoly−Siからなる多結晶質の半導体
膜13を形成した。
用いたELA法によりa−Si半導体膜13aを溶融再
結晶化させてpoly−Siからなる多結晶質の半導体
膜13を形成した。
【0060】この後、フォトリソグラフィープロセス等
によりpoly−Si半導体膜13のパターニング、エ
ッチングを行い、あらかじめ定められた形状に成形する
(図3(a))。そしてpoly−Si半導体膜13に
レジストをマスクとして、P型、N型それぞれにVth制
御用のB(ボロン)又はP(リン)を注入又はプラズマ
ドープする。
によりpoly−Si半導体膜13のパターニング、エ
ッチングを行い、あらかじめ定められた形状に成形する
(図3(a))。そしてpoly−Si半導体膜13に
レジストをマスクとして、P型、N型それぞれにVth制
御用のB(ボロン)又はP(リン)を注入又はプラズマ
ドープする。
【0061】次に、パターニング、チャネルドープした
半導体膜13の上側から、CVD法などによりSiOx
からなる膜厚約100nmのゲート絶縁膜14を成膜す
る(図3(b))。
半導体膜13の上側から、CVD法などによりSiOx
からなる膜厚約100nmのゲート絶縁膜14を成膜す
る(図3(b))。
【0062】続いて、例えば厚さ約400nmのMoW
を被着し、フォトリソグラフィ、エッチングによりゲー
ト電極15に成形する。このときN型薄膜トランジスタ
10Nはチャネル長(チャネル領域とLDD領域とに対
応する)に、P型薄膜トランジスタ10Pは半導体膜1
8全体を覆うように形成する。
を被着し、フォトリソグラフィ、エッチングによりゲー
ト電極15に成形する。このときN型薄膜トランジスタ
10Nはチャネル長(チャネル領域とLDD領域とに対
応する)に、P型薄膜トランジスタ10Pは半導体膜1
8全体を覆うように形成する。
【0063】次に、ゲート電極15をマスクとし自己整
合的にソース領域13sとドレイン領域13dとに、例
えばイオンドーピング法によりPを低濃度(例えばドー
ズ量約2×1017〜2×1018/cm3程度)ドープ
し、次いで、As(ヒ素)を高濃度(例えばドーズ量約
1×1019〜1×1020/cm3 程度)ドープする(図
3(d))。イオンドーピングの条件としては例えば加
速電圧は約65〜70keVとした。イオンドーピング
するドーパントの原料ガスとしてはPの場合はPH3 を
希ガスで希釈したガスを用いた。またAsの場合はAs
H3 を希ガスで希釈したガスを用いた。
合的にソース領域13sとドレイン領域13dとに、例
えばイオンドーピング法によりPを低濃度(例えばドー
ズ量約2×1017〜2×1018/cm3程度)ドープ
し、次いで、As(ヒ素)を高濃度(例えばドーズ量約
1×1019〜1×1020/cm3 程度)ドープする(図
3(d))。イオンドーピングの条件としては例えば加
速電圧は約65〜70keVとした。イオンドーピング
するドーパントの原料ガスとしてはPの場合はPH3 を
希ガスで希釈したガスを用いた。またAsの場合はAs
H3 を希ガスで希釈したガスを用いた。
【0064】なお薄膜トランジスタ10Pの半導体膜に
対する不純物の添加工程は、例えばPH3 /希ガスの代
わりにB2 H6 /H2 、B2 H6 /希ガスを用いて、加
速電圧約50kV、ドーズ量約1×1016cm-2程度で
イオンドーピングを行った。これによりp−chTFT
が形成された。
対する不純物の添加工程は、例えばPH3 /希ガスの代
わりにB2 H6 /H2 、B2 H6 /希ガスを用いて、加
速電圧約50kV、ドーズ量約1×1016cm-2程度で
イオンドーピングを行った。これによりp−chTFT
が形成された。
【0065】そして半導体膜13のコンタクト領域13
s、13dに添加した不純物を熱により活性化させる
と、AsよりもPの方が拡散係数が大きいので、Pが選
択的にゲート電極15の下部まで拡散し、低濃度領域で
あるLDD領域13Lを形成する。これにより、半導体
膜13の端部からゲート電極15端部までドーズ量1×
1019/cm3 程度のn+ のコンタクト領域13s、1
3dと、ゲート電極15の下側にまで延びたドーズ量約
1×1018/cm3 程度のn- のLDD領域13Lの2
層の領域が形成される。
s、13dに添加した不純物を熱により活性化させる
と、AsよりもPの方が拡散係数が大きいので、Pが選
択的にゲート電極15の下部まで拡散し、低濃度領域で
あるLDD領域13Lを形成する。これにより、半導体
膜13の端部からゲート電極15端部までドーズ量1×
1019/cm3 程度のn+ のコンタクト領域13s、1
3dと、ゲート電極15の下側にまで延びたドーズ量約
1×1018/cm3 程度のn- のLDD領域13Lの2
層の領域が形成される。
【0066】このような不純物の活性化は例えばレーザ
ーアニールにより行い、不純物を拡散させるようにして
もよい。また、n- ドープとn+ のドープ後、それぞれ
拡散させるようにしてもよい。例えば、まずn- ドープ
をした後、poly−Si半導体膜が溶融する程度の比
較的高いエネルギーでELA照射を行い、不純物をpo
ly−Siをメルトにした状態で不純物の拡散を行う。
そしてこの後n+ をドープし、今度はpoly−Siが
溶融しないような比較的低いエネルギーでELA照射を
行いpoly−Siが固相の状態で不純物の拡散を行う
ようにしてもよい。
ーアニールにより行い、不純物を拡散させるようにして
もよい。また、n- ドープとn+ のドープ後、それぞれ
拡散させるようにしてもよい。例えば、まずn- ドープ
をした後、poly−Si半導体膜が溶融する程度の比
較的高いエネルギーでELA照射を行い、不純物をpo
ly−Siをメルトにした状態で不純物の拡散を行う。
そしてこの後n+ をドープし、今度はpoly−Siが
溶融しないような比較的低いエネルギーでELA照射を
行いpoly−Siが固相の状態で不純物の拡散を行う
ようにしてもよい。
【0067】次に、Ρ型薄膜トランジスタ10Pのゲー
ト電極15をチャネル長にパタ−ニングし、N型はレジ
ストでマスクする。P型もN型と同様にBを低濃度ドー
プ、次いで、Gaを高濃度ドープするようにしてもよ
い。レジストは剥離し、ドープした不純物を熱により活
性化させると、Bの方が拡散係数が大きいので、Bのみ
が選択的にゲート電極15の下部まで拡散して低濃度の
LDD領域を形成することができる。これにより、半導
体膜18のゲート端まで形成された1×1020/cm3
程度のP+ 領域と、半導体膜18のチャネル下部まで延
びた1×1018/cm3 程度のP- 領域の2層の領域を
形成することができる。不純物の拡散はN型薄膜トラン
ジスタと同様に行うようにすればよい。また、活性化を
レーザーアニールにより行って不純物を拡散させてもよ
い。さらにまた、p- ドープとp+ ドープ後、それぞれ
拡散させるようにしてもよい。
ト電極15をチャネル長にパタ−ニングし、N型はレジ
ストでマスクする。P型もN型と同様にBを低濃度ドー
プ、次いで、Gaを高濃度ドープするようにしてもよ
い。レジストは剥離し、ドープした不純物を熱により活
性化させると、Bの方が拡散係数が大きいので、Bのみ
が選択的にゲート電極15の下部まで拡散して低濃度の
LDD領域を形成することができる。これにより、半導
体膜18のゲート端まで形成された1×1020/cm3
程度のP+ 領域と、半導体膜18のチャネル下部まで延
びた1×1018/cm3 程度のP- 領域の2層の領域を
形成することができる。不純物の拡散はN型薄膜トラン
ジスタと同様に行うようにすればよい。また、活性化を
レーザーアニールにより行って不純物を拡散させてもよ
い。さらにまた、p- ドープとp+ ドープ後、それぞれ
拡散させるようにしてもよい。
【0068】この後レジスト等の剥離を行い、さらに、
APCVD法等によりシリコン窒化膜乃至シリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜16を400nm程度被着する。
APCVD法等によりシリコン窒化膜乃至シリコン酸化
膜からなる層間絶縁膜16を400nm程度被着する。
【0069】この後、フォトリソグラフィプロセスによ
り、層間絶縁膜16をRIEによりエッチングし、続い
て連続的にCDE処理により層間絶縁膜16のコンタク
ト領域13s、13d領域に対応する部分に開口部を設
ける。
り、層間絶縁膜16をRIEによりエッチングし、続い
て連続的にCDE処理により層間絶縁膜16のコンタク
ト領域13s、13d領域に対応する部分に開口部を設
ける。
【0070】この後に、例えばAl、Moなどの導電性
材料をスパッタリング法などにより成膜し、フオトリソ
グラフィプロセス等によりパターニングしてソース電極
17s、ドレイン電極17dを形成する(図4
(g))。ここではMo/Al/Moの積層膜を形成し
た。
材料をスパッタリング法などにより成膜し、フオトリソ
グラフィプロセス等によりパターニングしてソース電極
17s、ドレイン電極17dを形成する(図4
(g))。ここではMo/Al/Moの積層膜を形成し
た。
【0071】以上のような工程によりn−ch(p−c
h)のコプラナ型薄膜トランジスタが完成する。なお液
晶表示装置のアレイ基板を形成するには、例えば層間絶
縁層16を成膜した後、ITOなどにより画素電極を形
成し、この後薄膜トランジスタのソース電極17sを画
素電極と接続するように形成すればよい。 マスクによ
るLDD構造やオフセット構造ではマスク合わせマージ
ンのためLDD長を2μm以下にはできず、またマスク
合わせずれにより、チャネルの両側でLDD長が異なっ
たりする。本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれ
ば、自己整合的に低濃度のLDD領域を形成することが
でき、しかもLDD長を0.5μm以下、さらには0.
1μm以下と短くすることができる。したがって、移動
度の減少もなく、オフ電流を減少させることができる。
h)のコプラナ型薄膜トランジスタが完成する。なお液
晶表示装置のアレイ基板を形成するには、例えば層間絶
縁層16を成膜した後、ITOなどにより画素電極を形
成し、この後薄膜トランジスタのソース電極17sを画
素電極と接続するように形成すればよい。 マスクによ
るLDD構造やオフセット構造ではマスク合わせマージ
ンのためLDD長を2μm以下にはできず、またマスク
合わせずれにより、チャネルの両側でLDD長が異なっ
たりする。本発明の薄膜トランジスタの製造方法によれ
ば、自己整合的に低濃度のLDD領域を形成することが
でき、しかもLDD長を0.5μm以下、さらには0.
1μm以下と短くすることができる。したがって、移動
度の減少もなく、オフ電流を減少させることができる。
【0072】c−SiのMOSLSIにおいては、ホッ
トエレクトロン防止のために2重拡散を用いており、か
つ不純物分布がガウシアンであることが効果の基本であ
るが、前述のように本発明の薄膜トランジスタでは、こ
のn- /n+ 、p- /p+ の二重拡散の領域の不純物分
布はガウシアンに限ることはない。また、図1のような
トップゲート型の薄膜トランジスタの構造では、ゲート
電極15とソース・ドレイン電極17s、17dは重な
っていないので負荷容量の増加は少ない。
トエレクトロン防止のために2重拡散を用いており、か
つ不純物分布がガウシアンであることが効果の基本であ
るが、前述のように本発明の薄膜トランジスタでは、こ
のn- /n+ 、p- /p+ の二重拡散の領域の不純物分
布はガウシアンに限ることはない。また、図1のような
トップゲート型の薄膜トランジスタの構造では、ゲート
電極15とソース・ドレイン電極17s、17dは重な
っていないので負荷容量の増加は少ない。
【0073】このように本発明の薄膜トランジスタの製
造方法によれば、均一な特性を有し、かつコンパクトな
薄膜トランジスタを高い生産性で製造することができ
る。また、ソース・ドレイン領域に拡散係数の異なる同
型のドーバントをドープして拡散させることにより、薄
膜トランジスタのチャネル端部に低濃度領域(n-領
域)を形成することができる。またマスクずれ等の心配
もなく、LDD長を短くすることができるので、キャリ
アの移動度が減少してしまうこともない。
造方法によれば、均一な特性を有し、かつコンパクトな
薄膜トランジスタを高い生産性で製造することができ
る。また、ソース・ドレイン領域に拡散係数の異なる同
型のドーバントをドープして拡散させることにより、薄
膜トランジスタのチャネル端部に低濃度領域(n-領
域)を形成することができる。またマスクずれ等の心配
もなく、LDD長を短くすることができるので、キャリ
アの移動度が減少してしまうこともない。
【0074】(実施形態3)図5は本発明の薄膜トラン
ジスタのVg −Id 特性を示すグラフである。
ジスタのVg −Id 特性を示すグラフである。
【0075】本発明の薄膜トランジスタのVg −Id 特
性のプロファイル(A)の他に、比較のため従来のマス
ク合わせLDD構造の薄膜トランジスタのVg −Id 特
性のプロファイル(B)、LDD構造を備えない薄膜ト
ランジスタのVg −Id 特性のプロファイル(C)も示
している。
性のプロファイル(A)の他に、比較のため従来のマス
ク合わせLDD構造の薄膜トランジスタのVg −Id 特
性のプロファイル(B)、LDD構造を備えない薄膜ト
ランジスタのVg −Id 特性のプロファイル(C)も示
している。
【0076】LDD領域のない薄膜トランジスタはオフ
電流が大きいことがわかる。またマスク合わせLDD構
造では、オフ電流は下がっても、オン電流も小さくな
り、移動度が小さくなっていることがわかる。これ以上
オフ電流を下げるには、LDD濃度を下げなければなら
ないが、これに伴ってオン電流も減少してしまう。これ
に対して本発明の薄膜トランジスタでは、オフ電流が十
分低減されており、かつ、移動度は低下していない。し
たがって、オン電流を減少させることなく、リーク電流
を低減することができる。
電流が大きいことがわかる。またマスク合わせLDD構
造では、オフ電流は下がっても、オン電流も小さくな
り、移動度が小さくなっていることがわかる。これ以上
オフ電流を下げるには、LDD濃度を下げなければなら
ないが、これに伴ってオン電流も減少してしまう。これ
に対して本発明の薄膜トランジスタでは、オフ電流が十
分低減されており、かつ、移動度は低下していない。し
たがって、オン電流を減少させることなく、リーク電流
を低減することができる。
【0077】このようにゲート電極15の裏面側にもn
- 領域を形成することにより、リーク電流を低下するこ
とができた。これは、poly−Si半導体膜のリーク
電流は、欠陥準位を介したトンネリング電流の寄与が大
きいが、n- 領域を形成することによりチャネルのp+
反転領域がソース又はドレイン電極のn+ と接近するこ
とを妨げ、トンネリング距離を長くしてトンネリング電
流の増加を防止することができるためである。チャネル
に形成されたp+ 領域のホール濃度がn- 濃度より大幅
に大きくなるとこの効果は減少すると考えられるが、実
際の動作領域ではこれほど高濃度のホールが形成される
領域で使用されることはほとんどない。また、n- 領域
を付加しても電子のアキュームレーションには影響しな
いので、オン電流は減少しない。すなわち、オフ電流の
みを下げることができる。
- 領域を形成することにより、リーク電流を低下するこ
とができた。これは、poly−Si半導体膜のリーク
電流は、欠陥準位を介したトンネリング電流の寄与が大
きいが、n- 領域を形成することによりチャネルのp+
反転領域がソース又はドレイン電極のn+ と接近するこ
とを妨げ、トンネリング距離を長くしてトンネリング電
流の増加を防止することができるためである。チャネル
に形成されたp+ 領域のホール濃度がn- 濃度より大幅
に大きくなるとこの効果は減少すると考えられるが、実
際の動作領域ではこれほど高濃度のホールが形成される
領域で使用されることはほとんどない。また、n- 領域
を付加しても電子のアキュームレーションには影響しな
いので、オン電流は減少しない。すなわち、オフ電流の
みを下げることができる。
【0078】また、高濃度のコンタクト領域と低濃度の
LDD領域での不純物の組み合わせは、n+ /n- では
As/Pの他にP/N、As/Nでも良く、p+ /p-
ではGa/Bの他にB/Al、Ga/Al等の組み合わ
せでもよい。
LDD領域での不純物の組み合わせは、n+ /n- では
As/Pの他にP/N、As/Nでも良く、p+ /p-
ではGa/Bの他にB/Al、Ga/Al等の組み合わ
せでもよい。
【0079】また前述した本発明の2重拡散構造を、例
えばライトドープでPを低濃度でイオンドープし、その
後ELA等の高エネルギーにより十分加熱してゲート電
極下部まで溶融させることにより、ゲート電極下部の溶
融端まで液体状態で拡散させたり、又は十分高温に加熱
して拡散距離を大きくし、次に同じPを高濃度でイオン
ドープし、ELAは低エネルギーで拡散距離を小さくし
て2重ドープするようにしてもよい。同様にP+ とP-
領域を形成するようにしてもよい。この場合の半導体膜
中の不純物の分布のプロファイルは階段状であり、ガウ
シアンとは異なるがオフ電流は低減することを確認し
た。
えばライトドープでPを低濃度でイオンドープし、その
後ELA等の高エネルギーにより十分加熱してゲート電
極下部まで溶融させることにより、ゲート電極下部の溶
融端まで液体状態で拡散させたり、又は十分高温に加熱
して拡散距離を大きくし、次に同じPを高濃度でイオン
ドープし、ELAは低エネルギーで拡散距離を小さくし
て2重ドープするようにしてもよい。同様にP+ とP-
領域を形成するようにしてもよい。この場合の半導体膜
中の不純物の分布のプロファイルは階段状であり、ガウ
シアンとは異なるがオフ電流は低減することを確認し
た。
【0080】また上述では、低濃度のLDD領域は、ソ
ース側、ドレイン側の双方のチャネル端部に設けた場合
について説明したが、ソース側、ドレイン側のいずれか
一方のみに設けるようにしてもよい。より確実にオフ電
流を減少させるには双方に設けた方がよい。
ース側、ドレイン側の双方のチャネル端部に設けた場合
について説明したが、ソース側、ドレイン側のいずれか
一方のみに設けるようにしてもよい。より確実にオフ電
流を減少させるには双方に設けた方がよい。
【0081】上述の方法で製造した本発明のpoly−
Si薄膜トランジスタを用いてアクティブマトリクス型
液晶表示装置の、表示領域の画素選択回路、表示領域周
辺の駆動回路、信号処理回路を構成したところ、オフ電
流が低下し、画素回路の電圧保持特性を改善することが
できた。したがって表示品質を向上することができた。
また、周辺回路の回路特性を改善し、消費電力を低減す
ることができた。
Si薄膜トランジスタを用いてアクティブマトリクス型
液晶表示装置の、表示領域の画素選択回路、表示領域周
辺の駆動回路、信号処理回路を構成したところ、オフ電
流が低下し、画素回路の電圧保持特性を改善することが
できた。したがって表示品質を向上することができた。
また、周辺回路の回路特性を改善し、消費電力を低減す
ることができた。
【0082】(実施形態4)つぎにチャネル端部にチャ
ネル領域よりもシリコン結晶の平均粒径の大きな領域を
備えた本発明の薄膜トランジスタについて説明する。
ネル領域よりもシリコン結晶の平均粒径の大きな領域を
備えた本発明の薄膜トランジスタについて説明する。
【0083】図6は本発明の薄膜トランジスタの断面構
造の例を概略的に示す図である。この薄膜トランジスタ
は、ガラスなどからなる絶縁性基板11には、窒化シリ
コン膜(SiNx )12aおよび酸化シリコン膜(Si
Ox )12bからなるアンダーコート層(バッファ層)
12が形成され、アンダーコート層12上には多結晶質
シリコンからなる半導体膜21が形成されている。
造の例を概略的に示す図である。この薄膜トランジスタ
は、ガラスなどからなる絶縁性基板11には、窒化シリ
コン膜(SiNx )12aおよび酸化シリコン膜(Si
Ox )12bからなるアンダーコート層(バッファ層)
12が形成され、アンダーコート層12上には多結晶質
シリコンからなる半導体膜21が形成されている。
【0084】半導体膜21は、チャネル領域(第1の領
域)21iと、複数のn型不純物としてP(リン)添加
されたコンタクト領域(第3の領域)21s、21d
と、チャネル領域21iとコンタクト領域21s、21
dとの間に挟まれた領域21b(第2の領域)とを有し
ている。そしてこの薄膜トランジスタでは、領域21b
を構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径は、チャネル
領域21iを構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径よ
りも大きくなっている。なお、この例では領域21b
は、低濃度不純物をドープしたLDD領域としている
が、この領域21はイントリンシックでもよい。また領
域21bはチャネル領域21iの両側に配設している
が、どちらか一方の側にのみ配設するようにしてもよ
い。
域)21iと、複数のn型不純物としてP(リン)添加
されたコンタクト領域(第3の領域)21s、21d
と、チャネル領域21iとコンタクト領域21s、21
dとの間に挟まれた領域21b(第2の領域)とを有し
ている。そしてこの薄膜トランジスタでは、領域21b
を構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径は、チャネル
領域21iを構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径よ
りも大きくなっている。なお、この例では領域21b
は、低濃度不純物をドープしたLDD領域としている
が、この領域21はイントリンシックでもよい。また領
域21bはチャネル領域21iの両側に配設している
が、どちらか一方の側にのみ配設するようにしてもよ
い。
【0085】なお、チャネル領域21iにも、閾値電圧
Vthを制御するためにP(リン)がドープされている。
チャネル領域21iはイントリンシックなpoly−S
iから構成するようにしてもよい。
Vthを制御するためにP(リン)がドープされている。
チャネル領域21iはイントリンシックなpoly−S
iから構成するようにしてもよい。
【0086】半導体膜21は例えばSiNx からなるゲ
ート絶縁膜14に覆われており、ゲート絶縁膜14を介
して半導体膜21のチャネル領域21iと対向するよう
にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15は
少なくとも半導体膜のチャネル領域21iと対向するよ
うに配設されている。またゲート絶縁膜14はSiOx
やSiNx の積層膜から構成するようにしてもよい。
ート絶縁膜14に覆われており、ゲート絶縁膜14を介
して半導体膜21のチャネル領域21iと対向するよう
にゲート電極15が形成されている。ゲート電極15は
少なくとも半導体膜のチャネル領域21iと対向するよ
うに配設されている。またゲート絶縁膜14はSiOx
やSiNx の積層膜から構成するようにしてもよい。
【0087】ゲート電極15の上側からは例えばSiO
x からなる層間絶縁層16が形成され、ゲート絶縁膜1
4および層間絶縁層16に形成されたコンタクトホール
を介して半導体膜21のソース・ドレイン各コンタクト
領域21s、21d領域とソース電極17s、ドレイン
電極17dとがオーミック接合している。
x からなる層間絶縁層16が形成され、ゲート絶縁膜1
4および層間絶縁層16に形成されたコンタクトホール
を介して半導体膜21のソース・ドレイン各コンタクト
領域21s、21d領域とソース電極17s、ドレイン
電極17dとがオーミック接合している。
【0088】図7は本発明の薄膜トランジスタが備える
半導体膜21のSEM像のスケッチである。この図は半
導体膜21のチャネル領域21iと領域21bの境界部
のSEM像をもとにスケッチしたものである。図中スケ
ールバーは0.1μmである。
半導体膜21のSEM像のスケッチである。この図は半
導体膜21のチャネル領域21iと領域21bの境界部
のSEM像をもとにスケッチしたものである。図中スケ
ールバーは0.1μmである。
【0089】この図からわかるように、本発明の薄膜ト
ランジスタでは、領域21bを構成するシリコン結晶の
粒子の平均粒径は、チャネル領域21iを構成するシリ
コン結晶の粒子の平均粒径よりも大きくなっている。図
8は本発明の薄膜トランジスタが備える半導体膜21の
別のSEM像のスケッチである。この図も半導体膜21
のチャネル領域21iと領域21bの境界部のSEM像
をもとにスケッチしたものである。図中スケールバーは
0.60μmである。
ランジスタでは、領域21bを構成するシリコン結晶の
粒子の平均粒径は、チャネル領域21iを構成するシリ
コン結晶の粒子の平均粒径よりも大きくなっている。図
8は本発明の薄膜トランジスタが備える半導体膜21の
別のSEM像のスケッチである。この図も半導体膜21
のチャネル領域21iと領域21bの境界部のSEM像
をもとにスケッチしたものである。図中スケールバーは
0.60μmである。
【0090】この図からもわかるように、本発明の薄膜
トランジスタでは、領域21bを構成するシリコン結晶
の粒子の平均粒径は、チャネル領域21iを構成するシ
リコン結晶の粒子の平均粒径よりも大きくなっている。
トランジスタでは、領域21bを構成するシリコン結晶
の粒子の平均粒径は、チャネル領域21iを構成するシ
リコン結晶の粒子の平均粒径よりも大きくなっている。
【0091】このような構成を採用することにより、領
域21bでは半導体膜中に占める結晶粒界の割合がチャ
ネル領域21iよりも小さくなる。結晶粒界は結晶性が
わるくトラップ密度が大きい。したがって、領域21b
のトラップ密度はチャネル領域のトラップ密度よりも小
さくなる。このため前述したように、領域21bのバン
ドギャップ内準位密度はチャネル領域21iよりも小さ
くなり、リーク電流を低減することができる。
域21bでは半導体膜中に占める結晶粒界の割合がチャ
ネル領域21iよりも小さくなる。結晶粒界は結晶性が
わるくトラップ密度が大きい。したがって、領域21b
のトラップ密度はチャネル領域のトラップ密度よりも小
さくなる。このため前述したように、領域21bのバン
ドギャップ内準位密度はチャネル領域21iよりも小さ
くなり、リーク電流を低減することができる。
【0092】ここで図6に例示した本発明の薄膜トラン
ジスタの製造方法の例について概略的に説明する。ま
ず、ガラス基板11上にSiNx 膜12a/SiO2 1
2bのアンダーコート層を成膜し、このアンダーコート
層上にアモルファス−Si(a−Si)半導体膜21a
を約55nmの膜厚で形成する。
ジスタの製造方法の例について概略的に説明する。ま
ず、ガラス基板11上にSiNx 膜12a/SiO2 1
2bのアンダーコート層を成膜し、このアンダーコート
層上にアモルファス−Si(a−Si)半導体膜21a
を約55nmの膜厚で形成する。
【0093】次にa−Si半導体膜21aをELΑ照射
で瞬時溶融、再結晶化してpoly−Si半導体膜21
を形成する。続いてpoly−Si膜21を島状にパタ
ーニングする。次にSiO2 からなるゲート絶縁膜14
を成膜する。
で瞬時溶融、再結晶化してpoly−Si半導体膜21
を形成する。続いてpoly−Si膜21を島状にパタ
ーニングする。次にSiO2 からなるゲート絶縁膜14
を成膜する。
【0094】ゲート絶縁膜14上にMoWをスパッタ法
などにより堆積し、パターニングしてゲート電極15を
形成する。
などにより堆積し、パターニングしてゲート電極15を
形成する。
【0095】次にゲート電極15及びレジストをマスク
としてP(リン)を高濃度ドープしてソース側、ドレイ
ン側にそれぞれn+ コンタクト領域21s、21dを形
成する。
としてP(リン)を高濃度ドープしてソース側、ドレイ
ン側にそれぞれn+ コンタクト領域21s、21dを形
成する。
【0096】次にレジストを除去した後に、ゲートを再
度パターニングしてチャネル領域21bのみと対向する
ように形成する。このゲート電極15をマスクとしてL
DD用のn- の領域21bを形成する。
度パターニングしてチャネル領域21bのみと対向する
ように形成する。このゲート電極15をマスクとしてL
DD用のn- の領域21bを形成する。
【0097】そしてLDD用の領域21bに、例えば追
加のELA照射を行い、この領域21bでのpoly−
Si半導体膜の結晶性を高める。この時、ELA照射の
回数等により領域21bでの結晶性は変化するが、1回
照射するとpoly−Si半導体膜中での結晶粒密度
は、追加のELΑが照射されていないゲート電極直下の
チャネル領域21iと比べると約1/3倍〜約1/10
倍に低くすることができる(図7参照)。
加のELA照射を行い、この領域21bでのpoly−
Si半導体膜の結晶性を高める。この時、ELA照射の
回数等により領域21bでの結晶性は変化するが、1回
照射するとpoly−Si半導体膜中での結晶粒密度
は、追加のELΑが照射されていないゲート電極直下の
チャネル領域21iと比べると約1/3倍〜約1/10
倍に低くすることができる(図7参照)。
【0098】前述のように図7は多結晶化した後の追加
のELΑ照射により、結晶粒密度が減少した部分(領域
21b)と元のままの部分(チャネル領域21i)の境
界領域のSEM写真を元にしたスケッチであるが、確か
に追加のELΑ照射を行った領域21b側の結晶粒密度
が、余分に照射されていないチャネル領域21i側の方
と比べておよそ1/3に減少していることがわかる。
のELΑ照射により、結晶粒密度が減少した部分(領域
21b)と元のままの部分(チャネル領域21i)の境
界領域のSEM写真を元にしたスケッチであるが、確か
に追加のELΑ照射を行った領域21b側の結晶粒密度
が、余分に照射されていないチャネル領域21i側の方
と比べておよそ1/3に減少していることがわかる。
【0099】したがって、この領域21bでのpoly
−Siのバンドギャップ内準位はその両側より減少して
いることになる。
−Siのバンドギャップ内準位はその両側より減少して
いることになる。
【0100】図8は、図7に示したチャネル領域21i
と領域21bの2つの領域でのDOS分布(Densi
ty of State)の例を示す。図8(a)がチ
ャネル領域21iのDOS分布であり、図8(b)が領
域21bのDOS分布である。 図8からもELΑ照射
を余分にして平均粒径が大きくなった(結晶粒密度が減
少した)領域21bの方が、平均粒径が小さい(結晶粒
密度が減少していない)チャネル領域21iに比べて、
DOS自体もおよそ1/3に減っていることがわかる。
と領域21bの2つの領域でのDOS分布(Densi
ty of State)の例を示す。図8(a)がチ
ャネル領域21iのDOS分布であり、図8(b)が領
域21bのDOS分布である。 図8からもELΑ照射
を余分にして平均粒径が大きくなった(結晶粒密度が減
少した)領域21bの方が、平均粒径が小さい(結晶粒
密度が減少していない)チャネル領域21iに比べて、
DOS自体もおよそ1/3に減っていることがわかる。
【0101】領域21bにこの余分なELΑ照射を行う
時、ELΑ照射光に意図的にエネルギー分布を持たせ、
ELA照射で融解したSiメルトを、融解していないゲ
ート電極15直下のpoly−Si壁から結晶成長する
ようにさせてもよい。この例の様なELΑ照射の最適化
を図ることにより、poly−Si半導体膜膜の領域2
1b平均粒径または結晶粒密度は、ゲート電極直下のチ
ャネル領域21iと比べるとおよそ1/10倍まで低く
することができる。
時、ELΑ照射光に意図的にエネルギー分布を持たせ、
ELA照射で融解したSiメルトを、融解していないゲ
ート電極15直下のpoly−Si壁から結晶成長する
ようにさせてもよい。この例の様なELΑ照射の最適化
を図ることにより、poly−Si半導体膜膜の領域2
1b平均粒径または結晶粒密度は、ゲート電極直下のチ
ャネル領域21iと比べるとおよそ1/10倍まで低く
することができる。
【0102】ELA照射後、ソース電極17s、ドレイ
ン電極17dのみを開口したレジスト等をマスクとして
Ρを1×10-19 cm-3イオンドープする。次に、Si
Ο2 からなる層間絶縁膜16を形成し、その後に、ソー
ス・ドレインのコンタクト部の層間絶縁膜16に穴を開
ける。次にΜo/Al/Μoの積層膜によりソース電極
17s、ドレイン電極17dを形成する。
ン電極17dのみを開口したレジスト等をマスクとして
Ρを1×10-19 cm-3イオンドープする。次に、Si
Ο2 からなる層間絶縁膜16を形成し、その後に、ソー
ス・ドレインのコンタクト部の層間絶縁膜16に穴を開
ける。次にΜo/Al/Μoの積層膜によりソース電極
17s、ドレイン電極17dを形成する。
【0103】図9に、この様に作成した本発明の薄膜ト
ランジスタのVg −Id 特性の1例を示す。チャネル領
域21iの、ソース近傍及びドレイン近傍のコンタクト
領域21s、21dと接する部分の近傍のみ追加のEL
A照射を行うことにより結晶性を高め、バンドギャップ
内準位の密度が低いpoly−Si層で構成することに
より、負ゲート電圧でのオフリーク電流は約1×10
-10 Α/cm2 から1桁程度低減されていることが分か
る。また、ソース近傍及びドレイン近傍のコンタクト領
域とチャネル領域の間のpoly−Si層でのバンドギ
ャップ内準位の密度をチャネル領域でのバンドギャップ
内準位の密度、もしくは結晶粒の面密度又は体積密度を
約1/10以下にすれば、このリーク電流の低減効果は
より大きなものとなる。
ランジスタのVg −Id 特性の1例を示す。チャネル領
域21iの、ソース近傍及びドレイン近傍のコンタクト
領域21s、21dと接する部分の近傍のみ追加のEL
A照射を行うことにより結晶性を高め、バンドギャップ
内準位の密度が低いpoly−Si層で構成することに
より、負ゲート電圧でのオフリーク電流は約1×10
-10 Α/cm2 から1桁程度低減されていることが分か
る。また、ソース近傍及びドレイン近傍のコンタクト領
域とチャネル領域の間のpoly−Si層でのバンドギ
ャップ内準位の密度をチャネル領域でのバンドギャップ
内準位の密度、もしくは結晶粒の面密度又は体積密度を
約1/10以下にすれば、このリーク電流の低減効果は
より大きなものとなる。
【0104】図10は本発明の薄膜トランジスタのVg
−Id 特性の例を示すグラフである。チャネル領域21
iと領域21bとでpoly−Si半導体膜中のトラッ
プ密度がほぼ同じ場合(平均粒径がほぼ等しい場合)の
特性を点線で、トラップ密度を約1/3にした場合(領
域21bの平均粒径を大きくした場合)の特性を実線で
示している。図11はpoly−Si半導体膜中のエネ
ルギーレベルとトラップ密度との関係を示すグラフであ
る。図10と同様に、チャネル領域21iと領域21b
とでpoly−Si半導体膜中のトラップ密度がほぼ同
じ場合(平均粒径がほぼ等しい場合)の特性を点線で、
トラップ密度を約1/3にした場合(領域21bの平均
粒径を大きくした場合)の特性を実線で示している。な
お図中0.00eVはバンドギャップ中央のエネルギー
レベルに対応し、0.57eV近傍はSiの伝導帯のバ
ンド端に対応している。
−Id 特性の例を示すグラフである。チャネル領域21
iと領域21bとでpoly−Si半導体膜中のトラッ
プ密度がほぼ同じ場合(平均粒径がほぼ等しい場合)の
特性を点線で、トラップ密度を約1/3にした場合(領
域21bの平均粒径を大きくした場合)の特性を実線で
示している。図11はpoly−Si半導体膜中のエネ
ルギーレベルとトラップ密度との関係を示すグラフであ
る。図10と同様に、チャネル領域21iと領域21b
とでpoly−Si半導体膜中のトラップ密度がほぼ同
じ場合(平均粒径がほぼ等しい場合)の特性を点線で、
トラップ密度を約1/3にした場合(領域21bの平均
粒径を大きくした場合)の特性を実線で示している。な
お図中0.00eVはバンドギャップ中央のエネルギー
レベルに対応し、0.57eV近傍はSiの伝導帯のバ
ンド端に対応している。
【0105】この図からも領域21bの平均粒径を大き
くしたほうがリーク電流が低減することがわかる。例え
ばp−ch薄膜トランジスタの場合、電流の担い手は正
孔であるが、Vgの絶対値が小さい場合、または逆バイ
アスしている場合、少数キャリアである電子の量も無視
することはできない。本発明の薄膜トランジスタでは、
Vg の絶対値が小さい場合、または逆バイアスしている
場合でもリーク電流を低減することができる。
くしたほうがリーク電流が低減することがわかる。例え
ばp−ch薄膜トランジスタの場合、電流の担い手は正
孔であるが、Vgの絶対値が小さい場合、または逆バイ
アスしている場合、少数キャリアである電子の量も無視
することはできない。本発明の薄膜トランジスタでは、
Vg の絶対値が小さい場合、または逆バイアスしている
場合でもリーク電流を低減することができる。
【0106】図12は、poly−Si半導体膜を構成
する結晶の平均粒径と、リーク電流Ioff との関係を示
すグラフである。チャネル領域21iでの平均粒径に対
して領域21bでの平均粒径を大きくすれば、グラフの
傾きは実線から点線のように大きくなっていく。これは
結晶の平均粒径が大きくなるにしたがい、半導体膜中に
結晶粒界が占める割合が小さくなっていくためである。
このように、領域21bの結晶性を向上することにより
リーク電流をより効果的に低減することができる。
する結晶の平均粒径と、リーク電流Ioff との関係を示
すグラフである。チャネル領域21iでの平均粒径に対
して領域21bでの平均粒径を大きくすれば、グラフの
傾きは実線から点線のように大きくなっていく。これは
結晶の平均粒径が大きくなるにしたがい、半導体膜中に
結晶粒界が占める割合が小さくなっていくためである。
このように、領域21bの結晶性を向上することにより
リーク電流をより効果的に低減することができる。
【0107】本発明により製造したpoly−SiTF
Τを画素部の制御に用いたTFT−LCDでは、表示部
の裏にバックライトと呼ばれる強い光源が存在している
透過型であってもリーク電流の発生が抑制されているた
め、均一な画面で再現性の良い画像が得られた。
Τを画素部の制御に用いたTFT−LCDでは、表示部
の裏にバックライトと呼ばれる強い光源が存在している
透過型であってもリーク電流の発生が抑制されているた
め、均一な画面で再現性の良い画像が得られた。
【0108】なおここでは、poly−Si半導体膜を
構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径がチャネル領域
21よりも大きな領域をLDD領域とした例について説
明したが、この領域21bはイントリンシックな領域と
して構成してもよい。またコンタクト領域21s、21
dの平均粒径は領域21bよりも大きくてもよいし、小
さくてもよい。
構成するシリコン結晶の粒子の平均粒径がチャネル領域
21よりも大きな領域をLDD領域とした例について説
明したが、この領域21bはイントリンシックな領域と
して構成してもよい。またコンタクト領域21s、21
dの平均粒径は領域21bよりも大きくてもよいし、小
さくてもよい。
【0109】(実施形態5)つぎに、チャネル領域のバ
ンドギャップを、LDD領域あるいはコンタクト領域よ
りも大きくした構成を有する本発明の薄膜トランジスタ
について説明する。図13は本発明の薄膜トランジスタ
の別の例を概略的に示す図である。ガラス基板11上に
SiNx膜50nm/SiO2 100nmからなるアン
ダーコート層12、及びa−Si半導体膜31aを約5
5nmの膜厚で形成する。次ぎにELAでa−Si半導
体膜31aを多結晶化してpoly−Si31を形成す
る。
ンドギャップを、LDD領域あるいはコンタクト領域よ
りも大きくした構成を有する本発明の薄膜トランジスタ
について説明する。図13は本発明の薄膜トランジスタ
の別の例を概略的に示す図である。ガラス基板11上に
SiNx膜50nm/SiO2 100nmからなるアン
ダーコート層12、及びa−Si半導体膜31aを約5
5nmの膜厚で形成する。次ぎにELAでa−Si半導
体膜31aを多結晶化してpoly−Si31を形成す
る。
【0110】次ぎにpoly−Si半導体膜41、31
を島状パターンに形成した後、レジストをマスクとして
Vth制御用のB又はPをそれぞれ注入又はプラズマドー
プする。
を島状パターンに形成した後、レジストをマスクとして
Vth制御用のB又はPをそれぞれ注入又はプラズマドー
プする。
【0111】次ぎにSiO2 からなるゲート絶縁膜14
を成膜する。そしてゲート絶縁膜14上にMoWをマグ
ネトロンDCスパッタ法等により成膜しゲート電極15
にパターニングする。
を成膜する。そしてゲート絶縁膜14上にMoWをマグ
ネトロンDCスパッタ法等により成膜しゲート電極15
にパターニングする。
【0112】つづいてゲート電極15あるいはレジスト
をマスクとしてP- のLDD領域41Lと、Bを高濃度
ドープしたp+ のコンタクト領域41s、41d領域を
形成する。
をマスクとしてP- のLDD領域41Lと、Bを高濃度
ドープしたp+ のコンタクト領域41s、41d領域を
形成する。
【0113】次ぎにレジストを除去した後に、MoWで
ゲートを形成する。次ぎに、MoW又はレジストをマス
クとしてn- のLDDの領域31Lを形成する。そし
て、LDD領域にCを約1×1021cm-3注入する。こ
れによりLDD部のpoly−Siのバンドギャップを
0.05eV広げることができる。
ゲートを形成する。次ぎに、MoW又はレジストをマス
クとしてn- のLDDの領域31Lを形成する。そし
て、LDD領域にCを約1×1021cm-3注入する。こ
れによりLDD部のpoly−Siのバンドギャップを
0.05eV広げることができる。
【0114】次ぎにソース・ドレイン電極部のみを開口
したレジスト等をマスクとしてPを1×1019cm-3イ
オンドープしてn+ のコンタクト領域31s、31dを
形成する。
したレジスト等をマスクとしてPを1×1019cm-3イ
オンドープしてn+ のコンタクト領域31s、31dを
形成する。
【0115】その後SiO2 からなる層間絶緑膜16を
形成した後、ITOで画素電極19を形成し、ソース・
ドレインコンタクト部の層間絶縁膜16に穴を開ける。
形成した後、ITOで画素電極19を形成し、ソース・
ドレインコンタクト部の層間絶縁膜16に穴を開ける。
【0116】その後Mo/Al/Moの積層膜によりソ
ース電極17s、ドレイン電極17d、および図示しな
い信号線を形成する。
ース電極17s、ドレイン電極17d、および図示しな
い信号線を形成する。
【0117】図14はこのように作成した本発明のpo
ly−SiTFTのバンドギャップと負ゲートバイアス
でのオフリーク電流との関係を示すグラフである。
ly−SiTFTのバンドギャップと負ゲートバイアス
でのオフリーク電流との関係を示すグラフである。
【0118】CとSiとによる混晶形成により、LDD
領域でのバンドギャップが約1.10eVから1.15
eVに増大する、これによりオフ時のリーク電流を約1
×10-13 から約2×10-14 Aと1桁程度低減するこ
とができた。これは、SiCではバンドギャップが3.
33eVであり、Cを1×1021添加することにより
0.05eVバンドギャップを増加することができるた
めである。
領域でのバンドギャップが約1.10eVから1.15
eVに増大する、これによりオフ時のリーク電流を約1
×10-13 から約2×10-14 Aと1桁程度低減するこ
とができた。これは、SiCではバンドギャップが3.
33eVであり、Cを1×1021添加することにより
0.05eVバンドギャップを増加することができるた
めである。
【0119】またSiO2 ではバンドギャップが9eV
であり、Siのバンドギャップを0.05eVだけ増大
させるには3×1020/cm3 だけOを添加することが
必要である。またSi3 N4 ではバンドギャップが5e
Vであり、Siのバンドギャップを0.05eVだけ増
大させるには6×1020/cm3 だけNを添加すること
が必要である。
であり、Siのバンドギャップを0.05eVだけ増大
させるには3×1020/cm3 だけOを添加することが
必要である。またSi3 N4 ではバンドギャップが5e
Vであり、Siのバンドギャップを0.05eVだけ増
大させるには6×1020/cm3 だけNを添加すること
が必要である。
【0120】なお、poly−Si半導体膜のバンドギ
ャップは顕微鏡を用いた透過率の測定により決定し、不
純物濃度はFEオージェにより決定した。
ャップは顕微鏡を用いた透過率の測定により決定し、不
純物濃度はFEオージェにより決定した。
【0121】(実施形態6)つぎに、同様なプロセスで
今度はLDD領域31Lではなくソース・ドレイン領域
31s、31dにN(窒素)を約1×1019cm-3イオ
ン注入し、バンドギャップを広げた。
今度はLDD領域31Lではなくソース・ドレイン領域
31s、31dにN(窒素)を約1×1019cm-3イオ
ン注入し、バンドギャップを広げた。
【0122】これによりバンドギャップが約1.1eV
から1.2eVに増大した。図15はこのときの本発明
のpoly−SiTFTのバンドギャップと負ゲートバ
イアスでのオフリーク電流との関係を示すグラフであ
る。このようにリーク電流は1×10-9Aから1×10
-10 Aに低下することができた。
から1.2eVに増大した。図15はこのときの本発明
のpoly−SiTFTのバンドギャップと負ゲートバ
イアスでのオフリーク電流との関係を示すグラフであ
る。このようにリーク電流は1×10-9Aから1×10
-10 Aに低下することができた。
【0123】なお、p−chMOSの場合にはソース・
ドレインにB又はAlとCをイオン注入法あるいはイオ
ンドープ法により添加するようにすればよい。n−ch
の場合にはPの他にAs、Sbを用いるようにしてもよ
い。
ドレインにB又はAlとCをイオン注入法あるいはイオ
ンドープ法により添加するようにすればよい。n−ch
の場合にはPの他にAs、Sbを用いるようにしてもよ
い。
【0124】なお、LDD領域又はソース・ドレイン領
域の抵抗率を、バンドギャップを広げないpoly−S
i半導体膜の場合と同じにすることにより、TFTのオ
ン電流は同様の値とすることができた。
域の抵抗率を、バンドギャップを広げないpoly−S
i半導体膜の場合と同じにすることにより、TFTのオ
ン電流は同様の値とすることができた。
【0125】バンドギャップの増大は、例えばCの注入
量を増加させることにより実現できた。注入原子として
Cの他にN、Cl、F、O、Hにより同様のバンドギャ
ップを大きくすることができた。リーク電流を1/2桁
低下させるためには不純物を3×1020cm-3以上添加
することが必要である。また0.5eV添加すれば約5
桁トンネルによるリーク電流を低減することができ、十
分良好な特性を得ることができる。余り多量に添加する
とSiの結晶構造が大きく歪んで(ずれて)薄膜トラン
ジスタの特性が劣化し、また他のリーク機構が支配的と
なり有効でなくなる。この濃度は例えばOでは3×10
21cm-3、Cでは6×1021cm-3、Nでは1×1022
cm-3となる。
量を増加させることにより実現できた。注入原子として
Cの他にN、Cl、F、O、Hにより同様のバンドギャ
ップを大きくすることができた。リーク電流を1/2桁
低下させるためには不純物を3×1020cm-3以上添加
することが必要である。また0.5eV添加すれば約5
桁トンネルによるリーク電流を低減することができ、十
分良好な特性を得ることができる。余り多量に添加する
とSiの結晶構造が大きく歪んで(ずれて)薄膜トラン
ジスタの特性が劣化し、また他のリーク機構が支配的と
なり有効でなくなる。この濃度は例えばOでは3×10
21cm-3、Cでは6×1021cm-3、Nでは1×1022
cm-3となる。
【0126】本発明により製造したP−SiTFTを用
いてTFT−LCD用TFTアレイ周辺の駆動回路、及
び信号処理回路を製造することによりオフ電流を低下さ
せ、画素回路の電圧保持特性を改善することにより画質
を改善できた。また、周辺回路の回路特性を改善し、消
費電力を低減することができた。
いてTFT−LCD用TFTアレイ周辺の駆動回路、及
び信号処理回路を製造することによりオフ電流を低下さ
せ、画素回路の電圧保持特性を改善することにより画質
を改善できた。また、周辺回路の回路特性を改善し、消
費電力を低減することができた。
【0127】また本発明の薄膜トランジスタをX線撮像
装置の駆動用TFTとして使用するようにしてもよい。
図17は本発明の薄膜トランジスタを用いて構成したX
線撮像装置の等価回路の例を示す図である。この撮像装
置は、光電変換素子をマトリクス状に配設し、各画素ご
とに受光した光を電荷として蓄積するものである。各画
素に蓄積された電荷は、走査線Gにより薄膜トランジス
タSWをオンにして信号線Sに読みだし、センスアンプ
によりゲインして信号出力する。本発明は画素選択用の
薄膜トランジスタSWに限らず、いずれの薄膜トランジ
スタに適用しても有効である。このようなX線撮像装置
に本発明の薄膜トランジスタを適用することにより、出
力信号のノイズを低減することができた。
装置の駆動用TFTとして使用するようにしてもよい。
図17は本発明の薄膜トランジスタを用いて構成したX
線撮像装置の等価回路の例を示す図である。この撮像装
置は、光電変換素子をマトリクス状に配設し、各画素ご
とに受光した光を電荷として蓄積するものである。各画
素に蓄積された電荷は、走査線Gにより薄膜トランジス
タSWをオンにして信号線Sに読みだし、センスアンプ
によりゲインして信号出力する。本発明は画素選択用の
薄膜トランジスタSWに限らず、いずれの薄膜トランジ
スタに適用しても有効である。このようなX線撮像装置
に本発明の薄膜トランジスタを適用することにより、出
力信号のノイズを低減することができた。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、複数のドーパント
を半導体膜に添加し、拡散係数の差によりゲート電極の
下側にLDD領域を配設することにより、LDD長が均
一で、しかも短い薄膜トランジスタを、高い生産性で製
造することができる。またチャネル長を短くすることが
できるので、高い移動度を保つことができる。このよう
な構成を有する本発明の薄膜トランジスタを例えば液晶
表示装置の画素領域に配設することにより、表示品質を
向上するとともに生産性も高めることができる。また本
発明の薄膜トランジスタの製造方法は、均一な特性を有
し、かつコンパクトな薄膜トランジスタを高い生産性で
製造することができる。また、ソース・ドレイン領域に
拡散係数の異なる同型のドーバントをドープして拡散さ
せることにより、薄膜トランジスタのチャネル端部に低
濃度領域(n- 領域)を形成することができる。またマ
スクずれ等の心配もなく、LDD長を短くすることがで
きるので、キャリアの移動度が減少してしまうこともな
い。
を半導体膜に添加し、拡散係数の差によりゲート電極の
下側にLDD領域を配設することにより、LDD長が均
一で、しかも短い薄膜トランジスタを、高い生産性で製
造することができる。またチャネル長を短くすることが
できるので、高い移動度を保つことができる。このよう
な構成を有する本発明の薄膜トランジスタを例えば液晶
表示装置の画素領域に配設することにより、表示品質を
向上するとともに生産性も高めることができる。また本
発明の薄膜トランジスタの製造方法は、均一な特性を有
し、かつコンパクトな薄膜トランジスタを高い生産性で
製造することができる。また、ソース・ドレイン領域に
拡散係数の異なる同型のドーバントをドープして拡散さ
せることにより、薄膜トランジスタのチャネル端部に低
濃度領域(n- 領域)を形成することができる。またマ
スクずれ等の心配もなく、LDD長を短くすることがで
きるので、キャリアの移動度が減少してしまうこともな
い。
【0129】また本発明の薄膜トランジスタは、チャネ
ル端にチャネル領域よりも結晶粒の平均粒径の大きな領
域を配設することにより、リーク電流を低減することが
できる。このような構成を有する本発明の薄膜トランジ
スタを、画素選択用スイッチング素子として採用した液
晶表示装置を構成することにより、保持特性を向上する
ことができる。したがって均一で再現性の高いすぐれた
表示品質を得ることができる。
ル端にチャネル領域よりも結晶粒の平均粒径の大きな領
域を配設することにより、リーク電流を低減することが
できる。このような構成を有する本発明の薄膜トランジ
スタを、画素選択用スイッチング素子として採用した液
晶表示装置を構成することにより、保持特性を向上する
ことができる。したがって均一で再現性の高いすぐれた
表示品質を得ることができる。
【0130】さらに本発明の薄膜トランジスタは、チャ
ネル領域のバンドギャップに対して、LDD領域または
コンタクト領域の少なくともいずれか一方のバンドギャ
ップを大きくすることにより、オフ電流を大きく低減す
ることができる。また本発明の薄膜トランジスタを撮像
装置の画素回路に適用することにより、画像信号のノイ
ズを低減することができる。したがって感度が高く、信
頼性の高い画像を撮影することができる。
ネル領域のバンドギャップに対して、LDD領域または
コンタクト領域の少なくともいずれか一方のバンドギャ
ップを大きくすることにより、オフ電流を大きく低減す
ることができる。また本発明の薄膜トランジスタを撮像
装置の画素回路に適用することにより、画像信号のノイ
ズを低減することができる。したがって感度が高く、信
頼性の高い画像を撮影することができる。
【図1】本発明の薄膜トランジスタの断面構造の例を概
略的に示す図。
略的に示す図。
【図2】図1に例示したような本発明の薄膜トランジス
タの半導体膜中のチャネル方向の不純物濃度のプロファ
イルの例。
タの半導体膜中のチャネル方向の不純物濃度のプロファ
イルの例。
【図3】本発明の薄膜トランジスタの製造工程を説明す
るための図。
るための図。
【図4】本発明の薄膜トランジスタの製造工程を説明す
るための図。
るための図。
【図5】本発明の薄膜トランジスタのVg −Id 特性を
示すグラフ。
示すグラフ。
【図6】本発明の薄膜トランジスタの断面構造の例を概
略的に示す図。
略的に示す図。
【図7】本発明の薄膜トランジスタが備える半導体膜の
SEM像のスケッチ。
SEM像のスケッチ。
【図8】チャネル領域21iと領域21bでのDOS分
布。
布。
【図9】本発明の薄膜トランジスタのVg −Id 特性の
1例を示すグラフ。
1例を示すグラフ。
【図10】本発明の薄膜トランジスタのVg −Id 特性
の例を示すグラフ。
の例を示すグラフ。
【図11】poly−Si半導体膜中のエネルギー密度
とトラップ密度との関係を示すグラフ。
とトラップ密度との関係を示すグラフ。
【図12】poly−Si半導体膜を構成する結晶の平
均粒径と、リーク電流Ioff との関係を示すグラフ。
均粒径と、リーク電流Ioff との関係を示すグラフ。
【図13】本発明の薄膜トランジスタの別の例を概略的
に示す図。
に示す図。
【図14】本発明のpoly−SiTFTのバンドギャ
ップと負ゲートバイアスでのオフリーク電流との関係を
示すグラフ。
ップと負ゲートバイアスでのオフリーク電流との関係を
示すグラフ。
【図15】本発明のpoly−SiTFTのバンドギャ
ップと負ゲートバイアスでのオフリーク電流との関係を
示すグラフ。
ップと負ゲートバイアスでのオフリーク電流との関係を
示すグラフ。
【図16】従来のLDD構造の薄膜トランジスタの断面
構造の例を示す図。
構造の例を示す図。
【図17】本発明の薄膜トランジスタを用いて構成した
X線撮像装置の等価回路の例を示す図。
X線撮像装置の等価回路の例を示す図。
【図18】本発明の薄膜トランジスタが備える半導体膜
のSEM像のスケッチ。
のSEM像のスケッチ。
10N………n−ch薄膜トランジスタ 10P………p−ch薄膜トランジスタ 11…………絶縁性基板 12…………アンダーコート層 12a………SiNx 12b………SiOx 13…………poly−Si半導体膜 13i………チャネル領域 13L………LDD領域 13s………コンタクト領域(ソース) 13d………コンタクト領域(ドレイン) 14…………ゲート絶縁膜 15…………ゲート電極 16…………層間絶縁膜 17s………ソース電極 17d………ドレイン電極 18…………poly−Si半導体膜 18i………チャネル領域 18s………コンタクト領域(ソース) 18d………コンタクト領域(ドレイン) 21…………poly−Si半導体膜 21i………チャネル領域 21b………平均粒径の大きな領域 21s………コンタクト領域(ソース) 21d………コンタクト領域(ドレイン) 22…………画素電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 嘉久 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33 株式会 社東芝生産技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 多結晶質シリコンからなる第1の領域
と、第1の不純物が添加された前記多結晶質シリコンか
らなり、前記第1の領域の外側に配設された第2の領域
と、前記第1の不純物および第2の不純物が添加された
前記多結晶質シリコンからなり、前記第2の領域の外側
から前記第1の領域を挟むように配設された第3の領域
とを有する半導体膜と、 前記半導体膜の前記第1の領域および前記第2の領域と
ゲート絶縁膜を介して対向するように配設されたゲート
電極と、 前記半導体膜の前記第3の領域と接合したソース・ドレ
イン電極とを具備したことを特徴とする薄膜トランジス
タ。 - 【請求項2】 少なくとも表面が絶縁性を呈する基板上
に非単結晶の結晶質シリコンからなる半導体膜を形成す
る工程と、 前記半導体膜上にゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記ゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に第1の不
純物イオンを添加する工程と、 前記ゲート電極をマスクとして前記半導体膜に、前記第
1の不純物よりも前記半導体膜に対して小さな拡散係数
を有する第2の不純物を添加する工程と、 前記半導体膜を加熱して前記第1の不純物および前記第
2の不純物を活性化する工程とを有することを特徴とす
る薄膜トランジスタの製造方法。 - 【請求項3】 多結晶質シリコンからなり、第1の平均
粒径を有する第1の領域と、前記第1の領域を挟むよう
に配設され前記第1の平均粒径よりも大きな第2の平均
粒径を有する第2の領域と、前記第2の領域の外側から
前記第1の領域を挟むように配設された第3の領域とを
有する半導体膜と、 前記半導体膜の前記第1の領域とゲート絶縁膜を介して
対向するように配設されたゲート電極と、 前記半導体膜の前記第3の領域と接合したソース・ドレ
イン電極とを具備したことを特徴とする薄膜トランジス
タ。 - 【請求項4】 多結晶質シリコンからなり、チャネル領
域と、チャネル領域の両側に配設されたコンタクト領域
と、前記チャネル領域と前記コンタクト領域との間の少
なくとも一方に配設されたLDD領域とを有する半導体
膜と、前記半導体膜の前記第1の領域とゲート絶縁膜を
介して対向するように配設されたゲート電極と、前記半
導体膜の前記第3の領域と接合したソース・ドレイン電
極とを具備し、 前記第2の領域または前記第3の領域では、前記第1の
領域よりもバンドギャップが大きいことを特徴とする薄
膜トランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282398A JPH11274502A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7282398A JPH11274502A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11274502A true JPH11274502A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13500532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7282398A Withdrawn JPH11274502A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11274502A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002009192A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device, liquid crystal display device, el display device, semiconductor film producing method, and semiconductor device producing method |
| JP2002203861A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-07-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置、液晶表示装置、el表示装置、半導体薄膜の製造方法および半導体装置の製造方法 |
| KR100397407B1 (ko) * | 1999-07-16 | 2003-09-13 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 반도체 장치, 반도체 게이트 어레이 및 전기 광학 장치 및전자기기 |
| US6759678B2 (en) | 2000-03-06 | 2004-07-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
| US7218361B2 (en) | 2000-03-27 | 2007-05-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
| JP2013048267A (ja) * | 2008-07-14 | 2013-03-07 | Samsung Display Co Ltd | 薄膜トランジスタ、その製造方法及びこれを含む有機発光ダイオード表示装置 |
| JP2017034085A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
| KR20210014817A (ko) * | 2019-07-30 | 2021-02-10 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 및 그의 제조 방법 |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP7282398A patent/JPH11274502A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100397407B1 (ko) * | 1999-07-16 | 2003-09-13 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 반도체 장치, 반도체 게이트 어레이 및 전기 광학 장치 및전자기기 |
| KR100767612B1 (ko) * | 2000-03-06 | 2007-10-17 | 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 | 반도체 장치 및 제조 방법 |
| US9601515B2 (en) | 2000-03-06 | 2017-03-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| US6759678B2 (en) | 2000-03-06 | 2004-07-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device |
| US8772778B2 (en) | 2000-03-06 | 2014-07-08 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| US7112817B2 (en) | 2000-03-06 | 2006-09-26 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic appliance including transistor having LDD region |
| US8124973B2 (en) | 2000-03-06 | 2012-02-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electronic appliance including transistor having LDD region |
| CN100397218C (zh) * | 2000-03-27 | 2008-06-25 | 株式会社半导体能源研究所 | 半导体显示器件及其制作方法 |
| US7486344B2 (en) | 2000-03-27 | 2009-02-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
| US7218361B2 (en) | 2000-03-27 | 2007-05-15 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor display device and manufacturing method thereof |
| WO2002009192A1 (en) * | 2000-07-24 | 2002-01-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device, liquid crystal display device, el display device, semiconductor film producing method, and semiconductor device producing method |
| US6906346B2 (en) | 2000-07-24 | 2005-06-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device, liquid crystal display device, EL display device, method for fabricating semiconductor thin film, and method for manufacturing the semiconductor device |
| JP2002203861A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-07-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 半導体装置、液晶表示装置、el表示装置、半導体薄膜の製造方法および半導体装置の製造方法 |
| JP2013048267A (ja) * | 2008-07-14 | 2013-03-07 | Samsung Display Co Ltd | 薄膜トランジスタ、その製造方法及びこれを含む有機発光ダイオード表示装置 |
| JP2017034085A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
| KR20210014817A (ko) * | 2019-07-30 | 2021-02-10 | 삼성디스플레이 주식회사 | 표시 장치 및 그의 제조 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Bhat et al. | Effects of longitudinal grain boundaries on the performance of MILC-TFTs | |
| KR100287776B1 (ko) | 반도체장치및그제작방법 | |
| US6479838B2 (en) | Thin film transistor, thin film transistor array substrate, liquid crystal display device, and electroluminescent display device | |
| JP3260660B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| EP0494628B1 (en) | Manufacturing method for a multigate thin film transistor | |
| US20090224322A1 (en) | Thin film semiconductor device and method of manufacturing the same | |
| US20130230976A1 (en) | Flat panel display device comprising polysilicon thin film transistor and method of manufacturing the same | |
| US5677207A (en) | Method for fabricating a thin film transistor using silicide layer | |
| US6288413B1 (en) | Thin film transistor and method for producing same | |
| JPH11274502A (ja) | 薄膜トランジスタおよび薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JPH09321305A (ja) | 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置 | |
| JPH1154755A (ja) | 半導体素子の製造方法および薄膜トランジスタ | |
| JP2705550B2 (ja) | Cmos薄膜トランジスタおよびその製造方法 | |
| JP2899959B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3765936B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
| JPH06252170A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3765975B2 (ja) | 半導体装置 | |
| JP3183256B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3008929B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| CN101452855A (zh) | 影像显示系统的薄膜晶体管的结构与制造方法 | |
| JPH0982970A (ja) | 非単結晶半導体装置およびその製造方法 | |
| JP3120372B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3218616B2 (ja) | 半導体装置の製法 | |
| JPH07335895A (ja) | 半導体装置 | |
| Zhu et al. | Characteristics of p-and n-channel poly-Si/Si/sub 1-x/Ge/sub x//Si sandwiched conductivity modulated thin-film transistors |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |