JPH1128028A - 水位調整器 - Google Patents

水位調整器

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JPH1128028A
JPH1128028A JP9187892A JP18789297A JPH1128028A JP H1128028 A JPH1128028 A JP H1128028A JP 9187892 A JP9187892 A JP 9187892A JP 18789297 A JP18789297 A JP 18789297A JP H1128028 A JPH1128028 A JP H1128028A
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water level
outer cylinder
water
cylinder
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JP9187892A
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Yoshimitsu Honda
本多義光
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 主として水田の水位を最適な状態に保つこと
ができる軽便な水位調整器を提供する。 【構成】 外筒5の内側に内筒6を嵌合する。外筒5の
一端寄りには排水用の窓部7を形成し、その窓部7に内
筒6にて高さ調整自在な堰8が形成される。外筒5は窓
部7を上方にして下端を既設の排水管の一端に接続し、
その状態にして内筒6が所要の高さ位置に移動される。
そして、潅水時にあって用水の水位が堰8の高さに達す
ると、用水がその上を越えて窓部7から内筒へ流入し、
その内部から排水管を通じて外部に排出される。このた
め、内筒の高さ変えるだけで水位をその上端位置に調整
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として潅漑用水
を最適水位に保つために用いられる水位調整器に関し、
詳細には水田に設備されている排水管を利用し、取水口
などから導入した潅漑用水を最適水位に保ちつつ過剰水
量を逐次排水するようにした水位調整器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水田には潅漑用の給水路と排水
路が隣接して設けられ、給水路より所要量の用水を必要
に応じて引き込めるようにしてある。また、水田の底部
から排水路に向けて排水管が敷設され、その排水管を通
じて貯水の一部または全てを排水路に排出できるように
してある。
【0003】ここで、水田では苗の成長や気候の変動に
応じて水位を調整することが求められる。例えば、田植
え初期の5〜6月には水位を3〜5cm程度にし、6月
末から7月上旬にかけては中干しといって貯水を全て外
部に放出し、7月中旬から8月末頃までは再度潅水して
水位を10cm程度に保ち、9月中には間断潅水といっ
て放水と潅水を交互に行い、収穫前には全てを放水して
土壌を乾燥させる。
【0004】従来、その種の調整は、排水口の周囲に土
嚢を積み上げるなどして用水の流出を防止し、その状態
にして給水路から用水を直接流入させるか、あるいはポ
ンプなどの動力を用いて最適な水位になるまで取水し、
水位を下げるときには土嚢を崩すなどして過剰水量を放
出するようにしてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、土嚢を
積んだり撤去したりする作業は煩わしく重労働であり、
しかも水田の中に土嚢を積み上げることには耕作面積が
減少して収穫量が低下することになる。
【0006】また、潅水時には給水路からの取水口を開
閉したり、ポンプなどを備えた潅水装置を操作したりし
て水位を調整するが、最適の水位にするまでに時間がか
かるなど作業が煩わしく、これに起因して取水口を開放
したままにしたり、潅水装置を運転したままにして現場
を離れて苗を水没させてしまうことがあった。
【0007】なお、水位検出器を有して設定水位に到達
したときに給水を自動停止する潅水装置も知られるが、
その種の装置は複雑な機構にして大型であり、価格的に
も高価で設備するにも負担が大きいという難点があっ
た。
【0008】そこで、本発明は主として水田の水位を最
適な状態に保つことができる軽便な水位調整器を提供す
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するため、周壁に排水用の窓部を形成した外筒と、こ
の外筒の内側に嵌合される内筒で成り、このうち前記外
筒はその軸方向一端寄りに前記窓部を形成し該窓部を上
方にして下端が排水管の一端に接続され、また前記内筒
は前記外筒の軸方向に移動可能と成しその下端を前記窓
部の下縁より下にして窓部に高さ調整自在な堰を形成
し、更に該内筒の内部には通水域を残して操作用のハン
ドルが設けられることを特徴とする水位調整器を提供す
るものである。
【0010】ここで、内筒はその外径が外筒の内径とほ
ぼ等しい円筒を利用することもできるが、水密性を向上
させるには請求項2の発明のように、内筒はその周壁に
軸方向に沿って一端から他端に通じるスリットを形成し
該スリットの幅を縮小して外筒に圧入状態で嵌合される
ようにすると良い。
【0011】このような内筒によれば、その復元力によ
って外周面が外筒の内周面に密着するため外筒と内筒の
間の水密性が向上して水漏れを防止することができる
が、より好ましくは請求項3の発明の如く、内筒の内側
にスリットの幅を拡張方向に付勢するばねを装備するこ
とが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は本発明に係る
水位調整器の使用状態を示す。図1において、1は水
田、2は水田に沿って設けられる排水路であり、水田1
からは排水路2に向けて排水管3が敷設される。ここ
で、本願に係る水位調整器4は直立状にしてその下端が
例えば排水管3の一端に接続される。
【0013】次に、図2は本願に係る水位調整器を示
す。この図で明らかにするように、本願に係る水位調整
器4は、円筒形の外筒5と該外筒の内側に嵌合する内筒
6で構成される。なお、外筒5と内筒6の両端面には面
取り加工が施される。
【0014】外筒5は例えば30〜80cmの軸長にし
て10〜30cmの直径をもつ塩化ビニルその他の合成
樹脂製円筒であり、その軸方向一端側の周壁5Aには所
要の開口率をもって排水用の窓部7を開口し、他端側は
内筒6の軸長とほぼ同じ長さにして周壁5Aにて全周が
被われるようにしてある。ここで、窓部7は例えば外筒
5の軸長の1/2〜1/3の長さと周壁の1/2〜1/
4の幅を有する方形状にして、外筒5の軸方向一端寄り
に形成される。そして、この外筒5によれば、その窓部
7を上方にして下端5Bが水田の下から排水路に向けて
延びる排水管3の一端に接続される。
【0015】一方、内筒6は外筒5と同種の円筒形にし
て、その外周面が外筒5の内周面に密着するようにして
ある。特に、この内筒6は外筒5の1/3〜2/3の軸
長にして、外筒5の軸方向に移動可能にしてあり、その
下端6Aを窓部7の下縁7Aより下にして該内筒の周壁
にて窓部7に高さ調整自在な堰8を形成する。つまり、
窓部7はその内側に嵌合する内筒6により、上から順に
開放され下から順に閉じられることになる。
【0016】図3は内筒を示した斜視図であり、この図
から明らかなように、内筒6の内部において、その上方
には水を通過させ得る通水域9を残してハンドル10が
設けられる。また、内筒6の周壁にはその軸方向に沿っ
て一端から他端に通じるスリット11を一連に形成して
いる。
【0017】図4に示すように、内筒6の内部にはその
スリット11を介してブラケット12が対向して突設し
てあり、その相互間にはばね13を介在せしめて該ばね
でスリット11を拡幅方向に付勢している。ばね13は
その内部を通る軸14にて支持してあり、その軸14は
ブラケット12を貫通してその両端にブラケットの外側
で離脱防止用の鍔部15が設けられる。
【0018】ここで、内筒6は外筒5と同径のパイプ素
材を用いて形成され、外筒5との嵌合時にはスリット1
1の幅を縮小して外筒5に圧入状態で嵌入される。従っ
て、その復元力とばね13の弾力とにより内筒6の外周
面が外筒5の内周面に密着し、相互間の水密性を向上さ
せることができる。
【0019】そして、その内筒6はスリット11の部分
が外筒5の窓部7から表出しない状態、例えば図4の如
くスリット11の部分を窓部7に対向させて外筒5に嵌
入されるのであり、このため内筒6はスリット11を除
く周壁で窓部7に堰8を形成して、その上端より上だけ
に水を通過させることができる。なお、ハンドル10は
その両端をねじにて内筒6に固定しているが、内筒6の
半径方向の伸縮を全体に均一にして外周全面を外筒5の
内周面に密着させるためにはハンドル10を伸縮軸にて
構成すると良い。
【0020】ところで、上述のように構成される水位調
整器4により水田の水位を調整するには、先ず図5のよ
うに窓部7を上方にして、外筒5の下端を地中にて排水
管3の一端に接続する。特に、外筒5は窓部7の下縁7
Aが設置面Gすなわち水田の底部より下になるようにし
て下端側を埋設する。ここで、内筒6はその下端6Aが
窓部7の下縁7Aより数ミリ程僅かに下となる位置を上
限にして外筒5の軸方向に摺動されるのであり、上限位
置にあってその上端6Bが窓部7の上縁7Bより数cm
〜数十cm下になり、下限位置では該内筒の上端6Bが
設置面Gより下の窓部の下縁7Aよりやや上か下になる
ようにしている。
【0021】そこで、潅水時には内筒6をハンドル10
をもって上下に移動させ、これを所要高さにして窓部7
に堰8を形成する。そして、その状態にして水田1に潅
漑用水を導入するのであり、これにより水量が徐々に増
して内筒6の上端まで達すると、その用水が内筒6の上
端6Bを越えて窓部7から内筒6の内部に流入し、排水
管3を通じて排水路2に排出されることになる。つま
り、水田1の水位は内筒6の上端6Bすなわち堰8の高
さ位置で保たれるようになり、それゆえ取水口を閉め忘
れるなどしても水位の上昇を防止することができる。
【0022】一方、水位を下げるには内筒6を下げれば
良く、このとき水位を内筒6の上端6Bの位置に調整す
ることができる。従って、収穫前などには内筒6の上端
6Bを設置面Gより低くして水田の貯水を全て放出する
こともできる。
【0023】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明に係る水位調整器によれば、窓部7は外筒5の一端
に一定の幅を残して形成することに限らず、図6のよう
に窓部7を外筒5の一端側に開放する凹状に形成しても
よい。また、本願に係る水位調整器は潅漑用水の水位調
整としてだけでなく、池や水槽その他の水位調整に用い
ることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば排水用の窓部を形成した外筒とその内側に嵌合さ
れる内筒との二重構造にして、内筒の高さを調整するだ
けで水田の水位を調整できるようにしたため軽便で、取
水口を閉め忘れるなどしても苗が水没することがなく、
しかも内筒にハンドルを設けているからその操作性が良
好であり、更に外筒の下端を既設の排水管に接続するだ
けで設備できるから設置作業が容易で、その占有面積も
外筒の直径だけになるのでデッドスペースを少なくして
耕地を有効利用できる。
【0025】また、内筒の周壁に一連のスリットを形成
して該スリットの幅を縮小させて内筒が外筒内に圧入状
態に嵌合されるようにしたため、外筒と内筒との間の水
密性が高く水位調整を設定通りに行え得る。特に、その
スリットを拡幅方向に付勢するばねを装備したため、外
筒と内筒との間の水密性を格段に良くして水位調整の精
度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水位調整器の使用例として水田を
示した断面概略図
【図2】本発明に係る水位調整器の一例を示した斜視図
【図3】水位調整器を構成する内筒を示した斜視図
【図4】その内筒を外筒の内側に嵌合した状態を示す軸
直角断面図
【図5】本願の水位調整器を部分的に破断して示した設
置状態図
【図6】本願に係る水位調整器の他の実施形態を示した
斜視図
【符号の説明】
1 水田 2 排水路 3 排水管 4 水位調整器 5 外筒 6 内筒 7 窓部 8 堰 9 通水域 10 ハンドル 11 スリット 12 ブラケット 13 ばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に排水用の窓部を形成した外筒と、
    この外筒の内側に嵌合される内筒で成り、このうち前記
    外筒はその軸方向一端寄りに前記窓部を形成し該窓部を
    上方にして下端が排水管の一端に接続され、また前記内
    筒は前記外筒の軸方向に移動可能と成しその下端を前記
    窓部の下縁より下にして窓部に高さ調整自在な堰を形成
    し、更に該内筒の内部には通水域を残して操作用のハン
    ドルが設けられることを特徴とする水位調整器。
  2. 【請求項2】 内筒はその周壁に軸方向に沿って一端か
    ら他端に通じるスリットを形成し該スリットの幅を縮小
    して外筒に圧入状態で嵌合されるようにした請求項1に
    記載の水位調整器。
  3. 【請求項3】 内筒の内側に、スリットの幅を拡張方向
    に付勢するばねが装備されている請求項2に記載の水位
    調整器。
JP9187892A 1997-07-14 1997-07-14 水位調整器 Pending JPH1128028A (ja)

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