JPH11284480A - 圧電薄膜振動子 - Google Patents
圧電薄膜振動子Info
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- JPH11284480A JPH11284480A JP8108598A JP8108598A JPH11284480A JP H11284480 A JPH11284480 A JP H11284480A JP 8108598 A JP8108598 A JP 8108598A JP 8108598 A JP8108598 A JP 8108598A JP H11284480 A JPH11284480 A JP H11284480A
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- piezoelectric thin
- thin film
- film
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- piezoelectric
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 短い時間でかつ簡便に周波数調整することが
できる構造を有し、安価に製造できる圧電薄膜素子を提
供する。 【解決手段】 一対の励振用電極の間に圧電体薄膜を備
えた圧電薄膜振動子において、一対の励振用電極の間に
さらに第1誘電体薄膜を設け、圧電体薄膜の厚さと第1
誘電体薄膜の厚さとを合わせた厚さに対応した周波数で
共振させた。
できる構造を有し、安価に製造できる圧電薄膜素子を提
供する。 【解決手段】 一対の励振用電極の間に圧電体薄膜を備
えた圧電薄膜振動子において、一対の励振用電極の間に
さらに第1誘電体薄膜を設け、圧電体薄膜の厚さと第1
誘電体薄膜の厚さとを合わせた厚さに対応した周波数で
共振させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電体薄膜を用い
た圧電体薄膜素子、特に数百MHzからGHz帯の周波
数域で動作するフィルタ、共振器に用いることができる
圧電体薄膜素子に関する。
た圧電体薄膜素子、特に数百MHzからGHz帯の周波
数域で動作するフィルタ、共振器に用いることができる
圧電体薄膜素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信の発達に伴い、比較的
高い周波数で使用されるフィルタや共振器の需要が拡大
している。なかでも圧電体を用いた振動子は、小型軽量
化が可能であることから、圧電体の体積振動を利用した
振動子や圧電体の表面を伝搬する表面弾性波を用いたも
の等、種々のタイプのものの高周波化が検討されてい
る。圧電体の体積振動(バルク振動)を利用した振動子
は、圧電体がその厚さに比例した波長で共振することを
利用して所定の周波数で振動させるものであるため、高
い周波数で振動させるためには、圧電体の膜厚を薄くす
る必要がある。例えば、このタイプの素子を、移動体通
信等の通信機器に適用しようとすると、これらの機器に
用いられる周波数は数百MHzからGHz帯におよぶ高
い周波数であるために、圧電体の厚さを1〜2ミクロン
以下にすることが必要となる。このタイプの振動子とし
ては、水晶発振器があるが、この水晶発振器は、圧電体
として用いる単結晶水晶を研磨して作製されるので、薄
板化に一定の限界があり、上述の高い周波数帯で使用す
ることはできない。
高い周波数で使用されるフィルタや共振器の需要が拡大
している。なかでも圧電体を用いた振動子は、小型軽量
化が可能であることから、圧電体の体積振動を利用した
振動子や圧電体の表面を伝搬する表面弾性波を用いたも
の等、種々のタイプのものの高周波化が検討されてい
る。圧電体の体積振動(バルク振動)を利用した振動子
は、圧電体がその厚さに比例した波長で共振することを
利用して所定の周波数で振動させるものであるため、高
い周波数で振動させるためには、圧電体の膜厚を薄くす
る必要がある。例えば、このタイプの素子を、移動体通
信等の通信機器に適用しようとすると、これらの機器に
用いられる周波数は数百MHzからGHz帯におよぶ高
い周波数であるために、圧電体の厚さを1〜2ミクロン
以下にすることが必要となる。このタイプの振動子とし
ては、水晶発振器があるが、この水晶発振器は、圧電体
として用いる単結晶水晶を研磨して作製されるので、薄
板化に一定の限界があり、上述の高い周波数帯で使用す
ることはできない。
【0003】従って、最近では、種々の薄膜形成法によ
り膜厚1〜2ミクロン程度の厚さに形成した圧電体薄膜
を用いて、移動体通信に用いることができる体積振動を
利用した圧電薄膜素子が検討されている。すなわち、該
圧電薄膜素子では、薄膜形成法により膜厚1〜2ミクロ
ン程度の厚さに形成された圧電体薄膜の両面に、薄膜電
極が形成され、この電極に交流電圧を印加することによ
り、圧電体薄膜の厚さに対応した周波数で共振させてい
る。この構成では、振動エネルギーのロスを防ぐために
通常は共振部の下の基板を除去し、共振部を浮かせた浮
き構造が取られる。この浮き構造の製造手法としては、
基板としてヒ化ガリウム(GaAs)を用いて上部構造
を形成し、基板裏面からの硫酸等のエッチング液により
基板をエッチング除去して素子を形成する例が良く知ら
れている。また、基板としてシリコン(Si)を用いて
上部構造を形成し、基板裏面からの水酸化カリウム等の
アルカリによるSiの異方性エッチングにより圧電膜下
の基板を除去して形成することも可能である。
り膜厚1〜2ミクロン程度の厚さに形成した圧電体薄膜
を用いて、移動体通信に用いることができる体積振動を
利用した圧電薄膜素子が検討されている。すなわち、該
圧電薄膜素子では、薄膜形成法により膜厚1〜2ミクロ
ン程度の厚さに形成された圧電体薄膜の両面に、薄膜電
極が形成され、この電極に交流電圧を印加することによ
り、圧電体薄膜の厚さに対応した周波数で共振させてい
る。この構成では、振動エネルギーのロスを防ぐために
通常は共振部の下の基板を除去し、共振部を浮かせた浮
き構造が取られる。この浮き構造の製造手法としては、
基板としてヒ化ガリウム(GaAs)を用いて上部構造
を形成し、基板裏面からの硫酸等のエッチング液により
基板をエッチング除去して素子を形成する例が良く知ら
れている。また、基板としてシリコン(Si)を用いて
上部構造を形成し、基板裏面からの水酸化カリウム等の
アルカリによるSiの異方性エッチングにより圧電膜下
の基板を除去して形成することも可能である。
【0004】従来、報告されている素子の一例を示せ
ば、例えば、特開平6−350154号公報に開示され
た素子では、基板上に絶縁膜を介して、下側薄膜電極、
圧電膜、上側薄膜電極を形成し、基板裏面からの基板を
除去することで、振動部となる部分の下の基板を除去
し、浮き構造を実現している。
ば、例えば、特開平6−350154号公報に開示され
た素子では、基板上に絶縁膜を介して、下側薄膜電極、
圧電膜、上側薄膜電極を形成し、基板裏面からの基板を
除去することで、振動部となる部分の下の基板を除去
し、浮き構造を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧電体
薄膜の体積振動を利用した素子の場合、その動作周波数
となる共振周波数は、上述のように圧電体の厚さに対応
して一義的に決定されるので、特定の周波数で振動させ
るためには、極めて高精度な膜厚制御が必要とされる。
高周波化するために膜厚を薄くするとますます膜厚の制
御は困難なものとなる。そのために実際には、膜厚を制
御するだけでは、所定の共振周波数に設定することは困
難であり、何らかの方法を用いて周波数を調整する必要
があるが、現状では簡便で効果的な周波数調整方法がな
いために、調整工程に関わるコストが高くなり素子価格
を安価にできないという問題点があった。また、表面弾
性波を利用した振動子においても、その共振周波数は電
極のパターンによって決定されるため、精度よく電極パ
ターンを形成する必要があるが、電極パターンを精度よ
く形成するだけで、所定の共振周波数に設定することが
困難であり、何らかの周波数調整方法を用いる必要があ
る。従って、表面弾性波を利用した振動子においても、
同様の問題点を有していた。
薄膜の体積振動を利用した素子の場合、その動作周波数
となる共振周波数は、上述のように圧電体の厚さに対応
して一義的に決定されるので、特定の周波数で振動させ
るためには、極めて高精度な膜厚制御が必要とされる。
高周波化するために膜厚を薄くするとますます膜厚の制
御は困難なものとなる。そのために実際には、膜厚を制
御するだけでは、所定の共振周波数に設定することは困
難であり、何らかの方法を用いて周波数を調整する必要
があるが、現状では簡便で効果的な周波数調整方法がな
いために、調整工程に関わるコストが高くなり素子価格
を安価にできないという問題点があった。また、表面弾
性波を利用した振動子においても、その共振周波数は電
極のパターンによって決定されるため、精度よく電極パ
ターンを形成する必要があるが、電極パターンを精度よ
く形成するだけで、所定の共振周波数に設定することが
困難であり、何らかの周波数調整方法を用いる必要があ
る。従って、表面弾性波を利用した振動子においても、
同様の問題点を有していた。
【0006】従って、本発明の目的は、短い時間でかつ
簡便に周波数調整することができる構造を有し、安価に
製造できる圧電薄膜素子を提供することにある。
簡便に周波数調整することができる構造を有し、安価に
製造できる圧電薄膜素子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の従来例
の問題点を解決するためになされたものである。すなわ
ち、本発明に係る圧電薄膜振動子は、一対の励振用電極
の間に圧電体薄膜を備えた圧電薄膜振動子において、上
記一対の励振用電極の間にさらに第1誘電体薄膜を設
け、上記圧電体薄膜の厚さと上記第1誘電体薄膜の厚さ
とを合わせた厚さに対応した周波数で共振させたことを
特徴とする。
の問題点を解決するためになされたものである。すなわ
ち、本発明に係る圧電薄膜振動子は、一対の励振用電極
の間に圧電体薄膜を備えた圧電薄膜振動子において、上
記一対の励振用電極の間にさらに第1誘電体薄膜を設
け、上記圧電体薄膜の厚さと上記第1誘電体薄膜の厚さ
とを合わせた厚さに対応した周波数で共振させたことを
特徴とする。
【0008】また、上記圧電薄膜振動子において、上記
一対の励振用電極のうち上部に位置する励振用電極上に
第2誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成すること
により容量素子を形成することが好ましい。これによっ
て、容量素子の静電容量値を変化させることにより、共
振周波数を変化させることができる。
一対の励振用電極のうち上部に位置する励振用電極上に
第2誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成すること
により容量素子を形成することが好ましい。これによっ
て、容量素子の静電容量値を変化させることにより、共
振周波数を変化させることができる。
【0009】さらに、上記圧電薄膜振動子においては、
安定した圧電特性を得るために、上記圧電体薄膜が、酸
化亜鉛、窒化アルミニウム、チタン酸鉛、チタン酸ジル
コン酸鉛、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウム及びタ
ンタル酸リチウムからなる群から選ばれた少なくとも1
つの圧電材料を含んで形成されることが好ましい。
安定した圧電特性を得るために、上記圧電体薄膜が、酸
化亜鉛、窒化アルミニウム、チタン酸鉛、チタン酸ジル
コン酸鉛、チタン酸バリウム、ニオブ酸リチウム及びタ
ンタル酸リチウムからなる群から選ばれた少なくとも1
つの圧電材料を含んで形成されることが好ましい。
【0010】またさらに、上記圧電薄膜振動子において
は、上記第1誘電体薄膜が、それぞれ膜厚制御性に優れ
た、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化シリコ
ン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タンタル、
酸化チタン及び酸化ニオブからなる群から選ばれた少な
くとも1つの誘電体を含んで形成されることが好まし
い。
は、上記第1誘電体薄膜が、それぞれ膜厚制御性に優れ
た、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化シリコ
ン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タンタル、
酸化チタン及び酸化ニオブからなる群から選ばれた少な
くとも1つの誘電体を含んで形成されることが好まし
い。
【0011】また、上記圧電薄膜振動子においては、上
記第1誘電体薄膜に圧電体薄膜をエッチングするときの
マスクとしての機能をもたせるために、上記第1誘電体
薄膜が上記圧電体薄膜上面のほぼ全面に形成されている
ことが好ましい。
記第1誘電体薄膜に圧電体薄膜をエッチングするときの
マスクとしての機能をもたせるために、上記第1誘電体
薄膜が上記圧電体薄膜上面のほぼ全面に形成されている
ことが好ましい。
【0012】また、本発明では、上記圧電薄膜振動子を
基板上に絶縁膜を介して設け、上記基板において該圧電
薄膜振動子の直下に開口部を形成するように構成しても
よい。
基板上に絶縁膜を介して設け、上記基板において該圧電
薄膜振動子の直下に開口部を形成するように構成しても
よい。
【0013】さらに、上記圧電薄膜振動子においてさら
に、上記開口部の外側に位置する基板上に上記絶縁膜を
介して第1と第2のパッド電極を形成し、上記第1のパ
ッド電極を上記1対の励振用電極のうちの下部に位置す
る電極に接続し、かつ上記第2のパッド電極を上記1対
の励振用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容量
形成用電極に接続するようにしてもよい。
に、上記開口部の外側に位置する基板上に上記絶縁膜を
介して第1と第2のパッド電極を形成し、上記第1のパ
ッド電極を上記1対の励振用電極のうちの下部に位置す
る電極に接続し、かつ上記第2のパッド電極を上記1対
の励振用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容量
形成用電極に接続するようにしてもよい。
【0014】また、上記圧電薄膜振動子では、上記第2
のパッド電極と上記1対の励振用電極のうちの上部に位
置する電極又は上記容量形成用電極との間を、導電性架
橋で接続することが好ましい。
のパッド電極と上記1対の励振用電極のうちの上部に位
置する電極又は上記容量形成用電極との間を、導電性架
橋で接続することが好ましい。
【0015】また、本発明に係る別の態様の圧電薄膜振
動子は、一対の励振用電極と圧電体薄膜とを備えた圧電
薄膜振動子において、上記一対の励振用電極のうちの少
なくとも一方の電極上に、誘電体薄膜を介して容量形成
用電極を形成することにより容量素子を形成したことを
特徴とし、この容量素子を用いて共振周波数を調整する
ことができる。
動子は、一対の励振用電極と圧電体薄膜とを備えた圧電
薄膜振動子において、上記一対の励振用電極のうちの少
なくとも一方の電極上に、誘電体薄膜を介して容量形成
用電極を形成することにより容量素子を形成したことを
特徴とし、この容量素子を用いて共振周波数を調整する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施の形態
について説明する。 実施の形態1.実施の形態1の圧電薄膜素子は、開口部
21を有する基板上に絶縁膜2を介して振動部が形成さ
れた素子であって、その振動部が、図1に示すように、
下部電極16と上部電極15との間に圧電体薄膜13及
び誘電体薄膜14の2種類の層を備え、上部電極15
(励振用電極)と下部電極16(励振用電極)とによっ
て励振される振動部が圧電体薄膜13及び誘電体薄膜1
4の合計の厚さに対応した周波数で共振させることを特
徴とする。尚、実施の形態1において、振動部は開口部
21の直上に位置する絶縁膜2(自由に振動することが
できる部分)上に設けられる。
について説明する。 実施の形態1.実施の形態1の圧電薄膜素子は、開口部
21を有する基板上に絶縁膜2を介して振動部が形成さ
れた素子であって、その振動部が、図1に示すように、
下部電極16と上部電極15との間に圧電体薄膜13及
び誘電体薄膜14の2種類の層を備え、上部電極15
(励振用電極)と下部電極16(励振用電極)とによっ
て励振される振動部が圧電体薄膜13及び誘電体薄膜1
4の合計の厚さに対応した周波数で共振させることを特
徴とする。尚、実施の形態1において、振動部は開口部
21の直上に位置する絶縁膜2(自由に振動することが
できる部分)上に設けられる。
【0017】以上のように構成された実施の形態1の圧
電薄膜素子において、音波は圧電体薄膜13と誘電体薄
膜14との複合層内を厚さ方向に伝搬して、その厚み方
向で共振を起こす。従って、実施の形態1の圧電薄膜素
子の共振周波数は、主として圧電体薄膜13の圧電定数
と、圧電体薄膜13の厚さと誘電体薄膜14の厚さとの
合計の厚さとによって決定される。尚、本実施の形態1
において、圧電体薄膜13の材料としては酸化亜鉛、窒
化アルミニウム、チタン酸鉛或いはチタン酸ジルコン酸
鉛に代表される鉛系圧電材料、チタン酸バリウムおよび
その変成材料、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム
等のアルカリ金属とニオブ、タンタルとの複合酸化物な
どを用いることが好ましく、これらの材料で形成するこ
とにより比較的安定した圧電特性を得ることができる。
電薄膜素子において、音波は圧電体薄膜13と誘電体薄
膜14との複合層内を厚さ方向に伝搬して、その厚み方
向で共振を起こす。従って、実施の形態1の圧電薄膜素
子の共振周波数は、主として圧電体薄膜13の圧電定数
と、圧電体薄膜13の厚さと誘電体薄膜14の厚さとの
合計の厚さとによって決定される。尚、本実施の形態1
において、圧電体薄膜13の材料としては酸化亜鉛、窒
化アルミニウム、チタン酸鉛或いはチタン酸ジルコン酸
鉛に代表される鉛系圧電材料、チタン酸バリウムおよび
その変成材料、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウム
等のアルカリ金属とニオブ、タンタルとの複合酸化物な
どを用いることが好ましく、これらの材料で形成するこ
とにより比較的安定した圧電特性を得ることができる。
【0018】上述の圧電材料を用いて圧電体薄膜13を
形成することにより、圧電体薄膜13の圧電定数は比較
的精度よく管理できるので、圧電体薄膜13の厚さと誘
電体薄膜14の厚さとの合計の厚さを一定の範囲内に精
度よく管理することにより、共振周波数の精度を向上が
期待できる。従って、実施の形態1の圧電薄膜素子にお
いて、誘電体薄膜14は圧電体薄膜13に比較して精度
よく膜厚を形成できることが好ましい。
形成することにより、圧電体薄膜13の圧電定数は比較
的精度よく管理できるので、圧電体薄膜13の厚さと誘
電体薄膜14の厚さとの合計の厚さを一定の範囲内に精
度よく管理することにより、共振周波数の精度を向上が
期待できる。従って、実施の形態1の圧電薄膜素子にお
いて、誘電体薄膜14は圧電体薄膜13に比較して精度
よく膜厚を形成できることが好ましい。
【0019】また、本実施の形態1の圧電薄膜素子にお
いて、音波を圧電体薄膜13と誘電体薄膜14との複合
層内を厚さ方向に伝搬させるので、誘電体薄膜14は圧
電体薄膜13に比較的近い音響インピーダンスを有する
材料で形成することが好ましい。しかしながら、音響イ
ンピーダンスに関しては、密度が著しくことならなけれ
ば良く、化合物系の膜、特に酸化物系の膜で有れば、イ
ンピーダンスの面からは殆ど問題なく用いることができ
る。結晶構造についても、圧電体薄膜13の結晶構造と
誘電体薄膜14の結晶構造とが同一であったり、類似で
ある必要はない。さらに、誘電体薄膜14は高い絶縁性
が要求されることはいうまでもない。尚、本明細書にお
いて、単に誘電体薄膜又は誘電体膜というときは、圧電
性を持たない絶縁性材料よりなる膜を意味するものとす
る。
いて、音波を圧電体薄膜13と誘電体薄膜14との複合
層内を厚さ方向に伝搬させるので、誘電体薄膜14は圧
電体薄膜13に比較的近い音響インピーダンスを有する
材料で形成することが好ましい。しかしながら、音響イ
ンピーダンスに関しては、密度が著しくことならなけれ
ば良く、化合物系の膜、特に酸化物系の膜で有れば、イ
ンピーダンスの面からは殆ど問題なく用いることができ
る。結晶構造についても、圧電体薄膜13の結晶構造と
誘電体薄膜14の結晶構造とが同一であったり、類似で
ある必要はない。さらに、誘電体薄膜14は高い絶縁性
が要求されることはいうまでもない。尚、本明細書にお
いて、単に誘電体薄膜又は誘電体膜というときは、圧電
性を持たない絶縁性材料よりなる膜を意味するものとす
る。
【0020】誘電体薄膜14の誘電率は、圧電体薄膜と
電気的に並列接続にする場合には、特に制限は無いが、
本実施の形態1のように、直列に接続する場合には、回
路として電圧印加能力が十分にあり、圧電体薄膜13に
十分な電圧が印加できればよい。しかしながら、圧電体
薄膜13の容量に比較して誘電体薄膜14の持つ容量が
同等以下程度となるように設定することが好ましい。以
上説明したような要件を満足し、誘電体薄膜14に適し
た材料としては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、
酸化タンタル、酸化チタン、酸化ニオブなどを挙げるこ
とができる。
電気的に並列接続にする場合には、特に制限は無いが、
本実施の形態1のように、直列に接続する場合には、回
路として電圧印加能力が十分にあり、圧電体薄膜13に
十分な電圧が印加できればよい。しかしながら、圧電体
薄膜13の容量に比較して誘電体薄膜14の持つ容量が
同等以下程度となるように設定することが好ましい。以
上説明したような要件を満足し、誘電体薄膜14に適し
た材料としては、酸化マグネシウム、酸化アルミニウ
ム、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、
酸化タンタル、酸化チタン、酸化ニオブなどを挙げるこ
とができる。
【0021】以上説明したように、実施の形態1の圧電
薄膜振動子は、誘電体薄膜14として膜厚制御性のよい
誘電体を用いることにより、圧電体薄膜13と誘電体薄
膜14とを合わせた膜厚を精度よく形成できるので、よ
り所定の周波数に近い周波数で共振させることができ
る。
薄膜振動子は、誘電体薄膜14として膜厚制御性のよい
誘電体を用いることにより、圧電体薄膜13と誘電体薄
膜14とを合わせた膜厚を精度よく形成できるので、よ
り所定の周波数に近い周波数で共振させることができ
る。
【0022】次に、実施の形態1の圧電薄膜素子の作製
手順について説明する。最初に、例えば、主表面が(1
00)面となるように形成されたGaAsからなる基板
1上に、反応ガスとしてシランと酸素を用い、成膜温度
300℃としたプラズマCVD(Chemical v
apour deposition)法により膜厚約2
00nmの二酸化シリコン膜(絶縁膜2)を形成する。
次に、絶縁膜2上に、30nmの厚さのチタン膜と、7
0nmの厚さ白金膜とからなる2層構造の下部電極を蒸
着法により形成する。この下部電極は後述するようにパ
ターンニングされて、下部電極16、パッド電極17,
18となる。次に、下部電極上に、鉛20mol%過剰
のチタン酸鉛よりなるターゲットを用いて、アルゴンガ
スと酸素ガスとの混合ガス中、成膜圧力1Pa、基板温
度600℃にてスパッタ法により、チタン酸鉛からなる
圧電体薄膜を0.95μmの厚さに形成する。
手順について説明する。最初に、例えば、主表面が(1
00)面となるように形成されたGaAsからなる基板
1上に、反応ガスとしてシランと酸素を用い、成膜温度
300℃としたプラズマCVD(Chemical v
apour deposition)法により膜厚約2
00nmの二酸化シリコン膜(絶縁膜2)を形成する。
次に、絶縁膜2上に、30nmの厚さのチタン膜と、7
0nmの厚さ白金膜とからなる2層構造の下部電極を蒸
着法により形成する。この下部電極は後述するようにパ
ターンニングされて、下部電極16、パッド電極17,
18となる。次に、下部電極上に、鉛20mol%過剰
のチタン酸鉛よりなるターゲットを用いて、アルゴンガ
スと酸素ガスとの混合ガス中、成膜圧力1Pa、基板温
度600℃にてスパッタ法により、チタン酸鉛からなる
圧電体薄膜を0.95μmの厚さに形成する。
【0023】次に、その圧電体薄膜上に、上記と同様な
プラズマCVDにより二酸化シリコン薄膜からなる誘電
体薄膜を0.05μmとなるように(すなわち、圧電体
薄膜13との合計の厚さが1μmとなるように)形成す
る。次に、二酸化シリコン膜からなる誘電体薄膜上に下
部電極と同様の2層構造からなる電極を形成した後、リ
フトオフ法を用いて所定の形状の上部電極15を形成す
る。ここで、上部電極15は、図示はしていないが、チ
タン膜と白金膜との2層構造を有する。その後、二酸化
シリコン膜からなる誘電体薄膜を1%フッ酸水溶液によ
りレジストを用いたウェットエッチングで、上部電極1
5と同形状になるようにパターンニングを行うことによ
り、誘電体薄膜14を形成する。更に、圧電体薄膜をレ
ジストマスクにより、70℃の塩酸と硝酸との混合溶液
により不要部分をエッチング除去し、200ミクロン×
100ミクロンの方形の圧電体薄膜15を形成する。
プラズマCVDにより二酸化シリコン薄膜からなる誘電
体薄膜を0.05μmとなるように(すなわち、圧電体
薄膜13との合計の厚さが1μmとなるように)形成す
る。次に、二酸化シリコン膜からなる誘電体薄膜上に下
部電極と同様の2層構造からなる電極を形成した後、リ
フトオフ法を用いて所定の形状の上部電極15を形成す
る。ここで、上部電極15は、図示はしていないが、チ
タン膜と白金膜との2層構造を有する。その後、二酸化
シリコン膜からなる誘電体薄膜を1%フッ酸水溶液によ
りレジストを用いたウェットエッチングで、上部電極1
5と同形状になるようにパターンニングを行うことによ
り、誘電体薄膜14を形成する。更に、圧電体薄膜をレ
ジストマスクにより、70℃の塩酸と硝酸との混合溶液
により不要部分をエッチング除去し、200ミクロン×
100ミクロンの方形の圧電体薄膜15を形成する。
【0024】次に、下部電極をイオンミリング法により
パターンニングを行い、250ミクロン×150ミクロ
ンの方形の下部電極16を形成する。このとき、同時に
圧電体薄膜13の外側の基板1上に上部電極15と接続
するためのパッド電極17を下部電極16から離れて形
成し、下部電極16と接続電極19で接続されたパッド
電極18を形成する。尚、パッド電極17はチタン膜3
aと白金膜4aとからなり、パッド電極18はチタン膜
3bと白金膜4bとからなる。そして、上部電極15と
パッド電極17とを架橋20を形成することにより接続
する。ここで、架橋20は、上部電極15上の架橋20
との接続部分とパッド電極17上の架橋20との接続部
分を除いてレジストを形成した後、金メッキ膜を約20
μm形成し、その後、レジストを除去することにより形
成される。
パターンニングを行い、250ミクロン×150ミクロ
ンの方形の下部電極16を形成する。このとき、同時に
圧電体薄膜13の外側の基板1上に上部電極15と接続
するためのパッド電極17を下部電極16から離れて形
成し、下部電極16と接続電極19で接続されたパッド
電極18を形成する。尚、パッド電極17はチタン膜3
aと白金膜4aとからなり、パッド電極18はチタン膜
3bと白金膜4bとからなる。そして、上部電極15と
パッド電極17とを架橋20を形成することにより接続
する。ここで、架橋20は、上部電極15上の架橋20
との接続部分とパッド電極17上の架橋20との接続部
分を除いてレジストを形成した後、金メッキ膜を約20
μm形成し、その後、レジストを除去することにより形
成される。
【0025】最後に、基板を約100μmの厚さまで研
磨し、薄板化した後、基板裏面からエッチングすること
により開口部21を形成する。以上のようにして実施の
形態1の圧電薄膜素子を作製することができる。以上の
ように作製した圧電薄膜素子において、圧電体薄膜13
の厚さが0.95μmであり、誘電体薄膜14の厚さが
0.047μmである素子の共振周波数は、1.74G
Hzであった。さらに、同様なプロセスにより、ウェハ
の異なる素子10個を作製して評価したところ、各素子
の共振周波数は1.71〜1.78GHzの範囲であ
り、共振周波数の標準偏差は±0.03GHzであっ
た。
磨し、薄板化した後、基板裏面からエッチングすること
により開口部21を形成する。以上のようにして実施の
形態1の圧電薄膜素子を作製することができる。以上の
ように作製した圧電薄膜素子において、圧電体薄膜13
の厚さが0.95μmであり、誘電体薄膜14の厚さが
0.047μmである素子の共振周波数は、1.74G
Hzであった。さらに、同様なプロセスにより、ウェハ
の異なる素子10個を作製して評価したところ、各素子
の共振周波数は1.71〜1.78GHzの範囲であ
り、共振周波数の標準偏差は±0.03GHzであっ
た。
【0026】また、本発明者らは、比較例として図2に
示す素子を作製して、上述の実施の形態1に基づいて作
製した素子と比較した。図2の比較例の圧電薄膜素子
は、図1の実施の形態1の圧電薄膜素子から誘電体薄膜
14を除い構成した以外は、実施の形態1と同様に構成
される。尚、図2において図1と同様のものには同様の
符号を付して示している。この比較例の圧電薄膜素子を
10個作製して、それぞれの共振周波数を測定したとこ
ろ、1.60(最小)〜1.81(最大)GHzの範囲
で共振が観測され、共振周波数のばらつきを表す標準偏
差は、±0.08GHzであった。尚、圧電体薄膜13
の膜厚は、目標値1μmに対して、0.96〜1.05
μmの範囲でばらついていた。以上の結果から、実施の
形態1に示したように誘電体薄膜14を形成することに
より、共振周波数のばらつきを小さくできることがわか
る。
示す素子を作製して、上述の実施の形態1に基づいて作
製した素子と比較した。図2の比較例の圧電薄膜素子
は、図1の実施の形態1の圧電薄膜素子から誘電体薄膜
14を除い構成した以外は、実施の形態1と同様に構成
される。尚、図2において図1と同様のものには同様の
符号を付して示している。この比較例の圧電薄膜素子を
10個作製して、それぞれの共振周波数を測定したとこ
ろ、1.60(最小)〜1.81(最大)GHzの範囲
で共振が観測され、共振周波数のばらつきを表す標準偏
差は、±0.08GHzであった。尚、圧電体薄膜13
の膜厚は、目標値1μmに対して、0.96〜1.05
μmの範囲でばらついていた。以上の結果から、実施の
形態1に示したように誘電体薄膜14を形成することに
より、共振周波数のばらつきを小さくできることがわか
る。
【0027】実施の形態2.次に本発明に係る実施の形
態2の圧電薄膜素子について説明する。この実施の形態
2の圧電薄膜素子は、図3に示すように、実施の形態1
の圧電薄膜素子においてさらに、上部電極15上に誘電
体薄膜22を介して容量形成用電極23を形成したこと
を特徴とし、それ以外は実施の形態1と同様に構成され
る。すなわち、実施の形態2の圧電薄膜素子は、実施の
形態1と同様にして上部電極15まで形成した後、上部
電極15上にプラズマCVDにより膜厚0.1μmの二
酸化シリコン薄膜22(誘電体薄膜22)を形成し、そ
の二酸化シリコン膜22上に、100μm×100μm
角の容量形成用電極23を蒸着及びリフトオフ法を用い
て形成した。その後は実施の形態1と同様に、圧電体薄
膜の不要部分のエッチング除去、下部電極用薄膜のパタ
ーンニング、下部薄膜電極と下部電極パッド及び架橋を
形成し、さらに、開口部21を形成して圧電体薄膜素子
を形成した。
態2の圧電薄膜素子について説明する。この実施の形態
2の圧電薄膜素子は、図3に示すように、実施の形態1
の圧電薄膜素子においてさらに、上部電極15上に誘電
体薄膜22を介して容量形成用電極23を形成したこと
を特徴とし、それ以外は実施の形態1と同様に構成され
る。すなわち、実施の形態2の圧電薄膜素子は、実施の
形態1と同様にして上部電極15まで形成した後、上部
電極15上にプラズマCVDにより膜厚0.1μmの二
酸化シリコン薄膜22(誘電体薄膜22)を形成し、そ
の二酸化シリコン膜22上に、100μm×100μm
角の容量形成用電極23を蒸着及びリフトオフ法を用い
て形成した。その後は実施の形態1と同様に、圧電体薄
膜の不要部分のエッチング除去、下部電極用薄膜のパタ
ーンニング、下部薄膜電極と下部電極パッド及び架橋を
形成し、さらに、開口部21を形成して圧電体薄膜素子
を形成した。
【0028】以上のように作製することにより、圧電体
薄膜13上に、圧電振動子と直列に、上部電極15、二
酸化シリコン膜22及び容量形成用電極23によって構
成される静電容量が形成され、その容量値は4pFであ
った。また、上述のようにして作製された圧電薄膜素子
の共振周波数は1.6GHzであった。
薄膜13上に、圧電振動子と直列に、上部電極15、二
酸化シリコン膜22及び容量形成用電極23によって構
成される静電容量が形成され、その容量値は4pFであ
った。また、上述のようにして作製された圧電薄膜素子
の共振周波数は1.6GHzであった。
【0029】以上のように作製された圧電薄膜振動子で
は、圧電体薄膜13上に形成された、上部電極15、二
酸化シリコン膜22及び容量形成用電極23によって形
成される静電容量は周波数調整用のコンデンサ(容量素
子)として用いることができる。尚、上述の例では、二
酸化シリコン膜22を用いて周波数調整用のコンデンサ
を形成したが、本発明はこれに限らず、他の誘電体薄膜
を用いてもよい。
は、圧電体薄膜13上に形成された、上部電極15、二
酸化シリコン膜22及び容量形成用電極23によって形
成される静電容量は周波数調整用のコンデンサ(容量素
子)として用いることができる。尚、上述の例では、二
酸化シリコン膜22を用いて周波数調整用のコンデンサ
を形成したが、本発明はこれに限らず、他の誘電体薄膜
を用いてもよい。
【0030】すなわち、本実施の形態2の圧電薄膜素子
は、圧電薄膜素子において、圧電振動子と直列に形成さ
れた静電容量を変化させることにより、共振周波数を数
%の範囲内で変化させることができることを利用したも
のであり、かつ周波数調整用コンデンサを素子と一体で
形成したものである。この周波数調整用コンデンサの静
電容量は誘電体薄膜22上の容量形成用電極23をレー
ザ等を用いて一部除去することにより、変化させること
が可能である。尚、誘電体薄膜22は、誘電体薄膜14
と同様な材料を適用することができる。
は、圧電薄膜素子において、圧電振動子と直列に形成さ
れた静電容量を変化させることにより、共振周波数を数
%の範囲内で変化させることができることを利用したも
のであり、かつ周波数調整用コンデンサを素子と一体で
形成したものである。この周波数調整用コンデンサの静
電容量は誘電体薄膜22上の容量形成用電極23をレー
ザ等を用いて一部除去することにより、変化させること
が可能である。尚、誘電体薄膜22は、誘電体薄膜14
と同様な材料を適用することができる。
【0031】また、誘電体薄膜22上の容量形成用電極
23を部分的に削除することにより周波数調整用コンデ
ンサの静電容量を変化させようとすると、結果的に容量
形成用電極23の重量を変化させることになり、その重
量変化によっても共振周波数を変化させることになる。
従って、実施の形態2では、容量形成用電極23の質量
と周波数調整用コンデンサの付加容量とを変化させるこ
とによってて周波数を調整していることになる。ここ
で、実施の形態2の構成では、容量形成用電極23を削
ることにより、容量形成用電極23の質量を減少させか
つ周波数調整用コンデンサの付加容量を減少させ、それ
ぞれの変化はいずれも一方向に周波数を変化(重畳して
変化させる)させるので、この工程により周波数調整幅
を拡大することができ、周波数調整の作業時間の短縮す
ることができる。
23を部分的に削除することにより周波数調整用コンデ
ンサの静電容量を変化させようとすると、結果的に容量
形成用電極23の重量を変化させることになり、その重
量変化によっても共振周波数を変化させることになる。
従って、実施の形態2では、容量形成用電極23の質量
と周波数調整用コンデンサの付加容量とを変化させるこ
とによってて周波数を調整していることになる。ここ
で、実施の形態2の構成では、容量形成用電極23を削
ることにより、容量形成用電極23の質量を減少させか
つ周波数調整用コンデンサの付加容量を減少させ、それ
ぞれの変化はいずれも一方向に周波数を変化(重畳して
変化させる)させるので、この工程により周波数調整幅
を拡大することができ、周波数調整の作業時間の短縮す
ることができる。
【0032】実施の形態3.以下、本発明に係る実施の
形態3の圧電薄膜素子について説明する。実施の形態3
の圧電薄膜素子は、実施の形態1における上部電極15
と実質的に同じ大きさに形成された誘電体薄膜14に代
えて、圧電体薄膜13と実質的に同じ大きさに形成され
た誘電体薄膜24を用いた以外は、実施の形態1と同様
に構成される。すなわち、実施の形態3の厚保手銭薄膜
素子では、実施の形態1と同様にして、100μm×1
00μm角の薄膜電極15まで形成した後、二酸化シリ
コン膜を最終的に残留させる圧電薄膜13と同形状の2
00μm×100μmになるように、1%フッ酸水溶液
にてライトエッチングしてパターンニングする。その
後、圧電薄膜をレジストマスクにより、70℃の塩酸と
硝酸との混合溶液により不要部分をエッチング除去し、
200ミクロン×100ミクロンの形状とする。この
時、二酸化シリコン膜24(誘電体薄膜24)の存在に
より、圧電薄膜をエッチングする時のサイドエッチング
量が低減され、従来約10μm程度あったサイドエッチ
ング量が3μm程度に低減され、圧電薄膜のパターンニ
ング精度を向上させることができる。
形態3の圧電薄膜素子について説明する。実施の形態3
の圧電薄膜素子は、実施の形態1における上部電極15
と実質的に同じ大きさに形成された誘電体薄膜14に代
えて、圧電体薄膜13と実質的に同じ大きさに形成され
た誘電体薄膜24を用いた以外は、実施の形態1と同様
に構成される。すなわち、実施の形態3の厚保手銭薄膜
素子では、実施の形態1と同様にして、100μm×1
00μm角の薄膜電極15まで形成した後、二酸化シリ
コン膜を最終的に残留させる圧電薄膜13と同形状の2
00μm×100μmになるように、1%フッ酸水溶液
にてライトエッチングしてパターンニングする。その
後、圧電薄膜をレジストマスクにより、70℃の塩酸と
硝酸との混合溶液により不要部分をエッチング除去し、
200ミクロン×100ミクロンの形状とする。この
時、二酸化シリコン膜24(誘電体薄膜24)の存在に
より、圧電薄膜をエッチングする時のサイドエッチング
量が低減され、従来約10μm程度あったサイドエッチ
ング量が3μm程度に低減され、圧電薄膜のパターンニ
ング精度を向上させることができる。
【0033】この後、実施の形態1と同様にして下部電
極16のパターンニング、下部薄膜電極と下部電極パッ
ドとの接続等を行い、さらに架橋20を形成した後、開
口部21を形成して図4に示す圧電薄膜素子を形成し
た。この図4の圧電薄膜素子を異なる10ウェハを用い
て各ウエハから合計10個の圧電薄膜素子を作製しそれ
ぞれ測定した結果、平均共振周波数は1.55GHz
で、ばらつきは±0.04GHzであった。すなわち、
以上のように構成しても比較例に比べ製造ばらつきを低
減できる圧電薄膜素子を提供できる。
極16のパターンニング、下部薄膜電極と下部電極パッ
ドとの接続等を行い、さらに架橋20を形成した後、開
口部21を形成して図4に示す圧電薄膜素子を形成し
た。この図4の圧電薄膜素子を異なる10ウェハを用い
て各ウエハから合計10個の圧電薄膜素子を作製しそれ
ぞれ測定した結果、平均共振周波数は1.55GHz
で、ばらつきは±0.04GHzであった。すなわち、
以上のように構成しても比較例に比べ製造ばらつきを低
減できる圧電薄膜素子を提供できる。
【0034】以上の実施の形態3の圧電薄膜素子では、
圧電薄膜上に所定の大きさに誘電体薄膜24を形成した
後、誘電体薄膜24をマスクとして用いて圧電体薄膜1
3を形成している。このようにすると、誘電体薄膜24
は圧電体薄膜に対して、一般にレジストよりも優れた密
着性を持っているので、圧電体薄膜13のサイドエッチ
ング量を低減することができ、圧電体薄膜を精度よく形
成できる。すなわち、圧電体薄膜を塩酸、硝酸等の強酸
により、湿式でエッチングする場合には、レジストのみ
をエッチングマスクとして用いると、密着性の不完全さ
からマスク下の圧電薄膜がエッチングされる現象が見ら
れるが、本実施の形態3では、圧電薄膜に対して密着性
のよい誘電体薄膜を用いて圧電薄膜をエッチングしてい
るので、圧電薄膜のサイドエッチング量を低減すること
ができる。尚、本実施の形態3では二酸化シリコンを用
いて誘電体薄膜24を形成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の誘電体材料を用いることもで
きる。
圧電薄膜上に所定の大きさに誘電体薄膜24を形成した
後、誘電体薄膜24をマスクとして用いて圧電体薄膜1
3を形成している。このようにすると、誘電体薄膜24
は圧電体薄膜に対して、一般にレジストよりも優れた密
着性を持っているので、圧電体薄膜13のサイドエッチ
ング量を低減することができ、圧電体薄膜を精度よく形
成できる。すなわち、圧電体薄膜を塩酸、硝酸等の強酸
により、湿式でエッチングする場合には、レジストのみ
をエッチングマスクとして用いると、密着性の不完全さ
からマスク下の圧電薄膜がエッチングされる現象が見ら
れるが、本実施の形態3では、圧電薄膜に対して密着性
のよい誘電体薄膜を用いて圧電薄膜をエッチングしてい
るので、圧電薄膜のサイドエッチング量を低減すること
ができる。尚、本実施の形態3では二酸化シリコンを用
いて誘電体薄膜24を形成したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の誘電体材料を用いることもで
きる。
【0035】実施の形態4.本発明に係る実施の形態4
の圧電薄膜素子は、表面弾性波を利用した素子であっ
て、基板100上に絶縁膜102を介して圧電膜113
が形成され、その圧電膜113上に櫛形電極116a,
116bが形成されてなる。ここで、特に実施の形態4
の圧電薄膜素子では、櫛形電極116a,116b上に
それぞれ誘電体薄膜124a,124bを介して容量形
成用電極115a,115bが形成され、その電極11
5a,115bがそれぞれ、架橋120a,120bを
介してパッド電極117,118に接続されていること
を特徴とする。尚、パッド電極117,118はそれぞ
れ、チタン膜103a,103bと白金104a,10
4bとからなる。すなわち、本実施の形態4の圧電薄膜
素子では、櫛形電極116a,116bがそれぞれ、誘
電体薄膜124a,124bを用いて構成された周波数
調整用のコンデンサを介してパッド電極117,118
に接続されている。これによって、電極115a,11
5bの面積を例えばレーザを用いて削る等して変化させ
ることにより、共振周波数を調整することができる。
の圧電薄膜素子は、表面弾性波を利用した素子であっ
て、基板100上に絶縁膜102を介して圧電膜113
が形成され、その圧電膜113上に櫛形電極116a,
116bが形成されてなる。ここで、特に実施の形態4
の圧電薄膜素子では、櫛形電極116a,116b上に
それぞれ誘電体薄膜124a,124bを介して容量形
成用電極115a,115bが形成され、その電極11
5a,115bがそれぞれ、架橋120a,120bを
介してパッド電極117,118に接続されていること
を特徴とする。尚、パッド電極117,118はそれぞ
れ、チタン膜103a,103bと白金104a,10
4bとからなる。すなわち、本実施の形態4の圧電薄膜
素子では、櫛形電極116a,116bがそれぞれ、誘
電体薄膜124a,124bを用いて構成された周波数
調整用のコンデンサを介してパッド電極117,118
に接続されている。これによって、電極115a,11
5bの面積を例えばレーザを用いて削る等して変化させ
ることにより、共振周波数を調整することができる。
【0036】以上説明した各実施の形態において、振動
部の電極とパッド電極との間を架橋により接続してい
る。これにより、接続部分における断線を防止でき、か
つ振動部の自由な振動を確保でき振動特性を良好にでき
る。しかしながら、本発明はこれに限られるものではな
く、通常の表面配線を用いて接続してもよい。また、架
橋自体を構成する材料は良導電性で有ればよいが、簡便
には通常のマイクロ波IC用プロセス等で用いられてい
る金メッキで形成することができる。
部の電極とパッド電極との間を架橋により接続してい
る。これにより、接続部分における断線を防止でき、か
つ振動部の自由な振動を確保でき振動特性を良好にでき
る。しかしながら、本発明はこれに限られるものではな
く、通常の表面配線を用いて接続してもよい。また、架
橋自体を構成する材料は良導電性で有ればよいが、簡便
には通常のマイクロ波IC用プロセス等で用いられてい
る金メッキで形成することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る圧電薄膜振動子は、上記圧電体薄膜に加え上記第1誘
電体薄膜を設け、上記圧電体薄膜の厚さと上記第1誘電
体薄膜の厚さとを合わせた厚さに対応した周波数で共振
させているので、該膜厚を精度よく設定でき、共振周波
数のばらつきを小さくできる。これによって、周波数の
調整範囲を小さくできるので、短い時間で周波数調整す
ることができ、安価に製造できる。
る圧電薄膜振動子は、上記圧電体薄膜に加え上記第1誘
電体薄膜を設け、上記圧電体薄膜の厚さと上記第1誘電
体薄膜の厚さとを合わせた厚さに対応した周波数で共振
させているので、該膜厚を精度よく設定でき、共振周波
数のばらつきを小さくできる。これによって、周波数の
調整範囲を小さくできるので、短い時間で周波数調整す
ることができ、安価に製造できる。
【0038】また、上記圧電薄膜振動子において、上記
励振用電極上に第2誘電体薄膜を介して容量形成用電極
を形成されてなる容量素子を形成して、該容量素子の静
電容量値を変化させることにより、共振周波数を調整す
ることができる。
励振用電極上に第2誘電体薄膜を介して容量形成用電極
を形成されてなる容量素子を形成して、該容量素子の静
電容量値を変化させることにより、共振周波数を調整す
ることができる。
【0039】さらに、上記圧電薄膜振動子において、上
記圧電体薄膜を、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、チタン
酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バリウム、ニオ
ブ酸リチウム及びタンタル酸リチウムからなる群から選
ばれた少なくとも1つの圧電材料を含んで形成すること
により、安定した圧電特性を得ることができ、共振周波
数のばらつきをさらに小さくできる。これによって、周
波数の調整範囲をさらに小さくできるので、より短い時
間で周波数調整することができ、さらに安価に製造でき
る。
記圧電体薄膜を、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、チタン
酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸バリウム、ニオ
ブ酸リチウム及びタンタル酸リチウムからなる群から選
ばれた少なくとも1つの圧電材料を含んで形成すること
により、安定した圧電特性を得ることができ、共振周波
数のばらつきをさらに小さくできる。これによって、周
波数の調整範囲をさらに小さくできるので、より短い時
間で周波数調整することができ、さらに安価に製造でき
る。
【0040】またさらに、上記圧電薄膜振動子におい
て、上記第1誘電体薄膜を、それぞれ膜厚制御性に優れ
た、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化シリコ
ン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タンタル、
酸化チタン及び酸化ニオブからなる群から選ばれた少な
くとも1つの誘電体を含んで形成することにより、上記
圧電体薄膜と上記第1誘電体薄膜の合計の膜厚を精度よ
く管理でき、共振周波数のばらつきを極めて小さくでき
る。
て、上記第1誘電体薄膜を、それぞれ膜厚制御性に優れ
た、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化シリコ
ン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化タンタル、
酸化チタン及び酸化ニオブからなる群から選ばれた少な
くとも1つの誘電体を含んで形成することにより、上記
圧電体薄膜と上記第1誘電体薄膜の合計の膜厚を精度よ
く管理でき、共振周波数のばらつきを極めて小さくでき
る。
【0041】また、上記圧電薄膜振動子においては、上
記第1誘電体薄膜を上記圧電体薄膜上面のほぼ全面に形
成することにより、上記第1誘電体薄膜に圧電体薄膜を
エッチングするときのマスクとしての機能をもたせるこ
とができ、圧電体薄膜の形状を精度よく形成することが
できる。
記第1誘電体薄膜を上記圧電体薄膜上面のほぼ全面に形
成することにより、上記第1誘電体薄膜に圧電体薄膜を
エッチングするときのマスクとしての機能をもたせるこ
とができ、圧電体薄膜の形状を精度よく形成することが
できる。
【0042】また、本発明では、上記圧電薄膜振動子を
基板上に絶縁膜を介して設けることにより、容易に製造
することができる。
基板上に絶縁膜を介して設けることにより、容易に製造
することができる。
【0043】さらに、上記圧電薄膜振動子においてさら
に、上記第1と第2のパッド電極を形成し、上記第1の
パッド電極を上記1対の励振用電極のうちの下部に位置
する電極に接続し、かつ上記第2のパッド電極を上記1
対の励振用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容
量形成用電極に接続することにより、外部回路との接続
を容易にできる。
に、上記第1と第2のパッド電極を形成し、上記第1の
パッド電極を上記1対の励振用電極のうちの下部に位置
する電極に接続し、かつ上記第2のパッド電極を上記1
対の励振用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容
量形成用電極に接続することにより、外部回路との接続
を容易にできる。
【0044】また、上記圧電薄膜振動子では、上記第2
のパッド電極と上記1対の励振用電極のうちの上部に位
置する電極又は上記容量形成用電極との間を、導電性架
橋で接続することにより、振動部分の自由な振動を確保
でき、安定した損失の小さい共振が可能となる。
のパッド電極と上記1対の励振用電極のうちの上部に位
置する電極又は上記容量形成用電極との間を、導電性架
橋で接続することにより、振動部分の自由な振動を確保
でき、安定した損失の小さい共振が可能となる。
【0045】また、本発明に係る別の態様の圧電薄膜振
動子は、上記一対の励振用電極のうちの少なくとも一方
の電極上に、誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成
することにより容量素子を形成しているので、この容量
素子を用いて共振周波数を容易に調整することができ
る。
動子は、上記一対の励振用電極のうちの少なくとも一方
の電極上に、誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成
することにより容量素子を形成しているので、この容量
素子を用いて共振周波数を容易に調整することができ
る。
【図1】 本発明に係る実施の形態1の圧電薄膜振動子
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のA−A’線についての断面図であり、
(c)は(a)のB−B’線についての断面図である。
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のA−A’線についての断面図であり、
(c)は(a)のB−B’線についての断面図である。
【図2】 比較例の圧電薄膜振動子の構成を示す図であ
って、(a)は平面図であり、(b)は(a)のC−
C’線についての断面図であり、(c)は(a)のD−
D’線についての断面図である。
って、(a)は平面図であり、(b)は(a)のC−
C’線についての断面図であり、(c)は(a)のD−
D’線についての断面図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態2の圧電薄膜振動子
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のC−C’線についての断面図であり、
(c)は(a)のD−D’線についての断面図である。
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のC−C’線についての断面図であり、
(c)は(a)のD−D’線についての断面図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態3の圧電薄膜振動子
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のG−G’線についての断面図であり、
(c)は(a)のH−H’線についての断面図である。
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のG−G’線についての断面図であり、
(c)は(a)のH−H’線についての断面図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態4の圧電薄膜振動子
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のI−I’線についての断面図である。
の構成を示す図であって、(a)は平面図であり、
(b)は(a)のI−I’線についての断面図である。
1,100 基板、2,102 絶縁膜、3,3a,3
b チタン膜、4,4a,4b 白金膜、13,113
圧電体薄膜、14,22,24,124a,124b
誘電体薄膜、15 上部電極、16 下部電極、1
7,18,117,118 パッド電極、19 接続電
極、20,120a,120b 導電性架橋、21 開
口部、23,115a,115b 容量形成用電極、1
16a,116b 櫛形電極。
b チタン膜、4,4a,4b 白金膜、13,113
圧電体薄膜、14,22,24,124a,124b
誘電体薄膜、15 上部電極、16 下部電極、1
7,18,117,118 パッド電極、19 接続電
極、20,120a,120b 導電性架橋、21 開
口部、23,115a,115b 容量形成用電極、1
16a,116b 櫛形電極。
フロントページの続き (72)発明者 内川 英興 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 一対の励振用電極の間に圧電体薄膜を備
えた圧電薄膜振動子において、 上記一対の励振用電極の間にさらに第1誘電体薄膜を設
け、上記圧電体薄膜の厚さと上記第1誘電体薄膜の厚さ
とを合わせた厚さに対応した周波数で共振させたことを
特徴とする圧電薄膜振動子。 - 【請求項2】 上記圧電薄膜振動子において、上記一対
の励振用電極のうち上部に位置する励振用電極上に第2
誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成することによ
り容量素子を形成した請求項1記載の圧電薄膜振動子。 - 【請求項3】 上記圧電体薄膜が、酸化亜鉛、窒化アル
ミニウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン
酸バリウム、ニオブ酸リチウム及びタンタル酸リチウム
からなる群から選ばれた少なくとも1つの圧電材料を含
んで形成された請求項1又は2記載の圧電薄膜振動子。 - 【請求項4】 上記第1誘電体薄膜が、酸化マグネシウ
ム、酸化アルミニウム、酸化シリコン、窒化シリコン、
酸化窒化シリコン、酸化タンタル、酸化チタン及び酸化
ニオブからなる群から選ばれた少なくとも1つの誘電体
を含んで形成された請求項1〜3のうちのいずれか1つ
に記載の圧電薄膜振動子。 - 【請求項5】 上記第1誘電体薄膜が上記圧電体薄膜上
面のほぼ全面に形成されている請求項1〜4のうちのい
ずれか1つに記載の圧電薄膜振動子。 - 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれか1つに記
載の圧電薄膜振動子が基板上に絶縁膜を介して設けら
れ、かつ上記基板において該圧電薄膜振動子の直下に開
口部が形成されている圧電薄膜振動子。 - 【請求項7】 上記圧電薄膜振動子においてさらに、上
記開口部の外側に位置する基板上に上記絶縁膜を介して
第1と第2のパッド電極が形成され、上記第1のパッド
電極が上記1対の励振用電極のうちの下部に位置する電
極に接続され、かつ上記第2のパッド電極が上記1対の
励振用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容量形
成用電極に接続された請求項6記載の圧電薄膜振動子。 - 【請求項8】 上記第2のパッド電極と上記1対の励振
用電極のうちの上部に位置する電極又は上記容量形成用
電極との間が、導電性架橋で接続された請求項7記載の
圧電薄膜振動子。 - 【請求項9】 一対の励振用電極と圧電体薄膜とを備え
た圧電薄膜振動子において、 上記一対の励振用電極のうちの少なくとも一方の電極上
に、誘電体薄膜を介して容量形成用電極を形成すること
により容量素子を形成した圧電薄膜振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108598A JPH11284480A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 圧電薄膜振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8108598A JPH11284480A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 圧電薄膜振動子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11284480A true JPH11284480A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13736561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8108598A Pending JPH11284480A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 圧電薄膜振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11284480A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001326553A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電フィルタ、通信装置および圧電フィルタの製造方法 |
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| WO2002093740A1 (en) * | 2001-05-11 | 2002-11-21 | Ube Electronics, Ltd. | Film bulk acoustic resonator |
| JP2003037469A (ja) * | 2001-07-26 | 2003-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 圧電薄膜振動子及びその周波数調整方法 |
| JP2003198319A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-11 | Ube Electronics Ltd | 窒化アルミニウム薄膜−金属電極積層体およびそれを用いた薄膜圧電共振子 |
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| KR100616508B1 (ko) * | 2002-04-11 | 2006-08-29 | 삼성전기주식회사 | Fbar 소자 및 그 제조방법 |
| US7432785B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Thin film resonator, method for making thin film resonator and filter having thin film resonators |
| US7498717B2 (en) | 2004-03-31 | 2009-03-03 | Fujitsu Media Devices Limited | Resonator, filter and fabrication of resonator |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8108598A patent/JPH11284480A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001326553A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-22 | Murata Mfg Co Ltd | 圧電フィルタ、通信装置および圧電フィルタの製造方法 |
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| US6936837B2 (en) | 2001-05-11 | 2005-08-30 | Ube Industries, Ltd. | Film bulk acoustic resonator |
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| US7432785B2 (en) | 2003-09-09 | 2008-10-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Thin film resonator, method for making thin film resonator and filter having thin film resonators |
| US7498717B2 (en) | 2004-03-31 | 2009-03-03 | Fujitsu Media Devices Limited | Resonator, filter and fabrication of resonator |
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