JPH11278547A - 窯業系サイディング材用合紙及び窯業系サイディング材の積層方法 - Google Patents

窯業系サイディング材用合紙及び窯業系サイディング材の積層方法

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JPH11278547A
JPH11278547A JP10102220A JP10222098A JPH11278547A JP H11278547 A JPH11278547 A JP H11278547A JP 10102220 A JP10102220 A JP 10102220A JP 10222098 A JP10222098 A JP 10222098A JP H11278547 A JPH11278547 A JP H11278547A
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JP
Japan
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ceramic siding
paper
ceramic
siding materials
siding material
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JP10102220A
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English (en)
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Koichiro Oka
紘一郎 岡
Setsuo Baba
節雄 馬場
Hiroshi Kusano
浩志 草野
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TEKUMAATO KK
Toray Industries Inc
Original Assignee
TEKUMAATO KK
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窯業系サイディング材に対し、合紙跡の付かな
い合紙、およびそれを用いる窯業系サイディング材の積
層方法を提供すること。 【解決手段】JISB0601で定義される中心線平均
粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRmaxが4
μm以上の表面を持つことを特徴とする、窯業系サイデ
ィング材用合紙、およびかかる窯業系サイディング材用
合紙を窯業系サイディング材の層間に用いることを特徴
とする窯業系サイディング材の積層方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋やビル、トン
ネルなどの構築物の側壁として使用される、窯業系サイ
ディング材に用いる合紙と、窯業系サイディング材の積
層方法に関する。
【0002】
【従来の技術】窯業系サイディング材は、通常、工場で
生産され、施工場所まで運搬されて使用される。輸送に
便利なよう、積層されたものが一括梱包され、トラック
や鉄道、船で運搬されている。
【0003】また、窯業系サイディング材は、意匠性を
だすため、通常表面に凹凸状、浮き彫り状や線刻状の模
様が付けられている。また、耐久性と意匠性を出すた
め、塗装されている。
【0004】このため、輸送用に積層梱包すると、表面
の突部において相互に接触がおこり、塗膜が損傷を受け
ることがあった。輸送中の塗膜損傷を防止する目的で、
窯業系サイディング材の間に合紙を挟み込むことがおこ
なわれ、塗膜が硬ければ、合紙表面の粗度と関係なく、
クッション性のある合紙であれば相互の損傷を十分に防
止することができた。
【0005】しかし、最近は、意匠性を高める目的か
ら、塗膜に従来用いられてきた艶消しや着色のための無
機、有機顔料、填料に比べ、遥かに大きいプラスティッ
クビーズが艶消剤、着色剤として使用されることが増え
た。また塗膜に対する透水耐性など、諸要求特性に応え
るための添加剤やある種の使用部材のために、塗膜硬度
が積層梱包時点で必ずしも十分に硬くないことがある。
このような場合、単に、クッション性のある合紙だけで
は十分に損傷防止ができず、接触部で、塗膜表面に合紙
表面形状が転写されることがあった(合紙跡と称す
る)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、窯業系サイ
ディング材に合紙跡を作らない合紙およびそれを用いる
窯業系サイディング材の積層方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意検討し
た結果、上記目的は、下記の構成を有する本発明によっ
て工業的に有利に達成された。
【0008】[1]JISB0601で定義される中心
線平均粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRma
xが4μm以上の表面を、少なくとも持つことを特徴と
する、窯業系サイディング材用合紙。
【0009】[2]少なくとも片面が、JISB060
1で定義される中心線平均粗さRaが0.2μm以上、
且つ最大高さRmaxが4μm以上の表面で40%以上
占められていることを特徴とする、上記[1]記載の窯
業系サイディング材用合紙。
【0010】[3]樹脂フィルムからなることを特徴と
する、上記[1]または[2]記載の窯業系サイディン
グ材用合紙。
【0011】[4]JISB0601で定義される中心
線平均粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRma
xが4μm以上の表面を、少なくとも持つ合紙を窯業系
サイディング材の層間に用いることを特徴とする、窯業
系サイディング材の積層方法。
【0012】[5]少なくとも片面が、JISB060
1で定義される中心線平均粗さRaが0.2μm以上、
且つ最大高さRmaxが4μm以上の表面で40%以上
占められている合紙を窯業系サイディング材の層間に用
いることを特徴とする、上記[4]記載の窯業系サイデ
ィング材の積層方法。
【0013】本発明の最大の特徴は、窯業系サイディン
グ材用合紙の表面をJISB0601で定義される中心
線平均粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRma
xが4μm以上という特定の表面とすることによって、
合紙跡を作らない優れた窯業系サイディング材用合紙を
提供した点にある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる合紙は、JI
SB0601で定義される中心線平均粗さRaが0.2
μm以上、好ましくは0.3μm以上、且つ最大高さR
maxが4μm以上、好ましくは5μm以上の表面粗度
を持つものである。Raが0.2μm未満、且つRma
xが4μm未満では、合紙跡が付きやすい。Ra及びR
maxの上限については特に限定しないが、Raは50
μm以下、Rmaxは100μm以下の方が、周囲の塗
膜粗度との外観バランスが良い傾向にある。
【0015】上記表面粗度は、合紙表面に一様に存在す
ることが好ましいが、斑模様で存在していても、本発明
の効果が得られる。その場合は、上記に定義される表面
粗度の部分が40%以上、好ましくは50%以上の時で
ある。40%未満では、十分に合紙跡をなくせない傾向
がある。
【0016】また、これらの表面粗度については、窯業
系サイディング材の積層方法にもよるが、窯業系サイデ
ィング材の表面同士を接触させる積層方法では合紙両
面、窯業系サイディング材の表面と裏面を接触させる積
層方法では、少なくとも合紙片面に設けておかなけれ
ば、本発明の十分な効果を得られない。
【0017】本発明の合紙を構成する材料としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、ナイロン、
ポリエステル、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体、またはトリアセテートなどからなる樹脂
フィルム、それらのラミネートフィルム、布、紙とのラ
ミネート体などが好ましく使用される。
【0018】本発明を限定するものでないが、上記した
表面粗度は、合紙成膜時の無機あるいは有機粒子の錬り
込み、金属ロールの表面形状の転写、砂などの吹き付け
による物理的エンボス加工、化学的エッチングなどの方
法で造ることができる。
【0019】本発明の合紙には、強度やクッション性の
面から、厚さ30μm以上のものが一般に適する。厚さ
の上限については特に制限はないが、経済性から上限を
決めるのが現実的である。
【0020】本発明において、窯業系サイディング材と
しては、特に制限はないが、セメントを主成分とし、珪
砂、雲母、石綿、パルプ、合成繊維、木片などで構成さ
れた、比較的軽量で耐久性のある、板状、棒状、柱状等
の形状をしたものが挙げられる。これらの窯業系サイデ
ィング材には、通常は、施工後の表となる側(表面)
に、意匠性を付加するための凹凸状、浮き彫り状や線刻
状の模様が付けられている。
【0021】さらに、上記窯業系サイディング材には、
通常、シーリング剤としての下塗りと、主として意匠性
付与のための上塗りとが、合計で厚さ30〜400μm
くらい塗布されている。塗料に使用される樹脂として
は、アクリル、アルキド、アクリルスチレン、エポキ
シ、ウレタン、ビニル、シリコーン樹脂等が挙げられ
る。
【0022】これらの樹脂は、ブロッキング性を防止す
るため、共重合、ポリマーブレンド、架橋、さらには、
可塑剤、造膜剤添加など各種の方法で、ガラス転移温度
を一般に20℃以上になるよう調節するが、塗装後の板
温や塗装直後の塗膜硬度などによっては、窯業系サイデ
ィング材を積層した際、合紙跡が付きやすい状況にな
る。
【0023】また、塗料には、塗膜の色彩や艶の程度に
変化を与えるために、およそ20μm以下のシリカ、ア
ルミナホワイト、硫酸バリウム、二酸化チタン、カドミ
ウムイエロー、べんがら、カーボンブラック、しらすバ
ルーン等及びキナクリドンレッド、フタロシアニンブル
ー等の無機、有機顔料、填料が通常加えられることがあ
る。さらに、同じ目的のため、直径5〜300μm程
度、普通は20〜200μmの、着色または無着色の樹
脂ビーズが塗膜に対し20wt%以下程度添加されるこ
とがある。
【0024】本発明にかかる窯業系サイディング材用合
紙が特に効果のあるのは、JISZ8741で測定した
60度光沢度が20%以下、好ましくは15%以下の塗
膜の場合である。光沢度が20%を越えると、合紙跡が
付きにくく、本発明の効果が得られにくくなる傾向があ
る。
【0025】上記樹脂ビーズ添加系では、無機、有機顔
料、填料に比べ、一般に粒子径が大きいため、塗膜表面
から出るビーズの頭も大きくなり、合紙から圧力を受け
ると、塗膜内部へ引っ込みやすく、特に合紙跡が付きや
すい傾向があるので、本発明が好適に適用される。
【0026】本発明では、上記した窯業系サイディング
材を2枚以上積層する場合、窯業系サイディング材の表
面同士あるいは表面と裏面が接する層間に本発明の合紙
を挟み込む方法で、合紙跡が付くのを防止することがで
きる。
【0027】
【実施例】(実施例1)セメント80wt%、珪砂15
wt%、雲母3wt%、ポリビニルアルコール繊維2w
t%からなり、厚さ2cm、長さ4m、幅50cmで、
表面に、段差2mmで、一辺10cmの正方形の市松模
様が交互に施されている窯業系サイディング材の表面
に、溶剤系アクリル樹脂塗料(「Vセランシーラー」大
日本塗料社)を100g/m2塗布した後、風温130
℃で乾燥し、さらにその上へ、「Vセランシーラー」を
100g/m2塗布、同じ条件で乾燥して下塗り板を得
た。
【0028】この下塗り板に、上塗り塗料として、直径
20〜100μmの赤、黒、黄に着色されたプラスチッ
クビーズを固形分に対し4wt%含む2液型アクリルウ
レタン樹脂塗料主剤(082、ロックペイント社)を、
主剤:硬化剤:シンナー=7:1:2の割合で調合した
ものを、100g/m2塗布し、風温130℃で乾燥
し、上塗り板を得た。塗膜の膜厚は合計約90μm、6
0度光沢度は8%(村上カラーリサーチ(株)製光沢計
GMX−202で測定)であった。また、製造直後に測
定した塗膜のガラス転移温度は45℃であったが、25
℃付近から徐々に転移し始めていることがDSC(指差
走査熱量測定)分析で確認された。
【0029】上記上塗り板の表面側をA、裏面側をBと
すると、下方からBA−AB−BA−ABとなるように
20枚積層し、A−Aの間へ、ポリエチレン製の、厚さ
80μm、両面にRa0.4〜0.6μm,Rmax5
〜10μmの粗度((株)小坂研究所製表面粗さ測定器
SE−3300で測定)を持つ合紙を挿入した。このと
き、板温は30℃であった。
【0030】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したが、合紙跡は見られなかった。 (実施例2)実施例1と同様に処理して得た下塗り板の
表面に、上塗り塗料として、日本ペイント社のエマルジ
ョン系アクリル樹脂塗料オーデタイトを、主剤:水を
9.5:0.5の割合で調合し、100g/m2塗布し
た後、風温130℃で乾燥した。
【0031】塗膜の膜厚は合計約90μm、60度光沢
度は5%(村上カラーリサーチ(株)製光沢計GMX−
202で測定)であった。また、製造直後に測定したガ
ラス転移温度は41℃であったが、25℃付近から徐々
に転移し始めていることが確認された。
【0032】下方からBA−BA−BA−BAとなるよ
うに20枚積層し、A−Bの間へ、ポリエチレン製の、
厚さ80μm、片面平滑(Ra0.15μm、Rmax
3.5μm)、片面にRa1.5μm,Rmax40μ
mの粗度部分((株)小坂研究所製表面粗さ測定器SE
−3300で測定)が60%(40%はRa0.15μ
m,Rmax2μm)である合紙を、粗面側がAに接す
るように挿入した。このとき、板温は30℃であった。
【0033】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したが、合紙跡は見られなかった。 (実施例3)実施例1と同様に処理して得た下塗り板の
表面に、上塗り塗料として、大日本塗料社のエマルジョ
ン系アクリル樹脂塗料「Vセラン」を、主剤:水を9.
5:0.5の割合で調合し、直径20〜100μmの
赤、黒、黄に着色されたプラスチックビーズを固形分に
対し8wt%加え、100g/m2に塗布した後、風温
130℃で乾燥した。
【0034】塗膜の膜厚は合計約100μm、60度光
沢度は4%(村上カラーリサーチ(株)製光沢計GMX
−202で測定)であった。また、製造直後に測定した
ガラス転移温度は43℃であったが、25℃付近から徐
々に転移し始めていることが確認された。
【0035】下方からBA−AB−BA−ABとなるよ
うに20枚積層し、A−Aの間へ、ポリエチレン製の、
厚さ60μm、両面にRa0.5μm,Rmax10μ
mの粗度((株)小坂研究所製表面粗さ測定器SE−3
300で測定)を持つ合紙を挿入した。このとき、板温
は30℃であった。
【0036】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したが、合紙跡は見られなかった。 (比較例1)実施例1において、ポリエチレン製の、厚
さ80μm、両面にRa0.15μm,Rmax3μm
の粗度((株)小坂研究所製表面粗さ測定器SE−33
00で測定)を持つ合紙を挿入した。このとき、板温は
30℃であった。
【0037】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したところ、市松模様の凸部に合紙跡が見ら
れた。
【0038】(比較例2)実施例2において、ポリエチ
レン製の、厚さ80μm、両面にRa0.15μm,R
max10μmの粗度((株)小坂研究所製表面粗さ測
定器SE−3300で測定)を持つ合紙を挿入した。こ
のとき、板温は30℃であった。
【0039】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したところ、市松模様の凸部に合紙跡が見ら
れた。 (比較例3)実施例3において、ポリエチレン製の、厚
さ60μm、両面にRa0.2μm,Rmax3μmの
粗度((株)小坂研究所製表面粗さ測定器SE−330
0で測定)を持つ合紙を挿入した。このとき、板温は3
0℃であった。
【0040】24時間後に、積層状態を解放し、各層の
表面を観察したところ、市松模様の凸部にかすかな合紙
跡が見られた。
【0041】
【発明の効果】窯業系サイディング材に合紙跡を作らな
い優れた合紙およびそれを用いる窯業系サイディング材
の積層方法が提供された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 草野 浩志 愛媛県伊予郡松前町大字筒井字砂流場1795 −4株式会社テクマート愛媛工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】JISB0601で定義される中心線平均
    粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRmaxが4
    μm以上の表面を、少なくとも持つことを特徴とする、
    窯業系サイディング材用合紙。
  2. 【請求項2】少なくとも片面が、JISB0601で定
    義される中心線平均粗さRaが0.2μm以上、且つ最
    大高さRmaxが4μm以上の表面で40%以上占めら
    れていることを特徴とする、請求項1記載の窯業系サイ
    ディング材用合紙。
  3. 【請求項3】樹脂フィルムからなることを特徴とする、
    請求項1または2記載の窯業系サイディング材用合紙。
  4. 【請求項4】JISB0601で定義される中心線平均
    粗さRaが0.2μm以上、且つ最大高さRmaxが4
    μm以上の表面を、少なくとも持つ合紙を窯業系サイデ
    ィング材の層間に用いることを特徴とする、窯業系サイ
    ディング材の積層方法。
  5. 【請求項5】少なくとも片面が、JISB0601で定
    義される中心線平均粗さRaが0.2μm以上、且つ最
    大高さRmaxが4μm以上の表面で40%以上占めら
    れている合紙を窯業系サイディング材の層間に用いるこ
    とを特徴とする、請求項4記載の窯業系サイディング材
    の積層方法。
JP10102220A 1998-03-30 1998-03-30 窯業系サイディング材用合紙及び窯業系サイディング材の積層方法 Pending JPH11278547A (ja)

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Cited By (4)

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