JPH11277110A - 角管製造方法及び成形装置 - Google Patents
角管製造方法及び成形装置Info
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- JPH11277110A JPH11277110A JP8067098A JP8067098A JPH11277110A JP H11277110 A JPH11277110 A JP H11277110A JP 8067098 A JP8067098 A JP 8067098A JP 8067098 A JP8067098 A JP 8067098A JP H11277110 A JPH11277110 A JP H11277110A
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- tube
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- square tube
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 素管に発生しがちなネジレの原因となる円周
方向の回転力を成形ロールの傾斜で打ち消し、同じ成形
ロールにより各種サイズの角管を製造する。 【解決手段】 多段配置した複数の成形スタンドのう
ち、少なくとも一つの成形スタンドではカリバーを付け
た成形ロール20a 〜20d を支持するロールチョック
成形ロール21a 〜21d を固定した取り付けプレート
10,10を回転可能に配置する。成形ロール20a 〜
20d の周面幅方向全域又は一部で素管3を中間形状に
成形し、最終段の成形スタンドで目標サイズの角管に成
形する際、取り付けプレート10,10の回転量を調節
して成形中の素管に作用する管軸回りの回転力を打ち消
す傾斜角度で成形ロール20a 〜20d を傾斜させる。
方向の回転力を成形ロールの傾斜で打ち消し、同じ成形
ロールにより各種サイズの角管を製造する。 【解決手段】 多段配置した複数の成形スタンドのう
ち、少なくとも一つの成形スタンドではカリバーを付け
た成形ロール20a 〜20d を支持するロールチョック
成形ロール21a 〜21d を固定した取り付けプレート
10,10を回転可能に配置する。成形ロール20a 〜
20d の周面幅方向全域又は一部で素管3を中間形状に
成形し、最終段の成形スタンドで目標サイズの角管に成
形する際、取り付けプレート10,10の回転量を調節
して成形中の素管に作用する管軸回りの回転力を打ち消
す傾斜角度で成形ロール20a 〜20d を傾斜させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ成形ロールを用い
て各種サイズの角管を製造する際、管軸回りのネジレを
低減する方法及び装置に関する。
て各種サイズの角管を製造する際、管軸回りのネジレを
低減する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状の素管から角管をロール成形する
とき、素管の周面に対向して左右及び上下方向に合計4
個のロール組を配置した単段又は複数段の成形スタンド
が使用されている。通常の成形スタンドでは、素管に対
する成形ロールの位置関係が固定されているため、1種
類のサイズをもつ角管が製造されるだけである。しか
し、用途に応じ種々のサイズをもつ角管を提供すること
が望まれており、サイズの異なる角管を製造しようとす
るとロール組替え等の複雑で面倒な作業が必要とされ
る。この点、特開平6−170412号公報で紹介され
ているように、素管に対する成形ロールの位置関係を可
変にすると、一つの成形スタンドで種々のサイズをもつ
角管を成形できる。この方法では、ロールカリバーの曲
率中心点又は曲率中心点からロール軸線方向に所定距離
離れた点を通過するように成形ロールの旋回中心軸線を
設定している。
とき、素管の周面に対向して左右及び上下方向に合計4
個のロール組を配置した単段又は複数段の成形スタンド
が使用されている。通常の成形スタンドでは、素管に対
する成形ロールの位置関係が固定されているため、1種
類のサイズをもつ角管が製造されるだけである。しか
し、用途に応じ種々のサイズをもつ角管を提供すること
が望まれており、サイズの異なる角管を製造しようとす
るとロール組替え等の複雑で面倒な作業が必要とされ
る。この点、特開平6−170412号公報で紹介され
ているように、素管に対する成形ロールの位置関係を可
変にすると、一つの成形スタンドで種々のサイズをもつ
角管を成形できる。この方法では、ロールカリバーの曲
率中心点又は曲率中心点からロール軸線方向に所定距離
離れた点を通過するように成形ロールの旋回中心軸線を
設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−17041
2号公報記載の成形スタンドで最大サイズの角管を製造
する場合、成形ロールカリバーの幅方向全面に素管が接
触する。この条件下では、成形ロールの幅方向中心線に
関して対称的にロール周面に素管が接触する。しかし、
小さな角管を製造する場合、成形ロールの最大径側から
ロール周面に素管が順次接触するため、成形ロールの幅
方向中心線に関して非対称な接触状態になる。その結
果、素管又は角管の軸方向からみて成形ロールの最小径
側から最大径側に向かう円周方向の回転力が素管又は角
管に与えられる。円周方向の回転力は、最終段の成形ロ
ールから後で解放される。そのため、最終成形スタンド
を通過した角管には、円周方向の弾性回復によって管軸
回りのネジレが発生する。そこで、ロール成形された角
管を製品とするためにネジレ除去が必要になるが、管軸
方向長さに対する比率でみると極く僅かな変形であるネ
ジレを素材の塑性変形で除去することは容易でない。
2号公報記載の成形スタンドで最大サイズの角管を製造
する場合、成形ロールカリバーの幅方向全面に素管が接
触する。この条件下では、成形ロールの幅方向中心線に
関して対称的にロール周面に素管が接触する。しかし、
小さな角管を製造する場合、成形ロールの最大径側から
ロール周面に素管が順次接触するため、成形ロールの幅
方向中心線に関して非対称な接触状態になる。その結
果、素管又は角管の軸方向からみて成形ロールの最小径
側から最大径側に向かう円周方向の回転力が素管又は角
管に与えられる。円周方向の回転力は、最終段の成形ロ
ールから後で解放される。そのため、最終成形スタンド
を通過した角管には、円周方向の弾性回復によって管軸
回りのネジレが発生する。そこで、ロール成形された角
管を製品とするためにネジレ除去が必要になるが、管軸
方向長さに対する比率でみると極く僅かな変形であるネ
ジレを素材の塑性変形で除去することは容易でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような問
題を解消すべく案出されたものであり、一部の成形スタ
ンド自体を回転可能にし、成形スタンドの回転角を調整
することにより、素管に発生しがちなネジレの原因とな
る円周方向の回転力を成形ロールの傾斜で打ち消し、良
好な形状をもつ角管を製造することを目的とする。本発
明の角管製造方法は、その目的を達成するため、複数の
成形スタンドを多段配置し、カリバーを付けた成形ロー
ルの周面幅方向全域又は一部で素管を中間形状に成形
し、最終段の成形スタンドで目標サイズの角管に成形す
る際、成形中の素管に作用する管軸回りの回転力を打ち
消す傾斜角度で入側成形スタンド又は出側成形スタンド
の成形ロールを傾斜させることを特徴とする。また、角
管製造装置は、周面幅方向全域又は一部で素管を中間形
状に成形するカリバーを付けた成形ロールが組み込まれ
た入側成形スタンドと、中間形状の素管を目標サイズの
角管に成形するフラットな成形ロールが組み込まれた出
側成形スタンドとを多段配置し、少なくとも一つの成形
スタンドにおいて成形ロールを支持するロールチョック
が回転可能な取付けプレートに取り付けられている。
題を解消すべく案出されたものであり、一部の成形スタ
ンド自体を回転可能にし、成形スタンドの回転角を調整
することにより、素管に発生しがちなネジレの原因とな
る円周方向の回転力を成形ロールの傾斜で打ち消し、良
好な形状をもつ角管を製造することを目的とする。本発
明の角管製造方法は、その目的を達成するため、複数の
成形スタンドを多段配置し、カリバーを付けた成形ロー
ルの周面幅方向全域又は一部で素管を中間形状に成形
し、最終段の成形スタンドで目標サイズの角管に成形す
る際、成形中の素管に作用する管軸回りの回転力を打ち
消す傾斜角度で入側成形スタンド又は出側成形スタンド
の成形ロールを傾斜させることを特徴とする。また、角
管製造装置は、周面幅方向全域又は一部で素管を中間形
状に成形するカリバーを付けた成形ロールが組み込まれ
た入側成形スタンドと、中間形状の素管を目標サイズの
角管に成形するフラットな成形ロールが組み込まれた出
側成形スタンドとを多段配置し、少なくとも一つの成形
スタンドにおいて成形ロールを支持するロールチョック
が回転可能な取付けプレートに取り付けられている。
【0005】
【実施の形態】本発明に従った成形装置は、たとえば図
1に示すように複数の成形スタンド1,2を直列配置し
ている。なお、図1では、成形スタンドを2段に配置し
ているが、必要に応じて3段以上に配置することもあ
る。成形される円筒状の素管3は、押込み装置4の油圧
シリンダ5に設けられているチャック6で保持され、第
1成形スタンド1に押し込まれる。素管3は、第1成形
スタンド1で中間形状に成形された後、第2成形スタン
ド2で目標形状の角管7に成形される。このように多段
配置した成形スタンドのうち、最終成形スタンド2に対
して入側から少なくとも1段以上の成形スタンドを回転
型にする。或いは逆に、入側の成形スタンドを固定型と
し、最終側の成形スタンドを回転型にしてもよい。以下
においては、第1成形スタンド1を回転型にした場合を
説明する。
1に示すように複数の成形スタンド1,2を直列配置し
ている。なお、図1では、成形スタンドを2段に配置し
ているが、必要に応じて3段以上に配置することもあ
る。成形される円筒状の素管3は、押込み装置4の油圧
シリンダ5に設けられているチャック6で保持され、第
1成形スタンド1に押し込まれる。素管3は、第1成形
スタンド1で中間形状に成形された後、第2成形スタン
ド2で目標形状の角管7に成形される。このように多段
配置した成形スタンドのうち、最終成形スタンド2に対
して入側から少なくとも1段以上の成形スタンドを回転
型にする。或いは逆に、入側の成形スタンドを固定型と
し、最終側の成形スタンドを回転型にしてもよい。以下
においては、第1成形スタンド1を回転型にした場合を
説明する。
【0006】第1成形スタンドは、図2に示すように2
枚の取付けプレート10,10を備え、取付けプレート
10,10の間に成形ロール20a 〜20d を配置して
いる。取付けプレート10,10は、ベッドに設けた4
本のローラ11,11・・で回転可能に支持されてい
る。ローラ11は、図3の底面図で示すように小径部1
2及び大径部13をもち、小径部12の上に取付けプレ
ート10の外周面を載せている。取付けプレート10に
は、適宜の箇所に回転角度調節用の目盛り14(図4)
が付けられている。また、取付けプレート10,10
は、図4において紙面と直角な方向に延びるレール1
5,15に沿って移動可能になっている。取付けプレー
ト10,10の周縁近傍には、円周方向に長い4個の長
孔16が等間隔で形成されている。長孔16には、回転
型成形スタンドを隣接する成形スタンドに固定するため
のボルト17が差し込まれる。
枚の取付けプレート10,10を備え、取付けプレート
10,10の間に成形ロール20a 〜20d を配置して
いる。取付けプレート10,10は、ベッドに設けた4
本のローラ11,11・・で回転可能に支持されてい
る。ローラ11は、図3の底面図で示すように小径部1
2及び大径部13をもち、小径部12の上に取付けプレ
ート10の外周面を載せている。取付けプレート10に
は、適宜の箇所に回転角度調節用の目盛り14(図4)
が付けられている。また、取付けプレート10,10
は、図4において紙面と直角な方向に延びるレール1
5,15に沿って移動可能になっている。取付けプレー
ト10,10の周縁近傍には、円周方向に長い4個の長
孔16が等間隔で形成されている。長孔16には、回転
型成形スタンドを隣接する成形スタンドに固定するため
のボルト17が差し込まれる。
【0007】取付けプレート10と10との間で、管軸
中心に対して90度の角度で4個のロールチョック21
a 〜21d が取付けプレート10,10にボルト止めさ
れている。ロールチョック21a 〜21d は、図5に示
すようにロールシャフト22 a 〜22d を介して成形ロ
ール20a 〜20d を回転可能に支持している。ロール
チョック21a 〜21d にはスクリューシャフト23a
〜23d が設けられており、スクリューシャフト23a
〜23d の回転によってロールチョック21a〜21d
内で成形ロール20a 〜20d が半径方向に直線移動す
る。成形ロール20a 〜20d の移動距離はスクリュー
シャフト23a 〜23d の回転量で調節され、必要とす
る成形空間が成形ロール20a 〜20d 及びカラー26
a 〜26 d ,27a 〜27d で形成される。
中心に対して90度の角度で4個のロールチョック21
a 〜21d が取付けプレート10,10にボルト止めさ
れている。ロールチョック21a 〜21d は、図5に示
すようにロールシャフト22 a 〜22d を介して成形ロ
ール20a 〜20d を回転可能に支持している。ロール
チョック21a 〜21d にはスクリューシャフト23a
〜23d が設けられており、スクリューシャフト23a
〜23d の回転によってロールチョック21a〜21d
内で成形ロール20a 〜20d が半径方向に直線移動す
る。成形ロール20a 〜20d の移動距離はスクリュー
シャフト23a 〜23d の回転量で調節され、必要とす
る成形空間が成形ロール20a 〜20d 及びカラー26
a 〜26 d ,27a 〜27d で形成される。
【0008】第1成形スタンド1の成形ロール20a 〜
20d は、カリバーをつけた周面をもち、最大サイズの
角管を製造する場合(図6)にはロール軸方向に沿った
周面の全幅が成形に使用される。このときの素管3とロ
ール周面との接触状態は、図6に示すように成形ロール
20a 〜20d の幅方向中心線に関して対称になる。そ
のため、成形中の素管3に一方向の回転力が加わらな
い。他方、最大サイズよりも小さな角管を製造する場合
(図7)には、各成形ロール20a 〜20d をロール軸
方向に移動させ、ロール周面の一部を角管成形に使用す
る。なお、成形ロール20a 〜20d の移動に際し隣り
合う成形ロール20 a 〜20d が相互に干渉することが
ないように、干渉回避用の切欠き24a 〜24d を成形
ロール20a 〜20d の側面に形成している。
20d は、カリバーをつけた周面をもち、最大サイズの
角管を製造する場合(図6)にはロール軸方向に沿った
周面の全幅が成形に使用される。このときの素管3とロ
ール周面との接触状態は、図6に示すように成形ロール
20a 〜20d の幅方向中心線に関して対称になる。そ
のため、成形中の素管3に一方向の回転力が加わらな
い。他方、最大サイズよりも小さな角管を製造する場合
(図7)には、各成形ロール20a 〜20d をロール軸
方向に移動させ、ロール周面の一部を角管成形に使用す
る。なお、成形ロール20a 〜20d の移動に際し隣り
合う成形ロール20 a 〜20d が相互に干渉することが
ないように、干渉回避用の切欠き24a 〜24d を成形
ロール20a 〜20d の側面に形成している。
【0009】ロール周面の一部を成形に使用する状態で
は、図7(b)に拡大して示すように素管3とロール周
面との接触状態が成形ロール20a 〜20d の幅方向中
心線に関して非対称になる。この場合、素管3は、成形
ロール20a 〜20d の最大径側から最小径側に向けて
ロール周面に順次接触することになるので、素管3又は
角管7の管軸方向からみて最大径側に向かった円周方向
に回転力Fが加わる。回転力Fは、製造しようとする角
管7の大きさに応じて異なり、1辺長さが短い角管7を
成形する場合ほど大きくなり、製品角管にネジレを発生
させる原因となる。
は、図7(b)に拡大して示すように素管3とロール周
面との接触状態が成形ロール20a 〜20d の幅方向中
心線に関して非対称になる。この場合、素管3は、成形
ロール20a 〜20d の最大径側から最小径側に向けて
ロール周面に順次接触することになるので、素管3又は
角管7の管軸方向からみて最大径側に向かった円周方向
に回転力Fが加わる。回転力Fは、製造しようとする角
管7の大きさに応じて異なり、1辺長さが短い角管7を
成形する場合ほど大きくなり、製品角管にネジレを発生
させる原因となる。
【0010】回転力Fは、試験的に製造した角管7に発
生したネジレから算出できる。したがって、製品角管製
造時に取付けプレート10,10を目盛り14をみなが
ら逆方向に回転させ、成形ロール20a 〜20d の傾斜
により回転力Fを相殺する。成形ロール20a 〜20d
の傾斜角度θは、発生する回転力Fの大きさに応じて調
整される。回転力Fを相殺しながら第1スタンドで成形
された素管3は、第2成形スタンドに送り込まれる。第
2成形スタンドでは、図8に示すようにフラットロール
25a 〜25部の平坦度を向上させる。このようにし
て、同じカリバーロールを用いて各種サイズの角管を製
造するときに発生するネジレが抑制されるため、直進性
に優れた角管が得られる。
生したネジレから算出できる。したがって、製品角管製
造時に取付けプレート10,10を目盛り14をみなが
ら逆方向に回転させ、成形ロール20a 〜20d の傾斜
により回転力Fを相殺する。成形ロール20a 〜20d
の傾斜角度θは、発生する回転力Fの大きさに応じて調
整される。回転力Fを相殺しながら第1スタンドで成形
された素管3は、第2成形スタンドに送り込まれる。第
2成形スタンドでは、図8に示すようにフラットロール
25a 〜25部の平坦度を向上させる。このようにし
て、同じカリバーロールを用いて各種サイズの角管を製
造するときに発生するネジレが抑制されるため、直進性
に優れた角管が得られる。
【0011】
【実施例】図1に示した第1スタンド1及び第2スタン
ド2を直列配置した成形装置を用いて角管を製造した。
各スタンドでは、最大40mm□まで成形可能な成形ロ
ール20a 〜20d 及びフラットロール25a 〜25d
を使用した。成形ロール20a 〜20d は、最大45度
まで管軸回りに回転できるように第1成形スタンド1に
組み込んだ。肉厚1.0mm,径50.8mmのステン
レス鋼管を素管3として使用し、1辺長さが40mmの
角管を成形した。この場合、成形ロール20a 〜20d
のロール周面全幅を角管成形に使用するため、素管3と
ロール周面との接触状態がロール幅方向中心線に関して
対称になり、図7(b)で説明した回転力Fが素管3に
作用しない。したがって、第1成形スタンド1の取付け
プレート10,10を回転角0度に設定し、成形ロール
20a 〜20d を水平及び垂直に維持した(図6)。
ド2を直列配置した成形装置を用いて角管を製造した。
各スタンドでは、最大40mm□まで成形可能な成形ロ
ール20a 〜20d 及びフラットロール25a 〜25d
を使用した。成形ロール20a 〜20d は、最大45度
まで管軸回りに回転できるように第1成形スタンド1に
組み込んだ。肉厚1.0mm,径50.8mmのステン
レス鋼管を素管3として使用し、1辺長さが40mmの
角管を成形した。この場合、成形ロール20a 〜20d
のロール周面全幅を角管成形に使用するため、素管3と
ロール周面との接触状態がロール幅方向中心線に関して
対称になり、図7(b)で説明した回転力Fが素管3に
作用しない。したがって、第1成形スタンド1の取付け
プレート10,10を回転角0度に設定し、成形ロール
20a 〜20d を水平及び垂直に維持した(図6)。
【0012】第1成形スタンド1で成形された素管3
は、第2成形スタンド2に送り込まれ、水平及び垂直に
維持したフラットな成形ロール25a 〜25d (図8)
で角管7に成形された。得られた角管7は、辺部の平坦
度が高く、管軸回りのネジレも発生していなかった。次
いで、肉厚1.0mm,径19mmのステンレス鋼管か
ら15mm□の角管7を製造した。この場合、ロール周
面の端部から幅方向約37%が成形に使用されるため、
成形ロール20a 〜20d をロール軸方向に移動して、
15mm□に対応する成形空間(図7)を形成した。素
管3とロール周面との接触状態がロール幅方向中心線に
関して非対称になることで発生する回転力Fを打ち消す
ため、取付けプレート10,10を時計方向回転させ、
成形ロール20a 〜20d の傾斜角度θを10度に設定
した。
は、第2成形スタンド2に送り込まれ、水平及び垂直に
維持したフラットな成形ロール25a 〜25d (図8)
で角管7に成形された。得られた角管7は、辺部の平坦
度が高く、管軸回りのネジレも発生していなかった。次
いで、肉厚1.0mm,径19mmのステンレス鋼管か
ら15mm□の角管7を製造した。この場合、ロール周
面の端部から幅方向約37%が成形に使用されるため、
成形ロール20a 〜20d をロール軸方向に移動して、
15mm□に対応する成形空間(図7)を形成した。素
管3とロール周面との接触状態がロール幅方向中心線に
関して非対称になることで発生する回転力Fを打ち消す
ため、取付けプレート10,10を時計方向回転させ、
成形ロール20a 〜20d の傾斜角度θを10度に設定
した。
【0013】第1成形スタンド1で成形された素管3
を、第2成形スタンド2に送り込み、水平及び垂直に維
持したフラットな成形ロール25a 〜25d (図8)で
角管7に成形した。得られた角管7は、辺部の平坦度が
高く、図9(a)に示すように管軸回りのネジレも発生
していなかった。比較のため、成形ロール20a 〜20
d を傾斜させることなく、同様な条件下で15mm□の
角管7を製造した。この場合に得られた角管7には、図
9(b)に示すように管軸回りのネジレが発生してい
た。角管7の矩形断面を維持しながらネジレを修正する
矯正加工は、実際上極めて困難であった。以上の実施例
では、第1成形スタンド1を回転させて回転力Fを打ち
消しているが、第1成形スタンド1を固定し、第2成形
スタンド2を回転させることによっても同じ理由から回
転力Fが打ち消され、良好な形状をもつ角管7が製造さ
れる。
を、第2成形スタンド2に送り込み、水平及び垂直に維
持したフラットな成形ロール25a 〜25d (図8)で
角管7に成形した。得られた角管7は、辺部の平坦度が
高く、図9(a)に示すように管軸回りのネジレも発生
していなかった。比較のため、成形ロール20a 〜20
d を傾斜させることなく、同様な条件下で15mm□の
角管7を製造した。この場合に得られた角管7には、図
9(b)に示すように管軸回りのネジレが発生してい
た。角管7の矩形断面を維持しながらネジレを修正する
矯正加工は、実際上極めて困難であった。以上の実施例
では、第1成形スタンド1を回転させて回転力Fを打ち
消しているが、第1成形スタンド1を固定し、第2成形
スタンド2を回転させることによっても同じ理由から回
転力Fが打ち消され、良好な形状をもつ角管7が製造さ
れる。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、複数の成形スタンドを多段配置し、同じ成形ロール
からサイズの異なる角管を製造する際、成形ロールによ
って素管に加えられる回転力を打ち消すように入側又は
出側の成形スタンドを回転させている。この状態で成形
すると、回転力に起因するネジレが抑制され、直進性の
高い角管が製造される。
は、複数の成形スタンドを多段配置し、同じ成形ロール
からサイズの異なる角管を製造する際、成形ロールによ
って素管に加えられる回転力を打ち消すように入側又は
出側の成形スタンドを回転させている。この状態で成形
すると、回転力に起因するネジレが抑制され、直進性の
高い角管が製造される。
【図1】 本発明に従った成形スタンドを備えた角管製
造装置の概略図
造装置の概略図
【図2】 回転可能にした成形スタンドの側面図
【図3】 同成形スタンドの底面図
【図4】 同成形スタンドを管軸方向からみた側面図
【図5】 同成形スタンドにおけるロール配置を示す図
【図6】 周面の幅方向全域を成形に使用するときの成
形ロールと素管との接触状態を説明する図
形ロールと素管との接触状態を説明する図
【図7】 周面の幅方向一部を成形に使用するときの成
形ロールと素管との接触状態(a)及び回転力の発生を
説明する図
形ロールと素管との接触状態(a)及び回転力の発生を
説明する図
【図8】 最終成形スタンドにおける成形ロールと素管
との接触状態を説明する図
との接触状態を説明する図
【図9】 成形スタンドを回転させて製造した角管
(a)と回転させずに製造した角管(b)とを対比した
斜視図サイズの異なる角管を製造するときの成形ロール
の位置関係を示す図
(a)と回転させずに製造した角管(b)とを対比した
斜視図サイズの異なる角管を製造するときの成形ロール
の位置関係を示す図
1:第1成形スタンド 2:第2成形スタンド
3:素管 4:押込み装置 5:油圧シリンダ
6:チャック 10:取り付けプレート 11:ローラ 12:小
径部 13:大径部 14:目盛り 15:レール 16:長孔 1
7:ボルト 20a 〜20d :成形ロール 21a 〜21d :ロー
ルチョック 22a 〜22d :ロールシャフト 2
3a 〜23d :スクリューシャフト 24a 〜24
d :切欠き 25a 〜25d :フラットロール F:小さな角管を成形するときに素管に作用する回転力 θ:成形ロールの傾斜角
3:素管 4:押込み装置 5:油圧シリンダ
6:チャック 10:取り付けプレート 11:ローラ 12:小
径部 13:大径部 14:目盛り 15:レール 16:長孔 1
7:ボルト 20a 〜20d :成形ロール 21a 〜21d :ロー
ルチョック 22a 〜22d :ロールシャフト 2
3a 〜23d :スクリューシャフト 24a 〜24
d :切欠き 25a 〜25d :フラットロール F:小さな角管を成形するときに素管に作用する回転力 θ:成形ロールの傾斜角
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21D 5/12 B21D 5/12 P
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の成形スタンドを多段配置し、カリ
バーを付けた成形ロールの周面幅方向全域又は一部で素
管を中間形状に成形し、最終段の成形スタンドで目標サ
イズの角管に成形する際、成形中の素管に作用する管軸
回りの回転力を打ち消す傾斜角度で入側成形スタンド又
は出側成形スタンドの成形ロールを傾斜させることを特
徴とする角管製造方法。 - 【請求項2】 周面幅方向全域又は一部で素管を中間形
状に成形するカリバーを付けた成形ロールが組み込まれ
た入側成形スタンドと、中間形状の素管を目標サイズの
角管に成形するフラットな成形ロールが組み込まれた出
側成形スタンドとを多段配置し、少なくとも一つの成形
スタンドにおいて成形ロールを支持するロールチョック
が回転可能な取付けプレートに取り付けられている角管
製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067098A JPH11277110A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 角管製造方法及び成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8067098A JPH11277110A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 角管製造方法及び成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11277110A true JPH11277110A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13724807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8067098A Withdrawn JPH11277110A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 角管製造方法及び成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11277110A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012040589A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Jfe Steel Corp | 異形断面管の製造方法及び装置 |
| CN108453153A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-08-28 | 石家庄富瑞沃机电设备有限公司 | 一种方管直接成型的轧辊装置及成型方法 |
| WO2020015555A1 (zh) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 欣诺冷弯型钢产业研究院(曹妃甸)有限公司 | 一种角部增厚的冷热复合成形方矩形管成型系统 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8067098A patent/JPH11277110A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012040589A (ja) * | 2010-08-19 | 2012-03-01 | Jfe Steel Corp | 異形断面管の製造方法及び装置 |
| CN108453153A (zh) * | 2018-05-03 | 2018-08-28 | 石家庄富瑞沃机电设备有限公司 | 一种方管直接成型的轧辊装置及成型方法 |
| WO2020015555A1 (zh) * | 2018-07-17 | 2020-01-23 | 欣诺冷弯型钢产业研究院(曹妃甸)有限公司 | 一种角部增厚的冷热复合成形方矩形管成型系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |