JPH11280731A - ボルト・ナットを用いた部材の結合装置 - Google Patents

ボルト・ナットを用いた部材の結合装置

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JPH11280731A
JPH11280731A JP8657698A JP8657698A JPH11280731A JP H11280731 A JPH11280731 A JP H11280731A JP 8657698 A JP8657698 A JP 8657698A JP 8657698 A JP8657698 A JP 8657698A JP H11280731 A JPH11280731 A JP H11280731A
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JP
Japan
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bolt
nut
rotation stopper
groove
opening
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JP8657698A
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English (en)
Inventor
Masahito Nakamura
仁人 中村
Norihiko Kitamura
典彦 北村
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト・ナットを用いて押出形材等の部材を
結合するにあたり、締結用ボルト・ナットを部材の長手
方向の任意の箇所に自由に装着する。ボルト・ナットに
よる部材の締結後に、新たな締結必要箇所が生じたな場
合にも、締結済みボルト・ナットをわざわざ取り外す必
要がなく、追加のボルトおよびナットを部材の中間部に
おいて簡単に取り付ける。 【解決手段】 縦長形状のボルト頭部1aを有する特殊ボ
ルト1 と通常ナット2 、あるいは通常ボルト10と縦長形
状の特殊ナット20、並びに側面よりみて略逆U形の回止
め具3 を用いて、押出形材等の部材A,B を結合する。第
1部材A は長手方向に内部拡大溝4 を有し、第2部材B
はボルト軸部挿通孔8 を有する。第1部材A の内部拡大
溝4 内において特殊ボルト1 の頭部1aまたは特殊ナット
20を所定角度回転させた後、回止め具3 が内部拡大溝4
に嵌め入れられ、特殊ボルト頭部1aまたは特殊ナット20
の逆転を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボルト・ナット
を用いた部材の結合装置、さらに詳しくは、特殊ボルト
とナット、あるいはまたボルトと特殊ナット、および回
止め具を用いて、押出形材等の2つまたは3つの部材を
結合する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、互いに連結されるべき2つの部材
のうちの例えばアルミニウム押出形材製の一方の部材に
長手方向に伸びるボルト頭部嵌入れ用内部拡大溝を設け
て、該溝にボルト六角頭部を嵌め入れ、この六角頭部付
きボルトおよびナットを介して他方の部材を締結するこ
とは、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ボルト・ナットを用いた部材の結合装置では、各部材の
内部拡大溝にボルトの六角頭部を、各部材の端部より嵌
め入れる必要があるため、例えば2つの部材を複数組の
ボルト・ナットによって連結した後、部材の中間におい
て新たに締結必要箇所が生じたような場合には、もはや
追加のボルトの頭部を該部材中間部の内部拡大溝に嵌め
入れることはできず、どうしてもボルト・ナットによる
締結を追加しようとすると、該部材の端部から新たな締
結必要箇所までの締結済みボルト・ナットをわざわざ取
り外して、ボルトの追加を行なわなければならず、部材
の連結作業に手間がかゝり、非常に面倒であるという問
題があった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、締結用ボルト・ナットを部材の長手方向の任
意の箇所に自由に装着することができて、しかも回止め
機能を有するため、装着したボルト・ナットが外れるよ
うなことがなく、従って例えば複数組のボルト・ナット
による2部材または3部材の締結後、新たな締結必要箇
所が生じたような場合にも、追加のボルトおよびナット
を部材の中間部において簡単に取り付けることができ、
従って締結済みボルト・ナットをわざわざ取り外す必要
がなく、部材の結合作業を非常に簡単にかつ確実に行な
うことができる、ボルト・ナットを用いた部材の結合装
置を提供しようとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の請求項1記載の発明は、互いに連結さ
れるべき第1および第2部材のうちの第1部材が押出形
材製でかつ長手方向にボルト頭部嵌入れ用内部拡大溝を
有し、第2部材がこれの所要箇所にボルト軸部挿通孔を
有しており、ボルトの頭部が平面よりみて縦長の特殊形
状を有していて、ボルト頭部の幅が第1部材の内部拡大
溝の開口部の幅より狭いものとなされかつボルト頭部の
長さが内部拡大溝の両側壁同士の間の間隔より長いもの
となされ、ボルト逆転防止用の回止め具が、側面よりみ
て略逆U形を有し、かつ回止め具が、少なくとも内部拡
大溝の開口部両側の係合凸部同士の間に位置する高さを
有するとともに、回止め具の幅が内部拡大溝の開口部の
幅より狭いものとなされ、回止め具の前後両脚部同士の
間の間隔がボルト頭部の幅よりも長くかつボルト頭部の
長さより短いものとなされ、回止め具の頂壁にボルト軸
部挿通孔が設けられており、第1部材の内部拡大溝内に
ボルトの頭部が同溝の開口部より嵌め入れられ、ボルト
の一方向かつ所定角度の回転により、ボルト頭部が内部
拡大溝の両側壁に当接せしめられて、ボルトの同方向へ
の回転が阻止せられ、ボルトの軸部に略逆U形の回止め
具が、これの頂壁の挿通孔にボルト軸部が挿通されるよ
うに嵌め被せられて、回止め具が、第1部材の内部拡大
溝内にこれの開口部より嵌め入れられ、かつ回止め具の
前後両脚部がボルト頭部の前後両側に近接して位置せし
められるとともに、回止め具の頂部が内部拡大溝の開口
部左右両側の係合凸部同士の間に存在せしめられて、回
止め具によってボルトの逆転が阻止せられ、第1部材に
対し第2部材が、これのボルト軸部挿通孔にボルト軸部
が挿通するように重ね合わせられて、第2部材より上方
に突出したボルト軸部の先端部にナットがねじ合わせら
れることにより、第1部材と第2部材とが結合されてい
ることを特徴としている。
【0006】つぎに、請求項2記載の発明は、互いに連
結されるべき第1および第2部材のうちの第1部材が押
出形材製でかつ長手方向にナット嵌入れ用内部拡大溝を
有し、第2部材がこれの所要箇所にボルト軸部挿通孔を
有しており、ナットが平面よりみて縦長の特殊形状を有
していて、ナットの幅が第1部材の内部拡大溝の開口部
の幅より狭いものとなされかつナットの長さが内部拡大
溝の両側壁同士の間の間隔より長いものとなされ、ナッ
ト逆転防止用の回止め具が、側面よりみて略逆U形を有
し、かつ回止め具が、少なくとも内部拡大溝の開口部両
側の係合凸部同士の間に位置する高さを有するととも
に、かつ回止め具の幅が内部拡大溝の開口部の幅より狭
いものとなされ、回止め具の前後両脚部同士の間の間隔
がナットの幅よりも長くかつナットの長さより短いもの
となされ、回止め具の頂壁にボルト軸部挿通孔が設けら
れており、第1部材の内部拡大溝内にナットが同溝の開
口部より嵌め入れられ、ナットの一方向かつ所定角度の
回転により、ナットが内部拡大溝の両側壁に当接せしめ
られて、ナットの同方向への回転が阻止せられ、回止め
具が、第1部材の内部拡大溝内にこれの開口部より嵌め
入れられ、かつ回止め具の前後両脚部がナットの前後両
側に近接して位置せしめられるとともに、回止め具の頂
部が内部拡大溝の開口部左右両側の係合凸部同士の間に
存在せしめられて、回止め具によってナットの逆転が阻
止せられ、第1部材に対し第2部材が重ね合わせられ
て、第2部材のボルト軸部挿通孔および回止め具頂壁の
ボルト軸部挿通孔を貫通したボルトの軸部の先端部が、
内部拡大溝内のナットにねじ合わせられることにより、
第1部材と第2部材とが結合されていることを特徴とし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0008】この明細書において、前後、左右は図1を
基準とし、前とは図1の図面紙葉の表側、後とは同裏側
をいゝ、また左とは同図の左側、右とは同右側をいうも
のとする。
【0009】まず、この発明の第1実施形態を示す図1
〜図3を参照すると、互いに連結されるべき第1および
第2部材(A)(B)のうちの第1部材(A) が例えばアルミニ
ウム押出形材製でかつ長手方向にボルト頭部嵌入れ用内
部拡大溝(4) を有し、第2部材(B) が例えばアルミニウ
ム押出形材製でかつこれの所要箇所にボルト軸部挿通孔
(8) を有している。
【0010】ボルト(1) は、その頭部(1a)が平面よりみ
て縦長形状を有する特殊ボルトであって、ボルト頭部(1
a)の幅が第1部材(A) の内部拡大溝(4) の開口部の幅よ
り狭いものとなされかつボルト頭部(1a)の長さが内部拡
大溝(4) の両側壁(6)(6)同士の間の間隔より長いものと
なされている。この第1実施形態では、ボルト(1) の頭
部(1a)は、平面よりみて縦長六角形状を有していて、ボ
ルト頭部(1a)の左右両側面部(11)(12)の幅が第1部材
(A) の内部拡大溝(4) の開口部の幅より狭いものとなさ
れ、かつボルト頭部(1a)の前部両側に平面よりみて逆ハ
形の左右傾斜面部(13)(14)が設けられ、同後部両側に平
面よりみてハ形の左右傾斜面部(15)(16)が設けられてい
る。
【0011】ナット(2) は、通常の六角ナットである。
なお、この第1実施形態における特殊ボルト(1) と組み
合わせられるナット(2) としては、その他板ナット等の
通常の形状を有するナットであっても良い。
【0012】つぎに、ボルト逆転防止用の回止め具(3)
は、側面よりみて略逆U形を有しており、その頂壁(30)
が平面よりみて縦長の長方形を有するとともに、前後両
脚部(31)(32)が正面よりみて横長の長方形を有しかつ頂
壁(30)と同幅を有している。そして、回止め具(3) は、
少なくとも内部拡大溝(4) の開口部両側の係合凸部(5)
(5)同士の間に位置する高さを有するとともに、回止め
具(3) の幅が内部拡大溝(4) の開口部の幅より狭いもの
となされている。回止め具(3) の前後両脚部(31)(32)同
士の間の間隔がボルト頭部(1a)の幅よりも長くかつボル
ト頭部(1a)の長さより短いものとなされている。回止め
具(3) の頂壁(30)にはボルト軸部挿通孔(33)が設けられ
ている。
【0013】そしていま、第1部材(A) と第2部材(B)
を、上記の特殊ボルト(1) 、ナット(2) およびボルト逆
転防止用の回止め具(3) を用いて結合するには、まず図
1に示すように、ボルト(1) の頭部(1a)を、これの縦長
方向を第1部材(A) の内部拡大溝(4) の長手方向と一致
させて上方から同溝(4) の開口部より嵌め入れる。この
とき、図4aに示すように、ボルト頭部(1a)の左右両側
面部(11)(12)と、第1部材(A) の内部拡大溝(4) の開口
部両側の係合凸部(5)(5)とが互いに平行状に配置されて
いる。
【0014】つぎにこの状態で、ボルト(1) を例えば右
回り方向かつ所定角度の回転させることにより、ボルト
頭部(1a)が内部拡大溝(4) 内において同角度回転し、図
4bに示すように、ボルト頭部(1a)の前部左傾斜面部(1
3)とこれの対向位置の後部右傾斜面部(16)とが、内部拡
大溝(4) の両側壁(6)(6)に当接せしめられて、ボルト
(1) の同方向への回転が阻止せられる。
【0015】ついでこの状態で、ボルト(1) の軸部(1b)
に略逆U形の回止め具(3) を、これの頂壁(30)の挿通孔
(33)にボルト軸部(1b)が挿通されるように嵌め被せて、
図1に示すように、この回止め具(3) の頂壁(30)の長手
方向を第1部材(A) の内部拡大溝(4) の長手方向と一致
させながら、上方から同溝(4) の開口部内より嵌め入れ
る。これにより、図3および図4cに示すように、内部
拡大溝(4) 内において、回止め具(3) の前後両脚部(31)
(32)が、ボルト頭部(1a)の前部右傾斜面部(14)およびこ
れの対向位置の後部左傾斜面部(15)の前後両側に近接し
てかつ平行状に位置せしめられるとともに、回止め具
(3) の頂部が内部拡大溝(4) の開口部左右両側の係合凸
部(5)(5)同士の間に存在せしめられ、この回止め具(3)
によってボルト(1) の逆転が阻止せられる。
【0016】つぎに、この第1部材(A) に対して第2部
材(B) を、これのボルト軸部挿通孔(8) にボルト軸部(1
b)が挿通するように重ね合わせる。そして、第2部材
(B) より上方に突出したボルト軸部(1b)の先端部にナッ
ト(2) をねじ合わせられることにより、図2に示すよう
に、第1部材(A) と第2部材(B) とを結合するものであ
る。
【0017】上記の本発明の第1実施形態の部材の結合
装置によれば、締結用の特殊ボルト(1) および通常ナッ
ト(2) を、第1部材(A) の長手方向の任意の箇所に自由
に装着することができて、しかもボルト逆転防止用の回
止め具(3) による回止め機能を有するため、装着した特
殊ボルト(1) およびナット(2) が外れるようなことがな
く、従って例えば複数組の特殊ボルト(1) およびナット
(2) による2部材の締結後、新たな締結必要箇所が生じ
たような場合にも、追加のボルト(1) およびナット(2)
を、第1部材(A) の長手方向の任意の箇所において簡単
に取り付けることができ、従って、締結済みのボルト
(1) およびナット(2) をわざわざ取り外す必要がなく、
両部材(A)(B)の結合作業を非常に簡単にかつ確実に行な
うことができる。
【0018】なお、一旦装着した特殊ボルト(1) および
ナット(2) を取り外すには、図2の状態のナット(2) を
逆に回転させて締付けをゆるめ、ナット(2) および回止
め具(3) を取り除くことにより、両部材(A)(B)の結合解
除作業も簡単に行なうことができる。
【0019】また、押出形材製の長尺の第1部材(A) に
対し、これに連結するべき第2部材(B) の形状および長
さは限定されず、第2部材(B) は長尺の部材であって
も、短尺の部材であっても良いし、また第1部材(A) に
対して同方向にあるいはこれを横断する方向に第2部材
(B) が結合されても良いものである。
【0020】なお、図示のボルト(1) の頭部(1a)は、平
面よりみて縦長の六角形状を有しているが、これは平面
よりみてその他の多角形、あるいはまた楕円形等の縦長
形状を有するものであって良い。
【0021】つぎに、図5は、この発明の第2実施形態
を示すものである。
【0022】ここで、上記第1実施形態の場合と異なる
点は、ナット(20)が、平面よりみて縦長形状を有する特
殊ナットとなされている点にある。従ってこれに対応し
て、押出形材製の第1部材(A) の長手方向にナット嵌入
れ用内部拡大溝(4) が設けられている。
【0023】ナット(20)の幅が第1部材(A) の内部拡大
溝(4) の開口部の幅より狭いものとなされかつナット(2
0)の長さが内部拡大溝(4) の両側壁(6)(6)同士の間の間
隔より長いものとなされている。
【0024】ボルト(10)は、通常の六角頭部付きボルト
である。なお、この第2実施形態における特殊ナット(2
0)と組み合わせられるボルト(10)としては、その他の通
常の頭部形状を有するボルトであっても良い。
【0025】また、側面よりみて略逆U形を有する回止
め具(3) が、ナット逆転防止用のの機能を有している。
この回止め具(3) は、少なくとも内部拡大溝(4) の開口
部両側の係合凸部(5)(5)同士の間に位置する高さを有す
るとともに、回止め具(3) の幅が内部拡大溝(4) の開口
部の幅より狭いものとなされ、回止め具(3) の頂壁(30)
にボルト軸部挿通孔(33)が設けられている点は、第1実
施形態の場合と同じである。そして、回止め具(3) の前
後両脚部(31)(32)同士の間の間隔がナット(20)の幅より
も長くかつナット(20)の長さより短いものとなされてい
る。この第2実施形態では、ナット(20)は、平面よりみ
て縦長六角形状を有していて、上記第1実施形態の場合
のボルト頭部(1a)の六角形状と全く同じ形状を有してい
る。すなわちナット(20)の左右両側面部(21)(22)の幅が
第1部材(A) の内部拡大溝(4) の開口部の幅より狭いも
のとなされ、かつナット(20)の前部両側に平面よりみて
逆ハ形の左右傾斜面部(23)(24)が設けられ、同後部両側
に平面よりみてハ形の左右傾斜面部(図示略)が設けら
れている。
【0026】なお、第1部材(A) の内部拡大溝(4) の底
壁(7) の幅中央部には、ボルト(10)の軸部(10b) の先端
を逃がすための凹条(9) が長手方向に設けられている。
【0027】そしていま、第1部材(A) と第2部材(B)
を、上記の特殊ナット(20)、通常ボルト(10)およびボル
ト逆転防止用の回止め具(3) を用いて結合するには、上
記第1実施形態のボルト頭部(1a)の場合と同様に、ナッ
ト(20)を、これの縦長方向を第1部材(A) の内部拡大溝
(4) の長手方向と一致させて上方から同溝(4) の開口部
より嵌め入れる。このとき、ナット(20)の左右両側面部
(21)(22)と、第1部材(A) の内部拡大溝(4) の開口部両
側の係合凸部(5)(5)とが互いに平行状に配置されてい
る。
【0028】つぎにこの状態で、ナット(20)を例えば右
回り方向かつ所定角度の回転させることにより、ナット
(20)が内部拡大溝(4) 内において同角度回転し、図4b
に示すように、ナット(20)の前部左傾斜面部(23)とこれ
の対向位置の後部右傾斜面部(14)とが、内部拡大溝(4)
の両側壁(6)(6)に当接せしめられて、ナット(20)の同方
向への回転が阻止せられる。
【0029】ついでこの状態で、ナット(20)に略逆U形
の回止め具(3) を嵌め被せて、この回止め具(3) の頂壁
(30)の長手方向を第1部材(A) の内部拡大溝(4) の長手
方向と一致させながら、上方から同溝(4) の開口部内よ
り嵌め入れる。これにより、内部拡大溝(4) 内におい
て、回止め具(3) の前後両脚部(31)(32)が、ナット(20)
の前部右傾斜面部(24)およびこれの対向位置の後部左傾
斜面部(図示略)の前後両側に近接してかつ平行状に位
置せしめられるとともに、回止め具(3) の頂部が内部拡
大溝(4) の開口部左右両側の係合凸部(5)(5)同士の間に
存在せしめられ、この回止め具(3) によってナット(20)
の逆転が阻止せられる。
【0030】この第1部材(A) に対し第2部材(B) が重
ね合わせられて、第2部材(B) のボルト軸部挿通孔(8)
および回止め具頂壁(30)のボルト軸部挿通孔(33)を貫通
したボルト(10)の軸部(10b) の先端部が、内部拡大溝
(4) 内のナット(20)にねじ合わせられることにより、第
1部材(A) と第2部材(B) とが結合されている。このと
き、ボルト(10)の軸部(10b) の先端は、内部拡大溝(4)
の底壁(7) の幅中央部の凹条(9) 内に逃される。
【0031】上記の本発明の第2実施形態の部材の結合
装置によれば、締結用の通常ボルト(10)および特殊ナッ
ト(20)を、第1部材(A) の長手方向の任意の箇所に自由
に装着することができて、しかもナット逆転防止用の回
止め具(3) による回止め機能を有するため、装着したボ
ルト(10)および特殊ナット(20)が外れるようなことがな
く、従って例えば複数組のボルト(10)および特殊ナット
(20)による2部材の締結後、新たな締結必要箇所が生じ
たような場合にも、追加のボルト(10)および特殊ナット
(20)を、第1部材(A) の長手方向の任意の箇所において
簡単に取り付けることができ、従って、締結済みのボル
ト(10)および特殊ナット(20)をわざわざ取り外す必要が
なく、両部材(A)(B)の結合作業を非常に簡単にかつ確実
に行なうことができる。
【0032】なお、一旦装着した通常ボルト(10)および
特殊ナット(20)を取り外すには、図5の状態のボルト(1
0)を逆に回転させて締付けをゆるめ、ボルト(10)および
回止め具(3) を取り除くことにより、両部材(A)(B)の結
合解除作業も簡単に行なうことができる。
【0033】また、図示のナット(20)は、平面よりみて
縦長の六角形状を有しているが、これはその他、平面よ
りみて多角形または楕円形等の縦長形状を有しているも
のであって良い。
【0034】つぎに、図6は、この発明の第3実施形態
を示すものである。
【0035】ここで、上記第1実施形態の場合と異なる
点は、締結用の特殊ボルト(1) および通常ナット(2) を
用いて、3つの部材(A)(B)(C) を連結している点にあ
る。
【0036】押出形材製の第1部材(A) の横断面形状
は、第1実施形態の場合と同じであるが、第2部材(B)
の横断面形状は異なっている。すなわち、第2部材(B)
は、頂壁(40)と短い左側脚部(41)と長い右側脚部(42)と
によって横断面浅い略逆U形を有し、その頂壁(40)の幅
中央部にボルト軸部挿通孔(44)が設けられている。なお
第3部材(C) は、その一部だけが図示されている。
【0037】締結用の特殊ボルト(1) および通常ナット
(2) を用いて3つの部材(A)(B)(C)を連結するさいに、
第1部材(A) に対して第2部材(B) を重ねると、両部材
(A)(B) 同士の間に空間部(45)が形成され、第2部材(B)
の短い左側脚部(41)によって第3部材(C) の側縁部
が、第1部材(A) の上面に押え止められている。
【0038】なおこの場合、特殊ボルト(1) 、ナット
(2) およびボルト逆転防止用の回止め具(3) を用いる手
順は、上記第1実施形態の場合と全く同じである。
【0039】またこの第3実施形態では、第2部材(B)
の下側に空間部(45)が形成されるため、ボルト逆転防止
用の回止め具(3) の高さを、第1部材(A) の内部拡大溝
(4)の開口部より上方に突出するように設定して、回止
め具(3) の上部を空間部(45)内に逃がすことができる。
【0040】この第3実施形態のその他の点は、上記第
1実施形態の場合と同様であるので、図面において同一
のものには同一の符号を付した。
【0041】上記の第3実施形態によれば、締結用の特
殊ボルト(1) および通常ナット(2)を、第1部材(A) の
長手方向の任意の箇所に自由に装着することができて、
しかもボルト逆転防止用の回止め具(3) による回止め機
能を有するため、装着した特殊ボルト(1) およびナット
(2) が外れるようなことがなく、3つの部材(A)(B)(C)
をしっかりと連結することができるだけでなく、第1部
材(A) に取り付けられるべき第3部材(C) 自体に、直接
にボルト軸部挿通孔をあける必要がなく、加工工数を削
減することができるとともに、孔あけによる第3部材
(C) の強度の低下を防止することができる。
【0042】なお、押出形材製の長尺の第1部材(A) に
対し、これに連結するべき第2部材(B) および第3部材
(C) の形状および長さは、とくに限定されず、第2部材
(B)および第3部材(C) は長尺の部材であっても、短尺
の部材であっても良いし、また第1部材(A) に対して同
方向にあるいはこれを横断する方向に第2部材(B) およ
び第3部材(C) が結合されていても良いものである。
【0043】また、図示は省略したが、上記第2実施形
態における締結用の通常ボルト(10)および特殊ナット(2
0)を用いて、図6に示す3つの部材(A)(B)(C) を連結す
る場合もある。
【0044】
【発明の効果】上述のように、この発明の請求項1記載
の発明によるボルト・ナットを用いた部材の結合装置に
よれば、締結用の特殊ボルトおよび通常ナットを、第1
部材の長手方向の任意の箇所に自由に装着することがで
きて、しかもボルト逆転防止用の回止め具による回止め
機能を有するため、装着した特殊ボルトおよびナットが
外れるようなことがなく、従って例えば複数組の特殊ボ
ルトおよびナットによる2部材または3部材の締結後、
新たな締結必要箇所が生じたような場合にも、追加のボ
ルトおよびナットを、第1部材の長手方向の任意の箇所
において簡単に取り付けることができ、従って、締結済
みのボルトおよびナットをわざわざ取り外す必要がな
く、部材の結合作業を非常に簡単にかつ確実に行なうこ
とができる。また、一旦装着した特殊ボルトおよびナッ
トを取り外すには、ナットを逆に回転させて締付けをゆ
るめ、ナットおよび回止め具を取り除くことにより、部
材の結合解除作業も簡単に行なうことができるという効
果を奏する。
【0045】また、この発明の請求項2記載の発明によ
るボルト・ナットを用いた部材の結合装置によれば、締
結用の通常ボルトおよび特殊ナットを、第1部材の長手
方向の任意の箇所に自由に装着することができて、しか
もナット逆転防止用の回止め具による回止め機能を有す
るため、装着したボルトおよび特殊ナットが外れるよう
なことがなく、従って例えば複数組のボルトおよび特殊
ナットによる2部材または3部材の締結後、新たな締結
必要箇所が生じたような場合にも、追加のボルトおよび
特殊ナットを、第1部材の長手方向の任意の箇所におい
て簡単に取り付けることができ、従って、締結済みのボ
ルトおよび特殊ナットをわざわざ取り外す必要がなく、
部材の結合作業を非常に簡単にかつ確実に行なうことが
できる。また、一旦装着した通常ボルトおよび特殊ナッ
トを取り外すには、ボルトを逆に回転させて締付けをゆ
るめ、ボルトおよび回止め具を取り除くことにより、部
材の結合解除作業も簡単に行なうことができるという効
果を奏する。
【0046】さらに、この発明によれば、2部材または
3部材の締結にあたり、請求項1記載の発明の締結用の
特殊ボルトおよび通常ナットを使用する場合と、請求項
2記載の発明の締結用の通常ボルトおよび特殊ナットを
使用する場合のいずれかを、各部材の形状や結合構造等
に応じて適宜選択することができ、非常に便利であると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示す部材の結合装置
の分解斜視図である。
【図2】図1の第1実施形態の部材結合後の状態の部分
拡大断面図である。
【図3】図2のIーI線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1の第1実施形態における特殊ボルトおよび
回止め具の取付け状態を順に示す要部拡大平面図で、図
4aはボルト頭部を第1部材の内部拡大溝に上方から嵌
め入れた状態を示し、図4bはボルトの回転によりボル
ト頭部が内部拡大溝の両側壁に当接した状態を示し、図
4cはボルトの回転後に回止め具を内部拡大溝に嵌め入
れた状態を示している。
【図5】この発明の第2実施形態を示す部分拡大断面図
で、これは図2に対応するものである。
【図6】この発明の第3実施形態を示す部分拡大断面
図、これは図2に対応するものである。
【符号の説明】
A 第1部材 B 第2部材 C 第3部材 1 特殊ボルト 1a ボルト頭部 1b ボルト軸部 2 ナット 3 略逆U形の回止め具 4 内部拡大溝 5,5 係合凸部 6,6 左右両側壁 7 底壁 8 ボルト軸部挿通孔 10 特殊ボルト 10b ボルト軸部 20 特殊ナット 30 頂壁 31 前側脚部 32 後側脚部 33 ボルト軸部挿通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結されるべき第1および第2部
    材(A)(B)のうちの第1部材(A) が押出形材製でかつ長手
    方向にボルト頭部嵌入れ用内部拡大溝(4) を有し、第2
    部材(B) がこれの所要箇所にボルト軸部挿通孔(8) を有
    しており、ボルト(1) の頭部(1a)が平面よりみて縦長形
    状を有していて、ボルト頭部(1a)の幅が第1部材(A) の
    内部拡大溝(4) の開口部の幅より狭いものとなされかつ
    ボルト頭部(1a)の長さが内部拡大溝(4) の両側壁(6)(6)
    同士の間の間隔より長いものとなされ、ボルト逆転防止
    用の回止め具(3) が側面よりみて略逆U形を有し、かつ
    回止め具(3) が、少なくとも内部拡大溝(4) の開口部両
    側の係合凸部(5)(5)同士の間に位置する高さを有すると
    ともに、回止め具(3) の幅が内部拡大溝(4) の開口部の
    幅より狭いものとなされ、回止め具(3) の前後両脚部(3
    1)(32)同士の間の間隔がボルト頭部(1a)の幅よりも長く
    かつボルト頭部(1a)の長さより短いものとなされ、回止
    め具(3) の頂壁(30)にボルト軸部挿通孔(33)が設けられ
    ており、第1部材(A) の内部拡大溝(4) 内にボルト(1)
    の頭部(1a)が同溝(4) の開口部より嵌め入れられ、ボル
    ト(1) の一方向かつ所定角度の回転により、ボルト頭部
    (1a)が内部拡大溝(4) の両側壁(6)(6)に当接せしめられ
    て、ボルト(1) の同方向への回転が阻止せられ、ボルト
    (1) の軸部(1b)に略逆U形の回止め具(3) が、これの頂
    壁(30)の挿通孔(33)にボルト軸部(1b)が挿通されるよう
    に嵌め被せられて、回止め具(3) が、第1部材(A) の内
    部拡大溝(4) 内にこれの開口部より嵌め入れられ、かつ
    回止め具(3) の前後両脚部(31)(32)がボルト頭部(1a)の
    前後両側に近接して位置せしめられるとともに、回止め
    具(3) の頂部が内部拡大溝(4) の開口部左右両側の係合
    凸部(5)(5)同士の間に存在せしめられて、回止め具(3)
    によってボルト(1) の逆転が阻止せられ、第1部材(A)
    に対し第2部材(B) が、これのボルト軸部挿通孔(8) に
    ボルト軸部(1b)が挿通するように重ね合わせられて、第
    2部材(B) より上方に突出したボルト軸部(1b)の先端部
    にナット(2) がねじ合わせられることにより、第1部材
    (A) と第2部材(B) とが結合されている、ボルト・ナッ
    トを用いた部材の結合装置。
  2. 【請求項2】 互いに連結されるべき第1および第2部
    材(A)(B)のうちの第1部材(A) が押出形材製でかつ長手
    方向にナット嵌入れ用内部拡大溝(4) を有し、第2部材
    (B) がこれの所要箇所にボルト軸部挿通孔(8) を有して
    おり、ナット(20)が平面よりみて縦長形状を有してい
    て、ナット(20)の幅が第1部材(A) の内部拡大溝(4) の
    開口部の幅より狭いものとなされかつナット(20)の長さ
    が内部拡大溝(4) の両側壁(6)(6)同士の間の間隔より長
    いものとなされ、ナット逆転防止用の回止め具(3) が、
    側面よりみて略逆U形を有し、かつ回止め具(3) が、少
    なくとも内部拡大溝(4) の開口部両側の係合凸部(5)(5)
    同士の間に位置する高さを有するとともに、回止め具
    (3) の幅が内部拡大溝(4) の開口部の幅より狭いものと
    なされ、回止め具(3) の前後両脚部(31)(32)同士の間の
    間隔がナット(20)の幅よりも長くかつナット(20)の長さ
    より短いものとなされ、回止め具(3) の頂壁(30)にボル
    ト軸部挿通孔(33)が設けられており、第1部材(A) の内
    部拡大溝(4) 内にナット(20)が同溝(4) の開口部より嵌
    め入れられ、ナット(20)の一方向かつ所定角度の回転に
    より、ナット(20)が内部拡大溝(4) の両側壁(6)(6)に当
    接せしめられて、ナット(20)の同方向への回転が阻止せ
    られ、回止め具(3) が、第1部材(A) の内部拡大溝(4)
    内にこれの開口部より嵌め入れられ、かつ回止め具(3)
    の前 後両脚部(31)(32)がナット(20)の前後両側に近接
    して位置せしめられるとともに、回止め具(3) の頂部が
    内部拡大溝(4) の開口部左右両側の係合凸部(5)(5)同士
    の間に存在せしめられて、回止め具(3) によってナット
    (20)の逆転が阻止せられ、第1部材(A) に対し第2部材
    (B) が重ね合わせられて、第2部材(B) のボルト軸部挿
    通孔(8) および回止め具頂壁(30)のボルト軸部挿通孔(3
    3)を貫通したボルト(10)の軸部(10b) の先端部が、内部
    拡大溝(4) 内のナット(2) にねじ合わせられることによ
    り、第1部材(A) と第2部材(B) とが結合されている、
    ボルト・ナットを用いた部材の結合装置。
JP8657698A 1998-03-31 1998-03-31 ボルト・ナットを用いた部材の結合装置 Withdrawn JPH11280731A (ja)

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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