JPH11274640A - 光機能素子 - Google Patents

光機能素子

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JPH11274640A
JPH11274640A JP7747398A JP7747398A JPH11274640A JP H11274640 A JPH11274640 A JP H11274640A JP 7747398 A JP7747398 A JP 7747398A JP 7747398 A JP7747398 A JP 7747398A JP H11274640 A JPH11274640 A JP H11274640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、面発光レーザのレーザ光と横方向
光導波路中の光との効率的な相互作用が得られる光機能
素子を提供することを目的とする。 【解決手段】 同一の半導体基板上に、DBRによりポ
スト構造5を形成し単一横モード直線偏光を基板垂直方
向に発する面発光レーザを形成し、メサ構造4の外側か
ら酸化して屈折率を下げ基板に水平に光を導波する導波
路3を形成し、前記面発光レーザと前記導波路の光軸が
交差するように光機能素子を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光機能素子、特に
面発光レーザ構造を有する光機能素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、面型の素子と端面型素子とを
組み合わせた素子が知られている。例えば、特開平6−
29625号公報には、可飽和吸収層を有する面発光レ
ーザに対して外部注入光を結合させるための光導波路構
造を設けた双安定半導体レーザが記載されている。この
レーザでは、光導波路から注入した外部光により双安定
状態のONとOFF間を切り替えることができる。
【0003】また、特開平7−249824号公報に
は、面発光型レーザと横方向共振器型半導体レーザを組
み合わせて、横方向共振器型半導体レーザから面発光型
レーザに対して光注入して、面発光レーザのレーザ発振
または光変調する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
のレーザ素子では、面型素子と横型素子の光軸交差部分
の体積が小さいために、面型素子と横型素子の光の干渉
が小さい問題があった。このため、所望の光−光注入効
果が十分に得られなかった。
【0005】また、従来の構造では、面型素子と横型素
子との電気的な分離が不十分なために、一方の素子の電
気的変調が他方の素子に影響を及ぼす問題があった。
【0006】さらに、双安定素子、光注入発振について
の提案はあるものの、その他の機能を有する光機能素子
への応用は全く知られていなかった。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、面発光レーザのレーザ光と横方向光導波
路中の光との効率的な相互作用が得られる光機能素子を
提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、面発光レーザのレーザ光
と横方向共振器型半導体レーザのレーザ光との効率的な
相互作用が得られる光機能素子を提供することを目的と
する。
【0009】さらに本発明は、面発光レーザと、横方向
光導波路または横方向共振器型半導体レーザとの電気的
な分離を完全にすることにより、面型素子と横型素子と
の間で電気的変調の影響がない光機能素子を提供するこ
とを目的とする。
【0010】さらに本発明は、面発光レーザと、横方向
光導波路または横方向共振器型半導体レーザとを組み合
わせた新規な光機能素子を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一の半導体
基板上に、単一横モード直線偏光を基板垂直方向に発す
る面発光レーザと、基板に水平に光を導波する導波路と
を有し、前記面発光レーザと前記導波路の光軸が交差し
ていることを特徴とする光機能素子に関する。この場
合、前記光機能素子は、その目的とする機能により、複
数の面発光レーザを有し、この複数の面発光レーザの光
軸が1個の導波路の光軸と交差するように構成すること
ができる。
【0012】また、同様に、複数の導波路を有し、この
複数の導波路の光軸と1個の面発光レーザの光軸が交差
するように構成することもできる。
【0013】これらの光機能素子を構成するには、半導
体基板上に半導体周期的多層膜からなる上下1組の分布
反射型(DBR:Distributed Brag
Reflector)反射鏡と、この1組の共振器に挟
まれた活性層を含む中間層とを有し、上部反射鏡の一部
に、側壁が基板に対して垂直または垂直に近い角度であ
って平面形状が矩形であるポスト構造を有することで、
ポスト構造部に前記面発光レーザが構成され、分布反射
型反射鏡を構成する多層膜の1つの層の側面が酸化され
て屈折率が低められていることにより前記導波路が構成
することにより行うことができる。
【0014】これらの場合において、前記導波路に共振
器構造を設けることにより、さらに同一基板上に端面出
射型レーザ同時に備えることができる。
【0015】このような構造を形成するには、例えば、
半導体基板上に、Al組成比の大きいAlGaAs層ま
たはAlAs層と、これよりAl組成比の小さなAlG
aAs層またはGaAs層とを交互に成膜積層し下側D
BRミラーを形成する工程と、その上に、量子井戸活性
層を含む中間層を形成する工程と、さらにその上に、A
l組成比の大きいAlGaAs層またはAlAs層と、
これよりAl組成比の小さなAlGaAs層またはGa
As層とを交互に成膜積層し上側DBRミラーを形成す
る工程と、光学露光によりレジストマスクを作製し、上
側DBRミラーを途中までエッチングしてポスト構造を
形成する工程と、さらにもう一度光学露光を用いてレジ
ストマスクを形成し、以上の積層構造をメサ形状に加工
する工程と、加熱水蒸気雰囲気中でメサの側面よりDB
RのAl組成比の大きいAlGaAs層またはAlAs
層を酸化する工程とを有する製造方法により製造するこ
とができる。
【0016】本発明では、面発光レーザの光と横方向導
波路の光の効率のよい相互作用が達成できるので種々の
光機能素子として用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光機能素子の構造
および製造方法を説明する。
【0018】[実施形態1]図1〜図4を参照して本実
施形態を説明する。図1の斜視図に示すようにこの実施
形態の光機能素子1は、ポスト構造5の下に面発光レー
ザと、面発光レーザと光軸が直交する横方向導波路3が
形成されている。図2は図1のAにおける断面図、図3
は図1のBにおける断面図、図4は図1のCにおける断
面図である。この光機能素子構造の製造方法を以下に説
明する。成膜方法は、分子線エピタキシ法(MBE)ま
たは有機金属化学気相堆積法(MOCVD)を用いるこ
とができる。
【0019】まずGaAs基板10上に、Al組成比の
大きいAl(Ga)As層11とGaAs層12とを交
互に成膜積層し下側DBRミラー6(分布ブラッグ反射
鏡)を、十分な反射が得られるだけの厚さに形成する。
その上に、In0.2Ga0.8As量子井戸活性層を含む中
間層8を形成する。さらにその上に、Al組成比の大き
いAl(Ga)As層11とGaAs層12とを交互に
成膜積層して上側DBRミラー9を、十分な反射が得ら
れるだけの厚さに形成する。
【0020】この基板に光学露光によりレジストマスク
を作製し、塩素ガスを用いた反応性イオンビームエッチ
ング(RIBE)で上側DBRミラー9の途中までエッ
チングをし、ポスト構造5を形成する。このポスト構造
は、上から見た平面図での寸法が、6μm×4μmの矩
形状である。
【0021】さらにもう一度光学露光を用いてレジスト
マスクを形成し、RIBEによりメサ4を形成する。そ
の後、460℃水蒸気雰囲気中でメサ4の側面よりDB
RのAl(Ga)As層11を酸化すると図2に示すよ
うに、Al(Ga)As層11の中で、メサ端ではAl
(Ga)Asが酸化された酸化層14が形成され、メサ
中心部では酸化されなかったAl(Ga)As層15が
メサ構造4の中心部に残る。
【0022】このように形成された構造を見ると、図2
(図1のAでの断面)に示すようにポスト構造を含む断
面では、上下端に上側DBR9と下側DBR6からなる
共振器構造を有する面発光レーザが形成されている。
【0023】また、図3(図1のBでの断面)に示すよ
うに、ポスト構造を含まない断面では、上側DBRの層
数が少なく反射率が十分な共振器が形成されていないの
で面発光レーザは形成されていない。
【0024】また、図2および図3のどちらの断面で
も、メサ構造4では、上側DBR9と下側DBR6の端
が酸化されており、Al(Ga)Asが酸化された酸化
層14は屈折率が1.7で、酸化されなかったAl(G
a)As層15の屈折率3.0、およびGaAsの3.
6に対し低いため、メサ構造の中心部が相対的に屈折率
が高くなっている。即ち導波路構造となっており、メサ
ストライプ方向の光は中心部に閉じこめられる。
【0025】図4は、図1のCでの断面図である。この
図のように、ポスト構造5の下では、面発光レーザが形
成されていると同時に、紙面の左右に導波路構造が形成
されている。また、図4に示すように、ポスト構造5の
両側に、プロトンをイオン注入したイオン注入領域21
を設けると、面発光レーザ部と導波路部は電気的に絶縁
されるので特に好ましい。
【0026】以上説明した構造では、ポスト構造の平面
形状が小さな矩形状であることにより、面発光レーザ内
では単一横モード発振でかつ直線偏光が得られる。即
ち、特開平8−181391号公報に説明されているよ
うに、DBRのポスト構造の平面形状(基板と平行な面
での断面)を小さくして、例えば6.5×6.5μm以
下のサイズの矩形にすると横モードも単一モードにな
る。さらに、本実施形態で説明したように一辺が他方の
辺より短い矩形にすると、偏光方向が矩形の長辺に沿っ
た方向になる。本実施形態の光機能素子を実際に適用す
るにあたっては、最良の結果が得られるように、偏光方
向を目的とする機能に合わせて適宜調整することが望ま
しい。
【0027】面発光レーザの光と、横方向の導波路を伝
搬する光との相互作用は、ポスト構造の直下の極小さい
体積の活性層で起こる。従って従来の方法では相互作用
が小さく、導波路からの十分な光−光注入効果を得るこ
とは困難であった。しかし、本発明では、この実施形態
のように面発光レーザでの発振が、単一横モードの直線
偏光であるため、導波路からの注入光が、多数のモード
に分散することがなく、効率の良い相互作用が得られ
る。
【0028】本実施形態の光機能素子を用いると、面発
光レーザへの光注入が基板に水平な導波路部分から行え
るので通常のファイバとの結合等の簡単な系で行える。
【0029】以上の説明で、上側および下側DBRをA
l組成比の大きいAl(Ga)As層とGaAs層との
交互積層構造としたが、AlAs層とGaAs層の交互
積層構造、あるいはAl組成比の大きいAl(Ga)A
s層とそれよりもAl組成比の小さいAlGaAs層と
の交互積層構造でもよい。いずれの場合もAl組成比の
大きい層が酸化されやすい。
【0030】尚、ポスト構造によって得られる面発光レ
ーザ部において、上記の説明では電極部分について説明
を省略したが、上側DBRおよび下側DBRの外側から
電流を注入することのできる電極構造を設けて、電流注
入によるレーザ発振または変調と、導波路からの光注入
による発振または変調とを組み合わせた形態、あるい
は、電極構造を形成せずに導波路からの光注入によって
のみ面発光レーザの発振または変調を行うようにした形
態のいずれの形態も可能である。
【0031】[実施形態2]実施形態1の構造におい
て、導波路部分の上側DBRおよび下側DBRの外側に
電極を設け両端を劈開すると、端面発光型の半導体レー
ザがさらに付け加えられた光機能素子を形成することが
できる。この構造では、面発光レーザと端面発光レーザ
との光軸が交差することになる。面発光レーザの構造、
端面発光レーザの導波構造は実施形態1と同様であるの
で、面発光レーザの光と端面発光レーザの光が効率よく
相互作用し、端面発光レーザによって面発光レーザを効
率よく発振または変調することができる。
【0032】また、この場合実施形態1で説明したよう
に、面発光レーザと端面発光レーザは電気的に分離され
ているので、一方の素子に与えられた電気的変調信号が
他方に影響を及ぼすことがない。
【0033】[実施形態3]この実施形態の構造を図5
に示す。即ち、面発光レーザと横方向導波路を分離する
ために、溝16を設ける。端を劈開することにより、劈
開面17と溝の側面で形成される共振器で発振する端面
発光レーザが形成される。溝の形成は例えば通常のフォ
トレジストを用いたエッチングにより形成することがで
きる。溝を設けることにより面発光レーザと端面発光レ
ーザの電気的分離をさらに完全に行うことができる。溝
以外の部分は、実施形態1または2と同様に構成するこ
とができる。
【0034】また、溝の代わりにグレーティングによる
ブラッグ分散反射鏡(DBR)を形成しても共振器構造
を形成することができる。
【0035】[実施形態4]この実施形態では、実施形
態1で示した光機能素子と同様の構造を作製する。但
し、面発光レーザの発光の直線偏光が、図1のCに平行
な方向(導波路方向)になるように、6×4μmのポス
ト構造の長辺が図1のCと平行になるように形成する。
面発光レーザの上下に電極を設けて電流注入によって発
振するようする。
【0036】この面発光レーザ部を発光させているとき
に導波路部からC方向に面発光レーザの出射光より強い
光を注入する。導波路を伝播する注入光は偏光方向がA
に平行であり、面発光レーザ部の偏光とは垂直である。
面発光レーザの発振に寄与していたキャリアが注入光に
よる誘導放射により消費されてしまうため、Aの方向に
平行な偏光が優勢となるため、矩形ポスト構造の面発光
レーザではポスト構造5での回折ロスが大きくなり面発
光レーザ部の発振が止まる。
【0037】また、導波路部から光を注入するのを止め
ると、面発光レーザはもとのとおりのCに平行な偏光を
出射する。
【0038】以上のようにこの実施形態では、面発光レ
ーザの出射光を導波路構造からの光で制御する光−光ス
イッチ、または光変調素子を実現することができる。実
施形態1で説明したように、本発明の光素子では、面発
光レーザの光と導波路構造からの横方向の光との相互作
用が大きく、効率の良く、スイッチングまたは変調を行
うことができる。
【0039】また、この実施形態において、実施形態2
で示したように、横方向導波路を端面発光型の半導体レ
ーザとしても良く、同様に実施形態3に示したような共
振器構造としても良い。
【0040】[実施形態5]図6に示すように、ポスト
構造5を2個設ける他は実施形態4と同様にして、光機
能素子を作製する。即ち、2個の面発光レーザが導波路
と結合されている。実施形態4で説明したように、あら
かじめ面発光レーザを発振させた状態のときに、横方向
導波路から光注入すると2つの面発光レーザの発振が止
まり、横方向導波路からの光注入を止めると2つの面発
光レーザの発振が再開する。
【0041】ここで、横方向導波路よりたとえばH、
H、H、Lとデジタル的に変調した光信号を与えると、
面発光レーザからそれが逆転したL、L、L、Hという
光信号を得ることができる。2個の面発光レーザのピッ
チLが変調速度に対して十分短いとき、具体的には、1
Gbps(1周期1ns)で変調する場合、1周期の1
/100の10ps以内で隣の面発光レーザが同じ信号
を出射すればファンアウトとして使用できる。これから
ピッチを概算すると(屈折率1の時の光の進行速度は約
0.2m/nsなので導波路中の屈折率を3とすれば
0.07m/ns)700μm以下であればファンアウ
トとして使用できる。
【0042】この実施形態では、同一横方向導波路上に
面発光レーザを2個設けた形態を示したが、これをN個
とすることで1:Nのファンアウト(多出力)の機能が
実現する。即ち、本実施形態によれば、容易に光信号の
分配器としての光機能素子を得ることができる。
【0043】[実施形態6]実施形態5において、同一
横方向導波路上に設ける複数の面発光レーザのピッチを
離し、適当に調整すれば任意の遅延を付加できる遅延素
子としての光機能素子を得ることができる。
【0044】[実施形態7]実施形態5において、N出
力をN個のパラレル出力とすると、光シリアル−パラレ
ル変換器としての光機能素子を実現することができる。
この場合、面発光レーザ間の遅延時間が、入力する信号
の変調速度に一致するように面発光レーザのピッチを設
定する。面発光レーザのピッチが700μmの素子に対
して1Gbpsの変調を行うと、導波路からのシリアル
光をN個のパラレル出力に変換することができる。但
し、パラレル側の読みとりタイミングがシリアルNクロ
ックに1回しかないので、タイミングには十分注意する
必要がある。
【0045】[実施形態8]実施例1において、ポスト
構造を6×6μmとした以外は同様にして光機能素子を
作製する。ポスト構造がこのように2辺が等しい場合
は、偏光双安定が現れる。すなわち、電流を上げていく
ときには、C方向の偏光が、下げていくときにはA方向
の偏光が安定となるような電流で駆動することができ
る。図7に示すように注入電流を上げていくと、3−6
mAのところで偏光双安定が観察される(偏光双安定が
あらわれる電流は素子により若干ばらつきがある。)。
【0046】この性質を用いて光ゲートとしての光機能
素子を構成することができる。面発光レーザ出力側に、
C方向の偏光だけを通す偏光子を設置する。すなわち駆
動電流6mA以上では導波路からの信号を面発光レーザ
の出射光にそのままつたえるゲートopenの状態とな
る。一方駆動電流を3−6mAの間、たとえば5mAに
設定すると、導波路方向からの光注入により一度偏光が
A方向になるとそのまま変化しないためゲートclos
eの状態となる。
【0047】[実施形態9]実施形態8において、同一
の横方向導波路に面発光レーザをN個結合することによ
り1×Nゲートスイッチとしての光機能素子を実現する
ことができる。
【0048】[実施形態10]光注入による相互作用
は、注入される側の発振波長と入力側の波長との差、離
調に最適な値が存在する。そこで同一の横方向導波路に
複数の面発光レーザを結合し、それぞれの発振波長が例
えば5nmずつずれるように構成する。発振波長の調整
は、中間層の膜厚を変更すること等で行うことができ
る。図8に示すように、このような発振波長の異なる面
発光レーザ多数を備えた素子に横方向導波路から多重波
長の光20を入力すると、それぞれ最適離調の面発光レ
ーザのところで光−光相互作用が起きるため波長の分波
を行うことができる。
【0049】このように本実施形態では、波長分波器と
しての光機能素子を実現することができる。
【0050】[実施形態11]一つの面発光レーザに、
複数の横方向導波路を結合させることもできる。図9
(平面図)は2つの導波路を一つの面発光レーザに結合
させた例である。紙面縦方向の導波路18と紙面横方向
の導波路19は、基板の同一平面に形成されており、導
波路18からの注入光と導波路19からの注入光の2つ
の光によって面発光レーザを変調することができるの
で、さらに高度な機能を果たす光機能素子が実現でき
る。
【0051】この実施形態の構造は、実施形態1におい
てメサ形状を十字形になるように形成すればよい。
【0052】この実施形態において、実施形態2で示し
たように横方向導波路を端面発光型の半導体レーザとし
ても良く、同様に実施形態3に示したような共振器構造
としても良い。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、面発光レーザのレーザ
光と横方向光導波路中の光との効率的な相互作用が得ら
れる光機能素子を提供することができる。
【0054】また、本発明によれば、面発光レーザと横
方向光導波路の電気的な分離を確実に行うことによっ
て、一方の素子の電気的変調が他方の素子に影響を与え
ることが無くノイズの少ない光機能素子を提供すること
ができる。
【0055】また、本発明によれば、従来知られていな
かった種々の機能を有する光機能素子を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光機能素子の1例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の断面Aを示す図である。
【図3】図1の断面Bを示す図である。
【図4】図1の断面Cを示す図である。
【図5】本発明の光機能素子の1例の断面図である。
【図6】本発明の光機能素子の1例の斜視図である。
【図7】本発明の光機能素子の1例において、偏光双安
定性を説明するための図である。
【図8】本発明の光機能素子の1例において、多重波長
の入力光が分波される様子を説明するための図である。
【図9】本発明の光機能素子の1例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 光機能素子 3 横方向導波路 5 ポスト構造 6 下側DBRミラー 8 中間層 9 上側DBRミラー 10 GaAs基板 11 Al組成比の大きいAl(Ga)As層 12 GaAs層 14 Al(Ga)Asが酸化された酸化層 15 酸化されなかったAl(Ga)As層 16 溝 17 劈開面 18 紙面縦方向の導波路 19 紙面横方向の導波路 20 多重波光 21 イオン注入領域

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の半導体基板上に、単一横モード直
    線偏光を基板垂直方向に発する面発光レーザと、基板に
    水平に光を導波する導波路とを有し、前記面発光レーザ
    と前記導波路の光軸が交差していることを特徴とする光
    機能素子。
  2. 【請求項2】 前記光機能素子は、複数の面発光レーザ
    を有し、この複数の面発光レーザの光軸が1個の導波路
    の光軸と交差していることを特徴とする請求項1記載の
    光機能素子。
  3. 【請求項3】 前記光機能素子は、複数の導波路を有
    し、この複数の導波路の光軸と1個の面発光レーザの光
    軸が交差していることを特徴とする請求項1記載の光機
    能素子。
  4. 【請求項4】 前記光機能素子は、半導体基板上に半導
    体周期的多層膜からなる上下1組の分布反射型(DB
    R:Distributed Brag Reflec
    tor)反射鏡と、この1組の共振器に挟まれた活性層
    を含む中間層とを有し、 上部反射鏡の一部に、側壁が基板に対して垂直または垂
    直に近い角度であって平面形状が矩形であるポスト構造
    を有することで、ポスト構造部に前記面発光レーザが構
    成され、 分布反射型反射鏡を構成する多層膜の1つの層の側面が
    酸化されて屈折率が低められていることにより前記導波
    路が構成されていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の光機能素子。
  5. 【請求項5】 前記光機能素子はさらに同一基板上に端
    面出射型レーザを有しており、前記導波路が端面出射型
    レーザの共振器の一部となっていることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の光機能素子。
  6. 【請求項6】 前記面発光レーザと前記導波路が電気的
    に分離されていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載の光機能素子。
  7. 【請求項7】 前記面発光レーザと前記導波路が、イオ
    ン注入領域または溝によって電気的に分離されているこ
    とを特徴とする請求項6記載の光機能素子。
  8. 【請求項8】 前記導波路が端面出射型レーザの共振器
    の一部となっており、この端面出射型レーザが分布反射
    型反射鏡を有している請求項5記載の光機能素子。
  9. 【請求項9】 前記面発光レーザの直線偏光方向が導波
    路方向と平行であって、発振状態にある面発光レーザに
    対して、前記導波路からの入射光により面発光レーザの
    光をスイッチングまたは変調する変調素子として機能す
    る請求項1記載の光機能素子。
  10. 【請求項10】 前記複数の面発光レーザは、前記導波
    路に沿って所定の距離だけ離されて設けられており、前
    記導波路からの入射光信号により、この複数の面発光レ
    ーザが互いに同一の信号を出射する分配器として機能す
    る請求項2記載の光機能素子。
  11. 【請求項11】 前記複数の面発光レーザは、前記導波
    路に沿って所定の距離だけ離されて設けられており、前
    記導波路からの入射光信号により、この複数の面発光レ
    ーザが、導波路中の光の進行方向に離れるに従って遅延
    した信号を出射する遅延素子として機能する請求項2記
    載の光機能素子。
  12. 【請求項12】 前記複数の面発光レーザは、前記導波
    路からの入射光に基づくシリアル信号に対応する距離だ
    け前記導波路に沿って離されて設けられており、前記シ
    リアル信号を、この複数の面発光レーザからパラレル信
    号として出射するシリアル−パラレル信号変換素子とし
    て機能する請求項2記載の光機能素子。
  13. 【請求項13】 前記面発光レーザにおける直線偏光
    が、面発光レーザに注入する電流によって双安定性を示
    し、面発光レーザの注入電流を変えることで導波路から
    の入力信号にたいしてゲートをかけるゲートスイッチと
    して機能する請求項1記載の光機能素子。
  14. 【請求項14】 前記複数の面発光レーザの発振波長が
    互いに異なるように設定し、導波路からの入射光を波長
    によって分波する分波器として機能する請求項2記載の
    光機能素子。
  15. 【請求項15】 前記分布反射型反射鏡を構成する多層
    膜の1つの層がAl組成比の高いAlGaAsまたはA
    lAsであることを特徴とする請求項4記載の光機能素
    子。
  16. 【請求項16】 半導体基板上に、Al組成比の大きい
    AlGaAs層またはAlAs層と、これよりAl組成
    比の小さなAlGaAs層またはGaAs層とを交互に
    成膜積層し下側DBRミラーを形成する工程と、 その上に、量子井戸活性層を含む中間層を形成する工程
    と、 さらにその上に、Al組成比の大きいAlGaAs層ま
    たはAlAs層と、これよりAl組成比の小さなAlG
    aAs層またはGaAs層とを交互に成膜積層し上側D
    BRミラーを形成する工程と、 光学露光によりレジストマスクを作製し、上側DBRミ
    ラーを途中までエッチングしてポスト構造を形成する工
    程と、 さらにもう一度光学露光を用いてレジストマスクを形成
    し、以上の積層構造をメサ形状に加工する工程と、 加熱水蒸気雰囲気中でメサの側面よりDBRのAl組成
    比の大きいAlGaAs層またはAlAs層を酸化する
    工程とを有する光機能素子の製造方法。
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