JPH11280328A - 車両用スライドドア装置 - Google Patents
車両用スライドドア装置Info
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- JPH11280328A JPH11280328A JP10086072A JP8607298A JPH11280328A JP H11280328 A JPH11280328 A JP H11280328A JP 10086072 A JP10086072 A JP 10086072A JP 8607298 A JP8607298 A JP 8607298A JP H11280328 A JPH11280328 A JP H11280328A
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Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 充分なシール性を得ることと、スライド操作
性を向上することと、スライドドアのフラッシュサーフ
ェス化を図ることとを全て達成すること。 【解決手段】 スライドドアSDを支持するガイドレー
ルを、それぞれ前端が車内方向に湾曲した開口部3の上
縁の前上ガイドレール4と、開口部3の下縁の前下ガイ
ドレール5と、開口部3の下端部から後方に延在された
後下ガイドレール6とで構成し、ロック機構として、ス
ライドドアSDの内部に回動可能に支持されたパイプ9
aと、パイプ9aと一体の開閉用ハンドル2と、パイプ
9aの上下に設けられたフック9fと、コンテナに固定
されて各フック9fと係合するストライカ9hとを設
け、フック9fとストライカ9hとは、全閉となる直前
で係合可能となり、この係合状態から開閉用ハンドル2
の操作でフック9fを回動させるのに伴ってスライドド
アSDが全閉位置に変位するよう構成した。
性を向上することと、スライドドアのフラッシュサーフ
ェス化を図ることとを全て達成すること。 【解決手段】 スライドドアSDを支持するガイドレー
ルを、それぞれ前端が車内方向に湾曲した開口部3の上
縁の前上ガイドレール4と、開口部3の下縁の前下ガイ
ドレール5と、開口部3の下端部から後方に延在された
後下ガイドレール6とで構成し、ロック機構として、ス
ライドドアSDの内部に回動可能に支持されたパイプ9
aと、パイプ9aと一体の開閉用ハンドル2と、パイプ
9aの上下に設けられたフック9fと、コンテナに固定
されて各フック9fと係合するストライカ9hとを設
け、フック9fとストライカ9hとは、全閉となる直前
で係合可能となり、この係合状態から開閉用ハンドル2
の操作でフック9fを回動させるのに伴ってスライドド
アSDが全閉位置に変位するよう構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍車や保冷車な
どの保冷コンテナ車両に適用される車両用スライドドア
装置に関する。
どの保冷コンテナ車両に適用される車両用スライドドア
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保冷コンテナ車両に適用される車
両用スライドドア装置として、例えば実開平3−934
95号公報に記載のものが知られている。この従来の車
両用スライドドア装置は、コンテナの側面に開口部が設
けられ、この開口部の上下に直線状のレールが開口部よ
りも後方まで延在して設けられ、この上下レールに前後
2本の回動パイプが前後スライドならびに水平方向に回
動自在に支持され、これら回動パイプにスライドドアが
支持された構造となっている。
両用スライドドア装置として、例えば実開平3−934
95号公報に記載のものが知られている。この従来の車
両用スライドドア装置は、コンテナの側面に開口部が設
けられ、この開口部の上下に直線状のレールが開口部よ
りも後方まで延在して設けられ、この上下レールに前後
2本の回動パイプが前後スライドならびに水平方向に回
動自在に支持され、これら回動パイプにスライドドアが
支持された構造となっている。
【0003】この従来装置によれば、回動パイプをレー
ルに対して回動させることによりスライドドアを車外お
よび車内方向に変位させることができるものであり、し
たがって、スライドドアを全閉状態から開く時には、回
動パイプを回動させることでスライドドアをコンテナの
側面から車外方向に変位させ、そのコンテナ側面から離
れた状態で上下レールに沿ってスライドさせるものであ
る。また、スライドドアを全開状態から閉じる時には、
スライドドアをコンテナ側面から離れた状態で全開位置
から開口部を覆う位置までスライドさせ、この位置で回
動パイプを回動させてスライドドアを車内方向に変位さ
せ、開口部を閉じるものである。このように、全閉時に
スライドドアを車内方向に変位させることにより、開口
部とスライドドアとの間に介在されるシール部材を弾性
変形させて、コンテナ内の冷気が逃げないようにしっか
りとシールできるものである。ちなみに、このような保
冷コンテナにあっては、シール性を充分に確保するため
に、保冷機能を有していない車両のスライドドアに比べ
てシール部材の数を多くして、いわゆる二重シール構造
とするのが一般的であり、上記従来技術のように、回動
パイプを回動させてスライドドアを変位させる構造で
は、回動パイプにレバーを設けて、回動パイプを回動さ
せる時にレバー比が得られるようにすることで、小さな
操作力であっても、シール部材を確実に弾性変形させる
ことができる。
ルに対して回動させることによりスライドドアを車外お
よび車内方向に変位させることができるものであり、し
たがって、スライドドアを全閉状態から開く時には、回
動パイプを回動させることでスライドドアをコンテナの
側面から車外方向に変位させ、そのコンテナ側面から離
れた状態で上下レールに沿ってスライドさせるものであ
る。また、スライドドアを全開状態から閉じる時には、
スライドドアをコンテナ側面から離れた状態で全開位置
から開口部を覆う位置までスライドさせ、この位置で回
動パイプを回動させてスライドドアを車内方向に変位さ
せ、開口部を閉じるものである。このように、全閉時に
スライドドアを車内方向に変位させることにより、開口
部とスライドドアとの間に介在されるシール部材を弾性
変形させて、コンテナ内の冷気が逃げないようにしっか
りとシールできるものである。ちなみに、このような保
冷コンテナにあっては、シール性を充分に確保するため
に、保冷機能を有していない車両のスライドドアに比べ
てシール部材の数を多くして、いわゆる二重シール構造
とするのが一般的であり、上記従来技術のように、回動
パイプを回動させてスライドドアを変位させる構造で
は、回動パイプにレバーを設けて、回動パイプを回動さ
せる時にレバー比が得られるようにすることで、小さな
操作力であっても、シール部材を確実に弾性変形させる
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来技
術にあっては、シール部材の数が多くてもスライドドア
を閉じる時に軽い操作力で確実に全閉にすることができ
るものの、スライドドアの外側に2本の回動パイプおよ
びレバーが取り付けられ、かつ、上下レールもコンテナ
の側面に剥き出しとなっており、外観品質に劣るととも
に、空力改善および騒音低減のためのフラッシュサーフ
ェス化(平滑化)を図ることができない。加えて、保冷
コンテナなどの車両にあっては、コンテナ側面およびス
ライドドアに広告表示を行うことがあるが、このような
場合、スライドドアの外側に回動パイプなどが取り付け
られていると、この表示の障害となる。一方、上述のよ
うな外観品質の問題がなく、かつ、フラッシュサーフェ
ス化を図ることができるスライドドア装置としては、一
般のワンボックス車などに適用される装置が周知であ
る。この装置は、スライドドアの前後の内側にブラケッ
トが設けられ、このブラケットに設けられたローラがス
ライドレールを転動するよう構成され、かつ、スライド
レールの前端部が車内方向に湾曲した形状に形成されて
いる。この構造では、スライドドアの前部に設けられた
ローラが転動するスライドレールはスライドドアにより
覆い隠され、スライドドアの後部に設けられたローラが
転動するスライドレールのみが、全閉時に車外に露出す
るだけであるから、外観に優れ、また、スライドドアの
外側に回動パイプなどを設けていないから、フラッシュ
サーフェス化や広告表示も容易である。しかしながら、
このような構造では、上下のレールの前端部が車内方向
に湾曲された構造となっており、この湾曲部分をローラ
が転動するのに伴ってスライドドアが車内方向に変位す
る構造となっているため、全閉時にシール部材を弾性変
形させる際に、スライドドアに対してスライド方向に与
えた操作力の分力でしかシール部材を変形させることが
できないため、シール部材を二重シール構造とした場
合、大きなスライド操作力が必要であり、ドアを完全に
閉じるのが難しいという問題がある。特に、保冷コンテ
ナにあっては、保温性能の確保のためにスライドドア内
に保温材を設ける必要があり、この場合、スライドドア
の重量が重くなるため、より大きなスライド操作力が必
要であるし、また、このようにスライドドアの重量が重
くなると、坂道においてドアを閉じる時には、さらに大
きな操作力が必要となる。
術にあっては、シール部材の数が多くてもスライドドア
を閉じる時に軽い操作力で確実に全閉にすることができ
るものの、スライドドアの外側に2本の回動パイプおよ
びレバーが取り付けられ、かつ、上下レールもコンテナ
の側面に剥き出しとなっており、外観品質に劣るととも
に、空力改善および騒音低減のためのフラッシュサーフ
ェス化(平滑化)を図ることができない。加えて、保冷
コンテナなどの車両にあっては、コンテナ側面およびス
ライドドアに広告表示を行うことがあるが、このような
場合、スライドドアの外側に回動パイプなどが取り付け
られていると、この表示の障害となる。一方、上述のよ
うな外観品質の問題がなく、かつ、フラッシュサーフェ
ス化を図ることができるスライドドア装置としては、一
般のワンボックス車などに適用される装置が周知であ
る。この装置は、スライドドアの前後の内側にブラケッ
トが設けられ、このブラケットに設けられたローラがス
ライドレールを転動するよう構成され、かつ、スライド
レールの前端部が車内方向に湾曲した形状に形成されて
いる。この構造では、スライドドアの前部に設けられた
ローラが転動するスライドレールはスライドドアにより
覆い隠され、スライドドアの後部に設けられたローラが
転動するスライドレールのみが、全閉時に車外に露出す
るだけであるから、外観に優れ、また、スライドドアの
外側に回動パイプなどを設けていないから、フラッシュ
サーフェス化や広告表示も容易である。しかしながら、
このような構造では、上下のレールの前端部が車内方向
に湾曲された構造となっており、この湾曲部分をローラ
が転動するのに伴ってスライドドアが車内方向に変位す
る構造となっているため、全閉時にシール部材を弾性変
形させる際に、スライドドアに対してスライド方向に与
えた操作力の分力でしかシール部材を変形させることが
できないため、シール部材を二重シール構造とした場
合、大きなスライド操作力が必要であり、ドアを完全に
閉じるのが難しいという問題がある。特に、保冷コンテ
ナにあっては、保温性能の確保のためにスライドドア内
に保温材を設ける必要があり、この場合、スライドドア
の重量が重くなるため、より大きなスライド操作力が必
要であるし、また、このようにスライドドアの重量が重
くなると、坂道においてドアを閉じる時には、さらに大
きな操作力が必要となる。
【0005】加えて、保冷コンテナにあっては、荷物の
積み降ろし作業性を考慮すると、開口部をできるだけ広
くした方が好ましい。しかしながら、開口部を広くする
とスライドドアの必要なスライド量が大きくなり、開口
部から後方に延在される後側スライドレールの長さも長
くなる。このように後側スライドレールの長さが長くな
ると、後側スライドレールを開口部の中間の高さに配置
させた場合には、後側スライドレールがコンテナの側面
に長く延在されることになり、フラッシュサーフェス化
ならびに広告表示に悪影響を与えるし、一方、後側スラ
イドレールを開口部の下側に設けた場合には、後側スラ
イドレールと後輪のタイヤハウスとが干渉することにな
って、後側スライドレールの長さを必要長さ確保するの
が難しくなり、この場合、開口部の広さが制限される。
積み降ろし作業性を考慮すると、開口部をできるだけ広
くした方が好ましい。しかしながら、開口部を広くする
とスライドドアの必要なスライド量が大きくなり、開口
部から後方に延在される後側スライドレールの長さも長
くなる。このように後側スライドレールの長さが長くな
ると、後側スライドレールを開口部の中間の高さに配置
させた場合には、後側スライドレールがコンテナの側面
に長く延在されることになり、フラッシュサーフェス化
ならびに広告表示に悪影響を与えるし、一方、後側スラ
イドレールを開口部の下側に設けた場合には、後側スラ
イドレールと後輪のタイヤハウスとが干渉することにな
って、後側スライドレールの長さを必要長さ確保するの
が難しくなり、この場合、開口部の広さが制限される。
【0006】本発明は、上述の従来の問題点に着目して
なされたもので、充分なシール性を得ることと、スライ
ド操作性を向上することと、スライドドアのフラッシュ
サーフェス化を図ることとを全て達成することを主たる
目的とし、さらに、開口面積を確保しながらも、コンテ
ナ側面のフラッシュサーフェス化を図ることも目的とし
ている。
なされたもので、充分なシール性を得ることと、スライ
ド操作性を向上することと、スライドドアのフラッシュ
サーフェス化を図ることとを全て達成することを主たる
目的とし、さらに、開口面積を確保しながらも、コンテ
ナ側面のフラッシュサーフェス化を図ることも目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明の車両用スライドドア装置は、コンテナの側
面に開口部が設けられ、この開口部を開閉するスライド
ドアが、車体に設けられた複数のガイドレールに支持さ
れ、これらガイドレールは、開口部の上縁であって全閉
時にスライドドアにより覆い隠される位置に設けられて
スライドドアの前端上部を支持する前上ガイドレール
と、開口部の下縁であって全閉時にスライドドアにより
覆い隠される位置に設けられてスライドドアの前端下部
を支持する前下ガイドレールと、開口部の下端部からコ
ンテナ下端縁に沿って後方に延在されてスライドドアの
後端下部を支持する後下ガイドレールとから構成されて
いるとともに、各ガイドレールは、前端部がコンテナ内
方に湾曲されて全閉時にスライドドアを車幅方向に変位
させるよう構成され、前記スライドドアとコンテナとの
間には、スライドドア全閉時に弾性変形してコンテナ内
を外部とシールするシール材が設けられ、前記スライド
ドアの内部と車体とに、スライドドアを全閉状態に保持
するロック機構が向けられ、このロック機構は、スライ
ドドアの内部において、上下方向に延在されて回動可能
に支持されているとともに、車外に配置された開閉用ハ
ンドルと一体的に連結されたロッド部材と、このロッド
部材の上下端部にそれぞれ設けられたフックと、前記コ
ンテナに設けられて各フックとそれぞれ係合可能に構成
されたストライカとを備え、前記フックとストライカと
は、スライドドアを開状態から全閉状態に向けてスライ
ドさせた時に、全閉となる直前で係合可能となり、か
つ、この係合状態からフックを回動させるのに伴ってフ
ックとストライカとが相対変位することによりスライド
ドアを全閉位置に変位するよう構成されていることを特
徴とする。なお、請求項2記載のように、請求項1記載
の車両用スライドドア装置において、前記後下ガイドレ
ールを、後輪のホイルハウスよりも高い位置に配置する
のが好ましい。また、請求項3記載のように、請求項1
または2記載の車両用スライドドア装置において、前記
スライドドアを、その下端面が前下ガイドレールに対し
て上下方向で重なる位置に配置し、前記上下のストライ
カのうち下側のストライカを、上下方向で前下ガイドレ
ールと、開口部の下縁の一般部に沿って設けられたシー
ル材との間に配置するのが好ましい。
めに本発明の車両用スライドドア装置は、コンテナの側
面に開口部が設けられ、この開口部を開閉するスライド
ドアが、車体に設けられた複数のガイドレールに支持さ
れ、これらガイドレールは、開口部の上縁であって全閉
時にスライドドアにより覆い隠される位置に設けられて
スライドドアの前端上部を支持する前上ガイドレール
と、開口部の下縁であって全閉時にスライドドアにより
覆い隠される位置に設けられてスライドドアの前端下部
を支持する前下ガイドレールと、開口部の下端部からコ
ンテナ下端縁に沿って後方に延在されてスライドドアの
後端下部を支持する後下ガイドレールとから構成されて
いるとともに、各ガイドレールは、前端部がコンテナ内
方に湾曲されて全閉時にスライドドアを車幅方向に変位
させるよう構成され、前記スライドドアとコンテナとの
間には、スライドドア全閉時に弾性変形してコンテナ内
を外部とシールするシール材が設けられ、前記スライド
ドアの内部と車体とに、スライドドアを全閉状態に保持
するロック機構が向けられ、このロック機構は、スライ
ドドアの内部において、上下方向に延在されて回動可能
に支持されているとともに、車外に配置された開閉用ハ
ンドルと一体的に連結されたロッド部材と、このロッド
部材の上下端部にそれぞれ設けられたフックと、前記コ
ンテナに設けられて各フックとそれぞれ係合可能に構成
されたストライカとを備え、前記フックとストライカと
は、スライドドアを開状態から全閉状態に向けてスライ
ドさせた時に、全閉となる直前で係合可能となり、か
つ、この係合状態からフックを回動させるのに伴ってフ
ックとストライカとが相対変位することによりスライド
ドアを全閉位置に変位するよう構成されていることを特
徴とする。なお、請求項2記載のように、請求項1記載
の車両用スライドドア装置において、前記後下ガイドレ
ールを、後輪のホイルハウスよりも高い位置に配置する
のが好ましい。また、請求項3記載のように、請求項1
または2記載の車両用スライドドア装置において、前記
スライドドアを、その下端面が前下ガイドレールに対し
て上下方向で重なる位置に配置し、前記上下のストライ
カのうち下側のストライカを、上下方向で前下ガイドレ
ールと、開口部の下縁の一般部に沿って設けられたシー
ル材との間に配置するのが好ましい。
【0008】(作用)全閉状態のスライドドアを開く際
には、開閉用ハンドルにより開操作を行ってロッド部材
ならびにフックを回動させると、フックとストライカと
の係合が外れてスライドドアがスライド可能となり、ス
ライドドアを各ガイドレールに沿ってスライドさせる。
この時、各ガイドレールの湾曲部をスライドする時に車
外方向に変位し、その後、コンテナ側面から離れた位置
をスライドする。開状態のスライドドアを閉じる際に
は、スライドドアを全閉位置の近傍までスライドさせる
と、スライドドアのフックが車体のストライカと係合可
能な位置に達する。この状態で、開閉用ハンドルを操作
してロッド部材を回動させると、これに伴ってフックと
ストライカとが係合し、さらに、この係合状態を維持し
ながらフックとストライカとが相対回動を行い、この相
対回動によりスライドドアがガイドレールに沿って、前
方ならびに車内方向に変位してシール材を圧縮変形させ
ながら全閉状態となる。このようにロック機構を作動さ
せるにあたり、全閉時にスライドドアに与える操作力
は、フックがストライカと係合する位置と、開閉用ハン
ドルの長さに基づいて任意にレバー比を得ることができ
るもので、シール材の圧縮による反力が大きい場合に
は、大きなレバー比が得られるように設定する。
には、開閉用ハンドルにより開操作を行ってロッド部材
ならびにフックを回動させると、フックとストライカと
の係合が外れてスライドドアがスライド可能となり、ス
ライドドアを各ガイドレールに沿ってスライドさせる。
この時、各ガイドレールの湾曲部をスライドする時に車
外方向に変位し、その後、コンテナ側面から離れた位置
をスライドする。開状態のスライドドアを閉じる際に
は、スライドドアを全閉位置の近傍までスライドさせる
と、スライドドアのフックが車体のストライカと係合可
能な位置に達する。この状態で、開閉用ハンドルを操作
してロッド部材を回動させると、これに伴ってフックと
ストライカとが係合し、さらに、この係合状態を維持し
ながらフックとストライカとが相対回動を行い、この相
対回動によりスライドドアがガイドレールに沿って、前
方ならびに車内方向に変位してシール材を圧縮変形させ
ながら全閉状態となる。このようにロック機構を作動さ
せるにあたり、全閉時にスライドドアに与える操作力
は、フックがストライカと係合する位置と、開閉用ハン
ドルの長さに基づいて任意にレバー比を得ることができ
るもので、シール材の圧縮による反力が大きい場合に
は、大きなレバー比が得られるように設定する。
【0009】スライドドアの全閉時には、前上ガイドレ
ールおよび前下ガイドレールがスライドドアにより覆い
隠され、また、後下ガイドレールは、コンテナの下端縁
に沿って後方に延在されており、さらに、ロック機構
は、ロッド部材ならびにフックがスライドドア内に設け
られ、ストライカはスライドドアにより覆われる位置の
車体側に設けられ、車外側に露出されているのは、開閉
用ハンドルのみである。したがって、コンテナ側面に露
出している部材が無く、スライドドアにあっても開閉用
のハンドルのみが露出しているだけであるから、フラッ
シュサーフェス化を図ることができ、また、コンテナ側
面に広告などを表示する際に、これを妨げる部材が無
い。
ールおよび前下ガイドレールがスライドドアにより覆い
隠され、また、後下ガイドレールは、コンテナの下端縁
に沿って後方に延在されており、さらに、ロック機構
は、ロッド部材ならびにフックがスライドドア内に設け
られ、ストライカはスライドドアにより覆われる位置の
車体側に設けられ、車外側に露出されているのは、開閉
用ハンドルのみである。したがって、コンテナ側面に露
出している部材が無く、スライドドアにあっても開閉用
のハンドルのみが露出しているだけであるから、フラッ
シュサーフェス化を図ることができ、また、コンテナ側
面に広告などを表示する際に、これを妨げる部材が無
い。
【0010】請求項2記載の発明は、開口部を広く確保
して開閉時に必要なスライドドアのスライド量を大きく
した場合、各ガイドレールの長さが長くなっても、後下
ガイドレールが後輪のホイルハウスと干渉することが無
い。請求項3記載の発明は、車体においてストライカ
を、上下方向で開口部下縁の一般部に沿って設けたシー
ル材と、前下ガイドレールとの間の位置に設けているた
め、開口部の縁部の形状は、ストライカの位置に制約さ
れることがない。
して開閉時に必要なスライドドアのスライド量を大きく
した場合、各ガイドレールの長さが長くなっても、後下
ガイドレールが後輪のホイルハウスと干渉することが無
い。請求項3記載の発明は、車体においてストライカ
を、上下方向で開口部下縁の一般部に沿って設けたシー
ル材と、前下ガイドレールとの間の位置に設けているた
め、開口部の縁部の形状は、ストライカの位置に制約さ
れることがない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図2は本発明を適用した保冷コンテナ
車両を示す斜視図であり、コンテナCの側面にスライド
ドアSDが設けられている。なお、スライドドアSDの
外側面には、中央下部寄りの位置にスライド用ハンドル
1が設けられ、また、その後方には開閉用ハンドル2が
設けられている。両ハンドル1,2は、スライドドアS
Dの表面から突出することなく設けられており、スライ
ド用ハンドル1は、前記スライドドアSDおよび開口部
3の正面図である図1に示すように水平方向に延在され
た把持バー1aを有している。
面に基づいて説明する。 (実施の形態1)図2は本発明を適用した保冷コンテナ
車両を示す斜視図であり、コンテナCの側面にスライド
ドアSDが設けられている。なお、スライドドアSDの
外側面には、中央下部寄りの位置にスライド用ハンドル
1が設けられ、また、その後方には開閉用ハンドル2が
設けられている。両ハンドル1,2は、スライドドアS
Dの表面から突出することなく設けられており、スライ
ド用ハンドル1は、前記スライドドアSDおよび開口部
3の正面図である図1に示すように水平方向に延在され
た把持バー1aを有している。
【0012】この図1に示すように、前記スライドドア
SDは、前上ガイドレール4、前下ガイドレール5およ
び後下ガイドレール6の3本のガイドレール4,5,6
によって前後にスライド自在に支持されている。前記開
口部3は、コンテナCの側面に設けられ、図示のように
略長方形形状であって、四隅のコーナ部は、上側前部お
よび下側前後部については円弧状に形成されているが、
上側後部については斜めに傾斜して開口面積が狭められ
た形状に形成されている。この理由については後述す
る。また、前記前上ガイドレール4は、開口部3の上縁
に沿って前後方向に延在され、図示の全閉状態のスライ
ドドアSDにより覆い隠されるように配置されており、
前下ガイドレール5は、開口部3の下縁に沿って前後方
向に延在され、図示の全閉状態のスライドドアSDによ
り覆い隠されるように配置されており、後下ガイドレー
ル6は、前記前下ガイドレール5よりも僅かに下側の高
さにおいて、前記開口部3の後端部近傍から後方に延在
され、この位置は図2にも示すようにコンテナCの側面
の下端縁に沿った位置となっている。そして、スライド
ドアSDの内側面において、前端上部、前端下部、後端
下部の3箇所に、それぞれブラケット7a,7b,7c
が設けられ、各ブラケット7a,7b,7cに支持され
たローラが、それぞれ各ガイドレール4,5,6内を転
動可能に支持されている。
SDは、前上ガイドレール4、前下ガイドレール5およ
び後下ガイドレール6の3本のガイドレール4,5,6
によって前後にスライド自在に支持されている。前記開
口部3は、コンテナCの側面に設けられ、図示のように
略長方形形状であって、四隅のコーナ部は、上側前部お
よび下側前後部については円弧状に形成されているが、
上側後部については斜めに傾斜して開口面積が狭められ
た形状に形成されている。この理由については後述す
る。また、前記前上ガイドレール4は、開口部3の上縁
に沿って前後方向に延在され、図示の全閉状態のスライ
ドドアSDにより覆い隠されるように配置されており、
前下ガイドレール5は、開口部3の下縁に沿って前後方
向に延在され、図示の全閉状態のスライドドアSDによ
り覆い隠されるように配置されており、後下ガイドレー
ル6は、前記前下ガイドレール5よりも僅かに下側の高
さにおいて、前記開口部3の後端部近傍から後方に延在
され、この位置は図2にも示すようにコンテナCの側面
の下端縁に沿った位置となっている。そして、スライド
ドアSDの内側面において、前端上部、前端下部、後端
下部の3箇所に、それぞれブラケット7a,7b,7c
が設けられ、各ブラケット7a,7b,7cに支持され
たローラが、それぞれ各ガイドレール4,5,6内を転
動可能に支持されている。
【0013】図3はスライドドアSDならびにガイドレ
ール4,5,6を示す平面図であって、スライドドアS
Dは、アウタパネル8aとインナパネル8bとを接合さ
せて両パネル8a,8bの間に空間部8cを形成し、こ
の空間部8c内に図示を省略した断熱材が充填されてい
るとともに、後述するロック機構9(本図では図示省
略)が設けられている。また、各ガイドレール4,5,
6は、前端部が車内方向に湾曲されている。この湾曲部
分を各ローラが転動するのに伴ってスライドドアSDが
車幅方向に変位するものであり、すなわち、スライドド
アSDは、図中実線で示す全閉位置と、図中想像線で示
す全開位置との間で図中一点鎖線で示す軌跡mを辿っ
て、スライドドアSDが前後にスライド自在であるとと
もに全閉位置近傍で車幅方向に変位可能に支持されてい
るものである。このようにスライドドアSDをスライド
自在に支持する構造は、ワンボックスカーのスライドド
アSDなどにおいて周知の構造であり、各ローラは、各
ブラケット7a,7b,7cに対して首振機構により水
平方向に相対回動可能に支持されているが、これも周知
の構造であるため、図示は省略する。
ール4,5,6を示す平面図であって、スライドドアS
Dは、アウタパネル8aとインナパネル8bとを接合さ
せて両パネル8a,8bの間に空間部8cを形成し、こ
の空間部8c内に図示を省略した断熱材が充填されてい
るとともに、後述するロック機構9(本図では図示省
略)が設けられている。また、各ガイドレール4,5,
6は、前端部が車内方向に湾曲されている。この湾曲部
分を各ローラが転動するのに伴ってスライドドアSDが
車幅方向に変位するものであり、すなわち、スライドド
アSDは、図中実線で示す全閉位置と、図中想像線で示
す全開位置との間で図中一点鎖線で示す軌跡mを辿っ
て、スライドドアSDが前後にスライド自在であるとと
もに全閉位置近傍で車幅方向に変位可能に支持されてい
るものである。このようにスライドドアSDをスライド
自在に支持する構造は、ワンボックスカーのスライドド
アSDなどにおいて周知の構造であり、各ローラは、各
ブラケット7a,7b,7cに対して首振機構により水
平方向に相対回動可能に支持されているが、これも周知
の構造であるため、図示は省略する。
【0014】そして、前記開口部3の周縁には、全周に
亘ってシール材10a,10bが二重に設けられ、さら
に、スライドドアSDの先端と車体との間にもシール材
10cが設けられ、コンテナCは三重のシール材10
a,10b,10cにより外気とシールされている。な
お、スライドドアSDを全閉状態とした時には、これら
シール材10a,10b,10cは圧縮変形されるもの
である。
亘ってシール材10a,10bが二重に設けられ、さら
に、スライドドアSDの先端と車体との間にもシール材
10cが設けられ、コンテナCは三重のシール材10
a,10b,10cにより外気とシールされている。な
お、スライドドアSDを全閉状態とした時には、これら
シール材10a,10b,10cは圧縮変形されるもの
である。
【0015】前記スライドドアSDに設けられた開閉用
ハンドル2はロック機構9のロック・ロック解除の操作
を行うものであり、以下、ロック機構9の構成について
説明する。図4はスライドドアSDの縦断面図であっ
て、スライドドアSDの内部には、パイプ9aが上下方
向に延在されている。このパイプ9aは、スライドドア
SDの後端部に配置されており、アウタパネル8aにね
じ止め固定されたボディ9bならびに上下に設けられた
支持ブラケット9m,9mに回動自在に支持されてい
る。前記ボディ9bは、図5に示すように、車外方向に
開口され外周にフランジを有した箱状に形成されてい
る。そして、前記パイプ9aは、上側パイプ9cと下側
パイプ9dとを同軸に上下に配置させて構成され、上側
パイプ9cの下端、ならびに下側パイプ9dの上端が、
ボディ9b内に配置された開閉用ハンドル2にねじ止め
固定されている。また、開閉用ハンドル2とボディ9b
との間には、スプリング9eが設けられており、このス
プリング9eは、開閉用ハンドル2の回動角度に応じ所
定角度を境に、開閉用ハンドル2がボディ9b内に収ま
る方向(時計回り方向)に回動付勢したり、その逆にボ
ディ9bから突出する方向(反時計回り方向)に回動付
勢したりするよう構成されている。
ハンドル2はロック機構9のロック・ロック解除の操作
を行うものであり、以下、ロック機構9の構成について
説明する。図4はスライドドアSDの縦断面図であっ
て、スライドドアSDの内部には、パイプ9aが上下方
向に延在されている。このパイプ9aは、スライドドア
SDの後端部に配置されており、アウタパネル8aにね
じ止め固定されたボディ9bならびに上下に設けられた
支持ブラケット9m,9mに回動自在に支持されてい
る。前記ボディ9bは、図5に示すように、車外方向に
開口され外周にフランジを有した箱状に形成されてい
る。そして、前記パイプ9aは、上側パイプ9cと下側
パイプ9dとを同軸に上下に配置させて構成され、上側
パイプ9cの下端、ならびに下側パイプ9dの上端が、
ボディ9b内に配置された開閉用ハンドル2にねじ止め
固定されている。また、開閉用ハンドル2とボディ9b
との間には、スプリング9eが設けられており、このス
プリング9eは、開閉用ハンドル2の回動角度に応じ所
定角度を境に、開閉用ハンドル2がボディ9b内に収ま
る方向(時計回り方向)に回動付勢したり、その逆にボ
ディ9bから突出する方向(反時計回り方向)に回動付
勢したりするよう構成されている。
【0016】前記パイプ9aの上下両端には、それぞれ
フック9f,9fが、溶接や嵌合などにより固着されて
いる。このフック9fは、図示のように先端部に爪部9
gを有している。一方、スライドドアSDの全閉時にフ
ック9fが配置される位置の車体には、ストライカ9h
が固定されている。このストライカ9hは、図示のよう
に、進入空間部9jと係合部9kとを備え、進入空間部
9jの開口部をスライドドアSDの全閉時にフック9f
を迎える向きに向かせて配置されている。したがって、
スライドドアSDを開状態から全閉に向けてスライドさ
せた時に、フック9fが、図6において、二点鎖線の矢
印で示す向きで進入空間部9jに進入するものであり、
さらに、この位置でフック9fを図において時計回り方
向に回動させると、フック9fの爪部9gと、ストライ
カ9hの係合部9kとが係合し、フック9fを回動させ
る力の反力でフック9f全体が図において実線で示すよ
うに、進入空間部9j内に配置されるように構成されて
いる。なお、このフック9fとストライカ9hとの係合
および相対回動により、スライドドアSDがガイドレー
ル4〜6に沿って全閉位置に移動して、この時、各シー
ル材10a〜10cが圧縮変形されるものである。
フック9f,9fが、溶接や嵌合などにより固着されて
いる。このフック9fは、図示のように先端部に爪部9
gを有している。一方、スライドドアSDの全閉時にフ
ック9fが配置される位置の車体には、ストライカ9h
が固定されている。このストライカ9hは、図示のよう
に、進入空間部9jと係合部9kとを備え、進入空間部
9jの開口部をスライドドアSDの全閉時にフック9f
を迎える向きに向かせて配置されている。したがって、
スライドドアSDを開状態から全閉に向けてスライドさ
せた時に、フック9fが、図6において、二点鎖線の矢
印で示す向きで進入空間部9jに進入するものであり、
さらに、この位置でフック9fを図において時計回り方
向に回動させると、フック9fの爪部9gと、ストライ
カ9hの係合部9kとが係合し、フック9fを回動させ
る力の反力でフック9f全体が図において実線で示すよ
うに、進入空間部9j内に配置されるように構成されて
いる。なお、このフック9fとストライカ9hとの係合
および相対回動により、スライドドアSDがガイドレー
ル4〜6に沿って全閉位置に移動して、この時、各シー
ル材10a〜10cが圧縮変形されるものである。
【0017】なお、二重のシール材10a,10bは、
開口部3の前端および後端では、図示のように(図6に
おいては後端のみ示す)、開口部3の前後に立設された
アルミ押出成形品であるピラー部材11に一体に溶接さ
れたレインフォース12に支持されて開口部3の縁部に
設けられている。図6において二点鎖線で示すシール材
10a,10bは、開口部3の上端部において開口部3
の幅が狭まっている部分のものを示している。また、ス
ライドドアSDの先端と当接するシール材10cが前記
ピラー部材11に形成されたフランジに取り付けられて
いる。さらに、開口部3の上端部にあっては、図4に示
すように、前記ピラー部材11の上端部に架け渡された
アルミ押出成形品であるルーフレール13に、ブラケッ
ト14を介して二重のシール材10a,10bが支持さ
れ、また、前記ルーフレール13にシール材10cが取
り付けられている。さらに、開口部3の下端部にあって
は、二重のシール材10a,10bは、図7に示すよう
に、コンテナCのフロア14に固定されたブラケット1
5に固定され、かつ、その外側でシールを行う手段とし
て、スライドドアSDの下端部にシール材10dが取り
付けられている。このように、シール材10a,10
b,10c,10dからなる三重のシール構造が開口部
3の全周に亘って設けられている。
開口部3の前端および後端では、図示のように(図6に
おいては後端のみ示す)、開口部3の前後に立設された
アルミ押出成形品であるピラー部材11に一体に溶接さ
れたレインフォース12に支持されて開口部3の縁部に
設けられている。図6において二点鎖線で示すシール材
10a,10bは、開口部3の上端部において開口部3
の幅が狭まっている部分のものを示している。また、ス
ライドドアSDの先端と当接するシール材10cが前記
ピラー部材11に形成されたフランジに取り付けられて
いる。さらに、開口部3の上端部にあっては、図4に示
すように、前記ピラー部材11の上端部に架け渡された
アルミ押出成形品であるルーフレール13に、ブラケッ
ト14を介して二重のシール材10a,10bが支持さ
れ、また、前記ルーフレール13にシール材10cが取
り付けられている。さらに、開口部3の下端部にあって
は、二重のシール材10a,10bは、図7に示すよう
に、コンテナCのフロア14に固定されたブラケット1
5に固定され、かつ、その外側でシールを行う手段とし
て、スライドドアSDの下端部にシール材10dが取り
付けられている。このように、シール材10a,10
b,10c,10dからなる三重のシール構造が開口部
3の全周に亘って設けられている。
【0018】この図7は、実施の形態の下端部構造を示
す縦断面図であって、前記ブラケット15に固着された
支持部材16に、前下ガイドレール5が固定支持されて
いるとともに、後下ガイドレール6が固定支持されてい
る。また、スライドドアSDは、図示のように、インナ
パネル8bの下端面は、その一般部8dでは前下ガイド
レール5と水平方向で重なる高さに配置され、パイプ9
aのフック9fが設けられている位置の近傍の部分(後
端角部)には、ストライカ9hの進入空間91を形成す
るため切欠きまたは屈曲されて角部下端面8eが、二重
シールの外側(下側)のシール材10aと略同じ高さに
配置されている。また、前記進入空間91にフック9f
が臨んでいる。そして、スライドドアSDのインナパネ
ル8bの下端部に前記ブラケット7bが固着され、この
ブラケット7bに、図示は省略しているが、前下ガイド
レール5を転動するローラが取り付けられている。一
方、インナパネル8bの下面の一般部8dに、前記ブラ
ケット7cが固着され、このブラケット7cに図示は省
略しているが、後下ガイドレール6を転動するローラが
取り付けられている。
す縦断面図であって、前記ブラケット15に固着された
支持部材16に、前下ガイドレール5が固定支持されて
いるとともに、後下ガイドレール6が固定支持されてい
る。また、スライドドアSDは、図示のように、インナ
パネル8bの下端面は、その一般部8dでは前下ガイド
レール5と水平方向で重なる高さに配置され、パイプ9
aのフック9fが設けられている位置の近傍の部分(後
端角部)には、ストライカ9hの進入空間91を形成す
るため切欠きまたは屈曲されて角部下端面8eが、二重
シールの外側(下側)のシール材10aと略同じ高さに
配置されている。また、前記進入空間91にフック9f
が臨んでいる。そして、スライドドアSDのインナパネ
ル8bの下端部に前記ブラケット7bが固着され、この
ブラケット7bに、図示は省略しているが、前下ガイド
レール5を転動するローラが取り付けられている。一
方、インナパネル8bの下面の一般部8dに、前記ブラ
ケット7cが固着され、このブラケット7cに図示は省
略しているが、後下ガイドレール6を転動するローラが
取り付けられている。
【0019】また、スライドドアSDを全閉とした時
に、前記パイプ9aの下端に設けたフック9fと係合す
る位置に前記ストライカ9hが支持部材17を介して車
体に固定されている。なお、この支持部材17は、図で
は宙に浮いているように記載されているが、この支持部
材17は、開口部3の後側のピラー部材11に支持され
ている。前記ストライカ9hをこのように、二重シール
よりも低い位置に配置させていることにより、ストライ
カ9hの存在が開口部3の下端部の幅の制約となること
が無く、図1に示すように開口部3の下縁部の幅を広く
形成できる。ちなみに、上側のストライカ9hについて
は、二重のシール材10a,10bの一般部の水平方向
延長線上と重なる高さに配置させているため、開口部3
の上縁の後端部にあっては、ストライカ9hおよびそれ
を支持する部材と干渉しないように、上縁の後端部で
は、二重のシール材10a,10bの高さを後にいくに
したがって下げており、その結果、開口部3の上縁は、
下縁に比べて幅が狭くなっている。なお、前記後下ガイ
ドレール6が配置されている高さは、前述のようにコン
テナCの側面の下縁であって、かつ、図2に示す後輪の
ホイルハウスHHと干渉しない高さに設定されているも
のである。
に、前記パイプ9aの下端に設けたフック9fと係合す
る位置に前記ストライカ9hが支持部材17を介して車
体に固定されている。なお、この支持部材17は、図で
は宙に浮いているように記載されているが、この支持部
材17は、開口部3の後側のピラー部材11に支持され
ている。前記ストライカ9hをこのように、二重シール
よりも低い位置に配置させていることにより、ストライ
カ9hの存在が開口部3の下端部の幅の制約となること
が無く、図1に示すように開口部3の下縁部の幅を広く
形成できる。ちなみに、上側のストライカ9hについて
は、二重のシール材10a,10bの一般部の水平方向
延長線上と重なる高さに配置させているため、開口部3
の上縁の後端部にあっては、ストライカ9hおよびそれ
を支持する部材と干渉しないように、上縁の後端部で
は、二重のシール材10a,10bの高さを後にいくに
したがって下げており、その結果、開口部3の上縁は、
下縁に比べて幅が狭くなっている。なお、前記後下ガイ
ドレール6が配置されている高さは、前述のようにコン
テナCの側面の下縁であって、かつ、図2に示す後輪の
ホイルハウスHHと干渉しない高さに設定されているも
のである。
【0020】実施の形態1の車両用スライドドアSDで
は、全閉状態からドアを開く場合には、図1、図2、図
5に示す開閉用ハンドル2を、ボディー9bに収まって
いる状態から、手前に引くように車体外方に回転させ
る。これによりパイプ9aおよびその上下端部に設けた
フック9f,9fが一体的に回転し、フック9fが図6
の実線の状態から二点鎖線の状態となって、ストライカ
9hとの係合が外れる。したがって、スライドドアSD
を、車体側との係合が外れ、各ガイドレール4,5,6
に沿って車体後方へスライドさせることができる。この
時、スライド用ハンドル1を握ってスライドさせると、
スライドがスムーズになされる。
は、全閉状態からドアを開く場合には、図1、図2、図
5に示す開閉用ハンドル2を、ボディー9bに収まって
いる状態から、手前に引くように車体外方に回転させ
る。これによりパイプ9aおよびその上下端部に設けた
フック9f,9fが一体的に回転し、フック9fが図6
の実線の状態から二点鎖線の状態となって、ストライカ
9hとの係合が外れる。したがって、スライドドアSD
を、車体側との係合が外れ、各ガイドレール4,5,6
に沿って車体後方へスライドさせることができる。この
時、スライド用ハンドル1を握ってスライドさせると、
スライドがスムーズになされる。
【0021】一方、スライドドアSDを閉じる時には、
スライドドアSDを各ガイドレール4,5,6に沿って
前方にスライドさせる。そして、全閉位置の近傍までス
ライドすると、各ガイドレール4,5,6の前端の湾曲
部により車内方向へ変位し、フック9fの先端がストラ
イカ9hの進入空間部9jへ進入する。この状態からさ
らに、スライドドアSDの表面に設けられた開閉用ハン
ドル2を、車外方向に突出した状態から、ボディ9b内
へ収める向きに車体方向に回動させる。これに伴って、
フック9fが回動して、爪部9gと係合部9kとが係合
し、スライドドアSDが車内方向に引き寄せられるよう
にして全閉位置に向かうとともに、この時、シール材1
0a,10b,10cおよび10dが圧縮変形されて、
コンテナC内と外気とがシールされる。また、このよう
にシール材10a,10b,10cおよび10dが圧縮
変形した時には、これらシール材の弾性復元力がスライ
ドドアSDを押し戻す方向に作用するが、上述のように
開閉用ハンドル2によりレバー比を得て閉じ操作を行う
ようにしているため、少ない操作力でシール材の弾発力
に抗して、スライドドアSDを確実に全閉とすることが
できる。なお、スライドドアSDの前部は、前上、前下
の各ガイドレール4,5の前端の湾曲部と該ガイドレー
ル4,5を転動するローラとで車内方向に引かれ、シー
ル材10a,10b,10c,10dが圧縮変形されシ
ールされる。
スライドドアSDを各ガイドレール4,5,6に沿って
前方にスライドさせる。そして、全閉位置の近傍までス
ライドすると、各ガイドレール4,5,6の前端の湾曲
部により車内方向へ変位し、フック9fの先端がストラ
イカ9hの進入空間部9jへ進入する。この状態からさ
らに、スライドドアSDの表面に設けられた開閉用ハン
ドル2を、車外方向に突出した状態から、ボディ9b内
へ収める向きに車体方向に回動させる。これに伴って、
フック9fが回動して、爪部9gと係合部9kとが係合
し、スライドドアSDが車内方向に引き寄せられるよう
にして全閉位置に向かうとともに、この時、シール材1
0a,10b,10cおよび10dが圧縮変形されて、
コンテナC内と外気とがシールされる。また、このよう
にシール材10a,10b,10cおよび10dが圧縮
変形した時には、これらシール材の弾性復元力がスライ
ドドアSDを押し戻す方向に作用するが、上述のように
開閉用ハンドル2によりレバー比を得て閉じ操作を行う
ようにしているため、少ない操作力でシール材の弾発力
に抗して、スライドドアSDを確実に全閉とすることが
できる。なお、スライドドアSDの前部は、前上、前下
の各ガイドレール4,5の前端の湾曲部と該ガイドレー
ル4,5を転動するローラとで車内方向に引かれ、シー
ル材10a,10b,10c,10dが圧縮変形されシ
ールされる。
【0022】以上説明した、実施の形態1の車両用スラ
イドドアにあっては、上述のように構成したため、以下
に述べる効果を奏する。 (イ)各ガイドレール4,5,6を、前端部を湾曲させ
た構造として、スライドドアSDがガイドレール4,
5,6をスライドするのに伴って車幅方向に変位する構
成とし、かつ、図1あるいは図2に示すように、前上下
ガイドレール4,5は、全閉時にスライドドアSDと重
なる位置に配置し、後下ガイドレール6は、コンテナC
の側面の下端部に沿って配置させ、かつ、スライドドア
SDをロックするロック機構9は、図4などに示すよう
にスライドドアSD内に配置させて、スライドドアSD
の表面ならびにコンテナCの側面に、ロック機構9や各
ガイドレール4,5,6が突出しない構成としたため、
外観品質を向上させることができ、かつ、フラッシュサ
ーフェス化による空力性能の向上ならびに騒音の低減を
図ることができ、さらに、スライドドアSDならびにコ
ンテナCの側面に広告表示を行うことができるという効
果が得られる。
イドドアにあっては、上述のように構成したため、以下
に述べる効果を奏する。 (イ)各ガイドレール4,5,6を、前端部を湾曲させ
た構造として、スライドドアSDがガイドレール4,
5,6をスライドするのに伴って車幅方向に変位する構
成とし、かつ、図1あるいは図2に示すように、前上下
ガイドレール4,5は、全閉時にスライドドアSDと重
なる位置に配置し、後下ガイドレール6は、コンテナC
の側面の下端部に沿って配置させ、かつ、スライドドア
SDをロックするロック機構9は、図4などに示すよう
にスライドドアSD内に配置させて、スライドドアSD
の表面ならびにコンテナCの側面に、ロック機構9や各
ガイドレール4,5,6が突出しない構成としたため、
外観品質を向上させることができ、かつ、フラッシュサ
ーフェス化による空力性能の向上ならびに騒音の低減を
図ることができ、さらに、スライドドアSDならびにコ
ンテナCの側面に広告表示を行うことができるという効
果が得られる。
【0023】(ロ)コンテナCのシール構造として、シ
ール材10a,10b,10cおよび10dにより開口
部3の全周に亘って三重のシール構造として、全閉時に
シール材10a〜10dにより受ける反力が大きな構造
である一方、上記のように各ガイドレール4,5,6の
湾曲部分によりスライドしながら車幅方向に変位させる
構造として車幅方向に変位させる力が得難い構造であり
ながら、ロック機構9として、フック9fとストライカ
9hとを用いるとともに、開閉用ハンドル2とフック9
fとの長さの関係によりレバー比を得ることができるよ
うに構成したために、上述のようにスライドドアSDを
全閉とするのに大きな力が必要であるにもかかわらず、
小さな操作力で確実に全閉とすることができる。
ール材10a,10b,10cおよび10dにより開口
部3の全周に亘って三重のシール構造として、全閉時に
シール材10a〜10dにより受ける反力が大きな構造
である一方、上記のように各ガイドレール4,5,6の
湾曲部分によりスライドしながら車幅方向に変位させる
構造として車幅方向に変位させる力が得難い構造であり
ながら、ロック機構9として、フック9fとストライカ
9hとを用いるとともに、開閉用ハンドル2とフック9
fとの長さの関係によりレバー比を得ることができるよ
うに構成したために、上述のようにスライドドアSDを
全閉とするのに大きな力が必要であるにもかかわらず、
小さな操作力で確実に全閉とすることができる。
【0024】(ハ)開口部3を、図1に示すように、略
長方形に形成し、右上上部についてはコーナ部に出っ張
りがあって開口幅を僅かに狭めているが、下部について
は、コーナ部に出っ張りが無く、広い開口幅が得られる
ものであり、荷物の出し入れが容易である(図中に実線
で示す)。そして、後下ガイドレール6は、スライドド
アSDの下縁近傍の高さに配置させて、後輪のホイルハ
ウスHHと水平方向で干渉しない高さに配置させたた
め、開口幅を広くしてスライドドアSDの必要なスライ
ド量を大きくしても、後下ガイドレール6は必要な長さ
を確保することができる。
長方形に形成し、右上上部についてはコーナ部に出っ張
りがあって開口幅を僅かに狭めているが、下部について
は、コーナ部に出っ張りが無く、広い開口幅が得られる
ものであり、荷物の出し入れが容易である(図中に実線
で示す)。そして、後下ガイドレール6は、スライドド
アSDの下縁近傍の高さに配置させて、後輪のホイルハ
ウスHHと水平方向で干渉しない高さに配置させたた
め、開口幅を広くしてスライドドアSDの必要なスライ
ド量を大きくしても、後下ガイドレール6は必要な長さ
を確保することができる。
【0025】(ニ)スライドドアSDに、開閉用ハンド
ル2の他にスライド用ハンドル1を設けたため、スライ
ドドアSDのスライド操作が楽である。
ル2の他にスライド用ハンドル1を設けたため、スライ
ドドアSDのスライド操作が楽である。
【0026】(実施の形態2)次に、実施の形態2の車
両用スライドドア装置を説明する。この実施の形態2
は、実施の形態1の変形例であるから、実施の形態1と
同様の構成には実施の形態1と同じ符号を付けて説明を
省略するものとし、実施の形態1との相違点についての
み説明する。図8は、実施の形態2の装置の下端部を示
す縦断面図であり、実施の形態1の図7と対応している
もので、ストライカ9hが支持されている高さが実施の
形態1のものよりも高くなっている。すなわち、実施の
形態2では、スライドドアSDのインナパネル8bの下
端面の一般部8dが前下ガイドレール5よりも高い位置
に配置され、かつ、フック9fが設けられている部分
(後端角部)には、ストライカ9hの進入空間91を形
成するため切欠き又は屈曲されて角部下端面8eが設け
られ、該進入空間91にフック9fが臨んでおり、前記
角部下端面8eが、内側の二重のシール材10a,10
bの上側のシール材10bの一般部の水平方向への延長
線上に重なる高さに配置されている。そして、このフッ
ク9fの位置に対応してストライカ9hが下側のシール
材10aの一般部の水平方向への延長線上に重なる高さ
に配置されている。また、前記進入空間91に対応する
開口部3の下端部の後角部では、シール材10a,10
bともに、後ろにいくにしたがって上方へ向かう(高く
なる)傾斜部101a,101b(図1にも2点鎖線で
図示)を設けている。そして、前記ストライカ9hを、
シール材10a,10bの下側のシール材10aの傾斜
部101aより下部に設けている。
両用スライドドア装置を説明する。この実施の形態2
は、実施の形態1の変形例であるから、実施の形態1と
同様の構成には実施の形態1と同じ符号を付けて説明を
省略するものとし、実施の形態1との相違点についての
み説明する。図8は、実施の形態2の装置の下端部を示
す縦断面図であり、実施の形態1の図7と対応している
もので、ストライカ9hが支持されている高さが実施の
形態1のものよりも高くなっている。すなわち、実施の
形態2では、スライドドアSDのインナパネル8bの下
端面の一般部8dが前下ガイドレール5よりも高い位置
に配置され、かつ、フック9fが設けられている部分
(後端角部)には、ストライカ9hの進入空間91を形
成するため切欠き又は屈曲されて角部下端面8eが設け
られ、該進入空間91にフック9fが臨んでおり、前記
角部下端面8eが、内側の二重のシール材10a,10
bの上側のシール材10bの一般部の水平方向への延長
線上に重なる高さに配置されている。そして、このフッ
ク9fの位置に対応してストライカ9hが下側のシール
材10aの一般部の水平方向への延長線上に重なる高さ
に配置されている。また、前記進入空間91に対応する
開口部3の下端部の後角部では、シール材10a,10
bともに、後ろにいくにしたがって上方へ向かう(高く
なる)傾斜部101a,101b(図1にも2点鎖線で
図示)を設けている。そして、前記ストライカ9hを、
シール材10a,10bの下側のシール材10aの傾斜
部101aより下部に設けている。
【0027】要は、実施の形態1では、前下ガイドレー
ル5の直線部分とスライドドアSDのインナパネル8b
とが干渉しないように、前下ガイドレール5の直線部分
をスライドドアSDのインナパネル8bより車内側に配
置させ、スライドドアSDのインナパネルの下端面の一
般部8dを下方に下げ、フック9f、ストライカ9hの
位置を下げられるようにした。前下ガイドレール5の直
線部分を車内側に配置させた。その分前下ガイドレール
5の前端部(湾曲部分の前端)をより車内方向(車体中
心側)に位置させるとともにブラケット7bを車内方向
に長く形成しているのに対して、実施の形態2では、前
下ガイドレール5の直線部分より一般部8dの位置を高
く配置させることにより前下ガイドレール5の直線部分
とスライドドアSDのインナパネル8bとが干渉しない
ように構成しているもので、このため、前下ガイドレー
ル5を実施の形態1よりも車外側に配置させるととも
に、ブラケット7bの車内方向の寸法を短く形成してい
る。また、実施の形態1,2とも、前下ガイドレール5
が、ストライカ9h、フック9fの位置より上下方向で
ずれて下に設けられているので、前下ガイドレール5の
後端とストライカ9h、フック9fの位置が前後方向で
重ねることができ、ドア開口幅を広くできる。
ル5の直線部分とスライドドアSDのインナパネル8b
とが干渉しないように、前下ガイドレール5の直線部分
をスライドドアSDのインナパネル8bより車内側に配
置させ、スライドドアSDのインナパネルの下端面の一
般部8dを下方に下げ、フック9f、ストライカ9hの
位置を下げられるようにした。前下ガイドレール5の直
線部分を車内側に配置させた。その分前下ガイドレール
5の前端部(湾曲部分の前端)をより車内方向(車体中
心側)に位置させるとともにブラケット7bを車内方向
に長く形成しているのに対して、実施の形態2では、前
下ガイドレール5の直線部分より一般部8dの位置を高
く配置させることにより前下ガイドレール5の直線部分
とスライドドアSDのインナパネル8bとが干渉しない
ように構成しているもので、このため、前下ガイドレー
ル5を実施の形態1よりも車外側に配置させるととも
に、ブラケット7bの車内方向の寸法を短く形成してい
る。また、実施の形態1,2とも、前下ガイドレール5
が、ストライカ9h、フック9fの位置より上下方向で
ずれて下に設けられているので、前下ガイドレール5の
後端とストライカ9h、フック9fの位置が前後方向で
重ねることができ、ドア開口幅を広くできる。
【0028】上述のように、実施の形態2では、ストラ
イカ9hの支持位置が実施の形態1よりも高くなってい
るため、開口部3のその下縁は、図1において二点鎖線
で示すように、その後端下部において図示の位置よりも
高く配置されたストライカ9hを避けるために上方に上
げられているもので、実施の形態2では、開口部3が上
下対称形状に形成されている。
イカ9hの支持位置が実施の形態1よりも高くなってい
るため、開口部3のその下縁は、図1において二点鎖線
で示すように、その後端下部において図示の位置よりも
高く配置されたストライカ9hを避けるために上方に上
げられているもので、実施の形態2では、開口部3が上
下対称形状に形成されている。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明の車両用
スライドドア装置は、スライドドアを支持する各ガイド
レールを、前端部を湾曲させてガイドレールのスライド
に伴ってスライドドアが車幅方向に変位する構造とし、
前上下ガイドレールは、全閉時にスライドドアと重なる
位置に配置し、後下ガイドレールは、コンテナ側面の下
端縁に沿って配置させ、かつ、スライドドアをロックす
るロック機構は、スライドドア内に配置させて、スライ
ドドアの表面ならびにコンテナの側面に、開閉用ハンド
ルを除いてロック機構やガイドレールが突出しない構成
としたため、外観品質を向上させることができるという
効果が得られ、かつ、フラッシュサーフェス化による空
力性能の向上ならびに騒音の低減を図ることができると
いう効果が得られ、さらに、スライドドアならびにコン
テナ側面に広告表示を行うことができるという効果が得
られる。さらに、上述のようにガイドレールを湾曲させ
てスライドによる車両前後方向の変位に伴って車幅方向
に変位する構造としているが、全閉時におけるスライド
ドアの変位はロック機構のフックとストライカとの相対
回動により行う構成としているために、コンテナのシー
ル性を確保するためにシール材を多重に設けて全閉時に
大きな操作力が必要な構造にしたとしても、開閉用ハン
ドルとフックとのレバー比に基づいて、大きな操作力が
得られ、小さな操作力で確実に全閉になるようにするこ
とができ、高い操作性が得られるという効果を奏する。
スライドドア装置は、スライドドアを支持する各ガイド
レールを、前端部を湾曲させてガイドレールのスライド
に伴ってスライドドアが車幅方向に変位する構造とし、
前上下ガイドレールは、全閉時にスライドドアと重なる
位置に配置し、後下ガイドレールは、コンテナ側面の下
端縁に沿って配置させ、かつ、スライドドアをロックす
るロック機構は、スライドドア内に配置させて、スライ
ドドアの表面ならびにコンテナの側面に、開閉用ハンド
ルを除いてロック機構やガイドレールが突出しない構成
としたため、外観品質を向上させることができるという
効果が得られ、かつ、フラッシュサーフェス化による空
力性能の向上ならびに騒音の低減を図ることができると
いう効果が得られ、さらに、スライドドアならびにコン
テナ側面に広告表示を行うことができるという効果が得
られる。さらに、上述のようにガイドレールを湾曲させ
てスライドによる車両前後方向の変位に伴って車幅方向
に変位する構造としているが、全閉時におけるスライド
ドアの変位はロック機構のフックとストライカとの相対
回動により行う構成としているために、コンテナのシー
ル性を確保するためにシール材を多重に設けて全閉時に
大きな操作力が必要な構造にしたとしても、開閉用ハン
ドルとフックとのレバー比に基づいて、大きな操作力が
得られ、小さな操作力で確実に全閉になるようにするこ
とができ、高い操作性が得られるという効果を奏する。
【0030】請求項2記載の発明は、後下ガイドレール
を後輪のホイルハウスの上方に配置させて水平方向で重
ならない位置に配置させたため、後下ガイドレールの長
さが後輪のホイルハウスにより制約を受けることが無
く、開口部を広く確保してもスライドドアの必要なスラ
イド量を確保することができ、開口部の開口幅の確保が
容易で、高い設計自由度が得られるという効果を奏す
る。請求項3記載の発明は、車体においてストライカ
を、上下方向で開口部下縁の一般部に沿って設けたシー
ル材と、前下ガイドレールとの間の位置に設けているた
め、開口部の縁部の形状は、ストライカの位置に制約さ
れることがなく、開口部の開口幅を広く確保することが
でき、高い設計自由度が得られるという効果を奏する。
を後輪のホイルハウスの上方に配置させて水平方向で重
ならない位置に配置させたため、後下ガイドレールの長
さが後輪のホイルハウスにより制約を受けることが無
く、開口部を広く確保してもスライドドアの必要なスラ
イド量を確保することができ、開口部の開口幅の確保が
容易で、高い設計自由度が得られるという効果を奏す
る。請求項3記載の発明は、車体においてストライカ
を、上下方向で開口部下縁の一般部に沿って設けたシー
ル材と、前下ガイドレールとの間の位置に設けているた
め、開口部の縁部の形状は、ストライカの位置に制約さ
れることがなく、開口部の開口幅を広く確保することが
でき、高い設計自由度が得られるという効果を奏する。
【図1】本発明実施の形態1のスライドドアおよび開口
部の構成を示す正面視による説明図である。
部の構成を示す正面視による説明図である。
【図2】実施の形態1を適用した保冷コンテナ車両を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図3】実施の形態1のスライドドアならびにガイドレ
ールを示す平面図である。
ールを示す平面図である。
【図4】実施の形態1のスライドドアの支持構造を示す
縦断状態の概略図である。
縦断状態の概略図である。
【図5】実施の形態1のロック機構を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図6】実施の形態1の要部を示す横断面図である。
【図7】実施の形態1の下端部構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【図8】実施の形態2の下端部構造を示す縦断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 C コンテナ SD スライドドア HH ホイルハウス 1 スライド用ハンドル 1a 把持バー 2 開閉用ハンドル 3 開口部 4 前上ガイドレール 5 前下ガイドレール 6 後下ガイドレール 7a,7b,7c ブラケット 8a アウタパネル 8b インナパネル 8c 空間部 8d 一般部 9 ロック機構 9a パイプ(ロッド部材) 9b ボディ 9c 上側パイプ 9d 下側パイプ 9e スプリング 9f フック 9g 爪部 9h ストライカ 9j 進入空間部 9k 係合部 9m 支持ブラケット 10a,10b,10c,10d シール材 11 ピラー部材 12 レインフォース 13 ルーフレール 14 フロア 15 ブラケット 16 支持部材 17 支持部材
Claims (3)
- 【請求項1】 コンテナの側面に開口部が設けられ、 この開口部を開閉するスライドドアが、車体に設けられ
た複数のガイドレールに支持され、 これらガイドレールは、開口部の上縁であって全閉時に
スライドドアにより覆い隠される位置に設けられてスラ
イドドアの前端上部を支持する前上ガイドレールと、開
口部の下縁であって全閉時にスライドドアにより覆い隠
される位置に設けられてスライドドアの前端下部を支持
する前下ガイドレールと、開口部の下端部からコンテナ
下端縁に沿って後方に延在されてスライドドアの後端下
部を支持する後下ガイドレールとから構成されていると
ともに、各ガイドレールは、前端部がコンテナ内方に湾
曲されて全閉時にスライドドアを車幅方向に変位させる
よう構成され、 前記スライドドアとコンテナとの間には、スライドドア
全閉時に弾性変形してコンテナ内を外部とシールするシ
ール材が設けられ、 前記スライドドアの内部と車体とに、スライドドアを全
閉状態に保持するロック機構が向けられ、 このロック機構は、スライドドアの内部において、上下
方向に延在されて回動可能に支持されているとともに、
車外に配置された開閉用ハンドルと一体的に連結された
ロッド部材と、このロッド部材の上下端部にそれぞれ設
けられたフックと、前記コンテナに設けられて各フック
とそれぞれ係合可能に構成されたストライカとを備え、
前記フックとストライカとは、スライドドアを開状態か
ら全閉状態に向けてスライドさせた時に、全閉となる直
前で係合可能となり、かつ、この係合状態からフックを
回動させるのに伴ってフックとストライカとが相対変位
することによりスライドドアを全閉位置に変位するよう
構成されていることを特徴とする車両用スライドドア装
置。 - 【請求項2】 前記後下ガイドレールは、後輪のホイル
ハウスよりも高い位置に配置されていることを特徴とす
る請求項1記載の車両用スライドドア装置。 - 【請求項3】 前記スライドドアは、その下端面が前下
ガイドレールに対して上下方向で重なる位置に配置さ
れ、 前記上下のストライカのうち下側のストライカは、上下
方向で前下ガイドレールと、開口部の下縁の一般部に沿
って設けられたシール材との間に配置されていることを
特徴とする請求項1または2記載の車両用スライドドア
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10086072A JPH11280328A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 車両用スライドドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10086072A JPH11280328A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 車両用スライドドア装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280328A true JPH11280328A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13876509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10086072A Pending JPH11280328A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 車両用スライドドア装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280328A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100838641B1 (ko) | 2006-08-30 | 2008-06-16 | 주식회사 코리아코프 | 냉동컨테이너의 슬라이드도어 개폐장치 |
| CN108657659A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-10-16 | 扬州通利冷藏集装箱有限公司 | 一种集装箱和安装方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10086072A patent/JPH11280328A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100838641B1 (ko) | 2006-08-30 | 2008-06-16 | 주식회사 코리아코프 | 냉동컨테이너의 슬라이드도어 개폐장치 |
| CN108657659A (zh) * | 2017-12-07 | 2018-10-16 | 扬州通利冷藏集装箱有限公司 | 一种集装箱和安装方法 |
| CN108657659B (zh) * | 2017-12-07 | 2023-11-14 | 扬州通利冷藏集装箱有限公司 | 一种集装箱和安装方法 |
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