JPH11279434A - メタリック顔料、メタリック調成形品用組成物およびメタリック調成形品 - Google Patents

メタリック顔料、メタリック調成形品用組成物およびメタリック調成形品

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JPH11279434A
JPH11279434A JP7873398A JP7873398A JPH11279434A JP H11279434 A JPH11279434 A JP H11279434A JP 7873398 A JP7873398 A JP 7873398A JP 7873398 A JP7873398 A JP 7873398A JP H11279434 A JPH11279434 A JP H11279434A
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metallic
metallic pigment
translucent
glossy
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JP7873398A
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Yukihiko Yamashita
幸彦 山下
Seishu Tateoka
聖秀 楯岡
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Hitachi Chemical Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエルドマーク、ウエルドニ色性等の外観不
良を起こさず、少量の添加で優れたメタリック調の外観
を得るこができるメタリック顔料、これを用いたメタリ
ック調成形品用組成物およびメタリック調成形品を提供
する。 【解決手段】 光沢を有する多面体粒子の少なくとも1
面に透明樹脂または半透明樹脂を被覆してなるメタリッ
ク顔料およびこれを用いたメタリック調成形品用組成物
およびメタリック調成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はメタリック顔料、メ
タリック調成形品用組成物およびそれを用いたメタリッ
ク調成形品に関するものである。より詳細には、当該メ
タリック顔料を用いて射出成形した場合に、ウエルドラ
インやウエルド二色性の問題が生じないメタリック顔
料、それを用いたメタリック調成形品用組成物およびメ
タリック調成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一定量の光沢粒子を熱可塑性樹脂
中に混合して構成したメタリック顔料、それを用いたメ
タリック調成形品用組成物およびメタリック調の外観を
有するメタリック調成形品が知られている。このメタリ
ック顔料およびこれを用いたメタリック調成形品用組成
物は、光沢粒子と、熱可塑性樹脂とを溶融温練し、光沢
粒子を熱可塑性樹脂中に均一に分散させることによって
製造している。例えば、特開昭58−37045号公報
には、ABS樹脂に平均粒径が20μm以下の金属粉末
(メタリック調顔料)を混合して、メタリック調成形品
用組成物を製造する方法が開示されている。また、特開
昭50−20651号公報には、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂に平均粒径が80〜150μm以下の金属粉
末(メタリック調顔料)を混合して、メタリック調成形
品用組成物を製造する方法が開示されている。
【0003】しかしながら、これらの公報に開示された
方法によれば、メタリック調成形品用組成物および一定
のメタリック調外観を有するメタリック調成形品を得る
ことはできるものの、メタリック調成形品を射出成形す
る際に、金型内部で樹脂が異なる方向から合流した地点
に、いわゆるウ工ルドラインが発生しやすいという問題
があった。
【0004】ここで、ウ工ルドラインとは、金型内でメ
タリック調顔料を含む溶融樹脂が流動し合い、異なった
方向から溶融樹脂が合流した場合に発生するメタリック
調顔料を含まない樹脂からなる層(領域)と定義され
る。この点、図1(a)〜(c)を参照しつつ、ウ工ル
ドラインが発生する機構について、詳細に説明する。
【0005】図1(a)は金型内(図示せず)に、樹脂
が注入された直後の状態を示した図であり、図面上、左
右方向からA地点(将来的にウ工ルドラインが発生する
箇所)に向かって、それぞれメタリック調顔料12を含
む溶融樹脂(単に樹脂とも称する。)14が流動してい
る様子をモデル的に示している。また、このように樹脂
14が自由に流動している状態では、樹脂14中に含ま
れている、単位体積当たりのメタリック調顔料12の含
有量は均一であり、偏りはない。なお、この例では、メ
タリック調顔料12として鱗片状の金属粒子を用いてい
る。
【0006】また、図1(b)は、金型内(図示せず)
において、図面上、左右方向からA地点(将来的にウ工
ルドラインが発生する箇所)に流動してきた溶融樹脂1
4が、それぞれ衝突した直後の状態をモデル的に示して
いる。このように溶融樹脂14が一部衝突した状態で
は、溶融樹脂14中に含まれているメタリック調顔料1
2の含有量は若干偏っており、A地点近傍におけるメタ
リック調顔料12の量が多くなっている。なお、この時
点ではウ工ルドラインの発生は一般に認識できない。
【0007】また、図1(c)は金型内(図示せず)に
おいて、図面上、左右方向からA地点(将来的にウ工ル
ドラインが発生する箇所)に向かって流動してきた溶融
樹脂14がそれぞれ衝突し、ウ工ルドライン16が発生
した直後の状態をモデル的に示している。このような状
態では、単位体積当たりのメタリック調顔料12の含有
量が偏っており、A地点近傍におけるメタリック調顔料
12の量がかなり多くなっている。
【0008】そして、溶融樹脂14の合わせ目には、樹
脂14の流動性とメタリック調顔料12との流動性との
関係で、一般にメタリック調顔料12を含まない層、す
なわちウエルドライン16が生じる。図面上、このウエ
ルドライン(層)を2本の点線で挟まれた領域として示
している。このウエルドライン16に相当する部分は、
樹脂14のみが存在し、メタリック調顔料12を含んで
おらず、入射してきた光を反射することができない。し
たがって、光を吸収してしてしまうため、一般に黒色の
筋として認識され、よって、樹脂成形品18の外観を著
しく損なうことになる。
【0009】また、メタリック調顔料として、図1に示
すような鱗片状の金属粉末12を用いた場合には、この
鱗片状の金属粉末(メタリック調顔料)12も樹脂14
の流動方向に沿って流れるため、ウ工ルドライン16に
おいて、鱗片状金属粉末12が成形品表面に対して垂直
に存在する。この点、図1(a)では、ほとんどの金属
粉末12が図面上、水平方向を向いているのに対し、図
1(c)のウ工ルドライン近傍においては、ほとんどの
金属粉末12が図面上、垂直方向を向いているのはこの
ことを示している。
【0010】すなわち、ウ工ルドライン16近傍におい
ては、鱗片状の金属粉末12の短径部が、樹脂成型品1
8の表面側(図1(c)上、上側)を揃って向くことに
なる。したがって、鱗片状の金属粉末12の短径部に
は、通常金属光沢がないため、この場合にも、ウエルド
ライン16がさらに強調された黒色の筋として認識さ
れ、樹脂成形品18の外観を損なうこととなる。
【0011】そこで、ウエルドラインが発生する問題点
を解決する方法として、特公平4−27932号公報に
は、任意の熱可塑性樹脂に、平均粒子径が10μm〜1
mmの金属粒子を混合する方法が提案されている。この
方法は、適当な平均粒子径の金属粉末を用い、ウエルド
ラインの巾よりも粒子間の平均距離を大きくすることに
よって、外見上、ウエルドラインの黒筋を目立たなくす
る方法である。しかしながら、この方法では、金属粉末
の添加量や粒子径が厳しく制限され、金属粉末を多量に
混合したり、または金属粒子の粒子径が小さい場合に
は、ウエルドラインの認識に対する改善効果が得られな
いという問題が得られた。
【0012】一方、従来のメタリック顔料を用いると、
いわゆるウエルドニ色性の問題が生じやすいという問題
もあった。この点、図1を再度参照して説明すると、メ
タリック顔料12を含有する溶融樹脂14は金型内(図
示せず)で冷却されながら流動し(図1(a)〜
(b))、金型内全域に充填される(図1(c))。そ
して、溶融樹脂14が冷却される過程においては、図1
に示すように金型に接触している部分Bから冷却される
ために、流動速度が遅くなり、したがって、温度差に起
因した流動速度勾配が樹脂14の内部に向かって生じ
る。
【0013】よって、金型と流動樹脂14との接触面付
近に存在するメタリック顔料12が、流動速度に比例し
た力を受けるために、金型面に対して一定の角度で傾い
て存在しやすくなる。したがって、メタリック顔料12
における反射光の反射方向が不均一となり、反射光量の
偏りを生じる。よって、樹脂成形品18を見る角度を代
えて、例えば、ウエルドライン16を挟んで、図面上、
左右斜め方向からそれぞれ樹脂成形品18を見た場合
に、樹脂成形品18におけるメタリック感が変化し、樹
脂成形品18の外観を損なうという、ウエルドニ色性の
問題が見られた。
【0014】そこで、ウエルドニ色性の問題を改善する
方法としては、球形のガラス表面に金メッキを施したメ
タリック顔料を用いる方法が提案されている。この方法
によれば、成型品表面のウエルド二色性の問題を多少改
善できるものの、メタリック顔料が球形のため、反射光
の光量が比較的少なく、メタリック感が不足するという
新たな問題が見られた。
【0015】そのため、メタリック感を増大させようと
してメタリック顔料を多量に添加すると、成型品の機械
的特性が低下するという問題が見られた。また、金メッ
キを用いているため、多量のメタリック顔料を使用した
場合、材料コストが高くなるという問題も見られた。そ
の他、このような金メッキを施したメタリック顔料を用
いても、金色を基調としたメタリック感しか得られない
ため、消費者の多様性に答えることができず、金色を基
調としたメタリック感では、反射光の色自身があまり好
まれないという問題もあった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは上述した問
題を鋭意検討した結果、光沢を有する多面体粒子の少な
くとも一つの面(光沢面)に透明樹脂または半透明樹脂
を被覆することによりウエルドライン発生やウエルドニ
色性の問題を解決できることを見出し、本発明を完成さ
せたものである。すなわち、本発明は、ウエルドマーク
の発生やウエルドニ色性に起因する外観不良の問題を解
決し、少量の添加で優れたメタリック調の外観を得るこ
ができるメタリック顔料、これを用いたメタリック調成
形品用組成物およびメタリック調成形品を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、光沢を有する
多面体粒子の少なくとも一面に透明樹脂または半透明樹
脂を被覆したメタリック顔料に関する。このようにメタ
リック顔料を構成することにより、異なる方向から流動
してきた、メタリック顔料を含む溶融樹脂がそれぞれ合
流した場合にも、溶融樹脂の流動方向に逆らってメタリ
ック顔料は配向することができる。そのため、メタリッ
ク顔料が成形品表面に対して平行に存在しやすくなり、
入射してきた光を十分に反射することができ、ウエルド
ラインが認識されることはない。また、溶融樹脂が冷却
される過程において温度差に起因した流動速度勾配が樹
脂の内部に生じ、メタリック顔料に対して流動速度に比
例した力が生じたとしても、溶融樹脂の流動方向に逆ら
ってメタリック顔料は配向することができる。そのた
め、メタリック顔料は、金型面すなわち成形品表面に対
して平行に存在し、ウエルド二色性の問題も解決するこ
とができる。
【0018】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、光沢を有する多面体粒子として、金属粉末、
硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化マンガン、金属酸化
物、白雲母、黒雲母、合成雲母および二酸化チタン被覆
雲母からなる群から選択される少なくとも一つの多面体
粒子を使用することが好ましい。
【0019】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、光沢を有する多面体粒子の平均形状比(長径
部の長さ/短径部の長さ)を、1/8〜1/1の範囲内
の値とするのが好ましい。光沢を有する多面体粒子の平
均形状比がこの範囲外となると、ウエルドラインが発生
する傾向、またはウエルド二色性の問題が生じやすくな
る傾向がある。
【0020】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、光沢を有する多面体粒子の最大径を1〜20
0μmの範囲内の値とするのが好ましい。このような範
囲内の値とすることにより、樹脂に対する良好な分散性
を有するメタリック顔料が得られる。したがって、優れ
たメタリック調の外観が得られ、また、得られるメタリ
ック調成形品の表面平滑性を損なうことがない。
【0021】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、メタリック顔料中の光沢を有する多面体粒子
の割合を、樹脂(透明樹脂または半透明樹脂)と光沢を
有する多面体粒子との総量に対して、0.5〜99.9
重量%の範囲内の値とするのが好ましい。メタリック顔
料中の光沢を有する多面体粒子の割合が0.5重量%未
満となると、メタリック感が低下する傾向があり、一
方、99.9重量%を超えると、光沢を有する多面体粒
子を均一に混合分散するのが困難となる傾向がある。
【0022】また、本発明のメタリック顔料に用いられ
る透明樹脂または半透明樹脂のガラス転移温度を180
℃以上の値とするのが好ましい。このような透明樹脂ま
たは半透明樹脂を使用することにより、溶融混練した場
合にも優れた形態保持性が得られ、また、樹脂と光沢粒
子とが剥離する傾向が少ない。
【0023】また、本発明のメタリック顔料に用いられ
る透明樹脂または半透明樹脂を架橋するのが好ましい。
このような透明樹脂または半透明樹脂を使用することに
より、溶融混練した場合にも形態保持性に優れ、光沢粒
子と剥離する傾向が少ない。さらに、樹脂を架橋する
と、耐溶剤性が飛躍的に向上するため、メタリック顔料
を、溶剤を用いて、樹脂中に分散混合することもでき
る。
【0024】また、本発明のメタリック顔料に用いられ
る透明樹脂または半透明樹脂は、アクリル系樹脂、スチ
レン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹
脂、ABS系樹脂、ASA系樹脂、フッ素系樹脂、シリ
コン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ウレ
タン系樹脂、天然ゴムおよび合成ゴムからなる群から選
択される少なくとも一つの樹脂であるのが好ましい。
【0025】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、透明樹脂または半透明樹脂が、シランカップ
リング剤、チタンカップリング剤およびアルミニウムカ
ップリング剤からなる群から選択される少なくとも一つ
のカップリング剤を含有するのが好ましい。このように
カップリング剤を含有すると、樹脂(透明樹脂または半
透明樹脂)と光沢粒子とが強固に密着し、射出成形等の
工程において剥離する傾向が少なくなる。
【0026】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、当該メタリック顔料の最大径を1〜200μ
mの範囲内の値とするのが好ましい。このような範囲内
の値とすることにより、樹脂に対する良好な分散性が得
られ、したがって、優れたメタリック調の外観が得ら
れ、また、得られるメタリック調成形品の表面平滑性を
損なう傾向が少ない。
【0027】また、本発明のメタリック顔料を構成する
にあたり、当該メタリック顔料の外形が四角柱であるの
が好ましい。メタリック顔料の外形を実質的に四角柱と
することにより、ウエルドラインの発生をより有効に防
止することができる。
【0028】また、本発明の別な態様は、熱可塑性樹脂
100重量部に対して、上記したいずれかのメタリック
顔料を、0.1〜30重量部含有してなるメタリック調
成形品用組成物に関する。このような範囲でメタリック
顔料を含有することにより、メタリック調成形品を作製
した場合に、優れたメタリック調の外観が得られる一
方、メタリック調成形品の機械的強度等が低下する傾向
が少なくなる。
【0029】また、本発明の別な態様は、上述したメタ
リック調成形品用組成物を用いて得られるメタリック調
成形品に関する。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明のメタリック顔料を構成す
る光沢粒子、透明樹脂および半透明樹脂、メタリック顔
料、メタリック顔料の製造方法並びに、メタリック調成
形品について具体的に説明する。
【0031】1.光沢を有する多面体粒子 本発明に用いる光沢を有する多面体粒子(単に光沢粒子
と称する場合がある。)は、光沢を有するものであれば
特に制限されるものではないが、例えば、アルミニウ
ム、金、銀、銅、ニッケル、チタン、ステンレス等の金
属粉末、硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化マンガン、
金属酸化物、白雲母、黒雲も、合成雲母、二硫化チタン
被覆雲母等が挙げられる。また、これらの光沢粒子を単
独で、または2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。特に、アルミニウムは、光沢性が高く、また比較
的軽量であるため取り扱いやすい点で、本発明に使用す
る光沢粒子として好ましい。
【0032】また、光沢粒子の最大径も特に制限される
ものではないが、より優れたメタリック調の外観が得ら
れやすく、また取り扱いが容易な点から、1〜200μ
mの範囲内のものが好ましく、5〜100μmの範囲内
のものがより好ましく、10〜80μmの範囲内のもの
がさらに好ましい。
【0033】また、光沢粒子の形状も特に制限されるも
のではないが、より優れたメタリック調の外観が得られ
やすく、また取り扱いが容易な点から、光沢粒子の多面
体構造が4〜100面体であるものが好ましく、6〜5
0面体のものがより好ましく、6〜10面体のものがさ
らに好ましい。
【0034】また、光沢粒子の平均形状比(長径部の長
さを、短径部の長さで徐した値)も特に制限されるもの
ではないが、より優れたメタリック調の外観が得られや
すく、また取り扱いが容易な点から、1/8〜1/1の
範囲内の値とするのが好ましく、1/7〜1/1の範囲
内のものがより好ましく、1/6〜1/1の範囲内のも
のがさらに好ましい。
【0035】2.透明樹脂および半透明樹脂 本発明において、光沢粒子に被覆する透明樹脂とは光透
過率が50%以上の樹脂をいい、また同様に、半透明樹
脂とは、光透過率が10%〜50%未満の範囲内の樹脂
と定義される。このような樹脂を使用することにより、
メタリック顔料の反射率を著しく低下させる傾向がな
く、優れたメタリック調の外観を得ることが出来る。な
お、透明樹脂の場合は光透過率が80%以上の値を有す
るものがより好ましく、90%以上の値を有する樹脂が
さらに好ましい。
【0036】また、光沢粒子に被覆する透明樹脂および
半透明樹脂は、架橋剤等を用いて架橋されているか、ま
たは180℃以上、より好ましくは185℃以上、さら
に好ましくは190℃以上のガラス転移温度を有する樹
脂が好ましい。このような樹脂を使用することにより、
形態保持性や光沢粒子に対する密着力が向上し、ウエル
ドマークやウエルドニ色性等の外観不良の問題を起こさ
ず、メタリック顔料を少量添加することで、より優れた
メタリック調の外観を得るこができる。
【0037】具体的に、好ましい透明樹脂および半透明
樹脂としては、工ポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、レゾール型フェノール樹脂、メラミン樹脂、架橋性
ポリウレタン樹脂、架橋性アクリル樹脂、架橋性アクリ
ルウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。なお、
これらの樹脂は単独で使用することもできるし、または
2種以上を組合わせて使用することもできる。
【0038】また、ガラス転移温度が180℃以上の樹
脂としては、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリア
ミドイミド樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリフェニレン工−テル、ポリエーテルイミド、ポ
リフェニレンサルフアイド、ポリオキシペンゾイル等の
エンジニアリングプラスチックを挙げることができる。
なお、これらの樹脂は単独で使用することもできるし、
または2種以上を組合わせて使用することもできる。
【0039】また、これらの樹脂には、必要に応じて着
色剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、シランカッ
プリング剤、チタンカップリング剤、アルミニウムカッ
プリング剤、難燃化剤等を添加することも好ましい。特
に、シランカップリグ剤、チタンカップリング剤および
アルミニウムカップリング剤を添加すると、樹脂を被覆
した際の、光沢粒子との密着性が向上する点で好まし
い。また、これらの添加剤を添加する場合、その配合量
を、透明樹脂および半透明樹脂100重量部に対して、
0.1〜20重量部の範囲内の値とするのが好ましく、
0.5〜10重量部の範囲内の値とするのがより好まし
く、1.0〜5重量部の範囲内の値とするのがさらに好
ましい。
【0040】3.メタリック顔料 図2にメタリック顔料の一形態を示す。図2を参照しつ
つメタリック顔料26について説明すると、このメタリ
ック顔料26は、上層から、第1の樹脂層20、光沢粒
子層24、第2の樹脂層22をそれぞれ同等の厚さにな
るように被覆して、平均形状比(長径部の長さ/短径部
の長さ)が1/1の、実質的に6面体(立方体)として
構成してある。なお、この場合、6面体の一辺の長さを
1〜200μmの範囲内の値とするのが製作上好まし
い。
【0041】第1の樹脂層は、透明樹脂または半透明樹
脂から構成してあるのが好ましい。また、その厚さは特
に制限されるものではないが、0.3μm〜70μmの
範囲内の値とするのが好ましい。また、光沢粒子層24
は上述したとおりであるが、アルミニウム等の金属を用
いて6面体のメタリック顔料を構成する場合、その厚さ
を第1の樹脂層20と同等、すなわち0.3μm〜70
μmの範囲内の値とするのが好ましい。
【0042】また、第2の樹脂層22も、透明樹脂また
は半透明樹脂から構成してあるのが好ましい。また、そ
の厚さは特に制限されるものではないが、0.3μm〜
70μmの範囲内の値とするのが好ましい。なお、図2
に示すように、樹脂層(第1の樹脂層20および第2の
樹脂層22)が、光沢粒子層24の両側に設けてある場
合には、第1の樹脂層20、または第2の樹脂層22の
いずれか一方を不透明樹脂としても良い。
【0043】また、メタリック顔料の最大径を、1〜2
00μmの範囲内の値とするのが好ましく、5〜100
μmの範囲内の値とするのがより好ましく、10〜80
μmの範囲内のの値とするのがさらに好ましい。メタリ
ック顔料の最大径が1μm未満となると樹脂成型品のメ
タリック感が低下したり、製造が困難となる傾向があ
り、一方、最大径が200μmを超えると、樹脂成型品
に異物が混入したように見える傾向がある。
【0044】また、メタリック顔料における平均形状比
(長径部の長さ/短径部の長さ)を、1/8〜1/1の
範囲内の値とするのが好ましく、1/7〜1/1の範囲
内の値とするのがより好ましく、1/6〜1/1の範囲
内の値とするのがさらに好ましい。平均形状比が1/8
未満となると、熱可塑性樹脂に溶融混練した場合に、メ
タリック顔料が粉砕されてしまう傾向がある。
【0045】また、メタリック顔料中の光沢粒子の割合
を、透明樹脂および半透明樹脂と光沢粒子との総量に対
して、0.5〜99.9重量%の範囲内の値とするのが
好ましく、1.0〜95重量%の範囲内の値とするのが
より好ましく、2.0〜90重量%の範囲内の値とする
のがさらに好ましい。光沢粒子の割合が、0.5重量%
未満となると、光沢粒子に対して透明樹脂および半透明
樹脂を被覆することが困難となる傾向があり、一方、光
沢粒子の割合が99.9重量%を超えると、分散が困難
となり、メタリック顔料を製造する際に粉塵が発生しや
すくなる傾向がある。
【0046】4.メタリック顔料の製造方法 メタリック顔料の製造方法は特に制限されるものではな
いが、例えば、市販の光沢粒子を平面的に並べておき、
その上から溶融樹脂を流し込むことにより、容易に作製
することができる。また、アルミニウム等の金属薄膜
に、透明樹脂および半透明樹脂またはいずれか一方を被
覆し、得られた被覆物を所定の大きさに切断することに
よっても得ることができる。
【0047】5.メタリック調成形品用組成物 上述したメタリック顔料を、熱可塑性樹脂等に一定量の
範囲で添加し、撹拌機を混合分散することにより、メタ
リック調成形品用組成物を得ることができる。
【0048】ここで、メタリック調成形品におけるメタ
リック顔料の配合量を、熱可塑性樹脂に対して、0.1
〜30重量%の範囲内の値とするのが好ましく、0.5
〜20重量%の範囲内の値とするのがより好ましく、
1.0〜10重量%の範囲内の値とするのが特に好まし
い。メタリック顔料の配合量が0.1重量%未満となる
と、優れたメタリック調の外観が発現しずらい傾向があ
り、また、30重量%を超えると、熱可塑性樹脂の機械
的特性が低下したり、メタリック顔料の混合分散が困難
となる傾向がある。
【0049】また、メタリック調成形品を作製するのに
用いられる熱可塑性樹脂の種類は特に制限されるもので
はないが、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミド
イミド系樹脂、ABS樹脂、ASA樹脂等を用いること
ができる。なお、これらの樹脂は、単独で使用してもよ
く、または2種以上を組み合わせて使用してもよい。
【0050】また、熱可塑性樹脂中に、必要に応じて、
着色剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、シランカ
ップリグ剤、アルミニウムカップリグ剤、チタンカップ
リグ剤、難燃化剤等を添加することも好ましい。その場
合、これらの添加剤の配合量は、熱可塑性樹脂100重
量部に対して、0.1〜20重量部の範囲内の値とする
のが好ましく、0.5〜10重量部の範囲内の値とする
のがより好ましく、1.0〜5重量部の範囲内の値とす
るのがさらに好ましい。
【0051】6.メタリック調成形品 メタリック調成形品用組成物から、射出成形等の成形方
法を用い、一定形状に成形することにより、メタリック
調成形品を得ることができる。
【0052】
【実施例】[実施例1] A.メタリック顔料およびメタリック調成形品の作製 (1)メタリック顔料の作製 光沢粒子として、鱗片状のアルミニウム粉(平均粒子径
30μm)を用い、当該アルミニウム粉を容器内に平板
状に並べた。次いで、アルミニウム粉の上方から、透明
樹脂としての架橋アクリル系樹脂(ガラス転移点185
℃、スチレン/アクリロニトリル/フェニルマレイミド
/1,6−ヘキサンジオールジアクリレート=40/2
0/30/10(重量比))を溶融させた状態で注ぎ込
み、アルミニウム粉/アクリル系樹脂の重量比が85/
15の割合になるようにアクリル系樹脂を被覆した。
【0053】次いで、容器内の温度を室温まで冷却後、
アクリル系樹脂が被覆されたアルミニウム粉を取り出し
た。そして、ふるい処理を行い、平均粒子径が50μm
のメタリック顔料を得た。なお、得られたメタリック顔
料の平均形状比(メタリック顔料の最短径を最長径で徐
した値)を、光学顕微鏡を用いて測定したところ、平均
形状比の値は1/4であった。
【0054】(2)メタリック調成形品の作製 得られたメタリック顔料を、AAS樹脂VW8700
(日立化成(株)製)に対して、0.1重量%の割合と
なるように混合し、さらに着色剤(住友化学社製、H3
G)を0.6重量%の割合となるように混合し、メタリ
ック調成形品用組成物を得た。次いで、この組成物を、
2軸押し出し機を用いて溶融混練し、長さ1mm程度の
ペレットとした。そして、得られたペレットを、下記の
条件で加熱成形し、メタリック調成形品を得た。 ペレット乾燥: 80℃×3時間 シリンダー温度:220℃ 射出圧力: 520Kg/cm2 金型温度: 45℃
【0055】B.メタリック調成形品の評価 (1)ウエルドラインの評価 得られたメタリック調成形品を、目視にて観察し、以下
の基準でウエルドライン発生の評価を行い、結果を表1
に示す。この結果から理解されるように、ウエルドライ
ンが全く観察されず、実施例1の発明によりウエルドラ
インの問題が解決されることが確認された。
【0056】なお、評価が△以上であれば実用上問題な
く、〇であればより好ましく、◎であればさらに好まし
い。 ◎:ウエルドラインが全く観察されない。 〇:ウエルドラインがわずかに観察される。 △:ウエルドラインがぼやけて観察される。 ×:ウエルドラインが明確(くっきり)に観察される。
【0057】(2)ウエルド二色性の評価 得られたメタリック調成形品を、異なる角度(45°以
上)から目視にて観察し、以下の基準でウエルド二色性
の評価を行い、結果を表1に示す。この結果から理解さ
れるように、異なる角度から見た場合に、同一の外観を
呈しており、実施例1の発明によりウエルド二色性の問
題が解消されたことが確認された。
【0058】なお、評価が△以上であれば実用上問題な
く、〇であればより好ましく、◎であればさらに好まし
い。 ◎:異なる角度から見た場合に、同一の外観を呈してい
る。 〇:異なる角度から見た場合に、若干異なる外観を呈し
ている。 △:異なる角度から見た場合に、少々異なる外観を呈し
ている。 ×:異なる角度から見た場合に、明らかに異なる外観を
呈している。
【0059】(3)光沢度の測定 得られたメタリック調成形品の光沢度を、JIS K6
319に準拠して測定した。光沢度計として、日電色工
業社製VG−IB型装置を用い、入射角60°における
メタリック調成形品の光沢度を測定した。結果を表1に
示す。この結果から理解されるように、実施例1の発明
において、優れた光沢度の値が得られることが確認され
た。なお、光沢度の値が90以上であれば実用上問題な
く、95以上であれば好ましく、97以上であればより
好ましい。
【0060】(4)アイゾット衝撃強度の測定 得られたメタリック調成形品のアイゾット衝撃強度を、
ASTMD−256に準拠して測定した。アイゾット衝
撃測定装置として、東洋精機社製の測定装置を用いた。
また、メタリック調成形品を、厚さ1/8インチ、ノッ
チ付のサンプルに加工して試験片とし、測定温度23℃
±2℃の条件で測定した。結果を表1に示す。この結果
から理解されるように、実施例1の発明において、優れ
たアイゾット衝撃強度の値が得られることが確認され
た。なお、アイゾット衝撃強度の値が60以上であれ
ば、耐衝撃性として実用上問題なく、100以上であれ
ば好ましく、150以上であればより好ましい。
【0061】(5)引っ張り強度の測定 得られたメタリック調成形品の引っ張り強度を、JIS
K6319に準拠して測定した。引っ張り強度測定装
置として、オリエンテック社製のUTM−III−50
0型装置を用いた。また、メタリック調成形品を、厚さ
1/8インチ、ノッチ付のサンプルに加工して試験片と
し、測定温度23℃±2℃の条件で測定した。結果を表
1に示す。この結果から理解されるように、実施例1の
発明において、優れた引っ張り強度の値が得られること
が確認された。なお、引っ張り強度の値が40MPa以
上であれば実用上問題なく、45MPa以上であれば好
ましく、48MPa以上であればより好ましい。
【0062】
【表1】
【0063】[実施例2] A.メタリック顔料およびメタリック調成形品の作製 (1)メタリック顔料の作製 光沢粒子として、鱗片状のアルミニウム粉(平均粒子径
60μm)を用い、当該アルミニウム粉を容器内に平板
状に並べた。次いで、アルミニウム粉の上方から、透明
樹脂としてのアクリル系樹脂(ガラス転移点185℃)
を溶融させた状態で注ぎ込み、アルミニウム粉/アクリ
ル系樹脂の重量比が85/15の割合になるようにアク
リル系樹脂を被覆した。
【0064】次いで、容器内の温度を室温まで冷却後、
アクリル系樹脂が被覆されたアルミニウム粉を取り出し
た。そして、ふるい処理を行い、平均粒子径が50μm
のメタリック顔料を得た。なお、得られたメタリック顔
料の平均形状比(メタリック顔料の最短径を最長径で徐
した値)を、光学顕微鏡を用いて測定したところ、平均
形状比の値は1/2であった。
【0065】(2)メタリック調成形品の作製 全体量を100重量%としたときに、99.3重量%の
AAS樹脂VW8700(日立化成(株)製)に対し
て、得られたメタリック顔料を0.1重量%の割合とな
るように混合し、さらに着色剤H3G(住友化学社製)
を0.6重量%の割合となるように混合して、メタリッ
ク調成形品用組成物を得た。
【0066】次いで、この組成物を、2軸押し出し機を
用いて溶融混練し、長さ1mm程度のペレットとした。
そして、得られたペレットを、下記の条件で加熱成形
し、メタリック調成形品を得た。 ペレット乾燥: 80℃×3時間 シリンダー温度:220℃ 射出圧力: 520Kg/cm2 金型温度: 45℃
【0067】B.メタリック調成形品の評価 実施例1と同様の条件および手順で、ウエルドラインの
評価、二色性の評価、光沢度の測定、アイゾット衝撃強
度の測定および引っ張り強度の測定をそれぞれ行った。
それぞれの結果を表1に示す。表1の結果から理解され
るように、実施例2のメタリック調成形品は、ウエルド
ラインが全く観察されず、また、異なる角度から見た場
合でも、同一の外観を呈していた。さらに、光沢度の値
は95であり、アイゾット衝撃強度の値は116.0で
あり、引っ張り強度の値48MPaであり、それぞれ優
れた値が得られた。
【0068】[実施例3] A.メタリック顔料およびメタリック調成形品の作製 (1)メタリック顔料の作製 光沢粒子として、鱗片状のアルミニウム粉(平均粒子径
60μm)を用い、当該アルミニウム粉を容器内に平板
状に並べた。次いで、アルミニウム粉の上方から、透明
樹脂として、実施例1で使用した架橋アクリル系樹脂を
溶融させた状態で注ぎ込み、アルミニウム粉/アクリル
系樹脂の重量比が85/15の割合になるようにアクリ
ル系樹脂を被覆した。
【0069】次いで、容器内の温度を室温まで冷却後、
アクリル系樹脂が被覆されたアルミニウム粉を取り出し
た。そして、ふるい処理を行い、平均粒子径が50μm
のメタリック顔料を得た。なお、得られたメタリック顔
料の平均形状比(メタリック顔料の最短径を最長径で徐
した値)を、光学顕微鏡を用いて測定したところ、平均
形状比の値は1/4であった。
【0070】(2)メタリック調成形品の作製 全体量を100重量%としたときに、99.3重量%の
AAS樹脂VW8700(日立化成(株)製)に対し
て、得られたメタリック顔料を0.1重量%の割合とな
るように混合し、さらに着色剤H3G(住友化学社製)
を0.6重量%の割合となるように混合して、メタリッ
ク調成形品用組成物を得た。
【0071】次いで、この組成物を、2軸押し出し機を
用いて溶融混練し、長さ1mm程度のペレットとした。
そして、得られたペレットを、下記の条件で加熱成形
し、メタリック調成形品を得た。 ペレット乾燥: 80℃×3時間 シリンダー温度:220℃ 射出圧力: 520Kg/cm2 金型温度: 45℃
【0072】B.メタリック調成形品の評価 実施例1と同様の条件および手順で、ウエルドラインの
評価、二色性の評価、光沢度の測定、アイゾット衝撃強
度の測定および引っ張り強度の測定をそれぞれ行った。
それぞれの結果を表1に示す。表1の結果から理解され
るように、実施例3のメタリック調成形品は、ウエルド
ラインが全く観察されず、また、異なる角度から見た場
合でも、同一の外観を呈していた。さらに、光沢度の値
は97であり、アイゾット衝撃強度の値は112.0で
あり、引っ張り強度の値48MPaであり、それぞれ優
れた値が得られた。
【0073】[比較例1] A.メタリック顔料およびメタリック調成形品の作製 (1)メタリック顔料の作製 メタリック顔料として、鱗片状のアルミニウム粉(平均
粒子径60μm)をそのまま用いた。なお、メタリック
顔料の平均形状比を、光学顕微鏡を用いて測定したとこ
ろ、平均形状比の値は1/4であった。
【0074】(2)メタリック調成形品の作製 全体量を100重量%としたときに、99.3重量%の
AAS樹脂VW8700(日立化成(株)製)に対し
て、メタリック顔料を0.1重量%の割合となるように
混合し、さらに着色剤H3G(住友化学社製)を0.6
重量%の割合となるように混合して、メタリック調成形
品用組成物を得た。
【0075】次いで、この組成物を、2軸押し出し機を
用いて溶融混練し、長さ1mm程度のペレットとした。
そして、得られたペレットを、下記の条件で加熱成形
し、メタリック調成形品を得た。 ペレット乾燥: 80℃×3時間 シリンダー温度:220℃ 射出圧力: 520Kg/cm2 金型温度: 45℃
【0076】B.メタリック調成形品の評価 実施例1と同様の条件および手順で、ウエルドラインの
評価、二色性の評価、光沢度の測定、アイゾット衝撃強
度の測定および引っ張り強度の測定をそれぞれ行った。
それぞれの結果を表1に示す。表1の結果から理解され
るように、比較例1のメタリック調成形品においては、
ウエルドラインが明確に観察され、異なる角度から見た
場合に、明らかに異なる外観を呈していた。
【0077】
【発明の効果】本発明になるメタリック顔料により、ウ
エルドラインが生じず、ウエルドニ色性に優れ、さらに
は光沢度および機械的特性が良好なメタリック調成形品
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ウエルドラインの発生をモデル的に示す図で
ある。
【図2】 本発明のメタリック顔料の構造を概略的に示
す図である。
【符号の説明】
12、26:メタリック顔料 14:溶融樹脂 16:ウエルドライン 18:メタリック調成形品 20:第1の樹脂層 22:第2の樹脂層 24:光沢粒子層

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光沢を有する多面体粒子の少なくとも一
    面に透明樹脂または半透明樹脂を被覆してなるメタリッ
    ク顔料。
  2. 【請求項2】 光沢を有する多面体粒子が、金属粉末、
    硫化ニッケル、硫化コバルト、硫化マンガン、金属酸化
    物、白雲母、黒雲母、合成雲母および二酸化チタン被覆
    雲母からなる群から選択される少なくとも一つである請
    求項1に記載のメタリック顔料。
  3. 【請求項3】 光沢を有する多面体粒子の平均形状比
    を、1/8〜1/1の範囲内の値とした請求項1または
    2に記載のメタリック顔料。
  4. 【請求項4】 光沢を有する多面体粒子の最大径を1〜
    200μmの範囲内の値とした請求項1〜3のいずれか
    1項に記載のメタリック顔料。
  5. 【請求項5】 メタリック顔料中の光沢を有する多面体
    粒子の割合を、透明樹脂または半透明樹脂と光沢を有す
    る多面体粒子との総量に対して、0.5〜99.9重量
    %の範囲内の値とした請求項1〜4のいずれか1項に記
    載のメタリック顔料。
  6. 【請求項6】 透明樹脂または半透明樹脂のガラス転移
    温度を180℃以上の値とした請求項1〜5のいずれか
    1項に記載のメタリック顔料。
  7. 【請求項7】 透明樹脂または半透明樹脂を架橋してな
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載のメタリック顔
    料。
  8. 【請求項8】 透明樹脂または半透明樹脂が、アクリル
    系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリプロ
    ピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリカーボネート
    系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ
    イミド系樹脂、ABS系樹脂、ASA系樹脂、フッ素系
    樹脂、シリコン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系
    樹脂、ウレタン系樹脂、天然ゴム、合成ゴムからなる群
    から選択される少なくとも一つの樹脂である請求項1〜
    7のいずれか1項に記載のメタリック顔料。
  9. 【請求項9】 透明樹脂または半透明樹脂が、シランカ
    ップリング剤、チタンカップリング剤およびアルミニウ
    ムカップリング剤からなる群から選択される少なくとも
    一つのカップリング剤を含有してなる請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載のメタリック顔料。
  10. 【請求項10】 メタリック顔料の最大径を1〜200
    μmの範囲内の値とした請求項1〜9のいずれか1項に
    記載のメタリック顔料。
  11. 【請求項11】 メタリック顔料の外形が四角柱である
    請求項1〜10のいずれか1項に記載のメタリック顔
    料。
  12. 【請求項12】 熱可塑性樹脂100重量部に対して、
    請求項1〜11のいずれか1項に記載のメタリック顔料
    を、0.1〜30重量部含有してなるメタリック調成形
    品用組成物。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のメタリック調成形
    品用組成物を用いて得られるメタリック調成形品。
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