JPH11274571A - 半導体発光装置 - Google Patents
半導体発光装置Info
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- JPH11274571A JPH11274571A JP1753599A JP1753599A JPH11274571A JP H11274571 A JPH11274571 A JP H11274571A JP 1753599 A JP1753599 A JP 1753599A JP 1753599 A JP1753599 A JP 1753599A JP H11274571 A JPH11274571 A JP H11274571A
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Abstract
部を蛍光物質により変換させて蛍光を発する半導体発光
装置をより長期間かつ高輝度に発光可能とさせることに
ある。 【解決手段】基体104上にマウント部材101によっ
て固定された半導体発光素子103と、半導体発光素子
103からの発光波長の少なくとも一部を吸収し発光波
長よりも長波長に変換して蛍光を発する蛍光物質とを有
する半導体発光装置に用いられるマウント部材を脂環式
エポキシ樹脂及び酸無水物からなるエポキシ樹脂組成物
としたものである。
Description
光式操作スイッチの光源、ディスプレイや各種インジケ
ータ等に使用することができる半導体発光装置に係り、
特に長期間の使用に対しても透過率を維持しつつ、高輝
度に発光が可能な半導体発光装置に関する。
体発光素子は、小型で効率よく鮮やかな色の発光をす
る。また、半導体素子であるため球切れがない。駆動特
性が優れ、振動やON/OFF点灯の繰り返しに強いという特
徴を有する。そのため、各種インジケータや種々の光源
として利用されている。しかしながら、このような半導
体発光素子は単色性のピーク波長を有するが故に白色系
(白、ピンクや電球色など)の発光のみを得る場合にお
いても、2種類以上の半導体発光素子を利用せざるを得
なかった。単色性のピーク波長を発するLEDチップと
蛍光物質を利用して種々の発光色を発光させる半導体発
光装置として、特開平5−152609号公報や特開平
7−99345号公報などに記載されたものが知られて
いる。
ルギーバンドギャップが比較的大きいLEDチップをリ
ードフレームの先端に設けられたカップ上などに配置す
る。LEDチップは、LEDチップが設けられたメタル
ステムやメタルポストとそれぞれ電気的に接続させる。
そして、LEDチップを被覆する樹脂モールド中などに
LEDチップからの光を吸収し、波長変換する蛍光体を
含有させ色変換部材として形成させてある。半導体発光
装置に利用するモールド部材、色変換部材の基材となる
透光性樹脂やマウント部材などには、生産性、扱い易さ
や透光性などから種々の合成樹脂を利用することができ
る。これによって、LEDチップからの発光波長を蛍光
体によって波長変換した半導体発光装置とすることがで
きる。例えば、LEDチップからの青色系の光と、その
青色系の光を吸収し補色関係にある黄色系を発光する蛍
光体からの光との混色により白色系が発光可能な発光ダ
イオードを構成することができる。
用した半導体発光装置は、蛍光物質にもよるが発光層か
らの発光波長が短いものほど効率よく発光する傾向にあ
る。一方、蛍光物質の利用効率を高めるため、発光波長
を短いものに選択すると合成樹脂は劣化しやすくなると
いうトレードオフの関係にある。特に、蛍光物質を用い
た半導体発光装置は半導体発光素子と接する合成樹脂が
極めて劣化しやすい傾向にある。合成樹脂の劣化は発光
輝度低下だけでなく色ズレや色むらを引き起こすという
新たな問題をも生ずる。同様に、より高輝度、高出力な
半導体発光素子が開発されるにつれ半導体発光素子近傍
における透光性樹脂の経時劣化が大きな問題となる。特
に、上述の如き特定の半導体発光装置に用いられる合成
樹脂は、通常問題のないと考えられる発光スペクトル
(360nm以上)や使用時間においても急激に着色劣
化し易い傾向にあることが分かった。そこで、本発明は
上記課題を解決し、より高輝度かつ、長時間の使用環境
下においても発光光率の低下が極めて少なく色ズレなど
のない半導体発光装置を提供することにある。
結果、高輝度かつ長時間の使用環境下における半導体発
光装置の出力低下が、半導体発光素子のごく近傍に配置
された封止樹脂やマウント部材の着色劣化に起因してい
ること、及びこれらの部材を特定のエポキシ樹脂組成物
とすることにより、結果的に急激な劣化を防止し信頼性
の高い半導体発光装置とすることができることを見出し
本発明を成すに至った。
光物質がない通常の半導体発光装置の場合と比し、封止
樹脂やマウント部材などに照射される光の密度が極端に
異なる。即ち、図2に蛍光物質を利用した半導体発光装
置の模式的断面図を示す。半導体発光素子203から放
出される発光波長は、そのまま全て透光性樹脂221な
どにより形成された色変換部材などを透過しない。
導体発光素子203近傍などに設けられた蛍光物質22
2を透過するものがあるものの、蛍光物質によって反射
・散乱などされるものもある。これは蛍光物質と透光性
樹脂との屈折率差が異なれば生じ、蛍光物質に無機系蛍
光体を使用すると屈折率差が大きくなりこの傾向が強く
なる。また、蛍光物質222によって変換された蛍光が
等方的に放出される。さらに、半導体発光装置の光特性
向上のために半導体発光素子を高反射率の材料が用いら
れた基体などに配置される場合、その基体によって反射
される。また、各構成部材の屈折率差などによっても反
射などされる場合もある。
が部分的に密に閉じこめられる。特に、半導体発光素子
203近傍の光密度が極めて高くなる。そのため、図2
の斜線部に示す如く、半導体発光素子203極近傍の透
光性樹脂やマウント部材などが特に劣化着色などしその
着色部230の光吸収等により発光光率が急激に低下す
ると考えられる。同様に、より高出力且つ短波長が発光
可能な半導体発光素子においても半導体発光素子を固定
する透光性樹脂による劣化が顕著になる傾向がある。ま
た、樹脂の酸化等の劣化により、黄変等の着色がなされ
ると光が吸収されるために半導体発光素子からの光と蛍
光物質からの光の混色光を放出させる半導体発光装置に
おいては色ズレが生ずる。同様に、部分的に光が吸収さ
れると色むらが生ずるという問題が生ずる。具体的には
図3に示す如く、電流が集中して流れる領域において透
光性樹脂の部分的な劣化が顕著になる傾向にある。特
に、窒化物半導体を有する半導体発光素子はほかの半導
体発光素子と比べて特異な特徴があるために顕著に現れ
る。
01によって固定された半導体発光素子103と、半導
体発光素子を被覆する透光性樹脂とを有する半導体発光
装置100である。特に、透光性樹脂は半導体発光素子
からの発光波長の少なくとも一部を吸収し該発光波長よ
りも長波長の蛍光を発する蛍光物質を含有すると共にマ
ウント部材101は脂環式エポキシ樹脂及び酸無水物を
有する透光性エポキシ樹脂組成物とすることで上記課題
を解決しうるものである。これにより、半導体発光素子
103と基体104との密着性を保持しつつ半導体発光
素子からの発光波長、蛍光物質により反射された半導体
発光素子からの発光波長、蛍光物質からの蛍光や外光に
より劣化しにくいマウント部材101とさせることがで
きる。特に、半導体発光素子と基体との接着性を満たし
つつ、透光性が高くマウント部材の黄変着色などによる
発光輝度の低下を少なくさせることができる。また、絶
縁性の高いマウント部材とさせることができる。
は、少なくとも一対のリード電極104、105と電気
的に接続させた半導体発光素子103と、半導体発光素
子103を被覆する透光性樹脂102とを有する。特
に、透光性樹脂102は半導体発光素子からの発光波長
の少なくとも一部を吸収し発光波長よりも長波長の蛍光
を発する蛍光物質を含有すると共に、透光性樹脂が脂環
式エポキシ樹脂及び酸無水物を有する透光性エポキシ樹
脂組成物である。これにより、色ズレや色むらを抑制し
て長時間高輝度に発光可能な半導体発光装置とすること
ができる。
は、透光性エポキシ樹脂組成物に硬化促進剤として有機
カルボン酸亜鉛及び/又は亜鉛キレート化合物を含む半
導体発光装置である。これにより、より長時間かつ高輝
度に発光可能な半導体発光装置とすることができる。
は、透光性エポキシ樹脂組成物が芳香族エポキシ樹脂が
5wt%以下の脂環式エポキシ樹脂組成物である。これ
により、より長時間かつ高輝度に発光可能な半導体発光
装置とすることができる。
は、半導体発光素子103の発光層305が少なくとも
Gaを含む窒化物半導体であると共に蛍光物質がセリウ
ムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネッ
ト系蛍光体の半導体発光装置である。これにより、色む
らや色ずれなく、白色光が発光可能な半導体発光装置と
することができる。
は、基体上104に配置された半導体発光素子103を
透光性樹脂によって固定させた半導体発光装置100で
ある。特に、半導体発光素子の発光層が370nm以上
530nm以下に主発光ピークを発すると共に透光性樹
脂は芳香族エポキシ樹脂が5wt%以下の脂環式エポキ
シ樹脂組成物である。これによって、長時間の使用にお
いても信頼性高く高輝度に発光可能な半導体発光装置と
することができる。
は、半導体発光素子103が少なくともGaを含む窒化
物半導体である発光層305を介してp型窒化物半導体
306及びn型窒化物半導体304が構成されたダブル
へテロ構造であって、同一平面側に一対の台座電極を有
し、且つ一方の台座電極が透光性電極を介して半導体上
に設けられ、他方が半導体上に直接設けられる。これに
より、より均一発光を長時間行うことができる半導体発
光装置とすることができる。
を説明する。図1は、基体となるマウント・リードのカ
ップ内に半導体発光素子として窒化物半導体からなるL
EDチップをマウント部材が脂環式エポキシ樹脂と酸無
水物からなるエポキシ樹脂組成物でマウントさせてあ
る。
部材用に形成させる場合に、エポキシ樹脂組成物とし
て、酸無水物、アルコール・ポリオール類、有機カルボ
ン酸亜鉛、亜鉛キレート化合物及び脂環式エポキシ樹脂
を混合したものを塗布し半導体発光素子を載せた後に硬
化してある。LEDチップの各電極とマウント・リード
及びインナー・リードを導電性ワイヤーによって電気的
に接続させる。これにより半導体発光素子を発光させる
ことができる。
組成物中に蛍光物質としてイットリウム・アルミニウム
・ガーネット系蛍光体を含有させたものをカップ内に注
入することにより色変換部材を形成させる。これに砲弾
型のモールド部材を形成させ発光ダイオードを形成させ
ることができる。これにより本発明のエポキシ樹脂組成
物を使用し、長時間高輝度に安定した発光を得ることが
できる。なお、半導体発光装置として砲弾型の発光ダイ
オードについて述べてあるがチップタイプLEDなど種
々の形態がとれることは言うまでもない。以下、本発明
の各構成部材について詳述する。
るマウント部材101は、量産性よく半導体発光素子1
03と基体104とを接着させると共に半導体発光素子
103などからの発光波長による劣化を抑制するエポキ
シ樹脂組成物が用いられる。このようなエポキシ樹脂組
成物は、脂環式エポキシ樹脂及び酸無水物の他、硬化剤
や助触媒、硬化促進剤を含有させることができる。
脂は、高い透光性、高度の耐光性と絶縁性及び接着性が
要求されるため着色原因となる芳香族成分を5wt%以
下とすることが好ましく、同時に無機塩素含有量を1p
pm以下、有機塩素含有量を5ppm以下とすることが
できる脂環式エポキシ樹脂がより好ましい。特に蒸留生
成され塩素成分を全く含有しないものがより好ましい。
具体的には、3,4エポキシ−6メチルシクロヘキシル
メチルカルボキレートに代表される脂環式エポキシ樹脂
を単独又は2種以上を混合し使用することができる。ま
た、脂環式エポキシ樹脂を主体にヘキサヒドロフタル酸
ジグリシジルエステル、水素化ビスフェノールAジグリ
シジルエーテルなどのシクロヘキサン誘導体とエピクロ
ルヒドリンよりなるエポキシ樹脂、ビスフェノールAジ
グリシジエーテルよりなる液状又は固形のエポキシ樹脂
なども必要に応じ混合使用することもできる。また、芳
香族エポキシ樹脂が全く含有しなくとも良い。
は芳香族エポキシ樹脂成分を5wt%以下とする芳香族
エポキシ樹脂組成物がより好ましい。なお、脂環式エポ
キシ樹脂は芳香族エポキシ樹脂に比べ透光性が落ちるも
のの、本発明の如き蛍光物質を利用したものや特定波長
以下を発光する半導体発光素子を利用した場合において
は、劣化が極めて少ない。そのため、劣化時間を考慮し
たトータルの透光性は脂環式エポキシ樹脂の方が結果的
に優れることとなる。また、このエポキシ樹脂に劣化を
更に抑制するため、ラジカル連鎖開始防止剤、ラジカル
補足剤や過酸化物分解剤などの種々の添加剤を含有させ
ることもできる。
は、耐光性を必要とするため非芳香族かつ炭素二重結合
を化学的に有しない多塩基酸カルボン酸無水物の一種又
は二種以上が好ましい。具体的にはヘキサヒドロ無水フ
タル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、トリアルキ
ルテトラヒドロ無水フタル酸、水素化メチルナジック酸
などが挙げられる。特に、酸無水物として硬化反応性と
耐湿性のバランスの良いメチルヘキサヒドロ無水フタル
酸をエポキシ樹脂100重量部に対し50から120重
量部配合したものが好ましく、80から110重量部配
合したものがより好ましい。
て働くアルコール・ポリオール類は、硬化物に可とう性
を付与し剥離接着力を向上させるだけでなく後述する硬
化促進剤の相溶化剤としても機能する。アルコール・ポ
リオール類も耐光性を要求されるため非芳香族かつ炭素
二重結合を化学構造的に有しない炭素数2〜12の直鎖
型、分岐型、脂環型、エーテル基含有型のいずれかから
なるアルコール・ポリオール類が好適に用いられる。具
体的にはプロパノール、イソプロパノール、メチルシク
ロヘキサノール、エチレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、エチレングリコールモノメチル
エーテルなどが挙げられる。
の相溶化剤でもあるため硬化促進剤の化学構造と配合量
に影響を受けるが、エチレングリコールなどの低分子量
ジオールが1から30重量部の少量配合で好ましく、5
から15重量部がより好ましい。
働く有機カルボン酸亜鉛は、酸無水物硬化剤の硬化促進
剤として無色透明なエポキシ樹脂硬化物とすることがで
きるが有機カルボン酸成分により耐光性に優劣がある。
有機カルボン酸亜鉛も非芳香族かつ炭素二重結合を有し
ない炭素数6〜18の直鎖型、分岐型、エーテル基含有
型のいずれかからなる脂肪酸の一種又は二種よりなる脂
肪酸亜鉛が好適に用いられる。具体的にはオクチル酸亜
鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン亜鉛などが挙げられ
る。
数増加と比例しエポキシ樹脂への溶解性が低下する。オ
クチル酸亜鉛は配合量に最も幅を有しており、また液状
であるため分散溶解に時間を要さない。したがって、硬
化性の観点からオクチル酸亜鉛を1から10重量部配合
することが好ましい。硬化物の透光性を考慮したならば
1から5重量部がより好ましい。
働く亜鉛キレート化合物は、亜鉛とβ−ジケトンとアル
カリにより合成することができる。β−ジケトンは着色
抑制効果があるものの、β−ジケトンの単独添加や多量
添加は逆にエポキシ樹脂の着色原因となる。そのため亜
鉛キレート化合物とすることにより安定化させ優れた耐
光性・耐熱性をエポキシ樹脂に付与することができる。
また、亜鉛キレート化合物はエポキシ樹脂への選択的か
つ穏やかな硬化促進作用を有するため脂環式エポキシ樹
脂のような低分子量モノマーを主体としても低応力接着
が可能となる。β−ジケトン成分として、具体的にはア
セチルアセトン、ベンゾイルアセトン、ステアロイルベ
ンゾイルメタン、ジベンゾイルメタン、アセト酢酸エチ
ル、デヒドロ酢酸などが挙げられる。
アセチルアセトンをキレート成分としたビス(アセチル
アセトナト)アクア亜鉛(2)[Zn(C5H7O2)2(H
2O)]を1から10重量部配合したものが好ましく、エ
ポキシ樹脂への溶解性を考慮したならば1から5重量部
がより好ましい。このようなマウント部材101は、L
EDチップ103と基板104とを接着させるためにマ
ウント機器を用いることによって簡単に塗布などするこ
とができる。
脂組成物を得ることにより耐光性、耐熱性及び接着性に
優れた絶縁型マウント部材を得ることができる。なお、
耐光性、耐熱性及び接着性とも各成分の化学構造と配合
量により種々調節することができることは言うまでもな
い。また、エポキシ樹脂組成物にAg、AuやITOな
どを含有させることで導電性ペーストとして使用しうる
こともできる。
103は、種々の蛍光物質222を効率良く励起できる
比較的バンドエネルギーが高い半導体発光素子が挙げら
れる。このような半導体発光素子としては、MOCVD
法やHDVPE法等により形成された窒化物半導体が好
適に用いられる。窒化物半導体は、InnAlmGa
1-n-mN(ただし、0≦n、0≦m、n+m≦1)を発
光層として利用させてある。半導体の構造としては、M
IS接合、PIN接合やpn接合などを有するホモ構
造、ヘテロ構造あるいはダブルへテロ構成のものが挙げ
られる。半導体層の材料やその混晶度によって発光波長
を種々選択することができる。また、半導体活性層を量
子効果が生ずる薄膜に形成させた単一量子井戸構造や多
重量子井戸構造とすることもできる。
イヤ、スピネル、SiC、Si、ZnO、窒化ガリウム
系単結晶等の材料を用いることができる。結晶性の良い
窒化ガリウム系半導体を量産性よく形成させるためには
サファイヤ基板を用いることが好ましく、サファイヤ基
板との格子不整合を是正するためにバッファー層を形成
することが望ましい。バッファー層は、低温で形成させ
た窒化アルミニウムや窒化ガリウムなどで形成させるこ
とができる。
上述とは別の半導体発光素子例として、バッファー層上
に、n型窒化ガリウムで形成した第1のコンタクト層、
n型窒化アルミニウム・ガリウムで形成させた第1のク
ラッド層、窒化インジウム・ガリウムで形成した活性
層、p型窒化アルミニウム・ガリウムで形成した第2の
クラッド層、p型窒化ガリウムで形成した第2のコンタ
クト層を順に積層させたダブルへテロ構成などが挙げら
れる。
ない状態でn型導電性を示す。発光効率を向上させるな
ど所望のn型窒化ガリウム半導体を形成させる場合は、
n型ドーパントとしてSi、Ge、Se、Te、C等を
適宜導入することが好ましい。一方、p型窒化ガリウム
半導体を形成させる場合は、p型ドーパントであるZ
n、Mg、Be、Ca、Sr、Ba等をドープさせる。
窒化ガリウム系化合物半導体は、p型ドーパントをドー
プしただけではp型化しにくいためp型ドーパント導入
後に、炉による加熱、低速電子線照射やプラズマ照射等
により低抵抗化したp型とさせることが好ましい。
いた半導体発光素子の場合は、絶縁性基板の一部を除去
する、或いは半導体表面側からp型及びn型用の電極面
をとるためにp型半導体及びn型半導体の露出面をエッ
チングなどによりそれぞれ形成させる。各半導体層上に
スパッタリング法や真空蒸着法などを用いて所望の形状
の各電極を形成させる。発光面側に設ける電極は、全被
覆せずに発光領域を取り囲むようにパターニングする
か、或いは金属薄膜や金属酸化物などの透明電極を用い
ることができる。このように形成された半導体発光素子
をそのまま利用することもできるし、個々に分割した半
導体発光素子として使用してもよい。
用する場合は、形成された半導体ウエハー等をダイヤモ
ンド製の刃先を有するブレードが回転するダイシングソ
ーにより直接フルカットするか、又は刃先幅よりも広い
幅の溝を切り込んだ後(ハーフカット)、外力によって
半導体ウエハーを割る。あるいは、先端のダイヤモンド
針が往復直線運動するスクライバーにより半導体ウエハ
ーに極めて細いスクライブライン(経線)を例えば碁盤
目状に引いた後、外力によってウエハーを割り半導体ウ
エハーからチップ状にカットする。このようにして半導
体発光素子であるLEDチップなどを形成させることが
できる。本発明の半導体発光装置において半導体発光素
子のスペクトルは、550nm以下の近紫外域から可視
光に主発光ピークを発することで顕著な効果が生じやす
く、樹脂劣化、白色系など蛍光物質との補色関係等を考
慮する場合は、主発光ピークが370nm以上530n
m以下であることが好ましく、400nm以上490n
m以下がより好ましい。LEDチップと蛍光物質との効
率をそれぞれより向上させるためには、430nm以上
475nm以下がさらに好ましい。
物半導体は活性層305の層方向に放出される光が極め
て多く、その近辺の樹脂が特に劣化されやすい傾向にあ
る。また、透光性電極を表面に持った窒化物半導体で
は、図4の如く、抵抗率が透光性電極と比較して高い。
そのため、透光性電極302の端面と他方の導電型電極
301間の窒化物半導体に2点鎖線の如く電流が集中し
て流れやすい傾向にある。電流が集中して流れる近傍は
他の部位に比べて顕著に発光する傾向にある。そのた
め、発光輝度の高い周辺(図3中に示す透光性電極上の
如き斜線部位)が部分的に劣化着色する傾向にある。本
発明においてはこのような窒化物半導体においても樹脂
劣化を抑制して信頼性を高めることができる。
は、半導体発光素子103からの光の少なくとも一部を
変換する蛍光物質222が含有されるものである。色変
換部材102の基材としては、LEDチップ103から
の光や蛍光物質からの光を効率よく透過させると共に耐
光性の良いものが好ましい。さらに、色変換部材として
働くと共にモールド材などとして兼用させる場合は、外
部環境下における外力や水分等に対して強いものが好ま
しい。また、半導体発光素子を固定できるものが好まし
い。
は、エラストマー状或いはゲル状シリコーン樹脂、アモ
ルファスフッ素樹脂、透光性ポリイミド樹脂や脂環式エ
ポキシ樹脂及び酸無水物からなるエポキシ樹脂組成物な
どの耐光性に優れた透光性樹脂や硝子などが好適に用い
られる。なお、モールド樹脂とマウント部材とは同じも
のでも良いし他のものを用いても良い。しかしながら、
発光ダイオードの一般的なモールド樹脂であるビスフェ
ノールAジグリシジルエーテルを主体としたエポキシ樹
脂や他のエポキシ樹脂等との密着性を考慮したならばエ
ポキシ系樹脂がより好ましい。
半導体発光素子から強い放射光が照射される場合は芳香
族成分を5wt%以下(芳香族エポキシ樹脂を全く含有
しない場合も含む。)とする脂環式エポキシ樹脂組成物
が好ましく、同時に無機塩素含有量を1ppm以下、有
機塩素含有量を5ppm以下とすることができる脂環式
エポキシ樹脂組成物がより好ましい。色変換部材に用い
られる透光性樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂及び酸
無水物からなるエポキシ樹脂組成物がより好ましい。具
体的には、マウント樹脂と同様に3,4エポキシ−6メ
チルシクロヘキシルメチルカルボキレートに代表される
脂環式エポキシ樹脂を単独又は2種以上を混合し使用す
ることができる。このようなエポキシ樹脂組成物は本発
明のマウント部材と同様のものを用いて形成させること
ができし、種々の配合量を変えた脂環式エポキシ樹脂及
び酸無水物からなるエポキシ樹脂組成物とすることもで
きる。
接触させて被覆させることもできるし、透光性樹脂など
を間に介して設けることもできる。この場合、耐光性の
高い透光性樹脂を利用することが好ましいことは言うま
でもない。また、蛍光物質222と共に着色顔料、着色
染料や拡散剤を含有させても良い。着色顔料や着色染料
を用いることによって色味を調節させることもできる。
拡散剤を含有させることによってより指向角を増すこと
もできる。具体的な拡散剤としては、無機系であるチタ
ン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪
素等や有機系であるグアナミン樹脂などが好適に用いら
れる。また、上述の種々の添加剤を含有させることがで
きる。
導体発光素子から放出された発光波長である可視光や紫
外光を吸収し、他の長波長に変換するためのものであ
る。したがって、半導体発光素子103に用いられる半
導体発光層から発光される発光波長や半導体発光装置か
ら放出される所望の光に応じて種々ものが用いられる。
特に、半導体発光素子103が発光した光と、半導体発
光素子103からの光によって励起され蛍光を発する蛍
光物質222からの光が補色関係にあるとき白色系の光
を発光させることができる。
ムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネッ
ト系蛍光体、ペリレン系誘導体、銅、アルミニウムで付
活された硫化亜鉛カドミウムやマンガンで付活された酸
化マグネシウム・チタンなど種々のものが挙げられる。
これらの蛍光物質は、1種類で用いてもよいし、2種類
以上混合して用いてもよい。
・アルミニウム・ガーネット系蛍光体は、ガーネット構
造であるため、熱、光及び水に強く、励起スペクトルの
ピークが450nm付近にさせることができる。なお、
本発明においてセリウムで付活されたイットリウム・ア
ルミニウム・ガーネット系蛍光体とは、最も広義に解釈
するものとしてY3Al5O12:Ceのイットリウム
(Y)の代わりにLu、Sc、La、Gd、Smから選
択される少なくとも一種と置き換えることができるもの
である。また、アルミニウム(Al)の代わりにGa、
In、B、Tlから選択される少なくとも一種と置き換
えることができるものである。
ウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体は、発光ピー
クも530nm付近などにあり、700nmまで裾を引
くブロードな発光スペクトルを持たせることができる。
しかも、組成のアルミニウムの一部をGaで置換するこ
とで発光波長が容易に短波長側にシフトし、また組成の
イットリウムの一部をGdで置換することで、発光波長
が容易に長波長側へシフトさせることができる。このよ
うに組成を変化させることで連続的に種々の発光波長と
することができるため本発明の蛍光物質として特に好ま
しい。
短波長側に調節させるため、イットリウムの一部をL
u、Sc、Laに置換させることもできるし、アルミニ
ウムの一部をIn、B、Tlに置換させることもでき
る。さらに、セリウムに加えて、TbやCrを微量含有
させ吸収波長を調整させることもできる。
ミニウム・ガーネット系蛍光体を用いた場合は、半導体
発光素子103と接する或いは近接して配置された放射
照度として(Ee)=3W・cm-2以上10W・cm-2
以下の高照射強度においても高効率に十分な耐光性を有
する半導体発光装置を構成することができる。
04とは、半導体発光素子103を配置させるものであ
り、半導体発光素子からの発光波長を反射して有効利用
できるものだが好ましい。したがって、マウント部材に
よって接着させるために十分な大きさがあればよく、所
望に応じて種々の形状や材料を用いることができる。具
体的には、発光ダイオードに用いられるリード端子やチ
ップタイプLEDのパッケージなどが好適に用いられ
る。
を1つ配置してもよいし、2以上配置することもでき
る。また、発光波長を調節させるなどために複数の発光
波長を有するLEDチップなどを配置させることもでき
る。SiC上に形成された窒化物半導体を利用したLE
Dチップなどを配置させる場合、接着性と共に十分な電
気伝導性が求められる。また、半導体発光素子103の
電極を導電性ワイヤーを利用して基板104となるリー
ド電極などと接続させる場合は、導電性ワイヤーなどと
の接続性が良いことが好ましい。
電極やパッケージなどとして、鉄、銅、鉄入り銅、錫入
り銅、銅金銀などをメッキしたアルミニウムや鉄、さら
にはセラミックや種々の合成樹脂などの材料を用いて種
々の形状に形成させることができる。
である導電性ワイヤー107としては、半導体発光素子
103の電極とのオーミック性、機械的接続性、電気伝
導性及び熱伝導性がよいものが求められる。熱伝導度と
しては0.01cal/cm2/cm/℃以上が好まし
く、より好ましくは0.5cal/cm2/cm/℃以
上である。また、作業性などを考慮して導電性ワイヤー
107の直径は、好ましくは、Φ10μm以上、Φ45
μm以下である。このような導電性ワイヤー107とし
て具体的には、金、銅、白金、アルミニウム等の金属及
びそれらの合金を用いた導電性ワイヤー103が挙げら
れる。このような導電性ワイヤー107は、各LEDチ
ップ103の電極と、インナー・リード及びマウント・
リードなどと、をワイヤーボンディング機器によって容
易に接続させることができる。
6とは半導体発光素子103などを外部環境から保護さ
れるために設けられるものである。そのため、色変換部
材をモールド部材としてそのまま利用することもできる
し、色変換部材とは別に透光性樹脂を形成しモールド部
材とすることもできる。このようなモールド部材は凸レ
ンズ状や凹レンズ形状など所望に応じて種々の形態を利
用することができる。半導体発光素子と接しないモール
ド部材は種々の透光性樹脂を利用することができるもの
の、半導体発光素子と接するモールド部材と同じく本発
明のマウント樹脂、色変換部材の基材と同様に脂環式エ
ポキシ樹脂組成物を利用することが好ましい。
透光性樹脂は芳香族成分を5wt%以下(芳香族エポキ
シ樹脂を全く含有しない場合も含む。)とする脂環式エ
ポキシ樹脂組成物が好ましく、同時に無機塩素含有量を
1ppm以下、有機塩素含有量を5ppm以下とするこ
とができる脂環式エポキシ樹脂組成物がより好ましい。
モールド部材に用いられる透光性樹脂としては、脂環式
エポキシ樹脂及び酸無水物からなるエポキシ樹脂組成物
がより好ましい。
4エポキシ−6メチルシクロヘキシルメチルカルボキレ
ートに代表される脂環式エポキシ樹脂を単独又は2種以
上を混合し使用することができる。このようなエポキシ
樹脂組成物は本発明のマウント部材等と同様のものを用
いて形成させることができし、種々の配合量を変えた脂
環式エポキシ樹脂及び酸無水物からなるエポキシ樹脂組
成物とすることもできる。また、各種拡散材や着色剤に
加えて上述の種々の添加剤を含有させることもできる。
次に、本発明における半導体発光装置について具体的に
説明する。
ピークが450nmのIn0.2Ga0.8N半導体を用い
た。半導体発光素子は、洗浄させたサファイヤ基板上に
TMG(トリメチルガリウム)ガス、TMI(トリメチ
ルインジウム)ガス、窒素ガス及びドーパントガスをキ
ャリアガスと共に流し、MOCVD法で窒化物半導体を
成膜させることにより形成させた。ドーパントガスとし
てSiH4とCp2Mgを切り替えることによってn型半
導体やp型半導体を形成させる。半導体発光素子の構造
としてはn型窒化ガリウム半導体であるコンタクト層
と、p型窒化ガリウム半導体であるクラッド層、p型窒
化ガリウム半導体であるコンタクト層を形成させた。n
型コンタクト層とp型クラッド層との間に厚さ約3nm
であり、単一量子井戸構造とされるIn0.2Ga0.8Nの
活性層を形成した。(なお、サファイヤ基板上には低温
で窒化ガリウム半導体を形成させバッファ層とさせてあ
る。また、p型半導体は、成膜後400℃以上でアニー
ルさせてある。)エッチングによりサファイア基板上の
pn各コンタクト層表面を露出させた後、スパッタリン
グ法により各台座電極をそれぞれ形成させた。なお、p
型窒化物半導体上の全面には金属薄膜を透光性電極とし
て形成させた後に、透光性電極の一部に台座電極を形成
させてある。こうして出来上がった半導体ウエハーをス
クライブラインを引いた後、外力により分割させ半導体
発光素子であるLEDチップを形成させた。
ルカルボキレートとして3,4エポキシシクロメチル−
3’,4’エポキシシクロヘキシルカルボキシレート1
00重量部、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸90重量
部、エチレングリコール10重量部、オクチル酸亜鉛4
重量部、ビス(アセチルアセトナト)アクア亜鉛(2)
2.5重量部を混合し均一で無色透明なエポキシ樹脂組
成物を用いて構成してある。
した銅製リードフレームの先端カップ内にシリンジディ
スペンサーにより、塗着しLEDチップをマウントし
た。これを170℃で75分加熱しエポキシ樹脂組成物
を硬化させLEDチップを固定した。次に、LEDチッ
プの各台座電極と、カップが設けられたマウントリード
やインナーリードとそれぞれ金線でワイヤーボンディン
グし電気的導通を取った。
類元素を化学量論比で酸に溶解した溶解液を蓚酸で共沈
させた。これを焼成して得られる共沈酸化物と、酸化ア
ルミニウムと混合して混合原料を得る。これにフラック
スとしてフッ化アンモニウムを混合して坩堝に詰め、空
気中1400°Cの温度で3時間焼成して焼成品を得
た。焼成品を水中でボールミルして、洗浄、分離、乾
燥、最後に篩を通して形成させた。
メチルカルボキレートとして3,4エポキシシクロメチ
ル−3’,4’エポキシシクロヘキシルカルボキシレー
ト100重量部、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸90
重量部、エチレングリコール10重量部、オクチル酸亜
鉛4重量部、ビス(アセチルアセトナト)アクア亜鉛
(2)2.5重量部を混合し均一な無色透明なエポキシ
樹脂組成物を用いて構成してある。
Ce蛍光物質75重量部、エポキシ樹脂組成物100重
量部をよく混合してスラリーとさせた。このスラリーを
LEDチップが配置されたマウント・リード上のカップ
内に0.2μl注入させた。注入後、蛍光物質が含有さ
れた樹脂を150℃120分で硬化させた。こうしてL
EDチップ上に厚さ120μの蛍光物質が含有された色
変換部材を形成しLEDチップを固定させた。その後、
さらにLEDチップや蛍光物質を外部応力、水分及び塵
芥などから保護する目的でモールド部材としてビスフェ
ノールAジグリシジルエーテルを主体としたエポキシ樹
脂及び酸無水物、硬化促進剤として第四級アンモニウム
塩を含む透光性エポキシ樹脂を形成させた。モールド部
材は、砲弾型の型枠の中に色変換部材が形成されたリー
ドフレームを挿入し透光性エポキシ樹脂を混入後、15
0℃5時間にて硬化させた。
ドを構成することができる。寿命試験として、温度25
℃20mA通電、温度25℃60mA通電の各試験にお
いても長時間にわたって、発光出力が維持できることを
確認した。また、色ズレや色むらなく発光することがで
きる。
色が発光可能なIn0.25Ga0.75N半導体を有する窒化
物半導体素子を用いた。より具体的にはLEDチップ
は、洗浄させたサファイヤ基板上にTMG(トリメチル
ガリウム)ガス、TMI(トリメチルインジウム)ガ
ス、窒素ガス及びドーパントガスをキャリアガスと共に
流し、MOCVD法で窒化物半導体を成膜させることに
より形成させることができる。ドーパントガスとしてS
iH4とCp2Mgを切り替えることによってn型窒化物
半導体やp型窒化物半導体となる層を形成させる。
構造としてはサファイア基板上に、アンドープの窒化物
半導体であるn型GaN層、Siドープのn型電極が形
成されn型コンタクト層となるGaN層、アンドープの
窒化物半導体であるn型GaN層、次に発光層を構成す
るバリア層となるGaN層、井戸層を構成するInGa
N層、バリア層となるGaN層を1セットとしGaN層
に挟まれたInGaN層を5層積層させた多重量子井戸
構造としてある。発光層上にはMgがドープされたp型
クラッド層としてAlGaN層、Mgがドープされたp
型コンタクト層であるGaN層を順次積層させた構成と
してある。(なお、サファイヤ基板上には低温でGaN
層を形成させバッファ層とさせてある。また、p型半導
体は、成膜後400℃以上でアニールさせてある。) エッチングによりサファイア基板上の窒化物半導体に同
一面側で、pn各コンタクト層表面を露出させる。各コ
ンタクト層上に、スパッタリング法を用いて正負各台座
電極をそれぞれ形成させた。なお、p型窒化物半導体上
の全面には金属薄膜を透光性電極として形成させた後
に、透光性電極の一部に台座電極を形成させてある。出
来上がった半導体ウエハーをスクライブラインを引いた
後、外力により分割させ半導体発光素子であるLEDチ
ップを形成させた。このLEDチップは475nmに単
色性ピーク波長を有するものであった。
されるマウントリードのカップ底面上に、マウント樹脂
としてエポキシ樹脂組成物を利用してLEDチップをダ
イボンドする。具体的には、先端カップ内にシリンジデ
ィスペンサーにより、脂環式エポキシ樹脂組成物を塗着
しLEDチップをマウントした。これを170℃で75
分加熱しエポキシ樹脂組成物を硬化させLEDチップを
固定した。
脂である3,4エポキシシクロメチル−3′,4′エポ
キシシクロヘキシルカルボキシレート100重量部、メ
チルヘキサヒドロ無水フタル酸90重量部、エチレング
リコール10重量部、オクチル酸亜鉛4重量部、ビス
(アセチルアセトナト)アクア亜鉛(2)2.5重量部
を混合し均一な無色透明なエポキシ樹脂組成物を用いて
構成してある。
マウントリード及びインナーリードとを金線によりワイ
ヤーボンディングさせ電気的導通を取った。
らなる3,4エポキシシクロメチル−3′,4′エポキ
シシクロヘキシルカルボキシレート100重量部、硬化
剤となるメチルヘキサヒドロフタル酸無水物125重量
部、助触媒として働くエチレングリコール5重量部及び
ベンジルトリフェニルホスホニウム臭素塩0.2重量部
の割合で混合し、無色透明なエポキシ樹脂組成物を形成
させた。なお、この透光性エポキシ樹脂組成物中には上
述と同様に蛍光物質を含有させてある。
砲弾型の型枠であるキャスティングケース内に注入させ
る。上述のLEDチップがカップ内に配置されたマウン
トリード及びインナーリードの一部をキャスティングケ
ース内に挿入し120℃2時間の一次硬化を行った。一
次硬化後、キャスティングケースから発光ダイオードを
抜き出し、窒素雰囲気下において180℃5時間で二次
硬化を行った。こうして発光輝度低下を抑制することが
できる半導体発光装置とすることができる。
構成するInの含有量を変化させて主発光スペクトルピ
ークを約395nmから約495nmまで、ほぼ10n
mづつ変化させた半導体発光装置を11種類を実施例2
と同様にして形成させる。他方、モールド樹脂、マウン
ト部材及び色変換部材の基材として主剤となる脂環式エ
ポキシ樹脂からなる3,4エポキシシクロメチル−
3′,4′エポキシシクロヘキシルカルボキシレート9
0重量部、ビスフェノールAジグリシジルエーテル10
重量部、硬化剤となるメチルヘキサヒドロフタル酸無水
物125重量部、助触媒として働くエチレングリコール
5重量部及びベンジルトリフェニルホスホニウム臭素塩
0.2重量部の割合で混合させた無色透明なエポキシ樹
脂組成物を用いた以外は実施例1と同様にして半導体発
光装置を形成させる。
長ほど劣化しやすかったものの実施例1とほぼ同様の特
性を示す。蛍光物質を含有させない以外は同様にして形
成させた各半導体発光装置もその透光性電極上など部分
的に透光性樹脂が劣化することなく優れた特性を有する
ことができる。
基材及びモールド部材をビスフエノールAジグリシジル
エーテル100重量部、メチルヘキサヒドロフタル酸無
水物90重量部、エチレングリコール5重量部、ベンジ
ルトリフェニルホスホニウム臭素塩0.2重量部を含有
させた透光性エポキシ樹脂組成物とした以外は実施例1
と同様にして発光ダイオードを形成させる。なお、硬化
条件は注型法により120℃、2時間の一時硬化後脱型
し、窒素雰囲気中にて130℃で3時間二次硬化を行っ
た。また、形成された透光性樹脂はフェノール誘導体エ
ポキシ樹脂が約51wt%であった。こうして形成され
た発光ダイオードは100時間もたたないうちに輝度が
低下し、色ズレ、色むらが生じていた。
り、長時間高輝度時の使用下においても発光効率の低下
が極めて少ない半導体発光装置とすることができる。ま
た、透光性、接着性を高いレベルで維持させることがで
きる。
す発光ダイオードの模式的断面図である。
め作用を説明するための模式的拡大断面図である。
導体発光素子上周辺においてモールド部材が部分的に変
色していることを示す模式的部分斜視図である。
流が集中する状態を示した模式的断面図である。
ード 105・・・リード電極となるインナー・リード 106・・・モールド部材 107・・・導電性ワイヤー 211・・・基体に配置されたマウント部材 221・・・色変換部材の透光性樹脂 222・・・蛍光物質 230・・・樹脂劣化した着色部 300・・・樹脂劣化した着色部 301・・・n型窒化物半導体上に設けられた台座電極 302・・・p型窒化物半導体上に設けられた透光性電
極 303・・・透光性電極上に設けられた台座電極 304・・・n型窒化物半導体 305・・・発光層 306・・・p型窒化物半導体 307・・・サファイア基板 308・・・バッファ層
Claims (7)
- 【請求項1】基体(104)上にマウント部材(101)に
よって固定された半導体発光素子(103)と、該半導体
発光素子を被覆する透光性樹脂とを有する半導体発光装
置(100)であって、 前記透光性樹脂は半導体発光素子からの発光波長の少な
くとも一部を吸収し該発光波長よりも長波長の蛍光を発
する蛍光物質を含有すると共に前記マウント部材(10
1)は脂環式エポキシ樹脂及び酸無水物を有する透光性
エポキシ樹脂組成物であることを特徴とする半導体発光
装置。 - 【請求項2】少なくとも一対のリード電極(104)
(105)と電気的に接続させた半導体発光素子(10
3)と、該半導体発光素子(103)を被覆する透光性
樹脂(102)とを有する半導体発光装置であって、 前記透光性樹脂(102)は半導体発光素子からの発光
波長の少なくとも一部を吸収し該発光波長よりも長波長
の蛍光を発する蛍光物質を含有すると共に、透光性樹脂
が脂環式エポキシ樹脂及び酸無水物を有する透光性エポ
キシ樹脂組成物であることを特徴とする半導体発光装
置。 - 【請求項3】前記透光性エポキシ樹脂組成物に硬化促進
剤として有機カルボン酸亜鉛及び/又は亜鉛キレート化
合物を含む請求項1又は2に記載の半導体発光装置。 - 【請求項4】前記透光性エポキシ樹脂組成物は芳香族エ
ポキシ樹脂が5wt%以下の脂環式エポキシ樹脂組成物
である請求項1又は請求項2に記載の半導体発光装置。 - 【請求項5】前記半導体発光素子(103)の発光層
(305)が少なくともGaを含む窒化物半導体である
と共に前記蛍光物質がセリウムで付活されたイットリウ
ム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体である請求項1
又は請求項2に記載された半導体発光装置。 - 【請求項6】基体上(104)に配置された半導体発光
素子(103)を透光性樹脂(101)(102)によ
って固定させた半導体発光装置(100)であって、 前記半導体発光素子の発光層(305)が370nm以
上530nm以下に主発光ピークを発すると共に透光性
樹脂は芳香族エポキシ樹脂が5wt%以下の脂環式エポ
キシ樹脂組成物であることを特徴とする半導体発光装
置。 - 【請求項7】前記半導体発光素子(103)は少なくと
もGaを含む窒化物半導体である発光層(305)を介
してp型窒化物半導体(306)及びn型窒化物半導体
(304)が構成されたダブルへテロ構造であって、同
一平面側に一対の台座電極を有し、且つ一方の台座電極
が透光性電極を介して半導体上に設けられ、他方が半導
体上に直接設けられたことを特徴とする請求項6に記載
の半導体発光装置。
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