JPH11279406A - 高熱伝導性シリコーンゴム組成物および熱伝導装置 - Google Patents
高熱伝導性シリコーンゴム組成物および熱伝導装置Info
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- JPH11279406A JPH11279406A JP9993498A JP9993498A JPH11279406A JP H11279406 A JPH11279406 A JP H11279406A JP 9993498 A JP9993498 A JP 9993498A JP 9993498 A JP9993498 A JP 9993498A JP H11279406 A JPH11279406 A JP H11279406A
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- heat
- thermal conductivity
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱伝導性および放熱性に優れ、且つ粘着性お
よび密着性の良好な、高熱伝導性シリコーンゴム組成物
を提供する。 【解決手段】 シリコーンゴム基材に長さ10〜150
μmの炭素繊維を加えたことを特徴とする高熱伝導性シ
リコーンゴム組成物。
よび密着性の良好な、高熱伝導性シリコーンゴム組成物
を提供する。 【解決手段】 シリコーンゴム基材に長さ10〜150
μmの炭素繊維を加えたことを特徴とする高熱伝導性シ
リコーンゴム組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高い熱伝導性を有す
ると共に粘着性あるいは密着性に優れ、熱を発生する電
子部品の放熱シートとして使用するのに好適な高熱伝導
性シリコーンゴム組成物および該シリコーンゴム組成物
を用いた熱伝導装置に関する。
ると共に粘着性あるいは密着性に優れ、熱を発生する電
子部品の放熱シートとして使用するのに好適な高熱伝導
性シリコーンゴム組成物および該シリコーンゴム組成物
を用いた熱伝導装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯型情報機器特にノート型パソ
コンの小型化、高性能化に伴い、CPU(中央演算処理
装置)から発生する熱量も増大し、この熱を如何に外部
に逃がし、冷却するかが大きな問題となっている。従
来、このような放熱対策としては、例えば、ヒートパイ
プが接続されたアルミニウム等の放熱板などが広く用い
られている。この放熱板はCPU上に固定させる必要が
あり、一般的にネジでしめる方法が採られている。
コンの小型化、高性能化に伴い、CPU(中央演算処理
装置)から発生する熱量も増大し、この熱を如何に外部
に逃がし、冷却するかが大きな問題となっている。従
来、このような放熱対策としては、例えば、ヒートパイ
プが接続されたアルミニウム等の放熱板などが広く用い
られている。この放熱板はCPU上に固定させる必要が
あり、一般的にネジでしめる方法が採られている。
【0003】しかしながら、この場合、必然的に、CP
Uと放熱板との接触界面に熱抵抗が生じてしまうため、
放熱部品本来の性能を発揮することができず、放熱性も
低下する。また、熱抵抗が大きすぎると、CPUからの
輻射による熱拡散も大きくなってしまい、周辺部品に悪
影響を及ぼすことが考えられる。従って、CPUと放熱
板との接触抵抗を低減させて効率良く放熱板に熱を伝え
ることが重要となってくる。
Uと放熱板との接触界面に熱抵抗が生じてしまうため、
放熱部品本来の性能を発揮することができず、放熱性も
低下する。また、熱抵抗が大きすぎると、CPUからの
輻射による熱拡散も大きくなってしまい、周辺部品に悪
影響を及ぼすことが考えられる。従って、CPUと放熱
板との接触抵抗を低減させて効率良く放熱板に熱を伝え
ることが重要となってくる。
【0004】この接触熱抵抗を小さくする手段として、
特開平6−155517号公報、特開平7−26635
6号公報、特開平8−238707号公報などに開示さ
れるように、熱伝導性を高めるために金属粉あるいは酸
化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等のセ
ラミックス粉あるいは天然黒鉛、カーボンブラック等の
カーボン粉等の充填剤を粘着性シリコーンゴム基材に添
加した放熱シリコーンゴムシートが提案されている。
特開平6−155517号公報、特開平7−26635
6号公報、特開平8−238707号公報などに開示さ
れるように、熱伝導性を高めるために金属粉あるいは酸
化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム等のセ
ラミックス粉あるいは天然黒鉛、カーボンブラック等の
カーボン粉等の充填剤を粘着性シリコーンゴム基材に添
加した放熱シリコーンゴムシートが提案されている。
【0005】しかしながら、このようなシリコーンゴム
シートの熱伝導率は、最終的に充填剤粒子同士の接触頻
度に大きく影響されるため、充填剤本来の持つ高い熱伝
導性が十分に発揮されず、接触熱抵抗は低減するものの
未だ放熱性能が不十分であるという問題があった。一
方、接触頻度を高めようとして充填剤の配合量を多くす
ると、基材が硬化しない、あるいは出来上がったゴムシ
ートの粘着性が低下するという製造工程上の問題もあっ
た。
シートの熱伝導率は、最終的に充填剤粒子同士の接触頻
度に大きく影響されるため、充填剤本来の持つ高い熱伝
導性が十分に発揮されず、接触熱抵抗は低減するものの
未だ放熱性能が不十分であるという問題があった。一
方、接触頻度を高めようとして充填剤の配合量を多くす
ると、基材が硬化しない、あるいは出来上がったゴムシ
ートの粘着性が低下するという製造工程上の問題もあっ
た。
【0006】また、特開平7−207160号公報に
は、シリコーンポリマー基材に増稠剤と称される微粉末
充填剤および金属あるいは合金を混練し、さらに炭素繊
維等の炭素材料を配合させることにより、熱伝導性およ
び導電性に優れたシリコーン組成物を製造する方法が開
示されている。
は、シリコーンポリマー基材に増稠剤と称される微粉末
充填剤および金属あるいは合金を混練し、さらに炭素繊
維等の炭素材料を配合させることにより、熱伝導性およ
び導電性に優れたシリコーン組成物を製造する方法が開
示されている。
【0007】しかしながら、上記炭素材料は、あくまで
も該シリコーン組成物の導電性を向上させるあるいは安
定化させる目的のみの成分であり、熱伝導性を向上させ
るための成分としては開示されていないため、炭素繊維
を用いてシリコーン組成物に高い熱伝導性を付与する方
法については何等開示されていない。
も該シリコーン組成物の導電性を向上させるあるいは安
定化させる目的のみの成分であり、熱伝導性を向上させ
るための成分としては開示されていないため、炭素繊維
を用いてシリコーン組成物に高い熱伝導性を付与する方
法については何等開示されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の課題を解決し、熱伝導性および放熱性に優
れ、且つ粘着性および密着性の良好な、高熱伝導性シリ
コーンゴム組成物を提供することにある。
従来技術の課題を解決し、熱伝導性および放熱性に優
れ、且つ粘着性および密着性の良好な、高熱伝導性シリ
コーンゴム組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち本発明の高熱伝導性
シリコーンゴム組成物は、シリコーンゴム基材に長さ1
0〜150μmの炭素繊維を加えたことを特徴とする。
また、本発明の熱伝導装置は、前記シリコーンゴム組成
物を用いて発熱部と放熱部を接続したものである。
シリコーンゴム組成物は、シリコーンゴム基材に長さ1
0〜150μmの炭素繊維を加えたことを特徴とする。
また、本発明の熱伝導装置は、前記シリコーンゴム組成
物を用いて発熱部と放熱部を接続したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるシリコーンゴ
ム基材は特に限定されるものではなく、公知のものを用
いることができ、特に硬化前の室温(25℃)における
粘度が、通常0.1〜300Pa・s、好ましくは0.
3〜100Pa・s、さらに好ましくは0.5〜30P
a・sのものが用いられる。該シリコーンゴム組成物は
作業し易い粘度となるように芳香族系、脂肪族系の溶剤
により希釈若しくは溶解乃至分散することができる。
ム基材は特に限定されるものではなく、公知のものを用
いることができ、特に硬化前の室温(25℃)における
粘度が、通常0.1〜300Pa・s、好ましくは0.
3〜100Pa・s、さらに好ましくは0.5〜30P
a・sのものが用いられる。該シリコーンゴム組成物は
作業し易い粘度となるように芳香族系、脂肪族系の溶剤
により希釈若しくは溶解乃至分散することができる。
【0011】また、シリコーンゴム基材は一液硬化型あ
るいは二液硬化型いずれも使用できるが、二液硬化型が
好ましく用いられる。該シリコーンゴム基材は、平均組
成式Ra SiO(4-a)/2 で表されるオルガノポリシロキ
サンを主成分とし無機充填材を配合しないことも、無機
充填材を配合することもできる。
るいは二液硬化型いずれも使用できるが、二液硬化型が
好ましく用いられる。該シリコーンゴム基材は、平均組
成式Ra SiO(4-a)/2 で表されるオルガノポリシロキ
サンを主成分とし無機充填材を配合しないことも、無機
充填材を配合することもできる。
【0012】ここで、上記平均組成式において、Rは置
換若しくは非置換の炭素数1〜10の一価炭化水素基
(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、2−エチルブチル基およびオクチル基などのアルキ
ル基、ビニル基、アリル基あるいはヘキセニル基等のア
ルケニル基、シクロヘキシル基およびシクロペンチル基
等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、フェニルエチル基等のアラルキル基などであ
り、これらの基はその水素原子の一部又は全部をハロゲ
ン原子或いはシアノ基などで置換されていても良い。)
を表し、aは1.85〜2.10の正数であることが好
ましい。このオルガノポリシロキサンの平均重合度は、
100〜20,000であることが好ましく、特に液状
タイプの場合は300〜2,000、ゴム状タイプの場
合は6,000〜12,000であることが好ましい。
換若しくは非置換の炭素数1〜10の一価炭化水素基
(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、2−エチルブチル基およびオクチル基などのアルキ
ル基、ビニル基、アリル基あるいはヘキセニル基等のア
ルケニル基、シクロヘキシル基およびシクロペンチル基
等のシクロアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、フェニルエチル基等のアラルキル基などであ
り、これらの基はその水素原子の一部又は全部をハロゲ
ン原子或いはシアノ基などで置換されていても良い。)
を表し、aは1.85〜2.10の正数であることが好
ましい。このオルガノポリシロキサンの平均重合度は、
100〜20,000であることが好ましく、特に液状
タイプの場合は300〜2,000、ゴム状タイプの場
合は6,000〜12,000であることが好ましい。
【0013】該シリコーンゴム基材に配合することので
きる無機充填材としては、一般に、金属酸化物、窒化ホ
ウ素等が挙げられ、具体的には酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、二酸化ケイ素、酸化ベリリウム、キュー
ビック窒化ホウ素、ヘキサゴナル窒化ホウ素、炭化ケイ
素、窒化ケイ素等が挙げられ、これらは一種又は二種以
上を併用してもよい。。この場合、配合量は配合する熱
伝導性無機充填剤によって異なるが、オルガノポリシロ
キサン100重量部に熱伝導性無機充填剤を100〜
1,000重量部配合することが好ましい。
きる無機充填材としては、一般に、金属酸化物、窒化ホ
ウ素等が挙げられ、具体的には酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、二酸化ケイ素、酸化ベリリウム、キュー
ビック窒化ホウ素、ヘキサゴナル窒化ホウ素、炭化ケイ
素、窒化ケイ素等が挙げられ、これらは一種又は二種以
上を併用してもよい。。この場合、配合量は配合する熱
伝導性無機充填剤によって異なるが、オルガノポリシロ
キサン100重量部に熱伝導性無機充填剤を100〜
1,000重量部配合することが好ましい。
【0014】該シリコーンゴム基材は、加硫時の温度条
件においては室温加硫、熱加硫のいずれでも良く、加硫
方式においてはパーオキサイド加硫、付加加硫、UV加
硫、電子線加硫等のいずれをも選択できる。また、これ
らのシリコーンゴム基材に補強剤、分散剤、耐熱向上
剤、難燃性付与剤、導電性付与剤、顔料等の公知の添加
剤を添加してもよい。
件においては室温加硫、熱加硫のいずれでも良く、加硫
方式においてはパーオキサイド加硫、付加加硫、UV加
硫、電子線加硫等のいずれをも選択できる。また、これ
らのシリコーンゴム基材に補強剤、分散剤、耐熱向上
剤、難燃性付与剤、導電性付与剤、顔料等の公知の添加
剤を添加してもよい。
【0015】本発明で用いられる炭素繊維は熱伝導性向
上の目的として用いられ、通常ピッチ系、ポリアクリロ
ニトリル系およびレーヨン系の炭素繊維、並びにウィス
カ状の炭素繊維が用いることができるが、これらの炭素
繊維の前駆体繊維も用いることもできる。ピッチ系炭素
繊維の前駆体繊維とは、紡糸後の繊維、これを不融化処
理した繊維、前炭化処理した前炭化繊維である。また、
ここでいう炭素繊維とは、前記前駆体繊維を炭化処理し
た繊維あるいは黒鉛化処理した繊維である。
上の目的として用いられ、通常ピッチ系、ポリアクリロ
ニトリル系およびレーヨン系の炭素繊維、並びにウィス
カ状の炭素繊維が用いることができるが、これらの炭素
繊維の前駆体繊維も用いることもできる。ピッチ系炭素
繊維の前駆体繊維とは、紡糸後の繊維、これを不融化処
理した繊維、前炭化処理した前炭化繊維である。また、
ここでいう炭素繊維とは、前記前駆体繊維を炭化処理し
た繊維あるいは黒鉛化処理した繊維である。
【0016】処理温度は個々のプロセスによって異なる
が、通常、耐炎化処理あるいは不融化処理は酸化性雰囲
気中で200〜450℃、前炭化処理は非酸化性雰囲気
中で400〜1000℃、炭化処理は非酸化性雰囲気中
で1000〜1500℃、黒鉛化処理は非酸化性雰囲気
中で2000〜3000℃において実施される。
が、通常、耐炎化処理あるいは不融化処理は酸化性雰囲
気中で200〜450℃、前炭化処理は非酸化性雰囲気
中で400〜1000℃、炭化処理は非酸化性雰囲気中
で1000〜1500℃、黒鉛化処理は非酸化性雰囲気
中で2000〜3000℃において実施される。
【0017】本発明においては、これらいずれの炭素繊
維も使用することが可能だが、なかでも高い熱伝導性を
容易に発現させることの出来るピッチ系炭素繊維が特に
好ましく用いられる。
維も使用することが可能だが、なかでも高い熱伝導性を
容易に発現させることの出来るピッチ系炭素繊維が特に
好ましく用いられる。
【0018】本発明において炭素繊維は、以下に詳述す
る(A)炭素繊維を必須成分とし、(A)炭素繊維およ
び(B)炭素繊維の2成分から構成することもできる。 (A)炭素繊維は熱伝導性充填剤の主成分であり、繊維
長さが通常10〜1500μm、好ましくは10〜70
0μm、より好ましくは30〜300μ m、さらに好
ましくは50〜200μmである。
る(A)炭素繊維を必須成分とし、(A)炭素繊維およ
び(B)炭素繊維の2成分から構成することもできる。 (A)炭素繊維は熱伝導性充填剤の主成分であり、繊維
長さが通常10〜1500μm、好ましくは10〜70
0μm、より好ましくは30〜300μ m、さらに好
ましくは50〜200μmである。
【0019】本発明では前駆体繊維を短繊維状に紡糸す
ることあるいは紡糸後の連続炭素繊維を切断、粉砕する
ことにより上記のような繊維長さの炭素繊維を得ること
ができる。ここで、繊維長さが上記範囲に満たない場
合、シリコーンゴム基材内における炭素繊維同士の接触
が得られ難く、熱伝導性充填剤の効果を発揮することが
できないため好ましくない。また上記範囲を超えた場
合、シリコーンゴム基材内において炭素繊維の分散性が
低下するため好ましくない。
ることあるいは紡糸後の連続炭素繊維を切断、粉砕する
ことにより上記のような繊維長さの炭素繊維を得ること
ができる。ここで、繊維長さが上記範囲に満たない場
合、シリコーンゴム基材内における炭素繊維同士の接触
が得られ難く、熱伝導性充填剤の効果を発揮することが
できないため好ましくない。また上記範囲を超えた場
合、シリコーンゴム基材内において炭素繊維の分散性が
低下するため好ましくない。
【0020】シリコーンゴム基材に対する(A)炭素繊
維の添加量は通常10〜300重量%、好ましくは30
〜200重量%、さらに好ましくは50〜150重量%
とすることができる。ここで、添加量が上記範囲に満た
ない場合、シリコーンゴム基材内において炭素繊維同士
の接触頻度が低下し、所望の熱伝導率を得ることができ
なくなるため好ましくない。また上記範囲を超えた場
合、シリコーンゴム基材の粘度が増大し、基材と炭素繊
維を十分に攪拌混合することが困難になるのと同時に、
基材が硬化し難くなる、あるいは得られたシリコーンゴ
ム組成物の均一性や粘着性が低下するため好ましくな
い。
維の添加量は通常10〜300重量%、好ましくは30
〜200重量%、さらに好ましくは50〜150重量%
とすることができる。ここで、添加量が上記範囲に満た
ない場合、シリコーンゴム基材内において炭素繊維同士
の接触頻度が低下し、所望の熱伝導率を得ることができ
なくなるため好ましくない。また上記範囲を超えた場
合、シリコーンゴム基材の粘度が増大し、基材と炭素繊
維を十分に攪拌混合することが困難になるのと同時に、
基材が硬化し難くなる、あるいは得られたシリコーンゴ
ム組成物の均一性や粘着性が低下するため好ましくな
い。
【0021】本発明の(A)炭素繊維の熱伝導率は通常
100〜1200W/m・K、好ましくは150〜12
00W/m・K、より好ましくは300〜1200W/
m・Kのものを使用することができる。本発明において
(A)炭素繊維は高い熱伝導性を容易に発現させること
の出来るピッチ系炭素繊維が好ましく用いられ、非酸化
性雰囲気中で通常2000〜3000℃、好ましくは2
300〜3000℃で黒鉛化処理したものが得に好まし
く用いられる。
100〜1200W/m・K、好ましくは150〜12
00W/m・K、より好ましくは300〜1200W/
m・Kのものを使用することができる。本発明において
(A)炭素繊維は高い熱伝導性を容易に発現させること
の出来るピッチ系炭素繊維が好ましく用いられ、非酸化
性雰囲気中で通常2000〜3000℃、好ましくは2
300〜3000℃で黒鉛化処理したものが得に好まし
く用いられる。
【0022】(B)炭素繊維は(A)炭素繊維と複雑に
絡み合い、(A)炭素繊維同士の接触を確実にさせる若
しくはより一層高めるための目的として用いられ、繊維
長さが通常1〜20mm、好ましくは2〜10mm、さ
らに好ましくは3〜5mmである。
絡み合い、(A)炭素繊維同士の接触を確実にさせる若
しくはより一層高めるための目的として用いられ、繊維
長さが通常1〜20mm、好ましくは2〜10mm、さ
らに好ましくは3〜5mmである。
【0023】本発明では前駆体繊維を短繊維状に紡糸す
ることあるいは紡糸後の連続炭素繊維を切断、粉砕する
ことにより上記のような繊維長さの炭素繊維を得ること
ができる。繊維長さが上記範囲に満たない場合、(A)
炭素繊維との接触頻度あるいは接触点が減少するため好
ましくない。また上記範囲を超えた場合、基材ゴム内に
おける分散性が低下し、(A)炭素繊維と絡み合うより
もむしろ(B)炭素繊維同士が絡み合ってしまい、
(B)炭素繊維本来の目的を果たすことができないため
好ましくない。
ることあるいは紡糸後の連続炭素繊維を切断、粉砕する
ことにより上記のような繊維長さの炭素繊維を得ること
ができる。繊維長さが上記範囲に満たない場合、(A)
炭素繊維との接触頻度あるいは接触点が減少するため好
ましくない。また上記範囲を超えた場合、基材ゴム内に
おける分散性が低下し、(A)炭素繊維と絡み合うより
もむしろ(B)炭素繊維同士が絡み合ってしまい、
(B)炭素繊維本来の目的を果たすことができないため
好ましくない。
【0024】シリコーン基材に対する(B)炭素繊維の
添加量は、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5
〜5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%とすること
ができる。ここで、(B)炭素繊維の添加量が上記範囲
に満たない場合、(A)炭素繊維との接触が得られ難く
なり、その結果、(A)炭素繊維のもつ高熱伝導性を十
分に発揮できず、所望の熱伝導率を得ることができなく
なるため好ましくない。また上記範囲を超えた場合、攪
拌混合時にシリコーンゴム基材が塊状となってしまい流
動性が損なわれ、充填容器への流し込みが困難になる
等、ハンドリング性が低下するため好ましくない。ま
た、(B)炭素繊維の形状は特に制限はないが、カール
状のものが好ましく用いられる。
添加量は、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5
〜5重量%、さらに好ましくは1〜3重量%とすること
ができる。ここで、(B)炭素繊維の添加量が上記範囲
に満たない場合、(A)炭素繊維との接触が得られ難く
なり、その結果、(A)炭素繊維のもつ高熱伝導性を十
分に発揮できず、所望の熱伝導率を得ることができなく
なるため好ましくない。また上記範囲を超えた場合、攪
拌混合時にシリコーンゴム基材が塊状となってしまい流
動性が損なわれ、充填容器への流し込みが困難になる
等、ハンドリング性が低下するため好ましくない。ま
た、(B)炭素繊維の形状は特に制限はないが、カール
状のものが好ましく用いられる。
【0025】カール状の炭素繊維は、直線状でない炭素
繊維であればよくカールの程度がどのようなものであっ
てもよいが曲率半径1〜10000mmのものを好まし
く用いることができる。該カール状の炭素繊維は例えば
前炭化処理炭素繊維を予め外径0.5〜100cmのボ
ビンに巻き付けた後あるいはケンス缶に円状あるいは曲
線を描きながら積層した後、炭化あるいは黒鉛化処理し
てカール状の焼き癖を付けることにより得ることができ
る。
繊維であればよくカールの程度がどのようなものであっ
てもよいが曲率半径1〜10000mmのものを好まし
く用いることができる。該カール状の炭素繊維は例えば
前炭化処理炭素繊維を予め外径0.5〜100cmのボ
ビンに巻き付けた後あるいはケンス缶に円状あるいは曲
線を描きながら積層した後、炭化あるいは黒鉛化処理し
てカール状の焼き癖を付けることにより得ることができ
る。
【0026】本発明の(B)炭素繊維の熱伝導率は通常
5〜1200W/m・K、より好ましくは10〜100
W/m・Kのものを使用することができる。本発明で
は、高熱伝導性シリコーンゴム組成物をシート状に成形
して、放熱シートとして好適なシリコーンゴムシートを
製造することができるが、最終的なシートの厚みは通常
0.1〜10mm、好ましくは0.5〜5mm、さらに
好ましくは0.8〜3mmである。該シリコーンゴムシ
ートは、放熱部と発熱部との接触熱抵抗を限りなく小さ
くするために、製造時の厚みに限定されることなく潰し
て薄くした状態でも使用することができる。
5〜1200W/m・K、より好ましくは10〜100
W/m・Kのものを使用することができる。本発明で
は、高熱伝導性シリコーンゴム組成物をシート状に成形
して、放熱シートとして好適なシリコーンゴムシートを
製造することができるが、最終的なシートの厚みは通常
0.1〜10mm、好ましくは0.5〜5mm、さらに
好ましくは0.8〜3mmである。該シリコーンゴムシ
ートは、放熱部と発熱部との接触熱抵抗を限りなく小さ
くするために、製造時の厚みに限定されることなく潰し
て薄くした状態でも使用することができる。
【0027】高熱伝導性シリコーンゴム組成物から前記
シリコーンゴムシートを得る場合、あらかじめ所望の厚
みとなるような所定量の該高熱伝導性シリコーンゴム組
成物を成形容器に充填し硬化させて該シートを得ること
ができる。また、該シリコーンゴム組成物をブロック状
に成形し、そこから所望の厚みのシートを切り出すこと
もできる。この場合、該シリコーンゴム組成物が柔らか
すぎて切り出しが困難な時は、該組成物を切り出し可能
な温度まで冷却させてから切り出すことができる。冷却
手段としては冷蔵庫、冷凍庫、氷、ドライアイス、液体
窒素、液体ヘリウム等を適宜選択して用いることができ
る。このように、いずれの手法を用いても前記シリコー
ンゴムシートを得ることができるが、通常前者の手法が
好ましく用いられる。
シリコーンゴムシートを得る場合、あらかじめ所望の厚
みとなるような所定量の該高熱伝導性シリコーンゴム組
成物を成形容器に充填し硬化させて該シートを得ること
ができる。また、該シリコーンゴム組成物をブロック状
に成形し、そこから所望の厚みのシートを切り出すこと
もできる。この場合、該シリコーンゴム組成物が柔らか
すぎて切り出しが困難な時は、該組成物を切り出し可能
な温度まで冷却させてから切り出すことができる。冷却
手段としては冷蔵庫、冷凍庫、氷、ドライアイス、液体
窒素、液体ヘリウム等を適宜選択して用いることができ
る。このように、いずれの手法を用いても前記シリコー
ンゴムシートを得ることができるが、通常前者の手法が
好ましく用いられる。
【0028】本発明で得られるシリコーンゴム組成物あ
るいはシリコーンゴムシートを用いて発熱部と放熱部を
接続した熱伝導装置を得ることができる。具体例として
本発明の高熱伝導性シリコーンゴム組成物を放熱シート
として用いたことを想定した場合の一実施形態を図1に
示す。同図において、1は放熱板、2はCPU、3はパ
ソコン筐体、4は放熱シリコーンゴムシートである。
尚、図1で示してはいないが、本発明のシリコーンゴム
シートに複数の放熱板あるいは/およびCPU等の複数
の発熱部品を接続することもでき、放熱板と放熱板の間
にシリコーンゴムシートを挟んで積層していくことも、
放熱部あるいは発熱部とパソコン筐体をシリコーンゴム
シートで接続することもできる。
るいはシリコーンゴムシートを用いて発熱部と放熱部を
接続した熱伝導装置を得ることができる。具体例として
本発明の高熱伝導性シリコーンゴム組成物を放熱シート
として用いたことを想定した場合の一実施形態を図1に
示す。同図において、1は放熱板、2はCPU、3はパ
ソコン筐体、4は放熱シリコーンゴムシートである。
尚、図1で示してはいないが、本発明のシリコーンゴム
シートに複数の放熱板あるいは/およびCPU等の複数
の発熱部品を接続することもでき、放熱板と放熱板の間
にシリコーンゴムシートを挟んで積層していくことも、
放熱部あるいは発熱部とパソコン筐体をシリコーンゴム
シートで接続することもできる。
【0029】本発明において、高熱伝導性シリコーンゴ
ム組成物の熱伝導率は高ければ高いほど好ましい。本発
明の高熱伝導性シリコーンシートの熱伝導率は、通常
0.2〜10W/m・K、好ましくは0.6〜10W/
m・K、より好ましくは1.0〜10W/m・K、さら
に好ましくは1.5〜10W/m・K、最も好ましくは
2〜5W/m・Kである。
ム組成物の熱伝導率は高ければ高いほど好ましい。本発
明の高熱伝導性シリコーンシートの熱伝導率は、通常
0.2〜10W/m・K、好ましくは0.6〜10W/
m・K、より好ましくは1.0〜10W/m・K、さら
に好ましくは1.5〜10W/m・K、最も好ましくは
2〜5W/m・Kである。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 [実施例1]東芝シリコーン(株)製シリコーンゲル基
材(商品名:TSE3070)に、熱伝導性充填剤とし
て、熱伝導率約600W/m・K、長さ約100μmの
(A)ピッチ系炭素繊維を基材に対して150重量%お
よび熱伝導率約20W/m・K、長さ3mmでカール状
の(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対して1重量%を添
加し、十分な攪拌混合を行ってから、200×200×
20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmまで流し
込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴム組成
物を得た。得られた組成物を容器から取り出し、厚さ約
2mmのシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝
導率を測定したところ表1に示すように4.46W/m
・Kで、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシ
ートが得られた。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。 [実施例1]東芝シリコーン(株)製シリコーンゲル基
材(商品名:TSE3070)に、熱伝導性充填剤とし
て、熱伝導率約600W/m・K、長さ約100μmの
(A)ピッチ系炭素繊維を基材に対して150重量%お
よび熱伝導率約20W/m・K、長さ3mmでカール状
の(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対して1重量%を添
加し、十分な攪拌混合を行ってから、200×200×
20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmまで流し
込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴム組成
物を得た。得られた組成物を容器から取り出し、厚さ約
2mmのシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝
導率を測定したところ表1に示すように4.46W/m
・Kで、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシ
ートが得られた。
【0031】[実施例2]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(A)ピッチ系炭素繊維を基材に対して80重量%およ
び実施例1で用いた(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対
して2重量%を添加し、十分な攪拌混合を行ってから、
200×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ
約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシ
リコーンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から
取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーン
ゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測定したとこ
ろ表1に示すように2.42W/m・Kで、熱伝導性に
優れる高熱伝導性シリコーンゴムシートが得られた。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(A)ピッチ系炭素繊維を基材に対して80重量%およ
び実施例1で用いた(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対
して2重量%を添加し、十分な攪拌混合を行ってから、
200×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ
約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシ
リコーンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から
取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーン
ゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測定したとこ
ろ表1に示すように2.42W/m・Kで、熱伝導性に
優れる高熱伝導性シリコーンゴムシートが得られた。
【0032】[実施例3]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約50μmの(A)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して150重量%および熱伝導率約20W/
m・K、長さ1mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を
行ってから、200×200×20mmのテフロン樹脂
製容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処
理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成
物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mm
のシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を
測定したところ表1に示すように4.00W/m・K
で、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシート
が得られた。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約50μmの(A)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して150重量%および熱伝導率約20W/
m・K、長さ1mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を
行ってから、200×200×20mmのテフロン樹脂
製容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処
理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成
物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mm
のシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を
測定したところ表1に示すように4.00W/m・K
で、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシート
が得られた。
【0033】[実施例4]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約800
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して50重量%および実施例1で用いた
(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対して1重量%を添加
し、十分な攪拌混合を行ってから、200×200×2
0mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmまで流し込
み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴム組成物
を得た。得られた組成物を容器から取り出し、実施例1
と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシートを得た。
該シートの熱伝導率を測定したところ表1に示すように
3.51W/m・Kで、熱伝導性に優れる高熱伝導性シ
リコーンゴムシートが得られた。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約800
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して50重量%および実施例1で用いた
(B)ピッチ系炭素繊維を基材に対して1重量%を添加
し、十分な攪拌混合を行ってから、200×200×2
0mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmまで流し込
み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴム組成物
を得た。得られた組成物を容器から取り出し、実施例1
と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシートを得た。
該シートの熱伝導率を測定したところ表1に示すように
3.51W/m・Kで、熱伝導性に優れる高熱伝導性シ
リコーンゴムシートが得られた。
【0034】[実施例5]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約300
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して150重量%および熱伝導率約50W
/m・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素
繊維を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合
を行ってから、200×200×20mmのテフロン樹
脂製容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化
処理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組
成物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2m
mのシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率
を測定したところ表1に示すように2.61W/m・K
で、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシート
が得られた。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約300
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して150重量%および熱伝導率約50W
/m・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素
繊維を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合
を行ってから、200×200×20mmのテフロン樹
脂製容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化
処理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組
成物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2m
mのシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率
を測定したところ表1に示すように2.61W/m・K
で、熱伝導性に優れる高熱伝導性シリコーンゴムシート
が得られた。
【0035】[比較例1]200×200×20mmの
テフロン樹脂製容器に、実施例1で用いたシリコーンゴ
ム基材を高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処
理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成
物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mm
のシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を
測定したところ表1に示すように0.16W/m・Kで
あった。
テフロン樹脂製容器に、実施例1で用いたシリコーンゴ
ム基材を高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処
理を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成
物を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mm
のシリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を
測定したところ表1に示すように0.16W/m・Kで
あった。
【0036】[実施例6]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(A)ピッチ系炭素繊維1成分のみを基材に対して15
0重量%添加し、十分な攪拌混合を行ってから、200
×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2m
mまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコー
ンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から取り出
し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシ
ートを得た。該シートの熱伝導率を測定したところ表1
に示すように0.85W/m・Kで、放熱シートとして
好適な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることがで
きなかった。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(A)ピッチ系炭素繊維1成分のみを基材に対して15
0重量%添加し、十分な攪拌混合を行ってから、200
×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2m
mまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコー
ンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から取り出
し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシ
ートを得た。該シートの熱伝導率を測定したところ表1
に示すように0.85W/m・Kで、放熱シートとして
好適な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることがで
きなかった。
【0037】[比較例2]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(B)ピッチ系炭素繊維1成分のみを基材に対して1重
量%添加し、十分な攪拌混合を行ってから、200×2
00×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmま
で流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴ
ム組成物を得た。得られた組成物を容器から取り出し、
実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシート
を得た。該シートの熱伝導率を測定したところ表1に示
すように0.16W/m・Kで、放熱シートとして好適
な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることができな
かった。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、実施例1で用いた
(B)ピッチ系炭素繊維1成分のみを基材に対して1重
量%添加し、十分な攪拌混合を行ってから、200×2
00×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約2mmま
で流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリコーンゴ
ム組成物を得た。得られた組成物を容器から取り出し、
実施例1と同様に厚さ約2mmのシリコーンゴムシート
を得た。該シートの熱伝導率を測定したところ表1に示
すように0.16W/m・Kで、放熱シートとして好適
な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることができな
かった。
【0038】[実施例7]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して5重量%および熱伝導率約20W/m
・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を行
ってから、200×200×20mmのテフロン樹脂製
容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理
を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成物
を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmの
シリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測
定したところ表1に示すように0.28W/m・Kで、
放熱シートとして好適な高熱伝導性シリコーンゴムシー
トを得ることができなかった。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して5重量%および熱伝導率約20W/m
・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を行
ってから、200×200×20mmのテフロン樹脂製
容器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理
を行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成物
を容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmの
シリコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測
定したところ表1に示すように0.28W/m・Kで、
放熱シートとして好適な高熱伝導性シリコーンゴムシー
トを得ることができなかった。
【0039】[実施例8]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約1mmの(A)ピッチ系炭素繊維を
基材に対して150重量%および熱伝導率約20W/m
・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して1重量%を添加し、攪拌混合を試みた
が、炭素繊維同士が凝集し斑状となり、均一な分散を行
うことができなかった。次いで、そのままの状態で、2
00×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約
2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリ
コーンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から取
り出したところ、得られたシリコーンゴムシートは斑状
の不均一な成形体で、表1に示すように熱伝導率の値も
0.47W/m・Kであり、放熱シートとして好適な高
熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることができなかっ
た。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約1mmの(A)ピッチ系炭素繊維を
基材に対して150重量%および熱伝導率約20W/m
・K、長さ3mmでカール状の(B)ピッチ系炭素繊維
を基材に対して1重量%を添加し、攪拌混合を試みた
が、炭素繊維同士が凝集し斑状となり、均一な分散を行
うことができなかった。次いで、そのままの状態で、2
00×200×20mmのテフロン樹脂製容器に高さ約
2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を行ってシリ
コーンゴム組成物を得た。得られた組成物を容器から取
り出したところ、得られたシリコーンゴムシートは斑状
の不均一な成形体で、表1に示すように熱伝導率の値も
0.47W/m・Kであり、放熱シートとして好適な高
熱伝導性シリコーンゴムシートを得ることができなかっ
た。
【0040】[実施例9]実施例1で用いたシリコーン
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して150重量%および熱伝導率約20W
/m・K、長さ500μmの(B)ピッチ系炭素繊維を
基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を行っ
てから、200×200×20mmのテフロン樹脂製容
器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を
行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成物を
容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシ
リコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測定
したところ表1に示すように0.86W/m・Kで、放
熱シートとして好適な高熱伝導性シリコーンゴムシート
を得ることができなかった。
ゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約600
W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素繊
維を基材に対して150重量%および熱伝導率約20W
/m・K、長さ500μmの(B)ピッチ系炭素繊維を
基材に対して1重量%を添加し、十分な攪拌混合を行っ
てから、200×200×20mmのテフロン樹脂製容
器に高さ約2mmまで流し込み、脱泡および硬化処理を
行ってシリコーンゴム組成物を得た。得られた組成物を
容器から取り出し、実施例1と同様に厚さ約2mmのシ
リコーンゴムシートを得た。該シートの熱伝導率を測定
したところ表1に示すように0.86W/m・Kで、放
熱シートとして好適な高熱伝導性シリコーンゴムシート
を得ることができなかった。
【0041】[実施例10]実施例1で用いたシリコー
ンゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約60
0W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素
繊維を基材に対して150重量%および熱伝導率約20
W/m・K 、長さ50mmでカール状の(B)ピッチ
系炭素繊維を基材に対して1重量%を添加し、攪拌混合
を行ったものの(B)炭素繊維同士が絡み合ってしま
い、シリコーンゴム基材内に均一に分散させることがで
きなかった。次いで、実施例1と同様に厚さ2mmのシ
リコーンゴムシートを得たが、該シートの熱伝導率は表
1に示すように0.87W/m・K で、放熱シートと
して好適な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ること
ができなかった。
ンゴム基材に、熱伝導性充填剤として、熱伝導率約60
0W/m・K、長さ約100μmの(A)ピッチ系炭素
繊維を基材に対して150重量%および熱伝導率約20
W/m・K 、長さ50mmでカール状の(B)ピッチ
系炭素繊維を基材に対して1重量%を添加し、攪拌混合
を行ったものの(B)炭素繊維同士が絡み合ってしま
い、シリコーンゴム基材内に均一に分散させることがで
きなかった。次いで、実施例1と同様に厚さ2mmのシ
リコーンゴムシートを得たが、該シートの熱伝導率は表
1に示すように0.87W/m・K で、放熱シートと
して好適な高熱伝導性シリコーンゴムシートを得ること
ができなかった。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明により、熱伝導性および放熱性に
優れ、且つ粘着性および密着性の良好な、高い熱伝導性
を有する高熱伝導性シリコーンゴム組成物を提供するこ
とができる。
優れ、且つ粘着性および密着性の良好な、高い熱伝導性
を有する高熱伝導性シリコーンゴム組成物を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高熱伝導性シリコーンゴム組成物を
放熱シートとして用いた一実施形態を示す図。
放熱シートとして用いた一実施形態を示す図。
1:放熱板、2:CPU、3:パソコン筐体、4:放熱
シリコーンゴムシート。
シリコーンゴムシート。
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコーンゴム基材に長さ10〜150
μmの炭素繊維を加えたことを特徴とする高熱伝導性シ
リコーンゴム組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載されたシリコーンゴム組
成物を用いて発熱部と放熱部を接続した熱伝導装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9993498A JPH11279406A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高熱伝導性シリコーンゴム組成物および熱伝導装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9993498A JPH11279406A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高熱伝導性シリコーンゴム組成物および熱伝導装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11279406A true JPH11279406A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14260567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9993498A Pending JPH11279406A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 高熱伝導性シリコーンゴム組成物および熱伝導装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11279406A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000233452A (ja) * | 1999-02-12 | 2000-08-29 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | 熱伝導性シリコーンゲルシート |
| JP2001073255A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-21 | Fujikura Rubber Ltd | 放熱シート |
| US6730731B2 (en) | 2000-09-12 | 2004-05-04 | Polymatech Co., Ltd | Thermally conductive polymer composition and thermally conductive molded article |
| US7264869B2 (en) | 2001-06-06 | 2007-09-04 | Polymatech Co., Ltd. | Thermally conductive molded article and method of making the same |
| JP2008189866A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Teijin Ltd | 炭素繊維補強熱硬化性樹脂放熱材 |
| JP2008189867A (ja) * | 2007-02-07 | 2008-08-21 | Teijin Ltd | 炭素繊維補強熱可塑性樹脂複合材料 |
| WO2008108482A1 (ja) | 2007-03-06 | 2008-09-12 | Teijin Limited | ピッチ系炭素繊維、その製造方法および成形体 |
| EP2191982A1 (en) * | 2008-12-01 | 2010-06-02 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition for sidewall reinforcing layer or sidewall, and tire |
| CN102455055A (zh) * | 2010-10-19 | 2012-05-16 | 威图电子机械技术(上海)有限公司 | 一种新型热交换器加热装置 |
| KR20180099832A (ko) * | 2015-12-31 | 2018-09-05 | 블루스타 실리콘즈 상하이 컴퍼니 리미티드 | 전기-전도성 경화성 유기규소 고무 |
| JP2022534855A (ja) * | 2019-06-06 | 2022-08-04 | ヴィンセント メディカル(ドングアン)マニュファクチャリング シーオー.,エルティーディー. | 改良されたヒータープレート |
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1998
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