JPH11278477A - 分解可能木製コンテナ - Google Patents

分解可能木製コンテナ

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Publication number
JPH11278477A
JPH11278477A JP10213298A JP10213298A JPH11278477A JP H11278477 A JPH11278477 A JP H11278477A JP 10213298 A JP10213298 A JP 10213298A JP 10213298 A JP10213298 A JP 10213298A JP H11278477 A JPH11278477 A JP H11278477A
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JP
Japan
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wooden
side wall
pallet
container
wall panel
Prior art date
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Application number
JP10213298A
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English (en)
Inventor
Kazumi Iwamasa
和美 岩政
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 主要な部材が全て木材で構成してありなが
ら、容易に側壁パネルの組立および分解が可能であり、
廃棄処分が容易な分解可能木製コンテナを提供するこ
と。 【解決手段】 リフト手段により持ち上げられることが
可能なように組み立てられた木製パレット6と、木製パ
レット6の上面に、分解可能に組み立てられた複数の木
製側壁パネルを有する分解可能コンテナであって、各木
製側壁パネルの下端部が差し込まれるスライド溝27お
よび29が前記木製パレット6の縁部上面に形成してあ
り、木製パレット6の角部上面には、スライド溝27お
よび29に沿って木製側壁パネルの下端部をスライド移
動させることにより木製側壁パネルの側端部下方に形成
してあるストッパ用凸部34が差し込まれて、木製側壁
パネルの上方への抜けを防止する抜け防止用凹所32が
形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分解可能木製コン
テナに係り、さらに詳しくは、容易に側壁パネルの組立
および分解が可能であり、廃棄処分が容易な分解可能木
製コンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナの使用前および使用後には、コ
ンテナを構成する側壁パネルを分解してパレットの上に
折り畳み、嵩を小さくすることが可能なコンテナは、既
に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな分解可能コンテナは、コンテナや側壁パネルを木材
で構成することはできても、パレットと側壁パネルとを
分解可能な構造とするために、金属製金具を必ず必要と
し、コンテナを構成する主要部材の全てを木製の材料で
作ることは困難であった。
【0004】たとえばコンテナを用いて、特に収容物を
海外へ輸出する場合などには、廃棄処分が問題となる金
属やプラスチックを極力使用しない木製コンテナが望ま
れている。
【0005】金属やプラスチックを使用しない木製コン
テナとして、木製パレットの上に側壁パネルを釘打ちな
どの方法で組み立てたものが考えられる。
【0006】ところが、このような木製コンテナにあっ
ては、パレットの上に側壁パネルを組み立てる際に、釘
打ちを必要とするため、木製コンテナの組立に時間を要
するという課題を有する。また、組み立てた木製コンテ
ナ自体を保管するスペースとして、大きなスペースを必
要とする。さらに、このような木製コンテナを用いて収
容物を搬送した後に、コンテナ自体を分解して廃棄処分
とするためには、多数の釘を抜く必要があり、廃棄処分
が容易でないと言う課題も有する。
【0007】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、主要な部材が全て木材で構成してありながら、耐久
性も良く、しかも容易に側壁パネルの組立および分解が
可能であり、廃棄処分が容易な分解可能木製コンテナを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る分解可能木製コンテナは、リフト手段
により持ち上げられることが可能なように組み立てられ
た木製パレットと、前記木製パレットの上面に、分解可
能に組み立てられた複数の木製側壁パネルとを有する分
解可能コンテナであって、前記各木製側壁パネルの下端
部が差し込まれるスライド溝が前記木製パレットの縁部
上面に形成してあり、前記木製パレットの角部上面に
は、前記スライド溝に沿って前記木製側壁パネルの下端
部をスライド移動させることにより前記木製側壁パネル
の側端部下方に形成してあるストッパ用凸部が差し込ま
れて、前記木製側壁パネルの上方への抜けを防止する抜
け防止用凹所が形成してあることを特徴とする。
【0009】本発明において、木製パレットは、四方か
らフォークリフトの爪部が差し込まれて持ち上げられる
ことが可能なように、木製ブロックおよび木製平板を釘
打ちなどで組み立てられることが好ましい。
【0010】木製パレットの縁部上面にスライド溝を形
成するために、木製パレットの縁部上面には、断面L字
形状の一体成形木製アングルを取り付けることが好まし
い。一体成形木製アングルであれば、釘打ちにより形成
した木製アングルに比べて、割れにくく、機械的強度に
優れているので好ましい。なお、本発明では、断面L字
形状の一体成形木製アングルの代わりに、棒状の角材を
用いても良い。棒状の角材を、釘打ちなどにより、平板
から所定間隔離れて連結することにより、スライド溝を
形成しても良い。
【0011】木製パレットの角部上面に形成された抜け
防止用凹所は、木製パレットの角部に配置された木製ブ
ロックの上面に、前記一体成形木製アングルの端部を、
隙間が形成されるように配置し、その隙間の少なくとも
一部を上から覆うように、且つアングル材との間にスラ
イド溝が形成されるように平板を取り付けることで形成
される。
【0012】木製側壁パネルは、合板の外面に、平板状
の縦補強板および横補強板が取り付けられて補強されて
いるものが好ましい。合板の側端部に取り付けてある縦
補強板は、合板の下端部から下方に突出していることが
好ましく、その突出している部分の内面に、ストッパ用
凸部が装着してあることが好ましい。ストッパ用凸部
は、縦補強板の下端部の内面に開けられた孔に嵌合する
棒材であることが好ましい。棒材の断面は、円形である
ことが好ましいが、矩形またはその他の断面形状であっ
ても良い。
【0013】
【作用】本発明に係る分解可能木製コンテナでは、各木
製側壁パネルの下端部が差し込まれるスライド溝が木製
パレットの縁部上面に形成してあり、木製パレットの角
部上面には、スライド溝に沿って前記木製側壁パネルの
下端部をスライド移動させることにより木製側壁パネル
の側端部下方に形成してあるストッパ用凸部が差し込ま
れて、前記木製側壁パネルの上方への抜けを防止する抜
け防止用凹所が形成してある。このスライド溝および抜
け止め防止用凹所は、全て木材を組み合わせて木製パレ
ットの上に形成することができる。また、ストッパ用凸
部も、側壁パネルの側端部下方に木材を組み合わせて形
成することができる。
【0014】したがって、本発明に係る分解可能木製コ
ンテナは、その主要な部材を全て木材で構成することが
できる。しかも、スライド溝に沿って木製側壁パネルの
下端部をスライド移動させることにより、木製側壁パネ
ルの側端部下方に形成してあるストッパ用凸部が、抜け
防止用凹所内に差し込まれ、木製側壁パネルの上方への
抜けを防止するようになっている。このため、側壁パネ
ルの組立がきわめて容易であり、組み立てた側壁パネル
がパレットから外れることもない。
【0015】木製パレットの上に側壁パネルを組み立て
た後は、側壁パネルで囲まれた収容空間の内部に、たと
えばゴム材料などの内容物を収容し、上蓋をして、コン
テナの周囲を結束用バンドで締め付けてコンテナがばら
けないようにする。その状態で、コンテナを保管または
輸送する。
【0016】コンテナから内容物を取り出す際には、結
束用バンドを取り除き、上蓋を外し、そこから内容物を
取り出す。使用済みのコンテナは、分解するために、ス
ライド溝に沿って木製側壁パネルの下端部をスライド移
動させることにより、木製側壁パネルの側端部下方に形
成してあるストッパ用凸部が、抜け防止用凹所から外
れ、側壁パネルとパレットとを容易に分解することがで
きる。また、コンテナは全て木製なので、廃棄処分が容
易である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1は本発明の1実施形態に係
るコンテナの分解斜視図、図2(A)は図1に示すパレ
ットの平面図、同図(B)はその側面図、同図(C)は
その正面図、図3は図1および2に示すパレットの縁部
に取り付けられる断面L字形状の一体成形木製アングル
の部分斜視図、図4は図1に示すIV部分のパレットの角
部の要部斜視図、図5は側壁パネルの側端部下方部分の
要部斜視図、図6はコンテナの外周を結束用バンドで締
め付けた状態を示すコンテナの分解斜視図である。
【0018】図1に示すように、本実施形態に係る分解
可能木製コンテナ2は、フォークリフトなどのリフト手
段の爪部が挿入可能なリフト用凹所4が形成してあるパ
レット6と、このパレット6の上面に載置される底板8
と、このパレット6の上に着脱自在に装着される側壁パ
ネル10,12とを有する。
【0019】図1に示すように、本実施形態のコンテナ
2では、略直方体形状のパレット6の対向する長辺側縁
部上に、一対の側壁パネル10を配置し、パレット6の
対向する短辺側縁部上に、これら側壁パネル10を連結
するように対向する一対の側壁パネル12を配置してあ
る。これら側壁パネル10,12は、パレット6の上
に、後述する方法で解体自在に組み立てられる。
【0020】パレット6の上で、側壁パネル10,12
により囲まれた空間が、ゴム材などの内容物を収容する
空間となり、これら側壁パネル10,12で囲まれた空
間を閉じるために、側壁パネル10,12の上端には、
上蓋14が着脱自在に装着される。
【0021】本実施形態では、図1および2に示すよう
に、木製パレット6は、一対のリフト用凹所4がパレッ
ト6の四方に形成してあり、四方のいずれの位置から
も、フォークリフトの爪部が差し込まれて持ち上げられ
ることが可能になっている。本実施形態のパレット6で
は、直方体形状の木製ブロック16がパレット6の四隅
部と、パレット6の短辺方向Yの中間位置とに、合計6
個配置してあり、これら木製ブロック16の長辺方向X
の中間位置には、高さが同じで幅が異なる木製ブロック
18が合計3個配置してある。すなわち、パレット6は
合計9つの木製ブロック16および18を有する。
【0022】木製ブロック16の大きさは、特に限定さ
れないが、本実施形態では、120mm(短辺方向幅)
×150mm(長辺方向幅)×65mm(高さ)であ
る。また、木製ブロック18の大きさも特に限定され
ず、本実施形態では、120mm(短辺方向幅)×11
0mm(長辺方向幅)×65mm(高さ)である。これ
らの木製ブロック16および18は、全く同じ大きさで
あっても良い。
【0023】これら木製ブロック16および18を下側
から連結するように、木製底部平板20が、パレット6
の長辺方向Xに沿って3枚平行に配置してある。これら
底部平板20の大きさも特に限定されないが、本実施形
態では、100mm(幅)×1455mm(長さ)×1
5mm(厚み)である。底部平板20とブロック16お
よび18との接合は、釘打ちなどにより行う。
【0024】これらブロック16および18の上面は、
パレット6の短辺方向Yに沿って伸びる平行な3枚の木
製第1上部平板22によって連結してある。短辺方向Y
と長辺方向Xとは略直角である。第1上部平板22の大
きさも特に限定されないが、本実施形態では、110m
m(幅)×1140mm(長さ)×22mm(厚み)で
ある。第1上部平板22とブロック16および18との
接合は、釘打ちなどにより行う。
【0025】三枚の木製第1上部平板22の上には、四
枚の木製第2上部平板24が長辺方向Xに沿って略平行
に所定間隔で取り付けてある。第2上部平板24の大き
さも特に限定されないが、本実施形態では、120mm
(幅)×1415mm(長さ)×18mm(厚み)であ
る。第2上部平板24と第1上部平板22との接合は、
釘打ちなどにより行う。第2上部平板24の上には、合
板製の底板8が釘打ちなどの手段で張り付けられる。底
板8の大きさも、特に限定されないが、本実施形態で
は、1090mm(短辺側の長さ)×1415mm(長
辺側長さ)×3.6mm(厚み)である。
【0026】パレット6の相互に向き合う短辺側縁部に
は、それぞれ図3に示す断面L字形状の一体成形木製ア
ングル26が、第1上部平板22に接触して平行に配置
してあり、木製ブロック16の上に釘打ちなどの手段で
取り付けてある。アングル26は、図3および4に示す
ように、平板部26aと、棒材部26bとから成り、こ
れらが一体に成形してある。このような断面L字形状の
木製アングル26は、角材を切削加工することなどによ
り得られる。木製アングルを一体成形することで、釘打
ちにより形成したアングルに比べて、割れなどが少な
く、機械的強度に優れ、側板パネル10または12に加
わる内容物による荷重を良好に受けることができる。
【0027】このアングル26における平板部26aの
厚みは、第1上部平板22と同じ厚みであり、図4に示
すように、平板部26aの上に、第2上部平板24の端
部が重なり、棒材部26bと第2上部平板24の端部と
の間に、短辺方向Yに沿って伸びるスライド溝27が形
成される。
【0028】また、アングル26の短辺方向長さは、第
1上部平板22の短辺方向長さよりも短く、パレット6
の角部に位置するブロック16の上には、図4に示すよ
うに、隙間30が形成される。さらに、第2上部平板2
4の端部24aは、角部に位置するブロック16の上の
隙間30の一部を上から覆うように配置されるため、そ
の部分に、後述するストッパ用凸部34が差し込まれる
抜け止め防止用凹所32が形成される。なお、アングル
26の大きさも特に限定されないが、本実施形態では、
平板部26aが22mm(厚み)×40mm(幅)×1
035mm(長さ)であり、棒材部26bが10mm
(幅)×18mm(高さ)×1035mm(長さ)であ
る。棒材部26bの高さ(18mm)は、第2上部平板
24の厚み(18mm)と略同じであることが好まし
い。スライド溝27の両側壁の高さが同じとなるためで
ある。ただし、棒材部26bの高さは、第2上部平板2
4の厚みよりも高くても低くても良い。
【0029】図1、2および4に示すように、パレット
6の対向する長辺側縁部には、それぞれ棒状の角材28
が、第1上部平板22の端部の上を掛け渡すように、且
つ第2上部平板24と略平行に、しかも第2上部平板2
4との間に長辺方向Xに沿って伸びるスライド溝29を
形成するように、釘打ちなどの手段で取り付けてある。
図4に示すように、棒状の角材28の長辺方向長さは、
第2上部平板24の長辺方向長さと略同じ程度であり、
その両端が、パレット6の角部に位置するブロック16
上に形成された隙間30の上まで伸びるようになってい
る。
【0030】棒状の角材28の高さは、第2上部平板2
4の厚みと同程度であることが好ましい。スライド溝2
9の両側壁の高さを略同一とするためである。ただし、
角材28の高さは、第2上部平板24の厚みよりも大き
くても小さくても良い。角材28の大きさは、特に限定
されないが、本実施形態では、15mm(幅)×141
5mm(長さ)×18mm(厚み)である。
【0031】スライド溝27および29の幅は、これら
の部分に、図1に示す側板パネル10および12の下端
部がそれぞれスライド自在に挿入されるするように決定
され、側板パネル10および12の下端部の厚みよりも
わずかに大きい程度であることが好ましいが、本実施形
態では、それぞれ約10mmである。
【0032】図1に示すように、側板パネル10および
12は、基本的には木製合板で構成してあり、その合板
の外面に、平板状の木製縦補強板36および木製横補強
板38が取り付けられて補強してある。側板パネル10
および12を構成する合板の大きさは、特に限定されな
いが、本実施形態では、短辺側に配置される側板パネル
12の合板の大きさが、1140mm(幅)×988m
m(高さ)×5.5mm(厚み)であり、長辺側に配置
される合板の大きさが、1418mm(幅)×988m
m(高さ)×5.5mm(厚み)である。
【0033】本実施形態では、図5に示すように、各側
板パネル10および12を構成する各合板11の右側端
部を補強する縦補強板36の下端部36aが、各合板1
1の下端部11aから下方に突出しており、その突出し
ている部分の内面に、前述したストッパ用凸部34が装
着してある。ストッパ用凸部34は、縦補強板36の下
端部36aの内面に開けられた孔に嵌合して接着してあ
る断面円形の木製棒材であり、縦補強板36の内面から
合板11の厚みよりも大きくパネルの内側に突出してい
る。
【0034】図5に示すように、縦補強板36の下端部
が合板の下端部から下方に突出する突出長さPは、図4
に示す第1上部平板22の厚み以下程度であることが好
ましい。これは、図5に示す側板パネル10または11
の合板11の下端部11aが、図4に示すスライド溝2
7または29の底面に接触した状態で、縦補強板36の
下端部36aがブロック16の上面に接触またはわずか
に隙間を持たせるためである。
【0035】このように各側板パネル10および12の
少なくともいずれか一方の側端部を補強する縦補強板3
6の下端部36aの内面には、図5に示すストッパ用凸
部34が固定してある。したがって、側板パネル10ま
たは12の下端部を、スライド溝27または29内に挿
入する際には、図4に示すように、ストッパ用凸部34
が、底板8または棒状の角材28に衝突しない位置で、
側板パネル10または12の下端部を、スライド溝27
または29内に挿入する。その後、スライド溝27また
は29内に沿って、側板パネル10または12の下端部
をスライド移動させれば、ストッパ用凸部34が、ブロ
ック16の上の隙間30をスライド移動し、抜け止め防
止用凹所32内に入り込む。その結果、側板パネル10
または12は、スライド溝27または29から上方に抜
けることが防止される。また、側板パネル10または1
2の下端部が、スライド溝27または29の内部に挿入
されることから、側板パネル10または12は、パレッ
ト6に対して外側または内側に倒れ込むことが防止さ
れ、コンテナ2が組み立てられる。
【0036】コンテナ2を組み立てた後、図6に示すよ
うに、結束用横バンド40により、側板パネル10およ
び12の外周を締め付け、側板パネル10および12が
ばらけないようにする。その結果、各側板パネル10お
よび12は、パレット6の四方縁部に形成してあるスラ
イド溝27および29に対してスライド移動ができなく
なり、且つストッパ用凸部34が抜け止め防止用凹所3
2内に差し込まれることで、側板パネル10および12
はパレット6に対して完全に一体化される。
【0037】その後、側壁パネル10および12で囲ま
れる内部空間内に、たとえばゴム材料などの内容物を収
納し、その後、上蓋14をコンテナ2の上部開口部に取
り付けて蓋をする。その後、結束用縦バンド42を、パ
レット6のリフト用凹所4内を通し、側壁パネル10お
よび12の外側および上蓋14の外側を締め付ける。結
束用縦バンド42は、コンテナ2の長辺方向Xのみでな
く、短辺方向Yにも締め付ける。本実施形態では、図6
に示すように、長辺方向Xには、2本の結束用縦バンド
42で締め付け、短辺方向Yには、一本の結束用縦バン
ド42で締め付ける。また、本実施形態では、上下方向
に5本の結束用横バンド40を用いてコンテナ2の側板
パネル10および12の外周を締め付ける。
【0038】結束用縦バンド42および結束用横バンド
40の材質は、特に限定されないが、従来品のバンド
(荷重による伸びが12±3%)に比べて少ない(荷重
による伸びが7%以下程度)ものが好ましい。具体的に
は、横バンド40としては、エンボスタイプのポリエス
テルバンドが用いられ、縦バンド42としては、低炭素
鋼などで構成されるスチール製バンドが用いられる。横
バンド40として、エンボス加工が施してあるエンボス
タイプのものを用いたのは、バンドによる締め付け時の
摩擦を低減させ、締め付けをより完全にするためであ
る。
【0039】本実施形態に係るコンテナ2によれば、コ
ンテナの内部に収納される内容物として、ゴム材などの
流動性のあるものを収容したとしても、側板パネル10
および12に加わる荷重を良好に受けることができ、輸
送中や保管中に、コンテナが破損することもない。
【0040】また、本実施形態に係る分解可能木製コン
テナ2では、図4に示すように、各木製側壁パネル10
および12の下端部が差し込まれるスライド溝27およ
び29が木製パレット6の縁部上面に形成してあり、木
製パレット6の角部上面には、スライド溝27および2
9に沿って木製側壁パネル10および12の下端部をス
ライド移動させることにより木製側壁パネル10および
12の側端部下方に形成してあるストッパ用凸部34が
差し込まれて、木製側壁パネル10および12の上方へ
の抜けを防止する抜け防止用凹所32が形成してある。
このスライド溝27,29および抜け止め防止用凹所3
2は、全て木材を組み合わせて木製パレット6の上に形
成することができる。また、ストッパ用凸部34も、側
壁パネル10および12の側端部下方に木材を組み合わ
せて形成することができる。
【0041】したがって、本実施形態に係る分解可能木
製コンテナは、その主要な部材を全て木材で構成するこ
とができる。しかも、スライド溝27および29に沿っ
て木製側壁パネル10および12の下端部をスライド移
動させることにより、木製側壁パネル10および12の
側端部下方に形成してあるストッパ用凸部34が、抜け
防止用凹所32内に差し込まれ、木製側壁パネル10お
よび12の上方への抜けを防止するようになっている。
このため、側壁パネル10および12の組立がきわめて
容易であり、組み立てた側壁パネル10および12がパ
レット6から外れることもない。
【0042】上述したように、木製パレット6の上に側
壁パネル10および12を組み立てた後は、側壁パネル
10および12で囲まれた収容空間の内部に、たとえば
ゴム材料などの内容物を収容し、上蓋14をして、コン
テナ2の周囲を結束用バンド40および42で締め付け
てコンテナ2がばらけないようにする。その状態で、コ
ンテナ2を保管または輸送する。
【0043】コンテナ2から内容物を取り出す際には、
結束用バンド40および42を取り除き、上蓋14を外
し、そこから内容物を取り出す。使用済みのコンテナ2
は、分解するために、スライド溝27および29に沿っ
て木製側壁パネル10および12の下端部をスライド移
動させることにより、木製側壁パネル10および12の
側端部下方に形成してあるストッパ用凸部34が、抜け
防止用凹所32から外れ、側壁パネル10および12と
パレット6とを容易に分解することができる。また、コ
ンテナ2は全て木製なので、廃棄処分が容易である。
【0044】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0045】たとえば、側壁パネル10および12とパ
レット6とを分解可能に組み立てるための手段として
は、本発明では、図4に示す構造に限定されず、種々の
構造を採用することができる。
【0046】また、上述した実施形態では、各側壁パネ
ル10および12の片側の縦補強板36の下方にのみス
トッパ用凸部34を形成したが、各パネル10および1
2の側端部両側下方に形成することもできる。ただし、
その場合には、パネル10および12の下端部をスライ
ド溝27および29に挿入させる際に、ストッパ用凸部
34が底板8と衝突しないように工夫する必要がある。
また、全てのパネル10および12について、ストッパ
用凸部34を形成することが好ましいが、いずれかのパ
ネルに対しては、ストッパ用凸部34の形成を省略して
も良い。
【0047】さらに、上述した実施形態では、パレット
6の短辺側にのみ断面L字形状の一体成形木製アングル
26を配置し、パレット6の長辺側では、棒状の角材2
8を配置したが、パレット6の長辺側には、断面L字形
状の一体成形木製アングル26を配置し、スライド溝2
9を形成するようにしても良い。ただし、その場合に
は、第1上部平板22の両端部が邪魔になるので、その
分だけ、第1上部平板22の短辺方向Yの幅を短くすれ
ばよい。
【0048】また、本発明においては、上蓋14の形状
および構造も特に限定されない。また、上蓋14の上に
さらに別の蓋をしても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、主要な部材が全て木材で構成してありながら、耐久
性もよく、しかも容易に側壁パネルの組立および分解が
可能であり、廃棄処分が容易な分解可能木製コンテナを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施形態に係るコンテナの分
解斜視図である。
【図2】図2(A)は図1に示すパレットの平面図、同
図(B)はその側面図、同図(C)はその正面図であ
る。
【図3】図3は図1および2に示すパレットの縁部に取
り付けられる断面L字形状の一体成形木製アングルの部
分斜視図である。
【図4】図4は図1に示すIV部分のパレットの角部の要
部斜視図である。
【図5】図5は側壁パネルの側端部下方部分の要部斜視
図である。
【図6】図6はコンテナの外周を結束用バンドで締め付
けた状態を示すコンテナの分解斜視図である。
【符号の説明】
2… コンテナ 4… リフト用凹所 6… パレット 10,12… 側壁パネル 14… 上蓋 16,18… ブロック 20… 底部平板 22… 第1上部平板 24… 第2上部平板 26… 断面L字形状の一体成形木製アングル 27,29… スライド溝 28… 角材 30… 隙間 32… 抜け止め防止用凹所 34… ストッパ用凸部 36… 縦補強板 38… 横補強板 40… 横バンド 42… 縦バンド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフト手段により持ち上げられることが
    可能なように組み立てられた木製パレットと、 前記木製パレットの上面に、分解可能に組み立てられた
    複数の木製側壁パネルとを有する分解可能コンテナであ
    って、 前記各木製側壁パネルの下端部が差し込まれるスライド
    溝が前記木製パレットの縁部上面に形成してあり、 前記木製パレットの角部上面には、前記スライド溝に沿
    って前記木製側壁パネルの下端部をスライド移動させる
    ことにより前記木製側壁パネルの側端部下方に形成して
    あるストッパ用凸部が差し込まれて、前記木製側壁パネ
    ルの上方への抜けを防止する抜け防止用凹所が形成して
    あることを特徴とする分解可能木製コンテナ。
JP10213298A 1998-03-30 1998-03-30 分解可能木製コンテナ Pending JPH11278477A (ja)

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