JPH11285357A - 炊き込みご飯用調味液 - Google Patents
炊き込みご飯用調味液Info
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- JPH11285357A JPH11285357A JP10090475A JP9047598A JPH11285357A JP H11285357 A JPH11285357 A JP H11285357A JP 10090475 A JP10090475 A JP 10090475A JP 9047598 A JP9047598 A JP 9047598A JP H11285357 A JPH11285357 A JP H11285357A
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- JP
- Japan
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- kelp
- cooked rice
- seasoning liquid
- rice
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- Cereal-Derived Products (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炊き込みご飯用調味液の具材として昆布をも
ちいることによって昆布の旨みと食感を有する新規な炊
き込みご飯が得られるようにするとともに、昆布の食感
と調味液の良好な保存性を同時に達成できるようにす
る。 【解決手段】 裁断加工昆布を具材として含む調味液
で、pHが3より大きく5より小さく、および/または
水分活性が0.7より大きく0.88より小さくて、7
0〜110℃で1〜120分間加熱殺菌してなることを
特徴とする炊き込みご飯用調味液。
ちいることによって昆布の旨みと食感を有する新規な炊
き込みご飯が得られるようにするとともに、昆布の食感
と調味液の良好な保存性を同時に達成できるようにす
る。 【解決手段】 裁断加工昆布を具材として含む調味液
で、pHが3より大きく5より小さく、および/または
水分活性が0.7より大きく0.88より小さくて、7
0〜110℃で1〜120分間加熱殺菌してなることを
特徴とする炊き込みご飯用調味液。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯前に米および
水に混ぜておくだけで、炊き込みご飯がつくれる炊き込
みご飯用調味液に関し、特に具材として昆布をもちいた
ことにより新規な食感と風味が得られ、かつ保存性が良
い炊き込みご飯用調味液に関する。
水に混ぜておくだけで、炊き込みご飯がつくれる炊き込
みご飯用調味液に関し、特に具材として昆布をもちいた
ことにより新規な食感と風味が得られ、かつ保存性が良
い炊き込みご飯用調味液に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、炊き込みご飯は家庭や産業給
食で食事に供されており、山菜ご飯、松茸ご飯などの野
菜を主体としたものや、アサリご飯などの貝類を主体と
したものが知られている。そして、炊き込みご飯の素と
して炊く前に混ぜるだけで簡便に炊き込みご飯がつくれ
る具材入り調味材料が出回っている。このような炊き込
みご飯用の調味材料には、大きく分けて、乾燥粉末およ
び乾燥野菜等からなる乾燥調味料と、レトルトパウチに
充填された液状品とがある。
食で食事に供されており、山菜ご飯、松茸ご飯などの野
菜を主体としたものや、アサリご飯などの貝類を主体と
したものが知られている。そして、炊き込みご飯の素と
して炊く前に混ぜるだけで簡便に炊き込みご飯がつくれ
る具材入り調味材料が出回っている。このような炊き込
みご飯用の調味材料には、大きく分けて、乾燥粉末およ
び乾燥野菜等からなる乾燥調味料と、レトルトパウチに
充填された液状品とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乾燥調
味料では調味料の種類が限定されてしまい、また液状品
においては、レトルトパウチを用いた加工食品に対して
通常行なわれる高温加熱殺菌(以下、レトルト処理とい
うこともある)工程において具材の本来の姿や食感が損
なわれ易いため、使用される具材が限定されている。例
えばレトルトパウチに充填された炊き込みご飯用調味液
は、通常、高圧加熱殺菌処理が行われるが、特に商業的
無菌化を図るために、一般的には121℃で約8分程度
の加熱が施される。このため、具材が柔らかくなりすぎ
て食感が損なわれるという問題があり、例えば海草類で
は、レトルト処理における高温加熱によっても柔らかく
なり難いひじきに制限されていた。また、炊いたご飯に
混ぜて使う混ぜご飯の素もあるが、これはご飯の表面に
付着するだけであるため、十分しみこんだ旨みは期待で
きない。
味料では調味料の種類が限定されてしまい、また液状品
においては、レトルトパウチを用いた加工食品に対して
通常行なわれる高温加熱殺菌(以下、レトルト処理とい
うこともある)工程において具材の本来の姿や食感が損
なわれ易いため、使用される具材が限定されている。例
えばレトルトパウチに充填された炊き込みご飯用調味液
は、通常、高圧加熱殺菌処理が行われるが、特に商業的
無菌化を図るために、一般的には121℃で約8分程度
の加熱が施される。このため、具材が柔らかくなりすぎ
て食感が損なわれるという問題があり、例えば海草類で
は、レトルト処理における高温加熱によっても柔らかく
なり難いひじきに制限されていた。また、炊いたご飯に
混ぜて使う混ぜご飯の素もあるが、これはご飯の表面に
付着するだけであるため、十分しみこんだ旨みは期待で
きない。
【0004】ところで我が国では、昔から昆布が旨みの
点から基礎の味として、さらにその食感の面から、一般
的に多用されており、昆布をもちいた加工食品として例
えば次のようなものが開示されている。すなわち、特開
昭52ー117472号公報および特開昭62ー32854号公報には、
つゆ類に好適な昆布の抽出物を用いた調味料が開示され
ている。特開昭62ー32863号公報には、塩昆布、酢昆布、
とろろ昆布などの昆布加工食品を製造する際に添加され
る昆布加工食品用調味料が開示されている。特開昭63ー4
4865号公報には、みりん等の調味用酒類に昆布を浸漬さ
せた昆布風味調味料が開示されている。また米飯加工食
品として特開平6ー7096号公報には、米飯に肉類、海草
類、野菜類などの具を混ぜ、これをシュウマイの皮でく
るんで蒸した食品が提案されている。しかしながらこれ
らに開示されているものはいずれも、昆布の旨みに着目
したものであり、昆布を具材としてもちいて昆布そのも
のの食感を得ることについては一切触れられていない。
また液状品である炊き込みご飯用調味液に具材として昆
布をもちいた例はなく、その原因として、上述したよう
にレトルト処理における高温加熱により昆布が柔らかく
なりすぎて食感が損なわれるという問題があった。
点から基礎の味として、さらにその食感の面から、一般
的に多用されており、昆布をもちいた加工食品として例
えば次のようなものが開示されている。すなわち、特開
昭52ー117472号公報および特開昭62ー32854号公報には、
つゆ類に好適な昆布の抽出物を用いた調味料が開示され
ている。特開昭62ー32863号公報には、塩昆布、酢昆布、
とろろ昆布などの昆布加工食品を製造する際に添加され
る昆布加工食品用調味料が開示されている。特開昭63ー4
4865号公報には、みりん等の調味用酒類に昆布を浸漬さ
せた昆布風味調味料が開示されている。また米飯加工食
品として特開平6ー7096号公報には、米飯に肉類、海草
類、野菜類などの具を混ぜ、これをシュウマイの皮でく
るんで蒸した食品が提案されている。しかしながらこれ
らに開示されているものはいずれも、昆布の旨みに着目
したものであり、昆布を具材としてもちいて昆布そのも
のの食感を得ることについては一切触れられていない。
また液状品である炊き込みご飯用調味液に具材として昆
布をもちいた例はなく、その原因として、上述したよう
にレトルト処理における高温加熱により昆布が柔らかく
なりすぎて食感が損なわれるという問題があった。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、炊き込みご飯用調味液の具材として昆布をもちいる
ことによって昆布の旨みと食感を有する新規な炊き込み
ご飯が得られるようにするとともに、昆布の食感を損な
わずに炊き込みご飯用調味液の良好な保存性も達成でき
るようにすることを目的とする。
で、炊き込みご飯用調味液の具材として昆布をもちいる
ことによって昆布の旨みと食感を有する新規な炊き込み
ご飯が得られるようにするとともに、昆布の食感を損な
わずに炊き込みご飯用調味液の良好な保存性も達成でき
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、裁断加工昆
布を具材として含む調味液で、pHが3より大きく5よ
り小さく、および/又は水分活性が0.7より大きく
0.88より小さくて、70〜110℃で1〜100分
間加熱殺菌してなることを特徴とする炊き込みご飯用調
味液によって解決できる。
布を具材として含む調味液で、pHが3より大きく5よ
り小さく、および/又は水分活性が0.7より大きく
0.88より小さくて、70〜110℃で1〜100分
間加熱殺菌してなることを特徴とする炊き込みご飯用調
味液によって解決できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明で用いられる裁断加工昆布は、通常入手できる生
〜乾燥昆布を、幅0.05〜3cm、長さ0.5〜15
cm程度に裁断したもので、好ましくは、幅0.1〜
0.5cm、長さ2〜10cmである。裁断の機械、方
法は制限されるものではない。本発明の炊き込みご飯用
調味液は、pHが3より大きく5より小さい値、好まし
くは3.5以上4.8以下に調整される。pHが5以上
では微生物、特に一般生菌の制御が難しく、一方、pH
が3以下では酸味が強すぎて食味が落ちる。この炊き込
みご飯用調味液のpHを調整するために、酢酸、食酢、
クエン酸、りんご酸、グルコン酸などの酸味料が好まし
く用いられるが、これらに限定されるものではない。
本発明で用いられる裁断加工昆布は、通常入手できる生
〜乾燥昆布を、幅0.05〜3cm、長さ0.5〜15
cm程度に裁断したもので、好ましくは、幅0.1〜
0.5cm、長さ2〜10cmである。裁断の機械、方
法は制限されるものではない。本発明の炊き込みご飯用
調味液は、pHが3より大きく5より小さい値、好まし
くは3.5以上4.8以下に調整される。pHが5以上
では微生物、特に一般生菌の制御が難しく、一方、pH
が3以下では酸味が強すぎて食味が落ちる。この炊き込
みご飯用調味液のpHを調整するために、酢酸、食酢、
クエン酸、りんご酸、グルコン酸などの酸味料が好まし
く用いられるが、これらに限定されるものではない。
【0008】あるいは、本発明の炊き込みご飯用調味液
は、水分活性が0.7より大きく0.88より小さい値
となるように調整される。水分活性は食品中の有効水分
の含有量を示すもので、本発明の炊き込みご飯用調味液
にあってはこの水分活性が0.88以上になると微生物
制御が難しくなる。この炊き込みご飯用調味液の水分活
性の調整には、食塩、砂糖などの糖類や、肉エキスなど
の調味料が用いられるが、これらに限定されるものでは
ない。これらの調味料を用いて水分活性を0.7以下に
しようとすると多量の調味料を使用しなければならず、
炊き込みご飯用調味液の香味を損なうので好ましくな
い。本発明の炊き込みご飯用調味液はpHが上記の範囲
であるか、または水分活性が上記の範囲であるかの少な
くとも一方の条件を満たしていればよく、両方の条件を
満たしていてもよい。
は、水分活性が0.7より大きく0.88より小さい値
となるように調整される。水分活性は食品中の有効水分
の含有量を示すもので、本発明の炊き込みご飯用調味液
にあってはこの水分活性が0.88以上になると微生物
制御が難しくなる。この炊き込みご飯用調味液の水分活
性の調整には、食塩、砂糖などの糖類や、肉エキスなど
の調味料が用いられるが、これらに限定されるものでは
ない。これらの調味料を用いて水分活性を0.7以下に
しようとすると多量の調味料を使用しなければならず、
炊き込みご飯用調味液の香味を損なうので好ましくな
い。本発明の炊き込みご飯用調味液はpHが上記の範囲
であるか、または水分活性が上記の範囲であるかの少な
くとも一方の条件を満たしていればよく、両方の条件を
満たしていてもよい。
【0009】本発明の炊き込みご飯用調味液は、特に粘
度が限定されるものではないが、炊飯前の米および水に
混ぜたときの混ぜやすさ、分散のしやすさなどから、好
ましくは500cp以下が良い。本発明の炊き込みご飯
用調味液は、少なくとも裁断加工昆布を含むものである
が、昆布以外の具材および味付けのための調味料等は、
用途や好みに応じて適宜選択することができる。昆布以
外の具材としては例えば野菜、香辛野菜、ひじき等の海
草、油揚げ、および肉類などを好ましくもちいることが
できる。これらの具材は、必要に応じて適宜裁断されて
用いられる。また味付けのために使用される調味料とし
ては、醤油(生、薄口、濃口など)、味噌、たんぱく加
水分解物調味料、アミノ酸、核酸系調味料、エキス類
(かき、肉、魚、酵母など)、豆板醤、酒、味醂、香辛
料(トウガラシ、胡椒、ハーブなど)、果汁などを適宜
選択して用いることができる。また必要に応じて、デン
プンなど多糖類の増粘剤、植物油脂や動物油脂などの食
用油脂、各種フレーバーなどを適宜添加してもよい。
度が限定されるものではないが、炊飯前の米および水に
混ぜたときの混ぜやすさ、分散のしやすさなどから、好
ましくは500cp以下が良い。本発明の炊き込みご飯
用調味液は、少なくとも裁断加工昆布を含むものである
が、昆布以外の具材および味付けのための調味料等は、
用途や好みに応じて適宜選択することができる。昆布以
外の具材としては例えば野菜、香辛野菜、ひじき等の海
草、油揚げ、および肉類などを好ましくもちいることが
できる。これらの具材は、必要に応じて適宜裁断されて
用いられる。また味付けのために使用される調味料とし
ては、醤油(生、薄口、濃口など)、味噌、たんぱく加
水分解物調味料、アミノ酸、核酸系調味料、エキス類
(かき、肉、魚、酵母など)、豆板醤、酒、味醂、香辛
料(トウガラシ、胡椒、ハーブなど)、果汁などを適宜
選択して用いることができる。また必要に応じて、デン
プンなど多糖類の増粘剤、植物油脂や動物油脂などの食
用油脂、各種フレーバーなどを適宜添加してもよい。
【0010】本発明の炊き込みご飯用調味液は、裁断加
工した昆布、水、および適宜の調味料や具材等を混合し
たものを、レトルトパウチに封入した後、加熱殺菌処理
して製造される。乾燥昆布を用いる場合は、予め水にひ
たしてしておくことが好ましい。レトルトパウチとは、
耐熱性プラスチックフィルムやアルミ箔などを耐熱性接
着剤によって二層以上に積層した高性能のラミネートフ
ィルムを用い、熱可塑性材料の熱シールによって気密性
を保つ容器であり、適宜のものを使用することができ
る。加熱殺菌処理の条件は、好ましくは70〜110℃
で1〜120分間の加熱、さらに好ましくは85〜10
5℃で、10〜100分間の加熱である。加熱温度が高
すぎる、あるいは加熱時間が長すぎると昆布が柔らかく
なりすぎ、食感が悪くなるなどの問題が生じる。また加
熱温度が低すぎる、あるいは加熱時間が短すぎると微生
物制御が不完全となり、保存中に腐敗が生じるおそれが
ある。他の条件が同じであれば加熱温度が高いほど加熱
時間は短くて済む。加熱殺菌処理の条件は、微生物制御
に影響を与える他の条件(水分活性、pH等)や処理前
に食品中に存在する微生物の数、すなわち原料の微生物
的品質によっても変わる。加熱の方法は、周知の手法を
用いることができ、制限されるものではない。
工した昆布、水、および適宜の調味料や具材等を混合し
たものを、レトルトパウチに封入した後、加熱殺菌処理
して製造される。乾燥昆布を用いる場合は、予め水にひ
たしてしておくことが好ましい。レトルトパウチとは、
耐熱性プラスチックフィルムやアルミ箔などを耐熱性接
着剤によって二層以上に積層した高性能のラミネートフ
ィルムを用い、熱可塑性材料の熱シールによって気密性
を保つ容器であり、適宜のものを使用することができ
る。加熱殺菌処理の条件は、好ましくは70〜110℃
で1〜120分間の加熱、さらに好ましくは85〜10
5℃で、10〜100分間の加熱である。加熱温度が高
すぎる、あるいは加熱時間が長すぎると昆布が柔らかく
なりすぎ、食感が悪くなるなどの問題が生じる。また加
熱温度が低すぎる、あるいは加熱時間が短すぎると微生
物制御が不完全となり、保存中に腐敗が生じるおそれが
ある。他の条件が同じであれば加熱温度が高いほど加熱
時間は短くて済む。加熱殺菌処理の条件は、微生物制御
に影響を与える他の条件(水分活性、pH等)や処理前
に食品中に存在する微生物の数、すなわち原料の微生物
的品質によっても変わる。加熱の方法は、周知の手法を
用いることができ、制限されるものではない。
【0011】このようにして得られる炊き込みご飯用調
味液は、一般的なレトルト処理よりも緩和な加熱条件で
加熱殺菌処理が施されるので、昆布の食感が損なわれる
ことなく、良好な昆布の旨みと食感を保持している。ま
た微生物の耐熱性はpHによって大きな影響を受け、ア
ルカリ又は酸性に傾くにつれて微生物の耐熱性が低下す
る。したがって本発明では炊き込みご飯用調味液のpH
が5より小さくなるように調整されているので、上記範
囲の加熱殺菌処理条件で微生物制御が有効になされ、良
好な保存性が得られる。さらに、レトルトパウチ内に封
入された嫌気的条件において、水分活性を上記の範囲と
することによって細菌類の増殖を抑えることができ、ま
た比較的低い水分活性でも増殖可能な酵母やかびは耐熱
性が低いので、上記範囲の加熱殺菌処理条件で微生物制
御が有効になされ、良好な保存性が得られる。
味液は、一般的なレトルト処理よりも緩和な加熱条件で
加熱殺菌処理が施されるので、昆布の食感が損なわれる
ことなく、良好な昆布の旨みと食感を保持している。ま
た微生物の耐熱性はpHによって大きな影響を受け、ア
ルカリ又は酸性に傾くにつれて微生物の耐熱性が低下す
る。したがって本発明では炊き込みご飯用調味液のpH
が5より小さくなるように調整されているので、上記範
囲の加熱殺菌処理条件で微生物制御が有効になされ、良
好な保存性が得られる。さらに、レトルトパウチ内に封
入された嫌気的条件において、水分活性を上記の範囲と
することによって細菌類の増殖を抑えることができ、ま
た比較的低い水分活性でも増殖可能な酵母やかびは耐熱
性が低いので、上記範囲の加熱殺菌処理条件で微生物制
御が有効になされ、良好な保存性が得られる。
【0012】さらにまた、本発明の炊き込みご飯用調味
液は液状であるので、使用できる調味料の種類が多く、
バラエティに富んだ味付けが可能である。またレトルト
パウチ内に充填されているので、缶詰等に比べて軽量か
つコンパクトな包装形態であり、出荷、運送、あるいは
保存に有利であるうえ、開封も容易で使い勝手が良い。
また、この調味液を使用して炊き込みご飯をつくるに
は、炊飯前に、米および水に本発明の炊き込みご飯用調
味液を加えて混合した後、通常の炊飯と同様にして加熱
炊飯を行うだけで良い。したがって具材を切ったり、調
味料を調合したりする手間が不要であるので非常に簡便
である。また液体であるので、米および水と混合する際
に混ぜ易く、調味液の分散性も良いので、味のムラが生
じ難い。そして得られた炊き込みご飯は、昆布の旨味だ
けでなく歯ごたえのある昆布の良好な食感を有するもの
であるので、今までになかった味覚を有し、非常に美味
であるうえ、贅沢感が得られるものである。
液は液状であるので、使用できる調味料の種類が多く、
バラエティに富んだ味付けが可能である。またレトルト
パウチ内に充填されているので、缶詰等に比べて軽量か
つコンパクトな包装形態であり、出荷、運送、あるいは
保存に有利であるうえ、開封も容易で使い勝手が良い。
また、この調味液を使用して炊き込みご飯をつくるに
は、炊飯前に、米および水に本発明の炊き込みご飯用調
味液を加えて混合した後、通常の炊飯と同様にして加熱
炊飯を行うだけで良い。したがって具材を切ったり、調
味料を調合したりする手間が不要であるので非常に簡便
である。また液体であるので、米および水と混合する際
に混ぜ易く、調味液の分散性も良いので、味のムラが生
じ難い。そして得られた炊き込みご飯は、昆布の旨味だ
けでなく歯ごたえのある昆布の良好な食感を有するもの
であるので、今までになかった味覚を有し、非常に美味
であるうえ、贅沢感が得られるものである。
【0013】(本発明の実施の態様) (1)裁断加工昆布を具材として含む調味液で、pHが
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、70〜110
℃で1〜120分間加熱殺菌してなることを特徴とする
炊き込みご飯用調味液。 (2)裁断加工昆布を具材として含む調味液で、pHが
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、レトルトパウ
チ内に充填され、70〜110℃で1〜120分間加熱
殺菌してなることを特徴とする炊き込みご飯用調味液。 (3)少なくとも水と調味料と裁断加工昆布とを含み、
pHが3より大きく5より小さく、および/又は水分活
性が0.7より大きく0.88より小さくなるように調
整された混合液をレトルトパウチ内に充填し、密封した
後、70〜110℃で1〜120分間加熱殺菌する炊き
込みご飯用調味液の製造方法。 (4)裁断加工昆布を具材として含む調味液で、pHが
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、70〜110
℃で1〜120分間加熱殺菌してなる炊き込みご飯用調
味液を、米および水に加えて混合した後、これを加熱し
て炊飯する炊き込みご飯の製造方法およびこれによって
得られた炊き込みご飯。
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、70〜110
℃で1〜120分間加熱殺菌してなることを特徴とする
炊き込みご飯用調味液。 (2)裁断加工昆布を具材として含む調味液で、pHが
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、レトルトパウ
チ内に充填され、70〜110℃で1〜120分間加熱
殺菌してなることを特徴とする炊き込みご飯用調味液。 (3)少なくとも水と調味料と裁断加工昆布とを含み、
pHが3より大きく5より小さく、および/又は水分活
性が0.7より大きく0.88より小さくなるように調
整された混合液をレトルトパウチ内に充填し、密封した
後、70〜110℃で1〜120分間加熱殺菌する炊き
込みご飯用調味液の製造方法。 (4)裁断加工昆布を具材として含む調味液で、pHが
3より大きく5より小さく、および/又は水分活性が
0.7より大きく0.88より小さくて、70〜110
℃で1〜120分間加熱殺菌してなる炊き込みご飯用調
味液を、米および水に加えて混合した後、これを加熱し
て炊飯する炊き込みご飯の製造方法およびこれによって
得られた炊き込みご飯。
【0014】
【実施例】以下、具体的な実施例を示して本発明の効果
を明らかにする。 (実施例1)幅約2mm、長さ約8cmに裁断した乾燥
昆布23gを、昆布がかぶる量の水にひたして戻した。
これに醤油30g、食塩12g、蛋白加水分解物10
g、胡麻油8g、かつお節エキス6g、味醂6g、砂糖
8g、クエン酸1g、ガーリック1gを加え、さらに水
を加えて200gとした。この混合液を、アルミ積層シ
ート(PET/ナイロン/アルミニウム/ポリプロピレ
ン)でできたレトルトパウチ内に充填し後、熱シーラー
で密封し、90℃で30分間加熱殺菌して炊き込みご飯
用調味液を得た。
を明らかにする。 (実施例1)幅約2mm、長さ約8cmに裁断した乾燥
昆布23gを、昆布がかぶる量の水にひたして戻した。
これに醤油30g、食塩12g、蛋白加水分解物10
g、胡麻油8g、かつお節エキス6g、味醂6g、砂糖
8g、クエン酸1g、ガーリック1gを加え、さらに水
を加えて200gとした。この混合液を、アルミ積層シ
ート(PET/ナイロン/アルミニウム/ポリプロピレ
ン)でできたレトルトパウチ内に充填し後、熱シーラー
で密封し、90℃で30分間加熱殺菌して炊き込みご飯
用調味液を得た。
【0015】(実施例2)上記実施例1において、クエ
ン酸を除き、砂糖をグルコース36gに置き換えた以外
は実施例1と同様にして炊き込みご飯用調味液を調製し
た。 (実施例3)上記実施例1において、クエン酸をリンゴ
酸1gに置き換え、加熱条件を下記表1に示すように変
更した以外は同様にして炊き込みご飯用調味液を調製し
た。 (実施例4)上記実施例1において、クエン酸の添加量
を0.6gに変更した以外は実施例1と同様にして炊き
込みご飯用調味液を調製した。 (実施例5)上記実施例1において、クエン酸の添加量
を1.4gに変更し、加熱条件を下記表1に示すように
変更した以外は同様にして炊き込みご飯用調味液を調製
した。 (実施例6)上記実施例5において、加熱条件を下記表
1に示すように変更した以外は同様にして炊き込みご飯
用調味液を調製した。
ン酸を除き、砂糖をグルコース36gに置き換えた以外
は実施例1と同様にして炊き込みご飯用調味液を調製し
た。 (実施例3)上記実施例1において、クエン酸をリンゴ
酸1gに置き換え、加熱条件を下記表1に示すように変
更した以外は同様にして炊き込みご飯用調味液を調製し
た。 (実施例4)上記実施例1において、クエン酸の添加量
を0.6gに変更した以外は実施例1と同様にして炊き
込みご飯用調味液を調製した。 (実施例5)上記実施例1において、クエン酸の添加量
を1.4gに変更し、加熱条件を下記表1に示すように
変更した以外は同様にして炊き込みご飯用調味液を調製
した。 (実施例6)上記実施例5において、加熱条件を下記表
1に示すように変更した以外は同様にして炊き込みご飯
用調味液を調製した。
【0016】(比較例1〜3)比較例1は、実施例1か
ら昆布を除き、比較例2は、実施例2のグルコースを砂
糖8gに置き換え、比較例3は、実施例3の組成で加熱
条件を下記表2に示すように変更した。
ら昆布を除き、比較例2は、実施例2のグルコースを砂
糖8gに置き換え、比較例3は、実施例3の組成で加熱
条件を下記表2に示すように変更した。
【0017】(評価)上記実施例1〜3および比較例1
〜3で得られた炊き込みご飯用調味液について、食感、
旨み、および保存性について評価を行った。その結果を
下記表1および表2に示す。具材の食感と旨みの評価
は、実施例および比較例で得られた調味液をそれぞれ用
いて炊き込みご飯をつくり、専門パネラー5名が食し
て、官能評価を行なった。下記表1および表2において
は、昆布に具材としてのしっかりとした食感と旨みがあ
る…○、昆布がやや柔らかくなっているが具材としての
食感と旨みがある……△、昆布が柔らかくなりすぎ具材
としての食感が乏しい、または旨みがない…×、として
示した。また保存性の評価は、実施例および比較例得ら
れた調味液入りのレチルトパウチを、35℃で3ヵ月間
保存し、レトルトパウチの膨らみを評価した。内容物に
腐敗があればレトルトパウチの膨らみが観察される。下
記表1および表2においては パウチの膨らみはなし……○、 パウチの膨らみがある……×、として示した。
〜3で得られた炊き込みご飯用調味液について、食感、
旨み、および保存性について評価を行った。その結果を
下記表1および表2に示す。具材の食感と旨みの評価
は、実施例および比較例で得られた調味液をそれぞれ用
いて炊き込みご飯をつくり、専門パネラー5名が食し
て、官能評価を行なった。下記表1および表2において
は、昆布に具材としてのしっかりとした食感と旨みがあ
る…○、昆布がやや柔らかくなっているが具材としての
食感と旨みがある……△、昆布が柔らかくなりすぎ具材
としての食感が乏しい、または旨みがない…×、として
示した。また保存性の評価は、実施例および比較例得ら
れた調味液入りのレチルトパウチを、35℃で3ヵ月間
保存し、レトルトパウチの膨らみを評価した。内容物に
腐敗があればレトルトパウチの膨らみが観察される。下
記表1および表2においては パウチの膨らみはなし……○、 パウチの膨らみがある……×、として示した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】表1および表2の結果より、実施例1に比
べ、具材の昆布を除いた比較例1では旨味が得られなか
った。実施例2は、pHが5.6と高いが水分活性が
0.85と低いので、90℃、30分の加熱条件で良好
な保存性が得られた。これに比べ、pH、水分活性とも
に高い比較例2では、90℃、30分の加熱条件でも保
存性が悪かった。実施例3では加熱温度が110℃とや
や高めであったため、昆布がやや柔らかくなっていたが
具材としての食感があると認められた。これに比べて加
熱温度が210℃の比較例3では昆布の食感が損なわれ
ていた。
べ、具材の昆布を除いた比較例1では旨味が得られなか
った。実施例2は、pHが5.6と高いが水分活性が
0.85と低いので、90℃、30分の加熱条件で良好
な保存性が得られた。これに比べ、pH、水分活性とも
に高い比較例2では、90℃、30分の加熱条件でも保
存性が悪かった。実施例3では加熱温度が110℃とや
や高めであったため、昆布がやや柔らかくなっていたが
具材としての食感があると認められた。これに比べて加
熱温度が210℃の比較例3では昆布の食感が損なわれ
ていた。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の炊き込みご
飯用調味液は、pH3〜5および水分活性0.7〜0.
88の少なくとも一方の条件を満たすように調整するこ
とによって、通常のレトルト食品における加熱殺菌処理
より緩和な加熱条件で良好な保存性を達成することがで
きる。したがって具材として昆布を用いても、調味液の
製造過程でその食感が損なわれることがなく、昆布の旨
みと食感を有する新規な炊き込みご飯が得られる。
飯用調味液は、pH3〜5および水分活性0.7〜0.
88の少なくとも一方の条件を満たすように調整するこ
とによって、通常のレトルト食品における加熱殺菌処理
より緩和な加熱条件で良好な保存性を達成することがで
きる。したがって具材として昆布を用いても、調味液の
製造過程でその食感が損なわれることがなく、昆布の旨
みと食感を有する新規な炊き込みご飯が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 裁断加工昆布を具材として含む調味液
で、pHが3より大きく5より小さく、および/又は水
分活性が0.7より大きく0.88より小さくて、70
〜110℃で1〜120分間加熱殺菌してなることを特
徴とする炊き込みご飯用調味液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10090475A JPH11285357A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 炊き込みご飯用調味液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10090475A JPH11285357A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 炊き込みご飯用調味液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285357A true JPH11285357A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13999619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10090475A Withdrawn JPH11285357A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 炊き込みご飯用調味液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285357A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016182102A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯 |
| JP2018121559A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社Mizkan Holdings | 密閉容器入り具材含有液状調味料 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP10090475A patent/JPH11285357A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016182102A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-20 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 加工米飯 |
| JP2018121559A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 株式会社Mizkan Holdings | 密閉容器入り具材含有液状調味料 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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