JPH11279818A - 滑り止め加工ゴム製手袋 - Google Patents
滑り止め加工ゴム製手袋Info
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Abstract
め効果を有するゴム製手袋を提供すること。 【解決手段】 ゴム粉末を含有する滑り止め層を少なく
とも手の平(掌)面に有するゴム製手袋において、滑り
止め層は該ゴム製手袋と同質のゴム状重合体をバインダ
ーとして又はバインダーを用いずにゴム粉末が手袋の該
表面に接着されてなり、ゴム粉末は粒度が10〜100
メッシュで、メチルエチルケトン不溶解分が少なくとも
30重量%、且つ、該ゴム粉末を構成する重合体と手袋
を構成するゴム状重合体との溶解度パラメーターの差が
1.0以下であることを特徴とする滑り止め加工ゴム製
手袋。
Description
果を有するゴム製手袋に関するものである。
て製造されたゴム製手袋が従来から使用されているが、
特にニトリル系ゴムラテックスを用いたゴム製手袋は、
耐薬品性と耐摩耗性が優れていることから、家庭用、農
業用あるいは水産漁業用等として広く使用されている。
しかしながら、このゴム製手袋の表面は滑らかで、重量
物や油脂等を取り扱う作業に使用した場合には滑り易く
危険であることから改良が要望されている。
種々の方法が提案されており、例えば、特開平4−33
3604号公報には粒径が0.1mmのポリウレタン
(素姓は記載がなく不明)や塩化ビニル樹脂の粉末を手
袋表面に付着させて滑り止め効果を発現させようとする
方法開示されている。しかし、この方法では、粉末の付
着力が弱く、重量物の取り扱いを繰り返し行うと粉末が
剥がれ、滑り止め効果が失われるという問題があった。
6−340758号公報には、手袋表面に高分子凝集剤
を含有するゴムラテックスを塗布することで手袋の表面
に微細な凹凸を形成させ、これにより滑り止め効果を得
ようとする方法が開示されている。しかし、この方法で
は、手袋の表面に設けられた凹凸が微細であり、滑り止
め効果が小さいために、重量物を持ち上げる際に滑って
重量物が落下する危険性があった。
みてなされたものであり、本発明の目的は優れた滑り止
め効果を有するゴム製手袋を提供することである。本発
明者は上記目的を達成すべき鋭意検討した結果、特定の
粒度及び溶液特性を有し、且つ、溶解度パラメーターが
特定の範囲のゴム粉末を含有する滑り止め層を形成する
ことで目的が達せられることを見出し、本発明を完成し
た。
ば、ゴム粉末を含有する滑り止め層を少なくとも手の平
(掌)面に有するゴム製手袋において、滑り止め層は該
ゴム製手袋と同質のゴム状重合体をバインダーとして又
はバインダーを用いずにゴム粉末が手袋の該表面に接着
されてなり、ゴム粉末は粒度が10〜100メッシュ
で、メチルエチルケトン不溶解分が少なくとも30重量
%、且つ、該ゴム粉末を構成する重合体と手袋を構成す
るゴム状重合体との溶解度パラメーターの差が1.0以
下であることを特徴とする滑り止め加工ゴム製手袋が提
供される。
て本発明を更に詳細に説明する。本発明のゴム製手袋
は、ゴム粉末を有する滑り止め層が少なくとも手袋の手
の平(掌)側の表面に形成された手袋である。ゴム製の
手袋は、通常、手の形状に形成された木型あるいはアル
ミ型等の成形型を、手袋製造用の各種配合剤が添加され
たゴムラテックス組成物に浸漬し、所定時間浸漬後に成
形型を引き上げ、所定の乾燥厚さとなるように余分なラ
テックス組成物を流下させ、乾燥及び加硫することで製
造される(直接浸漬法)。又、上記のゴムラテックス組
成物に感熱凝固剤を添加し、このラテックス組成物に加
熱した成形型を浸漬し、成形型に付着したラテックス組
成物をゲル化させ、以下の工程は上記と同様にして手袋
を製造する方法(感熱浸漬法)や凝固浸漬法等の方法も
用いられている。又、手袋の脱着を容易にしたり、手触
りを良くする等のために、成形型に繊維製の手袋を被せ
て手袋を製造することも行われている。
特に限定されず、従来公知の方法はいずれも使用可能で
ある。又、本発明においては、ゴム製手袋を製造するた
めに使用されるゴム状重合体ラテックスは、ゴム製手袋
に要求される性能(用途)に応じ、それぞれ適した該ラ
テックスを使用すればよく、該ラテックスの種類は特に
限定されない。耐油性が要求される用途には、例えば、
ニトリル系(アクリロニトリルーブタジエン系共重合ゴ
ム)ラテックス、アクリレート系ゴムラテックス等が、
一般的な用途には、例えば、天然ゴムラテックス、ポリ
イソプレンゴムラテックス、クロロプレンゴムラテック
ス、スチレン−ブタジエン系共重合ゴムラテックス等が
使用される。
れるゴム粉末は、粒度が10〜100メッシュである。
粒度が10メッシュ未満では手袋表面への接着性が不十
分となり、粒度が100メッシュを超えると滑り止め効
果は不十分となり好ましくない。好ましい粒度は20〜
80メッシュである。又、本発明で使用するゴム粉末
は、そのメチルエチルケトン(MEK)不溶解分が少な
くとも30重量%であり、30重量%未満ではゴム粉末
が薬品や油を吸収して膨潤し易くなり、又、柔らかくて
摩耗し易く、更に滑り止め効果も不十分となり好ましく
ない。好ましいMEK不溶解分は50〜80重量%であ
る。
粉末を構成するゴム状重合体の溶解度パラメーター(So
lubility Parameter: δ)値(以下では、SP値とい
う。)とゴム製手袋を構成するゴム状重合体のSP値と
の差が1.0以下のものである。SP値の差が1.0を
超えるとゴム粉末の手袋表面への接着が不十分となり、
脱落し易くなり好ましくない。好ましいSP値の差は
0.5以下(0の場合も含まれる)である。尚、本発明
におけるSP値はスモール(Small)の方法(P.A.Small,
J.Appl.Chem.,vol.3,71(1953))によって下記式から計算
で求めた値である。
(cal0.5/cm1.5) V:単量体のモル容積(cm3/mol)=M/ρ M:単量体のグラム分子量 ρ:ポリマーの密度(cm3/g)
単量体単位についてSP値を求め、各SP値にそれぞれ
の単量体単位の重量分率を掛けて、それらを合計して求
める。その際、Vはそれぞれの単量体のホモポリマーの
モル容積である。又、ゴム粉末又は手袋を構成するゴム
状重合体が複数の種類の重合体の混合物からなる場合
は、各成分重合体のSP値を求め、各SP値にそれぞれ
の重合体の重量分率を掛けて、それらを合計して求め
る。
を満足するものであれば、重合体の種類は特に制限され
ない。このようなゴム粉末を含有する滑り止め層を手袋
の手の平(掌)側(指も含まれる)の表面に形成するに
は、ゴム粉末を分散させたバインダーラテックスを手袋
の該表面に塗布する方法、該バインダーラテックスに乾
燥前あるいは加硫前の手袋を浸漬する方法、乾燥前の手
袋の該表面にゴム粉末を散布する方法等が用いられる
が、滑り止め層を形成する方法は特に限定されるもので
はない。
バインダーラテックスとしては、手袋を構成するゴム状
重合体ラテックスを使用することが滑り止め層と手袋と
が一体に形成されるので好ましい。尚、異なる種類の重
合体ラテックスを用いて複数層からなる手袋を形成する
場合には、バインダーラテックスとしては最外層を形成
する重合体ラテックスを使用する。バインダーラテック
スに分散させるゴム粉末の量は、該ラテックスのゴム状
重合体100重量部に対して5〜50重量部が好まし
い。5重量部未満では滑り止め効果が少なく、50重量
部を超えると手袋の柔軟性が低下しがちとなり好ましく
ない。更に好ましくは10〜30重量部である。
に制限されないが、0.1〜2mm程度が好ましい。滑
り止め層が厚くなり過ぎると、滑り止め効果と手袋の柔
軟性が低下しがちとなり、滑り止め層が薄くなり過ぎる
と、わずかな外力でゴム粉末が脱落し易くなり、手袋の
滑り止め効果も不十分となる。更に好ましくは0.15
〜1.5mmである。
て滑り止め層を形成する場合には、手袋の表面層が滑り
止め層を兼ねることから、滑り止め層を形成しない場合
よりも上記の滑り止め層の厚さに該当する分だけ予め厚
く手袋を形成しておくことが好ましい。又、ゴム粉末の
散布量は、滑り止め効果が得られるためには手の平
(掌)側の表面の少なくとも1/3が覆われる量が好ま
しく、更に好ましくは1/2以上が覆われる量である。
本発明においてはゴム粉末の散布方法は、手袋の上記の
範囲が均一に覆われる方法であればいずれの方法でもよ
く特に制限されない。例えば、振動スクリーンからゴム
粉末を落下させ、その下を手袋の該当面を該スクリーン
に対向させて通過させる方法、エアーガンでゴム粉末を
吹き付ける方法等が挙げられる。ゴム粉末が散布された
手袋を加硫することによって滑り止め層を有するゴム製
手袋が製造される。
テックス組成物を用いて滑り止め層を形成する方法につ
いて説明する。ゴム製手袋を製造するためには、通常、
ゴム状重合体のラテックスには、加硫剤、加硫促進剤、
増粘剤、pH調整剤、充填剤等が配合される。これらの
配合剤の種類及び使用量は、ラテックス組成物の取扱性
及びゴム製手袋に要求される強度特性、硬さ、柔軟性等
の性能を満足するように適宜決めることができるもので
あり、本発明においては特に制限されるものではない。
硫黄華、塩化硫黄等の硫黄又は硫黄化合物;酸化マグネ
シウム、リサージ、過酸化鉛等の非硫黄系加硫剤;ヘキ
サメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン等のポリアミン類;エチレングリコ
ールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート等の多価アルコールメタクリレート類等が挙げ
られる。これら加硫剤の使用量は特に限定されないが、
通常、重合体100重量部に対して0.1〜30重量部
である。
ルバミン酸亜鉛、ジメチルカルバミン酸亜鉛等のカルバ
ミン酸亜鉛類;n−ブチルアルデヒド−アニリン縮合
物;ブチルアルデヒド−モノブチルアミン縮合物等のア
ルデヒド−アミン縮合物類等が挙げられる。これら加硫
促進剤の使用量は特に限定されないが、通常、重合体1
00重量部に対して0.1〜5重量部である。
は、ゴム製手袋の製造に使用されるゴム状重合体ラテッ
クスと同じであり、上記と同じラテックス組成物を使用
することが滑り止め層と手袋本体とを一体に形成するた
めに好ましいが、異なる配合剤を使用しても構わない。
本発明の滑り止め層は、所定の厚さにラテックス組成物
を付着させた乾燥前又は乾燥後の成形型を、例えば、ゴ
ム粉末を分散させたバインダーラテックス組成物中に浸
漬し、前記同様に所定の厚さとなるように余分の該ラテ
ックス組成物を流下させた後、乾燥及び加硫することに
よって手袋本体と一体に形成される。本発明においては
バインダーラテックス組成物を使用する滑り止め層形成
方法は、上記の直接浸漬法に限定されるものではなく、
上記同様に浸漬した後成形型を引き上げて塩化カルシウ
ム等の凝固剤の溶液に更に浸漬してラテックス組成物を
凝固させる凝固浸漬法、バインダーラテックス組成物に
感熱凝固剤を添加し、これに加熱した成形型を浸漬して
成形型表面でラテックス組成物をゲル化させる感熱浸漬
法等を用いることもできる。
に本発明で使用されるゴム粉末について具体的に説明す
る。ゴム粉末は、前記の要件を満足するものであれば特
に制限されないが、例えば、天然ゴム、ポリイソプレン
ゴム、ビニルピリジン系ゴム、クロロプレンゴム、シリ
コーンゴム、ポリウレタン系ゴム、塩素化ポリエチレン
ゴム、ポリブテンゴム、スチレン−ブタジエン系共重合
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン系共重合ゴム、ア
クリレ−ト−ブタジエン系共重合ゴム、メチルメタクリ
レート−ブタジエン系共重合ゴム及びこれらをカルボキ
シル変性したもの等が挙げられる。これらは単独で又は
2種類以上を組み合わせて使用することができる。
ず、ゴム状重合体を重合した後、スプレードライヤー、
フラッシュドライヤー等の乾燥手段を用いて直接ゴム粉
末を得る方法、固形ゴム状重合体を機械的に粉砕する方
法等の公知の方法を使用することができる。機械的に粉
砕する方法としては、例えば、重合体をターボミル等の
粉砕機を用いてダスティング剤の存在下又は不存在下に
粉砕する方法が挙げられる。いずれの方法を用いるにせ
よ、前記の粒度のゴム粉末は、粉末ゴム又は粉砕ゴムを
篩で分級することによって調製される。
体の粉末であることから、室温ではその粉末同士が自着
して凝集塊となり易いため、ゴム状重合体を製造(重
合)する際に、通常、架橋性単量体が使用される。架橋
性単量体としては、例えば、ジビニルベンゼン等の共役
ジビニル化合物;ポリエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト等のポリ(メタ)アクリレート等の他官能性単量体が
挙げられる。これらの架橋性単量体は、単独で、又は2
種類以上を組み合わせて使用することができる。これら
架橋性単量体の使用量は特に限定されないが、通常、全
単量体に対して10重量%以下の範囲であり、ゴム粉末
のMEK不溶解分が30重量%以上となる量で使用され
る。
上となるように、ゴム状重合体の重合に際して通常のラ
ジカル重合で使用される連鎖移動剤を用いることもでき
る。連鎖移動剤としては、例えば、クロロホルム、ブロ
モホルム、四塩化炭素、四臭化炭素等のハロゲン化炭化
水素類;n−ヘキシルメルカプタン、n−オクチルメル
カプタン、n−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン
類;α−メチルスチレンダイマー等が挙げられる。これ
らの連鎖移動剤は、単独で、又は2種類以上を組み合わ
せて使用することができる。これらの連鎖移動剤の使用
量は、ゴム粉末のMEK不溶解分量が30%以上となる
量で使用される。
法は特に限定されず、例えば、反応初期又は反応途中に
一括添加、分割添加又は連続添加する方法等が挙げられ
る。このようにして得られるゴム状重合体を直接乾燥時
に粉末化するにせよ、あるいは固形の該重合体を機械的
に粉砕して粉末化するにせよ、前記の粒度のゴム粉末
は、粉砕ゴム等を篩で分級することによって調製され
る。
に詳細に説明する。尚、実施例及び比較例における部及
び%は重量基準であり、重合体ラテックスの重量は固形
分換算である。又、これらの例における評価方法は下記
の通りである。
の測定方法によって測定した値である。重量既知の20
0メッシュ金網製箱に約0.2gのゴム粉末を入れて精
秤し、これをMEK100mlを入れたビーカーに浸漬
し、温度23℃、湿度65%に保たれた恒温恒湿室内に
48時間静置する。48時間静置後、金網製箱を引き上
げて、ドラフト内に4時間放置してMEKを蒸発させ
る。次いで、105℃の乾燥機に3時間入れて乾燥さ
せ、その乾燥重量を測定する。MEK不溶解分量は次式
に従って計算する。
て試験片とした。これを自動記録式引張り試験機(TO
YO BALDWIN社製 TENSILONUTM−
250)の上下動可能なフレームに取り付けたエアーチ
ャックのチャック部分に、2枚の試験片の滑り止め層と
幅3cm、長さ30cm、厚さ3mmのSUS板(SU
S304;日本金属工業社製;電解研磨未処理)の下端
部とを接触させて試験片がチャックからずれないように
挟み固定した(供給エアー圧は3kg/cm2 )。一
方、固定ロードセルに取り付けたエアーチャックに該S
US板の上端部を挟みネジ止め固定し、500mm/m
inの引張り速度で上記フレームを下降させ、SUS板
が滑る時の抵抗値をチャートに記録させた。このチャー
トから抵抗値の最大値を読み取り、この値が大きいもの
程、滑り止め効果が高いと判断した。
に切断して試験片とし、この試験片の重量を精秤した。
この試験片を学振型摩耗試験機のサンプル台に滑り止め
層が上になるように固定した。この試験片の滑り止め層
を、幅1cm×長さ2cmのサンドペーパーNo.80
0を用いて、荷重1kgの条件下で500回擦った。脱
落したゴム粉末が試験片の表面に残らないようにエアー
を吹きかけて取り除き、この試験片を精秤して次式によ
りゴム粉末の脱落量を計算した。
製造) 窒素置換した反応器に下記の重合処方に従って単量体及
び重合薬剤を仕込み、5℃に保持して40時間攪拌し重
合した。重合終了後の転化率は93%であった。重合終
了後、固形分濃度を45%、pHを8.5に調整しゴム
状重合体Aのラテックスを得た。又、表1に記載の単量
体組成とする以外は上記と同様にしてゴム状重合体B〜
Gのラテックスを得た。
シウムで凝固し、得られたゴム状重合体Bを充分水洗
し、50℃で3時間乾燥させた。乾燥したゴム状重合体
Bをターボミル(ターボ工業社製)を用いて粉砕した。
標準篩いを用いて分級し、20〜80メッシュのゴム粉
末を得た。平均粒度は 45メッシュであった。同様にし
て、ゴム状重合体B〜Gのゴム粉末を作製し、分級し
た。各ゴム粉末の粒度、MEK不溶解分及びSP値を表
1に示す。
液を作製した。 加硫剤分散液配合処方 コロイド硫黄(細井化学社製) 1.0部 一号亜鉛華(正同化学社製) 1.5部 JR600A(酸化チタン:TAYCA社製) 0.7部 ノクセラーBZ(加硫促進剤:大内新興社製) 0.5部 デモールN(分散剤:花王社製) 0.2部 水酸化カリウム 0.03部 水 3.93部
加硫剤分散液3.93部及びアロン20L(増粘剤:東
亜合成社製)0.5部を添加し、30分間攪拌して手袋
製造用配合液を得た。次に、重合体Aのラテックス10
0部に、アロンT45(分散剤:東亜合成社製)1部、
ゴム粉末(b−1)20部及び水60部を添加し、30
分間攪拌して滑り止め層形成用ラテックス組成物を得
た。
うに成形型に装着し、これを上記の配合液に30秒間浸
漬した。その後、成形型を引き上げ、余剰液がすべて垂
れるように指先部を下にして5分間放置した後、80℃
に調整された乾燥機内で20分間乾燥させた。次に、こ
れを上記の滑り止め層形成用ラテックス組成物に10秒
間浸漬した後、引き上げ、80℃に調整された乾燥機内
で20分間乾燥させた。更に、120℃に調整された乾
燥機内で30分間静置して加硫させ、乾燥機から取り出
して室温で放置し冷却を行った。冷却後、型から手袋を
剥がして本発明の滑り止め層を有するゴム製手袋を得
た。上記と同様にしてゴム粉末(b−2)〜(h)を用
いた滑り止め層を有する手袋を作製した。得られた各ゴ
ム製手袋について、滑り止め効果とゴム粉末の脱落し易
さを評価した。結果を表2に示す。
を含む滑り止め層を有する実施例1〜5のゴム製手袋
は、優れた滑り止め性を有するとともに、ゴム粉末の耐
脱落性にも優れていることがわかる。一方、比較例1の
ゴム製手袋は、ゴム粉末の粒度が本発明範囲外であり、
滑り止め性が劣り、且つ、ゴム粉末が脱落し易い手袋で
あることがわかる。比較例2のゴム製手袋は、ゴム粉末
のMEK不溶解分が本発明の範囲より低い例であり、滑
り止め性に劣り、更に、ゴム粉末が脱落し易い手袋であ
ることがわかる。又、比較例3のゴム製手袋は、SP値
の差が本発明の範囲外の例であり、滑り止め性に劣り、
更に、ゴム粉末が非常に脱落し易い手袋であることがわ
かる。
性を有し、又、手袋表面の滑り止め層のゴム粉末が脱落
し難く、滑り止め効果を長期にわたって維持できるゴム
製手袋が提供される。かかるゴム製手袋は、家庭用、農
業用、工業用、漁業用等の分野で使用することができ
る。
る。 (1)請求項1において、好ましいゴム粉末の粒度は2
0〜80メッシュ、好ましいMEK不溶解分は50〜8
0重量%、好ましいSP値の差は0.5〜0である。 (2)請求項1又は(1)において、ゴム粉末の含有量
は、バインダーラテックスの重合体100重量部に対し
5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部である。 (3)請求項1又は(1)又は(2)において、滑り止
め層の厚さは、0.1〜2mm、好ましくは0.15〜
1.5mmである。 (4)請求項1又は(1)〜(3)のいずれか1項にお
いて、ゴム製手袋はアクリロニトリル−ブタジエン系共
重合ゴムからなるものである。 (5)請求項1又は(1)〜(4)のいずれか1項にお
いて、ゴム粉末は、イソプレンゴム、ビニルピリジン系
ゴム、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、ポリウレタ
ン系ゴム、塩素化ポリエチレンゴム、ポリブテンゴム、
スチレン−ブタジエン系共重合ゴム、カルボキシル変性
スチレン−ブタジエン系共重合ゴム、アクリロニトリル
−ブタジエンゴム、カルボキシル変性アクリロニトリル
−ブタジエン系共重合ゴム、アクリレ−ト−ブタジエン
系共重合ゴム、カルボキシル変性アクリレ−ト−ブタジ
エン系共重合ゴム、メチルメタクリレート−ブタジエン
系共重合ゴム、カルボキシル変性メチルメタクリレート
−ブタジエン系共重合ゴムから選ばれた少なくとも1種
のゴムの粉末である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ゴム粉末を含有する滑り止め層を少なく
とも手の平(掌)面に有するゴム製手袋において、滑り
止め層は該ゴム製手袋と同質のゴム状重合体をバインダ
ーとして又はバインダーを用いずにゴム粉末が手袋の該
表面に接着されてなり、ゴム粉末は粒度が10〜100
メッシュで、メチルエチルケトン不溶解分量が30重量
%以上、且つ、該ゴム粉末を構成する重合体と手袋を構
成するゴム状重合体との溶解度パラメーターの差が1.
0以下であることを特徴とする滑り止め加工ゴム製手
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8374798A JPH11279818A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 滑り止め加工ゴム製手袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8374798A JPH11279818A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 滑り止め加工ゴム製手袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11279818A true JPH11279818A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13811133
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8374798A Pending JPH11279818A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 滑り止め加工ゴム製手袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11279818A (ja) |
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