JPH11283068A - 紙幣の金種及び真贋判定方法 - Google Patents
紙幣の金種及び真贋判定方法Info
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- JPH11283068A JPH11283068A JP10177598A JP10177598A JPH11283068A JP H11283068 A JPH11283068 A JP H11283068A JP 10177598 A JP10177598 A JP 10177598A JP 10177598 A JP10177598 A JP 10177598A JP H11283068 A JPH11283068 A JP H11283068A
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Landscapes
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙幣の金種及び真贋の判定精度を向上させ
る。 【解決手段】 紙幣の金種及び真贋判定装置1は、赤外
線センサ9、9と、記憶手段を有するマイクロコンピュ
ータとを有する。赤外線センサ9、9は、紙幣6に描か
れている図柄のうち、所定方向のライン上の図柄を読み
取って当該図柄に関する特徴パタンを検出する。上記記
憶手段は複数のラインにおける金種ごとの基準パタンを
記憶している。紙幣6の金種及び真贋を判定する場合、
特徴パタンを表す波形の少なくとも一部分における傾き
を算出する。これとともに、上記波形の一部分に対応す
る上記基準パタンを表す波形の一部分における傾きを算
出する。そして、これら傾き同士を比較して、互いに許
容範囲内で一致する場合には、当該紙幣6は当該基準パ
タンを有する金種であって真札であると判断する
る。 【解決手段】 紙幣の金種及び真贋判定装置1は、赤外
線センサ9、9と、記憶手段を有するマイクロコンピュ
ータとを有する。赤外線センサ9、9は、紙幣6に描か
れている図柄のうち、所定方向のライン上の図柄を読み
取って当該図柄に関する特徴パタンを検出する。上記記
憶手段は複数のラインにおける金種ごとの基準パタンを
記憶している。紙幣6の金種及び真贋を判定する場合、
特徴パタンを表す波形の少なくとも一部分における傾き
を算出する。これとともに、上記波形の一部分に対応す
る上記基準パタンを表す波形の一部分における傾きを算
出する。そして、これら傾き同士を比較して、互いに許
容範囲内で一致する場合には、当該紙幣6は当該基準パ
タンを有する金種であって真札であると判断する
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る紙幣の金種及
び真贋判定方法は、紙幣の金種及び真贋を検出するため
に利用する。
び真贋判定方法は、紙幣の金種及び真贋を検出するため
に利用する。
【0002】
【従来の技術】従来から貨幣の一種として紙幣が広く使
用されている。例えば我国の場合、現在、千円紙幣、五
千円紙幣、一万円紙幣の3種類の紙幣が使用されてい
る。このような紙幣には、偽造を防止すべく、種々の対
策が講じられている。例えば我国においては、「すか
し」、「凹版印刷」、「長細密画線」といった手段や、
マイクロ文字、特殊発行インキの使用によって、偽造の
防止を図っている。尚、このような偽造防止は、我国の
みならず、いずれの国においても同様の手段等によっ
て、その対策を図っている。
用されている。例えば我国の場合、現在、千円紙幣、五
千円紙幣、一万円紙幣の3種類の紙幣が使用されてい
る。このような紙幣には、偽造を防止すべく、種々の対
策が講じられている。例えば我国においては、「すか
し」、「凹版印刷」、「長細密画線」といった手段や、
マイクロ文字、特殊発行インキの使用によって、偽造の
防止を図っている。尚、このような偽造防止は、我国の
みならず、いずれの国においても同様の手段等によっ
て、その対策を図っている。
【0003】しかしながら、上述のように各種偽造防止
対策を講じても、なおも偽造を図る者(集団)が後を絶
たないのが現状である。とりわけ、近年の複写技術或い
は印刷技術の向上により、きわめて精巧な偽札を製造す
る者が出現してきている。このため、紙幣の偽造をきわ
めて困難にする上述のような各種技術を採用するととも
に、偽造された紙幣を検出するための紙幣の真贋判定装
置が、金融機関等を中心に使用されている。又、上記金
融機関等や各種自動販売機では、紙幣の真贋検出ととも
に紙幣の金種を判定する金種判定装置も併せて広く使用
されている。このような紙幣の真贋判定装置或いは金種
判定装置(以下、これらを総称して紙幣の金種及び真贋
判定装置と呼ぶ。)としては、従来から種々の構成のも
のが使用されているが、基本的には、以下のように構成
されている。
対策を講じても、なおも偽造を図る者(集団)が後を絶
たないのが現状である。とりわけ、近年の複写技術或い
は印刷技術の向上により、きわめて精巧な偽札を製造す
る者が出現してきている。このため、紙幣の偽造をきわ
めて困難にする上述のような各種技術を採用するととも
に、偽造された紙幣を検出するための紙幣の真贋判定装
置が、金融機関等を中心に使用されている。又、上記金
融機関等や各種自動販売機では、紙幣の真贋検出ととも
に紙幣の金種を判定する金種判定装置も併せて広く使用
されている。このような紙幣の真贋判定装置或いは金種
判定装置(以下、これらを総称して紙幣の金種及び真贋
判定装置と呼ぶ。)としては、従来から種々の構成のも
のが使用されているが、基本的には、以下のように構成
されている。
【0004】すなわち、紙幣の金種及び真贋判定装置の
挿入口に挿入された紙幣を、所定方向(例えば、紙幣の
長手方向)に搬送する搬送手段と、紙幣に描かれている
図柄のうち、上記所定方向に亙るライン上の図柄に関す
る特徴パタンを検出する検出手段と、この検出手段によ
って検出された特徴パタンと予め記憶手段に記憶させて
いる基準パタンとを比較し、これら両パタンが許容範囲
内で一致するか否かを判別する判別手段と、を備えるこ
とで構成されている。
挿入口に挿入された紙幣を、所定方向(例えば、紙幣の
長手方向)に搬送する搬送手段と、紙幣に描かれている
図柄のうち、上記所定方向に亙るライン上の図柄に関す
る特徴パタンを検出する検出手段と、この検出手段によ
って検出された特徴パタンと予め記憶手段に記憶させて
いる基準パタンとを比較し、これら両パタンが許容範囲
内で一致するか否かを判別する判別手段と、を備えるこ
とで構成されている。
【0005】このような従来知られた紙幣の金種及び真
贋判定装置の1例を、この発明の実施の形態例を示す図
1を用いて簡単に説明する。この紙幣の金種及び真贋判
定装置1は、ケーシング2の内面に、上記搬送手段3と
検出手段4と判別手段(図示せず)とを設けている。上
記搬送手段3は、上記ケーシング2の幅方向(図1
(B)の矢印ロ方向)2個所位置に、1対の搬送ローラ
を設けるとともに、各搬送ローラを構成する駆動、従動
各ローラ(図示せず)に、無端ベルト3a、3aを掛け
渡すことで構成している。従って、ケーシング2の一端
面に設けた挿入口5aから図1に鎖線で示すように紙幣
6を挿入することにより、当該紙幣6を排出口5bに向
けて搬送自在である。上記各搬送ローラは、従来知られ
ているように、図示しないモータにより回転する駆動ロ
ーラと、この駆動ローラの回転に伴って回転する従動ロ
ーラとから成り、且つ、各搬送ローラは互いに同期して
作動する。
贋判定装置の1例を、この発明の実施の形態例を示す図
1を用いて簡単に説明する。この紙幣の金種及び真贋判
定装置1は、ケーシング2の内面に、上記搬送手段3と
検出手段4と判別手段(図示せず)とを設けている。上
記搬送手段3は、上記ケーシング2の幅方向(図1
(B)の矢印ロ方向)2個所位置に、1対の搬送ローラ
を設けるとともに、各搬送ローラを構成する駆動、従動
各ローラ(図示せず)に、無端ベルト3a、3aを掛け
渡すことで構成している。従って、ケーシング2の一端
面に設けた挿入口5aから図1に鎖線で示すように紙幣
6を挿入することにより、当該紙幣6を排出口5bに向
けて搬送自在である。上記各搬送ローラは、従来知られ
ているように、図示しないモータにより回転する駆動ロ
ーラと、この駆動ローラの回転に伴って回転する従動ロ
ーラとから成り、且つ、各搬送ローラは互いに同期して
作動する。
【0006】又、上記検出手段4は、例えば、発光素子
と受光素子とから成る少なくとも一の赤外線センサ9等
が採用されている。更に、この装置1においては、上記
赤外線センサ9等が検出する、当該紙幣6の長手方向に
亙るライン上の図柄に関する特徴パタンを表す信号を処
理する処理回路(図示せず)を備えている。上記赤外線
センサ9等の検出手段4は、透過型のものを採用しても
或いは反射型のものを採用しても、いずれであっても良
い。上記処理回路は、上記赤外線センサ9等が検出する
信号を増幅し、更にディジタル変換処理を施してディジ
タルデータとするものである。
と受光素子とから成る少なくとも一の赤外線センサ9等
が採用されている。更に、この装置1においては、上記
赤外線センサ9等が検出する、当該紙幣6の長手方向に
亙るライン上の図柄に関する特徴パタンを表す信号を処
理する処理回路(図示せず)を備えている。上記赤外線
センサ9等の検出手段4は、透過型のものを採用しても
或いは反射型のものを採用しても、いずれであっても良
い。上記処理回路は、上記赤外線センサ9等が検出する
信号を増幅し、更にディジタル変換処理を施してディジ
タルデータとするものである。
【0007】更に、上記判別手段は、例えばマイクロコ
ンピュータ(MPU)を利用して構成している。この判
別手段は、上記ライン上に描かれている図柄の特徴を基
準パタンとして予め記憶する記憶手段(図示せず)を有
しており、上記検出手段によって検出され、上記処理回
路によってディジタルデータとされた特徴パタンと、こ
の記憶手段に記憶させている基準パタンとを比較し、こ
れら両パタンが許容範囲内で一致するか否かを判別する
機能を有する。
ンピュータ(MPU)を利用して構成している。この判
別手段は、上記ライン上に描かれている図柄の特徴を基
準パタンとして予め記憶する記憶手段(図示せず)を有
しており、上記検出手段によって検出され、上記処理回
路によってディジタルデータとされた特徴パタンと、こ
の記憶手段に記憶させている基準パタンとを比較し、こ
れら両パタンが許容範囲内で一致するか否かを判別する
機能を有する。
【0008】上述のように構成される公知の紙幣の金種
及び真贋判定装置を用いて、紙幣6の金種及び真贋を検
出する際の作用は、以下の通りである。すなわち、金種
判定及び真贋判定を行うべき紙幣6を、図1に鎖線で示
すように、上記ケーシング2の挿入口5aから挿入す
る。これにより、上記紙幣6は搬送手段3によって搬送
される。その過程において、上記検出手段4を構成する
赤外線センサ9等が、搬送されている紙幣6の上記赤外
線センサ9等と対向する部分の図柄(特徴パタン)を読
み込む。更に、この特徴パタンは、上記処理回路によっ
て、適宜処理され、ディジタルデータとして判別手段に
送られる。
及び真贋判定装置を用いて、紙幣6の金種及び真贋を検
出する際の作用は、以下の通りである。すなわち、金種
判定及び真贋判定を行うべき紙幣6を、図1に鎖線で示
すように、上記ケーシング2の挿入口5aから挿入す
る。これにより、上記紙幣6は搬送手段3によって搬送
される。その過程において、上記検出手段4を構成する
赤外線センサ9等が、搬送されている紙幣6の上記赤外
線センサ9等と対向する部分の図柄(特徴パタン)を読
み込む。更に、この特徴パタンは、上記処理回路によっ
て、適宜処理され、ディジタルデータとして判別手段に
送られる。
【0009】上記判別手段においては、記憶手段に予め
記憶させた基準パタンと、上記赤外線センサによって検
出された特徴パタンとを比較し、両者が同一或いは許容
範囲内に収まる(以下、これらを総称して略同一と呼
ぶ。)か否かを判断する。そして、この判別手段が、上
記両パタンが略同一であると判断した場合は、そのまま
紙幣6を排出口5bから排出するか、或いは、当該紙幣
6の金種及び当該紙幣が真である旨の通知を行って排出
する。これに対して、上記判別手段が、上記両パタンが
略同一でないと判断した場合は、紙幣6の搬送を停止さ
せて挿入口5aに戻す。この際、当該紙幣6が贋である
との通知を行う。これにより、当該紙幣6の金種判定及
び真贋判定を行うことができる。紙幣6を挿入口5aに
戻す場合、上記判別手段からの判定信号に基づいて搬送
手段3をそれまでとは逆方向に作動させることにより行
う。
記憶させた基準パタンと、上記赤外線センサによって検
出された特徴パタンとを比較し、両者が同一或いは許容
範囲内に収まる(以下、これらを総称して略同一と呼
ぶ。)か否かを判断する。そして、この判別手段が、上
記両パタンが略同一であると判断した場合は、そのまま
紙幣6を排出口5bから排出するか、或いは、当該紙幣
6の金種及び当該紙幣が真である旨の通知を行って排出
する。これに対して、上記判別手段が、上記両パタンが
略同一でないと判断した場合は、紙幣6の搬送を停止さ
せて挿入口5aに戻す。この際、当該紙幣6が贋である
との通知を行う。これにより、当該紙幣6の金種判定及
び真贋判定を行うことができる。紙幣6を挿入口5aに
戻す場合、上記判別手段からの判定信号に基づいて搬送
手段3をそれまでとは逆方向に作動させることにより行
う。
【0010】上記判別手段における紙幣の金種及び真贋
を判断する際の方法は、以下のとおりである。すなわ
ち、検出した特徴パタンを表す波形(読み取りデータ)
の絶対値を用いることで行っている。このような特徴パ
タンに係るデータが、基準パタンに係るデータと、予め
設定された範囲内で一致する場合には、当該紙幣は当該
基準パタンを有する真の紙幣であると判断する。
を判断する際の方法は、以下のとおりである。すなわ
ち、検出した特徴パタンを表す波形(読み取りデータ)
の絶対値を用いることで行っている。このような特徴パ
タンに係るデータが、基準パタンに係るデータと、予め
設定された範囲内で一致する場合には、当該紙幣は当該
基準パタンを有する真の紙幣であると判断する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の紙幣の金種及び真贋判定装置に用いられてい
る紙幣の金種及び真贋方法おいては、以下のような改良
すべき課題が存在する。すなわち、上記従来の方法にお
いては、一般に紙幣の搬送に同期したエンコーダパルス
を用いて当該紙幣の一端から一定距離ごとにデータを読
み取っている。このため、紙幣を上記挿入口5aに挿入
するタイミングによっては、読み取り位置が最大1パル
ス分ずれてしまうことがある。このように読み取り位置
がずれた場合、従来方法においては、読み取りデータに
含まれるずれが、そのまま判定結果に反映してしまい、
判定精度が悪くなってしまう。
うな従来の紙幣の金種及び真贋判定装置に用いられてい
る紙幣の金種及び真贋方法おいては、以下のような改良
すべき課題が存在する。すなわち、上記従来の方法にお
いては、一般に紙幣の搬送に同期したエンコーダパルス
を用いて当該紙幣の一端から一定距離ごとにデータを読
み取っている。このため、紙幣を上記挿入口5aに挿入
するタイミングによっては、読み取り位置が最大1パル
ス分ずれてしまうことがある。このように読み取り位置
がずれた場合、従来方法においては、読み取りデータに
含まれるずれが、そのまま判定結果に反映してしまい、
判定精度が悪くなってしまう。
【0012】この発明は、上述のような事情に鑑みて創
案されたもので、その目的とするところは、紙幣の金種
判定能力及び真贋判定能力を向上させることにある。
案されたもので、その目的とするところは、紙幣の金種
判定能力及び真贋判定能力を向上させることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく考
えられた、この発明に係る紙幣の真贋判定方法は、請求
項1に記載したように、紙幣に描かれている図柄のう
ち、所定方向のライン上の図柄を検出手段により読み取
って当該図柄に関する特徴パタンを検出し、この特徴パ
タンと予め記憶手段に記憶させている金種ごとの基準パ
タンとを比較し、これら両パタンが許容範囲内で一致す
るか否かを判別することによって紙幣の金種及び真贋を
検出する紙幣の金種及び真贋判定方法に関する。このよ
うな請求項1に記載した紙幣の金種及び真贋判定方法に
おいては、上記特徴パタンを表す波形の少なくとも一部
分における傾きを算出する。これとともに、上記波形の
一部分に対応する上記基準パタンを表す波形の一部分に
おける傾きを算出する。そして、これら傾き同士を比較
して、互いに許容範囲内で一致する場合には、当該紙幣
は、当該基準パタンを有する金種であって真札であると
判断する。
えられた、この発明に係る紙幣の真贋判定方法は、請求
項1に記載したように、紙幣に描かれている図柄のう
ち、所定方向のライン上の図柄を検出手段により読み取
って当該図柄に関する特徴パタンを検出し、この特徴パ
タンと予め記憶手段に記憶させている金種ごとの基準パ
タンとを比較し、これら両パタンが許容範囲内で一致す
るか否かを判別することによって紙幣の金種及び真贋を
検出する紙幣の金種及び真贋判定方法に関する。このよ
うな請求項1に記載した紙幣の金種及び真贋判定方法に
おいては、上記特徴パタンを表す波形の少なくとも一部
分における傾きを算出する。これとともに、上記波形の
一部分に対応する上記基準パタンを表す波形の一部分に
おける傾きを算出する。そして、これら傾き同士を比較
して、互いに許容範囲内で一致する場合には、当該紙幣
は、当該基準パタンを有する金種であって真札であると
判断する。
【0014】上述のように構成される請求項1に記載し
た発明の場合、前述した従来の方法とは異なり、検出し
た特徴パタンを表す波形の傾き(勾配)を求め、この傾
きを対応する基準パタンを表す波形のうちの当該部分に
対応する部分の傾きと比較する。このため、仮に紙幣の
挿入位置が最大限ずれた場合でも、上記傾きの値の変化
量は小さいため、判定精度が向上する。すなわち、紙幣
の金種及び真贋をより一層正確に判定することが可能に
なる。
た発明の場合、前述した従来の方法とは異なり、検出し
た特徴パタンを表す波形の傾き(勾配)を求め、この傾
きを対応する基準パタンを表す波形のうちの当該部分に
対応する部分の傾きと比較する。このため、仮に紙幣の
挿入位置が最大限ずれた場合でも、上記傾きの値の変化
量は小さいため、判定精度が向上する。すなわち、紙幣
の金種及び真贋をより一層正確に判定することが可能に
なる。
【0015】尚、請求項2に記載したように、上記所定
方向のラインを複数設定することもできる。このよう
に、複数のラインにおいてそれぞれに金種及び真贋判定
を行えば、比較される特徴パタンの数が増大することに
伴って、紙幣の金種及び真贋の判定がその分厳密にな
る。尚、上記金種及び真贋の最終判定は、各ラインにお
ける読み取りデータに関する判定を総合して行う。更
に、請求項3に記載したように、上記傾きを所定範囲の
間で補正自在とし、この補正後の傾きと、当該傾きを算
出した波形の一部分に対応する基準パタンを表す波形の
一部分から算出した傾きと、を比較するように構成して
も良い。上記特徴パタンにおける傾きを補正するのは、
特徴パタンを検出する(読み取る)検出手段(センサ)
の不可避的な感度の違い、紙幣の印刷状態の差異、紙幣
の使用状態の差異、等に基づく上記傾きの相違を正すた
めである。このように補正後の傾きを、基準パタンにお
ける傾きと比較することにより、やはり正確な金種及び
真贋判定に寄与する。
方向のラインを複数設定することもできる。このよう
に、複数のラインにおいてそれぞれに金種及び真贋判定
を行えば、比較される特徴パタンの数が増大することに
伴って、紙幣の金種及び真贋の判定がその分厳密にな
る。尚、上記金種及び真贋の最終判定は、各ラインにお
ける読み取りデータに関する判定を総合して行う。更
に、請求項3に記載したように、上記傾きを所定範囲の
間で補正自在とし、この補正後の傾きと、当該傾きを算
出した波形の一部分に対応する基準パタンを表す波形の
一部分から算出した傾きと、を比較するように構成して
も良い。上記特徴パタンにおける傾きを補正するのは、
特徴パタンを検出する(読み取る)検出手段(センサ)
の不可避的な感度の違い、紙幣の印刷状態の差異、紙幣
の使用状態の差異、等に基づく上記傾きの相違を正すた
めである。このように補正後の傾きを、基準パタンにお
ける傾きと比較することにより、やはり正確な金種及び
真贋判定に寄与する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態例に
ついて説明する。図1は、本形態例に係る装置の略斜視
図を、図2は、要部のブロック図を、それぞれ示してい
る。本形態例に係る紙幣の金種及び真贋判定装置1は、
前述した従来の金種及び真贋判定装置と同様、図1に示
すように、紙幣6を搬送する搬送手段3と、紙幣6に描
かれている図柄のうち、紙幣6の長手方向(図1の矢印
イ方向)に亙るライン上の図柄に関する特徴パタンを検
出する赤外線センサ9、9と、これら赤外線センサ9、
9によって検出された上記特徴パタンと予め記憶手段1
5に記憶させている基準パタンとを比較し、これら両パ
タンが許容範囲内で一致するか否かを判別するマイクロ
コンピュータ(MPU)12と、を備えている。
ついて説明する。図1は、本形態例に係る装置の略斜視
図を、図2は、要部のブロック図を、それぞれ示してい
る。本形態例に係る紙幣の金種及び真贋判定装置1は、
前述した従来の金種及び真贋判定装置と同様、図1に示
すように、紙幣6を搬送する搬送手段3と、紙幣6に描
かれている図柄のうち、紙幣6の長手方向(図1の矢印
イ方向)に亙るライン上の図柄に関する特徴パタンを検
出する赤外線センサ9、9と、これら赤外線センサ9、
9によって検出された上記特徴パタンと予め記憶手段1
5に記憶させている基準パタンとを比較し、これら両パ
タンが許容範囲内で一致するか否かを判別するマイクロ
コンピュータ(MPU)12と、を備えている。
【0017】本形態例の場合、金種及び真贋を検出すべ
き紙幣6の長手方向一端部を挿入口5aに挿入すること
により、搬送手段3がこの紙幣6を搬送する。従って、
上記赤外線センサ9、9が読み取る紙幣6の図柄は、紙
幣6の長手方向に亙るライン上のものとなる。上記長手
方向に亙るラインが、特許請求の範囲に記載した所定方
向のラインに相当する。尚、紙幣6の短手方向のライン
上の図柄を読み取って金種及び真贋を検出するように構
成しても良い。この場合は、紙幣6の短手方向一端部を
挿入口に挿入して搬送するように構成する。又、この場
合は上記短手方向に亙るラインが特許請求の範囲に記載
した所定方向のラインとなる。又、本形態例に係る装置
1の外形は図示のものに限定されるものではなく、種々
の形状を採用することができる。上記記憶手段15とし
ては、マイクロコンピュータ12に付設のROM等を採
用する。
き紙幣6の長手方向一端部を挿入口5aに挿入すること
により、搬送手段3がこの紙幣6を搬送する。従って、
上記赤外線センサ9、9が読み取る紙幣6の図柄は、紙
幣6の長手方向に亙るライン上のものとなる。上記長手
方向に亙るラインが、特許請求の範囲に記載した所定方
向のラインに相当する。尚、紙幣6の短手方向のライン
上の図柄を読み取って金種及び真贋を検出するように構
成しても良い。この場合は、紙幣6の短手方向一端部を
挿入口に挿入して搬送するように構成する。又、この場
合は上記短手方向に亙るラインが特許請求の範囲に記載
した所定方向のラインとなる。又、本形態例に係る装置
1の外形は図示のものに限定されるものではなく、種々
の形状を採用することができる。上記記憶手段15とし
ては、マイクロコンピュータ12に付設のROM等を採
用する。
【0018】特に、本形態例に係る紙幣の金種及び真贋
判定装置においては、検出手段として複数個の赤外線セ
ンサ9、9を備えている。この赤外線センサ9、9は、
投光素子と受光素子とから成る反射型センサを採用でき
る。尚、上記赤外線センサ9、9には、図2に示すよう
に、前述した処理手段14を構成する増幅回路10及び
A/D変換回路11を付設している。
判定装置においては、検出手段として複数個の赤外線セ
ンサ9、9を備えている。この赤外線センサ9、9は、
投光素子と受光素子とから成る反射型センサを採用でき
る。尚、上記赤外線センサ9、9には、図2に示すよう
に、前述した処理手段14を構成する増幅回路10及び
A/D変換回路11を付設している。
【0019】又、上記記憶手段15は、図3に示すよう
に、紙幣6上のライン20、21、22における基準パ
タンを記憶している。更に、本形態例の場合、上記ライ
ン20、21、22における図柄のうち、特に特徴的な
図柄部分(特徴的な波形部分)に関するデータを記憶さ
せている。尚、上記基準パタン(上記データ)は、紙幣
の種類ごとに記憶させておく。例えば、当該装置1によ
り、日本の全種類の紙幣について、その種類(金種)及
び真贋を検出可能に構成する場合、千円紙幣、五千円紙
幣、一万円紙幣のそれぞれについて、ライン20、2
1、22上の基準データ(データ)を記憶させる。更
に、他国の紙幣をも検出可能にしたい場合は、その紙幣
に関しても上記基準パタン(データ)を記憶させてお
く。一方、特定の単一の紙幣(例えば、一万円紙幣)の
み、その真贋を検出可能であれば良い場合は、この紙幣
における上記基準パタン(データ)を記憶させれば良
い。これらは、必要とされる金種検出能力に応じて設計
的に定める。
に、紙幣6上のライン20、21、22における基準パ
タンを記憶している。更に、本形態例の場合、上記ライ
ン20、21、22における図柄のうち、特に特徴的な
図柄部分(特徴的な波形部分)に関するデータを記憶さ
せている。尚、上記基準パタン(上記データ)は、紙幣
の種類ごとに記憶させておく。例えば、当該装置1によ
り、日本の全種類の紙幣について、その種類(金種)及
び真贋を検出可能に構成する場合、千円紙幣、五千円紙
幣、一万円紙幣のそれぞれについて、ライン20、2
1、22上の基準データ(データ)を記憶させる。更
に、他国の紙幣をも検出可能にしたい場合は、その紙幣
に関しても上記基準パタン(データ)を記憶させてお
く。一方、特定の単一の紙幣(例えば、一万円紙幣)の
み、その真贋を検出可能であれば良い場合は、この紙幣
における上記基準パタン(データ)を記憶させれば良
い。これらは、必要とされる金種検出能力に応じて設計
的に定める。
【0020】更に、本形態例においては、上記マイクロ
コンピュータ12は、各ライン20、21、22におけ
る基準パタンと上記特徴パタンとを比較する比較判定手
段13を備えている。このような比較判定手段13は、
上記マイクロコンピュータ12にその機能を持たせるこ
とにより構成している。尚、このマイクロコンピュータ
12における上述した機能は、前述した従来装置におけ
る判別手段をなす構成とほぼ同様に構成できる。このよ
うなマイクロコンピュータ12は、後述するように、上
記特徴パタンの一部分における傾きが、上記基準パタン
の対応する部分の傾きに許容範囲内で一致する場合に、
当該紙幣は上記基準パタンを有する金種であって且つ真
であると判断する。
コンピュータ12は、各ライン20、21、22におけ
る基準パタンと上記特徴パタンとを比較する比較判定手
段13を備えている。このような比較判定手段13は、
上記マイクロコンピュータ12にその機能を持たせるこ
とにより構成している。尚、このマイクロコンピュータ
12における上述した機能は、前述した従来装置におけ
る判別手段をなす構成とほぼ同様に構成できる。このよ
うなマイクロコンピュータ12は、後述するように、上
記特徴パタンの一部分における傾きが、上記基準パタン
の対応する部分の傾きに許容範囲内で一致する場合に、
当該紙幣は上記基準パタンを有する金種であって且つ真
であると判断する。
【0021】勿論、この金種及び真贋判定装置1には、
紙幣6が贋であると上記マイクロコンピュータ12が判
断した場合、これを表示(更には通知)する通知手段1
7を設けている。具体的には、当該紙幣6が偽札である
と判断した場合には、ケーシング1表面に設けた液晶デ
ィスプレイ16によってその旨を表示させる。更に、図
示しない発音手段(ブザー等)を鳴らすようにしてい
る。上記液晶ディスプレイ16及び発音手段(ブザーを
含む)が、上記通知手段17である。
紙幣6が贋であると上記マイクロコンピュータ12が判
断した場合、これを表示(更には通知)する通知手段1
7を設けている。具体的には、当該紙幣6が偽札である
と判断した場合には、ケーシング1表面に設けた液晶デ
ィスプレイ16によってその旨を表示させる。更に、図
示しない発音手段(ブザー等)を鳴らすようにしてい
る。上記液晶ディスプレイ16及び発音手段(ブザーを
含む)が、上記通知手段17である。
【0022】尚、本形態例の場合、上記基準パタンの作
成を以下のように行っている。すなわち、多数(例え
ば、数万枚程度)の新札を別途赤外線センサによって読
み込ませ、その特徴パタン(図4に示すような波形)の
平均値及び標準偏差(読み取りデータのばらつき度)を
取る。上記標準偏差から基準データからの差異に対応し
たエラー値を割り付ける。上記記憶手段が記憶する基準
データとしては、上記平均値と基準データからの差異に
対応したエラー値とが含まれる。このようにして得られ
た平均値データを、装置1の組み付けに先立って各記憶
手段15に記憶させておく。上記平均値データは、検出
すべき金種ごとに行うことは言うまでもない。
成を以下のように行っている。すなわち、多数(例え
ば、数万枚程度)の新札を別途赤外線センサによって読
み込ませ、その特徴パタン(図4に示すような波形)の
平均値及び標準偏差(読み取りデータのばらつき度)を
取る。上記標準偏差から基準データからの差異に対応し
たエラー値を割り付ける。上記記憶手段が記憶する基準
データとしては、上記平均値と基準データからの差異に
対応したエラー値とが含まれる。このようにして得られ
た平均値データを、装置1の組み付けに先立って各記憶
手段15に記憶させておく。上記平均値データは、検出
すべき金種ごとに行うことは言うまでもない。
【0023】本形態例に係る装置1における金種及び真
贋判定方法は、次のとおりである。すなわち、紙幣の搬
送に同期したエンコーダパルスを用いて、紙幣の図柄
を、該紙幣の一端から一定距離Lでのデータを読み取
る。そして、図4に示すように、検出した特徴パタンを
表す波形のうち、適宜の(特徴ある)部分における傾き
(A−B)/Lを求め、この傾きを、対応する基準パタ
ンを表す波形のうちの当該部分に対応する部分の傾きと
比較する。尚、紙幣の挿入口5aへの挿入位置のずれ等
により、読み取り位置がずれた場合は、上記傾きは(B
−C)/Lであり、仮に最大限1パルス分ずれた場合で
も、傾きの値の相違量(変化量)は小さく、予って判定
精度を向上させられる。この結果、紙幣の金種及び真贋
をより一層正確に判定することが可能になる。尚、前記
従来方法においては、読み取り位置がずれた場合、読み
取ったデータが大きく変化してしまい(相違が大きくな
ってしまい)、判定精度が著しく低下することは、前述
したとおりである。
贋判定方法は、次のとおりである。すなわち、紙幣の搬
送に同期したエンコーダパルスを用いて、紙幣の図柄
を、該紙幣の一端から一定距離Lでのデータを読み取
る。そして、図4に示すように、検出した特徴パタンを
表す波形のうち、適宜の(特徴ある)部分における傾き
(A−B)/Lを求め、この傾きを、対応する基準パタ
ンを表す波形のうちの当該部分に対応する部分の傾きと
比較する。尚、紙幣の挿入口5aへの挿入位置のずれ等
により、読み取り位置がずれた場合は、上記傾きは(B
−C)/Lであり、仮に最大限1パルス分ずれた場合で
も、傾きの値の相違量(変化量)は小さく、予って判定
精度を向上させられる。この結果、紙幣の金種及び真贋
をより一層正確に判定することが可能になる。尚、前記
従来方法においては、読み取り位置がずれた場合、読み
取ったデータが大きく変化してしまい(相違が大きくな
ってしまい)、判定精度が著しく低下することは、前述
したとおりである。
【0024】尚、本形態例に係る装置1においては、上
述したように上記所定方向のラインを複数(3本)設定
している。そして、これら複数のライン20、21、2
2においてそれぞれに特徴部分の傾きを求め、基準デー
タにおける傾きを算出して、互いに比較する。紙幣の金
種及び真贋の最終判定は、これら多数の部分における傾
きを総合的に比較判定することで行う。このように構成
することにより、比較判定を行う部分が多くなることに
伴い、紙幣の金種及び真贋判定を厳密に行え、より正確
な判定を下せるようになる。
述したように上記所定方向のラインを複数(3本)設定
している。そして、これら複数のライン20、21、2
2においてそれぞれに特徴部分の傾きを求め、基準デー
タにおける傾きを算出して、互いに比較する。紙幣の金
種及び真贋の最終判定は、これら多数の部分における傾
きを総合的に比較判定することで行う。このように構成
することにより、比較判定を行う部分が多くなることに
伴い、紙幣の金種及び真贋判定を厳密に行え、より正確
な判定を下せるようになる。
【0025】又、上記特徴パタンを表す波形の一部分
を、当該特徴パタンを表す全波形のうちのきわめて特徴
的な部分としている。この特徴的な部分とは、波形の
変化量が大きい部分、紙幣による図柄のばらつきが少
ない部分、同一種類の紙幣において、偽札で異なる変
化量示す傾向にある部分、異種類の紙幣において、変
化量が大きく異なる部分、のそれぞれを、できる限り多
く満たす部分を指す。そして、このような特徴部分にお
ける傾きを算出するように構成する。このように構成す
れば、例えば図4のAB間における傾きは、(A−B)
/Lで表せるが、紙幣挿入のタイミングがずれ、読み取
り位置が最大1パルス分ずれた場合でも、この際の傾き
は(B−C)/Lとなるため、図4の記載から明らかな
ように、互いに近い値となってばらつきがごく小さいも
のとなる。すなわち、上記傾きの誤差を小さくでき、金
種及び真贋判定をより正確に行える。但し、図4でEF
間のように、読み取り位置が1パルス分ずれると、その
傾きの値が大きくずれる部位も存在する。しかしなが
ら、このような部位は上記特徴部分に属さないため、こ
の区間の傾きが採用されることはない。
を、当該特徴パタンを表す全波形のうちのきわめて特徴
的な部分としている。この特徴的な部分とは、波形の
変化量が大きい部分、紙幣による図柄のばらつきが少
ない部分、同一種類の紙幣において、偽札で異なる変
化量示す傾向にある部分、異種類の紙幣において、変
化量が大きく異なる部分、のそれぞれを、できる限り多
く満たす部分を指す。そして、このような特徴部分にお
ける傾きを算出するように構成する。このように構成す
れば、例えば図4のAB間における傾きは、(A−B)
/Lで表せるが、紙幣挿入のタイミングがずれ、読み取
り位置が最大1パルス分ずれた場合でも、この際の傾き
は(B−C)/Lとなるため、図4の記載から明らかな
ように、互いに近い値となってばらつきがごく小さいも
のとなる。すなわち、上記傾きの誤差を小さくでき、金
種及び真贋判定をより正確に行える。但し、図4でEF
間のように、読み取り位置が1パルス分ずれると、その
傾きの値が大きくずれる部位も存在する。しかしなが
ら、このような部位は上記特徴部分に属さないため、こ
の区間の傾きが採用されることはない。
【0026】更に、本形態例の場合、上記傾きを所定範
囲の間で補正自在とし、この補正後の傾きと、当該傾き
を算出した波形の一部分に対応する基準パタンを表す波
形の一部分から算出した傾きと、を比較するように構成
している。このように特徴パタンにおける傾きを補正す
るのは、センサの不可避的な感度の違い、紙幣の印刷状
態の差異、紙幣の使用状態の差異、等に起因する読み取
りデータの絶対値の違いに基づく上記傾きの値の相違に
対処するためである。以下に、上記補正方法の1例につ
いて説明する。
囲の間で補正自在とし、この補正後の傾きと、当該傾き
を算出した波形の一部分に対応する基準パタンを表す波
形の一部分から算出した傾きと、を比較するように構成
している。このように特徴パタンにおける傾きを補正す
るのは、センサの不可避的な感度の違い、紙幣の印刷状
態の差異、紙幣の使用状態の差異、等に起因する読み取
りデータの絶対値の違いに基づく上記傾きの値の相違に
対処するためである。以下に、上記補正方法の1例につ
いて説明する。
【0027】すなわち、紙幣における図柄を印刷してい
ない個所と、特定の図柄が印刷されている個所と、のそ
れぞれ絶対値データに関し、それぞれ基準データと読み
取りデータとを比較する。そして、読み取りデータの絶
対値がどの程度大きくなっているか(或いは小さくなっ
ているか)を検出し、この検出値に基づいて上記傾きの
値を補正する。このような補正は上記マイクロコンピュ
ータ12にその機能を持たせることにより行う。尚、こ
の補正において利用するのはデータの絶対値である。
ない個所と、特定の図柄が印刷されている個所と、のそ
れぞれ絶対値データに関し、それぞれ基準データと読み
取りデータとを比較する。そして、読み取りデータの絶
対値がどの程度大きくなっているか(或いは小さくなっ
ているか)を検出し、この検出値に基づいて上記傾きの
値を補正する。このような補正は上記マイクロコンピュ
ータ12にその機能を持たせることにより行う。尚、こ
の補正において利用するのはデータの絶対値である。
【0028】ところで、前述した従来知られた紙幣の金
種及び真贋の判定方法に用いられているような、読み取
りデータの最小値と最大値との差を利用して、上記読み
取りデータがどの程度大きく或いは小さくなっているか
を比較することが可能ではあるが、本形態例における補
正方法では採用しない。本形態例の場合、上記補正を行
う場合も、やはり傾きに関して比較する。上述のように
補正後の傾きを、基準パタンにおける傾きと比較するこ
とにより、やはり正確な金種及び真贋判定に寄与する。
本形態例においては、これら各構成に係る効果が相俟っ
て、誤判断のない正確な金種及び真贋判定が可能にな
る。尚、検出信号を取り込む際に、誘導により50Hz
(或いは60Hz)の電源信号が含まれることがある
が、このような不必要な信号成分を除去するために、別
途、従来から知られた回路を組み込んでおくこともでき
る。
種及び真贋の判定方法に用いられているような、読み取
りデータの最小値と最大値との差を利用して、上記読み
取りデータがどの程度大きく或いは小さくなっているか
を比較することが可能ではあるが、本形態例における補
正方法では採用しない。本形態例の場合、上記補正を行
う場合も、やはり傾きに関して比較する。上述のように
補正後の傾きを、基準パタンにおける傾きと比較するこ
とにより、やはり正確な金種及び真贋判定に寄与する。
本形態例においては、これら各構成に係る効果が相俟っ
て、誤判断のない正確な金種及び真贋判定が可能にな
る。尚、検出信号を取り込む際に、誘導により50Hz
(或いは60Hz)の電源信号が含まれることがある
が、このような不必要な信号成分を除去するために、別
途、従来から知られた回路を組み込んでおくこともでき
る。
【0029】上述のように構成される本形態例に係る紙
幣の金種及び真贋判定装置1を用いて紙幣6の金種及び
真贋を検出する際の基本的な作用は、前述した従来装置
とほぼ同様である。先ず、金種及び真贋を検出すべき紙
幣6を上記ケーシング2の挿入口5aから挿入する。上
記紙幣6は搬送手段3によって搬送され、その過程にお
いて、上記検出手段を構成する赤外線センサ9、9が、
搬送されている紙幣6の上記赤外線センサ9、9と対向
する部分(ライン)の図柄(特徴パタン)を読み込む。
そして、この特徴パタンは、図2に示す上記処理回路1
4を構成する増幅回路10、A/D変換回路11によっ
て適宜処理され、ディジタルデータとしてマイクロコン
ピュータ12に送られる。
幣の金種及び真贋判定装置1を用いて紙幣6の金種及び
真贋を検出する際の基本的な作用は、前述した従来装置
とほぼ同様である。先ず、金種及び真贋を検出すべき紙
幣6を上記ケーシング2の挿入口5aから挿入する。上
記紙幣6は搬送手段3によって搬送され、その過程にお
いて、上記検出手段を構成する赤外線センサ9、9が、
搬送されている紙幣6の上記赤外線センサ9、9と対向
する部分(ライン)の図柄(特徴パタン)を読み込む。
そして、この特徴パタンは、図2に示す上記処理回路1
4を構成する増幅回路10、A/D変換回路11によっ
て適宜処理され、ディジタルデータとしてマイクロコン
ピュータ12に送られる。
【0030】上記マイクロコンピュータ12は、検出し
た特徴パタンを表す波形のうち、上記特徴部分に関し
て、傾きを求める。又、基準パタンにおける、上記傾き
に対応する部分の傾きを同様に算出する。そして、これ
ら各傾き同士を比較する。この比較によって、上記基準
パタンと上記特徴パタンとにおけるそれぞれ傾きが略同
一であるか否かが判断される。本形態例の場合、これら
比較する傾きを、複数のラインで求めるため、比較数が
増大し、これらを総合的に判断することで、より正確な
判定が可能になる。
た特徴パタンを表す波形のうち、上記特徴部分に関し
て、傾きを求める。又、基準パタンにおける、上記傾き
に対応する部分の傾きを同様に算出する。そして、これ
ら各傾き同士を比較する。この比較によって、上記基準
パタンと上記特徴パタンとにおけるそれぞれ傾きが略同
一であるか否かが判断される。本形態例の場合、これら
比較する傾きを、複数のラインで求めるため、比較数が
増大し、これらを総合的に判断することで、より正確な
判定が可能になる。
【0031】上記マイクロコンピュータ12が、両傾き
が略同一であると判断した場合は、上記紙幣6は当該基
準パタンを有する金種であって、且つ、真であるとし
て、そのまま或いはその旨を通知しつつ紙幣6を排出口
から排出する。これに対して、上記マイクロコンピュー
タ12が、上記両傾きが略同一でないと判断した場合
は、上記通知手段17によって当該紙幣6の金種が異な
るか或いは偽札である旨を通知する。これとともに、紙
幣6の搬送を停止させ、更に搬送手段3をそれまでとは
逆方向に作動させることによって当該紙幣6を挿入口5
から排出させる。このような搬送装置3の作動制御は、
上記マイクロコンピュータ12により行う。
が略同一であると判断した場合は、上記紙幣6は当該基
準パタンを有する金種であって、且つ、真であるとし
て、そのまま或いはその旨を通知しつつ紙幣6を排出口
から排出する。これに対して、上記マイクロコンピュー
タ12が、上記両傾きが略同一でないと判断した場合
は、上記通知手段17によって当該紙幣6の金種が異な
るか或いは偽札である旨を通知する。これとともに、紙
幣6の搬送を停止させ、更に搬送手段3をそれまでとは
逆方向に作動させることによって当該紙幣6を挿入口5
から排出させる。このような搬送装置3の作動制御は、
上記マイクロコンピュータ12により行う。
【0032】尚、本形態例に係る判定方法は、以下のと
おりである。すなわち、読み込んだ特徴パタンに係る傾
きと、基準データに係る傾きとを、比較し、これら各傾
きが予め設定した範囲内であれば、そのデータのエラー
値を0とする。これら各傾きが上記範囲内にない場合
は、上記基準データとの差異によってエラー値を加算す
る。全ての検出データについてのエラー値を出し、この
エラー値が規格内であれば、当該基準パタンを有する金
種であって真の紙幣であると判定する。これに対し、上
記エラー値が規格外であれば、当該基準値を有する紙幣
ではないか若しくは偽札であると判断する。このよう
に、多数の判定に基づいて、紙幣の金種及び真贋を総合
的に判定するため、判定結果の信頼性が向上する。上記
規格値を適宜のものに変更することにより、判定の厳密
さを変更可能である。
おりである。すなわち、読み込んだ特徴パタンに係る傾
きと、基準データに係る傾きとを、比較し、これら各傾
きが予め設定した範囲内であれば、そのデータのエラー
値を0とする。これら各傾きが上記範囲内にない場合
は、上記基準データとの差異によってエラー値を加算す
る。全ての検出データについてのエラー値を出し、この
エラー値が規格内であれば、当該基準パタンを有する金
種であって真の紙幣であると判定する。これに対し、上
記エラー値が規格外であれば、当該基準値を有する紙幣
ではないか若しくは偽札であると判断する。このよう
に、多数の判定に基づいて、紙幣の金種及び真贋を総合
的に判定するため、判定結果の信頼性が向上する。上記
規格値を適宜のものに変更することにより、判定の厳密
さを変更可能である。
【0033】本形態例に係る紙幣の金種及び真贋判定装
置は、上述のように構成され作用するため、金種及び真
贋を正しく判定できる。換言すれば、紙幣の金種を正確
に判断でき、且つ真札であるにも拘わらず偽札と認識さ
れてしまうことがなくなり、紙幣の金種及び真贋を厳し
く判定できるようになる。
置は、上述のように構成され作用するため、金種及び真
贋を正しく判定できる。換言すれば、紙幣の金種を正確
に判断でき、且つ真札であるにも拘わらず偽札と認識さ
れてしまうことがなくなり、紙幣の金種及び真贋を厳し
く判定できるようになる。
【0034】尚、上述した形態例においては、前記検出
手段として、赤外線センサを採用した例について説明し
たが、これに限らず、上記検出手段として従来知られた
種々のセンサを採用することができる。又、これら検出
手段を、搬送される紙幣の表裏両側に配設することもで
きる。更に、図示の例の場合、上記赤外線センサを3個
設けているが、この赤外線センサの個数は設計的に定め
る。又、上述した形態例においては、搬送手段3が紙幣
6を搬送する構成に就いて説明したが、これとは逆に、
紙幣6を所定の位置に載置しておき、検出素子を搬送さ
せて、当該紙幣の長手或いは短手方向の一端から他端ま
で走査するように構成しても良い。
手段として、赤外線センサを採用した例について説明し
たが、これに限らず、上記検出手段として従来知られた
種々のセンサを採用することができる。又、これら検出
手段を、搬送される紙幣の表裏両側に配設することもで
きる。更に、図示の例の場合、上記赤外線センサを3個
設けているが、この赤外線センサの個数は設計的に定め
る。又、上述した形態例においては、搬送手段3が紙幣
6を搬送する構成に就いて説明したが、これとは逆に、
紙幣6を所定の位置に載置しておき、検出素子を搬送さ
せて、当該紙幣の長手或いは短手方向の一端から他端ま
で走査するように構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】この発明に係る紙幣の真贋判定方法及び
装置は、上述のように構成され作用するため、紙幣の金
種及び真贋を確実に検出でき、実用上の効果が大きい。
装置は、上述のように構成され作用するため、紙幣の金
種及び真贋を確実に検出でき、実用上の効果が大きい。
【図1】この発明の実施の第一形態例のを示す、それぞ
れ略斜視図であり、(A)は外観を、(B)は内部構造
を、それぞれ示している。
れ略斜視図であり、(A)は外観を、(B)は内部構造
を、それぞれ示している。
【図2】同じく、要部を示すブロック図である。
【図3】同じく、検出素子の配置を示す略平面図であ
る。
る。
【図4】特徴パタンを表す波形を示す線図である。
1 紙幣の金種及び真贋判定装置 2 ケーシング 3 搬送手段 4 検出手段 5a 挿入口 5b 排出口 6 紙幣 9 赤外線センサ 10 増幅回路 11 A/D変換回路 12 マイクロコンピュータ 13 比較判定手段 14 処理手段 15 記憶手段 17 通知手段 18 センサ 20、21、22 ライン
Claims (3)
- 【請求項1】 紙幣に描かれている図柄のうち、所定方
向のライン上の図柄を検出手段により読み取って当該図
柄に関する特徴パタンを検出し、この特徴パタンと予め
記憶手段に記憶させている金種ごとの基準パタンとを比
較し、これら両パタンが許容範囲内で一致するか否かを
判別することによって紙幣の金種及び真贋を検出する紙
幣の金種及び真贋判定方法において、 上記特徴パタンを表す波形の少なくとも一部分における
傾きを算出するとともに、上記波形の一部分に対応する
上記基準パタンを表す波形の一部分における傾きを算出
し、これら傾き同士を比較して、互いに許容範囲内で一
致する場合には、当該紙幣は、当該基準パタンを有する
金種であって真札であると判断することを特徴とする、
紙幣の金種及び真贋判定方法。 - 【請求項2】 前記所定方向のラインを複数設定したこ
とを特徴とする、請求項1に記載の紙幣の金種及び真贋
判定方法。 - 【請求項3】 前記傾きを所定範囲の間で補正自在と
し、この補正後の傾きと、当該傾きを算出した波形の一
部分に対応する基準パタンを表す波形の一部分から算出
した傾きと、を比較することを特徴とする、請求項1乃
至請求項2のいずれかに記載の紙幣の金種及び真贋判定
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10177598A JPH11283068A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 紙幣の金種及び真贋判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10177598A JPH11283068A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 紙幣の金種及び真贋判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11283068A true JPH11283068A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14309594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10177598A Pending JPH11283068A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 紙幣の金種及び真贋判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11283068A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003036466A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Fuji Electric Co Ltd | 非接触icカード入金機および入金方法 |
| JP2007199970A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Sanden Corp | 電子マネー入金機 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10177598A patent/JPH11283068A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003036466A (ja) * | 2001-07-23 | 2003-02-07 | Fuji Electric Co Ltd | 非接触icカード入金機および入金方法 |
| JP2007199970A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Sanden Corp | 電子マネー入金機 |
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