JPH11285391A - 抗hiv剤 - Google Patents

抗hiv剤

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JPH11285391A
JPH11285391A JP10327942A JP32794298A JPH11285391A JP H11285391 A JPH11285391 A JP H11285391A JP 10327942 A JP10327942 A JP 10327942A JP 32794298 A JP32794298 A JP 32794298A JP H11285391 A JPH11285391 A JP H11285391A
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JP
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hiv
antisense oligonucleotide
seq
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protein
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JP10327942A
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English (en)
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Takeshi Goto
武 後藤
Osamu Iijima
修 飯島
Takashi Shimada
隆 島田
Kiyoshi Uchida
潔 内多
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Toagosei Co Ltd
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Hisamitsu Pharmaceutical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 CXCR4蛋白をコードする染色体DN
Aおよび/またはRNAと特異的にハイブリダイズし
て、CXCR4蛋白の発現を阻害することを特徴とする
アンチセンスオリゴヌクレオチドおよびこのアンチセン
スオリゴヌクレオチドを含む抗HIV剤が提供される。 【効果】 本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドお
よび抗HIV剤は、CXCR4蛋白の発現を抑制し、H
IVの感染阻害活性を有するので、HIV感染症の治療
および予防薬として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CXCR4蛋白を
コードする染色体DNAおよび/またはRNAに対する
アンチセンスオリゴヌクレオチドとそれを含む抗HIV
剤に関するものである。さらに詳しく言うと、本発明
は、エイズ感染に関与する細胞側のレセプターであるC
XCR4蛋白の染色体DNAおよび/またはRNAと特
異的にハイブリダイズして、その発現を抑制することに
より、HIV感染を阻害し得るアンチセンスオリゴヌク
レオチドとそれを含む抗HIV剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エイズは、ヒト免疫不全ウイルス(HI
V)感染によって引き起こされ、細胞性免疫が著しい障
害を受ける結果、種々の日和見感染、リンパ腫、神経障
害等を発症して、最終的には確実に死に至る疾患であ
る。現在の治療法としては、アジドチミジン(AZ
T)、ジデオキシイノシン(ddI)、ジデオキシシチ
ジン(ddC)等の逆転写酵素阻害剤と、サクシナビ
ル、リトナビル、インディナビル等のプロテアーゼ阻害
剤の単独または併用療法が報告されている(Hamme
r,S.M. et al.,New Engl.J.Me
d.,335,1081−1090,1996)。ヌクレ
オシド系逆転写酵素阻害剤は、HIVが細胞に侵入した
後、ウイルス自身の持つ逆転写酵素がウイルスの遺伝情
報をRNAからDNAに変換する段階に作用して、ウイ
ルスの染色体への組み込みを阻止するものである。しか
し、これら逆転写酵素阻害剤およびプロテアーゼ阻害剤
は、長期投与によって容易に耐性ウイルスが出現し、薬
剤が無効となる例がある(Shirasaka,T. e
t al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,
92,2398−2402,1995;Condra,J.
H.et al.,Nature,374,569−571,
1995)。さらに、細胞側のDNA代謝にも異常を引
き起こすため、長期投与による貧血、白血球減少、悪
心、頭痛、倦怠感、昏迷や筋炎等の副作用も数多く報告
されており、新しい治療法の開発が強く望まれている。
【0003】HIVの主な標的細胞は、CD4陽性T細
胞とマクロファージである。HIVは大きく分けて、C
D4陽性T細胞に感染するがマクロファージには感染し
ない株(T細胞指向性HIV)、マクロファージに感染
するがCD4陽性T細胞には感染しない株(マクロファ
ージ指向性HIV)、およびいずれの細胞にも感染でき
る株(両指向性HIV)の3種類に分類される。以前よ
りHIVの細胞側のレセプターとしてCD4が知られて
いるが、このHIVのT細胞指向性に関与する第2のレ
セプター(セカンドレセプター)が1996年に同定さ
れ、CXCR4と命名された(Feng,Y.,et a
l.,Science,272,872−877(199
6))。また、同時期にマクロファージ指向性HIVの
セカンドレセプターとしてCCR5が同定された(Al
khatib,G.et al.,Science,272,
1955−1958,1996)。これらセカンドレセ
プターはCD4と共にHIVが感染するために必須の細
胞側因子であるが、本来は生体内で分泌されるケモカイ
ンに対する受容体であり、CXCR4のリガンドはSD
F1、CCR5のリガンドはMIP−1α、MIP−1
βおよびRANTESであることも明らかにされてい
る。
【0004】HIV感染症に対する治療法に関しては、
これまで多くの報告があるが、HIVのゲノム遺伝子の
変異は哺乳動物由来の細胞のゲノム遺伝子に比べて非常
に高い確率で起こるために、HIVに対して特異的に作
用する薬物を考案しても変異したHIVには作用できな
くなってしまうという欠点があった。このようなHIV
側の因子を対象とした研究の方向性に対して、HIVの
感染に関わる細胞側の因子を制御することでHIV感染
症の治療を行なおうとする試みがなされるようになって
きた。この方法は、細胞のゲノム遺伝子が変異を起こし
にくいため、逆転写酵素阻害剤にみられるような耐性ウ
イルスが出現して薬剤が無効となる可能性が少ない。ま
た、従来の抗HIV薬は細胞に感染後のウイルス自身に
作用するものであったのに対し、この方法はHIVの感
染段階を阻害するため、細胞自身にHIVの侵入がな
く、細胞の生存率およびその機能を損なう可能性が少な
い。
【0005】近年、これらセカンドレセプターに着目し
たHIV感染症治療の基礎的検討も数多く報告されるよ
うになってきた。例えば、SDF1、MIP−1α、M
IP−1βおよびRANTESは、レセプターを競合す
ることによる拮抗阻害の様式で、それぞれT細胞指向性
HIVおよびマクロファージ指向性HIVの感染を阻害
すること(Bleul,C.C.,et al.,Natur
e,829−833,1996;Cocchi,F.,et
al.,Science,270,1811−1815,1
995)、そのアンタゴニストがHIVの感染を阻害す
ることや、標的細胞内でケモカインを過剰発現させるこ
とで、細胞表面にレセプターを発現させない方法等が考
えられている(Chen,J.D.,et al.,Natu
re Medicine,3,1110−1116,199
7)。しかし、ケモカインの大量投与は、HIV感染細
胞を刺激する結果、大量のHIVを放出する可能性があ
り(Schmidtmayerova,H.,et al.,
Nature,382,767,1996)、実際に治療
に応用しようとする場合には効果に疑問がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みてなされたものであり、HIVに感染する際の標的
細胞のCXCR4蛋白の発現を抑制することにより、H
IV感染を阻害し、エイズ感染を予防、治療することが
できるアンチセンスオリゴヌクレオチドおよびそれを含
む抗HIV剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の課
題を解決するために鋭意研究した結果、CXCR4蛋白
の発現を特異的に抑制し、HIVの細胞への感染を阻害
するアンチセンス遺伝子配列を見い出すことに成功し、
本発明を完成した。なお、本アンチセンス核酸配列は、
CXCR4蛋白をコードする遺伝子を標的遺伝子とし、
標的遺伝子が部分的に高次構造を形成する場合には、そ
の高次構造を形成する部分に対してアンチセンス核酸が
ハイブリダイズしにくいことを考慮して、標的遺伝子が
1本鎖状態である確立が高い配列部分を、内多らの開発
した「アンチセンスの調整方法」(特開平10−522
85号公報)を応用した「アンチセンス核酸標的部位検
索ソフト(PASTM)」により選択し、本発明の完成
に至った。
【0008】本発明は、CXCR4蛋白をコードする染
色体DNAおよび/またはRNAと特異的にハイブリダ
イズして、CXCR4蛋白の発現を阻害する、下記
(A)〜(C)のいずれか1以上の配列を含むことを特
徴とするアンチセンスオリゴヌクレオチドに関する。 (A)配列表の配列番号1に記載の配列 (B)配列表の配列番号2に記載の配列 (C)配列表の配列番号3に記載の配列 本発明はさらに、前記アンチセンスオリゴヌクレオチド
を含む抗HIV剤に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドは、CXCR
4蛋白をコードする染色体DNAおよび/またはRNA
の一部の塩基配列に相補的なアンチセンスオリゴヌクレ
オチドである。本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチ
ドは、DNAであってもRNAであってもよい。本発明
のアンチセンスオリゴヌクレオチドは、CXCR4蛋白
をコードするmRNAの遺伝子転写開始点を+1とした
場合、+429から+758までの塩基配列に対して相
補性を有するとともに、該配列と安定に特異的にハイブ
リダイズして蛋白への翻訳を遮断する結果、CXCR4
蛋白の生合成を抑制する作用を有する。
【0010】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
は、配列表の配列番号1〜3に記載の配列のいずれか1
以上を含むことが好ましい。配列番号1〜3に記載の配
列は、CXCR4蛋白遺伝子のアンチセンスDNA鎖を
示しており、配列番号1は、配列番号5(Nomur
a,H.,et al.,Int.Immunol.,5,123
9−1249,1993)に記載のCXCR4蛋白のc
DNAの塩基配列の+429から+452に、配列番号
2は同じく配列番号5の+715から+736に、配列
番号3は同じく配列番号5の+735から758に、そ
れぞれ対応している。
【0011】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
の長さの上限は、DNA/RNA合成機での遺伝子合成
効率が塩基数の増加と共に低下することや、合成コスト
の問題から、好ましくは100塩基以下であり、より好
ましくは30塩基以下である。また、遺伝子の長さの下
限は、アンチセンスオリゴヌクレオチドの特異性を保持
させるために、好ましくは8塩基以上であり、より好ま
しくは12塩基以上であり、特に好ましくは15塩基以
上である。
【0012】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
の合成方法は特に限定されず、例えば、通常のオリゴヌ
クレオチド合成機を用いたホスホロアミダイト法によ
り、ホスホロチオエート型やホスホトリエステル型のオ
リゴヌクレオチドを得ることができる。このような合成
方法により得られるアンチセンスオリゴヌクレオチドの
例としては、ホスホジエステル型のオリゴヌクレオチ
ド、生体に投与した場合のヌクレアーゼによる分解を防
ぐためにリン酸基がイオウ原子により共有結合で修飾さ
れたホスホロチオエート型のオリゴヌクレオチド、リン
酸骨格をメチル化したメチルホスホネート型オリゴヌク
レオチド、リン酸骨格の代わりにモルホリンが導入され
たモルホリン骨格オリゴヌクレオチド、膜透過性を高め
る目的で脂溶性物質のゲラニオールで修飾したオリゴヌ
クレオチド等を挙げることができる。
【0013】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
は、抗HIV剤として用いることができる。この場合、
本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドを単独で用い
ることもできるが、目的細胞に確実に導入し、生体内に
おける分解を防ぐために、薬学的に許容される担体と組
み合わせた組成物として使用することが可能である。担
体は薬学的に許容される物質であれば特に制限されない
が、例えば、正電荷を有する高分子、リポソーム、マイ
クロスフィア等を好適に用いることができる。正電荷を
有する高分子としては、TfX−50(−10、−2
0)(プロメガ社製)、トランスフェクタム(和光純薬
工業社製)、ExGen 500(和光純薬工業社
製)、合成ポリアミノ酸またはその誘導体、具体的に
は、WO95/09009号に記載のポリ−リジン:セ
リン(PLS)、特開平9−176038号に記載のP
LSのPEGブロック修飾体等を挙げることができる。
リポソームとしては、リポフェクチン(GIBCO社
製)、リポフェクトアミン(GIBCO社製)、セルフ
ェクチン(GIBCO社製)、DMRIE−C(GIB
CO社製)等を挙げることができる。マイクロスフィア
としては、スーパーフェクト(QIAGEN社製)等を
挙げることができる。これらの薬学的に許容され得る担
体と本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドは、公知
の方法により複合体を形成することができる。尚、本発
明のアンチセンスオリゴヌクレオチドおよび抗HIV剤
の使用方法は特に限定はされないが、in vivo、in vitr
o、ex vivo等のいずれも使用可能である。
【0014】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチド
は、遺伝子発現をプロモーションする遺伝子配列を含む
遺伝子発現ベクターに挿入することにより、遺伝子治療
用アンチセンスRNA発現構築物として使用することも
できる。遺伝子発現ベクターとしては、プラスミド、組
み換えウイルス等を使用することができる。プラスミド
を遺伝子発現ベクターとして選択した場合は、プラスミ
ド単独で用いることもできるが、ヌクレアーゼによる分
解の防止および遺伝子発現効率の向上のためには、薬学
的に許容される担体との複合体を形成した組成物として
使用することが好ましい。また、組み換えウイルスは、
哺乳動物由来の細胞、好ましくはヒト由来の細胞に感染
可能であれば特に制限なく使用することが可能であり、
マウス白血病ウイルス、アデノウイルス、アデノ関連ウ
イルス、ヒト免疫不全ウイルス、シンドビスウイルス、
ヘルペスウイルス、センダイウイルス、エプスタインバ
ーウイルスより選択することができ、これらの中でもマ
ウス白血病ウイルス、アデノウイルス、アデノ関連ウイ
ルス、ヒト免疫不全ウイルスは好ましく、ヒト免疫不全
ウイルスは特に好ましい。アンチセンスRNA発現遺伝
子構築物の使用方法は特に限定されず、in vivo、in vi
tro、ex vivoのいずれも使用可能である。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明するが、これらの実施例は本発明の理解を助けるため
のものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例において、配列番号5は、CXCR4蛋白のcD
NAの塩基配列(Nomura,H.,et al.,In
t.Immunol.,5,1239−1249,199
3)を示す。また、配列番号4は、陰性対照群であるC
CR5遺伝子のアンチセンスDNA鎖の配列を示す(比
較例)。
【0016】(実施例1) (アンチセンスオリゴヌクレオチドの合成および精製)
配列表の配列番号1〜3のアンチセンスオリゴヌクレオ
チドは、DNA合成機(Expedite PerSeptive社製)を
用いて、ホスホロアミダイト法により公知の条件下でホ
スホロチオエート型を合成し、次いで、逆相HPLC
(Waters社製)を用いて公知の条件下で精製することに
より得た。配列番号1〜3は、CXCR4蛋白遺伝子の
アンチセンスDNA鎖であり、配列番号1は配列番号5
の+429から+452に、配列番号2は配列番号5の
+715から+736に、配列番号3は配列番号5の+
735から758にそれぞれ対応する。
【0017】(実施例2) アンチセンスオリゴヌクレオチドと遺伝子導入試薬との
複合体(抗HIV剤)の調製 遺伝子導入製剤(薬学的に許容される担体)としてGI
BCO社製のDMRIE−C試薬を用いた。500μl
のOpti−MEM培地(GIBCO社製)に、配列番
号1〜3のアンチセンスオリゴヌクレオチドをそれぞれ
2μMとなるように調製し、A液とした。また、500
μlのOpti−MEM培地に、DMRIE−C試薬を
20μg/mlとなるように調製し、B液とした。A液
にB液を加え、緩やかに振盪した後、30分間室温で放
置することにより、アンチセンスオリゴヌクレオチド/
DMRIE−C複合体を得た。また、比較例として、配
列番号4のアンチセンスオリゴヌクレオチドを用い、同
様の複合体を得た。
【0018】(試験例1) CXCR4蛋白発現抑制効果試験 (A)培養細胞へのアンチセンスオリゴヌクレオチドの
導入 配列番号1〜4のアンチセンスオリゴヌクレオチドのC
XCR4蛋白発現抑制効果を、培養細胞系において検討
した。細胞は内因性のCXCR4蛋白を恒常的に発現
し、CD4蛋白を恒常的に発現するようにCD4蛋白を
コードする遺伝子を組み込んだHeLa細胞を用いた
(以下、CD4HeLa細胞と言う)。CD4HeLa
細胞を、37℃、5%CO 条件下で10%牛胎児血清
(FCS:GIBCO社製)および抗生物質を添加した
ダルベッコ改良イーグル培地(DMEM:GIBCO社
製)中において維持した。このCD4HeLa細胞を、
6ウェルプレートに5×10個/ウェルとなるように
播種し、1晩培養した後、細胞をOpti−MEMで2
回洗浄し、実施例2で調製たアンチセンスオリゴヌクレ
オチド/DMRIE−C複合体を1ml添加した。37
℃、5%COの条件下で4時間培養した後、10%F
CSを含む5mlのDMEMを加え、37℃、5%CO
の条件下でさらに培養した。
【0019】(B)CXCR4蛋白の蛍光抗体法による
検出 上記(A)においてアンチセンスオリゴヌクレオチドを
導入した細胞を、6、12、24、48時間ごとに採取
し、CXCR4に対するモノクロナール抗体(PHAR
MINGEN社製)で処理した後、FITC標識した2
次抗体(Jackson ImmunoResearc
h社製)で染色した。染色した細胞を、FACS Ca
liburフローサイトメーター(Becton Di
ckinson社製)を用いてCXCR4陽性細胞の比
率を解析した。結果を図1に示す。アンチセンスオリゴ
ヌクレオチド非投与群および配列番号4(比較例)で
は、48時間の培養期間においてCXCR4陽性細胞の
比率に変化がなかったが、配列番号1〜3のアンチセン
スオリゴヌクレオチド投与群では、24時間以降におい
てCXCR4陽性細胞の比率が著しく減少した。この結
果から、本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドは、
CXCR4蛋白の発現抑制効果が非常に優れていること
が判明した。
【0020】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のアンチセン
スオリゴヌクレオチドは、CXCR4蛋白の発現を抑制
し、HIVの感染を阻害することができる。従って、本
発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドおよびそれを含
む抗HIV剤は、HIV感染の予防及び治療薬として非
常に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンチセンスオリゴヌクレオチドのC
XCR4蛋白発現抑制効果を示すグラフである。
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:YES 配列の特徴:配列番号5の+429から+452に対応 配列 TGAGGACACTGCTGTAGAGGTTGA 配列番号:2 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:YES 配列の特徴:配列番号5の+715から+736に対応 配列 GCAATAGCAGGACAGGATGACA 配列番号:3 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:YES 配列の特徴:配列番号5の+735から+758に対応 配列 GTGACAGCTTGGAGATGATAATGC 配列番号:4 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA アンチセンス:YES 配列 TAAAGTCCTAGAATGTATTTAGTTGC 配列番号:5 配列の長さ:1664 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA アンチセンス:NO 配列の特徴:CXCR4のcDNA 配列 CGGCAGCAGG TAGCAAAGTG ACGCCGAGGG CCTGAGTGCT CCAGTAGCCA CCGCATCTGG 60 AGAACCAGCG GTTACCATGG AGGGGATCAG TATATACACT TCAGATAACT ACACCGAGGA 120 AATGGGCTCA GGGGACTATG ACTCCATGAA GGAACCCTGT TTCCGTGAAG AAAATGCTAA 180 TTTCAATAAA ATCTTCCTGC CCACCATCTA CTCCATCATC TTCTTAACTG GCATTGTGGG 240 CAATGGATTG GTCATCCTGG TCATGGGTTA CCAGAAGAAA CTGAGAAGCA TGACGGACAA 300 GTACAGGCTG CACCTGTCAG TGGCCGACCT CCTCTTTGTC ATCACGCTTC CCTTCTGGGC 360 AGTTGATGCC GTGGCAAACT GGTACTTTGG GAACTTCCTA TGCAAGGCAG TCCATGTCAT 420 CTACACAGTC AACCTCTACA GCAGTGTCCT CATCCTGGCC TTCATCAGTC TGGACCGCTA 480 CCTGGCCATC GTCCACGCCA CCAACAGTCA GAGGCCAAGG AAGCTGTTGG CTGAAAAGGT 540 GGTCTATGTT GGCGTCTGGA TCCCTGCCCT CCTGCTGACT ATTCCCGACT TCATCTTTGC 600 CAACGTCAGT GAGGCAGATG ACAGATATAT CTGTGACCGC TTCTACCCCA ATGACTTGTG 660 GGTGGTTGTG TTCCAGTTTC AGCACATCAT GGTTGGCCTT ATCCTGCCTG GTATTGTCAT 720 CCTGTCCTGC TATTGCATTA TCATCTCCAA GCTGTCACAC TCCAAGGGCC ACCAGAAGCG 780 CAAGGCCCTC AAGACCACAG TCATCCTCAT CCTGGCTTTC TTCGCCTGTT GGCTGCCTTA 840 CTACATTGGG ATCAGCATCG ACTCCTTCAT CCTCCTGGAA ATCATCAAGC AAGGGTGTGA 900 GTTTGAGAAC ACTGTGCACA AGTGGATTTC CATCACCGAG GCCCTAGCTT TCTTCCACTG 960 TTGTCTGAAC CCCATCCTCT ATGCTTTCCT TGGAGCCAAA TTTAAAACCT CTGCCCAGCA 1020 CGCACTCACC TCTGTGAGCA GAGGGTCCAG CCTCAAGATC CTCTCCAAAG GAAAGCGAGG 1080 TGGACATTCA TCTGTTTCCA CTGAGTCTGA GTCTTCAAGT TTTCACTCCA GCTAACACAG 1140 ATGTAAAAGA CTTTTTTTTA TACGATAAAT AACTTTTTTT TAAGTTACAC ATTTTTCAGA 1200 TATAAAAGAC TGACCAATAT TGTACAGTTT TTATTGCTTG TTGGATTTTT GTCTTGTGTT 1260 TCTTTAGTTT TTGTGAAGTT TAATTGACTT ATTTATATAA ATTTTTTTTG TTTCATATTG 1320 ATGTGTGTCT AGGCAGGACC TGTGGCCAAG TTCTTAGTTG CTGTATGTCT CGTGGTAGGA 1380 CTGTAGAAAA GGGAACTGAA CATTCCAGAG CGTGTAGTTA ATCACGTAAA GCTAGAAATG 1440 ATCCCCAGCT GTTTATGCAT AGATAATCTC TCCATTCCCG TGGAACGTTT TTCCTGTTCT 1500 TAAGACGTGA TTTTGCTGTA GAAGATGGCA CTTATAACCA AAGCCCAAAG TGGTATAGAA 1560 ATGCTGGTTT TTCAGTTTTC AGGAGTGGGT TGATTTCAGC ACCTACAGTG TACAGTCTTG 1620 TATTAAGTTG TTAATAAAAG TACATGTTAA ACTTAAAAAA AAAA 1664
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 隆 東京都文京区向丘1−20−6−801 (72)発明者 内多 潔 茨城県つくば市大久保2 東亞合成株式会 社つくば研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CXCR4蛋白をコードする染色体DN
    Aおよび/またはRNAと特異的にハイブリダイズし、
    CXCR4蛋白の発現を阻害する、下記(A)〜(C)
    のいずれか1以上の配列を含むことを特徴とするアンチ
    センスオリゴヌクレオチド。 (A)配列表の配列番号1に記載の配列 (B)配列表の配列番号2に記載の配列 (C)配列表の配列番号3に記載の配列
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンチセンスオリゴヌク
    レオチドを含む抗HIV剤。
JP10327942A 1997-11-19 1998-11-18 抗hiv剤 Pending JPH11285391A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000031271A1 (en) * 1998-11-24 2000-06-02 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Hiv infection inhibitors

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WO2000031271A1 (en) * 1998-11-24 2000-06-02 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Hiv infection inhibitors

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