JPH11284230A - 半導体発光装置 - Google Patents

半導体発光装置

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JPH11284230A
JPH11284230A JP8520198A JP8520198A JPH11284230A JP H11284230 A JPH11284230 A JP H11284230A JP 8520198 A JP8520198 A JP 8520198A JP 8520198 A JP8520198 A JP 8520198A JP H11284230 A JPH11284230 A JP H11284230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイシングする際に、配線パターン部分に欠
けなどが発生して断線することがあるという問題があっ
た。 【解決手段】 基板上に、一導電型半導体層と逆導電型
半導体層を積層して設け、この基板の対向する端部近傍
に共通電極を設けて第1の接続線を介して前記一導電型
半導体層に接続し、この共通電極の内側に個別電極を設
けて第2の接続線を介して前記逆導電型半導体層に接続
した半導体発光装置であって、前記共通電極の第1の接
続線との接続部を幅広に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体発光装置に関
し、特にページプリンタ用感光ドラムの露光用光源など
に用いられる半導体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の半導体発光装置を図5および図6に示す。図6は、図
5のA−A線断面図である。図5および図6において、
21は半導体基板、22は島状半導体層、23は個別電
極、24は共通電極である。
【0003】半導体基板21は、例えばシリコン(S
i)などの単結晶半導体基板などから成る。島状半導体
層22は、ガリウム砒素やアルミニウムガリウム砒素な
どの化合物半導体層などから成り、一導電型不純物を含
有する層22aと逆導電型不純物を含有する層22bか
ら成る。一導電型不純物を含有する層22aと逆導電型
不純物を含有する層22bの界面部分で半導体接合部が
形成される。この島状半導体層22は、例えばMOCV
D(有機金属化学気相成長)法やMBE(電子ビームエ
ピタキシ)法でガリウム砒素やアルミニウムガリウム砒
素などから成る単結晶半導体層を形成した後に、メサエ
ッチングなどによって島状に形成される。
【0004】島状半導体層22の表面部分には、例えば
窒化シリコン膜(Six y )などから成る保護膜25
が形成されており、この保護膜25上には、例えば金
(Au)などから成る個別電極23が形成されている。
この個別電極23は、保護膜25に形成されたスルーホ
ールを介して逆導電型不純物を含有する半導体層22b
に接続されており、逆導電型不純物を含有する層22b
の上面部分から壁面部分を経由して、半導体基板21の
端面近傍まで、隣接する島状半導体層22ごとに交互に
他の端面側に延在するように形成されている。また、半
導体基板21の裏面側のほぼ全面には共通電極24が形
成されている。
【0005】島状半導体層22、個別電極23および共
通電極24で個々の発光ダイオードが構成され、この発
光ダイオードは半導体基板21上に一列状に並ぶように
形成される。この場合、例えば個別電極23が発光ダイ
オードのアノード電極となり、共通電極24がカソード
電極となる。なお、個別電極23はその幅広部分におい
て外部回路とボンディングワイヤなどで接続される。
【0006】このような発光ダイオードアレイでは、例
えば個別電極23から共通電極24に向けて順方向に電
流を流すと、逆導電型不純物を含有する層22bには電
子が注入され、一導電型不純物を含有する層22aには
正孔が注入される。これらの少数キャリアの一部が多数
キャリアと発光再結合することによって光を生じる。
【0007】また、列状に形成された発光素子のいずれ
かの個別電極23を選択して電流を流して発光させるこ
とにより、例えばページプリンタ用感光ドラムの露光用
光源として用いられる。
【0008】ところが、この従来の発光ダイオードアレ
イでは、半導体基板21の表面側に形成した島状半導体
層22上に、個別電極23を設けると共に、半導体基板
21の裏面側に共通電極24を設けていることから、個
別電極23と共通電極24の形成工程が2回になり、製
造工程が煩雑であるという問題があった。また、個別電
極23と共通電極24が半導体基板21の表裏両面にあ
ると、ワイヤボンディング法などによって外部回路と接
続する際にも、その接続作業が困難であるという問題が
あった。
【0009】そこで、本出願人は、図7および図8に示
すように、半導体基板31上に、一導電型不純物を含有
する下層半導体層32を設け、この下層半導体層32上
に逆導電型不純物を含有する上層半導体層33を下層半
導体層32よりも小面積となるように設け、基板31の
対向する端部に共通電極35a、35bを設けて第1の
接続線37で下層半導体層32に接続し、この共通電極
35a、35bの内側に個別電極34を設けて第2の接
続線38で接続した半導体発光装置を提案した。
【0010】このように構成すると、半導体基板31の
同じ側に個別電極34と共通電極35a、35bを設け
ることができ、個別電極34と共通電極35a、35b
を一回の工程で同時に形成できることから、発光ダイオ
ードアレイの製造工程が簡略化されると共に、個別電極
34と共通電極35a、35bが同じ側に位置すること
から、ワイヤボンディング法などによる外部回路との接
続作業も容易になる。なお、図8中、36は窒化シリコ
ン膜などから成る絶縁膜である。
【0011】また、図7に示すように、共通電極35
a、35bは隣接する島状半導体層32ごとに異なる群
に属するように二群に分けて設けられ、個別電極23は
隣接する島状半導体層32が同じ個別電極34に接続さ
れるように設けられている。
【0012】このように共通電極35a、35bを二群
に分けて設け、隣接する島状半導体層22が同じ個別電
極に接続されるように個別電極34を設けると、電極パ
ターンが簡素化され、電極の短絡などを防止できると共
に、発光ダイオードを高精細化させても、これら電極3
4、35と外部回路との接続面積を大きくとることがで
きるという利点がある。
【0013】この従来の半導体発光装置では、半導体ウ
ェハ内に多数の発光ダイオードアレイを形成してダイヤ
モンドソーなどで図7および図8に示すような個々のチ
ップにダイシングするが、このダイシングの際に半導体
基板31の端部に微小な欠け(チッピング)が発生して
共通電極35a、35bが断線し、不良品になる場合が
あるという問題があった。
【0014】このようなチッピングを抑える方法として
は、半導体ウェハの表面に形成される絶縁膜36をダイ
シングラインよりも幅広に形成して、この絶縁膜36で
チッピングを抑える方法などがあるが、突発的に大きな
欠けが発生した場合は、絶縁膜36では抑えきれず、共
通電極35a、35bの配線パターンまで大きく欠けて
断線することがあるという問題があった。
【0015】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、ダイシングする際に、配線
パターン部分に欠けなどが発生して断線することなどを
解消した半導体発光装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る半導体発光装置では、基板上に、一
導電型半導体層と逆導電型半導体層を積層して設け、こ
の基板の対向する端部近傍に共通電極を設けて第1の接
続線を介して前記一導電型半導体層に接続し、この共通
電極の内側に個別電極を設けて第2の接続線を介して前
記逆導電型半導体層に接続した半導体発光装置におい
て、前記共通電極の第1の接続線との接続部を幅広に形
成した。
【0017】上記半導体発光装置では、前記共通電極の
第1の接続線との接続部を前記半導体層側に窪ませて形
成することが望ましい。
【0018】また、請求項3に係る半導体発光装置で
は、基板上に、一導電型半導体層と逆導電型半導体層を
積層して複数設け、この基板の対向する端部近傍に共通
電極を設けて第1の接続線を介して前記複数の一導電型
半導体層に接続し、この共通電極の内側に個別電極を設
けて第2の接続線を介して前記複数の逆導電型半導体層
に接続した半導体発光装置において、前記最端部の第1
の接続線を前記一導電型半導体層よりも前記基板の内側
になるように屈曲もしくは傾斜して形成した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。図1は請求項1に係る半導
体発光装置の一実施形態を示す図、図2は同じく断面図
であり、1は基板、2は化合物半導体から成る一導電型
半導体層、3は同じく化合物半導体から成る逆導電型半
導体層、4は個別電極、5は共通電極である。
【0020】基板1は、シリコン(Si)などの単結晶
半導体基板やサファイア(A12 3 )などの単結晶絶
縁基板などから成る。単結晶半導体基板の場合、(10
0)面を<011>方向に2〜7°オフさせた比抵抗ρ
が1〜3×103 Ω・cm程度の高抵抗基板などが好適
に用いられる。サファイアの場合、C面基板などが用い
られる。
【0021】この基板1上には、一導電型半導体層2が
形成されている。この一導電型半導体層2は、格子定数
の不整合による転移を防止するためのバッファ層2a
と、電極とのオーミックコンタクトをとるためのコンタ
クト層2bと、電子を閉じ込めるためのクラッド層2c
で構成される。バッファ層2aは1〜4μm程度の厚み
に形成され、オーミックコンタクト層2bとクラッド層
2cは0.1〜1μm程度の厚みに形成される。バッフ
ァ層2aとコンタクト層2bはガリウム砒素などから成
り、クラッド層2cはアルミニウムガリウム砒素などか
ら成る。コンタクト層2bはシリコンなどの一導電型半
導体不純物を5×1020atoms・cm-3程度含有す
る。クラッド層2cはシリコンなどの一導電型半導体不
純物を2×1018atoms・cm-3程度まで含有す
る。
【0022】この一導電型半導体層2上には、逆導電型
半導体層3が形成されている。この逆導電型半導体層3
は、発光層3a、第二のクラッド層3b、および第2の
コンタクト層3cで構成される。発光層3aとクラッド
層3bは0.1〜1μm程度の厚みに形成され、第2の
コンタクト層3cは0.01〜0.1μm程度の厚みに
形成される。発光層3a、第二のクラッド層3bはアル
ミニウムガリウム砒素などから成り、第二のコンタクト
層3cはガリウム砒素などから成る。
【0023】発光層3aと第二のクラッド層3bは、電
子の閉じ込め効果と光の取り出し効果を考慮してAlA
sとGaAsの混晶比を異ならしめる。発光層3aと第
二のクラッド層3bは亜鉛などの逆導電型半導体不純物
を5×1018atoms・cm-3程度まで含有する。第
2のコンタクト層3cは、亜鉛などの逆導電型半導体不
純物を2×1019atoms・cm-3以上含有する。
【0024】この一導電型半導体層2と逆導電型半導体
層3は、絶縁膜6で被覆されている。この絶縁膜6は、
厚み3000Å程度の窒化シリコン膜などで構成され
る。
【0025】基板1の基板の対向する端部近傍には共通
電極5a、5bが設けられている。この共通電極5a、
5bは半導体基板1の端部から例えば30μm程度の内
側に形成される。この共通電極5a、5bは第1の接続
線7を介して一導電型半導体層2に接続されている。こ
の共通電極5a、5bの第1の接続線7との接続部B
は、後述する個別電極4の角部を切除することによって
幅広に形成されている。
【0026】このように、共通電極5a、5bの第1の
接続線7との接続部Bを幅広に形成すると、半導体基板
1をシリコンウェハからダイシングする際に、多少の欠
けが発生しても、共通電極5a、5bは幅広であること
から、断線しにくくなる。
【0027】また、この共通電極5a、5bの内側には
個別電極4が設けられており、この個別電極4は第2の
接続線8を介して逆導電型半導体層3に接続されてい
る。
【0028】前記第1のコンタクト層2bには、絶縁膜
7に形成されたコンタクトホールC1 を介して第1の接
続線7が接続されており、第2のコンタクト層3cには
絶縁膜7に形成されたコンタクトホールC2 を介して第
2の接続線8が接続されている。この個別電極4、共通
電極5、第1の接続線7、および第2の接続線8は金
(Au)や金とクロム(Cr)の二層構造のものなどで
形成され、1μm程度の厚みに形成される。
【0029】次に、上述のような半導体発光素子の製造
方法を説明する。まず、基板1上に、一導電型半導体層
2と、逆導電型半導体層3をMOCVD法などで順次積
層して形成する。まず、基板温度を400〜500℃に
設定して100〜1000Å程度の厚みにアモルファス
状のガリウム砒素膜を形成した後、基板温度を700〜
900℃に上げて所望厚みの半導体層2、3を形成す
る。この場合、原料ガスとしてはTMG((CH3 3
Ga)、TEG((C2 5 3 Ga)、アルシン(A
sH3 )、TMA((CH3 3 Al)、TEA((C
2 5 3 Al)などが用いられ、逆導電型を制御する
ためのガスとしては、シラン(SiH4 )、セレン化水
素(H2 Se)、TMZ((CH3 3 Zn)などが用
いられ、キャリアガスとしては、H2 などが用いられ
る。
【0030】次に、メサエッチングにより、一導電型半
導体層2と逆導電型半導体層3とを島状にパターニング
する。このような半導体層2、3のパターニングは、硫
酸過酸化水素系のエッチング液を用いたウエットエッチ
ングなどで行われる。
【0031】次に、ドット分離のために、一導電型半導
体層2と第1の接続線7との接続部が逆導電型半導体層
3から露出するようにエッチングされる。この逆導電型
半導体層3のエッチングも、硫酸過酸化水素系のエッチ
ング液を用いたウエットエッチングなどで行われる。
【0032】次に、シランガス(SiH4 )とアンモニ
アガス(NH3 )を用いたプラズマCVD法などで窒化
シリコンなどから成る絶縁膜6を形成した後、接続線
7、8との接続部にコンタクトホールC1 、C2 を形成
する。
【0033】次に、個別電極4、共通電極5、第1の接
続線7、および第2の接続線8となる金属膜を蒸着法や
スパッタリング法で形成して、パターニングすることで
個別電極4、共通電極5、第1の接続線7、および第2
の接続線8が形成する。
【0034】最後に、ダイヤモンドソーなどで個々の半
導体チップに分割して完成する。
【0035】図3は請求項2に係る半導体装置の一実施
形態を示す図である。この半導体装置では、共通電極5
a、5bの第1の接続線7との接続部の外側に凹部Cが
形成されるように、この部分の共通電極5a、5bを半
導体基板1の内側に窪ませて形成した。このように、共
通電極5a、5bの第1の接続線7との接続部の外側に
凹部Cが形成されるように、この部分の共通電極5a、
5bを半導体基板1の内側に窪ませて形成しても、ダイ
シングの際の断線を低減できる。
【0036】図4は、請求項3に係る半導体発光装置の
一実施形態を示す図である。この半導体発光装置でも、
基板1上に、一導電型半導体層2と逆導電型半導体層3
を積層して複数設け、この基板1の対向する端部近傍に
共通電極5a、5bを設けて第1の接続線7を介して一
導電型半導体層2に接続し、この共通電極5a、5bの
内側に個別電極4を設けて第2の接続線8を介して逆導
電型半導体層3に接続した点は請求項1に係る半導体発
光装置と同じである。
【0037】この半導体発光装置では、基板1の短手方
向の端部において、最端部の第1の接続線7aを一導電
型半導体層2よりも基板1の内側になるように屈曲して
形成している。なお、最端部の第1の接続線を局部的に
屈曲させる場合に限らず、全体が傾斜するように形成し
てもよい。
【0038】このように、最端部の第1の接続線7aを
一導電型半導体層2よりも基板1の内側になるように屈
曲もしくは傾斜して形成すると、半導体基板1をダイシ
ングする際に、最端部の第1の接続線7aに断線などが
発生することを極力低減できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る半導体発
光装置によれば、基板の対向する端部近傍に共通電極を
設けて第1の接続線を介して一導電型半導体層に接続す
る際に、この共通電極の第1の接続線との接続部を幅広
に形成したことから、ダイシングする際に、この共通電
極部分に欠けなどが発生して断線することなどを極力低
減できる。
【0040】また、請求項3に係る半導体発光装置によ
れば、最端部の第1の接続線を一導電型半導体層よりも
基板の内側になるように屈曲もしくは傾斜して形成した
ことから、ダイシングする際に、この最端部の第1の接
続線部分に欠けなどが発生して断線することを極力低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る半導体発光装置の一実施形態を
示す平面図である。
【図2】請求項1に係る半導体発光装置の一実施形態を
示す断面図である。
【図3】請求項2に係る半導体発光装置の一実施形態を
示す図である。
【図4】請求項3に係る半導体発光装置の一実施形態を
示す図である。
【図5】従来の半導体発光装置を示す平面図である。
【図6】従来の半導体発光装置を示す断面図である。
【図7】従来の他の半導体発光装置を示す平面図であ
る。
【図8】従来の他の半導体発光装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1‥‥‥基板、2‥‥‥一導電型半導体層、3‥‥‥逆
導電型半導体層、4‥‥‥個別電極、5‥‥‥共通電
極、7‥‥‥第1の接続線、8‥‥‥第2の接続線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、一導電型半導体層と逆導電型
    半導体層を積層して設け、この基板の対向する端部近傍
    に共通電極を設けて第1の接続線を介して前記一導電型
    半導体層に接続し、この共通電極の内側に個別電極を設
    けて第2の接続線を介して前記逆導電型半導体層に接続
    した半導体発光装置において、前記共通電極の第1の接
    続線との接続部を幅広に形成したことを特徴とする半導
    体発光装置。
  2. 【請求項2】 前記共通電極の第1の接続線との接続部
    を前記半導体層側に窪ませて形成したことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 基板上に、一導電型半導体層と逆導電型
    半導体層を積層して複数設け、この基板の対向する端部
    近傍に共通電極を設けて第1の接続線を介して前記複数
    の一導電型半導体層に接続し、この共通電極の内側に個
    別電極を設けて第2の接続線を介して前記複数の逆導電
    型半導体層に接続した半導体発光装置において、前記最
    端部の第1の接続線を前記一導電型半導体層よりも前記
    基板の内側になるように屈曲もしくは傾斜して形成した
    ことを特徴とする半導体発光装置。
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