JPH11280996A - 流体受入方法および流体貯蔵設備 - Google Patents
流体受入方法および流体貯蔵設備Info
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- JPH11280996A JPH11280996A JP8223598A JP8223598A JPH11280996A JP H11280996 A JPH11280996 A JP H11280996A JP 8223598 A JP8223598 A JP 8223598A JP 8223598 A JP8223598 A JP 8223598A JP H11280996 A JPH11280996 A JP H11280996A
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Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 大容量のコンプレッサの設置台数を減少さ
せ、流体貯蔵設備全体としてのコストの低減化を図るこ
とを目的とする。 【解決手段】 設計圧力を高めた第1タンクT1と、第
1タンクT1より設計圧力の低い第2タンクT2とで構
成される貯蔵設備に、LNGなどの流体を、第1タンク
T1に受け入れた後に第2タンクT2に移送することを
特徴とする。
せ、流体貯蔵設備全体としてのコストの低減化を図るこ
とを目的とする。 【解決手段】 設計圧力を高めた第1タンクT1と、第
1タンクT1より設計圧力の低い第2タンクT2とで構
成される貯蔵設備に、LNGなどの流体を、第1タンク
T1に受け入れた後に第2タンクT2に移送することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のタンクを有
する貯蔵設備にLNGなどの流体を受け入れる方法およ
び流体貯蔵設備に関し、貯蔵設備のコストを低減させつ
つ流体を効率よく受け入れることができるようにしたも
のに関する。
する貯蔵設備にLNGなどの流体を受け入れる方法およ
び流体貯蔵設備に関し、貯蔵設備のコストを低減させつ
つ流体を効率よく受け入れることができるようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、都市ガス燃料や火力発電所への
燃料は、タンカーから一旦貯蔵設備に備蓄され、ここか
らそれぞれに送られる。この貯蔵設備としては、複数の
タンクを有するものが多く、これらタンクにはタンカー
から燃料となる流体(例えばLNG:液密度450kg
/m3,液温度−160℃)が送り込まれる。図3は、従
来の流体貯蔵設備の概要を示す模式図である。
燃料は、タンカーから一旦貯蔵設備に備蓄され、ここか
らそれぞれに送られる。この貯蔵設備としては、複数の
タンクを有するものが多く、これらタンクにはタンカー
から燃料となる流体(例えばLNG:液密度450kg
/m3,液温度−160℃)が送り込まれる。図3は、従
来の流体貯蔵設備の概要を示す模式図である。
【0003】図3において、この貯蔵設備は、基地内に
2基のタンクT10,T20が建造され、タンカー1が接岸
する桟橋2のローディングアーム3からタンクT10,T
20まで受入配管L10,L20が配設されている。タンクT
10,T20は、例えばタンク容量:8万klであって、タ
ンク設計圧力:1500〜2000mmAqとして建造
されている。なお、受入配管L10,L20は、開閉用のバ
ルブV10,V20が設けられる。
2基のタンクT10,T20が建造され、タンカー1が接岸
する桟橋2のローディングアーム3からタンクT10,T
20まで受入配管L10,L20が配設されている。タンクT
10,T20は、例えばタンク容量:8万klであって、タ
ンク設計圧力:1500〜2000mmAqとして建造
されている。なお、受入配管L10,L20は、開閉用のバ
ルブV10,V20が設けられる。
【0004】タンクT10,T20の下部には払出配管L3
0,L40が接続され、払出用のポンプPに接続されてい
る。タンクT10とT20とはガス配管L50,L60で接続さ
れるとともに、これらガス配管L50,L60に4台のコン
プレッサC10,C20,C30,C40が並列に接続される。
なお、コンプレッサC10およびC20それぞれの容量は4
t/hであり、コンプレッサC30およびC40それぞれの
容量は16t/hである。
0,L40が接続され、払出用のポンプPに接続されてい
る。タンクT10とT20とはガス配管L50,L60で接続さ
れるとともに、これらガス配管L50,L60に4台のコン
プレッサC10,C20,C30,C40が並列に接続される。
なお、コンプレッサC10およびC20それぞれの容量は4
t/hであり、コンプレッサC30およびC40それぞれの
容量は16t/hである。
【0005】このようなタンクT10,T20にLNGを貯
蔵している場合、すなわち保冷時では、タンク設計圧力
を考慮して、LNGから生じるBOG(ボイルオフガ
ス)を1台のコンプレッサC10を稼働することによりタ
ンク外に払い出している。
蔵している場合、すなわち保冷時では、タンク設計圧力
を考慮して、LNGから生じるBOG(ボイルオフガ
ス)を1台のコンプレッサC10を稼働することによりタ
ンク外に払い出している。
【0006】ちなみに、保冷時のBOG量は、タンク容
量の0.07%としてLNGの液密度(450kg/m
3)を考慮すると、80,000×0.45×0.07
/100×1/24=1.05(t/h)であり、2基
のタンク合計で2.1t/hとなり、さらに、配管導入
熱が加わって2〜3t/h程度である。従って、上述の
ようにコンプレッサC10の容量が4t/hであることか
ら、保冷時ではBOGが適正にタンクから払い出され、
設計圧力が1500〜2000mmAq程度のタンクに
負担をかけることはない。
量の0.07%としてLNGの液密度(450kg/m
3)を考慮すると、80,000×0.45×0.07
/100×1/24=1.05(t/h)であり、2基
のタンク合計で2.1t/hとなり、さらに、配管導入
熱が加わって2〜3t/h程度である。従って、上述の
ようにコンプレッサC10の容量が4t/hであることか
ら、保冷時ではBOGが適正にタンクから払い出され、
設計圧力が1500〜2000mmAq程度のタンクに
負担をかけることはない。
【0007】一方、タンクT10,T20にLNGを受け入
れる場合、すなわち、桟橋2に接岸したタンカー1の搭
載タンクにローディングアーム3が接続され、搭載タン
クのLNGがローディングアーム3を介して送られる場
合では、バルブV10およびV20の双方を開いて受入配管
L10およびL20の双方から同時にLNGをタンクT10お
よびT20に送り込むようにしている。
れる場合、すなわち、桟橋2に接岸したタンカー1の搭
載タンクにローディングアーム3が接続され、搭載タン
クのLNGがローディングアーム3を介して送られる場
合では、バルブV10およびV20の双方を開いて受入配管
L10およびL20の双方から同時にLNGをタンクT10お
よびT20に送り込むようにしている。
【0008】このときのBOG量は、タンカーのポンプ
仕事熱の影響により、2基のタンクで25〜30t/h
(タンク下部受入時)[最大40t/h]となり、保冷
時と比較して10倍程度の発生量となる。従って、コン
プレッサC10だけでは容量が足りないため、コンプレッ
サC20および大容量のコンプレッサC30およびC40を稼
働させて、4台のコンプレッサにより合計容量40t/
hとすることにより、BOGをタンクから払い出すよう
にしている。
仕事熱の影響により、2基のタンクで25〜30t/h
(タンク下部受入時)[最大40t/h]となり、保冷
時と比較して10倍程度の発生量となる。従って、コン
プレッサC10だけでは容量が足りないため、コンプレッ
サC20および大容量のコンプレッサC30およびC40を稼
働させて、4台のコンプレッサにより合計容量40t/
hとすることにより、BOGをタンクから払い出すよう
にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、タンカー1
によるLNG等の受入は、タンクの全容量にもよるが、
一般に7日〜14日間隔ごとに行われ、受入作業時間も
12時間程度である。従って、上記したコンプレッサC
20並びに大容量のコンプレッサC30およびC40は、コン
プレッサC10と比較して稼働時間が短く、備蓄基地全体
の操業時間(日数)に対する稼働時間の割合が極めて少
ないものとなっている。しかも、これらコンプレッサ
は、高価であることから、基地全体のコストに関し無視
できない。特に、コンプレッサC30およびC40は、大容
量であることから高価であり、基地全体のコストに与え
る影響も大きい。
によるLNG等の受入は、タンクの全容量にもよるが、
一般に7日〜14日間隔ごとに行われ、受入作業時間も
12時間程度である。従って、上記したコンプレッサC
20並びに大容量のコンプレッサC30およびC40は、コン
プレッサC10と比較して稼働時間が短く、備蓄基地全体
の操業時間(日数)に対する稼働時間の割合が極めて少
ないものとなっている。しかも、これらコンプレッサ
は、高価であることから、基地全体のコストに関し無視
できない。特に、コンプレッサC30およびC40は、大容
量であることから高価であり、基地全体のコストに与え
る影響も大きい。
【0010】すなわち、従来の流体貯蔵設備では、流体
の受入専用として稼働時間の短い大容量のコンプレッサ
を多くの台数設置する点で無駄があり、流体貯蔵設備全
体のコストの増加を招くといった問題点を有している。
さらには、タンク数が多くなればそのタンク数に応じて
大容量のコンプレッサを増設する必要があり、上記問題
点がさらに顕著となる。
の受入専用として稼働時間の短い大容量のコンプレッサ
を多くの台数設置する点で無駄があり、流体貯蔵設備全
体のコストの増加を招くといった問題点を有している。
さらには、タンク数が多くなればそのタンク数に応じて
大容量のコンプレッサを増設する必要があり、上記問題
点がさらに顕著となる。
【0011】これに対応するため、設計圧力を従来の1
500〜2000mmAqから3000〜4000mm
Aqに上げて各タンクを建造し、コンプレッサの容量を
上げることなくLNG受入時のBOGを各タンクの設計
圧力で吸収させることも考えられるが、これでは各タン
クの建造コストが増加し、タンク数が多くなればなるほ
ど建造コストの増加を招くため好ましくない。
500〜2000mmAqから3000〜4000mm
Aqに上げて各タンクを建造し、コンプレッサの容量を
上げることなくLNG受入時のBOGを各タンクの設計
圧力で吸収させることも考えられるが、これでは各タン
クの建造コストが増加し、タンク数が多くなればなるほ
ど建造コストの増加を招くため好ましくない。
【0012】本発明は、このような上記問題点に鑑みて
なされたもので、大容量のコンプレッサの設置台数を減
少させ、流体貯蔵設備全体としてのコストの低減化を図
るとともに、流体の受入を適切に行うことができるよう
にした流体受入方法および流体貯蔵設備を提供すること
を目的とする。
なされたもので、大容量のコンプレッサの設置台数を減
少させ、流体貯蔵設備全体としてのコストの低減化を図
るとともに、流体の受入を適切に行うことができるよう
にした流体受入方法および流体貯蔵設備を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、設計圧力を高めた第1タン
クと、第1タンクより設計圧力の低い第2タンクとで構
成される貯蔵設備に流体を受け入れる方法であって、流
体を第1タンクに受け入れた後に第2タンクに移送する
技術が採用される。この流体受入方法では、流体を受け
入れる際、先ず設計圧力の高い第1タンクに流体が送り
込まれるため、受入時に発生する大量のBOGを第1タ
ンクの設計圧力で吸収可能となる。従って、全タンクの
設計圧力を高めたり、大容量のコンプレッサを多く設置
する必要がなく、流体の受入を適切に行いながらも設備
全体の建造コストを低減させるようにしている。
め、請求項1に係る発明は、設計圧力を高めた第1タン
クと、第1タンクより設計圧力の低い第2タンクとで構
成される貯蔵設備に流体を受け入れる方法であって、流
体を第1タンクに受け入れた後に第2タンクに移送する
技術が採用される。この流体受入方法では、流体を受け
入れる際、先ず設計圧力の高い第1タンクに流体が送り
込まれるため、受入時に発生する大量のBOGを第1タ
ンクの設計圧力で吸収可能となる。従って、全タンクの
設計圧力を高めたり、大容量のコンプレッサを多く設置
する必要がなく、流体の受入を適切に行いながらも設備
全体の建造コストを低減させるようにしている。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1の流体受
入方法において、貯蔵設備が、第1タンクに接続される
第1コンプレッサと、第1タンクおよび第2タンクの双
方に接続されかつ第1コンプレッサより容量の小さい第
2コンプレッサとを備え、第1タンクに流体を受け入れ
る際は第1コンプレッサを稼働させ、第1タンク内にお
いて流体から生じるガスを払い出し、第2タンクに流体
を移送した後は、第2コンプレッサを稼働させ、第1タ
ンク内および第2タンク内の双方において流体から生じ
るガスを払い出す技術が適用される。この流体受入方法
は、流体受入時において、第1タンクに接続された第1
コンプレッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレ
ッサを第1タンクにのみ接続して配置すればよく、従来
と比較して高価な第1コンプレッサの設置台数を減らす
ことにより、設備全体の建造コストを低減させることが
可能となる。
入方法において、貯蔵設備が、第1タンクに接続される
第1コンプレッサと、第1タンクおよび第2タンクの双
方に接続されかつ第1コンプレッサより容量の小さい第
2コンプレッサとを備え、第1タンクに流体を受け入れ
る際は第1コンプレッサを稼働させ、第1タンク内にお
いて流体から生じるガスを払い出し、第2タンクに流体
を移送した後は、第2コンプレッサを稼働させ、第1タ
ンク内および第2タンク内の双方において流体から生じ
るガスを払い出す技術が適用される。この流体受入方法
は、流体受入時において、第1タンクに接続された第1
コンプレッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレ
ッサを第1タンクにのみ接続して配置すればよく、従来
と比較して高価な第1コンプレッサの設置台数を減らす
ことにより、設備全体の建造コストを低減させることが
可能となる。
【0015】請求項3に係る発明は、請求項1または2
の流体受入方法において、流体を受け入れた第1タンク
内の圧力を検出し、この検出圧力が所定値を下回ったと
きに第2タンクへの流体の移送を行う技術が適用され
る。この流体受入方法は、BOGによる第1タンク内の
圧力変化をモニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力
が第2タンクの設計圧力まで下がったときに流体の移送
を開始するため、設計圧力の低い第2タンクに負担をか
けることなく第2タンクへの流体の移送を行うことが可
能となり、しかも流体受入のオートメーション化に対応
可能となる。
の流体受入方法において、流体を受け入れた第1タンク
内の圧力を検出し、この検出圧力が所定値を下回ったと
きに第2タンクへの流体の移送を行う技術が適用され
る。この流体受入方法は、BOGによる第1タンク内の
圧力変化をモニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力
が第2タンクの設計圧力まで下がったときに流体の移送
を開始するため、設計圧力の低い第2タンクに負担をか
けることなく第2タンクへの流体の移送を行うことが可
能となり、しかも流体受入のオートメーション化に対応
可能となる。
【0016】請求項4に係る発明は、流体貯蔵設備であ
って、設計圧力を高めて建造された流体貯蔵用の第1タ
ンクと、第1タンクより設計圧力を低くして建造された
流体貯蔵用の第2タンクと、第1タンクから第2タンク
へ流体を移送するための連通路と、連通路の開閉を行う
開閉手段と、開閉手段を閉じた状態で流体を第1タンク
に送り込む流体受入手段とを備える技術が採用される。
この流体貯蔵設備は、流体受入手段によって設計圧力の
高い第1タンクに一旦流体を送り込むように構成される
ため、受入時に発生する大量のBOGを第1タンクの設
計圧力で吸収可能となり、全タンクの設計圧力を高めた
り、大容量のコンプレッサを多く設置する必要がなく、
設備全体の建造コストを低減させるようにしている。
って、設計圧力を高めて建造された流体貯蔵用の第1タ
ンクと、第1タンクより設計圧力を低くして建造された
流体貯蔵用の第2タンクと、第1タンクから第2タンク
へ流体を移送するための連通路と、連通路の開閉を行う
開閉手段と、開閉手段を閉じた状態で流体を第1タンク
に送り込む流体受入手段とを備える技術が採用される。
この流体貯蔵設備は、流体受入手段によって設計圧力の
高い第1タンクに一旦流体を送り込むように構成される
ため、受入時に発生する大量のBOGを第1タンクの設
計圧力で吸収可能となり、全タンクの設計圧力を高めた
り、大容量のコンプレッサを多く設置する必要がなく、
設備全体の建造コストを低減させるようにしている。
【0017】請求項5に係る発明は、請求項4の流体貯
蔵設備において、第1タンクに接続されるガス払出用の
第1コンプレッサと、第1タンクおよび第2タンクの双
方に接続されかつ第1コンプレッサより容量の小さいガ
ス払出用の第2コンプレッサと、第1コンプレッサおよ
び第2コンプレッサのいずれか一方を駆動状態とする切
替手段とを備える技術が適用される。この流体貯蔵設備
は、流体受入時において、第1タンクに接続された第1
コンプレッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレ
ッサを第1タンクにのみ接続して配置すればよく、高価
な第1コンプレッサの設置台数減少により、設備全体の
建造コストを低減させることが可能となる。
蔵設備において、第1タンクに接続されるガス払出用の
第1コンプレッサと、第1タンクおよび第2タンクの双
方に接続されかつ第1コンプレッサより容量の小さいガ
ス払出用の第2コンプレッサと、第1コンプレッサおよ
び第2コンプレッサのいずれか一方を駆動状態とする切
替手段とを備える技術が適用される。この流体貯蔵設備
は、流体受入時において、第1タンクに接続された第1
コンプレッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレ
ッサを第1タンクにのみ接続して配置すればよく、高価
な第1コンプレッサの設置台数減少により、設備全体の
建造コストを低減させることが可能となる。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項4または5
の流体貯蔵設備において、流体受入手段によって流体を
第1タンクに送り込むときに開閉手段を閉状態にする制
御手段を備える技術が適用される。この流体貯蔵設備
は、制御手段によって流体の受入時に第1タンクへの流
路が確保されるため、受入段階の流体が誤って第2タン
クに送られることを防ぎ、流体の受入が適切に行われる
ようにしている。
の流体貯蔵設備において、流体受入手段によって流体を
第1タンクに送り込むときに開閉手段を閉状態にする制
御手段を備える技術が適用される。この流体貯蔵設備
は、制御手段によって流体の受入時に第1タンクへの流
路が確保されるため、受入段階の流体が誤って第2タン
クに送られることを防ぎ、流体の受入が適切に行われる
ようにしている。
【0019】請求項7に係る発明は、請求項6の流体貯
蔵設備において、制御手段が、第1タンク内の圧力値に
基づいて、圧力値が所定値を下回ったときに開閉手段を
開状態にする技術が適用される。この流体貯蔵設備は、
制御手段がBOGによる第1タンク内の圧力変化をモニ
タし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タンクの
設計圧力まで下がったときに開閉手段を開いて第2タン
クへの流体の移送を開始するため、設計圧力の低い第2
タンクに負担をかけることなく流体の移送を行うことが
可能となり、しかも流体受入のオートメーション化に対
応可能となる。
蔵設備において、制御手段が、第1タンク内の圧力値に
基づいて、圧力値が所定値を下回ったときに開閉手段を
開状態にする技術が適用される。この流体貯蔵設備は、
制御手段がBOGによる第1タンク内の圧力変化をモニ
タし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タンクの
設計圧力まで下がったときに開閉手段を開いて第2タン
クへの流体の移送を開始するため、設計圧力の低い第2
タンクに負担をかけることなく流体の移送を行うことが
可能となり、しかも流体受入のオートメーション化に対
応可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図1及び図2を参照して説明する。図1は、2基のタン
クを有する流体貯蔵設備の概要を、流体の流通経路を主
として模式的に示したものであり、流体として上述のL
NG(液濃度450kg/m3,液温度−160℃)が貯
蔵される場合の適用例を示している。また、タンカー
1、桟橋2およびローディングアーム3については、図
3に示す従来のものと同様のものが用いられる。
図1及び図2を参照して説明する。図1は、2基のタン
クを有する流体貯蔵設備の概要を、流体の流通経路を主
として模式的に示したものであり、流体として上述のL
NG(液濃度450kg/m3,液温度−160℃)が貯
蔵される場合の適用例を示している。また、タンカー
1、桟橋2およびローディングアーム3については、図
3に示す従来のものと同様のものが用いられる。
【0021】図1において、この貯蔵設備は、基地内に
2基のタンク、第1タンクT1および第2タンクT2が
設置されている。第1タンクT1および第2タンクT2
は、それぞれ容量:8万klであって、第1タンクT1
が設計圧力:3000mmAqとして、第2タンクT2
が設計圧力:1500mmAqとして建造されている。
2基のタンク、第1タンクT1および第2タンクT2が
設置されている。第1タンクT1および第2タンクT2
は、それぞれ容量:8万klであって、第1タンクT1
が設計圧力:3000mmAqとして、第2タンクT2
が設計圧力:1500mmAqとして建造されている。
【0022】第1タンクT1の下部には、タンカー1が
接岸する桟橋2のローディングアーム3から受入配管
(連通路)L1が接続され、一方、第2タンクT2の下
部には、受入配管L1から分岐する受入配管(連通路)
L2が接続されている。なお、受入配管L1,L2に
は、開閉用のバルブ(開閉手段)V1,V2がそれぞれ
設けられる。また、第1タンクT1の下部には払出配管
L3が接続され、払出用のポンプPに接続されている。
同様に、第2タンクT2の下部には払出配管L4が接続
され、払出配管L3を介して払出用のポンプPに接続さ
れている。
接岸する桟橋2のローディングアーム3から受入配管
(連通路)L1が接続され、一方、第2タンクT2の下
部には、受入配管L1から分岐する受入配管(連通路)
L2が接続されている。なお、受入配管L1,L2に
は、開閉用のバルブ(開閉手段)V1,V2がそれぞれ
設けられる。また、第1タンクT1の下部には払出配管
L3が接続され、払出用のポンプPに接続されている。
同様に、第2タンクT2の下部には払出配管L4が接続
され、払出配管L3を介して払出用のポンプPに接続さ
れている。
【0023】第1タンクT1の上部にはガス配管L5が
接続されるとともに、ガス配管L5には第1コンプレッ
サC1が接続される。さらに、ガス配管L5から分岐す
るガス配管L6が配設され、このガス配管L6に2台の
第2コンプレッサC2,C3が並列に設置される。ま
た、第2タンクT2の上部にはガス配管L7が接続され
るとともに、ガス配管L6に接続されている。なお、ガ
ス配管L6の、ガス配管L7との接続点より第1タンク
T1側にはバルブV3が設けられる。
接続されるとともに、ガス配管L5には第1コンプレッ
サC1が接続される。さらに、ガス配管L5から分岐す
るガス配管L6が配設され、このガス配管L6に2台の
第2コンプレッサC2,C3が並列に設置される。ま
た、第2タンクT2の上部にはガス配管L7が接続され
るとともに、ガス配管L6に接続されている。なお、ガ
ス配管L6の、ガス配管L7との接続点より第1タンク
T1側にはバルブV3が設けられる。
【0024】第1コンプレッサC1は、容量:8t/h
のものが用いられ、一方、第2コンプレッサC2は、容
量:4t/hのものが用いられる。すなわち、第1コン
プレッサC1は、図3に示す従来のコンプレッサC30の
1/2台分に相当する容量のものが用いられ、また第2
コンプレッサC2としては、図3に示す従来のコンプレ
ッサC10と同様のものが用いられている。制御手段4
は、バルブV1,V2,V3それぞれの開閉を指示する
ものであり、作業者の手入力や、第1タンクT1の上部
に設けられた圧力計5の検出結果に基づいて、各バルブ
へ開閉のための信号を送信する。
のものが用いられ、一方、第2コンプレッサC2は、容
量:4t/hのものが用いられる。すなわち、第1コン
プレッサC1は、図3に示す従来のコンプレッサC30の
1/2台分に相当する容量のものが用いられ、また第2
コンプレッサC2としては、図3に示す従来のコンプレ
ッサC10と同様のものが用いられている。制御手段4
は、バルブV1,V2,V3それぞれの開閉を指示する
ものであり、作業者の手入力や、第1タンクT1の上部
に設けられた圧力計5の検出結果に基づいて、各バルブ
へ開閉のための信号を送信する。
【0025】以上のように構成された流体貯蔵設備にお
いて、流体であるLNGを、ローディングアーム3を介
してタンカー1から受け入れる方法について説明する。
いて、流体であるLNGを、ローディングアーム3を介
してタンカー1から受け入れる方法について説明する。
【0026】先ず、制御手段4からの信号によりバルブ
V1を開け、バルブV2およびV3を閉じる。次いで、
タンカー1のポンプを稼働させて搭載タンクからローデ
ィングアーム3および受入配管L1を介してLNGを第
1タンクT1のみに送り込む。これに同期させて、第1
コンプレッサC1を稼働させ、第1タンクT1内におい
てLNGから生じるBOGをガス配管L5から払い出
す。なお、バルブV1,V2、受入配管L1、ローディ
ングアーム3は、第1タンクT1のみにLNGを送り込
むための流体受入手段として機能する。
V1を開け、バルブV2およびV3を閉じる。次いで、
タンカー1のポンプを稼働させて搭載タンクからローデ
ィングアーム3および受入配管L1を介してLNGを第
1タンクT1のみに送り込む。これに同期させて、第1
コンプレッサC1を稼働させ、第1タンクT1内におい
てLNGから生じるBOGをガス配管L5から払い出
す。なお、バルブV1,V2、受入配管L1、ローディ
ングアーム3は、第1タンクT1のみにLNGを送り込
むための流体受入手段として機能する。
【0027】そして、第1タンクT1内のBOGは、第
1コンプレッサC1によりガス配管L5から払い出され
るものの、従来のように大容量をもって払い出されるも
のではなく、設計圧力が3000mmAqの第1タンク
T1がBOGの一部を吸収するかたちとなって、徐々に
払い出されることになる。従って、図3に示す従来の貯
蔵設備のように、合計40t/hとなる大容量のコンプ
レッサを用いる必要がなく、第1タンクT1の設計圧力
により吸収される分を除いて合計容量を小さくした第1
コンプレッサC1を用いることができる。
1コンプレッサC1によりガス配管L5から払い出され
るものの、従来のように大容量をもって払い出されるも
のではなく、設計圧力が3000mmAqの第1タンク
T1がBOGの一部を吸収するかたちとなって、徐々に
払い出されることになる。従って、図3に示す従来の貯
蔵設備のように、合計40t/hとなる大容量のコンプ
レッサを用いる必要がなく、第1タンクT1の設計圧力
により吸収される分を除いて合計容量を小さくした第1
コンプレッサC1を用いることができる。
【0028】LNG受入時にBOGによって昇圧した第
1タンクT1は、BOGが払い出されることにより徐々
に減圧する。このとき、この第1タンクT1内の圧力を
圧力センサ5でモニタし、第2タンクT2の設計圧力を
下回ったとき、すなわち第1タンクT1内の圧力が第2
タンクT2の運用圧力となったとき、第1コンプレッサ
C1の稼働を停止させるとともに、制御手段4は、バル
ブV3を開いて第1タンクT1上部と第2タンクT2上
部とを受入配管L6およびL7を介して連通させ、双方
のガス相の均圧化を図り、両者を共通運用状態とする。
1タンクT1は、BOGが払い出されることにより徐々
に減圧する。このとき、この第1タンクT1内の圧力を
圧力センサ5でモニタし、第2タンクT2の設計圧力を
下回ったとき、すなわち第1タンクT1内の圧力が第2
タンクT2の運用圧力となったとき、第1コンプレッサ
C1の稼働を停止させるとともに、制御手段4は、バル
ブV3を開いて第1タンクT1上部と第2タンクT2上
部とを受入配管L6およびL7を介して連通させ、双方
のガス相の均圧化を図り、両者を共通運用状態とする。
【0029】次いで、制御手段4は、バルブV2を開け
て、第1タンクT1下部と第2タンクT2下部とを受入
配管L1およびL2を介して連通させる。これにより、
第1タンクT1内のLNGは、受入配管L1およびL2
を介して移送される。この移送に際しては、液面レベル
の差を利用した自圧による方法の他、ポンプ等を用いて
行うようにしてもよい。
て、第1タンクT1下部と第2タンクT2下部とを受入
配管L1およびL2を介して連通させる。これにより、
第1タンクT1内のLNGは、受入配管L1およびL2
を介して移送される。この移送に際しては、液面レベル
の差を利用した自圧による方法の他、ポンプ等を用いて
行うようにしてもよい。
【0030】なお、第1コンプレッサC1の稼働を停止
してバルブV3を開くことに伴い、第2コンプレッサC
2を稼働させる。これにより、第1タンクT1および第
2タンクT2のBOGは、受入配管L6およびL7を介
して払い出される。なお、第1タンクT1から第2タン
クT2へのLNGの移送時には、受入時と比較してBO
G発生量が少ないため、保冷時に使用される第2コンプ
レッサC2を用いても問題はない。
してバルブV3を開くことに伴い、第2コンプレッサC
2を稼働させる。これにより、第1タンクT1および第
2タンクT2のBOGは、受入配管L6およびL7を介
して払い出される。なお、第1タンクT1から第2タン
クT2へのLNGの移送時には、受入時と比較してBO
G発生量が少ないため、保冷時に使用される第2コンプ
レッサC2を用いても問題はない。
【0031】そして、LNGの保冷時では、従来技術で
説明のように、タンク容量の0.07%として2基のタ
ンク合計で2〜3t/h程度であることから、容量が4
t/hの第2コンプレッサC2の容量によりBOGが適
正にタンクから払い出され、設計圧力が1500mmA
qの第2タンクT2に負担をかけることはない。なお、
貯蔵されたLNGは、ポンプPを稼働させることによ
り、払出配管L3およびL4を介して第1タンクT1お
よび第2タンクT2から適宜払い出される。
説明のように、タンク容量の0.07%として2基のタ
ンク合計で2〜3t/h程度であることから、容量が4
t/hの第2コンプレッサC2の容量によりBOGが適
正にタンクから払い出され、設計圧力が1500mmA
qの第2タンクT2に負担をかけることはない。なお、
貯蔵されたLNGは、ポンプPを稼働させることによ
り、払出配管L3およびL4を介して第1タンクT1お
よび第2タンクT2から適宜払い出される。
【0032】ここで、設計圧力を高めた第1タンクT1
によってBOGの一部を吸収することを概略説明する。
なお、LNGの液密度を450kg/m3、タンカー1
の積載量を125,000m3とし、これを12時間で
受け入れるものとする(時間あたり受入量:10,50
0m3/h)。
によってBOGの一部を吸収することを概略説明する。
なお、LNGの液密度を450kg/m3、タンカー1
の積載量を125,000m3とし、これを12時間で
受け入れるものとする(時間あたり受入量:10,50
0m3/h)。
【0033】先ず、タンカー1側の飽和圧力を1500
mmAqとして、1500mmAqから3000mmA
qへの圧力上昇分のエンタルピ吸収効果によりBOG処
理量が少なくなると、図2のグラフ図に示すように、1
500mmAqから3000mmAqへの圧量上昇分に
対応するエンタルピ差Δh=0.75が求められる。従
って、(LNG組成にもよるが)吸収量Q(kcal)
は、 Q=0.75×(125,000×0.45×103) =42.2×106(kcal) となる。
mmAqとして、1500mmAqから3000mmA
qへの圧力上昇分のエンタルピ吸収効果によりBOG処
理量が少なくなると、図2のグラフ図に示すように、1
500mmAqから3000mmAqへの圧量上昇分に
対応するエンタルピ差Δh=0.75が求められる。従
って、(LNG組成にもよるが)吸収量Q(kcal)
は、 Q=0.75×(125,000×0.45×103) =42.2×106(kcal) となる。
【0034】また、BOGの最大値:40(t/h)か
らBOGの熱量を計算すると、蒸発潜熱:120(kc
al/kg)として、 40×103×120=4.8×106(kcal/
h):但しピーク値 となる。そして、受入中12(h)のBOG発生量Q1
は、 Q1=28.8×106(kcal) となる。
らBOGの熱量を計算すると、蒸発潜熱:120(kc
al/kg)として、 40×103×120=4.8×106(kcal/
h):但しピーク値 となる。そして、受入中12(h)のBOG発生量Q1
は、 Q1=28.8×106(kcal) となる。
【0035】上記QとQ1とを比較すると、 Q=42.2×106 > Q1 =28.8×106 となり、受入時のBOG量は、第1タンクT1の設計圧
力を3000mmAqと高めることによりカバーでき
る。なお、これら数値は入熱計算を厳密にしたものでは
ない。しかし、受入時の短時間(12時間)のために従
来のような大容量のコンプレッサを設置しておく必要は
なく、これより小容量の第1コンプレッサC1を使用で
きることに変わりない。
力を3000mmAqと高めることによりカバーでき
る。なお、これら数値は入熱計算を厳密にしたものでは
ない。しかし、受入時の短時間(12時間)のために従
来のような大容量のコンプレッサを設置しておく必要は
なく、これより小容量の第1コンプレッサC1を使用で
きることに変わりない。
【0036】なお、図1に示すものでは第1タンクT1
および第2タンクT2を1基づつ計2基の貯蔵設備であ
るが、これに限定するものではなく、例えば第1タンク
T1を複数基設置するものであってもよい。例えば、上
記計算時のようにタンカー1の積載量が125,000
klとすると、その全積載量を1基の第1タンクT1
(容量:80,000kl)に入れることはできないた
め、このような場合に対応するため、第1タンクT1を
複数基設置してもよい。ただし、第1タンクT1および
第2タンクT2の容量は任意であり、140,000k
lや200,000klなど適宜設定される。
および第2タンクT2を1基づつ計2基の貯蔵設備であ
るが、これに限定するものではなく、例えば第1タンク
T1を複数基設置するものであってもよい。例えば、上
記計算時のようにタンカー1の積載量が125,000
klとすると、その全積載量を1基の第1タンクT1
(容量:80,000kl)に入れることはできないた
め、このような場合に対応するため、第1タンクT1を
複数基設置してもよい。ただし、第1タンクT1および
第2タンクT2の容量は任意であり、140,000k
lや200,000klなど適宜設定される。
【0037】また、本発明は、流体としてLNGに限定
するものではなく、その他にLPGやエチレンなど、タ
ンカーなどから受け入れて貯蔵されるものであれば、適
用可能である。さらに、前記した実施形態において示し
た各構成部材の諸形状や寸法、あるいは、組み合わせ等
は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能であ
る。
するものではなく、その他にLPGやエチレンなど、タ
ンカーなどから受け入れて貯蔵されるものであれば、適
用可能である。さらに、前記した実施形態において示し
た各構成部材の諸形状や寸法、あるいは、組み合わせ等
は一例であって、設計要求等に基づき種々変更可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る流
体受入方法は、流体を受け入れる際、先ず設計圧力の高
い第1タンクに流体が送り込まれるため、受入時に発生
する大量のBOGを第1タンクの設計圧力で吸収でき
る。従って、全タンクの設計圧力を高めたり、大容量の
コンプレッサを多く設置する必要がなく、流体の受入を
適切に行いながらも設備全体の建造コストを低減するこ
とができる。請求項2に係る流体受入方法は、流体受入
時において、第1タンクに接続された第1コンプレッサ
を稼働させるため、大容量の第1コンプレッサを第1タ
ンクにのみ接続して配置すればよく、従来と比較して容
量が小さなコンプレッサを設置すれば足り、設備全体の
建造コストを低減させることができる。請求項3に係る
流体受入方法は、BOGによる第1タンク内の圧力変化
をモニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タ
ンクの設計圧力まで下がったときに流体の移送を開始す
るため、設計圧力の低い第2タンクに負担をかけること
なく第2タンクへの流体の移送を確実に行うことがで
き、しかも流体受入のオートメーション化に対応するこ
とができる。請求項4に係る流体貯蔵設備は、流体受入
手段によって設計圧力の高い第1タンクに一旦流体を送
り込むように構成されるため、受入時に発生する大量の
BOGを第1タンクの設計圧力で吸収可能となり、全タ
ンクの設計圧力を高めたり、大容量のコンプレッサを多
く設置する必要がなく、設備全体の建造コストを低減す
ることができる。請求項5に係る流体貯蔵設備は、流体
受入時において、第1タンクに接続された第1コンプレ
ッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレッサを第
1タンクにのみ接続して配置すればよく、高価な第1コ
ンプレッサの設置台数減少により、設備全体の建造コス
トを低減させることができる。請求項6に係る流体貯蔵
設備は、制御手段によって流体の受入時に第1タンクへ
の流路が確保されるため、受入段階の流体が誤って第2
タンクに送られることを防ぐことができ、流体の受入を
適切に行うことができる。請求項7に係る流体貯蔵設備
は、制御手段がBOGによる第1タンク内の圧力変化を
モニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タン
クの設計圧力まで下がったときに開閉手段を開いて第2
タンクへの流体の移送を開始するため、設計圧力の低い
第2タンクに負担をかけることなく流体の移送を行うこ
とができ、しかも流体受入のオートメーション化に対応
することができる。
体受入方法は、流体を受け入れる際、先ず設計圧力の高
い第1タンクに流体が送り込まれるため、受入時に発生
する大量のBOGを第1タンクの設計圧力で吸収でき
る。従って、全タンクの設計圧力を高めたり、大容量の
コンプレッサを多く設置する必要がなく、流体の受入を
適切に行いながらも設備全体の建造コストを低減するこ
とができる。請求項2に係る流体受入方法は、流体受入
時において、第1タンクに接続された第1コンプレッサ
を稼働させるため、大容量の第1コンプレッサを第1タ
ンクにのみ接続して配置すればよく、従来と比較して容
量が小さなコンプレッサを設置すれば足り、設備全体の
建造コストを低減させることができる。請求項3に係る
流体受入方法は、BOGによる第1タンク内の圧力変化
をモニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タ
ンクの設計圧力まで下がったときに流体の移送を開始す
るため、設計圧力の低い第2タンクに負担をかけること
なく第2タンクへの流体の移送を確実に行うことがで
き、しかも流体受入のオートメーション化に対応するこ
とができる。請求項4に係る流体貯蔵設備は、流体受入
手段によって設計圧力の高い第1タンクに一旦流体を送
り込むように構成されるため、受入時に発生する大量の
BOGを第1タンクの設計圧力で吸収可能となり、全タ
ンクの設計圧力を高めたり、大容量のコンプレッサを多
く設置する必要がなく、設備全体の建造コストを低減す
ることができる。請求項5に係る流体貯蔵設備は、流体
受入時において、第1タンクに接続された第1コンプレ
ッサを稼働させるため、大容量の第1コンプレッサを第
1タンクにのみ接続して配置すればよく、高価な第1コ
ンプレッサの設置台数減少により、設備全体の建造コス
トを低減させることができる。請求項6に係る流体貯蔵
設備は、制御手段によって流体の受入時に第1タンクへ
の流路が確保されるため、受入段階の流体が誤って第2
タンクに送られることを防ぐことができ、流体の受入を
適切に行うことができる。請求項7に係る流体貯蔵設備
は、制御手段がBOGによる第1タンク内の圧力変化を
モニタし、流体受入後、第1タンク内の圧力が第2タン
クの設計圧力まで下がったときに開閉手段を開いて第2
タンクへの流体の移送を開始するため、設計圧力の低い
第2タンクに負担をかけることなく流体の移送を行うこ
とができ、しかも流体受入のオートメーション化に対応
することができる。
【図1】 本発明に係る流体貯蔵設備の実施形態を示す
模式図である。
模式図である。
【図2】 圧力とエンタルピとの関係を示すグラフ図で
ある。
ある。
【図3】 従来の流体貯蔵設備を示す模式図である。
T1 第1タンク T2 第2タンク C1 第1コンプレッサ C2 第2コンプレッサ L1,L2 受入配管(連通路) L3,L4 払出配管 L5,L6,L7 ガス配管 V1,V2 バルブ(開閉手段) 4 制御手段 5 圧力センサ
Claims (7)
- 【請求項1】 設計圧力を高めた第1タンクと、当該第
1タンクより設計圧力の低い第2タンクとで構成される
貯蔵設備に流体を受け入れる方法であって、 流体を前記第1タンクに受け入れた後に前記第2タンク
に移送することを特徴とする流体受入方法。 - 【請求項2】 前記貯蔵設備は、前記第1タンクに接続
される第1コンプレッサと、前記第1タンクおよび前記
第2タンクの双方に接続されかつ前記第1コンプレッサ
より容量の小さい第2コンプレッサとを備え、 前記第1タンクに流体を受け入れる際は前記第1コンプ
レッサを稼働させ、前記第1タンク内において流体から
生じるガスを払い出し、 前記第2タンクに流体を移送した後は、前記第2コンプ
レッサを稼働させ、前記第1タンク内および前記第2タ
ンク内の双方において流体から生じるガスを払い出すこ
とを特徴とする請求項1記載の流体受入方法。 - 【請求項3】 流体を受け入れた前記第1タンク内の圧
力を検出し、当該検出圧力が所定値を下回ったときに前
記第2タンクへの流体の移送を行うことを特徴とする請
求項1または2記載の流体受入方法。 - 【請求項4】 設計圧力を高めて建造された流体貯蔵用
の第1タンクと、 当該第1タンクより設計圧力を低くして建造された流体
貯蔵用の第2タンクと、 前記第1タンクから前記第2タンクへ流体を移送するた
めの連通路と、 当該連通路の開閉を行う開閉手段と、 当該開閉手段を閉じた状態で流体を前記第1タンクに送
り込む流体受入手段とを備えることを特徴とする流体貯
蔵設備。 - 【請求項5】 前記第1タンクに接続されるガス払出用
の第1コンプレッサと、前記第1タンクおよび前記第2
タンクの双方に接続されかつ前記第1コンプレッサより
容量の小さいガス払出用の第2コンプレッサと、前記第
1コンプレッサおよび前記第2コンプレッサのいずれか
一方を駆動状態とする切替手段とを備えることを特徴と
する請求項4記載の流体貯蔵設備。 - 【請求項6】 前記流体受入手段によって流体を前記第
1タンクに送り込むときに前記開閉手段を閉状態にする
制御手段を備えることを特徴とする請求項4または5記
載の流体貯蔵設備。 - 【請求項7】 前記制御手段は、前記第1タンク内の圧
力値に基づいて、当該圧力値が所定値を下回ったときに
前記開閉手段を開状態にすることを特徴とする請求項6
記載の流体貯蔵設備。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8223598A JPH11280996A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 流体受入方法および流体貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8223598A JPH11280996A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 流体受入方法および流体貯蔵設備 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11280996A true JPH11280996A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13768754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8223598A Pending JPH11280996A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 流体受入方法および流体貯蔵設備 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11280996A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010164150A (ja) * | 2009-01-16 | 2010-07-29 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 流体受入設備の制御装置及び制御方法 |
| JP2010261595A (ja) * | 2007-02-12 | 2010-11-18 | Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co Ltd | 蒸発ガス処理方法 |
| JP2012207681A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 液化ガス貯蔵設備のボイルオフガス抑制方法 |
| JP2013152029A (ja) * | 2013-05-16 | 2013-08-08 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 液化ガス貯蔵設備のボイルオフガス抑制方法 |
| KR101310962B1 (ko) * | 2011-05-27 | 2013-09-23 | 대우조선해양 주식회사 | 증발가스 복귀용 가스 압축기의 운용 시스템 및 방법 |
| JP2014169734A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Osaka Gas Co Ltd | 液化ガス移送システム |
| JP2022153709A (ja) * | 2021-03-30 | 2022-10-13 | 中国電力株式会社 | Bog圧縮機の切替方法 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8223598A patent/JPH11280996A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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