JPH11279011A - 徐放性フェロモン製剤 - Google Patents
徐放性フェロモン製剤Info
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- JPH11279011A JPH11279011A JP11020883A JP2088399A JPH11279011A JP H11279011 A JPH11279011 A JP H11279011A JP 11020883 A JP11020883 A JP 11020883A JP 2088399 A JP2088399 A JP 2088399A JP H11279011 A JPH11279011 A JP H11279011A
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Abstract
おいて、アルデヒド化合物の変成を防ぎ、害虫防除期間
にわたり、放出速度の変化がない製剤を提供する。 【解決手段】 徐放性フェロモン製剤は、炭素数10〜
18のアルデヒドである性フェロモン物質と、炭素数が
性フェロモン物質の炭素数と同じであるかそれより少な
い脂肪族誘導体とを混合した混合液を、プラスチック容
器に封入してある。
Description
ンを圃場に浮遊させ、害虫の交尾行動を撹乱させる害虫
防除方法、いわゆる交信攪乱法に使用される徐放性フェ
ロモン製剤に関するものである。
合成した対象害虫の性フェロモンを大気中に放散、浮遊
させ、雄雌間の交信を攪乱させて交尾率を下げ、次世代
の誕生を抑制することにより行われる。性フェロモンの
徐放性製剤には、害虫の発生期間中安定して性フェロモ
ンを放出できる性能が要求される。そのために、性フェ
ロモンの徐放性製剤は、性フェロモンの構成成分の一種
もしくは幾何異性体などの化合物を共存させ、プラスチ
ック容器に封入し、そのプラスチック膜を透過させるこ
とにより長時間一定速度での放出を制御している。
害虫の性フェロモンは、炭素数10〜18の脂肪族アル
デヒド化合物である。通常、アルデヒド化合物は酸化、
多量化、重合等の変成を非常に起こしやすいので、前記
のような徐放性製剤では、変成に伴って放出速度が低下
する。そこで、酸化防止剤、重合禁止剤等の安定剤を添
加したものが用いられている。しかし、酸化防止剤や重
合禁止剤は、製剤中の内液の安定性に対する効果はある
ものの、いったんプラスチック容器を透過したアルデヒ
ド化合物には全く効果が発揮されない。透過したアルデ
ヒド化合物は、容器の外表面で重合反応を起こし重合体
層を形成するため、容器内からのアルデヒド化合物の放
出速度を極端に低下させてしまう。そのため、害虫の防
除期間中、複数回にわたり徐放性製剤を設置しなくては
ならず、その作業労力が増える。
解決するためなされたもので、アルデヒド化合物の徐放
性フェロモン製剤において、アルデヒド化合物の変成を
防ぎ、害虫の防除期間にわたりアルデヒド化合物の放出
速度が変化しない製剤を提供することを目的とする。
めになされた本発明の徐放性フェロモン製剤は、炭素数
10〜18のアルデヒドで液状の性フェロモン物質と、
炭素数がそのアルデヒドの炭素数と同じであるか又はそ
れより少ない脂肪族誘導体とを混合した混合液を、プラ
スチック容器に封入している。
10〜18のアルデヒドを性フェロモン物質として、少
なくとも一つ以上もつすべての昆虫に対する交信攪乱に
適用できる。本発明の徐放性フェロモン製剤を適用でき
る昆虫の例として、例えば、Chilo属、Choristoneura
属、Helicoverpa属、Heliothis属、Parapediasia属、Pl
utella属、Platyptilia属の昆虫が挙げられ、特に、Chi
lo suppressalis(ニカメイガ)、Choristoneura fumif
erana、Helicoverpa assulta(タバコガ)、Helicoverp
a armigera(オオタバコガ)、Heliothis virescens、H
eliothis zea、Parapediasiateterrella、Plutellaxylo
stella及びPlatyptilia carduidactylaに対して有用で
ある。
は、アルデヒドよりも炭素数が2〜4少ない脂肪族アセ
テート、炭素数が2〜6少ない脂肪族アルコールまた
は、炭素数が同じであるかもしくは1〜4少ない脂肪族
カルボン酸のエステルが例として挙げられる。これらの
脂肪族誘導体は、膜の透過性や蒸気圧などの物性がアル
デヒドと同等であり、アルデヒドと共に製剤外に放出さ
れ揮発するため、アルデヒドを製剤表面に滞留させな
い。また、製剤内では、適度な濃度で混合されているの
で、アルデヒドの変成を防いでいる。
(i)〜(iii)から選ばれる一種又は二種以上の脂肪族
誘導体が挙げられる。 (i)炭素数が性フェロモン物質の炭素数より2〜4少
ない脂肪族アセテート。 (ii)炭素数が性フェロモン物質の炭素数より2〜6少
ない脂肪族アルコール。 (iii)炭素数が性フェロモン物質の炭素数と同じであ
るか又はフェロモン物質の炭素数より1〜4少ない脂肪
族カルボン酸エステル。
〜4少ない脂肪族アセテートとしては、炭素数6〜1
6、特に炭素数10〜16の直鎖状、分岐状、環状のア
ルキル基又はアルキレン基を有する脂肪族アセテートが
挙げられるが、直鎖状のアルキル基又はアルキレン基が
好ましい。
アルキル基としては、例えばヘキシル基、ヘプチル基、
オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデ
シル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル
基、ヘキサデシル基、メチルペンチル基、メチルヘキシ
ル基、メチルヘプチル基、メチルオクチル基、メチルノ
ニル基、メチルデシル基、メチルウンデシル基、メチル
ドデシル基、メチルトリデシル基、メチルテトラデシル
基、メチルペンタデシル基、エチルブチル基、エチルペ
ンチル基、エチルヘプチル基、エチルオクチル基、エチ
ルノニル基、エチルデシル基、エチルウンデシル基、エ
チルドデシル基、エチルトリデシル基、エチルテトラデ
シル基、ジメチルブチル基、ジメチルペンチル基、ジメ
チルヘプチル基、ジメチルオクチル基、ジメチルノニル
基、ジメチルデシル基、ジメチルウンデシル基、ジメチ
ルドデシル基、ジメチルトリデシル基、ジメチルテトラ
デシル基、プロピルペンチル基、プロピルヘキシル基、
プロピルヘプチル基、プロピルオクチル基、プロピルノ
ニル基、プロピルデシル基、プロピルウンデシル基、プ
ロピルトリデシル基、エチルメチルペンチル基、エチル
メチルヘキシル基、エチルメチルヘプチル基、エチルメ
チルオクチル基、エチルメチルノニル基、エチルメチル
デシル基、エチルメチルウンデシル基、エチルメチルド
デシル基、エチルメチルトリデシル基、ジエチルペンチ
ル基、ジエチルヘキシル基、ジエチルヘプチル基、ジエ
チルノニル基、ジエチルデシル基、ジエチルウンデシル
基、ジエチルドデシル基及びシクロヘキサデシル基等が
挙げられる。
アルキレン基としては、例えばヘキセニル基、ヘプテニ
ル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデ
セニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセ
ニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、メチル
ペンテニル基、メチルヘキセニル基、メチルヘプテニル
基、メチルオクテニル基、メチルノネニル基、メチルデ
セニル基、メチルウンデセニル基、メチルドデセニル
基、メチルトリデセニル基、メチルテトラデセニル基、
メチルペンタデセニル基、エチルブテニル基、エチルペ
ンテニル基、エチルヘプテニル基、エチルオクテニル
基、エチルノネニル基、エチルデセニル基、エチルウン
デセニル基、エチルドデセニル基、エチルトリデセニル
基、エチルテトラデセニル基、ジメチルブテニル基、ジ
メチルペンテニル基、ジメチルヘプテニル基、ジメチル
オクテニル基、ジメチルノネニル基、ジメチルデセニル
基、ジメチルウンデセニル基、ジメチルドデセニル基、
ジメチルトリデセニル基、ジメチルテトラデセニル基、
プロピルペンテニル基、プロピルヘキセニル基、プロピ
ルヘプテニル基、プロピルオクテニル基、プロピルノネ
ニル基、プロピルデセニル基、プロピルウンデセニル
基、プロピルトリデセニル基、エチルメチルペンテニル
基、エチルメチルヘキセニル基、エチルメチルヘプテニ
ル基、エチルメチルオクテニル基、エチルメチルノネニ
ル基、エチルメチルデセニル基、エチルメチルウンデセ
ニル基、エチルメチルドデセニル基、エチルメチルトリ
デセニル基、ジエチルペンテニル基、ジエチルヘキセニ
ル基、ジエチルヘプテニル基、ジエチルノネニル基、ジ
エチルデセニル基、ジエチルウンデセニル基、ジエチル
ドデセニル基、ヘキサジエニル基、ヘプタジエニル基、
オクタジエニル基、ノナジエニル基、デカジエニル基、
ウンデカジエニル基、ドデカジエニル基、トリデカジエ
ニル基、テトラデカジエニル基、ペンタデカジエニル
基、ヘキサデカジエニル基、メチルペンタジエニル基、
メチルヘキサジエニル基、メチルヘプタジエニル基、メ
チルオクタジエニル基、メチルノナジエニル基、メチル
デカジエニル基、メチルウンデカジエニル基、メチルド
デカジエニル基、メチルトリデカジエニル基、メチルテ
トラデカジエニル基、メチルペンタデカジエニル基、エ
チルブタジエニル基、エチルペンタジエニル基、エチル
ヘプタジエニル基、エチルオクタジエニル基、エチルノ
ナジエニル基、エチルデカジエニル基、エチルウンデカ
ジエニル基、エチルドデカジエニル基、エチルトリデカ
ジエニル基、エチルテトラデカジエニル基、ジメチルブ
タジエニル基、ジメチルペンタジエニル基、ジメチルヘ
プタジエニル基、ジメチルオクタジエニル基、ジメチル
ノナジエニル基、ジメチルデカジエニル基、ジメチルウ
ンデカジエニル基、ジメチルドデカジエニル基、ジメチ
ルトリデカジエニル基、ジメチルテトラカジエニル基、
プロピルペンタジエニル基、プロピルヘキサジエニル
基、プロピルヘプタジエニル基、プロピルオクタジエニ
ル基、プロピルノナジエニル基、プロピルデカジエニル
基、プロピルウンデカジエニル基、プロピルトリデカジ
エニル基、エチルメチルペンタジエニル基、エチルメチ
ルヘキサジエニル基、エチルメチルヘプタジエニル基、
エチルメチルオクタジエニル基、エチルメチルノナジエ
ニル基、エチルメチルデカジエニル基、エチルメチルウ
ンデカジエニル基、エチルメチルドデカジエニル基、エ
チルメチルトリデカジエニル基、ジエチルペンタジエニ
ル基、ジエチルヘキサジエニル基、ジエチルヘプタジエ
ニル基、ジエチルノナジエニル基、ジエチルデカジエニ
ル基、ジエチルウンデカジエニル基、ジエチルドデカジ
エニル基及びシクロヘキサジエニル基等が挙げられる。
2〜6少ない脂肪族アセテートとしては、デシルアセテ
ート、ウンデシルアセテート、ドデシルアセテート、ト
リデシルアセテート、テトラデシルアセテート、ペンタ
デシルアセテート、ヘキサデシルアセテート、デセニル
アセテート、ウンデセニルアセテート、ドデセニルアセ
テート、トリデセニルアセテート、テトラデセニルアセ
テート、ペンタデセニルアセテート及びヘキサデセニル
アセテート等が挙げられる。
い脂肪族アルコールとしては、炭素数4〜16、特に炭
素数8〜16の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基又は
アルキレン基を有する脂肪族アルコールが挙げられる
が、とりわけ、直鎖状のアルキル基又はアルキレン基を
有する脂肪族アルコールが好ましい。
アルキル基としては、上記炭素数6〜16の直鎖状、分
岐状、環状のアルキル基のほかに例えばブチル基、ペン
チル基、メチルプロピル基、メチルブチル基、シクロブ
チル基、シクロペンチル基等が挙げられる。
アルキレン基としては、上記炭素数6〜16の直鎖状、
分岐状、環状のアルキレン基のほかに例えばブテニル
基、ペンテニル基、メチルプロペニル基、メチルブテニ
ル基、シクロブテニル基、シクロペンテニル基、ブタジ
エニル基、ペンタジエニル基、メチルプロパジエニル
基、メチルブタジエニル基、シクロブタジエニル基、シ
クロペンタジエニル基等が挙げられる。
2〜6少ない脂肪族アルコールとしては、オクタノー
ル、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、ドデカ
ノール、トリデカノール、テトラデカノール、ペンタデ
カノール、ヘキサデカノール、オクテノール、ノネノー
ル、デセノール、ウンデセノール、ドデセノール、トリ
デセノール、テトラデセノール、ペンタデセノール及び
ヘキサデセノール等が挙げられる。
ェロモン物質の炭素数より1〜4少ない脂肪族カルボン
酸エステルとしては、炭素数6〜18、特に炭素数10
〜18の直鎖状、分岐状、環状のアルキル基又はアルキ
レン基を有する脂肪族カルボン酸エステルが挙げられる
が、とりわけ、直鎖状のアルキル基又はアルキレン基を
有する脂肪属カルボン酸エステルが好ましい。
アルキル基としては、上記炭素数4〜16の直鎖状、分
岐状、環状のアルキル基のほかに、例えばヘプタデシル
基、オクタデシル基、メチルヘキサデシル基、メチルヘ
プタデシル基、エチルペンタデシル基、エチルヘキサデ
シル基、ジメチルペンタデシル基、ジメチルヘキサデシ
ル基、プロピルテトラデシル基、プロピルペンタデシル
基、エチルメチルテトラデシル基、エチルメチルペンタ
デシル基、ジエチルトリデシル基、ジエチルテトラデシ
ル基等が挙げられる。
アルキレン基としては、上記炭素数4〜16の直鎖状、
分岐状、環状のアルキレン基のほかに、例えばヘプタデ
セニル基、オクタデセニル基、メチルヘキサデセニル
基、メチルヘプタデセニル基、エチルペンタデセニル
基、エチルヘキサデセニル基、ジメチルペンタデセニル
基、ジメチルヘキサデセニル基、プロピルテトラデセニ
ル基、プロピルペンタデセニル基、エチルメチルテトラ
デセニル基、エチルメチルペンタデセニル基、ジエチル
トリデセニル基、ジエチルテトラデセニル基、ヘプタデ
カジエニル基、オクタデカジエニル基、メチルヘキサデ
カジエニル基、メチルヘプタデカジエニル基、エチルペ
ンタデカジエニル基、エチルヘキサデカジエニル基、ジ
メチルペンタデカジエニル基、ジメチルヘキサデカジエ
ニル基、プロピルテトラデカジエニル基、プロピルペン
タデカジエニル基、エチルメチルテトラデカジエニル
基、エチルメチルペンタデカジエニル基、ジエチルトリ
デカジエニル基、ジエチルテトラデカジエニル基等が挙
げられる。
じであるか又はフェロモン物質の炭素数より1〜4少な
い脂肪族カルボン酸エステルとしては、ラウリン酸メチ
ル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸メチル、ミリスチ
ン酸エチル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル
等が挙げられる。
i)から選ばれる一種又は二種以上の脂肪属誘導体の混
合物として使用することもできる。
いと、脂肪族誘導体の放出がアルデヒドに比べて低下す
る。そのため、アルデヒドが製剤外表面に滞留し、重合
体層を形成してしまう。さらに、製剤中の脂肪族誘導体
の組成比が増加するため、アルデヒドの希釈が生じ、そ
の放出が低下してしまう。これらの結果、均一な放出を
示さなくなり、適当ではない。
り小さいと、脂肪族誘導体の放出がアルデヒドに比べて
増加する。そのため、アルデヒドの放出が抑制され、製
剤中でアルデヒドの濃縮が生じて重合反応を起こしてし
まう。これらの結果、均一な放出を示さなくなり適当で
はない。
合重量比は、95:5〜50:50、好ましくは90:
10〜60:40の範囲で適切に実施できる。性フェロ
モン物質の混合重量比が50:50以下であると、一本
あたりの性フェロモン物質の放出量が減少するため、単
位面積あたりの設置本数を増加しなければならなくな
る。また、95:5以上であると、性フェロモン物質の
放出量が制御されなくなり、製剤外表面に滞留して重合
体層を形成するため、一定量を持続的に放出できない。
n−ドデカナール、Z5−ドデセナール、Z7−ドデセ
ナール、Z9−ドデセナール、E5Z7−ドデカジエナ
ール、Z5E7−ドデカジエナール、Z5Z7−ドデカ
ジエナール、E7Z9−ドデカジエナール、E8E10
−ドデカジエナール、E8Z10−ドデカジエナール、
Z8E10−ドデカジエナール、E9,11−ドデカジ
エナール、Z9,11−ドデカジエナール、n−テトラ
デカナール、Z5−テトラデセナール、Z7−テトラデ
セナール、Z9−テトラデセナール、E11−テトラデ
セナール、Z11−テトラデセナール、E8E10−テ
トラデカジエナール、Z9E12−テトラデカジエナー
ル、Z9Z11−テトラデカジエナール、Z9E12−
テトラデカジエナール、E11,13−テトラデカジエ
ナール、Z11,13−テトラデカジエナール、Z9E
11,13−テトラデカトリエナール、Z10−ペンタ
デセナール、E9Z11−ペンタデカジエナール、n−
ヘキサデカナール、Z7−ヘキサデセナール、Z9−ヘ
キサデセナール、E10−ヘキサデセナール、Z10−
ヘキサデセナール、E11−ヘキサデセナール、Z11
−ヘキサデセナール、E6Z11−ヘキサデカジエナー
ル、Z7E11−ヘキサデカジエナール、Z7Z11−
ヘキサデカジエナール、E9Z11−ヘキサデカジエナ
ール、Z9E11−ヘキサデカジエナール、Z9E12
−ヘキサデカジエナール、E10E12−ヘキサデカジ
エナール、E10Z12−ヘキサデカジエナール、Z1
0E12−ヘキサデカジエナール、E11E13−ヘキ
サデカジエナール、E11Z13−ヘキサデカジエナー
ル、Z11E13−ヘキサデカジエナール、Z11Z1
3−ヘキサデカジエナール、E4E6Z11−ヘキサデ
カトリエナール、E10E12E14−ヘキサデカトリ
エナール、E10E12Z14−ヘキサデカトリエナー
ル、n−オクタデカナール、E2−オクタデセナール、
Z9−オクタデセナール、E11−オクタデセナール、
Z11−オクタデセナール、E13−オクタデセナー
ル、Z13−オクタデセナール、E14−オクタデセナ
ール、E2Z13−オクタデカジエナール、Z3Z13
−オクタデカジエナール、Z9Z12−オクタデカジエ
ナール、E11E14−オクタデカジエナール、Z13
Z15−オクタデカジエナール、およびZ9Z12Z1
5−オクタデカトリエナールから選ばれる少なくとも一
種類の脂肪族アルデヒドである。
ラデセナール、E7−テトラデセナール、Z9−テトラ
デセナール、E9−テトラデセナール、Z11−テトラ
デセナール、E11−テトラデセナール、n−ヘキサデ
カナール、Z7−ヘキサデセナール、E7−ヘキサデセ
ナール、Z9−ヘキサデセナール、E9−ヘキサデセナ
ール、Z11−ヘキサデセナール、E11−ヘキサデセ
ナール、n−オクタデカナール、Z9−オクタデセナー
ル、E9−オクタデセナール、Z11−オクタデセナー
ル、E11−オクタデセナール、Z13−オクタデセナ
ール、E13−オクタデセナールが好ましい。
合体である。これには、ポリエチレンやポリプロピレン
に例示されるポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体やエチレン−アクリル酸エステル共重合体に例示
されるエチレンを90%以上含む共重合体が挙げられ
る。これらの材質では、性フェロモン物質や脂肪族化合
物が透過し、適度な速度で膜の外に放出させることがで
きる。
セル、アンプルまたは袋状のものである。形状がチュー
ブのものは、性フェロモン物質を放出する期間が長く、
放出が均一であるため、最も好ましい。その内径は0.
5〜2.0mm、好ましくは0.6〜1.6mm、その
肉厚は0.2〜1.0mm、好ましくは0.3〜0.8
mmの範囲にあると、適度な速度での放出が保たれる。
剤は、性フェロモン物質の変成を防ぐ効果が大きく、均
一な放出が得られる。性フェロモン物質と脂肪族誘導体
との混合比を調整することにより、放出速度を制御する
ことが可能である。
ン製剤の製造例を以下に示すが、この製造例に限定され
ることなく、当業者は適用する圃場、害虫に応じて、適
宜プラスチック容器の形状や製造方法、並びに徐放性製
剤の配置等を変更することが可能である。
ーブからなるプラスチック容器を、押出成形して、作製
する。脂肪族アルデヒドと脂肪族アセテートとを所定の
比率で混合した混合液を調製する。混合液をポリエチレ
ンチューブの一端から注入する。チューブの両端を、熱
鏝で加圧して溶融封鎖し、溶融部分を切断して、徐放性
製剤が試作される。徐放性フェロモン製剤は害虫を防除
する圃場に、必要量の性フェロモン物質が放出されるよ
うに割り振って等間隔に点在して配置する。
説明するが、これらにより本発明を制限することを意図
するものではない。なお、実施例1は、アルデヒド3成
分と、脂肪族アセテートからなる製剤、比較例1は、実
施例1のアルデヒドのみからなる徐放性製剤で、いずれ
も水田に設置した時の経時変化の例である。
(Z11−16:Ald)77重量%、Z9−ヘキサデ
セナール(Z9−16:Ald)8重量%およびZ13
−オクタデセナール(Z13−18:Ald)15重量
%からなるニカメイガ性フェロモン物質7重量部と、n
−テトラデシルアセテート(n−14:Ac)3重量部
とを混合した混合液を調製した。内径1.40mm、外
径2.60mmのプラスチック容器(ポリエチレンチュ
ーブ)の一端を混合液に浸し、吸引により混合液を注入
した。長さ200mm毎に熱鏝で加圧して溶融封鎖し溶
融部分を切断して、徐放性フェロモン製剤を試作した。
封入された混合液の量は製剤1本あたり240mg、そ
のうちニカメイガ性フェロモン物質は168mgであ
る。
〜50cmの位置になるように5月から9月まで水田に
設置し、1箇月毎に5本づつ回収した。プラスチック容
器中に残存するZ11−ヘキサデセナール、Z9−ヘキ
サデセナールおよびZ13−オクタデセナールの量を測
定した。測定は、回収した製剤を1.5cm片に切断
し、アセトンに一昼夜浸漬し、そのアセトン溶液をガス
クロマトグラフィーにより内部標準法で定量することに
より行った。このアルデヒド3成分の総量をニカメイガ
性フェロモン物質の量とし、封入したニカメイガ性フェ
ロモン物質の量と比較して、残存率を算出した。その結
果を図1に示す。
ク容器に、Z11−ヘキサデセナール(Z11−16:
Ald)77重量%、Z9−ヘキサデセナール(Z9−
16:Ald)8重量%およびZ13−オクタデセナー
ル(Z13−18:Ald)15重量%からなるニカメ
イガ性フェロモン物質のみを、製剤1本あたり240m
g封入した徐放性フェロモン製剤を試作した。この製剤
を実施例1と同じ日、同じ圃場に設置し、同じ日時に回
収した。実施例1と同様の測定方法で残存率を算出し
た。その結果を図1に示す。
ン物質の放出速度が一定であるが、比較例1の製剤は経
過日数とともに性フェロモン物質の放出は低下してくる
ことが分かる。
1成分だが、脂肪族誘導体が脂肪族アセテート、脂肪族
アルコール、脂肪族カルボン酸のエステルである徐放性
フェロモン製剤、比較例2はそのアルデヒドのみからな
る製剤で、一定条件下での経時変化の例である。
ク容器に、Z11−ヘキサデセナールであるニカメイガ
性フェロモン物質50重量%と、n−テトラデシルアセ
テート50重量%とを封入した徐放性フェロモン製剤を
試作した。封入された混合液の量は、製剤1本あたり2
40mgであり、その内、Z11−ヘキサデセナールは
120mgである。
ec.の環境下で放置した。30日目までは5日毎、そ
の後150日目までは10日毎に2本づつ回収して製剤
中に残存するZ11−ヘキサデセナールの量を測定し
た。測定は回収した製剤を1.5cm片に切断し、アセ
トンに一昼夜浸漬し、そのアセトン溶液をガスクロマト
グラフィーにより内部標準法で定量することにより行っ
た。この量を、封入したZ11−ヘキサデセナールの量
と比較して、残存率を算出した。その結果を図2に示
す。
容器に、製剤1本あたりZ11−ヘキサデセナールのみ
240mgを封入した徐放性フェロモン製剤を試作し
た。実施例2と同一条件でZ11−ヘキサデセナールの
経時的残量を測定し、残存率を算出した。その結果を図
2に示す。
わらず、一定の放出速度を示すが、比較例2の製剤は、
経過日数とともに、Z11−ヘキサデセナールの放出速
度が小さくなることが分かる。
ク容器に、Z11−ヘキサデセナール50重量%とn−
ドデカノール(n−12:OH)50重量%を封入した
徐放性フェロモン製剤を試作した。封入された混合液の
量は、製剤1本あたり240mgであり、その内、Z1
1−ヘキサデセナールは120mgである。実施例2と
同一条件でZ11−ヘキサデセナールの経時的残量を測
定し、残存率を算出した。その結果、Z11−ヘキサデ
セナールは経過日数に拘わらず、一定の放出速度を示し
た。
ク容器に、Z11−ヘキサデセナール50重量%とラウ
リン酸エチル(CH3(CH2)10COOC2H5)50重
量%とを封入した徐放性フェロモン製剤を試作した。封
入された混合液の量は、製剤1本あたり240mgであ
り、その内、Z11−ヘキサデセナールは、120mg
である。実施例2と同一条件でZ11−ヘキサデセナー
ルの経時的残量を測定し、残存率を算出した。その結
果、Z11−ヘキサデセナールは経過日数に拘わらず、
一定の放出速度を示した。
放性フェロモン製剤は、脂肪族アルデヒドである性フェ
ロモン物質の変成を防ぐ効果が大きく、かつ設置後、日
数が経過しても放出速度の変化がない。性フェロモン物
質と、脂肪族誘導体の混合比を調整することにより、放
出速度を制御することが可能である。したがって、害虫
の防除に必要な期間(約5箇月)にわたり、一定速度で
放出ができる。さらに徐放性製剤を害虫防除期間内に複
数回設置する労力を削減でき、性フェロモン物質を過剰
に使用する必要もない。
モン物質の残存率の経時的変化を示す図である。
モン物質の残存率の別の経時的変化を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 炭素数10〜18のアルデヒドである性
フェロモン物質と、炭素数が性フェロモン物質の炭素数
と同じであるか又はそれより少ない脂肪族誘導体とを混
合した混合液をプラスチック容器に封入したことを特徴
とする徐放性フェロモン製剤。 - 【請求項2】 脂肪族誘導体が下記(i)〜(iii)か
ら選ばれる一種又は二種以上の脂肪族誘導体であること
を特徴とする請求項1に記載の徐放性フェロモン製剤。 (i)炭素数が性フェロモン物質の炭素数より2〜4少
ない脂肪族アセテート (ii)炭素数が性フェロモン物質の炭素数より2〜6少
ない脂肪族アルコール (iii)炭素数が性フェロモン物質の炭素数と同じであ
るか又はフェロモン物質の炭素数より1〜4少ない脂肪
族カルボン酸エステル - 【請求項3】 プラスチック容器が、ポリオレフィン系
重合体からなり、チューブ、カプセル、アンプル又は袋
状の形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記
載の徐放性フェロモン製剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11020883A JPH11279011A (ja) | 1998-01-30 | 1999-01-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976998 | 1998-01-30 | ||
| JP10-19769 | 1998-01-30 | ||
| JP11020883A JPH11279011A (ja) | 1998-01-30 | 1999-01-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006141879A Division JP4657981B2 (ja) | 1998-01-30 | 2006-05-22 | 徐放性フェロモン製剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11279011A true JPH11279011A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=26356629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11020883A Withdrawn JPH11279011A (ja) | 1998-01-30 | 1999-01-29 | 徐放性フェロモン製剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11279011A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006083088A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 複数の性フェロモン物質を含む徐放性製剤及び防除方法 |
| JP2006124330A (ja) * | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 徐放性フェロモン製剤 |
| JP2012126693A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アカスジカスミカメの誘引組成物、徐放性誘引剤及び捕獲装置 |
| JP2012126692A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | フェロモン物質としてカルボン酸を有する害虫用徐放性フェロモン製剤 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11020883A patent/JPH11279011A/ja not_active Withdrawn
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| US8828374B2 (en) | 2004-10-29 | 2014-09-09 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Sustained pheromone releaser |
| JP2012126693A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アカスジカスミカメの誘引組成物、徐放性誘引剤及び捕獲装置 |
| JP2012126692A (ja) * | 2010-12-17 | 2012-07-05 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | フェロモン物質としてカルボン酸を有する害虫用徐放性フェロモン製剤 |
| US9545102B2 (en) | 2010-12-17 | 2017-01-17 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Sustained release pheromone preparation targeting insect pest having carboxylic acid as pheromone substance |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060322 |
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