JPH1128390A - ロータリーアトマイザー - Google Patents
ロータリーアトマイザーInfo
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- JPH1128390A JPH1128390A JP18792397A JP18792397A JPH1128390A JP H1128390 A JPH1128390 A JP H1128390A JP 18792397 A JP18792397 A JP 18792397A JP 18792397 A JP18792397 A JP 18792397A JP H1128390 A JPH1128390 A JP H1128390A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力噴霧ノズルでは微粒化の困難な高粘性液
状物質の微粒化に適し、圧力ノズルに近い噴霧角度を得
られるロータリーアトマイザーを提供する。 【解決手段】 垂直方向に回転軸2を有する駆動用高速
回転体1、駆動用高速回転体1の下端部に接続され中心
部を駆動用高速回転体の回転軸が貫通しており、下部に
下記回転体(ローター)7との連通口4を有する固定さ
れた中空円筒状ケーシング3、該ケーシングの中空部に
液を送入するための液供給口5、該ケーシングの中空部
に加圧空気を送入するための空気供給口6、及び中空円
筒状ケーシングの下部に接続され、且つ駆動用高速回転
体の回転軸2に取り付けられている上部が中空、下部が
中実円柱体で該中実円柱体内部を上面から下面に貫通し
ている小径貫通孔8を複数個有する回転体(ローター)
7を構成要素とする。
状物質の微粒化に適し、圧力ノズルに近い噴霧角度を得
られるロータリーアトマイザーを提供する。 【解決手段】 垂直方向に回転軸2を有する駆動用高速
回転体1、駆動用高速回転体1の下端部に接続され中心
部を駆動用高速回転体の回転軸が貫通しており、下部に
下記回転体(ローター)7との連通口4を有する固定さ
れた中空円筒状ケーシング3、該ケーシングの中空部に
液を送入するための液供給口5、該ケーシングの中空部
に加圧空気を送入するための空気供給口6、及び中空円
筒状ケーシングの下部に接続され、且つ駆動用高速回転
体の回転軸2に取り付けられている上部が中空、下部が
中実円柱体で該中実円柱体内部を上面から下面に貫通し
ている小径貫通孔8を複数個有する回転体(ローター)
7を構成要素とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は噴霧乾燥分野で使用
される液体微粒化装置、特に高粘性液状物質の微粒化に
適した液体微粒化装置に関するものである。
される液体微粒化装置、特に高粘性液状物質の微粒化に
適した液体微粒化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液状物質の噴霧乾燥分野では圧力噴霧ノ
ズルとロータリーアトマイザーが広く使われている。近
年、大容量の噴霧乾燥機では扱いが容易で噴霧液滴の広
がり範囲の狭い圧力噴霧ノズルが主流となってきている
が、小容量機ではロータリーアトマイザーが今なお多く
使われている。圧力噴霧ノズルは扱いが容易で、粒子径
分布も良好である反面、高粘性液の微粒化には適してい
ない。一方ロータリーアトマイザーは高粘性液の微粒化
特性に優れている。ロータリーアトマイザーは円筒形ロ
ーターの回転径方向に複数の小径孔を設けた構造で、液
状物質は高速回転するローターの遠心力のみにより小径
孔から微細粒子に分割され水平方向に飛散する。噴霧乾
燥機の液状物質微粒化装置として使用する場合、ロータ
リーアトマイザーは円筒形噴霧乾燥チャンバー頂部の熱
風吹き出し口の中心軸線上に取り付けられるが、熱風が
チャンバー中心軸方向に吹き出されるのに対して、ロー
タリーアトマイザーから放出される噴霧粒子は熱風吹き
出し流と直交した水平方向の速度成分しか持たないた
め、熱風との熱交換率が低い欠点がある。また大径粒子
の場合は軸方向に吹き出す熱風の影響を受け難く、上部
チャンバー壁に未乾燥付着を生じ易い欠点がある。通
常、チャンバー径を大きくして有効乾燥領域を増やすた
めに、熱風吹き出し部に旋回翼板を取り付け熱風に旋回
成分を与える構造としているが、この旋回熱風により、
チャンバー壁全体に粉付着が生じたり、熱風吹き出し口
周辺の天井部に付着粉が生じ、これが焦粉化し製品に混
入するため、長時間運転が困難であるなどの欠点があ
る。
ズルとロータリーアトマイザーが広く使われている。近
年、大容量の噴霧乾燥機では扱いが容易で噴霧液滴の広
がり範囲の狭い圧力噴霧ノズルが主流となってきている
が、小容量機ではロータリーアトマイザーが今なお多く
使われている。圧力噴霧ノズルは扱いが容易で、粒子径
分布も良好である反面、高粘性液の微粒化には適してい
ない。一方ロータリーアトマイザーは高粘性液の微粒化
特性に優れている。ロータリーアトマイザーは円筒形ロ
ーターの回転径方向に複数の小径孔を設けた構造で、液
状物質は高速回転するローターの遠心力のみにより小径
孔から微細粒子に分割され水平方向に飛散する。噴霧乾
燥機の液状物質微粒化装置として使用する場合、ロータ
リーアトマイザーは円筒形噴霧乾燥チャンバー頂部の熱
風吹き出し口の中心軸線上に取り付けられるが、熱風が
チャンバー中心軸方向に吹き出されるのに対して、ロー
タリーアトマイザーから放出される噴霧粒子は熱風吹き
出し流と直交した水平方向の速度成分しか持たないた
め、熱風との熱交換率が低い欠点がある。また大径粒子
の場合は軸方向に吹き出す熱風の影響を受け難く、上部
チャンバー壁に未乾燥付着を生じ易い欠点がある。通
常、チャンバー径を大きくして有効乾燥領域を増やすた
めに、熱風吹き出し部に旋回翼板を取り付け熱風に旋回
成分を与える構造としているが、この旋回熱風により、
チャンバー壁全体に粉付着が生じたり、熱風吹き出し口
周辺の天井部に付着粉が生じ、これが焦粉化し製品に混
入するため、長時間運転が困難であるなどの欠点があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は圧力噴霧ノズ
ルでは微粒化の困難な高粘性液状物質の微粒化に適し、
圧力噴霧ノズルに近い噴霧角度が得られ、しかも圧力噴
霧ノズルを使用している噴霧乾燥機の噴霧ノズル挿入管
に挿入可能な小径のロータリーアトマイザーを提供する
ことを目的とする。
ルでは微粒化の困難な高粘性液状物質の微粒化に適し、
圧力噴霧ノズルに近い噴霧角度が得られ、しかも圧力噴
霧ノズルを使用している噴霧乾燥機の噴霧ノズル挿入管
に挿入可能な小径のロータリーアトマイザーを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に関わるロータリ
ーアトマイザーは、垂直方向に回転軸を有する駆動用高
速回転体、駆動用高速回転体の下端部に接続され、中心
部を駆動用高速回転体の回転軸が貫通しており、下部に
下記回転体との連通口を有する固定された中空円筒状ケ
ーシング、該ケーシングの中空部に液を送入するための
液供給口、該ケーシングの中空部に加圧空気を送入する
ための空気供給口、及び中空円筒状ケーシングの下部に
接続され、且つ駆動用高速回転体の回転軸に取り付けら
れている上部が中空、下部が中実円柱体で該中実円柱体
内部を上面から下面に貫通している小径貫通孔を複数個
有する回転体(ローター)を構成要素とすることを特徴
とする。
ーアトマイザーは、垂直方向に回転軸を有する駆動用高
速回転体、駆動用高速回転体の下端部に接続され、中心
部を駆動用高速回転体の回転軸が貫通しており、下部に
下記回転体との連通口を有する固定された中空円筒状ケ
ーシング、該ケーシングの中空部に液を送入するための
液供給口、該ケーシングの中空部に加圧空気を送入する
ための空気供給口、及び中空円筒状ケーシングの下部に
接続され、且つ駆動用高速回転体の回転軸に取り付けら
れている上部が中空、下部が中実円柱体で該中実円柱体
内部を上面から下面に貫通している小径貫通孔を複数個
有する回転体(ローター)を構成要素とすることを特徴
とする。
【0005】本発明のロータリーアトマイザーを添付図
面により説明すると、図1は駆動用高速回転体としてモ
ーターを使用した場合で、垂直方向に回転軸2を有する
駆動用高速回転体(モーター)1、駆動用高速回転体1
の下端部に接続され中心部を駆動用高速回転体の回転軸
2が貫通しており、下部に下記回転体(ローター)7と
の連通口4を有する固定された中空円筒状ケーシング
3、該ケーシングの中空部に液を送入するための液供給
口5、該ケーシングの中空部に加圧空気を送入するため
の空気供給口6、及び中空円筒状ケーシングの下部に接
続され、且つ駆動用高速回転体の回転軸2に取り付けら
れている上部が中空、下部が中実円柱体で該中実円柱体
内部を上面から下面に貫通している小径貫通孔を複数個
有する回転体(ローター)を構成要素とする。回転体
(ローター)下部の中実円柱体内部を上面から下面に貫
通している小径貫通孔は、中心軸からの距離が次第に大
きくなるように斜めに開けられている方が良い。符合9
は液溜り部分、符合10は駆動用高速回転体の回転軸2
と固定された中空円筒状ケーシング3との接続部の密封
機構、符合11は固定された中空円筒状ケーシング3と
回転体(ローター)7との接続部の密封機構である。密
封機構10、11としては、“0”リング、リップシー
ル及びストップリングなど、公知の手段を用いれば良
い。
面により説明すると、図1は駆動用高速回転体としてモ
ーターを使用した場合で、垂直方向に回転軸2を有する
駆動用高速回転体(モーター)1、駆動用高速回転体1
の下端部に接続され中心部を駆動用高速回転体の回転軸
2が貫通しており、下部に下記回転体(ローター)7と
の連通口4を有する固定された中空円筒状ケーシング
3、該ケーシングの中空部に液を送入するための液供給
口5、該ケーシングの中空部に加圧空気を送入するため
の空気供給口6、及び中空円筒状ケーシングの下部に接
続され、且つ駆動用高速回転体の回転軸2に取り付けら
れている上部が中空、下部が中実円柱体で該中実円柱体
内部を上面から下面に貫通している小径貫通孔を複数個
有する回転体(ローター)を構成要素とする。回転体
(ローター)下部の中実円柱体内部を上面から下面に貫
通している小径貫通孔は、中心軸からの距離が次第に大
きくなるように斜めに開けられている方が良い。符合9
は液溜り部分、符合10は駆動用高速回転体の回転軸2
と固定された中空円筒状ケーシング3との接続部の密封
機構、符合11は固定された中空円筒状ケーシング3と
回転体(ローター)7との接続部の密封機構である。密
封機構10、11としては、“0”リング、リップシー
ル及びストップリングなど、公知の手段を用いれば良
い。
【0006】図1に基づき本発明のロータリーアトマイ
ザーの作用機構を説明する。駆動用高速回転体1を高速
回転させると、その回転軸2に直結した回転体(ロータ
ー)7も高速回転する。中空円筒状ケーシング3に液供
給口5から供給された液体及び空気供給口6から供給さ
れた空気は、連通口4を通って回転体(ローター)7に
入り、ローターの下部に設けられた小径貫通孔8から噴
出する。空気を同伴しない場合は従来のロータリーアト
マイザーと同様で、噴出した液滴は、ローターの高速回
転による強力な遠心力の作用によりほぼ水平方向に飛散
するが、空気を同伴している場合は、液状物質は小径貫
通孔8を通過中高速となり、垂直軸方向の速度成分が与
えられる。ローターの回転速度と同伴空気量(圧力制
御)を調節することにより、任意の噴霧角を有するスプ
レーパターンを得ることができる。駆動用高速回転体と
してモーターを使用するこの態様は特に処理液量が大容
量の場合に適している。
ザーの作用機構を説明する。駆動用高速回転体1を高速
回転させると、その回転軸2に直結した回転体(ロータ
ー)7も高速回転する。中空円筒状ケーシング3に液供
給口5から供給された液体及び空気供給口6から供給さ
れた空気は、連通口4を通って回転体(ローター)7に
入り、ローターの下部に設けられた小径貫通孔8から噴
出する。空気を同伴しない場合は従来のロータリーアト
マイザーと同様で、噴出した液滴は、ローターの高速回
転による強力な遠心力の作用によりほぼ水平方向に飛散
するが、空気を同伴している場合は、液状物質は小径貫
通孔8を通過中高速となり、垂直軸方向の速度成分が与
えられる。ローターの回転速度と同伴空気量(圧力制
御)を調節することにより、任意の噴霧角を有するスプ
レーパターンを得ることができる。駆動用高速回転体と
してモーターを使用するこの態様は特に処理液量が大容
量の場合に適している。
【0007】図2は駆動用高速回転体1として加圧空気
駆動式回転体を用いる場合の実施態様で、駆動用空気供
給管12から供給された加圧空気は、回転体を回転駆動
させる動力源として利用された後、加圧空気駆動式回転
体下端部13から排気され、中空円筒状ケーシング3に
供給される。この場合は中空円筒状ケーシング3への空
気供給口(図1の符合6)を別個に設ける必要はない。
作用機構は図1の場合と同様であるが、加圧空気駆動式
回転体の動力効率が低いこと、及び回転体(ローター)
の回転制御と切り放して加圧空気供給圧を制御すること
ができず噴霧角の調節範囲が限定されると言う欠点があ
る。従って、この実施態様は処理液量が比較的少ない場
合に適している。
駆動式回転体を用いる場合の実施態様で、駆動用空気供
給管12から供給された加圧空気は、回転体を回転駆動
させる動力源として利用された後、加圧空気駆動式回転
体下端部13から排気され、中空円筒状ケーシング3に
供給される。この場合は中空円筒状ケーシング3への空
気供給口(図1の符合6)を別個に設ける必要はない。
作用機構は図1の場合と同様であるが、加圧空気駆動式
回転体の動力効率が低いこと、及び回転体(ローター)
の回転制御と切り放して加圧空気供給圧を制御すること
ができず噴霧角の調節範囲が限定されると言う欠点があ
る。従って、この実施態様は処理液量が比較的少ない場
合に適している。
【0008】回転体(ローター)中実部を貫通する小径
貫通孔の長さ、数、傾斜角度等の最適値は液状物質の粘
性により異なる。一般的に、低粘性液状物質は小径貫通
孔の通過抵抗が少ないため、小径貫通孔の長さを長く
(螺旋小径貫通孔により加速微粒化効果を高める)し、
小径貫通孔の断面積を小さく(小径貫通孔数×断面積)
することが好ましく、高粘性液状物質の場合は逆の構成
にするのが好ましい。
貫通孔の長さ、数、傾斜角度等の最適値は液状物質の粘
性により異なる。一般的に、低粘性液状物質は小径貫通
孔の通過抵抗が少ないため、小径貫通孔の長さを長く
(螺旋小径貫通孔により加速微粒化効果を高める)し、
小径貫通孔の断面積を小さく(小径貫通孔数×断面積)
することが好ましく、高粘性液状物質の場合は逆の構成
にするのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のロータリーアトマイザー
は、ローターの回転による円周方向速度成分と、加圧空
気加速による垂直軸方向速度成分を液状物質に与えるこ
とにより、任意の噴霧角を持つ傘状噴霧パターンを得る
ことができる。噴霧角度の調整は小径貫通孔の傾斜角度
を調整することによっても可能である。
は、ローターの回転による円周方向速度成分と、加圧空
気加速による垂直軸方向速度成分を液状物質に与えるこ
とにより、任意の噴霧角を持つ傘状噴霧パターンを得る
ことができる。噴霧角度の調整は小径貫通孔の傾斜角度
を調整することによっても可能である。
【0010】例えば小容量ロータリーアトマイザーの場
合、φ40mm径のローターを12000rpmで回転
させると周速度は僅か25m/sに過ぎない。加圧空気
を供給しない場合、液滴に与えられる速度成分は周速度
のみであるため、水などの低粘性液状物質でも噴霧乾燥
可能なほどに微粒化することは到底不可能である。しか
し中空ケーシングに2kg/cm2 の加圧空気を供給す
ると、小径貫通孔で25%の圧力損失を生じた場合でも
孔から噴出する空気速度は500m/s程度になる。液
状物質の粘性と液/空気比により液状物質が小径貫通孔
を通過する間に与えられる速度は変化するが、仮に空気
速度の0.3倍に加速されたとすると150m/s前後
の吹き出し速度が得られる。この結果、粒子に与えられ
る合成速度は152m/sとなり、従来型ロータリーア
トマイザーでローター径φ240mm/12000rp
mのものとほぼ同じ程度に微粒化することができる。上
記小容量ロータリーアトマイザーの場合、周速度が小さ
いため軸方向の貫通孔では噴霧角度は僅か19度に過ぎ
ないが、小径貫通孔の傾斜角度を調整することにより所
要の噴霧角に調整できる。駆動用高速回転体径もφ40
mm以下に納まるため、φ60mm程度のノズル挿入管
に容易に取りつけることが可能である。
合、φ40mm径のローターを12000rpmで回転
させると周速度は僅か25m/sに過ぎない。加圧空気
を供給しない場合、液滴に与えられる速度成分は周速度
のみであるため、水などの低粘性液状物質でも噴霧乾燥
可能なほどに微粒化することは到底不可能である。しか
し中空ケーシングに2kg/cm2 の加圧空気を供給す
ると、小径貫通孔で25%の圧力損失を生じた場合でも
孔から噴出する空気速度は500m/s程度になる。液
状物質の粘性と液/空気比により液状物質が小径貫通孔
を通過する間に与えられる速度は変化するが、仮に空気
速度の0.3倍に加速されたとすると150m/s前後
の吹き出し速度が得られる。この結果、粒子に与えられ
る合成速度は152m/sとなり、従来型ロータリーア
トマイザーでローター径φ240mm/12000rp
mのものとほぼ同じ程度に微粒化することができる。上
記小容量ロータリーアトマイザーの場合、周速度が小さ
いため軸方向の貫通孔では噴霧角度は僅か19度に過ぎ
ないが、小径貫通孔の傾斜角度を調整することにより所
要の噴霧角に調整できる。駆動用高速回転体径もφ40
mm以下に納まるため、φ60mm程度のノズル挿入管
に容易に取りつけることが可能である。
【0011】またφ100mm径のローターを1200
0rpmで回転させた場合、周速度は62.8m/s
で、中空ケーシングに3kg/cm2 の加圧空気を供給
し、液状物質の加速が空気噴出速度の0.2倍とする
と、液状物質の噴出速度は140m/s程度となる。こ
の場合の液滴の合成速度は153.4m/sとなり、合
成噴霧角度は48度である。小径貫通孔の傾斜角度を調
整することにより噴霧角度を更に大きくすることも可能
である。
0rpmで回転させた場合、周速度は62.8m/s
で、中空ケーシングに3kg/cm2 の加圧空気を供給
し、液状物質の加速が空気噴出速度の0.2倍とする
と、液状物質の噴出速度は140m/s程度となる。こ
の場合の液滴の合成速度は153.4m/sとなり、合
成噴霧角度は48度である。小径貫通孔の傾斜角度を調
整することにより噴霧角度を更に大きくすることも可能
である。
【0012】従来型ロータリーアトマイザーは高速回転
で且つ雰囲気温度も高いため、耐久性が問題となってい
る。また大容量機になると駆動用モーターと加速機の重
量も数百kgとなり、メンテナンスも非常に困難であ
る。本発明のロータリーアトマイザーでは3000L/
hr程度の大容量の場合でも、ローター径をφ100m
m以下に抑えることが可能である。大容量機の場合はむ
しろその駆動用モーター径が制約条件となる。既存の高
速回転モーターではφ100mm以下では3.7kw程
度の出力が限度である。一方、同容量の従来型ロータリ
ーアトマイザーの駆動用モーターは37kw程度が必要
である。従って、大容量になる程、駆動用モーターによ
る旋回加速に比べて、加圧空気供給用コンプレッサーの
動力が支配的になる。エネルギー効率面からすれば、従
来型ロータリーアトマイザーの方が分があるものの、操
作性、メンテナンス性では遥かに勝っており、圧力噴霧
ノズルと互換可能である利点を生かして、圧力噴霧ノズ
ルでは微粒化の困難な高粘性液状物質の場合にのみ使用
すれば、エネルギー効率がやや劣ることもそれ程障害に
はならない。
で且つ雰囲気温度も高いため、耐久性が問題となってい
る。また大容量機になると駆動用モーターと加速機の重
量も数百kgとなり、メンテナンスも非常に困難であ
る。本発明のロータリーアトマイザーでは3000L/
hr程度の大容量の場合でも、ローター径をφ100m
m以下に抑えることが可能である。大容量機の場合はむ
しろその駆動用モーター径が制約条件となる。既存の高
速回転モーターではφ100mm以下では3.7kw程
度の出力が限度である。一方、同容量の従来型ロータリ
ーアトマイザーの駆動用モーターは37kw程度が必要
である。従って、大容量になる程、駆動用モーターによ
る旋回加速に比べて、加圧空気供給用コンプレッサーの
動力が支配的になる。エネルギー効率面からすれば、従
来型ロータリーアトマイザーの方が分があるものの、操
作性、メンテナンス性では遥かに勝っており、圧力噴霧
ノズルと互換可能である利点を生かして、圧力噴霧ノズ
ルでは微粒化の困難な高粘性液状物質の場合にのみ使用
すれば、エネルギー効率がやや劣ることもそれ程障害に
はならない。
【0013】同じ供給空気圧力でも、液状物質の粘性の
違いにより液滴の垂直軸方向速度成分が変化する。粘性
が高くなる程、小径貫通孔の壁面抵抗により加速され難
い。また粘性が極端に低い液状物質の場合、小径貫通孔
の長さが短過ぎると、円周方向速度成分が十分与えられ
ないまま噴射される傾向がある。この場合には、図2に
示すように回転体下部の中実円柱体を中実裁頭円錐体7
Aとその他の部分7Bとに分割し、中実裁頭円錐体7A
の外面に複数の螺旋溝を設けて前記その他の部確7Bと
の間に螺旋状の小径貫通孔を形成する。これにより小径
貫通孔の長さを確保すると同時に噴射液滴の水平方向速
度成分を増加させることが可能である。この手法を用い
ることにより、回転体(ローター)径が小さく回転数が
低い場合でも広い噴霧角が得られる。このことから、本
発明のロータリーアトマイザーは2流体噴霧ノズルの特
性と従来型ロータリーアトマイザーの特性を兼ね備えて
おり、大径のローターを高速回転させ空気圧力を低くす
れば、従来型ロータリーアトマイザーに近い特性が得ら
れる。また、小径のローターを低速回転させ空気圧力を
高くすれば、2流体噴霧ノズルに近い特性が得られる。
この場合でも、断面積の小さい複数の小径貫通孔が使
え、ローターが回転するため、従来型2流体噴霧ノズル
と比較すると、低い空気圧力でも大径粒子が発生し難
く、噴霧角が小さいながらも均一な傘状噴霧パターンが
得られ、しかも、シャープな粒子径分布が得られる点で
従来型2流体噴霧ノズルと比較すると、噴霧乾燥機用微
粒化装置として格段に有利である。なお、直線状の斜め
小径貫通孔を形成する手段として、回転体下部の中実円
柱体を中実裁頭円錐体7Aとその他の部分7Bとに分割
し、中実裁頭円錐体7Aの外面に複数の直線溝を設けて
前記その他の部分7Bとの間に直線状の小径貫通孔を形
成させることも自由である。
違いにより液滴の垂直軸方向速度成分が変化する。粘性
が高くなる程、小径貫通孔の壁面抵抗により加速され難
い。また粘性が極端に低い液状物質の場合、小径貫通孔
の長さが短過ぎると、円周方向速度成分が十分与えられ
ないまま噴射される傾向がある。この場合には、図2に
示すように回転体下部の中実円柱体を中実裁頭円錐体7
Aとその他の部分7Bとに分割し、中実裁頭円錐体7A
の外面に複数の螺旋溝を設けて前記その他の部確7Bと
の間に螺旋状の小径貫通孔を形成する。これにより小径
貫通孔の長さを確保すると同時に噴射液滴の水平方向速
度成分を増加させることが可能である。この手法を用い
ることにより、回転体(ローター)径が小さく回転数が
低い場合でも広い噴霧角が得られる。このことから、本
発明のロータリーアトマイザーは2流体噴霧ノズルの特
性と従来型ロータリーアトマイザーの特性を兼ね備えて
おり、大径のローターを高速回転させ空気圧力を低くす
れば、従来型ロータリーアトマイザーに近い特性が得ら
れる。また、小径のローターを低速回転させ空気圧力を
高くすれば、2流体噴霧ノズルに近い特性が得られる。
この場合でも、断面積の小さい複数の小径貫通孔が使
え、ローターが回転するため、従来型2流体噴霧ノズル
と比較すると、低い空気圧力でも大径粒子が発生し難
く、噴霧角が小さいながらも均一な傘状噴霧パターンが
得られ、しかも、シャープな粒子径分布が得られる点で
従来型2流体噴霧ノズルと比較すると、噴霧乾燥機用微
粒化装置として格段に有利である。なお、直線状の斜め
小径貫通孔を形成する手段として、回転体下部の中実円
柱体を中実裁頭円錐体7Aとその他の部分7Bとに分割
し、中実裁頭円錐体7Aの外面に複数の直線溝を設けて
前記その他の部分7Bとの間に直線状の小径貫通孔を形
成させることも自由である。
【0014】
【発明の効果】圧力噴霧ノズルでは微粒化の困難な高粘
性液状物質の微粒化に適し、噴霧角調整が可能で、圧力
噴霧ノズルに近い噴霧角度を得られる。
性液状物質の微粒化に適し、噴霧角調整が可能で、圧力
噴霧ノズルに近い噴霧角度を得られる。
【図1】本発明の実施態様の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施態様の他の例を示す図である。
1 駆動用高速回転体 2 回転軸 3 中空円筒状ケーシング 4 連通口 5 液供給口 6 空気供給口 7 回転体(ローター) 8 小径貫通孔 9 液溜り 10 密封機構 11 密封機構 12 駆動用空気供給管 13 加圧空気駆動式回転体下端
Claims (4)
- 【請求項1】 垂直方向に回転軸を有する駆動用高速回
転体、駆動用高速回転体の下端部に接続され、中心部を
駆動用高速回転体の回転軸が貫通しており、下部に下記
回転体との連通口を有する固定された中空円筒状ケーシ
ング、該ケーシングの中空部に液を送入するための液供
給口、該ケーシングの中空部に加圧空気を送入するため
の空気供給口、及び中空円筒状ケーシングの下部に接続
され、且つ駆動用高速回転体の回転軸に取り付けられて
いる上部が中空、下部が中実円柱体で該中実円柱体内部
を上面から下面に貫通している小径貫通孔を複数個有す
る回転体(ローター)を構成要素とすることを特徴とす
るロータリーアトマイザー。 - 【請求項2】 回転体(ローター)下部の中実円柱体内
部を上面から下面に貫通している小径貫通孔が、中心軸
からの距離が次第に大きくなるように斜めに開けられて
いる請求項1に記載のロータリーアトマイザー。 - 【請求項3】 駆動用高速回転体が加圧空気を動力源と
するもので、その排気を駆動用高速回転体下端部より排
気し、この排気を中空円筒状ケーシングに供給する構造
である請求項1又は請求項2に記載のロータリーアトマ
イザー。 - 【請求項4】 回転体下部の中実円柱体が中実裁頭円錐
体とその他の部分とに分割されており、中実裁頭円錐体
外面に複数の直線溝又は螺旋溝が設けられて前記その他
の部分との間に斜めの小径貫通孔を形成している請求項
2又は請求項3に記載のロータリーアトマイザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18792397A JPH1128390A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | ロータリーアトマイザー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18792397A JPH1128390A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | ロータリーアトマイザー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128390A true JPH1128390A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16214579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18792397A Pending JPH1128390A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | ロータリーアトマイザー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128390A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2382236A (en) * | 1999-01-28 | 2003-05-21 | Bel Fuse Inc | RJ jack with integerated interface magnetics |
| WO2014017511A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2014-01-30 | 株式会社パウダリングジャパン | 流体微粒化装置及び流体微粒化方法 |
| KR101509050B1 (ko) * | 2014-07-21 | 2015-04-08 | 김정원 | 대용량 로타리 오토마이저 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP18792397A patent/JPH1128390A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2382236A (en) * | 1999-01-28 | 2003-05-21 | Bel Fuse Inc | RJ jack with integerated interface magnetics |
| GB2382236B (en) * | 1999-01-28 | 2003-07-16 | Bel Fuse Inc | RJ jack with integrated interface magnetics |
| WO2014017511A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2014-01-30 | 株式会社パウダリングジャパン | 流体微粒化装置及び流体微粒化方法 |
| JPWO2014017511A1 (ja) * | 2012-07-27 | 2016-07-11 | 株式会社パウダリングジャパン | 流体微粒化装置及び流体微粒化方法 |
| KR101509050B1 (ko) * | 2014-07-21 | 2015-04-08 | 김정원 | 대용량 로타리 오토마이저 |
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