JPH11280414A - 可変バルブタイミング装置付dohcエンジン - Google Patents

可変バルブタイミング装置付dohcエンジン

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JPH11280414A
JPH11280414A JP8668198A JP8668198A JPH11280414A JP H11280414 A JPH11280414 A JP H11280414A JP 8668198 A JP8668198 A JP 8668198A JP 8668198 A JP8668198 A JP 8668198A JP H11280414 A JPH11280414 A JP H11280414A
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variable valve
transmission member
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晃 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カム軸2をカムプーリ5に対し相対回転させ、
バルブ23の開閉タイミングを変更して、出力向上、燃
費低減等の両立を図るVVT10を装備し、吸気バルブ
23及び排気バルブ24の挟み角が狭い狭角型のDOH
CエンジンEにおいて、主にカム軸2の1番ジャーナル
及びその軸受部4に加わる負担を低減することで、生産
コストの著しい上昇やエンジン全長の無用の増大を招く
ことなく、信頼性の向上を図る。 【解決手段】吸気側と排気側の2本のカム軸2,3を、
シリンダヘッド1のヘッドボルト孔20,20,…の中
心線方向から見て、該中心線に重なるようにエンジン幅
方向に互いに近づけて配置する。VVT10が配置され
た吸気側のカム軸2を、タイミングベルト9の緩み側ス
パンが進入するカムプーリ5を有する緩み側のカム軸と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カム軸に対するス
プロケットやタイミングプーリ等の回転位相を変えて、
バルブの開閉タイミングを変更するようにした可変バル
ブタイミング装置(以下、VVTという)付DOHCエ
ンジンに関し、特に、吸排気性の向上及びコンパクト化
のためにバルブの挟み角を狭めたものの技術分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のVVT付エンジンと
して、例えば、特開平9−250310号公報に開示さ
れるように、吸気側のカム軸の一端部にアクチュエータ
を設け、このアクチュエータによりタイミングプーリと
カム軸とを相対的に回動させるようにしたものが知られ
ている。そして、一般に、上記アクチュエータとして、
吸気側カム軸の端部に回転一体に連結された内側回動部
材と、該内側回動部材に対し相対回転可能に外嵌合され
て連結される一方、タイミングプーリに回転一体に連結
された外側回動部材とを備え、上記内側回動部材を外側
回動部材に対し油圧力によって正逆両側に回動させるよ
うにした油圧式のものが用いられている。
【0003】また、吸気バルブと排気バルブとの間のバ
ルブ挟み角を例えば40度以下に狭めたDOHCエンジ
ンは従来から知られており、このものでは、バルブが上
下方向に延びるように配置されるので、吸気ポート及び
排気ポートの形状の自由度が高くなり、そのポート形状
の設計により流通抵抗を低減して、特に吸気性の向上を
図れるという利点がある。また、バルブ挟み角の狭角化
に伴い2本のカム軸同士の間隔が短縮されるので、シリ
ンダヘッドを幅方向に短縮でき、また、タイミングプー
リやスプロケットの張り出しが少なくなって、エンジン
幅方向のコンパクト化が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
VVT付エンジンでは、カム軸の端部にかなり重量のあ
るVVTを片持ち支持する構造であるので、該VVTに
最も近いカム軸のいわゆる1番ジャーナルの軸受部に大
きな負担がかかり易く、バルブ挟み角を狭めたときに
は、以下のような信頼性の面での不具合が生じる。すな
わち、バルブ狭角化に伴いバルブが上下方向に延びるよ
うに配置されるため、バルブを開閉作動させるときにカ
ム軸を突き上げるバルブ反力が増大し、このことで、該
カム軸に対し作用するタイミングベルトの張力が大きく
なって、カム軸自体や軸受部への負担が過大なものにな
る虞れがある。
【0005】また、2本のカム軸同士の間隔が短くなる
と、カム軸を支持する軸受部がシリンダヘッド上で相対
的にエンジンの幅方向内側に配置されることになるの
で、シリンダヘッドをシリンダブロックに締結するヘッ
ドボルトと上記軸受部との干渉の問題が生じる。そのた
め、上記1番ジャーナルの軸受部の負担を低減するため
にその軸受面の面積を拡大して、面圧を低下させようと
しても、上記の干渉の問題を回避しようとすれば、軸受
面を十分に拡大することはできない。
【0006】これに対し、上記1番ジャーナル部分の軸
受径を拡大して軸受面積を増大させることも考えられる
が、この場合には、1番ジャーナルの軸受部のみを同一
のカム軸を支持する他の軸受部とは別に加工することに
なり、各軸受部の間で同心度を従来同様に高精度に維持
することが難かしい上、生産コストの著しい上昇を招く
という不具合がある。
【0007】その他、例えば実開昭63−112号公報
に開示されるように、カム軸の先端に支持されたVVT
を反対側からも回転自在に支持して両持ちの構造とする
ことも考えられるが、この構造では、エンジンの長手方
向の寸法が無用に大きくなるので、近年のエンジンに対
するコンパクト化の要請に鑑みると、実現は困難であ
る。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、VVTを備えかつバ
ルブ挟み角を狭角化したDOHCエンジンにおいて、V
VTやカム軸軸受部の配置に工夫を凝らし、主にカム軸
の1番ジャーナル及びその軸受部に加わる負担を低減す
ることで、生産コストの著しい上昇やエンジン全長の無
用の増大を招くことなく、信頼性の向上を図ることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の解決手段では、シリンダヘッドの左
右両側に配設され、かつクランク軸上の駆動輪に共通の
無端伝動部材を介して駆動連結される従動輪が設けら
れ、クランク軸に同期して駆動されてそれぞれバルブを
開閉作動させる第1及び第2の2本のカム軸と、該第1
カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸と上記従動輪と
を相対回転させて、上記第1カム軸のクランク軸に対す
る回転位相を変更するバルブタイミング可変手段とを備
えた可変バルブタイミング装置付DOHCエンジンを前
提とする。そして、上記第1及び第2の各カム軸は、シ
リンダの左右両側に形成されたヘッドボルト孔の中心線
方向から見て、該左右各側のヘッドボルト孔の中心線に
重なるように配置されており、上記第1カム軸は、無端
伝動部材の緩み側スパンが進入する従動輪を有する緩み
側のカム軸とする。
【0010】ここで、上記緩み側スパンとは、無端伝動
部材が駆動輪と従動輪との間に張られて該駆動輪側から
従動輪側へ移動する側のことであり、この緩み側スパン
では、反対に従動輪から駆動輪側へ移動する張り側スパ
ンに較べて無端伝動部材の張力が小さくなる。
【0011】したがって、上記請求項1の構成によれ
ば、第1及び第2の2本のカム軸は互いに近くに配置さ
れているので、吸気バルブと排気バルブの間のバルブ挟
み角を狭めて、吸排気の流通抵抗の低減、及びエンジン
幅方向のコンパクト化が可能になる。しかも、重量の大
きいバルブタイミング可変手段が緩み側のカム軸に設け
られているので、該バルブタイミング可変手段を反対の
張り側のカム軸に設けた場合に較べて、無端伝動部材の
張力増大によってカム軸や軸受部にかかる負担を小さく
することができ、よって、信頼性向上が図られる。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、第1カム軸を支持する全ての軸受部は互
いに同一の軸受径を有するものとする。このことで、全
ての軸受部を従来までと同様に同時に加工することがで
きるので、生産コストの著しい上昇を招くことなく、各
軸受部間の同心度を容易に維持することができる。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明における2本のカム軸は、バルブリフタを介して直
接バルブを駆動するものとする。このことで、ロッカー
アームを用いた場合に較べてカム軸へのバルブ反力が小
さくなり、カム軸や軸受部への負担が低減する上、エン
ジンのコンパクト化が容易になる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明における2本のカム軸の間隔は、緩み側のカム軸に
設けられた従動輪の直径の1.1倍以下とする。このこ
とで、2本のカム軸の間隔が具体化される。そして、バ
ルブ狭角化に伴いバルブ反力によるカム軸への負担が確
実に大きくなるので、このような場合に、請求項3記載
の発明の如くカム軸や軸受部への負担を低減する作用が
特に有効になる。
【0015】請求項5記載の発明では、請求項1又は請
求項3に記載の発明において、吸気バルブと排気バルブ
との間のバルブ挟み角は、40°以下とする。このこと
で、バルブ挟み角が具体化され、請求項4記載の発明と
同様、カム軸や軸受部への負担を低減する作用が特に有
効になる。
【0016】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
発明において、第2カム軸により開閉作動されるバルブ
は、バルブ軸のシリンダ中心線に対する傾き角が20°
以下とする。
【0017】すなわち、一般に、張り側の第2カム軸に
対しては、無端伝動部材の張力は緩み側の第1カム軸よ
りも下向きに作用する。このため、第2カム軸によって
開閉作動されるバルブが上下方向に延びるように配置さ
れていて、第2カム軸へのバルブ反力の上下方向成分が
大きくなると、上記無端伝動部材の張力による力とバル
ブ反力とが略正反対の向きに作用することになるので、
張り側の第2カム軸の負担は極めて大きくなってしま
う。従って、このような場合に、バルブタイミング可変
手段をカム軸及び軸受部の負担が小さい緩み側の第1カ
ム軸に配設することにより、エンジンのコンパクト化と
信頼性向上とが図られる。
【0018】請求項7記載の発明では、請求項2記載の
発明におけるバルブタイミング可変手段は作動液の供給
を受けて作動する液圧式のものであり、第1カム軸内に
は、一端が該バルブタイミング可変手段に接続される一
方、他端がカム軸外周面に開口する作動液供給用の液路
が形成され、上記第1カム軸を支持する軸受部のうち、
上記バルブタイミング可変手段に最も近い軸受部の軸受
面には、上記液路の開口部に連通する周方向の開口溝が
形成されるとともに、該軸受部の軸受面は、上記開口溝
の形成されていない軸受部に較べ、カム軸軸線方向の幅
が大きくされている構成とする。
【0019】この構成では、バルブタイミング可変手段
が液圧式のものに特定され、該バルブタイミング可変手
段に作動液を供給する構成が具体化される。また、軸受
部に液圧経路としての開口溝が形成されていても、その
分、軸受面の幅を大きくすることで、上記開口溝の形成
に伴う軸受面の圧力上昇を抑えることができる。
【0020】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
発明において、2本のカム軸に設けられた各従動輪と無
端伝動部材との係合範囲は、いずれも従動輪中心に対し
120度以内の角度範囲とする。
【0021】このことで、無端伝動部材は、2つの従動
輪とクランク軸の駆動輪との間に張架されたときに、該
2つの従動輪間では略水平に延びるように張られてい
る。このため、各従動輪と無端伝動部材との係合範囲が
従動輪中心に対し120度以内の角度範囲であれば、該
各従動輪と駆動輪との間では、上記無端伝動部材は略上
下方向に延びるように張られていることになる。そのた
め、上記無端伝動部材から各従動輪に対し作用する力の
上下方向成分が大きくなり易く、第1カム軸及び軸受部
の負担はかなり大きくなってしまう。従って、このよう
な場合に、請求項1記載の発明の如くカム軸や軸受部へ
の負担を低減する作用が特に有効になる。
【0022】請求項9記載の発明では、請求項1又は8
記載の発明における無端伝動部材の緩み側スパンには、
該緩み側スパンを押圧して無端伝動部材の張力を調整す
るテンショナが設けられている。そして、該テンショナ
により無端伝動部材に張力を加えたときに、加えない自
由状態と較べ、無端伝動部材と各従動輪との係合範囲の
変化量が従動輪中心に対する角度範囲で10°以下にな
るものとする。
【0023】このことで、無端伝動部材は、2つの従動
輪とクランク軸に設けられた駆動輪との間に張架された
ときに、自由状態であっても殆ど遊びのない状態になっ
ている。そのため、テンショナにより張力が加えられた
状態で、上記無端伝動部材は緩み側の第1カム軸の従動
輪と駆動輪との間に略上下方向に延びるように張られて
いることになるので、上記無端伝動部材から各従動輪に
対し作用する力の上下方向成分が大きくなり易く、第1
カム軸及び軸受部の負担はかなり大きくなってしまう。
従って、請求項8記載の発明と同様、カム軸や軸受部へ
の負担を低減する作用が特に有効なものになる。
【0024】請求項10記載の発明では、請求項1記載
の発明における無端伝動部材の緩み側スパンには、該緩
み側スパンを押圧して無端伝動部材の張力を調整するテ
ンショナが設けられている。そして、該テンショナによ
り無端伝動部材に張力を加えたときに、加えない自由状
態と較べ、無端伝動部材と各従動輪との係止範囲の変化
量が該各従動輪の係合部の1ピッチ長以下となるものと
する。
【0025】このことで、請求項8又は9記載の発明と
同様、上記無端伝動部材から各従動輪に対し作用する力
の上下方向成分が大きくなり易く、第1カム軸及び軸受
部の負担がかなり大きくなってしまうので、カム軸や軸
受部への負担を低減する作用が特に有効なものになる。
また、上記無端伝動部材の遊びが極めて少ないので、従
動輪との係合時に1ピッチ長以上ずれることはなく、よ
って、組み付け時の間違いに起因するバルブタイミング
の狂いを回避できる。
【0026】請求項11記載の発明では、請求項1記載
の発明における緩み側スパンには、該緩み側スパンを押
圧して無端伝動部材の張力を調整するテンショナが設け
られている。そして、上記第1カム軸の従動輪とびクラ
ンク軸に設けられた駆動輪とに外接する接線の各接点間
の長さをL1とし、上記テンショナにより無端伝動部材
に張力を加えた状態で、上記接線の各接点間に張られた
無端伝動部材の長さをL2としたとき、該長さL1と長
さL2との差は、上記従動輪の係合部の1ピッチ長以下
になるものとする。
【0027】すなわち、上記長さL1と長さL2との差
は、従動輪と駆動輪との間に張られた無端伝動部材の自
由状態での遊びの長さに相当する。従って、この発明で
は、請求項8ないし10と同様、テンショナにより張力
が加えられた状態で、上記無端伝動部材が第1カム軸の
従動輪とクランク軸の駆動輪との間に略上下方向に延び
るように張られていることになり、該各請求項に記載の
発明と同様、第1カム軸及び軸受部の負担がかなり大き
くなってしまうので、該第1カム軸や軸受部への負担を
低減する作用が特に有効なものになる。また、請求項1
1記載の発明と同様、組み付け時の間違いに起因するバ
ルブタイミングの狂いを回避できる。
【0028】請求項12記載の発明では、請求項1記載
の発明におけるテンショナは、無端伝動部材を駆動輪や
従動輪に巻き掛けるときに位置固定される初期張力調整
用のものとする。このことで、無端伝動部材の張力はオ
ートテンショナを用いた場合に較べてピーク値が大きく
なるので、その張力による第1カム軸及び軸受部の負担
が大きくなり易い。従って、このような場合に、請求項
1記載の発明の如くカム軸や軸受部への負担を低減する
作用が特に有効になる。
【0029】本発明の第2の解決手段では、バルブタイ
ミング可変手段を設けるカム軸を、該カム軸を支持する
軸受部とヘッドボルトとの干渉が回避されるようにエン
ジンの外側にオフセット配置した。
【0030】具体的に、請求項13記載の発明は、シリ
ンダヘッドの左右両側に配設され、かつクランク軸上の
駆動輪に共通の無端伝動部材を介して駆動連結される従
動輪が設けられ、クランク軸に同期して駆動されてそれ
ぞれバルブを開閉作動させる第1及び第2の2本のカム
軸と、該第1カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸と
上記従動輪とを相対回転させて、第1カム軸のクランク
軸に対する回転位相を変更するバルブタイミング可変手
段とを備えた可変バルブタイミング装置付DOHCエン
ジンを前提とする。そして、上記第1カム軸は、シリン
ダの左右両側に形成されたヘッドボルト孔の中心線方向
から見て、該ヘッドボルト孔よりもエンジンの左右方向
外側に配置されており、上記第2カム軸は、上記ヘッド
ボルト孔の中心線方向から見て、該ヘッドボルト孔の中
心線に重なるか、又は該ヘッドボルト孔よりもエンジン
の左右方向内側に配置されており、上第1カム軸を支持
する軸受部のうち、バルブタイミング可変手段に最も近
い軸受部の軸受面は、他の軸受部に較べ、カム軸軸線方
向のエンジン内側に拡大されている構成とする。
【0031】この構成によれば、重量の有るバルブタイ
ミング可変手段が設けられた第1カム軸は、シリンダヘ
ッドに設けられたヘッドボルト孔よりも外側に配置され
ているので、該第1カム軸を支持する軸受部の軸受面
を、ヘッドボルトとの干渉の問題を回避しつつ拡大する
ことができ、このことで、該軸受面に作用する圧力の上
昇を抑えて、第1カム軸や軸受部にかかる負担を小さく
することができる。しかも、上記バルブタイミング可変
手段に最も近い軸受部をカム軸軸線方向のエンジン内側
に拡大しているので、エンジンの長手方向寸法が大きく
なることはない。
【0032】また、第2カム軸はヘッドボルト孔の中心
線に重なるか又はそれよりもエンジンの左右方向内側
に、すなわち上記第1カム軸に近づけて配置されている
ので、吸気バルブと排気バルブの間のバルブ挟み角を狭
めた狭角配置とすることができる。
【0033】請求項14記載の発明では、請求項13記
載の発明において、第1カム軸を支持する全ての軸受部
は互いに同一の軸受径を有するものとする。このこと
で、請求項3記載の発明と同様の作用が得られる。
【0034】請求項15記載の発明では、請求項14記
載の発明における第1カム軸は、ロッカーアームを介し
てバルブを駆動するものであり、該ロッカーアームのバ
ルブとの当接部分は、該ロッカーアームと第1カム軸と
の摺接位置よりもエンジンの左右方向内側に設けられて
いるものとする。このことで、第1カム軸により開閉作
動されるバルブは上下方向に延びるように配置され、か
つその配置上の自由度が高いので、ポート形状の設計に
よる吸排気の流通抵抗の低減作用を一層高めることがで
きる。
【0035】請求項16記載の発明では、請求項15記
載の発明における第2カム軸は、ロッカーアームを介し
てバルブを駆動するものであり、該ロッカーアームのバ
ルブとの当接部分は、該ロッカーアームと上記第2カム
軸との摺接位置よりもエンジン幅方向外側に設けられて
いるものとする。このことで、第2カム軸により開閉作
動されるバルブについても、配置上の自由度が高まる。
【0036】請求項17記載の発明では、請求項15又
は16に記載の発明における第1カム軸は、吸気バルブ
を開閉作動させるものとする。このことで、吸気側の流
通抵抗の低減によりエンジン性能を有効に向上させるこ
とができる。
【0037】請求項18記載の発明は、シリンダヘッド
の左右両側に配設され、かつクランク軸上の駆動プーリ
に共通のタイミングベルトを介して駆動連結される従動
プーリが設けられ、クランク軸に同期して駆動されてそ
れぞれバルブを開閉作動させる第1及び第2の2本のカ
ム軸と、該第1カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸
と上記従動プーリとを相対回転させて、第1カム軸のク
ランク軸に対する回転位相を変更するバルブタイミング
可変手段とを備えた可変バルブタイミング装置付DOH
Cエンジンを前提とする。そして、上記第1カム軸は、
タイミングベルトの緩み側スパンが進入する従動プーリ
を有する緩み側のカム軸であり、上記タイミングベルト
の緩み側スパンには、該緩み側スパンを押圧してタイミ
ングベルトの張力を調整するテンショナが設けられ、該
第1カム軸の従動プーリ及び駆動プーリに外接する接線
の各接点間の長さをL1とし、上記テンショナによりタ
イミングベルトに張力を加えたときに上記各接点間に張
られたタイミングベルトの長さをL2としたとき、該長
さL1と長さL2との差はタイミングベルトの歯たけt
1以下とされている。そして、上記バルブタイミング可
変手段は、第1カム軸に回転一体に連結された内側回動
部材と、該内側回動部材に対し相対回転可能に外嵌合さ
れて連結される一方、上記従動プーリに回転一体に連結
されてカム軸軸線方向に延びる円筒状の外側回動部材と
を有し、上記外側回動部材外周の直径を長さD1とし、
上記従動プーリの歯底円の直径を長さD2としたとき、
D2−t1≦D1<D2+t1 の関係が満たされる構
成とする。
【0038】この構成によれば、重量の有るバルブタイ
ミング可変手段が緩み側の第1カム軸に設けられている
ので、請求項1記載の発明と同様に信頼性向上が図られ
る。
【0039】また、タイミングベルトの長さが、2つの
従動プーリと駆動プーリとの間に張架されたときに自由
状態であっても殆ど遊びがない長さなので、タイミング
ベルトをプーリに係合させて張架する作業は困難なもの
になるが、この発明では、上記バルブタイミング可変手
段の外側回動部材が第1カム軸の従動プーリにカム軸軸
線方向に延びるように配設されており、その外周径が上
記従動プーリの歯先円の直径よりも小さくかつ歯底円の
直径に近い値に設定されているので、上記タイミングベ
ルトを、まず、バルブタイミング可変手段のケーシング
に引っかけておいて、該タイミングベルトの歯と従動プ
ーリの歯とを合わせて係合させるようにすれば、上記の
タイミングベルトの張架作業を容易に行うことができ
る。
【0040】請求項19記載の発明では、請求項11記
載の発明における無端伝動部材はタイミングベルトであ
り、バルブタイミング可変手段は、第1カム軸に回転一
体に連結された内側回動部材と、該内側回動部材に対し
相対回転可能に外嵌合されて連結される一方、上記従動
プーリに回転一体に連結されてカム軸軸線方向に延びる
円筒状の外側回動部材とを有するものである。そして、
上記外側回動部材外周の直径を長さD1とし、上記従動
プーリの歯底円の直径を長さD2とし、上記タイミング
ベルトの歯たけを長さt1としたとき、D2−t1≦D
1<D2+t1 の関係が満たされるものとする。
【0041】このことで、請求項18記載の発明と同様
の作用が得られ、タイミングベルトの張架作業を容易に
行うことができる。
【0042】請求項20記載の発明では、請求項18又
は19記載の発明において、外側回動部材外周の直径D
1と、第1カム軸に設けられた従動プーリの歯底円の直
径D2と、タイミングベルトの歯たけt1との間には、
D2−t1≦D1<D2 の関係が満たされるものとす
る。
【0043】このことで、外側回動部材の外周径が従動
プーリの歯底円の直径よりも小さい値に設定されている
ので、タイミングプーリを外側回動部材に引っかける作
業が容易になり、よって、タイミングベルトの張架作業
のさらなる容易化が図られる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0045】(実施形態1)図1〜図3は、本発明の実
施形態に係る可変バルブタイミング装置(以下、VVT
という)付DOHCエンジンEを示し、このエンジンE
は直列4気筒ガソリンエンジンであって、4つの気筒が
車幅方向に一列に並ぶように車両のエンジンルーム内に
横置き配置されるものである。
【0046】上記図2において、1はシリンダヘッドで
あり、このシリンダヘッド1の上部には、吸気バルブを
開閉作動させる吸気側のカム軸(第1カム軸)2と、排
気バルブを開閉作動させる排気側のカム軸(第2カム
軸)3とが、それぞれ5カ所の軸受部4,4,…により
回転可能に支持されている。上記2本のカム軸2,3の
エンジン前側の端部(同図の左端部)には、図3に示す
ように、それぞれカムプーリ(従動輪)5,6が取り付
けられ、該2つのカムプーリ5,6と、クランク軸7に
嵌合されたクランクプーリ(駆動輪)8との間にはタイ
ミングベルト(無端伝動部材)9が張架されていて、こ
のタイミングベルト9を介してクランク軸7の回転力が
カムプーリ5,6に伝達され、2本のカム軸2,3が回
転駆動されるようになっている。
【0047】上記吸気側のカム軸2は、タイミングベル
ト9の緩み側スパンが進入するカムプーリ5を有する緩
み側のカム軸なので、該第1カム軸2に作用するタイミ
ングベルト9の張力は張り側のカム軸3よりも相対的に
小さい。そして、本発明では、上記吸気側のカム軸2の
端部に後述の如くカム軸2とカムプーリ5とを油圧力に
より相対回転させて、カム軸2のクランク軸7に対する
回転位相を変更するバルブタイミング可変手段としての
VVT10(図6参照)が設けられている。また、上記
タイミングベルト9の張り側スパン(図3の右側)には
アイドラプーリ11が設けられる一方、緩み側スパンに
はベルト張力を調整するテンショナ12が設けられてい
る。このテンショナ12は、テンショナスプリング13
により支点14を中心に同図の右側に付勢されたもの
で、タイミングベルト9を上記カムプーリ5,6及びク
ランクプーリ8に取り付ける時にシリンダブロック15
にボルト16により位置固定される初期張力調整用のも
のである。
【0048】尚、図2における17,17,…は、燃焼
室に連通されていて、図示しない点火プラグが装着され
るプラグホールである。
【0049】上記吸気側及び排気側の2本のカム軸2,
3同士の間隔は、吸気側カムプーリ5の直径の1.1倍
以下とされている。具体的には、上記吸気側及び排気側
の2本のカム軸2,3は、図4に示すように、シリンダ
ヘッド1に形成されたヘッドボルト孔20,20,…の
中心線方向から見て、該中心線に重なるようにエンジン
幅方向(同図の上下方向)に互いに近づいて配置されて
いる。上記ヘッドボルト孔20,20,…は、シリンダ
ヘッド1をシリンダブロック15の上面に締結するシリ
ンダボルトが螺合されるもので、1つのシリンダボア
(同図に仮想線で示す)の周りに等間隔に4つづつ配置
されるように形成されたものである。また、21,2
1,…,22,22,…は、それぞれ吸気側及び排気側
のバルブ駆動系が収容される孔部である。
【0050】この孔部21,22には、図5に示すよう
に、それぞれ吸気バルブ23及び排気バルブ24を閉状
態になる側(同図の上側)に付勢するバルブスプリング
25と、バルブ軸の先端に連結されて上記バルブスプリ
ング25による押圧付勢力を受けるバケット型のバルブ
リフタ26とが収容されている。また、上記吸気バルブ
23は、吸気ポート27と燃焼室28とを開閉する傘部
23aと、該傘部23aから図の上方に延び、スリーブ
を介して上記孔部21内に至るバルブ軸23bとにより
構成されており、一方、上記排気バルブ24は、吸気バ
ルブ23と同様に傘部24aとバルブ軸24bとにより
構成されている。そして、上記両バルブ23,24は、
それぞれバルブリフタ26を介してカム軸2,3により
直接駆動され、中心軸線x1,x2に沿って往復動する
ようになっており、このものでは、ロッカーアームを用
いたものに較べてカム軸2,3へのバルブ反力を小さく
することができ、コンパクト化も容易になる。
【0051】また、上記吸気バルブ23及び排気バルブ
24は、それぞれ中心軸線x1,x2がシリンダ中心線
yに対し互いに反対の側に約15度傾斜して配置されて
いて、それらの間の挟み角が約30°と狭く設定されて
いる。すなわち、上記吸気バルブ23及び排気バルブ2
4はそれぞれ上下方向に延びるように配置されており、
吸気ポート27が燃焼室28から滑らかに上方に延びる
ように形成されていて、吸気の流通抵抗の低減が図られ
ている。また、バルブ23,24が上下方向に延びるよ
うに配置されているので、該バルブ23,24を開閉作
動させるときにカム軸2,3に作用するバルブ反力の上
下方向成分は大きくなり易い。
【0052】上記タイミングベルト9は、図3に示すよ
うに、吸気側及び排気側の2つのカムプーリ5,6の間
で略水平に延びる一方、上記各カムプーリ5,6とクラ
ンクプーリ8との間では上下方向に延びるように張られ
ており、上記各カムプーリ5,6との係合範囲はテンシ
ョナ12により張力を加えられた状態でいずれもプーリ
中心に対して約110度の角度範囲とされている。その
ため、上記タイミングベルト9から各カムプーリ5,6
に対して作用する力は、それぞれ同図に実線の矢印で示
すように上下方向成分が大きくなっており、このことに
よって、同図に破線の矢印で示すようにバルブからの反
力がカム軸2,3に作用したときに、該カム軸2,3及
び軸受部4,4,…にかかる負担はかなり大きくなる。
特に、ベルト張り側に位置する排気側のカムプーリ6で
は、タイミングベルト9から排気側のカム軸3に作用す
る力は、該排気側カム軸3に作用するバルブ反力と略正
反対の向きになるので、カム軸3及び軸受部4,4,…
の負担は極めて大きい。
【0053】また、上記タイミングベルト9は、2つの
カムプーリ5,6及びクランクプーリ8に張架されたと
きに、テンショナ12により張力を加えられていない自
由状態であっても殆ど遊びのないような長さを有してい
る。すなわち、テンショナ12により張力を加えた状態
と加えない自由状態との間で、上記タイミングベルト9
と各カムプーリ5,6との係合範囲の変化量は、プーリ
中心に対する角度範囲で10°以下になっている。言い
換えると、各カムプーリ5,6の歯数が36であるか
ら、上記タイミングベルト9と各カムプーリ5,6との
係合範囲の変化量は、該各カムプーリ5,6の歯(係合
部)の1ピッチ長以下となっている。
【0054】より詳しくは、上記吸気側のカムプーリ5
及びクランクプーリ8に外接する接線(同図に仮想線で
示す)の各接点P1,P2長さをL1とし、テンショナ
12によりタイミングベルト9に張力を加えた状態で、
上記接点P1と接点P2との間のタイミングベルト9の
長さをL2とすれば、上記長さL1と長さL2との差
は、上記カムプーリ5の歯の1ピッチ長以下になってい
る。
【0055】このように、上記タイミングベルト9は遊
びが極めて少ないので、カムプーリ5,6との係合時に
1ピッチ長以上ずれることはなく、よって、組み付け時
の間違いに起因するバルブタイミングの狂いを回避でき
る。
【0056】次に、上記VVT10の構成について詳細
に説明する。
【0057】図6に示すように、シリンダヘッド1の上
部に設けられたシリンダヘッドカバー30(図1参照)
の内部において、吸気側のカム軸2の先端部(同図の左
側の端部)には、1番ジャーナルの軸受部4よりも先端
側の外周部にカムプーリ5が上記カム軸2に対し相対回
転可能に取り付けられ、該カムプーリ5の外側には、V
VT10が回転一体に連結されている。
【0058】上記VVT10は、上記カム軸2の端面に
回転一体に連結されたロータ(内側回動部材)31と、
そのロータ31に対し相対的に所定角度だけ回動可能に
連結される一方、上記カムプーリ5に回転一体に連結さ
れた円筒状のケーシング(外側回動部材)32とを備え
ている。上記ロータ31は、図7及び図8に示すよう
に、円筒状のボス部の外周部から径方向外方に突出する
4つのベーンが概ね等間隔に設けられたもので、座金部
材33及びボルト34によりカム軸2に取り付けられて
一体回転するようになっている。一方、上記ケーシング
32は中空円筒状に形成され、円盤状の蓋部材35と共
にボルト36により上記カムプーリ5に一体的に取り付
けられ、このカムプーリ5と一体回転するようになって
いる。
【0059】また、上記ケーシング32の外周径の長さ
D1は、カムプーリ5の歯底円の直径を長さD2とし、
かつタイミングベルト9の歯たけ(歯底から歯先までの
厚み)を長さt1としたとき、 D2−t1≦D1<D2 の関係が満たされる。つまり、上記VVT10のケーシ
ング32の外径D1がカムプーリ5の歯底円の直径D2
よりも僅かに小さくなるように設定されている。
【0060】尚、上記ケーシング32外周径D1と、カ
ムプーリ5の歯底円直径D2と、タイミングベルト9の
歯たけt1との間の関係としては、 D2−t1≦D1<D2+t の関係が満たされるようにしてもよい。
【0061】上記ロータ31及びケーシング32は、カ
ム軸2の軸線z1を中心とする同心位置に位置づけら
れ、ロータ31のベーンとケーシング32の突出壁部と
が周方向に交互に配置されており、各ベーンの先端面が
ケーシング32の内周面に摺接する一方、各突出壁部の
先端面がロータ31のボス部の外周面に摺接している。
すなわち、上記カムプーリ5、ロータ31及びケーシン
グ32の間には、ロータ31のベーンとケーシング32
の突出壁部とにより周方向に並んで8つの受圧室(液圧
室)10a,10b,10a,10b,…が区画形成さ
れている。
【0062】上記図7及び図8において、37,37,
…はベーン及び突出壁部の各先端面に設けられたオイル
シールである。また、図6において、32aはケーシン
グ32と蓋部材35との間のオイル漏れを防止するため
の環状のオイルシールであり、さらに、32bは上記ケ
ーシング32とカムプーリ5との間でのオイル漏れを防
止するための環状のオイルシールである。
【0063】尚、上記カムプーリ5は、内周側部材5a
に外周側部材5bを嵌合したものであり、該外周側部材
5bは精密な歯形を有するように焼結により成型されて
いる。そのため、上記オイルシール32bをケーシング
32とカムプーリ5の外周側部材5bとの間に設けたの
では相性が悪く、オイル漏れの生じる虞れがある。そこ
で、上記オイルシール32bは、ケーシング32とカム
プーリ5の内周側部材5aとの間をシールするように内
周側に設けられている。
【0064】上記8つの受圧室10a,10b,10
a,10b,…のうち、ロータ31の各ベーンに対しカ
ム軸2の回転側に位置づけられた4つの受圧室(遅角側
受圧室)10a,10a,…は、それぞれロータ31の
ボス部内に形成された油路31aに連通されており、こ
の油路31aを介して供給される作動油圧が増大すれ
ば、ロータ31がケーシング32に対しカム軸2の回転
と反対側に回動され、これにより、吸気バルブ23の作
動タイミングが遅角側に変更される。
【0065】一方、上記ロータ31の各ベーンに対して
遅角側受圧室10a,10a,…の反対側に位置づけら
れた4つの受圧室(進角側受圧室)10b,10b,…
は、それぞれ、ロータ31のボス部内に形成された油路
31bに連通されており、この油路31bを介して供給
される作動油圧が増大すれば、ロータ31はケーシング
32に対しカム軸2の回転する側に回動され、吸気バル
ブ23の作動タイミングが進角側に変更される。
【0066】上述の如きVVT10の作動油圧の制御
は、この実施形態では、エンジンEのシリンダヘッドカ
バー30の上面に配置された電磁式のオイルコントロー
ルバルブ(以下OCVという)44により行われる。す
なわち、作動油は、シリンダブロック15内のオイルギ
ャラリ(図示せず)から、図1に示すように、オイルジ
ョイント38と、エンジン外周に設けられたオイルパイ
プ39とを経由して、シリンダヘッドカバー30上面に
設けられたバルブケース40に送られる。そして、図6
に示すように、オイルジョイント41を介してユニオン
ボルト42内の油路に至り、ここからオイルフィルタ4
3を介して上記OCV44に供給される。
【0067】上記OCV44は、図9に示すように、コ
イル45及びプランジャ46を有する電磁ソレノイド4
7と、一端部が上記プランジャ46に連結される一方、
他端部がスプリング48により押圧されるスプール49
と、該スプール49を収容するケーシング50とを備
え、図示しないコントロールユニットからの出力信号を
印加された電磁ソレノイド47により上記スプール49
の位置が高精度にデューティ制御されて、供給される作
動油の流量及び方向を制御するものである。尚、同図に
おいて、50aは、ケーシング50に形成され、供給さ
れる圧油を受け入れる供給ポート、50b,50bはV
VT10側に接続されて作動油を給排する一対のアクチ
ュエータポートであり、さらに、50c,50cはVV
T10側から戻ってきた戻り油を排出するドレンポート
である。
【0068】そして、上記OCV44により油圧制御さ
れた作動油は、後述の中間部材52及び軸受部4内に形
成された油路によりカム軸2に供給され、そのカム軸2
内に形成された油路を流通してVVT10の各油圧室1
0a,10b,…に供給されるようになっている。
【0069】詳しくは、図6に示すように、上記バルブ
ケース40には、カム軸間方向に延びてOCV44を収
容する配設孔40aが形成され、その配設孔40aに直
交して略水平方向に延びるように形成されたインレット
孔40bに上記ユニオンボルト42やオイルフィルタ4
3が内設されている。また、上記バルブケース40の配
設孔40aを隔てた反インレット孔側には、上下方向に
延びて下面に開口する嵌挿部40cと、その嵌挿部40
cを配設孔40aに連通する2つのポート40d,40
eとが形成されている。さらに、配設孔40aの側方か
ら下方に亘って、シリンダヘッドカバー30上面に臨ん
で開口するドレン孔40fが形成されており、このドレ
ン孔40fの下方に対向するシリンダヘッドカバー30
の開口部30aに続く部位は、上記OCV44からリタ
ーンされる戻り油を開口部30aからシリンダブロック
内に還流させるドレン受け部30bとされている。
【0070】上記中間部材52は、図10に示すように
逆T字形状とされ、上端部がシリンダヘッドカバー30
の開口部30aを貫通して上方に突出して、バルブケー
ス40の嵌挿部40cに嵌挿される一方、下端部が1番
ジャーナルの軸受部4の上面に取り付け固定されてい
る。すなわち、吸気側のカム軸2を支持する軸受部4,
4,…は、それぞれシリンダヘッド1の上面に設けられ
た半割状の下側軸受部53(図4参照)と、この下側軸
受部53の上面に配設され、セットボルト54,54に
より下側軸受部53に締結された半割状のカムキャップ
55とにより構成されている。そして、上記軸受部4,
4,…には互いに同一の軸受径を有する軸受面4aが形
成されている。
【0071】上記中間部材52には、図6にも示すよう
に、バルブケース40の嵌挿部40cに嵌挿された状態
で2つのポート40d,40eのうちの一方40dによ
りOCV44に連通する横向きの油路61と、この油路
61に連通して斜め下方に延びる油路62と、上記他方
のポート40eによりOCV44に連通する横向きの油
路63と、この油路63に連通して上下方向に延びる油
路64とが形成されている。また、1番ジャーナルのカ
ムキャップ55には、図6に示すように、中間部材52
の一方の油路62に連通して上下方向に延びる油路65
と、上記中間部材52の他方の油路64に連通して斜め
下方に延びる油路66とが形成されている。
【0072】そして、1番ジャーナルの軸受面4aに
は、上記油路65,66にそれぞれ連通するようにカム
軸2の軸線z1方向に互いに離れて周方向に開口する2
つの輪溝(開口溝)67,68が形成されるとともに、
上記軸受面4aの軸線z1方向の幅は上記輪溝67,6
8の分だけ大きくされている。このことで、軸受面4a
の面積は輪溝67,68が形成されない場合と変わらな
いので、面圧の上昇が抑えられる。
【0073】一方、カム軸2には、軸線z方向に延びて
いて、一端(図6の左側端)がカム軸2の端面に開口
し、VVT10のロータ31の油路31aに連通する一
方、他端(同図の右側端)がカム軸2の1番ジャーナル
部の外周面に開口し、上記軸受面4aに形成された一方
の輪溝67に連通する遅角側の油路(液路)70が形成
されている。さらに、カム軸2には、上記油路70と同
様に一端が上記ロータ31の油路31bに連通する一
方、他端が上記軸受面4aに形成された他方の輪溝68
に連通する進角側の油路(液路)71が形成されてい
る。
【0074】尚、上記図6において、73はカム軸2に
設けられたセンシングプレート、74はシリンダヘッド
カバー30に設けられたカムアングルセンサである。ま
た、VVT10をカム軸2に固定するボルト34内に
は、該VVT10から漏れた作動油をシリンダヘッド1
内に還流させるリターン通路75が形成され、上記の漏
れ油をカム軸2内を介してシリンダヘッド1のリターン
通路76へ導き、シリンダブロック15内に還流させ
る。さらに、カムプーリ5とカムキャップ52及びシリ
ンダヘッド1との間には、オイルシール77が介設され
ている。
【0075】このように構成されたVVT付エンジンE
においては、例えばアイドル運転状態のようなエンジン
Eの極低負領域において、吸気バルブ23の作動タイミ
ングを遅角側に変更するときには、OCV44のデュー
ティ制御により遅角側の受圧室10a,10a,…への
作動油圧を増大させる。すなわち、オイルギャラリ側か
ら供給される作動油は、図6に矢印で示すように、OC
V44からバルブケース40のポート40d、中間部材
52の油路61,62及びカムキャップ55の油路65
を流通して輪溝67に至り、その輪溝67に連通される
カム軸2内の遅角側の油路70を流通して、ロータ31
の油路31aから4つの遅角側受圧室10a,10a,
…に分配供給される。これにより、各遅角側受圧室10
aの作動油圧が増大することで、ロータ31がケーシン
グ32に対しカム軸2の回転と反対側に回動され、吸気
バルブ23の作動タイミングが遅角側に変更されて、給
排気のオーバーラップ量が小さくなる。
【0076】その際、進角側受圧室10b,10b,…
から排出された作動油は、ロータ31内の油路31bを
経て、同図に矢印で示すようにカム軸2内の進角側の油
路71を流通し、この油路71に連通される輪溝68か
らカムキャップ55内の油路66に流通する。そして、
中間部材52の油路64,63及びバルブケース40の
ポート40eを通ってOCV44に戻り、ドレン孔40
fから排出されて、シリンダヘッドカバー30のドレン
受け部30bから開口部30aを介してシリンダブロッ
ク15側に還流される。
【0077】反対に、例えばエンジンEの運転状態が高
負荷域にあり、吸気バルブ23の作動タイミングを進角
側に変更して給排気のオーバーラップ量を大きくしたい
ときには、OCV44のデューティ制御により、上記と
反対の作動油の流れによって進角側受圧室10b,10
b,…の作動油圧を増大させればよい。
【0078】上記の構成により、この実施形態1では、
バルブ挟み角を狭めたDOHCエンジンEにおいて、重
量のあるVVT10を、吸気側及び排気側の2本のカム
軸2,3のうち、タイミングベルト9の張力の上下方向
成分が相対的に小さくなる緩み側の吸気側カム軸2に設
けたので、張り側の排気側カム軸3に設けた場合に較べ
てカム軸2や軸受部4,4,…にかかる負担を低減する
ことができ、よって、信頼性向上が図られる。
【0079】すなわち、上記エンジンEにおいては、吸
気バルブ23と排気バルブ24のバルブ挟み角が30度
と狭く設定されており、上記各バルブ23,24がそれ
ぞれ上下方向に延びるように配置されているので、該バ
ルブ23,24からカム軸2,3へのバルブ反力の上下
方向成分が大きくなる。しかも、上記エンジンEにおい
ては、2本のカム軸2,3にそれぞれ設けられたカムプ
ーリ5,6とクランクプーリ8との間で、タイミングベ
ルト9が上下方向に延びるように張られているので、タ
イミングベルト9から各カムプーリ5,6に対して作用
する力の上下方向成分も大きくなる。加えて、シリンダ
ブロック15側に位置固定される初期張力調整用のテン
ショナ12を用いているので、タイミングベルト9の張
力のピーク値が大きくなり易い。したがって、上記両カ
ム軸2,3、特にベルト張り側に位置する排気側のカム
軸3では、バルブ反力が作用したときの負担が極めて大
きくなってしまうので、この実施形態では、VVT10
を緩み側の吸気側カム軸2に設けて、上記カム軸2及び
軸受部4,4,…の負担を低減することの効果は極めて
有効なものになるのである。
【0080】また、この実施形態1では、上記VVT1
0を設けた吸気側カム軸2を支持する全ての軸受部4,
4,…は、互いに同一の軸受径を有するものとしたの
で、生産コストの著しい上昇を招くことなく、各軸受部
4の間の同心度を容易に維持することができる。
【0081】さらに、上記エンジンEにおいては、上記
タイミングベルト9が、2つのカムプーリ5,6とクラ
ンクプーリ8との間に張架されたときに殆ど遊びがない
長さとされているので、通常、タイミングベルト9をプ
ーリ5,6,8に係合させて張架する作業はかなり困難
な作業になる。そこで、この実施形態では、上記VVT
10のケーシング32の外周径D1をカムプーリ5の歯
底円の直径D2よりも僅かに小さな値としている。この
ことで、まず、上記タイミングベルト9をVVT10の
ケーシング32に引っかけ、続いて、該タイミングベル
ト9の歯の位置とカムプーリ5の歯の位置とを合わせて
係合させるようにすれば、タイミングベルト9の張架作
業を極めて容易に行うことができる。
【0082】(実施形態2)図11及び図12は、本発
明の実施形態2に係るVVT付DOHCエンジンEを示
し、このエンジンEは、VVT10を設ける側のカム軸
3を、軸受部4,4,…とヘッドボルトとの干渉を回避
するためにエンジン幅方向外側にオフセット配置したも
のである。尚、この実施形態2におけるエンジンEの主
要な構成は実施形態1の場合と同様なので、以下、同様
の部分には同一の符号を付して、異なる部分のみを説明
する。
【0083】上記図11において、上記VVT10は、
排気バルブ24を開閉作動させる排気側のカム軸3に設
けられ、該カム軸3は、タイミングベルト9の張力が相
対的に高くなる張り側に位置づけられている。上記排気
側のカム軸3は、シリンダヘッド1に設けられたヘッド
ボルト孔20,20,…よりもエンジン幅方向外側(同
図の下側)に配置されていて、VVT10に最も近い1
番ジャーナルの軸受部4は、軸受面4aの軸線z2方向
の幅が大きくなるように、エンジンEの長手方向内側
(同図の右側)に拡大されている。
【0084】一方、吸気バルブ23を開閉作動させる吸
気側のカム軸2は、ヘッドボルト孔20,20,…の中
心線方向から見て、該ヘッドボルト孔20,20,…に
重なるように、即ち上記排気側のカム軸3に近づけて配
置されている。このことで、図12に示すように、吸気
側のカム軸2によりバルブリフタ26を介して直接駆動
される吸気バルブ23と、排気側のカム軸3により同様
に直接駆動される排気バルブ24との間のバルブ挟み角
は約30度と狭く設定されている。
【0085】したがって、この実施形態2によれば、V
VT10が設けられた排気側のカム軸3を支持する軸受
部4,4,…のうち、最も負担のかかる1番ジャーナル
の軸受部4をエンジン長手方向に拡大して、軸受面積を
大きくすることで、該軸受面4aに作用する圧力を低減
させて、カム軸3や軸受部4にかかる負担を小さくする
ことができる。このため、VVT10をタイミングベル
ト9の張り側に配置されたカム軸に設けることも可能に
なる。しかも、上記1番ジャーナルの軸受部4をエンジ
ン長手方向の内側に拡大しているので、エンジンEの長
手方向寸法の無用の増大を防止できる。
【0086】(実施形態3)図13及び図14は、本発
明の実施形態3に係るVVT付DOHCエンジンEを示
し、このエンジンEは、実施形態2の発明と同様にVV
T10を設ける側のカム軸2をエンジン幅方向外側にオ
フセット配置するとともに、吸気バルブ23及び排気バ
ルブ24をそれぞれロッカーアーム80,85を介して
駆動するものである。尚、この実施形態3におけるエン
ジンEの主要な構成も実施形態1,2の場合と同様なの
で、以下、同様の部分には同一の符号を付して、異なる
部分のみを説明する。
【0087】上記図13において、上記VVT10は、
吸気バルブ23を開閉作動させる吸気側のカム軸2に設
けられ、該カム軸2は、実施形態1と同様にタイミング
ベルト9の張力が相対的に低くなる緩み側に位置づけら
れている。また、上記吸気側のカム軸2は、実施形態2
の排気側カム軸3と同様、シリンダヘッド1に設けられ
たヘッドボルト孔20,20,…よりもエンジン幅方向
外側(同図の上側)に配置されていて、VVT10に最
も近い1番ジャーナルの軸受部4は、軸受面4aの軸線
z1方向の幅が大きくなるように、エンジンEの長手方
向内側(同図の右側)に拡大されている。
【0088】上記吸気側のカム軸2は、図14にも示す
ように、ロッカーアーム80を介して吸気バルブ23を
駆動するものである。上記ロッカーアーム80は、カム
軸2によりローラベアリング81を介して上方から押圧
され、揺動支点82を支点として上下に動作して、吸気
バルブ23をバルブ軸23bの軸線x1に沿って上下に
往復動させる。また、上記ロッカーアーム80の吸気バ
ルブ23との当接部分83は、カム軸2と摺接するロー
ラベアリング81の位置(摺接位置)よりもエンジン幅
方向内側に設けられており、このことで、吸気バルブ2
3のバルブ軸23bの軸線x1は、シリンダ中心線yに
対し約10°の狭い角度とされている。つまり、上記吸
気バルブ23は上下方向に延びるように配置されてお
り、吸気ポート27は燃焼室28から滑らかに上方に延
びるように形成されている。
【0089】一方、排気バルブ24を開閉作動させる排
気側のカム軸3は、実施形態2の吸気側カム軸2と同
様、ヘッドボルト孔20,20,…に干渉するように配
置されていて、吸気側のカム軸2同様、揺動支点86を
支点として動作するロッカーアーム85を介して排気バ
ルブ24を駆動するものである。上記ロッカーアーム8
5の排気バルブ24との当接部分87は、カム軸2と摺
接するローラベアリング88の位置(摺接位置)よりも
エンジン幅方向外側に設けられて、排気バルブ24のバ
ルブ軸24bの軸線x2は、シリンダ中心線yに対し約
20°の角度とされている。
【0090】したがって、上記実施形態3によれば、上
記実施形態2と同様の作用効果が得られる上、吸気バル
ブ23の配置上の自由度が高く、実施形態1よりもさら
に上下方向に配置されているので、吸気ポート27を上
記実施形態1よりも滑らかに燃焼室28に連通するよう
に形成することができ、よって、吸気流通抵抗の低減作
用を一層高めることができる。
【0091】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の実施形態を包含するものであ
る。すなわち、上記各実施形態では、クランク軸7から
の回転入力をタイミングベルト9及びカムプーリ5,6
によりカム軸2,3に伝達するようにしているが、これ
に限らず、例えば、チェーン及びスプロケットにより伝
達するようにしてもよい。
【0092】また、VVTの構成としては、油圧力によ
りカム軸2,3の軸線z1,z2方向に進退するピスト
ン部材を設け、このピストン部材の上記軸線z1,z2
方向の相対変位をヘリカルスプラインにより回転方向の
相対変位に変換して、カム軸2,3とカムプーリ5,6
とを相対回転させるものとしてもよい。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明における可変バルブタイミング装置付DOHCエンジ
ンによれば、吸気バルブ及び排気バルブの狭角化によ
り、吸排気の流通抵抗の低減、及びエンジン幅方向のコ
ンパクト化が図られる。しかも、重量の有るバルブタイ
ミング可変手段を緩み側のカム軸に設けることで、無端
伝動部材の張力増大によるカム軸や軸受部の負担を低減
することができ、よって、信頼性を高めることができ
る。
【0094】請求項2記載の発明によれば、第1カム軸
を支持する全ての軸受部の軸受径を同一とすることで、
生産コストの著しい上昇を招くことなく、各軸受部の間
の同心度を容易に維持することができる。
【0095】請求項3記載の発明によれば、カム軸への
バルブ反力を小さくして、カム軸や軸受部の負担を低減
することができる上、エンジンのコンパクト化が容易に
なる。
【0096】請求項4又は請求項5記載の発明では、バ
ルブ反力によるカム軸への負担が大きくなるので、カム
軸や軸受部への負担を低減する効果が特に有効になる。
【0097】請求項6記載の発明では、バルブタイミン
グ可変手段を緩み側の第1カム軸に配設することによる
効果が極めて大きい。
【0098】請求項7記載の発明によれば、軸受部に液
路としての開口溝を形成していても、そのことによる軸
受面の圧力上昇を抑えることができる。
【0099】請求項8〜11のいずれか1つに記載の発
明では、無端伝動部材から各従動輪に作用する力の上下
方向成分が大きくなるので、カム軸や軸受部への負担を
低減する効果が特に有効になる。
【0100】請求項12記載の発明では、シリンダブロ
ック側に位置固定されテンショナを用いているので、無
端伝動部材の張力のピーク値が大きくなり易く、カム軸
や軸受部への負担を低減する効果が特に有効になる。
【0101】請求項13記載の発明における可変バルブ
タイミング装置付DOHCエンジンによれば、吸気バル
ブ及び排気バルブの狭角化により、吸排気の流通抵抗の
低減、及びエンジン幅方向のコンパクト化が図られ、し
かも、重量の有るバルブタイミング可変手段が設けられ
たカム軸を支持する軸受部を、ヘッドボルトとの干渉の
問題を回避しつつ軸受面の幅が大きくなるように拡大す
ることができるので、カム軸や軸受部にかかる負担を小
さくできる。また、エンジンの長手方向の寸法が大きく
なることもない。
【0102】請求項14記載の発明によれば、請求項3
記載の発明と同様の効果が得られる。
【0103】請求項15記載の発明によれば、バルブタ
イミング可変手段が設けられた第1カム軸側について、
バルブの配置上の自由度が高まり、吸排気の流通抵抗の
低減作用を一層高めることができる。
【0104】請求項16記載の発明によれば、バルブタ
イミング可変手段が設けられていない第2カム軸側につ
いてもバルブ配置上の自由度が高まる。
【0105】請求項17記載の発明によれば、吸気側の
流通抵抗の低減によりエンジン性能を有効に向上させる
ことができる。
【0106】請求項18記載の発明における可変バルブ
タイミング装置付DOHCエンジンよれば、請求項1記
載の発明と同様に信頼性向上が図られる上、タイミング
ベルトをプーリに係合させて張架する作業の容易化が図
られる。
【0107】請求項19記載の発明によれば、請求項1
8記載の発明と同様にタイミングベルトの張架作業の容
易化が図られる。
【0108】請求項20記載の発明によれば、タイミン
グベルトの張架作業のさらなる容易化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るエンジンEの構成を
示す上面図である。
【図2】図1のエンジンEのシリンダヘッド上部の構成
を示す上面図である。
【図3】カムプーリ及びクランクプーリにタイミングベ
ルトを張架した構成を示すエンジンEの正面図である。
【図4】2本のカム軸を省略して、軸受部とヘッドボル
ト孔との位置関係を示す図2の拡大図である。
【図5】バルブの配置を示す説明図である。
【図6】VVTの構成を示す図1の VI-VI 線における
断面図である。
【図7】図6の VII-VII 線におけるVVTの断面図で
ある。
【図8】図6の VIII-VIII 線におけるVVTの断面図
である。
【図9】OCVの構成を示す説明図である。
【図10】カムキャップ及び中間部材の構成を示す説明
図である。
【図11】実施形態2に係る図4相当図である。
【図12】実施形態2に係る図5相当図である。
【図13】実施形態3に係る図4相当図である。
【図14】実施形態3に係る図5相当図である。
【符号の説明】
E VVT付DOHCエンジン 1 シリンダヘッド 2 吸気側のカム軸(第1カム軸) 3 排気側のカム軸(第2カム軸) 4 軸受部 4a 軸受面 5,6 カムプーリ(従動輪) 7 クランク軸 8 クランクプーリ(駆動輪) 9 タイミングベルト(無端伝動部材) 10 バルブタイミング可変装置(バルブタイ
ミング可変手段) 12 テンショナ 20 ヘッドボルト孔 23 吸気バルブ 24 排気バルブ 26 バルブリフタ 32 VVTのケーシング 67,68 輪溝(開口溝) 70 遅角側の油路(液路) 71 進角側の油路(液路) 80,85 ロッカーアーム 81,88 ローラベアリング(カム軸とロッカーア
ームとの摺接位置) x1 吸気バルブのバルブ軸の軸線 x2 排気バルブのバルブ軸の軸線 y シリンダ中心線 z1 吸気側のカム軸の軸線 z2 排気側のカム軸の軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 67/06 F02B 67/06 J A F02F 1/42 F02F 1/42 K

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの左右両側に配設され、
    かつクランク軸上の駆動輪に共通の無端伝動部材を介し
    て駆動連結される従動輪が設けられ、クランク軸に同期
    して駆動されてそれぞれバルブを開閉作動させる第1及
    び第2の2本のカム軸と、 上記第1カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸と上記
    従動輪とを相対回転させて、上記第1カム軸のクランク
    軸に対する回転位相を変更するバルブタイミング可変手
    段とを備えた可変バルブタイミング装置付DOHCエン
    ジンにおいて、 上記第1及び第2の各カム軸は、シリンダの左右両側に
    形成されたヘッドボルト孔の中心線方向から見て、該左
    右各側のヘッドボルト孔の中心線に重なるように配置さ
    れており、 上記第1カム軸は、無端伝動部材の緩み側スパンが進入
    する従動輪を有する緩み側のカム軸であることを特徴と
    する可変バルブタイミング装置付DOHCエンジン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 第1カム軸を支持する全ての軸受部は、互いに同一の軸
    受径を有することを特徴とする可変バルブタイミング装
    置付DOHCエンジン。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 2本のカム軸はバルブリフタを介して直接バルブを駆動
    するものであることを特徴とする可変バルブタイミング
    装置付DOHCエンジン。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 2本のカム軸の間隔は、第1カム軸に設けられた従動輪
    の直径の1.1倍以下とされていることを特徴とする可
    変バルブタイミング装置付DOHCエンジン。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3において、 吸気バルブと排気バルブとの間のバルブ挟み角は、40
    °以下とされていることを特徴とする可変バルブタイミ
    ング装置付DOHCエンジン。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 第2カム軸により開閉作動されるバルブは、バルブ軸の
    シリンダ中心線に対する傾き角が20°以下とされてい
    ることを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOH
    Cエンジン。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 バルブタイミング可変手段は作動液の供給を受けて作動
    する液圧式のものであり、 第1カム軸内には、一端が該バルブタイミング可変手段
    に接続される一方、他端がカム軸外周面に開口する作動
    液供給用の液路が形成され、 上記第1カム軸を支持する軸受部のうち、上記バルブタ
    イミング可変手段に最も近い軸受部の軸受面には、上記
    液路の開口部に連通する周方向の開口溝が形成されると
    ともに、 上記軸受部の軸受面は、上記開口溝の形成されていない
    軸受部に較べ、カム軸軸線方向の幅が大きくされている
    ことを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOHC
    エンジン。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 2本のカム軸の2つの従動輪と無端伝動部材との係合範
    囲は、いずれも従動輪中心に対し120度以内の角度範
    囲とされていることを特徴とする可変バルブタイミング
    装置付DOHCエンジン。
  9. 【請求項9】 請求項1又は8において、 無端伝動部材の緩み側スパンには、該緩み側スパンを押
    圧して無端伝動部材の張力を調整するテンショナが設け
    られており、 上記テンショナにより無端伝動部材に張力を加えたとき
    に、加えない自由状態と較べ、無端伝動部材と各従動輪
    との係合範囲の変化量が従動輪中心に対する角度範囲で
    10°以下であることを特徴とする可変バルブタイミン
    グ装置付DOHCエンジン。
  10. 【請求項10】 請求項1において、 無端伝動部材の緩み側スパンには、該緩み側スパンを押
    圧して無端伝動部材の張力を調整するテンショナが設け
    られており、 上記テンショナにより無端伝動部材に張力を加えたとき
    に、加えない自由状態と較べ、無端伝動部材と各従動輪
    との係合範囲の変化量が該各従動輪の係合部の1ピッチ
    長以下であることを特徴とする可変バルブタイミング装
    置付DOHCエンジン。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 無端伝動部材の緩み側スパンには、該緩み側スパンを押
    圧して無端伝動部材の張力を調整するテンショナが設け
    られており、 上記第1カム軸の従動輪とクランク軸の駆動輪とに外接
    する接線の各接点間の長さをL1とし、 上記テンショナにより無端伝動部材に張力を加えた状態
    で、上記各接点間に張られた無端伝動部材の長さをL2
    としたとき、 上記長さL1と長さL2との差は、上記従動輪の係合部
    の1ピッチ長以下であることを特徴とする可変バルブタ
    イミング装置付DOHCエンジン。
  12. 【請求項12】 請求項1において、 テンショナは、無端伝動部材を駆動輪及び従動輪に巻き
    掛けるときに位置固定される初期張力調整用のものであ
    ることを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOH
    Cエンジン。
  13. 【請求項13】 シリンダヘッドの左右両側に配設さ
    れ、かつクランク軸上の駆動輪に共通の無端伝動部材を
    介して駆動連結される従動輪が設けられ、クランク軸に
    同期して駆動されてそれぞれバルブを開閉作動させる第
    1及び第2の2本のカム軸と、 上記第1カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸と上記
    従動輪とを相対回転させて、第1カム軸のクランク軸に
    対する回転位相を変更するバルブタイミング可変手段と
    を備えた可変バルブタイミング装置付DOHCエンジン
    において、 上記第1カム軸は、シリンダの左右両側に形成されたヘ
    ッドボルト孔の中心線方向から見て、該ヘッドボルト孔
    よりもエンジンの左右方向外側に配置されており、 上記第2カム軸は、上記ヘッドボルト孔の中心線方向か
    ら見て、該ヘッドボルト孔の中心線に重なるか、又は該
    ヘッドボルト孔よりもエンジンの左右方向内側に配置さ
    れており、 上記第1カム軸を支持する軸受部のうち、バルブタイミ
    ング可変手段に最も近い軸受部の軸受面は、他の軸受部
    に較べ、カム軸軸線方向のエンジン内側に拡大されてい
    ることを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOH
    Cエンジン。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 第1カム軸を支持する全ての軸受部は、互いに同一の軸
    受径を有することを特徴とする可変バルブタイミング装
    置付DOHCエンジン。
  15. 【請求項15】 請求項14において、 第1カム軸はロッカーアームを介してバルブを駆動する
    ものであり、 上記ロッカーアームのバルブとの当接部分は、該ロッカ
    ーアームと上記第1カム軸との摺接位置よりもエンジン
    幅方向内側に設けられていることを特徴とする可変バル
    ブタイミング装置付DOHCエンジン。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 第2カム軸はロッカーアームを介してバルブを駆動する
    ものであり、 上記ロッカーアームのバルブとの当接部分は、該ロッカ
    ーアームと上記第2カム軸との摺接位置よりもエンジン
    幅方向外側に設けられていることを特徴とする可変バル
    ブタイミング装置付DOHCエンジン。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16において、 第1カム軸は吸気バルブを開閉作動させるものであるこ
    とを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOHCエ
    ンジン。
  18. 【請求項18】 シリンダヘッドの左右両側に配設さ
    れ、かつクランク軸上の駆動プーリに共通のタイミング
    ベルトを介して駆動連結される従動プーリが設けられ、
    クランク軸に同期して駆動されてそれぞれバルブを開閉
    作動させる第1及び第2の2本のカム軸と、 上記第1カム軸の端部に設けられ、該第1カム軸と上記
    従動プーリとを相対回転させて、第1カム軸のクランク
    軸に対する回転位相を変更するバルブタイミング可変手
    段とを備えた可変バルブタイミング装置付DOHCエン
    ジンにおいて、 上記第1カム軸は、タイミングベルトの緩み側スパンが
    進入する従動プーリを有するものであり、 上記タイミングベルトの緩み側スパンには、該緩み側ス
    パンを押圧してタイミングベルトの張力を調整するテン
    ショナが設けられ、上記第1カム軸の従動プーリ及び駆
    動プーリに外接する接線の各接点間の長さをL1とし、
    上記テンショナによりタイミングベルトに張力を加えた
    ときに上記各接点間に張られたタイミングベルトの長さ
    をL2としたとき、上記長さL1と長さL2との差はタ
    イミングベルトの歯たけt1以下とされており、 上記バルブタイミング可変手段は、 第1カム軸に回転一体に連結された内側回動部材と、 上記内側回動部材に対し相対回転可能に外嵌合されて連
    結される一方、上記従動プーリに回転一体に連結されて
    カム軸軸線方向に延びる円筒状の外側回動部材とを有
    し、 上記外側回動部材外周の直径を長さD1とし、 上記従動プーリの歯底円の直径を長さD2としたとき、 D2−t1≦D1<D2+t1 の関係が満たされてい
    ることを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOH
    Cエンジン。
  19. 【請求項19】 請求項11において、 無端伝動部材はタイミングベルトであり、 バルブタイミング可変手段は、 第1カム軸に回転一体に連結された内側回動部材と、 上記内側回動部材に対し相対回転可能に外嵌合されて連
    結される一方、上記従動プーリに回転一体に連結されて
    カム軸軸線方向に延びる円筒状の外側回動部材とを有
    し、 上記外側回動部材外周の直径を長さD1とし、 上記従動プーリの歯底円の直径を長さD2とし、 上記タイミングベルトの歯たけを長さt1としたとき、 D2−t1≦D1<D2+t1 の関係が満たされてい
    ることを特徴とする可変バルブタイミング装置付DOH
    Cエンジン。
  20. 【請求項20】 請求項18又は19において、 外側回動部材外周の直径D1と、 第1カム軸に設けられた従動プーリの歯底円の直径D2
    と、 タイミングベルトの歯たけt1との間には、 D2−t1≦D1<D2 の関係が満たされていること
    を特徴とする可変バルブタイミング装置付DOHCエン
    ジン。
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