JPH11287150A - 内燃機関のクランク角判定装置 - Google Patents
内燃機関のクランク角判定装置Info
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- JPH11287150A JPH11287150A JP8968798A JP8968798A JPH11287150A JP H11287150 A JPH11287150 A JP H11287150A JP 8968798 A JP8968798 A JP 8968798A JP 8968798 A JP8968798 A JP 8968798A JP H11287150 A JPH11287150 A JP H11287150A
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Abstract
ク角判定精度を確保できるようにする。 【解決手段】 クランキングを開始して最初の気筒判別
を完了した後、クランク信号入力毎にクランク信号カウ
ンタCNEをカウントアップし(ステップ112)、回
転変動が大きい期間に、誤判定するおそれのない最初の
欠歯部を検出する処理(ステップ114〜120)のみ
を実行し、誤判定するおそれのある次の欠歯部を検出す
る処理(ステップ123〜125)を省略する。これに
より、回転変動が大きい時に、誤った欠歯部の情報を排
除して、正確に検出できる欠歯部のみを用いてクランク
角を判定する。そして、最初の欠歯部を検出する毎に、
クランク信号カウンタCNEのカウント値を、そのカウ
ント値に応じて特定値(13又は29)にセットし直す
ことで、ノイズによるカウント値の増加を修正する(ス
テップ117〜120)。
Description
ク軸の回転に応じて発生するパルス信号のパルス間隔の
変化を判別してクランク角を判定する内燃機関のクラン
ク角判定装置に関するものである。
開平7−109948号公報に示すように、エンジンの
クランク軸に固定したシグナルロータ外周の歯部にクラ
ンクセンサを対向させ、シグナルロータ外周の複数箇所
に欠歯部を形成し、それ以外の領域の歯部の間隔を等ピ
ッチとすることによって、特定のクランク角(欠歯部の
位置)以外の領域でクランクセンサから等間隔のパルス
信号を出力すると共に、特定のクランク角(欠歯部の位
置)でパルス間隔を長くし、この長いパルス間隔のパル
ス信号(以下「不等間隔パルス信号」という)を検出
し、それを基準にしてパルス信号のカウント値からクラ
ンク角を判定するようにしている。
エンジンの回転数によっても変化するため、エンジンの
回転変動が大きいと、等間隔パルス信号の間隔と不等間
隔パルス信号の間隔との差が少なくなる場合があり、そ
れによって、両信号を誤認して、クランク角(気筒判
別)を誤判定するおそれがある。クランク角を誤判定す
ると、燃料噴射時期や点火時期がずれてしまい、エンジ
ン回転数の急激な低下やエンジンストールを引き起こす
場合がある。
たものであり、従ってその目的は、エンジンの回転変動
が大きい時でも、クランク角判定精度を確保できる内燃
機関のクランク角判定装置を提供することにある。
に、本発明の請求項1の内燃機関のクランク角判定装置
によれば、パルス信号発生手段は、内燃機関のクランク
軸の回転に応じて複数の特定クランク角以外のクランク
角で等間隔のパルス信号を発生し、複数の特定クランク
角で前記等間隔のパルス信号と異なる間隔のパルス信号
(以下「不等間隔パルス信号」という)を1個又は複数
個発生し、クランク角判定手段は、前記パルス信号発生
手段から出力されるパルス信号をカウントすると共に前
記不等間隔パルス信号を検出してそれを基準にして前記
パルス信号のカウント値からクランク角を判定する。こ
の際、クランク軸の回転変動を回転変動判定手段によっ
て判定し、それによって、所定以上の回転変動と判定さ
れる期間には、前記複数の不等間隔パルス信号のうちの
一部の不等間隔パルス信号の検出を許容し、他の不等間
隔パルス信号の検出を誤判定防止手段によって禁止す
る。
ク角を誤判定しやすい回転変動が大きい期間に、誤判定
する可能性の少ない一部の不等間隔パルス信号のみを検
出して、特定クランク角(複数の特定クランク角のいず
れかは不明)を検出することができる。これにより、回
転変動が大きい期間でも、誤った特定クランク角情報を
排除して、比較的正確な特定クランク角情報のみを用い
てクランク角を判定することができ、従来よりもクラン
ク角判定精度を向上させることができて、燃料噴射時期
や点火時期の制御精度を向上することができる。
不等間隔パルス信号を検出する毎に、パルス信号発生手
段から出力されるパルス信号のカウント値を、そのカウ
ント値に応じて特定値に補正すると良い。このようにす
れば、回転変動が大きい期間においても、パルス信号発
生手段の出力信号にノイズが重畳して、そのノイズでパ
ルス信号のカウント値が増加したとしても、一部の不等
間隔パルス信号を検出する毎に、ノイズの影響を排除し
てパルス信号のカウント値を正確な値(特定値)に復帰
させることができ、ノイズの影響による燃料噴射時期、
点火時期のずれも防止できる。
判定は、機関回転数を検出して行っても良いが、一般
に、不等間隔パルス信号と等間隔パルス信号とを誤判別
するような回転変動は、機関回転数が低い始動時に発生
するため、請求項3のように、内燃機関のクランキング
開始から所定期間内である時に所定以上の回転変動と判
定するようにしても良い。このようにすれば、例えばス
タータスイッチの信号から極めて簡単に所定以上の回転
変動の期間を判定することができる。
変動と判定する“所定期間”を、内燃機関のクランキン
グ開始から機関回転数が始動完了回転数に上昇するまで
の期間に設定しても良い。始動が完了すれば、クランク
軸の回転が比較的安定し、不等間隔パルス信号を誤判別
するような大きな回転変動は発生しにくくなるため、始
動完了までの期間を所定以上の回転変動の期間とするこ
とで、クランク角の誤判定防止処理期間の長さを適正化
できる。
機関のフリクションが大きくなってクランク軸の回転が
不安定になるため、冷却水温が低くなるほど、クランク
軸の回転変動が大きくなる傾向があるが、冷却水温が高
い時には、内燃機関のフリクションが小さくなるため、
始動時でも、不等間隔パルス信号を誤判別するような大
きな回転変動は生じない。
記請求項3又は4で所定以上の回転変動と判定する所定
期間内で且つ冷却水温が所定温度以下のときに所定以上
の回転変動と判定するようにしても良い。このようにす
れば、始動時で且つ冷却水温が低い時のみ前述したクラ
ンク角の誤判定防止処理が実施され、始動時でも、不等
間隔パルス信号を誤判別するような大きな回転変動が生
じない冷却水温の時には、クランク角の誤判定防止処理
が実施されないので、不必要な誤判定防止処理を行わず
に済み、始動時のクランク角判定精度を更に向上するこ
とができる。
に基づいて説明する。この実施形態では、例えば4気筒
のエンジン(図示せず)を制御対象とする。4気筒エン
ジンは、#1気筒と#4気筒、#2気筒と#3気筒と
が、それぞれのピストンが同じ位相で運動する気筒グル
ープを構成し、例えば、気筒グループの一方の気筒が爆
発行程にあるときに他方の気筒が吸気行程にある。
定や気筒判別に用いられるクランクセンサ11(パルス
信号発生手段)とカムセンサ12の構成について説明す
る。クランクセンサ11は、図3に示すように、クラン
ク軸13に嵌着されたクランク側シグナルロータ14の
外周に対向し、その外周に例えば10℃Aのピッチで等
間隔に形成された歯15を検出する例えば電磁ピックア
ップ式センサである。クランク側シグナルロータ14の
外周3箇所に、歯15が2個ずつ欠損した欠歯部16〜
18が形成されており、欠歯部16の位置は、#1気筒
の圧縮上死点前5℃A(以下「#1BTDC5℃A」と
記載、他の気筒についても同様)又は#4BTDC5℃
Aにてクランクセンサ11と対向する歯15aよりも、
クランク軸13の回転方向(矢印方向)に4,5歯分離
れたところに位置する。また、欠歯部17,18は、#
2BTDC5℃A又は#3BTDC5℃Aにてクランク
センサ11と対向する歯15bよりも、クランク軸13
の回転方向に4,5歯分、1,2歯分離れたところに連
続して位置する。
3の回転に応じて、図5に示すように、特定クランク角
(欠歯部16〜18の位置)以外のクランク角で、等間
隔のパルス信号(クランク信号)を出力し、特定クラン
ク角(欠歯部16〜18の位置)でパルス間隔が3倍程
度長くなるパルス信号(不等間隔のクランク信号)を出
力する。
に、カム軸19に嵌着されたカム側シグナルロータ20
の外周に対向し、その外周の所定位置に形成された2個
の歯21a,21bを検出する例えば電磁ピックアップ
式センサである。この場合、一方の歯21aがカムセン
サ12と対向する位置は、#1BTDC30℃Aであ
り、他方の歯21bがカムセンサ12と対向する位置
は、#3BTDC30℃Aである。このカムセンサ12
から出力されるされるカム信号(図5参照)とクランク
信号のカウント値とから気筒判別ができるようになって
いる。尚、クランクセンサ11、カムセンサ12は、電
磁ピックアップ式センサに限定されるものではなく、ホ
ールセンサやMREセンサであっても良い。
とカムセンサ12のカム信号は、図示しないエンジン電
子制御回路(以下「ECU」という)に入力される。こ
のECUは、マイクロコンピュータを主体として構成さ
れ、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶されたエンジ
ン制御プログラムに従い、上記クランク信号、カム信号
に基づいて後述するクランク角判定、気筒判別、エンジ
ン回転数の演算等を行うと共に、これらの演算結果と各
種センサ等から出力される各運転状態情報に基づいて最
適な点火時期と燃料噴射量を演算し、点火動作と燃料噴
射動作を制御する。
2に示すプログラムによって実行される。本プログラム
は、イグニッションスイッチ(図示せず)のオン後にク
ランクセンサ11からクランク信号が入力される毎に実
行され、特許請求の範囲でいうクランク角判定手段とし
ての役割を果たす。本プログラムが起動されると、ま
ず、ステップ101で、クランク信号のパルス間隔Ti
を算出し、次のステップ102で、イグニッションスイ
ッチのオン後、最初の気筒判別が完了しているか否かを
判定する。
ば、次のようにして最初の気筒判別を行う(ステップ1
03〜ステップ111)。まず、ステップ103で、い
ずれかの欠歯部を検出済みか否か(欠歯部検出済みフラ
グXGAP=1か否か)を判定し、欠歯部未検出であれ
ば、ステップ104に進み、最初の欠歯部16又は17
を検出するために、次式を満たすか否かを判定する。 (Ti-1 /Ti )<判定値K1 (但しK1 =例えば
0.5〜0.7)
のパルス間隔である。欠歯部16又は17のパルス間隔
は、通常のクランク信号のパルス間隔の約3倍程度とな
る(回転変動が少ない場合)。このステップ104で、
(Ti-1 /Ti )≧K1 の場合には、欠歯部未検出と判
定され、ステップ105に進み、欠歯部検出済みフラグ
XGAPを欠歯部未検出を意味する「0」にリセットし
て、本プログラムを終了する。
ンサ11に到達すると、ステップ104で、(Ti-1 /
Ti )<判定値K1 と判定され、欠歯部16又は17が
検出される。この場合は、ステップ106に進み、欠歯
部検出済みフラグXGAPを欠歯部検出済みを意味する
「1」にセットして、本プログラムを終了する。
は、上記ステップ103で、XGAP=1(欠歯部検出
済み)と判定されて、ステップ107に進み、上記ステ
ップ104で検出した欠歯部16又は17の次に検出さ
れた歯部が欠歯部18であるか否かを判定するために、
次式を満たすか否かを判定することで、欠歯部16と欠
歯部17とを判別する。 (Ti-1 /Ti )<判定値K2 (但しK2 =例えば
1.5〜2) ここで、Ti-1 は、直前のパルス間隔、つまり、欠歯部
16又は17のパルス間隔である。もし、今回のパルス
間隔Ti が欠歯部18であれば、パルス間隔Tiが直前
の欠歯部16又は17のパルス間隔Ti-1 とほぼ同等の
長さであり、欠歯部18でなければ、パルス間隔Ti は
欠歯部16又は17のパルス間隔Ti-1 のほぼ1/3程
度である(回転変動が少ない場合)。
/Ti )<K2 の場合には、連続した欠歯部18の検出
と判断される。この場合には、今回検出したクランク信
号の発生位置を欠歯部18の直後の歯15b(#3BT
DC5℃A又は#2BTDC5℃A)と判断して、ステ
ップ108に進み、クランク信号カウンタCNEのカウ
ント値を「0」にリセットする。#3BTDC5℃Aと
#2BTDC5℃Aとの判別は、カム信号の有無によっ
て行われる。尚、このクランク信号カウンタCNEは、
図5に示すように、クランク信号が入力される毎(後述
する図2のステップ112を通過する毎)にカウントア
ップし、そのカウント値が「29」を越えると、「0」
にリセットされる。
)≧K2 の場合には、連続した欠歯部18が検出され
ない(通常のクランク信号である)と判断される。この
場合には、今回検出したクランク信号の発生位置を欠歯
部16から1歯分離れた歯15c(#1BTDC25℃
A又は#4BTDC25℃A)と判断して、ステップ1
09に進んで、クランク信号カウンタCNEのカウント
値を「14」にセットする。尚、#1BTDC25℃A
と#4BTDC25℃Aとの判別は、カム信号の有無に
よって行われる。
で、連続した欠歯部18の検出の有無に応じてクランク
信号カウンタCNEのカウント値を「0」又は「14」
にセットした後、ステップ110に進み、欠歯部検出済
みフラグXGAPを「0」にリセットし、次のステップ
111で、最初の気筒判別完了とする。以上説明した最
初の気筒判別処理(ステップ103〜111)は、クラ
ンキング開始直後のスタータの駆動力のみでエンジンが
回転している状態の時に実行されるため、欠歯部16〜
18のパルス間隔と通常のクランク信号のパルス間隔と
を誤判別させるような大きな回転変動は発生しない。
ると、その後、本プログラムを起動する毎(クランク信
号が入力される毎)に、ステップ102から図2のステ
ップ112に進み、クランク信号カウンタCNEをカウ
ントアップする。このクランク信号カウンタCNEのカ
ウント値とカム信号に基づいてクランク角判定と気筒判
別を行って、燃料噴射時期や点火時期が制御される。
出済みフラグXGAP=1(欠歯部検出済み)か否かを
判定し、XGAP=0(欠歯部未検出)であれば、最初
の欠歯部16又は17を検出するために、図1のステッ
プ104〜106と同様に、(Ti-1 /Ti )<判定値
K1 を満たすか否かを判定し(ステップ114)、も
し、欠歯部未検出[(Ti-1 /Ti )≧K1 ]であれ
ば、XGAP=0にリセットし(ステップ115)、そ
の後、最初の欠歯部16又は17の検出[(Ti-1/Ti
)<K1 ]と判定された時に、XGAP=1にセット
する(ステップ116)。
るために、換言すれば、どちらの気筒グループ(#1気
筒と#4気筒のグループ、#2気筒と#3気筒のグルー
プ)の圧縮TDCに対応する欠歯部であるのかを判別す
るために、ステップ117に進み、クランク信号カウン
タCNEのカウント値が、「29,0,1」のいずれか
であるか否かを判定する。このカウント値が、「29,
0,1」のいずれかであれば、ステップ118に進み、
今回検出したクランク信号の発生位置を欠歯部17の直
後の歯15d(#3BTDC35℃A又は#2BTDC
35℃A)と判断し、クランク信号カウンタCNEのカ
ウント値を「29」にセットする。尚、#3BTDC3
5℃Aと#2BTDC35℃Aとの判別は、カム信号の
有無によって行われる。
ンク信号カウンタCNEのカウント値が、「29,0,
1」のいずれでもないと判定された場合は、ステップ1
19に進み、クランク信号カウンタCNEのカウント値
が、「13,14,15」のいずれかであるか否かを判
定する。このカウント値が、「13,14,15」のい
ずれかであれば、ステップ120に進み、今回検出した
クランク信号の発生位置を欠歯部16の直後の歯15e
(#1BTDC35℃A又は#4BTDC35℃A)と
判定し、クランク信号カウンタCNEのカウント値を
「13」にセットする。尚、#1BTDC35℃Aと#
4BTDC35℃Aとの判別は、カム信号の有無によっ
て行われる。
ンク信号カウンタCNEのカウント値の判定に幅を持た
せたのは、クランク信号に重畳したノイズの影響を取り
除くためである。つまり、クランク信号に大きなノイズ
が重畳すると、そのノイズによってクランク信号カウン
タCNEのカウント値がカウントアップされてしまうた
め、欠歯部16又は17を検出した時点で、それぞれ対
応するカウント値「29」又は「13」にセットし直す
ことで、カウント値を正常値に戻すことができる。この
場合、180℃A中に、ノイズのカウント数が2回まで
ならば、カウント値を正常値に戻すことができるように
設定されている。
いずれも「No」と判定され、クランク信号カウンタC
NEのカウント値が、「29,0,1」、「13,1
4,15」のいずれでもない場合(例えばノイズのカウ
ント数が3回以上であったり、クランク信号のパルス抜
けの場合等)には、ステップ121に進み、最初の気筒
判別完了を「未完了」にリセットして、最初の気筒判別
からやり直す。これらステップ117〜121の処理
は、特許請求の範囲の請求項2に記載したクランク角判
定手段として機能する。
7が検出され、XGAP=1にセットされると(ステッ
プ114,115)、その後、本プログラムを起動した
時にステップ113からステップ122に進み、クラン
ク軸13の回転変動が大きいか否かを判定する。
その回転変動は、圧縮TDCに向かうほど回転数が低下
するような周期的な回転変動となる(圧縮TDCの直前
は回転抵抗が大きいためである)。このため、圧縮TD
Cの手前に位置する欠歯部16を検出した直後に検出さ
れる通常のパルス間隔は、回転変動により長く検出され
る傾向があり、これが原因で、従来システムでは、回転
変動が大きいと、欠歯部16検出直後の通常のパルス間
隔を誤って欠歯部と判定してしまうおそれがある。一
方、前記ステップ114のように、最初の欠歯部16又
は17を検出する場合には、欠歯部16又は17のパル
ス間隔が長く検出されても、欠歯部16又は17を検出
するステップ114の判定結果には全く影響がなく、欠
歯部16又は17を正確に検出することができる。
7の検出後に、次の欠歯部18の有無を判定する際に、
ステップ122で、クランク軸13の回転変動が大きい
か否かを判定し、回転変動が大きいと判定される時は、
次の欠歯部18の有無を判定する処理(ステップ123
〜125)を省略する。このステップ122の処理が特
許請求の範囲でいう回転変動判定手段及び誤判定防止手
段としての役割を果たす。このステップ122では、回
転変動が大きいか否かを次の〜の条件が全て成立す
るか否かによって判定する。 スタータのオン(エンジンのクランキング中であるこ
と) エンジン回転数が始動完了回転数以下であること 冷却水温が所定温度以下であること
動完了(完爆)したと判定できる回転数であり、例えば
400〜800rpmの範囲内で設定される。また、所
定温度は、エンジンオイルの粘性が大きく低下する極低
温度、例えば−20〜−30℃の範囲内で設定される。
極低温時は、エンジンオイルの粘性低下によりエンジン
のフリクションが大きくなるため、クランキング開始後
の混合気の燃焼が比較的不安定な期間(乱爆期間)に、
欠歯部の誤判定を発生させるような大きな回転変動が発
生しやすい。始動完了後は、クランク軸13の回転が比
較的安定するため、欠歯部を誤判定させるような大きな
回転変動はほとんど発生しない。
では、欠歯部の誤判定を発生させるような大きな回転変
動の判定基準として上記〜の条件が設定されてい
る。
ク軸13の回転変動が大きいと判定された時には、上述
したように、次の欠歯部18の有無を誤判定する可能性
があるため、次の欠歯部18の有無を判定する処理(ス
テップ123〜125)を省略して、ステップ126に
進み、欠歯部検出済みフラグXGAPを欠歯部未検出を
意味する「0」にリセットして、本プログラムを終了す
る。
のうちいずれか1つでも「No」と判定された場合
は、クランク軸13の回転変動が小さく、欠歯部を誤判
定するおそれがないと判断し、上記ステップ114で検
出した欠歯部16又は17に連続した欠歯部の有無を判
定するために、ステップ123に進み、図1のステップ
107〜109と同じように、(Ti-1 /Ti )<K2
を満たすか否かを判定する。もし、欠歯部検出[(Ti-
1 /Ti )<K2 ]と判定された場合は、今回検出した
クランク信号の発生位置を歯15b(#2BTDC5℃
A又は#3BTDC5℃A)と判断して、CNE=0に
セットする(ステップ124)。
K2 ]と判定された場合には、今回検出したクランク信
号の発生位置を歯15c(#1BTDC25℃A又は#
4BTDC25℃A)と判断して、CNE=14にセッ
トする(ステップ125)。
で、連続した欠歯部18の検出の有無に応じてクランク
信号カウンタCNEのカウント値を「0」又は「14」
にセットした後、ステップ126に進み、欠歯部検出済
みフラグXGAPを欠歯部未検出を意味する「0」にリ
セットして、本プログラムを終了する。
回転変動が小さい期間(ステップ122で「No」と判
定される期間)には、最初の欠歯部16又は17を検出
する処理(ステップ114〜121)と、次の欠歯部1
8の有無を判定する処理(ステップ123〜125)と
を交互に繰り返して特定クランク角(気筒グループ)を
判別する。
期間(ステップ122で「Yes」と判定される期間)
に、誤判定するおそれのない最初の欠歯部16又は17
を検出する処理(ステップ114〜121)のみを実行
し、誤判定するおそれのある次の欠歯部18の有無を判
定する処理(ステップ123〜125)を省略する。こ
れにより、クランク軸13の回転変動が大きい時に、誤
った欠歯部(特定クランク角)の情報を排除して、正確
な欠歯部(特定クランク角)の情報のみを用いてクラン
ク角を判定することができ、従来よりもクランク角判定
精度を向上させることができて、燃料噴射時期や点火時
期の制御精度を向上することができる。
い期間においても、誤判定するおそれのない最初の欠歯
部16又は17を検出する毎に、クランク信号カウンタ
CNEのカウント値を、そのカウント値に応じて特定値
(13又は29)に補正するようにした。よって、クラ
ンク信号にノイズが重畳して、そのノイズでクランク信
号カウンタCNEのカウント値が増加したとしても、誤
判定するおそれのない最初の欠歯部16又は17を検出
する毎に、ノイズの影響を排除してクランク信号カウン
タCNEのカウント値を正確な値(特定値)に復帰させ
ることができ、ノイズの影響による燃料噴射時期、点火
時期のずれも防止することができる。
120で、クランク信号カウンタCNEの修正範囲をノ
イズのカウント数が2回までとしたが、3回或は4回
(又はそれ以上の回数)までとしても良く、勿論、1回
のみとしても良い。
で、スタータオン、エンジン回転数NE≦始動完了
回転数、冷却水温THW≦所定温度の3つの条件が全
て成立する時に、回転変動が大きいと判断して、誤判定
するおそれのある次の欠歯部18を検出する処理(ステ
ップ123〜125)を禁止するようにしたが、これ以
外に、〜の3つの条件のうち、いずれか2つの条
件、又はいずれか1つの条件のみを用いて、回転変動が
大きいか否かを判定するようにしても良い。
されるエンジン回転数から直接、回転変動を判定するよ
うにしても良い。その他、本発明は、欠歯部の位置や個
数を変更しても良く、また、4気筒以外の気筒数のエン
ジンに適用しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施できる。
御ルーチンの処理の流れを示すフローチャート
の関係を示す図
示す図
タCNEのカウント値の変化を示すタイムチャート
カムセンサ、13…クランク軸、14…クランク側シグ
ナルロータ、15,15a〜15e…歯、16〜18…
欠歯部、19…カム軸、20…カム側シグナルロータ。
Claims (5)
- 【請求項1】 内燃機関のクランク軸の回転に応じて複
数の特定クランク角以外のクランク角で等間隔のパルス
信号を発生し、複数の特定クランク角で前記等間隔のパ
ルス信号と異なる間隔のパルス信号(以下「不等間隔パ
ルス信号」という)を1個又は複数個発生するパルス信
号発生手段と、 前記パルス信号発生手段から出力されるパルス信号をカ
ウントすると共に前記不等間隔パルス信号を検出してそ
れを基準にして前記パルス信号のカウント値からクラン
ク角を判定するクランク角判定手段と、 前記クランク軸の回転変動を判定する回転変動判定手段
と、 前記回転変動判定手段で所定以上の回転変動と判定され
る期間に前記複数の不等間隔パルス信号のうちの一部の
不等間隔パルス信号の検出を許容し、他の不等間隔パル
ス信号の検出を禁止する誤判定防止手段とを備えたこと
を特徴とする内燃機関のクランク角判定装置。 - 【請求項2】 前記クランク角判定手段は、前記一部の
不等間隔パルス信号を検出する毎に、前記パルス信号発
生手段から出力されるパルス信号のカウント値を、その
カウント値に応じて特定値に補正することを特徴とする
請求項1に記載の内燃機関のクランク角判定装置。 - 【請求項3】 前記回転変動判定手段は、内燃機関のク
ランキング開始から所定期間内である時に前記所定以上
の回転変動と判定することを特徴とする請求項1又は2
に記載の内燃機関のクランク角判定装置。 - 【請求項4】 前記回転変動判定手段は、機関回転数を
検出する回転数検出手段を備え、前記所定期間は、内燃
機関のクランキング開始から機関回転数が始動完了回転
数に上昇するまでの期間であることを特徴とする請求項
3に記載の内燃機関のクランク角判定装置。 - 【請求項5】 前記回転変動判定手段は、内燃機関の冷
却水温を検出する水温検出手段を備え、前記所定期間内
で且つ冷却水温が所定温度以下のときに前記所定以上の
回転変動と判定することを特徴とする請求項3又は4に
記載の内燃機関のクランク角判定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08968798A JP4196426B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 内燃機関のクランク角判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08968798A JP4196426B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 内燃機関のクランク角判定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287150A true JPH11287150A (ja) | 1999-10-19 |
| JP4196426B2 JP4196426B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=13977689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08968798A Expired - Lifetime JP4196426B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 内燃機関のクランク角判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4196426B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010025017A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Denso Corp | エンジン制御装置 |
| JP2015048728A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| CN109751143A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP08968798A patent/JP4196426B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010025017A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Denso Corp | エンジン制御装置 |
| JP2015048728A (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-16 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
| CN109751143A (zh) * | 2017-11-03 | 2019-05-14 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
| CN109751143B (zh) * | 2017-11-03 | 2022-08-16 | 现代自动车株式会社 | 用于补偿曲柄传感器的噪声的方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4196426B2 (ja) | 2008-12-17 |
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