JPH1128508A - 複合ロールおよびその製造方法 - Google Patents
複合ロールおよびその製造方法Info
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- JPH1128508A JPH1128508A JP19330697A JP19330697A JPH1128508A JP H1128508 A JPH1128508 A JP H1128508A JP 19330697 A JP19330697 A JP 19330697A JP 19330697 A JP19330697 A JP 19330697A JP H1128508 A JPH1128508 A JP H1128508A
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Abstract
ラック性に優れた複合ロールを提供する。 【解決手段】 鋼製の軸の周囲に耐摩耗性材料からなる
外層を設けた複合ロールにおいて、該外層の少なくとも
表層部が、W、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1
種または2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金中
とセラミックス繊維とから構成される。セラミックス繊
維は、小片を鉄基合金中に混在させてもよいし、或いは
長繊維をロール軸の周りに巻回或いは軸方向に配置し、
その繊維の周囲に鉄基合金が充填されるようにしてもよ
い。
Description
の製造方法に係わり、さらに詳しくは、耐摩耗性、耐ク
ラック性に優れた構造の複合ロールおよびその製造方法
に係わるものである。
形加工に耐摩耗性に優れた複合ロールが使用されてい
る。
図である。
ール軸材1の回りに耐摩耗材の外層部2として耐摩耗性
に優れた高炭素高バナジウム鋳鉄を溶着させた複合ロー
ルは、既に鋼材圧延用ロールとして多量に使用されてい
るロールである。
度鋼の基地組成にVC炭化物等が分散した組織であるた
めにハイスロールと呼ばれている。
反面、耐クラック性に問題があり、ロール寿命は、この
クラックの進行によってほぼ決定付けられている。ロー
ル寿命を延ばすためには、耐摩耗性を犠牲にすることな
く、クラックの進行をいかに抑制するかが問題になって
いる。
鑑みてなされたもので、耐摩耗性を犠牲にすることな
く、なおかつクラックの進展を抑制する効果のある新し
い構造の複合ロールおよびその製造方法を提供せんとす
るものである。
ルの外層の少なくとも表層部を、W、Mo、V、Nb、
Ti、Ta、Zr、Hfの1種或いは2種以上よりなる
炭化物を含む鉄基合金とセラミックス繊維とから構成さ
せることにより、耐摩耗性に優れかつクラックの進展を
防止できる複合ロールとすることができることを知見、
また、セラミックス繊維を鉄基合金の基地に小片として
分散させるとクラックの進展を防止させる効果が更に向
上することができることを知見した。
で、その具体的解決手段は以下の通りである。
らなる外層を設けた複合ロールにおいて、該外層の少な
くとも表層部が、W、Mo、V、Nb、Ti、Ta、Z
r、Hfの1種または2種以上よりなる炭化物を含有す
る鉄基合金とセラミックス繊維とからなることを特徴と
する複合ロール。
鉄基合金中に分散してなることを特徴とする上記(1)
記載の複合ロール。
ール軸の周方向に巻回、或いは軸方向に配向され、この
繊維の間隙に上記鉄基合金が含浸されてなることを特徴
とする上記(1)記載の複合ロール。
窒化物で被覆された炭化珪素繊維或いは窒化珪素繊維で
あることを特徴とする上記(1)ないし(3)のいずれ
かに記載の複合ロール。
8〜3.5%のC、2〜7%のCr、10%以下のM
o、20%以下のW、3〜15%のV、Nb、Ti、T
a、Zr、Hfの群から選ばれた1種または2種以上の
元素、5%以下のNi、10%以下のCo、残部実質的
にFeからなることを特徴とする上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載の複合ロール。
材料からなる外層を設けた複合ロールの製造方法であっ
て、前記鋼製ロール軸の周りに、W、V、Nb、Ti、
Ta、Zr、Hfの1種または2種以上を含有する鉄基
合金粉末とセラミックス繊維の小片とを混合して配置し
た後、この鉄基合金粉末とセラミックス繊維を加熱し、
焼結成形することを特徴とする複合ロールの製造方法。
材料からなる外層を設けた複合ロールの製造方法であっ
て、前記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回
あるいは軸方向に配向してセラミックス繊維体を形成し
た後、このセラミックス繊維体に溶融したW、V、N
b、Ti、Ta、Zr、Hfの1種または2種以上を含
有する鉄基合金を供給することを特徴とする複合ロール
の製造方法。
材料からなる外層を設けた複合ロールの製造方法であっ
て、前記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回
あるいは軸方向に配向すると共に、このセラミックス繊
維の周囲にW、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1
種または2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金粉
末を充填配置してセラミックス繊維体を形成した後、こ
のセラミックス繊維体を加熱して鉄基合金粉末を焼結成
形することを特徴とする複合ロールの製造方法。
材料からなる外層を設けた複合ロールの製造方法であっ
て、前記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回
あるいは軸方向に配向すると共に、このセラミックス繊
維の周囲にW、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1
種または2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金粉
末を充填配置してセラミックス繊維体を形成した後、こ
のセラミックス繊維体を加熱して鉄基合金粉末を溶融す
ることを特徴とする複合ロールの製造方法。
またH窒化物で被覆された炭化珪素繊維あるいは窒化珪
素繊維であることを特徴とする上記(6)ないし(9)
のいづれかに記載の複合ロールの製造方法。
8〜3.5%のC、2〜7%のCr、10%以下のM
o、20%以下のW、3〜15%のV、Nb、Ti、T
a、Zr、Hfの群から選ばれた1種または2種以上の
元素、5%以下のNi、10%以下のCo、残部実質的
にFeからなることを特徴とする上記(6)ないし(1
0)のいづれかに記載の複合ロールの製造方法。
は、その外層の少なくとも表層部が、W、Mo、V、N
b、Ti、Ta、Zr、Hfの1種或いは2種以上より
なる炭化物を含む鉄基合金とセラミックス繊維とから構
成することによりクラックの進行を防止するものであ
り、また本発明でのセラミックス繊維としては請求項2
に示すように、鉄基合金の基地に小片として分散させる
ことによりクラックの進展を効果的に防止するものであ
る。セラミックス小片は外層全体、つまり表面から軸材
との接合部まで全体にわたって分散させてもよいが、本
発明の目的のためには少なくともロールの使用限界寸法
内に分散させればよい。
Zr、Hfの1種或いは2種以上よりなる炭化物を含む
鉄基合金の基地を得るには、これらの元素および炭素を
含む鉄基合金を溶解し、冷却して炭化物を晶出させたも
のを粉砕あるいは炭化物を晶出させた溶湯をアトマイズ
して粉末化して得られた粉末とセラミックス繊維の小片
を混合分散し、焼結あるいは溶解後凝固させる等により
該組織を得ることができる。均一な混合分散法として
は、例えばスラリー状で混合分散する方法や超音波振動
を付与しながら混合分散する方法等が活用できる。
の元素および炭素を含む鉄基合金を溶解し、アトマイズ
する方法、あるいは冷却後に粉砕して粉末にする方法な
どにより粉末を得てもよいが、上記の元素を含む炭化物
と所要組成の合金をそれぞれ準備し、これらを所望の比
率で混合することによっても炭化物を含む鉄基合金を得
ることができる。
合は、これらを混合することによって、また、塊状の場
合は混合粉砕するかあるいは再溶解して前述の方法によ
り粉末を得ることができる。なお、準備した炭化物ある
いは鉄合金を所望の比率で混合後、溶融させ溶融含浸に
供することができる。
μm、長さ0.05〜5.0mmの長さのものを、外層
の体積%で概ね5〜90%の範囲とし、上記粉末と均一
に混合分散させるのがよい。
軸の周囲にセラミックスの長繊維を図1に示すように周
方向に幾重にも巻回あるいは図2に示すように軸方向に
平行に配位させてもよく、該繊維の間隙にW、Mo、
V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1種或いは2種以
上を含む鉄基合金を溶融含浸して充填した構造、或いは
W、Mo、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1種或
いは2種以上よりなる炭化物を含む鉄基合金粉末を充填
した後、焼結することによってクラックの進行を防止す
るものである。溶融含浸(溶浸)充填構造の場合、充填
部は冷却に伴い所定の炭化物を晶出することになる。
回は、巻回密度に応じて例えば有機バインダー(ワック
ス)を塗布し、その厚みを調整しながら巻回すること、
あるいは繊維巻回時に繊維の間に有機バインダーシート
もしくは金属箔等を挿入、その厚みを調整しながら巻回
を行えばよい。周方向に巻回時に鋼製の軸方向に対して
直角方向でもよいが、角度をもたせて巻回してもよく、
またそのうえに巻回を繰返す時にはクロス方向に巻回し
て図3に示すような菱形状に巻回してもよい。また、予
め有機バインダーシート等に繊維を所望の体積分率にな
るように平行に配位して繊維入りの有機バインダーシー
トとし、このシートを繊維の向きが軸方向に直角あるい
はある角度も持つように軸の周囲に重ねても同様な効果
を得られる。
は、巻回の場合と同じように所望の体積分率となるよう
に繊維を平行に配位した繊維入り有機バインダーシート
を予め製作し、このシートを繊維の方向が軸に平行にな
るように重ねること等によって配位させることができ
る。
〜30μmの長繊維を用い、繊維の巻回密度あるいは配
位密度は、外層の体積分率で5〜90%の範囲が好まし
い。
iO2、ZrO2などの酸化物系、SiC、Ti−Si−
Cなどの炭化物系、Si3N4、BNなどの窒化物系など
いずれの種類も使用することができるが、この中で炭化
珪素繊維あるいは窒化珪素繊維が最も好ましい。使用に
当って基地の鉄基合金と反応しないように、表面にTi
O2、ZrO2等の酸化物、BN、ZrN、TiN等の窒
化物のセラミックス被覆するのがよい。被覆はCVD法
や、ゾル−ゲル法等の方法で1〜3μm厚さ被覆すれば
よい。
を生成するW、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1
種また2種以上と、炭化物を生成するに足る炭素量を含
有するものでよいが、熱間強度あるいは靭性を向上させ
るためにCr、Mo、W、Co、Niなどを添加するこ
とができるが、重量比で、0.8〜3.5%のC、2〜
7%のCr、10%以下のMo、20%以下のW、3〜
15%のV、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの群から選
ばれた1種または2種以上の元素、5%以上のNi、1
0%以下のCo、残部実質的にFeからなる組成が好ま
しい。
では晶出炭化物が少なく耐摩耗性の点で十分でない。
V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの群から選ばれた1
種または2種以上の元素の量の和が3%未満では、Cと
のバランスで、炭化物が網目状に抄出して靭性。耐肌荒
れ性の点で本発明の目的が達成できない。また上限以上
では大きな初晶炭化物が晶出して肌荒れの問題が発生す
る。V、Nb、Ti、Ta、Zr、HfはMC系炭化物
を形成するほか、これらの金属は鉄基合金とセラミック
ス繊維の濡れ性改善に著効があり、本発明では必須元素
である。
でなくなり、強靭性、耐肌荒れ性の点で問題が起こる。
限を超えると、Cr系炭化物が過多となり靭性、耐摩耗
性が低下する。
に必要であるが、上限を超えると靭性、耐肌荒れ性の点
で好ましくない。なお、Wは炭化物も形成する元素とし
ても添加しうる。
複合して添加してよい。Niは焼入性を向上させる元素
であるが、上限を超えると残留オーステナイトが多くな
り、割れや圧延中の肌荒れを起こし好ましくない。
利であるが、上限を超えると焼入性が悪くなる。
れるので、鋳造鉄基合金に通常添加されるSi、Mnは
必ずしも添加の必要はない。
に、鋼製ロール軸の周囲に、W、V、Nb、Ti、T
a、Zr、Hfの1種または2種以上よりなる炭化物を
含有する鉄基合金粉末とセラミックス繊維の小片とを混
合した混合物を配置し、これをホットプレス或いは熱間
静水圧成形により焼結成形して製造することができる。
W、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1種または2
種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金粉末とセラミ
ックス繊維の小片とを所望の配合比で混合した繊維混合
体5を、鋼製ロール軸材1の周囲に溶接6等により設け
た筒状のカプセル4中に充填することによって、鋼製ロ
ール軸材1の周りに配置し、次いで図4の(ロ)に示す
ようにカプセル4を真空脱気したのち、カプセル4に蓋
7を溶接6することにより密閉して熱間静水圧成形する
方法、あるいは、鋼製ロール軸の周りにこのロール軸と
所望の間隔もって金型を設け、この金型内に上記混合粉
末を充填することによって、鋼製ロール軸の周りにセラ
ミックス繊維の小片と上記鉄基合金粉末を配置し、ホッ
トプレスにより焼結成形する方法などによって製造する
ことができる。
樹脂などの可撓性の筒状のカプセルを設け、この中に上
記混合物を充填することによって、ロール軸の周りにセ
ラミックス繊維の小片と上記鉄基合金粉末を配置し、こ
れを冷間静水圧成形(CIP)によってロール軸の周り
に成形体を形成した後、これを加熱焼結することによっ
て複合ロールを製造することができる。
熱焼結によって、外層が焼結形成され、同時に焼結体と
ロール軸とが接合される。
軸の周りにセラミックス繊維を巻回あるいは軸方向に配
向してセラミックス繊維体を形成した後、このセラミッ
クス繊維体に、溶融したW、V、Nb、Ti、Ta、Z
r、Hfの1種または2種以上を含有する鉄基合金を供
給することによって製造できる。
1の周りにセラミックス繊維を巻回或いはロール軸の方
向に配向してセラミックス繊維体8を形成した後、この
セラミックス繊維体8の周りに筒状の鋳型10を設け、
この鋳型中に溶融したW、V、Nb、Ti、Ta、Z
r、Hfの1種または2種以上を含有する鉄基溶融含浸
(溶浸)用合金9を注入することにより、上記繊維体の
繊維の周りに鉄基合金を含浸させると共に、ロール軸と
鉄基合金とを接合することができる。また、この溶融し
た鉄基合金が冷却凝固する際に、炭化物が晶出し、炭化
物が分散した鉄基合金とセラミックス繊維とからなる外
層が形成される。
形成する方法としては、鋼製ロール軸の周りに有機バイ
ンダー、ワックス等の繊維の巻回密度を調整するための
間隔材を塗布し、その厚みを調整しながらセラミックス
繊維を、或いは巻回時に繊維の間に有機バインダーのシ
ートを装入しながらセラミックス繊維を、ロール軸方向
と直角方向或いは軸方向と角度を有するように巻き重ね
ることによってセラミックス繊維が所望の体積分率とな
るようにして繊維体を形成する方法がある。
ミックス繊維を所望の体積分率となるように平行に配位
して繊維入り有機バインダーシートとし、このシートを
繊維の向きが軸方向と直角方向或いは軸方向と角度を有
するようにして巻回する方法、或いはこの繊維入り有機
バインダーシートを繊維の方向がロール軸方向となるよ
うに重ねるなどの方法により、ロール軸の周りにセラミ
ックス繊維を配したセラミックス繊維体を形成すること
ができる。なお、有機バインダー、ワックスなどの間隔
材は、溶融した上記鉄基合金を注入した際に分解燃焼
し、複合ロールの外層は実質的にセラミックス繊維と炭
化物を含有する鉄基合金とで形成される。
軸の周りにセラミックス繊維を巻回あるいは軸方向に配
向すると共に、W、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hf
の1種または2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合
金粉末を繊維の周囲に充填配置した後、ホットプレス或
いは熱間静水圧成形により鉄基合金粉末を焼結成形する
こと、或いは加熱して鉄基合金粉末を加熱溶融させるこ
とにより製造できる。
インダーあるいはワックス等の間隔材とW、V、Nb、
Ti、Ta、Zr、Hfの1種または2種以上よりなる
炭化物を含有する鉄基合金粉末等を塗布し、その厚みを
調整しながらセラミックス繊維を、あるいは巻回時に繊
維の間に有機バインダーのシートと上記鉄基合金粉末を
装入しながら繊維を、ロール軸方向と直角方向に或いは
軸方向と角度を有するように巻き重ねて所望の体積分率
となるように繊維体を形成する方法によってロール軸の
周りに繊維体を形成するとともに繊維の周囲に炭化物を
含有する鉄基合金粉末を充填配置する。
有機バインダーシート、または上記鉄基合金粉末と有機
バインダーとを混合した有機バインダーシートにセラミ
ックス繊維を所望の体積分率となるように平行に配位し
た繊維入り有機バインダーシートとし、このシートを繊
維の向きが軸方向と直角方向或いは軸方向と角度を有す
るように巻き重ねて所望の体積分率となるように繊維体
を形成する方法によってロール軸の周りに繊維体を形成
するとともに繊維の周囲に炭化物を含有する鉄基合金粉
末を充填配置したセラミックス繊維体を形成することが
できる。
レス或いは熱間静水圧成形により焼結成形することによ
って、複合ロールを製造することができる。
ては、ホットプレス或いは熱間静水圧成形に先だって予
め繊維体を加熱し有機バインダー、ワックスのような間
隔材を分解除去した後、焼結成形することが好ましい。
これによって外層は実質的にセラミックス繊維と上記炭
化物を含有する鉄基合金の焼結体により形成され、ロー
ル軸と外層とは接合される。
耐火物製の筒状の鋳型を設け、繊維体を加熱して鉄基合
金粉末を溶融させることによって、複合ロールを製造す
ることができる。その際、有機バインダー、ワックスの
ような間隔材は分解消失し、外層は実質的にセラミック
ス繊維と溶融後の冷却において晶出した上記炭化物を含
有する鉄基合金により形成され、ロール軸と外層とは接
合される。
て要求される硬度、表面粗度を得るように、熱処理条
件、研磨条件を選定して処理すればよい。
鋳鋼、鍛鋼、強靭鋳鉄等も使用できる。なお、図6に示
すように鋼製ロール軸材1と耐摩耗材の外層部2との間
に鋼製の中間体11を設け、中間体の上に外層を設ける
構造としてもよい。
の少なくとも表層部を特許請求の範囲の繊維強化金属と
した単層或いは複層にしたスリーブとし、内層との接合
は溶接、焼結、溶融等の接合方法の他、焼嵌め、嵌合等
の方法によって接合し、複合ロールとしても使用でき
る。
ず、シームレス、線材圧延、熱押し、鍛造等の熱間加工
用工具や冷間加工用工具としても使用できる。
%混合し、軸周りに形成した後、図4(イ)に示すよう
に鉄製のカプセルの中に納め、(ロ)の蓋を溶接し、カ
プセルの中を真空脱気して封入した後、1200℃でH
IP成型した。冷却後、カプセル材を除去し、硬度がシ
ョアー硬度で80〜85になるように焼入れ、焼戻し処
理を行った。
物(Fe,Cr,Mo,W)6Cが晶出していた。
した。熱サイクルは、高周波により局部的に焼く600
℃に加熱し、直後に水冷することにより行い、加熱−水
冷サイクルを105回繰り返し、クラック深さをクラッ
クメータで測定した。
めに同じ条件で作製したSiC繊維の入っていない成分
のロールでは、クラック深さ、4.8mmであった。本
発明構造は耐クラック性に効果があることを確認した。
で成形した後、これを図5に示すようにアルミナセラミ
ックスの型に納め、上記外層部の鉄基合金を真空中14
50℃で溶解してSiC繊維のリングに溶融含浸(溶
浸)させた。
硬度で80〜90になるように焼入れ、焼戻し処理をし
た。この場合、炭化物としてはVCと複合炭化物(F
e,Cr,Mo,W)6Cが晶出していた。
および処理を行った。
した。
維で0.7mmであった。なお、比較のために同じ条件
で作製したセラミックス繊維の入っていない成分のロー
ルでは、クラック深さ、4.0mmであった。本発明構
造は耐クラック性に効果があることを確認した。
いないロールについて、熱間コイル圧延試験機(単スタ
ンド圧延)にて、耐摩耗性を評価した。圧延材は普通鋼
コイル(幅20mm、厚み2mm、長さ1000m)を
用い、圧延条件はコイル加熱温度900℃、圧下率30
%で行い、コイルを各ロール材で10本圧延した。摩耗
量は圧延前後のロールプロフィールを測定し、その最大
深さの差で比較した。摩耗深さは、繊維が入っていない
ロールの場合を1とすると、SiC繊維入りロールの場
合で0.73、Si3N4繊維入りロールの場合が0.8
0であり、繊維を入れることにより耐摩耗性の改善が確
認できた。
改善するとともに、耐クラック性改善に効果があり、ロ
ール寿命の向上に多大の貢献を成すものである。
繊維をロール軸の周方向に巻回した時の(イ)は断面
図、(ロ)は斜視図である。
化繊維をロール軸に平行に配位させた時の(イ)は断面
図、(ロ)は斜視図である。
化繊維の巻回時に繊維をクロスさせた例を示す斜視図で
ある。
IPによる方法を説明する図であり、(イ)はロール軸
の周りのカプセル内に外層材(繊維混合体)を納めた状
態、(ロ)はカプセルの蓋を溶接し、外層材(繊維混合
体)を封入した後の状態を示す図である。
て、溶融含浸(溶浸)による方法を示す断面模式図であ
り、セラミックス繊維体を型に納め、合金を溶融含浸
(溶浸)させる状態を示す図である。
ロール軸と外層の間に中間体を設けた例を示す図であ
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 鋼製の軸の周辺に耐摩耗性材料からなる
外層を設けた複合ロールにおいて、該外層の少なくとも
表層部が、W、Mo、V、Nb、Ti、Ta、Zr、H
fの1種または2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基
合金とセラミックス繊維とからなることを特徴とする複
合ロール。 - 【請求項2】 上記セラミックス繊維の小片が、鉄基合
金中に分散してなることを特徴とする請求項1記載の複
合ロール。 - 【請求項3】 上記セラミックス繊維が鋼製のロール軸
の周方向に巻回、或いは軸方向に配向され、この繊維の
間隙に上記鉄基合金が含浸されてなることを特徴とする
請求項1記載の複合ロール。 - 【請求項4】 上記セラミックス繊維が酸化物、窒化物
で被覆された炭化珪素繊維或いは窒化珪素繊維であるこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の複
合ロール。 - 【請求項5】 上記鉄基合金が、重量比で、0.8〜
3.5%のC、2〜7%のCr、10%以下のMo、2
0%以下のW、3〜15%のV、Nb、Ti、Ta、Z
r、Hfの群から選ばれた1種または2種以上の元素、
5%以下のNi、10%以下のCo、残部実質的にFe
からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
に記載の複合ロール。 - 【請求項6】 鋼製のロール軸の周囲に耐摩耗性材料か
らなる外層を設けた複合ロールの製造方法であって、前
記鋼製ロール軸の周りに、W、V、Nb、Ti、Ta、
Zr、Hfの1種または2種以上を含有する鉄基合金粉
末とセラミックス繊維の小片とを混合して配置した後、
この鉄基合金粉末とセラミックス繊維を加熱し、焼結成
形することを特徴とする複合ロールの製造方法。 - 【請求項7】 鋼製のロール軸の廻りに耐摩耗性材料か
らなる外層を設けた複合ロールの製造方法であって、前
記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回あるい
は軸方向に配向してセラミックス繊維体を形成した後、
このセラミックス繊維体に溶融したW、V、Nb、T
i、Ta、Zr、Hfの1種または2種以上を含有する
鉄基合金を供給することを特徴とする複合ロールの製造
方法。 - 【請求項8】 鋼製のロール軸の廻りに耐摩耗性材料か
らなる外層を設けた複合ロールの製造方法であって、前
記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回あるい
は軸方向に配向すると共に、このセラミックス繊維の周
囲にW、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1種また
は2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金粉末を充
填配置してセラミックス繊維体を形成した後、このセラ
ミックス繊維体を加熱して鉄基合金粉末を焼結成形する
ことを特徴とする複合ロールの製造方法。 - 【請求項9】 鋼製のロール軸の廻りに耐摩耗性材料か
らなる外層を設けた複合ロールの製造方法であって、前
記鋼製ロール軸の周りにセラミックス繊維を巻回あるい
は軸方向に配向すると共に、このセラミックス繊維の周
囲にW、V、Nb、Ti、Ta、Zr、Hfの1種また
は2種以上よりなる炭化物を含有する鉄基合金粉末を充
填配置してセラミックス繊維体を形成した後、このセラ
ミックス繊維体を加熱して鉄基合金粉末を溶融すること
を特徴とする複合ロールの製造方法。 - 【請求項10】 上記セラミックス繊維が酸化物または
窒化物で被覆された炭化珪素繊維あるいは窒化珪素繊維
であることを特徴とする請求項6ないし9のいづれかに
記載の複合ロールの製造方法。 - 【請求項11】 上記鉄基合金が、重量比で0.8〜
3.5%のC、2〜7%のCr、10%以下のMo、2
0%以下のW、3〜15%のV、Nb、Ti、Ta、Z
r、Hfの群から選ばれた1種または2種以上の元素、
5%以下のNi、10%以下のCo、残部実質的にFe
からなることを特徴とする請求項6ないし10のいづれ
かに記載の複合ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19330697A JP3814054B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 複合ロールおよびその製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19330697A JP3814054B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 複合ロールおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128508A true JPH1128508A (ja) | 1999-02-02 |
| JP3814054B2 JP3814054B2 (ja) | 2006-08-23 |
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ID=16305726
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|---|---|---|---|
| JP19330697A Expired - Fee Related JP3814054B2 (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | 複合ロールおよびその製造方法 |
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