JPH11279949A - アラミド繊維コードの処理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルト - Google Patents

アラミド繊維コードの処理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルト

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JPH11279949A
JPH11279949A JP10024998A JP10024998A JPH11279949A JP H11279949 A JPH11279949 A JP H11279949A JP 10024998 A JP10024998 A JP 10024998A JP 10024998 A JP10024998 A JP 10024998A JP H11279949 A JPH11279949 A JP H11279949A
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JP
Japan
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aramid fiber
fiber cord
transmission belt
belt
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP10024998A
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English (en)
Inventor
Takashi Kinoshita
隆史 木下
Hitoshi Hanesaka
仁志 羽坂
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動ベルトの心線として使用するアラミド繊
維コードのホツレ性を改善したアラミド繊維コードの処
理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルトを提供す
る。 【解決手段】 伝動ベルトの心線として使用するアラミ
ド繊維コードの処理方法であり、ディップ槽20に装着
した超音波振動子22によりRFL液21を振動させ、
このRFL液21中をイソシアネート化合物又は/及び
エポキシ化合物の処理液で第1段階処理したアラミド繊
維コード23を浸積させながらディップ処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアラミド繊維コード
の処理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルトに関
するものであり、ホツレ性を改善したアラミド繊維コー
ドの処理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルトに
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、アラミド繊維コードは高強度、高
モジュラスの有機繊維で、熱中の寸法安定性が他の有機
繊維より優れており、広く動力伝動用ベルトの心線とし
て用いられている。しかし、歯付ベルト、Vリブドベル
ト及びカットエッジタイプのVベルト等のベルト両側面
(カット面)を露出させた動力伝動用ベルトの心線とし
て使用した場合、そのカット面から該繊維のフィラメン
トが飛び出す「ホツレ」という問題が発生したために、
種々の改善が今日まで行われてきた。
【0003】例えば、(1)レゾルシン−ホルマリン−
ゴムラテックス接着液(以下、RFL液と略記する)を
用いる方法、(2)エポキシ又はイソシアネート化合物で
前処理した後、RFL液を用いる方法などが試みられて
きた。また、RFL液の含浸性を改善するため、特開平
8−100370号公報にはRFL液を含む処理液を真
空・加圧条件下で含浸する方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、(1)に記載
したRFL液処理のみの場合には、、屈曲性はよいがホ
ツレ易さが残り、一方(2)の方法ではコードが硬くな
り、ホツレ性は改善されるが屈曲疲労性が悪くなる等、
何れも未だ充分満足される状態に至っていない。更に、
処理液を真空・加圧条件下で含浸する方法も連続処理に
は不適であった。
【0005】本発明者等も、さきにアラミド繊維を少な
くとも1個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物と
液状ゴムの混合溶液で処理し、しかる後、これを未加硫
ゴムと密着加硫せしめる接着方法を提案した。この方法
は従来法に比べ屈曲疲労性及びホツレ性を著しく改善で
きたが、なお接着性がやや劣っている難があり、更に検
討の余地が残されていた。
【0006】本発明は、このような問題点を改善するも
のであり、伝動ベルトの心線として使用するアラミド繊
維コードのホツレ性を改善したアラミド繊維コードの処
理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルトを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本願請求項1記載
の発明は、伝動ベルトの心線として使用するアラミド繊
維コードの処理方法であり、イソシアネート化合物又は
/及びエポキシ化合物の処理液で第1段階処理したアラ
ミド繊維コードを第2段階としてRFL液で処理する際
に、該RFL液を振動させながらディップ処理するアラ
ミド繊維コードの処理方法にあり、特にRFL液を振動
させながらアラミド繊維コードにディップ処理してRF
L液の含浸性を向上させ、フィラメント同士の結束を高
めて心線のホツレ性を改善することができる。
【0008】本願請求項2記載の発明は、RFL液を入
れたディップ槽に超音波振動子を装着してRFL液を振
動させるアラミド繊維コードの処理方法である。
【0009】本願請求項3記載の発明は、ゴム中に心線
を埋設し、ベルト側面を露出させた伝動ベルトにおい
て、上記心線としてイソシアネート化合物又は/及びエ
ポキシ化合物の処理液で第1段階処理したアラミド繊維
コードを第2段階としてRFL液で処理する際に、該R
FL液を振動させながらディップ処理して得られたアラ
ミド繊維コードを用いた伝動ベルトにあり、アラミド繊
維コードにディップ処理してRFL液の含浸性を向上さ
せ、フィラメント同士の結束を高めて心線のホツレ性を
改善することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る動力伝動ベル
トのうち歯付ベルトの断面斜視図であり、歯付ベルト1
はベルト長手方向に沿って複数の歯ゴム2とアラミド繊
維コードからなる心線3を埋設した背ゴム4とからな
り、上記歯ゴム2の表面にはカバー帆布5が貼着されて
いる。
【0011】歯ゴム2及び背ゴム4には、クロロプレン
ゴム(CR)、クロロスルフォン化ポリエチレンゴム
(CSM)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレ
ン(ACSM)又はアクリロニトリル−ブタジエンゴム
の2重結合部分に80重量%以上の水素添加した水素化
アクリロニトリル−ブタジエンゴム(水素化ニトリルゴ
ムと言い、H−NBRと表わす)であり、耐熱劣化性の
改良されたゴムである。
【0012】カバー帆布5は緯糸方向(ベルト長手方
向)に伸縮性を有する平織物、綾織物、朱子織物等を使
用することができる。なかでも、平織帆布の場合は緯糸
5aと経糸5bとが上下に交互に交差積層されているた
め緯糸5aと経糸5bの波形状交差点が緯、経方向に連
続して形成される。一方、綾織、朱子織り帆布を使用し
た場合には緯糸と経糸が夫々複数本おきに波形状に交差
点を形成し、通常の平織帆布より波形状交差点が少な
く、且つゴムが糸間のみならず交差点間まで充分浸透
し、これをベルト波形部に使用した場合にはベルト屈曲
性における経糸と緯糸の糸同志による直接接触を回避
し、ベルトライフを向上することができるため好まし
い。
【0013】上記カバー帆布5は先ず織物を構成する緯
糸5a、経糸5bの表面にはRFL液、イソシアネート
溶液あるいはエポキシ溶液の硬化物からなる接着層が被
覆されている。上記カバー帆布はポリアミド繊維、ポリ
エステル繊維、芳香族ポリエステル繊維等を素材として
いる。
【0014】上記心線3であるアラミド繊維コードで
は、1〜3デニールのアラミドのフィラメントを100
〜3000本収束したトータル300〜3100デニー
ルの原糸を、イソシアネート化合物又は/及びエポキシ
化合物の処理液によって予め接着処理する。無論、上記
アラミドのフィラメントを撚糸した後にイソシアネート
化合物又は/及びエポキシ化合物の処理液によって予め
接着処理してもよい。
【0015】続いて、上記アラミド繊維コードを第2段
階としてRFL液で処理するが、その際にRFL液を振
動させながらディップ処理する。具体的には、図2に示
すようにRFL液21を入れたディップ槽20に超音波
振動子22を装着してRFL液を1〜100kHzで振
動させる。そして、アラミド繊維コード23をガイドロ
ール24を通しながら所定張力1〜50Nで振動させた
ディップ槽20に含浸し、その後温度100〜250°
C、時間10秒〜10分の条件下で乾燥機26に通して
処理コードにする。これにより、RFL液がフィラメン
ト間に侵入してフィラメント同士の結束が高まり心線の
ホツレ性を改善することができる。超音波振動子22の
振動数が1kHz未満の場合には、RFL液浸透の効果
がなく、一方100kHzを越えるとRFL液が不安定
になり処理不能となる。
【0016】ここで使用するRFL液はレゾルシンとホ
ルマリンの初期縮合物とゴムラテックスとを混合したも
のであり、この場合レゾルシンとホルマリンのモル比は
1:0.5〜3にすることが接着力を高めるうえで好適
である。また、レゾルシンとホルマリンの初期縮合物
は、これをラテックスのゴム分100重量部に対してそ
の樹脂分が10〜100重量部になるようにラテックス
と混合したうえ、全固形濃度を5〜40%濃度に調節さ
れる。
【0017】前記ラテックスはスチレン・ブタジエン・
ビニルピリジン三元共重合体、クロロスルフォン化ポリ
エチレン、水素化ニトリルゴム、エピクロルヒドリン、
天然ゴム、SBR、クロロプレンゴム、オレフィン−ビ
ニルエステル共重合体等のラテックスである。
【0018】前記心線3に用いるアラミド繊維は、分子
構造の主鎖中に芳香環をもつアラミド、例えば商品名コ
ーネックス、ノーメックス、ケブラー、テクノーラ、ト
ワロン等である。
【0019】前記コードは、歯付ベルトのみならず、ベ
ルト側面が露出したVリブドベルト及びカットエッジタ
イプのVベルトの心線に適用される。例えば、図3に示
すベルトはVリブドベルト6であり、心線3が接着ゴム
層7に埋設され、その下側に弾性体層である圧縮ゴム層
8を有している。この圧縮ゴム層8はベルト長手方向に
伸びる断面逆三角形の複数リブ9を有し、またベルト表
面にゴム付帆布10が設けられている。
【0020】また、図4に示すベルトはVベルト11で
あり、心線3を埋設した接着ゴム層7と圧縮ゴム8とか
ら構成され、更に上記接着ゴム層7及び圧縮ゴム層8の
各表面層にゴム付帆布10を積層している。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。 実施例1 表1に示すように未処理の白地コードとして1500デ
ニールのアラミド繊維(帝人社製テクノーラ)フィラメ
ント群を2本集めて所定の撚り数で撚ってコードとし、
これを表2の組成からなるイソシアネート処理液に浸漬
後、200℃で2分間熱処理した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】その後、表3の組成からなるRFL液を入
れたディップ槽に超音波振動子を装着してRFL液を1
5kHzの振動を与えた。このディップ槽内にコードを
張力10Nで3秒分間含浸した後、200℃で2分間熱
処理して処理コードにした。
【0025】
【表3】
【0026】カバー帆布は緯糸に6.6ナイロンウーリ
ー加工糸を用い、経糸に工業用6.6ナイロンを用いた
ベルト断面上での厚みが0.25mmと0.30mmの
綾織物で、歯ゴムにマッチした接着処理を施したものを
用いた。そして、歯ゴムと背ゴムは表4からなる水素化
ニトリルゴムを主原料とするゴム組成物を用いた。
【0027】
【表4】
【0028】以上の材料を用いて従来の圧入法により歯
付ベルトを作製した。得られたベルトは歯ピッチが8m
mのSTPD歯型であり、歯数99、ベルト幅19.1
mmある。得られた歯付ベルトのカット面に露出したコ
ードのホツレ程度を目視により5段階(A〜E)に分け
て評価した。Aはコードのホツレ性が全くなく、Bはカ
ット面の1/4にホツレが見られ、Cはカット面の半分
にホツレが見られ、Dはカット面の3/4にホツレが見
られ、そしてEはカット面の全面にホツレが見られる状
態である。その結果を表5に示す。
【0029】
【表5】
【0030】このように本実施例では、ホツレ性が十分
に改善されており、一方超音波振動を与えないで処理し
たコードは依然としてホツレ性が改善されていないこと
が判る。
【0031】
【発明の効果】以上のように本願請求項1〜2記載の発
明では、イソシアネート化合物又は/及びエポキシ化合
物の処理液で第1段階処理したアラミド繊維コードを第
2段階としてRFL液で処理する際に、該RFL液を振
動させながらディップ処理するアラミド繊維コードの処
理方法にあって、特にRFL液を振動させながらアラミ
ド繊維コードにディップ処理するためにRFL液の含浸
性が向上し、フィラメント同士の結束を高めて心線のホ
ツレ性を大きく改善することができる。
【0032】本願請求項3記載の発明は、心線としてイ
ソシアネート化合物又は/及びエポキシ化合物の処理液
で第1段階処理したアラミド繊維コードを第2段階とし
てRFL液で処理する際に、該RFL液を振動させなが
らディップ処理して得られたアラミド繊維コードを用い
た伝動ベルトにあり、アラミド繊維コードにディップ処
理してRFL液の含浸性を向上させ、フィラメント同士
の結束を高めて心線のホツレ性を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る歯付ベルトの断面斜視図である。
【図2】本発明方法においてアラミド繊維コードをRF
L液で処理しているところの説明図である。
【図3】本発明に係るVリブドベルトの断面図である。
【図4】本発明に係るVベルトの断面図である。
【符号の説明】
1 歯付ベルト 2 歯ゴム 3 心線 4 背ゴム 20 ディップ槽 21 RFL液 22 超音波振動子 23 アラミド繊維コード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝動ベルトの心線として使用するアラミ
    ド繊維コードの処理方法であり、イソシアネート化合物
    又は/及びエポキシ化合物の処理液で第1段階処理した
    アラミド繊維コードを第2段階としてレゾルシン−ホリ
    マリン−ラッテクス液で処理する際に、該レゾルシン−
    ホリマリン−ラッテクス液を振動させながらディップ処
    理することを特徴とするアラミド繊維コードの処理方
    法。
  2. 【請求項2】 レゾルシン−ホリマリン−ラッテクス液
    を入れたディップ槽に超音波振動子を装着してレゾルシ
    ン−ホリマリン−ラッテクス液を振動させる請求項1記
    載のアラミド繊維コードの処理方法。
  3. 【請求項3】ゴム中に心線を埋設し、ベルト側面を露出
    させた伝動ベルトにおいて、上記心線としてイソシアネ
    ート化合物又は/及びエポキシ化合物の処理液で第1段
    階処理したアラミド繊維コードを第2段階としてレゾル
    シン−ホリマリン−ラッテクス液で処理する際に、該レ
    ゾルシン−ホリマリン−ラッテクス液を振動させながら
    ディップ処理して得られたアラミド繊維コードを使用す
    ることを特徴とする伝動ベルト。
JP10024998A 1998-03-27 1998-03-27 アラミド繊維コードの処理方法及びこの処理コードを用いた伝動ベルト Pending JPH11279949A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026239A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-24 Teijin Twaron B.V. Two-step method for dipping synthetic fiber
JP2012219387A (ja) * 2011-04-05 2012-11-12 Mitsuboshi Belting Ltd アラミド心線及び動力伝動用ベルト
WO2015098105A1 (ja) 2013-12-25 2015-07-02 日本板硝子株式会社 ゴム補強用コードを形成するための水性処理剤、これを用いて形成されたゴム補強用コードおよびその製造方法、および、このゴム補強用コードを用いたゴム製品

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