JPH11279650A - レール頭部空冷装置 - Google Patents

レール頭部空冷装置

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JPH11279650A
JPH11279650A JP8643698A JP8643698A JPH11279650A JP H11279650 A JPH11279650 A JP H11279650A JP 8643698 A JP8643698 A JP 8643698A JP 8643698 A JP8643698 A JP 8643698A JP H11279650 A JPH11279650 A JP H11279650A
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JP
Japan
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air
rail
rail head
cooling device
wind pressure
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Application number
JP8643698A
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English (en)
Inventor
Masabumi Demura
正文 出村
Hiroaki Maeda
洋明 前田
Atsushi Toda
淳 戸田
Akihiko Tsuji
昭彦 辻
Yukio Sato
幸雄 佐藤
Risaburo Suzuki
理三郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Railway Technical Research Institute
West Japan Railway Co
Mi Ne Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Railway Technical Research Institute
West Japan Railway Co
Mi Ne Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レール敷設現場での空冷処理において、レール
形状にかかわらず風圧を一定とし、レール端頭部での均
一な空冷処理を行うことができるレール頭部空冷装置を
得る。 【解決手段】入力電源により駆動される圧縮空気発生手
段10と、レール頭部を囲む三面に配置されレール側に
多孔噴射面を有する空気導入管とを具備するレール頭部
空冷装置であって、レール頭部の上面側に位置する空気
導入管31に突起部36を形成することにより、レール
頭部周囲と空気導入管との間に空気送風空間を形成可能
とする一方、前記空気導入管内の風圧値を検知する風圧
計60と、圧縮空気発生手段を駆動する入力電源の駆動
電圧を調整する電源調整手段50とを有し、この電源調
整手段は、設定された風圧値と風圧計60で検知された
風圧値とを比較し、空気導入管内の風圧値が設定風圧値
となるように駆動電圧を制御する制御部53を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道線路における
レール端頭部の焼き入れ処理で行われる空冷のための装
置に関し、特に、レール敷設現場において、風圧が一定
条件のもとでレール頭部の空冷を行うことができるレー
ル頭部空冷装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道線路に使用されるレールにおいて
は、レール端部から約150mmの範囲の端頭部を焼き
入れすることにより、硬さを改善してレールの耐久性の
向上(レール寿命の延命)を図る焼き入れ処理が従来か
ら行われている。この焼き入れ処理を行うための装置
は、図10に示すように、火炎焼き入れバーナーで加熱
を行う定置式の加熱装置100と、圧縮空気で強制空冷
を行う空冷装置200と、複数の横送りローラー301
から成るレール搬送手段300とから構成されている。
加熱装置100は、火炎を噴射する火炎焼き入れバーナ
ー101と、高圧ガスを供給するガス供給装置102と
で構成されている。空冷装置200は、圧縮空気噴射口
201と、圧縮空気発生装置202とで構成されてい
る。また、火炎焼き入れバーナーに代えて高周波誘導加
熱炉が、ガス供給装置に代えて高周波発生装置がそれぞ
れ使用される加熱装置を用いることもできる。
【0003】上記装置を利用して焼き入れ処理を行う場
合、先ず、レール搬送手段300のローラ301上にレ
ール400を載置し、ローラ301の回転駆動によりレ
ール端頭部401が火炎バーナー101の下方位置にな
るように設定する。続いて、レール頭部のレール端面4
02から長さ約150mmの範囲(加熱範囲)のレール
頭部表面について、火炎バーナー101で加熱して約1
000度まで昇温させる。なお、レール端面402に
は、火炎バーナー101での加熱によるレール端部の頭
部角部の過熱溶損防止のため、保護板500を当接させ
て熱を逃すようにしている。
【0004】次に、ローラ301の駆動によりレール端
頭部401が空冷装置の下方に位置するようにレール長
手方向に送られる。そして、空冷装置200の圧縮空気
噴射口201からの空気がレール端頭部401の前記加
熱範囲のレール頭部表面に噴射され、加熱範囲部分を強
制空冷して焼き入れを行い、レールの端頭部401の硬
度を改善することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置によるレール端頭部の焼き入れ処理での空冷によれ
ば、レール400を横方向(長手方向)に移動させて行
われるので、大掛かりな装置となり定置式の装置となら
ざるを得なかった。したがって、レール製造の最終段階
のレール(敷設前のレール)に対してレール製造工場に
おいて焼き入れ処理を行い、端焼きレールとして出荷す
ることが一般に行われていた。
【0006】一方、鉄道線路におけるレール敷設場所が
カーブ区間であるような場合、レール継目部の位置を左
右で揃えるため、敷設現場においてどちらかのレール端
部を切断して敷設するような状況が生じ、端焼きレール
の焼き入れ部分を除去しなければならないため、レール
製造工場での焼き入れ処理が無駄となり、レール寿命が
低下してしまうという問題点があった。すなわち、従来
のレール端頭部焼き入れ装置では、敷設されたレールま
たは敷設現場でレール端頭部の焼き入れ(加熱及び空
冷)処理を行うことができなかった。
【0007】また、焼き入れ処理における空冷では、レ
ール表面に噴射される風圧により冷却速度が変動し、均
一な表面硬さを得ることに大きく影響を及ぼすことが知
られている。上記レール端頭部焼き入れ装置では、新品
レールについてだけ焼き入れ処理が行われるので、レー
ル頭部の形状が一定であり、空冷装置200で発生させ
る圧縮空気の空気圧を一定とすれば、圧縮空気噴射口2
01での風圧も一定となるので、特に空気圧を変化させ
る必要がなかった。
【0008】しかしながら、中古レールについて焼き入
れ処理を行うような場合、図9に示すように、レール頭
部の車輪接触側での偏磨耗でレール形状が変化する場合
が発生し、レール面での空気の跳ね返りにより風圧が一
定でなくなる。その結果、従来の空冷装置を使用した場
合、冷却能が低下し、均一な硬度が得られないという問
題が発生することが予想される。
【0009】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、敷設現場において空冷処理が可能とするととも
に、レール頭部の形状が変形した中古レールの空冷処理
についても、冷却能の均一化が可能なレール頭部空冷装
置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1のレール頭部空冷装置は、入力電源により駆動
される圧縮空気発生手段と、レール頭部を跨ぐ形状の空
気噴射手段とを有するレール頭部空冷装置であって、次
の構成を含むことを特徴としている。前記空気噴射手段
は、レール頭部を囲む三面にそれぞれ位置する互に連通
する空気導入管と、各空気導入管のレール側に形成され
た多孔噴射面と、から構成されている。レール頭部の上
面側に位置する空気導入管に突起部を形成することによ
り、レール頭部周囲と各空気導入管との間に空気送風空
間を形成可能としている。そして、前記空気導入管内の
風圧値を検知する測定手段を設けている。
【0011】請求項2は、請求項1に記載のレール頭部
空冷装置において、圧縮空気発生手段を駆動する入力電
源の駆動電圧を調整する電源調整手段を設けたことを特
徴としている。
【0012】請求項3は、請求項2に記載のレール頭部
空冷装置において、前記電源調整手段は、設定された風
圧値と測定手段で検知された風圧値とを比較し、空気導
入管内の風圧値が設定風圧値となるように駆動電圧を制
御する制御部を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項4は、請求項1に記載のレール頭部
空冷装置において、レール頭部の側面両側に位置する各
空気導入管に、互に対向するように凸部をそれぞれ形成
したことを特徴としている。
【0014】本発明のレール頭部空冷装置によれば、レ
ール頭部の上面側に位置する空気導入管に突起部を形成
することにより、レール頭部を跨ぐように載置した場合
に、レール頭部周囲と各空気導入管との間に空気送風空
間が形成され、この空気送風空間に圧縮空気発生手段か
らの圧縮空気が多孔噴射面を介して送られてレール頭部
を冷却する。この際に、空気導入管内に風圧値の測定手
段を設けているので、空気導入管内の風圧値を検知して
入力電源の駆動電圧を調整し、圧縮空気発生手段からの
圧縮空気による風圧が一定圧となるように調整すること
が可能となる。
【0015】また、レール頭部の側面両側の各空気導入
管の内側に設けた凸部により、レール頭部に対して空冷
装置の水平面方向での動きが規制され、レール頭部に対
して空冷装置を最適な位置に固定することができるとと
もに、レール頭部の両側での空気送風空間の体積を同じ
にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係るレール頭部空冷装置
の実施の形態の一例について、図面を参照しながら説明
する。図1はレール頭部空冷装置の正面説明図、図2は
レール頭部空冷装置の側面説明図、図3はレール頭部空
冷装置の空気噴射手段の側面説明図、図4はレール頭部
空冷装置における空気噴射手段の鉛直面での縦断面説明
図、図5はレール頭部空冷装置における空気噴射手段の
底面説明図、図6はレール頭部空冷装置における電源調
整手段のブロック図、図7は空冷装置をレール頭部に載
置した場合の正面説明図、図8は空冷装置をレール頭部
に載置した場合の側面説明図である。
【0017】レール頭部空冷装置は、本体1と、この本
体1内に配置され入力電源により駆動される圧縮空気発
生手段10と、本体1の下方面に装着されレール頭部を
跨ぐ形状の空気噴射手段30と、を有して構成されてい
る。そして、空気噴射手段30がレール頭部を跨ぐよう
に、空冷装置がレール頭部上に設置されるよう構成して
いる。
【0018】本体1は、内部に空間が形成されている方
形状箱体から成り、側面部2に圧縮空気発生手段10に
対して入力電源の供給及び遮断を行うための空冷開始ス
イッチ3及び空冷終了スイッチ4、圧縮空気発生手段1
0への過電圧供給を検知して電源を遮断する電源ブレー
カ5が設けられている。この本体1は、加熱されて赤熱
したレール頭部の表面からの輻射熱に十分耐えることが
できる強度を有する材料、例えば鋼製で構成されてい
る。
【0019】本体1内には、圧縮空気発生手段10とし
て、複数(この例の場合は4つ)の圧縮空気発生装置
(ブロアー)が装着されている。圧縮空気発生装置10
は、モータの回転により駆動される送風機を有してお
り、入力電源による駆動電圧を変化することによりモー
タの回転速度が変化し、送風力(風圧)が変化する。そ
して、これら各圧縮空気発生装置10は、駆動電圧を調
整する電源調整手段50に接続され、この電源調整手段
50にはケーブルコード6を介して外部入力電源が供給
されるようになっている。
【0020】電源調整手段50は、図6のブロック図に
示すように、各圧縮空気発生装置10を駆動する入力電
源からの電圧値(駆動電圧)を調整するものであり、所
望の風圧値の設定を行うための風圧設定部51と、空冷
中の風圧値と設定風圧値とを比較する比較部52と、こ
の比較部52からの信号を受けて設定風圧値が得られる
ように入力電源からの電圧値を変圧して各圧縮空気発生
装置10を駆動する制御部53とを有している。
【0021】空気噴射手段30は、レール頭部の上方位
置にレール面と対向するように配置される上部空気導入
管31と、レール頭部の両側面部に対向するように配置
される側部空気導入管32,33とを有することによ
り、レール頭部を囲む三面にそれぞれ空気噴射面31
a,32a,33aを位置させ、レール頭部を跨ぐ形状
で構成されている。各空気導入管はレールに沿った方向
に細長い形状となっており、長手方向の長さL1は、レ
ール焼き入れ領域(加熱部領域)の長さに等しい150
mm程度の長さとなっている。そして、空気噴射手段3
0(空気導入管)の一端側が本体端面と一致し、空気導
入管の他端側が本体中央部より少し外側に位置するよう
に、本体1の下方に装着されている(図2参照)。
【0022】一方、長手方向に直交する方向における側
部空気導入管32,33の幅L2は、図7に示すよう
に、複数本のレール400の下部を密接させて置いた場
合にも、レール頭部上に配置可能(レール頭部同士の間
に生じる隙間に挿入可能)な長さとしている。
【0023】上部空気導入管31には、本体内の中央付
近に装着された2つの圧縮空気発生装置10a,10b
からの空気を流入させる各空気流入管11a,11bが
接続され、また、各側部空気導入管32,33には、各
圧縮空気発生装置10c,10dからの空気を流入させ
る空気流入管11c,11dがそれぞれ接続されている
(図1及び図4参照)。上部空気導入管31と各側部空
気導入管32、33とは、図4及び図5に示すように、
導入管内が互に連通するよう連結管34,34により接
続され、各空気導入管31,32,33内での風圧が同
じ値になるようにしている。なお、図4は図5のA−A
線断面に対応し、図5は図4の矢印方向からみた空気噴
射手段30を示している。
【0024】上部空気導入管31及び側部空気導入管3
2の空気噴射面31a,32a,33aには多数の孔3
5が穿孔されて多孔噴射面を形成し、この部分より圧縮
空気が一斉にレール側へ噴射するようになっている。
【0025】また、上部空気導入管31の長手方向の両
端部には、それぞれ一対の突起部36が形成されてい
る。そして、各側部空気導入管32,33の長手方向の
両端部には、互に対向する位置にそれぞれ凸部37が形
成されている。
【0026】これらの突起部36及び凸部37が存在す
ることにより、レール頭部に空気噴射手段30を配置す
る場合に、レール頭部周囲と各空気導入管との間に空気
送風空間40が常に形成されるようになっている。ま
た、各側部空気導入管32,33の空気噴射面の両端側
の互に対向する位置に凸部37が形成されることによ
り、レール頭部に空気噴射手段30を配置する場合に、
レール頭部に対して空気噴射手段30の水平面方向での
動きが規制され、レール頭部に対して空気噴射手段30
を常に最適な位置に固定することができる。更に、各側
部空気導入管32,33の空気噴射面32a,33aの
対向する位置での凸部37の存在により、レール頭部の
側面両側での空気送風空間40の体積を同じにすること
ができる。
【0027】上部空気導入管31の端部側には、パイプ
38及びエルボ39が接続され、エルボ端に風圧計(測
定手段)60が装着されている。風圧計60は、空気導
入管31,32,33の風圧値に等しいエルボ39内の
風圧値を機械的に測定するものである。風圧計60の表
示部は本体1正面に設けられた孔部7から観察できるよ
うになっている。風圧計60には、針の動きを検出して
空気導入管内の風圧値を電気信号に変換する信号変換器
61が装着され、信号変換器61からの信号は電源調整
手段50の比較部52へ出力される(図6)。電源調整
手段50の制御部53では、風圧値に対応する電気信号
とを比較した信号を受けて、空気導入管内の風圧が一定
となるように圧縮空気発生装置10の駆動電圧を自動的
に補正して調整する。
【0028】上記例では、風圧を検知する測定手段(風
圧計60)を機械的なものとしたが、風圧を電気的に検
知する風圧センサを空気導入管内に装着し、風圧センサ
からの電気的な信号が直接電源調整手段50の比較部5
2へ入力される構成であってもよい。
【0029】空気噴射手段30の風圧計装着側の端面に
は、鉛直方向に一対の貫通孔を有するガイド部70が固
定され、このガイド70部に本体内を上下に貫通する固
定具80の先端側のY字部分81が挿入するようになっ
ている。そして、固定具80のY字部分81は、レール
頭部を挟む程度の間隔に設定されており、前記凸部37
とあいまってレール頭部上での空気噴射手段30の載置
位置がずれることを防止するものである。
【0030】上述したレール端部空冷装置は、本体内に
電源調整手段50を装着しているが、各圧縮空気発生装
置10に対してケーブルコードを介して接続する電源調
整手段を本体の外部に設置してもよい。この場合、電源
調整手段は、例えばスライダック(単巻可変変圧器)を
使用し、風圧計の風圧値を表示部で目視して手動でスラ
イダックのレバーを動かすものであってもよい。
【0031】次に、このレール頭部空冷装置の使用方法
について説明する。先ず、レール端頭部付近を焼き入れ
するための加熱処理を行う。この処理は、レールの敷設
現場で施工が可能なコンパクトな装置により、レール端
頭部の所望領域について、加熱バーナーの火炎で均一に
加熱することにより行われる。この場合、レール敷設現
場で焼き入れ処理の対象となるレールは、新品レールだ
けでなく、使用された再使用レールであってもよい。
【0032】レール端頭部の所望領域の加熱処理の後、
この部分に空冷処理を施して硬度の改善が行われる。す
なわち、レール端頭部の所望領域が空気噴射手段30の
空気導入管の空気噴射面と重なるように、レール頭部空
冷装置をレール400の頭部に載置し、固定具80を降
ろしてレール側面をY字部分81で挟んで、装置本体を
レール頭部に固定する(図7及び図8)。このとき、空
気噴射面31a,32a,33aに設けられた突起部3
6及び凸部37と固定具80により、レール400に対
して空冷装置の水平面方向での移動が規制され、レール
頭部と空気噴射面との間に略一定距離の空気送風空間4
0を存在させることができる。
【0033】次に、電源調整手段50のダイヤルレバー
(風圧設定部51)により、これから空冷を行うレール
に適した所望の風圧値を設定する。続いて、本体側面に
装着した空冷開始スイッチ3を押し、各圧縮空気発生装
置10に入力電源からの駆動電圧を印加して送風機のモ
ーターを駆動させて圧縮空気を発生させ、各空気流入管
11a,11b,11c,11dを介して各空気導入管
31,32,33へ送る。各空気導入管へ送られた空気
は、空気噴射面31a,32a,33aの多孔からレー
ル面側へ噴射される。このとき、圧縮空気による空気導
入管内の風圧は風圧計60で検出され、その値は風圧計
の表示部で表示されるとともに、信号変換器61を介し
て電気信号として電源調整手段50の比較部52へ出力
されている。
【0034】ここにおいて、圧縮空気による風圧はレー
ル頭部の形状によって変動する。例えば、圧縮空気発生
装置10を同一電圧で駆動しても、空気噴射面31a,
32a,33aから噴射される圧縮空気の風圧は、レー
ル頭部に空冷装置を置いた時の方が、空冷装置を置かな
い時(レールがない時)より増加する。これは、レール
頭部表面からの圧縮空気の跳ね返り反力の影響を空気噴
射面の多孔が受けるためである。
【0035】同様に、中古レールの場合、図9に示すよ
うに、頭部の車輪接触側に偏磨耗が生じており、中古レ
ール頭部に空冷装置を載置した場合、空気導入管31,
32,33の空気噴射面31a,32a,33aとレー
ル表面とが離れてレール表面からの跳ね返り反力が少な
くなり、空気導入管内での風圧が低下する現象が起こ
る。空気導入管内での風圧が低下すると、空気噴射面3
1a,32a,33aの多孔の一つの孔当りの冷却能が
低下し、焼き入れ硬さが低下する。
【0036】上記空冷装置による場合、レール頭部の形
状によって圧縮空気による風圧が変動しても、電源調整
手段50(制御部53)においては、設定風圧との比較
が常時行われ設定風圧になるように入力電源からの駆動
電圧が調整されているので、レール面側での風圧は常に
一定の設定風圧となる。すなわち、頭部に偏磨耗がある
中古レールの焼き入れ処理の空冷を行う場合、空気導入
管の空気噴射面31a,32a,33aとレール表面が
離れてレール表面に噴射される圧縮空気の風圧低下が招
来される時においても、電源調整手段50により圧縮空
気発生装置10への駆動電圧を制御することにより、一
定風圧の圧縮空気をレール表面に噴射して新品レールと
同様の冷却速度を与えて、均一な表面硬さを得ることが
可能となる。
【0037】また、各側部空気導入管32,33の空気
噴射面32a,33aの対向する位置での凸部37の存
在により、レール頭部の側面両側での空気送風空間40
の体積を同じにすることができ、レール側面に対して同
一の冷却速度を与えて、均一な表面硬さを得ることが可
能となる。
【0038】上記構造のレール頭部空冷装置を使用する
ことにより、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、持ち運び可能なコンパクトなレール頭部空冷
装置を使用してレール焼き入れでの空冷処理を行うこと
により、敷設現場の線路脇での空冷処理や、従来不可能
であった敷設したままのレールについての焼き入れ及び
空冷処理を小人数で短時間で且つ確実に施工でき、これ
らのレールについてレール寿命の延伸を図ることができ
る。その結果、鉄道線路の保守費の軽減を図ることがで
きる。
【0039】また、カーブ区間では継目部の位置を左右
で揃えるため、どちらかのレール端部を切断して敷設す
ることが行われていたため、工場で端頭部の焼き入れを
行ったレールでも焼き入れ部分を除去しなければなら
ず、レール寿命が低下してしまう場合があったが、上記
構造の空冷装置を使用することにより敷設現場で焼き入
れに続く空冷処理が可能となるので、このような場合に
おいてもレール切断後にレール寿命を延伸させる焼き入
れ及び空冷処理を行うことができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のレール頭部空冷装置によれば、
レール頭部の上面側に位置する空気導入管に突起部を形
成することにより、レール頭部を跨ぐように載置した場
合に、レール頭部周囲と各空気導入管との間に空気送風
空間が形成され、この空気送風空間に圧縮空気発生手段
からの圧縮空気が多孔噴射面を介して送られてレール頭
部を冷却するので、レール敷設現場で使用可能なコンパ
クトな装置とすることができる。
【0041】空気導入管の風圧を検知する測定手段を設
けているので、風圧が一定圧となるように圧縮空気発生
手段への駆動電圧を変化させて送風力を調整することが
可能となり、レールの焼き入れの際に行われる空冷処理
において、レール形状にかかわらず一定の冷却速度を与
えて、均一な表面硬さを得ることが可能となる。
【0042】また、レール頭部の側面両側の各空気導入
管の内側に設けた凸部により、レール頭部の両側での空
気送風空間の体積を同じにすることができ、レール側面
に対して同一の冷却速度を与えて、均一な表面硬さを得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレール頭部空冷装置の実施形態の
一例を示す正面説明図である。
【図2】同上のレール頭部空冷装置の側面説明図であ
る。
【図3】レール頭部空冷装置の空気噴射手段の側面説明
図である。
【図4】レール頭部空冷装置における空気噴射手段の鉛
直面での縦断面説明図である。
【図5】レール頭部空冷装置における空気噴射手段の底
面説明図である。
【図6】レール頭部空冷装置における電源調整手段のブ
ロック図である。
【図7】レール頭部空冷装置をレール頭部に載置した場
合の正面説明図である。
【図8】レール頭部空冷装置をレール頭部に載置した場
合の側面説明図である。
【図9】中古レールの断面説明図である。
【図10】従来、焼き入れ処理に使用されている定置式
の加熱装置及び空冷装置の構成説明図である。
【符号の説明】
1…本体、 3…空冷開始スイッチ、 10…圧縮空気
発生装置(圧縮空気発生手段)、 11…空気流入管、
30…空気噴射手段、 31…上部空気導入管、 3
2,33…側部空気導入管、 34…連結管、 35…
孔部、 36…突起部、 37…凸部、 50…電源調
整手段、 51…風圧設定部、 52…比較部、 53
…制御部、 60…風圧計(測定手段)、 61…信号
変換器、100…加熱装置、 200…空冷装置、 3
00…レール搬送手段、 400…レール、 401…
レール端頭部、 402…レール端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 洋明 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 戸田 淳 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 辻 昭彦 大阪府大阪市北区芝田二丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 佐藤 幸雄 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 鈴木 理三郎 福岡県古賀市駅東4丁目1番1号 株式会 社峰製作所技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電源により駆動される圧縮空気発生手
    段と、レール頭部を跨ぐ形状の空気噴射手段とを有する
    レール頭部空冷装置であって、 前記空気噴射手段は、レール頭部を囲む三面にそれぞれ
    位置し互に連通する空気導入管と、各空気導入管のレー
    ル側に形成された多孔噴射面と、から構成し、 レール頭部の上面側に位置する空気導入管に突起部を形
    成することにより、レール頭部周囲と各空気導入管との
    間に空気送風空間を形成可能とする一方、 前記空気導入管内の風圧値を検知する測定手段を設けた
    ことを特徴とするレール頭部空冷装置。
  2. 【請求項2】圧縮空気発生手段を駆動する入力電源の駆
    動電圧を調整する電源調整手段を設けた請求項1に記載
    のレール頭部空冷装置。
  3. 【請求項3】前記電源調整手段は、設定された風圧値と
    測定手段で検知された風圧値とを比較し、空気導入管内
    の風圧値が設定風圧値となるように駆動電圧を制御する
    制御部を備えた請求項2に記載のレール頭部空冷装置。
  4. 【請求項4】レール頭部の側面両側に位置する各空気導
    入管に、互に対向するように凸部をそれぞれ形成した請
    求項1に記載のレール頭部空冷装置。
JP8643698A 1998-03-31 1998-03-31 レール頭部空冷装置 Pending JPH11279650A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103614534A (zh) * 2013-10-17 2014-03-05 中铁宝桥集团有限公司 钢轨淬火机床专用控风喷风装置及控风喷风方法
CN112323552A (zh) * 2020-10-30 2021-02-05 安徽辉瑞轨道智能设备有限公司 一种适用于各类型打磨设备的钢轨打磨角度编组方法
CN116536983A (zh) * 2023-06-05 2023-08-04 中南大学 一种高速铁路无缝线路移动式钢轨降温装置

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