JPH11280404A - ガスタービン冷却翼 - Google Patents
ガスタービン冷却翼Info
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Abstract
却媒体による熱伝達率を向上させる。 【解決手段】 ガスタービン冷却翼の冷却通路2には多
数のリブ11が傾斜し、所定のピッチで配列している。
リブ11の長さは冷却通路2の全幅のほぼ中央部より多
少長くした位置で交互に逆に傾斜して前方のリブと接
し、その形状は互いに接する端部が高く、徐々に減少し
て低くなっている。冷却媒体はリブ11により渦流3b
が生じ、この渦流3bは(b),(c)に示すように両
側に発生し、(d)に示すように熱伝達率の高い領域6
をリブ11間の両側に生ずる。更に、リブ11同志の接
続部より生ずる小渦流7により熱伝達率が一層高まり、
この領域6が均一化され、平均熱伝達率の向上が図れ
る。
Description
翼に関し、ガスタービンの動翼や静翼の冷却通路内の熱
伝達率を向上させるような構造としたものである。
却通路が設けられており、この冷却通路に導入されて通
過する冷却媒体により、ガスタービン翼を内部から冷却
するようにしている。このような冷却により外周を流れ
る高温ガスに曝され、高温になるガスタービン翼の高温
化による強度低下を防止し、強度維持を図るようにして
いる。
り、図において、1は冷却翼(動翼)であり、内部に連
通する冷却通路2が設けられている。3は冷却媒体であ
り、冷却翼1の基部から翼内部に流入し、冷却通路2
a,2b,2cを順次流れて高温ガス5の流れる通路に
流出する。4はリブであり、後述するように多数のリブ
が傾斜して各冷却通路2a,2b,2cの内壁面に配列
しており、流入した冷却媒体3により流れ9を生じて熱
伝達率を向上させるようにしている。
却通路の拡大詳細図であり、(a)は冷却通路の部分平
面図、(b)は同部分斜視図である。図において、冷却
翼1内の冷却通路2には冷却媒体3の流れ方向に対し、
傾斜させた一定の角度θとピッチPをもつリブ4が、冷
却通路2の全幅Wにわたり、高さeで突設されている。
冷却媒体3は図7でも説明したように、冷却翼1の外方
から冷却通路2に導入され、冷却翼1の内部を順次冷却
しながら、高温ガス5中に放出される。この際、リブ4
は冷却媒体3の流れに攪乱を生じさせて、冷却通路2を
流れる冷却媒体3の熱伝達率を向上させるものである。
のフローパターンとそれに伴う冷却作用を模式的に説明
する図であり、図において、(a)は冷却通路を平面で
見た時の冷却媒体3の流れの方向を、(b)は同側面で
見た時の流れを、(c)は同斜視的に見た時の流れをそ
れぞれ示し、(d)は冷却通路の熱伝達率分布を示した
図である。
れは、(b)に示すようにリブ4によって渦流3aとな
り、(c)に示すように傾斜して設けたリブ4に沿うよ
うに、上流側から下流側へと一定方向を向いて流れる。
この為、同図(d)に熱伝達率分布として概念的に示す
ように、渦流3aが冷却通路2壁に対して漸近する(境
界層が薄い)上流側において、熱伝達率の高い領域10
が生じる反面、渦流3aが冷却通路2壁から遠ざかる
(境界層が厚い)下流側においては、上流側に比して熱
伝達率が低下する傾向となり、場所によって熱伝達率の
不均一が生じ全体としての平均熱伝達率向上を減じてい
た。
スタービン冷却翼においては、図6に示すように冷却媒
体がリブ4に沿って生じる渦流3aとなって冷却通路2
内を流れ、図6(d)に示すように冷却通路2の壁面で
渦流3aが壁面に対して漸近する部分において熱伝達率
の高い領域10を生じ、又、反面渦流3aが冷却通路2
の壁面から遠ざかる部分において熱伝達率が低下する領
域が生じ、熱伝達率が不均一となり、平均した熱伝達率
が低下する原因となっていた。
通路において、リブの配置や形状に工夫をし、冷却通路
内で冷却媒体の流れにより生ずる熱伝達率の高い領域を
リブとリブ間に均一に生ずるようにし、全体の平均熱伝
達率を向上させるような冷却通路の構造を提供すること
を課題としてなされたものである。
決するために次の(1)乃至(5)の手段を提供する。
同冷却通路内壁には多数のリブを冷却媒体の流れ方向と
交差するように所定のピッチで配設したガスタービン冷
却翼において、前記各リブは前記冷却通路の側面から中
央部を越える位置まで伸びると共に、冷却媒体の流れ方
向に対して左右交互に逆に傾斜して順次配設され、前記
各リブの中央部を越えた先端は冷却媒体流れ方向の前流
側リブの側面とそれぞれ接していることを特徴とするガ
スタービン冷却翼。
ブの高さは、冷却通路の中央部を越える先端が他端より
も高く、同他端に向かって減少する形状であることを特
徴とするガスタービン冷却翼。
同冷却通路内壁には多数のリブを冷却媒体の流れ方向と
交差するように所定のピッチで配設したガスタービン冷
却翼において、前記リブの長手方向の所定位置には、同
リブとほぼ直交するように立設したことを特徴とするガ
スタービン冷却翼。
ンは配列するリブに所定間隔で設けたことを特徴とする
ガスタービン冷却翼。
記ピンは冷却通路の背側と腹側の壁面に連結されている
ことを特徴とするガスタービン冷却翼。
媒体の流れ方向に対して交互に逆に傾斜し、冷却通路の
中央部よりやや側面寄りで前方のリブの側面と接してい
る。従って冷却媒体の流れは交互に逆方向に傾斜したリ
ブに沿って流れる渦流が両側に生じ、この渦流は所定の
ピッチで配列した前後のリブ間を順次旋回しながら流
れ、このリブ間の冷却通路両側に熱伝達率の高い領域が
生じ、従来のように熱伝達率の高い領域が片寄って生ず
るようなことがなく、高熱伝達領域が均一化され、全体
の平均熱伝達率が向上する。
さが互いに接する端部が高く側面の方が順次低くなって
いるので、接する部分の角部にも流れ方向に向かう小渦
流が生じ、この小渦流によっても熱伝達率を高める作用
を助長する。
されているので、従来と同じように渦流によって熱伝達
率の高い領域が生ずると共に、更に、これに加えてピン
の後流側にも渦状の流れが生じ、この流れはリブの傾斜
に沿って流れ、従来高い熱伝達率の生じにくい領域にも
このピンにより生じた流れにより熱伝達率の高い領域が
生じ、熱伝達率の高い領域を均一化して全体の平均熱伝
達率が向上する。
部のリブだけでなく所定の間隔に設けても良く、ピンに
より生ずる流れによる高熱伝達領域を必要に応じて適宜
調整することができる。更に本発明の(5)では各ピン
が背側と腹側に連結して設けるのでこのピンを冷却通路
内部の補強部材として兼用することができる。
図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実施
の第1形態に係るガスタービン冷却動翼を示し、(a)
は冷却通路の部分拡大平面図、(b)はその側面図、
(c)はその斜視図である。これら図において、11は
多数のリブであり、冷却通路2の内壁面に一定角度θ、
一定ピッチPで冷却媒体3の主流方向に対して傾斜し、
その傾斜を左右交互に逆の傾斜で配列している。
てWよりも小さいWaの位置まで傾斜して配置され、そ
の高さは中央部からやや側面寄りのWaの位置において
eとし、その位置から外側(下流側)に向かって高さを
減少してゆき、端部においてeよりも低いfとなるよう
に形成されている。
部において上流側の傾斜したリブ11の側面と接し、こ
の接する部分においては上流側リブ11よりも高くな
り、これより突出している。このような傾斜したリブ1
1を交互に逆に傾斜させ、高さeの高い部分を上流側リ
ブ11の側面の中央部近辺で接するようにし、このよう
な多数のリブ11を冷却通路2の冷却媒体3の主流方向
へピッチPで多数配置している。
フローパターンと熱伝達率分布を示し、(a)はフロー
パターンの平面図、(b)はその側面図、(c)はその
斜視図であり、(d)は熱伝達率分布図である。これら
の図に示すように、冷却媒体は交互に中央部で逆方向に
傾斜して配置されているリブ11により、冷却通路2の
中央部から両外側に分かれる流れとなる渦流3bが生ず
る。
Pで傾斜して配列しているリブ11間の空間から次の下
流側の空間へ向かって旋回する渦流となり、又、リブ1
1の形状が高さeからfへと低くなる形状であり、リブ
同志が接する端部では高さに差があるのでこの高さeの
リブ11角部で小渦流7が発生する。この小渦流7も、
リブ同志の接する部分が左右に交互に形成されているの
で両側に生ずることになる。
来の冷却構造と同様に、発生する渦流3bの上流側では
図2(d)に示すように熱伝達率の高い領域6が形成さ
れるが、渦流3bは両外側に生じているのでこの領域6
もリブ11の配列で形成される空間の両側に生ずること
になる。
うに変化しているので、リブ同志の接合部のリブ角部に
生ずる小渦流7も両側に発生し、上記の高熱伝達率の領
域6の発生を助長し、更に熱伝達率向上を高めることが
できる。
ては、e=fでも同様の効果が期待でき、必要な熱伝達
率が得られるように、このe,fの値を選択し、高熱伝
達率の得られる程度を調整すれば良いものである。
リブ11を傾斜させ、その傾斜を交互に配置して先端部
を前流側のリブ側面に接し、かつその寸法をe〜fと変
形させる形状とすることにより、熱伝達率の高い領域6
を増加させ、冷却通路2の両側に均一に生ずるように
し、更に接合部の角部に生ずる小渦流7によっても熱伝
達率の高い領域が生ずるのを助長し、冷却翼の全体の平
均熱伝達率が向上するものである。
タービン冷却翼を示し、(a)は冷却通路の部分拡大平
面図、(b)はその側面図、(c)はその斜視図であ
る。これら図において、本実施の第2形態の形状は、基
本的にはリブ形状及びその配置は従来技術の形状をベー
スとしており、熱伝達率の低い領域を更に熱伝達率を高
めるようにしたものである。
対してほぼ中央部の寸法Cの位置においてリブ4上にピ
ン8を取付けたものである。ピン8の形状は直径がdで
高さがhであり、図では各リブ4すべてに配置している
が、かならずしもすべてのリブ4に配置せずに何枚か毎
に飛び越して配置しても良いものである。
る冷却媒体のフローパターンと熱伝達率分布を示し、
(a)はフローパターンの平面図、(b)はその側面
図、(c)はその斜視図、(d)は熱伝達率分布を示す
図である。これら図に示すように、リブ4により生じた
濁流3aが形成され、この濁流3aにより(a)に示す
ように熱伝達率の高い領域10が生ずる。この領域10
は従来例と同様の作用である。
8の後縁側には、ピン8により生じた渦流12が形成さ
れ、この渦流12はリブ4の傾きに沿って流れ、領域1
0と反対側に(d)に示すように熱伝達率の高い領域1
1が形成される。従って、ピン8の直径d,高さhを任
意に決定することにより領域11の熱伝達率を調整する
ことができる。
ピン8はリブ4の長手方向に沿って複数本配置すること
もでき、この場合には高い熱伝達率の領域を拡大させる
ことができる。
式の場合は、例えば翼の背側と腹側とをピン8で接続
し、薄肉構造である中空翼の補強材として、冷却促進と
兼ねて用いると好適である。本実施の第2形態において
も実施の第1形態と同じく熱伝達率の高くなる領域が増
加することで平均熱伝達率の向上が図れる。
は、翼内部に連通する冷却通路を有し、同冷却通路内壁
には多数のリブを冷却媒体の流れ方向と交差するように
所定のピッチで配設したガスタービン冷却翼において、
前記各リブは前記冷却通路の側面から中央部を越える位
置まで伸びると共に、冷却媒体の流れ方向に対して左右
交互に逆に傾斜して順次配設され、前記各リブの中央部
を越えた先端は冷却媒体流れ方向の前流側リブの側面と
それぞれ接していることを特徴としている。又、(2)
は上記(1)の発明において前記リブの高さは、冷却通
路の中央部を越える先端が他端よりも高く、同他端に向
かって減少する形状であることを特徴としている。この
ような構成により、従来のように熱伝達率の高い領域が
片寄って生ずることがなく冷却通路に熱伝達率の高い領
域が均一に生じ、全体の平均熱伝達率が向上する。
内部に連通する冷却通路を有し、同冷却通路内壁には多
数のリブを冷却媒体の流れ方向と交差するように所定の
ピッチで配設したガスタービン冷却翼において、前記リ
ブの長手方向の所定位置には、同リブとほぼ直交するよ
うにピンを立設したことを特徴としている。又、(4)
は上記(3)の発明において、前記ピンは配列するリブ
に所定間隔で設けたことを特徴とし、(5)では上記
(3)又は(4)の発明において、前記ピンは冷却通路
の背側と腹側の壁面に連結されていることを特徴として
いる。このような構成によっても、従来のように熱伝達
率の高い領域の発生に加え、更にピンの後流側に発生す
る流れによって従来の熱伝達率の低い領域にも熱伝達率
の高い領域を生じさせることができ、全体の平均熱伝達
率を高めることができる。
却翼を示し、(a)は冷却通路の部分拡大平面図、
(b)はその側面図、(c)はその斜視図である。
却翼の冷却媒体のフローを示し、(a)はフローパター
ンの平面図、(b)はその側面図、(c)はその斜視
図、(d)は熱伝達率分布図である。
却翼を示し、(a)は冷却通路の部分拡大平面図、
(b)はその側面図、(c)はその斜視図である。
却翼の冷却媒体のフローを示し、(a)はフローパター
ンの平面図、(b)はその側面図、(c)はその斜視
図、(d)は熱伝達率分布図である。
却通路の部分拡大平面図、(b)はその斜視図である。
を示し、(a)はフローパターン平面図、(b)はその
側面図、(c)はその斜視図、(d)は熱伝達率分布図
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 翼内部に連通する冷却通路を有し、同冷
却通路内壁には多数のリブを冷却媒体の流れ方向と交差
するように所定のピッチで配設したガスタービン冷却翼
において、前記各リブは前記冷却通路の側面から中央部
を越える位置まで伸びると共に、冷却媒体の流れ方向に
対して左右交互に逆に傾斜して順次配設され、前記各リ
ブの中央部を越えた先端は冷却媒体流れ方向の前流側リ
ブの側面とそれぞれ接していることを特徴とするガスタ
ービン冷却翼。 - 【請求項2】 前記リブの高さは、冷却通路の中央部を
越える先端が他端よりも高く、同他端に向かって減少す
る形状であることを特徴とする請求項1記載のガスター
ビン冷却翼。 - 【請求項3】 翼内部に連通する冷却通路を有し、同冷
却通路内壁には多数のリブを冷却媒体の流れ方向と交差
するように所定のピッチで配設したガスタービン冷却翼
において、前記リブの長手方向の所定位置には、同リブ
とほぼ直交するようにピンを立設したことを特徴とする
ガスタービン冷却翼。 - 【請求項4】 前記ピンは配列するリブに所定間隔で設
けたことを特徴とする請求項3記載のガスタービン冷却
翼。 - 【請求項5】 前記ピンは冷却通路の背側と腹側の壁面
に連結されていることを特徴とする請求項3又は4記載
のガスタービン冷却翼。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07918498A JP3426956B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | ガスタービン冷却翼 |
| EP99105483A EP0945595A3 (en) | 1998-03-26 | 1999-03-17 | Gas turbine cooled blade |
| CA002266140A CA2266140C (en) | 1998-03-26 | 1999-03-19 | Gas turbine cooled blade |
| CA002381474A CA2381474C (en) | 1998-03-26 | 1999-03-19 | Gas turbine cooled blade |
| CA002381484A CA2381484C (en) | 1998-03-26 | 1999-03-19 | Gas turbine cooled blade |
| US09/272,559 US6290462B1 (en) | 1998-03-26 | 1999-03-19 | Gas turbine cooled blade |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07918498A JP3426956B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | ガスタービン冷却翼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280404A true JPH11280404A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3426956B2 JP3426956B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=13682902
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3426956B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6955525B2 (en) | 2003-08-08 | 2005-10-18 | Siemens Westinghouse Power Corporation | Cooling system for an outer wall of a turbine blade |
| CN111005769A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-14 | 中国科学院工程热物理研究所 | 一种用于涡轮叶片内冷通道的v型凹陷肋结构 |
| KR20210121592A (ko) * | 2020-03-30 | 2021-10-08 | 한화에어로스페이스 주식회사 | 터빈 블레이드 |
| CN115234306A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-10-25 | 中国航发燃气轮机有限公司 | 一种燃气轮机透平气冷叶片 |
| CN116291750A (zh) * | 2023-01-13 | 2023-06-23 | 西北工业大学 | 一种适用于涡轮叶片内部冷却的耦合结构及应用 |
| CN116398252A (zh) * | 2023-02-15 | 2023-07-07 | 中国联合重型燃气轮机技术有限公司 | 涡轮叶片和用于涡轮叶片的扰流结构和燃气轮机 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP07918498A patent/JP3426956B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3426956B2 (ja) | 2003-07-14 |
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