JPH11276482A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH11276482A
JPH11276482A JP7976198A JP7976198A JPH11276482A JP H11276482 A JPH11276482 A JP H11276482A JP 7976198 A JP7976198 A JP 7976198A JP 7976198 A JP7976198 A JP 7976198A JP H11276482 A JPH11276482 A JP H11276482A
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JP
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blood flow
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JP7976198A
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Takeshi Shirai
岳士 白井
Wataru Yagi
渉 八木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、超音波パルスビームを生体内に送波
し生体内からの反射超音波を受信して受信信号を得、そ
の受信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置に関
し、血流パワーの分布をあらわす従来のパワードプラ画
像には情報が存在しなかった血流の性質の一部が表現さ
れたパワードプラ画像を表示する。 【解決手段】血流速度データで重み付けされたパワード
プラ画像を生成して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波パルスビー
ムを生体内に送波し生体内からの反射超音波を受信して
受信信号を得、その受信信号に基づく画像を表示する超
音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体、特に人体内に超音波を送波し人体
内の各組織で反射して戻ってきた超音波を受信してその
受信信号による生体内の画像を生成する超音波診断装置
が、従来から、生体内部の疾患の診断に役立てられてい
る。このような超音波診断装置に組み込まれる機能の一
つにいわゆるカラードプラモードがある。カラードプラ
モードとは、超音波が被検体内の血流で反射するとその
反射超音波はその血流の方向および速度に応じた周波数
偏移を受けるというドプラ現象を利用し、反射超音波の
うちの周波数偏移を受けた成分を抽出して各点の血流の
方向および速度を求め、例えば超音波の送受信を担う超
音波プローブに近づく方向の血流を赤、遠ざかる方向の
血流を青、それらの輝度で血流速度をあらわした断層像
(カラードプラ画像)を表示するモードである。
【0003】また、カラードプラモードの他に、いわゆ
るパワードプラモードも知られている。上記のように、
カラードプラモードは、反射超音波のうちの周波数偏移
を受けた成分を抽出して各点の血流の方向および速度を
求めるものであるが、パワードプラモードは、反射超音
波のうちの周波数偏移を受けた成分を抽出して、断層面
内の各点の、周波数偏移を受けた成分のパワーを求め、
パワーの大小を輝度もしくは色味で表した断層像(パワ
ードプラ画像)を表示するモードである。このパワード
プラ画像は、カラードプラ画像と比べ、血流の速度や方
向は不明であるが、血管の有無に関しては良好なS/N
で表示されるという特徴を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年カラードプラモー
ドやパワードプラモードの性能が向上してきたことか
ら、心臓と比べ微弱な血流の多い腹部の診断にもそれら
が使われるようになってきた。腹部の診断における重要
な関心事項は、腹部の腫瘍の存在とその腫瘍内を流れる
血流の存在である。上述したように血流の存在自体の描
写はパワードプラ画像の方が得意であり、パワードプラ
モードが注目されてきている。しかしながら、より精密
な診断を行なおうとすると、腫瘍内を流れる血流の速度
や、その血流が定常流であるか、あるいは拍動流である
かと言った、その血流のふるまいをとらえることも重要
であり、これらはパワードプラ画像には情報がなく、S
/Nが悪くてもカラードプラ画像に頼らざるを得ない。
【0005】ここで、例えばパワードプラモードに切り
替えておいてパワードプラ画像上で腫瘍内の血流の存在
を確認し、次にカラードプラモードに切り替えてカラー
ドプラ画像上でその腫瘍内の血流や速度その血流のふる
まいを確認しようとしても、もともと極めて細い血流で
あり、そこを流れる血液の量もわずかであり、さらにカ
ラードプラ画像はS/Nが悪いことから、パワードプラ
画像上で腫瘍内の血流の存在を確認してもカラードプラ
モードに切り替えたあとカラードプラ画像上でどれがそ
の血流なのか判然としないことがある。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、従来のパワー
ドプラ画像には情報が存在しなかった血流の性質の少な
くとも一部の情報を含むパワードプラ画像を表示するこ
とのできる超音波診断装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の超音波診断装置は、超音波パルスビームを生体内に
送波し生体内からの反射超音波を受信して受信信号を得
る過程を繰り返し、その過程を繰り返す間に得られた受
信信号に基づく画像を表示する超音波診断装置におい
て、上記受信信号に基づいて、反射超音波に含まれる血
流に起因する血流成分を抽出する血流抽出部と、血流抽
出部で抽出された血流成分に基づいて、生体内の血流の
速度あるいはその速度から導出される量をあらわす速度
データを求める速度演算部と、血流抽出部で抽出された
血流成分に基づいて、生体内の血流のパワーをあらわす
パワーデータを求めるパワー演算部と、速度演算部によ
り求められた速度データに基づいて、上記パワー演算部
により求められたパワーデータを重み付けることによ
り、重み付けパワーデータを求める重み付けパワー演算
部と、重み付けパワー演算部により求められた重み付け
パワーデータの画像の分布をあらわす重み付けパワー画
像を表示する画像表示部とを備えたことを特徴とする。
【0008】本発明の超音波診断装置は、血流の速度あ
るいはその速度から導出される量をあらわす速度データ
に基づいてパワーデータを重み付けし、その重み付けさ
れたパワーデータに基づくパワードプラ画像を表示する
ものであり、速度データを重み付けとしてパワーデータ
に反映させることにより、パワードプラ画像の表示のみ
で、血流の分布のみではなく、その血流の速度データに
起因する情報も把握することができる。
【0009】ここで、上記速度演算部は、上記速度デー
タとして、血流の速度をあらわすデータを求めるもので
あってもよく、あるいは上記速度演算部は、上記速度デ
ータとして、血流の加速度をあらわすデータを求めるも
のであってもよい。血流の速度のデータを上記速度デー
タとし、その速度データに基づいてパワーデータを重み
付けると、パワードプラ画像上で血流の速度分布を把握
することができ、血流の加速度のデータを上記速度デー
タとし、その速度データに基づいてパワーデータを重み
付けると、パワードプラ画像上で定常流と非定常流(拍
動流等)を識別することができる。
【0010】ここで、上記本発明の超音波診断装置にお
いて、上記速度演算部で求められた速度データに、複数
のフレーム間でフィルタ処理を施すフィルタ演算部を備
えることが好ましく、また、上記パワー演算部で求めら
れたパワーデータに、複数のフレーム間でフィルタ処理
を施すフィルタ演算部を備えることも好ましく、さら
に、上記重み付けパワー演算部で求められた重み付けパ
ワーデータに、複数のフレーム間でフィルタ処理を施す
フィルタ演算部を備えることも好ましい態様である。
【0011】これらのフィルタ演算部のうちの1つもし
くは複数を備えると、例えば、速度データが持つ情報を
時間的に見やすい速度で(例えば残像として)パワード
プラ画像上にあらわしたり、見やすい変化速度に平滑化
された、あるいは雑音の少ないパワードプラ画像を表示
したりすることが可能となる。また、上記本発明の超音
波診断装置において、画像表示部が、重み付けパワー画
像と同時に、あるいは、切替自在にその重み付けパワー
画像に代えて、パワー演算部により求められたパワーデ
ータの画像内の分布をあらわすパワー画像を表示するも
のであることも好ましい。
【0012】パワー演算部により求められた重み付け前
のパワーデータの分布をあらわすパワー画像は、従来か
ら知られているタイプのパワードプラ画像であり、本発
明による特徴的な、速度データで重み付けされたパワー
ドプラ画像と、従来タイプのパワードプラ画像を切替自
在に、あるいは、同時に並べて表示することにより、そ
れら双方のパワードプラ画像の比較が可能となり、重み
付けによりあらわされる速度の性質に関する情報の把握
が一層容易となる。
【0013】さらに、双方のパワードプラ画像の表示を
可能とした態様においては、上記重み付けパワーデータ
と、画像表示部により表示される重み付けパワー画像を
あらわす表示用データとの対応関係を規定する第1の表
示マップ、および、上記パワーデータと、画像表示部に
より表示されるパワー画像をあらわす表示用データとの
対応関係を規定する、上記第1の表示マップとは異なる
第2の表示マップの双方の表示マップが格納されたマッ
プ格納部を備えることが好ましい。
【0014】重み付けパワーデータの分布をあらわす、
本発明に特有なパワードプラ画像と、従来タイプのパワ
ードプラ画像との双方を同時に、あるいは切替自在に表
示するにあたり、それら双方のパワードプラ画像で表示
マップを共用することも可能であるが、そのように構成
するとそれら双方のパワードプラ画像が同様な色で表示
されてしまい、表示されているパワードプラ画像がいず
れのタイプのパワードプラ画像であるか一見してはわか
りにくい。そこで、それら双方のタイプのパワードプラ
画像で表示マップを分けることにより、それぞれのタイ
プのパワードプラ画像をそれぞれに適した色や輝度で表
示することができ、見やすい、かつ相互の区別が容易な
パワードプラ画像を表示することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の超音波診断装置の一実施形
態を示すブロック図である。ここでは先ず、このブロッ
ク図を参照して、本実施形態の超音波診断装置の概要に
ついて説明する。以下、各部の作用ないし機能の説明は
あとにまわし、先ずは、この超音波診断装置の構成につ
いて説明する。
【0016】この超音波診断装置の本体部10は、大別
して、制御部100、信号処理部200、ディジタルス
キャンコンバータ部300、ドプラ処理部400、表示
制御部500、生体信号アンプ部600から構成されて
いる。制御部100は、CPU部101とビームスキャ
ン制御部102からなり、CPU部101には、操作パ
ネル701、一体的に構成されたタッチパネル702と
EL表示器703、およびフロッピィディスク装置70
4が接続されている。
【0017】また、信号処理部200は、送受信部20
1、受信ディレイ制御部202、ビームフォーマ部20
3、コントロールインターフェイス部204、演算部2
05、およびドプラシグナル処理部206から構成され
ており、コントロールインターフェイス部204と、送
受信部201、受信ディレイ制御部202、およびドプ
ラシグナル処理部206は、制御ライン207で結ばれ
ている。また、コントロールインターフェイス部204
と演算部205は制御ライン208で結ばれており、さ
らに、受信ディレイ制御部202とビームフォーマ部2
03は制御ライン209で結ばれている。信号処理部2
00を構成する送受信部201には、超音波プローブ2
0が、着脱自在に、ここでは最大4本まで接続される。
【0018】また、ディジタルスキャンコンバータ部3
00には、白黒用スキャンコンバータ301、カラー/
パワー用スキャンコンバータ302、およびスクロール
用スキャンコンバータ303が備えられている。また、
ドプラ処理部400には、パルス/連続波ドプラ解析部
401とカラー/パワードプラ解析部402が備えられ
ている。
【0019】さらに、表示制御部500は、ここでは1
つのブロックで示されており、この表示制御部500に
は、プリンタ705、VTR(ビデオテープレコーダ)
706、観察用テレビモニタ707、およびスピーカ7
08が接続されている。また、生体信号アンプ部600
も、表示制御部500と同様、ここでは1つのブロック
で示されており、この生体信号アンプ部600には、E
CG電極ユニット709、心音マイク710、および脈
波用トランスデューサ711が接続されている。
【0020】さらに、この超音波診断装置には、電源部
800が備えられている。この電源部800は、商用電
源に接続され、この超音波診断装置各部に必要な電力を
供給する。また、本体部10は、CPUバス901を有
しており、このCPUバス901は、制御部100を構
成するCPU部101およびビームスキャン制御部10
2と、信号処理部200を構成するコントロールインタ
ーフェイス部204と、ディジタルスキャンコンバータ
部300を構成する白黒用スキャンコンバータ301、
カラー/パワー用スキャンコンバータ302、およびス
クロール用スキャンコンバータ303と、ドプラ処理部
400を構成するパルス/連続波ドプラ解析部401お
よびカラー/パワードプラ解析部402と、さらに表示
制御部500とを接続している。また、この本体部10
は、エコーバス902を有しており、このエコーバス9
02は、信号処理部200を構成する演算部205で生
成される画像データを、ディジタルスキャンコンバータ
部300に供給する。また、ドプラ処理部400を構成
するパルス/連続波ドプラ解析部401およびカラー/
パワードプラ解析部402で生成されたデータも、エコ
ーバス902を経由してディジタルスキャンコンバータ
部300に供給される。さらに、この本体部10は、ビ
デオバス903を有しており、このビデオバス903
は、ディジタルスキャンコンバータ部300を構成する
白黒用スキャンコンバータ301、カラー/パワー用ス
キャンコンバータ302、およびスクロール用スキャン
コンバータ303のいずれかで生成されたデータを表示
制御部500に伝達する。
【0021】操作パネル701は、多数のキーを備えた
キーボード等からなり、この操作パネル701を操作す
るとその操作情報がCPU部101で検知され、その操
作情報に応じた指令が、その指令に応じて、ビームスキ
ャン制御部102、コントロールインターフェイス部2
04、ディジタルスキャンコンバータ部300、ドプラ
処理部400、あるいは表示制御部500に伝達され
る。
【0022】EL表示部703は、液晶表示画面を有
し、また、CPU部101は、そのEL表示部703の
液晶表示画面に表示するEL用線画を作成するEL用線
画作成部を兼ねており、そのCPU部101で生成され
たEL用線画がEL表示部703の液晶表示画面上に表
示される。そのEL表示部703の液晶表示画面上には
タッチパネル702が備えられており、そのタッチパネ
ル702に指で触れるとそのタッチパネル702上の指
で触れた位置をあらわす位置情報がCPU部101に伝
達される。このタッチパネル702およびEL表示器7
03は、例えば、操作パネル701の操作により、この
超音波診断装置に、ある1つのモードに関するパラメー
タを設定する旨指示すると、CPU101により、その
1つのモード用に設定すべき多数のパラメータ一覧がE
L表示部703に表示され、タッチパネル702を指で
触れて所望のパラメータを設定するなど、この超音波診
断装置への各種の指示を入力し易いように構成されたも
のである。
【0023】フロッピィディスク装置704は、図示し
ないフロッピィディスクが装脱自在に装填され、その装
填されたフロッピィディスクをアクセスする装置であっ
て、CPU部101により、オペレータが操作パネル7
01やタッチパネル702の操作により行なった指示が
そのフロッピィディスク装置704に装填されたフロッ
ピィディスクに書き込まれ、この超音波診断装置への電
源投入時、あるいは操作パネル701の操作により初期
状態へのリセットが指示された時に、そのフロッピィデ
ィスク装置704に装填されたフロッピィディスクから
そこに書き込まれている各種の指示情報がCPU部10
1に入力され、CPU部101は、その指示情報に応じ
て各部を初期状態に設定する。これは、この超音波診断
装置を稼働させるにあたって必要となる、操作パネル7
01やタッチパネル702から設定すべきパラメータ等
が多数存在し、例えば電源投入のたびにそれら多数のパ
ラメータ等を設定し直すのは極めて大変であり、このた
めフロッピィディスクに初期状態のパラメータ等を書き
込んでおいて、電源投入時や初期状態へのリセットが指
示された時には、そのフロッピィディスクに書き込まれ
ているパラメータ等を読み込んでそれらのパラメータ等
に応じて各部を設定することにより、パラメータ等の設
定効率化を図るというものである。
【0024】制御部100を構成するCPU部101
は、上述のように、主としてマン・マシンインターフェ
イスの役割りを担っているのに対し、同じく制御部10
0を構成するビームスキャン制御部102は、主とし
て、この超音波診断装置による超音波の送受信のタイミ
ング等、リアルタイム性が要求される制御を担当してい
る。この超音波診断装置で超音波の送受信を行なう時に
は、信号処理部200を構成する各部を制御するための
データがビームスキャン制御部102からCPUバス9
01を経由して信号処理部200のコントロールインタ
ーフェイス部204に伝達され、このコントロールイン
ターフェイス部204は、制御ライン207を経由し
て、送受信部201、受信ディレイ制御部202、およ
びドプラシグナル処理部206を制御し、また、このコ
ントロールインターフェイス部204は、制御ライン2
08を介して演算部205を制御し、さらに受信ディレ
イ制御部202は、コントロールインターフェイス部2
04の制御を受けて、制御ライン209を介してビーム
フォーマ部203を制御する。
【0025】送受信部201には、超音波プローブ20
が接続されている。この超音波プローブには、例えばリ
ニア走査型超音波プローブ、コンベックス走査型超音波
プローブ、セクタ走査型超音波プローブ、また特殊な超
音波プローブとしては、体腔内に挿入されるタイプの超
音波プローブ、さらには、これら各種の超音波プローブ
について、使用される超音波の周波数の相違による種別
等、多種類の超音波プローブが存在する。超音波プロー
ブを本体部10に装着するにはコネクタ(図示せず)が
用いられるが、本体部10側には超音波プローブを接続
するためのコネクタが4個取り付けられており、前述し
たように、多種類の超音波プローブのうち最大4本まで
同時装着が可能である。超音波プローブを本体部10に
装着すると、どの種類の超音波プローブが装着されたか
をあらわす情報が本体部10で認識できるように構成さ
れており、その情報は、制御ライン207、コントロー
ルインターフェイス部204、およびCPUバス901
を経由してCPU部101に伝えられる。一方、操作パ
ネル701からは、この超音波診断装置を使用するにあ
たり、今回、本体部10側の4つのコネクタのうちのど
のコネクタに接続された超音波プローブを使用するか指
示が入力される。その指示は、CPUバス901を経由
してビームスキャン制御部102に伝えられ、そのビー
ムスキャン制御部102から、使用する超音波プローブ
に応じたデータが、CPUバス901、コントロールイ
ンターフェイス部204、制御ライン207を経由して
送受信部201に伝達され、送受信部201は、上記の
ようにして指示された超音波プローブ20に対し、以下
に説明するように高電圧パルスを送信して超音波を送信
し、その超音波プローブで受信された信号を受け取る。
ここでは、図1に1つだけ示す超音波プローブ20が超
音波送受信のために選択されたものとする。
【0026】図1に示す超音波プローブ20はいわゆる
セクタ走査型の超音波プローブであり、その先端には、
複数の超音波振動子21が配列されており、超音波の送
受信にあたっては、生体(特に人体)1の体表に超音波
振動子21があてがわれる。その状態で、送受信部20
1から複数の超音波振動子21それぞれに向けて超音波
送信用の各高電圧パルスが印加される。複数の超音波振
動子21それぞれに印加される各高電圧パルスは、コン
トロールインターフェイス部204の制御により相対的
な時間差が調整されており、これら相対的な時間差がど
のように調整されるかに応じて、これら複数の超音波振
動子21から、生体1の内部に延びる複数の走査線2の
うちのいずれか一本の走査線に沿って、生体内部の所定
深さ位置に焦点が結ばれた超音波パルスビームが送信さ
れる。
【0027】この送信される超音波パルスビームの属
性、すなわち、その超音波パルスビームの方向、焦点の
深さ位置、中心周波数等は、ビームスキャン制御部10
2からCPUバス901を経由してコントロールインタ
ーフェイス部204に伝えられた制御データにより定ま
る。この超音波パルスビームは生体1の内部を進む間に
その1本の走査線上の各点で反射して超音波プローブ2
0に戻り、その反射超音波が複数の超音波振動子21で
受信される。この受信により得られた複数の受信信号
は、送受信部201に入力されて送受信部201に備え
られた複数のプリアンプ(図示せず)でそれぞれ増幅さ
れた後ビームフォーマ部203に入力される。このビー
ムフォーマ部203には、多数の中間タップを備えたア
ナログ遅延線が備えられており、受信ディレイ制御部2
02の制御により、送受信部201から送られてきた複
数の受信信号がアナログ遅延線のどの中間タップから入
力されるかが切り換えられ、これにより、それら複数の
受信信号が相対的に遅延されるとともに互いに電流加算
される。ここで、それら複数の受信信号に関する相対的
な遅延パターンを制御することにより、生体1の内部に
延びる所定の走査線に沿う方向の反射超音波が強調さ
れ、かつ生体1の内部の所定深さ位置に焦点が結ばれ
た、いわゆる受信超音波ビームが形成される。ここで、
超音波は、生体1内部を、信号処理の速度と比べてゆっ
くりと進むため、1本の走査線に沿う反射超音波を受信
している途中で生体内のより深い位置に焦点を順次移動
させる、いわゆるダイナミックフォーカスを実現するこ
ともでき、この場合、超音波パルスビーム1回の送信に
対応する1回の受信の間であっても、その途中で時間的
に順次に、受信ディレイ制御部202により、各超音波
振動子で得られた各受信信号が入力される、アナログ遅
延線の各タップが切り換えられる。
【0028】この受信超音波ビームの属性、すなわち受
信超音波ビームの方向、焦点位置等についても、ビーム
スキャン制御部102からCPUバス901を経由して
コントロールインターフェイス部204に伝えられ、さ
らに制御ライン207を経由して受信ディレイ制御部2
02に伝えられてきた制御データにより定められ、受信
ディレイ制御部202はそのようにして伝えられてきた
制御データに基づいて、ビームフォーマ部203を制御
する。
【0029】尚、上記説明では、超音波振動子21には
高電圧パルスを与え、超音波パルスビームを送信する旨
説明したが、この場合、前述したように超音波は信号処
理速度と比べるとゆっくりと生体内を進むため、超音波
振動子21に高電圧パルスを印加した時点を起点とし、
超音波振動子21で反射超音波を受信する時点までの時
間により、その時点で得られた信号が生体内のどの深さ
位置で反射した反射超音波に対応する信号であるかを知
ることができる。すなわち、送信される超音波がパルス
状のものであることにより、生体の深さ方向に分解能を
持つことになる。通常は、このように、超音波振動子2
1には高電圧パルスが印加されるが、特殊な場合には、
生体内の深さ方向に分解能を持たないことを許容し、超
音波振動子21に連続的に繰り返す高電圧パルス列信号
を印加して生体内に連続波としての超音波ビームを送信
することもある。
【0030】ただし、以下においても、ドプラ処理部4
00を構成するパルス/連続波ドプラ解析部401の説
明の際に連続波に言及する場合を除き、パルス状の超音
波ビームを送信するものとして説明する。送受信部20
1およびビームフォーマ部203は、上記のようにし
て、生体1内部の複数の走査線2のそれぞれに沿って順
次に超音波パルスビームの送信と受信とを繰り返し、こ
れにより生成される各走査線に沿う受信超音波ビームを
あらわす受信信号が演算部205に順次入力される。こ
の演算部205では、入力された受信信号が対数圧縮さ
れ、検波され、さらに、操作パネル701を操作するこ
とにより指定された、生体1内部のどの深さ領域までの
画像を表示するかという指定(つまり生体内部の浅い領
域のみの画像を表示すればよいのか、あるいはどの程度
深い領域までの画像を表示する必要があるかという指
定)に応じたフィルタリング処理等が施され、さらにA
/D変換器によりディジタルの受信信号に変換されて、
そのディジタルの受信信号が演算部205から出力され
る。この演算部205から出力された受信信号は、エコ
ーバス902を経由して、ディジタルスキャンコンバー
タ部300を構成する白黒用スキャンコンバータ301
に入力される。この白黒用スキャンコンバータ301で
は、表示用の各画素に対応したデータを生成するための
補間演算処理が施され、ビデオバス903を経由して表
示制御部500に入力される。この表示制御部500
は、複数の走査線2で規定される生体断層面内の超音波
反射強度分布によるBモード画像を観察用テレビモニタ
707に表示する。その際、必要に応じて、操作パネル
701から入力された患者名や撮影年月日、撮影条件等
も、そのBモード画像に重畳されて表示される。表示制
御部500にはフレームメモリが備えられており、その
フレームメモリを順次書き換えることにより、Bモード
画像として、生体1内部が動いている様子をあらわす動
画像を表示することもでき、あるいは、フレームメモリ
の書き換えを停止することによりある時点における静止
画像(フリーズ画像)を表示することもできる。さらに
は、生体信号アンプ部600からの同期信号に基づい
て、フレームメモリの書き換えのタイミングを制御する
ことにより、生体の心臓の動きに同期した、その心臓の
動きの、ある位相における画像を表示することもでき
る。
【0031】生体信号アンプ部600には、生体(人
体)1の心電波形を得るためのECG電極ユニット70
9、心音をピックアップする心音マイク710、人体の
脈をとらえる脈波用トランスデューサ711が接続され
ており、生体信号アンプ部600では、これらのうちの
いずれか1つもしくは複数のセンサに基づいて同期信号
が生成され、表示制御部500に送られる。
【0032】また表示制御部500には、観察用テレビ
モニタ707のほか、プリンタ705、VTR(ビデオ
テープレコーダ)706が接続されており、表示制御部
500は、オペレータからの指示に応じて、観察用テレ
ビモニタ707に表示された画像をプリンタ705ない
しはVTR706に出力する。再度、信号処理部200
の説明から始める。
【0033】生体内部に延びるある一本の走査線上の超
音波反射情報の時間変化を知ろうとするときは、オペレ
ータからの指示に応じて、その関心のある一本の走査線
に沿って超音波が繰り返し送受信され、その1本の走査
線に沿う生体の受信超音波ビームをあらわすデータがエ
コーバス902を経由してスクロール用スキャンコンバ
ータ303に入力される。このスクロール用スキャンコ
ンバータ303は、縦方向にその1本の走査線に沿う生
体の深さ方向の超音波反射強度分布、横軸が時間軸から
なり時間軸方向にスクロールする画像(Mモード画像)
をあらわすデータが生成され、ビデオバス903を経由
して表示制御部500に入力され、例えば観察用テレビ
モニタ707に、そのデータに基づく画像が表示され
る。尚、表示制御部500は、白黒用スキャンコンバー
タ301から送られてきたBモード画像とスクロール用
スキャンコンバータ303から送られてきたMモード画
像とを横に並べる機能や、Bモード画像に、後述するカ
ラードプラ画像をあるいはパワードプラ画像を重畳する
機能も有しており、観察用テレビモニタ707には、オ
ペレータからの指示に応じて、複数の画像が並べて表示
され、あるいは複数の画像が重畳して表示される。
【0034】もう一度、信号処理部200の説明に戻
る。信号処理部200を構成するドプラシグナル処理部
206は、生体1内部の血流分布や、ある一点、ないし
ある1本の走査線上の血流速度を求めるための構成要素
であり、このドプラシグナル処理部206では、ビーム
フォーマ部203で生成された受信超音波ビームをあら
わす受信信号に、いわゆる直交検波が施され、さらにA
/D変換によりディジタルデータに変換される。ドプラ
シグナル処理部206から出力された直交検波後のデー
タは、ドプラ処理部400に入力される。ドプラ処理部
400には、パルス/連続波ドプラ解析部401とカラ
ー/パワードプラ解析部402とが備えられており、こ
こでは、ドプラシグナル処理部206から出力されたデ
ータは、カラー/パワードプラ解析部402に入力され
るものとする。カラー/パワードプラ解析部402で
は、各走査線それぞれに沿って例えば8回ずつ超音波送
受信を行なったときのデータに基づく自己相関演算によ
り、オペレータにより指定された、Bモード画像上の関
心領域(ROI)内の血流速度分布や血流パワー分布を
あらわすデータが求められる。ROI内の血流速度分布
や血流パワー分布をあらわすデータは、エコーバス90
2を経由してカラー/パワー用スキャンコンバータ30
2に入力される。このカラー/パワー用スキャンコンバ
ータ302では、そのROI内の血流分布をあらわすデ
ータが表示用の画素を持つデータに変換され、そのデー
タは、ビデオバス903を経由して表示制御部500に
入力される。表示制御部500では、白黒用スキャンコ
ンバータ301から送られてきたBモード画像上のRO
Iに、例えば血流速度分布の場合、超音波プローブ20
に近づく方向の血流を赤、遠ざかる方向の血流を青、そ
れらの輝度で血流速度をあらわしたカラードプラ画像を
重畳して、観察用テレビモニタ707に表示する。これ
により、そのROI内の血流速度分布の概要を把握する
ことができる。これと同様に、Bモード像上のROIに
血流パワー分布をあらわすパワードプラ画像を重畳して
表示することもできる。
【0035】ここで、オペレータにより、そのROI内
のある1点もしくはある1本の走査線上の血流を詳細に
観察する旨の要求が入力されると、今度は送受信部20
1により、その関心のある一点を通る一本の走査線、も
しくはその関心のある1本の走査線に沿う方向に多数回
超音波の送受信が繰り返され、それにより得られた信号
に基づいてドプラシグナル処理部206で生成されたデ
ータが、ドプラ処理部400を構成するパルス/連続波
ドプラ解析部401に入力される。生体内のある一点の
血流に関心があるときは、生体内にはパルス状の超音波
ビームが送信され、ある1本の走査線上の血流情報が平
均化されることを許容しS/Nの良い血流情報を得たい
ときは、生体内には連続波としての超音波ビームが送信
される。
【0036】パルス/連続波ドプラ解析部401では、
ある1点もしくはある1本の走査線について多数回超音
波送受信を行なうことにより得られたデータに基づくF
FT(Fast Fourier Transfor
m)演算により、その一点の血流情報あるいはその一本
の走査線上の平均的な血流情報が得られる。このパルス
/連続波ドプラ解析部401で得られた血流情報をあら
わすデータは、エコーバス902を経由して、スクロー
ル用スキャンコンバータ303に入力され、スクロール
スキャンコンバータ303では、縦軸が血流速度、横軸
が時間軸からなり時間軸方向にスクロールする画像をあ
らわすデータが生成される。このデータは、ビデオバス
903を経由して表示制御部500に入力され、観察用
テレビモニタ707上に、例えば白黒用スキャンコンバ
ータ301から送られてきたBモード画像と並べられて
表示される。
【0037】次に、本実施形態の特徴部分について説明
する。図2は、本発明の超音波診断装置の一実施形態の
特徴部分の詳細ブロック図である。前述したように、信
号処理部200を構成するドプラシグナル処理部206
では、ビームフォーマ部203で生成された受信超音波
ビームをあらわす受信信号に、いわゆる直交検波が施さ
れ、さらにA/D変換によりディジタルデータに変換さ
れるが、このようにして生成された直交検波後のデータ
がカラー/パワードプラ解析部402の、MTIフィル
タ4021に入力される。このMTIフィルタ4021
は、生体内の各組織の極めてゆっくりとした動きの成分
をカットし血流成分のみを抽出するディジタルフィルタ
である。
【0038】MTIフィルタ4021で血流成分のみ抽
出されたデータは血流演算部4022に入力される。こ
の血流演算部4022は、速度演算部40221とパワ
ー演算部40222からなり、速度演算部40221、
パワー演算部40222では、入力されたデータに基づ
いて、ROI内の各画素の、それぞれ血流速度、血流パ
ワーをあらわす速度データ、パワーデータが求められ
る。速度演算部40221で求められた速度データは、
ノイズカットフィルタ4023により、パワー演算部4
0222で求められたパワーデータが存在しない(血管
が存在しない)領域のデータがカットされた後、さらに
パーシスタンス部4024を経由して演算・選択部40
26に入力される。また、パワー演算部40222で求
められたパワーデータは、フレーム平均部4025を経
由して演算・選択部4026に入力される。
【0039】図3は、パーシスタンス部4024および
フレーム平均部4025の構成を示すブロック図であ
る。パーシスタンス部4024およびフレーム平均部4
025は、いずれも、この図3に示すブロック図で表わ
される。先ず、図3に示すブロック図がパーシスタンス
部4024をあらわすブロック図であるとして、パーシ
スタンス部4024について説明し、次いで、図3に示
すブロック図がフレーム平均部4025をあらわすブロ
ック図であるとして、フレーム平均部4025について
説明する。
【0040】パーシスタンス部4024には、図1に示
す操作パネル701の操作により設定されたパーシスタ
ンスの強さをあらわす値(例えば、オフ、1,2,3,
4の5段階が設定可能である)が制御信号として入力さ
れる。また、このパーシスタンス部4024を構成する
フレームメモリ40245には、前回のフレームに関す
る、このパーシスタンス部4024からの出力速度デー
タが格納されており、係数制御部40241では、その
フレームメモリ42045から読み出した前回の出力速
度データOLDに、入力された制御信号によって定めら
れる係数K(K<1)を乗算し、その乗算値K・OLD
の絶対値|K・OLD|と、新たに入力された入力速度
データNEWの絶対値|NEW|とを比較し、入力速度
データNEWの絶対値|NEW|の方が大きければK1
=1,K2=0とし、逆に乗算値K・OLDの絶対値|
K・OLD|の方が大きければK1=0,K2=1とす
る。各乗算器40242,40243は、それぞれK1
・NEW,K2・OLDを演算する乗算器であり、加算
器40244は、それらを加算して、加算値K1・NE
W+K2・OLDを求めその加算値を出力速度データO
UTとするものである。したがって|NEW|の方が大
きく、係数制御部40241からK=1,K2=0が出
力されたときは、入力速度データNEWがそのまま出力
速度データOLDとなり、|K・OLD|の方が大き
く、係数制御部40241からK1=0,K2=Kが出
力されたときは、フレームメモリ40254から読み出
された前回の出力速度データOLDにK(K<1)が乗
算されることにより、前回の出力速度データOLDが減
衰したデータK・OLDが出力速度データOUTとして
出力されるとともに、その減衰したデータK・OLD
が、フレームメモリ40245に、それまで格納されて
いた前回の出力速度データに代えて格納される。
【0041】パーシスタンス部4024では、以上のフ
ィルタ演算がフレーム間の相互に対応する画素毎に実行
され、これにより、大きな血流速度をあらわす速度デー
タがあらわれると出力速度データに直ちに反映され、そ
の後は、設定されたパーシスタンスの強さに応じた減衰
速度で減衰することになり、一旦表示された血流に対し
残像効果が生じ、視覚上滑らかな血流表現が実現する。
【0042】また、このパーシスタンス部4024で
は、係数制御部40241による2つの係数K1,K2
の定め方により、ノイズカットフィルタ4023(図2
参照)で除去されずに有効なデータとしてこのパーシス
タンス部4024に入力された速度データはそのまま出
力し、そのノイズカットフィルタ4023でノイズとし
除去された速度データに対応する画素に関しては、上述
のアルゴリズムに従って残像効果をもたせるというフィ
ルタリング処理を行なうこともできる。
【0043】また、フレーム平均部4025にも、図1
に示す操作パネル701の操作より設定されたフレーム
平均の強さをあらわす値(例えば、オフ,1,2,3,
4の5段階が設定可能である)が制御信号として入力さ
れる。このフレーム平均部4025を構成する係数制御
部40241は、入力された制御信号および入力された
2つのパワーデータNEW,OLDに基づいて、係数K
(K<1)を設定し、K1=1−K,K2=Kを出力す
る。したがて出力パワーデータOUTは、 OUT=K1・NEW+K2・OLD =(1−K)・NEW+K・OLD となり、設定されたフレーム平均の強さに応じて各フレ
ームのパワーが重み付け加算平均される。フレーム平均
部4025では、以上のフィルタリング処理が、フレー
ム間の対応する画素毎に行なわれ、これにより、フレー
ム間で連続性のよい血流パワーデータが得られる。
【0044】また、このフレーム平均部4025におい
て、新たなフレームのパワーデータNEWが、フレーム
メモリ40245から読み出されたパワーデータOLD
より大きなパワーをあらわすデータであったときに係数
制御部40241により2つの係数K1,K2をK1=
1,K2=0とすることにより、高パワー入力時にその
高パワーを即時に出力に反映させ、これにより、インパ
クトのあるパワードプラ画像を表示することもできる。
【0045】図4は、図2に1つのブロックで示す演算
・選択部4026の構成を示すブロック図である。図2
に示すパーシスタンス部4024から出力された速度デ
ータおよびフレーム平均部4025から出力されたパワ
ーデータは、演算・選択部4026の重み付けパワー演
算部40261に入力される。この重み付けパワー演算
部40261には、速度データがあらわす血流速度Vの
絶対値|V|に応じて変化する係数Kのテーブルが格納
されており、入力されたパワーデータがあらわす血流パ
ワーPに、血流速度の絶対値|V|に応じた係数Kが乗
算され、これにより血流パワーPに重み付けがなされ
る。
【0046】本実施形態では、係数Kとして、図示のよ
うに血流速度Vの絶対値|V|が大きくなるに従って、
K=1を漸近線として漸増するカーブを描くように変化
する係数Kが採用されている。本実施形態では、血流速
度V小さいほど係数Kは小さい値をとるため、パワーが
一定で速度が変化する血流を重み付けパワーで表示する
と速度の違いがパワーの大きさの変化と同様にあらわさ
れ、従来タイプの、このような重み付けのないパワード
プラ画像を表示した場合と比べ、流れの様子が表現され
たパワードプラ画像となる。尚、この重み付けカーブ
は、ここに示したカーブの例に限定されるものではな
く、速度の様子をあらわすことができるのであればどの
ようなカーブを採用してもよい。ただし、観察部位や繰
り返し周波数を調整できるようにしておくことが望まし
い。
【0047】重み付けされた血流パワーK・Pは、フレ
ーム平均部40262に入力される。このフレーム平均
部40262は、図2に示す演算・選択部4026の前
段側に備えられたフレーム平均部4025を備えるとと
もに、あるいはそのフレーム平均部4025に代えて、
備えることができる。フレーム平均部40262を備え
たときのこのフレーム平均部40262の構成および作
用は、図3を参照して説明したフレーム平均部4025
の構成および作用と同様であり、重複説明は省略する。
【0048】第1選択部40263では、操作パネル7
01の、図2に示すモード切替用操作子7011の操作
により指定されたモード切替用制御信号に応じて、速度
データおよび重み付けパワーデータのうちの一方のデー
タが選択されて、バッファメモリ40264に一旦格納
される。また、図2に示すフレーム平均部4025から
出力されてこの演算・選択部4026に入力された、重
み付け前のパワーデータも、バッファ40264に入力
される。このバッファメモリ40264は、第1選択部
40263で選択された速度データもしくはパワーデー
タと、重み付け前のパワーデータとの双方のデータを格
納することができるだだけの容量を持っている。
【0049】バッファメモリ40264から出力された
速度データおよび重み付けパワーデータのうちの一方の
データと、重み付け前のパワーデータは、第2選択部4
0265により、モード切替用制御信号に応じて、一画
面表示モードのときはそれら入力された双方のデータの
うちの一方、二画面表示モードのときはそれら入力され
たデータ双方が選択され、この第2選択部40265か
ら出力される。
【0050】ここでは、第2選択部40265から、双
方のデータが出力されたものとして説明を続ける。第2
選択部40265から出力された速度データもしくは重
み付けパワーデータ、および、重み付け前のパワーデー
タは、図2に示すカラー/パワードプラ解析部402か
ら出力される。このカラー/パワードプラ解析部402
から出力されたデータは、エコーバス902を経由して
カラー/パワー用スキャンコンバータ302に入力され
る。
【0051】本実施形態におけるカラー/パワー用スキ
ャンコンバータ302には、機能上、2つのスキャンコ
ンバータ302a,302bが備えられており、スキャ
ンコンバータ302a,302bでは、速度データもし
くは重み付けパワーデータが表示用の画素を持つデータ
に変換され、もう一方のスキャンコンバータ302bで
は、重み付け前のパワーデータが同様に変換される。こ
のカラー/パワー用スキャンコンバータ302で得られ
たデータは、エコーバス903を経由して表示制御部5
00に入力される。
【0052】この表示制御部500には、2つのフリー
ズスイッチ501a,501bを備えた動画/フリーズ
切替部501、2つのフレームメモリ502a,502
b、それらのフレームメモリ502a,502bから出
力されたデータと、後述するLUT格納部504との接
続を切り替えるLUT切替スイッチ503aを備えたL
UT切替部503、速度データ(カラードプラ:CD)
用LUT(ルックアップテーブル)504a,重み付け
パワーデータ(重み付けパワードプラ:WPD)用LU
T504b,および重み付け前のパワーデータ(パワー
ドプラ:PD)用LUT504cを備えたルックアップ
格納部504、および画像合成部505が備えられてい
る、動画/フリーズ切替部501に備えられた2つのフ
リーズスイッチ501a,501bは、操作パネル70
1に備えられた動画/フリーズ切替用操作子7012に
より、それぞれ独立に、動画モードとフリーズモードと
に切り替えられる。
【0053】フリーズスイッチ501aがオン状態(動
画モード)のときは、エコーバス903を経由して表示
制御部500に入力されてきた速度データもしくは重み
付けパワーデータが、そのフリーズスイッチ501aを
経由してメモリ502aに入力され、このフレームメモ
リ502aは、各フレーム毎に新たなデータに書き換え
られる。この場合、観察用テレビモニタ707には、カ
ラードプラ画像もしくは重み付けパワードプラ画像の動
画像が表示される。フリーズスイッチ501aがオン状
態(動画モード)からオフ状態(フリーズモード)に切
り替えられると、メモリ502aには、そのフリーズス
イッチ501aがオフ状態に切り替えられる直前のフレ
ームのデータが格納されたままの状態となる。この場合
は、観察用テレビモニタ707には、カラードプラ画像
もしくは重み付けパワードプラ画像の静止(フリーズ)
画像が表示される。
【0054】重み付け前のパワーデータについても同様
であり、動画/フリーズ切替部501に備えられたもう
1つのフリーズスイッチ501bがオン状態(動画モー
ド)にあるときは、エコーバス903を経由して表示制
御部500に入力されてきたパワーデータが、そのフリ
ーズスイッチ501bを経由してフレームメモリ502
bに入力され、フレームメモリ502bは、各フレーム
毎に新たなパワーデータに書き換えられる。この場合、
観察用テレビモニタ707には、重み付け前(従来タイ
プ)のパワードプラ画像の動画像が表示される。そのフ
リーズスイッチ501bがオン状態(動画モード)から
オフ状態(フリーズモード)に切り替えられると、フレ
ームメモリ502bには、そのフリーズスイッチ501
bがオフ状態に切り替えられる直前のフレームのパワー
データが格納されたままの状態となる。この場合は、観
察用テレビモニタ707には、従来タイプのパワードプ
ラ画像のフリーズ画像が表示される。
【0055】フレームメモリ502aに格納された速度
データもしくは重み付けパワーデータは、そのフレーム
メモリ502aから読み出され、LUT切替部503の
LUT切替スイッチ503aを経由してLUT格納部5
04に入力される。LUT切替スイッチ503aは、操
作パネル701のモード切替用操作子7011の操作に
応じて、図4に示す演算・選択部4026の第1選択部
40263において速度データが選択されたときは、表
示制御部500のフレームメモリ502aから読み出さ
れた速度データがLUT格納部504のカラードプラ用
LUT504aを参照するように切り替えられ、図4に
示す演奏・選択部4026の第1選択部40263にお
いて重み付けパワーデータが選択されたときは、表示制
御部500のフレームメモリ502aから読み出された
速度データがLUT格納部504の重み付けパワードプ
ラ用LUT504bを参照するように切り替えられる。
フレームメモリ502aから読み出されたデータが速度
データのときは、その速度データは、カラードプラ用L
UT504aが参照されて表示用のデータに変換され、
フレームメモリ502aから読み出されたデータが重み
付けパワーデータのときは、その重み付けパワーデータ
は、重み付けパワードプラ用LUT504bが参照され
て表示用のデータに変換される。
【0056】一方、フレームメモリ502bから読み出
された、重み付け前の従来タイプのパワーデータは、L
UT格納部504のパワードプラ用LUT504cが参
照されて、表示用のデータに変換される。このように、
本実施形態では、カラードプラ用とパワードプラ用とで
別々のルックアップテーブルが用意され、さらに、パワ
ードプラ用に関しても、重み付け前の従来タイプのパワ
ードプラ用ルックアップテーブルと重み付け後のパワー
ドプラ用ルックアップテーブルを別々に用意したため、
カラードプラ画像、パワードプラ画像それぞれに適した
色味や輝度で表示された画像を得ることができ、さらに
パワードプラ画像に関しても重み付け前と重み付け後で
それぞれに適した色味や輝度で表示され、しかも、表示
されたパワードプラ画像が、重み付け前のパワードプラ
画像であるか重み付け後のパワードプラ画像であるかを
一見して識別することができる。
【0057】LUT格納部504で得られた表示用のデ
ータは、いずれも画像合成部505に入力される。この
画像合成部505では、入力された2つの表示用データ
による2つの画像が横に並んだ1つの画像に合成され
る。この2つの表示用データによる2つの画像のうちの
一方は、カラードプラ画像もしくは重み付けパワードプ
ラ画像であり、もう一方は重み付け前の従来タイプのパ
ワードプラ画像である。
【0058】尚、画像合成部505では、Bモード画像
と、カラードプラ画像あるいはパワードプラ画像との重
畳処理や、さらには、例えば操作パネル701から入力
された患者名や撮影年月日などのデータとの合成処理も
行なわれるが、それらの処理は従来技術と何ら変わると
ころはないため、それらの機能は図示省略されている。
画像合成部505で合成された画像をあらわす表示用画
像データは、観察用テレビモニタ707に送られ、観察
モニタ707の表示画面に画像が表示される。
【0059】ここでは、前述したように、カラー/パワ
ードプラ解析部402の演算・選択部4026を構成す
る、図4に示す第2選択部40265において、2つの
データ(速度データもしくは重み付けパワーデータと、
重み付け前の従来タイプのパワーデータとの双方)が選
択される二画面表示モードを前提にして説明してきた
が、一画面表示モードのときは、演算・選択部4026
を構成する第2選択部40265からは、速度データ、
重み付けパワーデータ、あるいは重み付け前の従来タイ
プのパワーデータのうちの1つが選択され、カラー/パ
ワー用スキャンコンバータ302および表示制御部50
0では上記と同様に処理され、観察用テレビモニタ70
7には、カラードプラ画像、重み付けパワードプラ画
像、あるいは従来タイプのパワードプラ画像が表示され
る。
【0060】図5は、本実施形態における表示形態の一
例を模式的にあらわした図である。図1,図2に示す観
察用モニタテレビ707の表示画面上に互いに同一の2
つのBモード画像7071,7072が並べて表示され
ており、それら2つのBモード画像7071,7072
のうちの一方のBモード画像7071上のROI707
1aに従来タイプのパワーモード画像が重畳されて表示
され、もう一方のBモード画像7072上のROI70
72a(双方のBモード画像上のROIは互いに同一の
領域である)には、重み付けパワードプラ画像が重畳さ
れて表示される。このように、従来タイプのパワードプ
ラ画像と重み付けパワードプラ画像を並べて表示する
と、重み付けの効果、すなわち血流の速度に関する情報
の把握が一層容易となる。
【0061】前述したように、この実施形態では、操作
パネル上の動画/フリーズ切替用操作子7012を操作
して各フリーズスイッチ501a,501bをそれぞれ
独立にオン状態、オフ状態に切り替えることができ、オ
ン状態に切り替えられたフリーズスイッチに対応する画
像は動画像となり、オフ状態に切り替えられたフリーズ
スイッチに対応する画像はフリーズ画像となる。
【0062】また、この実施形態では、図示は省略する
が、従来タイプのパワードプラ画像とカラードプラ画像
を並べて表示することもでき、重み付けパワードプラ画
像、従来タイプのパワードプラ画像、カラードプラ画像
のうちのいずれか1つの画像を、切替自在に、1つのB
モード上に重ねて表示することもできる。図6は、図2
に示すブロック図中の、カラー/パワードプラ解析部4
02を構成する血流演算部4022に代えて採用するこ
とのできる血流演算部の他の例を示すブロック図であ
る。
【0063】この図6に示す血流演算部4029は、速
度演算部40291とパワー演算部40292から構成
されている。パワー演算部4029では、図2に示す血
流演算部4122を構成するパワー演算部4022と同
様に、公知の演算アルゴリズムにより血流パワーをあら
わすパワーデータが求められる。ここでは、加速度等、
速度に基づいて導出される量を含めて‘速度’と称して
いるが、速度演算部40291は、加速度等を除く狭義
の速度を公知の演算アルゴリズムを用いて求める、図2
に示す血流演算部4022中の速度演算部4022と同
様の、狭義の速度演算部402911と、その速度演算
部402911で求められた狭義の速度を1フレーム分
格納しておくフレームメモリ402912と、フレーム
メモリ402912に格納されている前回のフレームの
速度と、速度差演算部402911で求められた今回の
フレームの速度との差分(加速度)を演算する速度演算
部402913とを備えている。この速度差演算部40
2913ではフレーム間の速度差、すなわち加速度が求
められ、その速度差(加速度)をあらわす速度データが
出力される。
【0064】この血流演算部4029から出力された、
速度差(加速度)をあらわす速度データは、図2に示す
ノイズカットフィルタ4023、パーシスタンス部40
24を経由して、図4に示す演算・選択部4026に入
力される。この演算・選択部4026を構成する重み付
けパワー演算部40281には、図4の説明では速度V
の絶対値|V|に対する係数Kのテーブルが格納されて
いる旨説明したが、図2に示す血流演算部4022に代
えて図6に示す血流演算部4029を備えた場合は、血
流の加速度V’の絶対値|V’|に対する係数Kのテー
ブルが格納されており、血流パワーPは、加速度V’の
絶対値|V’|に応じて重み付けされる。
【0065】この場合、観察用テレビモニタ707に表
示される重み付けパワードプラ画像は、加速度に応じて
重み付けされた画像であるため、定常流であるか拍動流
であるかを一見して把握することができる。図7は、本
発明の超音波診断装置のもう1つの実施形態の特徴部分
の詳細ブロック図である。図2の各ブロックに対応した
ブロックには、図2に付した符号と同一の符号を付して
示し、図2との相違点について説明する。また、図8
は、図7に示すブロック中に1つのブロックで示す演算
・選択部4028の詳細ブロック図である。
【0066】図7に示すブロック図中のカラー/パワー
ドプラ解析部402の、図2に示すカラー/パワードプ
ラ解析部との相違点は、図8に詳細を示す演算・選択部
4028であるため、ここでは先ず図8を参照して演算
・選択部4028について説明し、その後図7の説明に
戻る。図8に示す演算・選択部4028における重み付
けパワードプラ演算部40281は、図4に示す演算・
選択部4026における重み付けパワー演算部4026
1と同様であり、この重み付けパワードプラ演算部40
281では、血流パワーPに、血流速度Vの絶対値|V
|に応じた係数Kが乗算されて重み付けパワーK・Pが
生成される。第1選択部40282も、図4に示す演算
・選択部4026における第1選択部40263と同様
であり、この第1選択部40263には、重み付けパワ
ーデータと速度データとの双方が入力され、図7に示す
操作パネル701のモード切替操作子7013の操作に
より指定された重み付けパワーデータあるいは速度デー
タのうちの一方のデータが選択されて第2選択部402
83に入力される。第2選択部40283には、第1選
択部40282から出力されたデータのほか、重み付け
前の従来タイプのパワーデータが入力され、この第2選
択部40283では、モード切替用制御信号に応じて、
入力されたそれら2つのデータのうちの一方が選択され
て、バッファメモリ40284に入力される。すなわ
ち、第1選択部40282と第2選択部40283とを
合わせると、制御信号に応じて、速度データ、重み付け
パワーデータ、および重み付け前のパワーデータのうち
のいずれか1つのデータが選択されることになる。この
ように、第2の選択部40283では、一時には、いず
れか1つのデータしか出力されないため、図4に示す構
成と比べ、バッファメモリの容量は半分で済む。バッフ
ァメモリ40284に一旦格納されたデータは、図7に
示したように、エコーバス902を経由してカラー/パ
ワー用スキャンコンバータ302に入力されて表示用の
画素を持つデータに変換され、さらに表示制御部500
に入力される。
【0067】この図7に示す実施形態では、動画/フリ
ーズ切替部501に備えられた2つのフリーズスイッチ
501a,501bは、一方がオン状態のときに他方が
オフ状態となるように連動して切り替えられるように構
成されており、それら2つのフリーズスイッチ501
a,501bは、操作パネル701に備えられたモード
切替用操作子7013の操作に連動してモード切替え
(図8に示す第1および第2の選択部40282,40
283で速度データ、重み付けパワーデータ、重み付け
前のパワーデータのうちのいずれのデータを選択するか
を切り替える)たびに切り替えられる。ここでは、カラ
ー/パワードプラ解析部402から出力されるデータ
を、代表的に「第1のデータ」と称する、カラー/パワ
ードプラ解析部402から速度データ、重み付けパワー
データ、および重み付け前のパワーデータのうちの第1
のデータを出力している段階では、動画/フリーズ切替
部501を構成する2つのフリーズスイッチ501a,
501bのうちの一方のフリーズスイッチ501aがオ
ン状態にあり、一方のフリーズスイッチ501がオン状
態にあるものとする。このとき、その第1のデータは、
フリーズスイッチ501aを経由してフレームメモリ5
02aに格納される。また、この図7に示す画像制御部
500のLUT切替部506には、2つのLUT切替ス
イッチ506a,506bが備えられている。これらの
LUT切替スイッチ506a,506bは、やはり操作
パネル701のモード切替用操作子7013の操作に応
じて切り替えられる。すなわち、LUT切替スイッチ5
06aは、フリーズスイッチ501aを経由してフレー
ムメモリ502aに格納される第1のデータが速度デー
タのときはカラードプラ用LUT504aを参照するよ
うに切り替えられ、第1のデータが重み付けパワーデー
タのときは、重み付けパワードプラ用LUT504bを
参照するように切り替えられ、第1のデータが重み付け
前のパワーデータのときは、重み付け前のパワードプラ
用LUT504cを参照するように切り替えられる。L
UT切替部506に備えられたもう一方のLUT切替ス
イッチ506bも同様である。フレームメモリ502a
から出力された第1のデータは、その第1のデータに応
じたLUTに基づいて表示用のデータに変換されて、画
像合成部505に入力される。
【0068】ここで、カラー/パワードプラ解析部40
2から、それまで出力されていた第1のデータに代わ
り、速度データ、重み付けパワーデータ、およみ重み付
け前の従来タイプのパワーデータのうちの、第1のデー
タとは異なる第2のデータが出力されるように、操作パ
ネル701のモード切替用操作子7013が操作された
ものとする。すると、その操作を受けて、動画/フリー
ズ切替部501に備えられた2つのフリーズスイッチ5
01a,501bのうち、それまでオン状態にあったフ
リーズスイッチ501aがオフ状態に切り替えられ、ま
たこれとともに、それまでオフ状態にあったフリーズス
イッチ501bがオン状態に切り替えられる。また、こ
れとともに、LUT切替部506に備えたLUT切替ス
イッチ506bは、第2のデータに応じたLUTが参照
されるように切り替えられる。
【0069】カラー/パワードプラ解析部402から出
力された第2のデータは、カラー/パワー用スキャンコ
ンバータ302に入力されて表示用の画素をもつ第2の
データに変換されて表示制御部500に入力され、フリ
ーズスイッチ501bを経由してフレームメモリ502
bに一旦格納される、フレームメモリ502から出力さ
れた第2のデータはLUT切替スイッチ506bがその
第2のデータに応じたLUTを参照するように切り替え
られているためその第2のデータに応じたLUTが参照
されて表示用データに変換され、画像合成部505に入
力される。
【0070】このとき、フレームメモリ502aには、
モード切替用操作子7013が今回操作された時点の直
前のフレーズの第1のデータが格納されたままとなって
おり、このフレームメモリ502aから出力された第1
のデータは、その第1のデータに応じたLUTを参照す
るように切り替えられているLUT切替スイッチ506
aを経由してその第1のデータに応じたLUTが参照さ
れて表示用データに変換され、画像合成部505に入力
される。
【0071】画像合成部505では、入力された2つの
表示用データに基づく2つの画像を互いに横に並べた1
つの画像が生成され、観察用テレビモニタ707には、
例えば図5に示すような画像が表示される。ただし、こ
の場合、例えば図5に示すように2つ並んだ画像のうち
の一方は動画像、他方はフリーズ画像となる。これらの
動画像とフリーズ画像は、常に一方が動画像、他方がフ
リーズ画像であるという条件を満足しながら、それまで
動画像であった画像をフリーズ画像とし、それまでフリ
ーズ画像であった画像を動画像とすることもできる。こ
れらのモード切替えも、操作パネル701に備えられた
モード切替用操作子7013の操作により行なわれる。
【0072】尚、上記実施形態では、二画面表示モード
のとき2つの画像は真横に並べられて表示されている
か、マルチウインドウのように1つの表示画面上の任意
の位置に2つのウインドウを設定し、各ウインドウ内に
各画像を表示してもよく、あるいは表示される2つの画
像のうちの主に関心のある一方の画像を大きく他方の画
像を小さく表示してもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波診
断装置によれば、速度や加速度等をあらわす速度データ
に応じて重み付けされたパワードプラ画像が生成されて
表示されるため、従来タイプのパワードプラ画像が持つ
血流パワー分布の情報のみでなく、その血流の速度デー
タに起因する情報をパワードプラ画像上で把握すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波診断装置の一実施形態を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の超音波診断装置の一実施形態の特徴部
分の詳細ブロック図である。
【図3】パーシスタンス部およびフレーム平均部の構成
を示すブロック図である。
【図4】図2に1つのブロックで示す演算・選択部6の
構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態における表示形態の一例を模式的に
あらわした図である。
【図6】図2に示すブロック図中の、カラー/パワード
プラ解析部を構成する血流演算部に代えて採用すること
のできる血流演算部の他の例を示すブロック図である。
【図7】本発明の超音波診断装置のもう1つの実施形態
の特徴部分の詳細ブロック図である。
【図8】図7に示すブロック中に1つのブロックで示す
演算・選択部の詳細ブロック図である。
【符号の説明】
1 生体 2 走査線 10 本体部 20 超音波プローブ 21 超音波振動子 100 制御部 101 CPU部 102 ビームスキャン制御部 200 信号処理部 201 送受信部 202 受信ディレイ制御部 203 ビームフォーマ部 204 コントロールインターフェイス部 205 演算部 206 ドプラシグナル処理部 207,208,209 制御ライン 300 ディジタルスキャンコンバータ部 301 白黒用スキャンコンバータ 302 カラー/パワー用スキャンコンバータ 303 スクロールスキャンコンバータ 400 ドプラ処理部 401 パルス/連続波ドプラ解析部 402 カラー/パワードプラ解析部 500 表示制御部 501 動画/フリーズ切替部 501a,501b フリーズスイッチ 502a,502b フレームメモリ 503 LUT切替部 503a LUT切替スイッチ 504 LUT格納部 504a 速カラードプラ用LUT 504b 重み付けパワードプラ用LUT 504c 重み付け前のパワードプラ用LUT 505 画像合成部 506 LUT切替部 506a,506b LUT切替スイッチ 600 生体信号アンプ部 701 操作パネル 707 観察用テレビモニタ 901 CPUバス 902 エコーバス 903 ビデオバス 4021 MTIフィルタ 4022 血流演算部 40221 速度演算部 40222 パワー演算部 4023 ノイズカットフィルタ 4224 パーシスタンス部 4025 フレーム平均部 4026 演算・選択部 4028 演算・選択部 4029 血流演算部 7071,7072 Bモード画像 7071a,7072a ROI 40241 係数制御部 40242,40423 乗算器 40244 加算部 40245 フレームメモリ 40261 重み付けパワー演算部 40262 フレーム平均部 40263 第1選択部 40264 バッファメモリ 40265 第2選択部 40281 重み付けパワー演算部 40282 第1選択部 40283 第2選択部 40284 バッファメモリ 40291 速度演算部 40292 パワー演算部 402911 速度演算部 402912 フレームメモリ 402913 速度差演算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波パルスビームを生体内に送波し生
    体内からの反射超音波を受信して受信信号を得る過程を
    繰り返し、該過程を繰り返す間に得られた受信信号に基
    づく画像を表示する超音波診断装置において、 前記受信信号に基づいて、反射超音波に含まれる血流に
    起因する血流成分を抽出する血流抽出部と、 前記血流抽出部で抽出された血流成分に基づいて、生体
    内の血流の速度あるいは該速度から導出される量をあら
    わす速度データを求める速度演算部と、 前記血流抽出部で抽出された血流成分に基づいて、生体
    内の血流のパワーをあらわすパワーデータを求めるパワ
    ー演算部と、 前記速度演算部により求められた速度データに基づい
    て、前記パワー演算部により求められたパワーデータを
    重み付けることにより、重み付けパワーデータを求める
    重み付けパワー演算部と、 前記重み付けパワー演算部により求められた重み付けパ
    ワーデータの画像内の分布をあらわす重み付けパワー画
    像を表示する画像表示部とを備えたことを特徴とする超
    音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記速度演算部が、前記速度データとし
    て、血流の速度をあらわすデータを求めるものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記速度演算部が、前記速度データとし
    て、血流の加速度をあらわすデータを求めるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記速度演算部で求められた速度データ
    に、複数のフレーム間でフィルタ処理を施すフィルタ演
    算部を備えたことを特徴とする請求項1記載の超音波診
    断装置。
  5. 【請求項5】 前記パワー演算部で求められたパワーデ
    ータに、複数のフレーム間でフィルタ処理を施すフィル
    タ演算部を備えたことを特徴とする請求項1記載の超音
    波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記重み付けパワー演算部で求められた
    重み付けパワーデータに、複数のフレーム間でフィルタ
    処理を施すフィルタ演算部を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示部が、前記重み付けパワー
    画像と同時に、あるいは、切替自在に該重み付けパワー
    画像に代えて、前記パワー演算部により求められたパワ
    ーデータの画像内の分布をあらわすパワー画像を表示す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の超音波診
    断装置。
  8. 【請求項8】 前記重み付けパワーデータと、前記画像
    表示部により表示される重み付けパワー画像をあらわす
    表示用データとの対応関係を規定する第1の表示マッ
    プ、および、前記パワーデータと、前記画像表示部によ
    り表示されるパワー画像をあらわす表示用データとの対
    応関係を規定する、前記第1の表示マップとは異なる第
    2の表示マップの双方の表示マップが格納されたマップ
    格納部を備えたことを特徴とする請求項7記載の超音波
    診断装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001198124A (ja) * 1999-12-08 2001-07-24 General Electric Co <Ge> 侵入力を高めるための音波フラッシュ
JP2021049129A (ja) * 2019-09-25 2021-04-01 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置、及び画像処理装置
JP2022162853A (ja) * 2021-04-13 2022-10-25 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 超音波診断装置および医用解析装置

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