JPH1128411A - 液体分注用タンク - Google Patents

液体分注用タンク

Info

Publication number
JPH1128411A
JPH1128411A JP20378997A JP20378997A JPH1128411A JP H1128411 A JPH1128411 A JP H1128411A JP 20378997 A JP20378997 A JP 20378997A JP 20378997 A JP20378997 A JP 20378997A JP H1128411 A JPH1128411 A JP H1128411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
tank
adhesive
center
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20378997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3804709B2 (ja
Inventor
Toshiaki Chiba
敏昭 千葉
Kazuya Sakamoto
和也 坂本
Fusao Kawamura
房雄 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP20378997A priority Critical patent/JP3804709B2/ja
Publication of JPH1128411A publication Critical patent/JPH1128411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3804709B2 publication Critical patent/JP3804709B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入された液体を高い精度で複数に振り分け
て各送出口から送出する液体の量を高い精度で揃えるこ
とができる液体分注用タンクを提供する。 【解決手段】 遠心力により液体を周方向に配置した流
出口19からそれぞれ送出する液体分注用タンク11に
おいて、底部12の中央に高台13を形成し、側壁部1
4から高台の手前まで延在する隔壁17を底部上に複数
立設し、隔壁によって仕切られたタンク内の空間を液貯
留室18とし、隔壁のタンク内中央側の端縁を分液部2
0とし、これら分液部を、タンクの回転中心を中心にし
て周方向に同じ間隔で配置し、底部12の中央に高台1
3を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一箇所に注入した
接着剤等の液体を遠心力を利用して複数の流出口から同
じ量ずつに振り分けて送出する液体分注用タンクに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液体分注用タンク1としては、図
7に示すように、平らな丸い底面2の外周縁から周壁3
を起立し、この周壁3に複数の流出口4を円周方向に同
じ間隔で配置した略円筒形のタンクがある。この様な構
成からなる液体分注用タンク1を使用して、例えば接着
剤を複数箇所に分注するには、図8に示すように、遠心
分注装置のターンテーブル5の中心にワーク(被接着
物)6を固定するとともに、このワーク6の上方中央に
当該タンク1を取り付け、タンク1の各流出口4に接続
したチューブ7の先端をワーク6の各接着部分に接続
し、この状態でターンテーブル5を回転する。そして、
図7に示すように、回転中のタンク1内に注入ノズル8
によって接着剤を注入すると、遠心力により接着剤が底
面上を外側に向かって拡散流動してタンク1の内周面に
溜り、この接着剤が各流出口4から流出し、チューブ7
内を通って各接着部分にそれぞれ供給される。
【0003】なお、接着剤に作用する重力と遠心力との
力関係により、タンク1の内周面に溜った接着剤の液面
は、図7に示すように、底面2から次第に上向きに変化
する彎曲面となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、流出口の下
流側における抵抗が流出口ごとに異なるので、実際に
は、流出口から流出しようとする接着剤に作用する流出
抵抗の大きさが異なる。すなわち、流出口から接着部分
までのそれぞれの距離が必ずしも同じではないので各チ
ューブ内の接着剤に作用する遠心力の大きさに差があ
り、また、接着剤が接着部分に浸入する際の浸入抵抗に
も差がある。さらには、チューブの曲り方やチューブ内
の汚れ等によっても流動抵抗に差がある。このため、流
出口から流出する接着剤に作用する流出抵抗の大きさに
は上記した種々の要因により差がある。
【0005】また、タンク内の底面中央に注入された接
着剤が遠心力により拡散して各流出口まで流動する際の
流動抵抗にも差が有ると考えられる。すなわち、最終的
には接着剤が遠心力によりタンクの内周面に溜るのであ
るが、タンク内の底面中央に注入された接着剤が遠心力
によりタンク底面上を拡散しながらタンクの内周面に到
達するまでの過程を観察すると、流出量の多い流出口の
近傍においては接着剤が円滑に流出して滞りが少ないの
で、中心から当該流出口近傍に向かって底面上を流動す
る接着剤に対して、当該流出口近傍に溜っている接着剤
が抵抗として作用し難く、このため流動抵抗も小さくな
って当該流出口近傍に向かって流れ易い。一方、流出量
の少ない流出口の近傍においては接着剤が滞り気味なの
で、中心から当該流出口近傍に向かって底面上を流動す
る接着剤に対して、当該流出口近傍に溜っている接着剤
が邪魔(抵抗)になってしまい、当該流出口近傍に向か
って流れ難くなる。このため、接着剤をタンクの中心に
注入しても、流出量の多い流出口近傍に向かって多くの
接着剤が流れ易く、その一方、流出量の少ない流出口近
傍に向かって流れる接着剤の量は少なくなる。
【0006】この様に、従来の分注タンクにおいては、
各流出口に作用する流出抵抗が異なった場合、この流出
抵抗の大小が各流出口からの流出量に直接影響を及ぼ
し、また、流出抵抗の大小がタンク内周面に溜っている
接着剤にも作用しているので、底面中央からタンク内周
面に向かって拡散流動する接着剤の量にも影響を及ぼ
す。したがって、流出抵抗の小さな流出口からは多くの
接着剤が流出し、流出抵抗の大きな流出口から流出する
接着剤は少なくなってしまい、すべての接着部分に同じ
量の接着剤を供給することができない。このため、接着
部分によっては接着剤が不足し、或いは過剰となる。い
ずれの場合も接着不良となる可能性が高く、製品の品質
安定化を図る上で好ましくない。
【0007】本発明は上記不都合を解消するために開発
されたもので、その目的は、各流出口に作用する流出抵
抗の大きさに影響されることなく、注入された液体を高
い精度で複数に振り分けることができ、各流出口から流
出する液体の量を高い精度で揃えることができる液体分
流用タンクを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、底部から側壁部を起立し、側壁部に複数の流出口を
設け、回転された際の遠心力により内部の液体を各流出
口から流出する液体分注用タンクにおいて、側壁部から
タンク内中央手前まで延在する隔壁を底部上に複数立設
し、隔壁によって仕切られたタンク内の空間を液貯留室
とし、隔壁のタンク内中央側の端縁を分液部とし、これ
ら分液部を、タンクの回転中心を中心にして周方向に同
じ間隔で配置し、各液貯留室の最も外側に流出口を配置
したことを特徴とする液体分注用タンクである。なお、
タンクの回転中心とは、使用に際してタンクを回転する
場合の中心となる位置である。そして、この回転中心の
周囲の部分がタンク内中央である。
【0009】この様な構成からなる液体分注用タンクに
おいて、内部に差し込んだ注入ノズルから液体を横方向
に向けて噴出すると、この液体は、水平方向に回転して
いる分液部により振り分けられて各液貯留室内に貯留さ
れる。この場合、分液部の間隔は周方向に同じ間隔で配
置してあるので、各液貯留室内に振り分けられる液体の
量は基本的に同じになる。そして、液貯留室内に貯留さ
れた液体は遠心力により流出口から流出する。
【0010】流出口に流出抵抗が作用して、液貯留室か
ら流出する液体の単位時間当たりの流出量が液貯留室ご
とに異なったとしても、液貯留室に振り分けられる液体
の量は、ノズルからの噴出量が安定していれば基本的に
は分液部の間隔によって決まってしまい、液貯留室内に
溜っている液体の量に影響を受けない。したがって、液
体貯留室内から流出するまでに要する時間に差があった
としても、各流出口から流出する液体の量を高い精度で
均一化することができる。
【0011】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、天井面の中央部に開口部を設けると共に、底
部の中央に高台を設け、この高台の上面に上記開口部か
ら注入された液体を遠心力により飛散させ、分液部によ
り各液貯留室に振り分けて貯留し、液貯留室内に貯留し
た液体を流出口から流出するようにした液体分注用タン
クである。
【0012】この様に、底部の中央に高台を形成した液
体分注用タンクにおいて、天井面の開口部から高台の上
面に液体を注入すると、この液体は、遠心力により高台
上面の周端縁から空中を放射状に飛散し、分液部により
振り分けられて各液貯留室内に貯留される。この場合、
高台上面の周端縁から飛散した液体は、液貯留室内に溜
っている液体の影響を何等受け得ないので、分液部の間
隔によってのみ振り分け先が決定される。したがって、
各液貯留室に振り分けられる液体の量は、一層高い精度
で均一化される。このため、各流出口から流出する液体
の量を一層高い精度で均一化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は液体分注用タンク11の平
面図、図2は図1に示す液体分注用タンク11のA−A
断面図、図3は図1に示す液体分注用タンク11の右半
をBで断面とした正面図、図4は液体分注用タンク11
の底面図である。
【0014】この液体分注用タンク11は、ブロー成型
により全体形状をほぼ頭截正六角錐形に成形したタンク
11であり、略六角形の底部12の中央には、底面を上
方に膨出することにより円錐台形の高台13を形成し、
底部12に対してほぼ平行に延在する略六角形の天井面
15の中央部には円形の開口部16を開口し、底部12
の外縁部分から僅かに内側に傾斜させた状態で側壁部1
4を立設するとともに、各側壁部14の左右方向の中央
部分を高台13側に断面U溝状に窪ませることにより底
部12上に隔壁17を立設し、隔壁17により仕切られ
た内部の空間を液貯留室18とし、各液貯留室18の最
も外側である六角形の隅角部に流出口19を設け、上記
した隔壁17の高台13側の端部を分液部20としてあ
る。なお、天井面15に開設した開口部16は、開口縁
を上方に僅かに起立させることが望ましい。
【0015】底部12に形成した上記高台13は、上面
が液体受面となる円形平面であり、この液体受面の中心
がタンク11の中心であって回転した際の回転中心に一
致する。そして、高台13の高さは、各流出口19より
も高く、液体受面から水平放射状に飛散する液体が液貯
留室18内の液体と一連になり難い高さに設定する。換
言すれば、飛散した液体と液貯留室18内に溜っている
液体との縁が切れ易く、飛散した液体に対して、流出口
19から流出する液体の流出抵抗や背圧の影響を及ぼし
難い十分な高低差を有する高さに設定する。なお、流出
口19から流出する液体との関係については後で詳述す
る。
【0016】この高台13に向けて突出する分液部20
は、本実施形態ではブロー成型により成形するため、隣
り合う液貯留室18,18の隔壁17,17同士が接合
する断面U字状部分によって構成されている。そして、
この分液部20であるU字状部分の先端は、高台13の
液体受面の外周端縁からそれぞれ同じ間隔(図3右半に
示す飛散間隔D)だけ離隔しており、尚且つ6つの先端
は回転中心を中心にして円周方向に同じ間隔(高台13
の上面と同心円上で60度位相を異ならせた位置)に配
置されている。そして、各分液部20の先端は、図3右
半に示すように、垂直方向に延在し、回転中心線に対し
てほぼ平行に位置する。
【0017】なお、本実施形態における分液部20はブ
ロー成型により成形したので、厚さが側壁部14や隔壁
17の肉厚に比較して大きいが、他の製造方法により、
或は別部材を付加することで板状に成形してもよい。要
するに、側壁部14からタンク内中央手前(高台13の
手前)まで隔壁17が延在し、この隔壁17のタンク内
中央側の端縁が分液部20として縦方向に延在していれ
ばよい。
【0018】液貯留室18は、高台13の外側の底部1
2と分液部20よりも外側に延在する隔壁17と側壁部
14と天井面15とにより囲まれたタンク内の空間であ
り、高台13側の両隔壁17の先端(即ち、分液部2
0,20)間の面が液入口として開口している。
【0019】なお、各液貯留室18の高台13側の開口
は、分液部20が等間隔に配置され、且つ、天井面15
と底部12とが平行に位置しているので、それぞれが同
じ面積である。また、液貯留室18の容積は、分注する
液体の量、注入速度、粘性などの要素に基づいて適宜設
定するが、液貯留室18内に溜った液体が分液部20を
越えて高台側に溢れ出ない十分な容積を選択する。
【0020】そして、各液貯留室18に設ける流出口1
9は、最も強い遠心力を受ける部位に設けるため、液分
注用タンク11の回転中心から最も遠い部分、即ち本実
施形態においては液貯留室18の外周部分を構成し12
0°で接合する側壁部14,4の隅角部の下端に設け
る。本実施形態における流出口19は、同じ太さの短筒
を水平方向に突設することにより構成する。なお、6つ
の流出口19のうち、片半の3つは一方(図1では上
方)に向けて突設し、残り3つは反対側(図1では下
方)に向けて突設する。これは、後述するワークが細長
く、ワークの端部にそれぞれ3箇所の接着部分を有する
からである。また、流出口の方向は、流出量に直接影響
を及ぼさないので、適宜設定することができる。
【0021】次に、上記した構成からなる液体分注用タ
ンク11を使用して接着剤を6箇所に注入する場合につ
いて説明する。図5に示すように、遠心分注装置のター
ンテーブル21上にワーク22を固定するとともに、こ
のワーク22の上方に液体分注用タンク11を固定す
る。なお、ワーク22および液体分注用タンク11を固
定する場合には、適宜な治具(図示せず)を使用し、い
ずれも中心をターンテーブル21の中心に合わせて固定
する。この場合、本実施形態における液体分注用タンク
11は、高台13と隔壁17とが外側から見ていずれも
凹状なので、これらの凹状部分を利用して位置合わせす
ることもできる。そして、一端を流出口19に接続した
チューブ23の他端をワーク22の接着部分に接続す
る。
【0022】この状態で遠心分注装置を始動して液体分
注用タンク11とワーク22とを一体にした状態で所定
の速度、例えば毎分約1000回転の速度で回転し、こ
の回転状態で上方から注入ノズル24を開口部16内に
挿入して接着剤を液体分注用タンク11内に注入する。
なお、図2に示すように、注入ノズル24は開口部16
のほぼ中心に位置させて、接着剤が高台13の液体受面
上のほぼ中心に注入されるように調整することが望まし
い。
【0023】接着剤が高台13の液体受面上に流下する
と、この接着剤は高速回転している上面で遠心力により
外周端縁に向かって勢い良く分散する。なお、液体分注
用タンク11は水平レベルを調整した状態でセットされ
ているので、底面及び高台13の液体受面は水平面に沿
って高速回転する。したがって、高台13の液体受面上
に注入された接着剤は全周に亘って均一に分散する。
【0024】そして、分散した接着剤は高台13の上面
の外周縁から360度全周に亘って水平方向に空中を飛
散する。この様にして放射状に飛散した接着剤は、6つ
の分液部20が円周方向に等間隔に配置されているの
で、これらの分液部20の間に飛散した接着剤は両分液
部20,20間の開口から液貯留室18内に直接飛入
し、また、液貯留室18の境目に飛散した接着剤は分液
部20に当接することによって左右何れかの液貯留室1
8内に振り分けられて、一旦液貯留室18に貯留され
る。
【0025】液貯留室18に溜った接着剤は、遠心力を
受けて流出口19から圧送され、チューブ23内を通っ
てワーク22の接着部分に供給される。この様にしてワ
ーク22の接着部分に接着剤が供給されると、接着剤は
接着部分の隙間に次第に浸入するが、接着部分内に浸入
する際の抵抗があるので、また、チューブ23内を流れ
る際の流動抵抗もあるので、これらの抵抗は流出口19
から流出する接着剤に対して流出抵抗として作用する。
したがって、液貯留室18内の接着剤の貯留量が次第に
増加する。また、接着部分の浸入抵抗およびチューブ2
3内の流動抵抗にバラツキがあるので、各流出口19に
作用する流出抵抗にもバラツキが生じ、これにより液貯
留室18内に滞留する接着剤の量にもバラツキが生じ
る。
【0026】しかしながら、これらの不揃いな流出抵抗
や滞留量は、接着剤が高台13から飛散するので、この
接着剤には一切影響を及ぼすことがない。また、開口部
16から注入する接着剤の注入速度は、各液貯留室18
の分液部を越えて接着剤が溢れ出ない適量に調整してあ
るので、振り分けが終了して液貯留室18内に溜ってい
る接着剤と高台13から飛散してこれから振り分けられ
る接着剤とは途中で縁が切れており、一連に繋がること
がない。さらに、注入ノズル24の単位時間当たりの注
入量が多少変化(例えば、脈流が発生)したとしても、
注入された接着剤は高台の上面から360度全周に亘っ
て拡散されてから各液貯留室18内に振り分けられるの
で、不揃いになることはない。したがって、高台の上面
に注入された接着剤は、分液部20の間隔という唯一の
振り分け要素によって、確実に高い精度で各液貯留室1
8に均一に振り分けられ、流出口19に作用する流出抵
抗の大小や液貯留室18内の残留貯留量に影響されるこ
とはない。
【0027】そして、各液貯留室18内に同じ量の接着
剤を振り分けると、流出口19に作用している流出抵抗
の大小に応じて流出に要する時間に差があったとして
も、最終的には同じ量の接着剤を各流出口19から流出
することができる。したがって、各接着部分に供給され
る接着剤は、すべて同じ量になり、その精度も高く維持
することができる。なお、各接着部分に供給した接着剤
が硬化するまで回転し続けるので、流出抵抗が大きくて
流出に他よりも長い時間を要する流出口についても、必
要な所定量を流出することができる。
【0028】具体的に、各流出口19から吐出される量
のバラツキを試験したので、この試験結果について説明
する。試験は以下の条件の下で行った。液体は、接着剤
として使用されるポリウレタン系樹脂液を使用した。総
注入量は150グラム、遠心分注装置の回転数は毎分1
000回転である。そして、各流出口19からの吐出量
と、6つの流出口19…から吐出(回収)された量を測
った。三回試験を行い、その結果は表1の通りであっ
た。
【0029】
【表1】
【0030】この表1に示すように、各流出口19から
吐出された接着剤の量はバラツキが少なく、良好な分注
精度と、回収率が得られた。
【0031】上記した第1実施形態では、底部の中央に
高台を形成して最も高い精度で分注できる液体分注用タ
ンクについて説明したが、本発明は、高台13がなくて
も高い精度で分注することができる。すなわち、図6に
示すように、側壁部14からタンク内中央手前まで延在
する隔壁17を底部上に複数立設し、隔壁17によって
仕切られたタンク内の空間を液貯留室18とし、隔壁1
7のタンク内中央側の端縁を分液部20とし、これら分
液部20…を、タンク11の回転中心を中心にして周方
向に同じ間隔で配置し、各液貯留室18の最も外側に流
出口19を配置した液体分注用タンク11であれば、底
部12が平坦であってもよい。なお、図6に示す第2実
施形態中、第1実施形態と同じ符号を付した部分は、前
記第1実施形態と同様の構成であるので、詳細な説明は
省略する。
【0032】次に、この液体分注用タンク11を使用し
て、第1実施形態と同様に、接着剤を6箇所に注入する
場合について説明する。なお、遠心分注装置のターンテ
ーブル21上にワーク22を固定するとともに、このワ
ーク22の上方にこの液体分注用タンク11を固定し、
一端を流出口19に接続したチューブ23の他端をワー
ク22の接着部分に接続することは、第1実施形態の場
合と同じである。
【0033】この状態で遠心分注装置を始動して液体分
注用タンク11とワーク22とを一体にした状態で所定
の速度で回転し、この回転状態で上方から注入ノズル2
4を開口部16内に挿入して接着剤を液体分注用タンク
11内に噴出する。なお、図6に示すように、注入ノズ
ル24は、接着剤を横向きに噴出させる噴出口25を両
側に有しており、この注入ノズル24を開口部16のほ
ぼ中心に位置させた状態で噴出する。
【0034】注入ノズル24の噴出口25から接着剤が
横方向に噴出されると、この接着剤は、液体分注用タン
ク11が回転しているので、前記第1実施形態における
高台13から分散された接着剤と同様に、回転している
各分注部20により振り分けられて、一旦液貯留室18
に貯留される。そして、本実施形態における分液部20
は、第1実施形態と同様に、円周方向に等間隔に配置さ
れているので、各液貯留室18内に振り分けられる接着
剤の量はすべて同じ量になる。
【0035】なお、注入ノズル24は固定したままで噴
出方向を一定に構成しても良いが、注入ノズル24自体
を回転するなどして、横向き噴出口25を液体分注用タ
ンク11の回転方向とは反対に回転するように構成して
もよい。この様に構成すると、接着剤噴出流と分注部2
0との交叉回数(振り分け総数)が増大するので、単位
時間当たりの噴出量に変化があったとしても、この変化
量をより多くの振り分け回数で液貯留室18に分けるこ
とができる。したがって、これにより固定したままの場
合に比較して高い振り分け精度を期待できる。
【0036】なお、本発明に係る液体分注用タンク11
は、流出口19の数は6つに限定されるものではなく、
用途に応じて適宜増減することができる。そして、分注
部20がタンクの回転中心を中心にした円周上に同じ間
隔で配置されていれば、分注部20と側壁部14との間
の隔壁17の配置は、放射線方向に限定されるものでは
なく、適宜設計変更することができる。
【0037】また、側壁部14は、前記実施形態におい
ては、液体の重力による流下を考慮して、裾広がりにな
るように傾斜させたが、これに限定されるものではな
く、回転中心線に対して傾斜すれば、上方が広がるよう
に傾斜させてもよい。そして、この様に傾斜させた場合
には、液貯留室18の最も外側が側壁部14の上端部分
になるので、流出口19はこの上端部分に設ける。この
様に、上方が広がるように側壁部14を傾斜させると、
液体分注用タンク11の天井面15が底部12よりも大
きくなるので、開口部16の口径を大きくすることがで
き、使用後の清掃作業を容易に行うことができる。
【0038】また、前記実施形態では、ブロー成型によ
り全体を一体成形したが、例えば上下に分割できるよう
に構成してもよい。この様に構成すると、使用後の清掃
作業をより一層容易に行うことができる。しかしなが
ら、分割部分のシールを確実に施すことが必要となり、
一体成形による方が液漏れを簡単且つ確実に防止するこ
とができる。したがって、液体の特性や使用条件により
適宜選択することが必要である。
【0039】さらにまた、高台13は、外部から注入し
た液体を飛散させて分液部20により均等に振り分け、
液貯留室18内に溜った液体の影響(抵抗や背圧)を受
けないようにするための構成であるので、底部12の中
央を液体受面とし、その周囲に溝を形成することにより
相対的に高台13となる構成でもよい。この場合、側壁
部14を上部が外側に傾斜する状態で形成し、流出口1
9は、液貯留室18の上部に設けることが望ましい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、以
下の効果を奏する。請求項1の発明によれば、側壁部か
らタンク内中央手前まで延在する隔壁を底部上に複数立
設し、隔壁によって仕切られたタンク内の空間を液貯留
室とし、隔壁のタンク内中央側の端縁を分液部とし、こ
れら分液部を、タンクの回転中心を中心にして周方向に
同じ間隔で配置したので、これらの分液部の振り分けに
よって各液貯留室への振り分け精度を高めることがで
き、これにより流出口の流出抵抗の大小に拘らず、すべ
ての液貯留室に同じ量を分配できる。したがって、流出
抵抗が不揃いで流出所要時間に差があっても、各流出口
から同じ量の液体を確実に送出することができる。この
ため、接着剤の過不足など供給液量に起因する製造不良
を減少させることができ、製品の品質安定化を図ること
ができる。
【0041】請求項2の発明によれば、天井面の中央部
に開口部を設けると共に、底部の中央に高台を設け、こ
の高台の上面に上記開口部から注入された液体を遠心力
により飛散させ、分注部により各液貯留室に振り分けて
貯留し、液貯留室内に貯留した液体を流出口から流出す
るようにしたので、各流出口の流出抵抗の大小に影響さ
れないことはもとより、高台上面への単位時間当たりの
注入量の変化に対して、この注入量の変化を高台からの
360度全周に亘る飛散により解消することができる。
したがって、一層高い精度で液体を分注することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】高台を形成した液体分注用タンクの第1実施形
態の平面図である。
【図2】図1に示す液体分注用タンクのA−A断面図で
ある。
【図3】図1に示す液体分注用タンクの右半をBで断面
とした正面図である。
【図4】液体分注用タンクの底面図である。
【図5】液体分注用タンクの使用状態を示すターンテー
ブルの平面図である。
【図6】底部が平坦な液体分注用タンクの第2実施形態
の断面図である。
【図7】従来の液体分注用タンクの断面図である。
【図8】図7に示す液体分注用タンクの使用状態を示す
ターンテーブルの平面図である。
【符号の説明】
1 従来の液体分注用タンク 2 底面 3 周壁 4 流出口 5 ターンテーブル 6 ワーク 7 チューブ 8 注入ノズル 11 液体分注用タンク 12 底部 13 高台 14 側壁部 15 天井面 16 開口部 17 隔壁 18 液貯留室 19 流出口 20 分液部 21 ターンテーブル 22 ワーク 23 チューブ 24 注入ノズル 25 噴出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部から側壁部を起立し、側壁部に複数
    の流出口を設け、回転された際の遠心力により内部の液
    体を各流出口から流出する液体分注用タンクにおいて、 側壁部からタンク内中央手前まで延在する隔壁を底部上
    に複数立設し、隔壁によって仕切られたタンク内の空間
    を液貯留室とし、隔壁のタンク内中央側の端縁を分液部
    とし、これら分液部を、タンクの回転中心を中心にして
    周方向に同じ間隔で配置し、各液貯留室の最も外側に流
    出口を配置したことを特徴とする液体分注用タンク。
  2. 【請求項2】 天井面の中央部に開口部を設けると共
    に、底部の中央に高台を設け、この高台の上面に上記開
    口部から注入された液体を遠心力により飛散させ、分液
    部により各液貯留室に振り分けて貯留し、液貯留室内に
    貯留した液体を流出口から流出するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の液体分注用タンク。
JP20378997A 1997-07-14 1997-07-14 液体分注用タンク Expired - Fee Related JP3804709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20378997A JP3804709B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液体分注用タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20378997A JP3804709B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液体分注用タンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1128411A true JPH1128411A (ja) 1999-02-02
JP3804709B2 JP3804709B2 (ja) 2006-08-02

Family

ID=16479790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20378997A Expired - Fee Related JP3804709B2 (ja) 1997-07-14 1997-07-14 液体分注用タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3804709B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115041353A (zh) * 2022-05-31 2022-09-13 广州国家实验室 氧合膜丝套筒、氧合器及灌胶方法和灌胶装置
CN115956196A (zh) * 2020-09-29 2023-04-11 埃佩多夫海马克科技株式会社 离心机及离心机用转子
WO2025065927A1 (zh) * 2023-09-26 2025-04-03 江西洪达医疗器械集团有限公司 一种透析器注胶盒

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115956196A (zh) * 2020-09-29 2023-04-11 埃佩多夫海马克科技株式会社 离心机及离心机用转子
CN115041353A (zh) * 2022-05-31 2022-09-13 广州国家实验室 氧合膜丝套筒、氧合器及灌胶方法和灌胶装置
CN115041353B (zh) * 2022-05-31 2023-03-14 广州国家实验室 氧合膜丝套筒、氧合器及灌胶方法和灌胶装置
WO2025065927A1 (zh) * 2023-09-26 2025-04-03 江西洪达医疗器械集团有限公司 一种透析器注胶盒

Also Published As

Publication number Publication date
JP3804709B2 (ja) 2006-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003517124A (ja) 改良された液吐出便器クリーナ
US4471689A (en) Disposable cartridge for use in beverage extracting and dispensing machines
US5769946A (en) Coating nozzle and coating device having coating nozzle
CN101199961B (zh) 狭缝喷嘴
US6647558B2 (en) Dispenser for sanitizing/deodorant surfactant liquids, particularly for toilet bowls
RU2005109429A (ru) Дозирующая насадка для смешивающего разливного автомата
CN112166085A (zh) 用于后混合饮料分配的方法和装置
US5186363A (en) Liquid mixing and dispensing nozzle
GB2102398A (en) Dispenser for fluids
JP4991709B2 (ja) 飲料ディスペンサ用のノズル分流器
CN1870923A (zh) 适用于消费的饮料的制备
JP7250109B2 (ja) 飲料製造用カプセル
EP1092377B1 (en) Apparatus for preparing a coffee extract with a fine-bubble froth layer
JP4592726B2 (ja) スリットノズルの幅方向吐出均一度測定装置及び方法
JPH1128411A (ja) 液体分注用タンク
JP4277001B2 (ja) 飲料の均一な分配をする容器受入ユニット
RU2367524C1 (ru) Дозатор
JPH10270336A (ja) 液体吐出装置
CN101484742B (zh) 分配器
JP4136493B2 (ja) 液材吐出用マルチノズル
JP4224759B2 (ja) 細胞洗浄ロータ及びそれに用いられる洗浄液分配素子並びにこれを備えた細胞洗浄遠心機
JP2012509759A (ja) 高速低衝撃液体供給分配器
US20070235103A1 (en) Method and apparatus for forming an unmixed layer of a first liquid in or on a second liquid contained in a vessel
KR100221700B1 (ko) 약액 토출노즐
JPS5852058A (ja) 流体排出供給器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150519

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees