JPH11285262A - 自励共振型電源 - Google Patents
自励共振型電源Info
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- JPH11285262A JPH11285262A JP10098098A JP9809898A JPH11285262A JP H11285262 A JPH11285262 A JP H11285262A JP 10098098 A JP10098098 A JP 10098098A JP 9809898 A JP9809898 A JP 9809898A JP H11285262 A JPH11285262 A JP H11285262A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自励共振方式の電源回路自体に出力電圧安定
化機能を付加し、小型で安価な自励共振型電源を提供す
る。 【解決手段】 プッシュプル構成の自励共振型電源にお
いて、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2の
各ゲートに、制御部3aから、出力電圧に相当する電圧
信号と基準電圧との偏差に応じた誤差信号を供給する。
これにより各トランジスタの導通タイミングを変化さ
せ、自励発振周波数を変移させる。自励発振周波数が変
移するとトランスTの1次巻線N1と共振用容量部Cr
eによる共振回路から2次巻線N2に伝達されるエネル
ギー量が変化するので、出力電圧の制御が可能となる。
化機能を付加し、小型で安価な自励共振型電源を提供す
る。 【解決手段】 プッシュプル構成の自励共振型電源にお
いて、第1トランジスタQ1と第2トランジスタQ2の
各ゲートに、制御部3aから、出力電圧に相当する電圧
信号と基準電圧との偏差に応じた誤差信号を供給する。
これにより各トランジスタの導通タイミングを変化さ
せ、自励発振周波数を変移させる。自励発振周波数が変
移するとトランスTの1次巻線N1と共振用容量部Cr
eによる共振回路から2次巻線N2に伝達されるエネル
ギー量が変化するので、出力電圧の制御が可能となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイヤーの発振回
路を応用した自励共振方式の電源回路において、出力電
圧を安定化させるための技術に関する。
路を応用した自励共振方式の電源回路において、出力電
圧を安定化させるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光表示管や放電管などの負荷に駆動電
圧を供給する電源回路には様々な回路方式が存在する。
ここで、負荷が駆動電圧として交流電圧を要求する場合
には、その一例として、ロイヤーの発振回路を応用した
プッシュプル構成、自励共振方式の電源回路を使用する
ことがある。このロイヤーの発振回路を応用した回路
は、構成が簡素でありながら正弦波に近い交流電圧が容
易に得られるという利点があり、小型・小容量のインバ
ータ回路として用いられることが多い。また場合によっ
ては、正弦波に近い電圧を発生させる特徴を利用し、ノ
イズの発生が少ないコンバータ回路に利用されることも
有る。
圧を供給する電源回路には様々な回路方式が存在する。
ここで、負荷が駆動電圧として交流電圧を要求する場合
には、その一例として、ロイヤーの発振回路を応用した
プッシュプル構成、自励共振方式の電源回路を使用する
ことがある。このロイヤーの発振回路を応用した回路
は、構成が簡素でありながら正弦波に近い交流電圧が容
易に得られるという利点があり、小型・小容量のインバ
ータ回路として用いられることが多い。また場合によっ
ては、正弦波に近い電圧を発生させる特徴を利用し、ノ
イズの発生が少ないコンバータ回路に利用されることも
有る。
【0003】しかし一般に、このロイヤーの発振回路を
応用した自励共振型のインバータ回路、あるいはコンバ
ータ回路は、その回路自体に入力電圧や負荷の変動に対
して出力電圧を一定にする機能が付加されることはほと
んどない。これは、共振現象に伴った自励発振動作を行
わせるために、PWM制御のようにトランジスタのオン
デューティを変化させて出力電圧を安定化させるのは困
難なためである。そこで、負荷に供給する駆動電圧を安
定化する必要が有る場合には、図3に示すように、ロイ
ヤーの発振回路を応用した自励共振型のインバータ回路
の入力側に出力電圧の制御機能を有するコンバータ回路
を設け、インバータ回路とコンバータ回路全体で電源装
置を構成する。そして、コンバータ回路からインバータ
回路に供給する電圧を制御し、負荷へ供給する電圧を安
定化するという手段が採られていた。
応用した自励共振型のインバータ回路、あるいはコンバ
ータ回路は、その回路自体に入力電圧や負荷の変動に対
して出力電圧を一定にする機能が付加されることはほと
んどない。これは、共振現象に伴った自励発振動作を行
わせるために、PWM制御のようにトランジスタのオン
デューティを変化させて出力電圧を安定化させるのは困
難なためである。そこで、負荷に供給する駆動電圧を安
定化する必要が有る場合には、図3に示すように、ロイ
ヤーの発振回路を応用した自励共振型のインバータ回路
の入力側に出力電圧の制御機能を有するコンバータ回路
を設け、インバータ回路とコンバータ回路全体で電源装
置を構成する。そして、コンバータ回路からインバータ
回路に供給する電圧を制御し、負荷へ供給する電圧を安
定化するという手段が採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにイ
ンバータ回路とコンバータ回路を共に設けるとなると、
コンバータ回路を構成するための部品類や基板スペース
が余分に必要となる。そのために電源装置の形状が大型
化し、コストも上昇するという問題があった。本発明
は、ロイヤーの発振回路を応用した自励共振方式の回路
自体に出力電圧の安定化機能を付加し、小型で安価な電
源装置を構成できる自励共振型電源を提供することを目
的とする。
ンバータ回路とコンバータ回路を共に設けるとなると、
コンバータ回路を構成するための部品類や基板スペース
が余分に必要となる。そのために電源装置の形状が大型
化し、コストも上昇するという問題があった。本発明
は、ロイヤーの発振回路を応用した自励共振方式の回路
自体に出力電圧の安定化機能を付加し、小型で安価な電
源装置を構成できる自励共振型電源を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自励共振型電源
は、1次巻線に所定のインダクタンスを有するトラン
ス、トランスの1次巻線に対して並列に接続されて1次
巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部、トランス
の1次巻線の所定位置にそれぞれの主電流路の一端が接
続され、その制御端子にはトランスの巻線に発生した電
圧より得られた帰還信号がそれぞれ逆の位相で供給され
る第1及び第2のトランジスタ、トランスの1次巻線の
所定位置に設けられたタップと第1と第2のトランジス
タの主電流路の他端の共通接続点との間に外部の入力電
圧源と共に接続されるチョークコイル、トランスの所定
の巻線に発生した電圧より出力電圧に相当した電圧信号
を得て、電圧信号と基準電圧との誤差信号を発生させる
制御部を具備し、誤差信号を帰還信号と共に第1と第2
のトランジスタの制御端子に入力することを特徴とす
る。
は、1次巻線に所定のインダクタンスを有するトラン
ス、トランスの1次巻線に対して並列に接続されて1次
巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部、トランス
の1次巻線の所定位置にそれぞれの主電流路の一端が接
続され、その制御端子にはトランスの巻線に発生した電
圧より得られた帰還信号がそれぞれ逆の位相で供給され
る第1及び第2のトランジスタ、トランスの1次巻線の
所定位置に設けられたタップと第1と第2のトランジス
タの主電流路の他端の共通接続点との間に外部の入力電
圧源と共に接続されるチョークコイル、トランスの所定
の巻線に発生した電圧より出力電圧に相当した電圧信号
を得て、電圧信号と基準電圧との誤差信号を発生させる
制御部を具備し、誤差信号を帰還信号と共に第1と第2
のトランジスタの制御端子に入力することを特徴とす
る。
【0006】
【発明の実施の形態】トランスの1次巻線に対して複数
のコンデンサからなる共振容量部を並列に接続する。ト
ランスの1次巻線の両端には、それぞれ第1と第2のト
ランジスタの主電流路の一端を接続し、第1と第2のト
ランジスタの主電流路の他端は共通接続する。この共通
接続点と1次巻線の中間タップとの間には外部の電圧供
給源と共にチョークコイルを接続する。第1と第2のト
ランジスタの制御端子は、それぞれ1次巻線の巻線端と
は少なくとも1つのコンデンサ素子を隔てた、共振用容
量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、(C)に
接続する。そしてトランスの検出巻線に、出力電圧に相
当する電圧信号と基準電圧との誤差信号を発生させる制
御部を接続し、制御部から第1、第2のトランジスタの
制御端子に誤差信号を供給する。
のコンデンサからなる共振容量部を並列に接続する。ト
ランスの1次巻線の両端には、それぞれ第1と第2のト
ランジスタの主電流路の一端を接続し、第1と第2のト
ランジスタの主電流路の他端は共通接続する。この共通
接続点と1次巻線の中間タップとの間には外部の電圧供
給源と共にチョークコイルを接続する。第1と第2のト
ランジスタの制御端子は、それぞれ1次巻線の巻線端と
は少なくとも1つのコンデンサ素子を隔てた、共振用容
量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、(C)に
接続する。そしてトランスの検出巻線に、出力電圧に相
当する電圧信号と基準電圧との誤差信号を発生させる制
御部を接続し、制御部から第1、第2のトランジスタの
制御端子に誤差信号を供給する。
【0007】ここで制御部は、具体的には、トランスの
検出巻線の端子間に接続したダイオードとコンデンサの
直列回路、入力端子と基準電位点との間に接続した第1
の抵抗と定電圧素子の直列回路、エミッタがコンデンサ
一端に接続され、コレクタおよびベースがそれぞれ第2
と第3の抵抗を介して第1の抵抗と定電圧素子の接続点
に接続された制御トランジスタを具備した回路構成とす
る。第1と第2のトランジスタの制御端子に制御部から
誤差信号を供給すると、その誤差信号の大きさに応じて
各トランジスタのバイアス状態が変化する。すると、第
1と第2のトランジスタの導通タイミングが変化し、自
励発振周波数が変移する。自励発振周波数が変移する
と、1次巻線と共振用容量部からなる共振回路を介して
2次巻線に伝達されるエネルギー量が変化する。その結
果、出力電圧の制御が可能となり、安定化が図られる。
検出巻線の端子間に接続したダイオードとコンデンサの
直列回路、入力端子と基準電位点との間に接続した第1
の抵抗と定電圧素子の直列回路、エミッタがコンデンサ
一端に接続され、コレクタおよびベースがそれぞれ第2
と第3の抵抗を介して第1の抵抗と定電圧素子の接続点
に接続された制御トランジスタを具備した回路構成とす
る。第1と第2のトランジスタの制御端子に制御部から
誤差信号を供給すると、その誤差信号の大きさに応じて
各トランジスタのバイアス状態が変化する。すると、第
1と第2のトランジスタの導通タイミングが変化し、自
励発振周波数が変移する。自励発振周波数が変移する
と、1次巻線と共振用容量部からなる共振回路を介して
2次巻線に伝達されるエネルギー量が変化する。その結
果、出力電圧の制御が可能となり、安定化が図られる。
【0008】
【実施例】出力電圧の安定化機能を持たせた、本発明に
よる自励共振型電源の実施例の回路を図1に示した。図
1に示す回路は以下のような構成となっている。なお図
1において、1は高電位側の入力端子を示す。低電位側
の入力端子は図示を省略してあるが、基準電位点、すな
わちアースと接続されているものとする。入力端子1を
チョークコイルL1を介してトランスTの1次巻線N1
の中間タップに接続し、1次巻線N1の端子間には共振
用容量部Creを接続する。ここで共振用容量部Cre
は、コンデンサC2、コンデンサC3、コンデンサC4
およびコンデンサC5の直列回路により構成する。
よる自励共振型電源の実施例の回路を図1に示した。図
1に示す回路は以下のような構成となっている。なお図
1において、1は高電位側の入力端子を示す。低電位側
の入力端子は図示を省略してあるが、基準電位点、すな
わちアースと接続されているものとする。入力端子1を
チョークコイルL1を介してトランスTの1次巻線N1
の中間タップに接続し、1次巻線N1の端子間には共振
用容量部Creを接続する。ここで共振用容量部Cre
は、コンデンサC2、コンデンサC3、コンデンサC4
およびコンデンサC5の直列回路により構成する。
【0009】1次巻線N1の両端にはそれぞれ、電界効
果型トランジスタ(FET)よりなる第1トランジスタ
Q1と第2トランジスタQ2のドレインを接続し、第1
トランジスタQ1と第2トランジスタQ2の各ソースは
共にアースに接続する。共振用容量部Creをコンデン
サC2とコンデンサC3の直列回路とコンデンサC4と
コンデンサC5の直列回路に分割するように、コンデン
サC3とコンデンサC4の接続点(A)をアースに接続
する。そして第2トランジスタQ2のゲートをコンデン
サC2とコンデンサC3の接続点(C)に接続し、第1
トランジスタQ1のゲートをコンデンサC4とコンデン
サC5の接続点(B)に接続する。第1トランジスタQ
1、第2トランジスタQ2の各ゲート、ソース間には、
それぞれ抵抗R1およびR2を接続する。
果型トランジスタ(FET)よりなる第1トランジスタ
Q1と第2トランジスタQ2のドレインを接続し、第1
トランジスタQ1と第2トランジスタQ2の各ソースは
共にアースに接続する。共振用容量部Creをコンデン
サC2とコンデンサC3の直列回路とコンデンサC4と
コンデンサC5の直列回路に分割するように、コンデン
サC3とコンデンサC4の接続点(A)をアースに接続
する。そして第2トランジスタQ2のゲートをコンデン
サC2とコンデンサC3の接続点(C)に接続し、第1
トランジスタQ1のゲートをコンデンサC4とコンデン
サC5の接続点(B)に接続する。第1トランジスタQ
1、第2トランジスタQ2の各ゲート、ソース間には、
それぞれ抵抗R1およびR2を接続する。
【0010】そして、第1トランジスタQ1と第2トラ
ンジスタQ2の各ゲートには、それぞれ抵抗R3、抵抗
R4を介して制御部3aを接続する。ここで制御部3a
は次のような構成とする。すなわち、トランスTの検出
巻線N3の一端をアースに接続し、検出巻線N3の端子
間にダイオードD1とコンデンサC6の直列回路を接続
する。誤差増幅器AMを設け、その反転入力端子(−)
をコンデンサC6の一端に接続し、非反転入力端子
(+)を基準電圧源Vref に接続する。誤差増幅器AM
の出力端子は抵抗R3、抵抗R4の一端に接続する。な
お、トランスTの2次巻線N2の両端および中間タップ
は、それぞれ出力端子2a、2c、2bに接続し、入力
端子1とアースとの間にフィルタ用のコンデンサC1を
接続する。
ンジスタQ2の各ゲートには、それぞれ抵抗R3、抵抗
R4を介して制御部3aを接続する。ここで制御部3a
は次のような構成とする。すなわち、トランスTの検出
巻線N3の一端をアースに接続し、検出巻線N3の端子
間にダイオードD1とコンデンサC6の直列回路を接続
する。誤差増幅器AMを設け、その反転入力端子(−)
をコンデンサC6の一端に接続し、非反転入力端子
(+)を基準電圧源Vref に接続する。誤差増幅器AM
の出力端子は抵抗R3、抵抗R4の一端に接続する。な
お、トランスTの2次巻線N2の両端および中間タップ
は、それぞれ出力端子2a、2c、2bに接続し、入力
端子1とアースとの間にフィルタ用のコンデンサC1を
接続する。
【0011】以上のような構成とした回路において、入
力端子1に外部より電圧を供給すると、マルチバイブレ
ータのごとく、第1トランジスタQ1と第2トランジス
タQ2のどちらか一方が導通する。なおここでは、第1
トランジスタQ1が先に導通したと仮定する。第1トラ
ンジスタQ1が導通したことにより1次巻線N1に電流
が流れ、1次巻線N1には電圧が誘導される。この時に
1次巻線N1に誘導された電圧は、共振用容量部Cre
の内部において各コンデンサの容量に応じて分圧され
る。すると、第1トランジスタQ1のゲート、ソース間
にはコンデンサC4の端子間に現れた電圧が、第2トラ
ンジスタQ2のゲート、ソース間にはコンデンサC3の
端子間に現れた電圧が帰還信号として供給される。
力端子1に外部より電圧を供給すると、マルチバイブレ
ータのごとく、第1トランジスタQ1と第2トランジス
タQ2のどちらか一方が導通する。なおここでは、第1
トランジスタQ1が先に導通したと仮定する。第1トラ
ンジスタQ1が導通したことにより1次巻線N1に電流
が流れ、1次巻線N1には電圧が誘導される。この時に
1次巻線N1に誘導された電圧は、共振用容量部Cre
の内部において各コンデンサの容量に応じて分圧され
る。すると、第1トランジスタQ1のゲート、ソース間
にはコンデンサC4の端子間に現れた電圧が、第2トラ
ンジスタQ2のゲート、ソース間にはコンデンサC3の
端子間に現れた電圧が帰還信号として供給される。
【0012】供給された帰還信号により、第1トランジ
スタQ1には順方向バイアスが、第2トランジスタQ2
には逆バイアスがそれぞれ与えられ、第1トランジスタ
Q1はオン状態、第2トランジスタQ2はオフ状態とな
る。また、1次巻線N1に電圧が誘導されると、1次巻
線N1と共振用容量部Creが形成する共振回路に共振
現象が生じる。共振回路に共振現象が生じることによ
り、1次巻線N1の端子間に現れる電圧(共振電圧)は
正弦波状に変化する。第1トランジスタQ1、第2トラ
ンジスタQ2に供給される帰還信号は、実質的に共振電
圧の分圧電圧である。そのため、第1トランジスタQ1
および第2トランジスタQ2は、この共振電圧の変化に
応じて交互にオン状態あるいはオフ状態となり、以後、
継続して自励発振動作を行うことになる。
スタQ1には順方向バイアスが、第2トランジスタQ2
には逆バイアスがそれぞれ与えられ、第1トランジスタ
Q1はオン状態、第2トランジスタQ2はオフ状態とな
る。また、1次巻線N1に電圧が誘導されると、1次巻
線N1と共振用容量部Creが形成する共振回路に共振
現象が生じる。共振回路に共振現象が生じることによ
り、1次巻線N1の端子間に現れる電圧(共振電圧)は
正弦波状に変化する。第1トランジスタQ1、第2トラ
ンジスタQ2に供給される帰還信号は、実質的に共振電
圧の分圧電圧である。そのため、第1トランジスタQ1
および第2トランジスタQ2は、この共振電圧の変化に
応じて交互にオン状態あるいはオフ状態となり、以後、
継続して自励発振動作を行うことになる。
【0013】制御部3aの内部では、検出巻線N3に発
生した電圧はダイオードD1とコンデンサC6によって
整流平滑され、出力電圧に相当した直流の電圧信号とな
る。この電圧信号は誤差増幅器AMに入力され、誤差増
幅器AMは基準電圧Vref と電圧信号の差に相当する誤
差信号を発生させる。このようにして制御部3aで生じ
た誤差信号は、抵抗R3および抵抗R4を介して第1ト
ランジスタQ1および第2トランジスタQ2の各ゲート
に入力される。第1トランジスタQ1および第2トラン
ジスタQ2は、誤差信号が供給されることにより、その
バイアス状態が誤差信号の大きさに応じて変化する。す
ると、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ
2の導通期間と導通タイミングが誤差信号によって変化
するようになる。
生した電圧はダイオードD1とコンデンサC6によって
整流平滑され、出力電圧に相当した直流の電圧信号とな
る。この電圧信号は誤差増幅器AMに入力され、誤差増
幅器AMは基準電圧Vref と電圧信号の差に相当する誤
差信号を発生させる。このようにして制御部3aで生じ
た誤差信号は、抵抗R3および抵抗R4を介して第1ト
ランジスタQ1および第2トランジスタQ2の各ゲート
に入力される。第1トランジスタQ1および第2トラン
ジスタQ2は、誤差信号が供給されることにより、その
バイアス状態が誤差信号の大きさに応じて変化する。す
ると、第1トランジスタQ1および第2トランジスタQ
2の導通期間と導通タイミングが誤差信号によって変化
するようになる。
【0014】この時、各トランジスタの導通期間と導通
タイミングの変化によって、自励発振動作による発振周
波数が変移する。発振周波数が変移すると、1次巻線N
1と共振用容量部Creからなる共振回路を介して2次
巻線N2に伝達されるエネルギー量が変化し、出力電圧
の大きさ(平均値)が変化をする。これにより出力電圧
の制御が可能となり、出力電圧に応じた誤差信号を各ト
ランジスタに供給すれば出力電圧の安定化が可能とな
る。従って、出力電圧を安定化するために、あえて自励
共振型電源の入力側に出力制御機能を有するコンバータ
回路などを設ける必要が無くなり、小型で安価な電源装
置を構成することが可能となる。
タイミングの変化によって、自励発振動作による発振周
波数が変移する。発振周波数が変移すると、1次巻線N
1と共振用容量部Creからなる共振回路を介して2次
巻線N2に伝達されるエネルギー量が変化し、出力電圧
の大きさ(平均値)が変化をする。これにより出力電圧
の制御が可能となり、出力電圧に応じた誤差信号を各ト
ランジスタに供給すれば出力電圧の安定化が可能とな
る。従って、出力電圧を安定化するために、あえて自励
共振型電源の入力側に出力制御機能を有するコンバータ
回路などを設ける必要が無くなり、小型で安価な電源装
置を構成することが可能となる。
【0015】図2には、制御部の構成をさらに具体化し
た、本発明による自励共振型電源の実施例の回路を示し
た。図2において、制御部3bを以下のような構成とし
た。なお、図2に示す回路は制御部3b以外の構成につ
いては図1と同一である。検出巻線N3の一端をアース
に接続し、その端子間にダイオードD1とコンデンサC
6の直列回路を接続する。なおここでは、コンデンサC
6の一端にはアースに対して負の電圧が得られるような
接続構成としておく。入力端子1とアースとの間に抵抗
R5と定電圧ダイオードDZ1の直列回路を、定電圧ダ
イオードDZ1のアノードをアースに接続する形で接続
する。
た、本発明による自励共振型電源の実施例の回路を示し
た。図2において、制御部3bを以下のような構成とし
た。なお、図2に示す回路は制御部3b以外の構成につ
いては図1と同一である。検出巻線N3の一端をアース
に接続し、その端子間にダイオードD1とコンデンサC
6の直列回路を接続する。なおここでは、コンデンサC
6の一端にはアースに対して負の電圧が得られるような
接続構成としておく。入力端子1とアースとの間に抵抗
R5と定電圧ダイオードDZ1の直列回路を、定電圧ダ
イオードDZ1のアノードをアースに接続する形で接続
する。
【0016】制御トランジスタQ3を設け、制御トラン
ジスタQ3のコレクタを抵抗R6を介して定電圧ダイオ
ードDZ1のカソードに接続し、さらにベースを抵抗R
7を介して定電圧ダイオードDZ1のカソードに接続す
る。制御トランジスタQ3のエミッタを抵抗R8を介し
てコンデンサC6の一端に接続し、さらにベースを抵抗
R9を介してコンデンサC6の一端に接続する。制御ト
ランジスタQ3のコレクタを抵抗R3と抵抗R4の一端
に接続する。以上のような構成とすると、定電圧ダイオ
ードDZ1の両端に現れた電圧が、誤差信号を発生させ
るための制御トランジスタQ3を駆動する電圧と基準電
圧Vref として使用される。そしてコンデンサC6の一
端に現れた負の電圧が出力電圧に応じた電圧信号とな
る。なお、図2の回路全体の動作は図1の回路と同じに
なるため、詳しい動作の説明は省略する。
ジスタQ3のコレクタを抵抗R6を介して定電圧ダイオ
ードDZ1のカソードに接続し、さらにベースを抵抗R
7を介して定電圧ダイオードDZ1のカソードに接続す
る。制御トランジスタQ3のエミッタを抵抗R8を介し
てコンデンサC6の一端に接続し、さらにベースを抵抗
R9を介してコンデンサC6の一端に接続する。制御ト
ランジスタQ3のコレクタを抵抗R3と抵抗R4の一端
に接続する。以上のような構成とすると、定電圧ダイオ
ードDZ1の両端に現れた電圧が、誤差信号を発生させ
るための制御トランジスタQ3を駆動する電圧と基準電
圧Vref として使用される。そしてコンデンサC6の一
端に現れた負の電圧が出力電圧に応じた電圧信号とな
る。なお、図2の回路全体の動作は図1の回路と同じに
なるため、詳しい動作の説明は省略する。
【0017】以上に説明した図1、図2に示す本発明の
実施例においては、Nチャネル電界効果型トランジスタ
を使用しているが、他の形式のトランジスタで回路を構
成しても構わない。また、共振用容量部Creを4つの
コンデンサ素子で構成しているが、それ以上の数のコン
デンサ素子で構成しても構わない。さらに実施例の回路
は2次巻線N2に発生した交流電圧を負荷に供給するイ
ンバータ回路として構成されているが、2次巻線N2に
整流素子を接続し、コンバータ回路として使用すること
も可能である。このように本発明の自励共振型電源は、
発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である
ことは言うまでもない。
実施例においては、Nチャネル電界効果型トランジスタ
を使用しているが、他の形式のトランジスタで回路を構
成しても構わない。また、共振用容量部Creを4つの
コンデンサ素子で構成しているが、それ以上の数のコン
デンサ素子で構成しても構わない。さらに実施例の回路
は2次巻線N2に発生した交流電圧を負荷に供給するイ
ンバータ回路として構成されているが、2次巻線N2に
整流素子を接続し、コンバータ回路として使用すること
も可能である。このように本発明の自励共振型電源は、
発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である
ことは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上に述べたように本発明による自励共
振型電源は、出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧と
から誤差信号を得て、その誤差信号を自励発振のための
帰還信号と共にプッシュプル構成の第1と第2のトラン
ジスタの制御端子に入力する構成を特徴としている。こ
のような構成とすると、誤差信号により各トランジスタ
のバイアス状態が変化し、トランジスタの導通タイミン
グが変化する。すると自励発振周波数が変移し、共振回
路を構成するトランスの1次巻線から2次巻線に伝達さ
れるエネルギー量が変化する。その結果、自励共振型電
源自体で出力電圧の安定化を図ることができ、出力電圧
制御のためにコンバータ回路などを併設する必要が無く
なる。従って本発明によれば、出力電圧の安定化機能が
付加された、小型で安価な電源装置を構成できる自励共
振型電源を提供することが可能となる。
振型電源は、出力電圧に相当する電圧信号と基準電圧と
から誤差信号を得て、その誤差信号を自励発振のための
帰還信号と共にプッシュプル構成の第1と第2のトラン
ジスタの制御端子に入力する構成を特徴としている。こ
のような構成とすると、誤差信号により各トランジスタ
のバイアス状態が変化し、トランジスタの導通タイミン
グが変化する。すると自励発振周波数が変移し、共振回
路を構成するトランスの1次巻線から2次巻線に伝達さ
れるエネルギー量が変化する。その結果、自励共振型電
源自体で出力電圧の安定化を図ることができ、出力電圧
制御のためにコンバータ回路などを併設する必要が無く
なる。従って本発明によれば、出力電圧の安定化機能が
付加された、小型で安価な電源装置を構成できる自励共
振型電源を提供することが可能となる。
【図1】 本発明による自励共振型電源の実施例の回路
図。
図。
【図2】 制御部の構成をさらに具体化した本発明によ
る自励共振型電源の実施例の回路図。
る自励共振型電源の実施例の回路図。
【図3】 出力電圧を安定化するためにコンバータ回路
を入力側に設けた、従来の自励共振型電源の使用状態を
説明する図。
を入力側に設けた、従来の自励共振型電源の使用状態を
説明する図。
1 入力端子 2a〜2c 出力端子(交流) 3a、3b 制御部 Q1 第1トランジスタ Q2 第2トランジスタ Q3 制御トランジスタ L1 チョークコイル T トランス N1 1次巻線 N2 2次巻線 N3 検出巻線 Cre 共振用容量部 (A)〜(C) 所定のコンデンサ同士の接続点 AM 誤差増幅器 Vref 基準電圧(源)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (4)
- 【請求項1】 1次巻線に所定のインダクタンスを有す
るトランス、 該トランスの1次巻線に対して並列に接続され、該1次
巻線と共に共振回路を形成する共振用容量部、 該トランスの1次巻線の所定位置にそれぞれの主電流路
の一端が接続され、その制御端子には該トランスの巻線
に発生した電圧より得られた帰還信号がそれぞれ逆の位
相で供給される第1及び第2のトランジスタ、 該トランスの1次巻線の所定位置に設けられたタップ
と、該第1と第2のトランジスタの主電流路の他端の共
通接続点との間に、外部の入力電圧源と共に接続される
チョークコイルおよび、 該トランスの所定の巻線に発生した電圧より出力電圧に
相当した電圧信号を得て、該電圧信号と基準電圧との誤
差信号を発生させる制御部、 を具備し、該誤差信号を該帰還信号と共に該第1と第2
のトランジスタの制御端子に入力することを特徴とする
自励共振型電源。 - 【請求項2】 前記共振用容量部を直列接続された複数
個のコンデンサ素子により構成し、 前記第1と第2のトランジスタの各制御端子はそれぞ
れ、前記トランスの1次巻線の巻線端から該共振用容量
部の少なくとも1つのコンデンサ素子を隔てた、該共振
用容量部の所定のコンデンサ同士の接続点(B)、
(C)に接続することを特徴とする、請求項1に記載し
た自励共振型電源。 - 【請求項3】 前記制御部は、 前記トランスの所定の巻線の端子間に接続されたダイオ
ードとコンデンサの直列回路と、 入力端子と基準電位点との間に接続された第1の抵抗と
定電圧素子の直列回路と、 該コンデンサの一端にエミッタを接続した制御トランジ
スタと、 該第1の抵抗と定電圧素子の接続点と該制御トランジス
タのコレクタとの間に接続された第2の抵抗と、 該第1の抵抗と定電圧素子の接続点と該制御トランジス
タのベースとの間に接続された第3の抵抗とを具備し、
該制御トランジスタのコレクタから前記誤差信号を得る
ことを特徴とする、請求項1あるいは請求項2に記載し
た自励共振型電源。 - 【請求項4】 前記共振用容量部は、直列接続された4
つのコンデンサ素子よりなり、該共振用容量部の中央に
位置するコンデンサ同士の接続点はアースに接続され、
前記第1と第2のトランジスタはFETよりなることを
特徴とする、請求項2あるいは請求項3に記載した自励
共振型電源。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10098098A JPH11285262A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 自励共振型電源 |
| US09/273,866 US6009001A (en) | 1998-03-27 | 1999-03-22 | Self-oscillation-resonance type power supply circuit |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10098098A JPH11285262A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 自励共振型電源 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285262A true JPH11285262A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=14210875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10098098A Pending JPH11285262A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 自励共振型電源 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285262A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008061371A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式共振型スイッチング電源 |
| CN101833059A (zh) * | 2009-12-04 | 2010-09-15 | 青岛菲特电器科技有限公司 | 工频谐振变压器 |
| CN103929069A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-07-16 | 国家电网公司 | 一种升压装置及应用该装置的测试系统 |
| JP2015073391A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 富士電子工業株式会社 | 発振装置 |
| EP4064545A1 (en) | 2021-03-24 | 2022-09-28 | Sumida Corporation | Output stabilization circuit and dc/dc converter circuit |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10098098A patent/JPH11285262A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008061371A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toko Inc | 自励式共振型スイッチング電源 |
| CN101833059A (zh) * | 2009-12-04 | 2010-09-15 | 青岛菲特电器科技有限公司 | 工频谐振变压器 |
| JP2015073391A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | 富士電子工業株式会社 | 発振装置 |
| CN103929069A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-07-16 | 国家电网公司 | 一种升压装置及应用该装置的测试系统 |
| EP4064545A1 (en) | 2021-03-24 | 2022-09-28 | Sumida Corporation | Output stabilization circuit and dc/dc converter circuit |
| US11855546B2 (en) | 2021-03-24 | 2023-12-26 | Sumida Corporation | Output stabilization circuit and DC/DC converter circuit |
| TWI835072B (zh) * | 2021-03-24 | 2024-03-11 | 日商勝美達股份有限公司 | 輸出穩定化電路及dcdc轉換器電路 |
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