JPH11286360A - 熱可塑性樹脂フイルムの巻取装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂フイルムの巻取装置

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JPH11286360A
JPH11286360A JP10199798A JP10199798A JPH11286360A JP H11286360 A JPH11286360 A JP H11286360A JP 10199798 A JP10199798 A JP 10199798A JP 10199798 A JP10199798 A JP 10199798A JP H11286360 A JPH11286360 A JP H11286360A
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JP
Japan
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film
roll
winding
charge
thermoplastic resin
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Pending
Application number
JP10199798A
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English (en)
Inventor
Hayahito Nishiyama
隼仁 西山
Hiroshi Hasegawa
弘 長谷川
Takeshi Mizumura
健 水村
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電むらを発生させることなく巻取前のフイ
ルムを帯電させ、ロール状に巻き取る際の巻ずれの発生
を防止する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂フイルムをロール状に巻き
取る装置において、巻取部の上流に、フイルムが通過す
る電荷を付与したロールを有することを特徴とする熱可
塑性樹脂フイルムの巻取装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フイ
ルムロールの巻ずれ防止等を目的とするフイルムの巻取
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂フイルムを巻き取る際、巻
ずれの問題がある。巻ずれとは、フイルムとフイルムの
層間に残存した空気が潤滑剤として働き、何らかの衝撃
でフイルムがずれる現象である。従来の巻ずれ防止手段
としては、フイルムとフイルムの層間に残存した空気を
排除するために接圧ロールを設ける方法と、フイルム自
身に静電気を付与し、フイルムとフイルムの密着力を向
上させる方法が知られている。
【0003】接圧ロールによる方法は、接圧ロールの
径、材質、表面硬度、表面滑り性等を規定し、空気の排
除能力を向上させるものである(例えば、特開昭50−
156566号公報)。フイルム自身に静電気を付与
し、密着力を向上させる方法としては、フイルムをロー
ル間で挟圧し把持する方法において、フイルムを該ロー
ルに接触する前にあらかじめ帯電させ、巻き取る方法が
知られている(例えば、特開昭51−46354号、特
開平2−169457号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法のうち
前者の方法では、表面が平滑で滑り性の悪いフイルムを
巻き取る際、しわの発生を抑制するため、フイルムの変
形を軽減させるために低張力にすると、巻き取ったロー
ルの端面が揃わない迷い巻きになったり、ずれが生じた
りする。逆に迷い巻き、ずれの発生を抑制するために接
圧ロールの接圧を上げると、接圧ロールとフイルムの摩
擦が大きくなり、フイルムの局所的な変形を生じたり、
接圧ロールとフイルムとの剥離時に生じる静電気むらが
大きくなり、良好な巻姿の製品を得ることができない。
そのため、しわ、静電気むら、迷い巻きの発生を満足す
るための接圧ロールの表面硬度、表面滑り性の選択範囲
が極端に狭くなる。
【0005】また、後者の方法では、フイルムに直接帯
電させるため、10μm以下の薄物フイルムにおいて
は、放電現象が発生し、フイルムに穴が開いたり、帯電
むらが発生することがある。
【0006】本発明の課題は、かかる問題を解消するた
めに、薄物でかつ平滑なフイルムに対しても安定した帯
電状態を形成して、空気排除性、フイルムとフイルムと
の密着力を向上して、フイルムをロール状に巻き取る際
の迷い巻きや巻ずれを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の熱可塑性樹脂フイルムの巻取装置は、熱可
塑性樹脂フイルムをロール状に巻き取る装置において、
巻取部の上流に、フイルムが通過する電荷を付与したロ
ールを有することを特徴とするものからなる。
【0008】この装置は、上記電荷を付加したロールの
帯電量をモニターし、さらに、そのロールの帯電量が一
定になるようにロールに電荷を付与した後にフイルムを
通過させてロール状に巻き取る装置とすることが好まし
い。
【0009】このような巻取装置においては、フイルム
には、ロール状に巻き取られる直前に、電荷を付与した
ロールから所定の静電荷が付与されて、均一な帯電量の
フイルムとされた後に巻き取られることになる。巻取に
際しては、その電荷による静電引力によりフイルムとフ
イルムの密着力および空気の排除効率が向上され、フイ
ルムの巻ずれ現象の発生が防止される。この装置は、と
くに、磁気材料用の薄物でかつ平滑なフイルムを巻き取
るときに非常に大きな効果を発揮する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態を、図面を参照しながら説明する。本発明における
熱可塑性樹脂フイルムは、特に限定されないが、代表的
な例を挙げれば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレン−2,6−ナフタレート、ポリプロピレン、ナイ
ロン−6、ポリフェニレンサルファイドフイルムなどで
ある。フイルム厚みとしては、3〜25μm程度のフイ
ルムに適用できるが、特に10μm以下の厚みの薄いフ
イルムに対して効果が大きい。フイルムの表面粗さとし
ては、平均表面粗さで3〜50nmにおいて効果的に適
用できるが、特に平均表面粗さが10nm以下のフイル
ムに対して効果が大きい。電荷を付与するロールの材質
としては、EPTゴム、EPDMゴム、ポリクロロプレ
ンゴム(ネオプレン)、ハイパロンゴム等の合成ゴムが
適している。
【0011】電荷を付与する電極としては針状電極が適
している。また、電位は正でも負でも構わないが、ポリ
エステルフイルムに対しては、負電荷の方が効果が大き
い。また、電荷を付与するロールは、巻取部のフイルム
走行方向上流に位置するロールでありさえすれば、搬送
ロールでも巻き取り直前の接圧ロールでも構わない。あ
るいはその両方のロールに帯電させても構わない。
【0012】更に、本発明においては、搬送ロールに帯
電させた後、接圧ロールの帯電量をコントロールするこ
とも可能である。帯電量をコントロールする手段として
は、電荷を付与する装置自身の電圧等を調整する他、併
せて除電器を設けることが有効である。除電器は、自己
放電型、ノズル型等形式にはとらわれない。
【0013】本発明に係る熱可塑性樹脂フイルムの巻取
装置の代表的な実施態様を図面を参照して説明する。図
1は、本発明の一実施態様に係る熱可塑性樹脂フイルム
の巻取装置の帯電付与部および巻取部を示している。図
において、1は走行フイルム、2、3は搬送ロール、4
は接圧ロール、5a、5bは帯電電極、6は自己放電型
除電器、7はノズル型除電器、8は巻き取られた製品ロ
ールである。搬送ロール2の直前で所定の製品幅に裁断
された走行フイルム1は、帯電電極5aで電荷を付与さ
れた搬送ロール3を通過する際に電荷を受け接圧ロール
4にてフイルム層間の空気を排除し、製品ロール8とし
て巻き取られる。また、帯電電極5bから電荷を付与さ
れた接圧ロール4をフイルム1が通過する際には、フイ
ルム1の反対面に電荷が付与され、ロール状に巻き取ら
れる際、あるいは巻き取られた後に、フイルム層間を良
好に密着させてフイルム層相の空気を排除し、製品ロー
ル8として巻き取られる。その結果、フイルム層間の空
気およびその空気の逃げに起因する巻ずれが効果的に防
止される。
【0014】なお、ロール帯電量のモニターを設置する
場合には、搬送ロール3および/または接圧ロール4に
対向させて静電荷測定装置を設ければよい。この静電荷
測定装置で測定された帯電量に基づいて、各帯電電極5
a、5bおよび/または除電器6、7の設定量をコント
ロールすればよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例に示された物性値、測定値は下記の方
法による。
【0016】(1)フイルム平均表面粗さ 小坂研究所の三次元微細形状測定器(型式ET−30H
K)および、三次元表面粗さ解析システム(方式MAR
MEC−3C)を用いて三次元表面粗さ(中心面平均粗
さ)を測定した。条件は下記の通りであり、20回の測
定の平均値をもって値とした。 ・触針の先端半径 : 0.5μm ・触針の荷重 : 4mg ・縦倍率 : 50,000倍 ・横倍率 : 200倍 ・カットオフ : 0.25mm ・送りピッチ : 5μm ・測定長 : 500μm ・測定面積 : 0.197mm2 ・測定速度 : 100μm/秒
【0017】(2)製品ロール硬度 (株)島津研究所の島津ゴム硬度計200形に1kgの
おもりをつけて、製品ロールの幅方向10点を測定して
その平均値を硬度とした。
【0018】実施例1 図1に示す装置を用い、厚みが6μm、平均表面粗さが
表面7nm、裏面14nmのフイルムを巻取張力8kg
/m、接圧ロールの接圧を45kg/m、帯電電圧を−
10kV、搬送速度を180m/分で巻取、表層ショア
硬度95°のフイルムロールを得た。フイルムロールは
巻ずれ、しわ、帯電むら等の発生もなく、またロールの
内層も含めて良好な巻姿であった。
【0019】実施例2 図1に示す装置を用い、厚みが14μm、平均表面粗さ
が9nmのフイルムを巻取張力を10kg/m、接圧ロ
ールの接圧を30kg/m、帯電電圧を−10kV、搬
送速度を450m/分で巻取、表層ショア硬度92°の
フイルムロールを得た。フイルムロールは巻ずれ、し
わ、帯電むらもなく、またロールの内層も含めて良好な
巻姿であった。
【0020】比較例1 図2に示す装置を用い、厚みが6μm、平均表面粗さが
表面7nm、裏面14nmのフイルムを巻取張力8kg
/m、接圧ロールの接圧を45kg/m、帯電電圧を−
10kVを帯電電極10から直接フイルムに印加して巻
き取った。フイルムが直接帯電するため帯電量が大きく
なり、その後の除電器11によるフイルムロール除電で
も完全にフイルムロールの帯電を小さくすることはでき
ず、製品として使用できるものを得ることはできなかっ
た。なお、図2における12、13は帯電量、除電量を
調整する制御装置を示している。
【0021】比較例2 図1に示す装置を用い、厚みが14μm、平均表面粗さ
が9nmのフイルムを巻取張力10kg/m、接圧ロー
ルの接圧を30kg/m、搬送速度を450m/分で電
荷を付与せずに巻き取り、表層ショア硬度91°のフイ
ルムロールを得た。フイルムロールの端面には巻ずれが
発生していて、ところどころ、フイルムが飛び出してい
た。
【0022】
【発明の効果】本発明のフイルム巻取装置によれば、従
来の巻ずれ防止方法と比較例して、空気排除性が向上す
るとともに、製品に帯電むらを発生することなく巻き取
ることが可能となり、高品位な製品が得られ、生産性向
上に大きく寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る巻取装置の電荷付与
部を含む概略構成図である。
【図2】比較例1で用いた巻取装置の概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 走行フイルム 2、3 搬送ロール 4 接圧ロール 5a、5b 帯電電極 6 自己放電型除電器 7 ノズル型除電器 8 製品ロール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂フイルムをロール状に巻き
    取る装置において、巻取部の上流に、フイルムが通過す
    る電荷を付与したロールを有することを特徴とする熱可
    塑性樹脂フイルムの巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記電荷を付与したロールにその帯電量
    をモニターする手段が接続されている、請求項1の熱可
    塑性樹脂フイルムの巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記電荷を付与したロールの帯電量が一
    定になるように制御する付与電荷制御手段を有する、請
    求項1または2の熱可塑性樹脂フイルムの巻取装置。
JP10199798A 1998-03-30 1998-03-30 熱可塑性樹脂フイルムの巻取装置 Pending JPH11286360A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016145098A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法
JP2019520803A (ja) * 2016-05-27 2019-07-25 フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム 均質化したたばこ材料シートをボビンに巻き取るための方法および装置
JP2021054549A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 東レ株式会社 中間ロールの製造方法

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