JPH11278149A - エンジン停止始動制御装置を搭載した車両 - Google Patents

エンジン停止始動制御装置を搭載した車両

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JPH11278149A
JPH11278149A JP10385998A JP10385998A JPH11278149A JP H11278149 A JPH11278149 A JP H11278149A JP 10385998 A JP10385998 A JP 10385998A JP 10385998 A JP10385998 A JP 10385998A JP H11278149 A JPH11278149 A JP H11278149A
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友和 坂本
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健治 川口
Masayuki Toriyama
正雪 鳥山
Masahide Yokoo
雅秀 横尾
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M7/00Motorcycles characterised by position of motor or engine
    • B62M7/12Motorcycles characterised by position of motor or engine with the engine beside or within the driven wheel
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停車時には前照灯を自動消灯する一方で、交
差点での信号待ちあるいは右折待ちのように、前照灯を
点灯させておくことが望ましい停車時には前照灯が自動
的に消灯されないようにする。 【解決手段】 エンジンを、その運転中は所定の停車条
件に応答して停止させ、停止中は所定の発進操作に応答
して再始動させるエンジン停止始動制御装置を搭載した
車両において、前照灯への給電を制御する前照灯リレー
63と、運転者が乗車中であるか否かを検知する着座S
W54と、前照灯リレー63の導通を制御する前照灯制
御部800とを設け、前照灯制御部800は、エンジン
の停止状態が第1の予定時間以上継続した場合、または
停止状態での非乗車状態が第2の予定時間以上継続した
場合に、導通状態にある前照灯リレー63を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン停止始動
制御装置を搭載した車両に係り、特に、停車中はエンジ
ンを停止し、停止状態でアクセルが操作されるとエンジ
ンを自動的に再始動して車両を発進させるエンジン停止
始動制御装置を搭載した車両に関する。
【0002】
【従来の技術】環境への配慮や省エネルギの観点から、
特にアイドリング時の排気ガスや燃料消費を抑えるため
に、車両を停止させるとエンジンが自動停止し、停止状
態からアクセルが操作されて発進が指示されると、エン
ジンを自動的に再始動して車両を発進させるエンジン停
止始動制御装置が、特開昭63−75323号公報に記
載されている。また、二輪車あるいは三輪車のような軽
車両では、夜間走行時のみならず昼間走行時も前照灯を
点灯しておくことが望ましいが、エンジン停止時に前照
灯を点灯させたままでおくとバッテリの電気負荷が大き
くなる。このため上記した従来技術では、停車時にエン
ジンを自動停止すると共に、前照灯も直ちに自動消灯し
てバッテリの電力消費を抑えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】二輪車等の前照灯は、
走行時のみならず交差点で信号待ちあるいは右折待ちを
している場合も、対向車からの視認性を向上させるため
に点灯しておくことが望ましい。しかしながら、上記し
た従来技術では、停車(すなわち、エンジン停止)と同
時に前照灯も自動的に消灯されてしまう。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、停車時には前照灯を自動消灯する一方で、交
差点での信号待ちあるいは右折待ちのように、前照灯を
点灯させておくことが望ましい停車時には、前照灯が点
灯されるようにしたエンジン停止始動制御装置を搭載し
た車両を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、エンジンを、その運転中は所定の停
車条件に応答して停止させ、停止中は所定の発進操作に
応答して再始動させるエンジン停止始動制御装置を搭載
した車両において、以下のような手段を講じた点に特徴
がある。
【0006】(1) エンジンの停止状態が第1の予定時間
以上継続すると、点灯状態にある前照灯を自動消灯する
ようにした。
【0007】(2) エンジンの停止状態で運転者の非乗車
状態が第2の予定時間以上継続すると、点灯状態にある
前照灯を自動消灯するようにした。
【0008】(3) 警報音を発生する手段をさらに設け、
点灯状態にある前照灯を、エンジンの停止状態や運転車
の非乗車状態が所定時間以上継続したことを理由に自動
消灯する前に、警報音を発生するようにした。
【0009】上記した構成(1) によれば、第1の予定時
間を信号待ちや交差点内での右折待ち等のための停車時
間として予測される所定時間に設定すれば、前照灯を点
灯させておく必要のある停車状態では前照灯を点灯させ
続ける事ができる一方、この所定時間を超えるような、
前照灯を点灯させておく必要がないと推定できる停車状
態では自動消灯できるので、対向車からの視認性の向上
とバッテリの電力消費量の低減とを両立できるようにな
る。
【0010】上記した構成(2) によれば、第2の予定時
間を運転者が車両から離れたと推定される所定時間に設
定すれば、停車直後に運転者が車両を跨いだまま一時的
に立ち上がった場合のように、前照灯を点灯させ続ける
必要がある場合の自動消灯を防止できる一方、運転者が
車両から離れたと推定できる場合には自動消灯できるの
で、対向車からの視認性の向上とバッテリの電力消費量
の低減とを両立できるようになる。
【0011】上記した構成(3) によれば、停車時に前照
灯を自動消灯する条件が成立する前にブザーが鳴動され
るので、運転者は前照灯が自動消灯されることを事前に
認識することができ、運転者の知らない間に前照灯が自
動消灯されてしまうことが防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるエン
ジン停止始動制御装置が搭載されるスクータ型自動二輪
車1の全体側面図である。
【0013】車体前部2と車体後部3とは低いフロア部
4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレ
ームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから
構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示
せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシ
ート8が配置されている。
【0014】一方、車体前部2では、ステアリングヘッ
ド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方
にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪13が
軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねた
ハンドルカバー33で覆われている。メインパイプ7の
立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、この
ブラケット15には、リンク部材16を介してスイング
ユニット17が揺動自在に連結支持されている。
【0015】スイングユニット17には、その前部に単
気筒の2ストローク内燃機関200が搭載されている。
この内燃機関200から後方にかけてベルト式無段変速
機35が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設
けられた減速機構38に後輪21が軸支されている。こ
の減速機構38の上端と前記メインパイプ7の上部屈曲
部との間にはリヤクッション22が介装されている。ス
イングユニット17の上部には、内燃機関200のシリ
ンダヘッドの上部から延出した吸気管23に接続された
気化器24および同気化器24に連結されるエアクリー
ナ25が配設されている。
【0016】ユニットスイングケース31の下部に突設
されたハンガーブラケット18には、メインスタンド2
6が枢着されており、ベルト式無段変速機35の伝動ケ
ースカバー36から突出したキック軸27にキックアー
ム28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキ
ックペダル29が設けられている。
【0017】図2は、前記自動二輪車1の計器盤回りの
平面図であり、ハンドルカバー33の計器盤90内に
は、スピードメータ91と共にスタンバイインジケータ
56およびバッテリインジケータ76が設けられてい
る。このスタンバイインジケータ56は、後に詳述する
ように、エンジンの停止始動制御中におけるエンジン停
止時に点滅し、スロットルを開ければ直ちにエンジンが
始動されて発進し得る状態にあることを運転者に警告す
る。バッテリインジケータ76は、バッテリ電圧が低下
すると点灯してバッテリの充電不足を運転者に警告す
る。
【0018】ハンドルカバー33には、アイドリングを
許可または制限するためのアイドルスイッチ53および
スタータモータを起動するためのスタータスイッチ58
が設けられている。ハンドル11の右端部には、スロッ
トルグリップ92およびブレーキレバー93が設けられ
ている。なお、左右のスロットルグリップの付根部分等
には、従来の二輪車と同様にホーンスイッチやウインカ
スイッチを備えているが、ここでは図示を省略する。
【0019】図3は、図1に破線丸印で示した、シート
8前部のヒンジ部分の構造を模式的に示した図である。
本実施形態では、シート8の裏面前方にはヒンジ部材8
1が固定されている。このヒンジ部材81には、垂直方
向に沿って長手状の開口82が形成され、車両本体側に
固定されたヒンジ軸85が当該長手状開口82を貫通
し、シート8は当該ヒンジ軸85を中心に揺動自在かつ
上下動自在に軸支される。前記ヒンジ部材81の裏面と
対向する車両本体側には、押子83aを弾発するコイル
スプリング83および着座スイッチ54が設けられてい
る。
【0020】このような構成において、運転者がシート
8に着席していない非着座状態では、同図(a) に示した
ように、ヒンジ軸85が長手状開口82の下側端部に当
接するまで、シート8がコイルスプリング83によって
押し上げられるので、着座スイッチ54はオフ状態とな
る。
【0021】これに対して、運転者がシート8に着席す
る着座状態では、同図(b) に示したように、シート8が
コイルスプリング83の弾性力に抗して押し下げられる
ので、着座スイッチ54はオン状態となる。したがっ
て、着座スイッチ54の状態を監視すれば、運転者が着
座しているか否かを認識することができる。また、本実
施形態ではシート8の前側に着座スイッチ54を設けた
ので、運転者が小柄であっても着座しているか否か確実
に検知することができる。
【0022】図4は、前記スロットルグリップ92の主
要部の断面図であり、同図(b) は同図(a) のI−I線で
の断面図である。ハンドルパイプ181には、同図(a)
に示したように、スロットルグリップ本体182が回動
自在に挿貫され、スロットルグリップ本体182の周囲
はグリップカバー183で覆われている。スロットルグ
リップ本体182は、その円周に沿ってフランジ部18
2aを具備し、同図(b) に示したように、このフランジ
部182aにスロットルワイヤ185の一端185aが
係止されている。スロットルグリップ本体182は、ス
プリング184の弾性力によって常にアクセル閉側へ弾
発されており、運転者がスプリング184の弾性力に抗
してスロットルグリップ本体182を開方向へ捻ると、
スロットルワイヤ185が巻き込まれてスロットルが開
く。
【0023】また、本実施形態では、スロットルグリッ
プ本体182が予定角度だけ開いたときに接点を閉じる
スロットルスイッチ52が設けられている。前記スロッ
トルスイッチ52は、スロットルが実際に開き始める前
の遊び範囲の角度θ内で接点が開くように構成されてい
る。このような構成によれば、スロットルを開くことな
くスロットルスイッチ52をオンにすることができる。
したがって、停車状態でもエンジンを運転者の意思で運
転させておくことが可能になる。
【0024】また、遊び角度範囲が終了して実際にスロ
ットルが開き始める角度(>θ)へ突入する際は、スロ
ットルスプリング(図示せず)の弾性力が新たに付加さ
れるので、遊び角度範囲内のみでのスロットルスイッチ
52の開閉が容易になる。
【0025】図5は、図1における内燃機関200をI
I−II線に沿って裁断した断面図である。内燃機関2
00は、左右水平方向に指向したクランク軸201を回
転自在に支持する左右のクランクケース202L、20
2Rを合体したクランクケース202に、シリンダブロ
ック203およびシリンダヘッド204が順次組合わさ
れ、シリンダブロック203には、図示しない排気通路
のほかシリンダボアに開口する掃気ポートから掃気通路
205が形成されてクランクケース202のクランク室
と連通している。
【0026】シリンダヘッド204には、点火プラグ2
06が燃焼室に向け嵌着され、この点火プラグ206の
露出部を除き、シリンダヘッド204およびシリンダブ
ロック203はファンシェラウド207で覆われる。左
クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケース
を兼ねており、左クランクケース202Lを貫通して延
びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が共
に回転可能に設けられている。
【0027】ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ
半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、
固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部
にボス211を介して固着され、その右側に可動側プー
リ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合さ
れ、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することが
できる。両プーリ半体210L、210R間にはVベル
ト212が挟まれて巻き掛けられる。
【0028】可動側プーリ半体210Rの右側ではカム
プレート215がクランク軸201に固着されており、
その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側
プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプ
レート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合してい
る。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215側
側面は、カムプレート215側に向けてテーパしてお
り、同テーパ面内側にカムプレート215に挟まれてド
ライウェイトローラ216が収容されている。
【0029】したがって、クランク軸201の回転速度
が増加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレー
ト215間にあって共に回転するドライウェイトローラ
216が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プー
リ半体210Rは同ドライウェイトローラ216に押圧
されて左方に移動して固定側プーリ半体210Lに接近
し、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベ
ルト212を遠心方向に移動させ巻き掛け径を大きくす
るように構成されている。かかるベルト駆動プーリ21
0に対応して、後方の図示しないベルト被動プーリにV
ベルト212が巻き掛けられて、動力が自動調整されて
後方の減速機構等に遠心クラッチを介して伝達され、後
輪を駆動する。
【0030】かかるベルト式無段変速機室を左側から覆
う伝動ケースカバー220は、前方のベルト駆動プーリ
210から後方に延出して覆っており、前寄りに前記キ
ック軸27が回動自在に貫通支持されており、同キック
軸27の内側端部には駆動ヘリカルギヤ222が嵌着さ
れ、リターンスプリング223により付勢されている。
そして伝動ケースカバー220の前部内面には、クラン
ク軸201と同軸に摺動軸224が回転かつ軸方向の摺
動可能に支持されており、同摺動軸224には被動ヘリ
カルギヤ225が形成されて前記駆動ヘリカルギヤ22
2と噛合すると共に、右端にはラチェットホイール22
6が固着され、全体がフリクションスプリング227に
より左方に付勢されている。
【0031】一方、クランク軸201側のボス211に
は、ラチェットホイール226に対向してラチェットが
形成されており、両者は摺動軸224の摺動で接離可能
である。したがって、前記キックペダル29が踏み込ま
れ、キック軸27がリターンスプリング223に抗して
回転すると、キック軸27と一体に駆動ヘリカルギヤ2
22が回転して、これと噛合する被動ヘリカルギヤ22
5が摺動軸224と一体に回転しながらフリクションス
プリング227に抗して右方に摺動して、ラチェットホ
イール226がボス211のラチェットと噛み合ってク
ランク軸201を強制的に回転させ内燃機関200を始
動することができる。
【0032】一方、右クランクケース202Rは、クラ
ンク軸201を回転自在に支持する主軸受209の右側
に略円筒状をなして延出しており、その中心軸にクラン
ク軸201が突出している。この右クランクケース20
2Rの円筒内には、スタータモータとACジェネレータ
とを組み合わせた始動兼発電装置250が配設されてい
る。
【0033】クランク軸201の先端テーパ部にはイン
ナーロータ(回転内磁型ロータ)251が欺台され、ナ
ット253で固着されて一体に回転する。インナーロー
タ251の外周面には6か所の断面円弧状溝が形成さ
れ、各溝にネオジューム鉄ボロン製のマグネット271
が嵌着されている。
【0034】インナーロータ251の外周囲に配設され
るアウターステータ270は、その外周縁部をクランク
ケース202の円筒壁202aにボルト279により螺
着されて支持される。アウターステータ270のステー
タコアは、薄鋼板を積層してなり、外周縁の円環状部分
から中心方向に延出した複数のヨークに発電コイル27
2と始動コイル273が巻回されている。この発電コイ
ル272と始動コイル273とは、クランク軸方向の内
側に偏らせてヨークに巻き付けており、軸方向外側への
突出量を小さくしている。
【0035】一方、クランクケース202の円筒壁20
2a内を軸方向内側へ外側に比べ大きく突出した発電コ
イル272と始動コイル273とは、環状をなしてその
内側に内空間を形成しており、同内空間に整流ブラシ機
構263が構成されている。同内空間においてクランク
軸201に貫通されたブラシホルダ262は、クランク
軸201に対して周方向の相対的な回転を禁止し軸方向
の摺動のみを許して嵌合されており、インナーロータ2
51との間にスプリング274が介装されてブラシホル
ダ262は軸方向内側へ付勢されている。
【0036】ブラシホルダ262の内側面には、複数の
所定箇所にブラシ263がスプリングに付勢されて突出
している。このブラシホルダ262の内側面に対向して
整流子ホルダ265が、中央をクランク軸201に貫通
されて外周縁を前記軸方向内側へ大きく突出した発電コ
イル272と始動コイル273の部分に固定支持されて
いる。
【0037】整流子ホルダ265のブラシホルダ262
に対向する面の所定箇所に整流子片267が同心円状に
配設されている。固定された整流子ホルダ265に対し
てクランク軸201と共に回転するブラシホルダ262
が離接し、接近したときはブラシ263が所要の整流子
片267に接触する。
【0038】ー方、インナーロータ251のクランク軸
方向外側は、クランク軸201の先端に螺合されたナッ
ト253の周囲を覆う内円筒部231と、その外側を覆
う同心の外円筒部232とが軸方向外方に延出してお
り、ここにガバナー機構230が構成される。すなわ
ち、外円筒部232は、内周面にテーパが形成されてガ
バナーアウタを構成しており、内円筒部231の外周に
軸方向に摺動自在にガバナーインナ233が嵌合され、
ガバナーインナ233と外円筒部232との間にガバナ
ーウエイトであるボール234が介装されている。
【0039】このガバナー機構230の軸方向に摺動す
るガバナーインナ233に一端を固着された連結軸23
5がインナーロータ251をクランク軸201と平行に
貫通し、先端をブラシホルダ262に嵌着している。連
結軸235は、ガバナーインナ233とブラシホルダ2
62とを連結して互いに一体としてクランク軸方向に移
動できるようにしている。
【0040】クランク軸201が停止しているときは、
ブラシホルダ262がスプリング223の付勢力により
軸方向内方に移動していてブラシ263が整流子片26
7に接触する。したがって、バッテリから電流が供給さ
れるとブラシ263と整流子片267との接触を経て始
動コイル273に流れインナーロータ251に回転トル
クを生じ、クランク軸201を回転させて内燃機関20
0を始動させることができる。
【0041】そして、機関回転数が上がると遠心力によ
りボール234が外円筒部232のテーパ内面を外周方
向に移動することでガバナーインナ233を軸方向外方
へ摺動させ、連結軸235を介して一体にブラシホルダ
262も軸方向外方に移動し、所定回転数を越えるとブ
ラシ263が整流子片267から自動的に離れ、以後は
発電コイル272によりバッテリへの充電がなされる。
【0042】上記ガバナー機構230を構成する外円筒
部232の端縁部にクランク角検出用の円環板状のロー
タ240が、その内周縁を嵌着して一体に設けられてお
り、ロータ240の外周縁に近接してパルサー241が
所定位置に配設されている。クランク軸201とインナ
ーロータ251を介して一体に回転するロータ240の
外周縁に形成された刻みをパルサ241が検出してクラ
ンク角を判断する。円環板状のロータ240は、アウタ
ーステータ270の発電コイル272および始動コイル
273を外側から覆っている。そして、ロータ40の軸
方向外側に内燃機関強制空冷用のファン部材280が一
体に設けられている。
【0043】ファン部材280は、その中央円錐部28
0aの裾部分をボルト246によりインナーロータ25
1の外円筒部232に固着されており、その外周に設け
られたファン280bはロータ240より外側方に立設
するような構造となっている。ファン部材280はファ
ンカバー281で覆われている。
【0044】本実施形態に係る車両用始動兼発電装置は
以上のように構成され、インナーロータ251の軸方向
内側に整流ブラシ機構263を配設し、軸方向外側には
整流ブラシ機構263と切り離してガバナー機構230
を配設したので、クランク軸外方向への膨出量が小さく
抑えられる。
【0045】また、アウターステータ270のステータ
コアのヨークに巻回される発電コイル272および始動
コイル273の巻回状態が軸方向内側に偏って外側への
突出量を小さくしているので、その外側のロータ240
やファン部材280を軸方向外側に位置させずにすみ、
クランク軸外方向への膨出量をより一層小さく抑えるこ
とができる。
【0046】ファン280bの回転によりファンカバー
281の外気吸入口281aから導入された外気は、中
央円錐部280aに沿って外周に広がるが、ロータ24
0が導入空気を遮断して車両用始動兼発電装置250側
への侵入を防止しているので、車両用始動兼発電装置よ
りさらに奥側(軸方向内側)にある整流ブラシ機構26
3には外気が侵入しにくく、したがって外気に含まれる
塵埃の影響を整流ブラシ機構263が受けることを防止
している。
【0047】図6は、上記したようにクランク軸201
を直接回転させる始動兼発電装置250を備えた内燃機
関200における始動停止制御システムの全体構成を示
したブロック図であり、前記と同一の符号は同一または
同等部分を表している。
【0048】本実施形態のエンジン停止始動システム
は、アイドリングが制限される動作モードと許可される
動作モードとを備えている。さらに具体的にいえば、車
両を停止させるとエンジンが自動停止し、停止状態でア
クセルが操作されるとエンジンを自動的に再始動して車
両を発進させる“停止発進モード(アイドリング制限モ
ード)”と、エンジン始動時の暖気運転等を目的として
アイドリングを許可する“始動モード(アイドリング許
可モード)”とを備えている。
【0049】エンジン200のクランク軸201には、
これと同軸状に始動兼発電装置250が連結されてい
る。始動兼発電装置250は、スタータモータ部71と
ACジェネレータ部72とによって構成され、ACジェ
ネレータ部72による発電電力は、レギュレータ・レク
ティファイア67を介してバッテリ68に充電される。
前記バッテリ68は、スタータリレー62が導通される
とスタータモータ部71へ駆動電流を供給すると共に、
メインスイッチ73を介して各種の一般電装品74およ
び主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0050】前記主制御装置60には、エンジン回転数
Neを検知するNeセンサ51と、スロットル開度が予
定開度を越えると接点を閉じるスロットルスイッチ52
と、エンジン200のアイドリングを許可または制限す
るアイドルスイッチ53と、運転者が運転席に着座する
と接点を閉じる着座スイッチ54と、車速を検知する車
速センサ55と、後述する停止発進モードでの停車中に
点滅するスタンバイインジケータ56と、前照灯69を
点灯/消灯させるための前照灯スイッチ57と、始動兼
発電装置250のスタータモータ71を駆動してエンジ
ン200を始動するためのスタータスイッチ58と、ブ
レーキ操作に応答して接点を閉じるストップスイッチ5
9と、バッテリ68の電圧が予定値(例えば、10V)
以下になると点灯して充電不足を運転者に警告するバッ
テリインジケータ76とが接続されている。
【0051】さらに、前記主制御装置60には、点火プ
ラグ206を点火させる点火制御装置(イグニッション
コイルを含む)61と、前記スタータモータ71に電力
を供給するスタータリレー62の制御端子と、前記前照
灯69に電力を供給する前照灯リレー63の制御端子
と、キャブレタ66に装着されたバイスタータ65に電
力を供給するバイスタータリレー64の制御端子と、前
記前照灯69が自動消灯される前に警報音を発生するブ
ザー75とが接続されている。
【0052】図7は、前記主制御装置60の構成を具体
的に示したブロック図であり、前記と同一の符号は同一
または同等部分を表している。なお、図8には主制御装
置60の主要動作を一覧表として示している。
【0053】動作モード切換部300は、当該エンジン
停止始動制御装置の動作モードを、アイドルスイッチ5
3の状態および車両の状態に応じて、アイドリングを許
可する前記“始動モード”およびアイドリングを制限す
る前記“停止発進モード”のいずれかに切り換える。
【0054】この動作モード切換部300では、前記ア
イドルスイッチ53の状態信号が動作モード信号出力部
301およびインバータ302に入力される。アイドル
スイッチ53の状態信号は、オフ状態(アイドリング制
限)では“L”レベル、オン状態(アイドリング許可)
では“H”レベルを示す。インバータ302は、アイド
ルスイッチ53の状態信号を反転して出力する。
【0055】車速継続判定部303はタイマ303aを
備え、予定速度以上の車速が予定時間以上にわたって検
知されると“H”レベルの信号を出力する。AND回路
304は、前記判定部303の出力信号とインバータ3
02の出力信号との論理積を動作モード信号出力部30
1へ出力する。
【0056】前記動作モード信号出力部301は、前記
メインスイッチ73がオンにされたときに前記アイドル
スイッチ53の状態信号が“H”レベル(アイドリング
許可)であると、アイドリングが許可される“始動モー
ド”を起動する。さらに、この“始動モード”時にAN
D回路304の出力が“H”レベルになる、すなわちア
イドルスイッチ53がオフにされて予定速度以上の車速
が予定時間以上にわたって検知されると、動作モードを
前記“始動モード”から、アイドリングが制限される
“停止発進モード”へ移行する。さらに、この“停止発
進モード”においてアイドルスイッチ53が再びオンに
されると、動作モードを“停止発進モード”から“始動
モード”へ移行する。この動作モード信号出力部301
から出力される動作モード信号S301 は、“始動モー
ド”中は“L”レベル、“停止発進モード”中は“H”
レベルとなる。
【0057】スタータリレー制御部400は、動作モー
ドに応じて、所定の条件下で前記スタータリレー62を
手動または自動的に起動する。このスタータリレー制御
部400では、前記Neセンサ51の検知信号がアイド
リング以下判定部401へ供給される。判定部401
は、エンジン回転数が所定のアイドリング回転数(例え
ば、800rpm)以下であると“H”レベルの信号を
出力する。AND回路402は、前記判定部401の出
力信号と、前記ストップスイッチ59の状態信号と、前
記スタータスイッチ58の状態信号との論理積を出力す
る。AND回路403は、前記AND回路402の出力
信号と前記動作モード信号S301 の反転信号との論理積
を出力する。
【0058】AND回路404は、前記アイドリング以
下判定部401の出力信号と、前記スロットルスイッチ
52の状態信号と、前記着座スイッチ54の状態信号と
の論理積を出力する。AND回路405は、前記AND
回路404の出力信号と前記動作モード信号S301 との
論理積を出力する。OR回路406は、前記各AND回
路403、405の論理和をスタータリレー62へ出力
する。
【0059】このような構成において、“始動モード”
中は動作モード信号S301 が“L”レベルなのでAND
回路403がイネーブル状態となる。したがって、エン
ジン回転数がアイドリング以下であり、かつストップス
イッチ59がオン状態(ブレーキ操作中)のときにスタ
ータスイッチ58が運転者によりオンされると、スター
タリレー62が導通してスタータモータ71が起動され
る。
【0060】これとは逆に、“停止発進モード”中はA
ND回路405がイネーブル状態となる。したがって、
エンジン回転数がアイドリング以下であり、着座スイッ
チがオン状態(運転者が運転席に着座中)でスロットル
が開かれると、スタータリレー62が導通してスタータ
モータ71が起動される。
【0061】バイスタータ制御部500では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部501に入力され
る。このNe判定部501は、エンジン回転数が予定値
以上であると“H”レベルの信号を出力してバイスター
タリレー64を閉じる。このような構成によれば、いず
れの動作モードにおいても、エンジン回転数が予定値以
上であれば燃料を濃くすることができる。
【0062】インジケータ制御部600では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部601に入力され
る。このNe判定部601は、エンジン回転数が予定値
以下であると“H”レベルの信号を出力する。AND回
路602は、前記着座スイッチ54の状態信号と前記N
e判定部601の出力信号との論理積を出力する。AN
D回路603は、前記AND回路602の出力信号と前
記動作モード信号S301との論理積をスタンバイインジ
ケータ56に出力する。スタンバイインジケータ56
は、入力信号が“L”レベルであると消灯し、“H”レ
ベルであると点滅する。
【0063】すなわち、スタンバイインジケータ56は
“停止発進モード”中の停車時に点滅するので、運転者
はスタンバイインジケータ56が点滅していれば、エン
ジンが停止していてもアクセルを開きさえすれば直ちに
発進できることを認識することができる。
【0064】点火制御部700は、各動作モードごと
に、所定の条件下で前記点火制御装置61による点火動
作を許可または禁止する。この点火制御部700では、
車速センサ55の検知信号が走行判定部701に入力さ
れる。前記走行判定部701は、検知信号に基づいて車
両が走行状態にあると判断されると“H”レベルの信号
を出力する。OR回路702は、前記走行判定部701
の出力信号と前記スロットルスイッチ52の状態信号と
の論理和を出力する。OR回路703は、前記OR回路
702の出力信号と前記動作モード信号S301 の反転信
号との論理和を点火制御装置61へ出力する。点火制御
装置61は、入力信号が“H”レベルであれば所定のタ
イミングごとに点火動作を実行し、“L”レベルであれ
ば点火動作を中止する。
【0065】このような構成によれば、始動モードでは
動作モード信号S301 の反転信号が“H”レベルなの
で、OR回路703からは常に“H”レベルの信号が出
力される。したがって、“始動モード”では点火制御装
置61が常に点火動作を実行する。これに対して、停止
発進モードでは、車両走行中であるか、あるいはスロッ
トルが開かれていることを条件に点火動作が実行され
る。これとは逆に、停止状態であり、かつスロットルが
閉じていれば点火動作が禁止される。
【0066】前照灯制御部800では、動作モードごと
に、車両の走行状態や運転者の着座状態に応じて前照灯
を自動的に点灯または消灯する。非着座継続判定部80
1には着座スイッチ54の状態信号が入力される。非着
座継続判定部801は運転者の非着座時間を計時する2
つのタイマ8011、8012を備え、各タイマ801
1、8012がタイムアウトすると、それぞれ“H”レ
ベルの信号S8011、S8012を出力する。なお、本実施形
態では、各タイマ8011、8012がそれぞれ3秒お
よび1秒でタイムアウトする。
【0067】非点火継続判定部802は非点火時間を計
時する2つのタイマ8021、8022を備え、非点火
状態では直ちに“H”レベルの信号S8023を出力すると
共に、各タイマ8021、8022がタイムアウトする
と、それぞれ“H”レベルの信号S8021、S8022を出力
する。なお、本実施形態では、各タイマ8021、80
22がそれぞれ3.5分および3分でタイムアウトす
る。
【0068】AND回路812は、前記非着座継続判定
部801の出力信号S8011と非点火継続判定部802の
出力信号S8023との論理積を出力する。OR回路804
は、前記非点火継続判定部802の出力信号S8021と前
記AND回路812の出力信号との論理和を出力する。
AND回路805は、前記OR回路804の出力信号と
動作モード信号S301 との論理積をフリップフロップ8
10のリセット端子Rに出力する。
【0069】AND回路807は、スロットルスイッチ
52の状態信号と動作モード信号S301 との論理積を出
力する。Ne判定部806にはNeセンサ51の出力信
号が入力され、エンジン回転数が予定値以下であると
“H”レベルの信号を出力する。AND回路808は、
前記Ne判定部806の出力信号と動作モード信号S
301 の反転信号との論理積を出力する。OR回路809
は、各AND回路807、808の論理和をフリップフ
ロップ810のセット端子Sに出力する。AND回路8
11は、フリップフロップ810のQ出力と前照灯スイ
ッチ57の状態信号との論理積811を前照灯リレー6
3へ出力する。前照灯リレー63は、“H”レベルの信
号が入力されると前記前照灯69を点灯し、“L”レベ
ルの信号が入力されると消灯する。
【0070】このような構成によれば、始動モードでは
動作モード信号S301 の反転信号が“H”レベルなので
AND回路808がイネーブル状態となる。したがっ
て、エンジンが予定回転数以上であれば、フリップフロ
ップ810がセットされるので、前照灯スイッチ57が
オンであれば前照灯が点灯する。
【0071】一方、停止発進モードでは動作モード信号
301 が“H”レベルなのでAND回路805、807
がイネーブル状態となる。したがって、OR回路804
の出力が“H”レベルであればフリップフロップ810
がリセットされて前照灯が自動的に消灯する。また、こ
の停止発進モード中にスロットルが開かれれば、AND
回路807の出力が“H”レベルとなってフリップフロ
ップ810がセットされるので、前照灯が自動的に点灯
する。
【0072】すなわち、停止発進モードにおける前照灯
は、非点火状態がタイマ8021のタイムアウト時間
(本実施形態では、3.5分)以上継続するか、あるい
は非点火状態での非着座がタイマ8011のタイムアウ
ト時間(本実施形態では、3秒)以上継続したときに消
灯される。
【0073】発明者等の調査によれば、信号待ちや交差
点内での右折待ちは30秒ないし2分程度であり、この
時間を超える停車は信号待ちや右折待ち以外の停車、す
なわち前照灯を点灯させておく必要のない停車状態であ
る可能性が高い。したがって、本実施形態のように、非
点火状態が予定時間(例えば3.5分)を超えるまでは
前照灯を点灯させておくようにすれば、信号待ちや右折
待ちのための停車状態では前照灯を点灯させ続ける事が
できる。また、停車時間が3.5分を超えると自動消灯
するので、バッテリの無駄な電力消費を抑える事ができ
る。
【0074】さらに、停車後に運転者の非着座が検知さ
れた場合も信号待ちや右折待ち以外の停車である可能性
が高い。但し、交差点での停車直後に運転者が車両を跨
いだままの状態で一時的に立ち上がるような場合も経験
的に多いため、非着座の検知と同時に自動消灯すること
は望ましくない。そこで、本実施形態では非点火状態で
の非着座時間を計時し、運転者が車両から離れたと推定
される予定時間(本実施形態では3秒)の経過を条件に
自動消灯するようにした。
【0075】前照灯制御部800のAND回路813
は、非着座継続判定部801の出力信号S8012と非点火
継続判定部802の出力信号S8023との論理積を出力す
る。ブザー駆動部814には、前記AND回路813の
出力信号、非点火継続判定部802の出力信号S8022
よび動作モード信号S301 が入力され、動作モード信号
301 が“H”レベルのときにAND回路813の出力
信号が“H”レベルになる、すなわち非点火状態での非
着座がタイマ8012のタイムアウト時間(本実施形態
では1秒)以上継続すると、0.2秒間のオンと1.5
秒間のオフとを繰り返すブザー駆動信号を出力する。ま
た、動作モード信号S301 が“H”レベルのときに非点
火継続判定部802の出力信号S8022が“H”レベルに
なる、すなわち非点火状態がタイマ8022のタイムア
ウト時間(本実施形態では3分)以上継続すると、前記
と同じブザー駆動信号を予定時間(本実施形態では6.
8秒)だけ出力する。
【0076】このように本実施形態では、前記停車時の
自動消灯条件(非点火状態での非着座が3秒以上、また
は非点火状態が3.5分以上)が成立する前(非点火状
態での非着座が1秒以上、または非点火状態が3分以
上)にブザー75が鳴動されるので、運転者は前照灯が
自動消灯される旨を事前に認識することができ、運転者
の知らない間に自動消灯されてしまうことが防止でき
る。
【0077】図9は、本発明の他の実施形態における始
動停止制御システムの全体構成を示したブロック図であ
り、前記と同一の符号は同一または同等部分を表してい
る。本実施形態では、ACジェネレータ部72による発
電電力が、レギュレータ・レクティファイア67を介し
て2つのバッテリ68A、68Bに充電されるようにし
ている。前記バッテリ68Aはエンジン始動専用であ
り、スタータリレー62が導通されると、スタータモー
タ部71へ駆動電流を供給する。前記バッテリ68B
は、メインスイッチ73を介して各種の電装品74およ
び主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0078】このように、本実施形態ではバッテリ68
Aがエンジン始動専用であり、その電力消費量は十分に
小さく、常に満充電状態に維持されるので、バッテリ6
8Bの充電量とは無関係に常に良好なエンジン始動が可
能になる。
【0079】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば以下の
ような効果が達成される。 (1) エンジン停止状態が、信号待ちや交差点内での右折
待ち等のための停車時間として予測される所定時間以上
継続した場合には前照灯を自動消灯するようにしたの
で、前照灯を点灯させておく必要のある停車状態では前
照灯を点灯させ続ける事ができる一方、この所定時間を
超えるような停車状態では自動消灯するので、対向車に
よる視認性の向上と電力消費量の低減とを両立すること
ができる。 (2) エンジン停止状態での非着座時間が、運転者が車両
から離れたと推定される所定時間以上継続した場合には
前照灯を自動消灯するようにしたので、停車直後に運転
者が車両を跨いだまま一時的に立ち上がった場合のよう
に、前照灯を点灯させ続ける必要がある場合の自動消灯
を防止できる一方、運転者が車両から離れたと推定でき
る場合には自動消灯するので、対向車による視認性の向
上と電力消費量の低減とを両立することができる。 (3) 停車時に前照灯を自動消灯する条件が成立する前に
ブザーが鳴動されるので、運転者は前照灯が自動消灯さ
れることを事前に認識することができ、運転者の知らな
い間に前照灯が自動消灯されてしまうことを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンジン停止始動制御システ
ムが搭載されるスクータ型自動二輪車の全体側面図であ
る。
【図2】スクータ型自動二輪車の計器盤回りの平面図で
ある。
【図3】シート前部のヒンジ部分の構造を模式的に示し
た図である。
【図4】スロットルグリップの主要部の断面図である。
【図5】図1の内燃機関をII−II線に沿って裁断し
た断面図である。
【図6】本発明の一実施形態である始動停止制御システ
ムの全体構成を示したブロック図である。
【図7】主制御装置の機能を示したブロック図である。
【図8】主制御装置の主要動作を一覧表として示した図
である。
【図9】本発明の他の一実施形態である始動停止制御シ
ステムの全体構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
2…車体前部、3…車体後部、4…フロア部、6…ダウ
ンチューブ、7…メインパイプ、8…シート、11…ハ
ンドル、12…フロントフォーク、13…前輪、15…
ブラケット、16…リンク部材、17…スイングユニッ
ト、18…ハンガーブラケット、21…後輪、22…リ
ヤクッション、23…吸気管、24…気化器、25…エ
アクリーナ、26…メインスタンド、27…キック軸、
28…キックアーム、29…キックペダル、200…内
燃機関、201…クランク軸、202…クランクケー
ス、203…シリンダブロック、204…シリンダヘッ
ド、206…点火プラグ、210…ベルト駆動プーリ、
211…ボス、212…Vベルト、250…始動兼発電
装置、251…インナーロータ、300…動作モード切
換部、400…スタータリレー制御部、500…バイス
タータ制御部、600…インジケータ制御部、700…
点火制御部、800…前照灯制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横尾 雅秀 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを、その運転中は所定の停車条
    件に応答して停止させ、停止中は所定の発進操作に応答
    して再始動させるエンジン停止始動制御装置を搭載した
    車両において、 前照灯への給電を制御するリレー手段と、 エンジンの停止状態を検知する停止検知手段と、 前記リレー手段の導通を制御する前照灯制御手段とを具
    備し、 前記前照灯制御手段は、エンジンの停止状態が第1の予
    定時間以上継続すると、導通状態にある前記リレー手段
    を遮断することを特徴とするエンジン停止始動制御装置
    を搭載した車両。
  2. 【請求項2】 エンジンを、その運転中は所定の停車条
    件に応答して停止させ、停止中は所定の発進操作に応答
    して再始動させるエンジン停止始動制御装置を搭載した
    車両において、 前照灯への給電を制御するリレー手段と、 エンジンの停止状態を検知する停止検知手段と、 運転者が乗車中であるか否かを検知する乗車検知手段
    と、 前記リレー手段の導通を制御する前照灯制御手段とを具
    備し、 前記前照灯制御手段は、エンジンの停止状態で運転者の
    非乗車状態が第2の予定時間以上継続すると、導通状態
    にある前記リレー手段を遮断することを特徴とするエン
    ジン停止始動制御装置を搭載した車両。
  3. 【請求項3】 エンジンを、その運転中は所定の停車条
    件に応答して停止させ、停止中は所定の発進操作に応答
    して再始動させるエンジン停止始動制御装置を搭載した
    車両において、 前照灯への給電を制御するリレー手段と、 エンジンの停止状態を検知する停止検知手段と、 運転者が乗車中であるか否かを検知する乗車検知手段
    と、 前記リレー手段の導通を制御する前照灯制御手段とを具
    備し、 前記前照灯制御手段は、エンジンの停止状態が第1の予
    定時間以上継続した場合、およびエンジンの停止状態で
    運転者の非乗車状態が第2の予定時間以上継続した場合
    の少なくとも一方を条件に、導通状態にある前記リレー
    手段を遮断することを特徴とするエンジン停止始動制御
    装置を搭載した車両。
  4. 【請求項4】 前記第1の予定時間が前記第2の予定時
    間よりも長いことを特徴とする請求項3に記載のエンジ
    ン停止始動制御装置を搭載した車両。
  5. 【請求項5】 アクセル開度を検知するアクセル開度検
    知手段をさらに具備し、 前記前照灯制御手段は、前記アクセル開度検知手段によ
    って予定開度以上のアクセル開度が検知されると、前記
    導通状態から遮断したリレー手段を改めて導通させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のエ
    ンジン停止始動制御装置を搭載した車両。
  6. 【請求項6】 警報音を発生する警報手段と、 前記警報手段を鳴動させる警報駆動手段とをさらに具備
    し、 前記警報駆動手段は、前記前照灯制御手段によって導通
    状態にあるリレー手段が遮断される前に、前記警報手段
    を鳴動させることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れかに記載のエンジン停止始動制御装置を搭載した車
    両。
  7. 【請求項7】 前記警報駆動手段は、エンジンの停止状
    態が前記第1の予定時間よりも短い第3の予定時間以上
    継続すると、前記警報手段を第4の予定時間だけ鳴動さ
    せることを特徴とする請求項6に記載のエンジン停止始
    動制御装置を搭載した車両。
  8. 【請求項8】 前記警報駆動手段は、エンジンの停止状
    態で運転者の非乗車状態が前記第2の予定時間よりも短
    い第5の予定時間以上継続すると、前記警報手段を鳴動
    させることを特徴とする請求項6または7に記載のエン
    ジン停止始動制御装置を搭載した車両。
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