JPH11285806A - 半溶融金属の成形方法 - Google Patents
半溶融金属の成形方法Info
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- JPH11285806A JPH11285806A JP8551298A JP8551298A JPH11285806A JP H11285806 A JPH11285806 A JP H11285806A JP 8551298 A JP8551298 A JP 8551298A JP 8551298 A JP8551298 A JP 8551298A JP H11285806 A JPH11285806 A JP H11285806A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 充填完了直前または充填完了と同時に、充填
された半溶融金属に作用するメタル圧を抑制し成形する
ことにより、充填中は大きな射出力を半溶融金属に作用
させつつ金型合わせ面でのバリ発生やメタル噴出の防止
に必要な型締め力を必要最小限に抑えることができ、鋳
造機全体のコストを抑えることができる。 【解決手段】 射出シリンダ回路に設けた油圧バルブを
調整することによって、半溶融金属を金型キャビティに
充填中は充填抵抗の変化による射出シリンダの負荷変動
に係わらず所定の射出速度で充填を行い、充填完了直前
または充填完了と同時に、充填された半溶融金属に作用
するメタル圧を射出開始時に設定した値よりも低くして
成形する。
された半溶融金属に作用するメタル圧を抑制し成形する
ことにより、充填中は大きな射出力を半溶融金属に作用
させつつ金型合わせ面でのバリ発生やメタル噴出の防止
に必要な型締め力を必要最小限に抑えることができ、鋳
造機全体のコストを抑えることができる。 【解決手段】 射出シリンダ回路に設けた油圧バルブを
調整することによって、半溶融金属を金型キャビティに
充填中は充填抵抗の変化による射出シリンダの負荷変動
に係わらず所定の射出速度で充填を行い、充填完了直前
または充填完了と同時に、充填された半溶融金属に作用
するメタル圧を射出開始時に設定した値よりも低くして
成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半溶融金属の成形方
法に係わり、所望の成形品を得るために大きな射出力を
半溶融金属に作用させつつ、金型の合せ面からバリ発生
やメタル噴出を防止するようにした半溶融金属の成形方
法に関するものである。
法に係わり、所望の成形品を得るために大きな射出力を
半溶融金属に作用させつつ、金型の合せ面からバリ発生
やメタル噴出を防止するようにした半溶融金属の成形方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半溶融成形方法はチクソキャスト法とレ
オキャスト法に大別される。これらは従来の方法に比べ
て鋳造欠陥や偏析が少なく金属組織が均一で金型寿命が
長いという特徴を持つとともに、成形サイクルが短く大
量生産の上で極めて有利な特徴があるため、最近注目さ
れている技術である。
オキャスト法に大別される。これらは従来の方法に比べ
て鋳造欠陥や偏析が少なく金属組織が均一で金型寿命が
長いという特徴を持つとともに、成形サイクルが短く大
量生産の上で極めて有利な特徴があるため、最近注目さ
れている技術である。
【0003】しかし、半溶融金属は完全溶融状態の金属
と比較して粘性が高く充填抵抗が大きいために、金型キ
ャビティに充填する際に大きな射出力を必要とする。こ
のため、大きな射出力を得ようとすると、アキュムレー
タ圧を高くするか、あるいは射出シリンダを大型にする
等、いずれかの方法によっても対応は可能である。いず
れの場合も溶湯の加圧成形に用いられるスクイズ鋳造機
と比較して、半溶融金属の成形を行う場合には、大きな
射出力、型締力を伴う高圧鋳造機が必要となっていた。
と比較して粘性が高く充填抵抗が大きいために、金型キ
ャビティに充填する際に大きな射出力を必要とする。こ
のため、大きな射出力を得ようとすると、アキュムレー
タ圧を高くするか、あるいは射出シリンダを大型にする
等、いずれかの方法によっても対応は可能である。いず
れの場合も溶湯の加圧成形に用いられるスクイズ鋳造機
と比較して、半溶融金属の成形を行う場合には、大きな
射出力、型締力を伴う高圧鋳造機が必要となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、金型合わせ
面でのバリ発生やメタル噴出を防止するために、金型キ
ャビティの投影面積にメタル圧を乗じた力より大きな力
で型締めをしようとすると、自ずと鋳造機本体が大きく
なり同時に価格も高いものとなる。一方、半溶融金属の
成形では、凝固収縮量が小さいため充填完了後に大きな
メタル圧は不要であり、このため、充填完了後に負荷さ
れる必要以上のメタル圧に耐えるためにだけに、スクイ
ズ鋳造よりも大きい高圧鋳造機を半溶融金属の高圧成形
に用いることは、広い設置スペースが必要となるなどの
問題があった。
面でのバリ発生やメタル噴出を防止するために、金型キ
ャビティの投影面積にメタル圧を乗じた力より大きな力
で型締めをしようとすると、自ずと鋳造機本体が大きく
なり同時に価格も高いものとなる。一方、半溶融金属の
成形では、凝固収縮量が小さいため充填完了後に大きな
メタル圧は不要であり、このため、充填完了後に負荷さ
れる必要以上のメタル圧に耐えるためにだけに、スクイ
ズ鋳造よりも大きい高圧鋳造機を半溶融金属の高圧成形
に用いることは、広い設置スペースが必要となるなどの
問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明における第1の発明では、射出シリンダ回
路に設けた油圧バルブを調整することによって、半溶融
金属を金型キャビティに充填中は充填抵抗の変化による
射出シリンダの負荷変動に係わらず所定の射出速度で充
填を行い、充填完了直前または充填完了と同時に、充填
された半溶融金属に作用するメタル圧を射出開始時に設
定した値よりも低くして成形することとした。また、第
1の発明を主体とする第2の発明では、メタル圧の変更
を射出シリンダのヘッド側、ロッド側に設けたいずれか
一つ以上の油圧バルブにより行うこととした。また、第
1の発明を主体とする第3の発明では、金型キャビティ
容量の90%以上から100%の範囲に半溶融金属の充
填率が到達後直ちにメタル圧の変更を行うこととした。
また、第1の発明を主体とする第4の発明では、射出開
始時設定圧よりも20%以上50%未満となるようにメ
タル圧を下げることとした。
めに、本発明における第1の発明では、射出シリンダ回
路に設けた油圧バルブを調整することによって、半溶融
金属を金型キャビティに充填中は充填抵抗の変化による
射出シリンダの負荷変動に係わらず所定の射出速度で充
填を行い、充填完了直前または充填完了と同時に、充填
された半溶融金属に作用するメタル圧を射出開始時に設
定した値よりも低くして成形することとした。また、第
1の発明を主体とする第2の発明では、メタル圧の変更
を射出シリンダのヘッド側、ロッド側に設けたいずれか
一つ以上の油圧バルブにより行うこととした。また、第
1の発明を主体とする第3の発明では、金型キャビティ
容量の90%以上から100%の範囲に半溶融金属の充
填率が到達後直ちにメタル圧の変更を行うこととした。
また、第1の発明を主体とする第4の発明では、射出開
始時設定圧よりも20%以上50%未満となるようにメ
タル圧を下げることとした。
【0006】
【作用】本発明では、充填完了直前または充填完了と同
時に、充填された半溶融金属に作用するメタル圧を抑制
し成形することにより、充填中は大きな射出力を半溶融
金属に作用させつつ金型合わせ面でのバリ発生やメタル
噴出の防止に必要な型締め力を必要最小限に抑えること
ができ、鋳造機全体のコストを抑えることができる。ま
た、より具体的には、メタル圧変更の方法を射出シリン
ダのヘッド側流入油量を絞る、あるいはロッド側流出油
量を絞る、またはその両方を組み合わせにて、金型キャ
ビティ容量の90%以上100%の範囲に半溶融金属の
充填率が到達後直ちに、射出開始時設定圧よりも、20
%以上50%未満下げることにより、充填中は大きな射
出力を半溶融金属に作用させつつ金型合わせ面でのバリ
発生やメタル噴出の防止に必要な型締め力を必要最小限
に抑えることができるため、成形品の品質を高く維持す
ると共に鋳造機全体のコストを抑えることができる。
時に、充填された半溶融金属に作用するメタル圧を抑制
し成形することにより、充填中は大きな射出力を半溶融
金属に作用させつつ金型合わせ面でのバリ発生やメタル
噴出の防止に必要な型締め力を必要最小限に抑えること
ができ、鋳造機全体のコストを抑えることができる。ま
た、より具体的には、メタル圧変更の方法を射出シリン
ダのヘッド側流入油量を絞る、あるいはロッド側流出油
量を絞る、またはその両方を組み合わせにて、金型キャ
ビティ容量の90%以上100%の範囲に半溶融金属の
充填率が到達後直ちに、射出開始時設定圧よりも、20
%以上50%未満下げることにより、充填中は大きな射
出力を半溶融金属に作用させつつ金型合わせ面でのバリ
発生やメタル噴出の防止に必要な型締め力を必要最小限
に抑えることができるため、成形品の品質を高く維持す
ると共に鋳造機全体のコストを抑えることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の具体
的な実施例について詳細に説明する。図1〜図4は本発
明の実施例に係り、図1はメタル圧を金型キャビティ充
填完了直前に射出開始時設定値よりも38%下げた鋳造
機で半溶融金属を成形した場合の射出速度とメタル圧の
時間変化を示すグラフ、図2は射出シリンダのヘッド側
流入油量を絞るような油圧回路図を有した半溶融金属の
鋳造機の縦断面図、図3は射出シリンダのロッド側流出
油量を絞る方法を用いた油圧回路図、図4は本発明を実
施する場合の動作順序を示すフローチャートである。
的な実施例について詳細に説明する。図1〜図4は本発
明の実施例に係り、図1はメタル圧を金型キャビティ充
填完了直前に射出開始時設定値よりも38%下げた鋳造
機で半溶融金属を成形した場合の射出速度とメタル圧の
時間変化を示すグラフ、図2は射出シリンダのヘッド側
流入油量を絞るような油圧回路図を有した半溶融金属の
鋳造機の縦断面図、図3は射出シリンダのロッド側流出
油量を絞る方法を用いた油圧回路図、図4は本発明を実
施する場合の動作順序を示すフローチャートである。
【0008】まず、横竪型ダイカストマシン1の概要を
図2に基づいて説明すると、10は固定盤、11はタイ
バー、12は可動金型、13は固定金型、14は射出ユ
ニット、15は射出スリーブ、16aは射出プランジャ
チップ、16は射出プランジャ、17は射出シリンダで
ある。射出プランジャ16の上端は射出スリーブ15内
に摺動自在に挿入されて射出プランジャチップ16aを
構成し、下端は射出シリンダ17のピストンロッド17
aに連結され、該ピストンロッド17aの下部にはピス
トン18に固着されて、射出シリンダ17の内部を摺動
自在に上下可能になっている。なお、可動金型12と固
定金型13間で金型キャビティ21が形成される。
図2に基づいて説明すると、10は固定盤、11はタイ
バー、12は可動金型、13は固定金型、14は射出ユ
ニット、15は射出スリーブ、16aは射出プランジャ
チップ、16は射出プランジャ、17は射出シリンダで
ある。射出プランジャ16の上端は射出スリーブ15内
に摺動自在に挿入されて射出プランジャチップ16aを
構成し、下端は射出シリンダ17のピストンロッド17
aに連結され、該ピストンロッド17aの下部にはピス
トン18に固着されて、射出シリンダ17の内部を摺動
自在に上下可能になっている。なお、可動金型12と固
定金型13間で金型キャビティ21が形成される。
【0009】可動金型12と固定金型13との間には、
射出スリーブ15が上下し得る穴19を設け、固定盤1
0の中央部には一方の側端部から他方の側端部に貫通し
た図示を省略した切欠きを設け、この切欠き内に射出ス
リーブ15を横方向に移動可能に設けている。また、射
出スリーブ15、固定盤10に取付けた固定金型13の
下部位置で垂直方向に着脱自在に設けられ、射出プラン
ジャ16を射出スリーブ15中に挿入した状態で、固定
金型13の下面から離した射出スリーブ15を、固定金
型13の下方で鎖線で示すように給湯可能な位置まで横
方向に移動される。射出スリーブ15は射出シリンダ1
7の上部に上下動可能に配設されたシリンダ(図示略)
の上部に固設され、前記シリンダと一緒になって上下動
可能となっている。
射出スリーブ15が上下し得る穴19を設け、固定盤1
0の中央部には一方の側端部から他方の側端部に貫通し
た図示を省略した切欠きを設け、この切欠き内に射出ス
リーブ15を横方向に移動可能に設けている。また、射
出スリーブ15、固定盤10に取付けた固定金型13の
下部位置で垂直方向に着脱自在に設けられ、射出プラン
ジャ16を射出スリーブ15中に挿入した状態で、固定
金型13の下面から離した射出スリーブ15を、固定金
型13の下方で鎖線で示すように給湯可能な位置まで横
方向に移動される。射出スリーブ15は射出シリンダ1
7の上部に上下動可能に配設されたシリンダ(図示略)
の上部に固設され、前記シリンダと一緒になって上下動
可能となっている。
【0010】固定金型13の中央下面と射出スリーブ1
5の上端面は着脱容易となるようにいんろうを形成して
いる。また、射出シリンダ17の下部は図示を省略した
軸を中心に傾動可能に枢支されるとともに、傾動用シリ
ンダ20により傾動され、射出位置はストッパ22によ
り規制されている。また、符号25はアキュムレータ、
30はサーボモータ(パルスモータ)、35は流量およ
び圧力調整用ヘッド側制御弁、40は絞り弁(固定式開
度)、50は作動油供給回路、60はブリードオフ回
路、70は戻り回路、80はタンク、90はバイパス回
路をそれぞれ示す。
5の上端面は着脱容易となるようにいんろうを形成して
いる。また、射出シリンダ17の下部は図示を省略した
軸を中心に傾動可能に枢支されるとともに、傾動用シリ
ンダ20により傾動され、射出位置はストッパ22によ
り規制されている。また、符号25はアキュムレータ、
30はサーボモータ(パルスモータ)、35は流量およ
び圧力調整用ヘッド側制御弁、40は絞り弁(固定式開
度)、50は作動油供給回路、60はブリードオフ回
路、70は戻り回路、80はタンク、90はバイパス回
路をそれぞれ示す。
【0011】上記した横型締め竪鋳込み型スクイズ鋳造
機1(以下、鋳造機という)を用いた半溶融金属の成形
方法について説明する。
機1(以下、鋳造機という)を用いた半溶融金属の成形
方法について説明する。
【0012】射出スリーブ15内に射出プランジャ16
を挿入した状態で射出スリーブ15を2点鎖線で示すC
位置におき、半溶融供給手段(図示略)により半溶融金
属Mを射出スリーブ15へ供給する(図4)。次に、
傾動用シリンダ20を作動させ、軸を中心に射出ユニッ
ト14を実線位置にひき起こす。さらに、シリンダ(図
示略)とピストンロッド17aを同時に作動させて射出
スリーブ15と射出プランジャ16をE位置まで上昇さ
せ、射出スリーブ15を固定金型13の下面に押付け、
ドッキングさせる(図4)。
を挿入した状態で射出スリーブ15を2点鎖線で示すC
位置におき、半溶融供給手段(図示略)により半溶融金
属Mを射出スリーブ15へ供給する(図4)。次に、
傾動用シリンダ20を作動させ、軸を中心に射出ユニッ
ト14を実線位置にひき起こす。さらに、シリンダ(図
示略)とピストンロッド17aを同時に作動させて射出
スリーブ15と射出プランジャ16をE位置まで上昇さ
せ、射出スリーブ15を固定金型13の下面に押付け、
ドッキングさせる(図4)。
【0013】一方では、この動作以前に型締動作が完了
していて、射出スリーブ15の押付け完了後、直ちに射
出シリンダ17のピストン18のヘッド側に圧油を導入
し、金型キャビティ21内に半溶融金属Mの射出を行う
が、具体的には次のように行うことができる。まず、流
量および圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を第1
速度(例えば、通常の射出速度は2または3速で制御さ
れるが、最初の第1速の射出速度をいう)の設定可能な
開度に調整しておく(図4)。次いで、アキュムレー
タ25と流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35間の
開閉弁45を開け射出をスタートする(図4)。
していて、射出スリーブ15の押付け完了後、直ちに射
出シリンダ17のピストン18のヘッド側に圧油を導入
し、金型キャビティ21内に半溶融金属Mの射出を行う
が、具体的には次のように行うことができる。まず、流
量および圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を第1
速度(例えば、通常の射出速度は2または3速で制御さ
れるが、最初の第1速の射出速度をいう)の設定可能な
開度に調整しておく(図4)。次いで、アキュムレー
タ25と流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35間の
開閉弁45を開け射出をスタートする(図4)。
【0014】射出スタートに伴って、アキュムレータ2
5内へ貯溜された高圧油が作動油供給回路50を通って
サーボモータ(またはパルスモータ)30を介してピス
トン18のヘッド側に導入される。射出中は、流量およ
び圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を適宜変更
(図4)することにより、予め決められた射出速度に
よって金型キャビティ21内へ半溶融金属Mが射出・充
填される。半溶融金属Mが金型キャビティ21に充填さ
れるに従って、ピストン18のヘッド側のヘッド圧が上
昇するので、このヘッド圧を検知(図4)することに
より、金型キャビティ21内への充填状態を知ることが
できる。
5内へ貯溜された高圧油が作動油供給回路50を通って
サーボモータ(またはパルスモータ)30を介してピス
トン18のヘッド側に導入される。射出中は、流量およ
び圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を適宜変更
(図4)することにより、予め決められた射出速度に
よって金型キャビティ21内へ半溶融金属Mが射出・充
填される。半溶融金属Mが金型キャビティ21に充填さ
れるに従って、ピストン18のヘッド側のヘッド圧が上
昇するので、このヘッド圧を検知(図4)することに
より、金型キャビティ21内への充填状態を知ることが
できる。
【0015】ヘッド圧が設定された圧力にまで上昇した
後、次いで流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35を
絞るとブリードオフ回路60に配設された絞り弁40か
らタンク140側へ圧油が排出されてヘッド圧は下が
り、このため、射出力が低下する。このような射出力が
低下した状態を保持させて保圧をかけながら、金型キャ
ビティ21内へ充填された半溶融金属Mを凝固させる
(図4)。予め設定された保圧時間の経過(図4)
を経て射出を完了する(図4)。
後、次いで流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35を
絞るとブリードオフ回路60に配設された絞り弁40か
らタンク140側へ圧油が排出されてヘッド圧は下が
り、このため、射出力が低下する。このような射出力が
低下した状態を保持させて保圧をかけながら、金型キャ
ビティ21内へ充填された半溶融金属Mを凝固させる
(図4)。予め設定された保圧時間の経過(図4)
を経て射出を完了する(図4)。
【0016】半溶融金属Mが凝固した後、成形品を取り
出すために可動金型12を開く。その開く動作に同調し
て射出プランジャ16は下降し、シリンダ(図示略)の
作動により射出スリーブ15も同時に下降する。双方の
下降が完了すれば傾動用シリンダ20が作動し、射出ユ
ニット14はCの位置に移動し、1サイクルを終了す
る。
出すために可動金型12を開く。その開く動作に同調し
て射出プランジャ16は下降し、シリンダ(図示略)の
作動により射出スリーブ15も同時に下降する。双方の
下降が完了すれば傾動用シリンダ20が作動し、射出ユ
ニット14はCの位置に移動し、1サイクルを終了す
る。
【0017】本発明の具体的な効果を実証するために実
験を行い、下記のような知見を得た。なお、試験に用い
た鋳造機、射出装置、金型形状および供試合金を以下に
示す。
験を行い、下記のような知見を得た。なお、試験に用い
た鋳造機、射出装置、金型形状および供試合金を以下に
示す。
【0018】〔実験条件〕 鋳造機:横型締め竪鋳込み型スクイズ鋳造機(型締め力
330トン) 射出装置:スリーブ径φ80mm、最大射出力75トン 金型形状:4段階段状平板(外形100mm×200m
m、板厚6、12、18、24mm) 供試合金:AC4CH
330トン) 射出装置:スリーブ径φ80mm、最大射出力75トン 金型形状:4段階段状平板(外形100mm×200m
m、板厚6、12、18、24mm) 供試合金:AC4CH
【0019】本発明の効果を実験によって裏付けるため
に、まず比較例として下記のような実験を試みた。 〔比較例1〕図5は従来の鋳造機(設定メタル圧900
kgf/cm2 )を用いて、半溶融金属を成形した場合
を示すものであり、図5に示す如く、鋳造機の射出力が
不足しているために、金型キャビティ21中に半溶融金
属Mを射出充填する際に充填抵抗に負けて、充填途中で
射出速度が失速していることが判る。この時の成形品
は、充填が不完全であったため、不良品となった。
に、まず比較例として下記のような実験を試みた。 〔比較例1〕図5は従来の鋳造機(設定メタル圧900
kgf/cm2 )を用いて、半溶融金属を成形した場合
を示すものであり、図5に示す如く、鋳造機の射出力が
不足しているために、金型キャビティ21中に半溶融金
属Mを射出充填する際に充填抵抗に負けて、充填途中で
射出速度が失速していることが判る。この時の成形品
は、充填が不完全であったため、不良品となった。
【0020】〔比較例2〕さらに、図6には従来の鋳造
機よりも高い射出力を有した鋳造機(設定メタル圧14
50kgf/cm2 )を用いて、半溶融金属を成形した
場合を示す。この図6は、図5の時に用いた鋳造機の約
1.6倍の射出力(設定メタル圧1450kgf/cm
2)で成形した場合の射出パターンであり、充填途中で
の失速は見られないが充填完了後に半溶融金属Mのメタ
ル圧に型締力が負けて、可動金型12と固定金型13の
両金型の合せ面からメタルが噴出し、バリが吹いたもの
である。そのため、充填完了後にメタル噴出を示す射出
速度の立ち上がりが見られる。
機よりも高い射出力を有した鋳造機(設定メタル圧14
50kgf/cm2 )を用いて、半溶融金属を成形した
場合を示す。この図6は、図5の時に用いた鋳造機の約
1.6倍の射出力(設定メタル圧1450kgf/cm
2)で成形した場合の射出パターンであり、充填途中で
の失速は見られないが充填完了後に半溶融金属Mのメタ
ル圧に型締力が負けて、可動金型12と固定金型13の
両金型の合せ面からメタルが噴出し、バリが吹いたもの
である。そのため、充填完了後にメタル噴出を示す射出
速度の立ち上がりが見られる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の場合の射出パターンであ
り、図6の場合と同等の大きな射出力(設定メタル圧1
450kgf/cm2 )で鋳込みながら、金型キャビテ
ィ21内に半溶融金属Mの射出充填完了直前(金型キャ
ビティ21の容積の97%充填時)にメタル圧を射出開
始時設定値よりも38%下げた値(設定メタル圧900
kgf/cm2 )に切り替えたものである。射出充填完
了前までは大きな射出力により失速することなく金型キ
ャビティ21の隅々まで半溶融金属Mが完全に充填さ
れ、充填完了後はメタル圧を抑えることで両金型合せ面
でのバリ発生やメタル噴出を防止することができた。
り、図6の場合と同等の大きな射出力(設定メタル圧1
450kgf/cm2 )で鋳込みながら、金型キャビテ
ィ21内に半溶融金属Mの射出充填完了直前(金型キャ
ビティ21の容積の97%充填時)にメタル圧を射出開
始時設定値よりも38%下げた値(設定メタル圧900
kgf/cm2 )に切り替えたものである。射出充填完
了前までは大きな射出力により失速することなく金型キ
ャビティ21の隅々まで半溶融金属Mが完全に充填さ
れ、充填完了後はメタル圧を抑えることで両金型合せ面
でのバリ発生やメタル噴出を防止することができた。
【0022】メタル圧の変更を、金型キャビティ容量の
90%以上100%の範囲に半溶融金属の充填率が到達
後直ちに行うことにしたのは、90%以下では未充填部
分が多いため、その時点でメタル圧を低く変えてしまう
と、残りの部分の充填が不完全になるためである。ま
た、遅くても100%充填時に直ちにメタル圧を変更し
ないと、図6に示すように両金型の合せ面からバリ発生
やメタル噴出の可能性がある。
90%以上100%の範囲に半溶融金属の充填率が到達
後直ちに行うことにしたのは、90%以下では未充填部
分が多いため、その時点でメタル圧を低く変えてしまう
と、残りの部分の充填が不完全になるためである。ま
た、遅くても100%充填時に直ちにメタル圧を変更し
ないと、図6に示すように両金型の合せ面からバリ発生
やメタル噴出の可能性がある。
【0023】また、メタル圧の変更量を、射出開始時設
定圧よりも20%以上50%未満下げることにしたの
は、20%未満ではまだメタル圧が高いため両金型の合
せ面でのバリ発生やメタル噴出の防止効果が小さく、ま
た、50%以上では変更後のメタル圧が低すぎるため、
変更後の充填が不十分となり、このため射出充填完了後
の押し湯効果が少なすぎるためである。
定圧よりも20%以上50%未満下げることにしたの
は、20%未満ではまだメタル圧が高いため両金型の合
せ面でのバリ発生やメタル噴出の防止効果が小さく、ま
た、50%以上では変更後のメタル圧が低すぎるため、
変更後の充填が不十分となり、このため射出充填完了後
の押し湯効果が少なすぎるためである。
【0024】金型キャビティ21内に射出充填された半
溶融金属Mを押圧するための抑制方法としては、前記し
た(図2)ように、射出シリンダ17のピストン18の
ヘッド側に流入する油量を絞る方法があるが、このよう
な方法に限定されることなく、図3に示すように射出シ
リンダ17のピストンロッド17a側の流出油量を絞る
方法か、またはその両方を組み合わせる方法がある。
溶融金属Mを押圧するための抑制方法としては、前記し
た(図2)ように、射出シリンダ17のピストン18の
ヘッド側に流入する油量を絞る方法があるが、このよう
な方法に限定されることなく、図3に示すように射出シ
リンダ17のピストンロッド17a側の流出油量を絞る
方法か、またはその両方を組み合わせる方法がある。
【0025】図3に示す方法では、半溶融金属Mを射出
スリーブ15へ供給した後、傾動用シリンダ20を作動
させ、射出ユニット14を起立状態にする。引続き、射
出スリーブ15の押付け完了後、直ちに射出シリンダ1
7のピストン18のヘッド側に圧油を導入し、金型キャ
ビティ21内に半溶融金属Mの射出を行う。まず、流量
および圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を大き、
ついで開閉弁45を開け射出をスタートする。射出スタ
ートに伴って、アキュムレータ25内へ貯溜された高圧
油がメイン回路95を通ってピストン18のヘッド側に
導入される。
スリーブ15へ供給した後、傾動用シリンダ20を作動
させ、射出ユニット14を起立状態にする。引続き、射
出スリーブ15の押付け完了後、直ちに射出シリンダ1
7のピストン18のヘッド側に圧油を導入し、金型キャ
ビティ21内に半溶融金属Mの射出を行う。まず、流量
および圧力調整用ヘッド側制御弁35の弁開度を大き、
ついで開閉弁45を開け射出をスタートする。射出スタ
ートに伴って、アキュムレータ25内へ貯溜された高圧
油がメイン回路95を通ってピストン18のヘッド側に
導入される。
【0026】射出中は、流量および圧力調整用ヘッド側
制御弁35の弁開度を適宜変更することにより、予め決
められた射出速度によって金型キャビティ21内へ半溶
融金属Mが射出・充填される。すなわち、流量および圧
力調整用ヘッド側制御弁35の開度を増すと戻り回路1
30から流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35を介
してタンク120側へ圧油が排出されるため、ピストン
18のヘッド圧は上昇し、射出速度は増加することとな
る。
制御弁35の弁開度を適宜変更することにより、予め決
められた射出速度によって金型キャビティ21内へ半溶
融金属Mが射出・充填される。すなわち、流量および圧
力調整用ヘッド側制御弁35の開度を増すと戻り回路1
30から流量および圧力調整用ヘッド側制御弁35を介
してタンク120側へ圧油が排出されるため、ピストン
18のヘッド圧は上昇し、射出速度は増加することとな
る。
【0027】溶融金属Mが金型キャビティ21に充填さ
れるに従って、流量および圧力調整用ヘッド側制御弁3
5の開度を絞ると、アキュムレータ25からの圧油はバ
イパス回路90に配設された絞り弁110を通ってピス
トンロッド17aにも導入されるため、ピストン18の
ヘッド側のヘッド圧は下がるので射出力は低下する。こ
のヘッド圧を検知することにより、金型キャビティ21
内への充填状態を知ることができる。このような射出力
が低下した状態を保持させて保圧をかけながら、金型キ
ャビティ21内へ充填された半溶融金属Mを凝固させ
る。そして、予め設定された保圧時間を経て射出を完了
する。
れるに従って、流量および圧力調整用ヘッド側制御弁3
5の開度を絞ると、アキュムレータ25からの圧油はバ
イパス回路90に配設された絞り弁110を通ってピス
トンロッド17aにも導入されるため、ピストン18の
ヘッド側のヘッド圧は下がるので射出力は低下する。こ
のヘッド圧を検知することにより、金型キャビティ21
内への充填状態を知ることができる。このような射出力
が低下した状態を保持させて保圧をかけながら、金型キ
ャビティ21内へ充填された半溶融金属Mを凝固させ
る。そして、予め設定された保圧時間を経て射出を完了
する。
【0028】なお、上述したような制御タイミングは、
射出シリンダ17のストロークにより設定してもよい
し、油圧回路に設けた圧力センサにより設定してもよ
く、ここでは、何らその方法を制限するものではなく最
適な方法をとることができる。
射出シリンダ17のストロークにより設定してもよい
し、油圧回路に設けた圧力センサにより設定してもよ
く、ここでは、何らその方法を制限するものではなく最
適な方法をとることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に、本発明に係る半溶融金属の成形方法では、充填中は
大きな射出力を半溶融金属に作用させつつ金型合わせ面
でのバリ発生やメタル噴出の防止に必要な型締め力を必
要最小限に抑えることができ、成形品の品質を高く維持
すると共に鋳造機全体のコストを抑えることができる。
に、本発明に係る半溶融金属の成形方法では、充填中は
大きな射出力を半溶融金属に作用させつつ金型合わせ面
でのバリ発生やメタル噴出の防止に必要な型締め力を必
要最小限に抑えることができ、成形品の品質を高く維持
すると共に鋳造機全体のコストを抑えることができる。
【図1】メタル圧を金型キャビティ充填完了直前に射出
開始時設定値よりも38%下げた鋳造機で半溶融金属を
成形した場合の射出速度とメタル圧の時間変化を示すグ
ラフである。
開始時設定値よりも38%下げた鋳造機で半溶融金属を
成形した場合の射出速度とメタル圧の時間変化を示すグ
ラフである。
【図2】射出シリンダのヘッド側の流入油量を絞る方法
を用いた油圧回路図である。
を用いた油圧回路図である。
【図3】射出シリンダのロッド側の流出油量を絞る方法
を用いた油圧回路図である。
を用いた油圧回路図である。
【図4】本発明を実施する場合の手順を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】従来鋳造機で(設定メタル圧900kgf/c
m2)半溶融金属を成形した場合の射出速度とメタル圧
の時間変化を示すグラフである。
m2)半溶融金属を成形した場合の射出速度とメタル圧
の時間変化を示すグラフである。
【図6】従来鋳造機よりも高い射出力(設定メタル圧1
450kgf/cm2)で半溶融金属を成形した場合の
射出速度とメタル圧の時間変化を示すグラフである。
450kgf/cm2)で半溶融金属を成形した場合の
射出速度とメタル圧の時間変化を示すグラフである。
1 横型締め竪鋳込み型スクイズ鋳造機 8 可動盤 10 固定盤 11 タイバー 12 可動金型 13 固定金型 14 射出ユニット 15 射出スリーブ 16a 射出プランジャチップ 16 射出プランジャ 17 射出シリンダ 18 ピストン 19 穴 20 傾動用シリンダ 21 金型キャビティ 22 ストッパ 25 アキュムレータ 30 サーボモータ(またはパルスモータ) 35 流量および圧力調整用ヘッド側制御弁 40 絞り弁 45 開閉弁 50 作動油供給回路 60 ブリードオフ回路 70 戻り回路 80 タンク 90 バイパス回路 95 メイン回路 100 作動油回路 110 絞り弁 120 タンク 130 戻り回路 140 タンク
Claims (4)
- 【請求項1】 射出シリンダ回路に設けた油圧バルブを
調整することによって、半溶融金属を金型キャビティに
充填中は充填抵抗の変化による射出シリンダの負荷変動
に係わらず所定の射出速度で充填を行い、充填完了直前
または充填完了と同時に、充填された半溶融金属に作用
するメタル圧を射出開始時に設定した値よりも低くして
成形することを特徴とする半溶融金属の成形方法。 - 【請求項2】 メタル圧の変更を射出シリンダのヘッド
側、ロッド側に設けたいずれか一つ以上の油圧バルブに
より行うことを特徴とする請求項1記載の半溶融金属の
成形方法。 - 【請求項3】 金型キャビティ容量の90%以上から1
00%の範囲に半溶融金属の充填率が到達後直ちにメタ
ル圧の変更を行うことを特徴とする請求項1記載の半溶
融金属の成形方法。 - 【請求項4】 射出開始時設定圧よりも20%以上50
%未満となるようにメタル圧を下げることを特徴とする
請求項1記載の半溶融金属の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8551298A JPH11285806A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半溶融金属の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8551298A JPH11285806A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半溶融金属の成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11285806A true JPH11285806A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13860982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8551298A Pending JPH11285806A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 半溶融金属の成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11285806A (ja) |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP8551298A patent/JPH11285806A/ja active Pending
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