JPH11276489A - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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Publication number
JPH11276489A
JPH11276489A JP10101845A JP10184598A JPH11276489A JP H11276489 A JPH11276489 A JP H11276489A JP 10101845 A JP10101845 A JP 10101845A JP 10184598 A JP10184598 A JP 10184598A JP H11276489 A JPH11276489 A JP H11276489A
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JP
Japan
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ultrasonic
endoscope
distal end
ultrasonic transducer
wiring
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Pending
Application number
JP10101845A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP10101845A priority Critical patent/JPH11276489A/ja
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端構成部に超音波トランスデューサからの
配線を通過させる挿通空間を形成して、配線をこの挿通
空間内で非拘束状態として、1乃至複数の他の部材を割
り込ませるように通過させ、もって挿入部における配線
を挿通させるために設けた空間を有効活用して、挿入部
の細径化を図る。 【解決手段】 先端構成部3cの最先端位置に設けた超
音波検査機構部11を構成する超音波トランスデューサ
18から引き出した多数の配線24は挿入部3の軸線方
向に形成した挿通空間26を介してアングル部3b側に
延在されるが、この挿通空間26内では配線24を非拘
束状態となし、先端構成部3cに形成した処置具通路2
8に挿嵌され、湾曲形状の処置具挿通パイプ29をこの
挿通空間26内に割り込むようにして挿通させ、非拘束
状態の配線24を処置具挿通パイプ29の左右における
空間に回り込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の体内等に挿
入されて、体内の検査や診断を行うと共に、必要に応じ
て体内組織の状態を超音波検査することもできるように
した超音波内視鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】患者の体内の検査・診断を行うための装
置として内視鏡及び超音波検査装置がある。内視鏡は体
腔内壁表面の状態を検査するためのものであり、超音波
検査装置は体内組織の状態を検査するためのものであ
る。また、内視鏡に超音波検査機構を付加した超音波内
視鏡も広く用いられている。超音波内視鏡は、体腔内に
挿入される挿入部の先端部分に照明部及び観察部からな
る内視鏡観察機構と、超音波トランスデューサを含む超
音波検査機構とを設ける構成としたものである。これら
内視鏡観察機構及び超音波検査機構は挿入部の軸線方向
の前後に配置されるが、超音波検査機構は内視鏡観察機
構の先端側に配置するのが一般的である。
【0003】超音波内視鏡は、体内の検査や診断を行う
ことから、患部等が発見された時には所要の処置を施す
ことができればより都合良い。このように体内で適宜の
処置を施せるようにするために、鉗子や高周波処置具等
の処置具を挿通ガイドする処置具通路が挿入部に設けら
れ、先端構成部に処置具を導出させる処置具導出部が形
成される。必要な処置を安全で的確に行うためには、術
者等は処置具導出部から導出された処置具を常に確認で
きるようになっていなければならない。超音波内視鏡で
は、超音波検査機構によっても処置具の位置を確認でき
ることから、超音波検査機構を持たない内視鏡とは異な
り、穿刺処置具を挿通させて所要の処置を施すことがで
きる。穿刺処置具は先端が鋭利となった穿刺針を有し、
この穿刺針にチューブを接続したものからなり、穿刺針
が処置具導出部から導出されて体腔内壁から体内に刺入
して、患部に薬液を注入したり、出血部等からの吸引を
行う等の処置を行う。
【0004】従って、処置具導出部から導出された処置
具は、内視鏡観察機構による内視鏡観察視野内に捉える
ことができ、しかも超音波検査機構による超音波観察範
囲、つまり超音波走査範囲内に入るようにする必要があ
る。このために、処置具導出部の開口位置は内視鏡観察
機構の配設位置と超音波検査機構の配設位置との間の位
置となる。しかも、穿刺処置具を2つの観察範囲内に確
実に入るようにするには、少なくとも内視鏡観察機構に
おける観察視野の中心軸線を挿入部の軸線に対して所定
角度傾いた斜視型となし、処置具導出部における処置具
の導出方向を内視鏡観察機構による観察視野の中心軸線
と平行または平行に近い角度方向とするのが都合が良
い。このために、挿入部の軸線方向に延在させた処置具
通路内で前述した角度分だけ方向を変えなければならな
い。
【0005】既に説明したように、超音波内視鏡にあっ
ては、穿刺処置具も用いられるが、この穿刺処置具は処
置具導出部から導出させた後に、直接体内に刺入され
る。この穿刺処置具の体内への刺入時には抵抗が生じる
等から、先端側における少なくとも体内に刺入される深
さ分以上の長さは剛性を持たせなければ、円滑かつ確実
に体内に刺入できない。従って、挿入部に軸線方向に延
在させた処置具通路から、この軸線に対して斜め前方に
延在される処置具導出部に至る方向転換部において通路
が急激に曲がっていると、穿刺処置具の挿通が困難にな
る。このために、処置具通路は、処置具導出部への接続
位置から所定の長さ分は硬質パイプで構成して、この硬
質パイプを緩やかに湾曲させることによって、穿刺処置
具等の挿通性を良好にしている。なお、挿入部におい
て、先端構成部に遠隔操作で湾曲されるアングル部及び
挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性部を順次連設
した軟性鏡を用いる場合には、硬質パイプには軟性のチ
ューブからなる処置具挿通チャンネルが接続される。
【0006】ところで、超音波検査機構を構成する超音
波トランスデューサは、圧電素子からなる超音波振動子
で構成され、この超音波振動子に所定の電圧を印加する
ことにより超音波が送信されるようになっているが、こ
の超音波トランスデューサの走査方式としては、大別す
ると、機械走査方式と電子走査方式とがある。機械走査
方式では、超音波トランスデューサを所定の方向に移動
させながら、超音波パルスの送信を繰り返し行うもので
ある。一方、電子走査方式にあっては、多数の超音波振
動子を所定の方向に並べた超音波トランスデューサを用
い、このように多数並べた各超音波振動子から順次超音
波パルスを送信することによって、設定された範囲の走
査を行えるようになる。機械走査方式では、超音波トラ
ンスデューサは、単板の超音波振動子でも構成できるこ
とから、その小型化・コンパクト化が図られ、またこの
超音波トランスデューサに接続される配線も2本で良
い。しかしながら、超音波トランスデューサを機械的に
動かさなければならないことから、その駆動機構の構成
が複雑になる。
【0007】電子走査方式の超音波トランスデューサ
は、逆に、挿入部に固定的に設け、駆動機構を設ける必
要がないが、多数の超音波振動子を配列するので、超音
波トランスデューサそのものが大型化すると共に配線数
も多くなる。特に、超音波検査機構による観察視野の範
囲を広く、しかも分解能を高めるには、さらに超音波振
動子の数を増やさなければならず、このために挿入部内
に挿通される配線の本数が極めて多くなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上の構成を有する超
音波内視鏡において、電子走査式の超音波トランスデュ
ーサを用いた超音波検査機構を挿入部の先端構成部の最
先端部に装着すると、この超音波トランスデューサに接
続された多数の配線は内視鏡観察部が装着されている部
位を通過して引き出されることになる。超音波トランス
デューサを構成する超音波振動子は多数設けられるの
で、それぞれの超音波振動子からの配線の数が極めて多
くなり、それを引き出すために極めて広いスペースが必
要になる。
【0009】一方、内視鏡観察機構を構成する照明部に
は、照明光を伝送するための光ファイバ束からなるライ
トガイドが接続される。また、観察部には、対物レンズ
が設けられるが、この対物レンズの結像位置には固体撮
像素子(電子内視鏡の場合)またはイメージガイド(光
学式内視鏡の場合)の入射端を配置する。さらに、前述
したように、穿刺処置具を含む処置具を挿通させるため
の処置具通路としての処置具挿通チャンネルや、洗浄用
流体や超音波伝達用の流体等を供給するための流通路も
設けなければならない。超音波トランスデューサからの
配線もこの部位を通過するから、挿入部のうち、これら
全ての部材が通過する位置が最も嵩張ることになり、充
填率が極めて高くなる。しかも、内視鏡観察部に設けら
れる各部材は斜め方向に引き出されることから、これら
各部材が斜めに配置されている部位が特に充填率が高く
なる。
【0010】挿入部は患者の体内に挿入される関係か
ら、その細径化を図る必要がある。患者の体内における
挿入経路としては、狭窄な部位や急激に曲がった部位等
があるので、挿入部の挿入経路への挿入を円滑に行い、
患者の苦痛軽減を図るためには挿入部の細径化を図る必
要がある。このために、観察部としては、固体撮像素子
は回路基板に搭載され、この回路基板はかなり大型の部
材であり、イメージガイドを用いた光学式内視鏡として
構成する方が細径化にとって有利である。しかしなが
ら、たとえイメージガイドを用いた光学式内視鏡として
構成したとしても、先端構成部内に挿通される部材とし
ては、このイメージガイドに加えて、ライトガイドや処
置具挿通チャンネル及び流通路があり、さらに超音波検
査機構を構成する超音波トランスデューサからの配線も
含まれる。従って、これらの各部材を合理的に挿通させ
なければ、挿入部の細径化を図ることができなくなる。
とりわけ、内視鏡の観察視野を斜め前方となるようにな
し、かつ処置具挿通チャンネルを穿刺処置具を挿通する
のに適したものとするには、内視鏡観察機構に接続した
各部材は、少なくとも先端構成部においては、斜めに配
置する必要があり、また超音波検査機構に接続した部材
はほぼ挿入部の軸線方向に延在されることから、これら
を混在させた状態で、相互に干渉しないように配置する
ためには、かなり大きなスペースを必要とし、また各部
材の配置間にはデッドスペースが生じることもあり、従
って挿入部の細径化には限度があった。
【0011】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、超音波検査機構に接
続した配線と、内視鏡観察機構を構成する各部材とを合
理的に配置することによって、挿入部、特にその先端構
成部におけるデッドスペースが生じるのを最小限に抑制
して、その細径化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、挿入部の先端構成部に、先端側に超
音波トランスデューサを備えた超音波検査機構を配置
し、この超音波検査機構より基端側に少なくとも内視鏡
観察機構及び処置具通路を設けた超音波内視鏡であっ
て、前記先端構成部には、前記超音波トランスデューサ
に接続した所定数の配線を通過させるための挿通空間を
形成し、この挿通空間内にはこれらの配線を非拘束状態
とすると共に、これら配線の非拘束部分に1乃至複数の
他の部材を割り込ませるようにして通過させる構成した
ことをその特徴とするものである。
【0013】ここで、内視鏡観察機構による観察視野の
方向としては、この観察視野の中心軸を斜め前方に向け
た斜視型となし、処置具導出部からの処置具の導出方向
もこの観察視野の中心軸とほぼ平行か、その間に角度を
持っていたとしても、できるだけ小さい角度、つまり平
行に近い角度となるように設定するのが望ましい。この
処置具導出部から超音波検査機構により確認しなければ
ならない穿刺処置具を挿通させるように構成した場合に
は、処置具導出部は内視鏡観察機構と超音波検査機構と
の間の位置に配置して、これら内視鏡観察機構及び超音
波検査機構の観察範囲内に入るように構成する。従っ
て、処置具導出部は挿入部の軸線に対して角度を持って
おり、処置具導出部に至る経路に方向転換部を設けるた
めに湾曲した通路を設ける必要がある。この湾曲した通
路を安定的に形成し、かつ緩い角度で曲げるようにする
ために、処置具通路の一部を硬質パイプで形成する。処
置具を円滑に通過させるためには、この硬質パイプを緩
く湾曲させるが、この角度を緩和するために、硬質パイ
プを配線を挿通させるスペースに入り込ませる。従っ
て、この処置具通路を構成する硬質パイプを配線の挿通
空間内に割り込ませて、非拘束状態となっている配線を
硬質パイプで左右に分割するように配置することができ
る。また、処置具導出部から導出して体内に刺入した処
置具を超音波検査機構により確認するには、超音波検査
機構を構成する超音波トランスデューサとしては、挿入
部の軸線方向に向けて多数の超音波振動子を配列し、か
つ凸円弧形状に配列する構成とするのが好ましい。ここ
で、非拘束状態とは、集合体としての配線が挿通空間内
で任意の形状を取り得る状態を言うものであり、各配線
が完全にばらばらの状態になている場合だけでなく、処
置具通路を構成する硬質パイプ等、他の部材が割り込ん
だ時に、挿通空間内でそれを避ける方向に自在に変位で
きるようになっておれば、ネット等で緩く覆うようにし
ても良い。
【0014】挿入部を先端構成部にアングル部を連設し
たもので構成した場合には、このアングル部内では各配
線は相互に絡み合ったりして断線等を生じるのを防止で
きるようにするために、可撓性のある筒体やテープで覆
う等、可撓性部材内に収容させて拘束状態とする。アン
グル部は所定数のアングルリングを連設することにより
構成され、これらアングルリングのうちの先端構成部に
連結した先端リングの基端部までが先端硬質部となる。
そこで、この先端硬質部のほぼ全長に及ぶ挿通空間を形
成して、処置具導出部に接続した処置具通路を非拘束状
態の配線と共にこの挿通空間内に配置すると共に、処置
具通路における湾曲部分を構成する硬質パイプもこの挿
通空間に挿通させるようになし、この硬質パイプにおけ
る左右両側のスペースを通過させて、アングル部内に引
き出すように構成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の一形態について説明する。まず、図1は超音波内視
鏡の全体構成を示す。図中において、1は超音波内視鏡
を示し、この超音波内視鏡1は、術者等が手で把持して
操作するための本体操作部2に体腔内への挿入部3を連
設したものであり、挿入部3は、その本体操作部2への
連設側から大半の長さ部分が挿入経路に沿って任意の方
向に曲がる軟性部3aであって、この軟性部3aにはア
ングル部3bが、さらにアングル部3bの先端には先端
構成部3cが連設されている。さらに、本体操作部2の
挿入部3の延在方向とは反対方向に接眼部4が設けられ
ている。そして、本体操作部2からはユニバーサルコー
ド5が引き出されており、このユニバーサルコード5は
図示は省略するが、光源装置及び超音波観測装置に着脱
可能に接続されるようになっている。
【0016】図2に挿入部3の平面を、また図3にその
断面をそれぞれ示す。これらの図において、10は内視
鏡観察機構部、11は超音波検査機構部である。内視鏡
観察機構部10は、先端構成部3aの上部に形成した第
1の傾斜面12aに設けた観察部13と、この観察部1
3の左右両側に設けた照明部14,14とから構成され
る。図3に示したように、観察部13からの観察視野の
中心線A1 は、挿入部3の中心軸線A2 に対して所定角
度だけ傾いた斜視型となっている。そして、この観察部
13による観察視野範囲は、W1 という広角のもので形
成される。
【0017】観察部13には、対物レンズ15が設けら
れるが、この対物レンズ15の結像位置には光ファイバ
束からなるイメージガイド16の入射端が配置される。
イメージガイド16は、挿入部3から本体操作部2を経
て接眼部4にまで延在されている。なお、挿入部内の対
物レンズ15の配設位置近傍にスペース的な余裕があれ
ば、このイメージガイドに代えて、固体撮像素子を用い
た電子内視鏡として構成することもできる。
【0018】また、照明部14には、照明用レンズが設
けられ、この照明用レンズには光ファイバ束からなるラ
イトガイド17(図4参照)の出射端が臨み、このライ
トガイド17の他端は本体操作部2を経てユニバーサル
コード5内に挿通されている。このユニバーサルコード
5を光源装置に接続すると、光源装置からの照明光がラ
イトガイド17により伝送されて、照明部14から体内
に向けて照明できるようになる。
【0019】一方、超音波検査機構部11は、先端構成
部3cに形成した第2の傾斜面12bにおいて、内視鏡
観察機構部10の位置より先端側に配置されており、こ
の超音波検査機構部11は超音波トランスデューサ18
を有するものである。超音波トランスデューサ18は、
超音波振動子ユニット19を有し、この超音波振動子ユ
ニット19は多数の超音波振動子19aを挿入部3の軸
線方向に向けて多数並べるようにしたものであり、全体
として、この軸線方向に向けて凸円弧状となっている。
この超音波振動子ユニット19の表面側には音響レンズ
20が、また裏面側にはバッキング材21が設けられて
いる。さらに、バッキング材21の裏面側には基板22
が、また基板22にはフレキシブルな配線接続部材23
が接続されており、配線接続部材23には所定数の配線
24が接続されている。超音波振動子ユニット19を構
成する超音波振動子19aは、その表裏両面に電極を設
けて、その間に電圧を印加することにより超音波を送信
するものであるが、一方側の電極は超音波振動子ユニッ
ト19全体に共通の電極となし、他方の電極はそれぞれ
独立した電極が設けられる。従って、超音波振動子ユニ
ット19に接続される配線24の数としては、超音波振
動子ユニット19を構成する超音波振動子19aの数に
相当する配線と、1本の共通電極用の配線とから構成さ
れる。
【0020】超音波検査機構部11における超音波振動
子ユニット19は、多数の超音波振動子19aを凸円弧
状に配列されているので、これらの超音波振動子19a
を順次駆動することにより概略扇形の体内組織断層が得
られる電子走査型のものである。そして、超音波検査機
構部11による視野範囲、つまり超音波走査範囲は、図
3にW2 で示した範囲となり、観察部13による観察視
野範囲はW1 と大半が重なり合っている。
【0021】ここで、先端構成部3cにおける最先端に
位置する超音波検査機構部11を構成する超音波トラン
スデューサ18は、第2の傾斜面12bの位置に設けら
れるが、この第2の傾斜面12bは第1の傾斜面12a
より傾斜角度が緩くなっている。そして、先端構成部3
cのこの第2の傾斜面12bには超音波装着部25が形
成されており、この超音波装着部25に超音波トランス
デューサ18が固定的に装着される。さらに、配線接続
部23に接続した配線24は、図4に示したように、超
音波装着部25に連なり、挿入部3の軸線方向に形成し
た空間部からなる挿通空間26を介してアングル部3b
側に延在される。
【0022】先端構成部3cには、前述した内視鏡観察
機構部10と超音波検査機構部11との間の位置に処置
具を導出させるための処置具導出部27が配置されてい
る。この処置具導出部27は、先端構成部3cにおける
第1の傾斜面12aと第2の傾斜面12bとの間の平坦
部12cに開口するものであり、先端構成部3cに形成
した透孔からなる処置具通路28の先端開口部を構成す
るものである。処置具通路28には硬質パイプからなる
処置具挿通パイプ29が挿嵌されており、この処置具挿
通パイプ29には、可撓性のあるチューブ材から形成し
た処置具挿通チャンネル30が接続されている。ここ
で、処置具通路28は、内視鏡観察機構部10を構成す
る観察部13の観察視野の中心線とほぼ平行か、または
それに対して浅い角度、つまり平行に近い角度方向に向
けて処置具を導出させるものである。これに対して、処
置具挿通チャンネル30は挿入部3の軸線方向に延在さ
れている。処置具挿通パイプ29は、処置具挿通チャン
ネル30の処置具通路28への接続機構として機能する
と共に、挿入部3の軸線方向に向けて進行する処置具を
処置具通路28の方向に向けて所定角度方向を変える機
能をも発揮し、従って処置具挿通パイプ29の処置具通
路28から基端側への導出部分は湾曲して、最終的には
挿入部3の軸線と平行な方向に延在されて、本体操作部
2に設けた処置具導入部6に至ることになる。なお、図
中において、31は体内に向けて送水等を行う流体通路
である。
【0023】以上のように構成される超音波内視鏡1に
あっては、内視鏡観察機構部10及び超音波検査機構部
11に加えて、処置具挿通チャンネル30,処置具挿通
パイプ29及び処置具通路28から処置具導出部27に
至る処置具の挿通経路が設けられているので、この処置
具の挿通経路に沿って処置具を挿通させることによっ
て、患部等に対する処置を施すことができる。この挿通
経路に挿通される処置具としては、鉗子や高周波処置具
等のように、ほぼ全体が可撓性のあるものだけでなく、
図5及び図6に示したような穿刺処置具Tも用いられ
る。穿刺処置具Tは可撓性を有するガイドチューブF内
に細径の硬質パイプからなる穿刺針Nを挿通させたもの
からなり、この穿刺針Nには図示しないチューブが接続
されている。穿刺針Nの先端は鋭利となっており、また
ガイドチューブFの先端には硬質筒状の導出部Iが連設
されており、この導出部Iは穿刺針Nを所定の方向に向
けるためのものである。
【0024】ここで、少なくとも穿刺針Nの部位は急激
に曲がった部位を通過させることはできないから、図5
に示したように、超音波内視鏡1の挿入部3を患者の体
内に挿入する前の段階で予め穿刺処置具Tを処置具の挿
通経路内に挿通させ、穿刺針Nの先端部はガイドチュー
ブFの導出部I内に収容させて、処置具導出部27から
引き込んだ状態に保持し、穿刺針Nの基端部は硬質パイ
プからなる処置具挿通パイプ29内に位置させる。この
ために、処置具挿通パイプ29は穿刺針Nのほぼ全長を
収納する長さを持たせなければならない。挿入部3にお
けるアングル部3bは、アングルリングを順次連設した
ものであり、そのうちの先端に位置する先端リング32
は先端構成部3cに直結されることから、この先端リン
グ32の基端部までは先端の硬質部分、つまり先端硬質
部を構成している。従って、処置具挿通パイプ29をこ
の先端硬質部を構成する先端リング32の基端部乃至そ
の近傍まで延在させる。これによって、穿刺針Nからな
る硬質部分のほぼ全長をこの処置具挿通パイプ29内に
位置させることができる。
【0025】処置具挿通パイプ29は、また挿入部3の
軸線方向に延在させた処置具挿通チャンネル30から、
挿入部3の軸線に対して所定の角度を持った処置具通路
28に移行させるための方向変換部を構成するものであ
る。穿刺針Nは、処置具挿通パイプ29内において、真
直ぐな状態に収納しなければならない。従って、穿刺針
Nを確実に収納させるために、処置具挿通パイプ29の
曲げ度合いを緩くするようにしており、図示したよう
に、処置具挿通パイプ29は、処置具通路27から突出
した部位から曲がり始めて、先端リング32の内面にほ
ぼ接触する状態にまで引き出した状態で、処置具挿通チ
ャンネル30に接続されている。これによって、処置具
挿通パイプ29は極めて緩やかに湾曲した形状となり、
この穿刺針Nを処置具挿通パイプ29内に収納させて
も、それを円滑に突出させることができるようになる。
【0026】超音波検査機構部11を構成する超音波ト
ランスデューサ18による超音波走査で、体内に患部等
が発見された時には、ガイドチューブFを処置具挿通チ
ャンネル30内に押し込むように操作することによっ
て、穿刺針Nを処置具導出部27から突出させるように
操作する。このように、穿刺針Nが突出すると、まず穿
刺針Nの先端が内視鏡観察機構部10における観察部1
3の視野に捉えられるので、患部に向けて狙撃すること
ができる。そして、穿刺針Nが体腔内壁内に刺入する際
には、大きな抵抗が生じるが、穿刺針Nは硬質部材から
なるものであり、硬質の導出部I内から導出されること
から、この導出部Iにガイドされて、所望の位置におい
て真直ぐに刺入される。そして、この穿刺針Nに接続し
たチューブをガイドチューブF内で押し込むことによ
り、その推力が確実に穿刺針Nにまで伝達されて、円滑
に刺入されるようになる。
【0027】穿刺針Nが体内に刺入されると、図6に示
したように、この穿刺針Nの先端部分はもはや内視鏡観
察機構部10の観察部13の視野では捉えられないが、
超音波検査機構部11を構成する超音波トランスデュー
サ18を作動させて、超音波断層像を取得すれば、この
超音波断層像に穿刺針Nの位置が表示されることから、
この超音波断層像による観察範囲内での穿刺針Nの像を
手懸かりにして、穿刺針Nを患部にまで円滑かつ確実
に、しかも健康な細胞等を破壊することなく安全に導く
ことができる。そして、患部に至ると、例えば薬液を注
入したり、出血部があれば吸引する等、適切な処置が可
能になる。
【0028】以上のように、処置具挿通パイプ29を先
端リング32にほぼ接するように回り込ませた時には、
この処置具挿通パイプ29は挿通空間26内に入り込
む。この挿通空間26には超音波トランスデューサ18
からの配線24が引き出されている。配線24は本数が
多いが、それらを非拘束状態にすると、それらを挿通さ
せるための空間の面積が全部の配線24の総断面積より
大きければ、どのような形状の空間であっても通過は可
能である。そこで、図7に示したように、多数の配線2
4を挿通空間26内では非拘束状態、つまりばらばらに
なり得る状態にする。これによって、配線24を通過さ
せる挿通空間26内に処置具挿通パイプ29を割り込ま
せても、多数の配線24はこの処置具挿通パイプ29の
左右両側に分割されて、余剰の空間内に回り込むように
して通過することになる。しかも、この部位は先端硬質
部内であり、配線24に無理な外力が殆ど及ばないか
ら、何等の部材で覆わなくても相互にこすれ合ったりし
て絶縁被覆が摩耗する等のおそれはない。ただし、挿通
空間26内に処置具挿通パイプ29を割り込ませた時
に、その周囲の余剰空間に円滑に回り込めるようになっ
ておれば、例えばネット等に収容させることもできる。
また、アングル部3b内から軟性部3a内では、配線2
4がばらばらになっていると、配線24の相互間及び他
の部材との間に摺接する可能性があることから、絶縁被
覆の摩耗等のおそれがある。このような事態を防止する
ためには、アングル部3b及び軟性部3a内では、可撓
性チューブや可撓性テープ等の束ね部材33により緩く
拘束するように構成すれば良い。
【0029】以上のように、配線24を通過させるため
に設けた挿通空間26内では、配線24をばらばらに配
置することによって、他の挿通部材、特に硬質パイプか
らなる処置具挿通パイプ29を配置しても、挿通空間2
6を格別広げることなく、複数の部材を円滑かつ確実に
配置できる。なお、これら以外の部材、即ちイメージガ
イド16やライトガイド17、さらには流体通路31
は、全て可撓性のある部材であり、従ってこれらは挿入
部3内に形成されるスペースに向けて容易に回り込ませ
ることができる。この結果、挿入部3内におけるスペー
スを極めて有効に活用できるので、その細径化が図られ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、先端構
成部に超音波トランスデューサからの配線を通過させる
挿通空間を形成して、配線をこの挿通空間内で非拘束状
態として、これらの配線の非拘束部分に1乃至複数の他
の部材を割り込ませるようにして通過させる構成とした
ので、挿入部における配線を挿通させるために設けた空
間を有効活用できるようになり、挿入部を細径化する上
で極めて有利になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す超音波内視鏡の全
体構成図である。
【図2】挿入部の先端部分の平面図である。
【図3】挿入部の先端部分の縦断面図である。
【図4】図3のX−X断面図である。
【図5】穿刺処置具を処置具挿通路の内部に引き込んだ
状態の挿入部の先端部分の断面図である。
【図6】穿刺処置具を突出させた状態の挿入部の先端部
分の断面図である。
【図7】超音波トランスデューサの配線と処置具挿通パ
イプとの配置関係を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 超音波内視鏡 3 挿入部 3b アングル部 3c 先端
構成部 10 内視鏡観察機構部 11 超音
波検査機構部 13 観察部 18 超音
波トランスデューサ 19 超音波振動子ユニット 24 配線 25 超音波装着部 26 挿通
空間 27 処置具導出部 28 処置
具通路 29 処置具挿通パイプ 30 処置
具挿通チャンネル 32 先端リング 33 束ね
部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端構成部に、先端側に超音波
    トランスデューサを備えた超音波検査機構を配置し、こ
    の超音波検査機構より基端側に少なくとも内視鏡観察機
    構及び処置具通路を設けた超音波内視鏡において、前記
    先端構成部には、前記超音波トランスデューサに接続し
    た所定数の配線を通過させるための挿通空間を形成し、
    この挿通空間内にはこれらの配線を非拘束状態とすると
    共に、これら配線の非拘束部分に1乃至複数の他の部材
    を割り込ませるようにして通過させる構成としたことを
    特徴とする超音波内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記内視鏡観察機構は、その観察視野の
    中心軸が斜め前方に向けた斜視型の内視鏡として構成さ
    れ、また前記処置具通路は、この内視鏡観察機構と前記
    超音波検査機構との間の位置で、これら内視鏡観察機構
    と超音波検査機構との観察範囲内に導出させる構成とし
    たことを特徴とする請求項1記載の超音波内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記処置具通路を、その処置具導出側か
    ら所定の長さ分を湾曲した硬質パイプで形成して、この
    硬質パイプには可撓性チューブからなる処置具挿通チャ
    ンネルを接続し、この硬質パイプを前記挿通空間内に割
    り込ませて、前記超音波トランスデューサから引き出さ
    れた複数の配線を分割するようにして通過させる構成と
    したことを特徴とする請求項2記載の超音波内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記超音波検査機構を構成する超音波ト
    ランスデューサは、超音波振動子をその超音波走査範囲
    の中心が前記挿入部の軸線方向と、その軸線方向と垂直
    な方向との間に損するように配列する構成としたことを
    特徴とする請求項1記載の超音波内視鏡。
  5. 【請求項5】 前記挿入部は前記先端構成部にアングル
    部を連設したものから構成し、このアングル部は所定数
    のアングルリングを連設してなるものであって、前記先
    端構成部から前記アングルリングのうちの先端リングの
    基端部までを先端硬質部となし、この先端硬質部の全長
    に及ぶ挿通空間を形成して、この挿通空間内に、前記超
    音波トランスデューサからの配線を非拘束状態で挿通さ
    せると共に、前記処置具通路を挿通させるようになし、
    かつこの処置具通路の挿通空間内の部位は湾曲した硬質
    パイプを配置し、前記各配線はこの硬質パイプの左右両
    側のスペースを通過させて、アングル部内で可撓性部材
    を用いて束ねるように構成したことを特徴とする請求項
    1記載の超音波内視鏡。
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