JPH1128231A - 車椅子の逆走防止機構 - Google Patents
車椅子の逆走防止機構Info
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- JPH1128231A JPH1128231A JP9220602A JP22060297A JPH1128231A JP H1128231 A JPH1128231 A JP H1128231A JP 9220602 A JP9220602 A JP 9220602A JP 22060297 A JP22060297 A JP 22060297A JP H1128231 A JPH1128231 A JP H1128231A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汎用工業製品を利用して、上り坂での停止中
に駆動輪またはハンドルを保持していなくても車輪が逆
転せず、また左右の車輪に片方づつブレーキを掛けると
き片方の駆動輪を離しても車椅子が不用意に回転する恐
れのない、操作し易く安全な車椅子の逆走防止機構を得
る。 【解決手段】 正方向にだけ回転するワンウエイプーリ
ーを左右の車輪におけるブレーキの作動を妨げない位置
に、それぞれ装脱着自在に取り付ける。ねじとナットに
よって車体の一部に取り付け容易に構成した支持板に、
別のねじとナットを介してワンウエイプーリーの組み込
まれたトグルクランプを取り付ける。
に駆動輪またはハンドルを保持していなくても車輪が逆
転せず、また左右の車輪に片方づつブレーキを掛けると
き片方の駆動輪を離しても車椅子が不用意に回転する恐
れのない、操作し易く安全な車椅子の逆走防止機構を得
る。 【解決手段】 正方向にだけ回転するワンウエイプーリ
ーを左右の車輪におけるブレーキの作動を妨げない位置
に、それぞれ装脱着自在に取り付ける。ねじとナットに
よって車体の一部に取り付け容易に構成した支持板に、
別のねじとナットを介してワンウエイプーリーの組み込
まれたトグルクランプを取り付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、通常の車椅子に
付設することのできる傷害者または病弱者に適合させた
車椅子の逆走防止機構の改良された構造に関する。
付設することのできる傷害者または病弱者に適合させた
車椅子の逆走防止機構の改良された構造に関する。
【0002】
【従来の技術】使用者自らあるいは介添者が手動推進す
る方式の通常の車椅子には、制動手段としてレバーの回
動操作によって車輪に作用するブレーキが、左右の車輪
にそれぞれ付設されている。また、車椅子が逆走しない
ようにすることのできる特殊なブレーキや坂道などで休
止中に車輪の逆転を防止する機構も提案されている。
る方式の通常の車椅子には、制動手段としてレバーの回
動操作によって車輪に作用するブレーキが、左右の車輪
にそれぞれ付設されている。また、車椅子が逆走しない
ようにすることのできる特殊なブレーキや坂道などで休
止中に車輪の逆転を防止する機構も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車椅子によって坂道を
登る場合には、坂の勾配に応じて荷重を含む車椅子の全
重量に比例して斜面に沿う後向きの分力が働く。このた
め、平坦な道よりは余分な力を要するわけで介添者の苦
労もさることながら、特に使用者自らが車椅子に乗って
坂道を登る場合には、車椅子の慣性力を利用して車輪が
停止する前に両手で駆動輪を素早く回転させ続けなけれ
ばならない。したがって、長い坂道や急勾配の登り坂で
は休息しながら走行することになるが、勾配に向かって
止まる場合には、停止中にも駆動輪を支えているか、介
添者がハンドルを保持していなければ車椅子の逆走する
恐れがある。
登る場合には、坂の勾配に応じて荷重を含む車椅子の全
重量に比例して斜面に沿う後向きの分力が働く。このた
め、平坦な道よりは余分な力を要するわけで介添者の苦
労もさることながら、特に使用者自らが車椅子に乗って
坂道を登る場合には、車椅子の慣性力を利用して車輪が
停止する前に両手で駆動輪を素早く回転させ続けなけれ
ばならない。したがって、長い坂道や急勾配の登り坂で
は休息しながら走行することになるが、勾配に向かって
止まる場合には、停止中にも駆動輪を支えているか、介
添者がハンドルを保持していなければ車椅子の逆走する
恐れがある。
【0004】また、坂道の途中で左右の車輪にそれぞれ
付設されているところのレバーの回動操作によって車輪
に作用する通常のブレーキを掛けて休憩しようとする場
合には、先ず両手で駆動輪を支えて左右の車輪を停止さ
せ、片方の手で一方の駆動輪を支えたまま他方の手を素
早く駆動輪からブレーキレバーに掴み変えて他方の車輪
にブレーキを掛け、つぎに同じような手順でもう一方の
車輪にもブレーキを掛ける。しかし、駆動輪を離してか
らレバーを引いてブレーキが効き始めるまでの間は車輪
が解放状態となる。したがって、この車輪は逆転し始
め、止まっている一方の車輪における道路との接点を軸
として、車椅子が回転(方向転換)することになる。坂
の勾配や回転角によってはバランスを崩し、車椅子が転
倒する危険さえある。車椅子を再度前進させる場合に
も、ブレーキを交互に解放する際には同様な回転力が生
じるため極めて危険である。
付設されているところのレバーの回動操作によって車輪
に作用する通常のブレーキを掛けて休憩しようとする場
合には、先ず両手で駆動輪を支えて左右の車輪を停止さ
せ、片方の手で一方の駆動輪を支えたまま他方の手を素
早く駆動輪からブレーキレバーに掴み変えて他方の車輪
にブレーキを掛け、つぎに同じような手順でもう一方の
車輪にもブレーキを掛ける。しかし、駆動輪を離してか
らレバーを引いてブレーキが効き始めるまでの間は車輪
が解放状態となる。したがって、この車輪は逆転し始
め、止まっている一方の車輪における道路との接点を軸
として、車椅子が回転(方向転換)することになる。坂
の勾配や回転角によってはバランスを崩し、車椅子が転
倒する危険さえある。車椅子を再度前進させる場合に
も、ブレーキを交互に解放する際には同様な回転力が生
じるため極めて危険である。
【0005】車椅子を利用して坂道を登る場合における
以上のような不具合を改良するために、特殊なブレーキ
や車輪の逆転防止手段も種々提案されているが、従来の
技術は何れも構造が複雑で傷害者、病弱者または高齢の
介添者には使い勝手の悪いものが多い。本発明は、従来
の技術におけるこのような欠点を改良するもので、市販
の汎用工業製品を利用して、支持板とアタッチメントに
よりこれ等を組み合わせた簡単な構造でありながら、使
用者が駆動輪から手を離しあるいは介添者がハンドルを
保持していなくても不用意に車輪が逆転することのな
い、誰でも操作し易い、安全な車椅子の逆走防止機構を
提供することを目的としている。
以上のような不具合を改良するために、特殊なブレーキ
や車輪の逆転防止手段も種々提案されているが、従来の
技術は何れも構造が複雑で傷害者、病弱者または高齢の
介添者には使い勝手の悪いものが多い。本発明は、従来
の技術におけるこのような欠点を改良するもので、市販
の汎用工業製品を利用して、支持板とアタッチメントに
よりこれ等を組み合わせた簡単な構造でありながら、使
用者が駆動輪から手を離しあるいは介添者がハンドルを
保持していなくても不用意に車輪が逆転することのな
い、誰でも操作し易い、安全な車椅子の逆走防止機構を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車椅子の逆走防止機構においては、正方向
にだけ回転するワンウエイプーリーを左右の車輪におけ
るブレーキの作動を妨げない位置に、それぞれ装脱着自
在に取り付けたものである。
に、本発明の車椅子の逆走防止機構においては、正方向
にだけ回転するワンウエイプーリーを左右の車輪におけ
るブレーキの作動を妨げない位置に、それぞれ装脱着自
在に取り付けたものである。
【0007】左右の車輪に装脱着自在にワンウエイプー
リーを取り付けるには、静止リンクの両端に原動リンク
の一端と従動リンクの一端をそれぞれ往復揺動するよう
に取り付け、原動リンクの他端と従動リンクの他端とを
静止リンクに向かい合う中間リンクによって接続した平
面4リンク機構における原動リンクの他端にある継手が
思案点を過ぎた位置で締圧させることによって従動リン
クの延長端に掛かる反力に対抗できるように構成された
トグルクランプを介してブレーキの作動を妨げない位置
にワンウエイプーリーを取り付けると効果的である。
リーを取り付けるには、静止リンクの両端に原動リンク
の一端と従動リンクの一端をそれぞれ往復揺動するよう
に取り付け、原動リンクの他端と従動リンクの他端とを
静止リンクに向かい合う中間リンクによって接続した平
面4リンク機構における原動リンクの他端にある継手が
思案点を過ぎた位置で締圧させることによって従動リン
クの延長端に掛かる反力に対抗できるように構成された
トグルクランプを介してブレーキの作動を妨げない位置
にワンウエイプーリーを取り付けると効果的である。
【0008】また、ねじとナットによって車体の一部に
取り付け容易に構成した支持板に、別のねじとナットを
介してワンウエイプーリーの組み込まれたトグルクラン
プを取り付けるとよい。
取り付け容易に構成した支持板に、別のねじとナットを
介してワンウエイプーリーの組み込まれたトグルクラン
プを取り付けるとよい。
【0009】さらに、ワンウエイプーリーの外周に滑り
止め用の溝を切って置くことが好ましい。
止め用の溝を切って置くことが好ましい。
【0010】また、ワンウエイプーリーに摩擦係数の大
きいタイヤを嵌装しても良い。
きいタイヤを嵌装しても良い。
【0011】
【作用】前記のように構成された逆走防止機構を備えた
車椅子に使用者が乗車して坂道を登る場合には、左右の
車輪にそれぞれ正方向(前進方向)にだけ回転するワン
ウエイプーリーを押しつけることによって予め装着して
置く。このようにして置けば使用者が駆動輪から片手あ
るいは両手を同時に離し、あるいは介添者がハンドルを
保持していなても、左右の車輪はワンウエイプーリーの
摩擦力によって逆転することがなく、車椅子はその位置
に停止する。
車椅子に使用者が乗車して坂道を登る場合には、左右の
車輪にそれぞれ正方向(前進方向)にだけ回転するワン
ウエイプーリーを押しつけることによって予め装着して
置く。このようにして置けば使用者が駆動輪から片手あ
るいは両手を同時に離し、あるいは介添者がハンドルを
保持していなても、左右の車輪はワンウエイプーリーの
摩擦力によって逆転することがなく、車椅子はその位置
に停止する。
【0012】また、[0004]項に説明した片方の手
で一方の駆動輪を支えたまま他方の手を駆動輪からブレ
ーキレバーに掴み変えて他方の車輪にブレーキを掛ける
必要が生じた場合にも、駆動輪から手を離した側の車輪
にはワンウエイプーリーの摩擦力が掛かっていて車輪が
逆転しないから、一方の車輪における道路との接点を軸
として、車椅子が回転するようなことはない。
で一方の駆動輪を支えたまま他方の手を駆動輪からブレ
ーキレバーに掴み変えて他方の車輪にブレーキを掛ける
必要が生じた場合にも、駆動輪から手を離した側の車輪
にはワンウエイプーリーの摩擦力が掛かっていて車輪が
逆転しないから、一方の車輪における道路との接点を軸
として、車椅子が回転するようなことはない。
【0013】そして、静止リンクの両端に原動リンクの
一端と従動リンクの一端をそれぞれ往復揺動するように
取付け、原動リンクの他端と従動リンクの他端とを静止
リンクに向かい合う中間リンクによって接続した平面4
リンク機構を用いたトグルクランプにおける従動リンク
の延長端にワンウエイプーリーを取り付けておけば、前
記原動リンクを各レバーによって回動操作することによ
り、左右の車輪にそれぞれワンウエイプーリーを装脱着
自在に取り付けることができる。
一端と従動リンクの一端をそれぞれ往復揺動するように
取付け、原動リンクの他端と従動リンクの他端とを静止
リンクに向かい合う中間リンクによって接続した平面4
リンク機構を用いたトグルクランプにおける従動リンク
の延長端にワンウエイプーリーを取り付けておけば、前
記原動リンクを各レバーによって回動操作することによ
り、左右の車輪にそれぞれワンウエイプーリーを装脱着
自在に取り付けることができる。
【0014】しかも、前項に説明したトグルクランプ
は、原動リンクの他端にある継手(対偶点B)が思案点
を過ぎた位置に締圧することができるように構成されて
おりこの位置で左右の車輪にそれぞれワンウエイプーリ
ーが装着された場合には、ワンウエイプーリーに車輪の
反力が掛かっても、前記従動リンクには装着時と反対向
きの力が働くため、ワンウエイプーリーは車輪の反力に
対抗して充分な摩擦力を保持することができる。
は、原動リンクの他端にある継手(対偶点B)が思案点
を過ぎた位置に締圧することができるように構成されて
おりこの位置で左右の車輪にそれぞれワンウエイプーリ
ーが装着された場合には、ワンウエイプーリーに車輪の
反力が掛かっても、前記従動リンクには装着時と反対向
きの力が働くため、ワンウエイプーリーは車輪の反力に
対抗して充分な摩擦力を保持することができる。
【0015】平面4リンク機構の作用は周知であるが、
念のために代表的なものとして、最短リンクである中間
リンク8に向かい合うリンク5を固定した両てこリンク
列を図4に示し、その構成と運動を簡単に説明する。両
てこリンク列は、静止リンク5の一端に回転対偶(以下
継手と略称することもある。)Aを介して接続された原
動リンク6と、該リンク6の他端に継手Bを介してへの
字に接続された中間リンク8および該中間リンク8の他
端に継手Cを介して前記静止リンク5の他端の継手Dに
一端を固定された従動リンク7の他端を接続して成るも
のである。このうち一端を固定された原動リンク6を回
動操作して、への字の頂にある継手Bを前記原動リンク
8と直角をなす方向に押せば、中間リンク8の他端Cが
原動リンク6の延長線に向かって移動しながら一直線に
近ずく。一端を固定された原動リンク6の他端にある継
手Bは、前記直線A, B3,C3を越え、従動リンク
7と中間リンク8が重なるB4点に達すると、反対方回
へ折り返す。この間に、従動リンク7他端の継手CはC
3で折り返してC4点へ戻る。すなわち、4リンクから
なる回転対偶A,B,C,Dをもつ両てこリンク列で
は、図4に示す通り、いずれのリンクも回転しないで、
固定リンク5の両側の原動リンク6および従動リンク7
は往復揺動するだけである。また、C点にはB点を押す
力よりもいちじるしく倍加された前記直線方向の力が働
くが、力の倍率は、への字をなす原動リンク8と中間リ
ンク8が一直線に近いほど大きい。図示したように、B
点がB1,B2,B3,B4点にきた場合、C点は
C1,C2,C3,C4点にくる。B点は、B3点から
B2点の方向にもB4点の方向にも動くことができるか
ら、B3点は思案点であり、原動リンクが変わればC1
点もまた思案点である。原動リンク8の他端にある継手
Bが、思案点B3を過ぎた位置にあれば、従動リンク7
に反力を受けても、B点はB4に向かって圧されるだけ
でB2には戻れない。トグルクランプ9は、このような
平面4リンク機構の作用を利用して、従動リンク7の延
長端に所定の締圧力を発揮させることができるものであ
る。
念のために代表的なものとして、最短リンクである中間
リンク8に向かい合うリンク5を固定した両てこリンク
列を図4に示し、その構成と運動を簡単に説明する。両
てこリンク列は、静止リンク5の一端に回転対偶(以下
継手と略称することもある。)Aを介して接続された原
動リンク6と、該リンク6の他端に継手Bを介してへの
字に接続された中間リンク8および該中間リンク8の他
端に継手Cを介して前記静止リンク5の他端の継手Dに
一端を固定された従動リンク7の他端を接続して成るも
のである。このうち一端を固定された原動リンク6を回
動操作して、への字の頂にある継手Bを前記原動リンク
8と直角をなす方向に押せば、中間リンク8の他端Cが
原動リンク6の延長線に向かって移動しながら一直線に
近ずく。一端を固定された原動リンク6の他端にある継
手Bは、前記直線A, B3,C3を越え、従動リンク
7と中間リンク8が重なるB4点に達すると、反対方回
へ折り返す。この間に、従動リンク7他端の継手CはC
3で折り返してC4点へ戻る。すなわち、4リンクから
なる回転対偶A,B,C,Dをもつ両てこリンク列で
は、図4に示す通り、いずれのリンクも回転しないで、
固定リンク5の両側の原動リンク6および従動リンク7
は往復揺動するだけである。また、C点にはB点を押す
力よりもいちじるしく倍加された前記直線方向の力が働
くが、力の倍率は、への字をなす原動リンク8と中間リ
ンク8が一直線に近いほど大きい。図示したように、B
点がB1,B2,B3,B4点にきた場合、C点は
C1,C2,C3,C4点にくる。B点は、B3点から
B2点の方向にもB4点の方向にも動くことができるか
ら、B3点は思案点であり、原動リンクが変わればC1
点もまた思案点である。原動リンク8の他端にある継手
Bが、思案点B3を過ぎた位置にあれば、従動リンク7
に反力を受けても、B点はB4に向かって圧されるだけ
でB2には戻れない。トグルクランプ9は、このような
平面4リンク機構の作用を利用して、従動リンク7の延
長端に所定の締圧力を発揮させることができるものであ
る。
【0016】つぎに、本発明「車椅子の逆走防止機構」
の好適な別の例として、両てこリンク列と類似の往復揺
動運動をするが、原動リンク6と従動リンク7とが交叉
し、各リンクの長さの比が前項の例とは異なる平面4リ
ンク機構を用い、蔓巻き捻りばねTおよびストッパーS
1,S2等によって運動範囲を規制する形式のトグルク
ランプ(属に日本タイプ・トグルクランプという原動リ
ンク6が長く、中間リンク8内折式の締め金)のうち、
下圧型トグルクランプを用いた逆走防止機構の運動を、
図5に従って説明する。この例でも回転対偶A,B,
C,Dをもつリンク列の静止リンクを5とすれば、B点
が初期の点B1からB2,B3,B4点にきた場合、C
点はC1,C2,C3,C4点にくる。この場合にはB
点は、原動リンク6と重なる線上にC点がくるB3点か
らB2点の方向にもB4点の方向にも動くことができ
る。従って、B3点は思案点であり、この点を過ぎたB
4点にB点が停止するようにストッパS2を設けて置け
ば、従動リンク7に反力Pが掛かってもB点はB2の方
へ戻ることはない。(この場合には、従動リンク7を原
動リンクと見做せばよい。)この例では、原動リンク6
に比し従動リンク7や静止リンク5が短いため、原動リ
ンク6と中間リンク8とは、直線に近いへの字(鈍角)
にはならないがB4における原動リンク6と中間リンク
8とのなす角度が小さければ、大きい締圧力を発揮する
ことができる。
の好適な別の例として、両てこリンク列と類似の往復揺
動運動をするが、原動リンク6と従動リンク7とが交叉
し、各リンクの長さの比が前項の例とは異なる平面4リ
ンク機構を用い、蔓巻き捻りばねTおよびストッパーS
1,S2等によって運動範囲を規制する形式のトグルク
ランプ(属に日本タイプ・トグルクランプという原動リ
ンク6が長く、中間リンク8内折式の締め金)のうち、
下圧型トグルクランプを用いた逆走防止機構の運動を、
図5に従って説明する。この例でも回転対偶A,B,
C,Dをもつリンク列の静止リンクを5とすれば、B点
が初期の点B1からB2,B3,B4点にきた場合、C
点はC1,C2,C3,C4点にくる。この場合にはB
点は、原動リンク6と重なる線上にC点がくるB3点か
らB2点の方向にもB4点の方向にも動くことができ
る。従って、B3点は思案点であり、この点を過ぎたB
4点にB点が停止するようにストッパS2を設けて置け
ば、従動リンク7に反力Pが掛かってもB点はB2の方
へ戻ることはない。(この場合には、従動リンク7を原
動リンクと見做せばよい。)この例では、原動リンク6
に比し従動リンク7や静止リンク5が短いため、原動リ
ンク6と中間リンク8とは、直線に近いへの字(鈍角)
にはならないがB4における原動リンク6と中間リンク
8とのなす角度が小さければ、大きい締圧力を発揮する
ことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。
き図面を参照して説明する。
【0018】
【実施例1】図1〜図5において、1,1は車椅子20
の前進方向(図1および図5に示した車椅子20の左側
では車輪2と逆方向の右回転(矢印ア)、車椅子20の
右側では左回転(矢印イ))である正方向にだけ回転す
るワンウエイプーリー。4,4はトグルクランプのレバ
ーの回動操作によって左右の車輪2および3にブレーキ
片が食い込む形式の通常のブレーキであるが、「従来の
技術」と同一であるため、図1にブレーキ4の解放状態
を実線で、車輪2の制動手段として締圧した状態を2点
鎖線で示すことによって詳細な説明は省略する。そこで
先ず、図1に示したように左側のワンウエイプーリー1
を車椅子20の左側の車輪2の外周面へ押し付けて装着
する方法を説明する。図2および図5に示すように、当
初、原動リンク6の他端は蔓巻き捻りばねTとストッパ
ーS1の作用によりB1点に、従動リンク7の他端はC
1点にあるため、ワンウエイプーリー1が車輪2から離
れた位置(図5の左側)に止まっている。左側のトグル
クランプ9のレバー21を、下圧方向(矢印ウ)に回動
操作することによって、継手Aでその1端を静止リンク
5の1端にピン止めされた原動リンク6を揺動させる。
この平面4リンク機構の構成と作用については「001
6」項にも説明したが、原動リンク6の他端には継手B
を介して中間リンク8の1端が接続され、その他端は継
手Cを介して、1端を前記静止リンク5の他端である継
手Dにピン止めされた従動リンク7の他端に接続されて
いるため、従動リンク7の延長端にアタッチメント40
を介して取り付けられたワンウエイプーリー1が、左側
の車輪2に近づく向き(矢印エ)に揺動する。
の前進方向(図1および図5に示した車椅子20の左側
では車輪2と逆方向の右回転(矢印ア)、車椅子20の
右側では左回転(矢印イ))である正方向にだけ回転す
るワンウエイプーリー。4,4はトグルクランプのレバ
ーの回動操作によって左右の車輪2および3にブレーキ
片が食い込む形式の通常のブレーキであるが、「従来の
技術」と同一であるため、図1にブレーキ4の解放状態
を実線で、車輪2の制動手段として締圧した状態を2点
鎖線で示すことによって詳細な説明は省略する。そこで
先ず、図1に示したように左側のワンウエイプーリー1
を車椅子20の左側の車輪2の外周面へ押し付けて装着
する方法を説明する。図2および図5に示すように、当
初、原動リンク6の他端は蔓巻き捻りばねTとストッパ
ーS1の作用によりB1点に、従動リンク7の他端はC
1点にあるため、ワンウエイプーリー1が車輪2から離
れた位置(図5の左側)に止まっている。左側のトグル
クランプ9のレバー21を、下圧方向(矢印ウ)に回動
操作することによって、継手Aでその1端を静止リンク
5の1端にピン止めされた原動リンク6を揺動させる。
この平面4リンク機構の構成と作用については「001
6」項にも説明したが、原動リンク6の他端には継手B
を介して中間リンク8の1端が接続され、その他端は継
手Cを介して、1端を前記静止リンク5の他端である継
手Dにピン止めされた従動リンク7の他端に接続されて
いるため、従動リンク7の延長端にアタッチメント40
を介して取り付けられたワンウエイプーリー1が、左側
の車輪2に近づく向き(矢印エ)に揺動する。
【0019】図1および図5に示すように、原動リンク
6の他端にある継手Bが、思案点B3を僅かに過ぎた位
置B4(中間リンク8の他端C4が、原動リンク6の両
端A,B4を結ぶ線より上に来る位置)で、ストッパー
S2によって原動リンク6は停止し、ワンウエイプーリ
ー1が左側の車輪2の外周面を締圧する。図5および
「0016」項で説明した通り、B点が思案点B3を過
ぎているため(B4点)、ワンウエイプーリー1すなわ
ち従動リンク7に車輪2の反力Pが掛かっても、B点は
B2の方向へは戻れない。原動リンク6と中間リンク8
の成す角度が小さいため、ワンウエイプーリー1は、坂
道の勾配に基づく後向きの分力によって車輪2が滑らな
い程度の力で、車輪2の外周面を締圧することができ
る。
6の他端にある継手Bが、思案点B3を僅かに過ぎた位
置B4(中間リンク8の他端C4が、原動リンク6の両
端A,B4を結ぶ線より上に来る位置)で、ストッパー
S2によって原動リンク6は停止し、ワンウエイプーリ
ー1が左側の車輪2の外周面を締圧する。図5および
「0016」項で説明した通り、B点が思案点B3を過
ぎているため(B4点)、ワンウエイプーリー1すなわ
ち従動リンク7に車輪2の反力Pが掛かっても、B点は
B2の方向へは戻れない。原動リンク6と中間リンク8
の成す角度が小さいため、ワンウエイプーリー1は、坂
道の勾配に基づく後向きの分力によって車輪2が滑らな
い程度の力で、車輪2の外周面を締圧することができ
る。
【0020】ワンウエイプーリー1は、「0018」項
に説明した通り、正方向(矢印ア)にだけ回転するもの
であるから、これに締圧された左側の車輪2は、車の前
進方向(矢印イ)にだけ回転することができ、坂道を登
る場合に、利用者が車輪2の外側に取り付けられた車輪
2用の駆動輪22から手を離し、あるいは介添者がハン
ドル23を保持していなくても車輪2の逆転することは
ない。また、右側の車輪3にブレーキ4を掛けた状態
で、左側の駆動輪22から手を離しても、左側の車輪2
は、正方向にだけしか回転できないワンウエイプーリー
1の摩擦力に保持されて、逆転することがなく、その位
置に保持される。したがって止まっている一方の車輪に
おける道路との接点を軸として、車椅子が回転する恐れ
はない。以上、主として左側の「車椅子の逆走防止機
構」について説明したが、図2,3に示したように、本
機構は対称な構造のもの(ワンウエイプーリー1の回転
方向も逆)が、車椅子20の左右に各1組取り付けてあ
る。つぎに、右側のトグルクランプ9のレバー21を、
下圧方向(矢印ウ)に回動させることによって、右側の
ワンウエイプーリー1を右側の車輪3に近づく向き(矢
印エ)へ揺動させ、右側の車輪3の外周面へ押しつけて
装着するが、その操作、作用および効果は、左側と同様
であるため詳細な説明は省略する。
に説明した通り、正方向(矢印ア)にだけ回転するもの
であるから、これに締圧された左側の車輪2は、車の前
進方向(矢印イ)にだけ回転することができ、坂道を登
る場合に、利用者が車輪2の外側に取り付けられた車輪
2用の駆動輪22から手を離し、あるいは介添者がハン
ドル23を保持していなくても車輪2の逆転することは
ない。また、右側の車輪3にブレーキ4を掛けた状態
で、左側の駆動輪22から手を離しても、左側の車輪2
は、正方向にだけしか回転できないワンウエイプーリー
1の摩擦力に保持されて、逆転することがなく、その位
置に保持される。したがって止まっている一方の車輪に
おける道路との接点を軸として、車椅子が回転する恐れ
はない。以上、主として左側の「車椅子の逆走防止機
構」について説明したが、図2,3に示したように、本
機構は対称な構造のもの(ワンウエイプーリー1の回転
方向も逆)が、車椅子20の左右に各1組取り付けてあ
る。つぎに、右側のトグルクランプ9のレバー21を、
下圧方向(矢印ウ)に回動させることによって、右側の
ワンウエイプーリー1を右側の車輪3に近づく向き(矢
印エ)へ揺動させ、右側の車輪3の外周面へ押しつけて
装着するが、その操作、作用および効果は、左側と同様
であるため詳細な説明は省略する。
【0021】この実施例では、ワンウエイプーリー1,
1とトグルクランプ9,9の組からなる「車椅子の逆走
防止機構」を車椅子20を改造することなく簡単に取り
付けることのできる工夫がなされているので、その構成
と簡単な取付手段について説明する。車椅子20には通
常ブレーキ4,4を取り付けるために、車体25の一部
にブレーキ取付板26,26が設けられている。この例
では車体25に溶接されているブレーキ取付板26,2
6を利用して、その内側にそれぞれ左右の「車椅子の逆
走防止機構」を取り付けた。図2に明示したように、予
め上部に、ブレーキ取付板26,26のブレーキ取付用
長孔27,27と同間隔に2つの孔を穿孔した逆L字形
の支持板28,28を作って置く。先ず、ブレーキ取付
板26,26を挟んで、その外側にブレーキ4,4を、
内側に前記支持板28,28を同一のねじ10,10・
・とナット11,11・・を介して同時に仮締めし、前
記長孔27,27に沿ってブレーキ4,4を動かしなが
ら、ブレーキ4,4の締圧力すなわち締め付け位置を調
節する。
1とトグルクランプ9,9の組からなる「車椅子の逆走
防止機構」を車椅子20を改造することなく簡単に取り
付けることのできる工夫がなされているので、その構成
と簡単な取付手段について説明する。車椅子20には通
常ブレーキ4,4を取り付けるために、車体25の一部
にブレーキ取付板26,26が設けられている。この例
では車体25に溶接されているブレーキ取付板26,2
6を利用して、その内側にそれぞれ左右の「車椅子の逆
走防止機構」を取り付けた。図2に明示したように、予
め上部に、ブレーキ取付板26,26のブレーキ取付用
長孔27,27と同間隔に2つの孔を穿孔した逆L字形
の支持板28,28を作って置く。先ず、ブレーキ取付
板26,26を挟んで、その外側にブレーキ4,4を、
内側に前記支持板28,28を同一のねじ10,10・
・とナット11,11・・を介して同時に仮締めし、前
記長孔27,27に沿ってブレーキ4,4を動かしなが
ら、ブレーキ4,4の締圧力すなわち締め付け位置を調
節する。
【0022】このようにして、ブレーキ4,4の締め付
け位置が決まると、前記ねじ10,10・・にナット1
1,11・,を締め付けて、支持板28,28をこの位
置に固定する。支持板28,28の下部には、予めブレ
ーキ4,4の作動を妨げない位置に、トグルクランプ
9,9が来るように、トグルクランプの取付孔と同間隔
にこれより僅かに大きい2つの孔が穿たれているため、
この孔にトグルクランプ9,9の取付孔を合わせて、別
のねじ31,31・・とナット32,32・・により、
この位置にワンウエイプーリー1,1の組み込まれたト
グルクランプ9,9を取り付ければ、トグルクランプ
9,9とワンウエイプーリー1,1を簡単に所定の位置
に取り付けることができる。
け位置が決まると、前記ねじ10,10・・にナット1
1,11・,を締め付けて、支持板28,28をこの位
置に固定する。支持板28,28の下部には、予めブレ
ーキ4,4の作動を妨げない位置に、トグルクランプ
9,9が来るように、トグルクランプの取付孔と同間隔
にこれより僅かに大きい2つの孔が穿たれているため、
この孔にトグルクランプ9,9の取付孔を合わせて、別
のねじ31,31・・とナット32,32・・により、
この位置にワンウエイプーリー1,1の組み込まれたト
グルクランプ9,9を取り付ければ、トグルクランプ
9,9とワンウエイプーリー1,1を簡単に所定の位置
に取り付けることができる。
【0023】33,33は、締圧力を微調整する位置調
節子であり、ワンウエイプーリー1,1が滑ったり、車
輪2,3に対する締圧力が強すぎる場合には、一旦前記
ねじ31,31・・とナット32,32・・を弛めて位
置調節子で締圧位置すなわち締圧力を調節したのち、締
め替えればよい。
節子であり、ワンウエイプーリー1,1が滑ったり、車
輪2,3に対する締圧力が強すぎる場合には、一旦前記
ねじ31,31・・とナット32,32・・を弛めて位
置調節子で締圧位置すなわち締圧力を調節したのち、締
め替えればよい。
【0024】市販のワンウエイプーリー1,1は、その
表面が滑らかに作られていて制動輪として利用するには
摩擦係数が低すぎる。このため、本実施例では、図1、
2に示すように、その外周に摩擦係数の大きいゴム製の
タイヤ34を嵌装したワンウエイプーリー1,1を使用
した。
表面が滑らかに作られていて制動輪として利用するには
摩擦係数が低すぎる。このため、本実施例では、図1、
2に示すように、その外周に摩擦係数の大きいゴム製の
タイヤ34を嵌装したワンウエイプーリー1,1を使用
した。
【0025】
【実施例2】さらに、図示は省略するが、タイヤの表面
に種々の形状に刻まれた滑り止めの溝(トレッド・パタ
ーン)を設けて、ワンウエイプーリー1,1の表面にお
ける摩擦係数を増し、車輪2,3に対する締圧力を下げ
ることもできる。
に種々の形状に刻まれた滑り止めの溝(トレッド・パタ
ーン)を設けて、ワンウエイプーリー1,1の表面にお
ける摩擦係数を増し、車輪2,3に対する締圧力を下げ
ることもできる。
【0026】
【実施例3】卜グルクランプは、「実施例1」に例示し
たような形式の下圧型に限るものではなく、これとは逆
方向の動きをするもの、すなわちレバー21を持ち上げ
れば従動リンク7が締圧されようなものを利用してもよ
い。トグルクランプやワンウエイプーリーは、汎用工業
製品として種々の形式や大きさのものが販売されてい
る。このため、各種の車椅子に合わせて、左右の車輪
2,3におけるブレーキ4,4の作動を妨げない位置
に、それぞれ装脱着自在に取り付けることのできるトグ
ルクランプとワンウエイプーリーの組み合わせを選べば
よい。しかし、本発明を実施する場合には、混乱を避け
るためにレバー21の作動方向を定めて置くことが好ま
しい。
たような形式の下圧型に限るものではなく、これとは逆
方向の動きをするもの、すなわちレバー21を持ち上げ
れば従動リンク7が締圧されようなものを利用してもよ
い。トグルクランプやワンウエイプーリーは、汎用工業
製品として種々の形式や大きさのものが販売されてい
る。このため、各種の車椅子に合わせて、左右の車輪
2,3におけるブレーキ4,4の作動を妨げない位置
に、それぞれ装脱着自在に取り付けることのできるトグ
ルクランプとワンウエイプーリーの組み合わせを選べば
よい。しかし、本発明を実施する場合には、混乱を避け
るためにレバー21の作動方向を定めて置くことが好ま
しい。
【0027】
【実施例4】さらに、「0020」項に、支持板28,
28の下部にトグルクランプの取付孔と同間隔に2つの
孔を穿ち、この孔に合わせて、別のねじ31,31・・
とナット32,32・・により、ワンウエイプーリー
1,1の組み込まれたトグルクランプ9,9を取り付け
る構造を例示したが、この構造も必須要件ではなく、支
持板の下部に予めワンウエイプーリー1,1の組み込ま
れたトグルクランプ9,9を溶接して置いてもよい。
28の下部にトグルクランプの取付孔と同間隔に2つの
孔を穿ち、この孔に合わせて、別のねじ31,31・・
とナット32,32・・により、ワンウエイプーリー
1,1の組み込まれたトグルクランプ9,9を取り付け
る構造を例示したが、この構造も必須要件ではなく、支
持板の下部に予めワンウエイプーリー1,1の組み込ま
れたトグルクランプ9,9を溶接して置いてもよい。
【0028】
【実施例5】以上、トグルクランプ9,9を介して左右
の車輪2,3に装脱着自在に1,1を取り付けた本発明
の好ましい例について説明したが、本発明「車椅子の逆
走防止機構」では、トグルクランプ9,9を用いること
が必須要件ではない。例えば自転車用発電機等の装脱着
に利用される“蔓巻き捻りばね送りてこ”を用いてワン
ウエイプーリー1,1を左右の車輪2,3におけるブレ
ーキ(図示省略)の作動を妨げない位置にそれぞれ装脱
着自在に取り付けることもできる。図6,7に左側の機
構の要部のみを示すように、一端41を固定された蔓挙
き捻りばね42の内側に、輻方向にてこ43を植設した
丸軸44を差し込み、前記ばね42の他端を丸軸44に
止め付ける。支持板28’に支点45を枢止されたレバ
ー21’を矢印オの向きに回動操作して前記てこ43を
押せば、丸軸44に取り付けられたアタッチメント4
0’を矢印カの方向に揺動し、ワンウエイプーリー1,
1を左側の車輪2の表面に装着することができる。
の車輪2,3に装脱着自在に1,1を取り付けた本発明
の好ましい例について説明したが、本発明「車椅子の逆
走防止機構」では、トグルクランプ9,9を用いること
が必須要件ではない。例えば自転車用発電機等の装脱着
に利用される“蔓巻き捻りばね送りてこ”を用いてワン
ウエイプーリー1,1を左右の車輪2,3におけるブレ
ーキ(図示省略)の作動を妨げない位置にそれぞれ装脱
着自在に取り付けることもできる。図6,7に左側の機
構の要部のみを示すように、一端41を固定された蔓挙
き捻りばね42の内側に、輻方向にてこ43を植設した
丸軸44を差し込み、前記ばね42の他端を丸軸44に
止め付ける。支持板28’に支点45を枢止されたレバ
ー21’を矢印オの向きに回動操作して前記てこ43を
押せば、丸軸44に取り付けられたアタッチメント4
0’を矢印カの方向に揺動し、ワンウエイプーリー1,
1を左側の車輪2の表面に装着することができる。
【0029】この例では、ワンウエイプーリー1,1の
車輪2,3に対する締圧力が比較的大きくとれ、利用し
た車椅子には空気圧の掛かった中空の車輪2,3が使用
されていたため、前述のタイヤ34な省略し、図6,7
に示した金属製ワンウエイプーリー1,1の表面に、軸
に平行な36本の滑り止め溝15を刻設することで、車
輪2,3に対して必要な摩擦係数を確保した。
車輪2,3に対する締圧力が比較的大きくとれ、利用し
た車椅子には空気圧の掛かった中空の車輪2,3が使用
されていたため、前述のタイヤ34な省略し、図6,7
に示した金属製ワンウエイプーリー1,1の表面に、軸
に平行な36本の滑り止め溝15を刻設することで、車
輪2,3に対して必要な摩擦係数を確保した。
【0030】
【実施例6】以上本発明の種々の実施例について説明し
たが、本発明は、このほか[特許請求の範囲]に記載し
た範囲内において種々の異なる実施態様で実施すること
ができる。
たが、本発明は、このほか[特許請求の範囲]に記載し
た範囲内において種々の異なる実施態様で実施すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0032】左右の車輪にワンウエイプーリーが装着さ
れている限り、両車輪には常時締圧力が掛かっていて、
何れの車輪も逆転することはない。このため、「従来の
技術」の項に記載したレバーの回動操作によって車輪に
作用するブレーキのみが、左右の車輪にそれぞれ付設さ
れている通常の車椅子のように、車椅子の利用者が登り
坂の途中で休息する間も駆動輪を保持している必要がな
い。また、疲れ、誤操作その他で駆動輪から両手を離
し、あるいは介護者がハンドルを保持していなくても、
車椅子が逆走する恐れはない。したがって、利用者は自
分の体力に合ったペースで駆動輪を回転させればよく、
疲れて休憩をする都度ブレーキを掛けなくても、駆動輪
の回転を止めれば、車椅子はその位置に停止する。介護
者がハンドルを押して操作する場合にも、停止中に車椅
子の逆走する恐れがないため、休息時まで緊張してハン
ドルを保持している必要がなく、心身ともに楽である。
れている限り、両車輪には常時締圧力が掛かっていて、
何れの車輪も逆転することはない。このため、「従来の
技術」の項に記載したレバーの回動操作によって車輪に
作用するブレーキのみが、左右の車輪にそれぞれ付設さ
れている通常の車椅子のように、車椅子の利用者が登り
坂の途中で休息する間も駆動輪を保持している必要がな
い。また、疲れ、誤操作その他で駆動輪から両手を離
し、あるいは介護者がハンドルを保持していなくても、
車椅子が逆走する恐れはない。したがって、利用者は自
分の体力に合ったペースで駆動輪を回転させればよく、
疲れて休憩をする都度ブレーキを掛けなくても、駆動輪
の回転を止めれば、車椅子はその位置に停止する。介護
者がハンドルを押して操作する場合にも、停止中に車椅
子の逆走する恐れがないため、休息時まで緊張してハン
ドルを保持している必要がなく、心身ともに楽である。
【0033】長い登り坂の途中で休憩するに当たり、左
右の車輪に片方ずつブレーキを掛ける場合に、駆動輪か
ら手を離した側の車輪にもワンウエイプーリーの締圧力
が掛かっているため、この車輪は逆転しない。同様に、
再度前進する際にブレーキを交互に解放しても、ブレー
キの掛かっていない側の車輪が逆転することはない。し
たがって、止まっている一方の車輪における道路との接
点を軸として、車椅子が回転する恐れはなく、車椅子が
転倒する危険性もない。
右の車輪に片方ずつブレーキを掛ける場合に、駆動輪か
ら手を離した側の車輪にもワンウエイプーリーの締圧力
が掛かっているため、この車輪は逆転しない。同様に、
再度前進する際にブレーキを交互に解放しても、ブレー
キの掛かっていない側の車輪が逆転することはない。し
たがって、止まっている一方の車輪における道路との接
点を軸として、車椅子が回転する恐れはなく、車椅子が
転倒する危険性もない。
【0034】また、本発明「車椅子の逆走防止機構」
は、登坂に先立ち、左右のトグルクランプにおけるレバ
ーを下圧または引き上げるだけのワンタッチ操作で、左
右の車輪にワンウエイプーリーを装着しておけば、途中
で複雑な操作をする必要がない。このため、誰でも容易
に操作をすることができる。
は、登坂に先立ち、左右のトグルクランプにおけるレバ
ーを下圧または引き上げるだけのワンタッチ操作で、左
右の車輪にワンウエイプーリーを装着しておけば、途中
で複雑な操作をする必要がない。このため、誰でも容易
に操作をすることができる。
【0035】さらに、ワンウエイプーリーをブレーキの
作動を妨げない位置に、それぞれ装脱自在に取り付ける
ことができるように、各々の車椅子の構造や寸法に合わ
せて支持板およびワンウエイプーリーのアタッチメント
を設計、製作して置けば、これらに市販のトグルクラン
プとワンウエイプーリーとを組み合わせただけの簡単な
機構であるから、全ての車椅子について、何等改造する
ことなく簡単に取り付けることができる。さらに、ねじ
とナットによって車体の一部に取り付け容易に構成した
支持板に、別のねじとナットを介してワンウエイプーリ
ーの組み込まれたトグルクランプを取り付けることがで
きるように構成しておけば、車椅子への取り付けは一層
容易となり、汎用性が増す。
作動を妨げない位置に、それぞれ装脱自在に取り付ける
ことができるように、各々の車椅子の構造や寸法に合わ
せて支持板およびワンウエイプーリーのアタッチメント
を設計、製作して置けば、これらに市販のトグルクラン
プとワンウエイプーリーとを組み合わせただけの簡単な
機構であるから、全ての車椅子について、何等改造する
ことなく簡単に取り付けることができる。さらに、ねじ
とナットによって車体の一部に取り付け容易に構成した
支持板に、別のねじとナットを介してワンウエイプーリ
ーの組み込まれたトグルクランプを取り付けることがで
きるように構成しておけば、車椅子への取り付けは一層
容易となり、汎用性が増す。
【0036】しかも、小さい機構であるから、車椅子に
取り付けて置いて、車椅子を平坦地で使用するときや後
退するときその他本発明「車椅子の逆走防止機構」を利
用する必要がない場合には、レバーの操作によりワンウ
エイプーリーを左右の車輪から外して置けば、車椅子の
操作や収納の障害となることはない。
取り付けて置いて、車椅子を平坦地で使用するときや後
退するときその他本発明「車椅子の逆走防止機構」を利
用する必要がない場合には、レバーの操作によりワンウ
エイプーリーを左右の車輪から外して置けば、車椅子の
操作や収納の障害となることはない。
【図1】本発明「車椅子の逆走防止機構」の最も好まし
い実施例の要部を示す側面図である。
い実施例の要部を示す側面図である。
【図2】ワンウエイプーリーが車輪から外された非作動
状態を示すために、図1に示したものと反対側(右側)
に取り付けられた「逆走防止機構」を、車椅子の内側か
ら見た側面図で、ブレーキは省略してある。
状態を示すために、図1に示したものと反対側(右側)
に取り付けられた「逆走防止機構」を、車椅子の内側か
ら見た側面図で、ブレーキは省略してある。
【図3】本発明の「車椅子の逆走防止機構」を、左右の
車輪に取り付けた車椅子の1例を示す見取り図である。
車輪に取り付けた車椅子の1例を示す見取り図である。
【図4】平面4リンク機構からなる両てこリンク列の作
動を示す説明図である。
動を示す説明図である。
【図5】「図1」〜「図3」に例示した「車椅子の逆走
防止機構」の作動を示す説明図である。
防止機構」の作動を示す説明図である。
【図6】本発明「車椅子の逆走防止機構」の異なる実施
例における要部を解放して示す側面図である,
例における要部を解放して示す側面図である,
【図7】図7に示した機構の平面図である。
1 ワンウエイプーリー 2 左側の車輪 3 右側の車輪 4 ブレーキ 5 静止リンク 6 原動リンク 7 従動リンク 8 中間リンク 9 トグルクランプ 10 ねじ 11 ナット 15 ワンウエイプーリー1の滑り止め溝 16 ワンウエイプーリー1のタイヤ 28 支持板 31 トグルクランプ9の取付ねじ 32 トグルクランプ9の取付用ナット A,B,C,D 平面4リンク機構の回転対偶 B3,C1 思案点
フロントページの続き (72)発明者 大野 智美 広島県廿日市市木材港南7番23号 株式会 社フクトクダイヤ内
Claims (5)
- 【請求項1】 正方向にだけ回転するワンウエイプーリ
ーを左右の車輪におけるブレーキの作動を妨げない位置
に、それぞれ装脱着自在に取り付けたことを特徴とする
車椅子の逆走防止機構。 - 【請求項2】 静止リンクの両端に原動リンクの一端と
従動リンクの一端をそれぞれ往復揺動するように取付
け、原動リンクの他端と従動リンクの他端とを静止リン
クに向かい合う中間リンクによって接続した平面4リン
ク機構における原動リンクの他端にある継手が、思案点
を過ぎた位置で締圧させることによって従動リンクの延
長端に掛かる反力に対抗できるように構成されたトグル
クランプを介して左布の車輪に装脱着自在にワンウエイ
プーリーを取り付けたことを特徴とする「請求項1」に
記載の車椅子の逆走防止機構。 - 【請求項3】 ねじとナットによって車体の一部に取り
付け容易に構成した支持板に、別のねじとナットを介し
てワンウエイプーリーの組み込まれたトグルクランプを
取り付けたことを特徴とする「請求項2」項に記載した
車椅子の逆走防止機構。 - 【請求項4】 ワンウエイプーリーの外周に滑り止め用
の溝を切ったことを特徴とする「請求項2」または「請
求項3」項に記載の車椅子の逆走防止機構。 - 【請求項5】 ワンウエイプーリーに摩擦係数の大きい
タイヤを嵌装したことを特徴とする「請求項2」または
「請求項3」項に記載した車椅子の逆走防止機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9220602A JPH1128231A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 車椅子の逆走防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9220602A JPH1128231A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 車椅子の逆走防止機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128231A true JPH1128231A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16753555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9220602A Pending JPH1128231A (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 車椅子の逆走防止機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128231A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004057401A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-26 | Kaneso Co Ltd | 車椅子の後退防止装置 |
| US7124858B2 (en) | 2001-09-18 | 2006-10-24 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Brake system |
| WO2011113310A1 (zh) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Lo Wang Kin | 轮椅安全装置 |
| US8381883B2 (en) | 2010-03-17 | 2013-02-26 | Wang Kin LO | Wheelchair safety device |
| CN106466215A (zh) * | 2015-08-20 | 2017-03-01 | 吉芮医疗器械(上海)有限公司 | 轮椅无气刹车装置 |
| KR20180125837A (ko) * | 2017-05-16 | 2018-11-26 | 이일열 | 휠체어용 역진방지장치 |
| KR20180125821A (ko) * | 2017-05-16 | 2018-11-26 | 이일열 | 휠체어용 브레이크 유닛 착탈 키트 |
| CN112497544A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-03-16 | 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 | 一种玻璃基板切割用辅助维稳装置 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP9220602A patent/JPH1128231A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7124858B2 (en) | 2001-09-18 | 2006-10-24 | Akebono Brake Industry Co., Ltd. | Brake system |
| JP2004057401A (ja) * | 2002-07-26 | 2004-02-26 | Kaneso Co Ltd | 車椅子の後退防止装置 |
| WO2011113310A1 (zh) * | 2010-03-17 | 2011-09-22 | Lo Wang Kin | 轮椅安全装置 |
| US8381883B2 (en) | 2010-03-17 | 2013-02-26 | Wang Kin LO | Wheelchair safety device |
| CN106466215A (zh) * | 2015-08-20 | 2017-03-01 | 吉芮医疗器械(上海)有限公司 | 轮椅无气刹车装置 |
| KR20180125837A (ko) * | 2017-05-16 | 2018-11-26 | 이일열 | 휠체어용 역진방지장치 |
| KR20180125821A (ko) * | 2017-05-16 | 2018-11-26 | 이일열 | 휠체어용 브레이크 유닛 착탈 키트 |
| CN112497544A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-03-16 | 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 | 一种玻璃基板切割用辅助维稳装置 |
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| EP0004205B1 (en) | Invalid vehicles | |
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