JPH11279476A - 水性ボールペンインキ組成物 - Google Patents
水性ボールペンインキ組成物Info
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- JPH11279476A JPH11279476A JP8091698A JP8091698A JPH11279476A JP H11279476 A JPH11279476 A JP H11279476A JP 8091698 A JP8091698 A JP 8091698A JP 8091698 A JP8091698 A JP 8091698A JP H11279476 A JPH11279476 A JP H11279476A
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Abstract
供給するタイプのボールペンに使用するための水性ボー
ルペンインキであって、顔料と増粘調整剤の均一な分散
系が得られるとともに、経時的に安定な粘性を維持する
ことができる水性ボールペンインクを提供する。 【解決手段】顔料、水および極性溶剤を含む水性ボール
ペンインキ組成物において、HLBが15から19.5
であるポリエチレングリコール・モノ・ステアレート又
はポリエチレングリコール・ジ・ステアレートをインキ
全量に対して1〜10重量%を含有させ、粘度を50〜
2000cps(20℃)に調整した水性ボールペンイ
ンキ組成物。ポリエチレングリコール・モノ・ステアレ
ートおよびポリエチレングリコール・ジ・ステアレート
以外の、HLBが15から19.5であるノニオン系界
面活性剤を粘度安定剤としてインキ全量に対し、 0.
2〜5重量%の範囲で更に含有させることにより、特に
高温条件下での保存安定性を向上させることができる。
Description
インキ組成物に関し、更に詳しくいえば、インキ吸蔵体
中綿やインキ誘導芯を必要としない、インキ収納管から
直接ペン先チップにインキを供給するタイプの水性ボー
ルペンに使用する水性ボールペン用インキ組成物に関す
る。
は、インキ吸蔵体中綿に2〜10cpsのインキを吸収
させ、このインキをインキ誘導芯を通してペン先チップ
に供給し、ボールの回転により紙面に転写する方式が採
用されていた。その後、水性インキを増粘し、油性ボー
ルペンと同様にしてインキ収納管に直接インキを収納
し、インキ収納管からペン先チップへインキが直接供給
される方式にしたものが作られるようになった。
は、例えば特公平7−17872号公報や特公昭64−
8673号公報に記載されているように、キサンタンガ
ム、グァーガム、ローカストビーンガム、セルロース誘
導体などの多糖類が提案されている。また、例えば特開
平8−209055号公報には架橋型アクリル酸重合体
により増粘調整することが記載されている。
タンガムなどの多糖類、ポリアクリル酸などの合成高分
子を使用して粘性を付与したインキにおいては、それら
の増粘調整剤が顔料との親和性に劣るため、均一な分散
系が得られず経時安定性に欠け、長期間保管すると顔料
の沈降や増粘調整剤の分離浮上が生じ、顔料の沈降によ
るペン先チップの目詰まり、増粘調整剤の分離浮上によ
る紙面へのインキ転写量のバラツキが生じてしまうた
め、インキ組成物としては必ずしも満足すべきものでは
なかった。
ルペンインクの欠点を克服し、顔料と増粘調整剤の均一
な分散系が得られるとともに、経時的に安定な粘性を維
持することができる水性ボールペンインクを提供するこ
とを目的としてなされたものである。
ボールペン組成物は、顔料、水および極性溶剤を含む水
性ボールペンインキ組成物において、HLBが15から
19.5であるポリエチレングリコール・モノ・ステア
レート又はポリエチレングリコール・ジ・ステアレート
をインキ全量に対して1〜10重量%を含有させ、粘度
を50〜2000cps(20℃)に調整したことを特
徴とするものである。
レングリコール・モノ・ステアレートおよびポリエチレ
ングリコール・ジ・ステアレート以外の、HLBが15
から19.5であるノニオン系界面活性剤を粘度安定剤
として、インキ全量に対し0.2〜5重量%の範囲で更
に含有させることによって、特に高温条件下での保存安
定性を向上させることができる。
て使用するポリエチレングリコール・モノ・ステアレー
ト又はポリエチレングリコール・ジ・ステアレートは、
HLBが15から19.5であるものを使用する。HL
Bが15より小さいと増粘効果に欠け、所望の粘性を付
与することができず、その結果、ペンを下向きにしたと
きにペン先チップよりインキが吹き出してしまう危険性
がある。一方、HLBが19.5を超えると、均一な分
散系を壊す危険性があるので好ましくない。ポリエチレ
ングリコール・モノ・ステアレート又はポリエチレング
リコール・ジ・ステアレートのHLBは18〜19.5
であることがより好ましい。
ート又はポリエチレングリコール・ジ・ステアレートの
含有量は、インク全量に対し1〜10重量%の範囲とす
る。1重量%より少ないと、均一な分散系は得られるも
のの十分な増粘効果が得られず、また10重量%を超え
て含有させると、均一な分散系は得られるものの高粘性
になり過ぎて、ペン先チップのボールの回転に対するイ
ンキの追従性が悪くなり、ボールが空転してしまう危険
性がある。
ルペンインキに従来から使用されているカーボンブラッ
ク、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料などの無機およ
び有機顔料、またスチレン・アクリロニトリル共重合体
などの樹脂エマルジョンを塩基性染料、油溶染料、蛍光
塩基性染料、蛍光増白剤などで染着した染着顔料がこの
発明においても使用できる。
に従来から一般に使用されているエチレングリコール、
ジエチレングリコール、グリセリンなどの多価アルコー
ル系の溶剤、エチレングリコール・モノ・ブチルエーテ
ルなどのグリコールエーテル系の溶剤がこの発明におい
ても使用できる。
て、一般的に水性ボールペンインキに従来から使用され
ている界面活性剤、防錆剤、防腐剤、pH調整剤など
が、この発明においても必要に応じて適宣選択して使用
することができる。
に、ポリエチレングリコール・モノ・ステアレート又は
ポリエチレングリコール・ジ・ステアレートを増粘調整
剤として使用することによって、分散が均一で長期間安
定なインキを得ることができるが、このインキを高温の
条件下に保管した場合には、経時的にインキの粘度が低
下する傾向が見られる。インキ粘度が低下すると、ペン
を下向きにしたときにペン先チップよりインキが吹き出
してしまうという問題がある。かような問題を抑制する
ために、この発明のインキ組成物に、粘度安定剤として
ポリエチレングリコール・モノ・ステアレート及びポリ
レチレングリコール・ジ・ステアレート以外のノニオン
系の界面活性剤を更に添加することが望ましい。このよ
うな粘度安定剤の添加により、特に高温環境下でのイン
キ粘度の低下を防ぐことができる。なお、粘度安定剤と
して使用できるノニオン系の界面活性剤としては、ポリ
オキシエチレン・アルキルエーテル系やポリオキシエチ
レン・ソルビタン脂肪酸エステル系などが例示できる
が、特にこれに限定されるものではない。
剤のHLBは15から19.5のものが好ましく、HL
Bが15より小さいと粘度安定剤としての効果が期待で
きず、またHLBが19.5を越えると均一な分散系を
壊す危険性があるので好ましくない。またその含有量は
インキ全量に対して、0.2〜5重量%の範囲が好まし
く、0.2重量%より少ない添加では、十分な粘度安定
効果が得られず、一方5重量%を超えて添加する場合に
は、均一な分散系を壊す危険性があるため好ましくな
い。
を詳述する。
順次混合した後、ホモミキサーにて撹拌分散させて、粘
度205cps(20℃、以下同じ)のこの発明のイン
キ組成物を調製した。 カーボンブラック分散液 45.0重量% (“WAカラーブラック”大日精化工業(株)製) グリセリン 20.0重量% ポリエチレングリコール・モノ・ステアレート20%水溶液 (“エマノーン3199”花王(株)製、HLB19.1) 12.5重量% オレイン酸カリウム 0.2重量% 防腐剤(“プロキセルXL−2”ゼネカ社製) 0.1重量% ベンゾトリアゾール(防錆剤) 0.4重量% 水 残部
順次混合した後、ホモミキサーにて撹拌分散させて、粘
度510cpsのこの発明のインキ組成物を調製した。
蛍光黄色樹脂エマルジョン着色顔料 40.0重量% (“ルミコールNKW−2105”日本蛍光化学(株)製) グリセリン 15.0重量% ジエチレングリコール 5.0重量% ポリエチレングリコール・ジ・ステアレート20%水溶液 (“エマノーン3299”花王(株)製、HLB18.3) 15.0重量% ジオクチルスルホコハク酸ソーダ 0.2重量% 防腐剤(“プロキセルXL−2”) 0.1重量% ベンゾトリアゾール(防錆剤) 0.2重量% 水 残部
剤としてポリオキシエチレン・ノニルフェニルエーテル
(“エマルゲン935”花王(株)製、HLB17.
5)を2.0重量%加え、実施例1と同様の方法で粘度
315cpsのこの発明のインキ組成物を調製した。
度安定剤としてポリオキシエチレン・ソルビタン・モノ
・オレート(“レオドールTW−0120”花王(株)
製、HLB15.0)を2.5重量%添加して、実施例
2と同様の方法で粘度560cpsのこの発明のインキ
組成物を調製した。
コール・モノ・ステアレート20%水溶液の代わりに、
キサンタンガム2%水溶液を12.5重量%添加して、
実施例1と同様の方法で粘度250cpsのインキ組成
物を調製した。
コール・ジ・ステアレート20%水溶液の代わりに、キ
サンタンガム2%水溶液を15重量%添加して、実施例
2と同様の方法で粘度490cpsのインキ組成物を調
製した。
コール・モノ・ステアレート20%水溶液の代わりに、
ポリアクリル酸ナトリウム(架橋分岐型)2%水溶液を
12.5重量%添加して、実施例1と同様の方法で粘度
250cpsのインキ組成物を調製した。
性ボールペンインキ組成物について、下記の方法により
分散性、粘度安定性および経時安定性を調べた。得られ
た結果を表1にまとめて示す。
び増粘調整剤の分散状態をみる。 評価 ○ : 顔料、増粘調整剤とも均一に分散している。 △ : 顔料、増粘調整剤の分散に不均一性がみられる。 × : 顔料が凝集する、または増粘調整剤が全く分散しない。
間および4週間保存したときのインキの上方部と下方部
の粘度を、ELD型粘度計を使用し20℃において剪断
速度10S-1で測定する。
内径3.5mmのポリプロピレン製インキ収納管と直径
0.5mmのボールを有するボールペンに、インキを充
填した。このボールペンを、50℃、湿度30%にて3
カ月、および室内(室温、自然湿度)で1年間保存した
後、筆記状態を観察する。 評価 ○ : 変化なし。 △ : 筆記の際のインキの供給量が少なくなる、まはた多くなる。 × : 筆記不能。
・モノ・ステアレート又はポリエチレングリコール・ジ
・ステアレートで増粘調整した実施例1〜4によるこの
発明のインキは、均一な分散系が得られ、顔料の沈降、
増粘調整剤の浮上がなくインキ中で粘度の高低が生じ
ず、経時的にも安定なインキが得られることがわかる。
してノニオン系界面活性剤であるポリオキシエチレン・
ノニルフェニルエーテルを添加した実施例3のインキと
を比較すると、粘度安定剤の添加により、高温保存での
粘度の低下が抑制されていることがわかる。同様に、実
施例2のインキと、これに粘度安定剤としてノニオン系
界面活性剤であるポリオキシエチレン・ソルビタン・モ
ノ・オレートを添加した実施例4のインキとを比較する
と、粘度安定剤の添加により、高温保存での粘度の低下
が抑制されていることがわかる。
レングリコール・モノ・ステアレート又はポリエチレン
グリコール・ジ・ステアレートを増粘調整剤として用い
たこの発明の水性ボールペンインキ組成物は、分散が均
一で、顔料の沈降および増粘調整剤の分離浮上が生じ
ず、経時的にも優れたものである。
ニオン系界面活性剤をさらに添加することにより、高温
保存によるインキ粘度の低下を効果的に抑制することが
できる。
Claims (2)
- 【請求項1】 顔料、水および極性溶剤を含む水性ボー
ルペンインキ組成物において、HLBが15から19.
5であるポリエチレングリコール・モノ・ステアレート
又はポリエチレングリコール・ジ・ステアレートをイン
キ全量に対して1〜10重量%を含有させ、粘度を50
〜2000cps(20℃)に調整したことを特徴とす
る水性ボールペンインキ組成物。 - 【請求項2】 ポリエチレングリコール・モノ・ステア
レートおよびポリエチレングリコール・ジ・ステアレー
ト以外の、HLBが15から19.5であるノニオン系
界面活性剤を粘度安定剤としてインキ全量に対し、
0.2〜5重量%の範囲で更に含有させたことを特徴と
する請求項1記載の水性ボールペンインキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8091698A JP3716609B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 水性ボールペンインキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8091698A JP3716609B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 水性ボールペンインキ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11279476A true JPH11279476A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3716609B2 JP3716609B2 (ja) | 2005-11-16 |
Family
ID=13731737
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8091698A Expired - Lifetime JP3716609B2 (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 水性ボールペンインキ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3716609B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002235025A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-23 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン用水性インキ組成物 |
| JP2008115206A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Pentel Corp | ボールペン用水性インキ組成物 |
| JP2011068905A (ja) * | 2010-12-06 | 2011-04-07 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン用水性インキ組成物 |
| WO2011044007A1 (en) * | 2009-10-06 | 2011-04-14 | Amcol International Corp. | Viscosity modified alcohols |
| JP2013185028A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Seiko Epson Corp | 耐水化アルミニウム顔料分散液及びその製造方法、並びに水性インク組成物 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8091698A patent/JP3716609B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002235025A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-23 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン用水性インキ組成物 |
| JP2008115206A (ja) * | 2006-10-31 | 2008-05-22 | Pentel Corp | ボールペン用水性インキ組成物 |
| WO2011044007A1 (en) * | 2009-10-06 | 2011-04-14 | Amcol International Corp. | Viscosity modified alcohols |
| JP2011068905A (ja) * | 2010-12-06 | 2011-04-07 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン用水性インキ組成物 |
| JP2013185028A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Seiko Epson Corp | 耐水化アルミニウム顔料分散液及びその製造方法、並びに水性インク組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3716609B2 (ja) | 2005-11-16 |
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