JPH11284508A - 周波数シンセサイザ及び周波数シンセサイザを用いた無線機 - Google Patents

周波数シンセサイザ及び周波数シンセサイザを用いた無線機

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JPH11284508A
JPH11284508A JP10128387A JP12838798A JPH11284508A JP H11284508 A JPH11284508 A JP H11284508A JP 10128387 A JP10128387 A JP 10128387A JP 12838798 A JP12838798 A JP 12838798A JP H11284508 A JPH11284508 A JP H11284508A
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JP
Japan
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frequency
circuit
reception
speed
frequency synthesizer
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Application number
JP10128387A
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English (en)
Inventor
Katsuki Obayashi
勝喜 大林
Yasushi Yoshikawa
恭 吉川
Shigeru Sugiyama
茂 杉山
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Denshi KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から位相同期ループ回路の系の応答時間
を可変できる周波数シンセサイザと、その周波数シンセ
サイザを備えた無線機を実現する。特に、高速性が要求
されるスキャン、ポーリング、データ伝送時において、
高速動作が可能な無線機を提供する。 【解決手段】 位相同期ループ回路の外部に、系の応答
時間を設定せしめる切替スイッチ130を設け、この切
替スイッチ130の設定モードに応じて、制御器110
からスイッチ109のオン/オフを制御するように構成
する。特に、高速性が要求されるスキャン、ポーリン
グ、データ伝送時においては、切替スイッチ130を高
速モードに設定することにより、スイッチ109を常に
オン状態に制御し、系の応答時間を高速化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相同期ループ回
路を含む周波数シンセサイザと、その周波数シンセサイ
ザを用いた無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の位相同期ループ回路を含む
周波数シンセサイザの回路図を示す。この従来例は、例
えば特開昭62−92521号公報で知られている。こ
の従来回路において、基準発振器1の出力は分周器2に
入力され、さらに分周器2の出力は位相比較器3の基準
入力として加えられる。位相比較器3の位相誤差出力は
チャージポンプ8に入力され、デジタル信号からアナロ
グ信号に変換され、ローパスフィルタ7を経て電圧制御
発振器5の制御入力に入力される。電圧制御発振器5の
出力は、出力6として使用されると同時に、分周器4に
入力される。また、分周器4の出力は位相比較器3の比
較入力に入力される。チャージポンプ8は、それぞれベ
ースと位相比較器3及びグランドの間に、抵抗Rsを有
するPNPとNPNの一対のトランジスタで構成され、
各々のエミッタに接続されている2本ずつの抵抗R1,
R2のうち、一方の抵抗R2の両端にはスイッチ9が挿
入され、スイッチ9は制御器10により制御されてい
る。
【0003】図2に示す位相同期回路は、スイッチ9を
除けば、通常用いられている位相同期回路であり、分周
器2と分周器4の分周比で決定される周波数を出力す
る。ここで、スイッチ9のオン/オフを切り替えること
により、チャージポンプの駆動電流を変化させれば、系
(位相同期ループ回路)の応答時間を変化させることが
できる。例えば、スイッチ9をオフに設定することによ
り、ループフィルタのカットオフ周波数(以下Wnとす
る)が小さくなり、雑音帯域は狭いが系の応答速度が遅
い状態となり、反対に、スイッチ9をオンに設定する
と、Wnが大きく応答速度の速い状態となる。従来、上
述の周波数シンセサイザを用いた多チャネル無線機にお
いては、周波数チャネルの切替時には、立ち上がり時間
を速くするため、上記チャージポンプ8のスイッチ9を
所定時間オンとし、位相同期ループ回路の応答時間を速
めていた。ただし、従来は、無線機の通信の形態が主と
して通話であったことから、チャネルの切替後、通話に
適するように、再び上記チャージポンプ8のスイッチ9
を必ずオフにして雑音帯域を狭くする切り替えが、固定
的に行われていた。即ち従来は、無線機の周波数チャネ
ルの切り替えに際して、位相周期ループ回路の系の応答
速度は、「周波数チャネルを1チャネル切り替える毎
に、所定時間tの高速動作の後、必ず低速動作に切り替
える」という切り替えが固定的に設定されていて、これ
を例えば無線機(位相周期ループ回路)の外部から切り
替えることはできなかった。しかし、近年、通信形態が
多様化し、無線機のチャネル数も飛躍的に増加するにつ
れて、多チャネルの高速スキャン(以下SCAN)や高
速ポーリング、若しくは高速データ伝送のニーズが高ま
り、周波数チャネルの切り替えを極めて高速に行う必要
が生じてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、前述の従
来技術では、チャージポンプに設けられたスイッチのオ
ン/オフを切り替え制御し、位相同期回路のWnの切り
替えを行なって、立ち上げ時の同期時間を速くすること
を行っていたが、通話を主目的とした無線機で使用され
ていたため、周波数チャネルを1チャネル切り替える毎
に、高速で立ち上げた後、必ず低速に戻すように固定的
に設定されていたことから、チャネル切替時に時間のロ
スを生じ、SCANやポーリング等の本当に高速でのチ
ャネル切り替えを必要とする無線機においては、必要と
する高速動作が実現できないという欠点があった。本発
明は、上記の状況に鑑みなされたもので、本発明の第1
の目的は、外部から系の応答時間を設定できる周波数シ
ンセサイザを提供することにある。また、本発明の第2
の目的は、この外部から系の応答時間を設定できる周波
数シンセサイザを用い、使用用途に応じて操作者がチャ
ネル切り替え速度を変更できる無線機を提供することに
ある。更に、本発明の第3の目的は、複数の受信周波数
(複数の受信チャネル)の周波数スキャンを行う際に、
スキャン時間を大幅に短縮し且つ雑音に強い安定したス
キャン動作が可能な無線機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、位相同期ループ回路を含む周波数シ
ンセサイザにおいて、位相同期ループ回路の外部に、位
相同期ループ回路の応答時間を設定せしめる切替手段を
設け、高速動作を必要とするときは、常時Wnを大きく
し、通常動作時にはWnを小さく切り替えることのでき
るように構成したものである。その結果、高速動作を必
要とするときは、上記外部の切替手段にて高速モードを
選択することによって、周波数シンセサイザの周波数の
切り替えを高速に行うことができる。同様に、通常の動
作させるときは、上記外部の切替手段にて低速モードを
選択することによって、高速モードと比べると周波数の
切替速度は遅いが雑音帯域の狭い周波数シンセサイザの
動作に切替ることができる。
【0006】また、上記第2の目的を達成するため、無
線機において、上記構成を有する周波数シンセサイザを
具備するようにしたものである。その結果、高速SCA
N、ポーリング、データ伝送等、高速の周波数チャネル
の切り替えを要するときには、外部の切替手段にて高速
モードを選択することによって、周波数チャネルの切り
替えを高速に行うことができる。同様に、通話時など通
常の動作させるときは、上記切替手段にて低速モードを
選択することによって、高速モードと比べて切替速度は
遅いが雑音帯域の狭い無線機を実現することができる。
【0007】更に、上記第3の目的を達成するため、送
信回路と、受信回路と、該受信回路に接続され受信信号
を検出する受信検出回路と、少なくとも複数の受信周波
数を設定せしめる複数の周波数信号を発生し受信回路に
与える周波数シンセサイザとを有する無線機において、
周波数シンセサイザには、応答時間の速い高速ループ回
路と、応答時間の遅い低速ループ回路と、該高速ループ
回路と低速ループ回路とを択一的に選択する切替回路と
を備え、受信回路において複数の受信周波数をスキャン
するとき、受信検出回路で受信信号が検出されない期間
は高速ループ回路を選択し、受信検出回路で受信信号が
検出されスキャンを停止した後は低速ループ回路を選択
する制御手段を備えるようにしたものである。その結
果、複数の受信周波数(複数の受信チャネル)の周波数
スキャンを行う際に、極めて高速で且つ雑音に強く安定
したスキャン動作が可能な無線機を実現することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図1
を参照して説明する。図1は、位相同期回路を含む本発
明の周波数シンセサイザの構成例を示す回路図である。
本発明では、位相同期ループ回路の外部に、高速動作及
び低速動作の各モードを切り替えることのできる外部切
替スイッチ130を設け、チャージポンプ108の切替
スイッチ109を制御する制御回路110にモード設定
信号を供給し、位相同期回路の応答時間も外部から切り
替えるようにしている。この位相同期回路において、基
準発振器101の出力は分周器102に入力され、更に
分周器102の出力は位相比較器103の基準入力とし
て加えられる。位相比較器103の位相誤差出力はチャ
ージポンプ108に入力され、デジタル信号からアナロ
グ信号に変換され、ローパスフィルタ107を経て電圧
制御発振器105の制御入力に入力される。電圧制御発
振器105の出力は、出力106として使用されると同
時に、分周器104に入力される。また、分周器104
の出力は位相比較器103の比較入力に入力される。チ
ャージポンプ108は、それぞれベースと位相比較器1
03及びグランドの間に抵抗Rsを有するPNPとNP
Nの一対のトランジスタで構成され、各々のエミッタに
接続されている2本ずつの抵抗R1,R2のうち、一方
の抵抗R2の両端にはスイッチ109が挿入され、スイ
ッチ109は制御器110により制御されている。この
周波数シンセサイザにおいて、分周器102と分周器1
04の分周比で決定される周波数を出力する。ここで、
スイッチ109のオン/オフを切り替えることにより、
チャージポンプの駆動電流を変化させれば、系の応答を
変化させることができる。
【0009】上述したように、本実施例では、位相同期
ループ回路の外部に、位相同期ループ回路の系の応答時
間に関するモードを切り替えるための外部切替スイッチ
130を備えている。このスイッチ130によって、例
えば、以下の(1)〜(3)のモードを択一的に設定す
ることができる。 (1)高速モード、(2)低速モード、(3)高速と低
速の組み合せモード。この外部切替スイッチ130で設
定した各モードを示すモード信号は、制御器110に供
給され、制御器110は、与えられたモード信号に対応
して、チャージポンプ108内のスイッチ109のオン
/オフを切り替え制御し、各モードに応じて系の応答時
間を切り替えるものである。また、外部切替スイッチ1
30を設けず、上記(1)〜(3)のモード設定データ
を予めメモリ(図示せず)に格納しておき、SCANや
ポーリング時動作が選択されたときには、例えば(1)
の高速モードの設定データを読み出して高速動作させる
ような応用例も可能である。以上説明した周波数シンセ
サイザ120を備えた無線機の一例を図3に示す。図
中、120は周波数シンセサイザ、121は送信回路、
122は受信回路、123は送信信号と受信信号を共用
する共用器、124はアンテナ、125は制御回路、1
30は外部切替スイッチを示している。この無線機は、
例えば320チャネルと、極めて多数の周波数チャネル
を有する多チャネル無線機である。周波数シンセサイザ
120は、全320チャネル分の送信周波数と受信周波
数を生成するために必要な周波数信号を発生することが
でき、通常時は、全チャネルのうち、図示されないチャ
ネル設定スイッチで設定された1つのチャネルに対応す
る周波数信号を、それぞれ送信回路121と受信回路1
22等に供給している。送信回路121は、周波数シン
セサイザ120から与えられた周波数信号を基にして、
設定された送信周波数(送信チャネル)で送信を行うよ
うに構成されている。同様に、受信回路122は、周波
数シンセサイザ120から与えられた周波数信号を基に
して、設定された受信周波数(受信チャネル)で、受信
を行うように構成されている。上記送信回路121の出
力信号は、共用器123、アンテナ124を経由して相
手局に送信される。一方、相手局からの信号は、アンテ
ナ124、共用器123を経由して、受信回路122に
て受信される。制御回路125は、例えばマイクロコン
ピュータとメモリで構成され、周波数シンセサイザ12
0の出力周波数の切替制御や、送信回路121の送信制
御および受信回路122の受信制御等の制御を行う。
【0010】この多チャネル無線機において、通話を目
的として使用する場合は、外部切替スイッチ130を
「高速と低速の組み合せモード」に設定しておく。制御
回路125は、このスイッチ設定を読み込み、送信若し
くは受信周波数を切り替えるときには、上述の様に、シ
ンセサイザ120を所定時間高速モードで動作させたの
ち低速モードに切り替える制御を行う。これによって、
チャネル切り替え後は、低速モードに設定されるため、
チャネルに切り替える時間は要するものの、位相同期ル
ープ回路の雑音帯域は狭く、低雑音の無線機を実現でき
る。一方、高速スキャンを行う場合は、外部切替スイッ
チ130を「高速モード」に設定しておく。ここで、高
速スキャンとは、全320チャネル若しくは特定の複数
チャネルの受信周波数をスキャンし、各チャネル周波数
における受信キャリア信号の有無を順時確認(キャリア
センス)する目的で使用する。
【0011】例えば、受信周波数の切替ステップ(周波
数チャネル間隔)が12.5kHz間隔で、全チャネル
をスキャンする例を説明する。従来無線機の如く、チャ
ネルを1チャネル切り替える毎に、所定時間tの高速モ
ードの後、固定的に低速モードに切り替える動作を繰り
返した場合には、1チャネル当りの切替時間は、少なく
とも50ms程度は要するので、全320チャネルをス
キャンするには、50ms×320チャネル=16秒と
極めて長い時間を要する。しかし、本実施例では、高速
モードでスキャンを行うので、1チャネル当りの切替時
間は、25ms程度で実現でき、全チャネルをスキャン
する時間は、25ms×320チャネル=約8秒と、大
幅に短縮することができる。
【0012】次に、本発明の他の実施例を図4を参照し
て説明する。図4は高速のデータ伝送を行う多チャネル
無線機の構成例を示すブロック図である。本実施例で
は、図に示すように、シンセサイザ部220の内部に、
立ち上がり時間の速いが雑音帯域の広いシンセサイザ2
05と、立ち上がり時間が遅いが雑音帯域の狭いシンセ
サイザ206と、両シンセサイザの出力を切り替えるた
めの切替回路207を備えている。また、送信回路20
1、受信回路202、アンテナ共用器203、アンテナ
204、制御回路208を備えている。特に、データ伝
送時において、送信と受信の周波数チャネル切り替えを
頻繁に繰り返す場合、より速い周波数の立ち上がりが要
求される。従って、データ伝送時には、高いS/Nは必
要ないことから、立ち上がり時間の速いシンセサイザ2
05のみを使用する。この無線機において、通常のチャ
ネル切り替え時には、前記立ち上がり時間の速いシンセ
サイザ205で高速に周波数を立ち上げ、その後、前記
立ち上がり時間の遅いシンセサイザ206で周波数を立
ち上げ直す。
【0013】一方、データ伝送時には、チャネル切替時
だけでなく、立ち上がり時間の速いシンセサイザ205
を常に使用するように制御する。なお、シンセサイザ2
05と206の切替制御は、例えば、制御回路208内
のメモリに、何れかのシンセサイザを選択する設定デー
タを格納しておき、データ伝送時には、高速のシンセサ
イザ205を選択する設定データを読み出し、該データ
により、シンセサイザ220内の切替スイッチ207を
制御して、常に高速のシンセサイザを使用するようにす
ればよい。本実施例によれば、データ伝送時に、送信、
受信あるいはチャネル切り替えを頻繁に繰り返す場合、
より早い周波数の立ち上がりが可能であることから、大
幅な通信時間の短縮ができる。
【0014】本発明の更に他の実施例を図5と図6を参
照して説明する。図5は高速スキャンを行うに好適な多
チャネル無線機の構成例を示すブロック図である。この
無線機は、例えば320チャネルと、極めて多数の周波
数チャネルを有する多チャネル無線機である。また、図
6は、高速スキャン時におけるマイクロコンピュータの
制御動作の一例を示すフローチャートである。図5にお
いて、301はスキャンスイッチ、302はマイクロコ
ンピュータ、303はメモリ(EEPROM)、304
は基準周波数発振器、305及び307は分周器、30
6は位相比較器、308は低速ループフィルタ、309
は高速ループフィルタ、310は電圧制御発振器(VC
O)、311は切替スイッチ、312はノイズスケルチ
回路(NSQ回路)、313は送受信部、314はシン
セサイザ出力端、315はアンテナ、316はノイズス
ケルチ回路出力端、317はプレススイッチである。
【0015】図5において、基準周波数発振器304か
ら出力された信号は、分周器305にて所定の分周比で
分周された後、基準信号として位相比較器306の基準
入力に与えられる。一方、VCO310からの出力信号
は、分周器307にて所定の分周比で分周されたのち、
位相比較信号として位相比較器306の比較入力に与え
られる。位相比較器306において、基準信号と位相比
較信号の位相比較が行われ、両者の位相誤差信号が低速
ループフィルタ308および高速ループフィルタ309
に供給される。この低速ループフィルタ308と高速ル
ープフィルタ309は、例えば抵抗とコンデンサで構成
され、マイクロコンピュータ302の制御により、切替
スイッチ311にて何れか一方のフィルタの出力が選択
される。低速ループフィルタ308は、カットオフ周波
数Wnが小さく、ループ系の応答動作は低速となるが、
雑音帯域が狭く雑音には強い。一方、高速ループフィル
タ309は、カットオフ周波数Wnが大きく雑音帯域は
広いが、ループ系の応答動作は高速となる。切替スイッ
チ311を経由した位相誤差信号は、VCO310の制
御入力へ帰還され、この入力信号電圧により、VCO3
10の発振周波数が制御される。
【0016】VCO310は、全320チャネル分の送
信周波数と受信周波数を生成するために必要な周波数信
号を発生することができ、通常時は、全チャネルのう
ち、図示されないチャネル設定スイッチで設定された1
つのチャネルに対応する周波数信号を出力端314に出
力すると共に、送受信部313内の送信部と受信部に各
々供給している。送受信部313内の送信部は、VCO
310から与えられた周波数信号を基にして、設定され
た送信周波数で送信を行うように構成されている。同様
に、受信部は、VCO310から与えられた周波数信号
を基にして、設定された受信周波数で、受信を行うよう
に構成されている。送信部の出力信号は、共用器及びア
ンテナ315を経由して相手局に送信される。一方、相
手局からの信号は、アンテナ315及び共用器を経由し
て、受信部にて受信される。マイクロコンピュータ30
2は、選択されたチャネルに対応して、所定の分周比デ
ータを分周器307に与え、もってVCO310の発振
周波数を制御することにより、送信と受信周波数の切替
制御を行う。また、プレススイッチ317のオン/オフ
に対応して、送受信部313の送信動作と受信動作の制
御を行う。例えば、プレススイッチ317のオンを検出
した場合は、送受信部313を送信動作とし、プレスス
イッチ317のオフを検出した場合は、送受信部313
を受信動作に切り替えるように制御する。
【0017】次に、この多チャネル無線機において、高
速スキャンを行う場合について説明する。ここで、高速
スキャンとは、全チャネル若しくは特定の複数チャネル
の受信周波数をスキャンし、各チャネルにおける受信キ
ャリア信号の有無を順時確認(キャリアセンス)するも
のである。高速スキャンを行う場合、操作者がスキャン
スイッチ301をオンとして、スキャンモードに設定す
ると、マイクロコンピュータ302は、先ず切替スイッ
チ311を制御して、図6に示す様に、低速ループフィ
ルタ308から高速ループフィルタ309への切り替え
を行う。次に、マイクロコンピュータ302は予めEE
PROM303に書き込まれたスキャンを行うチャネル
の情報を読み込み、分周器307に対して、スキャンを
行うチャネルに対応する複数の分周比データを順時与え
る。この結果、VCO310の発振周波数並びに受信部
の受信周波数は、EEPROM303に書き込まれたチ
ャネルの情報の順番に従い、高速に切り替えられる。ま
た、ノイズスケルチ回路312は、設定された各チャネ
ル毎に、送受信部313内の受信部におけるキャリア信
号受信の有無を検出し、その受信検出の有無を示す情報
をマイクロコンピュータ302に与える。本実施例で
は、このようにノイズスケルチ回路312を用いて、各
チャネルにおける受信の有無を検出しているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、要は、各チャネルの
受信の有無を検出できる手段の検出出力を利用するよう
に構成すれば良い。
【0018】ここで、各チャネルの受信周波数を順時ス
キャンするに際し、ノイズスケルチ回路312におい
て、設定したチャネルに該当する受信キャリア信号が検
出されない期間は、ノイズスケルチ回路312は、マイ
クロコンピュータ302に対して、受信非検出を示す信
号(例えばLOW(0V)信号)を与える。この場合、マ
イクロコンピュータ302は、図6に示すように、高速
ループフィルタ309の選択を維持するように制御す
る。従って、この受信非検出の期間内は、VCO310
の発振周波数並びに受信部の受信周波数は、EEPRO
M303に書き込まれたチャネル情報の順番に従い、高
速に切り替えられる。一方、ノイズスケルチ回路312
において、スキャンしたチャネルの受信キャリア信号が
検出されたときは、ノイズスケルチ回路312は、マイ
クロコンピュータ302に対して、受信検出を示す信号
(例えばHIGH(5V)信号)を与える。この場合、マ
イクロコンピュータ302は、図6に示す様に、切替ス
イッチ311を制御して、高速ループフィルタ309か
ら低速ループフィルタ308に切り替え、以降これを保
持し、スキャン動作を停止する。
【0019】一例として、受信周波数の切替ステップは
12.5kHz間隔とし、全320チャネルについて、
1チャネルから順番にスキャンし、200チャネル目で
受信信号を検出してスキャンを停止する例を説明する。
従来無線機の如く、チャネルを1チャネル切り替える毎
に、所定時間tの高速モードの後、固定的に低速モード
に切り替える動作を繰り返した場合には、1チャネル当
りの切替時間は、少なくとも50ms程度は要するの
で、1チャネルから200チャネルまでスキャンするに
は、50ms×200チャネル=10秒と極めて長い時
間を要する。しかし、本実施例の場合は、受信信号の非
検出期間内には、高速動作で周波数を切り替えているの
で、1チャネル当りの切り替え時間は25ms程度で実
現でき、1チャネルから200チャネルをスキャンする
ために要する時間を、25ms×200チャネル=5秒
と、大幅に短縮化することができる。さらに、受信キャ
リア信号の検出後は、低速ループフィルタ308側に切
り替えるように制御するため、位相同期ループ回路の雑
音帯域が狭く、外乱に強く低雑音で安定した動作の無線
機を実現することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部から位相同期ループ回路の応答時間を可変できる周波
数シンセサイザと、その周波数シンセサイザを用い、使
い勝手性を著しく向上させた無線機を実現することがで
き、その効果は顕著である。特に、極めてチャネル数の
多い多チャネル無線機において、各チャネルの受信周波
数をスキャンを行う際に、スキャン時間を大幅に短縮で
き、且つ雑音に強く安定した動作が可能な無線機を実現
することができる。また、本発明の手段が極めて簡易で
あることから、回路規模が小さくてすむだけでなく経済
性も優れており、その適用範囲は広い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による周波数シンセサイザの一実施例を
示す回路図。
【図2】従来の周波数シンセサイザの一例を示す回路
図。
【図3】本発明による無線機の一実施例の構成を示すブ
ロック図。
【図4】本発明による無線機の他の実施例の構成を示す
ブロック図。
【図5】本発明による無線機の更に他の実施例の構成を
示すブロック図。
【図6】図5の実施例の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1,101:基準発振器、 2,102:分周
器、3,103:位相比較器、 4,104:
分周器、5,105:電圧制御発振器、 6,10
6:出力端、7,107:ローパスフィルタ、 8,
108:チャージポンプ、9,109:切替スイッチ、
10,110:制御器、130:外部切替スイ
ッチ、 20,120:周波数シンセサイザ、1
21,201:送信回路、 122,202:受
信回路、123,203:共用器、 124,
204:アンテナ、125,208:制御回路、
207:切替スイッチ、205:立ち上がり時間の速
いシンセサイザ、206:立ち上がり時間の遅いシンセ
サイザ、301:スキャンスイッチ、 302:
マイクロコンピュータ、303:EEPROM、
304:基準周波数発振器、305,307:分
周器、 306:位相比較器、308:低速ル
ープフィルタ 309:高速ループフィルタ、3
10:VCO、 311:切替スイッ
チ、312:ノイズスケルチ回路、 313:送受
信部、314:シンセサイザ出力端、 315:ア
ンテナ、316:ノイズスケルチ回路出力端、317:
プレススイッチ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧制御発振器の出力を所要の分周比で
    分周したのち基準周波数と位相比較し、該位相比較結果
    の誤差信号をチャージポンプでデジタルからアナログに
    変換し、ループフィルタを介して上記電圧制御発振器の
    制御入力に与える位相同期ループ回路を含む周波数シン
    セサイザにおいて、 上記チャージポンプに設けられ上記位相同期ループ回路
    の応答時間を切り替える第1の切替手段と、上記位相同
    期ループ回路の外部に設けられ上記第1の切替手段を制
    御し上記応答時間を設定せしめる第2の切替手段とを備
    え、 上記位相同期ループ回路の外部から上記応答時間を設定
    できるように構成したことを特徴とする周波数シンセサ
    イザ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の周波数シンセサイザを具
    備して成る無線機。
  3. 【請求項3】 送信回路と、受信回路と、送信および受
    信周波数を設定する周波数信号を発生しそれぞれ上記送
    信回路と受信回路に与える周波数シンセサイザとを含む
    無線機において、 上記周波数シンセサイザは、応答時間の速い第1の周波
    数シンセサイザと、応答時間の遅い第2の周波数シンセ
    サイザと、上記第1と第2の周波数シンセサイザを択一
    的に選択せしめる切替手段とを備えたことを特徴とする
    無線機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の無線機において、 データ伝送時には、上記第1の周波数シンセサイザのみ
    を選択する制御手段を備えたことを特徴とする無線機。
  5. 【請求項5】 送信回路と、受信回路と、該受信回路に
    接続され受信信号を検出する受信検出回路と、少なくと
    も複数の受信周波数を設定せしめる複数の周波数信号を
    発生し上記受信回路に与える周波数シンセサイザとを有
    する無線機において、 上記周波数シンセサイザには、応答時間の速い高速ルー
    プ回路と、応答時間の遅い低速ループ回路と、該高速ル
    ープ回路と低速ループ回路とを択一的に選択する切替回
    路とを備え、 上記受信回路において複数の受信周波数をスキャンする
    とき、上記受信検出回路で受信信号が検出されない期間
    は上記切替回路を制御して高速ループ回路を選択し、上
    記受信検出回路で受信信号が検出されスキャンを停止し
    た後は上記切替回路を制御して低速ループ回路を選択す
    る制御手段を備えたことを特徴とする無線機。
JP10128387A 1998-01-30 1998-05-12 周波数シンセサイザ及び周波数シンセサイザを用いた無線機 Pending JPH11284508A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076121A (ko) * 2001-03-27 2002-10-09 후지쯔 가부시끼가이샤 Pll 회로의 모드 절환 방법 및 pll 회로의 모드제어 회로

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