JPH1128008A - 畝内条施肥機 - Google Patents

畝内条施肥機

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JPH1128008A
JPH1128008A JP22058297A JP22058297A JPH1128008A JP H1128008 A JPH1128008 A JP H1128008A JP 22058297 A JP22058297 A JP 22058297A JP 22058297 A JP22058297 A JP 22058297A JP H1128008 A JPH1128008 A JP H1128008A
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fertilizer
chisel
ridge
soil
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Hideyuki Mizuno
英之 水野
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Aichi Prefecture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の畑への施肥法では肥料は作土全体に拡
散しており、作物の根圏以外に分布する肥料は雨などで
流亡し、作物が肥料を吸収する効率は必ずしも高くな
い。これは肥料のコストの増大を招くのみならず、環境
汚染の原因となっている。これらの問題を解決するため
には作物が肥料を吸収する効率の高い局所施肥、中でも
畝内条施肥を行うことが有効と考えられる。これを行う
作業機に求められる条件には、構造が簡単で、詰まるこ
となく、畝の中へ、分散が少なく集中して施肥すること
が必要である。 【解決手段】 本発明は土中へ肥料を導くチゼル及びそ
の開口部を従来にない形状とすることで、畝内条施肥機
に求められる前述の条件を満たし、さらに、耕耘・施肥
・畝立ての3つの作業が1度でできることから農作業の
省力化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畝を立てて栽培す
る作物への基肥の施用に利用できる。
【0002】
【従来の技術】畝を立てて栽培する作物への基肥の施用
は、圃場を耕耘する前に地表全面にばら播いている。こ
の後、ロータリで耕耘し畝立てを行うため、肥料は畝の
全体に分散する(図1)。
【0003】このような施肥法では肥料は畝全体に拡散
しているため、作物の根圏以外に分布する肥料は雨で流
れたりガスになって空気中に逃げたりして、作物が肥料
を吸収する効率は必ずしも高くない。これは農家の経営
の問題としては、肥料のコストの増大、施肥作業の能率
低下を招き、環境問題としては、地下水及び河川湖沼・
海洋の汚染、地球温暖化ガスの放出の原因となってい
る。
【0004】このため、作物の根圏に集中して施肥する
ことにより作物が肥料を吸収する効率が高くなる局所施
肥を行う機械が求められている。
【0005】このような目的を持つ施肥機には、特公昭
36−23665号、実公昭42−1842号、特開平
4−356120号、特開平5−15220号、特開平
5−84006号、特開平5−304801号などに記
載された先例があるが、これらは肥料を土中に放出する
部分で発生する詰まりを避けるために圧縮空気やオーガ
を用いて肥料を土中に導いているため構造が複雑であっ
たり、逆に構造を単純にしたため、肥料の詰まりが発生
し易かったり、肥料の土中での分散が大きく所期の目的
を果たせなかったり、あるいは特殊な液肥を使用する必
要があるなどの問題があった。
【0006】また、田植機に装着する構造のいわゆる側
条施肥機に既知のものがあるが、いずれも水田での使用
を前提としており、畑において使用できるものはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このため、構造が簡単
で、粒状肥料を詰まることなく、畝の中へ、分散が少な
く集中して施肥のできる条施肥機が求められている。
【0008】
【課題を解決するための手段】土中にまで肥料を導くチ
ゼル及びその開口部を従来にない形状(図4)とし、施
肥の後で畝を立てることにより、簡単な構造でありなが
ら、粒状肥料を詰まることなく、畝の中へ、肥料の分散
の少ない条施肥を行う。
【0009】
【作用】ロータリで耕耘した土壌中にチゼルを潜行さ
せ、上部のホッパからモーター等の駆動によって繰り出
され中空のチゼルの中へ落下した粒状肥料をチゼルの開
口部から土中に施し、肥料が畝の中心となるよう左右の
畝立成型板で畝立・成型を行う。施用された肥料は畝の
中で直径20mm程度のすじ状(図2)に分布する。
【0010】この一連の作用を持つ畝内局所施肥機はト
ラクタ等の農業用けん引車両の後部に装着し使用する。
耕耘・施肥・畝立ての3つの作業が1度でできることか
ら農作業の省力化を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】図3において1はロータリで、マスト2を
有し、このマストをトラクタの三点リンクヒッチ3を介
してトラクタ4に装着できるようになっている。マスト
2には左右に長い主枠5が固着され、この主枠5の両側
にはチェーンケース6及びブラケットの上端部が固定さ
れ、このチェーンケース6とブラケットの下端部間には
耕耘軸7が回転自在に横架されている。この耕耘軸7に
は多数の耕耘爪8が放射状に突設される。主枠5の両端
部のやや内側に支柱9及びフレーム10が相対して固定
される。
【0013】前記主枠5の中間部にはミッションが設け
られ、このミッションの入力軸が前方に向かって回転自
在に突設される。トラクタのPTO軸からプロペラシャ
フトを介したこの軸への入力が、ミッションさらに主枠
内の軸、チェーンケース内のチェーンを介し耕耘軸7を
回転させ、耕耘爪8により圃場の土壌を耕耘する。
【0014】前記主枠5の左右に立設された支柱9の上
端部には水平に連結フレーム11を固定し、これに肥料
ホッパ12を取り付ける。肥料ホッパ12の下端部には
モータ駆動による繰り出し部13が固定される。繰り出
し部にはホース14の上端が連通接続され、ホース14
の内部を繰り出された肥料が自重で落下し、肥料をチゼ
ル17へ導く。
【0015】左右のフレーム10の後方中程には連結フ
レーム15の両端が固着され、連結フレーム15には下
向きに支柱16が固定され、支柱16の下端には中空の
チゼル17が固着される。施肥深さの調節はチゼル17
を上下して行うことから、連結フレーム15と支柱16
とはボルト等によって固定され容易に位置が変えられる
構造とする。さらに左右のフレーム10の後端には左右
に長い連結フレーム18が固定され、連結フレーム18
には下向きに支柱19が固定され、支柱19の下端には
畝立成型板20と前後方向に自在に回転するゲージホイ
ル21が固定される。耕深の調節はゲージホイル21を
上下して行うため、支柱19とゲージホイル21の固定
はボルト等によってなされる。また、畝の高さの調節を
行うため連結フレーム18と支柱19はボルト等によっ
て固定される。
【0016】図3及び図4において、17で表すチゼル
は、ロータリで耕耘された土壌中を潜りながら進行させ
るのに抵抗が少なくなるよう、チゼル本体22を、一つ
の角が鋭角な二等辺三角形の断面とし、鋭角方向を前方
とし、底辺方向を後方とする。チゼル本体後方下部の左
右には側方整流板23が固着され、側方整流板23の上
部前方に上方整流板24が固着される。これにより、チ
ゼル本体22の底面及び左右の側方整流板23の間の底
面、左右の側方整流板23の間の上部後端部が一体とな
って開口する構造となる。また、チゼル本体22上端部
には接続導管25が固着され、ホース14の下端が連通
接続される。
【0017】肥料ホッパ12から繰り出され、ホース1
4の内部、さらにチゼル本体22の内部を通りチゼル本
体22の底面開口部までに落下した肥料は、側方及び上
部の整流板によって空間が確保されることによって土に
よる詰まりがなく、トラクタが前進することによって順
次確実に土中へすじ状に施肥される。
【0018】チゼル17の左右後方には必要な畝幅、畝
高さに調整された畝立成型板20が固定され、トラクタ
が前進することによって、すじ状に施された肥料が畝の
中央にくるよう畝が立てられる。
【0019】
【発明の効果】本発明を試作してトラクタに装着し、畑
で耕耘・施肥・畝立て作業を行ったところ、畝の中の任
意な深さで直径24mmから13mmのすじ状に施肥が
できることが確認され、目的外の土壌中への肥料の分散
はほとんど見られなかった。
【0020】また、従来の畑全面に肥料をばらまく施肥
法と本発明による畝内条施肥法の二つの施肥法によりキ
ャベツを栽培したところ、両施肥法ともに標準的な施肥
量であれば畝内条施肥の方が統計的に明らかに収量が多
くなった。畝内条施肥であれば標準的な施肥量より20
%肥料を少なくしても従来の施肥法で標準的な施肥量を
与えた場合と収量に統計的な差はなかった。
【0021】従来の畑全面に肥料をばらまく施肥法と本
発明による畝内条施肥法により施した肥料(特に窒素肥
料)のうちキャベツに吸収された割合(施肥窒素利用
率)を測定したところ、従来法では59%であったが、
畝内施肥法では72%で、作物が効率よく肥料を吸収利
用できることが確認された。
【0022】以上の試験結果から、本発明を用いること
で、少ない肥料を有効に作物に吸収させ、肥料コストを
抑えることができ、かつ、肥料の流亡の少ない環境保全
型の農業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の施肥法による畝断面の肥料の分布図
【図2】本発明の畝内条施肥法による畝断面の肥料の分
布図
【図3】本発明を横から見た図
【図4】チゼルの斜視図
【符号の説明】
1 ロータリ 2 マスト 3 三点リンクヒッチ 4 トラクタ 5 主枠 6 チェーンケース 7 耕耘軸 8 耕耘爪 9 支柱 10 フレーム 11 連結フレーム 12 肥料ホッパ 13 繰り出し部 14 ホース 15 連結フレーム 16 支柱 17 チゼル 18 連結フレーム 19 支柱 20 畝立成型板 21 ゲージホイル 22 チゼル本体 23 側方整流板 24 上方整流板 25 接続導管 26 作物 27 畝 28 肥料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面に整流板を持ち、底面と整流板後部に
    開口部を持つ中空のチゼルを、ロータリで耕耘した土壌
    中に潜行させ、上部の肥料ホッパから繰り出されホース
    の中を通りチゼルの中へ落下した粒状肥料を、チゼルの
    開口部から土中に施し、成型板で畝立・成型を行うよう
    に構成された、トラクタ等の車両に装着し使用する畝内
    条施肥機。
JP22058297A 1997-07-11 1997-07-11 施肥機用チゼル及び畝内条施肥機 Expired - Fee Related JP3294539B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102870522A (zh) * 2012-10-22 2013-01-16 重庆市国民汽车配件有限公司 多功能植保施药机
CN103947359A (zh) * 2014-04-28 2014-07-30 安徽农业大学 一种可实现地下撒施的小麦中期电动深施肥机
CN108476630A (zh) * 2018-03-20 2018-09-04 鲁忠华 一种环保型定量农业施肥装置
CN109328582A (zh) * 2018-11-16 2019-02-15 大连绿云科技有限公司 一种新型农业施肥设备及方法

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